JP2002320516A - ヘアーキャップ兼用ケープ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 染毛の際、従来はケープ、上着、ヘアー
キャップ等別々に専用品を使用しているので、手間が掛
かり、着脱の際に染毛液が他の物に付着する危険があ
る。 【解決手段】 長方形で柔軟な薄地の合成樹脂シートの
周囲を折り返して接着し、上辺にゴム紐を通し、ゴム紐
の両端を合わせて緊縛し、左上端のリングに緊縛した紐
を左辺、下辺、右辺、左下端のリング、右下端のリング
を通して端末を右上端のリングに緊縛した構成であっ
て、染毛の際にケープとして使用し、染毛後はヘアーキ
ャップとして使用する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、染毛の際に美容
用品として使用されるヘアーキャップ兼用ケープであ
る。

【０００２】

【従来の技術】染毛の際には、染毛液が首や衣服に付着
しないようにケープや上着を着用している。染毛後は、
別に用意したヘアーキャップを被っている。このよう
に、染毛専用のケープ、上着、ヘアーキャップ等が使用
されている。

【０００３】

【発明の解決しようとする課題】染毛液が皮膚、衣服、
壁、柱、家具等に付着すると落ちにくいので、予め、染
毛液を付着させない方法を講じておく必要がある。この
ため、各種のケープ、上着、ヘアーキャップ等が開発さ
れている。ケープや上着を着用して染毛を終わった後、
ケープや上着を脱ぎ、染毛液が乾くまでヘアーキャップ
を被っていないと、髪に付いた染毛液が他の物に付着す
る危険がある。また、ケープや上着を染毛後も着用して
いると、ケープや上着に付着した染毛液が他の物を汚す
危険もある。このように、従来のケープ、上着、ヘアー
キャップ等、個別に使用する欠点が見られる。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この発明においては、ケ
ープとヘアーキャップを兼用で使用できるようにしてい
る。染毛中は、ケープを広げて肩、胸、背中を覆い、染
毛終了後は、首に掛けていた込む紐６を額に移し、ケー
プの端を頭上に上げて紐７を締めて髪を包む方法であ
る。このために、長方形のシート１の周囲を折り返して
縫着または接着してゴム紐６や紐７をシートの周囲に通
している。上辺２の折り返しにはゴム紐６を通し、首回
りにケープを巻ける程度の長さにしてゴム紐６の両端を
緊縛する。左上端のリング８に紐７の端を固着し、紐７
を左辺３を通し、左下端のリング９を経由して下辺４を
通し、右下端のリング１０を経由して右辺５を通し、紐
７の端末を右上端のリング１１に固着している。

【０００５】使用方法は、ゴム紐６を広げて頭からケー
プを被り、肩、胸、背中をシート１で覆うようにする。
染毛中はこの状態を保ち、染毛終了後は前部のゴム紐６
を額に上げ、シート１の前部を額の髪の毛の生え際に移
動し、シート１の後部を首筋の髪の毛の生え際に残す。
シート１の左下端のリング９と右下端のリング１０を指
で摘まみ、上方へ持ち上げる。リング９と１０を合わせ
て引くと紐７が引かれ、シート１は窄まり、紐７が引き
出される。紐７を邪魔にならないように結んで短くし、
染毛後の髪の毛をケープ内に包み込むことで、ヘアーキ
ャップを被った状態を生じさせることができる。このよ
うに、、ケープに付着した染毛液と髪の毛の染毛液を、
この発明になるヘアーキャップ兼用ケープ内に染毛液が
乾くまで保持することができる。

【０００６】

【発明の実施の形態】この発明になるヘアーキャップ兼
用ケープ歯、透明、無地、薄地の防水素材のシートを使
用しているが、各種の色物や模様、或いは、花、動物、
魚等をあしらった柄物とすることができる。男女共通に
使用することができ、軽く安価である。シートの折り返
し部分の接着は、縫着、接着剤による接着、熱圧着等が
考えられる。

【０００７】

【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
１はこの発明のヘアーキャップ兼用ケープの斜視図であ
る。ケープはシート１の周囲を折り返して上辺２にゴム
紐６を通して結び、左辺３、下辺４、右辺５の折り返し
部分に紐７を通し、四隅でリング８、９、１０、１１に
連結している。ゴム紐６は縮んだ状態であるので、ケー
プを使用するときは、ゴム紐６を伸ばして頭から被り、
首にケープを掛ける。着衣はケープによって保護される
ので、染毛液が衣服に付着することがなくなる。

【０００８】図２はこの発明のヘアーキャップ兼用ケー
プの正面図である。ゴム紐６の結び目を解いた状態を示
している。シート１は長方形であって、四辺が折り返さ
れ、上辺２にはゴム紐６が通っている。左辺３、下辺
４、右辺５には一本の紐７が通り、シート１の四隅でリ
ング８、９、１０、１１と連結している。紐７は上端の
リング８、１１と緊縛されていて、下端のリング９、１
０の中を紐７が通り抜けた構成である。

【０００９】図３はこの発明のヘアーキャップ兼用ケー
プの使用例であり、ケープを首に掛けた状態を示してい
る。この状態で染毛を行えば、両手を自由に使え、染毛
液が衣服に付着することがない。

【００１０】図４はこの発明のヘアーキャップ兼用ケー
プの使用例である。ケープの前部を額に移動し、リング
９、１０を摘まんで紐７を引こうとする状態を示してい
る。

【００１１】図５はこの発明のヘアーキャップ兼用ケー
プの使用例である。ケープの前部を額に移動し、リング
９、１０を引いてシート１を縮め、ケープをヘアーキャ
ップに変えて髪を包んだ状態を示している。

【００１２】

【発明の効果】この発明のヘアーキャップ兼用ケープを
使用すると、ケープとヘアーキャップを別々に購入する
必要がなく、ケープとして使用後、そのままヘアーキャ
ップに流用することができる。

【００１３】製造も簡単で、安価であるため、量産に適
し、汚れたときは気軽に新品を使用できるので衛生的で
あり、ファッション性にも富んでいる。

【００１４】染毛以外にも、洗顔で襟や胸元を濡らした
くないときや、入浴中に髪を濡らしたくないときにも利
用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】斜視図

【図２】正面図

【図３】使用例

【図４】使用例

【図５】使用例

【符号の説明】

１ シート ２ 上辺 ３ 左辺 ４ 下辺 ５ 右辺 ６ ゴム紐 ７ 紐 ８ リング ９ リング １０ リング １１ リング

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】長方形で柔軟な薄地の合成樹脂シート
   （１）の周囲を折り返して接着し、上辺（２）にゴム紐
   （６）を通し、ゴム紐（６）の両端を合わせて緊縛し、
   左上端のリング（８）に緊縛した紐（７）を左辺
   （３）、下辺（４）、右辺（５）、左下端のリング
   （９）、右下端のリング（１０）を通して端末を右上端
   のリング（１１）に緊縛した構成であって、染毛の際に
   ケープとして使用し、染毛後はヘアーキャップとして使
   用できることを特徴としたヘアーキャップ兼用ケープ。