JP2002342034A - タッチパネル - Google Patents

タッチパネル

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JP2002342034A
JP2002342034A JP2001145856A JP2001145856A JP2002342034A JP 2002342034 A JP2002342034 A JP 2002342034A JP 2001145856 A JP2001145856 A JP 2001145856A JP 2001145856 A JP2001145856 A JP 2001145856A JP 2002342034 A JP2002342034 A JP 2002342034A
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Munekimi Mizutani
宗幹 水谷
Satoru Nakao
知 中尾
Masakatsu Nagata
雅克 永田
Satoshi Yamamoto
敏 山本
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パネルの多層化によって高機能化を図ったマ
トリクス方式のタッチパネルを提供する。 【解決手段】 押圧位置で接触するように対向電極がマ
トリクス配列された透明な第1のパネル1と、この第1
のパネル1の下に配置され、第1のパネル1を介して押
圧された位置で接触するように対向電極がマトリクス配
列された透明な第2のパネル2とを積層し一体化して透
明タッチパネルを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マトリクス方式
のタッチパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】ITO(錫添加酸化インジウム)等の透
明導電膜を使用した透明タッチパネルは、液晶表示素子
や蛍光表示素子と組み合わせて、各種家電製品や情報機
器の操作盤として広く用いられている。透明タッチパネ
ルでは、裏面に配置した表示素子の表示を切り換えて一
つのスイッチに複数の機能を付与できるため、限定され
た面積に多機能の操作盤を構成することができる。同時
に、表示の切り換えによって操作順も分かりやすくな
り、初心者にとっても取り扱いが容易になる。
【0003】一般に透明タッチパネルは、ITO等の透
明電極が形成されたガラス基板と、同様に透明電極が形
成されたフレキシブルな透明樹脂フィルム(例えば、ポ
リエチレンテレフタレート(PET)フィルム)とを、
それらの電極を対向させ、絶縁スペーサを介して一体化
して構成される。透明樹脂フィルム側をタッチ側とする
ことで、押圧位置で上下電極が接触し、押圧位置対応の
出力が得られるようになっている。
【0004】この種の透明タッチパネルには、入力位置
検出方式の違いにより、マトリクス方式とアナログ方式
(抵抗膜方式)とがある。マトリクス方式では、上下の
対向電極をマトリクス状にパターン形成する。具体的に
は、上下電極をそれぞれx,y方向に走る複数本ずつの
ストライプパターンとして形成する。或いは、上下電極
をそれぞれ二次元ドットパターンとして配列し、各ドッ
トパターン電極をx,y方向端子に引き出す配線を形成
する。これにより、押圧位置で上下の対向電極が接触す
ると、x,y方向の所定端子間が導通することになり、
座標位置情報を含む信号が得られる。
【0005】アナログ方式の場合は、上下電極として、
パネル全面をカバーする透明導電膜が用いられる。一方
の透明導電膜のx方向両端部にはストライプ状の位置検
出用電極が、他方の透明導電膜のy方向両端部にもスト
ライプ状の位置検出用電極が設けられる。押圧位置で上
下の透明導電膜が接触したとき、x方向両端部の位置検
出用電極間に電圧を印加すると、透明導電膜のx方向の
抵抗分圧出力がy方向の位置検出用電極に得られる。y
方向両端部の位置検出用電極間に電圧を印加すると、y
方向の抵抗分圧出力がx方向の位置検出用電極に得られ
る。これにより、x,yの座標位置情報を含む信号が得
られる。
【0006】マトリクス方式の場合の透明導電膜は、オ
ンオフのみが検出できれる許容抵抗値以下であればよ
く、抵抗値の均一性もそれ程要求されない。従って通
常、200Ω/□程度の表面抵抗のものが用いられる。
一方アナログ方式の場合は、抵抗値変化が位置検出精度
に影響するため、抵抗値の均一性が重要であり、一般に
400〜500Ω/□の表面抵抗のものが用いられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のような入力位置
検出方式の違いから、アナログ方式は分解能が高く、手
書き入力も可能になる。これと比較して、マトリクス方
式は、入力検出が容易である反面、分解能が低く、キー
数が制限されるという欠点がある。また、マトリクス方
式の場合、パネル周辺に広い不動作領域(額縁領域)が
必要となる。これは、アナログ方式がx,y方向に各二
端子あればよいのに対し、マトリクス方式では分解能に
応じてx,y方向に複数の端子が設けられ、上下電極の
接点部分を各端子に接続する配線を必要とするためであ
る。即ちマトリクス方式では、キー数の増加に伴って、
額縁領域の面積が大きくなる。
【0008】この発明は、上記事情を考慮してなされた
もので、パネルの多層化によって高機能化を図ることを
可能としたマトリクス方式のタッチパネルを提供するこ
とを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るタッチパ
ネルは、押圧位置で接触するように対向電極がマトリク
ス配列された第1のパネルと、この第1のパネルの下に
配置されて第1のパネルを介して押圧された位置で接触
するように対向電極がマトリクス配列された第2のパネ
ルとの少なくとも二層のパネルが積層され、前記各パネ
ル毎に出力を処理してその押圧位置座標の検出を行う複
数の座標検出回路を備え、押圧力のレベルに応じて前記
各座標検出回路の出力が異なる機能出力として選択され
るようにしたことを特徴とする。
【0010】この発明によると、タッチパネルが、第
1,第2の少なくとも二層のマトリクス方式のパネルを
重ねた多層パネルとして構成される。押圧力の低いとき
は、上部の第1のパネルのみが出力を出し、押圧力があ
るレベルより高くなると、第2のパネルも出力を出す。
これらの多層のパネルの出力をそれぞれ異なる機能出力
として選択すれば、従来と同じパネル面積で従来より多
機能化が図られる。言い換えれば、従来のタッチパネル
と同じ面積で実質的に2倍、或いは3倍といったキー数
を持ったと同等の位置検出機能を得ることができる。こ
の発明において好ましくは、積層される各パネルを透明
として、タッチパネルが透明タッチパネルとして構成さ
れる。
【0011】この発明において具体的に、第1のパネル
と第2のパネルは一部部材を共有して構成するとができ
る。即ち、第1のパネルは、下面に第1の下部電極が形
成された第1の部材と、上面に前記第1の下部電極と対
向する第1の上部電極が形成された第2の部材とから構
成し、第2のパネルは、下面に第2の下部電極が形成さ
れた前記第2の部材と、上面に第2の下部電極と対向す
る第2の上部電極が形成された第3の部材とから構成す
ることができる。
【0012】またこの場合、好ましくは、第1の部材と
第2の部材の間の電極間隔に比べて、第2の部材と第3
の部材の間の電極間隔が大きく設定されるようにする。
これにより、第1のパネルの出力が得られる押圧力レベ
ルと第2のパネルの出力が得られる押圧力レベルの差を
十分に大きく設定することができる。
【0013】或いは、第1の部材と第2の部材の間に、
透明絶縁材料による第1のドットスペーサがマトリクス
配列され、第2の部材と第3の部材の間には、第1のド
ットスペーサより高い、透明絶縁材料による第2のドッ
トスペーサがマトリクス配列されるようにしても、同様
に、第1のパネルの出力が得られる押圧力レベルと第2
のパネルの出力が得られる押圧力レベルの差を大きく設
定することができる。或いはまた、第2の部材を、第1
の部材より弾性係数が大きい材料により構成することに
よっても、同様の効果が期待される。
【0014】またこの発明において、第1及び第2のパ
ネルの上下電極の少なくとも接触部に感圧抵抗層を形成
すれば、各パネルが押圧力に応じて変化する出力を出す
から、パネルをより多層化したと同等の効果を得ること
ができる。更にこの発明において好ましくは、第2のパ
ネルの出力に基づいて押圧力が所定レベル以上であるこ
とを判定し、その判定結果に基づいて第1のパネルの座
標検出回路を非活性とし、第2のパネルの座標検出回路
を活性とする制御を行う押圧力判定回路を備える。これ
により、異種機能の選択が可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態を説明する。この発明のよるタッチパネル
は一般に複数層のパネルにより構成される。以下の実施
の形態では2層の場合を取りあげるが、2層に限定され
ない。
【0016】図1は、実施の形態による透明タッチパネ
ルの外観斜視図であり、第1のパネル1と第2のパネル
2の2層構造を有する。パネル1,2はいずれも透明で
ある。第1のパネル1は、第1の部材10と第2の部材
20の積層構造により構成され、第2のパネル2は、第
2の部材20と第3の部材30の積層構造により構成さ
れている。即ち第2の部材20は、第1,第2のパネル
1,2で共有されている。パネル1,2は共にマトリク
ス方式であり、それぞれのパネルの端子にFPC3x
1,3y1,3x2,3y2が接続されて、一体化され
ている。
【0017】この実施の形態のタッチパネルは、押圧力
の低いレベルでは第1の部材10のみが撓んで第1のパ
ネル1のみが作動し、押圧力があるレベルを超えたとき
に第1のパネル1を介して第2の部材20が撓んで第2
のパネル2が作動するようにする。従って少なくとも第
1の部材10と第2の部材20は可撓性であることを要
する。但し、第1のパネル1が作動する押圧力と第2の
パネル2が作動する押圧力のレベルの差がある程度以上
あることが好ましく、例えば第1の部材10には透明可
撓性フィルムとして、PETを用い、第2の部材20に
は、第1の部材10より弾性係数が大きい、0.2mm
厚程度のガラスを用いる。第3の部材30は可撓性であ
ることは必要なく、例えば1mm厚のガラスを用いる。
【0018】図2は、各パネル1,2の分解斜視図を示
している。第1の部材10の下面と第2の部材20の上
面には、それぞれITO等の透明導電膜をパターニング
した、互いに直交する複数本ずつのストライプ状透明電
極、即ち上部電極11と下部電極21が形成されてい
る。このマトリクス状に形成された上部電極11と下部
電極21を対向させることにより、ある押圧位置で対応
する上下電極が接触して、位置情報を含む信号を得るこ
とが可能になる。
【0019】第2の部材20の下面と第3の部材30の
上面には同様に、それぞれITO等の透明導電膜をパタ
ーニングして得られた、互いに直交する複数本ずつのス
トライプ状透明電極、即ち上部電極23と下部電極31
が形成されて、これらが対向する。
【0020】第1のパネル1の上下電極11,21はそ
れぞれ、FPC3y1,3x1が接続される端子部1
2,22に導出され、同様に第2のパネル2の上下電極
23,31はそれぞれ、FPC3y2,3x2が接続さ
れる端子部24,32に導出される。
【0021】図3は、パネル積層構造の拡大断面図であ
る。第2,第3の部材20,30の周辺には、不動作領
域(額縁領域)を規定する絶縁層34,35が形成さ
れ、ここれらの絶縁層23,35の部分に接着層36,
36を介在させて、3枚の部材10,20,30を接着
して一体化している。このとき好ましくは、第1の部材
10と第2の部材20の間の電極間ギャップaに対し
て、第2の部材20と第3の部材30の間の電極間ギャ
ップbが大きくなるように、絶縁層34の厚みを絶縁層
35のそれより厚くする。これは、第1のパネル1が作
動する押圧力と、第2のパネル2が作動する押圧力との
レベル差を大きくすることができる。
【0022】また第2,第3の部材20,30の上部に
は、二つ以上の上下電極対が同時に接触するのを防止す
るために、アクリル系の透明絶縁材料によるドットスペ
ーサ25,33を例えば1mmピッチでマトリクス状に
配列形成している。上部のドットスペーサ25は、直径
45〜50μmで高さ8〜10μmとし、下部のドット
スペーサ33は、直径100〜125μmで高さ20〜
25μmとする。両ドットスペーサの高さを異ならせて
いるのは、第1のパネル1が作動する低押圧力では、第
2のパネル2が作動しないようにするためである。
【0023】なお、第2の部材20の上部にドットスペ
ーサ25をパターン形成する場合に、既に第2の部材の
20の裏面にパターン形成されている電極23に傷や汚
れが多数出るおそれがある場合には、ドットスペーサ2
5を第1の部材10の下面に形成するようにしてもよ
い。
【0024】具体的にこの実施の形態の透明タッチパネ
ルの製造工程を説明すると次のようになる。第1の部材
10である片面にITO膜が形成されたPET、第2の
部材20である両面にITO膜が形成されたガラス、及
び第3の部材である片面にITO膜が形成されたガラス
をそれぞれ用意し、まず各部材のITO膜をパターニン
グする。具体的には、レジストパターンを印刷し、塩
酸:硝酸:水=5:1:15の溶液でITO膜をエッチ
ングする。
【0025】その後、第2の部材20及び第3の部材3
0にそれぞれ、透明絶縁材料によるドットスペーサ2
5,33をパターン印刷する。そして、第2の部材20
及び第3の部材30に額縁領域を形成する絶縁層34,
35を印刷し、また絶縁層34,35の上に接着層3
6,37を印刷する。更に各透明電極の端子部には接触
抵抗を低減させるための銀ペーストを印刷する。これら
の印刷工程では、それぞれの条件で焼成を行う。そし
て、各端子部に接続されるFPCを挟んで第1,第2及
び第3の部材10,20及び30を重ねて貼り合わせ、
熱圧着して一体化する。
【0026】なお、FPC接続部を、第3の部材30を
例にとって示すと、図4のようになる。端子部32には
銀ペーストに重ねて、更に異方性導電ペースト38を印
刷し、この部分にFPC3x2の端子を重ねて一体化す
ることになる。他のFPC3x1,3y1,3y2の接
続部も同様である。
【0027】図5は、この実施の形態によるタッチパネ
ルの動作原理を示している。低押圧力の場合には、図5
(a)に示すように、第1の部材10のたわみによって
第1のパネル1の対応する位置の上下電極11,21が
接触する。あるレベルを越えた押圧力では、図5(b)
に示すように、第1の部材10を介して第2の部材20
も撓んで、第2のパネル2の対応する位置の上下電極2
3,31が接触する。これら押圧力のレベルに応じて得
られる第1のパネル1の出力と第2のパネル2の出力
は、異なる機能出力として、別々のオペレーションシス
テムに供給されるようにする。
【0028】図6は、一体形成された二つのパネル1,
2の周辺回路を含む構成を示している。第1のパネル1
は、マトリクス配列された電極の接触位置を検出するた
めに、走査クロックCLKにより駆動される走査回路
(駆動回路)4aとx走査回路(検出回路)9aが設け
られる。y走査回路4aにより順次一方の(例えば上部
の)ストライプ電極を走査駆動し、その各走査周期内で
x走査回路9aが他方の(下部の)ストライプ電極を走
査するという、垂直及び水平走査によって、押圧位置で
の電極接触を、クロックCLKを基準とするタイミング
情報として出力回路5aにより検出することができる。
第2のパネル1側も同様であり、y走査回路4bとx走
査回路9bにより走査駆動して、出力回路5bにより位
置情報を含む出力が得られる。
【0029】第1及び第2のパネル1及び2の出力はそ
れぞれ押圧位置座標検出回路6a,6bに供給され、こ
こでタイミング情報から座標位置情報が求められる。但
し、第2のパネル2から出力が得られるときは、同時に
第1のパネル1からも出力が得られるから、これらの出
力を選択的に別のオペレーションシステムに供給するた
めには、押圧力判定が必要になる。これは例えば、第2
のパネル2側に出力が得られたことをもって、押圧力が
あるレベルを超えたものと判定する押圧力判定回路7を
設けることにより、可能になる。
【0030】即ち、第2のパネル2側の出力回路5bに
出力が発生したときは、押圧力判定回路7が、”高押圧
力”と判定して例えば“H”出力を出し、これにより第
2のパネル2側の座標検出回路6bを活性化する。この
とき同じ出力をインバータ8を介して第1のパネル1側
の座標検出回路6aに供給して、この座標検出回路6b
を非活性にする。”低押圧力”の場合はには、第1のパ
ネル1側のみ出力を出すから、押圧力判定回路7の出力
は“L”であり、このとき第1のパネル1側の座標検出
回路6aが活性、第2のパネル2側の座標検出回路6b
は非活性となる。
【0031】以上により、二つのパネル1,2の出力を
異なる機能出力として、選択的に異なるオペレーション
システムに供給することができる。但し、二つのパネル
1,2の座標検出回路6a,6bを選択的に活性にする
制御は必ずしも必須ではない。例えばこれらの座標検出
回路6a,6bは常時活性に保ち、第1のパネル1から
のみ得られる出力と、第1のパネル1と第2のパネル2
から同時に得られる出力とを別の機能出力として利用す
ることもできる。
【0032】図7は、別の実施の形態による透明タッチ
パネルの構造を図3に対応させて示した断面図である。
この構造では、第1のパネル1の上下電極11,21の
表面に感圧抵抗層13,26を形成している。同様に、
第2のパネル1側についても、上下電極23,31の表
面に感圧抵抗層27,34を形成している。但し、感圧
抵抗層13,26はいずれか一方のみでよく、同様に感
圧抵抗層27,34もいずれか一方のみでよい。またこ
れらの感圧抵抗層は、ストライプ状透明電極全体にわた
って形成する必要はなく、少なくとも上下電極の接触部
に配置すればよい。
【0033】この様に上下電極の接触部に感圧抵抗層を
介在させると、各パネル共に、押圧力レベルに応じて出
力が変化することから、実質的により多層化したと同様
の効果、即ちより多機能化を図ることができる。
【0034】実施の形態では、低押圧力と高押圧力の検
出レベル差をある程度以上大きくするための手段とし
て、(a)第2の部材と第3の部材の電極間ギャップ
を、第1の部材と第2の部材間のそれより大きくし、
(b)第1の部材と第2の部材を異種材料として、第2
の部材の弾性係数を第1の部材より大きくし、(c)第
2のパネル側のドットスペーサを第1のパネル側のそれ
より高くしている。しかしこれら(a),(b),
(c)を全て満たすことは必ずしも必要ではなく、少な
くとも一つを満たせば、一定の検出レベル差を持たせる
ことが可能である。また、上記実施の形態では、上下の
対向するマトリクス電極として、接触電極部と配線部の
区別がないx,y方向のストライプ状電極とする例を説
明したが、上下電極共に二次元配列のドットパターン電
極とし、これらの電極を引き出すための配線パターンを
形成するようにしてもよい。更に上記実施の形態では、
透明タッチパネルを説明したが、透明でない場合にもこ
の発明は有効である。
【0035】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、パ
ネルの多層化によって高機能化を図ったマトリクス方式
のタッチパネルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態による透明タッチパネ
ルを示す斜視図である。
【図2】 同タッチパネルの要部分解斜視図である。
【図3】 同タッチパネルの一部拡大断面図である。
【図4】 同タッチパネルのFPC接続部の構造を示す
分解斜視図図である。
【図5】 同タッチパネルの作動原理を説明するための
図である。
【図6】 同タッチパネルの周辺回路を含むシステム構
成を示す図である。
【図7】 他の実施の形態によるタッチパネルの構造を
図3に対応させて示す図である。
【符号の説明】
1…第1のパネル、2…第2のパネル、10…第1の部
材、11…透明電極、12…端子部、20…第2の部
材、21,23…透明電極、22,24…端子部、25
…ドットスペーサ、30…第3の部材、31…透明電
極、32…端子部、33…ドットスペーサ、34,35
…絶縁層、36,37…接着層、3x1,3x2,3y
1,3y2…FPC、4a,4b…y走査回路、5a,
5b…出力回路、6a,6b…押圧位置座標検出回路、
7…押圧力判定回路、8…インバータ、9a,9b…x
走査回路、13,26,27,34…感圧抵抗層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永田 雅克 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 (72)発明者 山本 敏 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 Fターム(参考) 5B068 AA01 BB01 BC07 BC13 BD20 BE08 CC06 5B087 AA00 CC12 CC26 DD10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押圧位置で接触するように対向電極がマ
    トリクス配列された第1のパネルと、この第1のパネル
    の下に配置されて第1のパネルを介して押圧された位置
    で接触するように対向電極がマトリクス配列された第2
    のパネルとの少なくとも二層のパネルが積層され、 前記各パネル毎に出力を処理してその押圧位置座標の検
    出を行う複数の座標検出回路を備え、 押圧力のレベルに応じて前記各座標検出回路の出力が異
    なる機能出力として選択されるようにしたことを特徴と
    するタッチパネル。
  2. 【請求項2】 積層される各パネルが透明であり、タッ
    チパネルが透明タッチパネルとして構成されていること
    を特徴とする請求項1記載のタッチパネル。
  3. 【請求項3】 第1のパネルは、下面に第1の下部電極
    が形成された透明可撓性材料からなる第1の部材と、上
    面に前記第1の下部電極と対向する第1の上部電極が形
    成された透明可撓性材料からなる第2の部材とから構成
    され、 前記第2のパネルは、下面に第2の下部電極が形成され
    た前記第2の部材と、上面に前記第2の下部電極と対向
    する第2の上部電極が形成された第3の部材とから構成
    されることを特徴とする請求項1記載のタッチパネル。
  4. 【請求項4】 前記第1の部材と第2の部材の間の電極
    間隔に比べて、前記第2の部材と第3の部材の間の電極
    間隔が大きく設定されていることを特徴とする請求項3
    記載のタッチパネル。
  5. 【請求項5】 前記第1の部材と第2の部材の間には、
    透明絶縁材料による第1のドットスペーサがマトリクス
    配列され、前記第2の部材と第3の部材の間には、前記
    第1のドットスペーサより高い透明絶縁材料による第2
    のドットスペーサがマトリクス配列されていることを特
    徴とする請求項3記載のタッチパネル。
  6. 【請求項6】 前記第2の部材は、前記第1の部材より
    弾性係数が大きい材料により構成されていることを特徴
    とする請求項3のタッチパネル。
  7. 【請求項7】 前記第1及び第2のパネルの上下電極の
    少なくとも接触部に感圧抵抗層が形成されていることを
    特徴とする請求項1記載のタッチパネル。
  8. 【請求項8】 前記第2のパネルの出力に基づいて押圧
    力が所定レベル以上であることを判定し、その判定結果
    に基づいて前記第1のパネルの座標検出回路を非活性と
    し、前記第2のパネルの座標検出回路を活性とする制御
    を行う押圧力判定回路を有することを特徴とする請求項
    1記載のタッチパネル。
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