JP2002341637A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002341637A
JP2002341637A JP2001142910A JP2001142910A JP2002341637A JP 2002341637 A JP2002341637 A JP 2002341637A JP 2001142910 A JP2001142910 A JP 2001142910A JP 2001142910 A JP2001142910 A JP 2001142910A JP 2002341637 A JP2002341637 A JP 2002341637A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤受入口をその内側から開閉するシャッ
タ部材を設けたプロセスカートリッジを有する画像形成
装置において、現像装置の駆動時に発生する現像剤飛散
を防止できる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 カートリッジケース11の上部にはトナ
ー受入口48を形成し、ケース前方からシャッタ部材5
5を挿入してカバー部材57によって図の奥側に付勢
し、トナー受入口を閉鎖する閉口位置で停止させる。ま
た、カートリッジケースのプロセスカートリッジ挿入方
向に対してほぼ90°の角度をもって傾斜した面には、
移動力伝達部材としてのレバー部材60を進入させるた
めの開口部としてのレバー挿入口61を形成する。プロ
セスカートリッジを電子写真装置本体に挿入すると、シ
ャッタ部材の壁部55eが手前側に押圧され、加圧スプ
リングが圧縮されてシャッタ部材がトナー受入口を開口
する位置で停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタ等やそれらの複合機など、潜像担持体上
に形成した潜像を現像し、得られた画像を現像剤を用い
て転写紙等の像担持体上に転写する画像形成装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の画像形成装置としては、メ
インテナンス上の便宜等のために、1つのカートリッジ
ケース内に現像装置の他像担持体などを設けて一体のプ
ロセスカートリッジを構成し、そのプロセスカートリッ
ジを画像形成装置本体に対して着脱可能に構成したもの
が知られている。
【0003】この種の画像形成装置において、プロセス
カートリッジにトナー受入口を設け、プロセスカートリ
ッジとは別途設けたトナー補給部の補給トナーをトナー
受入口を介してプロセスカートリッジ内の現像装置に取
り込むように構成したものがある。
【0004】そして、トナー受入口が設けられたプロセ
スカートリッジは、例えばメインテナンスを行うために
画像形成装置本体から取り出したときには内部のトナー
がこぼれ落ちないようにするためにトナー受入口を閉状
態にしておくことが望ましく、そのためにトナー受入口
を開閉するシャッター部材が設けられていた。
【0005】先に、本出願人は、特開平11−1946
99号公報において、トナー受入口を開閉するシャッタ
部材をプロセスカートリッジのカートリッジケースの内
側に設けたものを提案している。
【0006】図5は、上記公報に記載されてトナー受入
口48を開閉するシャッタ部材55の構造を示したもの
で、プロセスカートリッジ内のトナー受入口48付近を
部分的に拡大した図である。シャッタ部材55は、頂部
55aの一方側に垂直縁55bが、他方側に湾曲縁55
cが一体形成され、頂部55a上には上向き突部55d
を有している。そして、湾曲縁55c上にはシャッタ部
材の長手方向長さよりも自然長が長いコイルスプリング
56を配置し、その一端を湾曲縁端部上の壁部に当て、
その一端内に壁部のボス部を圧入している。一方、トナ
ー受入口48はカートリッジケース上面部に設けられて
おり、カートリッジケース手前側端部まで延在した切り
欠き状の開口部59に連結されて一体に形成され、切り
欠き状の開口部59のうちの一部、即ちトナー補給部か
らのトナー補給位置にあたる領域がトナー受入口48と
なっている。これにより、切り欠き状の開口部59はト
ナー受け入れ用の開口とシャッタ部材スライド移動用の
溝との2つの領域から構成されている。
【0007】シャッタ部材55をプロセスカートリッジ
に取り付けるときは、上記上向き突部55dを切り欠き
状の開口部59に前方から挿入させると共に、垂直縁5
5bをカートリッジケース11のガイド段部11a上
に、湾曲縁55cをガイド縁部11b上にそれぞれ載せ
る。その後、シャッタ部材55を図中矢印i方向に挿入
すると、上向き突部55dがカートリッジケースから突
出したまま切り欠き状の開口部59を図中矢印i方向に
移動していく。次に切り欠き状の開口部59手前側端部
を含むカートリッジケース11前面側を覆うようにカバ
ー部材57を取り付け、シャッタ部材55の抜け落ちを
防止する。カバー部材57を取り付けると、コイルスプ
リング56の自由端がカバー部材で押圧されてコイルス
プリング56が圧縮され、その弾性でシャッタ部材が奥
側(図中矢印i方向)に付勢される。これに伴なって、
切り欠き状の開口部59の周縁部を形成しているカート
リッジケース壁面に対して内側からシャッタ部材55が
面接触しながらスライド移動し、トナー受入口48が閉
状態となる位置で停止する。
【0008】次に、トナー受入口48がシャッタ部材に
よって閉状態となったプロセスカートリッジ10を装置
本体内に挿入すると、ある程度挿入した段階で上向き突
部55dが装置にある第2ホッパのトナー導入カバー
(図示せず)に突き当たり、シャッタ部材はそれ以上奥
へは進めなくなる。そのまま更にプロセスカートリッジ
10を挿入し続けると、シャッタ部材55はコイルスプ
リング56の弾性に抗してカートリッジケースに対して
手前側(図中矢印i方向とは逆の方向)に相対移動即ち
スライド移動する。これにより、カートリッジケース壁
面に対して内側からシャッタ部材55が面接触しながら
移動してトナー受入口48が開状態となる。
【0009】このような構成によれば、シャッタ部材の
開閉をプロセスカートリッジの装置本体への着脱に伴な
って行うことができるので、シャッタ部材をカートリッ
ジケースの外側に設ける場合に生じる恐れがあるプロセ
スカートリッジ着脱の際のトナー飛散を防止できるもの
であった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開平
11−194699号公報に記載されている画像形成装
置においてもなお、トナー飛散が発生する場合があっ
た。
【0011】シャッタ部材の開閉機構を上記のように構
成した場合、上向き突部55dをシャッタ部材55と共
にスライド移動させるためのスライド方向に延在した開
口部を設ける必要が生じる。これは、切り欠き状の開口
部59の周縁部壁面とシャッタ部材55との接触距離が
トナー受け入れ口のみが開口している場合より長くなる
ことになる。カートリッジケース壁面とシャッタ部材5
5との間には微細な隙間が発生しやすいため、現像装置
内部のトナーが隙間を伝ってカートリッジケース外に漏
れ出す恐れがある。切り欠き状の開口部が長くなると、
それだけ隙間も生じやすくなり、トナー漏れ出しの危険
性も高くなる。
【0012】このような開閉機構を有するプロセスカー
トリッジ10を用いた場合に、現像装置が駆動されてカ
ートリッジ内部に気流が発生すると、その隙間を伝って
内部のトナーが漏れ出しトナー飛散が生るのである。そ
して、このようなトナー飛散は、流動性の高いトナー程
発生しやすいものである。
【0013】尚、上記トナー飛散発生の不具合は、シャ
ッタ部材55をスライド移動させる力をプロセスカート
リッジ内のシャッタ部材55に伝達するための上向き突
部55d等の力伝達部材をシャッタ部材55と共に移動
させるためのスライド方向に延在した開口部がトナー受
入口48から連続して形成されているものに限らず、ト
ナー受入口48とは別に設けられている構成においても
同様に発生する恐れがある。
【0014】また、トナーと磁性粒子とからなる二成分
現像剤を用いる装置の場合、二成分現像剤が飛散する場
合もあれば、少なくともそのどちらか一方が飛散する場
合もある。
【0015】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、プロセスカートリッ
ジの画像形成装置本体への着脱に同期して現像剤受入口
をその内側から開閉するシャッタ部材を有する画像形成
装置において、シャッタ部材のスライド方向に延在した
開口部をカートリッジケースに形成している構成に比し
て現像装置の駆動時に発生する現像剤飛散を防止できる
画像形成装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の画像形成装置は、潜像担持体と、該潜像
担持体上の潜像を現像する現像装置を有し画像形成装置
本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジと、該プ
ロセスカートリッジの現像剤受入口を介して該現像装置
へ現像剤を補給する現像剤補給装置とを有する画像形成
装置において、該プロセスカートリッジ内に、該プロセ
スカートリッジの内側から該現像剤受入口を開閉するシ
ャッタ部材を設け、該シャッタ部材と該プロセスカート
リッジ外部とを連通させる開口部を、該カートリッジケ
ースの画像形成装置本体への挿入方向に対して角度をも
って傾斜した面に形成し、該プロセスカートリッジの画
像形成装置本体に対する挿入動作に連動して、該シャッ
タ部材を該挿入方向に平行な方向で該カートリッジケー
スに対して相対的にスライド移動させるような移動力を
該開口部を介して該シャッタ部材に付与し、該スライド
移動によって該シャッタ部材を該現像剤受入口の開口位
置に移動させ、該プロセスカートリッジの画像形成装置
本体からの離脱動作に連動して、少なくとも該移動力が
解除されることにより該シャッタ部材を該現像剤受入口
の閉口位置に移動させることを特徴とするものである。
ここで、上記現像剤とは、一成分現像剤を使用する場合
は、そのもの自体を、トナーと磁性粒子とからなる二成
分現像剤を使用する場合は、トナーと磁性粒子との一方
又は両方を言うものとする。プロセスカートリッジの画
像形成装置本体への装着時に現像剤受入口を開口させる
ためには、例えば、プロセスカートリッジの挿入によっ
て端部壁面に形成した開口部からプロセスカートリッジ
内に進入する突起部を画像形成装置本体側に設けてお
き、ある程度の挿入位置でこの突起部がシャッタ部材に
突き当たり、シャッタ部材をそれ以上装置本体に内で上
記挿入方向に移動できないように阻止するよう構成する
ことが考えられる。そして、プロセスカートリッジを更
に装置本体に挿入することによってシャッタ部材のプロ
セスカートリッジに対する相対位置を挿入方向で移動さ
せ、現像剤受入口を開口する開口位置に移動させる。ま
た、プロセスカートリッジを装置本体から離脱させる
と、シャッタ部材に対する移動規制が解除され、シャッ
タ部材は現像剤受入口を閉鎖する閉口位置に移動する。
尚、上記突起部は、上記のようにプロセスカートリッジ
の外部に設ける構成のみでなく、プロセスカートリッジ
の内部から開口部を介して突出するよう構成し、プロセ
スカートリッジの装置本体への挿入によって、装置本体
の内壁等に突き当たってシャッタ部材のプロセスカート
リッジに対する相対位置を挿入方向で移動させるよう構
成してもよい。
【0017】請求項1の画像形成装置においては、プロ
セスカートリッジの画像形成装置本体への挿入動作に連
動して開口部を介してシャッタ部材に移動力を付与し、
挿入方向に平行な方向に開口位置まで移動させる。ま
た、プロセスカートリッジの画像形成装置本体からの離
脱動作に連動してシャッタ部材を現像剤受入口の閉口位
置に移動させる。この開口部をカートリッジケースの挿
入方向に平行な壁面には形成せず、プロセスカートリッ
ジの挿入方向に対して角度をもって傾斜した面に形成し
ているので、シャッタ部材移動のためにその移動方向に
延在した開口部を形成する必要がなくなる。よって、内
部の現像剤が現像装置外に漏れ出す隙間を短くでき、現
像装置内部のいずれかの部材が駆動されて内部に気流が
発生した場合にこの隙間を伝って漏れ出す現像剤も減ら
すことができる。
【0018】請求項2の画像形成装置は、請求項1の画
像形成装置において、上記開口部を介して上記移動力を
該シャッタ部材に伝達する移動力伝達部材を設け、該移
動力伝達部材を、上記プロセスカートリッジの画像形成
装置本体に対する着脱の際に該プロセスカートリッジと
共に該画像形成装置に対して着脱可能に構成したことを
特徴とするものである。
【0019】請求項2の画像形成装置においては、プロ
セスカートリッジを画像形成装置本体から着脱するとき
に、プロセスカートリッジと共に移動力伝達部材も画像
形成装置本体から着脱させることが可能となる。移動力
伝達部材は、プロセスカートリッジを画像形成装置本体
に装着していないときには必要ないため、プロセスカー
トリッジと共に着脱可能とすることによって、移動力伝
達部材単独の着脱を行う必要がなくなる。この移動力伝
達部材は、プロセスカートリッジと一体に構成しても良
いし、プロセスカートリッジから離脱可能に構成しても
良い。
【0020】また、請求項3の画像形成装置は、請求項
2の画像形成装置において、上記移動力伝達部材を、上
記プロセスカートリッジに対して着脱可能に構成したこ
とを特徴とするものである。
【0021】請求項3の画像形成装置においては、プロ
セスカートリッジから移動力伝達部材を外して他の移動
力伝達部材と交換することを可能とする。これにより、
1つのプロセスカートリッジに設ける移動力伝達部材を
複数の種類の中から選択できるようにし、識別が必要な
複数種のプロセスカートリッジの識別手段として活用可
能にする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を画像形成装置であ
る電子写真装置に適用した一実施形態について説明す
る。
【0023】図1は、本発明が適用可能な電子写真装置
の主要部概略構成図である。図に示しているのは、プロ
セスカートリッジ10と、プロセスカートリッジ10内
の現像装置14に現像剤としてのトナーを補給するトナ
ー補給装置30である。
【0024】プロセスカートリッジ10は、カートリッ
ジケース11内に潜像担持体である感光体ドラム12、
その感光体ドラム12の周囲に近接又は接触配置され
て、感光体ドラム表面に一様な電荷を帯電させる帯電装
置13、静電潜像を現像する現像装置14、感光体ドラ
ム12の残留トナーを除去するクリーニング装置15等
が設けられている。
【0025】現像装置には、搬送スクリュウ20,2
1、現像スリーブ22、ドクターブレード23、トナー
濃度センサ24を備えている。
【0026】また、プロセスカートリッジ10の周囲に
は、感光体ドラム12上に静電潜像を形成するためのレ
ーザー光aを照射する不図示の光書込み装置、感光体ド
ラム12上のトナー像を記録媒体としての転写紙に転写
する転写ローラ25、感光体ドラム12上の残留電荷を
除電すべく除電光bを照射する不図示の除電装置を設け
ている。
【0027】そして、感光体ドラム12の回転と共に、
先ず不図示の除電装置で除電光bを照射して表面電位を
0〜−100Vの基準電位に平均化する。次いで帯電ロ
ーラ13で帯電して表面電位を−1100Vとする。
【0028】それから、不図示の光書込み装置でレーザ
ー光aを照射して光を照射した部分のみ表面電位を0〜
−290Vとし、感光体ドラム12上に静電潜像を形成
する。その後、−800V前後のバイアス電位を印加す
る現像スリーブ22でトナーを付着し、静電潜像を現像
して感光体ドラム12上にトナー像を形成する。
【0029】次に、感光体ドラム12の回転と共に、そ
の感光体ドラム12上のトナー像にタイミングを合わせ
て、図示しない給紙部より転写紙を送り込み、転写ロー
ラ25で感光体ドラム12上のトナー像を転写紙に転写
する。
【0030】そして、トナー像転写後の転写紙は、感光
体ドラム12上から分離して不図示の定着装置に送り込
み、そこで熱と圧力とを加えて転写トナー像を定着した
後、不図示の排紙スタック部上に排出する。
【0031】一方、トナー像転写後の感光体ドラム12
表面に残留した残トナーは、クリーニング装置のクリー
ニングブレード26で掻き落とし除去する。その後、再
び不図示の除電装置で除電光bを照射して除電し、次の
画像形成に備える。
【0032】クリーニングブレード26で掻き落とした
残トナーは、トナー搬送コイル27で軸方向に搬送して
図中二点鎖線で示す搬送パイプ内28に入れ、その搬送
パイプ28内を自由落下させて現像装置に戻すことによ
り、リサイクル使用する。
【0033】現像スリーブ22は内部に5極の磁石を配
置した固定軸を有し、外周面を非磁性のパイプ材で被っ
て構成する。そして、パイプ材が回転することにより、
現像剤が現像スリーブ22上を移動する。
【0034】現像剤は、キャリアと呼ばれる小さな鉄球
とトナーとからなる二成分現像剤であり、搬送スクリュ
ウ20,21で攪拌されながら循環することにより、電
荷が与えられたトナーがキャリアに付着する。その後現
像剤は、感光体ドラム12の表面まで運ばれてトナーが
静電気力の作用で感光体ドラム表面に付着させられる。
【0035】尚、感光体ドラム12への現像剤の供給量
を一定にしないと画像濃度ムラが生じてしまうため、ド
クターブレード23で現像剤の流入量を規制している。
【0036】次に、トナー補給装置30について説明す
る。このトナー補給装置30は、図示を省略した第1ホ
ッパと図示の第2ホッパ32とからなっている。
【0037】第2ホッパ32では、第1ホッパから供給
されるトナーを内部で回転する押し上げ部材43で押し
上げ、開口部に設けた補給用規制部材のスリットを通し
て図中F方向に送り出す。トナー導入カバー45内に入
ったトナーは、現像剤受入口としてのトナー受入口48
を介してプロセスカートリッジ10内に入り、矢印G方
向に落下する。
【0038】次に、本実施形態の特徴部について説明す
る。本実施形態においては、プロセスカートリッジ10
のカートリッジケース11の内側に、トナー受入口48
を開閉するシャッタ部材55を設けている。
【0039】図2は、シャッタ部材55とトナー受入口
48を開閉するための構造を示した説明図で、トナー受
入口48とその周辺部とをプロセスカートリッジ10前
方からみた分解斜視図である。カートリッジケース11
上部にはトナー受入口48が形成されている。シャッタ
部材55は、頂部55aの片側に垂直縁55b、他の側
に湾曲縁55cが一体に設けられている。その湾曲縁5
5cにはコイルスプリング56を配置し、その一端を湾
曲縁55cの端部上の壁部55eに当てると共に壁部に
設けられたボス部を圧入している。
【0040】そして、シャッタ部材55をカートリッジ
ケース11内に前方から挿入し、垂直縁55bをカート
リッジケース11のガイド段部11a上に、湾曲縁55
cガイド縁部11b上にそれぞれ載せる。その後、カー
トリッジケース11にその前面を被うカバー部材57を
取り付け、シャッタ部材55の抜け落ちを防止する。こ
れによって、コイルスプリング56の自由端がカバー部
材57によって圧縮され、その弾性でシャッタ部材55
が図の奥側に付勢されて、トナー受入口48の周縁部壁
面に当接してトナー受入口48を閉鎖する閉口位置で停
止する。これが、プロセスカートリッジ10を電子写真
装置本体に対して離脱させているときの状態である。
【0041】図3は、プロセスカートリッジ10を後方
からみた部分斜視図である。本実施形態のカートリッジ
ケース11には、シャッタ部材55に移動力を伝達する
移動力伝達部材としてのレバー部材60をケース11内
に進入させるための開口部としてのレバー挿入口61を
設けている。そして、レバー部材60は、レバー挿入口
61の内径とほぼ同径の軸部60a、レバー部材60手
前でレバー挿入口61を完全に被覆する形状のカバー部
60bと、カバー部から延在しカートリッジケース11
の除電ランプ照射用開口62に係合してスライド移動す
るスライド爪60c、軸部の先端に軸部と同形状で軸部
に傾きをもって固設されている係合部60dとから構成
されている。そして、このレバー部材60を装着すると
きは、レバー挿入口61に係合部60dが進入する角度
でレバー部材60先端を進入させ、除電ランプ照射用開
口62にスライド爪60cを係合させてスライド移動さ
せ、その後軸部が進入する角度に戻してプロセスカート
リッジ10内部でシャッタ部材55の壁部55eに突き
当たるまでスライド移動によってレバー部材60を進入
させる。
【0042】この状態においては、トナー受入口48は
閉じた状態となっており、プロセスカートリッジ10と
シャッタ部材55とが一体となった状態となっている。
図4(a)は、閉口位置にあるときのシャッタ部材55
を示した図である。
【0043】以上のプロセスカートリッジ10を電子写
真装置本体に挿入すると、シャッタ部材55が装置本体
奥側の壁面に押されてカートリッジケース11内で係合
部60dが手前側に押圧される。これに伴なってシャッ
タ部材55の壁部55eが手前側に押圧され、加圧スプ
リングが圧縮されてシャッタ部材55がプロセスカート
リッジに対して装置前面側に相対的にスライド移動す
る。プロセスカートリッジ10の装置本体内での位置が
決まると、それ以上シャッタ部材55が手前に押圧され
ることがなくなり、位置が固定される。このときのシャ
ッタ部材55の停止位置を、トナー受入口48の周縁部
壁面にシャッタ部材55の頂部55aが当接しないよう
な開口位置となるようにしている。図4(b)は、シャ
ッタ部材55の開口位置を示した図である。また、カー
トリッジケース11奥側の壁面に形成しているレバー挿
入口61は、レバー部材60のカバー部60bで完全に
被覆されて、隙間がない状態となっている。これによっ
て、トナー受入口48は、その上部に位置するトナー供
給口47に隙間なく連結され、トナー補給部から補給さ
れてくるトナーをトナー受入口48から現像装置内に取
り込む事が可能な状態となる。
【0044】本実施形態の構成によれば、レバー挿入口
61をカートリッジケース11のプロセスカートリッジ
挿入方向に対してほぼ90°の角度をもって傾斜した面
に形成しているので、シャッタ部材55のスライド移動
方向に延在した開口部を形成することなくシャッタ部材
55のスライド移動ができる。従って、スライド用開口
とシャッタ部材55との間の隙間が生じることがなく、
その隙間が生じた場合に現像剤が隙間から漏れ出すとい
う不具合が発生しない。これによって、現像装置の搬送
スクリュウ20,21や現像スリーブ22、その他の部
材が駆動されることによって現像装置内部に気流が発生
しても、現像剤の漏れ出しによる現像剤飛散を防止する
ことができる。さらに、プロセスカートリッジ10を電
子写真装置本体から引き抜き離脱させた場合でも、同様
にスライド用開口とシャッタ部材55との間の隙間が生
じることがないので、現像剤漏れによる現像剤の飛散を
防止することができる。
【0045】また、プロセスカートリッジ10を電子写
真装置本体から引き抜くと、レバー部材60がコイルス
プリング56によって押し出される方向にスライド移動
するので、シャッタ部材55を閉口位置に自動的に移動
させることができる。これによって、プロセスカートリ
ッジ10が装置本体から離脱しているときに、内部の現
像剤が現像剤受入口からカートリッジケース11の外部
に漏れ出すことを自動的に防止することができる。
【0046】さらに、レバー部材60を係合部60dに
よってカートリッジケース11に係合させ、プロセスカ
ートリッジ10と共に装置本体から着脱できるようにし
ている。このため、シャッタ部材55のみを装置本体に
対して着脱させる必要がなく、取り扱いが容易となる。
【0047】また、レバー部材60は、係合部がレバー
挿入口61を通過するよう所定の角度回転させて引き出
すと、カートリッジケース11から離脱させることがで
きる。これによって、プロセスカートリッジ10内部の
現像装置やその他の部材の構成に応じて、レバー部材6
0を変え、プロセスカートリッジ10の識別手段として
利用することも可能となる。
【0048】例えば、プロセスカートリッジ10を装着
したときにレバー部材60が突き当たる位置に検知部を
設けておき、識別が必要な種類ごとに検知部に対して異
なる検知結果を与えるようレバー部材60に被検知部を
設けておく方法が考えられる。これによって、プロセス
カートリッジ10内部の情報を装置本体や、操作者に知
らせることができる。
【0049】尚、本実施形態においては、プロセスカー
トリッジ10内の現像装置に対して現像剤受入口として
のトナー補給口を設けている構成を説明したが、本発明
が適用できる画像形成装置はこれに限定されるものでは
ない。現像装置の筺体の内側から現像剤補給口を開閉す
るシャッタ部材55を有するものであれば、他の構成の
装置にも適用可能である。また、シャッタ部材55の開
閉のための移動力の伝達をレバー部材60で行うように
構成しているが、開閉のための構成もこれに限定される
ものではない。
【0050】
【発明の効果】請求項1の画像形成装置によれば、開口
部がプロセスカートリッジの挿入方向に平行な面に形成
されている場合に比して開口部のシャッタ移動方向方向
での長さを短くし、開口部周縁とシャッタ部材との間の
隙間を短くすることができるので、シャッタ部材のスラ
イド方向に延在した開口部をカートリッジケースに形成
している構成に比して現像装置の駆動時に発生する現像
剤飛散を防止することができるという優れた効果があ
る。
【0051】請求項2の画像形成装置によれば、移動力
伝達部材の画像形成装置本体からの着脱が容易となると
いう優れた効果がある。
【0052】請求項3の画像形成装置によれば、移動力
伝達部材をプロセスカートリッジの識別手段として使用
することができるという優れた効果がある。また、移動
力伝達部材が画像形成装置内に装着されたときに、装置
内でその種類を識別できるように構成し識別結果を表示
できるようにすると、操作者への識別結果の報知がより
確実となるという優れた効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用可能な電子写真装置の主要部概略
構成図。
【図2】本実施形態にかかるシャッタ部材とトナー受入
口を開閉するための構造を示した説明図。
【図3】本実施形態にかかるプロセスカートリッジを後
方からみた部分斜視図。
【図4】(a)は、閉口位置にあるシャッタ部材の説明
図。(b)は、開口位置にあるシャッタ部材の説明図。
【図5】従来提案されているシャッタ部材の説明図。
【符号の説明】
10 プロセスカートリッジ 11 カートリッジケース 12 感光体ドラム 13 帯電装置 14 現像装置 15 クリーニング装置 22 現像スリーブ 25 転写ローラ 30 トナー補給装置 48 トナー受入口 55 シャッタ部材 55b 垂直縁 55c 湾曲縁 55d 上向き突部 56 コイルスプリング 59 切り欠き状の開口部 60 レバー部材 61 レバー挿入口
フロントページの続き Fターム(参考) 2H071 BA04 BA13 BA23 BA27 BA29 BA35 CA01 CA05 DA08 DA15 EA10 2H077 AA02 AA09 AA12 AA18 AA20 AA35 AB03 AB13 AC02 AD06 AD13 AD18 BA09 CA11 EA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潜像担持体と、該潜像担持体上の潜像を現
    像する現像装置を有し画像形成装置本体に対して着脱可
    能なプロセスカートリッジと、該プロセスカートリッジ
    の現像剤受入口を介して該現像装置へ現像剤を補給する
    現像剤補給装置とを有する画像形成装置において、 該プロセスカートリッジ内に、該プロセスカートリッジ
    の内側から該現像剤受入口を開閉するシャッタ部材を設
    け、該シャッタ部材と該プロセスカートリッジ外部とを
    連通させる開口部を、該カートリッジケースの画像形成
    装置本体への挿入方向に対して角度をもって傾斜した面
    に形成し、該プロセスカートリッジの画像形成装置本体
    に対する挿入動作に連動して、該シャッタ部材を該挿入
    方向に平行な方向で該カートリッジケースに対して相対
    的にスライド移動させるような移動力を該開口部を介し
    て該シャッタ部材に付与し、該スライド移動によって該
    シャッタ部材を該現像剤受入口の開口位置に移動させ、
    該プロセスカートリッジの画像形成装置本体からの離脱
    動作に連動して、少なくとも該移動力が解除されること
    により該シャッタ部材を該現像剤受入口の閉口位置に移
    動させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、 上記開口部を介して上記移動力を該シャッタ部材に伝達
    する移動力伝達部材を設け、該移動力伝達部材を、上記
    プロセスカートリッジの画像形成装置本体に対する着脱
    の際に該プロセスカートリッジと共に該画像形成装置に
    対して着脱可能に構成したことを特徴とする画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】請求項2の画像形成装置において、 上記移動力伝達部材を、上記プロセスカートリッジに対
    して着脱可能に構成したことを特徴とする画像形成装
    置。
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