JP2002320622A - 脊椎骨矯正固定装置 - Google Patents

脊椎骨矯正固定装置

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JP2002320622A
JP2002320622A JP2001129810A JP2001129810A JP2002320622A JP 2002320622 A JP2002320622 A JP 2002320622A JP 2001129810 A JP2001129810 A JP 2001129810A JP 2001129810 A JP2001129810 A JP 2001129810A JP 2002320622 A JP2002320622 A JP 2002320622A
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screw
clamp
fixing
hole
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JP2001129810A
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Hiroichi Amino
博一 網野
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Kyocera Corp
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    • A61B17/58Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
    • A61B17/68Internal fixation devices, including fasteners and spinal fixators, even if a part thereof projects from the skin
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    • A61B17/7001Screws or hooks combined with longitudinal elements which do not contact vertebrae
    • A61B17/7032Screws or hooks with U-shaped head or back through which longitudinal rods pass
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ロッドの方向が調整可能な脊椎骨矯正固定装置
において、ロッド固定作業後に上記ロッドが動いてしま
わないようにする。 【解決手段】ロッドBと、このロッドBを挿通可能な割
り付貫通孔5を直径方向に備えた略球状の可動球体2
と、この可動球体2を挟持する2つの対向片10からな
る座部7を一方端側に、他方端側に螺子部9をそれぞれ
有する骨固定用螺子4と、上記可動球体2の外表面から
割り付貫通孔5に略直交方向に連通する螺子孔6と、こ
の螺子孔6に螺合し、その先端で上記ロッドBを押圧す
るためのクランプ螺子3と、このクランプ螺子3で押圧
された上記ロッドBを反対側から押圧するよう上記2つ
の対向片10の分岐部11に設けられたロッド押圧突起
22とからなる脊椎骨矯正固定装置1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は脊椎骨を所望の空間
配置にて保持するために使用する脊椎骨矯正固定装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から脊椎骨矯正のために、骨固定用
螺子に組み立てた2個以上の脊椎骨矯正固定装置とロッ
ドを用いた矯正術が行われている。この矯正術では、上
記脊椎骨矯正装置を脊椎骨のペディクルに螺入結合し、
専用の器具でもって、これら各脊椎骨矯正固定装置を所
望の位置に移動させ、この状態で、上記脊椎骨矯正装置
同士をロッドで連結することにより脊椎骨を所定の配置
に固定する。
【0003】このような矯正術に用いられる、従来の脊
椎骨矯正固定装置として特開平5−146451号に示
されるものがある。
【0004】この脊椎骨矯正固定装置20は、図10に
示すように頭部にU字状の座部21が形成された骨固定
用螺子22上にロッドBを取り付ける装置であって、上
記U字状の座部21の上側と螺合するクランプ螺子23
を有する。そして、このクランプ螺子23と上記座部2
1の底面25との間にロッドBを挿入するための割りリ
ング24を備える。
【0005】この割りリング24の外周面は凸状をな
し、上記クランプ螺子23を緩めた状態では、上記外周
面が座部21の底面25に摺接可能である。したがっ
て、この場合、ロッドBの向きを調整することができる
ようになっている。
【0006】これに対して、上記クランプ螺子23を締
め付けると、上記外周面は該クランプ螺子23の頭部に
設けられた相補的凹状面26と前記座部21の底面25
とに圧接し、その結果、上記割りリング24及びこれに
挿通したロッドBの動きが抑制される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の脊椎骨
矯正固定装置において、クランプ螺子を締め付けた状態
で割りリングが動いてしまうと、ロッドの方向が変わる
ので、脊椎骨を矯正している効果が失われてしまう。そ
のため、割りリングを固定するために大きな固定力が必
要である。
【0008】しかしながら、上記従来の脊椎骨矯正固定
装置は、割りリングをクランプ螺子で座部の底面に対し
て挟み込むことにより割りリングを固定しているに過ぎ
ない。そのため、割りリングの固定力は不十分で、クラ
ンプ螺子で締め付けている状態でもロッドに大きな応力
が作用すると、割りリングが動いてしまう恐れがあっ
た。
【0009】本発明は、こうした従来技術の課題に鑑み
てなされたもので、ロッドの方向が調整可能な脊椎骨矯
正固定装置において、ロッド固定作業後に上記ロッドが
動いてしまわないようにすることを目的とするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1の脊椎骨矯正固定装置は、ロッドと、このロッ
ドを挿通可能な割り付貫通孔を直径方向に備えた略球状
の可動球体と、この可動球体を挟持する2つの対向片か
らなる座部を一方端側に、他方端側に螺子部をそれぞれ
有する骨固定用螺子と、上記可動球体の外表面から割り
付貫通孔に略直交方向に連通する螺子孔と、この螺子孔
に螺合し、その先端で上記ロッドを押圧するためのクラ
ンプ螺子と、このクランプ螺子で押圧された上記ロッド
を反対側から押圧するよう上記2つの対向片の分岐部に
設けられたロッド押圧突起とからなることを特徴とす
る。
【0011】かかる構成の脊椎骨矯正固定装置によれ
ば、ロッドを、可動球体に挿入し、この可動球体を骨固
定用螺子の座部に配置してからクランプ螺子を締め付け
ていくことによって、ロッドを骨固定用螺子に対して固
定するものである。
【0012】上記クランプ螺子の締め付けにより、次の
ような作用が生ずる。
【0013】クランプ螺子の締め付けにより、ロッドは
骨固定用螺子のロッド押圧突起に押圧されるようにな
る。この状態で、クランプ螺子の締め付けを続けると、
可動球体がクランプ螺子の締め付け方向の逆方向に移動
する。これにより、可動球体の外表面が、骨固定用螺子
の座部をこの方向に強く押圧する。また、ロッドに対し
て、可動球体がクランプ螺子の締め付け方向の逆方向に
移動すると、ロッドが、球体の割り付貫通孔を拡大して
いく。それに伴い、割り付貫通孔に対向する部分が骨固
定用螺子の座部を強く押圧する。
【0014】このように、上記クランプ螺子の締め付け
により、可動球体の外表面が、ロッド押圧突起により押
圧を受ける方向と、割り付貫通孔が開く方向とに骨固定
用螺子の座部を強く押圧する。そして、その反作用によ
り、可動球体は骨固定用螺子の座部に強固に固定され
る。
【0015】他方、ロッドは、クランプ螺子とロッド押
圧突起との間で強く挟持され、可動球体内に固定され
る。
【0016】また、請求項2の脊椎骨矯正固定装置は、
筒状基部と、この筒状基部に備える上記ロッドを挿入す
るロッド挿入孔と、このロッド挿入孔内に挿入されたロ
ッドを固定するためのロッド固定手段と、前記ロッド挿
入孔の軸方向に対する略直交方向に前記筒状基部から延
出し、且つ、上記可動球体の割り付貫通孔に挿入可能な
棒状部と、上記ロッドを固定するためのロッド固定手段
とからなることを特徴とする。
【0017】かかる構成の脊椎骨矯正固定装置によれ
ば、ロッドを連結クランプの筒状基部に挿入し、この連
結クランプの棒状部を可動球体に挿入する。そして、こ
の可動球体を骨固定用螺子の座部に配置した状態で、ク
ランプ螺子を締め付けていき、可動球体および連結クラ
ンプの棒状部を骨固定用螺子上に固定する。また、連結
クランプのロッド固定手段によりロッドを連結クランプ
に固定する。
【0018】クランプ螺子の締め付けによる作用は、上
記請求項1の場合と同様であり、上記請求項1の説明に
おける可動球体に挿入されたロッドを連結クランプの棒
状部と読み替えたものとなる。
【0019】また、かかる請求項2の構成によれば、連
結クランプを介したロッドの固定形態により、例えば、
3個以上の脊椎をロッドにより連結して脊椎矯正を行う
場合であって、ロッドを骨固定手段に直接固定するのに
はどうしても無理があるような場合、連結クランプによ
ってロッドの固定位置を調整できる。
【0020】次に、請求項3の脊椎骨矯正固定装置は、
上記連結クランプにおけるロッド固定手段が、上記棒状
部を第1棒片と第2棒片とに分割し、且つ、上記筒状基
部のロッド挿入孔に連通するスリットであることを特徴
とする。
【0021】かかる脊椎骨矯正固定装置において、クラ
ンプ螺子の締め付けを行っていくと、連結クランプにお
けるスリットが閉まる。スリットが閉まるに伴い、連結
クランプにおける筒状部のロッド挿入孔が閉まる(径が
小さくなる)。そして、ロッド挿入孔の内壁がロッドの
外表面と密着し、ロッド挿入孔内にロッドが固定され
る。この請求項3の構成によれば、連結クランプの骨固
定用螺子に対する固定とロッドの連結クランプに対する
固定の両方が1つのクランプ螺子の締め付けにより可能
である。
【0022】請求項4の脊椎骨矯正固定装置は、上記棒
状部において、上記第1棒片は、前記クランプ螺子の先
端に押圧される第1被押圧面を有し、上記第2棒片は、
前記ロッド押圧突起に押圧される第2被押圧面を備え、
且つ、上記第1棒片よりも幅狭であり、さらに上記クラ
ンプ螺子を締め付けていったときに上記可動球体に非接
触であることを特徴とする。
【0023】かかる脊椎骨矯正固定装置は、クランプ螺
子の締め付けにより、連結クランプの棒状部に設けた第
1棒片がクランプ螺子の先端側に移動し、この移動の際
に、可動球体の割り付貫通孔を広げる。そして、この部
分の可動球体の外表面は骨固定用螺子の座部を押圧し、
その反作用として、可動球体が上記座部に固定される
(第1段階)。
【0024】また、さらにクランプ螺子の締め付けを行
うと、連結クランプにおけるスリットが閉まる。そし
て、スリットが閉まるに伴い、連結クランプにおける筒
状部のロッド挿入孔が閉まる(径が小さくなる)。この
とき、ロッド挿入孔の内壁がロッドの外表面と密着し、
ロッドがロッド挿入孔内に固定される(第2段階)。
【0025】そして、これよりさらにクランプ螺子の締
め付けを行うと、ロッドは骨固定用螺子のロッド押圧突
起に押圧されるようになる。この状態で、クランプ螺子
の締め付けを続けると、可動球体がクランプ螺子の締め
付け方向の逆方向に移動する。これにより、可動球体の
外表面が、骨固定用螺子の座部をこの方向に強く押圧す
るので、可動球体の固定をさらに強化することができ
る。
【0026】このように請求項4の構成によれば、骨固
定用螺子に対する連結クランプの固定→連結クランプに
対するロッドの固定という2段階の固定となる。したが
って、例えば、まず側方や沈み込みの矯正を行い、連結
クランプを骨固定用螺子に対して固定してから、その
後、脊椎骨の間隔を調整する作業を行うことができる。
したがって、脊椎骨の整復作業を確実・容易に行うこと
ができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面により説明する。 (請求項1の発明に係る脊椎骨矯正固定装置)図1〜図
5において、1は脊椎骨矯正固定装置、2は可動球体、
3はクランプ螺子、4は骨固定用螺子、5は割り付貫通
孔、6は螺子孔、7は座部、8は球面状保持面、9は螺
子部、10は対向片である。また、Bは上記脊椎骨矯正
固定装置1同士を連結するためのロッドである。図1に
示すように、上記脊椎矯正固定装置1は、骨固定用螺子
4上に可動球体2を組み合わせ、この可動球体2にロッ
ドBを組み合わせ、さらに可動球体2にクランプ螺子3
を組み合わせるよう構成されている。
【0028】図2に示すように、上記可動球体2は全体
として略球状をなし、割り付貫通孔5と螺子孔6を備え
る。上記割り付貫通孔5は球の直径方向に形成され、ま
た上記螺子孔6は外表面から上記割り付貫通孔5に直交
且つ連通する。上記螺子孔6は、割り付貫通孔5に備え
る割りスリット5aとは反対側の外表面に開口する。
【0029】上記割り付貫通孔5には、脊椎骨矯正固定
装置1同士を連結するためのロッドBを挿入可能であ
る。また、上記螺子孔6には、上記クランプ螺子3が螺
合する。そして、このクランプ螺子3の先端で割り付貫
通孔5に挿入されたロッドBを押圧することができる。
【0030】後述するように、本発明の脊椎骨矯正固定
装置1は上記クランプ螺子3の締め付けによってロッド
Bを固定可能とする。
【0031】図3に示すように、上記骨固定用螺子4は
一方端側に螺子部9を備える。また、他方端側の頭部に
は上記可動球体2を受容する座部7を備えている。この
座部7は上記可動球体2を挟持する2つの対向片10,
10、並びに、曲凹状の根元部11を備える。この根元
部11から上記対向片10,10が分岐する。また、こ
の対向片10,10の分岐部としての根元部11には、
底面12が設けられいて、この底面12上にロッド押圧
突起22が形成されている。このロッド押圧突起22は
後述するように、ロッドBを押圧するためのものであ
る。
【0032】上記2つの対向片10,10は、それらの
対向側に上記可動球体2を保持する球面状保持面8,8
を備える。
【0033】図4に示すように、上記クランプ螺子3
は、一方端に六角孔31が形成されている。この六角孔
31に六角レンチを嵌合することにより、クランプ螺子
3の締め付け作業を行うことができる。
【0034】図4に示すように、上記可動球体2におい
て割り付貫通孔5に沿った方向(小径方向)D1−D1
の長さL1は、これに水平に直交する方向(大径方向)
D2−D2の長さL2よりも短く設定されている。ま
た、この小径方向D1−D1の長さL1は、座部7のU
字状をした溝開口S1の長さL3より僅かに小さく設定
されている。
【0035】この構造により、上記脊椎骨矯正固定装置
1において、上記可動球体2を座部7に備える対向片1
0,10間の溝S内に容易に装着することができる。
【0036】すなわち、連結クランプ15の棒状部19
を装着する前に、可動球体2の割り付貫通孔5に沿った
方向(小径方向)D1−D1を、上記座部7の溝Sに直
交する方向D3−D3に合わせる。この方向D3−D3
は、U字状の溝開口S1がなす平面に平行である。そし
て、可動球体2をこの体勢のまま上記溝S内に挿入す
る。このとき、上述のように[溝開口S1の長さL3>
上記小径方向D1−D1の長さL1]、であるので、こ
のような可動球体2の座部7内への挿入が可能である。
【0037】そして、挿入した可動球体2を骨固定用螺
子4の軸まわりに90°回転させることにより、図5に
示すように、座部7のU字状の溝開口S1に可動球体2
の割り付貫通孔5が開口するよう、位置させることがで
きる。こうして、上記ロッドBを可動球体2の割り付貫
通孔5に挿入できる状態となる。
【0038】次に、上記脊椎骨矯正固定装置1におけ
る、クランプ態様について説明する。
【0039】図5は、本脊椎矯正固定装置1における、
ロッドBの固定態様を説明するための図である。上記脊
椎骨矯正固定装置1において、可動球体2の割り付貫通
孔5にロッドBを挿通した状態で、上記クランプ螺子3
を締め付けると、ロッドBは骨固定用螺子4のロッド押
圧突起22に押圧されるようになる。この状態で、クラ
ンプ螺子3の締め付けを続けると、可動球体2がクラン
プ螺子3の締め付け方向の逆方向に移動する。これによ
り、可動球体2の外表面が、骨固定用螺子4の座部7を
この方向に強く押圧する。また、可動球体2がクランプ
螺子3の締め付け方向の逆方向に移動すると、ロッドB
が、割り付貫通孔5を拡大していく。それに伴い、割り
付貫通孔5に対向する部分が骨固定用螺子4の座部7を
強く押圧する。
【0040】このように、上記クランプ螺子3の締め付
けにより、可動球体2の外表面が、ロッド押圧突起22
により押圧を受ける方向と、割り付貫通孔5が開く方向
とに骨固定用螺子4の座部7を強く押圧する。そして、
その反作用により、可動球体2は骨固定用螺子4の座部
7に強固に固定される。
【0041】他方、ロッドBは、クランプ螺子3と突起
22との間で強く挟持され、可動球体内2に固定され
る。
【0042】このような脊椎骨矯正固定装置1におけ
る、ロッドB及び可動球体2の固定態様によれば、非常
に大きな固定力を得ることができる。 (請求項2の発明に係る脊椎骨矯正固定装置)図6に、
請求項2の発明に係る脊椎骨矯正固定装置1を示す。
【0043】この脊椎骨矯正固定装置1は、図6に示す
ように、上記ロッドBを固定するとともに上記可動球体
2に組み合わされる連結クランプ15をさらに備え、こ
の連結クランプ15は、上記ロッドBを挿入するロッド
挿入孔17を有する筒状基部16と、前記ロッド挿入孔
17の軸方向に対し略直交する方向に前記筒状基部16
から延出し、且つ、前記可動球体2の割り付貫通孔5に
挿入可能な棒状部19と、上記ロッドBを固定する手段
としてのクランプ螺子32とを備えたことを特徴とす
る。
【0044】かかる構成の脊椎骨矯正固定装置1におい
て、ロッドBを連結クランプ15の筒状基部16に挿入
し、この連結クランプ16の棒状部19を可動球体2に
挿入し、この可動球体2を骨固定用螺子4の座部7に配
置した状態でクランプ螺子3を締め付けていく。また、
連結クランプ15のクランプ螺子32によりロッドBを
連結クランプ15に固定する。
【0045】クランプ螺子3の締め付けによる作用は、
上記請求項1の場合と同様であり、上記請求項1の説明
における、ロッドBを連結クランプ15の棒状部19と
読み替えたものとなる。
【0046】また、かかる請求項2の構成によれば、連
結クランプ15を介したロッドBの固定形態により、例
えば、3個以上の脊椎をロッドBにより連結して脊椎矯
正を行う場合であって、ロッドBを骨固定手段に直接固
定するのにはどうしても無理があるような場合、連結ク
ランプ15によってロッドBの固定位置を調整できる。
【0047】なお、図7は、図6の脊椎骨矯正装置をZ
矢印の方向に見た図であり、同図に示すように、前記骨
固定用螺子4に設けたロッド押圧突起22は、連結クラ
ンプ15の棒状部19の方向決めが容易になるように末
広がり形状となっており、比較的狭い面積で上記棒状部
と接している。 (請求項3の発明に係る脊椎骨矯正装置)図8〜図9に
請求項3の発明に係る脊椎骨矯正装置1を示す。
【0048】この脊椎骨矯正固定装置1は、上記連結ク
ランプ15におけるロッド固定手段が、棒状部19を第
1棒片20と第2棒片21とに分割し、且つ、上記筒状
基部16のロッド挿入孔17に連通するスリット18で
あることを特徴とする。
【0049】かかる脊椎骨矯正固定装置1において、ク
ランプ螺子3の締め付けを行っていくと、連結クランプ
15におけるスリット18が閉まる。スリット18が閉
まるに伴い、連結クランプ15における筒状部のロッド
挿入孔17が閉まる(径が小さくなる)。そして、ロッ
ド挿入孔17の内壁がロッドBの外表面と密着し、ロッ
ドBがロッド挿入孔17内に固定される。この請求項3
の構成によれば、連結クランプ15の骨固定用螺子4に
対する固定とロッドBの連結クランプ15に対する固定
の両方が、1つのクランプ螺子3の締め付けにより可能
である。
【0050】また、上記棒状部19において、上記第1
棒片20は、前記クランプ螺子3の先端に押圧される第
1被押圧面23を有し、他方、上記第2棒片21は、前
記ロッド押圧突起に押圧される第2被押圧面24を備
え、且つ、上記第1棒片20よりも幅狭であり、さらに
上記クランプ螺子3を締め付けていったときに上記可動
球体2に非接触である。
【0051】上記脊椎骨矯正固定装置1において、ま
ず、前述のように可動球体2が骨固定用螺子の2つの対
向片10,10間に固定される。すなわち、クランプ螺
子3の締め付けにより、連結クランプ15の棒状部19
に設けた第1棒片はクランプ螺子3の先端側に移動し、
この移動の際に、可動球体2の割り付貫通孔5を広げ
る。そして、この部分の可動球体2の外表面は骨固定用
螺子4の座部7を押圧し、その反作用として、可動球体
2が上記座部7に固定される(第1段階)。
【0052】この状態で、クランプ螺子3の締め付けを
続けると、連結クランプ15におけるスリット18が閉
まる。スリット18が閉まるに伴い、連結クランプ15
における筒状部のロッド挿入孔17が閉まる(径が小さ
くなる)。そして、ロッド挿入孔17の内壁がロッドB
の外表面と密着し、ロッドBがロッド挿入孔17内に固
定される(第2段階)。
【0053】これよりさらに、クランプ螺子3の締め付
けを続けると、上記可動球体2がクランプ螺子3の締め
付け方向の逆方向に移動する。これにより、可動球体2
の外表面が、骨固定用螺子4の座部7をこの方向に強く
押圧し、可動球体2を固定する力を補強することができ
る。なお、連結クランプ15の棒状部19は、クランプ
螺子3と突起22との間で強く挟持され、可動球体2内
に固定される。
【0054】上記の構成によれば、骨固定用螺子4に対
する連結クランプ15の固定→連結クランプ15に対す
るロッドBの固定という2段階の固定となる。したがっ
て、例えば、まず側方や沈み込みの矯正を行い、連結ク
ランプ15を骨固定用螺子4に対して固定してから、そ
の後、脊椎骨の間隔を調整する作業を確実・容易に行う
ことができる。
【0055】以上、本発明の実施形態を例示したが、本
発明は、上記実施形態に限定されるものでないことは言
うまでもない。発明の目的を逸脱しない限り、任意の形
態とすることができる。
【0056】
【発明の効果】以上のように、本発明の脊椎骨矯正固定
装置は、ロッドと、このロッドを挿通可能な割り付貫通
孔を直径方向に備えた略球状の可動球体と、この可動球
体を挟持する2つの対向片からなる座部を一方端側に、
他方端側に螺子部をそれぞれ有する骨固定用螺子と、上
記可動球体の外表面から割り付貫通孔に略直交に連通す
る螺子孔と、この螺子孔に螺合し、その先端で上記ロッ
ドを押圧するためのクランプ螺子と、このクランプ螺子
で押圧された上記ロッドを反対側から押圧するよう上記
2つの対向片の分岐部に設けられたロッド押圧突起とか
らなるので、ロッドを、可動球体に挿入し、この可動球
体を骨固定用螺子の座部に配置してからクランプ螺子を
締め付けていくことによって、ロッドを骨固定用螺子に
対して固定することができる。この際、上記クランプ螺
子の締め付けにより、可動球体の外表面が、割り付貫通
孔が開く方向と、ロッド押圧突起により押圧を受ける方
向に、骨固定用螺子の座部を強く押圧する。そして、そ
の反作用により、可動球体は骨固定用螺子の座部に強固
に固定される。他方、ロッドは、クランプ螺子とロッド
押圧突起との間で強く挟持され、可動球体内に固定され
る。
【0057】また、上記脊椎骨矯正固定装置は、筒状基
部と、この筒状基部に備える上記ロッドを挿入するロッ
ド挿入孔と、このロッド挿入孔内に挿入されたロッドを
固定するためのロッド固定手段と、前記ロッド挿入孔の
軸方向に対する略直交方向に前記筒状基部から延出し、
且つ、上記可動球体の割り付貫通孔に挿入可能な棒状部
と、上記ロッドを固定するためのロッド固定手段とから
なる連結クランプを用いることができる。この場合、ロ
ッドを連結クランプの筒状基部に挿入し、この連結クラ
ンプの棒状部を可動球体に挿入し、この可動球体を骨固
定用螺子の座部に配置した状態でクランプ螺子を締め付
けていくことで、連結クランプを用いない前述の場合と
同様の作用により連結クランプが骨固定用螺子に対して
強固に固定可能である。なお、ロッドは、連結クランプ
のロッド固定手段により連結クランプに固定される。
【0058】また、かかる連結クランプを介したロッド
の固定形態によれば、例えば、3個以上の脊椎をロッド
により連結して脊椎矯正を行う場合であって、ロッドを
骨固定手段に直接固定するのにはどうしても無理がある
ような場合、連結クランプによってロッドの固定位置を
調整できる。
【0059】次に、本発明の脊椎骨矯正固定装置におい
て、上記連結クランプにおけるロッド固定手段が、棒状
部を第1棒片と第2棒片とに分割し、且つ、上記筒状基
部のロッド挿入孔に連通するスリットであるようにする
ことができる。この場合、クランプ螺子の締め付けを行
っていくと、連結クランプにおけるスリットが閉まる。
スリットが閉まるに伴い、連結クランプにおける筒状部
のロッド挿入孔が閉まる(径が小さくなる)。そして、
ロッド挿入孔の内壁がロッドの外表面と密着し、ロッド
がロッド挿入孔内に固定される。この請求項3の構成に
よれば、連結クランプの骨固定用螺子に対する固定とロ
ッドの連結クランプに対する固定の両方が、1つのクラ
ンプ螺子の締め付けにより可能である。
【0060】また、上記棒状部において、上記第1棒片
は、前記クランプ螺子の先端に押圧される第1被押圧面
を有し、他方、上記第2棒片は、前記ロッド押圧突起に
押圧される第2被押圧面を備え、且つ、上記第1棒片よ
りも幅狭であり、さらに上記クランプ螺子を締め付けて
いったときに上記可動球体に非接触であるようにするこ
とで、骨固定用螺子に対する連結クランプの固定→連結
クランプに対するロッドの固定という2段階の固定とな
る。したがって、例えば、まず側方や沈み込みの矯正を
行い、連結クランプを骨固定用螺子に対して固定してか
ら、その後、脊椎骨の間隔を調整する作業を行うことが
できる。したがって、脊椎骨の整復作業を確実・容易に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願請求項1に係る発明の脊椎骨矯正固定装置
の斜視図である。
【図2】図1の脊椎骨矯正固定装置を構成する可動球体
の斜視図である。
【図3】図1の脊椎骨矯正固定装置を構成する骨固定用
螺子を示し、(a)(c)は斜視図、(b)は平面図で
ある。
【図4】図1の脊椎骨矯正固定装置の斜視図である。
【図5】図1の脊椎骨矯正固定装置の平面図である。
【図6】本願請求項2に係る発明の脊椎骨矯正固定装置
の斜視図である。
【図7】図6の脊椎骨矯正固定装置のZ矢視図である。
【図8】本願請求項3に係る発明の脊椎骨矯正固定装置
の斜視図である。
【図9】図8の脊椎骨矯正固定装置の平面図である。
【図10】従来の脊椎骨矯正固定装置の分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 脊椎骨矯正固定装置 2 可動球体 3 クランプ螺子 4 骨固定用螺子 5 割り付貫通孔 6 螺子孔 7 座部 8 球面状保持面 9 螺子部 10 対向片 11 根元部 14 底面 15 連結クランプ 16 筒状基部 17 ロッド挿入孔 18 割りスリット 19 棒状部 20 第1棒片 21 第2棒片 22 ロッド押圧突起 23 第1被押圧面 24 第2被押圧面 32 クランプ螺子(ロッド固定手段) B ロッド S 溝 S1 溝開口 D1〜D3 方向 L1〜L3 長さ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロッドと、このロッドを挿通可能な割り付
    貫通孔を直径方向に備えた略球状の可動球体と、この可
    動球体を挟持する2つの対向片からなる座部を一方端側
    に、他方端側に螺子部をそれぞれ有する骨固定用螺子
    と、上記可動球体の外表面から割り付貫通孔に略直交方
    向に連通する螺子孔と、この螺子孔に螺合し、その先端
    で上記ロッドを押圧するためのクランプ螺子と、このク
    ランプ螺子で押圧された上記ロッドを反対側から押圧す
    るよう上記2つの対向片の分岐部に設けられたロッド押
    圧突起とからなることを特徴とする脊椎骨矯正固定装
    置。
  2. 【請求項2】上記ロッドを固定するとともに上記可動球
    体に組み合わされる連結クランプをさらに備え、この連
    結クランプは、筒状基部と、この筒状基部に備える上記
    ロッドを挿入するロッド挿入孔と、このロッド挿入孔内
    に挿入されたロッドを固定するためのロッド固定手段
    と、上記ロッド挿入孔の軸方向に対する略直交方向に上
    記筒状基部から延出し、且つ、上記可動球体の割り付貫
    通孔に挿入可能な棒状部とからなることを特徴とする請
    求項1記載の脊椎骨矯正固定装置。
  3. 【請求項3】上記連結クランプにおけるロッド固定手段
    が、上記棒状部を第1棒片と第2棒片とに分割し、且
    つ、上記筒状基部のロッド挿入孔に連通するスリットで
    あることを特徴とする請求項2記載の脊椎骨矯正固定装
    置。
  4. 【請求項4】上記棒状部において、上記第1棒片は、上
    記クランプ螺子の先端に押圧される第1被押圧面を有
    し、上記第2棒片は、上記ロッド押圧突起に押圧される
    第2被押圧面を備え、且つ、上記第1棒片よりも幅狭で
    あり、さらに上記クランプ螺子を締め付けていったとき
    に上記可動球体に非接触であることを特徴とする請求項
    3記載の脊椎骨矯正固定装置。
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