JP2002337302A - 壁 紙 - Google Patents

壁 紙

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JP2002337302A
JP2002337302A JP2001148562A JP2001148562A JP2002337302A JP 2002337302 A JP2002337302 A JP 2002337302A JP 2001148562 A JP2001148562 A JP 2001148562A JP 2001148562 A JP2001148562 A JP 2001148562A JP 2002337302 A JP2002337302 A JP 2002337302A
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JP
Japan
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paper
wallpaper
thin
laminate
thin paper
Prior art date
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Application number
JP2001148562A
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English (en)
Inventor
Tomoyuki Fukui
智之 福井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toli Corp
Original Assignee
Toli Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】施工性の良い壁紙の提供を目的とする。 【解決手段】中心に低融点ポリオレフィンが介在しその
上下を薄紙状紙で挟まれた積層体を構成成分として有す
ることを特徴とする壁紙で、柔軟で、相ハギ性が優れ、
施工性がよい等の効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は施工性の良い壁紙に
関する。
【0002】
【従来の技術】壁紙製造工程において、表紙にエンボス
を付与後、表紙と裏打ち紙をエマルジョン系接着剤を使
用して積層していた。この時エマルジョン接着剤の水分
が表紙に付着すると、エンボスが潰れる等の不都合があ
った。また施工時にデンプン系接着剤を使用すると更に
エンボスが崩れ、意匠性が損なわれた。
【0003】実公昭61−23040号公報壁紙は裏打
ち材までエンボスされ、寸法安定性、形状安定性が失わ
れた。
【0004】特開平11−241299号公報の壁紙は
表面が硬く、壁紙に接着剤の水分が付与されないので、
施工しにくかった。また壁紙にエンボスをするとき、本
願のPOサンド紙のような層がないので、シャープなエ
ンボスが得られなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、エンボスが
保持され施工性の高い壁紙を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、中心に低融点
ポリオレフィンを介した上下の薄紙状紙の積層体を有す
ることを特徴とする壁紙、をその要旨とし、積層体の表
面に化粧紙を、または積層体の裏面に裏打ち紙を積層す
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の基本となる積層体は、低
融点ポリオレフィン樹脂(PO)層の上下に薄紙上層が
積層された積層体である。低融点POは融点180℃以下
のPOのことであり、ポリエチレン(PE),ポリプロ
ピレン(PP)、エチレン−酢酸ビニルコポリマー(E
VA)等が例示され、融点は160〜180℃が好まし
い。PO層の厚さは15〜30μが好ましく、厚さがこ
れを大きく越すと、柔軟性がなくなり施工に不利であ
る。このポリオレフィン樹脂層上下に薄紙状体を積層す
る。この薄紙状体はいわゆる薄紙とクレープ紙が好適で
ある。厚さは薄紙が30〜60μが好適で、クレープ紙
は200〜300μが好適である。上記積層体をPOサ
ンド紙と称し、POがPEの場合PEサンド紙と称す
る。本発明においてPOサンド紙は柔軟性が高く折れ皺
が生じにくく、吸水性が低い。
【0008】「図1」は本発明壁紙断面図で、PO2を
介して、上部には薄紙1が下部にはクレープ紙3が積層
されPOサンド紙4が得られる。POサンド紙のクレー
プ紙下にアクリル系等の非透水性接着剤5を介して、裏
打ち紙6が形成される。POサンド紙の薄紙1が壁紙全
体7の表面化粧紙を示す。また「図1」の壁紙において
は、表面紙は薄紙で、PO層は薄紙の直下にあるので、
ホットエンボスに対し、極めてシャープなエンボスが得
られる。
【0009】本発明において、うませに対して、接着剤
の水分がPO層と非透水接着剤とで表層(内部)まで浸
透しないのでエンボスの保持性が良く、且つ薄紙が柔ら
かく耐折れ皺性に優れる。また寸法安定性がよく耐ふく
れ性も優れて施工性が良く、相ハギ性、ピールアップ性
も良好である.
【0010】「図2」は本発明他の壁紙の断面図で、P
O2を介して、上部にはクレープ紙3が下部には薄紙1
が積層されPOサンド紙4が得られる。POサンド紙上
にEVA系接着剤を介して表面化粧紙8が形成される。
最下層の薄紙1は壁紙全体の裏打ち紙を兼ねている。こ
のためPO層が裏打ち紙に近接しているので、湿気が浸
透することなく、ピールアップ性が優れる。
【0011】本願壁紙はまた裏打ち紙の薄紙1のすぐ上
にPO層があるので、接着剤による施工によっても、上
の方に多い湿気が透過しないので、壁紙上部に多すぎる
湿気が付与されることはなく、程良い寸法安定性が得ら
れた。また程々のうませ程度で施工性も良かった。上記
得られた上下の薄紙状紙とPOの積層されたPOサンド
紙の厚さは0.2〜0.25mmで、本発明壁紙は全厚
0.3〜0.8mmが望ましい 。
【0012】本発明壁紙は寸法安定性が良好で目地隙も
無く、最も好ましい1%前後のうませ伸び率も得られ
る。また表層と裏面の接着性も優れる.
【0013】
【実施例】
【実施例1】薄紙15g/m2とクレープ紙50g/m2
ポリエチレン15μ厚・5g/m2で積層した積層体(P
Eサンド紙)を準備した。このPEサンド紙の薄紙の方
に印刷模様を施した後、エンボスを付与し、しかる後に
非透水性接着剤で46g/m2裏打ち紙を積層し、さらに
アクリル表面処理して、全厚0.55mmの本発明壁紙
を得た。
【0014】
【実施例2】PEサンド紙の上下を逆にして、その上
に、100g/m2表面化粧紙をEVA系樹脂で積層し、
PEサンド紙の薄紙を裏打ち紙として利用し、アクリル
樹脂表面処理を行い全厚0.66mmの壁紙を得た。
【0015】
【比較例】比較例として、100g/m2のケナフ紙と、
46g/m2の裏打ち紙とをEVA系で積層し、アクリル
表面処理した全厚0.56mmの壁紙を得た。結果を
「表1」に示す。
【0016】
【表1】 級表示の1級から5級は、数値が大きいほど優れている
ことを表わす。 ○:優れている △:平均的である ×:劣っている
【0017】表1より、実施例1、実施例2の壁紙効果
として、エンボス保持性が良く、目地隙がなく、相ハ
ギ、ボード相ハギ、うませ伸びに優れ、、ふくれを生じ
ず、ピールアップ、耐折れ皺性が優れた壁紙が得られ
た。
【0018】一方比較例では、エンボス保持性、目地ス
キ、相ハギ性、ボード相ハギ性は本願壁紙より劣るもの
であった。
【0019】相ハギ性 壁紙に一旦塗った接着剤の再
剥離性を剥離するまでの時間で測定。うませ伸び 壁紙
に接着剤を浸透させて、伸び率(%)を測定した.耐折れ
皺性 2kgの荷重を30分かけてその結果を見
た。
【0020】
【発明の効果】壁紙のエンボスが損なわれなかった。目
地隙がなかった。相ハギ性が良かった。うませ状態が良
かった。ピールアップ性が良かった。耐折れ皺性が良か
った。耐ふくれ性が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明断面図である。
【図2】 本発明断面図である。
【符号の説明】
1 薄紙 2 PO 3 クレープ紙 4 POサンド紙 7、10 本願壁紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AK03B AR00D BA03 BA04 BA05 BA06 BA07 BA10A BA10C BA10D BA10E CB00 DG10A DG10C DG10D DG10E EC18 EJ39 GB08 HB00E HB31 JL01 4L055 AJ01 AJ02 AJ06 AJ07 BE14 FA30 GA23

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心に低融点ポリオレフィンを介した上下
    の薄紙状紙の積層体を有することを特徴とする壁紙。
  2. 【請求項2】積層体下に裏打ち紙を有する請求項1の壁
    紙。
  3. 【請求項3】積層体の表面に化粧紙を有する請求項1の
    壁材。
  4. 【請求項4】薄紙状紙が薄紙またはクレープ紙である請
    求項1の壁紙。
  5. 【請求項5】表面化粧紙としての上部薄紙と下部クレー
    プ紙の中心に低融点ポリオレフィンを介した積層体下
    に、裏打ち紙が形成されたことを特徴とする壁紙。
  6. 【請求項6】表面化粧紙下に、上部クレープ紙と下部薄
    紙の中心に低融点ポリオレフィンを介した積層体が形成
    され、薄紙を裏打ち紙としたことを特徴とする壁紙。
JP2001148562A 2001-05-18 2001-05-18 壁 紙 Pending JP2002337302A (ja)

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