JP2002324782A - 半導体装置のエッチング検査方法、およびエッチング検査装置 - Google Patents

半導体装置のエッチング検査方法、およびエッチング検査装置

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JP2002324782A JP2001127333A JP2001127333A JP2002324782A JP 2002324782 A JP2002324782 A JP 2002324782A JP 2001127333 A JP2001127333 A JP 2001127333A JP 2001127333 A JP2001127333 A JP 2001127333A JP 2002324782 A JP2002324782 A JP 2002324782A
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紀夫 浅谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁膜をエッチングする場合において、比較
的簡単な構成で、しかも、所定の回路形成領域に悪影響
を与えることなく、エッチング終了時点をリアルタイム
でかつ正確に検出することができるエッチング検査方法
とその装置を提供する。 【解決手段】 半導体基板2上の所定の回路形成領域3
から離れたコーナ部分に、触針用のパッド部6a,7a
とこのパッド部6a,7aから互いに向き合う方向に延
設された微細配線部6b,7bとからなる一対の電極部
6,7で構成された検査パターン5を予め形成してお
き、回路形成領域3とともに検査パターン5の上に絶縁
膜4を形成した際に、パッド部6a,7aが絶縁膜4か
ら一部露出するようにし、その露出部分を通じて両電極
部6,7間に電圧を印加し、この状態で絶縁膜のエッチ
ングを開始して電極部6,7間における電流値が変化し
た時点をエッチング終了時点と判断するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体基板上に
形成された絶縁膜を選択エッチングする過程でのエッチ
ング残りの有無を検査する方法、およびその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体集積回路の製造工程にお
いては、半導体基板の表面にSiO2などの絶縁膜を形
成した後、絶縁膜の上に所定のパターンのレジストを形
成し、このレジストの形状によって定まる領域の絶縁膜
のみを選択エッチングして除去することにより、不純物
拡散マスク、層間絶縁膜、素子間のアイソレーション膜
などを形成している。
【0003】このように、所望の半導体集積回路を得る
ためには、その製造過程において絶縁膜の選択エッチン
グが必要となるが、このような絶縁膜の選択エッチング
には、プラズマエッチングのようなドライエッチング
や、HFなどの化学薬品の反応を利用したウエットエッ
チングなどが広く採用されている。
【0004】このようなエッチングでは、デバイスの構
造や、その使用材料、膜質などによってエッチング条件
が微妙に異なっており、最適なエッチング条件を見出す
ことが重要である。エッチング条件が適切でないために
エッチング残りが生じると、所要の電気的特性が得られ
ず、製品歩留まりが劣化する。したがって、絶縁膜の最
適なエッチング条件を見出す上で、余分なエッチング残
りが有るか否かを確認することが必要となる。
【0005】そこで、このような絶縁膜のエッチング残
りの有無を確認するために、従来技術では、光学顕微鏡
や走査型電子顕微鏡を用いてその状況を直接に観察した
り、あるいは、エッチング装置のチャンバ内の元素をモ
ニタし、エッチングの進行によって下地の膜を構成する
元素の割合が多くなった時点をエッチング終了時点とし
て判断するなどの方法が採用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
ように顕微鏡で直接観察する方法は、広い領域を検査す
るためには検査時間がかかって効率が悪く、また、後者
のようにチャンバ内の元素割合をモニタする方法は、エ
ッチング面積が小さいときには検出感度が悪くなって信
頼性に乏しい。このように、従来技術では、絶縁膜のエ
ッチング終了時点を正確かつ効率的に判断することが難
しかった。
【0007】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、絶縁膜をエッチングする場合におい
て、比較的簡単な構成で、しかも、所定の回路形成領域
に悪影響を与えることなく、エッチング終了時点をリア
ルタイムで、かつ正確に検出することができるエッチン
グ検査方法、およびその装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、請求項1記載の発明に係る半導体装置
のエッチング検査方法は、半導体基板上に形成された絶
縁膜を選択エッチングする過程でのエッチング残りの有
無を検査する方法において、半導体基板上の所定の回路
形成領域から離れたコーナ部分に、触針用のパッド部と
このパッド部から互いに向き合う方向に延設された微細
配線部とからなる一対の電極部で構成された検査パター
ンを予め形成しておき、前記回路形成領域とともに前記
検査パターンの上に絶縁膜を形成した際に、前記パッド
部が絶縁膜から一部露出するようにし、その露出部分を
通じて前記両電極部間に電圧を印加し、この状態で絶縁
膜のエッチングを開始して前記電極部間における電流値
が変化した時点をエッチング終了時点と判断することを
特徴としている。
【0009】請求項2記載の発明に係る半導体装置のエ
ッチング検査方法は、請求項1記載の方法において、絶
縁膜をドライエッチングする場合には、エッチング終了
時点は、前記電極部間を流れる電流値が零になった時点
をもって判断するようにしている。
【0010】請求項3記載の発明に係る半導体装置のエ
ッチング検査方法は、請求項1記載の方法において、絶
縁膜をウエットエッチングする場合には、、エッチング
終了時点は、前記電極部間に流れる電流値が増加した時
点、あるいは、電極部間の電流が零の状態から電流が流
れ始めるようになった時点をもって判断するようにして
いる。
【0011】請求項4記載の発明に係る半導体装置のエ
ッチング検査装置は、前記半導体基板上の回路形成領域
から離れたコーナ部分に形成された検査パターンを有
し、この検査パターンは、一対の電極部を備え、各電極
部は、触針用のパッド部と、このパッド部から互いに向
き合う方向に延設された微細配線部とから構成される一
方、前記検査パターンの各パッド部に接触する一対のプ
ローブと、前記検査パターンの各電極部間に前記プロー
ブを介して電圧を印加する電源と、各電極部間の通電の
有無を検出する検出手段と、を備えてなることを特徴と
している。
【0012】請求項5記載の発明に係る半導体装置のエ
ッチング検査装置は、請求項4記載の構成において、前
記プローブは、触針部を除く部分が石英製またはテフロ
ン製のプロテクタで被覆されていることを特徴としてい
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を半導体装置として
のLSIチップに適用した場合の実施の形態について説
明する。なお、本発明はLSIチップに限定されるもの
ではない。
【0014】実施の形態1.図1は半導体装置としての
LSIチップの平面図である。この実施の形態におい
て、LSIチップ1は、半導体基板2上に本来の所期の
機能を発揮するための回路形成領域3が設けられるとと
もに、この回路形成領域3から離れた4つのコーナ部分
の内の1箇所に検査パターン5が形成されている。な
お、複数のコーナ部分にそれぞれ検査パターン5を形成
してエッチング終了時点の検査精度を高めるようにする
ことも可能である。
【0015】ここで、検査パターン5を半導体基板2上
のコーナ部分に形成する理由は、回路形成領域3に入り
込んだ箇所に検査パターン5を形成すると、検査パター
ン5とともに回路形成領域3を覆っている絶縁膜をエッ
チングする際に、検査パターン5に電気的に接触させる
後述するプローブ11,12が回路形成領域3の上に重
なってしまい、その結果、回路形成領域3の絶縁膜のエ
ッチングが良好に行えなくなるので、このような不都合
を回避するためである。
【0016】なお、ウェハ状態で絶縁膜をエッチングす
る場合には、図2に示すように、エッチング箇所の位置
の偏りの影響を把握できるようにするため、ウェハの最
外周に位置するLSIチップ1を対象とし、そのLSI
チップ1について図1に示したコーナ部分に検査パター
ン5を形成するのが好ましい。
【0017】上記の検査パターン5は、図3および図4
に示すように、絶縁膜4で覆われる一対の電極部6,7
を有し、各電極部6,7は、触針用のパッド部6a,7
aと、このパッド部6a,7aから互いに向き合う方向
に延設された微細配線部6b,7bとからなる。そし
て、各微細配線部6b,7bは、その先端が鋭角に形成
されていて所定の間隔Lを存して互いに対向している。
なお、8,9は各電極部6,7のパッド部6a,7aに
プローブ11,12を接触できるように絶縁膜4の一部
を除いて形成された差込孔である。
【0018】ここで、ドライエッチングの場合には、検
査パターン5の電極部6,7間を流れる微小なリーク電
流を効率良く検出する上で、微細配線部6a,7aの先
端を鋭角に形成し、かつ相互の間隔Lも小さく設定する
のが好ましいが、微細配線部6a,7aが互いに接近し
ているならば必ずしも鋭角に形成しなくてもよい。ま
た、ウエットエッチングの場合には、微細配線部6a,
7aの間隔Lは、両者6a,7a間を流れる電流値によ
って適宜設定される。
【0019】この実施の形態におけるエッチング検査装
置10は、図5に示すように、上記の検査パターン5に
加えて、この検査パターン5の各電極部6,7に接触す
る一対のプローブ11,12と、検査パターン5の各電
極部6,7間にプローブ11,12を介して電圧を印加
するための電源15と、各電極部6,7間の通電の有無
を検出する検出手段としての電流計16とから構成され
ている。
【0020】上記の各プローブ11,12は、エッチン
グに伴う損傷を受けないように、その先端の触針部11
a,12aを除く部分がプロテクタ11b,12bで被
覆されている。この場合のプロテクタ11b,12bの
素材としては、ドライエッチング、たとえばプラズマエ
ッチングではCF4系のエッチングガス等が使用される
ので石英製のものが好適である。また、ウエットエッチ
ングではSiO2などの酸化膜系の絶縁膜に対してHF
水溶液等が主として使用されるのでテフロン製のものが
好適である。なお、プローブ11,12と電源15との
間を電気的に接続する電線13についてもエッチング装
置のチャンバ内の部分は同様にプロテクタで保護するの
が好ましい。
【0021】次に、上記構成を有するエッチング検査装
置10を用いて、絶縁膜4に対するエッチング終了時点
を検出する方法について、ドライエッチングを行う場合
とウエットエッチングを行う場合の各々について説明す
る。
【0022】(1)ドライエッチングを行う場合、 ここでは、ドライエッチングの代表例として、プラズマ
エッチングを行う場合について説明する。
【0023】半導体基板2上の所定の回路形成領域3か
ら離れたコーナ部分に検査パターン5を予め形成してお
く。この場合、検査パターン5の各微細配線部6b,7
bの互いに対向する間隔Lは、たとえば、数nm〜数十
nmに設定される。また、回路形成領域3にSiO2
どの絶縁膜4を形成する際には、同時に検査パターン5
の上にも絶縁膜4を形成する。その際、検査パターン5
のパッド部6a,7aの一部が絶縁膜4から外部に露出
するように、パッド部6a,7a直上の絶縁膜4の一部
を除いて差込孔8,9を形成しておく。
【0024】そして、回路形成領域3については、選択
エッチングが行えるようにレジスト膜などを形成する一
方、検査パターン5に対しては、各差込孔8,9にプロ
ーブ11,12の触針部11a,12aを挿入してパッ
ド部6a,7aに接触させ、各プローブ11,12を各
々の電極部6,7と電気的に接続する。
【0025】次に、電源15を投入して両電極部6,7
に電圧を印加すると、その微細配線部6b,7b間には
絶縁膜4を介して微弱なリーク電流が流れるので、この
リーク電流が流れていることを電流計16で確認する。
【0026】この状態で回路形成部3および検査パター
ン5に対してプラズマエッチングを開始し、電流計16
で電流値の変化をモニタする。そして、絶縁膜4が次第
にエッチングされて、図6に示すように、両電極部6,
7の微細配線部6b,7b間に位置する絶縁膜4が完全
に除かれて半導体基板2が露出すると、電極部6,7間
にリーク電流が流れなくなるので、電極部6,7間を流
れる電流値が零になった時点をエッチング終了時点と判
断し、エッチングを停止する。
【0027】(2)ウエットエッチングを行う場合 このウエットエッチングにおいても、基本的にはドライ
エッチングの場合と同じ手順で行うが、エッチング液を
使用する関係上、エッチング終了時点の判断がドライエ
ッチングの場合と若干異なっている。そして、同じ組成
のエッチング液であっても、デバイスの構造や、その使
用材料に応じて次の2つの方法のいずれかを適宜使い分
けることができる。
【0028】第1の方法 この第1の方法では、検査パターン5の各微細配線部6
b,7bの互いに対向する間隔Lがたとえば、数nm〜
数十nmに設定される。そして、ドライエッチングの場
合と同様に、回路形成領域3については、選択エッチン
グが行えるようにレジスト膜などを形成する一方、ある
一つの検査パターン5に対しては、各差込孔8,9にプ
ローブ11,12の触針部11a,12aを挿入してパ
ッド部6a,7aに接触させ、各プローブ11,12を
各々の電極部6,7と電気的に接続する。
【0029】次に、電源15を投入して両電極部6,7
に電圧を印加すると、その微細配線部6b,7b間には
絶縁膜4を介して微弱なリーク電流が流れるので、この
リーク電流が流れていることを電流計16で確認する。
【0030】この状態で回路形成部3および検査パター
ン5に対してエッチング液を吹き付けるなどして絶縁膜
のウエットエッチングを開始し、電流計16で電流値の
変化をモニタする。そして、絶縁膜4が次第にエッチン
グされて、両電極部6,7の微細配線部6b,7b間に
ある絶縁膜4が完全に除かれて半導体基板2が露出する
と、エッチング液中の不純物イオンの存在によって電極
部6,7間を流れる電流値が増加するようになる。そこ
で、電極部6,7間を流れる電流値が増加した時点をエ
ッチング終了時点と判断し、エッチングを停止する。
【0031】第2の方法 この第2の方法では、検査パターン5の両電極部6,7
に電圧を印加しても両者6,7間にリーク電流が発生し
ないように、各微細配線部6b,7bの互いに対向する
間隔Lは、第1の方法の場合の間隔よりも大きく、たと
えば数百nmに設定される。
【0032】そして、ある一つの検査パターン5に対し
て、各差込孔8,9にプローブ11,12の触針部11
a,12aを挿入してパッド部6a,7aに接触させ、
各プローブ11,12を各々の電極部6,7と電気的に
接続して両電極部6,7に電圧を印加する。このとき、
その微細配線部6b,7b間の間隔Lが比較的大きく設
定されているので、両電極部6,7間はオープン状態と
なり、電流計16で検出される電流値は零になってい
る。
【0033】この状態で回路形成部3および検査パター
ン5に対してエッチング液を吹き付けるなどして絶縁膜
のウエットエッチングを開始し、電流計16で電流値の
変化をモニタする。そして、絶縁膜4が次第にエッチン
グされて、両電極部6,7の微細配線部6b,7b間に
ある絶縁膜4が完全に除かれて半導体基板2が露出する
と、エッチング液中の不純物イオンの存在によって電極
部6,7間に電流が流れるようになる。そこで、電極部
6,7間に電流が流れ始めた時点をエッチング終了時点
と判断し、エッチングを停止する。
【0034】このように、ドライエッチングとウエット
エッチングのいずれの場合も、絶縁膜4がエッチングさ
れて電極部6,7間において半導体基板2が露出すれば
直ちにエッチングを停止できる。このため、エッチング
残りを確実に無くすとともに、オーバーエッチングも生
じない絶縁膜の最適なエッチング条件を見出すことがで
きる。その結果、故障解析のスループットが向上すると
ともに、故障解析結果を迅速に製造ラインにフィードバ
ックして適切な対策を講じることが可能になる。
【0035】なお、上記の実施の形態では、SiO2
どの酸化膜系の絶縁膜に対するエッチング終了時点を検
出する場合について説明したが、絶縁膜はこれに限るこ
となくSi34膜等であってもよい。また、ドライエッ
チングとしてプラズマエッチングについて説明したが、
これに限らず、他の反応性イオンエッチングやイオンビ
ームエッチグなどのドライエッチングにも適用できる。
【0036】さらに、多層配線構造のLSIチップに対
しては、図7に示すように、各配線層ごとに一対の電極
部6,7からなる検査パターン5を形成するとともに、
上下の各検査パターン5間をプラグコンタクト17,1
8を介して互いに電気的に接続した構成を採用すること
もできる。
【0037】この構成にすれば、上層の絶縁膜4をエッ
チングで除いた後は、プラグコンタクト17,18にプ
ローブ11,12を接触させることで、それよりも下方
の各配線層の検査パターン5の電極部6,7間に電圧を
印加することができるため、各層ごとに絶縁膜4のエッ
チング終了時点を検査することが可能になる。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、絶縁膜の
エッチング時において、比較的簡単な構成であるにもか
かわらず、エッチング終了時点をリアルタイムで、かつ
正確に検出することができるので、絶縁膜の最適なエッ
チング条件を見出すことが可能になる。その結果、故障
解析のスループットが向上するとともに、故障解析結果
を迅速に製造ラインにフィードバックして適切な対策を
講じることができる。しかも、所定の回路形成領域の絶
縁膜をエッチングする際に何ら悪影響を与えることがな
い。
【0039】請求項2記載の発明によれば、特に、ドラ
イエッチングを行う場合のエッチング終了時点を精度良
く検出することができる。
【0040】請求項3記載の発明によれば、特に、ウエ
ットエッチングを行う場合のエッチング終了時点を精度
良く検出することができる。
【0041】請求項4記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様に、比較的簡単な構成で、しかも、所定
の回路形成領域に悪影響を与えることなく、エッチング
終了時点をリアルタイムにかつ正確に検出することがで
きる。
【0042】請求項5記載の発明によれば、プローブは
エッチング環境に適合したプロテクタで保護されている
ので、エッチングによって損傷を受けるのが防止され、
長期間にわたって検査装置を使用することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るエッチング検査装
置を構成する検査パターンをLSIチップに形成した状
態の平面図である。
【図2】 本発明が適用された半導体ウェハの平面図で
ある。
【図3】 図1の検査パターンを拡大して示す平面図で
ある。である。
【図4】 図3のA−A線に沿う断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態に係るエッチング検査装
置の全体を示す構成図である。
【図6】 絶縁膜のエッチング終了時点を示す断面図で
ある。
【図7】 本発明を多層配線構造のLSIチップに適用
した場合の断面図である。
【符号の説明】
1 半導体装置(LSIチップ)、2 半導体基板、3
回路形成領域、4絶縁膜、5 検査パターン、6,7
電極部、6a,7a パッド部、6b,7b 微細配
線部、10 エッチング検査装置、11,12 プロー
ブ、11a,12a 触針部、11b,12b プロテ
クタ、15 電源、16 検出手段(電流計)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成された絶縁膜を選択
    エッチングする過程でのエッチング残りの有無を検査す
    る方法であって、 半導体基板上の所定の回路形成領域から離れたコーナ部
    分に、触針用のパッド部とこのパッド部から互いに向き
    合う方向に延設された微細配線部とからなる一対の電極
    部で構成された検査パターンを予め形成しておき、前記
    回路形成領域とともに前記検査パターンの上に絶縁膜を
    形成した際に、前記パッド部が絶縁膜から一部露出する
    ようにし、その露出部分を通じて前記両電極部間に電圧
    を印加し、この状態で絶縁膜のエッチングを開始して前
    記電極部間における電流値が変化した時点をエッチング
    終了時点と判断することを特徴とする半導体装置のエッ
    チング検査方法。
  2. 【請求項2】 前記エッチング終了時点は、絶縁膜をド
    ライエッチングする場合には、前記電極部間を流れる電
    流値が零になった時点である請求項1記載のエッチング
    検査方法。
  3. 【請求項3】 前記エッチング終了時点は、絶縁膜をウ
    エットエッチングする場合には、電極部間に流れる電流
    値が増加した時点、あるいは、電極部間の電流が零の状
    態から電流が流れ始めるようになった時点である請求項
    1記載のエッチング検査方法。
  4. 【請求項4】 半導体基板上に形成された絶縁膜を選択
    エッチングする過程でのエッチング残りの有無を検査す
    るための装置であって、 前記半導体基板上の回路形成領域から離れたコーナ部分
    に形成された検査パターンを有し、この検査パターン
    は、一対の電極部を備え、各電極部は、触針用のパッド
    部と、このパッド部から互いに向き合う方向に延設され
    た微細配線部とから構成される一方、前記検査パターン
    の各パッド部に接触する一対のプローブと、前記検査パ
    ターンの各電極部間に前記プローブを介して電圧を印加
    する電源と、各電極部間の通電の有無を検出する検出手
    段と、を備えてなることを特徴とする半導体装置のエッ
    チング検査装置。
  5. 【請求項5】 前記プローブは、触針部を除く部分が石
    英製またはテフロン(登録商標)製のプロテクタで被覆
    されていることを特徴とする請求項4記載のエッチング
    検査装置。
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