JP2002321574A - 電子機器の動作状態表示装置 - Google Patents

電子機器の動作状態表示装置

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JP2002321574A
JP2002321574A JP2001053798A JP2001053798A JP2002321574A JP 2002321574 A JP2002321574 A JP 2002321574A JP 2001053798 A JP2001053798 A JP 2001053798A JP 2001053798 A JP2001053798 A JP 2001053798A JP 2002321574 A JP2002321574 A JP 2002321574A
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ecu
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Hisashi Kudo
寿 工藤
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Kayaba Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】設定値やデータを人間が見やすい形態に加工し
て画面上にリアルタイムに表示することにより、開発時
や解析時等における作業効率を向上させると共に、各種
のECUに対応できるようにすることによりコストの低
減をも図ることが可能な電子機器の動作状態表示装置を
提供すること。 【解決手段】自動車の各種自動制御を行う電子制御装置
などの電子機器(ECU)の内部作動状態を表示する動
作状態表示装置100であって、電子機器(ECU)に
応じて切換可能な通信機能を有するインターフェース1
0と、電子機器(ECU)の動作条件を入力する入力手
段20と、入力された各種設定値や電子機器(ECU)
からの各種出力値などのデータを所定形式に加工する加
工手段30と、加工手段30からの出力に応じて人間が
認識しやすいように視覚的に表示する表示手段40と、
加工手段30からのデータを保存する保存手段50とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の各種自動
制御を行う電子制御装置など、電子機器の内部作動状態
を表示する動作状態表示装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車の各種電子制御装置等
の電子機器(以下ECUという)に対しては、そのシス
テム開発や調整、或いは評価テストや故障診断等のため
に使用するモニタと呼ばれる動作解析装置が存在する。
この種の動作解析装置は、従来から1種類のECUに対
して1種類の、即ち車種毎に専用のものが利用されてき
た。これは各ECU毎に内在されているマイコンの書き
込みプログラムが相違したり、ECUを作動させるため
の電源電圧が相違したりするため、或いはECUとの接
続インターフェースが相違したりするために、それらに
対応させる必要があるからである。
【0003】また、従来のこの種の動作解析装置にあっ
ては、開発或いは診断等のために必要な条件の入力やそ
の結果の出力が全て数字の羅列であったために一種の暗
号化された状態となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の動作解析装置にあっては、車種毎に専用のものが必要
とされていために、外観がほぼ同じであっても中身の全
く違った多種多様のものが必要であり、コストの上昇は
当然のことながら作業効率にも問題があった。
【0005】一方、入出力情報は数値の羅列であったた
めに、暗号化された情報から真の情報を得るためには、
入力値や出力値に対応した所定のテーブル表を参照して
どの項目の入力なのか、或いはどの箇所に問題があるか
を判断する必要があり、入力ミスや読取ミスが発生し易
い煩雑な作業であって作業効率が極めて低いものであっ
た。
【0006】そこで案出されたのが本発明であって、そ
の目的とするところは、設定値やデータを人間が見やす
い形態に加工して画面上にリアルタイムに表示すること
により、開発時や解析時等における作業効率を向上させ
ると共に、各種のECUに対応できるようにすることに
よりコストの低減をも図ることが可能な電子機器の動作
状態表示装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するために本各発明が採った手段を、図面において使用
する符号を付して説明すると、請求項1の発明は、「自
動車の各種自動制御を行う電子制御装置などの電子機器
(ECU)の内部作動状態を表示する動作状態表示装置
100であって、電子機器(ECU)に応じて切換可能
な通信機能を有するインターフェース10と、電子機器
(ECU)の動作条件を入力する入力手段20と、入力
された各種設定値や電子機器(ECU)からの各種出力
値などのデータを所定形式に加工する加工手段30と、
加工手段30からの出力に応じて人間が認識しやすいよ
うに視覚的に表示する表示手段40と、加工手段30か
らのデータを保存する保存手段50とを備えたことを特
徴とする電子機器の動作状態表示装置100」である。
【0008】また、請求項2の発明は、「入力手段2
0、加工手段30、表示手段40、及び保存手段50は
パーソナルコンピューターにより処理されることを特徴
とする請求項1記載の電子機器の動作状態表示装置10
0」である。
【0009】上記の構成により、本各発明に係る電子機
器の動作状態表示装置100は、次のように作用する。
即ち、各種のECUに応じて切換可能な通信機能を有す
るインターフェース10を利用するため、従来のような
車種毎の多種多様な動作解析装置を用意する必要がなく
なる。また、ECUの動作条件や入力されている各種セ
ンサの読み込み値、或いは各種出力値などを人間が認識
し易いように視覚的に表示するため、従来の様にテーブ
ル表を参照したり、入力ミスや読取ミスが生じない。
【0010】一方、各手段としてパソコンを利用した場
合には、画面上で容易に入力及び確認作業が出来るばか
りでなく、プロクラムの追加修正が容易であり、さらに
ノート型パソコンの場合にあっては、出先でも何時でも
簡単に接続して解析することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る電子機器の動作状態
表示装置100を自動車の電子制御装置(ECU)に適
用した実施例について説明する。図1に本実施例におけ
る動作状態表示装置100とECUとの接続例及び各処
理のブロック図を示す。この図より理解できるように、
動作状態表示装置100は、主にインターフェース10
と、パーソナルコンピューター(パソコン)より構成さ
れており、パソコンはさらに、入力手段20、加工手段
30、表示手段40及び保存手段50を構成している。
【0012】インターフェース10は、電子機器(EC
U)に応じて、つまり車種に応じて切換可能な通信機能
を有しており、また、電源も車のシガーライタ、バッテ
リーまたはAC100Vの3電源対応品となっている。
このインターフェース10とパソコンとは、12VのR
S232Cのシリアルケーブルにてストレート接続され
ており、ECUとパソコンとのデータの授受を行うよう
になっている。
【0013】次にパソコン内部の作動について説明す
る。まず、入力手段20は、ECUの動作条件を入力す
る部分であって、パソコンのキーボード及びマウスに対
応する。加工手段30は後述するとして、表示手段40
は加工手段30からの出力に応じて人間が認識しやすい
ように視覚的に表示する部分であって、パソコンのディ
スプレイ又はプリンタに対応し、本実施例では図2に示
すような画像で表示される。保存手段50は加工手段3
0からのデータを記録保持する部分であって、パソコン
のフロッピー(登録商標)ディスク又はハードディスク
に対応する。
【0014】さて、加工手段30は、図1に示すよう
に、ECUや機種テーブル、又は入力手段20からのデ
ータを読み込んだり、或いはデータを数値変換したり保
存し易い形態に変換したりする機能、つまり入力された
各種設定値やECUからの各種出力値などのデータを所
定形式に加工する機能を有しており、これらの加工はL
abView(商品名)というアプリケーション・ソフ
トウエアを介して行われるようになっている。
【0015】以下に、図3〜図12に示すフローチャー
ト及び図2に示すディスプレイの表示画像に基づいて、
本実施例に係る動作状態表示装置100の作動概要を説
明する。まず、図3において、STEP101にて初期
設定で必要なデータの入っているファイルを指定し、続
いて機種の選択(STEP102)を行う。これは、ア
ドレスやフェールセイフなどの種々の項目の対応をつけ
るために、どの様なECUに対して処理を行うかを機種
テーブルから選択する手順である。この機種テーブル
は、数値の変換手順や変換式が機種毎に記述されたファ
イルであり、本実施例では7種類であるが順次追加登録
で増やすことが可能であり、その機能も変更することが
できるようになっている。
【0016】機種選択を行うと、次のアドレス選択処理
(STEP10)に移行する。このアドレス選択は、図
2のディスプレイ画面のデータ表示領域の「アドレス」
を図4に示すようなフローチャートに従って入力方式を
選択できるようになっている(STEP11)。図4の
表示画面の指定方法201をマウスにてクリックして
「アドレス」を選択するとノブ(つまみ)202が有効
となり、これをマウスにてドラッグしながら回すことに
より、アドレス203を直接入力できるようになってい
る(STEP13)。一方、指定方法204をマウスに
てクリックしてメニューリングから「ラベル」を選択す
ると前記ノブが消えてラベル選択205が可能となり、
種々の項目(図2では0300TEMP)を選択できる
ようになっている(STEP12)。
【0017】アドレス選択処理が完了すると、アクセス
SW206のON−OFF状態(表示するか否か)の確
認手順に移行し(STEP103)、アクセスSW20
6がONの時は、属性の判断をする手順に移行する(S
TEP104)。このステップでは、フェールセーフな
のかA/D(アナログ/デジタル変換データ)なのかの
を判断する手順であって、A/Dの時には図3の左側フ
ローのシリアル読み込み処理(STEP20)に移行す
る。
【0018】シリアル読み込み処理(STEP20)で
は、図5に示すようにアドレス選択処理(STEP1
0)で指定したアドレスデータを送信するようパソコン
からECUに対して読み込み要求が出され(STEP2
1)、読み込み要求があるとパソコンはシリアルデータ
を作成してECUに対してシリアル送信する(STEP
22)。途中エラーが発生しなければ(STEP2
3)、前記要求に対するデータがECUから帰ってくる
ので、そのシリアルデータを受信して配列に書き込み
(STEP25)、一方、エラーが発生すれば「読み込
み失敗」として表示する(STEP24)。
【0019】シリアルデータを受信すると、次のシリア
ル書き込み処理(STEP30)に移行する。この手順
は、図6に示すように、まず書き込み要求があるか否か
を判断し(STEP31)、要求があるとシリアルデー
タを作成してシリアル送信してECUのメモリーに書き
込む(STEP32)。具体的には、図2のデータ表示
領域の書き込みSW207がONの時(書き込み要求あ
り時)には、例えば、ハンドルの操作重さを変更するよ
うなデータをノブ209を回して作成して書き込み、そ
の書き込まれたデータは、書込データ208に表示され
る。
【0020】シリアル書き込み処理(STEP30)が
終了すると、A/D表示処理(STEP40)に移行す
る。この手順は、図7に示すように、まず配列からデー
タの読み込みを行い(STEP41)、その読み込みデ
ータが1データなのか2データなのかを判断し(STE
P42)、1データの時はそのまま10進、16進の各
数値を各エリア210,211に表示し(STEP4
4)、その後数値変換処理を行って(STEP45)そ
の変換値データを変換値212に表示する(STEP4
6)。一方、読み込みデータが2データの時は上位及び
下位データを結合合成して(STEP43)、その合成
値を各エリア210,211に表示すると共に1データ
の際と同様に変換値データを表示する(STEP45,
46)。ここで、データの結合合成を行うのは、動作チ
ェック対象のECUが8bitCPUでも16bitC
PUでも対応できるようにするためであり、8bitC
PUの場合には1データとして直接読み込まれ、16b
itCPUの場合には2データを結合して1bitデー
タに合成しているのである。
【0021】なお、数値表示は、10進、16進、変換
値と3種類の数値を表示できるようになっており、従来
は読み込んだ値をそのまま表示するしかなかったが、本
例では10進に変換したり、式を入力することにより物
理量に変換したりすることができるようになっている。
例えば、温度センサーからのデータが読み込まれたとし
た時、従来では16進数のある値が得られるだけで別途
換算しないかぎり何度であるかを容易に捉えることは出
来なかったが、本例では数値変換処理(STEP45)
において機種データファイルから読み込んだ換算式によ
って、換算されて値が表示されて何度であるかを直読す
ることができるのである。
【0022】A/D表示処理(STEP40)が終了す
ると、波形表示処理(STEP60)に移行する。この
手順は、図9に示すように、配列からデータの読み込み
を行い(STEP61)、そのデータをX軸を時間、Y
軸をデータとして図2のグラフ表示領域にグラフ401
として波形を表示する(STEP62)。ここでは、配
列からデータを読み込むため、時間を遡ってデータを取
得することができ、時間を戻って波形を何度も見ること
ができる。
【0023】さて、STEP104の属性の判断におい
て、フェールデータと判断された場合には、A/Dと同
様にシリアル読み込み処理(STEP20)及びシリア
ル書き込み処理(STEP30)が行われた後(図3右
側フロー)、フェール表示処理に移行する(STEP5
0)。この手順は、端的に言えばやり取りするデータは
A/Dの場合と同じであるが(STEP51)、表示方
法が相違すると言うことができる。つまり、図8に示す
ように、A/Dの場合には数値表示をしていたが、フェ
ールの場合には該当項目のLEDの点灯や消灯で表示す
るようになっている(STEP52)。
【0024】この点を詳述すると、まずSTEP10に
てアドレス選択処理を行うのであるが、この場合ラベル
選択301において各種の点検項目の選択を行う。例え
ば、本例においては、0349アドレスのFAIL1や
034AのFAIL2等、或いはラベル選択302で0
34Cの記憶1や034dの記憶2等を選択する。これ
らは、各ラベル選択301,302がドロップダウンメ
ニューにて他種類の物を選択できるようになっており、
表1に示すような各種の点検項目がある。
【0025】ラベル選択301は3カ所の窓を有してお
り、点検項目を関連づけてチェックし易いよう各窓は瞬
時に切り替えることができるようになっている。ここ
で、各項目にはFAIL、記憶、禁止などがあるが、F
AILは現在のECUの状態を表示する項目であり、記
憶は現在までの状況を表示する項目であり、禁止とはそ
のFAILへ入ることを禁止するものである。これらの
項目は、STEP102の機種の選択で選ばれたECU
に応じて予めテーブル化されたものであり、全ての項目
を有するとは限らない。
【0026】フェールのアドレス選択が行われると、ア
クセスSW303のON−OFFをチェックし、ONで
あればSTEP104,20,30を介してSTEP5
0に移行し、図8に示すように、そのアドレスに応じた
配列からデータを読み込み(STEP51)、該当項目
のLED表示をする(STEP52)。例えば、図2の
場合には、サブセンサ異常304の場合には、その部分
のLED表示が点灯するようになっている。
【0027】なお、上位/下位SW305は、ステップ
40で詳述したのと同様、チェック対象のECUが8b
itCPUでも16bitCPUでも対応できるように
するためであり、16bitCPUの場合に上位8bi
t、下位8bitを切り替えて、それぞれのデータ単位
で点検できるようになっている。
【0028】フェール表示処理(STEP50)が終了
すると、波形表示処理(STEP60)に移行する。こ
の手順は、図9に示すように、配列からデータの読み込
みを行い(STEP61)、そのデータをX軸を時間、
Y軸をデータとして図2のグラフ表示領域にグラフ40
1として波形を表示する(STEP62)。
【0029】波形表示処理(STEP60)が終了する
と、表示データ数繰り返し処理を行う(STEP10
5)。これは、STEP103において、アクセスSW
206,303等がONの時に各処理を繰り返し、OF
Fの場合には繰り返さない。この繰り返しにより、各項
目の複数のデータを得ることが出来、これにより得られ
た配列内のデータを時系列的に並べることによりクラブ
表示を行うことができるのである。
【0030】所定回数の繰り返しが終了すると、保存デ
ータ表示処理(STEP70)が可能になる。この機能
は、後述するファイル処理で記録してあったデータを呼
び出して表示する機能であって、図10に示すように、
グラフ再表示SW(保存データ表示SW)501がON
かOFFかを判断し(STEP71)、ONの時にはフ
ァイルよりデータを読み込んで配列に書き込み(STE
P72)、続いてグラフ表示処理を行うというものであ
る(STEP73)。後述のファイル処理では、ファイ
ル名を変えて複数のデータを保存しておくことが出きる
ため、当該データを後ほど表示したり、前の方を見たり
することが可能となっており、出先でのチェックや報告
書作成時に有効に活用することができる。
【0031】10進、16進変換処理(STEP80)
は、本発明に直接は関係しないが、オプション機能とし
て備わっている。即ち、図11に示すように、電卓SW
502を選択することにより(STEP81)、10進
入力か16進入力かを判断し(STEP82)、それぞ
れを関数変換するものである(STEP83,84)。
通常、電卓SW502はOFFとなっているので、この
電卓機能は作動しないが、必要に応じてONとすること
により、いつでも関数電卓として使用することができ
る。
【0032】次のアドレスラベル編集処理(STEP9
0)は、アドレスラベル編集SW503をONとするこ
とにより作動する機能である。即ち、図12に示すよう
に、アドレスラベル編集SW(RAMマップ編集SW)
503がONかOFFかを判断し(STEP91)、O
Nの時には配列表示処理を行う(STEP92)。この
配列表示処理は、前述したSTEP10等で選択される
べきアドレスラベルを追加したり変更したりできる機能
であって、表1に示すようなアドレスラベル・テーブル
を追加変更することにより得られる。このテーブルには
各種データの他、物理量の変換式、例えば温度やエンジ
ンの回転数等の変換式を入力することもできるようにな
っている。また、このテーブルは1機種毎に編集できる
ものであって、新たなECUをチェックする場合には、
このテーブルを新たに作成することになる。これら編集
・追加されたアドレスラベルは、RAMマップのセーブ
(STEP93)として必要があれば機種毎、ECU毎
の機種データファイルにセーブされ(STEP94)、
必要がなければ廃棄される。
【0033】次手順のサンプリング時間表示(STEP
106)は、図2のサンプリング時間表示窓504に記
述した処理がどの位の時間で処理されているかを表示す
る機能であって、通常0.1から0.05秒位である。
この表示は表示項目が多くなるとサンプリング時間は遅
くなる。
【0034】次手順は、上記処理をファイルして終了す
るかファイルしないで終了するかを選択する手順であっ
て、SW505又はSW506を選択することにより実
行され、ファイルして終了SW505を選択すると(S
TEP107)、データセーブ処理を行い(STEP1
08)、ファイルせず終了SW506を選択すると(S
TEP109)、データをセーブせずに全ての処理を完
了する。
【0035】以上の作動フローをまとめると以下の様な
る。 1.A/D,D/A、定数データアクセス (1)読み込み/書き込みアドレス ・ファイルに記憶している名称リストから選択する方法
(デフォルト)とアドレスを直接数値で入力する方法を▲
▼で切換え選択可能。
【0036】(2)名称リスト指示 ・マウス操作で名称ボタンの▼をクリックすると、ドロ
ップダウン形式の名称リストを表示させ、リスト中から
選択可能。 ・名称リストは、RAMアドレステーブルファイルから
読み込んだデータから、 フェール属性以外のデータ
を抽出して作成。
【0037】 (3)アドレス指示 ・ECUに対して読み込み/書き込みを行うRAMアドレスを数値で指定。 ・手動入力とマウス操作による入力との両方が可能。 ・手動入力 :直接キーボードからアドレス数値を入力する(16進4桁)。 ・マウス入力:ノブ(ツマミ)のドラッグによるアドレスの変更 :▲をクリックでアドレスUP :▼をクリックでアドレスDOWN ・ファイルにフェール属性データとして記憶されているアドレスは表示しな い。
【0038】(4)A/D,D/A、定数データ読み込み
表示 ・名称リストまたはアドレス値で指定されたECUのR
AMのデータを受信して表示。 ・16進:指定したアドレスのRAMデー夕を受信し1
6進数で表示。 ・10進:指定したアドレスのRAMデータを受信し1
0進数で表示。 ・変換値:指定したアドレスのRAMデータを機種デー
タファイルの換算値を用いた換算式で変換し、後に単位
を付加して表示。 ・8ビットCPUのデータの一部で2アドレスで上位下
位で16ビットで処理しているアドレスのデータはRA
Mアドレステーブルファイルに明記しておけば、自動的
に2アドレスを読み込んで処理して表示。 ・16ビットCPUのデータの一部で2アドレスで上位
下位で32ビットで処理しているアドレスのデータはR
AMアドレステーブルファイルに明記しておけば、自動
的に2アドレスを読み込んで処理して表示。
【0039】(5)アクセスSW ・ECUに対して通信を開始する/停止するとともに、
グラフに波形を表示/非表示させる。 ・マウスでクリックすると、ON/OFFのトグル動作
する。
【0040】 (6)書込データ ・手動入力とマウス操作による入力の両方が可能。 ・手動入力:直接キーボードからデータ数値を入力(16進4桁)。 ・マウス入力:ノブ(ツマミ)のドラッグによるデータの変更。 :▲をクリックでデータ増加 :▼をクリックでデータ減少
【0041】(7)書き込みSW ・マウス入力:書き込みを処理を行う。 ・現在値と異なる値を入力して書き込みSWを押すと、
ECUへ書き込み動作する。
【0042】2.フェールデータアクセス (1)読み込み/書き込みアドレス ・ファイルに記憶している名称リストから選択する方法
(デフォルト)とアドレスを直接数値で入力する方法を▲
▼で切換え選択可能。 ※フェール以外の属性データを指定するとフェールラン
プ、グラフは表示させない。
【0043】(2)名称リスト指示 ・マウス操作で名称ボタンの▼をクリックすると、ドロ
ップダウン形式の名称リストが表示され、リスト中から
選択可能。 ・名称リストは、RAMアドレステーブルファイルから
読み込んだデータから、フェール属性のデータを抽出し
て作成。 ・各表示器に対し3個の名称ボタンを持たせ、3つのア
ドレスに対してはワンタッチ切り替えが可能とし、それ
以外はドロップダウン形式で選択可。
【0044】 (3)アドレス指示 ・ECUに対して読み込み/書き込みを行うRAMアドレスを数値で指定。 ・RAMアドレステーブルファイルから読み込んだデータから、フェール属性 以外のアドレスは表示させない。 ・手動入力とマウス操作による入力の両方が可能。 ・手動入力:直接キーボードからアドレス数値を入力(16進4桁)。 ・マウス入力:ノブ(ツマミ)のドラッグによるアドレスの変更。 :▲をクリックでアドレスUP :▼をクリックでアドレスDOWN
【0045】(4)フェール信号表示ランプ、ボタンSW ・ECUのRAMのフェールデータを読み込み、1ブロ
ック8個のランプの点灯消灯で表示。また、上位/下位
切替SWにより16ピットCPUに対応する表示。 ・ランプをクリックすることでSWの働きをさせ、現在
のビットの状態を反転させてECUに書き込み疑似的に
フェールを発生させたり消したりが可能。
【0046】(5)アクセスSW ・ECUに対して通信を開始する/停止するとともに、
グラフに波形を表示/非表示する。 ・マウスでクリックすると、ON/OFFのトグル動作
する。
【0047】3.グラフ表示 ・垂直軸は、アクセスSWがONのデータを表示。 ・A/D等は、10進/16進/変換値をグラフ出力切
換えボタンによって選択可能。 ・フェールは、16ピット分のフェールデータを10進
数に変換し表示。 ・水平軸は内蔵モジュールを用いた相対時間(ms単位) ・プ□ツトが右端までいくと自動的にスクロールさせ
る。また、手のアイコンで、自由にスクロールすること
が可能。 ・拡大/縮小は、左下のグラフパレットを操作して可
能。 ・オフセットは、各プロットごとに、オフセットを指定
可能。 ・プロット色は、プロット番号により異なる色となる。
【0048】4.モニタ動作の終了とデータの保存 (1)データ記憶SW ・SWがONの間、任意のアドレスに対して読み込んだ
データをそのままメモリに記憶。 ・メモリに記憶するデータは、グラフに表示する項目と
同じデータ。 ・「データ記憶SW」をON/OFFすることにより、
確認用LEDが点灯/消灯。
【0049】(2)ファイルせず終了SW ・ファイルせずにモニタ動作を終了し、パソコンにメモ
リしたデータは消去される。
【0050】(3)ファイルして終了SW ・データ記憶SWでメモリに記憶したデータを、ファイル
に保存したのちモニタ動作を終了。
【0051】5.補助機能 (1)アドレスラベル編集SW ・アドレスラベルは、最大45項目まで記憶可能。 ・サブウインドウを開き、RAMアドレステーブルファ
イルの編集が可能。 ・編集したアドレスラベルをRAMアドレステーブルフ
ァイルに保存。 ・アドレス入力方法は、手動入力、マウスによるスライ
ド入力とする。 ・アドレスラベルの編集は、キーボードから16進文字
列を入力。 ・戻るSWを押すと、サブウインドウを閉じてメイン画
面に復帰。
【0052】(2)電卓SW ・サブウインドウを開き、電卓画面を表示。 ・10進から16進変換、16進から10進変換をし
て、業務を補助する。 ・数値の入力は、直接キーボードから手動で数値を入力
するか、マウスにより▲をクリックして数字UP、▼を
クリックして数字DOWNさせて行う。 ・戻るSWを押すと、サブウインドウを閉じてメイン画
面に復帰。
【0053】(3)シリアル通信選択 ・下記の3つのモードからシリアル通信方式が選択可。 ・無効:通信は行わない。 ・16bit:16ビット非同期型及び同期型の通信を
行う。 ・8bit:8ビット非同期型および同期型の通信を行
う。 ・非同期型、同期型の通信の切換はインターフェース・
ハードウェアで行う。
【0054】(4)サンプリング時間表示 ・現在アクセスしているすべてのアドレスのデータを読
み出して、1周するサンプリング時間を表示。(ms単
位)
【0055】(5)保存データ表示 ・4の(3)でファイルに保存されたデータを読み出し、
再度グラフ表示。 ・戻るSWを押すことで、メインに戻る。
【0056】(6)一時停止SW ・データ記憶とECUアクセスなどの動作を一時停止さ
せる。グラフを戻してデータの確認などができる。 ・SWがON:一時停止/OFF:通常動作する(SW
はトグル動作させる)
【0057】
【発明の効果】以上に詳述したように、本発明にあって
は、各種のECUに応じて切換可能な通信機能を有する
インターフェースを利用するため、従来のような車種毎
の多種多様な動作解析装置を用意する必要がなくなり、
作業効率の向上のみならずコストの低減を図ることがで
きる。
【0058】また、ECUの動作条件や入力されている
各種センサの読み込み値、或いは各種出力値などを人間
が認識し易いように視覚的に表示するため、従来の様に
テーブル表を参照する煩雑さがなくなると共に入力ミス
や読取ミスが生じないために、作業効率の向上を図るこ
とができる。
【0059】さらに、パソコンを利用した場合には、画
面上で容易に入力及び確認作業が出来るばかりでなく、
プロクラムの追加修正が容易であり、さらにノート型パ
ソコンの場合にあっては、出先でも何時でも簡単に接続
して開発及び解析することができるため、非常に便利な
解析ツールとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る一実施例の構成を示すブロック
図である。
【図2】 表示画面の一例を示す図である。
【図3】 図1の実施例における動作手順を示すフロー
チャートである。
【図4】 図3におけるSTEP10の詳細を示すフロ
ーチャートである。
【図5】 図3におけるSTEP20の詳細を示すフロ
ーチャートである。
【図6】 図3におけるSTEP30の詳細を示すフロ
ーチャートである。
【図7】 図3におけるSTEP40の詳細を示すフロ
ーチャートである。
【図8】 図3におけるSTEP50の詳細を示すフロ
ーチャートである。
【図9】 図3におけるSTEP60の詳細を示すフロ
ーチャートである。
【図10】図3におけるSTEP70の詳細を示すフロ
ーチャートである。
【図11】図3におけるSTEP80の詳細を示すフロ
ーチャートである。
【図12】図3におけるSTEP90の詳細を示すフロ
ーチャートである。
【表1】アドレスラベルテーブル(機種テーブル)の一
例を示す表である。
【符号の説明】
100 動作状態表示装置 10 インターフェース 20 入力手段 30 加工手段 40 表示手段 50 保存手段 ECU 電子機器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年7月30日(2002.7.3
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】この点を詳述すると、まずSTEP10に
てアドレス選択処理を行うのであるが、この場合ラベル
選択301において各種の点検項目の選択を行う。例え
ば、本例においては、0349アドレスのFAIL1や
034AのFAIL2等、或いはラベル選択302で0
34Cの記憶1や034dの記憶2等を選択する。これ
らは、各ラベル選択301,302がドロップダウンメ
ニューにて他種類の物を選択できるようになっており、
表1に示すような各種の点検項目がある。 表1
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る一実施例の構成を示すブロック
図である。
【図2】 表示画面の一例を示す図である。
【図3】 図1の実施例における動作手順を示すフロー
チャートである。
【図4】 図3におけるSTEP10の詳細を示すフロ
ーチャートである。
【図5】 図3におけるSTEP20の詳細を示すフロ
ーチャートである。
【図6】 図3におけるSTEP30の詳細を示すフロ
ーチャートである。
【図7】 図3におけるSTEP40の詳細を示すフロ
ーチャートである。
【図8】 図3におけるSTEP50の詳細を示すフロ
ーチャートである。
【図9】 図3におけるSTEP60の詳細を示すフロ
ーチャートである。
【図10】図3におけるSTEP70の詳細を示すフロ
ーチャートである。
【図11】図3におけるSTEP80の詳細を示すフロ
ーチャートである。
【図12】図3におけるSTEP90の詳細を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】 100 動作状態表示装置 10 インターフェース 20 入力手段 30 加工手段 40 表示手段 50 保存手段 ECU 電子機器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の各種自動制御を行う電子制御装
    置などの電子機器の内部作動状態を表示する動作状態表
    示装置であって、 前記電子機器に応じて切換可能な通信機能を有するイン
    ターフェースと、前記電子機器の動作条件を入力する入
    力手段と、入力された各種設定値や前記電子機器からの
    各種出力値などのデータを所定形式に加工する加工手段
    と、加工手段からの出力に応じて人間が認識しやすいよ
    うに視覚的に表示する表示手段と、加工手段からのデー
    タを保存する保存手段とを備えたことを特徴とする電子
    機器の動作状態表示装置。
  2. 【請求項2】入力手段、加工手段、表示手段、及び保存
    手段はパーソナルコンピューターにより処理されること
    を特徴とする請求項1記載の電子機器の動作状態表示装
    置。
JP2001053798A 2001-02-28 2001-02-28 電子機器の動作状態表示装置 Pending JP2002321574A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020166827A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 株式会社キーエンス プログラマブル表示器及びこれを備えるプログラマブルロジックコントローラシステム

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