JP2002316617A - 車両用盗難防止装置 - Google Patents

車両用盗難防止装置

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JP2002316617A
JP2002316617A JP2001124486A JP2001124486A JP2002316617A JP 2002316617 A JP2002316617 A JP 2002316617A JP 2001124486 A JP2001124486 A JP 2001124486A JP 2001124486 A JP2001124486 A JP 2001124486A JP 2002316617 A JP2002316617 A JP 2002316617A
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vehicle
theft
function
criminal
stolen
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JP2001124486A
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English (en)
Inventor
Shinya Iwata
真也 岩田
Hidenori Tsuchida
秀憲 土田
Hironobu Akita
裕宣 秋田
Hisashi Fujii
久士 藤井
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両や車載機器の盗難に対し、犯人を映像、
音、通信等を利用して驚かすのみではなく、犯人逮捕に
結びつけることも可能にする。 【解決手段】 ナビゲーション機器に常駐位置を設定す
ると、ナビCPU3は、車両が常駐位置に駐車している
か否かを判断する。車両CPU4は、常駐位置に駐車し
ていないと判断される状態がたとえば3日以上継続する
とき、盗難防止機能を作動させる。盗難防止機能は、種
々用意され、たとえばエアバッグ26を作動させて犯人
の車室内で不自由にさせたり、ドアロック回路27で犯
人を車室に閉じこめ、犯人逮捕に結びつく可能性を高め
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などの車両
や、車両に搭載されている車載機器に対する盗難を防止
する車両用盗難防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車などの車両は、車両自
体も、車内に搭載されている車載機器も、盗難の目標と
なりうるので、各種の盗難防止対策が考えられている。
盗難防止用の代表的なセキュリティ製品には、運転手以
外の者が車両に近づくと音を鳴らして犯人を車両に近づ
かせないようにするものや、IDコードを入力しない
と、パワーオンしないオーディオ機器等がある。
【0003】たとえば、本件出願人は、特開平10−1
54279号公報で、車両に搭載されるオーディオ機器
等の盗難を防止するために、車両の異変を検知すると、
車両に搭載される電子機器の表示器を点灯させる盗難防
止装置を提案している。この提案に基づいて、車両のガ
ラスが割られたり、鍵を壊されたのを検知すると、オー
ディオ機器の表示器やディスプレイ装置の表示画面に、
「取るな」などの警告を表示するような盗難防止も図る
ことができる。
【0004】特開平8−310346号公報には、セキ
ュリティ機能がオンになっている状態でイグニッション
キースイッチをオンにすると、スピーカから大音量の音
響出力を発生させる車両用セキュリティ装置が開示され
ている。この考え方に基づけば、車両のガラスが割られ
たり、鍵を壊されたのを検知すると、オーディオ機器か
ら最大音量で音楽を流すことなどによって、盗難防止を
図ることも可能となる。
【0005】特開平7−146993号公報には、住宅
の玄関先に人体検知センサとカメラとを設置し、玄関先
に不審者が来訪するような場合に、カメラで撮像した
り、警報音を発生したりするセキュリティ玄関管理シス
テムが開示されている。この先行技術の考え方を、前述
の車両についての先行技術と組合わせれば、車両のガラ
スが割られたり、鍵を壊されたのを検知すると、車内に
備付けのビデオカメラのスイッチがオンになり、録画を
進めることによって、盗難防止を図ることも可能にな
る。
【0006】特開平11−328548号公報には、車
載電子機器の電源コネクタを外すと盗難防止装置が警報
を発生し続け、盗難防止装置を除去すると車載電子機器
が動作不能となって、盗難防止を図ることができるとい
う考え方が開示されている。この考え方に基づけば、車
載のオーディオ機器を固定するブラケットなどが外され
た瞬間に、クラクションが鳴り始め、ブラケットなどを
元に戻すまでずっと鳴り続けることによって盗難防止を
図る考え方などにも想到しうる。
【0007】特開平11−310107号公報には、適
切なパスワードを入力しないと、車両の走行が不能にな
るように制御する盗難防止用車両走行不能装置が開示さ
れている。特開平11−139251号公報には、遠隔
操作によって車両のエンジンを始動する際に,IDコー
ドを受信し、受信IDコードが基準IDコードに一致す
るときのみエンジンの始動を可能にするエンジン始動装
置が開示されている。これらの考え方に基づき、イグニ
ッションキースイッチの操作でエンジンを始動させよう
とするときに、適切なIDコードを入力しなければ、エ
ンジンを始動させないようにして盗難防止を図ることも
考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、車両ま
たは車載機器の盗難防止については、種々の対策が考え
られている。しかしながら、盗難を働こうとする犯人を
驚かすことができる効果はあっても、犯人の逮捕など、
より有効な効果が必ずしも得られるとは限らない。
【0009】本発明の目的は、車両や車載機器の盗難に
対し、犯人を映像、音、通信等を利用して驚かすのみで
はなく、犯人逮捕に結びつけることも可能な車両用盗難
防止装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両に搭載さ
れ、該車両または車載機器の盗難防止を図る車両用盗難
防止装置において、予め定める常駐位置に車両が駐車し
ているか否かを判断する常駐位置判断手段と、常駐位置
判断手段によって車両が常駐位置に駐車していないと判
断される状態が予め定める期間以上継続するとき、予め
設定される盗難防止機能を作動させる盗難防止手段とを
含むことを特徴とする車両用盗難防止装置である。
【0011】本発明に従えば、車両用盗難防止装置は、
車両に搭載され、該車両または車載機器の盗難防止を図
るために、常駐位置判断手段と盗難防止手段とを含む。
盗難防止手段は、車両が予め定める常駐位置に駐車して
いないと常駐位置判断手段によって判断される状態が予
め定める期間以上継続するときに、予め設定される盗難
防止機能を作動させる。車両が盗難にあって常駐位置か
ら離れる期間が予め定める期間以上継続すれば、盗難防
止機能を作動させるので、通常の車両の使用では盗難防
止機能を作動させず、盗難にあえば有効に作動させるこ
とができる。盗難が確実になってから盗難防止機能を作
動させるので、犯人逮捕に結びつく可能性が高い機能を
用いることが可能となる。
【0012】また本発明で、前記盗難防止手段は、前記
盗難防止機能を、車両のエンジンを始動させようとする
際に、予め定めるコードが入力されないときに作動させ
ることを特徴とする。
【0013】本発明に従えば、車両が常駐位置を離れる
期間が長くなっても、正当な運転者などは、予め定める
コードを入力することによってエンジンを始動すること
ができるけれども、犯人はコードを知ることはないの
で、エンジンを始動させることはできなくなってしま
う。
【0014】また本発明は、目的地までの走行経路を自
動的に探索して設定するナビゲーション手段をさらに含
み、前記盗難防止手段は、前記盗難防止機能として、ナ
ビゲーション手段に前記常駐位置を目的地とする走行経
路を探索させ、車両が探索された走行経路から外れると
きは、予め設定される低速度以下となるように、車両の
走行速度を制限することを特徴とする。
【0015】本発明に従えば、車両が盗難にあって常駐
位置を離れても、車両を走行させれば常駐位置に戻るよ
うな走行経路がナビゲーション手段によって探索され、
車両が常駐位置に戻って犯人逮捕に結びつけることがで
きる。車両の走行経路を、常駐位置に戻る経路から外れ
させようとしても、走行速度が低速度に制限されてしま
うので、犯人が車両を利用して逃亡することを有効に阻
止することができる。
【0016】さらに本発明は、車両に搭載され、該車両
または車載機器の盗難防止を図る車両用盗難防止装置に
おいて、車両に対し、無理に侵入する際に生じる破壊行
為を検知する破壊行為検知手段と、予め設定される盗難
防止機能を作動させる盗難防止手段であって、車内に備
付けのマイクロホンと、マイクロホンへの音響入力を録
音する録音手段と、車外に音響出力を発生可能なスピー
カと、破壊行為検知手段によって、車両への侵入が行わ
れていると判断されるとき、録音手段を作動させるとと
もに、スピーカによってマイクロホンへの音響入力を車
外に出力させる制御手段とを備える盗難防止手段とを、
含むことを特徴とする車両用盗難防止装置である。
【0017】本発明に従えば、車両用盗難防止装置は、
車両に搭載され、該車両または車載機器の盗難防止を図
るために、破壊行為検知手段と盗難防止手段とを含む。
盗難防止手段は、車内に備付けのマイクロホンと、マイ
クロホンへの音響入力を録音する録音手段と、車外に音
響出力を発生可能なスピーカと、制御手段とを備える。
何者かが無理に車両に侵入しようとして、窓ガラスを割
ったり鍵を壊したりする破壊行為を行うと、破壊行為検
知手段によって検知される。盗難防止手段は、車両への
侵入が検知されると、マイクロホンに入力される音響入
力を録音手段に録音させ、音による記録を残すことがで
き、犯人を特定し、逮捕に結びつきやすくすることがで
きる。また、車外へ音響出力が流れるので、車両の周囲
の注目を集め、車内の犯人が犯行を続けにくくしたり、
逃亡の可能性を減らして逮捕しやすくすることができ
る。
【0018】さらに本発明は、車両に搭載され、該車両
または車載機器の盗難防止を図る車両用盗難防止装置に
おいて、盗難車両または盗難車載機器に関する盗難情報
を受信する盗難情報受信手段と、盗難情報受信手段によ
って受信される盗難情報に、自車両または自車両に搭載
されている車載機器が該当するか否かを判断し、該当す
ると判断されるときに予め設定される盗難防止機能を作
動させる盗難防止手段を含むことを特徴とする車両用盗
難防止装置である。
【0019】本発明に従えば、車両用盗難防止装置は、
車両に搭載され、該車両または車載機器の盗難防止を図
るために、盗難情報受信手段と盗難防止手段とを含む。
盗難防止手段は、盗難情報受信手段によって受信される
盗難情報に、自車両または自車両に搭載されている車載
機器が該当するか否かを判断し、該当すると判断される
ときに予め設定される盗難防止機能を作動させる。車両
や車載機器が盗難にあっても、放送電波などを利用して
盗難情報を送信し、盗難情報受信手段によって受信され
れば、盗難防止機能を作動させるので、盗難が確実にな
ってから、有効に盗難防止機能を作動させ、犯人逮捕に
結びつけることも可能になる。
【0020】また本発明で、前記盗難防止手段は、前記
盗難防止機能として、車両のエンジンの始動を阻止する
ことを特徴とする。
【0021】本発明に従えば、盗難防止用に車両のエン
ジンの始動を阻止するので、車両を走行させて犯人が逃
亡することができなくなり、犯人逮捕に結びつけること
ができる。
【0022】また本発明で、前記盗難防止手段は、前記
盗難防止機能として、空調用に設定されている温度の高
低が逆になるように、空調状態を制御することを特徴と
する。
【0023】本発明に従えば、空調状態の温度設定を高
低が逆になるように行うので、犯人は車両を利用して逃
亡しても室内の空調状態が不快になり、車両を利用する
ことができなくなって、犯人逮捕に結びつけることがで
きる。
【0024】また本発明で、前記盗難防止手段は、前記
盗難防止機能として、サイドブレーキを作動させている
状態を継続させることを特徴とする。
【0025】本発明に従えば、サイドブレーキを作動さ
せている状態を継続するので、車両の走行速度を高くす
ることが困難になり、車両を利用しての犯人の逃亡を妨
害して、逮捕に結びつけることができる。
【0026】また本発明で、前記盗難防止手段は、前記
盗難防止機能として、一定時間間隔で、洗浄液を噴出さ
せ、ワイパ装置を作動させることを特徴とする。
【0027】本発明に従えば、一定時間間隔で洗浄液を
噴出させ、ワイパ装置を作動させるので、晴れていてワ
イパの必要がないときでも、雨が降っていて連続的にワ
イパを作動させる必要があるときでも、ワイパは間欠的
にしか作動しないので、周囲の車両などに不審感を抱か
せ、犯人逮捕に結びつけることができる。
【0028】また本発明で、前記盗難防止手段は、前記
盗難防止機能として、エアバッグを自動的に開かせるこ
とを特徴とする。
【0029】本発明に従えば、盗難防止機能としてエア
バッグを自動的に開かせるので、犯人の行動を不自由に
し、また外部からエアバッグが事故などと無関係に開い
ているのが見えるので、犯人逮捕に結びつけることがで
きる。
【0030】また本発明で、前記盗難防止手段は、前記
盗難防止機能として、車内からドアが開かないようにす
ることを特徴とする。
【0031】本発明に従えば、盗難防止機能として車内
からドアが開かないようにするので、犯人を車室内に閉
じこめて、逮捕に結びつけることができる。
【0032】また本発明で、前記盗難防止手段は、前記
盗難防止機能として、車内に煙を充満させることを特徴
とする。
【0033】本発明に従えば、盗難防止機能として、車
内に煙を充満させるので、犯人による車両の運転を困難
にし、車外からも煙が見えるので、警察への通報などが
行われ、犯人逮捕に結びつけることができる。
【0034】また本発明で、前記盗難防止手段は、前記
盗難防止機能として、車載機器の操作パネルに静電気を
印加することを特徴とする。
【0035】本発明に従えば、車載機器の操作パネルに
静電気を印加するので、車両や車載機器を盗もうとする
犯人が車載機器の操作を行うことが困難になり、車両を
利用しての逃亡を困難にして、犯人逮捕に結びつけるこ
とができる。
【0036】また本発明で、前記盗難防止手段は、前記
盗難防止機能として、車載機器への電源供給を遮断する
ことを特徴とする。
【0037】本発明に従えば、車載機器への電源供給を
遮断するので、犯人が車両を利用して逃亡することを困
難にし、犯人逮捕に結びつけることができる。
【0038】また本発明で、前記盗難防止手段は、無線
送信手段を含み、前記盗難防止機能として、該無線送信
手段によって自動的に無線電波を送信することを特徴と
する。
【0039】本発明に従えば、自動的に無線電波を送信
して盗難防止を図るので、犯人が車両を走行させて逃亡
を図っても、車両の位置などを探知することができ、犯
人逮捕に結びつけることができる。
【0040】また本発明で、前記無線送信手段は、携帯
電話装置であり、前記盗難防止機能として、該携帯電話
装置によって外部への連絡を行うことを特徴とする。
【0041】本発明に従えば、犯人が逃亡しようとして
も携帯電話装置で外部の警察などへ連絡するので、容易
に犯人逮捕に結びつけることができる。
【0042】また本発明で、前記無線送信手段は、前記
盗難防止機能として、車両が走行する道路に沿って設置
されている速度取締用写真撮影装置に、写真撮影を促す
信号を送信することを特徴とする。
【0043】本発明に従えば、車両が盗難にあっても、
犯人が盗難車を走行させていれば、道路に沿って設置さ
れている速度取締用写真撮影装置に写真撮影を促す信号
を送信するので、犯人の顔を撮影し、犯人逮捕に結びつ
けることができる。
【0044】また本発明で、前記車両には、カメラを備
える機器が搭載され、前記盗難防止手段は、前記盗難防
止機能として、該カメラが撮像する映像を外部に転送す
ることを特徴とする。
【0045】本発明に従えば、車両が備えるカメラで犯
人を撮像した映像を外部に転送するので、インターネッ
トなどを通じて犯人の映像を広汎に配布することなども
可能になり、犯人逮捕に結びつけることができる。
【0046】また本発明で、前記車両には、オーディオ
機器が搭載され、前記盗難防止手段は、前記盗難防止機
能として、該オーディオ機器から盗難されていることを
音声で出力させることを特徴とする。
【0047】本発明に従えば、オーディオ機器が盗難に
遭うと、盗難されたオーディオ機器から音声で盗難され
ていることを出力するので、犯人の存在を周囲に知らせ
て、犯人逮捕に結びつけることができる。
【0048】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の各形態で
使用する車両用盗難防止装置1の概略的な構成を示す。
車両用盗難防止装置1は、車両に搭載され、その車両ま
たは車載機器の盗難防止を図る。車載機器としては、オ
ーディオ機器やナビゲーション機器などが含まれる。車
両用盗難防止装置1は、オーディオ機器の全体的な制御
を行うオーディオCPU2、ナビゲーション機器の全体
的な制御を行うナビCPU3、および車両内の制御を行
う車両CPU4を組合わせたシステムとして動作する。
ナビゲーション機器は、目的地設定メモリ5を有し、G
PSや推測航法などを利用して現在位置を検知する機能
も備える。目的地設定メモリ5に目的地を設定すると、
ナビゲーション機器は、現在位置から目的地までの走行
経路を道路地図データを利用して探索することができ
る。以下、各実施形態での盗難防止機能について説明す
るけれども、盗難防止機能は、複数の実施形態を組合わ
せて実行させることもできる。また、個別の機能のみ、
または少数の機能を組合わせて利用するだけの場合は、
図1に示す構成要素を全部含まなくてもよいことはもち
ろんである。
【0049】本発明の実施の第1形態では、ナビゲーシ
ョン機器に、車両の所有者の自宅駐車場などを、常駐位
置として設定することができる。ナビゲーション機器に
常駐位置を設定すると、ナビCPU3は、車両が常駐位
置に駐車しているか否かを判断する常駐位置判断手段と
して機能する。車両CPU4は、ナビCPU3によって
車両が常駐位置に駐車していないと判断される状態が予
め定める期間、たとえば3日以上継続するとき、予め設
定される盗難防止機能を作動させる盗難防止手段として
機能する。車両が盗難にあって常駐位置から離れる期間
が予め定める期間以上継続すれば、盗難防止機能を作動
させるので、判断基準の期間を適切に設定すれば、通常
の車両の使用では盗難防止機能を作動させず、盗難にあ
えば有効に作動させることができるようになる。盗難が
確実になってから盗難防止機能を作動させるので、犯人
逮捕に結びつく可能性を高めることができる。
【0050】なお、常駐位置への駐車の判断は、常駐位
置で特有の信号を、無線電波、光、音波などで発生し、
その信号を受信するか否かで行うこともできる。
【0051】本発明の実施の第2形態として、盗難防止
手段である車両CPU4は、盗難防止機能を、車両のエ
ンジンを始動させようとする際に、予め定めるコードが
入力されないときに作動させる。コードの入力には、オ
ーディオ機器の操作パネル6などを利用する。入力され
るコードと比較する予め定めるコードは、IDコードメ
モリ7に設定しておく。車両が常駐位置を離れる期間が
長くなっても、正当な運転者などは、予め定めるコード
を入力することによってエンジンを始動することができ
る。車両の盗難時に、犯人はコードを知ることはないの
で、エンジンを始動させることはできなくなる。
【0052】さらに本発明の実施の第3形態として、オ
ーディオCPU2を、車両に対し、無理に侵入する際に
生じる破壊行為を検知する破壊行為検知手段として機能
させることができる。盗難防止手段としては、車両CP
U4の他に、車内に備付けのマイクロホン8と、マイク
ロホン8への音響入力を録音する録音手段である録音機
9と、車外に大音量で音響出力を発生可能なスピーカ1
0と、車両への侵入が行われていると判断されるとき、
録音機9を作動させるとともに、スピーカ10によって
マイクロホン8への音響入力を車外に大音量で出力させ
る制御手段としても機能するオーディオCPU2を備え
る。
【0053】破壊行為検知手段としてのオーディオCP
U2には、窓ガラスセンサ11やドア鍵穴センサ12か
らの検知出力が入力され、破壊行為の発生を認識する。
窓ガラスセンサ11は、窓ガラスが破られる時に作動す
る。ドア鍵穴センサ12は、ドアの鍵穴が無理に開けら
れようとする音を検知して作動する。録音機9は、カセ
ットテープやMDなどの記録媒体に、マイクロホン8に
入力される音を録音する。半導体メモリに録音すること
もできる。スピーカ10の音響出力は、電子ボリウム1
3で最大音量とし、AMPと表示されている増幅器14
による電力増幅で駆動して行う。不審な何者かが無理に
車両に侵入しようとして、窓ガラスを割ったり鍵を壊し
たりする破壊行為を行うと、オーディオCPU2によっ
て検知される。盗難防止手段に含まれる制御手段として
のオーディオCPU2は、車両への侵入が検知される
と、マイクロホン8に入力される音響入力を録音機9に
録音させ、音による記録を残すことができる。これによ
って、犯人を特定し、逮捕に結びつきやすくすることが
できる。また、スピーカ10から車外への大音量の音響
出力が流れるので、車両の周囲の注目を集め、車内の犯
人が犯行を続けにくくしたり、逃亡の可能性を減らして
逮捕しやすくすることができる。
【0054】さらに本発明の実施の第4形態としては、
オーディオCPU2およびナビCPU3を、盗難車両ま
たは盗難車載機器に関する盗難情報を受信する盗難情報
受信手段として機能させる。オーディオCPU2には、
FM多重回路15、RDS回路16およびRBDS回路
17からの出力が与えられる。ナビCPU3には、VI
CS回路18からの出力が与えられる。FM多重回路1
5は、FM放送電波に多重化されて含まれている交通情
報を抽出する。RDSはRadio Data System の省略形で
あり、RBDSはRadio Broadcast Data System の両略
形であり、RDS回路16およびRBDS回路17は、
それぞれ放送電波からデータを抽出する。VICSはVe
hicle Information and Communication Systemの省略形
であり、複数のレベルが設定され、FM多重放送を利用
するレベルも含まれるけれども、VICS回路18は専
用のビーコンなどと無線や赤外線で通信した結果を出力
する。FM多重回路15、RDS回路16、RBDS回
路17およびVICS回路18に受信される放送電波
は、アンテナ19に入力される。
【0055】放送電波には、車両や車載機器などの盗難
情報が付加される。盗難情報は、盗難に遭った被害者が
盗難車両センタ20や警察21に届出て、交通情報の一
部として付加される。盗難防止手段として機能する車両
CPU4は、盗難情報受信手段としてのオーディオCP
U2やナビCPU3によって受信される盗難情報に、自
車両または自車両に搭載されている車載機器が該当する
か否かを判断し、該当すると判断されるときに予め設定
される盗難防止機能を作動させる。
【0056】すなわち、本実施形態では、車両用盗難防
止装置1を搭載する車両が盗難されたときに、盗難情報
を受信すると自車両または自車両に搭載されている車載
機器が該当するか否かを判断し、該当すると判断される
ときに予め設定される盗難防止機能を作動させる。車両
や車載機器が盗難にあっても、放送電波などを利用して
盗難情報を送信し、盗難防止機能を作動させるので、盗
難が確実になってから、有効に盗難防止機能を作動さ
せ、犯人逮捕に結びつけることも可能になる。
【0057】また本発明の実施の第5形態として、車両
CPU4は、車両のエンジンの始動を阻止する盗難防止
手段として機能する。ナビCPU3を介するエンジン制
御回路22の制御によって行う。エンジンの始動の阻止
は、電気系統や燃料系統などの制御によって行うことが
できる。盗難防止用に車両のエンジンの始動を阻止する
ので、車両を走行させて犯人が逃亡することができなく
なり、犯人逮捕に結びつけることができる。
【0058】また本発明の実施の第6形態として、ナビ
CPU3は、目的地までの走行経路を自動的に探索して
設定するナビゲーション手段として機能する。盗難防止
手段である車両CPU4は、盗難防止機能として、ナビ
CPU3に常駐位置を目的地とする走行経路を探索さ
せ、車両が探索された走行経路から外れるときは、予め
設定される低速度以下となるように、車両の走行速度を
制限する。車両が盗難にあって常駐位置を離れても、車
両を走行させれば常駐位置に戻るような走行経路がナビ
CPU3によって探索され、車両が常駐位置に戻れば犯
人逮捕に結びつけることができるようになる。車両の走
行経路を、常駐位置に戻る経路から外れさせようとして
も、走行速度が低速度に制限されてしまうので、犯人が
車両を利用して逃亡することを有効に阻止して犯人逮捕
に結びつけることができる。車両の走行速度の制限は、
車速パルス信号Sを計数して算出する速度が、たとえば
10km/h以下の徐行速度となるようにして行うこと
ができる。
【0059】また本発明の実施の第7形態として、車両
CPU4は、空調用に設定されている温度の高低が逆に
なるように、エアコン23による空調状態を制御する盗
難防止手段として機能する。エアコン23による空調状
態の温度設定を高低が逆になるように行うので、犯人は
車両を利用して逃亡しても室内の空調状態が不快にな
り、車両を利用することができなくなる。犯人の車両を
利用する逃亡を防ぐことができるので、犯人逮捕の可能
性を高めることができる。
【0060】また本発明の実施の第8形態として、車両
CPU4は、サイドブレーキ24を作動させている状態
を継続させる盗難防止手段として機能する。サイドブレ
ーキ24にロック機構を設け、ロック機構を作動させれ
ば、サイドブレーキ42を作動させている状態を継続さ
せることができる。サイドブレーキ24を作動させてい
る状態を継続するので、車両の走行速度を高くすること
が困難になり、車両を利用しての犯人の逃亡を妨害し
て、逮捕に結びつけることができる。
【0061】また本発明の実施の第9形態として、車両
CPU4は、一定時間間隔、たとえば30秒おきに、洗
浄液を噴出させ、ワイパ25を作動させる盗難防止手段
として機能する。一定時間間隔で洗浄液を噴出させ、ワ
イパ25を作動させるので、晴れていてワイパ25を作
動させる必要がないときでも、雨が降っていて連続的に
ワイパ25を作動させる必要があるときでも、同様にワ
イパ25は間欠的にしか作動しない。ワイパ25の作動
状態が不自然になるので、周囲の車両などに不審感を抱
かせ、犯人逮捕に結びつけることができる。
【0062】また本発明の実施の第10形態として、車
両CPU4は、エアバッグ26を自動的に開かせる盗難
防止手段として機能する。エアバッグ26を自動的に開
かせるので、車室内での犯人の行動を不自由にすること
ができる。また車両の外部からは、エアバッグ26が事
故などと無関係に開いている不自然な状態が見えるの
で、警察への通報などが行われやすくなり、犯人逮捕に
結びつけることができる。
【0063】また本発明の実施の第11形態として、車
両CPU4は、車内からドアが開かないように、ドアロ
ック回路27を制御する盗難防止手段として機能する。
ドアロック回路27によって、車内からドアが開かない
ようにすることができるので、犯人を車室内に閉じこめ
て、逃亡を防ぎ、逮捕に結びつけることができる。
【0064】また本発明の実施の第12形態として、車
両CPU4は、非有害物発煙回路28を制御して煙を発
生させ、車内に煙を充満させる盗難防止手段として機能
する。車内に煙を充満させるので、犯人による車両の運
転を困難にすることができ、車両を利用する逃亡を防ぐ
ことができる。車外からも発煙状態が見えるので、警察
への通報などが行われ、犯人逮捕に結びつけることがで
きる。
【0065】また本発明の実施の第13形態として、た
とえばオーディオCPU2は、車載機器であるオーディ
オ機器の操作パネル6などに、静電気発生機29から発
生する静電気を印加する盗難防止手段として機能する。
車載機器の操作パネル6などに静電気を印加するので、
車両や車載機器を盗もうとする犯人が車載機器の操作を
行うことを困難にすることができる。これによって、車
両を利用しての逃亡を困難にして、犯人逮捕に結びつけ
ることができる。
【0066】また本発明の実施の第14形態として、車
両CPU4は、バッテリ30や緊急用バッテリ31から
車載機器への電源供給を遮断する盗難防止手段として機
能する。車両や車載機器の盗難が行われようとしている
ときに、車載機器への電源供給を遮断するので、犯人が
車両を利用して逃亡することを困難にし、犯人逮捕に結
びつけることができる。
【0067】また本発明の実施の第15形態として、無
線送信手段としての携帯電話32が盗難防止手段に含ま
れ、オーディオCPU2が盗難防止手段として、携帯電
話32によって自動的に無線電波を送信するように機能
する。携帯電話32から自動的に無線電波を送信するの
で、犯人が車両を走行させて逃亡を図っても、車両の位
置などを探知することができ、犯人逮捕に結びつけるこ
とができる。
【0068】また本発明の実施の第16形態として、盗
難防止手段であるオーディオCPU2は、携帯電話32
によって警察21への連絡を行うように機能する。犯人
が逃亡しようとしても携帯電話32で警察21へ連絡す
るので、容易に犯人逮捕に結びつけることができる。
【0069】また本発明の実施の第17形態として、オ
ーディオCPU2は、スピードデータ送信機33を無線
送信手段として機能させ、車両が走行する道路に沿って
設置されている速度取締用写真撮影装置であるオービス
34に、写真撮影を促す信号を送信する盗難防止手段と
して機能する。車両が盗難にあっても、犯人が盗難車を
走行させていれば、道路に沿って設置されているオービ
ス34による速度取締用写真撮影装置に写真撮影を促す
信号を、スピードデータ送信機33から送信するので、
車両を運転している犯人の顔を撮影し、犯人逮捕に結び
つけることができる。
【0070】また本発明の実施の第18形態として、車
両には、ビデオカメラ35を備える機器が搭載され、オ
ーディオCPU2は、ビデオカメラ35が撮像する映像
を外部に転送させる盗難防止手段として機能する。車両
が備えるビデオカメラ35で犯人を撮像した映像を外部
に転送するので、警察21やインターネット36などを
通じて犯人の映像を広汎に配布することなども可能にな
り、犯人逮捕に結びつけることができる。
【0071】また本発明の実施の第19形態として、オ
ーディオCPU2は、オーディオ機器から盗難されてい
ることをスピーカ10から大音量で出力させる盗難防止
手段として機能する。オーディオ機器が盗難に遭うと、
盗難されたオーディオ機器から大音量で盗難されている
ことを出力するので、犯人の存在を周囲に知らせて、犯
人逮捕に結びつけることができる。
【0072】なお、オーディオ機器などの車載機器の盗
難は、車載機器を保持するブラケットなどに、ブラケッ
トセンサ37を設けて検知することができる。ブラケッ
トセンサ37が盗難を検知しているときに、静電気発生
機9を作動させて、ブラケットや車載機器の筐体などに
静電気を印加させれば、犯人に電気ショックを与え、盗
難を停止させることもできる。
【0073】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、予め定め
る常駐位置に車両が駐車していないと判断される状態が
予め定める期間以上継続するときに、予め設定される盗
難防止機能を作動させる。通常の車両の使用では盗難防
止機能を作動させず、盗難にあえば有効に作動させるこ
とができるので、盗難が確実になってから盗難防止機能
を作動させて、犯人逮捕に結びつけることができる。
【0074】また本発明によれば、車両が常駐位置を離
れる期間が長くなっても、正当な運転者などは、予め定
めるコードを入力することによってエンジンを始動する
ことができる。盗難時に、犯人はコードを知ることはな
いので、エンジンを始動させることはでず、車両を逃亡
に利用することができなくなって、逮捕に結びつけるこ
とができる。
【0075】また本発明によれば、車両が盗難にあって
常駐位置を離れても、車両を走行させれば常駐位置に戻
るか、戻らないようにすれば走行速度が低速になるよう
にして、犯人逮捕に結びつけることができる。
【0076】さらに本発明によれば、犯人が車両や車載
機器を盗む目的で、無理に車両に侵入しようとして破壊
行為を行うことが検知されると、マイクロホンに入力さ
れる音響入力を録音手段に録音させ、音による記録を残
すことができ、犯人を特定し、逮捕に結びつきやすくす
ることができる。車外への大音量の音響出力が流して、
車両に周囲の注目を集め、車内の犯人を逮捕しやすくす
ることができる。
【0077】さらに本発明によれば、放送電波などで送
信される盗難情報に、自車両または自車両に搭載されて
いる車載機器が該当していれば、予め設定される盗難防
止機能を作動させるので、盗難が確実になってから、有
効に盗難防止機能を作動させ、犯人逮捕に結びつけるこ
とも可能になる。
【0078】また本発明によれば、車両のエンジンの始
動を阻止して、犯人が車両で逃亡することができないよ
うにし、犯人逮捕に結びつけることができる。
【0079】また本発明によれば、空調状態の温度設定
を高低が逆になるようにして、犯人が車両を利用して逃
亡しにくくし、犯人逮捕に結びつけることができる。
【0080】また本発明によれば、サイドブレーキを利
用して、車両を利用する犯人の逃亡を妨害し、逮捕に結
びつけることができる。
【0081】また本発明によれば、晴れていてワイパの
必要がないときでもワイパを間欠的に作動させ、周囲の
車両などに不審感を抱かせて、犯人逮捕に結びつけるこ
とができる。
【0082】また本発明によれば、エアバッグを自動的
に開かせて、犯人の車室内での行動を不自由にし、また
外部に不審を抱かせて、犯人逮捕に結びつけることがで
きる。
【0083】また本発明によれば、車内からドアが開か
ないようにして、犯人を車室内に閉じこめ、逮捕に結び
つけることができる。
【0084】また本発明によれば、車内に煙を充満させ
て犯人による車両の運転を困難にし、車外から煙を見て
警察へ通報しやすくして、犯人逮捕に結びつけることが
できる。
【0085】また本発明によれば、車載機器の操作パネ
ルに静電気を印加して、車両や車載機器を盗もうとする
犯人が車載機器の操作を行うことを困難にし、車両を利
用しての逃亡も困難にして、犯人逮捕に結びつけること
ができる。
【0086】また本発明によれば、車載機器への電源供
給を遮断して、犯人が車両を利用して逃亡することも困
難にし、犯人逮捕に結びつけることができる。
【0087】また本発明によれば、犯人が車両を走行さ
せて逃亡を図っても、自動的に送信される無線電波で車
両の位置などを探知することができ、犯人逮捕に結びつ
けることができる。
【0088】また本発明によれば、犯人が逃亡しようと
しても、携帯電話装置で外部の警察などへ連絡するの
で、車両の位置を逆探知して、容易に犯人逮捕に結びつ
けることができる。
【0089】また本発明によれば、盗難車を走行させる
犯人の顔を、道路に沿って設置されている速度取締用写
真撮影装置で撮影し、犯人逮捕に結びつけることができ
る。
【0090】また本発明によれば、車両が備えるカメラ
で犯人を撮像し、犯人逮捕を容易にすることができる。
【0091】また本発明によれば、盗難されたオーディ
オ機器から音声で盗難されていることを出力するので、
犯人の存在を周囲に知らせて、犯人逮捕に結びつけるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の各形態を実行可能な車両用盗
難防止装置1のシステム構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 車両用盗難防止装置 2 オーディオCPU 3 ナビCPU 4 車両CPU 5 目的地設定メモリ 6 操作パネル 7 IDコードメモリ 8 マイクロホン 9 録音機 10 スピーカ 11 窓ガラスセンサ 12 ドア鍵穴センサ 15 FM多重回路 16 RDS回路 17 RBDS回路 18 VICS回路 21 警察 22 エンジン制御回路 23 エアコン 24 サイドブレーキ 25 ワイパ 26 エアバッグ 27 ドアロック回路 28 非有害物発煙回路 29 静電気発生機 30 バッテリ 32 携帯電話 34 オービス 35 ビデオカメラ 37 ブラケットセンサ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 25/04 602 B60R 25/04 602 25/08 25/08 G08B 13/00 G08B 13/00 B (72)発明者 秋田 裕宣 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 (72)発明者 藤井 久士 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内 Fターム(参考) 5C084 AA04 AA09 BB33 CC16 EE02 EE06 FF02 FF26 HH01 HH02 HH17

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載され、該車両または車載機器
    の盗難防止を図る車両用盗難防止装置において、 予め定める常駐位置に車両が駐車しているか否かを判断
    する常駐位置判断手段と、 常駐位置判断手段によって車両が常駐位置に駐車してい
    ないと判断される状態が予め定める期間以上継続すると
    き、予め設定される盗難防止機能を作動させる盗難防止
    手段とを含むことを特徴とする車両用盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 前記盗難防止手段は、前記盗難防止機能
    を、車両のエンジンを始動させようとする際に、予め定
    めるコードが入力されないときに作動させることを特徴
    とする請求項1記載の車両用盗難防止装置。
  3. 【請求項3】 目的地までの走行経路を自動的に探索し
    て設定するナビゲーション手段をさらに含み、 前記盗難防止手段は、前記盗難防止機能として、ナビゲ
    ーション手段に前記常駐位置を目的地とする走行経路を
    探索させ、車両が探索された走行経路から外れるとき
    は、予め設定される低速度以下となるように、車両の走
    行速度を制限することを特徴とする請求項1または2記
    載の車両盗難防止装置。
  4. 【請求項4】 車両に搭載され、該車両または車載機器
    の盗難防止を図る車両用盗難防止装置において、 車両に対し、無理に侵入する際に生じる破壊行為を検知
    する破壊行為検知手段と、 予め設定される盗難防止機能を作動させる盗難防止手段
    であって、 車内に備付けのマイクロホンと、 マイクロホンへの音響入力を録音する録音手段と、 車外に音響出力を発生可能なスピーカと、 破壊行為検知手段によって、車両への侵入が行われてい
    ると判断されるとき、録音手段を作動させるとともに、
    スピーカによってマイクロホンへの音響入力を車外に出
    力させる制御手段とを備える盗難防止手段とを、含むこ
    とを特徴とする車両用盗難防止装置。
  5. 【請求項5】 車両に搭載され、該車両または車載機器
    の盗難防止を図る車両用盗難防止装置において、 盗難車両または盗難車載機器に関する盗難情報を受信す
    る盗難情報受信手段と、 盗難情報受信手段によって受信される盗難情報に、自車
    両または自車両に搭載されている車載機器が該当するか
    否かを判断し、該当すると判断されるときに予め設定さ
    れる盗難防止機能を作動させる盗難防止手段を含むこと
    を特徴とする車両用盗難防止装置。
  6. 【請求項6】 前記盗難防止手段は、前記盗難防止機能
    として、車両のエンジンの始動を阻止することを特徴と
    する請求項1〜5のいずれかに記載の車両用盗難防止装
    置。
  7. 【請求項7】 前記盗難防止手段は、前記盗難防止機能
    として、空調用に設定されている温度の高低が逆になる
    ように、空調状態を制御することを特徴とする請求項1
    〜6のいずれかに記載の車両用盗難防止装置。
  8. 【請求項8】 前記盗難防止手段は、前記盗難防止機能
    として、サイドブレーキを作動させている状態を継続さ
    せることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の
    車両用盗難防止装置。
  9. 【請求項9】 前記盗難防止手段は、前記盗難防止機能
    として、一定時間間隔で、洗浄液を噴出させ、ワイパ装
    置を作動させることを特徴とする請求項1〜8のいずれ
    かに記載の車両用盗難防止装置。
  10. 【請求項10】 前記盗難防止手段は、前記盗難防止機
    能として、エアバッグを自動的に開かせることを特徴と
    する請求項1〜9のいずれかに記載の車両用盗難防止装
    置。
  11. 【請求項11】 前記盗難防止手段は、前記盗難防止機
    能として、車内からドアが開かないようにすることを特
    徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の車両用盗難
    防止装置。
  12. 【請求項12】 前記盗難防止手段は、前記盗難防止機
    能として、車内に煙を充満させることを特徴とする請求
    項1〜11のいずれかに記載の車両用盗難防止装置。
  13. 【請求項13】 前記盗難防止手段は、前記盗難防止機
    能として、車載機器の操作パネルに静電気を印加するこ
    とを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の車両
    用盗難防止装置。
  14. 【請求項14】 前記盗難防止手段は、前記盗難防止機
    能として、車載機器への電源供給を遮断することを特徴
    とする請求項1〜13のいずれかに記載の車両用盗難防
    止装置。
  15. 【請求項15】 前記盗難防止手段は、無線送信手段を
    含み、前記盗難防止機能として、該無線送信手段によっ
    て自動的に無線電波を送信することを特徴とする請求項
    1〜14のいずれかに記載の車両用盗難防止装置。
  16. 【請求項16】 前記無線送信手段は、携帯電話装置で
    あり、前記盗難防止機能として、該携帯電話装置によっ
    て外部への連絡を行うことを特徴とする請求項15記載
    の車両用盗難防止装置。
  17. 【請求項17】 前記無線送信手段は、前記盗難防止機
    能として、車両が走行する道路に沿って設置されている
    速度取締用写真撮影装置に、写真撮影を促す信号を送信
    することを特徴とする請求項15記載の車両用盗難防止
    装置。
  18. 【請求項18】 前記車両には、カメラを備える機器が
    搭載され、 前記盗難防止手段は、前記盗難防止機能として、該カメ
    ラが撮像する映像を外部に転送することを特徴とする請
    求項1〜17のいずれかに記載の車両用盗難防止装置。
  19. 【請求項19】 前記車両には、オーディオ機器が搭載
    され、 前記盗難防止手段は、前記盗難防止機能として、該オー
    ディオ機器から盗難されていることを音声で出力させる
    ことを特徴とする請求項1〜18のいずれかに記載の車
    両用盗難防止装置。
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