JP2002334052A - データバス使用制御方法,データ転送システムおよび画像形成装置 - Google Patents

データバス使用制御方法,データ転送システムおよび画像形成装置

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JP2002334052A
JP2002334052A JP2001140920A JP2001140920A JP2002334052A JP 2002334052 A JP2002334052 A JP 2002334052A JP 2001140920 A JP2001140920 A JP 2001140920A JP 2001140920 A JP2001140920 A JP 2001140920A JP 2002334052 A JP2002334052 A JP 2002334052A
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JP2001140920A
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Sugiko Otegi
木 杉 高 樗
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データバスPbの使用効率を高くする。空き
時間を確保する。結果として無意味に終わるバスサイク
ルの起動を抑制。優先順位が低いデータ転送のバス使用
効率を高くする。 【解決手段】 画像メモリMEM,メモリコントローラ
IMAC,プリンタPRR,データ転送制御CDICお
よびデータバスPbのバス調停手段9、を備え、データ
転送制御CDICは、バス使用要求IT REQ/IR
REQの送出間隔を規定するタイマー26c,26eを
含み、該送出間隔でバス使用要求ITREQ/IR R
EQをバス調停手段9に送出し、バス使用許可IT G
NT/IR GNTを受けるとバスPbを通して、IM
ACからメモリMEMの画像データを受ける、又は、I
MACにメモリMEMに格納する画像データを送出す
る、ことを特徴とする;画像形成装置(図3,図5,図
10−13)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ転送システ
ムにおけるデータバスの使用制御方法および装置ならび
にそれらを用いる画像形成装置に関し、特に、これに限
定する意図ではないが、同一のデータバスを用いて同一
のメモリに対して書込みと読出しを略同時に行う、およ
び又は、複数のデバイス又はユニットが1組のデータバ
スをデータ転送に共用使用するデータ転送の、該データ
バスの使用制御に関する。転送データは例えば、画像デ
ータ,テキストデータ,計測器等の計測データ,制御コ
マンドあるいはプログラムデータである。適用機器は例
えば、ディジタル複写機,複合機能(複写,ファクシミ
リ送信/受信,プリントアウト,原稿読取等の2以上)
がある画像処理機,計測器,制御器等、である。
【0002】
【従来技術】たとえば複合機能がある画像処理機の一例
では、原稿画像をスキャナでディジタル信号(画像デー
タ)に変換し、データバスを介して1枚の転写紙に記録
する画像1ページ分をフレームメモリに格納し、または
一旦フロッピー(登録商標)ディスクやハードディスク
等の補助記憶装置に格納し、プリントアウトが必要なと
きに補助記憶装置からフレームメモリに1ページあるい
は複数ページ分の画像データを転送後、プリンタエンジ
ン(例えばレーザプリンタ)にこれら画像データを送っ
てプリントアウトする。あるいはLAN(ローカルエリ
アネットワーク)やシリアル・パラレルインターフェー
スを介してパソコンからプリントコマンドを受け取り、
プリンタコントローラ又は複合機能コントローラと呼ば
れるデータ処理ユニットでフォントメモリをアクセスし
ながら文字をあらわすコードデータを画素の記録/非記
録を表す画像データに変換してフレームメモリに展開
し、その後プリンタエンジンへこれら画像データを送る
ことでプリント画像を得る。そのシステム構成の一例が
特開2001−024833号公報に提示され、そのよ
うなデータ転送システムの一例が特開平9−18683
6号公報に提示されている。
【0003】前記特開平9−186836号公報のデー
タ転送システムは、システム全体を制御する2つのCP
UとこれらのCPUが実行すべきアプリケーションプロ
グラムや必要なフォント情報等を記憶する主記憶メモリ
と、それらのCPU及び主記憶メモリ間を相互接続する
CPUバスとを備えている。上記のアプリケーションプ
ログラムや必要なフォント情報等は補助記憶装置から読
み出されて主記憶メモリにロードされるようになってい
る。CPUバスは、第1のPCIブリッジを介して第1
のPCI(Peripheral Component Interconnect)バスと
接続されると共に第2のPCIブリッジを介して第2の
PCIバスと接続されている。CPUバスにはまたPC
Iバスコントローラが接続されている。このPCIバス
コントローラは、第1のPCIブリッジによってサポー
トされる第1のPCIバスと第2のPCIブリッジによ
ってサポートされる第2のPCIバスとの間のアービト
レーション(競合調停)やPCIバスプロトコルに対応
した制御を行う。
【0004】第1のPCIバスには、ディスプレイ装置
を制御するためのディスプレイコントローラ,タッチパ
ネルを制御するためのタッチパネルコントローラ,フロ
ッピーディスク装置やハードディスク装置等の補助記憶
装置を制御するためのFD・HDインターフェースコン
トローラ,ホストコンピュータとの間でシリアル通信や
パラレル通信を制御するためのシリアル・パラレルイン
ターフェースコントローラ,ローカルエリアネットワー
ク等との間の通信を制御するためのネットワークインタ
ーフェースコントローラ等が接続されている。
【0005】第1のPCIバスにはまた、第1のフレー
ムメモリに対するデータ書込み・読出しアドレスの生成
や第1のフレームメモリを構成するDRAMのリフレッ
シュ制御を行うための第1のDRAMコントローラが接
続されている。
【0006】一方、第2のPCIバスには、第2のフレ
ームメモリに対するデータ書込み・読出しアドレスの生
成や第2のフレームメモリを構成するDRAMのリフレ
ッシュ制御を行うための第2のDRAMコントローラ,
DMA転送制御用のDMAコントローラ,SCSI(Sma
ll Computer System Interface)バスとの接続制御を行
うSCSIインターフェース等が接続されている。
【0007】第1のDRAMコントローラはDMAコン
トローラとビデオインターフェースとに接続され、同様
に第2のDRAMコントローラもまた該DMAコントロ
ーラと該ビデオインターフェースとに接続されている。
そして、DMAコントローラは、第1のフレームメモリ
に展開された画像データをDMA制御によりビデオイン
ターフェースに直接転送したり、あるいは第2のフレー
ムメモリに展開された画像データをDMA制御によりビ
デオインターフェースに直接転送する。ビデオインター
フェースに転送された画像データは、プリンタエンジン
に出力される。
【0008】例えば複数の原稿から読み取った複数ペー
ジ分の画像データを印刷出力する場合には、上位(ホス
ト)コンピュータからシリアル・パラレルインターフェ
ースコントローラを介して入力され、あるいはネットワ
ーク(図示せず)からネットワークインターフェースコ
ントローラを介して入力された文字コードや制御コマン
ドは、CPUによって解読され、例えば第2のフレーム
メモリ上に画像データ(ビットデータ)として展開され
る。1ページ分の画像データが展開されたところで、C
PUはDMAコントローラを起動し、第2のフレームメ
モリ上の1ページ分の画像データをビデオインターフェ
ースに転送する。これにより、その画像データがプリン
タエンジンに出力され、描画(印刷)が行われる。
【0009】この例においては、プリンタエンジンに送
られる転写紙サイズの画像全体をフレームメモリに格納
し、更に複数ページをプリントする場合は、少なくとも
数フレーム分のフレームメモリを備える必要がある。従
ってこれらの画像データが転送されるPCIバスのデー
タ転送量はかなり多くなる。例えば、画像がA4サイズ
(210mm×297mm)1枚で、ドット密度が60
0dpi、1画素当たり8ビットの画像とすると実に約
35MB(メガバイト)ものデータ量となる。
【0010】前記特開平9−186836号公報におい
ては、これら大量の画像データの転送能力を向上するた
めに、例えば独立なPCIバスを2本設けるというハー
ドウェア的な拡張を行っている。高価格機の複写機で
は、このようなハードウェア拡張によるコスト上昇もあ
る程度許されるが、低価格機では低コスト化のため実現
が難しい。
【0011】また、前記特開平9−186836号公報
では詳しく触れられていないが、例えば第1のPCIバ
スに接続されている各I/Oデバイス間でデータ転送を
行う場合に、優先度の高いあるいは優先度の低いデータ
転送が存在する。例えば、複写機における原稿スキャナ
で原稿を読取ると同時にプリンタでプリントアウトする
コピー動作の実行中の画像データ転送の優先度は高い
が、これに比べてネットワーク通信やシリアル・パラレ
ル通信は、通信接続を維持したままでもデータ転送を止
めてデータバスの空きを待つことが出来るので、比較的
データ転送の優先度が低い。このような制約を考慮し
て、バス調停を行うのがPCIバスコントローラのバス
調停回路である。
【0012】一般に、優先度の高いデータ転送には、バ
ス調停回路により多くのデータ転送が許可される。しか
しながら優先度の低いデータ転送にも設定された頻度で
必ずデータ転送を許可する必要があり、PCIバスに接
続されるI/Oデバイスの数が多いほどバス調停回路は
複雑になる。
【0013】バス調停の一例として、ラウンドロビン調
停方式によるバス調停回路の機能を次に示す。まず簡単
な例として、データバスにバスサイクルを起動し得る2
つのデバイス(一般にマスターと呼ばれる。PCIバス
ではイニシエータと呼ばれることもある。)がある場合
の調停方法を、図18の(a)に示す。これはステート
マシン(バス調停回路)の状態遷移図であり、矢印RE
Q_BはイニシエータBからデータバス使用要求があっ
た場合に、ステートGNT_AからGNT_Bへの遷移
を表わしている。一方、矢印REQ_Aは、イニシエー
タAからデータバス使用要求があった場合に、ステート
GNT_BからGNT_Aへの遷移を表わしている。ス
テートGNT_Aは、イニシエータAへのPCIバス使
用許可を与えている状態であり、ステートGNT_Bは
イニシエータBへのPCIバス使用許可を与えている状
態である。ステートGNT_Aにいる場合に、イニシエ
ータAからのバス使用要求REQ_Aがあった場合には
GNT_Aに留まり、バス使用の許可を与える。また、
ステートGNT_Bにいる場合に、イニシエータBから
のバス使用要求があった場合にはGNT_Bに留まり、
バス使用の許可を与える。また、ステートGNT_Aに
いる場合に、イニシエータAからのバス使用要求REQ
_AとイニシエータBからのバス使用要求REQ_Bが
あった場合には、ステートGNT_Bに遷移し、イニシ
エータBにバス使用の許可を与える。このように図18
の(a)に示すイニシエータが2つの場合のバス調停方
式では、イニシエータAとイニシエータBへのバス使用
の許可の優先度はA:B=1:1となる。
【0014】これと同様に、バスにイニシエータのデバ
イスが3つ接続されている場合にそれぞれに同じ優先度
でバスの使用許可を与える場合、つまり優先度がA:
B:C=1:1:1のときの状態遷移図の例を、図18
の(b)に示す。図中の例えば矢印REQ_A&!RE
Q_Cの意味は、今ステートGNT_Bにあり、イニシ
エータAからのバス使用要求があり、かつイニシエータ
Cからのバス使用要求がない場合にステートGNT_B
からGNT_Aに遷移することを示す。その他について
は前述の図18の(a)における場合と同様である。こ
の3つのステートをそれぞれのバス使用要求に応じて遷
移することで、同じ優先度でバス使用を許可することが
できる。
【0015】さらに、バスにイニシエータのデバイスが
4つ接続されている場合、それぞれに同じ優先度でバス
の使用許可を与える場合、つまり優先度がA:B:C:
D=1:1:1:1のときの状態遷移図の例を、図18
の(c)に示す。各ステートの遷移条件等については、
前述の図18の(a)あるいは図18の(b)における
場合と同様である。
【0016】以上は各イニシエータへのバス使用許可の
優先度が同じ場合であるが、例えばイニシエータが2つ
で、バス使用の優先度がA:B=2:1の場合のバス調
停の状態遷移図を、図19の(a)に示す。この場合、
ステートGNT_A1とGNT_A2にある場合に、イ
ニシエータAへのバス使用許可を与えるもので、これ以
外はこれまで述べたものと同様である。
【0017】さらに、例えばイニシエータが3つで、バ
ス使用の優先度がA:B:C=2:1:1の場合のバス
調停の状態遷移図を、図19の(b)に示す。この場合
においても、ステートGNT_A1とGNT_A2にあ
る場合に、イニシエータAへのバス使用許可を与えるも
ので、各ステートの遷移条件等についてはこれまで述べ
たものと同様である。
【0018】以上、簡単な場合について述べたが、イニ
シエータの数が増えたり、また各イニシエータへの優先
度を細かく設定しようとすると、バス調停回路が極端に
複雑になり、また回路が複雑になることにより、バス使
用要求を出してからバス使用許可を得るまでのバス調停
に要する時間も長くなってしまう。この場合、バスの転
送速度を速めたり、バスの使用効率を向上させることが
難しくなる。
【0019】この問題の一例を具体的に説明する。ここ
で、図3の画像処理装置のシステム構成で、コピー実行
時には前述したが、スキャナSCRの読み取りユニット
4にて原稿を読取って得たデータを、SBU(Sensor Bo
ard Unit),CDIC(Compression Decompression Inte
rface Control),IPP(画像処理装置),CDICと転
送され、CDICからパラレルバスPb及びメモリコン
トローラIMAC(Image Memory Access Control)を介
してフレームメモリMEMに蓄積される。そしてしかる
後に、画像信号はフレームメモリMEMからIMAC及
びパラレルバスPbを介してCDICに送られ、IP
P,VDC,プリンタPRRに送ってプリントアウトする
システムを参照する。
【0020】図9に、CDICとフレームメモリMEM
との画像データの転送の様子を示す。CDICからフレ
ームメモリMEMへの画像送信時は、CDIC内の送信
FIFO25tからパラレルデータI/F 26を介し
てパラレルバスPbへ送られ、さらにメモリコントロー
ラIMACを介してフレームメモリMEMに蓄積され
る。これは、スキャナーデータをメモリに蓄積するパス
なので以後S2Mパスと呼ぶ。
【0021】一方、フレームメモリMEMからCDIC
への画像受信時は、メモリコントローラIMAC,パラ
レルバスPb,CDIC内のパラレルデータI/F 2
6を介して受信FIFO25rに蓄積される。これは、
メモリMEMからプリンタPRRへの画像パスなので以
後M2Pパスと呼ぶ。コピー時には、このS2Mパスと
M2Pパスの画像転送が並行して実行されることにな
る。
【0022】このような画像転送においては、パラレル
バスPb上にてバースト転送が用いられる。例えばパラ
レルバスPbとしてパソコン等でデータ転送に使われて
いるPCIバスを引用すると、バースト転送では、アド
レス及びデータの共用ピンにて、まず送信時には送信先
の、受信時には受信データ取り出し先の先頭アドレスを
出力し、その後それまでアドレスが出力されていたピン
上にて、そのアドレス以後のデータを連続して転送する
もので、これを1トランザクションという。このように
アドレスとデータを時分割方式で転送することによりバ
スの本数の削減を行っている。例えば8バースト転送と
は、アドレスを出力してから8個のワードデータの送信
又は受信を行うことを示す。
【0023】前述したように、コピー実行時にはCDI
CからメモリMEMへの画像送信とメモリMEMからC
DICへの画像受信が並行して行われる。この場合パラ
レルバスPb上では、バースト送信とバースト受信が交
互に行われることになる。
【0024】図20に、このときの制御シーケンスを簡
単に示す。図20の(a)は、バースト送信とバースト
受信を交互に行うためのステートマシンで構成した送受
信シーケンサSET&Rの制御シーケンスを示す。図2
0の(b)は、送信シーケンサSETの制御シーケンス
を、また、図20の(c)は受信シーケンサSERの制
御シーケンスを示す。
【0025】図20について簡単に説明すると、図20
の(a)の送受信シーケンサSET&Rで今ステートS
0にあるとき、CDIC内部の送信FIFO 25tに
メモリに蓄積すべき画像データが格納し終わり、信号I
T_EXEにより画像送信が要求されると、送受信シー
ケンサSET&RはステートS1に遷移し、IT_EX
E2により、図20の(b)の送信シーケンサSETに
起動をかけた後、ステートS2にて次の転送要求まで待
機する。
【0026】図20の(b)の送信シーケンサSET
は、IT_EXE2入力により起動がかかり、ステート
S4からS5に移行することによってバースト送信が開
始される。すなわち、S5ではPCIバスPbの使用許
可を要求するためにPCIバスPbに接続された、図示
しないPCIバスコントローラ内のバス調停回路にリク
エスト信号IT_REQを出力している状態である。バ
ス調停回路よりバス使用許可信号IT_GNTが入力さ
れるとステートS5からS6に遷移し、S6のIT_S
TART出力にてバースト送信の起動をかけ、ステート
S7でバースト送信が終了するまで待機する。バースト
送信が終了すると、その旨を示すIT_ENDが入力さ
れるのでステートS7からアイドル状態のS4に戻るこ
とになる。
【0027】次に、送受信シーケンサにて画像受信要求
IR_EXEが入力されると、ステートS2からS3へ
遷移し、IR_EXE2により図20の(c)の受信シ
ーケンサSERに起動をかけた後、ステートS0にて次
の転送要求まで待機する。
【0028】図20の(c)の受信シーケンサSER
は、IR_EXE2入力により起動がかかり、ステート
S8からS9に移行することによってバースト受信が開
始される。S9ではPCIバスPbの使用許可を要求す
るために、PCIバスPbに接続されたPCIバスコン
トローラ内のバス調停回路にリクエスト信号IR_RE
Qを出力している状態である。バス調停回路よりバス使
用許可信号IR_GNTが入力されるとステートS9か
らS10に遷移し、S10のIR_START出力にて
バースト受信の起動をかけ、ステートS11でバースト
受信が終了するまで待機する。バースト受信が終了する
と、その旨を示すIR_ENDが入力されるのでステー
トS11からアイドル状態のS8に戻ることになる。
【0029】図20の(a)の送受信シーケンサSET
&Rにて、今ステートS0にあるとき、送信要求IT_
EXEと受信要求IR_EXEの双方の要求がきた場合
には、状態遷移図に示すように送信要求に応え、ステー
トS0からS1への遷移によってバースト送信が実行さ
れる。一方、ステートS2にあるとき、同様に送信要求
IT_EXEと受信要求IR_EXEの双方の要求がき
た場合には、今度は状態遷移図に示すように受信要求に
応え、ステートS2からS3への遷移によってバースト
受信が実行される。このようにして、バースト送信とバ
ースト受信が交互に実行されることになる。
【0030】図21に、図20の(a)〜(c)に示す
従来の送受信シーケンサSET&R、送信シーケンサS
ETおよび受信シーケンサSERを1つのシーケンサで
実現した送受信制御シーケンサSETCを示す。この送
受信制御シーケンサSETCのステートS0が送信アイ
ドルステート、S1〜S3がバースト送信シーケンス、
S4が受信アイドルステート、S5〜S7がバースト受
信シーケンスである。図21に示すシーケンサSETC
の入出力信号で、図20に示したものと同様な信号は、
同じ記号で表わしている。
【0031】図21について簡単に説明すると、今送信
アイドルステートS0にあるとき、信号IT_EXEに
より画像送信が要求されるとステートS0からS1に遷
移し、S1でPCIバスの使用許可を要求するためにリ
クエスト信号IT_REQを出力し、バス調停回路より
バス使用許可信号IT_GNTが入力されるとステート
S1からS2に遷移し、S2にてバースト送信の起動
(IT_START)をかけ、ステートS3でバースト
送信が終了するまで待機する。バースト送信が終了する
と、その旨を示すIT_ENDが入力されるのでステー
トS3から受信のアイドルステートS4に遷移する。
【0032】ステートS4の状態で、今度は画像受信要
求IR_EXEが入力されると、ステートS4からS5
へ遷移し、S5でPCIバスの使用許可を要求するため
にPCIバスに接続されたPCIバスコントローラ内の
バス調停回路にリクエスト信号IR_REQを出力し、
バス調停回路よりバス使用許可信号IR_GNTが入力
されるとステートS5からS6に遷移し、S6にてバー
スト受信の起動(IR_START)をかけ、ステート
S7でバースト受信が終了するまで待機する。バースト
受信が終了すると、その旨を示すIR_ENDが入力さ
れるのでステートS7から送信アイドル状態のS0に戻
ることになる。
【0033】また、送信アイドルステートS0にあると
き、送信要求IT_EXEと受信要求IR_EXEの双
方の要求がきた場合には、状態遷移図に示すように送信
要求に応え、ステートS0からS1への遷移によってバ
ースト送信が実行される。一方、受信アイドルステート
S4にあるとき、同様に送信要求IT_EXEと受信要
求IR_EXEの双方の要求がきた場合には、今度は状
態遷移図に示すように受信要求に応え、ステートS4か
らS5への遷移によってバースト受信が実行される。こ
のようにして、バースト送信とバースト受信が交互に実
行されることになる。
【0034】図20の例では、3つのシーケンサにより
構成され、ステート数も計12となっていた。これが図
21では、1つのシーケンサで構成され、ステート数も
8と図20の(a)に比べ、シンプルになっており、構
成回路も少なくなっている。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】ここで図22の(a)
に、図9に示したCDICの送信FIFO 25tから
メモリMEMへのパスのS2Mパスにおける送信の様子
を示す。CDICからターゲットのメモリコントローラ
IMACを介してメモリMEMにデータを送信する場
合、IMACがパラレルバスPbを介して、画像データ
を受取り、メモリMEMに格納するまでの期間(受信デ
ータ格納間隔)を図中に示す。
【0036】なお、この期間は次の画像データは受信で
きない。従ってこの期間にCDICから送信要求のリク
エスト信号を出し、バス使用の許可(グラント)をもら
ってバスサイクルを起動しても、IMAC側はデータを
受信できる状態でないのでIMACはリトライ、すなわ
ち再度の送信バスサイクルの起動、をするようにCDI
C側に要求する。このときのCDIC側の送受信制御シ
ーケンサSETCは、図21のステートS0、S1、S
2、S3、S4、S0と遷移し、再度バス使用要求のリ
クエスト信号をバス調停回路に対して出力する。このス
テート遷移は、高速に循環するため、図22の(a)に
示すようにリクエスト(REQ)間隔は短く、IMAC
がデータ受信可能になるまでリトライを返され、この間
はデータ送信は成立せず、リトライが繰り返される。そ
してIMACがデータ受信可能状態になったときに送信
が成立する。
【0037】このように遅れが生じると決められた時間
内に画像転送を終了できず、プリント時に異常画像が発
生してしまうためバス調停での優先順位は高く設定され
る。ところが、画像の転送量が少なかったり、IMAC
側でデータ格納に時間がかかり、データを受信できない
期間が長いと多くのバスサイクルは起動されるが、実際
にデータ転送が成立するのは少なく、共有バスPbが有
効に使用されないことになる。また、データバスPb上
で無意味なバスサイクル、すなわちイニシエータ(CD
IC)の、結果として無意味となるリクエストREQの
発生,バス調停回路の、該リクエストREQへのデータ
バス使用許可,イニシエータの、データバスを介したタ
ーゲット(IMAC)への受信(データ受け)/送信
(データ送出)要求の送信、および、ターゲットの、イ
ニシエータへのリトライの返信、が多く起動されるとす
なわち高頻度で繰返されると、その期間、他の優先順位
の低いデータ転送が入り込めなくなり、データバスPb
が有効に使用されなくなる。例えば、画像データの転送
時間が、図22上に「送信成立」,「受信成立」と示す
ように短い時間であっても、「リトライ」と示す空き区
間に、優先順位の低いデータ転送が入り込めず、該空き
区間がデータバスの使用効率を下げてしまう。
【0038】図22の(b)は、メモリMEMからCD
ICの受信FIFO 25rへのパスのM2Pパスにお
ける受信の様子を示す。図中に示すように、メモリコン
トローラIMACがメモリMEMから画像データを読み
出してCDICに送信可能になるまでにある程度時間
(送信データ準備期間)を要すると、その間にCDIC
から要求されるデータ受信要求に対してはリトライ、す
なわち再度の受信バスサイクルの起動、をするようにC
DIC側に要求する。このとき、CDIC側の送受信制
御シーケンサSETCは、図21のステートS4、S
5、S6、S7、S0、S4と遷移し、再度バス使用要
求のリクエスト信号をバス調停回路に対して出力する。
このステート遷移は高速に循環するため、図22の
(b)に示すようにリクエスト(REQ)間隔は短く、
IMACがデータ送信可能になるまでリトライを返さ
れ、この間はデータ受信は成立せず、リトライが繰り返
される。そして、IMACがデータ送信可能状態になっ
たときに受信が成立する。送信のときの図22の(a)
に示すタイミングと同様に、このような状態ではデータ
バスPbが有効に使用されないことになる。
【0039】本発明は、データバスの使用効率を高くす
ることを第1の目的とし、データバスの使用許可が可能
な空き時間を確保することを第2の目的とし、結果とし
て無意味に終わるバスサイクルの起動を抑制することを
第3の目的とする。優先順位が低いデータ転送のバス使
用効率を高くすることを第4の目的とする。
【0040】
【課題を解決するための手段】(1)バスサイクルを起
動し得るマスター(CDIC)がバス調停手段(9)に対してバ
ス使用要求(IT REQ/IR REQ)を与え、該バス使用要求に
対してデータバス(Pb)が使用可のときはバス調停手段
(9)がバス使用許可(IT GNT/IR GNT)を該マスター(CDIC)
に与え、これに応答して該マスター(CDIC)がターゲット
(IMAC)との間で前記データバス(Pb)を使用するデータ転
送を行う、データバス使用制御方法において、前記マス
ター(CDIC)が、ターゲット(IMAC)のデータ転送(対MEMの
書込み/読出し)に関するターゲット側処理時間(受信
データ格納間隔/送信データ準備期間)以上の間隔で、
前記バス使用要求(IT REQ/IR REQ)を前記バス調停手段
(9)に与える;ことを特徴とするデータバス使用制御方
法。
【0041】なお、理解を容易にするためにカッコ内に
は、図面に示し後述する実施例の対応要素又は対応事項
の記号を、参考までに付記した。以下も同様である。
【0042】これによれば、例えばマスター(CDIC)から
ターゲット(IMAC)にデータ送信するときにターゲット(I
MAC)が受信後のデータ格納に時間(受信データ格納時
間)がかかる場合や、マスター(CDIC)がターゲット(IMA
C)からデータ受信するときにターゲットがデータを準備
するのに時間(送信データ準備時間)を要する場合など
に、ターゲット(IMAC)がデータ送受信が可能になるそれ
らの時間以上の間隔でマスター(CDIC)からバス使用要求
を発生させることにより、結果として無意味に終わるバ
ス使用要求の発生が無くなり、該無意味なバス使用要求
によって起動するバスサイクルが発生しなくなる。すな
わち、優先順位の高い転送は確実に実現し、無意味なバ
スサイクルの起動と転送やり直し要求のリトライ等の返
送が無くなり、この間に優先順位の低い転送も入り易く
なるため、優先順位の低いデータ転送が許可される確率
が高くなり、データバスでの転送効率が向上し、データ
バスの使用効率が向上する。
【0043】
【発明の実施の形態】(2)バスサイクルを起動し得る
マスター(CDIC)がバス調停手段(10a-10e)に対してバス
使用要求(IT REQ/IR REQ)を与え、該バス使用要求に対
してデータバス(Pb)が使用可のときはバス調停手段(10a
-10e)がバス使用許可(IT GNT/IR GNT)を該マスター(CDI
C)に与え、これに応答して該マスター(CDIC)がターゲッ
ト(IMAC)との間で前記データバス(Pb)を使用するデータ
転送を行う、データバス使用制御方法において、前記バ
ス調停手段(10a-10e)は、マスター(CDIC)がバス使用要
求(IT REQ/IR REQ)を与えると該マスター(CDIC)のデー
タ転送に関するターゲット側処理時間(受信データ格納
間隔/送信データ準備期間)以上の間隔でバス使用許可
(IT GNT/IRGNT)を該マスターに与えることを特徴とする
データバス使用制御方法。
【0044】これによれば、例えばマスター(CDIC)から
ターゲット(IMAC)にデータ送信するときにターゲット(I
MAC)が受信後のデータ格納に時間(受信データ格納時
間)がかかる場合や、マスター(CDIC)がターゲット(IMA
C)からデータ受信するときにターゲット(IMAC)がデータ
を準備するのに時間(送信データ準備時間)を要する場
合などに、それらの時間以上の間隔でバス調停回路(10a
-10e)がバス使用許可(ITGNT/IR GNT)をマスター(CDIC)
に与えるので、優先順位の高いデータ転送は確実に実現
し、無意味なバスサイクルの起動や転送やり直し要求の
リトライ等の返送がなくなり、優先順位の低いデータ転
送が許可される可能性が向上し、データバスでの転送効
率が向上し、データバスの使用効率が向上する。
【0045】(3)データバス(Pb);マスター(CDIC,FC
U)からのバス使用要求(IT REQ/IR REQ)に応答して、該
マスターによる前記データバス(Pb)の使用が可能である
とバス使用許可(IT GNT/IR GNT)をマスターに与えるバ
ス調停手段(9);マスターからの要求に従い前記データ
バス(Pb)からデータを受ける又はデータバス(Pb)にデー
タを送出するターゲット(IMAC);および、前記バス調停
手段(9)にバス使用要求(IT REQ/IR REQ)を送出し、該バ
ス調停手段(9)からバス使用許可(IT GNT/IR GNT)を受け
ると前記データバス(Pb)を通して、ターゲット(IMAC)か
らデータを受ける又はターゲット(IMAC)にデータを送出
する、1以上のマスター(CDIC,FCU);を備え、前記マス
ター(CDIC,FCU)の少くとも1つが、バス使用要求(IT RE
Q/IR REQ)の送出間隔を規定するタイマー手段(26c,26e)
を含み、該送出間隔でバス使用要求(IT REQ/IR REQ)を
前記バス調停手段(9)に与える;ことを特徴とするデー
タ転送システム(図3)。
【0046】これによれば、例えばマスター(CDIC)から
ターゲット(IMAC)にデータ送信するときにターゲット(I
MAC)が受信後のデータ格納に時間(受信データ格納時
間)がかかる場合や、マスター(CDIC)がターゲット(IMA
C)からデータ受信するときにターゲットがデータを準備
するのに時間(送信データ準備時間)を要する場合など
に、それらの時間以上の送信間隔をタイマー手段(26c,2
6e)に設定することにより、上記(1)に記述の作用,
効果を実現出来る。
【0047】(4)データバス(Pb);マスター(CDIC,FC
U)からのバス使用要求(IT REQ/IR REQ)に応答して、該
マスターによる前記データバスの使用が可能であるとバ
ス使用許可(IT GNT/IR GNT)をマスターに与えるバス調
停手段(10a-10e);マスターからの要求に従い前記デー
タバスからデータを受ける又はデータバスにデータを送
出するターゲット(IMAC);および、前記バス調停手段(1
0a-10e)にバス使用要求(IT REQ/IR REQ)を送出し、該バ
ス調停手段(10a-10e)からバス使用許可(IT GNT/IR GNT)
を受けると前記データバス(Pb)を通して、ターゲット(I
MAC)からデータを受ける又はターゲット(IMAC)にデータ
を送出する、1以上のマスター(CDIC,FCU);を備え、前
記バス調停手段(10a-10e)が、バス使用許可(IT GNT/IR
GNT)の送出間隔を規定するタイマー手段(10c,10e)を含
み、少くとも1つのマスター(CDIC)には、該送出間隔で
バス使用許可(IT GNT/IR GNT)を与える;ことを特徴と
するデータ転送システム(図14-17)。
【0048】これによれば、例えばマスター(CDIC)から
ターゲット(IMAC)にデータ送信するときにターゲット(I
MAC)が受信後のデータ格納に時間(受信データ格納時
間)がかかる場合や、マスター(CDIC)がターゲット(IMA
C)からデータ受信するときにターゲットがデータを準備
するのに時間(送信データ準備時間)を要する場合など
に、それらの時間以上の送信間隔をタイマー手段(10c,1
0e)に設定することにより、上記(2)に記述の作用,
効果を実現出来る。
【0049】(5)画像データを生成する手段(6/SC
R),メモリ手段(MEM),該メモリ手段のデータ読み書き
を制御するメモリコントローラ(IMAC),画像データに基
づいて用紙上に画像を形成する作像手段(PRR),前記メ
モリ手段(MEM)に対する画像データの転送を制御するデ
ータ転送制御手段(CDIC),前記メモリコントローラ(IMA
C)およびデータ転送制御手段(CDIC)を接続したデータバ
ス(Pb)、および、該データバス(Pb)の使用可否を決定す
るバス調停手段(9)、を備え、前記データ転送制御手段
(CDIC)は、バス使用要求(IT REQ/IR REQ)の送出間隔を
規定するタイマー手段(26c,26e)を含み、該送出間隔で
バス使用要求(IT REQ/IR REQ)を前記バス調停手段(9)に
送出し、該バス調停手段(9)からバス使用許可(IT GNT/I
R GNT)を受けると前記データバス(Pb)を通して、前記メ
モリコントローラ(IMAC)から前記メモリ手段(MEM)の画
像データを受ける、又は、メモリコントローラ(IMAC)に
メモリ手段(MEM)に格納する画像データを送出する、こ
とを特徴とする;画像形成装置(図3,図5,図10−
13)。
【0050】これによれば、例えば、データ転送制御手
段(CDIC)からメモリコントローラ(IMAC)にデータ送信す
るときにメモリコントローラ(IMAC)が受信後のデータ格
納に要する受信データ格納時間以上の時間を送信側のタ
イマー手段(26c)に設定し、データ転送制御手段(CDIC)
がメモリコントローラ(IMAC)からデータ受信するときに
メモリコントローラがデータを準備するのに要する送信
データ準備時間を受信側のタイマー手段(26e)に設定す
ることにより、例えば、データ転送制御手段(CDIC)がメ
モリコントローラ(IMAC)を介して、メモリ手段(MEM)か
ら画像データを読出して作像手段(PRR)に与える画像デ
ータ読出しと、データ転送制御手段(CDIC)がメモリコン
トローラ(IMAC)を介してメモリ手段(MEM)に、画像デー
タ生成手段(6/SCR)が発生する画像データを書込む画像
データ格納とを交互に繰り返す場合、データ転送制御手
段(CDIC)が送出した画像データをメモリコントローラ(I
MAC)がメモリ手段(MEM)に書込む受信データ格納時間内
にデータ転送制御手段(CDIC)が、結果として無意味とな
る画像データ送信のためのバス使用要求(IT REQ)を繰返
し発生することはなく、従ってメモリコントローラ(IMA
C)は繰返しリトライ要求を返送する必要もない。この間
に、データ転送制御手段(CDIC)は、メモリ手段(MEM)か
ら画像データを読み出す画像データ受信のための、バス
使用要求(IR REQ)を発生してバス調停手段(9)からバス
使用許可(IR GNT)を受けて、メモリコントローラ(IMAC)
に画像データ読出し転送を指示することが出来る。
【0051】これにより、先行の画像データ格納が終わ
るや否や後行の画像データ読出しを開始することが出来
る。この画像データ読出しを行う送信データ準備期間内
にデータ転送制御手段(CDIC)が、結果として無意味とな
る画像データ受信のためのバス使用要求(IR REQ)を繰返
し発生することはなく、従ってメモリコントローラ(IMA
C)は繰返しリトライ要求を返送する必要もない。この間
に、データ転送制御手段(CDIC)は、メモリ手段(MEM)に
画像データを格納する画像データ送信のための、バス使
用要求(IT REQ)を発生してバス調停手段(9)からバス使
用許可(IT GNT)を受けて、メモリコントローラ(IMAC)に
画像データ格納を指示することが出来る。これにより、
先行の画像データ読出しが終わるや否や後行の画像デー
タ格納を開始することが出来る。
【0052】この様に、結果として無意味に終わるバス
使用要求の発生が無くなり、該無意味なバス使用要求に
よって起動するバスサイクルが発生しなくなる。すなわ
ち、無意味なバスサイクルの起動と転送やり直し要求の
リトライ等の返送が無くなり、この間に優先順位の低い
転送も入り易くなるため、優先順位の低いデータ転送が
許可される確率が高くなり、データバスでの転送効率が
向上し、データバスの使用効率が向上する。
【0053】また、例えば更に、ファクシミリ制御ユニ
ット(FCU)もデータ転送制御手段(CDIC)と同様なマスタ
ーに構成して、ファクシミリ制御ユニット(FCU)もデー
タバス(Pb)およびメモリコントローラ(IMAC)を介してメ
モリ手段(MEM)を画像データの格納に利用する態様(図
3,図5&図8)では、データ転送制御手段(CDIC)とフ
ァクシミリ制御ユニット(FCU)が同時にメモリ手段(MEM)
を利用する場合に、マスター(CDIC,FCU)毎にバス使用要
求(IT REQ/IR REQ)の送出間隔を設定して、優先順位の
高いデータ転送は確実に実行し、無意味な転送やり直し
要求のリトライ等が返されることを防ぐことができ、こ
の間に優先順位の低い転送も入り易くなるため、データ
バスでの転送効率を向上し、バスを有効に使用すること
ができる。
【0054】(6)画像データを生成する手段(6/SC
R),メモリ手段(MEM),該メモリ手段のデータ読み書き
を制御するメモリコントローラ(IMAC),画像データに基
づいて用紙上に画像を形成する作像手段(PRR),前記メ
モリ手段(MEM)に対する画像データの転送を制御するデ
ータ転送制御手段(CDIC),前記メモリコントローラ(IMA
C)およびデータ転送制御手段(CDIC)を接続したデータバ
ス(Pb)、および、該データバス(Pb)の使用可否を決定す
るバス調停手段(10a-10e)、を備え、該バス調停手段(10
a-10e)は、バス使用許可(IT GNT/IR GNT)の送出間隔を
規定するタイマー手段(10c,10e)を含み、該送出間隔で
バス使用許可を前記データ転送制御手段(CDIC)に送出
し;データ転送制御手段(CDIC)は、バス調停手段(10a-1
0e)からバス使用許可(IT GNT/IR GNT)を受けると前記デ
ータバス(Pb)を通して、前記メモリコントローラ(IMAC)
から前記メモリ手段(MEM)の画像データを受ける、又
は、メモリコントローラ(IMAC)にメモリ手段(MEM)に格
納する画像データを送出する、ことを特徴とする;画像
形成装置(図3,図14−17)。
【0055】これによれば、例えば、データ転送制御手
段(CDIC)からメモリコントローラ(IMAC)にデータ送信す
るときにメモリコントローラ(IMAC)が受信後のデータ格
納に要する受信データ格納時間以上の時間を送信側のタ
イマー手段(10c)に設定し、データ転送制御手段(CDIC)
がメモリコントローラ(IMAC)からデータ受信するときに
メモリコントローラがデータを準備するのに要する送信
データ準備時間を受信側のタイマー手段(10e)に設定す
ることにより、例えば、データ転送制御手段(CDIC)がメ
モリコントローラ(IMAC)を介して、メモリ手段(MEM)か
ら画像データを読出して作像手段(PRR)に与える画像デ
ータ読出しと、データ転送制御手段(CDIC)がメモリコン
トローラ(IMAC)を介してメモリ手段(MEM)に、画像デー
タ生成手段(6/SCR)が発生する画像データを書込む画像
データ格納とを交互に繰り返す場合、データ転送制御手
段(CDIC)が送出した画像データをメモリコントローラ(I
MAC)がメモリ手段(MEM)に書込む受信データ格納時間内
にバス調停手段(10a-10e)が、結果として無意味となる
画像データ送信のためのバス使用許可(IT GNT)を繰返し
発生することはなく、従ってメモリコントローラ(IMAC)
は繰返しリトライ要求を返送する必要もない。この間
に、データ転送制御手段(CDIC)は、メモリ手段(MEM)か
ら画像データを読み出す画像データ受信のための、バス
使用要求(IR REQ)を発生してバス調停手段(10a-10e)か
らバス使用許可(IR GNT)を受けて、メモリコントローラ
(IMAC)に画像データ読出し転送を指示することが出来
る。
【0056】これにより、先行の画像データ格納が終わ
るや否や後行の画像データ読出しを開始することが出来
る。この画像データ読出しを行う送信データ準備期間内
にバス調停手段(10a-10e)が、結果として無意味となる
画像データ受信のためのバス使用許可(IR GNT)を繰返し
発生することはなく、従ってメモリコントローラ(IMAC)
は繰返しリトライ要求を返送する必要もない。この間
に、データ転送制御手段(CDIC)は、メモリ手段(MEM)に
画像データを格納する画像データ送信のための、バス使
用要求(IT REQ)を発生してバス調停手段(10a-10e)から
バス使用許可(IT GNT)を受けて、メモリコントローラ(I
MAC)に画像データ格納を指示することが出来る。これに
より、先行の画像データ読出しが終わるや否や後行の画
像データ格納を開始することが出来る。
【0057】この様に、結果として無意味に終わるバス
使用許可の発生が無くなり、該無意味なバス使用許可に
よって起動するバスサイクルが発生しなくなる。すなわ
ち、無意味なバスサイクルの起動と転送やり直し要求の
リトライ等の返送が無くなり、この間に優先順位の低い
転送も入り易くなるため、優先順位の低いデータ転送が
許可される確率が高くなり、データバスでの転送効率が
向上し、データバスの使用効率が向上する。
【0058】(7)前記画像データ生成手段は、原稿画
像スキャナ(SCR)を含む、上記(5)又は(6)の画像
形成装置。
【0059】(8)前記画像データ生成手段は、パソコ
ン(PC)が与える文字コードを画像データに展開するプリ
ンタコントローラ(MFC)を含む上記(5),(6)又は
(7)の画像形成装置。
【0060】(9)装置は更に、画像データ生成手段が
生成した画像データに原稿画像読取による画像情報劣化
を補正する処理を加える画像処理装置(IPP)を有し;前
記データ転送制御手段(CDIC)は、該画像処理装置(IPP)
が補正した画像データの前記メモリ手段(MEM)への転送
を制御する;上記(5),(6)又は(7)の画像形成
装置。
【0061】(10)バスサイクルを起動し得るマスタ
ー(CDIC,FCU)がデータの送受信を実行するために、バス
使用の調停を行うバス調停回路(9)に対して、バス使用
要求のリクエスト信号(IT REQ/IR REQ)を出力し、この
リクエスト信号を受けたバス調停回路(9)は、予め設定
された調停方式によりバスの調停を行い、リクエスト信
号を出力したマスター(CDIC,FCU)に対してバス使用を許
可する場合には、その旨を示すグラント信号(IT GNT/IR
GNT)を出力し、このグラント信号が入力されたマスタ
ー(CDIC,FCU)がバスサイクルを起動し、データの送受信
を行うデータバス制御装置において、マスター(CDIC,FC
U)からのバス使用要求であるリクエスト信号の出力間隔
を任意に変更できる手段(26c,26e/51c,51e)を具備する
ことを特徴とするデータバス制御装置。
【0062】これによれば、マスター(CDIC,FCU)からデ
ータバス使用要求のリクエスト信号の出力間隔を任意に
変更でき、最適な出力間隔を設定できるため、例えばマ
スター(CDIC,FCU)からターゲット(IMAC)にデータ送信す
る場合、ターゲットが受信後のデータ格納に時間がかか
る場合や、マスターがターゲットからデータ受信する場
合、ターゲットがデータを準備するのに時間を要する場
合などに、ターゲットがデータ送受信が可能になったタ
イミングを見計らってマスターからバス使用要求のリク
エスト信号を発生させるようにすることができるため、
優先順位の高い転送は確実に実行し、無意味な転送やり
直し要求のリトライ等が返されることを防ぐことがで
き、この間に優先順位の低い転送も入り易くなるため、
データバス(Pb)での転送効率を向上し、バスを有効に使
用することができる。
【0063】(11)データバス(Pb)に複数のマスター
(CDIC,FCU)が接続され、この接続された各マスター毎
に、バス使用要求であるリクエスト信号(IT REQ/IR RE
Q)の出力間隔を任意に設定できる手段(26c,26e/51c,51
e)を具備することを特徴とする、上記(10)記載のデ
ータバス制御装置。
【0064】これによれば、マスター(CDIC,FCU)毎にデ
ータバス使用要求のリクエスト信号(IT REQ/IR REQ)の
出力間隔を任意に変更でき、最適な出力間隔を設定でき
るため、例えばマスターからターゲットにデータ送信す
るときにターゲットが受信後のデータ格納に時間がかか
る場合や、マスターがターゲットからデータ受信すると
きにターゲットがデータを準備するのに時間を要する場
合などに、ターゲットがデータ送受信が可能になったタ
イミングを見計らってマスター毎にバス使用要求のリク
エスト信号を発生させるようにすることができるため、
優先順位の高い転送は確実に実行し、無意味な転送やり
直し要求のリトライ等が返されることを防ぐことがで
き、この間に優先順位の低い転送も入り易くなるため、
データバスでの転送効率を向上し、バスを有効に使用す
ることができる。
【0065】(12)バスサイクルを起動し得るマスタ
ー(CDIC,FCU)がデータの送受信を実行するために、バス
使用の調停を行うバス調停回路(10a-10e)に対して、バ
ス使用要求のリクエスト信号(IT REQ/IR REQ)を出力
し、このリクエスト信号を入力したバス調停回路(10a-1
0e)は、予め設定された調停方式によりバスの調停を行
い、リクエスト信号を出力したマスター(CDIC,FCU)に対
してバス使用を許可する場合には、その旨を示すグラン
ト信号(IT GNT/IR GNT)を出力し、このグラント信号が
入力されたマスターがバスサイクルを起動し、データの
送受信を行うデータバス制御において、マスター(CDIC,
FCU)からバス使用要求であるリクエスト信号が入力され
るバス調停回路(10a-10e)は、リクエスト信号(IT REQ/I
R REQ)が入力されてからバス使用許可信号であるグラン
ト信号(IT GNT/IR GNT)を出力するまでの出力間隔を任
意に変更できる手段(10c,10e)を具備することを特徴と
するデータバス制御装置。
【0066】これによれば、例えばマスター(CDIC,FCU)
からターゲット(IMAC)にデータ送信するときにターゲッ
ト(IMAC)が受信後のデータ格納に時間がかかる場合や、
マスター(CDIC,FCU)がターゲット(IMAC)からデータ受信
するときにターゲット(IMAC)がデータを準備するのに時
間を要する場合などに、データ転送毎にターゲット(IMA
C)がデータ送受信が可能な間隔でバス調停回路(10c,10
e)からバス使用許可のグラント信号(IT GNT/IR GNT)を
発生させるようにすることができるため、優先順位の高
い転送は確実に実行し、無意味な転送やり直し要求のリ
トライ等が返されることを防ぐことができ、この間に優
先順位の低い転送も入り易くなるため、データバスでの
転送効率を向上し、バスを有効に使用することができ
る。
【0067】(13)データバス(Pb)に複数のマスター
(CDIC,FCU)が接続され、各マスターから入力されるバス
使用要求のための各リクエスト信号(IT REQ/IR REQ)に
対して、個別にバス使用許可のグラント信号(IT GNT/IR
GNT)を出力するまでの期間を設定できる手段(10c,10e)
を具備することを特徴とする上記(12)のデータバス
制御装置。
【0068】これによれば、例えばマスター(CDIC,FCU)
からターゲットにデータ送信するときにターゲットが受
信後のデータ格納に時間がかかる場合や、マスターがタ
ーゲットからデータを受信するときにターゲットがデー
タを準備するのに時間を要する場合などに、送信と受信
の別に、あるいは必要に応じてマスター毎に、ターゲッ
トがデータ送受信が可能になる間隔でバス調停回路から
バス使用許可のグラント信号を発生させるようにするこ
とができるため、優先順位の高い転送は確実に実行し、
無意味な転送やり直し要求のリトライ等が返されること
を防ぐことができ、この間に優先順位の低い転送も入り
易くなるため、データバスでの転送効率を向上し、バス
を有効に使用することができる。
【0069】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明により明らかになろう。
【0070】
【実施例】−第1実施例− 図1に本発明の一実施例のデータ転送システムを組込ん
だ複合機能複写機の外観を示す。この複合機能複写機
は、大略で、自動原稿送り装置ADFと、操作ボードO
PBと、カラースキャナSCRと、カラープリンタPR
Rと、中継ユニット232と、ステープラ及び作像され
た用紙を大量に積載可能なシフトトレイ付きのフィニッ
シャ234と、両面反転ユニット233と、給紙バンク
235と、大容量給紙トレイ236及び1ビン排紙トレ
イ231、の各ユニットで構成されている。
【0071】図2に、カラープリンタPRRの構成を示
す。101はベルト状像担持体たる可撓性の感光体ベル
トであり、感光体ベルト101は、回動ローラ102,
3間に架設され、回動ローラ102の回転駆動により図
中矢印A方向(時計方向)に搬送される。図中104
は、感光体ベルト101表面を均一に帯電する帯電チャ
ージャ、図中105は、像書込みユニットであるレーザ
露光装置である。また、図中106はカラー現像装置で
あり、106aはマゼンタ、106bはシアン、106
cはイエロー、106dは黒現像ユニットである。
【0072】更に、図中109は、像担持体かつ中間転
写媒体たる中間転写ベルトであり、中間転写ベルト10
9は回動ローラ110−112に架設され、回動ローラ
110の回転駆動により図中矢印B方向(反時計方向)
に搬送される。感光体ベルト101と、中間転写ベルト
109は、感光体ベルト101の無記号の回動ローラ部
で接触している。該接触部の中間転写ベルト109側に
は、導電性を有するバイアスローラ113が、中間転写
ベルト110裏面に所定の条件で接触している。
【0073】感光体ベルト101は帯電チャージャ10
4により一様に帯電された後、レーザ露光装置105に
よる、画像記録信号で変調されたレーザ光の走査によ
り、露光される。これにより感光体ベルト101上に静
電潜像が形成される。ここで、レーザ光を変調する画像
記録信号は、所望のフルカラー画像をマゼンタ,シア
ン,イエロー、及び黒(Bk)の色情報に分解した、各
色(単色)宛てのものであり、1色宛ての静電潜像の形
成と、現像装置106a−106dの中の該色宛のもの
による現像が、色数分(例えばマゼンタ,シアン,イエ
ロー、及び黒、計4回)繰返される。現像により現われ
た顕像(トナー像)は、それぞれ中間転写ベルト9に重
ね合わせ転写される。
【0074】即ち、図中矢印A方向に回転する感光体ベ
ルト1上に形成される各単色画像(トナー像)は、感光
体ベルト101と同期して図中矢印B方向に回転する中
間転写ベルト109上に、マゼンタ,シアン,イエロ
ー、及び黒の単色毎に、バイアスローラ113に印加さ
れた所定の転写バイアスにより順次重ね転写される。中
間転写ベルト109上に重ね合わされたマゼンタ,シア
ン,イエロー、及び黒の画像は、給紙台116の給紙カ
セット116aから給紙ローラ117,搬送ローラ対1
18a,118b、レジストローラ対119a,119
bを経て転写ローラ114へ搬送された転写紙上に一括
転写される。転写終了後、転写紙上のトナー像は定着装
置120により転写紙に定着(加熱圧着)される。これ
によりフルカラー画像が完成し、転写紙は、排紙ローラ
対121a,121bを経て排紙スタック部122に排
出される。
【0075】なお、図中107は、感光体ベルト101
に常時当接し、感光体ベルト101上のトナーを拭い取
るクリーニングブレード、図中115は、中間転写ベル
ト109のクリーニング装置で、該クリーニング装置1
15のクリーニングブラシ115aは、画像形成動作中
には中間転写ベルト110表面から離間した位置に保持
され、形成像が上述の転写紙上に転写された後に中間転
写ベルト110表面に当接される。
【0076】また、感光体ベルト101,帯電チャージ
ャ104,中間転写ベルト109,クリーニング装置1
07,115は、プロセスカートリッジに一体的に組付
けられてユニット化されている。
【0077】108が、感光体ベルト101上のトナー
付着量を検出するためのトナー付着量センサである。今
回使用したトナー付着量センサ108は、発光部が赤外
発光ダイオード、拡散反射光受光部がフォトダイオード
の、フォトダイオードの受光量に応じたレベルの電圧V
s即ち検出信号を発生し出力するもの、即ち、拡散反射
光光量を測定するトナー濃度センサ、である。
【0078】図3に、図1に示す複合機能があるデジタ
ル複写機の画像処理系の電気システムの概要を示す。原
稿を光学的に読み取る原稿スキャナSCRは、読み取り
ユニット4にて、原稿に対するランプ照射の反射光をミ
ラー及びレンズにより受光素子に集光する。受光素子
(本実施例ではCCD)は、センサー・ボード・ユニッ
トSBU(以下単にSBUと称す)にあり、CCDに於
いて電気信号に変換された画像信号は、SBU上でディ
ジタル信号すなわち読取った画像デ−タに変換された
後、SBUから、圧縮/伸張及びデータインターフェー
ス制御部CDIC(以下単にCDICと称す)に出力さ
れる。
【0079】すなわちSBUから出力される画像デ−タ
は、CDICに入力される。機能デバイス及びデータバ
ス間における画像データの伝送は、CDICが全て制御
する。すなわちCDICは、画像データに関し、SB
U,パラレルバスPb,画像信号処理装置IPP(以下
単にIPPと称す)間のデータ転送、ならびに、図3に
示すデジタル複写機全体制御を司るシステムコントロー
ラ6と、プロセスコントローラ1間の、画像データ転送
およびその他の制御に関する通信を行う。システムコン
トローラ6とプロセスコントローラ1は、パラレルバス
Pb,CDIC及びシリアルバスSbを介して相互に通
信を行う。CDICは、その内部に於いてパラレルバス
PbとシリアルバスSbとのデータインターフェースの
ためのデータフォーマット変換を行う。
【0080】SBUからの読取り画像デ−タは、CDI
Cを経由してIPPに転送され、IPPが、光学系及び
ディジタル信号への量子化に伴う信号劣化(スキャナ系
の信号劣化:スキャナ特性による読取り画像デ−タの
歪)を補正し、再度CDICへ出力する。CDICは、
該画像デ−タを複写機能コントロ−ラMFCに転送して
メモリMEMに書込む。又は、IPPの、プリンタ出力
のための処理系に戻す。複写機能コントロ−ラMFC
は、プリンタコントローラとも呼ばれるものであり、パ
ソコンPCとの通信により、パソコンPCが与えるプリ
ントコマンドに応答するプリントアウトをも実行する。
【0081】CDICには、読取り画像デ−タをメモリ
MEMに蓄積して再利用するジョブと、メモリMEMに
蓄積しないでビデオ・データ制御VDC(以下、単にV
DCと称す)に出力してレ−ザプリンタPRRで作像出
力するジョブとがある。メモリMEMに蓄積する例とし
ては、1枚の原稿を複数枚複写する場合、読み取りユニ
ット4を1回だけ動作させ、読取り画像デ−タをメモリ
MEMに蓄積し、蓄積データを複数回読み出す使い方が
ある。メモリMEMを使わない例としては、1枚の原稿
を1枚だけ複写する場合、読取り画像デ−タをそのまま
プリンタ出力用に処理すれば良いので、メモリMEMへ
の書込みを行う必要はない。
【0082】まず、メモリMEMを使わない場合、IP
PからCDICへ転送された画像データは、再度CDI
CからIPPへ戻される。IPPに於いてCCDによる
輝度データを面積階調に変換するための画質処理(図4
の15)を行う。画質処理後の画像データはIPPか
ら、VDC(Video Data Control)に転送する。面積階調
に変化された信号に対し、ドット配置に関する後処理及
びドットを再現するためのパルス制御をVDCで行い、
レ−ザプリンタPRRの作像ユニット5に於いて転写紙
上に再生画像を形成する。
【0083】メモリMEMに蓄積し、それからの読み出
し時に付加的な処理、例えば画像方向の回転,画像の合
成等を行う場合は、IPPからCDICへ転送されたデ
ータは、CDICからパラレルバスPbを経由して画像
メモリアクセス制御を行うメモリコントローラIMAC
(以下単にIMACと称す)に送られる。ここではシス
テムコントローラ6の制御に基づき画像データとメモリ
モジュ−ルMEM(以下単にMEMと称す)のアクセス
制御,外部パソコンPC(以下単にPCと称す)のプリ
ント用データの展開(文字コ−ド/キャラクタビット変
換),メモリー有効活用のための画像データの圧縮/伸
張を行う。IMACへ送られたデータは、データ圧縮後
MEMへ蓄積し、蓄積データを必要に応じて読み出す。
読み出しデータは伸張し、本来の画像データに戻しIM
ACからパラレルバスPb経由でCDICへ戻される。
【0084】CDICからIPPへの転送後は、IPP
での画質処理及びVDCでのパルス制御を行い、作像ユ
ニット5に於いて転写紙上に顕像(トナ−像)を形成す
る。
【0085】画像データの流れに於いて、パラレルバス
Pb及びCDICでのバス制御により、デジタル複写機
の複合機能を実現する。複写機能の1つであるFAX送
信機能は、スキャナSCRの読取り画像データをIPP
にて画像処理を実施し、CDIC及びパラレルバスPb
を経由してFAX制御ユニットFCU(以下単にFCU
と称す)へ転送する。FCUにて公衆回線通信網PN
(以下単にPNと称す)へのデータ変換を行い、PNへ
FAXデータとして送信する。FAX受信は、PNから
の回線データをFCUにて画像データへ変換し、パラレ
ルバスPb及びCDICを経由してIPPへ転送され
る。この場合特別な画質処理は行わず、VDCにおいて
ドット再配置及びパルス制御を行い、作像ユニット5に
於いて転写紙上に顕像を形成する。
【0086】複数ジョブ、例えばコピー機能,FAX送
受信機能およびプリンタ出力機能、が並行に動作する状
況に於いて、読み取りユニット4、作像ユニット5及び
パラレルバスPb使用権のジョブへの割り振りを、シス
テムコントロ−ラ6びプロセスコントロラ1にて制御す
る。
【0087】プロセスコントローラ1は、画像データの
流れを制御し、システムコントローラはシステム全体を
制御し、各リソースの起動を管理する。このデジタル複
写機能複写機の機能選択は、操作ボ−ドOPBにて選択
入力し、コピー機能,FAX機能等の処理内容を設定す
る。
【0088】図4に、IPPの画像処理機能の概要を示
す。読取り画像デ−タは、SBUからCDICを介して
IPPの入力I/F(インタ−フェイス)11からスキ
ャナ画像処理12へ伝達される。読取りによる画像情報
の劣化の補正を主目的にして、スキャナ画像処理12
は、シェーディング補正,スキャナγ補正およびMTF
補正等を行う。補正処理ではないが、拡大/縮小の変倍
処理も行う。読取り画像データの補正処理終了後、出力
I/F13を介してCDICへ画像データを転送する。
転写紙への出力は、CDICからの画像データを入力I
/F14より受け、画質処理15に於いて面積階調処理
を行う。画質処理後のデータは出力I/F16を介して
VDCへ出力される。面積階調処理は、濃度変換,ディ
ザ処理,誤差拡散処理等が有り、階調情報の面積近似を
主な処理とする。
【0089】一旦スキャナ画像処理12を施した画像デ
ータをメモリMEMに蓄積しておけば、画質処理15で
施す処理を変える事によって種々の再生画像を確認する
ことができる。例えば再生画像の濃度を振ってみたり、
ディザマトリクスの線数を変更してみたりする事で、再
生画像の雰囲気を変更できる。この時処理を変更する度
に画像をスキャナSCRで読み込み直す必要はなく、M
EMから格納画像を読み出せば同一データに対し、何度
でも異なる処理を実施できる。
【0090】図5に、CDICの機能構成の概要を示
す。画像データ入出力制御21は、SBUからの読取り
画像データを入力し、IPPに対してデータを出力す
る。画像データ入力制御22には、IPPで、スキャナ
画像処理12でスキャナ画像補正された画像データが入
力される。入力データは、パラレルバスPbでの転送効
率を高めるためにデータ圧縮部23に於いて、データ圧
縮を行う。圧縮した画像デ−タは、送信FIFO25t
およびパラレルデータI/F26を介してパラレルバス
Pbへ送出される。パラレルデータバスPbからパラレ
ルデータI/F26および受信FIFO25rを介して
入力される画像データは、バス転送のために圧縮されて
おり、データ伸張部27Aで伸張される。伸張された画
像データは、画像データ出力制御27BによってIPP
へ転送される。CDICは、パラレルデータとシリアル
データの変換機能を併せ持つ。システムコントローラ6
は、パラレルバスPbにデータを転送し、プロセスコン
トローラ1は、シリアルバスSbにデータを転送する。
2つのコントローラ6,1の通信のために、デ−タ変換
部24およびシリアルデ−タI/F29で、パラレル/
シリアルデータ変換を行う。シリアルデータI/F28
は、IPP用であり、IPPともシリアルデ−タ転送す
る。
【0091】パラレルデータI/F26には、パラレル
バスPbを使用するデータ転送に対して使用を認めるバ
ス調停回路であるバス調停シーケンサ9,CDICがマ
スターとしてパラレルバスPbにバスサイクルを起動す
るための送受信制御シーケンサ26a,送信リクエスト
間隔を定める送信側リクエストシーケンサ26bおよび
送信側リクエストタイマ26c,ならびに、受信リクエ
スト間隔を定める受信側リクエストシーケンサ26dお
よび受信側リクエストタイマ26eがある。これらの機
能は、図9〜図13を参照して後述する。
【0092】図6に、VDCの機能構成の概要を示す。
VDCは、IPPから入力される画像データに対し作像
ユニット5の特性に応じて、追加の処理を行う。エッジ
平滑処理によるドットの再配置処理,ドット形成のため
の画像信号のパルス制御を行い、画像データは作像ユニ
ット5を対象として出力される。画像データの変換とは
別に、パラレルデータとシリアルデータのフォーマット
変換機能33〜35を併せ持ち、VDC単体でもシステ
ムコントローラ6とプロセスコントローラ1の通信に対
応できる。
【0093】図7の(a)に、PCIバスであるパラレ
ルバスPbを使用するマスターであるCDICまたはF
CUが起動する画像データ転送、のバスサイクルにおい
てターゲットとなるメモリコントローラIMACの機能
構成の概略を示す。パラレルデータI/F41に於い
て、パラレルバスPbに対する画像データの入,出力を
管理し、MEMへの画像データの格納/読み出しと、主
に外部のPCから入力されるコードデータの画像データ
への展開を制御する。PCから入力されたコードデータ
は、ラインバッファ42に格納する。すなわち、ローカ
ル領域でのデータの格納を行い、ラインバッファ42に
格納したコードデータは、システムコントローラI/F
44を介して入力されたシステムコントローラ6からの
展開処理命令に基づき、ビデオ制御43に於いて画像デ
ータに展開する。展開された画像データもしくはパラレ
ルデータI/F41を介してパラレルバスPbから入力
された画像データは、MEMに格納される。この場合、
データ変換部45に於いて格納対象となる画像データを
選択し、データ圧縮部46においてメモリ使用効率を上
げるためにデータ圧縮を行い、メモリアクセス制御部4
7にてMEMのアドレスを管理しながらMEMに画像デ
ータを格納する。MEMに格納された画像データの読み
出しは、メモリアクセス制御部47にて読み出し先アド
レスを制御し、読み出された画像データをデータ伸張部
48にて伸張する。伸張された画像データをパラレルバ
スPbへ転送する場合、パラレルデータI/F41を介
してデータ転送を行う。
【0094】なお、このIMACも、システムコントロ
ーラ6の指示に従って、MEMの画像データを、プリン
トアウトのためにCDICに送出するマスターでもあ
り、この場合にはCDICがターゲットとなる。このデ
ータ転送を起動するために、図7の(b)に示すよう
に、パラレルデータI/F41に、IMACがマスター
としてパラレルバスPbにバスサイクルを起動するため
の送受信制御シーケンサ41a,送信リクエスト間隔を
定める送信側リクエストシーケンサ41bおよび送信側
リクエストタイマ41c,ならびに、受信リクエスト間
隔を定める受信側リクエストシーケンサ41dおよび受
信側リクエストタイマ41eがある。これらの機能はそ
れぞれ、CDICの26a〜26eのものと同一機能で
ある。ただし、送信側リクエストタイマ41cには、C
DICの受信データ格納時間より少し長い間隔値が、受
信側リクエストタイマ41eにはCDICの送信データ
準備期間より少し長い間隔値が設定される。
【0095】図8にFCUの機能構成の概要を示す。F
CUは、画像データを通信形式に変換して外部回線PN
に送信し、又、外部回線PNからのデータを画像データ
に戻して外部I/F51及びパラレルバスPbを介して
作像ユニット5において記録出力する。FCUは、外部
I/F51,FAX画像処理52,画像メモり53,メ
モり制御部55,ファクシミリ制御部54,画像圧縮伸
張56,モデム57及び網制御装置58からなる。この
内、FAX画像処理52に関し、受信画像に対する二値
スムージング処理は、VDCのエッジ平滑処理31にお
いて行う。又画像メモり53に関しても、出力バッファ
機能に関してはIMAC及びMEMでその機能の一部を
おぎなう。
【0096】ファクシミリ送信のために原稿の読取が指
示されると、スキャナが発生する原稿画像データを画像
メモリ53に蓄積し、1枚の原稿の画像データの蓄積を
終えると、または、1枚の原稿でも画像メモリ53の蓄
積量が限度になると、画像データの蓄積をMEMに切換
えて、画像情報の伝送を開始する。すなわち、送信先と
つながるとファクシミリ制御部54がメモリ制御部55
に指令し、画像メモリ53から蓄積している画像情報を
順次読み出させる。読み出された画像情報は、FAX画
像処理52によって元の信号に復元されるとともに、密
度変換処理及び変倍処理がなされ、ファクシミリ制御部
54に加えられる。ファクシミリ制御部54に加えられ
た画像信号は、画像圧縮伸張部56によって符号圧縮さ
れ、モデム57によって変調された後、網制御装置58
を介して宛先へと送出される。そして、送信が完了した
画像情報は、画像メモリ53から削除され、新たな画像
データがMEMから読み出されて画像メモリ53に蓄積
される。
【0097】受信時には、受信画像は一旦画像メモリ5
3に蓄積され、その時に受信画像を記録出力可能であれ
ば、1枚分の画像の受信を完了した時点で記録出力され
る。又、複写動作時に発呼されて受信を開始したとき
は、画像メモリ53の使用率が所定値、例えば80%に
達するまでは画像メモリ53に蓄積し、画像メモリ53
の使用率が80%に達した場合には、MEMへの蓄積を
行う。MEMへの蓄積ができない時には、その時に実行
している書き込み動作を強制的に中断し、受信画像を画
像メモリ53から読み出し記録出力させる。このとき画
像メモリ53から読み出した受信画像は画像メモリ53
から削除し、画像メモリ53の使用率が所定値、例えば
10%まで低下した時点で中断していた書き込み動作を
再開させ、その書き込み動作を全て終了した時点で、残
りの受信画像を記録出力させている。又、書き込み動作
を中断した後に、再開できるように中断時に於ける書き
込み動作のための各種パラメータを内部的に退避させ、
再開時に、パラメータを内部的に復帰させる。
【0098】外部I/F51には、FCUがマスターと
してパラレルバスPbにバスサイクルを起動するための
送受信制御シーケンサ51a,送信リクエスト間隔を定
める送信側リクエストシーケンサ51bおよび送信側リ
クエストタイマ51c,ならびに、受信リクエスト間隔
を定める受信側リクエストシーケンサ51dおよび受信
側リクエストタイマ51eがある。これらの機能はそれ
ぞれ、CDICの26a〜26eのものと同一機能であ
る。CDICの場合と同じく、送信側リクエストタイマ
51cには、IMACの受信データ格納時間より少し長
い間隔値が、受信側リクエストタイマ51dにはIMA
Cの送信データ準備期間より少し長い間隔値が設定され
る。
【0099】すでに説明したが、図9に、CDICとフ
レームメモリMEMとの画像データの転送の様子を示
す。CDICからフレームメモリMEMへの画像送信時
は、画像データはS2Mパスで転送され、フレームメモ
リMEMからCDICへの画像受信時は、画像データ
は、M2Pパスで転送される。コピー時には、このS2
MパスとM2Pパスの画像転送が、バースト転送によ
り、並行して実行される。この場合パラレルバスPb上
では、バースト送信とバースト受信が交互に行われるこ
とになる。
【0100】図10に、図5に示すCDIC(マスタ
ー)のパラレルデータインターフェイス26に装備した
データ送受信制御シーケンサ26aのシーケンスを示
す。これは、前述の図21に示すシーケンサステートに
おいて、送信側制御のステートS0、S1、S2、S3
が、図10のS0、S1、S2、S3に対応し、機能も
同様である。また、図21の受信側制御のステートS
4、S5、S6、S7が図1のS4、S5、S6、S7
に対応し、その機能も同様である。図10の送受信制御
シーケンサ26aが図21のシーケンサSETCと異な
るのは、リクエスト信号の出力間隔を設定するためのカ
ウンタ制御として、送信側ステートとしてS3Aを、受
信側ステートとしてS7Aを追加していることと、ステ
ートS0からステートS1へと、ステートS4からステ
ートS5への遷移に更に条件を追加していることであ
る。
【0101】この送受信制御シーケンサ26aには、デ
ータ送信/受信のコマンドをコマンド制御30が与え
る。データ送信が指示されたときには、ステートS3か
らS4に遷移し、このステートS4で送信リクエストカ
ウンタスタート信号ITCNT_STARTを、図11
の(a)に示す送信リクエストカウンタの制御シーケン
サすなわち送信側リクエストシーケンサ26bに出力
し、アイドル状態のS4に遷移する。そして、さらに送
信要求IT_EXEがあるとステートS4からS0に遷
移し、このときカウンタ動作が終了しているとその旨を
示すITCNT_END信号が入力され、このカウンタ
動作終了信号ITCNT_ENDと送信要求IT_EX
Eが揃ったところでステートS0からS1に遷移し、次
の送信サイクルが実行されることになる。
【0102】一方、コマンド制御30よりデータ受信が
指示されたときには送受信リクエストシーケンサ26a
は、ステートS7からS7Aに遷移し、このステートS
7Aで受信リクエストカウンタスタート信号IRCNT
_STARTを、図12の(a)に示す受信リクエスト
カウンタの制御シーケンサすなわち受信側リクエストシ
ーケンサ26dに出力し、アイドル状態のS0に遷移す
る。そして、さらに受信要求IR_EXEがあるとステ
ートS0からS4に遷移し、このときカウンタ動作が終
了するとその旨を示すIRCNT_END信号が入力さ
れ、このカウンタ動作終了信号IRCNT_ENDと受
信要求IR_EXEが揃ったところでステートS4から
S5に遷移し、次の受信サイクルが実行されることにな
る。
【0103】図11の(b)は、図11の(a)に示す
送信側リクエストシーケンサ26bのリクエスト間隔を
定めるためのタイマ回路である送信側リクエストタイマ
26cを示す。送信側リクエストシーケンサ26bは、
リセット状態でアイドル状態のステートS0にあり、そ
して、送信リクエストのカウンタスタート信号ITCN
T_STARTが送受信制御シーケンサ26aから入力
されるとステートS0からS1に遷移し、カウンタロー
ド信号LD_ITCNTを送信側リクエストカウンタI
TCNTに1サイクル出力した後、ステートS2に遷移
する。ステートS2では、カウンタITCNTにデクリ
メント信号DEC_ITCNTを出力し、カウンタの値
が'0'になるとその旨を示すITNCNT_0がカウン
タITCNTが発生するのでアイドル状態のステートS
0に戻り、カウンタ動作終了信号ITCNT_END
を、送受信制御シーケンサ26aに出力する。
【0104】図11の(b)で、送信側リクエスト間隔
レジスタITCには、送信側リクエスト間隔をクロック
サイクル数で表すリクエスト間隔データが、データ制御
を行うCDICのコマンド制御30のCPUから与えら
れ、それが与えるロード信号LD_ITCNTによりロ
ードされる。すなわちリクエスト間隔が格納される。送
信側リクエストカウンタITCNTは、それにあたえら
れるロード信号LD_ITCNTで送信側リクエスト間
隔レジスタITCの値をロードし、そのデクリメント信
号DEC_ITCNTでカウンタのデクリメントを実行
する。そして、カウンタの値が'0'になるとコンパレー
タCMPでその旨を検知し、ITCNT_0信号を、送
信側リクエストシーケンサ26bに出力する。
【0105】この実施例では、送信側リクエスト間隔
は、IMACの受信データ格納時間より少し長い間隔値
に定められ、受信側リクエスト間隔は、IMACの送信
データ準備期間より少し長い間隔値に定められている。
【0106】図12の(b)は、図12の(a)に示す
受信側リクエストシーケンサ26dのリクエスト間隔を
定めるためのタイマ回路である受信側リクエストタイマ
26eを示す。受信側リクエストシーケンサ26dは、
リセット状態でアイドル状態のステートS0にある。そ
して、受信リクエストのカウンタスタート信号IRCN
T_STARTが送受信制御シーケンサ26aから入力
されるとステートS0からS1に遷移し、カウンタロー
ド信号LD_IRCNTを受信側リクエストカウンタI
RCNTに1サイクル出力した後、ステートS2に遷移
する。ステートS2では、カウンタIRCNTにデクリ
メント信号DEC_IRCNTを出力し、カウンタIR
CNTの値が'0'になるとその旨を示すIRNCNT_
0をカウンタIRCNTが発生するので、受信側リクエ
ストシーケンサ26dはアイドル状態のステートS0に
戻ってカウンタ動作終了信号IRCNT_ENDを送受
信制御シーケンサ26aに出力する。
【0107】図12の(b)で、受信側リクエスト間隔
レジスタIRCには、受信側リクエスト間隔をクロック
サイクル数で表すリクエスト間隔データが、データ制御
を行うCDICのコマンド制御30のCPUから与えら
れ、それが与えるロード信号LD_IRCNTによりロ
ードされる。すなわちリクエスト間隔が格納される。受
信側リクエストカウンタIRCNTは、それに与えられ
るロード信号LD_IRCNTで受信側リクエスト間隔
レジスタIRCの値をロードし、デクリメント信号DE
C_IRCNTでカウンタのデクリメントを実行する。
そして、カウンタの値が'0'になるとコンパレータCM
Pでその旨を検知し、IRCNT_0信号を、送信側リ
クエストシーケンサ26bに出力する。
【0108】なお、図5に示すバス調停シーケンサ9の
機能は、この実施例では図18の(b)に示し前述した
ものであるが、図18の(c)又は図19の(b)もし
くはその他の、3以上のマスターを接続するデータバス
に適用しうるものであつてもよい。
【0109】図13の(a)は、CDICが送信側とな
る送信リクエスト信号の間隔を、上述のようにIMAC
の受信データ格納時間より少し長い間隔値に設定した場
合の様子を示している。図に見られるとおり、送信リク
エスト間隔がターゲット側のIMACの受信データの格
納時間よりやや長い値に設定されているため、リトライ
等の無意味なバスサイクルは発生せず、その間PCIバ
スPbは空き状態となるため、先順位の低いバスサイク
ルも起こすことができ、バスPbを有効に使用すること
が可能となる。
【0110】図13の(b)は、CDICが受信側とな
る受信リクエスト信号の間隔を、IMACの送信データ
準備期間より少し長い間隔値に設定した場合の様子を示
している。図に見られるとおり、受信リクエスト間隔が
ターゲット側IMACのデータを準備できる時間より少
し長い時間に合わされているため、リトライ等の無意味
なバスサイクルは発生せず、その間PCIバスPbは空
き状態となるため、優先順位の低いバスサイクルも起こ
すことができ、バスPbを有効に使用することが可能と
なる。
【0111】マスターとしてパラレルバスPbにバスサ
イクルを起動しうるIMACおよびFCUの、自己がマ
スターとなる場合のシーケンス動作も、上述のCDIC
のものと同様である。
【0112】−第2実施例− 第2実施例は、CDIC,IMACおよびFCUのイン
ターフェイス26,41および51の、バス調停シーケ
ンサおよびデータ転送制御シーケンサの機能が、第1実
施例のものと異なる。第2実施例のその他の構成および
機能は、前述の第1実施例と同様である。
【0113】図14に、第2実施例で用いているCDI
Cの構成を示す。この第2実施例では、図15に示す機
能のバス調停シーケンサ10a,それを補佐するそれぞ
れ図16および図17に示す送信側グラントシーケンサ
10b,送信側グラントタイマ10cおよび受信側グラ
ントシーケンサ10d,受信側グラントタイマ10e、
ならびに、マスターとしての送受信シーケンサSETC
を、CDICに備えている。
【0114】図15から図17のシーケンサステート図
及びブロック図は、第2実施例でのデータバスPbでの
転送間隔を、転送要求信号のリクエスト間隔で制御する
のではなく、このリクエスト信号に対してバス調停シー
ケンサ10からデータバスの使用許可を示すグラント信
号を出力するまでの期間を制御することで実現しようと
するものである。CDICに備えた、マスターとしての
送受信制御シーケンサSETCは、図21に示したもの
であり、これと同一のものが、IMACおよびFCUに
それぞれ備わっている。
【0115】図15に示すバス調停シーケンサ10aを
参照する。今、バス調停シーケンサ10aがステートS
0にあるときに送信リクエスト信号IT_REQが入力
されるとステートS1に遷移し、ステートS1でバス使
用の許可信号のIT_GNTを出力した後、ステートS
2に遷移する。ステートS2では、グラント間隔制御用
のカウンタスタート信号GTCNT_STARTを出力
し、カウンタ動作が終了するとその旨を示すGTCNT
_ENDが入力されるのでアイドル状態のステートS3
に遷移する。またステートS0の状態で、送信リクエス
ト信号IT_REQではなく、受信リクエスト信号IR
_REQが入力されるとステートS3に遷移する。
【0116】今、ステートS3にあるときに受信リクエ
スト信号IR_REQが入力されるとステートS4に遷
移し、ステートS4でバス使用の許可信号のIR_GN
Tを出力した後、ステートS5に遷移する。ステートS
5では、グラント間隔制御用のカウンタスタート信号G
RCNT_STARTを出力し、カウンタ動作が終了す
るとその旨を示すGRCNT_ENDが入力されるので
アイドル状態のステートS0に遷移する。またステート
S3の状態で、受信リクエスト信号IR_REQではな
く、送信リクエスト信号IT_REQが入力されるとス
テートS0に遷移する。
【0117】図16の(a)に送信側のグラント間隔を
制御するためのシーケンサ10bを示し、図16の
(b)にはグラントタイマ10cを示す。図16の
(a)のシーケンサステート図で、送信グラントのカウ
ンタスタート信号GTCNT_STARTが入力される
とステートS0からS1に遷移し、カウンタロード信号
LD_GTCNTを1サイクル出力した後、ステートS
2に遷移する。ステートS2では、カウンタのデクリメ
ント信号DEC_GTCNTを出力し、カウンタの値
が'0'になるとその旨を示すGTCNT_0が入力され
るのでステートS3に遷移し、カウンタ動作終了信号G
TCNT_ENDを出力後、アイドル状態のステートS
0の戻る。図16の(b)で、送信側グラント間隔レジ
スタGTCは、送信側グラント間隔をクロックサイクル
数として、データ制御を行うCPUからそのロード信号
LD_GTCNTによりロードされ、格納する。送信側
グラントカウンタGTCNTは、そのロード信号LD_
GTCNTで送信側グラント間隔レジスタGTCの値を
ロードし、そのデクリメント信号DEC_GTCNTで
カウンタのデクリメントを実行する。そして、カウンタ
の値が'0'になるとコンパレータCMPでその旨を検知
し、GTCNT_0信号を出力する。
【0118】図17の(a)は受信側のグラント間隔を
制御するためのシーケンサ10dを示し、図17の
(b)はグラントタイマを示す。図17の(a)のシー
ケンサステート図で、受信グラントのカウンタスタート
信号GRCNT_STARTが入力されるとステートS
0からS1に遷移し、カウンタロード信号LD_GRC
NTを1サイクル出力した後、ステートS2に遷移す
る。ステートS2では、カウンタのデクリメント信号D
EC_GRCNTを出力し、カウンタの値が'0'になる
とその旨を示すGRCNT_0が入力されるのでステー
トS3に遷移し、カウンタ動作終了信号GRCNT_E
NDを出力後、アイドル状態のステートS0の戻る。図
17の(b)で、受信側グラント間隔レジスタGRC
は、受信側グラント間隔をクロックサイクル数として、
データ制御を行うCPUからそのロード信号LD_GR
CNTによりロードされ、格納する。受信側グラントカ
ウンタGRCNTは、そのロード信号LD_GRCNT
で受信側グラント間隔レジスタGRCの値をロードし、
そのデクリメント信号DEC_GRCNTでカウンタの
デクリメントを実行する。そして、カウンタの値が'0'
になるとコンパレータCMPでその旨を検知し、GRC
NT_0信号を出力する。
【0119】なお、この第2実施例でもコマンド制御3
0が、送信側グラントタイマ10cには、IMACの受
信データ格納時間より少し長い間隔値を、受信側グラン
トタイマ10dにはIMACの送信データ準備期間より
少し長い間隔値を設定する。
【0120】この様に、バス使用要求のリクエスト信号
に対するバスの使用許可信号のグラント信号の間隔を制
御した場合も、CDICがマスターとなってIMACを
ターゲットとしてデータ転送をするときには、図13の
(a)あるいは図13の(b)と同様になり、リトライ
等の無意味なバスサイクルは発生せず、その間PCIバ
スPbは空き状態となるため、先順位の低いバスサイク
ルも起こすことができ、バスPbを有効に使用すること
が可能となる。すなわちリクエスト信号の間隔を制御し
た場合と同等の効果を得ることができる。
【0121】この第2実施例では、IMACが受信側
(CDICが送信側)となる時のグラント間隔を定める
タイマ10cと、IMACが送信側(CDICが受信
側)となる時のグラント間隔を定めるタイマ10dで、
ターゲットが受信側となるか送信側となるかでグラント
間隔を選択する様にしている。従って、例えばIMAC
がマスターとなりCDICがターゲットになる場合で
も、CDICがマスターに、IMACがターゲットのと
きと同じ時間間隔でグラント信号が発生する。
【0122】この第2実施例の一変形例では、マスター
(CDIC,IMAC,FCU)対応で、 2組、1組は送信側グラントタイマと受信側グラントタ
イマの対、のグラントタイマをバス調停シーケンサ10
aに併設して、ケースNo.1対応の第1組の各グラン
トタイマには、コマンド制御30で、IMACの受信デ
ータ格納時間より少し長い間隔値および送信データ準備
期間より少し長い間隔値を設定する。ケースNo.2対
応の第2組の各グラントタイマには、コマンド制御30
で、CDICの受信データ格納時間より少し長い間隔値
および送信データ準備期間より少し長い間隔値を設定す
る。ケースNo.3に対しては、ターゲットが同一であ
るので、ケースNo.2に宛てた第2組のグラントタイ
マを適用する。すなわちこの変形例では、バス調停シー
ケンサ10aは、リクエスト信号を発生したマスターが
CDICであると、第1組のグラントタイマを用いてグ
ラント信号を発生する。リクエスト信号を発生したマス
ターがIMAC又はFCUであると、第2組のグラント
タイマを用いてグラント信号を発生する。
【0123】
【発明の効果】結果として無意味に終わるバス使用要求
またはバス使用許可の発生が無くなり、無意味なバスサ
イクルが発生しなくなる。すなわち、優先順位の高い転
送は確実に実現し、無意味なバスサイクルの起動と転送
やり直し要求のリトライ等の返送が無くなり、この間に
優先順位の低い転送も入り易くなるため、優先順位の低
いデータ転送が許可される確率が高くなり、データバス
での転送効率が向上し、データバスの使用効率が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例のデータ転送システムを
装備した複合機能複写機の外観を示す正面図である。
【図2】 図1に示すプリンタPRRの機構概要を示す
ブロック図である。
【図3】 図1に示す複写機の画像処理系の電気システ
ムの概要を示すブロック図である。
【図4】 図3に示すIPPの機能構成を示すブロック
図である。
【図5】 図3に示すCDICの機能構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】 図3に示すVDCの機能構成を示すブロック
図である。
【図7】 (a)は図3に示すIMACの機能構成を示
すブロック図、(b)は(a)に示すパラレルデータI
/F41に含まれるシーケンサを示すブロック図であ
る。
【図8】 図3に示すFCUの機能構成を示すブロック
図である。
【図9】 図3に示すCDICとIMACとの間の画像
データ転送パスを示すブロック図である。
【図10】 図5に示す送受信制御シーケンサ26aの
状態遷移図である。
【図11】 (a)は図5に示す送信側リクエストシー
ケンサ26bの状態遷移図、(b)は図5に示す送信側
リクエストタイマ26cの構成を示すブロック図であ
る。
【図12】 (a)は図5に示す受信側リクエストシー
ケンサ26dの状態遷移図、(b)は図5に示す受信側
リクエストタイマ26eの構成を示すブロック図であ
る。
【図13】 (a)は図5に示すCDICからメモリM
EM側のIMACへのデータ転送におけるデータバスP
b上でのデータ転送の様子を示すタイムチャートであ
り、(b)は、IMACからCDIC側へのデータ転送
の様子を示すタイムチャートである。
【図14】 本発明の第2実施例のCDICの構成を示
すブロック図である。
【図15】 図14に示すバス調停シーケンサ10aの
状態遷移図である。
【図16】 (a)は図14に示す送信側グラントシー
ケンサ10bの状態遷移図、(b)は図14に示す送信
側グラントタイマ10cの構成を示すブロック図であ
る。
【図17】 (a)は図14に示す受信側グラントシー
ケンサ10dの状態遷移図、(b)は図14に示す受信
側グラントタイマ10eの構成を示すブロック図であ
る。
【図18】 (a)はデータバスに接続されるマスター
が2つの場合に用いられる従来のバス調停回路の状態遷
移図、(b)はマスターが3つの場合に用いられる従来
のバス調停回路の状態遷移図、(c)はマスターが4以
上の場合に用いられる従来のバス調停回路の状態遷移図
である。
【図19】 (a)はデータバスに接続されるマスター
が2つではあるが、一方に優先度を与える場合に用いら
れる従来のバス調停回路の状態遷移図、(b)はマスタ
ーが3以下であるが1つに優先度を与える場合に用いら
れる従来のバス調停回路の状態遷移図である。
【図20】 (a)はバースト送信とバースト受信を交
互に行うためのステートマシンで構成した従来の送受信
シーケンサSET&Rの制御シーケンスを示す状態遷移
図、(b)は、従来の送信シーケンサSETの制御シー
ケンスを、また、(c)は従来の受信シーケンサSER
の制御シーケンスを示す状態遷移図である。
【図21】 従来の送受信制御シーケンサSETCの状
態遷移図である。
【図22】 (a)は、CDICからメモリ側へのデー
タ転送における従来のデータバス上でのデータ転送の様
子を示すタイムチャートであり、(b)は、メモリME
MからCDIC側へのデータ転送における従来のデータ
バス上でのデータ転送の様子を示すタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
101:感光体ベルト 102,103:回動ローラ 104:帯電チャージャ 105:レーザ露光装置 106:カラー現像装置 107:クリーニングブレー
ド 109:中間転写ベルト 110−112:回動ローラ 113:バイアスローラ 114:転写ローラ 115:クリーニング装置 116:給紙台 117:給紙ローラ 118a,118b:搬送ロ
ーラ対 119a,119b:レジストローラ対 120:定着装置 121a,121b:排紙ロ
ーラ対 122:排紙スタック部 SBU:センサー・ボード・
ユニット CDIC:圧縮/伸張及びデータインターフェース制御
部 Pb:パラレルバス IPP:画像信号処理装置 VDC:ビデオデータ制御 IMAC:メモリコントローラ MEM:フレームメモリ FCU:FAX制御ユニット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バスサイクルを起動し得るマスターがバス
    調停手段に対してバス使用要求を与え、該バス使用要求
    に対してデータバスが使用可のときはバス調停手段がバ
    ス使用許可を該マスターに与え、これに応答して該マス
    ターがターゲットとの間で前記データバスを使用するデ
    ータ転送を行う、データバス使用制御方法において、 前記マスターが、ターゲットのデータ転送に関するター
    ゲット側処理時間以上の間隔で前記バス使用要求を前記
    バス調停手段に与える;ことを特徴とするデータバス使
    用制御方法。
  2. 【請求項2】バスサイクルを起動し得るマスターがバス
    調停手段に対してバス使用要求を与え、該バス使用要求
    に対してデータバスが使用可のときはバス調停手段がバ
    ス使用許可を該マスターに与え、これに応答して該マス
    ターが前記データバスを使用するターゲットとの間のデ
    ータ転送を行う、データバス使用制御方法において、 前記バス調停手段は、マスターがバス使用要求を与える
    と該マスターのデータ転送に関するターゲット側処理時
    間以上の間隔でバス使用許可を該マスターに与えること
    を特徴とするデータバス使用制御方法。
  3. 【請求項3】データバス;マスターからのバス使用要求
    に応答して、該マスターによる前記データバスの使用が
    可能であるとバス使用許可をマスターに与えるバス調停
    手段;マスターからの要求に従い前記データバスからデ
    ータを受ける又はデータバスにデータを送出するターゲ
    ット;および、 前記バス調停手段にバス使用要求を送出し、該バス調停
    手段からバス使用許可を受けると前記データバスを通し
    て、ターゲットからデータを受ける又はターゲットにデ
    ータを送出する、1以上のマスター;を備え、 前記マスターの少くとも1つが、バス使用要求の送出間
    隔を規定するタイマー手段を含み、該送出間隔でバス使
    用要求を前記バス調停手段に与える;ことを特徴とする
    データ転送システム。
  4. 【請求項4】データバス;マスターからのバス使用要求
    に応答して、該マスターによる前記データバスの使用が
    可能であるとバス使用許可をマスターに与えるバス調停
    手段;マスターからの要求に従い前記データバスからデ
    ータを受ける又はデータバスにデータを送出するターゲ
    ット;および、 前記バス調停手段にバス使用要求を送出し、該バス調停
    手段からバス使用許可を受けると前記データバスを通し
    て、ターゲットからデータを受ける又はターゲットにデ
    ータを送出する、1以上のマスター;を備え、 前記バス調停手段が、バス使用許可の送出間隔を規定す
    るタイマー手段を含み、少くとも1つのマスターには、
    該送出間隔でバス使用許可を与える;ことを特徴とする
    データ転送システム。
  5. 【請求項5】画像データを生成する手段,メモリ手段,
    該メモリ手段のデータ読み書きを制御するメモリコント
    ローラ,画像データに基づいて用紙上に画像を形成する
    作像手段,前記メモリ手段に対する画像データの転送を
    制御するデータ転送制御手段,前記メモリコントローラ
    およびデータ転送制御手段を接続したデータバス、およ
    び、該データバスの使用可否を決定するバス調停手段、
    を備え、 前記データ転送制御手段は、バス使用要求の送出間隔を
    規定するタイマー手段を含み、該送出間隔でバス使用要
    求を前記バス調停手段に送出し、該バス調停手段からバ
    ス使用許可を受けると前記データバスを通して、前記メ
    モリコントローラから前記メモリ手段の画像データを受
    ける、又は、メモリコントローラにメモリ手段に格納す
    る画像データを送出する、ことを特徴とする;画像形成
    装置。
  6. 【請求項6】画像データを生成する手段,メモリ手段,
    該メモリ手段のデータ読み書きを制御するメモリコント
    ローラ,画像データに基づいて用紙上に画像を形成する
    作像手段,前記メモリ手段に対する画像データの転送を
    制御するデータ転送制御手段,前記メモリコントローラ
    およびデータ転送制御手段を接続したデータバス、およ
    び、該データバスの使用可否を決定するバス調停手段、
    を備え、 該バス調停手段は、バス使用許可の送出間隔を規定する
    タイマー手段を含み、該送出間隔でバス使用許可を前記
    データ転送制御手段に送出し;データ転送制御手段は、
    バス調停手段からバス使用許可を受けると前記データバ
    スを通して、前記メモリコントローラから前記メモリ手
    段の画像データを受ける、又は、メモリコントローラに
    メモリ手段に格納する画像データを送出する、ことを特
    徴とする;画像形成装置。
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