JP2002322108A - アルキルカテコール類の製造方法 - Google Patents

アルキルカテコール類の製造方法

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JP2002322108A
JP2002322108A JP2001129272A JP2001129272A JP2002322108A JP 2002322108 A JP2002322108 A JP 2002322108A JP 2001129272 A JP2001129272 A JP 2001129272A JP 2001129272 A JP2001129272 A JP 2001129272A JP 2002322108 A JP2002322108 A JP 2002322108A
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tert
alkyl
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selectivity
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Hiroshi Sakata
浩 坂田
Atsuyuki Akiyama
敬幸 秋山
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C37/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
    • C07C37/60Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring by oxidation reactions introducing directly hydroxy groups on a =CH-group belonging to a six-membered aromatic ring with the aid of other oxidants than molecular oxygen or their mixtures with molecular oxygen

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原料として用いるアルキルフェノ
ール類および過酸化水素のアルキルカテコールへの選択
率が高く、かつ副生成物が少ない新規なアルキルカテコ
ール類の製造方法を提供すること。 【解決手段】 ケトン系溶媒と、酸化合物と、リ
ン含有酸酸素酸との存在下、水を反応系外に除去しなが
ら反応するアルキルカテコール類の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルキルフェノー
ル類を、過酸化水素を用いてヒドロキシル化するアルキ
ルカテコール類の製造方法に関する。
【従来の技術】カテコール類は酸化防止剤等に用いら
れ、これまで種々の製造方法が検討されてきたが、アル
キルフェノール等のフェノール類を、過酸化水素を用い
てヒドロキシル化するカテコール類の製造方法として
は、例えば、過酸化水素により直接ヒドロキシル化する
方法、過酸化水素とケトン類からケトンパーオキサイド
を生成させてヒドロキシル化する方法、ケトンパーオキ
サイドによる反応時に過塩素酸、リン原子含有酸素酸及
びそれらの金属塩を共存させる方法等が知られている。
【0002】直接ヒドロキシル化する方法としては、例
えば、特公平6−69980号公報に過塩素酸またはト
リフルオルメタンスルホン酸のアルカリ金属またはアル
カリ土類金属塩と、リン原子酸素酸の存在下で反応を行
う方法が開示され、また特開昭62−178531号公
報、特開昭63−156730号公報では二酸化硫黄の
存在下で反応を行う方法が開示されている。
【0003】また、ケトンを用いてヒドロキシル化する
方法としては、特公昭52−38548号公報で、硫黄
および/またはその塩、またはスルホン酸類および/ま
たはその塩類の存在下で反応を行う方法、特公昭55−
30781号公報では塩素酸、リンタングステン酸及び
ケイタングステン酸からなる群から選ばれる少なくとも
1種の化合物の存在下で反応を行う方法が開示されてい
る。
【0004】しかしながら、上記のような製造方法で
は、過酸化水素がヒドロキシル化反応以外に消費されて
高分子量の副生成物となり、目的とするアルキルカテコ
ールの反応に過酸化水素が使用される割合が低くなると
いう問題点を有している。さらにモノアルキルフェノー
ル類のヒドロキシル化反応では、ヒドロキシル化触媒に
用いた強酸が、アルキル基の不均化反応の触媒として作
用し、原料のアルキルフェノール類がヒドロキシル化さ
れずに、不均化反応によるジアルキルフェノール類が生
成してしまうという問題があった。不均化反応により生
成したジアルキルフェノール類のうち、特に2,4−t
ert−アルキルフェノール類は、蒸留精製の際にアル
キルカテコール類との分離が困難であり、蒸留工程が煩
雑になるという問題点があった。
【0005】さらに、特開平11−310543号公報
では、過塩素酸等の強酸と、リン原子含有酸素酸及びそ
れらの金属塩とを共存させる方法によって、従来の問題
点であった、過酸化水素がヒドロキシル化反応以外に消
費されて高分子量の副生成物となり目的とするアルキル
カテコールの反応に過酸化水素が使用される割合が低く
なるという問題点を、ある程度解決しているが、アルキ
ルカテコール類の得量を上げるために、アルキルフェノ
ールに対する過酸化水素の使用量を増加させると、上記
問題点が生じ、効果が十分であるとは言えなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、原料であるアルキルフェノール類および過
酸化水素からアルキルカテコール類への選択率が高く、
さらに高分子量の副生成物や、2,4−tert−アル
キルフェノール類等の生成を抑制した、新規なアルキル
カテコール類の製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
について鋭意検討した結果、アルキルフェノール類を過
酸化水素を用いてヒドロキシル化する反応において、ケ
トン系溶媒と、酸化合物と、リン含有酸素酸またはその
金属塩との存在下、水を反応系外に除去しながら反応す
ることにより、反応系内に水が蓄積することが原因とな
る反応速度の低下を抑制して反応速度を適正に保ち、過
酸化水素がヒドロキシル化反応以外に消費され高分子量
副生成物の生成を抑え、かつアルキル基の不均化反応に
よるジアルキルフェノールの生成を抑制することによっ
て、目的を達成できることを見いだし、本発明を完成さ
せるに至った。
【0008】すなわち本発明は、核アルキル基として炭
素数1〜12のアルキル基を有し且つオルト位の少なく
とも1つに置換基を有しないアルキルフェノール類
(a)を、過酸化水素(b)を連続または分割して加え
てヒドロキシル化反応する製造方法であって、ケトン系
溶媒(c)と、pKa0.1〜3.0の酸化合物(d)
と、リン含有酸素酸(e1)またはその金属塩(e2)
の存在下、水を反応系外に除去しながらヒドロキシル化
反応することを特徴とするアルキルカテコール類の製造
方法を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
本発明で用いる、核アルキル基として炭素数1〜12の
アルキル基を有し且つオルト位の少なくとも1つに置換
基を有しないアルキルフェノール類(a)は、例えば、
クレゾール、キシレノール、ブチルフェノール類、オク
チルフェノール類、ノニルフェノール類及びドデシルフ
ェノール類が挙げられる。このうちブチルフェノール類
およびオクチルフェノール類が好ましく、なかでもp−
tert−ブチルフェノール、sec−tert−ブチ
ルフェノール、p−tert−オクチルフェノールが特
に好ましい。
【0010】本発明で用いる過酸化水素(b)は、水溶
液または有機溶液の何れの形態でも良いが、商品として
容易に入手できる点から水溶液を用いるのが好ましく、
通常20〜70重量%の濃度の水溶液を用いることがで
きる。
【0011】アルキルフェノール類(a)と過酸化水素
(b)とのモル比(n/n)は、アルキルフェノー
ル類に対するカテコール類の生成量を増やすため、0.
05〜5となる範囲が好ましく、なかでも0.05〜1
が好ましい。
【0012】本発明で用いるケトン系溶媒(c)は、特
に制限されないが、例えば、アセトン、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、ア
セトフェノン、ベンゾフェノン等が挙げられる。このう
ちメチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンが好ま
しく、これらは単独または2種以上を併用して用いても
よい。
【0013】ケトン系溶媒(c)と過酸化水素(b)と
のモル比(n/n)は、ケトン類と過酸化水素とが
反応するのを防止して、過酸化水素に対するアルキルカ
テコールの選択率を向上させるため、0.05〜20と
なる範囲が好ましく、なかでも0.05〜10が好まし
い。
【0014】本発明で用いる酸化合物(d)は、pKa
が0.1〜3.0の範囲であれば特に限定されないが、
例えばホスホン酸、硫酸、過塩素酸、トリフルオロメタ
ンスルホン酸等があるが、なかでも過塩素酸、トリフル
オロメタンスルホン酸が、副生成物量を少なくできるた
め好ましい。
【0015】本発明で用いるリン含有酸素酸(e1)と
しては、例えは、オルトリン酸、メタリン酸、ピロリン
酸、ポリリン酸、ホスホン酸等が挙げられ、また、リン
含有酸素酸の金属塩(e2)としては、上記リン含有酸
素酸(e1)の金属塩が挙げられる。このうち、リン含
有酸素酸(e1)としてはオルトリン酸、メタリン酸、
ピロリン酸、が好ましく、またはリン含有酸素酸の金属
塩(e2)としては、オルトリン酸ナトリウム、オルト
リン酸カリウム、オルトリン酸マグネシウム、オルトリ
ン酸カルシウム、メタリン酸ナトリウム、メタリン酸カ
リウム、メタリン酸マグネシウム、メタリン酸カルシウ
ム、ピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸カリウム、ピロ
リン酸マグネシウム、ピロリン酸カルシウムが好まし
い。
【0016】酸化合物(d)と、リン含有酸素酸(e
1)またはその金属塩(e2)は、反応開始前にアルキ
ルフェノール類(a)とケトン系溶媒(c)に、混合溶
解させることが好ましい。
【0017】リン含有酸素酸の金属塩(e2)の替わり
に、酸化合物金属塩(d1)とリン含有酸素酸(e1)
とを混合して用いることができる。酸化合物金属塩(d
1)としては、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウ
ム、ルビジウム及びセシウム等のアルカリ金属の塩;ベ
リリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウ
ム、バリウム等のアルカリ土類金属の塩が挙げられ、な
かでもリチウム、ナトリウム、カリウム及びマグネシウ
ムの塩が好ましい。これらの金属塩は単独でも2種以上
を併用してもよい。
【0018】酸化合物(d)とリン含有酸素酸(e1)
またはその金属塩(e2)、あるいは酸化合物金属塩
(d1)とリン含有酸素酸(e1)とを混合して用いる
場合、モル比〔(d)/(e1)〕、〔(d)/(e
2)〕、〔(d1)/(e1)〕は、仕込み過酸化水素
に対するアルキルカテコールの選択率、およびアルキル
フェノールに対するアルキルカテコール選択率を高く保
つため、それぞれ独立して、0.05〜4となる範囲が
好ましく、なかでも0.05〜2が特に好ましい。
【0019】また、酸化合物(d)、酸化合物金属塩
(d1)、リン含有酸素酸(e1)またはその金属塩
(e2)の、過酸化水素に対する使用量は、ヒドロキシ
ル化反応速度を適正に保ち、過酸化水素に対するアルキ
ルカテコール類の選択率を向上させ、さらに高分子量化
した副生成物の生成を抑えて、アルキルフェノールに対
するアルキルカテコール類の選択率を向上させるため、
酸化合物(d)を過酸化水素(b)1モルに対し0.0
001〜5モル%使用することが好ましく、なかでも
0.001〜1モル%使用することが特に好ましく、か
つリン含有酸素酸(e1)またはその金属塩(e2)を
過酸化水素(b)1モルに対し0.0001〜5モル%
使用することが好ましく、なかでも、0.001〜1モ
ル%使用することが特に好ましい。
【0020】本発明の製造方法としては、例えば、アル
キルフェノール類(a)と、ケトン系溶媒(c)と、酸
化合物(d)と、リン含有酸素酸(e1)またはその金
属塩(e2)との溶融混合物に過酸化水素(b)を添加
して、水を反応系外に除去し、反応系の水分濃度を2.
5%以下に保ちながら反応してアルキルカテコール類を
得ることができる。過酸化水素(b)の添加方法は連続
または分割して添加する。
【0021】過酸化水素(b)を用いたアルキルフェノ
ール類(a)のヒドロキシル化反応は、過酸化水素が分
解して生成した活性酸素を用いて芳香環を酸化する反応
であるが、過酸化水素(b)の分解により、過酸化水素
(b)と等モルの分解水が生成し、反応進行と共に反応
系中に分解水が蓄積することとなる。そのため反応速度
が低下し、その結果、副生成物が増加し、さらに反応速
度を上げるために触媒量を増加する必要があった。本発
明ではこの分解水を連続的に除去することにより反応速
度の低下を防止して、副生成物の低減、および触媒量の
削減が可能となった。
【0022】本発明における水の除去方法は、特に制限
はないが、ケトン系溶媒と水とを共沸させながら除去す
る方法が、水を除去にできるため好ましい。共沸は、反
応温度に応じて常圧または減圧下のいずれでも行っても
よい。
【0023】水を除去することによる反応系内の水分量
は、2.5%以下であることが必須であり、なかでも
1.5%以下であることが好ましく、0.5%以下であ
ることが特に好ましい。過酸化水素(b)を分割または
連続して反応系に添加し、水を反応系外へ除去すること
によって反応系内の水分量を0.5%以下に保つことが
できる。
【0024】本発明の製造方法における反応温度は、9
0〜150℃が好ましく、特に95〜130℃が好まし
い。該反応温度において反応系内の水を除去するため
に、5〜60kPaの減圧下で反応することが好ましい。
【0025】また、必要に応じて有機溶媒の存在下で反
応することができる。有機溶媒としては、例えば、トル
エン、キシレン等の芳香族炭化水素;ヘプタン、オクタ
ン等の飽和脂肪族炭化水素類;ジクロロエタン、テトラ
クロロエタン等のハロゲン化水素等が挙げられる。
【0026】反応の形態は、回分方式、連続方式の何れ
でも良いが、連続方式の場合、管式連続混合装置等の連
続的に水分除去が可能な装置であることが好ましい。
【0027】反応終了後の反応液は、例えば、回分蒸留
法、連続蒸留法等によって精製し、アルキルカテコール
類を分離することができる。
【0028】
【実施例】以下に本発明を実施例および比較例により説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。なお、以下における対過酸化水素選択率とは、仕
込んだ過酸化水素に対して得られたアルキルカテコール
のモル%を、対フェノール選択率とは転化したアルキル
フェノールに対し得られたアルキルカテコールのモル%
を、アルキルカテコール濃度は仕込みアルキルフェノー
ルに対して得られたアルキルカテコールのモル%を示
す。また、部および%は特に断りのない限り、すべて重
量基準であるものとする。
【0029】実施例1 攪拌機、ディーンスターク装置、冷却器、温度計を備え
た300mlの4つ口フラスコにp−tert−ブチル
フェノール150g(1.0モル)、メチルイソブチル
ケトン5.0gを加え120℃に加熱し、75%トリフ
ルオロメタンスルホン酸0.004g、ピロリン酸0.
004gを加えた後、13kPaまで減圧した。60重量
%過酸化水素5.67g(0.10モル)を減圧脱水
下、30分で連続して滴下した。滴下終了後、30分減
圧脱水を継続した。この時の系内水分量は0.4%であ
った。得られた反応液は4−tert−ブチルカテコー
ルを14.5g含有しており、対過酸化水素選択率は7
3.8%、対フェノール選択率は87.6%、アルキル
カテコール濃度は8.7%であった。また、2,4−ジ
−tert−ブチルフェノールが0.1g生成してい
た。
【0030】実施例2 攪拌機、ディーンスターク装置、冷却器、温度計を備え
た300mlの4つ口フラスコにp−tert−ブチル
フェノール150g(1.0モル)、メチルイソブチル
ケトン5.0gを加え120℃に加熱し、75%トリフ
ルオロメタンスルホン酸0.004g、ピロリン酸0.
004gを加えた後、13kPaまで減圧した。60重量
%過酸化水素11.34g(0.20モル)を減圧脱水
下、60分で連続して滴下した。滴下終了後、30分減
圧脱水を継続した。この時の系内水分量は0.4%であ
った。得られた反応液は4−tert−ブチルカテコー
ルを18.1g含有しており、対過酸化水素選択率は5
4.4%、対フェノール選択率は75.1%、アルキル
カテコール濃度は10.9%であった。また、2,4−
ジ−tert−ブチルフェノールが0.1g生成してい
た。
【0031】実施例3 攪拌機、ディーンスターク装置、冷却器、温度計を備え
た300mlの4つ口フラスコにp−tert−ブチル
フェノール150g(1.0モル)、メチルイソブチル
ケトン5.0gを加え120℃に加熱し、75%トリフ
ルオロメタンスルホン酸0.004g、ピロリン酸0.
004gを加えた後、13kPaまで減圧した。60重量
%過酸化水素2.835g(0.05モル)を減圧脱水
下、15分で連続して滴下した。滴下終了後、30分減
圧脱水を継続した。この時の系内水分量は0.4%であ
った。得られた反応液は4−tert−ブチルカテコー
ルを6.3g含有しており、対過酸化水素選択率は7
9.6%、対フェノール選択率は89.3%、アルキル
カテコール濃度は6.3%であった。また、2,4−ジ
−tert−ブチルフェノールが0.1g生成してい
た。
【0032】実施例4 攪拌機、ディーンスターク装置、冷却器、温度計を備え
た300mlの4つ口フラスコにp−tert−ブチル
フェノール150g(1.0モル)、メチルイソブチル
ケトン5.0gを加え120℃に加熱し、過塩素酸ナト
リウム一水塩0.020g、ピロリン酸0.017gを
加えた後、13kPaまで減圧した。60重量%過酸化水
素5.67g(0.05モル)を減圧脱水下、30分で
連続して滴下した。滴下終了後、30分減圧脱水を継続
した。この時の系内水分量は0.4%であった。得られ
た反応液は4−tert−ブチルカテコールを12.1
g含有しており、対過酸化水素選択率は72.6%、対
フェノール選択率は89.4%、アルキルカテコール濃
度は7.3%であった。また、2,4−ジ−tert−
ブチルフェノールが0.1g生成していた。
【0033】実施例5 攪拌機、ディーンスターク装置、冷却器、温度計を備え
た300mlの4つ口フラスコにp−tert−ブチル
フェノール150g(1.0モル)、メチルイソブチル
ケトン5.0gを加え120℃に加熱し、60重量%過
塩素酸0.024%、ピロリン酸ナトリウム0.052
gを加えた後、13kPaまで減圧した。60重量%過酸
化水素5.67g(0.05モル)を減圧脱水下、30
分で連続して滴下した。滴下終了後、30分減圧脱水を
継続した。この時の系内水分量は0.4%であった。得
られた反応液は4−tert−ブチルカテコールを1
1.8g含有しており、対過酸化水素選択率は71.0
%、対フェノール選択率は88.4%、アルキルカテコ
ール濃度は7.1%であった。また、2,4−ジ−te
rt−ブチルフェノールが0.1g生成していた。
【0034】実施例6 実施例1において75%トリフルオロメタンスルホン酸
0.004gを0.0008gとした以外は同様に行っ
た。この時の系内水分量は0.4%であった。得られた
反応液は4−tert−ブチルカテコールを12.1g
含有しており、対過酸化水素選択率は73.0%、対フ
ェノール選択率は80.6%、アルキルカテコール濃度
は7.3%であった。また、2,4−ジ−tert−ブ
チルフェノールが0.1g生成していた。
【0035】実施例7 実施例1においてピロリン酸0.004gの替わりにオ
ルトリン酸0.004gを使用した以外は同様に行っ
た。この時の系内水分量は0.4%であった。得られた
反応液は4−tert−ブチルカテコールを11.1g
含有しており、対過酸化水素選択率は66.9%、対フ
ェノール選択率は85.6%、アルキルカテコール濃度
は6.7%であった。また、2,4−ジ−tert−ブ
チルフェノールが0.1g生成していた。
【0036】実施例8 実施例1において減圧度13kPaを6.7kPaとし
た以外は同様に行った。この時の系内水分量は0.1%
であった。得られた反応液は4−tert−ブチルカテ
コールを11.9g含有しており、対過酸化水素選択率
は72.0%、対フェノール選択率は84.4%、アル
キルカテコール濃度は7.2%であった。また、2,4
−ジ−tert−ブチルフェノールが0.1g生成して
いた。
【0037】実施例9 実施例1において減圧度13kPaを26.7kPaと
した以外は同様に行った。この時の系内水分量は1.4
%であった。得られた反応液は4−tert−ブチルカ
テコールを11.8g含有しており、対過酸化水素選択
率は71.3%、対フェノール選択率は82.2%、ア
ルキルカテコール濃度は7.1%であった。また、2,
4−ジ−tert−ブチルフェノールが0.05g生成
していた。
【0038】実施例10 実施例1においてメチルイソブチルケトン5.0gを5
0.0gとした以外は同様に行った。この時の系内水分
量は0.3%であった。得られた反応液は4−tert
−ブチルカテコールを12.3g含有しており、対過酸
化水素選択率は74.3%、対フェノール選択率は8
5.2%、アルキルカテコール濃度は7.4%であっ
た。また、2,4−ジ−tert−ブチルフェノールが
0.2g生成していた。
【0039】実施例11 実施例1においてメチルイソブチルケトン5.0gを
1.0gとした以外は同様に行った。この時の系内水分
量は0.4%であった。得られた反応液は4−tert
−ブチルカテコールを10.3g含有しており、対過酸
化水素選択率は62.0%、対フェノール選択率は8
0.2%、アルキルカテコール濃度は6.2%であっ
た。また、2,4−ジ−tert−ブチルフェノールが
0.1g生成していた。
【0040】実施例12 実施例1においてメチルイソブチルケトン5.0gの替
わりにメチルエチルケトン3.6gを使用した以外は同
様に行った。この時の系内水分量は0.6%であった。
得られた反応液は4−tert−ブチルカテコールを1
0.8g含有しており、対過酸化水素選択率は65.0
%、対フェノール選択率は82.2%、アルキルカテコ
ール濃度は6.5%であった。また、2,4−ジ−te
rt−ブチルフェノールが0.1g生成していた。
【0041】実施例13 実施例1においてメチルイソブチルケトン5.0gの替
わりにアセトフェノン6.0gを使用した以外は同様に
行った。この時の系内水分量は0.4%であった。得ら
れた反応液は4−tert−ブチルカテコールを10.
7g含有しており、対過酸化水素選択率は64.9%、
対フェノール選択率は82.2%、アルキルカテコール
濃度は6.5%であった。また、2,4−ジ−tert
−ブチルフェノールが0.1g生成していた。
【0042】実施例14 実施例1においてp−tert−ブチルフェノール15
0g(1.0モル)の替わりにp−sec−ブチルフェ
ノール150g(1.0モル)を使用した以外は同様に
行った。この時の系内水分量は0.3%であった。得ら
れた反応液は4−sec−ブチルカテコールを11.7
g含有しており、対過酸化水素選択率は70.5%、対
フェノール選択率は85.2%、アルキルカテコール濃
度は7.0%であった。また、不均化生成物は生成しな
かった。
【0043】実施例15 実施例1においてp−tert−ブチルフェノール15
0g(1.0モル)の替わりにp−tert−オクチル
フェノール206gを使用した以外は同様に行った。こ
の時の系内水分量は0.4%であった。得られた反応液
は4−tert−オクチルカテコールを15.8g含有
しており、対過酸化水素選択率は71.5%、対フェノ
ール選択率は85.2%、アルキルカテコール濃度は
7.2%であった。また、2,4−ジ−tert−オク
チルフェノールが0.5g生成していた。
【0044】実施例16 実施例1において反応温度120℃を90℃に、減圧度
13kPaを6.7kPaにした以外は同様に行った。
この時の系内水分量は1.4%であった。得られた反応
液は4−tert−ブチルカテコールを11.5g含有
しており、対過酸化水素選択率は69.3%、対フェノ
ール選択率は85.2%、アルキルカテコール濃度は
6.9%であった。また、2,4−ジ−tert−ブチ
ルフェノールが0.1g生成していた。
【0045】実施例17 実施例1において反応温度120℃を150℃に、減圧
度を13kPaを26.7kPaにした以外は同様に行
った。この時の系内水分量は0.4%であった。得られ
た反応液は4−tert−ブチルカテコールを11.0
g含有しており、対過酸化水素選択率は66.3%、対
フェノール選択率は82.2%、アルキルカテコール濃
度は6.6%であった。また、2,4−ジ−tert−
ブチルフェノールが0.5g生成していた。
【0046】比較例1 攪拌機、冷却器、温度計を備えた300mlの4つ口フ
ラスコにp−tert−ブチルフェノール150g
(1.0モル)を加え102℃に加熱し過塩素酸マグネ
シウム0.27g、ピロリン酸0.11gを加えた後、
70重量%過酸化水素4.86g(0.10モル)を一
括添加した。反応終了まで3時間を要した。得られた反
応液は4−tert−ブチルカテコールを8,7g含有
しており、対過酸化水素選択率は52.4%、対フェノ
ール選択率は78%、アルキルカテコール濃度は5.2
%であった。また、2,4−ジ−tert−ブチルフェ
ノールが2.5g生成していた。
【0047】比較例2 攪拌機、冷却器、温度計を備えた300mlの4つ口フ
ラスコにp−tert−ブチルフェノール150g
(1.0モル)を加え102℃に加熱しガス状の二酸化
硫黄0.10gを加えた後、70重量%過酸化水素4.
86g(0.10モル)を一括添加した。反応終了まで
30分を要した。得られた反応液は4−tert−ブチ
ルカテコールを7.2g含有しており、対過酸化水素選
択率は43.4%、対フェノール選択率は47.7%、
アルキルカテコール濃度は4.3%であった。また、
2,4−ジ−tert−ブチルフェノールが2.5g生
成していた。
【0048】比較例3 攪拌機、冷却器、温度計を備えた300mlの4つ口フ
ラスコにp−tert−ブチルフェノール150g
(1.0モル)、メチルイソブチルケトン3.6gを加
え102℃に加熱し、硫酸0.045gを加えた後、6
0重量%過酸化水素5.67g(0.10モル)を一括
添加した。反応終了まで30分を要した。得られた反応
液は4−tert−ブチルカテコールを8.3g含有し
ており、対過酸化水素選択率は50.0%、対フェノー
ル選択率は67.2%、アルキルカテコール濃度は5.
0%であった。また、2,4−ジ−tert−ブチルフ
ェノールが1.0g生成していた。
【0049】比較例4 比較例3において硫酸0.045gを加えた後に、さら
にオルトリン酸0.045gを加えた以外は同様に行っ
た。得られた反応液は4−tert−ブチルカテコール
を8.7g含有しており、対過酸化水素選択率は52.
4%、対フェノール選択率は66.6%、アルキルカテ
コール濃度は5.2%であった。また、2,4−ジ−t
ert−ブチルフェノールが1.0g生成していた。
【0050】比較例5 比較例3において硫酸0.045gの替わりに、60%
過塩素酸0.077gを加えた以外は同様に行った。得
られた反応液は4−tert−ブチルカテコールを1
0.0g含有しており、対過酸化水素選択率は60.2
%、対フェノール選択率は69.8%、アルキルカテコ
ール濃度は6.0%であった。また、2,4−ジ−te
rt−ブチルフェノールが1.0g生成していた。
【0051】比較例6 比較例3において硫酸0.045gの替わりに、75%
トリフルオロメタンスルホン酸水溶液0.062gを加
えた以外は同様に行った。得られた反応液は4−ter
t−ブチルカテコールを10.2g含有しており、対過
酸化水素選択率は61.4%、対フェノール選択率は7
0.2%、アルキルカテコール濃度は6.1%であっ
た。また、2,4−ジ−tert−ブチルフェノールが
1.0g生成していた。
【0052】比較例7 攪拌機、冷却器、温度計を備えた300mlの4つ口フ
ラスコにp−tert−ブチルフェノール150g
(1.0モル)、メチルイソブチルケトン5.0gを加
え102℃に加熱し、過塩素酸ナトリウム一水和物0.
041g、ピロリン酸0.041gを加えた後、60重
量%過酸化水素5.67g(0.10モル)を一括添加
した。反応終了まで30分を要した。得られた反応液は
4−tert−ブチルカテコールを10.6g含有して
おり、対過酸化水素選択率は63.9%、対フェノール
選択率は87.6%、アルキルカテコール濃度は5.0
%であった。また、2,4−ジ−tert−ブチルフェ
ノールが0.2g生成していた。
【0053】
【表1】
【0054】
【表2】
【0055】<第1表および第2表の脚注> PTBP:p−tert−ブチルフェノール PSBP:p−sec−ブチルフェノール POP :p−tert−オクチルフェノール
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、過酸化水素に対する選
択率、およびアルキルフェノール類に対する選択率が高
く、さらにアルキルカテコール類との分離が困難となる
2,4−ジ−tert−アルキルフェノールの生成を抑
制できる、効率のよいアルキルカテコール類の製造法を
提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 Fターム(参考) 4G069 AA02 AA06 BA21A BA21B BA42A BB08A BB08B BB14A BB14B BC02A BC02B BC03A BC09A BC10A BE22A BE22B BE34A BE34B CB07 CB70 4H006 AA02 AC42 BA02 BA28 BA35 BA37 BA52 BB16 BC10 BC31 BC34 BE32 FC52 FE13 4H039 CA60 CC30

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 核アルキル基として炭素数1〜12のア
    ルキル基を有し且つオルト位の少なくとも1つに置換基
    を有しないアルキルフェノール類(a)を過酸化水素
    (b)を連続または分割して加えてヒドロキシル化反応
    する製造方法であって、ケトン系溶媒(c)と、pKa
    0.1〜3.0の酸化合物(d)と、リン含有酸素酸
    (e1)またはその金属塩(e2)の存在下、水を反応
    系外に除去しながらヒドロキシル化反応することを特徴
    とするアルキルカテコール類の製造方法。
  2. 【請求項2】 反応系内の水分を2.5%以下に保持し
    ながらヒドロキシル化反応する請求項1記載のアルキル
    カテコール類の製造方法。
  3. 【請求項3】 酸化合物(d)が、過塩素酸および/ま
    たはトリフルオロメタンスルホン酸である請求項1また
    は2記載のアルキルカテコール類の製造方法。
  4. 【請求項4】 酸化合物(d)を過酸化水素(b)1モ
    ルに対し0.0001〜5モル%使用し、かつリン含有
    酸素酸(e1)またはその金属塩(e2)を過酸化水素
    (b)1モルに対し0.0001〜5モル%使用する請
    求項1、2または3記載のアルキルカテコール類の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 アルキルフェノール類(a)と過酸化水
    素(b)とのモル比(na/nb)が、0.05〜5であ
    る請求項1〜4のいずれか1項記載のアルキルカテコー
    ル類の製造方法。
  6. 【請求項6】 ケトン系溶媒(c)と過酸化水素(b)
    とのモル比(nc/nb)が、0.05〜20である請求
    項1〜5のいずれか1項記載のアルキルカテコール類の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 アルキルフェノール類(a)と、ケトン
    系溶媒(c)と、酸化合物(d)と、リン含有酸素酸
    (e1)またはその金属塩(e2)との溶融混合物に、
    過酸化水素(b)を連続または分割して加え、90〜1
    50℃で、水を反応系外に除去しながら反応させる請求
    項1〜6のいずれか1項記載のアルキルカテコール類の
    製造方法。
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