JP2002330433A - 無線伝送システム - Google Patents

無線伝送システム

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JP2002330433A
JP2002330433A JP2001132455A JP2001132455A JP2002330433A JP 2002330433 A JP2002330433 A JP 2002330433A JP 2001132455 A JP2001132455 A JP 2001132455A JP 2001132455 A JP2001132455 A JP 2001132455A JP 2002330433 A JP2002330433 A JP 2002330433A
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JP
Japan
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packet
information
demodulation information
stream
demodulation
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Pending
Application number
JP2001132455A
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English (en)
Inventor
Kazufumi Kumagai
和史 熊谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放送局側がMPEG2−PSストリームを放
送したとしても、受信側は、途中から受信したMPEG
2−PSストリームを復調し再生することが可能である
ような無線伝送システムを提供する。 【解決手段】 常時受信状態にある受信装置40は、ホ
ームサーバ20から送信されてくる多重化ストリーム5
0を受信し、多重化ストリーム50の先頭部分に包含さ
れているシステムヘッダを取り込んで記憶する。リモコ
ン30からリクエストの要求であるチャネル選択情報6
0が送信されると、受信装置40は、記憶しているシス
テムヘッダに基づいて、ストリームを復調する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多重化されたスト
リームを無線伝送するシステムに関し、より特定的に
は、ホームサーバから放送されてくるストリームを途中
からでも再生することができる無線伝送システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年のデジタル技術の急激な進展に伴
い、放送の分野では、映像や音声などのコンテンツをデ
ジタル符号化して配信することが主流になりつつある。
これによって、データの高速伝送が可能になるととも
に、伝送の信頼性を向上することができる。
【0003】上記のようなデジタル符号化技術の代表な
ものとしては、MPEG2(Moving Pictu
re Experts Group 2)方式がある。
このMPEG2方式には、大きく分けて、MPEG2−
TS(TransportStream)方式と、MP
EG2−PS(Program Stream)方式と
がある。以下、これらMPEG2−TSおよびMPEG
2−PSの2つの方式について説明する。
【0004】図29は、MPEG2−TS方式で符号化
されたデータの構造を簡略的に表現した図である。詳し
くは、藤原洋監修「ポイント図解式 最新MPEG教科
書」(1994年初版発行 株式会社アスキー)を参照
されたい。以下、MPEG2−TS方式で符号化された
データのストリームを、MPEG2−TSストリームと
呼ぶことにする。図29に示すように、MPEG2−T
Sストリームでは、復調に必要な情報を格納したTSヘ
ッダが所定間隔ごとに挿入されている。受信側では、こ
のようなMPEG2−TSストリームを途中から受信し
たとしても、所定間隔ごとに挿入されているTSヘッダ
から復調に必要な情報を随時取得できるため、それ以後
のデータについて復調することが可能となる。
【0005】図30は、MPEG2−PS方式で符号化
されたデータの構造を簡略的に表現した図である。詳し
くは、藤原洋監修「ポイント図解式 最新MPEG教科
書」(1994年初版発行 株式会社アスキー)を参照
されたい。以下、MPEG2−PS方式で符号化された
データのストリームを、MPEG2−PSストリームと
呼ぶことにする。図30に示すように、MPEG2−P
S方式においては、データの復調に必要な情報を格納し
たシステムヘッダは、データの先頭部分にしか付加され
ていない。このようなMPEG2−PSストリームは、
放送には適さず、DVDやCD−ROMのようなパッケ
ージメディアに記録されることが多い。なぜならば、M
PEG2−PSストリームによってコンテンツを配信す
ると、受信側では、このようなMPEG2−TSストリ
ームを途中から受信した場合に、復調に必要な情報を取
得できないため、受信データの復調を行うことができな
いからである。これに対し、上記のようなパッケージメ
ディアを再生する装置は、たとえストリームの途中から
再生を行う場合であっても、ストリームの全体がメディ
ア内に記録されているため、システムヘッダ内の情報を
随時参照して復調に必要な情報をいつでも取得すること
ができ、それによってデータの再生を行うことができ
る。なお、MPEG2−PS方式は、デジタルビデオカ
メラで撮影された画像をパソコンで編集したりするな
ど、個人的な利用にも供されている。したがって、MP
EG2−PS方式に符号化する機材などは比較的容易に
入手可能でありまた安価である。そのため、MPEG2
−PS方式は、手軽にコンテンツを制作する際にも有効
な手段であるといえる。
【0006】以上のように、MPEG2−TS方式は、
コンテンツを放送によってユーザに提供する形態に適し
ているのに対し、MPEG2−PS方式は、コンテンツ
をパッケージメディアのように全データが記録された状
態でユーザに提供する形態に適している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近のデジ
タル技術の進歩に伴って、コンテンツの制作・配信を行
う現場では、放送素材が急速に多様化しつつある。例え
ば、前述したパッケージメディアに記録された映画やラ
イブのコンテンツデータもその一例である。このような
放送素材は、すでにMPEG2方式で符号化されてお
り、また画質や手軽さの面でも利用価値があるため、放
送局側としては、できればそのまま放送したいという要
望がある。しかしながら、前述したように、MPEG2
−PSストリームには、復調のために必要なシステムヘ
ッダがデータの先頭部分にしか付加されていないため、
放送局側が放送したMPEG2−PSストリームを受信
側が途中から受信した場合、受信側は、データの復調を
行うことができない。そのため、放送局側では、MPE
G2−PS方式で符号化されたコンテンツデータを一旦
元のデータに復調し、その後MPEG2−TS方式に再
符号化して配信しているのが現状である。このように、
従来の放送局の現場では、たとえMPEG2方式で符号
化された放送素材であっても、それがMPEG2−PS
方式で符号化されたものである場合、面倒な復調作業お
よび再符号化作業を必要とし、有効に活用できないとい
った問題点があった。
【0008】そこで、本発明の目的は、放送局側がMP
EG2−PSストリームを放送したとしても、受信側
は、途中から受信したMPEG2−PSストリームを復
調し再生することが可能であるような無線伝送システム
を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、デジタル符号化されたデータのストリームを放
送する無線伝送システムであって、ストリームの少なく
とも先頭部分には、ストリームを復調するために必要な
復調情報が含まれており、ストリームを送信するコンテ
ンツ提供装置と、ストリームを受信する受信装置とを備
え、コンテンツ提供装置は、ストリームを所定のサイズ
に分割してパケットを生成するパケット生成手段と、パ
ケットを送信するパケット送信手段とを含み、受信装置
は、常時受信状態にあって、送信されてくる全てのパケ
ットを受信するパケット受信手段と、パケット受信手段
が受信したパケットに復調情報が格納されているか否か
を識別する復調情報識別手段と、復調情報識別手段の識
別の結果、受信したパケットに復調情報が含まれている
場合、当該パケットから復調情報を取得して記憶する復
調情報記憶手段と、復調情報記憶手段が記憶する復調情
報に基づいて、パケットを復調する復調手段とを含む。
【0010】第1の発明によれば、受信装置は、常時受
信状態にあって、送信されてくるパケットに復調情報が
格納されている場合、当該復調情報を取得し記憶してお
くことができる。したがって、コンテンツ提供装置が、
復調情報が先頭部分にのみ包含されているストリームを
放送したとしても、受信装置は、途中から受信したスト
リームを自己が記憶している復調情報に基づいて、復調
し再生することが可能となる。
【0011】第2の発明は、複数のデジタル符号化され
たデータのストリームを複数のチャネルに多重化して放
送する無線伝送システムであって、各ストリームの少な
くとも先頭部分には、ストリームを復調するために必要
な復調情報が含まれており、各ストリームを多重化して
送信するコンテンツ提供装置と、多重化された各ストリ
ームを受信する受信装置とを備え、コンテンツ提供装置
は、各ストリームを所定のサイズに分割してパケットを
生成するパケット生成手段と、各ストリームのパケット
を時分割多重化して送信するパケット多重化送信手段と
を含み、受信装置は、常時受信状態にあって、送信され
てくるパケットを全て受信するパケット受信手段と、パ
ケット受信手段が受信したパケットに復調情報が格納さ
れているか否かを識別する復調情報識別手段と、復調情
報識別手段の識別の結果、受信したパケットに復調情報
が含まれている場合、当該パケットから復調情報を取得
してチャネル別に記憶する復調情報記憶手段と、チャネ
ルが選択されたら、復調情報記憶手段が記憶する当該チ
ャネルの復調情報に基づいて、パケットを復調する復調
手段とを含む。
【0012】第2の発明によれば、受信装置は、常時受
信状態にあって、時分割多重化されて送信されてくるパ
ケットに復調情報が格納されている場合、チャネル別に
当該復調情報を取得し記憶しておくことができる。した
がって、コンテンツ提供装置が、復調情報が先頭部分に
のみ包含されているようなストリームを多重化して放送
したとしても、受信装置は、途中から受信したストリー
ムを自己が記憶しているチャネル別の復調情報に基づい
て、復調し再生することが可能となる。
【0013】第3の発明は、複数のデジタル符号化され
たデータのストリームを複数のチャネルに多重化して放
送する無線伝送システムであって、各ストリームの少な
くとも先頭部分には、ストリームを復調するために必要
な復調情報が含まれており、各ストリームを多重化して
送信するコンテンツ提供装置と、多重化された各ストリ
ームを受信する受信装置とを備え、コンテンツ提供装置
は、各ストリームを所定のサイズに分割してパケットを
生成するパケット生成手段と、各チャネルの次の番組の
放送開始終了時刻を包含するEPG情報パケットを生成
するEPG情報パケット生成手段と、各ストリームをパ
ケット単位でグループ化して時分割多重するとともに、
少なくとも復調情報を包含したグループにはEPG情報
パケットを包含させて送信するパケット多重送信手段と
を含み、受信装置は、EPG情報パケットを受信するE
PG情報パケット受信手段と、受信したEPG情報パケ
ットに基づいて、復調情報を包含したパケットが次に送
信されてくる時刻を判断する復調情報送信時刻判断手段
と、時刻が到来したら、受信動作を開始するパケット受
信手段と、パケット受信手段が受信したパケットに復調
情報が格納されているか否かを識別する復調情報識別手
段と、復調情報識別手段の識別の結果、受信したパケッ
トに復調情報が含まれている場合、当該パケットから復
調情報を取得してチャネル別に記憶する復調情報記憶手
段と、チャネルが選択されたら、復調情報記憶手段が記
憶する当該チャネルの復調情報に基づいて、パケットを
復調する復調手段とを含む。
【0014】第3の発明によれば、受信装置は、コンテ
ンツ提供装置から送信されてくるEPG情報パケットに
基づいて、復調情報が送信されてくる時刻を判断して、
当該時刻にストリームの受信を開始して復調情報を取得
することが可能となる。したがって、受信装置は、常時
受信状態にある必要はなく、より効率的に最新の復調情
報を取得することができ、途中から受信したストリーム
を自己が記憶しているチャネル別の復調情報に基づいて
復調し再生することが可能となる。
【0015】第4の発明は、第3の発明に従属する発明
であって、パケット多重化送信手段は、全てのグループ
にEPG情報パケットを包含させることを特徴とする。
【0016】第4の発明によれば、EPG情報パケット
が常に送信されてくるので、受信装置は、初期設定の際
に、当該EPG情報パケットを読み込んで、復調情報を
初めて受信すべき時刻を認識することが可能となる。ま
た、受信装置が復調のためにパケットを受信中であると
きも、最新のEPG情報を取得することが可能となり、
ユーザに対して番組案内をすることが可能となる。
【0017】第5の発明は、第3または4の発明に従属
する発明であって、パケット受信手段は、復調情報を包
含したパケットとEPG情報パケットとが包含されたグ
ループのパケットを受信し終えたら、受信動作を一時中
断することを特徴とする。
【0018】第5の発明によれば、受信装置は、復調情
報の記憶と復調情報が送信されてくる時刻の認識とを行
った後は動作を終了するので、無駄な動作なく効率的に
復調情報を取得することが可能となる。
【0019】第6の発明は、複数のデジタル符号化され
たデータのストリームを複数のチャネルに多重化して放
送する無線伝送システムであって、各ストリームの少な
くとも先頭部分には、ストリームを復調するために必要
な復調情報が含まれており、各ストリームを多重化して
送信するコンテンツ提供装置と、多重化された各ストリ
ームを受信する受信装置とを備え、コンテンツ提供装置
は、各ストリームを所定のサイズに分割してパケットを
生成するパケット生成手段と、各ストリームの先頭部分
に含まれる復調情報を一つにまとめて、復調情報パケッ
トを生成する復調情報パケット生成手段と、各ストリー
ムをパケット単位でグループ化して時分割多重するとと
もに、全てのグループに復調情報パケットを包含させて
送信するパケット多重送信手段とを含み、受信装置は、
チャネルが選択されたら、復調情報パケットを受信する
復調情報パケット受信手段と、受信した復調情報パケッ
トに格納されている当該チャネルに係るストリームの復
調情報に基づいて、パケットを復調する復調手段を含
む、無線伝送システム。
【0020】第6の発明によれば、各チャネルの復調情
報が一つにまとめられ、復調情報パケットとして送信さ
れてくるので、受信装置は、当該復調情報パケットから
各チャネルの最新の復調情報を取得することができる。
受信装置は、途中から受信したストリームを復調する場
合でも、当該復調情報パケットに含まれている各チャネ
ルの復調情報に基づいてストリームを復調することが可
能となる。したがって、受信装置は、常時受信状態であ
る必要はなく、また、復調情報が送信されてくる時刻に
復調情報を取得するために動作する必要もない。
【0021】第7の発明は、複数のデジタル符号化され
たデータのストリームを複数のチャネルに多重化して放
送する無線伝送システムであって、各ストリームの少な
くとも先頭部分には、ストリームを復調するために必要
な復調情報が含まれており、各ストリームを多重化して
送信するコンテンツ提供装置と、多重化された各ストリ
ームを受信する受信装置とを備え、コンテンツ提供装置
は、各ストリームを所定のサイズに分割してパケットを
生成するパケット生成手段と、一日に放送予定の各スト
リームの先頭部分に含まれる復調情報を一つにまとめ
て、一日分復調情報パケットを生成する一日分復調情報
パケット生成手段と、各ストリームをパケット単位でグ
ループ化して時分割多重するとともに、全てのグループ
に一日分復調情報パケットを包含させて送信するパケッ
ト多重送信手段とを含み、受信装置は、一日分復調情報
パケットを一日の最初の受信の際に参照し、一日分復調
情報パケットに格納されている復調情報を放送時間帯
別、チャネル別に記憶する復調情報記憶手段と、チャネ
ルが選択されたら、復調情報記憶手段が記憶する現在の
放送時間帯における当該チャネルの復調情報に基づい
て、パケットを復調する復調手段とを含む。
【0022】第7の発明によれば、一日分の復調情報が
コンテンツ提供装置から送信されてくるので、受信装置
は、一日の最初の受信の際にだけ当該復調情報を取得し
て記憶すればよい。したがって、受信装置は、より効率
的に復調情報を取得することができ、記憶している時間
帯別かつチャネル別の復調情報に基づいて、途中から受
信したストリームを復調することが可能となる。
【0023】第8の発明は、第1〜7の発明のいずれか
に従属する発明であって、ストリームとしてMPEG2
−PS方式で符号化されたデータのストリームを用いる
ことを特徴とする。
【0024】第8の発明によれば、広く普及しているM
PEG2ーPS方式で符号化されたデータのストリーム
を放送素材として用いることが可能となり、放送素材の
多様化のニーズに対応した無線伝送システムを提供する
ことが可能となる。
【0025】第9の発明は、デジタル符号化されたデー
タのストリームをパケット単位で受信する受信装置であ
って、ストリームの少なくとも先頭部分には、ストリー
ムを復調するために必要な復調情報が含まれており、常
時受信状態にあって、送信されてくる全てのパケットを
受信するパケット受信手段と、パケット受信手段が受信
したパケットに復調情報が格納されているか否かを識別
する復調情報識別手段と、復調情報識別手段の識別の結
果、受信したパケットに復調情報が含まれている場合、
当該パケットから復調情報を取得して記憶する復調情報
記憶手段と、復調情報記憶手段が記憶する復調情報に基
づいて、パケットを復調する復調手段とを備える。
【0026】第9の発明によれば、受信装置は、常時受
信状態にあって、受信したパケットに復調情報が格納さ
れている場合、当該復調情報を取得して記憶しておくこ
とができる。したがって、受信装置は、復調情報が先頭
部分にのみ包含されているストリームを途中から受信し
たとしても、自己が記憶している復調情報に基づいて、
当該ストリームを復調し再生することが可能となる。
【0027】第10の発明は、複数のチャネルに多重化
されて送信されてくる複数のデジタル符号化されたデー
タのストリームをパケット単位で受信する受信装置であ
って、各ストリームの少なくとも先頭部分には、ストリ
ームを復調するために必要な復調情報が含まれており、
常時受信状態にあって、送信されてくるパケットを全て
受信するパケット受信手段と、パケット受信手段が受信
したパケットに復調情報が格納されているか否かを識別
する復調情報識別手段と、復調情報識別手段の識別の結
果、受信したパケットに復調情報が含まれている場合、
当該パケットから復調情報を取得してチャネル別に記憶
する復調情報記憶手段と、チャネルが選択されたら、復
調情報記憶手段が記憶する当該チャネルの復調情報に基
づいて、パケットを復調する復調手段とを備える。
【0028】第10の発明によれば、受信装置は、常時
受信状態にあって、受信したパケットに復調情報が格納
されている場合、チャネル別に当該復調情報を取得し記
憶しておくことができる。したがって、受信装置は、復
調情報が先頭部分にのみ包含されているようなストリー
ムを途中から受信したとしても、自己が記憶しているチ
ャネル別の復調情報に基づいて、当該ストリームを復調
し再生することが可能となる。
【0029】第11の発明は、パケット単位でグループ
化されて時分割多重送信されてくる複数のデジタル符号
化されたデータのストリームをパケット単位で受信する
受信装置であって、各ストリームの少なくとも先頭部分
には、ストリームを復調するために必要な復調情報が含
まれており、かつ、少なくとも復調情報を包含したグル
ープには、各チャネルの次の番組の放送開始終了時刻を
示すEPG情報パケットが包含させており、EPG情報
パケットを受信するEPG情報パケット受信手段と、受
信したEPG情報パケットに基づいて、復調情報を包含
したパケットが次に送信されてくる時刻を判断する復調
情報送信時刻判断手段と、時刻が到来したら、受信動作
を開始するパケット受信手段と、パケット受信手段が受
信したパケットに復調情報が格納されているか否かを識
別する復調情報識別手段と、復調情報識別手段の識別の
結果、受信したパケットに復調情報が含まれている場
合、当該パケットから復調情報を取得してチャネル別に
記憶する復調情報記憶手段と、チャネルが選択された
ら、復調情報記憶手段が記憶する当該チャネルの復調情
報に基づいて、パケットを復調する復調手段とを備え
る。
【0030】第11の発明によれば、受信装置は、送信
されてくるEPG情報パケットを受信して当該EPG情
報パケットに基づいて、復調情報が送信されてくる時刻
を判断して、当該時刻にストリームの受信を開始して復
調情報を取得することが可能となる。したがって、受信
装置は、常時受信状態にある必要はなく、より効率的に
最新の復調情報を取得することができ、途中から受信し
たストリームを自己が記憶しているチャネル別の復調情
報に基づいて復調し再生することが可能となる。
【0031】第12の発明は、第11の発明に従属する
発明であって、パケット受信手段は、復調情報を包含し
たパケットとEPG情報パケットとが包含されたグルー
プのパケットを受信し終えたら、受信動作を一時中断す
ることを特徴とする。
【0032】第12の発明によれば、受信装置は、復調
情報の記憶と復調情報が送信されてくる時刻の認識とを
行った後は動作を終了するので、無駄な動作なく効率的
に復調情報を取得することが可能となる。
【0033】第13の発明は、パケット単位でグループ
化されて時分割多重送信されてくる複数のデジタル符号
化されたデータのストリームをパケット単位で受信する
受信装置であって、各ストリームの少なくとも先頭部分
には、ストリームを復調するために必要な復調情報が含
まれており、かつ、全てのグループには、各ストリーム
の復調情報を一つにまとめた復調情報パケットが包含さ
れており、チャネルが選択されたら、復調情報パケット
を受信する復調情報パケット受信手段と、受信した復調
情報パケットに格納されている当該チャネルに係るスト
リームの復調情報に基づいて、パケットを復調する復調
手段とを備える。
【0034】第13の発明によれば、各チャネルの復調
情報が一つにまとめられ、復調情報パケットとして送信
されてくるので、受信装置は、当該復調情報パケットか
ら各チャネルの最新の復調情報を取得することができ
る。受信装置は、途中から受信したストリームを復調す
る場合でも、当該復調情報パケットに含まれている各チ
ャネルの復調情報に基づいてストリームを復調すること
が可能となる。したがって、受信装置は、常時受信状態
である必要はなく、また、復調情報が送信されてくる時
刻に復調情報を取得するために動作する必要もない。
【0035】第14の発明は、パケット単位でグループ
化されて時分割多重送信されてくる複数のデジタル符号
化されたデータのストリームをパケット単位で受信する
受信装置であって、各ストリームの少なくとも先頭部分
には、ストリームを復調するために必要な復調情報が含
まれており、かつ、全てのグループには、一日に放送予
定の各ストリームの復調情報を一つにまとめた一日分復
調情報パケットが包含されており、一日分復調情報パケ
ットを一日の最初の受信の際に参照し、一日分復調情報
パケットに格納されている復調情報を放送時間帯別、チ
ャネル別に記憶する復調情報記憶手段と、チャネルが選
択されたら、復調情報記憶手段が記憶する現在の放送時
間帯における当該チャネルの復調情報に基づいて、パケ
ットを復調する復調手段とを備える。
【0036】第14の発明によれば、受信装置は、一日
の最初の受信の際に、一日分復調情報パケットを取得し
て、放送時間帯別、チャネル別に復調情報を記憶してお
くことが可能となる。受信装置は、記憶している復調情
報に基づいて、以後のストリームを復調することが可能
となる。したがって、受信装置は、より効率的に復調情
報を取得することが可能となる。
【0037】第15の発明は、第9〜14の発明のいず
れかに従属する発明であって、ストリームとしてMPE
G2−PS方式で符号化されたデータのストリームを用
いることを特徴とする。
【0038】第15の発明によれば、受信装置は、広く
普及しているMPEG2ーPS方式で符号化されたデー
タのストリームを途中から受信したとしても、当該スト
リームを復調することが可能である。
【0039】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は、本発
明の第1の実施形態に係る無線伝送システムの概略的な
構成を示した図である。図1において、第1の実施形態
に係る無線伝送システムは、コンテンツ提供装置10
と、ホームサーバ20と、リモコン30と、受信装置4
0とを備えている。
【0040】コンテンツ提供装置10は、各チャネルの
番組データを多重化し、多重化ストリーム50を生成
し、ホームサーバ20に送信する。この送信には、地上
波や衛星放送電波や光ファイバ通信等を利用する。多重
化ストリーム50には、図1に示したように、ストリー
ムの先頭領域にのみ復調のためのシステムヘッダが格納
されており、それ以外の領域には、多重化された音声画
像データが第1〜Nチャネルとして格納されている。こ
こで、多重化するチャネル数は、N(2以上の整数)で
あると想定している。システムヘッダに格納された情報
は、多重化ストリームを復調する際に用いられる情報で
あり、復調情報であるといえる。コンテンツ提供装置1
0における多重化の方法については、後で詳述する。
【0041】ホームサーバ20は、コンテンツ提供装置
10から送られてきた多重化ストリーム50をそのまま
受信装置40に無線で送信する。
【0042】リモコン30は、表示再生したい番組のチ
ャネル番号を示すチャネル選択情報60を受信装置40
に送信する。この送信には、赤外線などが用いられる。
【0043】受信装置40は、ホームサーバ20から送
られてくる多重化ストリーム50を常に受信している。
受信装置40は、受信した多重化ストリーム50にシス
テムヘッダが含まれているか否かを常時監視している。
もし、受信した多重化ストリーム50にシステムヘッダ
が含まれていたならば、受信装置40は、多重化ストリ
ーム50からシステムヘッダを取り出して記憶してお
く。
【0044】リモコン30からチャネル番号を示すチャ
ネル選択情報60が送られてきたら、受信装置40は、
受信中の多重化ストリーム50からチャネル選択情報6
0に対応するチャネルのデータを選び出し、自己が記憶
しているシステムヘッダに基づいてデータの復調を行
い、番組内容を表示再生する。
【0045】図1では、説明を簡略化するため、2組の
受信装置40とリモコン30とを示したが、設けられる
受信装置40とリモコン30との組数は、1組であって
も3組以上であってもよい。
【0046】図2は、本発明の第1の実施形態に係るコ
ンテンツ提供装置10の構成を示すブロック図である。
図2において、コンテンツ提供装置10は、ストリーム
記憶回路101と、IPパケット分割回路102と、送
信ストリーム作成回路103と、IPパケット記憶回路
104と、IPパケット選択回路105と、時分割多重
化ストリーム送信回路106とを備える。
【0047】コンテンツ提供装置10のユーザー(以
下、「コンテンツ提供者」と呼ぶ)は、ストリーム記憶
回路101に予めMPEG2−PS方式で符号化された
コンテンツを記憶させておく。MPEG2−PS方式で
符号化されたコンテンツは、DVDソフトやパソコンで
手軽に制作されたコンテンツである。なお、ストリーム
記憶回路101は、たとえば、ハードディスク等の大容
量記録媒体によって構成される。このように、コンテン
ツ提供者は、コンテンツ提供装置10にMPEG2−P
Sストリームを記憶させておくことができる。
【0048】また、コンテンツ提供者は、送信ストリー
ム作成回路103に送信ストリーム情報を入力する。図
3は、送信ストリーム作成回路103に入力された送信
ストリーム情報の一例を表した図である。以下、図3を
参照しながら、送信ストリーム情報について説明する。
【0049】図3に示した送信ストリーム情報1031
において、多重化するチャネルは、第1〜Nチャネルで
あると想定している。ここで、Nは、2以上の整数であ
る。送信ストリーム情報1031では、チャネル番号ご
とにIPアドレスが割り当てられている。また、送信ス
トリーム情報1031では、各チャネル番号で放送する
ストリームのタイトル(ファイル名)が一時間ごとに決
められている。たとえば、図3において、第1チャネル
のIPアドレスは、“1.2.3.1”であるとしてい
る。また、第1チャネルでは、12:00〜13:00
の間は“A1ストリーム”というタイトルの番組が放送
され、13:00〜14:00の間でも“A1ストリー
ム”が放送され、14:00〜15:00の間でも“A
1ストリーム”が放送され、15:00〜16:00の
間では、“B1ストリーム”というタイトルの番組が放
送されることになる。ここでのIPアドレスは、本実施
形態での閉じられたネットワークの中で使用されるもの
である。したがって、このIPアドレスは、コンテンツ
提供者によって決められる。各チャネルのIPアドレス
は、IPヘッダにおける宛先アドレスを示す領域に格納
されることになる。
【0050】送信ストリーム作成回路103は、コンテ
ンツ提供者が入力した送信ストリーム情報1031をI
Pパケット分割回路102と、IPパケット選択回路1
05とに送る。
【0051】IPパケット分割回路102は、送信スト
リーム作成回路103から送られてきた送信ストリーム
情報1031を受け取ると、送信ストリーム情報103
1で示された時間帯ごとに、各チャネルに対応するスト
リームの先頭から順番に予め決められたサイズのデータ
をストリーム記憶回路101から取り出す。その後、I
Pパケット分割回路102は、ストリーム記憶回路10
1から取り出したデータにIPヘッダを付加してIPパ
ケットを作成し、作成したIPパケットをIPパケット
記憶回路104に記憶させる。IPパケットの作成の手
順およびIPパケット記憶回路104への記憶の順番に
ついては、後に詳述する。
【0052】IPパケット選択回路105は、送信スト
リーム作成回路103から送られてきた送信ストリーム
情報1031を記憶する。IPパケット選択回路105
は、番組の送信開始時間が到来すると、IPパケット記
憶回路104から時分割多重する順番にIPパケットを
取り出し、当該IPパケットを時分割多重化ストリーム
送信回路106に送る。
【0053】時分割多重化ストリーム送信回路106
は、IPパケット選択回路105から送られてきたIP
パケットをホームサーバ20に送信する。この送信に
は、地上波や衛星通信、光ファイバ通信などが用いられ
る。
【0054】図4は、コンテンツ提供装置10でのスト
リームの多重化の方法を示した概念図である。図4で
は、図3に示した送信ストリーム情報1031に基づく
ストリームの多重化の方法を示している。以下、図3お
よび図4を参照して、コンテンツ提供装置10でのスト
リームの多重化の方法について説明する。図4(a)
は、図3に示すA1ストリーム501のデータ構造と時
間帯12:00〜13:00におけるA1ストリームの
分割の様子を示している。A1ストリーム501は、M
PEG2−PSストリームであるので、先頭部分に復調
のために必要なシステムヘッダが存在し、システムヘッ
ダの後に音声や映像のデータを符号化したデータである
ペイロードデータが存在する。図4(b)は、図3に示
すA2ストリームのデータ構造と時間帯12:00〜1
3:00におけるA2ストリームの分割の様子を示して
いる。A2ストリームも、MPEG2−PSであるの
で、そのストリーム構造はA1ストリームと同様であ
る。
【0055】図3に示すように、A1ストリームは、時
間帯12:00〜15:00に放送される3時間番組で
ある。したがって、図4(a)に示すように、A1スト
リーム501には、時間帯12:00〜13:00で放
送されない残りの部分502が存在することになる。一
方、図3に示すように、A2ストリームは、時間帯1
2:00〜13:00に放送される1時間番組である。
したがって、図4(b)に示すように、A2ストリーム
は、A1ストリームと異なり時間帯12:00〜13:
00の放送分としてすべて分割される。
【0056】以下、図4(a)を参照しながら、A1ス
トリーム501を例に、時間帯12:00〜13:00
におけるストリームの分割について説明する。まず、前
提として、コンテンツ提供装置10には、一時間当たり
にストリームを何分割すべきであるかが予め決められて
いる。ここでは、M(Mは、2以上の整数)分割すると
決められていると想定している。一時間当たりのストリ
ームの分割数が決まれば、コンテンツ提供装置10は、
一回の分割で切り取るべきストリームのサイズ(ここで
は、「Xバイト」であるとする)を、「Xバイト」=
「一時間当たりのストリームのサイズ」÷「一時間当た
りの分割数」で決定することができる。上記のような想
定の下、IPパケット分割回路102は、ストリーム記
憶回路101に記憶されているA1ストリーム501を
先頭から順番にXバイトずつ切り取る。ここで、今後の
説明の便宜のために、切り取ったXバイトのデータに名
称を付けることとする。まず、一番最初に切り取られる
データを「第1パケット」と呼ぶことにする。図4
(a)に示したように、第1パケットには、システムヘ
ッダが包含される。以下、2番目に切り取られるデータ
を「第2パケット」、3番目に切り取られるデータを
「第3パケット」、・・・、M番目に切り取られるデー
タを「第Mパケット」と呼ぶことにする。また、チャネ
ル番号が分かるように、第1チャネルの第1パケットを
「1ch第1パケット」、第1チャネルの第2パケット
を「1ch第2パケット」、・・・、第1チャネルの第
Mパケットを「1ch第Mパケット」と表すこととす
る。第1チャネル以外のチャネルについても、同様の表
現を用いることとする。
【0057】図4(c)は、IPパケット記憶回路10
4が記憶している時間帯12:00〜13:00に放送
する第1〜Nチャネルまでのデータを表している。IP
パケット分割回路102は、図4(a)および(b)に
示すように切り取ったXサイズのデータに対してIPヘ
ッダを付加し、一つのチャネルに対してM個のIPパケ
ットを生成する。したがって、図4(c)に示すよう
に、IPパケット分割回路102は、第1〜Nチャネル
のストリームに対して合計M×N個のIPパケットを生
成することになる。IPパケット記憶回路104は、生
成したM×N個のIPパケットを、IPパケット記憶回
路104に記憶させる。ここで、IPヘッダについて説
明しておく。IPヘッダの構造は、TCP/IP(Tr
ansfer Control Protocol/I
nternet Protocol)で用いられるIP
ヘッダの構造と同様である。図3で示したように、送信
ストリーム情報1031において、チャネル番号とIP
アドレスとは、一対一に対応付けられている。例えば、
第1チャネルのIPアドレスは、“1.2.3.1”で
ある。したがって、本実施形態に係るIPヘッダの宛先
IPアドレスを格納する部分には、送信ストリーム情報
1031で決められた各チャネルに対応するIPアドレ
スが格納されるものとする。
【0058】図4(d)は、IPパケット選択回路10
5が予め決められた順序に従ってIPパケット記憶回路
104からIPパケットを選び出て作成した多重化スト
リーム50を表している。IPパケット選択回路105
は、IPパケット記憶回路104から「1ch第1パケ
ット」、「2ch第1パケット」、・・・、「Nch第
1パケット」、「1ch第2パケット」、「2ch第2
パケット」、・・・、「Nch第2パケット」、・・
・、「1ch第Mパケット」、「2ch第Mパケッ
ト」、・・・、「Nch第Mパケット」というように、
各チャネルの第1パケットから順番にIPパケットを取
り出し、時分割多重化ストリーム送信回路106に当該
IPパケットを送る。結局、コンテンツ提供装置10
は、「第1パケットのグループ」、「第2パケットのグ
ループ」、・・・、「第Mパケットのグループ」という
ように各チャネルのIPパケットについて時分割多重を
行い、多重化ストリーム50を生成することになる。こ
のようにして生成された多重化ストリーム50の先頭部
分には、システムヘッダが包含されていることが分か
る。
【0059】図5は、本発明の第1の実施形態に係るホ
ームサーバ20の構成を示すブロック図である。図5に
おいて、ホームサーバ20は、多重化ストリーム受信回
路201と、多重化ストリーム送信回路202とを備え
る。
【0060】多重化ストリーム受信回路201は、コン
テンツ提供装置10から送信されてきたIPパケットを
受信し、そのまま多重化ストリーム送信回路202に送
る。多重化ストリーム送信回路202は、多重化ストリ
ーム受信回路201から送られてきたIPパケットを各
受信装置40に無線で送信する。
【0061】図6は、本発明の第1の実施形態に係るリ
モコン30の構成を示すブロック図である。図6におい
て、リモコン30は、チャネル選択ボタン301と、チ
ャネル選択情報/終了情報送信回路302と、終了ボタ
ン303とを備える。
【0062】チャネル選択ボタン301は、ユーザーが
見たい番組を選択するためのボタンである。終了ボタン
303は、ユーザーが番組の再生を終了させたいときに
押すボタンである。チャネル選択情報/終了情報送信回
路302は、チャネル選択ボタン301で押されたボタ
ンに対応するチャネル選択情報60を受信装置40に送
信し、終了ボタン303の押圧に応答して番組の再生を
終了させる信号(以下、「終了信号」という)を受信装
置40に送信する。このチャネル選択情報60および終
了信号の送信には、赤外線などが用いられる。
【0063】図7は、第1の実施形態に係る受信装置4
0の構成を示すブロック図である。図7において、受信
装置40は、ストリーム受信回路401と、ストリーム
選択回路402と、システムヘッダ識別回路403と、
システムヘッダ記憶回路404と、システムヘッダ選択
回路405と、リクエストチャネル受信回路406と、
復調回路407と、表示再生部408とを備える。
【0064】ストリーム受信回路401は、常時受信状
態にあり、ホームサーバ20からIPパケットが送られ
てきたら、受信したIPパケットをそのままシステムヘ
ッダ識別回路403に送る。システムヘッダ識別回路4
03は、ストリーム受信回路401から送られてきたI
Pパケットのペイロード部に、システムヘッダが含まれ
ているか否かを識別する。システムヘッダの先頭部分に
は、固有のコードが格納されており、システムヘッダ識
別回路403は、当該ペイロード部の先頭部分と当該固
有のコードとを比較することによって、当該IPパケッ
トにシステムヘッダが含まれているか否かを判断する。
受信したIPパケットのペイロード部にシステムヘッダ
が含まれている場合、システムヘッダ識別回路403
は、受信したIPパケットのペイロード部からシステム
ヘッダを読みとり、システムヘッダ記憶回路404に記
憶されているシステムヘッダを書き換える。また、シス
テムヘッダ識別回路403は、ストリーム受信回路40
1から送られてきたIPパケットをそのままストリーム
選択回路402に送る。
【0065】システムヘッダ記憶回路404は、各チャ
ネルごとのシステムヘッダを記憶している。このシステ
ムヘッダが記憶されているテーブルをシステムヘッダテ
ーブルと呼ぶことにする。図8は、システムヘッダ記憶
回路404に記憶されているシステムヘッダテーブルが
システムヘッダ識別回路403によって書き換えられる
様子の一例を表した図である。以下、図3および図8を
参照しながら、システムヘッダテーブルの書き換えにつ
いて説明する。
【0066】図8(a)は、時間帯12:00〜13:
00にシステムヘッダ記憶回路404に記憶されている
システムヘッダテーブル4041aを示した図である。
図8(b)は、時間帯13:00〜14:00にシステ
ムヘッダ記憶回路404に記憶されているシステムヘッ
ダテーブル4041bを示した図である。図8(a)で
は、図3におけるA1ストリームのシステムヘッダをa
1システムヘッダと、A2ストリームのシステムヘッダ
をa2システムヘッダと、ANストリームのシステムヘ
ッダをaNシステムヘッダと表している。図8(b)で
は、上記以外に、図3におけるB2ストリームのシステ
ムヘッダをb2システムヘッダと表している。図3に示
したように、13:00になると、第2チャネルでは、
それまで放送していた番組(A2ストリーム)と異なる
番組(B2ストリーム)が放送される。したがって、1
3:00になると当該番組を復調するために必要な新た
なシステムヘッダであるb2システムヘッダがB2スト
リームの先頭部分に格納されてコンテンツ提供装置10
から送信されてくる。システムヘッダ識別回路403
は、受け取ったIPパケットにb2システムヘッダが包
含されていると識別した場合、当該IPパケットからb
2システムヘッダを取り出し、システムヘッダ記憶回路
404に記憶されているシステムヘッダテーブル404
1aをシステムヘッダテーブル4041bのように書き
換える。このように、システムヘッダ記憶回路404に
は、現在放送中の番組の復調に必要な最新のシステムヘ
ッダが常に保存されていることになる。
【0067】リクエストチャネル受信回路406は、リ
モコン30から送られてくるチャネル選択情報60を受
信すると、当該チャネル選択情報60をシステムヘッダ
選択回路405およびストリーム選択回路402に送
り、当該チャネル選択情報60をストリーム選択回路4
02に記憶させる。また、リクエストチャネル受信回路
406は、リモコン30から送られてくる終了信号をス
トリーム選択回路402に送り、ストリーム選択回路4
02に記憶されているチャネル選択情報60を消去す
る。
【0068】システムヘッダ選択回路405は、リクエ
ストチャネル受信回路406から送られてくるチャネル
選択情報60のチャネル番号に対応するシステムヘッダ
をシステムヘッダ記憶回路404から取り出し、取り出
したシステムヘッダを復調回路407に送り、復調回路
407に当該システムヘッダを記憶させる。
【0069】ストリーム選択回路402は、リクエスト
チャネル受信回路406から送られてくるチャネル選択
情報60を記憶する。また、ストリーム選択回路402
は、各チャネル番号と一対一に対応する宛先IPアドレ
スを予め記憶している。したがって、ストリーム選択回
路402は、システムヘッダ識別回路403から送られ
てきたIPパケットの宛先IPアドレスを参照して、当
該パケットのチャネル番号を識別することができ、送ら
れてきたIPパケットのチャネル番号と記憶しているチ
ャネル選択情報60とが一致する場合、当該IPパケッ
トをそのまま復調回路407に送る。一方、送られてき
たIPパケットのチャネル番号と記憶しているチャネル
選択情報60とが一致しない場合、ストリーム選択回路
402は、送られてきたIPパケットを破棄する。
【0070】また、ストリーム選択回路402は、リク
エストチャネル受信回路406から終了信号が送られて
くると、記憶しているチャネル選択情報60を消去す
る。その後、ストリーム選択回路402は、システムヘ
ッダ識別回路403から送られてくるIPパケットを全
て破棄する。その結果、終了信号を受け取った後は、ス
トリーム選択回路403は、リモコン30から新たなチ
ャネル選択情報60が送信されるまで、受信装置40が
IPパケットの復調を行わないように、全てのIPパケ
ットを破棄することになる。
【0071】復調回路407は、記憶しているシステム
ヘッダを参照してストリーム選択回路402から送られ
てくるIPパケットを復調し、表示再生部408に送
る。表示再生部408は、復調回路407から送られて
きた復調されたデータである映像や音声の情報を表示
し、再生する。
【0072】以上のように、受信装置40には、現在放
送中の番組の復調に必要な最新のシステムヘッダが記憶
されている。そのため、ユーザーがリクエスト要求を行
った時がたとえ番組の途中であったとしても、受信装置
40は、記憶している最新のシステムヘッダをもとに、
番組を表示し再生することが可能となる。
【0073】以下、第1の実施形態に係るコンテンツ提
供装置10での動作および受信装置40での動作を、フ
ローチャートを用いながら説明する。
【0074】図9は、第1の実施形態に係るコンテンツ
提供装置10の動作を示すフローチャートである。以
下、図9を参照して、第1の実施形態に係るコンテンツ
提供装置10の動作について説明する。コンテンツ提供
者は、まず最初に送信ストリーム情報をコンテンツ提供
装置10に入力する(ステップS401)。応じて、コ
ンテンツ提供装置10は、入力された送信ストリーム情
報をもとに、第1〜NチャネルのストリームをXサイズ
ずつにM分割し、分割されたそれぞれのデータにIPヘ
ッダを付加して、一つのチャネルに対してM個のIPパ
ケットを、結果として、合計M×N個のIPパケットを
生成する(ステップS402)。次に、コンテンツ提供
装置10は、生成されたM×N個のIPパケットを記憶
する(ステップS403)。
【0075】次に、コンテンツ提供装置10は、番組の
放送開始時間が到来するまで、待機する(ステップS4
04のループ)。番組の放送開始時間が到来すると、コ
ンテンツ提供装置10は、取り出すべきチャネル番号お
よびパケット番号の初期設定を行う(ステップS40
5)。ここでは、第iチャネルの第k番目のパケットを
「ich第kパケット」と表している。したがって、ス
テップS405では、「1ch第1パケット」から順番
に送信するために、i=1、k=1と初期設定してい
る。
【0076】次に、コンテンツ提供装置10は、記憶し
ている「1ch第1パケット」を取り出す(ステップS
406)。次に、コンテンツ提供装置10は、取り出し
た「1ch第1パケット」をホームサーバ20に送信す
る(ステップS407)。
【0077】次に、コンテンツ提供装置10は、先ほど
送信したIPパケットが、第NチャネルのIPパケット
であるか否かを判断する(ステップS410)。ここ
で、Nは、先述したように、多重化するチャネルの数を
表す2以上の整数である。しかし、先ほど送信したIP
パケットは、第1チャネルのIPパケットであるから、
コンテンツ提供装置10は、ステップS408の動作に
進み、チャンネル番号iを一つ増加させ(ステップS4
10、S408)、ステップS406の動作に戻る。そ
の後、コンテンツ提供装置10は、送信すべきIPパケ
ット(ich第kパケット)の取り出し動作(ステップ
S406)、IPパケットの送信動作(ステップS40
7)を行う。次に再び、コンテンツ提供装置10は、等
式「i=N」を満たすか否かを判断する(ステップS4
10)。ステップS410の判断が肯定的である場合、
ステップS411の動作に進む。一方、ステップS41
0の判断が否定的である場合、コンテンツ提供装置10
は、iを一つ増加させ(ステップS408)、ステップ
S406の動作に戻る。コンテンツ提供装置10は、ス
テップS406、S407、S410およびS408の
動作を「i=N」となるまで繰り返す。
【0078】Nch第1パケットが送信されたら、次
に、コンテンツ提供装置10は、先ほど送信されたIP
パケットがNch第Mパケットであるか否かを判断する
(ステップS411)。ここで、Mは、先述したよう
に、2以上の整数である。ステップS411の判断が肯
定的である場合、コンテンツ提供装置10は、ステップ
S412の動作に進む。一方、ステップS411の判断
が否定的な判断である場合、コンテンツ提供装置10
は、kを一つ増加させ(ステップS409)、ステップ
S406の動作に戻る。コンテンツ提供装置10は、ス
テップS406、S407、S410、S408、S4
11およびS409の動作を「k=M」となるまで繰り
返す。
【0079】このように、コンテンツ提供装置10は、
「1ch第1パケット」、「2ch第1パケット」、
「3ch第1パケット」、・・・、「Nch第1パケッ
ト」、「1ch第2パケット」、「2ch第2パケッ
ト」、・・・、「Nch第2パケット」、・・・、「1
ch第Mパケット」、「2ch第Mパケット」、・・
・、「Nch第Mパケット」という順番でIPパケット
を送信していく(ステップS405〜S411)。
【0080】次に、コンテンツ提供装置10は、ステッ
プS401の動作でコンテンツ提供者が入力した送信ス
トリーム情報に基づいて、次の時間帯で送信すべきスト
リームが存在するか否かを判断する(ステップS41
2)。次の時間帯で送信すべきストリームが存在する場
合、コンテンツ提供装置10は、ステップS404の動
作に戻り、次の番組の放送開始時間が到来するまで待機
する(ステップS404のループ)。一方、次の時間帯
で送信すべきストリームが存在しない場合、コンテンツ
提供装置10は、動作を終了する。
【0081】図10は、第1の実施形態に係る受信装置
40の動作を示すフローチャートである。以下、図10
を参照して、第1の実施形態に係る受信装置40の動作
について説明する。まず、受信装置40は、ホームサー
バ20から送信されてくるIPパケットを受信する(ス
テップS101)。次に、受信装置40は、受信したI
Pパケットのペイロード部を参照して、受信したIPパ
ケットにシステムヘッダが含まれいるか否かを判断する
(ステップS102)。
【0082】上記ステップS102の判断の結果、受信
したIPパケットにシステムヘッダが含まれている場
合、受信装置40は、受信したIPパケットのIPヘッ
ダを参照して当該IPパケットのチャネル番号を認識
し、当該チャネル番号に対応するシステムヘッダの書き
換えを行い(ステップS103)、その後、ステップS
104の動作に進む。一方、受信したIPパケットにシ
ステムヘッダが含まれていない場合、受信装置40は、
ステップS104の動作に進む。このように、新しいシ
ステムヘッダが送信されてくると、システムヘッダが更
新されるので、受信装置40は、常に最新のシステムヘ
ッダを記憶していることになる。
【0083】上記ステップS104において、受信装置
40は、受信したIPパケットのIPヘッダに係る宛先
IPアドレスを参照して、当該IPパケットのチャネル
番号を認識し、自己が記憶しているチャネル選択情報6
0と当該チャンネル番号とが一致しているか否かを判断
する(ステップS104)。
【0084】上記ステップS104の判断において、受
信装置40が記憶しているチャネル選択情報60と受信
したIPパケットに対応するチャネル番号とが一致する
場合、受信装置40は、ステップS105の動作に進
み、自己が記憶している当該チャネルに対応するシステ
ムヘッダを参照して、受信したIPパケットを復調す
る。次に、受信装置40は、復調したIPパケットをも
とに、映像や音声を表示し再生し(ステップS10
6)、ステップS107の動作に進む。一方、上記ステ
ップS104の判断において、受信装置40が記憶して
いるチャネル選択情報60と受信したIPパケットのチ
ャネル番号とが一致しない場合、受信装置40は、その
ままステップS107の動作に進む。
【0085】上記ステップS107において、受信装置
40は、リモコン30から終了信号が送られてきている
か否かを判断する。ステップS107の判断において、
リモコン30から終了信号が送られてきていない場合、
受信装置40は、ステップS101の動作に戻る。一
方、ステップS107の判断において、リモコン30か
ら終了信号が送られてきている場合、受信装置40は、
自己が記憶しているチャネル選択情報60を消去する
(ステップS108)。その後、受信装置40は、ユー
ザによって主電源(図示せず)が切られるか否かを判断
する(ステップS109)。ステップS109の判断結
果が肯定である場合、受信装置40は、動作を終了す
る。一方、ステップS109の判断結果が否定である場
合、受信装置40は、ステップS101の動作に戻る。
【0086】なお、第1の実施形態において、多重化す
るチャンネルを複数としたが、別にコンテンツ提供装置
10が単一チャネルのMPEG2−PSストリームを放
送したとしても、受信装置40は、システムヘッダを予
め読み込んでおくことによって、MPEG2−PSスト
リームの途中からでも復調し再生することが可能であ
る。
【0087】(第2の実施形態)図11は、本発明の第
2の実施形態に係る無線伝送システムの概略的な構成を
示した図である。図11において、第2の実施形態に係
る無線伝送システムは、コンテンツ提供装置11と、ホ
ームサーバ20と、リモコン30と、受信装置41とを
備えている。第2の実施形態に係るホームサーバ20お
よびリモコン30の機能は、第1の実施形態の場合と同
様であるので、第1の実施形態と同様の符号を付し、説
明を省略する。また、チャネル選択情報60も第1の実
施形態と同様であるので、第1の実施形態と同様の符号
を付し、説明を省略する。第2の実施形態において、多
重化のチャネル数は、N+1(Nは、2以上の整数)で
あるとする。以下、第1の実施形態と異なる点について
詳述する。
【0088】コンテンツ提供装置11は、各チャネルの
番組データを多重化し、多重化ストリーム51を生成
し、ホームサーバ20に送信する。多重化ストリーム5
1には、図11に示したように、ストリームの先頭領域
にのみ復調のためのシステムヘッダが格納されており、
それ以外の領域には、多重化された音声画像データが第
1〜Nチャネルとして格納され、番組の開始終了時刻を
示すEPG情報が第N+1チャネルとして格納されてい
る。
【0089】受信装置41は、多重化ストリーム51の
第N+1チャネルに格納されたEPG情報を参照して、
システムヘッダが送られてくる時刻を認識し、当該時刻
になったら最新のシステムヘッダを取得するためにホー
ムサーバ20から送られてくる多重化ストリーム51の
受信を開始し、システムヘッダの更新を行う。以下、コ
ンテンツ提供装置11および受信装置41の機能、動作
について詳細に説明する。
【0090】図12は、本発明の第2の実施形態に係る
コンテンツ提供装置11の構成を示すブロック図であ
る。図12において、コンテンツ提供装置11は、スト
リーム記憶回路111と、IPパケット分割回路112
と、送信ストリーム作成回路113と、IPパケット記
憶回路114と、IPパケット選択回路115と、時分
割多重化ストリーム送信回路116と、EPG情報IP
パケット作成回路117とを備える。
【0091】コンテンツ提供者は、第1の実施形態と同
様に、MPEG2−PSで符号化されたコンテンツ(D
VDソフト、パソコンで制作したコンテンツなど)をス
トリーム記憶回路111に予め記憶させておく。ストリ
ーム記憶回路111は、ハードディスク等の大容量記録
媒体である。
【0092】コンテンツ提供者は、送信ストリーム情報
とEPG情報のデータ内容とを送信ストリーム作成回路
113に入力する。図13は、送信ストリーム作成回路
113に入力する送信ストリーム情報と、EPG情報の
データ内容との一例を表した図である。図13(a)
は、送信ストリーム情報1131を表した図である。コ
ンテンツ提供者は、第1の実施形態の場合と同様に第1
〜NチャネルまでのIPアドレスと各時間帯ごとに放送
するストリームのタイトル(ファイル名)とを入力す
る。第2の実施形態では、第N+1チャネルはEPG情
報IPパケットを送信するチャネルとして割り当てられ
ている。コンテンツ提供者は、第N+1チャネルのIP
アドレスを“1.2.3.N+1”とする。コンテンツ
提供者は、第N+1チャネルの各時間帯に送信するEP
G情報IPパケットのファイル名を入力する。例えば、
図13(a)では、時間帯12:00〜13:00に送
信するEPG情報IPパケットのファイル名を「X1E
PG」であるとしている。さらに、コンテンツ提供者
は、図13(a)に示した送信ストリーム情報1131
で決めたEPG情報IPパケットのファイル名と対応付
けて当該ファイル名のデータ内容も入力する。一例とし
て、図13(b)に、EPG情報IPパケットのファイ
ル名「X1EPG」のデータ内容を示した。図13
(b)に示したように、EPG情報IPパケットのデー
タ内容(以下、単にEPG情報という)は、各チャネル
の現番組タイトルと次番組タイトルと開始時刻と終了時
刻とで構成させる。現番組タイトルは、現在放送中の番
組のタイトルである。次番組タイトルは、次に放送する
番組のタイトルである。開始時刻は、次に放送する番組
が開始する時刻である。終了時刻は、次に放送する番組
が終了する時刻である。たとえば、図13(b)では、
第1チャネルで現在放送中の現番組タイトルは「A1ス
トリーム」であり、次に放送する次番組タイトルは「B
1ストリーム」であって、その開始時刻が15:00で
あり、その終了時刻が16:00であることを表してい
る。
【0093】送信ストリーム作成回路113は、コンテ
ンツ提供者が入力した送信ストリーム情報1131をI
Pパケット分割回路112と、IPパケット選択回路1
15とに送る。また、送信ストリーム作成回路113
は、コンテンツ提供者が入力した送信ストリーム情報1
131と各時間帯のEPG情報とをEPG情報IPパケ
ット作成回路117に送る。
【0094】EPG情報IPパケット作成回路117
は、送信ストリーム作成回路113から送られてきた送
信ストリーム情報1131と各時間帯のEPG情報とを
もとに、各時間帯ごとのEPG情報IPパケット513
を作成する。図13(a)に示した送信ストリーム情報
1131が送られてきた場合、EPG情報IPパケット
作成回路117は、時間帯12:00〜13:00、1
3:00〜14:00、14:00〜15:00および
15:00〜16:00のEPG情報IPパケット51
3を作成する。図14は、EPG情報IPパケット51
3のデータ構造を示した図である。図14に示すよう
に、EPG情報IPパケット513は、EPG情報デー
タ512と、IPヘッダとから成る。EPG情報データ
512は、第1〜NチャネルのEPG情報から成る。一
つのチャネルのEPG情報はチャネル番号と、現番組タ
イトルと、次番組タイトルと、開始時刻と、終了時刻と
から成る。IPヘッダの宛先IPアドレスは、第N+1
チャネルを示す“1.2.3.N+1”である。EPG
情報IPパケット作成回路117は、自己が作成した各
時間帯におけるEPG情報IPパケット513を記憶す
る。
【0095】IPパケット分割回路112は、第1の実
施形態に係るコンテンツ提供装置10のIPパケット分
割回路102と同様に、第1〜NチャネルまでのM×N
個のIPパケットを作成し、当該IPパケットをIPパ
ケット記憶回路114に記憶させる。
【0096】IPパケット選択回路115は、送信スト
リーム作成回路113から送られてきた送信ストリーム
情報1131を記憶する。IPパケット選択回路115
は、番組の送信開始時間が到来すると、第1の実施形態
におけるIPパケット選択回路105と同様にして、I
Pパケット記憶回路114から時分割多重する順番にI
Pパケットを取り出し、当該IPパケットを時分割多重
化ストリーム送信回路116に送る。ただし、IPパケ
ット選択回路115は、第NチャネルのIPパケットを
送信した後、現在の時間帯のEPG情報IPパケット5
13をEPG情報IPパケット作成回路117から取り
出し、当該EPG情報IPパケット513を第N+1チ
ャネルとして時分割多重化ストリーム送信回路116に
送る。
【0097】時分割多重化ストリーム送信回路116の
機能については、第1の実施形態における時分割多重化
ストリーム送信回路106と同様であるので、説明を省
略する。
【0098】図15は、コンテンツ提供装置11におけ
るストリームの多重化の方法を示した概念図である。以
下、図15を参照して、コンテンツ提供装置11でのス
トリームの多重化の方法について説明する。多重化すべ
き番組のストリームの分割およびIPパケット化は、第
1の実施形態の場合と同様であるので説明を省略する。
すなわち、第2の実施形態についても図4(a)、
(b)および(c)を援用する。第2の実施形態におい
て、コンテンツ提供装置11は、図15に示すようにE
PG情報IPパケット513を第N+1チャネルとして
第Nチャネルの後に送信する。ここで、EPG情報IP
パケット513は、第N+1チャネルとして常に送信さ
れるが、システムヘッダが送信されてくる時刻を認識す
るだけにEPG情報を用いるのであれば、EPG情報I
Pパケット513は少なくとも第1パケットグループに
格納されていればよい。ただし、第N+1チャネルとし
て常にEPG情報IPパケット513が送信されてくれ
ば、初期設定の際に、受信装置41は、初めてシステム
ヘッダを受信すべき時刻を認識することができる。ま
た、EPG情報IPパケット513を番組案内として利
用することが可能となる。
【0099】図16は、第2の実施形態に係る受信装置
41の構成を示すブロック図である。図16において、
受信装置41は、ストリーム受信回路411と、ストリ
ーム選択回路412と、システムヘッダ識別回路413
と、システムヘッダ記憶回路414と、システムヘッダ
選択回路415と、リクエストチャネル受信回路416
と、復調回路417と、表示再生部418と、EPG情
報処理回路419とを備える。
【0100】リクエストチャネル受信回路416は、リ
モコン30から送信されてくるチャネル選択情報60と
終了信号とを受信する。リクエストチャネル受信回路4
16は、受信したリクエストチャネル選択情報60をシ
ステムヘッダ選択回路415とストリーム選択回路41
2とに送る。また、リクエストチャネル受信回路416
は、チャネル選択情報60を受信したら、ストリームの
受信開始を指示する信号(以下、「受信開始信号」とい
う)をストリーム受信回路411に送り、ストリーム受
信回路411の受信動作を開始させる。さらに、リクエ
ストチャネル受信回路416は、終了信号を受信した
ら、当該終了信号をストリーム受信回路411に送って
ストリームの受信を終了させる。
【0101】EPG情報処理回路419は、第N+1チ
ャネルのEPG情報データ512を参照してシステムヘ
ッダが送られてくる時刻を判断し、当該時刻になった
ら、ストリーム受信回路411に受信開始信号を送り、
ストリーム受信回路411の受信動作を開始させる。
【0102】ストリーム受信回路411は、リクエスト
チャネル受信回路416またはEPG情報処理回路41
9から送られてくる受信開始信号によって受信動作を開
始する。受信を開始したストリーム受信回路411は、
ホームサーバ20から送られてくるIPパケットをその
ままシステムヘッダ識別回路413とEPG情報処理回
路419とに送る。
【0103】図17は、EPG情報処理回路419の構
成を示すブロック図である。図17において、EPG情
報処理回路419は、EPG情報識別回路4191と、
EPG情報監視回路4192と、開始時刻伝達回路41
93と、受信通知回路4194とを備える。
【0104】EPG情報識別回路4191は、ストリー
ム受信回路411から送られてくるIPパケットの宛先
IPアドレスを参照して、送られてきたIPパケットが
EPG情報IPパケット513であるか否かを識別す
る。具体的には、EPG情報識別回路4191は、受信
したIPパケットの宛先IPアドレスが“1.2.3.
N+1”である場合、当該IPパケットはEPG情報I
Pパケット513であると識別する。ストリーム受信回
路411から送られてきたIPパケットがEPG情報I
Pパケット513である場合、EPG情報識別回路41
91は、当該EPG情報IPパケット513を記憶す
る。
【0105】EPG情報監視回路4192は、EPG情
報識別回路4191に記憶されているEPG情報IPパ
ケット513が更新されているか否かを一定時間ごと
(たとえば、一秒ごと)に監視する。EPG情報IPパ
ケット513が更新されている場合、EPG情報監視回
路4192は、開始時刻伝達回路4193に対してEP
G情報IPパケット513が更新された旨の信号(以
下、「EPG情報更新伝達信号」という)を送る。
【0106】開始時刻伝達回路4193は、EPG情報
更新伝達信号がEPG情報監視回路4192から送られ
てくると、EPG情報識別回路4191に記憶されてい
るEPG情報IPパケット513を参照し、全てのチャ
ネルのうちで一番早く次の番組が始まる開始時刻を調
べ、受信通知回路4194に当該開始時刻を伝達する。
【0107】受信通知回路4194は、開始時刻伝達回
路4193から伝達される開始時刻を記憶する。受信通
知回路4194は、当該開始時刻になれば、ストリーム
受信回路411に対して受信開始信号を送り、ストリー
ム受信回路411の受信動作を開始させる。また、受信
通知回路4194は、一定時間経過後にストリーム受信
回路411に対してIPパケットの受信の終了を指示す
る信号(終了信号)を送る。ここで、受信通知回路41
94が、ストリーム受信回路411にIPパケットを一
定時間受信させるのは、新たに送られてくる全てのシス
テムヘッダを受信するためであり、言い換えれば図15
に示した第1パケットグループを受信するためである。
したがって、上記一定時間は、第1パケットグループの
先頭から末尾までが送信される時間以上にすべきであ
る。また、EPG情報IPパケット513は時間帯ごと
に作成され、さらに、システムヘッダはストリームの先
頭部分に包含されて送信されてくることから、新たなシ
ステムヘッダを包含する第1パケットグループには、必
ず新たなEPG情報IPパケット513も第N+1チャ
ネルとして包含されていることになる。よって、上記一
定時間経過中、ストリーム受信回路411は、新たなE
PG情報IPパケット513を受信し、EPG情報IP
パケット513を更新することも可能となる。
【0108】システムヘッダ識別回路413に送られた
第1〜NチャネルのIPパケットの受信装置41内での
流れは、第1の実施形態における受信装置40の場合と
同様であるので説明を省略する。すなわち、第1〜Nチ
ャネルのIPパケットに対して、システムヘッダ識別回
路413、システムヘッダ記憶回路414、システムヘ
ッダ選択回路415、ストリーム選択回路412、復調
回路417および表示再生部418は、第1の実施形態
に係るシステムヘッダ識別回路403、システムヘッダ
記憶回路404、システムヘッダ選択回路405、スト
リーム選択回路402、復調回路407および表示再生
部408と同様に機能する。
【0109】システムヘッダ識別回路413に送られた
第N+1チャネルのEPG情報IPパケット513は、
ストリーム選択回路412に送られる。しかし、EPG
情報IPパケット513のチャネル番号は“N+1”で
あるので、ストリーム選択回路412が記憶しているリ
モコン30から要求されたチャネル識別番号60
(“1”〜“N”のいずれか)とEPG情報IPパケッ
ト513のチャネル番号“N+1”とが一致することは
ない。したがって、ストリーム選択回路412は、受け
取ったEPG情報IPパケット513を破棄する。
【0110】以下、第2の実施形態に係るコンテンツ提
供装置11および受信装置41の動作を、フローチャー
トを用いながら説明する。
【0111】図18は、第2の実施形態に係るコンテン
ツ提供装置11の動作を示すフローチャートである。以
下、図18を参照して、第2の実施形態に係るコンテン
ツ提供装置11の動作について説明する。
【0112】ステップS501〜S510までの動作に
ついては、図9に示した第1の実施形態に係るコンテン
ツ提供装置10の動作(ステップS401〜S410)
と同様であるので、説明を省略する。
【0113】コンテンツ提供装置11は、第Nチャネル
までのIPパケットを送信した後(ステップS507、
S510)、第N+1チャネルであるEPG情報IPパ
ケット513を送信する(ステップS511)。
【0114】その後の第2の実施形態に係るコンテンツ
提供装置11の動作(ステップS512、S513)
は、図9に示した第1の実施形態に係るコンテンツ提供
装置10の動作(ステップS411、S412)と同様
であるので、説明を省略する。
【0115】図19は、第2の実施形態に係る受信装置
41の動作を示すフローチャートである。以下、図19
を参照して、第2の実施形態に係る受信装置41の動作
について説明する。受信装置41は、リモコン30から
チャネル選択情報60が送信されているか否かを判断す
る(ステップS201a)。
【0116】上記ステップS201aの判断において、
リモコン30からチャネル選択情報60が送信されてい
る場合、受信装置41は、当該チャネル選択情報60を
記憶し(ステップS201b)、IPパケットの受信を
開始する(ステップS202)。
【0117】次に、受信装置41は、宛先IPアドレス
を参照して、受信したIPパケットがEPG情報IPパ
ケット513であるか否かを判断する(ステップS20
3)。ステップS203の判断が肯定的である場合、受
信装置41は、記憶しているEPG情報を更新し(ステ
ップS204)、その後、ステップS205の動作に進
む。一方、ステップS203の判断が否定的である場
合、受信装置41は、そのままステップS205の動作
に進む。上記の動作は、番組の表示中もEPG情報を更
新するための動作であり、これにより、受信装置41
は、最新のEPG情報IPパケット513を記憶するこ
とが可能となる。
【0118】上記ステップS205の動作において、受
信装置41は、受信したIPパケットにシステムヘッダ
が含まれているか否かを判断する。ステップS205の
判断が肯定的である場合、受信装置41は、システムヘ
ッダの書き換えを行い(ステップS206)、その後、
ステップS207の動作に進む。一方、ステップS20
5の判断が否定的である場合、受信装置41は、そのま
まステップS207の動作に進む。上記の動作は、番組
の表示中もシステムヘッダを更新するための動作であ
り、これにより、受信装置41は、最新のシステムヘッ
ダを記憶することが可能となる。
【0119】以下、ステップS207からS211まで
の動作は、図10に示した第1の実施形態に係る受信装
置40のステップS104からS108までの動作と同
様であるので説明を省略する。次に、受信装置41は、
主電源(図示せず)が切られるか否かを判断する(ステ
ップS212)。ステップS212の判断が肯定的であ
る場合、受信装置41は、動作を終了する。一方、ステ
ップS212の判断が否定的である場合、受信装置41
は、ステップS201aの動作に戻る。
【0120】上記ステップS201aの判断において、
リモコン30からチャネル選択情報60が送信されてい
ない場合、受信装置41は、システムヘッダの受信を開
始すべき時刻であるか否かを判断する(ステップS21
3)。ステップS213の判断が否定的である場合、受
信装置41は、ステップS201aの動作に戻る。一
方、ステップS213の判断が肯定的である場合、受信
装置41は、ステップS214の動作に進み、IPパケ
ットの受信を開始する。
【0121】受信装置41は、IPパケットを受信した
後(ステップS214)、当該IPパケットがEPG情
報IPパケット513であるか否かを判断する(ステッ
プS215)。ステップS215の判断が肯定的である
場合、受信装置41は、記憶しているEPG情報を更新
し(ステップS216)、その後、ステップS217の
動作に進む。一方、ステップS215の判断が否定的で
ある場合、受信装置41は、そのままステップS217
の動作に進む。上記の動作は、システムヘッダの更新中
もEPG情報を更新するための動作であり、これによ
り、受信装置41は、最新のEPG情報を記憶すること
が可能となる。
【0122】次に、受信装置41は、受信したIPパケ
ットにシステムヘッダが含まれているか否かを判断する
(ステップS217)。ステップS217の判断が否定
的である場合、受信装置41は、ステップS214の動
作に戻る。一方、ステップS217の判断が肯定的であ
る場合、受信装置41は、システムヘッダを書き換え
(ステップS218)、その後、ステップS219の動
作に進む。上記の動作により、受信装置41は、最新の
システムヘッダを記憶することが可能となる。
【0123】上記ステップS219の動作において、受
信装置41は、IPパケットの受信を終了する時刻が到
来しているか否かを判断する(ステップS219)。ス
テップS219の判断が否定的である場合、受信装置4
1は、ステップS214の動作に戻り、再びIPパケッ
トを受信する。一方、ステップS219の判断が肯定的
である場合、受信装置41は、ステップS201aの動
作に戻る。上記の動作により、受信装置41は、一定時
間、システムヘッダを書き換えた後は、次にIPパケッ
トの受信開始の条件が揃うまで、待機し続けることにな
る。
【0124】なお、第N+1チャネルのEPG情報IP
パケット513は、ユーザに対する番組案内に利用する
ことができる。その際、受信装置41は、ユーザの要求
に応じて第N+1チャネルのEPG情報IPパケット5
13を読み込んで内容を表示し、ユーザに対して番組案
内を提供すればよい。
【0125】また、コンテンツ提供装置11は、一日の
最後のEPG情報IPパケット513に次の日の番組開
始時刻を格納することによって、受信装置41は、次の
日の一番最初に送られてくるシステムヘッダを記憶する
ことができ、順次、システムヘッダを記憶することが可
能となる。
【0126】以上のように、第2の実施形態に係る受信
装置41は、ホームサーバ20からシステムヘッダが送
信されてくる時間帯のみシステムヘッダを更新するの
で、第1の実施形態に係る受信装置40のように常に受
信状態である必要はない。したがって、第1の実施形態
と比べより効率的にシステムヘッダを更新することが可
能となる。
【0127】(第3の実施形態)図20は、本発明の第
3の実施形態に係る無線伝送システムの概略的な構成を
示した図である。図20において、第3の実施形態に係
る無線伝送システムは、コンテンツ提供装置13と、ホ
ームサーバ20と、リモコン30と、受信装置43とを
備えている。第3の実施形態に係るホームサーバ20お
よびリモコン30の機能は、第1の実施形態の場合と同
様であるので、第1の実施形態と同様の符号を付し、説
明を省略する。また、チャネル選択情報60も第1の実
施形態と同様であるので、第1の実施形態と同様の符号
を付し、説明を省略する。第3の実施形態において、多
重化のチャネル数は、N+1(Nは、2以上の整数)で
あるとする。以下、第1および第2の実施形態と異なる
点について詳述する。
【0128】コンテンツ提供装置13は、各チャネルの
番組データを多重化し、多重化ストリーム53を生成
し、ホームサーバ20に送信する。多重化ストリーム5
3には、図20に示したように、ストリームの先頭領域
にのみ復調のためのシステムヘッダが格納されており、
それ以外の領域には、多重化された音声画像データが第
1〜Nチャネルとして格納され、第1〜Nチャネルまで
のシステムヘッダを集めたシステムヘッダグループが第
N+1チャネルとして格納されている。
【0129】受信装置43は、多重化ストリーム53の
第N+1チャネルに格納されたシステムヘッダグループ
を参照して、最新のシステムヘッダを取得する。以下、
コンテンツ提供装置13および受信装置43の機能、動
作について詳細に説明する。
【0130】図21は、第3の実施形態に係るコンテン
ツ提供装置13の構成を示すブロック図である。図21
において、コンテンツ提供装置13は、ストリーム記憶
回路131と、IPパケット分割回路132と、送信ス
トリーム作成回路133と、IPパケット記憶回路13
4と、IPパケット選択回路135と、時分割多重化ス
トリーム送信回路136と、システムヘッダ記憶回路1
37と、システムヘッダ情報IPパケット作成回路13
8とを備える。
【0131】コンテンツ提供者は、第1の実施形態と同
様に、MPEG2−PSで符号化されたコンテンツ(D
VDソフト、パソコンなどで作成したコンテンツなど)
をストリーム記憶回路131に予め記憶させておく。ス
トリーム記憶回路131は、ハードディスク等の大容量
記録媒体である。
【0132】コンテンツ提供者は、送信ストリーム情報
を送信ストリーム作成回路133に入力する。図22
は、送信ストリーム作成回路133に入力する送信スト
リーム情報の一例を表した図である。以下、図22を参
照しながら送信ストリーム情報1331について説明す
る。コンテンツ提供者は、第1の実施形態の場合と同様
に第1〜NチャネルまでのIPアドレスと各時間帯ごと
に放送するストリームのタイトル(ファイル名)とを入
力する。第3の実施形態では、第N+1チャネルはシス
テムヘッダ情報IPパケットを送信するチャネルとして
割り当てられている。コンテンツ提供者は、第N+1チ
ャネルのIPアドレスを“1.2.3.N+1”とす
る。コンテンツ提供者は、第N+1チャネルの各時間帯
に送信するシステムヘッダ情報IPパケットのファイル
名を入力する。例えば、図22では、時間帯12:00
〜13:00のシステムヘッダ情報IPパケットは、フ
ァイル名「Y1システムヘッダ」であるとしている。
【0133】送信ストリーム作成回路133は、コンテ
ンツ提供者が入力した送信ストリーム情報1331をI
Pパケット分割回路132と、IPパケット選択回路1
35と、システムヘッダ情報IPパケット作成回路13
8とに送る。
【0134】システムヘッダ情報IPパケット作成回路
138は、送信ストリーム作成回路133から送られて
きた送信ストリーム情報1331をもとに、各時間帯ご
とのシステムヘッダ情報IPパケットを作成する。図2
3は、システムヘッダ情報IPパケット作成回路138
におけるシステムヘッダ情報IPパケットの作成の様子
を模式的に表した図である。以下、図23を参照して、
システムヘッダ情報IPパケットの作成方法について説
明する。図23(a)は、ストリーム記憶回路131に
記憶されている第1〜Nチャネルまでのストリームの構
造を示した図である。図23(b)は、システムヘッダ
情報IPパケット作成回路138が作成したシステムヘ
ッダ情報IPパケット533のデータ構造を示した図で
ある。システムヘッダ情報IPパケット作成回路138
は、図23(a)における各チャネルの先頭部分に含ま
れるシステムヘッダを取り出す。システムヘッダ情報I
Pパケット作成回路138は、図23(b)に示したよ
うに、取り出した第1〜Nチャネルのシステムヘッダを
一つのまとまりとして結合し、システムヘッダグループ
532を作成する。図23(b)に示したように、シス
テムヘッダ情報IPパケット作成回路138は、システ
ムヘッダグループ532に対応するIPヘッダを付加し
てシステムヘッダ情報IPパケット533を作成する。
ここでのIPヘッダの宛先IPアドレスは、第N+1チ
ャネルを表す“1.2.3.N+1”である。システム
ヘッダ情報IPパケット作成回路138は、作成したシ
ステムヘッダ情報IPパケット533を指定されたファ
イル名でシステムヘッダ記憶回路137に記憶させる。
また、システムヘッダ情報IPパケット作成回路138
は、送信ストリーム情報1331で示された時間帯ごと
にシステムヘッダ情報IPパケット533を作成する。
【0135】IPパケット分割回路132は、第2の実
施形態に係るコンテンツ提供装置11のIPパケット分
割回路112と同様の機能であるので説明を省略する。
【0136】IPパケット選択回路135は、送信スト
リーム作成回路133から送られてきた送信ストリーム
情報1331を記憶する。IPパケット選択回路135
は、番組の送信開始時間が到来すると、IPパケット記
憶回路134から時分割多重する順番にIPパケットを
取り出し、当該IPパケットを時分割多重化ストリーム
送信回路136に送る。ただし、IPパケット選択回路
135は、第NチャネルのIPパケットを送信した後、
現在の時間帯のシステムヘッダ情報IPパケット533
をシステムヘッダ記憶回路137から取り出し、当該シ
ステムヘッダ情報IPパケット533を第N+1チャネ
ルとして時分割多重化ストリーム送信回路136に送
る。
【0137】時分割多重化ストリーム送信回路136の
機能については、第1の実施形態における時分割多重化
ストリーム送信回路106と同様であるので、説明を省
略する。
【0138】図24は、第3の実施形態に係るコンテン
ツ提供装置13におけるストリームの多重化の方法を示
した概念図である。以下、図15および図24を参照し
ながら、コンテンツ提供装置13でのストリームの多重
化の方法について説明する。基本的に、第3の実施形態
における多重化の方法は、図15に示した第2の実施形
態における多重化の方法と同様である。だたし、第3の
実施形態では、第2の実施形態におけるEPG情報IP
パケット513と代わって、システムヘッダ情報IPパ
ケット533が第N+1チャネルとなる。
【0139】このように、第3の実施形態においては、
現在放送中のストリームの復調に必要なシステムヘッダ
を含んだシステムヘッダ情報IPパケット533が第N
+1チャネルとして送信される。したがって、受信装置
43は、第N+1チャネルに含まれてるシステムヘッダ
を参照すれば、ストリームを復調することができる。
【0140】図25は、第3の実施形態に係る受信装置
43の構成を示すブロック図である。受信装置43は、
ストリーム受信回路431と、ストリーム選択回路43
2と、システムヘッダ識別回路433と、システムヘッ
ダ記憶回路434と、システムヘッダ選択回路435
と、リクエストチャネル受信回路436と復調回路43
7と、表示再生部438とを備える。第3の実施形態に
おける多重化されたストリームの第N+1チャネルに
は、常にシステムヘッダが含まれている。したがって、
受信装置43は、システムヘッダを第N+1チャネルか
ら読み取ることができ、当該システムヘッダを復調に利
用することが可能となる。
【0141】リクエストチャネル受信回路436は、リ
モコン30から送信されてくるチャネル選択情報60を
受信する。リクエストチャネル受信回路436は、受信
したチャネル選択情報60をシステムヘッダ選択回路4
35とストリーム選択回路432とに送る。また、リク
エストチャネル受信回路436は、チャネル選択情報6
0を受信したら、ストリームの受信開始を指示する受信
開始信号をストリーム受信回路431に送り、ストリー
ム受信回路411の受信動作を開始させる。
【0142】ストリーム受信回路431は、リクエスト
チャネル受信回路436から送られてくる受信開始信号
によって受信動作を開始する。受信を開始したストリー
ム受信回路411は、ホームサーバ20から送られてく
るIPパケットをそのままシステムヘッダ識別回路43
3に送る。
【0143】システムヘッダ識別回路433、ストリー
ム選択回路432、復調回路437、表示再生部43
8、システムヘッダ記憶回路434およびシステムヘッ
ダ選択回路435は、第1の実施形態におけるシステム
ヘッダ識別回路403、ストリーム選択回路402、復
調回路407、表示再生部408、システムヘッダ記憶
回路404およびシステムヘッダ選択回路405と同様
に機能するので、これらについての説明を省略する。
【0144】以下、第3の実施形態に係るコンテンツ提
供装置13および受信装置43の動作について、フロー
チャートを用いながら説明する。
【0145】図26は、第3の実施形態に係るコンテン
ツ提供装置13の動作を示すフローチャートである。図
26を参照して、第3の実施形態に係るコンテンツ提供
装置13の動作について説明する。ステップS601〜
S610までの動作については、図9に示した第1の実
施形態に係るコンテンツ提供装置10の動作(ステップ
S401〜S410)と同様であるので、説明を省略す
る。
【0146】コンテンツ提供装置13は、第Nチャネル
までのIPパケットを送信した後(ステップS607、
S610)、第N+1チャネルであるシステムヘッダ情
報IPパケット533を送信する(ステップS61
1)。
【0147】その後の第3の実施形態に係るコンテンツ
提供装置13の動作(ステップS612、S613)
は、図9に示した第1の実施形態に係るコンテンツ提供
装置10の動作(ステップS411、S412)と同様
であるので、説明を省略する。
【0148】図27は、第3の実施形態に係る受信装置
43の動作を示すフローチャートである。以下、図27
を参照して、第3の実施形態に係る受信装置43の動作
について説明する。
【0149】まず、受信装置43は、リモコン30から
チャネル選択情報60が送信されてくるまで動作を待機
する(ステップS301aのループ)。リモコン30か
らチャネル選択情報60が送られてくると、受信装置4
3は、チャネル選択情報60を記憶し(ステップS30
1b)、ステップS302の動作に進み、IPパケット
の受信を開始する。次に、受信装置43は、受信したI
Pパケットの宛先IPアドレスを参照して、当該IPパ
ケットがシステムヘッダ情報IPパケット533である
か否かを判断する(ステップS303)。受信したIP
パケットの宛先IPアドレスが“1.2.3.N+1”
である場合、受信装置43は、当該IPパケットは第N
+1チャネルのIPパケットであると認識するので、当
該IPパケットはシステムヘッダ情報IPパケット53
3であると判断することができる。
【0150】上記ステップS303の判断が肯定的であ
る場合、受信装置43は、システムヘッダ情報IPパケ
ット533から各チャネルのシステムヘッダを取り出
し、システムヘッダの書き換えを行う(ステップS30
4)。一方、ステップS303の判断が否定的である場
合、受信装置43は、ステップS305の動作に進む。
【0151】その後、受信装置43は、ステップS30
5以下の動作を行う。ステップS305〜S310の動
作については、図10に示す第1の実施形態に係る受信
装置40におけるステップS104〜S109の動作と
同様であるので、説明を省略する。ただし、ステップS
308の判断が否定的である場合、受信装置43は、ス
テップS302の動作に戻り、IPパケットの受信を続
ける。また、ステップS310の判断が否定的である場
合、受信装置43は、ステップS301の動作に戻り、
チャネル選択情報60を受信するために待機する。
【0152】このように、第3の実施形態では、現在送
信中のストリームの復調に必要なシステムヘッダは第N
+1チャネルに必ず含まれている。したがって、第3の
実施形態に係る受信装置43は、第1および2の実施形
態に係る受信装置40および41のように多重化ストリ
ームの先頭部分に含まれているシステムヘッダを読み込
むためにわざわざ動作する必要はない。
【0153】なお、第3の実施形態において、その日に
放送される全てのストリームを復調するために必要な一
日分のシステムヘッダが、システムヘッダ情報IPパケ
ットに含まれているとしてもよい。このようなシステム
ヘッダ情報IPパケットを送信することによって、受信
装置43は、一日に一度だけ、システムヘッダを第N+
1チャネルから取り込めばよいことになる。たとえば、
その日の一番最初の再生の時に一度だけ、受信装置43
は、システムヘッダを取り込めばよいとすることができ
る。図28は、一日分のシステムヘッダを包含するシス
テムヘッダ情報IPパケットのデータ構造と、受信装置
43が記憶する一日分のシステムヘッダとを示した図で
ある。図28(a)は、一日分のシステムヘッダを包含
するシステムヘッダ情報IPパケットのデータ構造を示
した図である。図28(a)に示したように、一日分の
システムヘッダ情報IPパケットは、IPヘッダと、一
日に放送される時間帯を示す部分と、各時間帯に対応し
て各チャネルのシステムヘッダをまとめたシステムヘッ
ダグループとから成る。ここで、一日の放送開始時刻は
6:00であるとしており、一日の放送終了時刻は2
4:00であるとしている。また、時間帯は一時間ごと
であるとしている。IPヘッダの宛先IPアドレスは、
チャネル番号を表すものとする。図28(b)は、受信
装置43が記憶する一日分のシステムヘッダを示した図
である。図28に示したように、受信装置43は、時間
帯ごとに各チャネル番号とそれに対応するシステムヘッ
ダとを記憶している。たとえば、図28(b)におい
て、時間帯6:00〜7:00の第1チャネルのシステ
ムヘッダは、a1システムヘッダであることが分かる。
ここで、a1システムヘッダは、システムヘッダのファ
イル名ではなくシステムヘッダの具体的なデータ内容を
示しているとしている。このように、受信装置43は、
一日分のシステムヘッダを記憶しておくことによってシ
ステムヘッダの書き換えを頻繁に行う必要がなくなる。
ゆえに、受信装置43は、より効率的にシステムヘッダ
を取り込むことが可能となる。
【0154】また、第1〜3の実施形態において、多重
化する元データとしてMPEG2−PS方式で符号化さ
れたデータを用いたが、それ以外にも、復調のために必
要な情報がストリームの一部分にしか存在しないような
動画像符号化方式によって符号化されたデータを元デー
タとして用いてもよい。この場合、第1の実施形態のよ
うに復調のために必要な情報を予め読み込んでおくこと
により、また、第2の実施形態のように、復調のために
必要な情報が送信されてくる時刻にのみ当該情報を読み
込んでおくことにより、また、第3の実施形態のよう
に、復調のために必要な情報を一つにまとめて一つのチ
ャネルとして送信し当該チャネルから当該情報を読み込
むことにより、ストリームの途中から受信しても復調が
可能となる無線伝送システムを構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る無線伝送システ
ムの概略的な構成を示した図である。
【図2】図1のコンテンツ提供装置10の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】図2の送信ストリーム作成回路103に入力さ
れた送信ストリーム情報の一例を表した図である。
【図4】図2のコンテンツ提供装置10でのストリーム
の多重化の方法を示した概念図である。
【図5】図1のホームサーバ20の構成を示すブロック
図である。
【図6】図1のリモコン30の構成を示すブロック図で
ある。
【図7】図1の受信装置40の構成を示すブロック図で
ある。
【図8】システムヘッダIP記憶回路404に記憶され
ているシステムヘッダテーブルがシステムヘッダ識別回
路403によって書き換えられる様子の一例を表した図
である。
【図9】図2のコンテンツ提供装置10の動作を示すフ
ローチャートである。
【図10】図7の受信装置40の動作を示すフローチャ
ートである。
【図11】本発明の第2の実施形態に係る無線伝送シス
テムの概略的な構成を示した図である。
【図12】第2の実施形態に係るコンテンツ提供装置1
1の構成を示すブロック図である。
【図13】図12の送信ストリーム作成回路113に入
力する送信ストリーム情報と、EPG情報のデータ内容
との一例を表した図である。
【図14】EPG情報IPパケット513のデータ構造
を示した図である。
【図15】図12のコンテンツ提供装置11におけるス
トリームの多重化の方法を示した概念図である。
【図16】第2の実施形態に係る受信装置41の構成を
示すブロック図である。
【図17】図16のEPG情報処理回路419の構成を
示すブロック図である。
【図18】図12のコンテンツ提供装置11の動作を示
すフローチャートである。
【図19】図16の受信装置41の動作を示すフローチ
ャートである。
【図20】本発明の第3の実施形態に係る無線伝送シス
テムの概略的な構成を示した図である。
【図21】第3の実施形態に係るコンテンツ提供装置1
3の構成を示すブロック図である。
【図22】図21の送信ストリーム作成回路133に入
力する送信ストリーム情報の一例を表した図である。
【図23】図21のシステムヘッダ情報IPパケット作
成回路138におけるシステムヘッダ情報IPパケット
の作成の様子を模式的に表した図である。
【図24】図21のコンテンツ提供装置13におけるス
トリームの多重化の方法を示した概念図である。
【図25】第3の実施形態に係る受信装置43の構成を
示すブロック図である。
【図26】図21のコンテンツ提供装置13の動作を示
すフローチャートである。
【図27】図25の受信装置43の動作を示すフローチ
ャートである。
【図28】一日分のシステムヘッダを包含するシステム
ヘッダ情報IPパケットのデータ構造と、受信装置43
が記憶する一日分のシステムヘッダとを示した図であ
る。
【図29】MPEG2−TS方式で符号化されたデータ
の構造を簡略的に表現した図である。
【図30】MPEG2−PS方式で符号化されたデータ
の構造を簡略的に表現した図である。
【符号の説明】
10,11,13 コンテンツ提供装置 20 ホームサーバ 30 リモコン 40,41,43 受信装置 50,51,53 多重化ストリーム 60 チャネル選択情報 101,111,131 ストリーム記憶回路 102,112,132 IPパケット分割回路 103,113,133 送信ストリーム作成回路 104,114,134 IPパケット記憶回路 105,115,135 IPパケット選択回路 106,116,136 時分割多重化ストリーム送信
回路 1031,1131,1331 送信ストリーム情報 117 EPG情報IPパケット作成回路 137 システムヘッダ情報IPパケット記憶回路 138 システムヘッダ情報IPパケット作成回路 201 多重化ストリーム受信回路 202 多重化ストリーム送信回路 301 チャネル選択ボタン 302 チャネル選択情報/終了情報送信回路 303 終了ボタン 401,411,431 ストリーム受信回路 402,412,432 ストリーム選択回路 403,413,433 システムヘッダ識別回路 404,414,434 システムヘッダ記憶回路 405,415,435 システムヘッダ選択回路 406,416,436 リクエストチャネル受信回路 407,417,437 復調回路 408,418,438 表示再生部 4041 システムヘッダテーブル 419 EPG情報処理回路 4191 EPG情報識別回路 4192 EPG情報監視回路 4193 開始時刻伝達回路 4194 受信通知回路 501 A1ストリーム 502 時間帯12:00〜13:00で放送されない
残りの部分 512 EPG情報データ 513 EPG情報IPパケット 532 システムヘッダグループ 533 システムヘッダ情報IPパケット
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/025 H04N 7/08 A 7/03 7/035 Fターム(参考) 5C059 MA00 RA04 RB02 RB09 RC00 RC34 SS06 UA01 UA04 5C063 AA01 AB03 AB07 AC01 AC10 CA23 CA29 CA36 DA03 DA07 DA13 EA01 EB03 EB33 EB50 5K028 AA11 CC05 EE05 EE08 KK01 KK03 KK12 KK32 LL12 MM05 MM08 RR02 SS05 SS15 5K030 GA18 HA08 HB02 JL01 KX28 LD07

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル符号化されたデータのストリー
    ムを放送する無線伝送システムであって、 前記ストリームの少なくとも先頭部分には、前記ストリ
    ームを復調するために必要な復調情報が含まれており、 前記ストリームを送信するコンテンツ提供装置と、 前記ストリームを受信する受信装置とを備え、 前記コンテンツ提供装置は、 前記ストリームを所定のサイズに分割してパケットを生
    成するパケット生成手段と、 前記パケットを送信するパケット送信手段とを含み、 前記受信装置は、 常時受信状態にあって、送信されてくる全ての前記パケ
    ットを受信するパケット受信手段と、 前記パケット受信手段が受信したパケットに前記復調情
    報が格納されているか否かを識別する復調情報識別手段
    と、 前記復調情報識別手段の識別の結果、受信したパケット
    に前記復調情報が含まれている場合、当該パケットから
    復調情報を取得して記憶する復調情報記憶手段と、 前記復調情報記憶手段が記憶する前記復調情報に基づい
    て、前記パケットを復調する復調手段とを含む、無線伝
    送システム。
  2. 【請求項2】 複数のデジタル符号化されたデータのス
    トリームを複数のチャネルに多重化して放送する無線伝
    送システムであって、 各前記ストリームの少なくとも先頭部分には、前記スト
    リームを復調するために必要な復調情報が含まれてお
    り、 各前記ストリームを多重化して送信するコンテンツ提供
    装置と、 多重化された各前記ストリームを受信する受信装置とを
    備え、 前記コンテンツ提供装置は、 各前記ストリームを所定のサイズに分割してパケットを
    生成するパケット生成手段と、 各前記ストリームのパケットを時分割多重化して送信す
    るパケット多重化送信手段とを含み、 前記受信装置は、 常時受信状態にあって、送信されてくる前記パケットを
    全て受信するパケット受信手段と、 前記パケット受信手段が受信したパケットに前記復調情
    報が格納されているか否かを識別する復調情報識別手段
    と、 前記復調情報識別手段の識別の結果、受信したパケット
    に前記復調情報が含まれている場合、当該パケットから
    復調情報を取得してチャネル別に記憶する復調情報記憶
    手段と、 チャネルが選択されたら、前記復調情報記憶手段が記憶
    する当該チャネルの復調情報に基づいて、前記パケット
    を復調する復調手段とを含む、無線伝送システム。
  3. 【請求項3】 複数のデジタル符号化されたデータのス
    トリームを複数のチャネルに多重化して放送する無線伝
    送システムであって、 各前記ストリームの少なくとも先頭部分には、前記スト
    リームを復調するために必要な復調情報が含まれてお
    り、 各前記ストリームを多重化して送信するコンテンツ提供
    装置と、 多重化された各前記ストリームを受信する受信装置とを
    備え、 前記コンテンツ提供装置は、 各前記ストリームを所定のサイズに分割してパケットを
    生成するパケット生成手段と、 各チャネルの次の番組の放送開始終了時刻を包含するE
    PG情報パケットを生成するEPG情報パケット生成手
    段と、 各前記ストリームをパケット単位でグループ化して時分
    割多重するとともに、少なくとも復調情報を包含したグ
    ループには前記EPG情報パケットを包含させて送信す
    るパケット多重送信手段とを含み、 前記受信装置は、 前記EPG情報パケットを受信するEPG情報パケット
    受信手段と、 受信したEPG情報パケットに基づいて、前記復調情報
    を包含したパケットが次に送信されてくる時刻を判断す
    る復調情報送信時刻判断手段と、 前記時刻が到来したら、受信動作を開始するパケット受
    信手段と、 前記パケット受信手段が受信したパケットに前記復調情
    報が格納されているか否かを識別する復調情報識別手段
    と、 前記復調情報識別手段の識別の結果、受信したパケット
    に前記復調情報が含まれている場合、当該パケットから
    前記復調情報を取得してチャネル別に記憶する復調情報
    記憶手段と、 チャネルが選択されたら、前記復調情報記憶手段が記憶
    する当該チャネルの復調情報に基づいて、前記パケット
    を復調する復調手段とを含む、無線伝送システム。
  4. 【請求項4】 前記パケット多重化送信手段は、全ての
    前記グループに前記EPG情報パケットを包含させるこ
    とを特徴とする、請求項3に記載の無線伝送システム。
  5. 【請求項5】 前記パケット受信手段は、前記復調情報
    を包含したパケットとEPG情報パケットとが包含され
    たグループのパケットを受信し終えたら、受信動作を一
    時中断することを特徴とする、請求項3または4に記載
    の無線伝送システム。
  6. 【請求項6】 複数のデジタル符号化されたデータのス
    トリームを複数のチャネルに多重化して放送する無線伝
    送システムであって、 各前記ストリームの少なくとも先頭部分には、前記スト
    リームを復調するために必要な復調情報が含まれてお
    り、 各前記ストリームを多重化して送信するコンテンツ提供
    装置と、 多重化された各前記ストリームを受信する受信装置とを
    備え、 前記コンテンツ提供装置は、 各前記ストリームを所定のサイズに分割してパケットを
    生成するパケット生成手段と、 各前記ストリームの先頭部分に含まれる復調情報を一つ
    にまとめて、復調情報パケットを生成する復調情報パケ
    ット生成手段と、 各前記ストリームをパケット単位でグループ化して時分
    割多重するとともに、全てのグループに前記復調情報パ
    ケットを包含させて送信するパケット多重送信手段とを
    含み、 前記受信装置は、 チャネルが選択されたら、前記復調情報パケットを受信
    する復調情報パケット受信手段と、 受信した復調情報パケットに格納されている当該チャネ
    ルに係るストリームの復調情報に基づいて、パケットを
    復調する復調手段とを含む、無線伝送システム。
  7. 【請求項7】 複数のデジタル符号化されたデータのス
    トリームを複数のチャネルに多重化して放送する無線伝
    送システムであって、 各前記ストリームの少なくとも先頭部分には、前記スト
    リームを復調するために必要な復調情報が含まれてお
    り、 各前記ストリームを多重化して送信するコンテンツ提供
    装置と、 多重化された各前記ストリームを受信する受信装置とを
    備え、 前記コンテンツ提供装置は、 各前記ストリームを所定のサイズに分割してパケットを
    生成するパケット生成手段と、 一日に放送予定の各ストリームの先頭部分に含まれる復
    調情報を一つにまとめて、一日分復調情報パケットを生
    成する一日分復調情報パケット生成手段と、 各前記ストリームをパケット単位でグループ化して時分
    割多重するとともに、全ての前記グループに前記一日分
    復調情報パケットを包含させて送信するパケット多重送
    信手段とを含み、 前記受信装置は、 前記一日分復調情報パケットを一日の最初の受信の際に
    参照し、前記一日分復調情報パケットに格納されている
    復調情報を放送時間帯別、チャネル別に記憶する復調情
    報記憶手段と、 チャネルが選択されたら、前記復調情報記憶手段が記憶
    する現在の放送時間帯における当該チャネルの復調情報
    に基づいて、パケットを復調する復調手段とを含む、無
    線伝送システム。
  8. 【請求項8】 前記ストリームとしてMPEG2−PS
    方式で符号化されたデータのストリームを用いることを
    特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の無線伝送シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 デジタル符号化されたデータのストリー
    ムをパケット単位で受信する受信装置であって、 前記ストリームの少なくとも先頭部分には、前記ストリ
    ームを復調するために必要な復調情報が含まれており、 常時受信状態にあって、送信されてくる全てのパケット
    を受信するパケット受信手段と、 前記パケット受信手段が受信したパケットに前記復調情
    報が格納されているか否かを識別する復調情報識別手段
    と、 前記復調情報識別手段の識別の結果、受信したパケット
    に前記復調情報が含まれている場合、当該パケットから
    復調情報を取得して記憶する復調情報記憶手段と、 前記復調情報記憶手段が記憶する前記復調情報に基づい
    て、前記パケットを復調する復調手段とを備える、受信
    装置。
  10. 【請求項10】 複数のチャネルに多重化されて送信さ
    れてくる複数のデジタル符号化されたデータのストリー
    ムをパケット単位で受信する受信装置であって、 各前記ストリームの少なくとも先頭部分には、前記スト
    リームを復調するために必要な復調情報が含まれてお
    り、 常時受信状態にあって、送信されてくる前記パケットを
    全て受信するパケット受信手段と、 前記パケット受信手段が受信したパケットに前記復調情
    報が格納されているか否かを識別する復調情報識別手段
    と、 前記復調情報識別手段の識別の結果、受信したパケット
    に前記復調情報が含まれている場合、当該パケットから
    復調情報を取得してチャネル別に記憶する復調情報記憶
    手段と、 チャネルが選択されたら、前記復調情報記憶手段が記憶
    する当該チャネルの復調情報に基づいて、前記パケット
    を復調する復調手段とを備える、受信装置。
  11. 【請求項11】 パケット単位でグループ化されて時分
    割多重送信されてくる複数のデジタル符号化されたデー
    タのストリームをパケット単位で受信する受信装置であ
    って、 各前記ストリームの少なくとも先頭部分には、前記スト
    リームを復調するために必要な復調情報が含まれてお
    り、かつ、少なくとも前記復調情報を包含したグループ
    には、各チャネルの次の番組の放送開始終了時刻を示す
    EPG情報パケットが包含させており、 前記EPG情報パケットを受信するEPG情報パケット
    受信手段と、 受信したEPG情報パケットに基づいて、前記復調情報
    を包含したパケットが次に送信されてくる時刻を判断す
    る復調情報送信時刻判断手段と、 前記時刻が到来したら、受信動作を開始するパケット受
    信手段と、 前記パケット受信手段が受信したパケットに前記復調情
    報が格納されているか否かを識別する復調情報識別手段
    と、 前記復調情報識別手段の識別の結果、受信したパケット
    に前記復調情報が含まれている場合、当該パケットから
    前記復調情報を取得してチャネル別に記憶する復調情報
    記憶手段と、 チャネルが選択されたら、前記復調情報記憶手段が記憶
    する当該チャネルの復調情報に基づいて、前記パケット
    を復調する復調手段とを備える、受信装置。
  12. 【請求項12】 前記パケット受信手段は、前記復調情
    報を包含したパケットとEPG情報パケットとが包含さ
    れたグループのパケットを受信し終えたら、受信動作を
    一時中断することを特徴とする、請求項11に記載の受
    信装置。
  13. 【請求項13】 パケット単位でグループ化されて時分
    割多重送信されてくる複数のデジタル符号化されたデー
    タのストリームをパケット単位で受信する受信装置であ
    って、 各前記ストリームの少なくとも先頭部分には、前記スト
    リームを復調するために必要な復調情報が含まれてお
    り、かつ、全てのグループには、各前記ストリームの復
    調情報を一つにまとめた復調情報パケットが包含されて
    おり、 チャネルが選択されたら、前記復調情報パケットを受信
    する復調情報パケット受信手段と、 受信した復調情報パケットに格納されている当該チャネ
    ルに係るストリームの復調情報に基づいて、パケットを
    復調する復調手段とを備える、受信装置。
  14. 【請求項14】 パケット単位でグループ化されて時分
    割多重送信されてくる複数のデジタル符号化されたデー
    タのストリームをパケット単位で受信する受信装置であ
    って、 各前記ストリームの少なくとも先頭部分には、前記スト
    リームを復調するために必要な復調情報が含まれてお
    り、かつ、全てのグループには、一日に放送予定の各ス
    トリームの復調情報を一つにまとめた一日分復調情報パ
    ケットが包含されており、 前記一日分復調情報パケットを一日の最初の受信の際に
    参照し、前記一日分復調情報パケットに格納されている
    復調情報を放送時間帯別、チャネル別に記憶する復調情
    報記憶手段と、 チャネルが選択されたら、前記復調情報記憶手段が記憶
    する現在の放送時間帯における当該チャネルの復調情報
    に基づいて、パケットを復調する復調手段とを備える、
    受信装置。
  15. 【請求項15】 前記ストリームとしてMPEG2−P
    S方式で符号化されたデータのストリームを用いること
    を特徴とする請求項9〜14のいずれかに記載の受信装
    置。
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