JP2002337705A - パワーステアリングシステム - Google Patents

パワーステアリングシステム

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JP2002337705A
JP2002337705A JP2001148843A JP2001148843A JP2002337705A JP 2002337705 A JP2002337705 A JP 2002337705A JP 2001148843 A JP2001148843 A JP 2001148843A JP 2001148843 A JP2001148843 A JP 2001148843A JP 2002337705 A JP2002337705 A JP 2002337705A
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JP
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torque
value
power steering
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external device
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Application number
JP2001148843A
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Kazuji Kimura
和司 木村
Kazunobu Miura
和宣 三浦
Shigeki Otagaki
滋樹 太田垣
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/04Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
    • B62D5/0457Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D6/00Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits
    • B62D6/08Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits responsive only to driver input torque
    • B62D6/10Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits responsive only to driver input torque characterised by means for sensing or determining torque

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、専用の設備が必要となり、コストの上
昇、また補正においては調整抵抗の取り付けなどのハー
ドウェアによる作業が必要であるという課題があった。 【解決手段】 誤差の測定モードのときに、任意のトル
ク信号を出力する外部装置1と、前記トルク信号を検出
し、この検出トルク値と基準トルク値との差分を演算
し、この差分をトルク補正値として記憶し、実際の制御
モードのときには検出したトルク値を前記トルク補正値
で補正して使用する電動パワーステアリング制御装置2
とを備えた。 【効果】 読み取り誤差の補正を、ソフトウェアで実現
することができ、補正時間を短縮でき、かつ自動で補正
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電動パワーステ
アリング制御装置用コントローラにおいて、トルク検出
部インターフェース回路の検出トルク値の読み取り誤差
を演算し、誤差を抑える修正をソフトウェアで行うこと
ができるパワーステアリングシステムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のパワーステアリングシステムにつ
いて図面を参照しながら説明する。図5は、従来のパワ
ーステアリングシステムの構成を示す図である。
【0003】図5において、1は外部装置、2は電動パ
ワーステアリング制御装置である。また、3はコントロ
ーラ、4はトルクセンサ、5はモータである。
【0004】また、同図において、11は条件設定部、
21は検出部、91はトルクセンサ調整回路部、24は
制御部である。
【0005】つぎに、従来のパワーステアリングシステ
ムの動作について図面を参照しながら説明する。
【0006】従来、トルク値の読み取り誤差を抑える方
法として、コントローラ3の検出部21に使用する部品
の精度を管理し、できる限り誤差を詰めてコントローラ
3を管理している。
【0007】さらに、精度を上げるために、外部装置1
から任意のトルク信号を入力し、コントローラ3の検出
トルク信号を測定、その誤差分を修正するために、トル
クセンサ調整回路部91に調整抵抗などを半田付けする
などのハードウェアでの修正を行っていた。
【0008】すなわち、従来のトルクセンサ4の検出値
の修正は、以下のとおりである。外部装置1とコントロ
ーラ3を接続し、外部装置1から任意のトルク信号を入
力し、コントローラ3の使用するトルク信号を測定、そ
の差分をキャンセルするために、トルクセンサ調整回路
部91の調整抵抗などにより、読み取り誤差をなくすハ
ードウェアでの修正である。
【0009】このように、コントローラ3をハードウェ
アで修正することで、コントローラ3で検出されたトル
ク信号は、正常な値として制御部24に取り込み、制御
を行ことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
パワーステアリングシステムでは、部品の精度管理で
も、できていないトルクセンサ4の読み取り誤差を修正
する場合、外部からの修正、または、トルクセンサ4に
基準値が必要であったために、専用の設備が必要とな
り、コストの上昇、また修正においては調整抵抗の取り
付けなどのハードウェアによる作業が必要であるという
問題点があった。
【0011】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、検出トルク値の補正を、調整抵抗
などの外部から行う方法ではなく、ソフトウェアによる
補正で実現させ、コントローラ自身のトルク検出インタ
ーフェースの読み取り誤差をキャンセルすることができ
るパワーステアリングシステムを得ることを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、誤差の測定
モードのときに、任意のトルク信号を出力する外部装置
と、前記トルク信号を検出し、この検出トルク値と基準
トルク値との差分を演算し、この差分をトルク補正値と
して記憶し、実際の制御モードのときには検出したトル
ク値を前記トルク補正値で補正して使用する電動パワー
ステアリング制御装置とを備えたものである。
【0013】また、この発明は、前記外部装置が、前記
測定モードを指示する記憶指示部と、前記任意のトルク
信号を出力する条件設定部とを有し、前記電動パワース
テアリング制御装置が、車両の操舵系に加えられる操舵
トルクを検出するトルクセンサと、制御電流に応じて操
舵補助トルクを発生させるモータと、前記トルク信号を
前記トルクセンサを介して検出する検出部、この検出ト
ルク値と基準トルク値との差分を演算する演算部、この
差分をトルク補正値として記憶する記憶部、及び実際の
制御モードのときには前記トルクセンサにより検出した
トルク値を前記トルク補正値で補正しこの補正したトル
ク値に基づいて前記モータの制御電流を出力する制御部
を持つコントローラとを有するものである。
【0014】この発明は、誤差の測定モードのときに、
任意のトルク信号を出力し、送られてきた検出トルク値
と基準トルク値との差分を演算し、この差分をトルク補
正値として送出する外部装置と、前記トルク信号を検出
し、この検出トルク値を前記外部装置へ送り、前記外部
装置から送られてきた前記トルク補正値を記憶し、実際
の制御モードのときには検出したトルク値を前記トルク
補正値で補正して使用する電動パワーステアリング制御
装置とを備えたものである。
【0015】また、この発明は、前記外部装置が、前記
測定モードを指示するとともに、前記検出トルク値を受
信し、前記トルク補正値を送出する第1の通信部と、前
記任意のトルク信号を出力する条件設定部とを有し、前
記電動パワーステアリング制御装置が、車両の操舵系に
加えられる操舵トルクを検出するトルクセンサと、制御
電流に応じて操舵補助トルクを発生させるモータと、前
記トルク信号を前記トルクセンサを介して検出する検出
部、この検出トルク値を前記外部装置へ送信し前記トル
ク補正値を受信する第2の通信部、前記受信したトルク
補正値を記憶する記憶部、及び実際の制御モードのとき
には前記トルクセンサにより検出したトルク値を前記ト
ルク補正値で補正しこの補正したトルク値に基づいて前
記モータの制御電流を出力する制御部を持つコントロー
ラとを有するものである。
【0016】さらに、この発明は、前記外部装置の前記
第1の通信部と、前記コントローラの前記第2の通信部
とが、無線で接続されているものである。
【0017】またさらに、この発明は、前記トルク補正
値を、トルク信号のゲイン修正値としたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1に係るパワーステアリングシステムについて図面
を参照しながら説明する。図1は、この発明の実施の形
態1に係るパワーステアリングシステムの構成を示す図
である。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を
示す。
【0019】図1において、1は生産ラインの検査装置
の一部であって、パソコン等から構成される外部装置、
2は電動パワーステアリング制御装置である。また、3
はコントローラ、4は車両の操舵系に加えられる操舵ト
ルクを検出するトルクセンサ、5はコントローラ3から
の電流に応じて車両の操舵系の操舵補助トルクを発生さ
せるモータである。
【0020】また、同図において、11はコントローラ
3に与えるトルク値(基準トルク値)を決める条件設定
部、12はコントローラ3を記憶できるモード(誤差の
測定モード)に移行させるための記憶指示部、21は検
出部、22は演算部、23は記憶部、24は制御部であ
る。なお、条件設定部11、及び記憶指示部12は、そ
れぞれ外部装置1に、検出部21、演算部22、記憶部
23、及び制御部24は、それぞれコントローラ3に内
蔵されている。
【0021】つぎに、この実施の形態1に係るパワース
テアリングシステムの動作について図面を参照しながら
説明する。
【0022】図2は、この発明の実施の形態1に係るパ
ワーステアリングシステムの動作を示すフローチャート
である。
【0023】ステップ101において、外部装置1は、
記憶指示部12により、電動パワーステアリング制御装
置2のコントローラ3を誤差の測定モードにする。つま
り、コントローラ3は、外部装置1を接続することでト
ルク補正値(オフセット)を記憶する状態(誤差の測定
モード)であることを認識する。このとき、コントロー
ラ3は、記憶部23のトルク補正値をリセットし、補正
無しの状態にする。
【0024】次に、ステップ102〜103において、
外部装置1は、条件設定部11により、任意のトルク信
号(基準トルク値)を印加する。一方、コントローラ3
は、検出部21により、トルクセンサ4を経て得たその
ときのトルク値を検出する。
【0025】次に、ステップ104〜105において、
コントローラ3は、演算部22により、内部にあらかじ
め持たせているトルク値(基準トルク値)と、検出した
トルク値との差分(オフセット)を演算して求める。そ
して、その差分をトルク補正値として記憶部23に記憶
する。
【0026】そして、コントローラ3は、制御部24に
よりモータ5の制御を行う時(実際の制御モード)に、
検出部21により検出したトルク値に対し、記憶部23
に記憶していたトルク補正値(差分)で補正すること
で、コントローラ3のトルク読み取りインターフェース
の読み取り誤差をキャンセルすることができる。
【0027】すなわち、この実施の形態1に係るパワー
ステアリングシステムは、車両の操舵系に加えられる操
舵トルクを検出するトルクセンサ4、その操舵トルクの
大きさ及び方向に応じた電流をモータ5に通流するコン
トローラ3、及びその電流に応じて操舵補助トルクを発
生させるモータ5を備える電動パワーステアリング制御
装置2と、任意のトルク信号(基準トルク値)を発生で
きる外部装置1とからなる構成において、外部装置1か
らコントローラ3に任意のトルク信号を与えたとき、コ
ントローラ3で検出されたトルク値と、コントローラ3
内部にあらかじめ持たせているトルク値(基準トルク
値)との差分を演算部22にて演算し、その値をコント
ローラ3内部の記憶部23に記憶することができ、コン
トローラ3自身のトルク信号インターフェース部分にお
ける読み取り誤差の抑制機能を備えた。
【0028】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、コントローラ3のトルク信号検出回路の読み取り誤
差修正をハードウェア修正ではなく、ソフトウェア修正
で実現することができ、トルク信号検出回路の精度によ
らずソフトで修正することができ、加えて修正時間を短
縮でき、かつ自動で修正できるという効果を奏する。
【0029】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
係るパワーステアリングシステムについて図面を参照し
ながら説明する。図3は、この発明の実施の形態2に係
るパワーステアリングシステムの構成を示す図である。
【0030】図3において、図1と同一の符号を付した
ものは、同一またはこれに相当するものである。また、
31は外部装置用通信部、32は外部装置用通信部31
に有線で接続された電動パワーステアリング制御装置用
通信部である。
【0031】この実施の形態2は、上記実施の形態1で
説明した演算部22を、外部装置1に持たせた構成であ
る。
【0032】つぎに、この実施の形態2に係るパワース
テアリングシステムの動作について図面を参照しながら
説明する。
【0033】図4は、この発明の実施の形態2に係るパ
ワーステアリングシステムの動作を示すフローチャート
である。
【0034】ステップ201において、外部装置1は、
通信部31により、電動パワーステアリング制御装置2
のコントローラ3を誤差の測定モードにする。つまり、
コントローラ3は、通信部31に通信部32を接続する
ことでトルク補正値(オフセット)を記憶する状態(誤
差の測定モード)であることを認識する。このとき、コ
ントローラ3は、記憶部23のトルク補正値をリセット
し、補正無しの状態にする。
【0035】次に、ステップ202において、外部装置
1は、条件設定部11により、任意のトルク信号(基準
トルク値)を、電動パワーステアリング制御装置2のト
ルクセンサ4を経由してコントローラ3に対して与え
る。
【0036】次に、ステップ203〜204において、
コントローラ3は、検出部21により、そのときのトル
ク値を検出し、その検出トルク値を、外部装置1に通信
部32、31により送信する。
【0037】次に、ステップ205〜206において、
外部装置1は、演算部22において、自ら与えたトルク
値(基準トルク値)と、送信されてきた検出トルク値と
の差分(オフセット)を演算してトルク補正値を求め
る。外部装置1は、通信部31、32を用いて、トルク
補正値をコントローラ3に送信する。
【0038】次に、ステップ207において、コントロ
ーラ3は、外部装置1から送られたきたトルク補正値を
記憶部23に記憶する。
【0039】そして、コントローラ3は、制御部24に
よりモータ5の制御を行う時(実際の制御モード)に、
検出部21により検出したトルク値に対し、記憶部23
に記憶していたトルク補正値で補正することで、コント
ローラ3の読み取り誤差をキャンセルすることができ
る。
【0040】すなわち、この実施の形態2に係るパワー
ステアリングシステムは、上記実施の形態1と同様に、
外部装置1から任意のトルク信号(基準トルク値)を与
えたときに、コントローラ3が検出したトルク値を、外
部装置1、及びコントローラ3に備えられた通信機能を
用いて、コントローラ3から外部装置1に送信し、外部
装置1では、受信した検出トルク値と、自ら与えたトル
ク値(基準トルク値)の差分を演算してコントローラ3
のトルク信号インターフェース部分における読み取り誤
差補正値を求め、そのトルク補正値を前述の通信機能を
用いて外部装置1からコントローラ3に送信し、コント
ローラ3内の記憶部23に記憶する。
【0041】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、外部装置1に演算部22を設け、通信機能を設けた
ことで、電動パワーステアリング制御装置2は通常のト
ルク検出で特別な演算は必要なく調整することができ、
外部装置1の変更のみでトルク信号補正手順が変更可能
となる効果がある。また、通信によって電動パワーステ
アリング制御装置2に記憶する状態(誤差の測定モー
ド)であることを認識させるので、外部装置1から任意
のタイミングで誤差の測定モードへ切り替えることがで
きるようになり、補正作業が外部装置1からの制御によ
り可能となる。
【0042】実施の形態3.上記実施の形態2では、通
信部31、32間を、有線で接続したが、これらの通信
部間を無線により接続し、複数の電動パワーステアリン
グ制御装置2と通信できるようなプロトコルとしたとき
には、生産ラインにて、1台の外部装置1と複数の電動
パワーステアリング制御装置2が通信でき、生産ライン
の設備が簡略化できる。
【0043】また、無線を使用しているので、生産ライ
ンのレイアウトも自由に可能である。
【0044】すなわち、この実施の形態3に係るパワー
ステアリングシステムは、上記実施の形態2における通
信機能が有線でなく無線であり、外部装置1は、複数の
電動パワーステアリング制御装置2と通信できる通信方
式を持つ。
【0045】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、通信を無線により実施することと、複数の電動パワ
ーステアリング制御装置2と通信できるようなプロトコ
ルとしたとき、1台の外部装置1と複数の電動パワース
テアリング制御装置2が通信でき、設備の簡略化ができ
るという効果を奏する。
【0046】実施の形態4.上記各実施の形態では、使
用するトルク信号の読み取り誤差を抑える値(トルク補
正値)を記憶していたが、この実施の形態4では、ゲイ
ン修正値を記憶できるようにしたものである。なお、こ
の実施の形態4に係るパワーステアリングシステムの構
成は、上記各実施の形態のいずれかと同様である。
【0047】使用するトルク信号レベル、またはコント
ローラ3の回路精度によらず、理想のトルク信号が得ら
れるように、使用するトルク信号をゲイン修正値によっ
て修正し、前述の影響をキャンセルすることが可能とな
る。
【0048】すなわち、この実施の形態4に係るパワー
ステアリングシステムは、電動パワーステアリング制御
装置2において、使用するトルク信号に対し、理想のト
ルク信号が得られるように、ゲイン修正値を記憶部23
に記憶できる。
【0049】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、コントローラ3が使用するトルク信号に対し、任意
のゲイン修正値を乗じることで信号のレベルを修正する
ことができ、そのゲイン修正値を記憶できるようにし
た。使用するトルク信号レベル、または、コントローラ
の回路精度によらず、理想のトルク信号が得られるよう
に、使用するトルク信号をゲイン修正値によってトルク
信号を修正し、前述の影響をキャンセルすることができ
るという効果を奏する。
【0050】
【発明の効果】この発明は、以上説明したとおり、誤差
の測定モードのときに、任意のトルク信号を出力する外
部装置と、前記トルク信号を検出し、この検出トルク値
と基準トルク値との差分を演算し、この差分をトルク補
正値として記憶し、実際の制御モードのときには検出し
たトルク値を前記トルク補正値で補正して使用する電動
パワーステアリング制御装置とを備えたので、読み取り
誤差の補正を、ソフトウェアで実現することができ、補
正時間を短縮でき、かつ自動で補正できるという効果を
奏する。
【0051】また、この発明は、以上説明したとおり、
前記外部装置が、前記測定モードを指示する記憶指示部
と、前記任意のトルク信号を出力する条件設定部とを有
し、前記電動パワーステアリング制御装置が、車両の操
舵系に加えられる操舵トルクを検出するトルクセンサ
と、制御電流に応じて操舵補助トルクを発生させるモー
タと、前記トルク信号を前記トルクセンサを介して検出
する検出部、この検出トルク値と基準トルク値との差分
を演算する演算部、この差分をトルク補正値として記憶
する記憶部、及び実際の制御モードのときには前記トル
クセンサにより検出したトルク値を前記トルク補正値で
補正しこの補正したトルク値に基づいて前記モータの制
御電流を出力する制御部を持つコントローラとを有する
ので、読み取り誤差の補正を、ソフトウェアで実現する
ことができ、補正時間を短縮でき、かつ自動で補正でき
るという効果を奏する。
【0052】この発明は、以上説明したとおり、誤差の
測定モードのときに、任意のトルク信号を出力し、送ら
れてきた検出トルク値と基準トルク値との差分を演算
し、この差分をトルク補正値として送出する外部装置
と、前記トルク信号を検出し、この検出トルク値を前記
外部装置へ送り、前記外部装置から送られてきた前記ト
ルク補正値を記憶し、実際の制御モードのときには検出
したトルク値を前記トルク補正値で補正して使用する電
動パワーステアリング制御装置とを備えたので、外部装
置の変更のみでトルク信号補正手順を変更でき、外部装
置から任意のタイミングで補正作業を制御できるという
効果を奏する。
【0053】また、この発明は、以上説明したとおり、
前記外部装置が、前記測定モードを指示するとともに、
前記検出トルク値を受信し、前記トルク補正値を送出す
る第1の通信部と、前記任意のトルク信号を出力する条
件設定部とを有し、前記電動パワーステアリング制御装
置が、車両の操舵系に加えられる操舵トルクを検出する
トルクセンサと、制御電流に応じて操舵補助トルクを発
生させるモータと、前記トルク信号を前記トルクセンサ
を介して検出する検出部、この検出トルク値を前記外部
装置へ送信し前記トルク補正値を受信する第2の通信
部、前記受信したトルク補正値を記憶する記憶部、及び
実際の制御モードのときには前記トルクセンサにより検
出したトルク値を前記トルク補正値で補正しこの補正し
たトルク値に基づいて前記モータの制御電流を出力する
制御部を持つコントローラとを有するので、外部装置の
変更のみでトルク信号補正手順を変更でき、外部装置か
ら任意のタイミングで補正作業を制御できるという効果
を奏する。
【0054】さらに、この発明は、以上説明したとお
り、前記外部装置の前記第1の通信部と、前記コントロ
ーラの前記第2の通信部とが、無線で接続されているの
で、1台の外部装置と複数の電動パワーステアリング制
御装置が通信でき、設備の簡略化ができるという効果を
奏する。
【0055】またさらに、この発明は、前記トルク補正
値を、トルク信号のゲイン修正値としたので、読み取り
誤差の影響をキャンセルすることができるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るパワーステア
リングシステムの構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係るパワーステア
リングシステムの動作を示すフローチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態2に係るパワーステア
リングシステムの構成を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態2に係るパワーステア
リングシステムの動作を示すフローチャートである。
【図5】 従来のパワーステアリングシステムの構成を
示す図である。
【符号の説明】
1 外部装置、2 電動パワーステアリング制御装置、
3 コントローラ、4トルクセンサ、5 モータ、11
条件設定部、12記憶指示部、21 検出部、22
演算部、23 記憶部、24 制御部、31 外部装置
側通信部、32 電動パワーステアリング制御装置側通
信部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田垣 滋樹 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2F051 AA01 AC05 BA03 3D032 CC30 DA15 DC08 DD06 EB11 EC23 GG01 3D033 CA16 CA21

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誤差の測定モードのときに、任意のトル
    ク信号を出力する外部装置と、 前記トルク信号を検出し、この検出トルク値と基準トル
    ク値との差分を演算し、この差分をトルク補正値として
    記憶し、実際の制御モードのときには検出したトルク値
    を前記トルク補正値で補正して使用する電動パワーステ
    アリング制御装置とを備えたことを特徴とするパワース
    テアリングシステム。
  2. 【請求項2】 前記外部装置は、 前記測定モードを指示する記憶指示部と、 前記任意のトルク信号を出力する条件設定部とを有し、 前記電動パワーステアリング制御装置は、 車両の操舵系に加えられる操舵トルクを検出するトルク
    センサと、 制御電流に応じて操舵補助トルクを発生させるモータ
    と、 前記トルク信号を前記トルクセンサを介して検出する検
    出部、この検出トルク値と基準トルク値との差分を演算
    する演算部、この差分をトルク補正値として記憶する記
    憶部、及び実際の制御モードのときには前記トルクセン
    サにより検出したトルク値を前記トルク補正値で補正し
    この補正したトルク値に基づいて前記モータの制御電流
    を出力する制御部を持つコントローラとを有することを
    特徴とする請求項1記載のパワーステアリングシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 誤差の測定モードのときに、任意のトル
    ク信号を出力し、送られてきた検出トルク値と基準トル
    ク値との差分を演算し、この差分をトルク補正値として
    送出する外部装置と、 前記トルク信号を検出し、この検出トルク値を前記外部
    装置へ送り、前記外部装置から送られてきた前記トルク
    補正値を記憶し、実際の制御モードのときには検出した
    トルク値を前記トルク補正値で補正して使用する電動パ
    ワーステアリング制御装置とを備えたことを特徴とする
    パワーステアリングシステム。
  4. 【請求項4】 前記外部装置は、 前記測定モードを指示するとともに、前記検出トルク値
    を受信し、前記トルク補正値を送出する第1の通信部
    と、 前記任意のトルク信号を出力する条件設定部とを有し、 前記電動パワーステアリング制御装置は、 車両の操舵系に加えられる操舵トルクを検出するトルク
    センサと、 制御電流に応じて操舵補助トルクを発生させるモータ
    と、 前記トルク信号を前記トルクセンサを介して検出する検
    出部、この検出トルク値を前記外部装置へ送信し前記ト
    ルク補正値を受信する第2の通信部、前記受信したトル
    ク補正値を記憶する記憶部、及び実際の制御モードのと
    きには前記トルクセンサにより検出したトルク値を前記
    トルク補正値で補正しこの補正したトルク値に基づいて
    前記モータの制御電流を出力する制御部を持つコントロ
    ーラとを有することを特徴とする請求項3記載のパワー
    ステアリングシステム。
  5. 【請求項5】 前記外部装置の前記第1の通信部と、前
    記コントローラの前記第2の通信部とは、無線で接続さ
    れていることを特徴とする請求項4記載のパワーステア
    リングシステム。
  6. 【請求項6】 前記トルク補正値は、トルク信号のゲイ
    ン修正値であることを特徴とする請求項1から請求項5
    までのいずれかに記載のパワーステアリングシステム。
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