JP2002333040A - 車両用ディスクブレーキのキャリパボディ及びその製造方法 - Google Patents

車両用ディスクブレーキのキャリパボディ及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反作用部、ブリッジ部及び液圧シリンダを成
形する部位への湯周り性が良好となり、作用部及び反作
用部として所要の強度を有し、パーキングブレーキ装着
機構部を備えたキャリパボディの良品を提供する。 【解決手段】 ディスクロータを跨いだ対向位置の一方
側に液圧シリンダ74を有する作用部を設け、他方側に
反力爪からなる反作用部72を設けるとともに、前記液
圧シリンダ74の底部側にパーキングブレーキ機構装着
部70を備えた車両用ディスクブレーキのキャリパボデ
ィの製造方法であって、前記パーキングブレーキ機構装
着部70側に湯口60を設け、該湯口60から鋳造型5
0のキャビティ56に溶湯を注入して鋳造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用ディスクブレ
ーキのキャリパボディ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、パーキングブレーキ機構を備え
たディスクブレーキの主要部の構成を示す。このディス
クブレーキは、キャリパボディ10に、ブレーキペダル
によって操作されるブレーキ用の液圧式作動機構20
と、ハンドレバーあるいはフットペダルによって操作さ
れるパーキングブレーキ用の機械式作動機構30とを設
けたものである。キャリパボディ10は、ディスクロー
タ40の両側に対向配置される作用部10a及び反力爪
を備えた反作用部10bと、作用部10aと反作用部1
0bとをディスクロータ40の外側を跨いで連結するブ
リッジ部10cとを備え、作用部10aと反作用部10
bとの間にディスクロータ40を挟んで一対の摩擦パッ
ド12a、12bが装着可能に形成されている。
【0003】作用部10aには端部がディスクロータ4
0側で開口する液圧シリンダ14と軸受け孔16が設け
られる。液圧シリンダ14にはピストン22が配設さ
れ、ピストン22と液圧シリンダ14の底部との間が液
圧室24に構成される。26は液圧シリンダ14の底部
に向けて常時付勢して設けられたアジャストボルトであ
る。液圧室24はブレーキペダルの操作によってピスト
ン22の押動が制御される液圧式作動機構に連通し、摩
擦パッド12a、12bによるディスクロータ40の挟
圧力が制御されてブレーキ操作がなされる。
【0004】軸受け孔16は液圧シリンダ14の軸線方
向とは直交する方向に設けられ、この軸受け孔16にカ
ム軸32が回動可能に装着されている。34はカム軸3
2のカム溝に係合するプッシュロッドである。このプッ
シュロッド34は後端部がカム軸32に当接するととも
に、前端部が液圧シリンダ14の軸線方向に進退動可能
に装着されているスリーブピストン36の後面に当接す
る。カム軸32にはカムレバー(不図示)を介してハン
ドレバーあるいはフットペダルに連携するワイヤが連携
されており、ハンドレバーあるいはフットペダルを操作
することによってカム軸32が回動し、プッシュロッド
34を介してスリーブピストン36が進退動してパーキ
ングブレーキ作用がなされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なディスクブレーキに用いるキャリパボディは一般に重
力鋳造法によって製造されている。通常、自動車用のキ
ャリパボディは鉄を材料としているが、最近は部品の軽
量化の要請からアルミニウムによって鋳造される製品も
ある。重力鋳造法は鋳造型の湯口からキャビティに溶湯
を注入して鋳造する際に、押湯部の重量を利用して溶湯
をキャビティ内に充填し、溶湯の未充填等の内部欠陥を
生じさせないようにして鋳造する方法である。この場
合、湯口からキャビティに注湯した際に、最終的に溶湯
が凝固するのは湯口部分である。したがって、湯口部分
にヒケ等の欠陥が生じやすい。重力鋳造法は押湯部の作
用によって湯口部分での欠陥を抑える作用も有してい
る。
【0006】キャリパボディを製造する従来の鋳造型で
は、キャビティの配置をキャリパボディを横置きのかた
ちで鋳造する形態とし、湯口からキャビティに溶湯を注
入して鋳造している。このため、湯口の近傍部分につい
て、ヒケ等の内部欠陥が生じる場合があり、鋳造品の緻
密性、品質の点で問題となることがあった。本発明は、
これらの問題点を解消すべくなされたものであり、その
目的とするところは、内部欠陥等のない良品の車両用デ
ィスクブレーキ及びその好適な製造方法を提供するにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、次の構成を備える。すなわち、ディスクロー
タを跨いだ対向位置の一方側に液圧シリンダを有する作
用部を設け、他方側に反力爪からなる反作用部を設ける
とともに、前記液圧シリンダの底部側にパーキングブレ
ーキ機構装着部を備えた車両用ディスクブレーキのキャ
リパボディにおいて、前記パーキングブレーキ機構装着
部側に湯口を配置して鋳造されて成ることを特徴とす
る。また、前記車両用ディスクブレーキのキャリパボデ
ィにおいて、前記パーキングブレーキ機構装着部が方体
形状に形成されていることを特徴とする。これによっ
て、キャリパボディの鋳造後における加工工数を減らす
ことができ、キャリパボディに容易に溶湯を注入するこ
とが可能となる。また、前記車両用ディスクブレーキの
キャリパボディにおいて、前記パーキングブレーキ機構
装着部が、方体形状の辺方向をキャリパボディの左右対
称線方向に対し傾斜して配置されていることを特徴とす
る。これによって、高品質の車両用ディスクブレーキの
キャリパボディを得ることができる。
【0008】また、ディスクロータを跨いだ対向位置の
一方側に液圧シリンダを有する作用部を設け、他方側に
反力爪からなる反作用部を設けるとともに、前記液圧シ
リンダの底部側にパーキングブレーキ機構装着部を備え
た車両用ディスクブレーキのキャリパボディの製造方法
であって、前記パーキングブレーキ機構装着部側に湯口
を設け、該湯口から鋳造型のキャビティに溶湯を注入し
て鋳造することを特徴とする。また、前記車両用ディス
クブレーキのキャリパボディの製造方法において、前記
鋳造型におけるキャリパボディを成形するキャビティの
配置を、パーキングブレーキ機構装着部を成形する部位
を上位置とし、反作用部を成形する部位を下位置とした
鋳造型を使用して鋳造することにより、反作用部や液圧
シリンダを成形する部位への湯周り性をさらに向上さ
せ、キャリパボディ本体として所要の強度及び品質を備
えるとともに、好適なパーキングブレーキ機構装着部を
備えたキャリパボディを容易に得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面とともに詳細に説明する。図1は本発明
に係る車両用ディスクブレーキのキャリパボディの製造
方法を適用してキャリパボディを鋳造する鋳造型50の
構成を示す。同図で50a、50bは鋳造型の上型及び
下型であり、52及び54は下型50bと組み合わせて
用いる中子型である。下型50bと中子型52、54と
を組み合わせることにより、鋳造型50内にキャリパボ
ディを成形するキャビティ56が形成される。58はキ
ャビティ56に連通して配置した押湯部、60は湯口で
ある。
【0010】本実施形態のキャリパボディを鋳造するた
めの鋳造型50において特徴的な構成は、鋳造型50に
形成するキャビティ56と湯口60との配置にある。す
なわち、本実施形態のキャリパボディの製造方法におい
ては、鋳造型50に形成するキャビティ56の配置とし
て、キャリパボディでパーキングブレーキ機構装着部3
0aを成形する部位70をキャビティ56のうちで最も
上位置とし、反作用部10bを成形する部位72を下位
置としてキャリパボディが鋳造型50内で縦位置で成形
されるようにし、湯口についてはパーキングブレーキ機
構装着部30aを成形する部位に接続するようにしたこ
とを特徴とする。74はキャリパボディの液圧シリンダ
14を成形する部位、76はキャリパボディの作用部1
0aと反作用部10bとを連結するブリッジ部10cを
成形する部位である。
【0011】キャリパボディを鋳造する場合は、湯口6
0からキャビティ56に溶湯を注入し、キャビティ56
内で溶湯を凝固させて鋳造する。溶湯材料はとくに限定
されるものではなく、鉄、アルミニウム、アルミニウム
合金等が使用できる。図2は、キャビティ56に溶湯を
注入した状態を示す。溶湯は湯口60からキャビティ5
6及び押湯部58を満たすように注入する。重力鋳造法
では押湯部58の溶湯の重さを利用してキャビティ56
の全体に溶湯を周らせるようにするから、鋳造品の体積
等に応じて押湯部58の容積を適宜設定すればよい。
【0012】本実施形態においては、パーキングブレー
キ機構装着部30aを成形する部位をキャビティ56内
で最も上位置にしているから、これよりも下方に位置す
る液圧シリンダ14を成形する部位、及び最も下位置に
ある反力爪を備えた反作用部10bを成形する部位に
は、押湯部58に充填した溶湯の重力が好適に作用し、
湯周り性が良好となってキャビティ56の全体に確実に
溶湯が充填される。パーキングブレーキ機構装着部30
aは液圧シリンダ14を成形する部位よりも上部に位置
していることと、パーキングブレーキ機構装着部30a
は方体形状(四角柱状)に形成され、溶湯が占める容積
が比較的大きいことから、押湯部58とともにそれより
も下位に位置する部位について押湯の作用を有し、溶湯
の充填性を良好にする作用にも寄与する。
【0013】図2に示すように、本実施形態ではパーキ
ングブレーキ機構装着部30aを成形する部位70をキ
ャビティ56内で最も上位置に配置しているから、キャ
ビティ56内で最後に溶湯が凝固するのはこのパーキン
グブレーキ機構装着部30aを成形する部位となる。こ
のため、パーキングブレーキ機構装着部30aについて
は、溶湯が凝固する際のヒケ等が欠陥として影響を及ぼ
す可能性がある。しかしながら、前述したように、パー
キングブレーキ機構装着部30aにはハンドレバー等に
よって操作される機械的な操作部材が装着されるのみで
あり、液圧が作用部、反作用部に対してそれほど作用し
ないから、溶湯が凝固する際にヒケが生じたような場合
でも製品不良に直結することを抑えることができる。
【0014】車両用ディスクブレーキにおいては、製品
の信頼性上、キャリパボディにおける作用部10a及び
反作用部10bの強度及び耐久性と、液圧式作動機構2
0の作動の信頼性がとくに重要である。このため、鋳造
によってキャリパボディを製作する際には、作用部10
a、反作用部10b及び液圧シリンダ14を成形する部
位での湯回り性、溶湯の充填性が配慮される。しかしな
がら、湯口部分については、ヒケ等の欠陥が生じやすい
ことから、本実施形態においては、ヒケ等が製品不良に
直結しないパーキングブレーキ機構装着部30aを成形
する部位に湯口を接続するようにしたものである。パー
キングブレーキ機構装着部30aについては、機械的強
度が確保できれば所要の機能を十分に発揮することがで
きるからである。
【0015】本発明に係る車両用ディスクブレーキの製
造方法は、以上のように、鋳造時にキャリパボディの作
用部10a、反作用部10b及び液圧シリンダ14を成
形する部位に確実に溶湯を充填することを可能とし、こ
れによって作用部10a及び反作用部10b等が所要の
強度を備えた信頼性の高い製品として提供することを可
能にするとともに、十分な機械的強度を備えたパーキン
グブレーキ機構装着部30aを備えた製品として提供す
ることを可能にする。本発明に係る製造方法によれば、
キャリパボディの各部の特性に応じた製品として得るこ
とができることから、製品の歩留まりを向上させ、生産
性を向上させることが可能となる。
【0016】キャリパボディを軽量化するために、溶湯
材料にアルミニウムあるいはアルミニウム合金を使用し
た場合には、アルミニウムが酸化しやすく、アルミニウ
ムあるいはアルミニウム合金の溶湯表面に酸化皮膜が形
成されやすいことから、鋳造型のキャビティ内における
アルミニウムあるいはアルミニウム合金の湯周り性が問
題になることがある。すなわち、溶湯の湯周り性が十分
でない場合には、溶湯の未充填あるいはヒケといった問
題が起こりやすくなるが、このような場合でも、本発明
に係る製造方法によれば、所要の品質及び機能を備えた
キャリパボディ製品として提供することが可能となる。
【0017】図3、4、5は、上述した製造方法によっ
て鋳造して得たキャリパボディ10の正面図、側面図、
平面図を示す。このキャリパボディ10は鋳造型50か
ら鋳造品を取り出した後、キャリパボディ10の本体か
ら押湯部58内で凝固した金属部分を切断して除去し、
鋳造品の所要部分に研削加工等の加工を施して得たもの
である。30aはブロック状に形成されたパーキングブ
レーキ機構装着部である。このパーキングブレーキ機構
装着部30aにはカム軸を装着する軸受け孔16が設け
られている。キャリパボディ10に設けられている作用
部10a、反力爪が形成された反作用部10b、ブリッ
ジ部10c等の形状は従来のキャリパボディにおける構
成と基本的に変わるものではない。キャリパボディの外
面にはマスタシリンダと接続するユニオン孔、配管内の
エアを抜くブリーダ孔が設けられている。
【0018】本実施形態のキャリパボディ10において
特徴的な構成は、パーキングブレーキ機構装着部30a
についての構成である。すなわち、図3〜5に示すよう
に、パーキングブレーキ機構装着部30aは、方体形状
に形成されるとともに、図5に示されているように、キ
ャリパボディ10の平面配置において、パーキングブレ
ーキ機構装着部30aの向き(長辺の向き)がキャリパ
ボディ10の左右対称線A−Aの向きに対して傾斜して
配置されていることを特徴とする。前述したように、鋳
造型50ではこのパーキングブレーキ機構装着部30a
を成形する部位70に接続して押湯部58を設け、湯口
60を配置しているから、湯口60もこの左右対称線A
−Aの向きに対して傾斜して配置されることになる。
【0019】仮に、湯口が左右対称線A−Aに対して対
称に配置されている場合、鋳造型50のキャビティ56
に注入された溶湯は、キャビティ56の上部から反作用
部10b側へ流入する際に、左右に略均等に分断されて
流入するようになるのに対して、本実施形態のキャリパ
ボディ10のように、パーキングブレーキ機構装着部3
0a、すなわち湯口部分が左右対称線A−Aに対して傾
斜し、左右非対称の配置となっている場合には、キャビ
ティに注入された溶湯は左右に均等に分断されず、流入
量にアンバランスが生じるようになる。
【0020】キャビティ56に溶湯を注入する場合、本
実施形態のキャリパボディのように略左右対称形の製品
を鋳造する場合には、キャビティ56内で溶湯が左右に
分断される流れが生じやすいから、左右均等に溶湯が流
入するように湯口を配置した場合は、キャビティ56に
溶湯が充填されていくにしたがって、左右に分断された
溶湯がキャビティ56の中心で合わさるようになり、こ
の合わせ部分での強度が低下する場合がある。本実施形
態では、パーキングブレーキ機構装着部30aをキャリ
パボディ10の対称線に対して非対称となる配置とした
ことにより、キャビティ56の左右位置での溶湯の流入
量に差が生じ、溶湯の合わせ面で鋳造品の強度が低下す
る問題を解消することができる。
【0021】なお、実施形態では、図5に示すように、
パーキングブレーキ機構装着部30aと、液圧シリンダ
14が形成される作用部10aとは、その平面配置にお
いて中心位置が若干偏位するように配置されている。こ
のように、パーキングブレーキ機構装着部30aと作用
部10aの中心位置が偏位している配置も、キャビティ
56に溶湯を注入する際に、キャリパボディ10の左右
配置に対して溶湯の注入量をアンバランスさせる作用を
奏する。
【0022】パーキングブレーキ機構装着部30aは車
両への取り付け上の要請から方体形状とする必要があ
り、鋳造時に所要の形状としたものであるが、方体形状
とすることで、後工程での加工工数を減らすことがで
き、湯口を広く開口させることができることからキャビ
ティ56に溶湯を注入しやすくし、上述したようにキャ
ビティ56との配置位置関係から好適な鋳造を可能とす
るものである。
【0023】
【発明の効果】本発明に係る車両用キャリパボディ及び
その製造方法によれば、上述したように、反作用部、ブ
リッジ部及び液圧シリンダを成形する部位への湯周り性
が良好となり、作用部及び反作用部として所要の強度を
有するとともに、巣等のない良好な品質の製品を得るこ
とができ、パーキングブレーキ機構装着部を備えたキャ
リパボディとして所要の機能を備えた好適な製品として
得ることができる。本発明に係る製造方法によれば、製
品の歩留まりを向上させ、生産性を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る製造方法を適用してキャリパボデ
ィを鋳造する鋳造型の構成例を示す説明図である。
【図2】キャビティに溶湯を注入している状態の説明図
である。
【図3】本発明に係る製造方法によって得られたキャリ
パボディの正面図である。
【図4】本発明に係る製造方法によって得られたキャリ
パボディの側面図である。
【図5】本発明に係る製造方法によって得られたキャリ
パボディの平面図である。
【図6】車両用ディスクブレーキとキャリパボディの構
成を示す説明図である。
【符号の説明】
10 キャリパボディ 10a 作用部 10b 反作用部 10c ブリッジ部 14 液圧シリンダ 16 軸受け孔 20 液圧式作動機構 22 ピストン 24 液圧室 30 機械式作動機構 30a パーキングブレーキ機構装着部 32 カム軸 50 鋳造型 50a 上型 50b 下型 52、54 中子型 56 キャビティ 58 押湯部 60 湯口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J058 AA48 AA53 AA63 AA69 AA77 AA83 AA87 BA63 CA50 CC19 CC22 EA05 EA08 FA01 4E093 PA03 PB05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクロータを跨いだ対向位置の一方
    側に液圧シリンダを有する作用部を設け、他方側に反力
    爪からなる反作用部を設けるとともに、前記液圧シリン
    ダの底部側にパーキングブレーキ機構装着部を備えた車
    両用ディスクブレーキのキャリパボディにおいて、 前記パーキングブレーキ機構装着部側に湯口を配置して
    鋳造されて成ることを特徴とする車両用ディスクブレー
    キのキャリパボディ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用ディスクブレーキ
    のキャリパボディにおいて、 前記パーキングブレーキ機構装着部が方体形状に形成さ
    れていることを特徴とする車両用ディスクブレーキのキ
    ャリパボディ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の車両用ディスクブレーキ
    のキャリパボディにおいて、 前記パーキングブレーキ機構装着部が、方体形状の辺方
    向をキャリパボディの左右対称線方向に対し傾斜して配
    置されていることを特徴とする車両用ディスクブレーキ
    のキャリパボディ。
  4. 【請求項4】 ディスクロータを跨いだ対向位置の一方
    側に液圧シリンダを有する作用部を設け、他方側に反力
    爪からなる反作用部を設けるとともに、前記液圧シリン
    ダの底部側にパーキングブレーキ機構装着部を備えた車
    両用ディスクブレーキのキャリパボディの製造方法であ
    って、 前記パーキングブレーキ機構装着部側に湯口を設け、 該湯口から鋳造型のキャビティに溶湯を注入して鋳造す
    ることを特徴とする車両用ディスクブレーキのキャリパ
    ボディの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の車両用ディスクブレーキ
    のキャリパボディの製造方法において、 前記鋳造型におけるキャリパボディを成形するキャビテ
    ィの配置を、パーキングブレーキ機構装着部を成形する
    部位を上位置とし、反作用部を成形する部位を下位置と
    した鋳造型を使用して鋳造することを特徴とする車両用
    ディスクブレーキのキャリパボディの製造方法。
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