JP2002316417A - インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置 - Google Patents

インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置

Info

Publication number
JP2002316417A
JP2002316417A JP2002019812A JP2002019812A JP2002316417A JP 2002316417 A JP2002316417 A JP 2002316417A JP 2002019812 A JP2002019812 A JP 2002019812A JP 2002019812 A JP2002019812 A JP 2002019812A JP 2002316417 A JP2002316417 A JP 2002316417A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink jet
recording head
jet recording
thickness
pressure generating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002019812A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Yazaki
士郎 矢崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2002019812A priority Critical patent/JP2002316417A/ja
Priority to AT02003208T priority patent/ATE311293T1/de
Priority to CNB021056307A priority patent/CN1167551C/zh
Priority to TW091102822A priority patent/TW522093B/zh
Priority to EP02003208A priority patent/EP1232865B1/en
Priority to US10/076,348 priority patent/US6682178B2/en
Priority to DE60207621T priority patent/DE60207621T2/de
Priority to KR10-2002-0008650A priority patent/KR100498851B1/ko
Publication of JP2002316417A publication Critical patent/JP2002316417A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/015Ink jet characterised by the jet generation process
    • B41J2/04Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
    • B41J2/045Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by pressure, e.g. electromechanical transducers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2/14201Structure of print heads with piezoelectric elements
    • B41J2/14233Structure of print heads with piezoelectric elements of film type, deformed by bending and disposed on a diaphragm
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2/14201Structure of print heads with piezoelectric elements
    • B41J2/14233Structure of print heads with piezoelectric elements of film type, deformed by bending and disposed on a diaphragm
    • B41J2002/14241Structure of print heads with piezoelectric elements of film type, deformed by bending and disposed on a diaphragm having a cover around the piezoelectric thin film element
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2002/14419Manifold
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/11Embodiments of or processes related to ink-jet heads characterised by specific geometrical characteristics

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧力発生室を高密度化でき、且つクロストー
クを防止できるインクジェット式記録ヘッド及びインク
ジェット式記録装置を提供する。 【解決手段】 ノズル開口に連通する圧力発生室12が
複数の隔壁11によって画成される流路形成基板10
と、該流路形成基板10の一方面側に振動板を介して設
けられた下電極60、圧電体層70及び上電極80から
なる圧電素子300とを具備するインクジェット式記録
ヘッドにおいて、前記振動板が引張り応力を有し、前記
圧力発生室12の1[inch]当たりの配列個数nが
n≧200であると共に前記圧力発生室12の幅w及び
前記隔壁11の厚さdと前記圧力発生室12の配列個数
nとの関係が(w+d)=1[inch]/nであり、
且つ前記隔壁11の厚さdをd≧10[μm]とすると
共に前記流路形成基板10の厚さhと前記隔壁11の厚
さdとの関係を(d×3)≦h≦(d×6)となるよう
にすることによって、隔壁11の剛性を保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク滴を吐出す
るノズル開口と連通する圧力発生室の一部を振動板で構
成し、この振動板を介して圧電素子を設けて、圧電素子
の変位によりインク滴を吐出させるインクジェット式記
録ヘッド及びインクジェット式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インク滴を吐出するノズル開口と連通す
る圧力発生室の一部を振動板で構成し、この振動板を圧
電素子により変形させて圧力発生室のインクを加圧して
ノズル開口からインク滴を吐出させるインクジェット式
記録ヘッドには、圧電素子の軸方向に伸長、収縮する縦
振動モードの圧電アクチュエータを使用したものと、た
わみ振動モードの圧電アクチュエータを使用したものの
2種類が実用化されている。
【0003】前者は圧電素子の端面を振動板に当接させ
ることにより圧力発生室の容積を変化させることができ
て、高密度印刷に適したヘッドの製作が可能である反
面、圧電素子をノズル開口の配列ピッチに一致させて櫛
歯状に切り分けるという困難な工程や、切り分けられた
圧電素子を圧力発生室に位置決めして固定する作業が必
要となり、製造工程が複雑であるという問題がある。
【0004】これに対して後者は、圧電材料のグリーン
シートを圧力発生室の形状に合わせて貼付し、これを焼
成するという比較的簡単な工程で振動板に圧電素子を作
り付けることができるものの、たわみ振動を利用する関
係上、ある程度の面積が必要となり、高密度配列が困難
であるという問題がある。
【0005】一方、後者の記録ヘッドの不都合を解消す
べく、特開平5−286131号公報に見られるよう
に、振動板の表面全体に亙って成膜技術により均一な圧
電材料層を形成し、この圧電材料層をリソグラフィ法に
より圧力発生室に対応する形状に切り分けて各圧力発生
室毎に独立するように圧電素子を形成したものが提案さ
れている。
【0006】また、このようなインクジェット式記録ヘ
ッドでは、近年、より高品質な印刷を実現するために、
ノズル開口のさらなる高密度化が望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ノズル
開口の高密度化を図るためには、圧力発生室を高密度に
配列しなければならず、圧力発生室を高密度に配列する
と各圧力発生室間の隔壁の厚さが薄くなり剛性が不足
し、隣接する圧力発生室間でクロストークが発生すると
いう問題がある。
【0008】本発明は、このような事情に鑑み、圧力発
生室を高密度化でき、且つクロストークを防止できるイ
ンクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装
置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の第1の態様は、ノズル開口に連通する圧力発生室が
複数の隔壁によって画成される流路形成基板と、該流路
形成基板の一方面側に振動板を介して設けられた下電
極、圧電体層及び上電極からなる圧電素子とを具備する
インクジェット式記録ヘッドにおいて、前記振動板が引
張り応力を有し、前記圧力発生室の1[inch]当た
りの配列個数nがn≧200であると共に前記圧力発生
室の幅w及び前記隔壁の厚さdと前記圧力発生室の配列
個数nとの関係が(w+d)=1[inch]/nであ
り、且つ前記隔壁の厚さdがd≧10[μm]であると
共に前記流路形成基板の厚さhと前記隔壁の厚さdとの
関係が(d×3)≦h≦(d×6)であることを特徴と
するインクジェット式記録ヘッドにある。
【0010】かかる第1の態様では、圧力発生室を比較
的高密度に配列しても、隔壁の剛性を保持でき、インク
吐出特性が良好に保持される。
【0011】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、前記流路形成基板の厚さhと前記隔壁の厚さdとの
関係が、(d×4)≦h≦(d×5)であることを特徴
とするインクジェット式記録ヘッドにある。
【0012】かかる第2の態様では、隔壁の剛性を確実
に確保することができ、インク吐出特性を常に良好に維
持することができる。
【0013】本発明の第3の態様は、第1又は2の態様
において、前記圧力発生室のコンプライアンスに対する
前記隔壁のコンプライアンスの割合が、10%以下であ
ることを特徴とするインクジェット式記録ヘッドにあ
る。
【0014】かかる第3の態様では、隔壁のコンプライ
アンスの割合が、比較的低いため、クロストークの影響
を小さく抑えることができる。
【0015】本発明の第4の態様は、第1〜3の何れか
の態様において、前記流路形成基板の厚さhと前記圧力
発生室の幅wとの関係が、h≧wを満たしていることを
特徴とするインクジェット式記録ヘッドにある。
【0016】かかる第4の態様では、流路形成基板の厚
さhの誤差による、特性変化が抑えられる。
【0017】本発明の第5の態様は、第1〜4の何れか
の態様において、前記圧電体層は、結晶が優先配向して
いることを特徴とするインクジェット式記録ヘッドにあ
る。
【0018】かかる第5の態様では、圧電体層が薄膜工
程で成膜された結果、結晶が優先配向している。
【0019】本発明の第6の態様は、第5の態様におい
て、前記圧電体層は、(100)面に優先配向している
ことを特徴とするインクジェット式記録ヘッドにある。
【0020】かかる第5の態様では、圧電体層を所定の
薄膜工程で成膜した結果、結晶が(100)面に優先配
向する。
【0021】本発明の第7の態様は、第5又は6の態様
において、前記圧電体層は、結晶が菱面体晶であること
を特徴とするインクジェット式記録ヘッドにある。
【0022】かかる第7の態様では、圧電体層を所定の
薄膜工程で成膜した結果、結晶が菱面体晶となる。
【0023】本発明の第8の態様は、第5〜7の何れか
の態様において、前記圧電体層は、結晶が柱状となって
いることを特徴とするインクジェット式記録ヘッドにあ
る。
【0024】かかる第8の態様では、圧電体層が薄膜工
程で成膜された結果、結晶が柱状となっている。
【0025】本発明の第9の態様は、第1〜8の何れか
の態様において、前記圧電体層の膜厚が、0.5〜2μ
mであることを特徴とするインクジェット式記録ヘッド
にある。
【0026】かかる第9の態様では、圧電体層の膜厚が
比較的薄いため、高密度のパターニングが可能となる。
【0027】本発明の第10の態様は、第1〜9の何れ
かの態様において、前記振動板及び前記圧電素子の各層
の応力の総和が、引張り応力となっていることを特徴と
するインクジェット式記録ヘッドにある。
【0028】かかる第10の態様では、圧電素子及び振
動板の応力に起因する隔壁の振動板側先端の拘束力によ
ってクロストークが防止される。
【0029】本発明の第11の態様は、第10の態様に
おいて、前記振動板の応力と前記下電極の応力との和
が、引張り応力となっていることを特徴とするインクジ
ェット式記録ヘッドにある。
【0030】かかる第11の態様では、振動板及び下電
極等の応力によって隔壁がより確実に拘束されるため、
クロストークを確実に防止できる。
【0031】本発明の第12の態様は、第10又は11
の態様において、前記圧電体層が引張り応力を有するこ
とを特徴とするインクジェット式記録ヘッドにある。
【0032】かかる第12の態様では、圧電体層の応力
によって隔壁がより確実に拘束されるため、クロストー
クを確実に防止できる。
【0033】本発明の第13の態様は、第10〜12の
何れかの態様において、前記振動板が、前記圧力発生室
側に圧縮応力を有する圧縮層を含むことを特徴とするイ
ンクジェット式記録ヘッドにある。
【0034】かかる第13の態様では、振動板が圧縮層
を有する場合でも、振動板全体の応力、あるいは振動板
及び圧電素子の各層の応力の総和が引張りとなっていれ
ば、クロストークを防止することができる。
【0035】本発明の第14の態様は、第1〜13の何
れかの態様において、前記圧力発生室を画成した際に、
前記圧電素子が、前記圧力発生室側が凸となるように撓
んでいることを特徴とするインクジェット式記録ヘッド
にある。
【0036】かかる第14の態様では、振動板の応力に
よって、より確実にクロストークが防止される。
【0037】本発明の第15の態様は、第1〜14の何
れかの態様において、前記流路形成基板がシリコン単結
晶基板からなり、その他方面側を研磨することにより所
定の厚さに形成されていることを特徴とするインクジェ
ット式記録ヘッドにある。
【0038】かかる第15の態様では、流路形成基板の
厚さを研磨によって比較的容易に薄くすることができ
る。
【0039】本発明の第16の態様は、第1〜14の何
れかの態様において、前記流路形成基板がシリコン単結
晶基板からなり、その他方面側に予め設けられている犠
牲基板を除去することにより所定の厚さに形成されてい
ることを特徴とするインクジェット式記録ヘッドにあ
る。
【0040】かかる第16の態様では、比較的厚さの薄
い流路形成基板を比較的容易に形成することができる。
【0041】本発明の第17の態様は、第1〜16の何
れかの態様において、前記圧力発生室が異方性エッチン
グにより形成され、前記圧電素子を構成する各層が成膜
及びリソグラフィ法により形成されたものであることを
特徴とするインクジェット式記録ヘッドにある。
【0042】かかる第17の態様では、比較的容易に圧
力発生室を高精度且つ高密度に形成することができる。
【0043】本発明の第18の態様は、第1〜17の何
れかの態様のインクジェット式記録ヘッドを具備するこ
とを特徴とするインクジェット式記録装置にある。
【0044】かかる第18の態様では、高速且つ高品質
印刷が可能なインクジェット式記録装置を実現できる。
【0045】
【発明の実施の形態】以下に本発明を実施形態に基づい
て詳細に説明する。
【0046】(実施形態1)図1は、本発明の実施形態
1に係るインクジェット式記録ヘッドを示す分解斜視図
である。また、図2(a)は、図1の平面図であり、図
2(b)は(a)のA−A’断面図であり、図3は、図
2(a)のB−B’断面図である。
【0047】図示するように、流路形成基板10は、本
実施形態では面方位(110)のシリコン単結晶基板か
らなり、その一方面には予め熱酸化により形成した二酸
化シリコンからなる、厚さ1〜2[μm]の弾性膜50
が形成されている。
【0048】この流路形成基板10には、シリコン単結
晶基板をその一方面側から異方性エッチングすることに
より、複数の隔壁11によって区画された圧力発生室1
2が幅方向に並設されている。また、その長手方向外側
には、後述するリザーバ形成基板のリザーバ31と連通
孔51を介して連通される連通部13が形成されてい
る。また、この連通部13は、各圧力発生室12の長手
方向一端部でそれぞれインク供給路14を介して連通さ
れている。
【0049】また、この圧力発生室12は、配列密度が
1インチ当たり200個以上、本実施形態では、例え
ば、360個と比較的高密度に配列されている。
【0050】ここで、異方性エッチングは、シリコン単
結晶基板のエッチングレートの違いを利用して行われ
る。例えば、本実施形態では、シリコン単結晶基板をK
OH等のアルカリ溶液に浸漬すると、徐々に侵食されて
(110)面に垂直な第1の(111)面と、この第1
の(111)面と約70度の角度をなし且つ上記(11
0)面と約35度の角度をなす第2の(111)面とが
出現し、(110)面のエッチングレートと比較して
(111)面のエッチングレートが約1/180である
という性質を利用して行われる。かかる異方性エッチン
グにより、二つの第1の(111)面と斜めの二つの第
2の(111)面とで形成される平行四辺形状の深さ加
工を基本として精密加工を行うことができ、圧力発生室
12を高密度に配列することができる。
【0051】本実施形態では、各圧力発生室12の長辺
を第1の(111)面で、短辺を第2の(111)面で
形成している。この圧力発生室12は、流路形成基板1
0をほぼ貫通して弾性膜50に達するまでエッチングす
ることにより形成されている。ここで、弾性膜50は、
シリコン単結晶基板をエッチングするアルカリ溶液に侵
される量がきわめて小さい。また各圧力発生室12の一
端に連通する各インク供給路14は、圧力発生室12よ
り浅く形成されており、圧力発生室12に流入するイン
クの流路抵抗を一定に保持している。すなわち、インク
供給路14は、シリコン単結晶基板を厚さ方向に途中ま
でエッチング(ハーフエッチング)することにより形成
されている。なお、ハーフエッチングは、エッチング時
間の調整により行われる。
【0052】また、流路形成基板10の他方面側には、
各圧力発生室12のインク供給路14とは反対側で連通
するノズル開口21が穿設されたノズルプレート20が
接着剤によって接合されている。本実施形態では、ノズ
ルプレート20は、シリコン単結晶基板からなり、ドラ
イエッチングにより複数のノズル開口21が形成されて
いる。なお、本実施形態では、ノズル開口21は、イン
ク滴が吐出されるノズル部21aと、ノズル部21aよ
りも大きい径で形成されノズル部21aと圧力発生室1
2とを連通するノズル連通部21bとからなる。
【0053】このように本実施形態では、ノズルプレー
ト20が流路形成基板10と同一材料で形成されている
ため、流路形成基板10との接着時の熱工程や実装時の
後工程の熱工程で、反りや応力の発生がなく、流路形成
基板10あるいはノズルプレート20に割れが発生する
ことがない。
【0054】なお、インク滴吐出圧力をインクに与える
圧力発生室12の大きさと、インク滴を吐出するノズル
開口21の大きさとは、吐出するインク滴の量、吐出ス
ピード、吐出周波数に応じて最適化される。例えば、1
インチ当たり360個のインク滴を記録する場合、ノズ
ル開口21は数十[μm]の直径で精度よく形成する必
要がある。
【0055】一方、流路形成基板10に設けられた弾性
膜50上には、厚さが例えば、約0.2[μm]の下電
極膜60と、厚さが例えば、約0.5〜2[μm]の圧
電体層70と、厚さが例えば、約0.1[μm]の上電
極膜80とが、後述するプロセスで積層形成されて、圧
電素子300を構成している。ここで、圧電素子300
は、下電極膜60、圧電体層70、及び上電極膜80を
含む部分をいう。一般的には、圧電素子300の何れか
一方の電極を共通電極とし、他方の電極及び圧電体層7
0を各圧力発生室12毎にパターニングして構成する。
そして、ここではパターニングされた何れか一方の電極
及び圧電体層70から構成され、両電極への電圧の印加
により圧電歪みが生じる部分を圧電体能動部という。本
実施形態では、下電極膜60は圧電素子300の共通電
極とし、上電極膜80を圧電素子300の個別電極とし
ているが、駆動回路や配線の都合でこれを逆にしても支
障はない。何れの場合においても、各圧力発生室毎に圧
電体能動部が形成されていることになる。また、ここで
は、圧電素子300と当該圧電素子300の駆動により
変位が生じる振動板とを合わせて圧電アクチュエータと
称する。なお、本実施形態では、弾性膜50及び下電極
膜60が振動板として作用するが、下電極膜が弾性膜を
兼ねるようにしてもよい。また、振動板の応力を引張り
応力とするために、弾性膜50上に、例えば、酸化ジル
コニウム(ZrO)等からなる補強層等を設けるよう
にしてもよい。
【0056】このように、圧力発生室12が、1[in
ch](=25.4[mm])当たりの配列個数nがn
≧200となるように比較的高密度に配列され、圧力発
生室12の幅w及び隔壁11の厚さdと圧力発生室12
の配列個数nとの関係が、(w+d)=1[inch]
/nであるインクジェット式記録ヘッドでは、以下の条
件を満たしていることが好ましい。すなわち、振動板が
引張り応力を有し、隔壁の厚さdが、d≧10[μm]
であり且つ流路形成基板の厚さh(圧力発生室12の深
さ)と隔壁11の厚さdとの関係が、(d×3)≦h≦
(d×6)となっていることが好ましく、さらに好まし
くは(d×4)≦h≦(d×5)である。
【0057】これにより、圧力発生室12を比較的高密
度に配列しても、隔壁11の剛性が確実に保持され、ク
ロストークの発生を防止することができる。すなわち、
圧力発生室12を高密度に配列すると隔壁11の厚さは
薄くなるが、圧力発生室12の幅w及び隔壁11の厚さ
dが上述した条件を満たし、隔壁11の厚さdに応じて
流路形成基板10の厚さhを上述した条件を満たす厚さ
とすれば、隔壁11の剛性は確実に保持される。
【0058】振動板が薄膜プロセスで形成され且つ引張
り応力を有していれば、隔壁11の振動板側の先端が自
由端でなく単純支持された構造と見なすことができ、こ
のとき上述した条件を満たせば、クロストークを確実に
防止することができる。
【0059】ここで、本実施形態では、振動板は、弾性
膜50及び下電極膜60からなるため、振動板の応力が
引張り応力であるとは、弾性膜50の応力と下電極膜6
0の応力との和が引張り応力であることを意味する。例
えば、本実施形態では、弾性膜50が圧縮応力を有する
と共に下電極膜60が引張り応力を有し、振動板全体と
して引張り応力となっている。また、下電極膜60が各
圧電素子300毎にパターニングされて振動板として作
用しない場合でも、圧力発生室12に対向する領域で
は、振動板として作用する弾性膜50の応力と下電極膜
60の応力との和は、引張り応力であることが好まし
い。また、このように振動板が引張り応力を有すること
により、圧力発生室12を形成した際、すなわち、初期
状態で、圧電素子300が圧力発生室12側に凸となる
ように撓んでいることが好ましい。
【0060】このように振動板の応力が、引張り応力で
あることにより、この振動板の応力に起因する拘束力に
よって隔壁11の振動板側先端部が拘束されるため、ク
ロストークを防止することができる。
【0061】なお、本実施形態では、振動板である弾性
膜50と下電極膜60との応力の和が引張り応力である
と共に、圧電素子300の少なくとも圧電体層70は引
張り応力を有しており圧電素子300の各層及び振動板
の応力の総和が引張り応力となっている。このように、
振動板の応力は引張り応力であり且つ振動板及び圧電素
子300の各層の応力の総和が引張り応力となっている
ことが望ましいが、少なくとも振動板及び圧電素子30
0の各層の応力の総和が引張り応力であれば、この応力
によって隔壁11の振動板側先端部が拘束されるため、
クロストークを防止することができる。
【0062】また、隔壁11の厚さdは、d≧10[μ
m]、好ましくは、30[μm]≧d≧10[μm]で
あり且つこの隔壁11の厚さdと流路形成基板10の厚
さhとの関係が、h≦(d×6)を満たしていれば、所
定の剛性を保持してクロストークを確実に防止すること
ができる。
【0063】また、流路形成基板10の厚さh、すなわ
ち、隔壁11の高さが低ければ低いほど隔壁11の剛性
は向上し、より確実にクロストークを防止できるが、良
好なインク吐出特性を得るためには、圧力発生室12の
幅方向の断面積ができるだけ大きいことが好ましく、流
路形成基板10の厚さh(圧力発生室12の深さ)が隔
壁11の厚さdに対して、h≧(d×3)の関係を満た
していることが好ましい。また、圧力発生室12の幅w
も、当然できるだけ広くすることが好ましい。
【0064】以上のことから、隔壁11の厚さdが、d
≧10[μm]であり、隔壁11の厚さdと流路形成基
板10の厚さhとの関係が、(d×3)≦h≦(d×
6)を満たしていれば、隔壁の剛性を確保してできクロ
ストークを確実に防止することができる。
【0065】ここで、このような隔壁11の厚さdと、
流路形成基板の厚さh(圧力発生室12の深さ)との関
係の規定は、各圧力発生室12を区画する隔壁11のコ
ンプライアンス割合が、各圧力発生室12のコンプライ
アンス、すなわち、隔壁11、振動板及び圧力発生室1
2内のインクのそれぞれのコンプライアンスの合計に対
して10%以下、特に5%以下であれば、クロストーク
の発生を抑えることができるという知見に基づくもので
ある。
【0066】また、圧力発生室12の流路抵抗は、圧力
発生室12の長辺の長さより短辺の長さに大きく影響を
受ける。また、圧力発生室12の幅wは、圧力発生室1
2の深さ(流路形成基板10の厚さh)よりも高精度に
制御することができる。このため、インク吐出特性に大
きく影響する短辺が圧力発生室12の幅wであることが
好ましい。すなわち、圧力発生室12の幅wと流路形成
基板10の厚さhとの関係が、h≧wであることが好ま
しい。これにより、各圧力発生室12で良好で且つ均一
なインク吐出特性を得ることができる。
【0067】ここで、下記表1に示す条件で実施例1〜
4及び比較例1〜3のインクジェット式記録ヘッドを作
成し、それぞれ隔壁11のコンプライアンス割合を調べ
た。その結果を下記表1に併せて示す。
【0068】
【表1】
【0069】表1に示すように、各実施例及び比較例で
は、圧力発生室12の1インチ当たりの配列個数nをn
=360としているため、圧力発生室12の幅wと隔壁
11の厚さdとの和は、(w+d)≒70[μm]とな
る。また、圧力発生室12の幅wをw≒55[μm]と
しているため、隔壁11の厚さdはd≒15[μm]と
なる。
【0070】そして、実施例1〜4では、隔壁11の厚
さdと流路形成基板10の厚さh(圧力発生室12の深
さ)との関係が(d×3)≦h≦(d×6)を満たすよ
うに、流路形成基板10の厚さhを45〜90[μm]
の範囲で変化させた。
【0071】一方、比較例1〜3は、流路形成基板10
の厚さhをそれぞれ、30,105,120[μm]と
した以外は、実施例と同様である。
【0072】このような寸法で形成した実施例1〜4の
インクジェット式記録ヘッドでは、隔壁11のコンプラ
イアンス割合が0.6〜7.2%と10%よりも小さく
なる。また、圧力発生室12の深さ(流路形成基板10
の厚さh)と幅wとの比w/hは0.6〜1.2であ
り、圧力発生室12の幅は、深さと略同等かそれよりも
小さくなる。したがって、クロストークを発生すること
なく良好なインク吐出特性を得ることができる。
【0073】これに対し、比較例1のインクジェット式
記録ヘッドでは、隔壁のコンプライアンスは、0.1%
と極めて小さくクロストークを防止することはできる
が、圧力発生室の深さと幅との比w/hが1.8と極め
て大きく、均一な吐出特性を得ることはできない。
【0074】また、比較例2及び3のインクジェット式
記録ヘッドでは、隔壁のコンプライアンス割合が10%
以上と大きくなってしまうため、クロストークが発生し
て良好なインク吐出特性を得ることはできない。
【0075】この結果からも明らかなように、隔壁11
の厚さdと流路形成基板10の厚さhとの関係を(d×
3)≦h≦(d×6)を満たすように、特に、(d×
4)≦h≦(d×5)を満たすように規定すれば、クロ
ストークを防止して良好なインク吐出特性を得ることが
できる。
【0076】以下、このようなインクジェット式記録ヘ
ッドの製造方法について、図4及び図5を参照して説明
する。図4及び図5は、圧力発生室12の長手方向の断
面図である。なお、図4(b)〜(d)及び図5
(a),(b)では、圧力発生室12は形成前であるた
め点線で示す。
【0077】まず、図4(a)に示すように、流路形成
基板10の一方面に弾性膜50を形成する。具体的に
は、例えば、厚さが220[μm]の流路形成基板10
となるシリコン単結晶基板を約1100[℃]の拡散炉
で熱酸化することにより、流路形成基板10の一方面に
酸化シリコンからなる弾性膜50を形成する。
【0078】次に、図4(b)に示すように、スパッタ
リングで下電極膜60を弾性膜50の全面に形成後、下
電極膜60をパターニングして全体パターンを形成す
る。この下電極膜60の材料としては、白金(Pt)等
が好適である。これは、スパッタリング法やゾル−ゲル
法で成膜する後述の圧電体層70は、成膜後に大気雰囲
気下又は酸素雰囲気下で600〜1000[℃]程度の
温度で焼成して結晶化させる必要があるからである。す
なわち、下電極膜60の材料は、このような高温、酸化
雰囲気下で導電性を保持できなければならず、殊に、圧
電体層70としてチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)を用
いた場合には、酸化鉛の拡散による導電性の変化が少な
いことが望ましく、これらの理由から白金が好適であ
る。
【0079】次に、図4(c)に示すように、圧電体層
70を成膜する。この圧電体層70は、結晶が配向して
いることが好ましい。例えば、本実施形態では、金属有
機物を触媒に溶解・分散したいわゆるゾルを塗布乾燥し
てゲル化し、さらに高温で焼成することで金属酸化物か
らなる圧電体層70を得る、いわゆるゾル−ゲル法を用
いて形成することにより、結晶が配向している圧電体層
70とした。圧電体層70の材料としては、チタン酸ジ
ルコン酸鉛系の材料がインクジェット式記録ヘッドに使
用する場合には好適である。なお、この圧電体層70の
成膜方法は、特に限定されず、例えば、スパッタリング
法で形成してもよい。
【0080】さらに、ゾル−ゲル法又はスパッタリング
法等によりチタン酸ジルコン酸鉛の前駆体膜を形成後、
アルカリ水溶液中での高圧処理法にて低温で結晶成長さ
せる方法を用いてもよい。
【0081】何れにしても、このように成膜された圧電
体層70は、バルクの圧電体とは異なり結晶が優先配向
しており、例えば、本実施形態の圧電体層70は、(1
00)面に優先配向している。なお、優先配向とは、結
晶の配向方向が無秩序ではなく、特定の結晶面がほぼ一
定の方向に向いている状態をいう。
【0082】また、圧電体層70は、結晶が柱状に形成
されており、且つ結晶が菱面体晶となっている。なお、
結晶が柱状の薄膜とは、略円柱体の結晶が中心軸を厚さ
方向に略一致させた状態で面方向に亘って集合して薄膜
を形成している状態をいう。勿論、優先配向した粒状の
結晶で形成された薄膜であってもよい。なお、このよう
に薄膜工程で製造された圧電体層の厚さは、一般的に
0.2〜5[μm]である。
【0083】次に、図4(d)に示すように、上電極膜
80を成膜する。上電極膜80は、導電性の高い材料で
あればよく、アルミニウム、金、ニッケル、白金等の多
くの金属や、導電性酸化物等を使用できる。本実施形態
では、白金をスパッタリングにより成膜している。
【0084】次に、図5(a)に示すように、圧電体層
70及び上電極膜80のみをパターニングして、各圧力
発生室12に対向する領域に圧電素子300を形成す
る。
【0085】次に、図5(b)に示すように、リード電
極90を形成する。具体的には、例えば、金(Au)等
からなるリード電極90を流路形成基板10の全面に亘
って形成すると共に、各圧電素子300毎にパターニン
グする。
【0086】以上が膜形成プロセスである。このように
して膜形成を行った後、前述したアルカリ溶液によるシ
リコン単結晶基板の異方性エッチングを行い、図5
(c)に示すように、圧力発生室12及びインク供給路
14、並びに図示しない連通部13を同時に形成する。
【0087】その後、図5(d)に示すように、この流
路形成基板10の圧電素子300とは反対側の表面を研
磨して、流路形成基板10を所定の厚さ、本実施形態で
は、約70μmの厚さとした。
【0088】なお、本実施形態では、流路形成基板10
を研磨することによって所定の厚さとするようにした
が、流路形形成基板10は、予め所定の厚さに形成され
たものを用いてもよい。この場合、圧電素子300等の
形成工程での取り扱いが困難であるため、例えば、流路
形成基板10(シリコンウェハ)の一方面に、200μ
m程度の厚さを有する犠牲ウェハを予め接合しておき、
最終的にこの犠牲ウェハを除去するようにしてもよい。
【0089】なお、上述した圧電素子300、圧力発生
室12等は、一連の膜形成及び異方性エッチングによっ
て、一枚のウェハ上に多数のチップを同時に形成し、プ
ロセス終了後、上述したようにノズルプレート20を接
合し、図1に示すような一つのチップサイズの流路形成
基板10毎に分割する。そして、分割した流路形成基板
10に、後述するリザーバ形成基板30及びコンプライ
アンス基板40を順次接着して一体化し、インクジェッ
ト式記録ヘッドとする。
【0090】すなわち、図1〜図3に示すように、圧力
発生室12等が形成された流路形成基板10の圧電素子
300側には、各圧力発生室12の共通のインク室であ
るリザーバ31を有するリザーバ形成基板30が接合さ
れている。このリザーバ31は、本実施形態では、リザ
ーバ形成基板30を厚さ方向に貫通して圧力発生室12
の並設方向に亘って形成されている。
【0091】このリザーバ形成基板30としては、例え
ば、ガラス、セラミック材料等の流路形成基板10の熱
膨張率と略同一の材料を用いることが好ましく、本実施
形態では、流路形成基板10と同一材料のシリコン単結
晶基板を用いて形成した。これにより、上述のノズルプ
レート20の場合と同様に、熱硬化性の接着剤を用いた
高温での接着であっても両者を確実に接着することがで
きる。したがって、製造工程を簡略化することができ
る。
【0092】さらに、このリザーバ形成基板30には、
封止膜41及び固定板42とからなるコンプライアンス
基板40が接合されている。ここで、封止膜41は、剛
性が低く可撓性を有する材料(例えば、厚さが6[μ
m]のポリフェニレンサルファイド(PPS)フィル
ム)からなり、この封止膜41によってリザーバ31の
一方面が封止されている。また、固定板42は、金属等
の硬質の材料(例えば、厚さが30[μm]のステンレ
ス鋼(SUS)等)で形成される。この固定板42のリ
ザーバ31に対向する領域は、厚さ方向に完全に除去さ
れた開口部43となっているため、リザーバ31の一方
面は可撓性を有する封止膜41のみで封止され、内部圧
力の変化によって変形可能な可撓部32となっている。
【0093】また、このリザーバ31の長手方向略中央
部外側のコンプライアンス基板40上には、リザーバ3
1にインクを供給するためのインク導入口35が形成さ
れている。さらに、リザーバ形成基板30には、インク
導入口35とリザーバ31の側壁とを連通するインク導
入路36が設けられている。
【0094】一方、リザーバ形成基板30の圧電素子3
00に対向する領域には、圧電素子300の運動を阻害
しない程度の空間を確保した状態で、その空間を密封可
能な圧電素子保持部33が設けられている。そして、圧
電素子300は、この圧電素子保持部33内に密封さ
れ、大気中の水分等の外部環境に起因する圧電素子30
0の破壊を防止している。
【0095】なお、このように構成したインクジェット
式記録ヘッドは、図示しない外部インク供給手段と接続
したインク導入口35からインクを取り込み、リザーバ
31からノズル開口21に至るまで内部をインクで満た
した後、図示しない外部の駆動回路からの記録信号に従
い、上電極膜80と下電極膜60との間に電圧を印加
し、弾性膜50、下電極膜60及び圧電体層70をたわ
み変形させることにより、圧力発生室12内の圧力が高
まりノズル開口21からインク滴が吐出する。
【0096】(他の実施形態)以上、本発明の各実施形
態を説明したが、インクジェット式記録ヘッドの基本的
構成は上述したものに限定されるものではない。
【0097】例えば、上述の実施形態では、成膜及びリ
ソグラフィプロセスを応用して製造される薄膜型のイン
クジェット式記録ヘッドを例にしたが、勿論これに限定
されるものではなく、例えば、グリーンシートを貼付す
る等の方法により形成される厚膜型のインクジェット式
記録ヘッドにも本発明を採用することができる。
【0098】また、上述の実施形態では、たわみ変位型
の圧電素子を有するインクジェット式記録ヘッドについ
て説明したが、例えば、圧電材料と電極形成材料とをサ
ンドイッチ状に交互に挟んで積層した構造の縦振動モー
ドの圧電素子を有するインクジェット式記録ヘッドに応
用することができる。但し、何れの場合にも、振動板が
引張り応力を有していることが必要である。
【0099】このように、本発明は、その趣旨に反しな
い限り、種々の構造のインクジェット式記録ヘッドに応
用することができる。
【0100】また、上述した実施形態のインクジェット
式記録ヘッドは、インクカートリッジ等と連通するイン
ク流路を具備する記録ヘッドユニットの一部を構成し
て、インクジェット式記録装置に搭載される。図6は、
そのインクジェット式記録装置の一例を示す概略図であ
る。
【0101】図6に示すように、インクジェット式記録
ヘッドを有する記録ヘッドユニット1A及び1Bは、イ
ンク供給手段を構成するカートリッジ2A及び2Bが着
脱可能に設けられ、この記録ヘッドユニット1A及び1
Bを搭載したキャリッジ3は、装置本体4に取り付けら
れたキャリッジ軸5に軸方向移動自在に設けられてい
る。この記録ヘッドユニット1A及び1Bは、例えば、
それぞれブラックインク組成物及びカラーインク組成物
を吐出するものとしている。
【0102】そして、駆動モータ6の駆動力が図示しな
い複数の歯車およびタイミングベルト7を介してキャリ
ッジ3に伝達されることで、記録ヘッドユニット1A及
び1Bを搭載したキャリッジ3はキャリッジ軸5に沿っ
て移動される。一方、装置本体4にはキャリッジ3に沿
ってプラテン8が設けられている。このプラテン8は図
示しない紙送りモータの駆動力により回転できるように
なっており、給紙ローラなどにより給紙された紙等の記
録媒体である記録シートSがプラテン8上に搬送される
ようになっている。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、振動板
が引張り応力を有し、圧力発生室の1[inch]当た
りの配列個数nがn≧200であると共に圧力発生室の
幅w及び隔壁の厚さdと圧力発生室の配列個数nとの関
係が(w+d)=1[inch]/nであり、且つ隔壁
の厚さdがd≧10[μm]であると共に流路形成基板
の厚さhと隔壁の厚さdとの関係が(d×3)≦h≦
(d×6)であるようにしたので、圧力発生室を高密度
に配列しても、隔壁の剛性を保持してクロストークを防
止することができる。したがって、良好なインク吐出特
性を保持して高品質印刷を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドの斜視図である。
【図2】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドの平面図及び断面図である。
【図3】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドの断面図である。
【図4】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドの製造工程を示す断面図である。
【図5】本発明の実施形態1に係るインクジェット式記
録ヘッドの製造工程を示す断面図である。
【図6】本発明の一実施形態に係るインクジェット式記
録装置の概略図である。
【符号の説明】
10 流路形成基板 11 隔壁 12 圧力発生室 20 ノズルプレート 21 ノズル開口 50 弾性膜 60 下電極膜 70 圧電体層 80 上電極膜 90 リード電極 300 圧電素子

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル開口に連通する圧力発生室が複数
    の隔壁によって画成される流路形成基板と、該流路形成
    基板の一方面側に振動板を介して設けられた下電極、圧
    電体層及び上電極からなる圧電素子とを具備するインク
    ジェット式記録ヘッドにおいて、 前記振動板が引張り応力を有し、前記圧力発生室の1
    [inch]当たりの配列個数nがn≧200であると
    共に前記圧力発生室の幅w及び前記隔壁の厚さdと前記
    圧力発生室の配列個数nとの関係が(w+d)=1[i
    nch]/nであり、且つ前記隔壁の厚さdがd≧10
    [μm]であると共に前記流路形成基板の厚さhと前記
    隔壁の厚さdとの関係が(d×3)≦h≦(d×6)で
    あることを特徴とするインクジェット式記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記流路形成基板の
    厚さhと前記隔壁の厚さdとの関係が、(d×4)≦h
    ≦(d×5)であることを特徴とするインクジェット式
    記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記圧力発生
    室のコンプライアンスに対する前記隔壁のコンプライア
    ンスの割合が、10%以下であることを特徴とするイン
    クジェット式記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかにおいて、前記流
    路形成基板の厚さhと前記圧力発生室の幅wとの関係
    が、h≧wを満たしていることを特徴とするインクジェ
    ット式記録ヘッド。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかにおいて、前記圧
    電体層は、結晶が優先配向していることを特徴とするイ
    ンクジェット式記録ヘッド。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記圧電体層は、
    (100)面に優先配向していることを特徴とするイン
    クジェット式記録ヘッド。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6において、前記圧電体層
    は、結晶が菱面体晶であることを特徴とするインクジェ
    ット式記録ヘッド。
  8. 【請求項8】 請求項5〜7の何れかにおいて、前記圧
    電体層は、結晶が柱状となっていることを特徴とするイ
    ンクジェット式記録ヘッド。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れかにおいて、前記圧
    電体層の膜厚が、0.5〜2μmであることを特徴とす
    るインクジェット式記録ヘッド。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9の何れかにおいて、前記
    振動板及び前記圧電素子の各層の応力の総和が、引張り
    応力となっていることを特徴とするインクジェット式記
    録ヘッド。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記振動板の応
    力と前記下電極の応力との和が、引張り応力となってい
    ることを特徴とするインクジェット式記録ヘッド。
  12. 【請求項12】 請求項10又は11において、前記圧
    電体層が引張り応力を有することを特徴とするインクジ
    ェット式記録ヘッド。
  13. 【請求項13】 請求項10〜12の何れかにおいて、
    前記振動板が、前記圧力発生室側に圧縮応力を有する圧
    縮層が設けられていることを特徴とするインクジェット
    式記録ヘッド。
  14. 【請求項14】 請求項1〜13の何れかにおいて、前
    記圧力発生室を画成した際に、前記圧電素子が、前記圧
    力発生室側が凸となるように撓んでいることを特徴とす
    るインクジェット式記録ヘッド。
  15. 【請求項15】 請求項1〜14の何れかにおいて、前
    記流路形成基板がシリコン単結晶基板からなり、その他
    方面側を研磨することにより所定の厚さに形成されてい
    ることを特徴とするインクジェット式記録ヘッド。
  16. 【請求項16】 請求項1〜14の何れかにおいて、前
    記流路形成基板がシリコン単結晶基板からなり、その他
    方面側に予め設けられている犠牲基板を除去することに
    より所定の厚さに形成されていることを特徴とするイン
    クジェット式記録ヘッド。
  17. 【請求項17】 請求項1〜16の何れかにおいて、前
    記圧力発生室が異方性エッチングにより形成され、前記
    圧電素子を構成する各層が成膜及びリソグラフィ法によ
    り形成されたものであることを特徴とするインクジェッ
    ト式記録ヘッド。
  18. 【請求項18】 請求項1〜17の何れかのインクジェ
    ット式記録ヘッドを具備することを特徴とするインクジ
    ェット式記録装置。
JP2002019812A 2001-02-19 2002-01-29 インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置 Pending JP2002316417A (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002019812A JP2002316417A (ja) 2001-02-19 2002-01-29 インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置
AT02003208T ATE311293T1 (de) 2001-02-19 2002-02-19 Tintenstrahlaufzeichnungskopf und tintenstrahlaufzeichnungsapparat
CNB021056307A CN1167551C (zh) 2001-02-19 2002-02-19 喷墨记录头和喷墨记录设备
TW091102822A TW522093B (en) 2001-02-19 2002-02-19 Ink-jet recording head and ink-jet recording apparatus
EP02003208A EP1232865B1 (en) 2001-02-19 2002-02-19 Ink-jet recording head and ink-jet recording apparatus
US10/076,348 US6682178B2 (en) 2001-02-19 2002-02-19 Ink-jet recording head and ink-jet recording apparatus
DE60207621T DE60207621T2 (de) 2001-02-19 2002-02-19 Tintenstrahlaufzeichnungskopf und Tintenstrahlaufzeichnungsapparat
KR10-2002-0008650A KR100498851B1 (ko) 2001-02-19 2002-02-19 잉크젯 기록 헤드 및 잉크젯 기록 장치

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-41471 2001-02-19
JP2001041471 2001-02-19
JP2002019812A JP2002316417A (ja) 2001-02-19 2002-01-29 インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002316417A true JP2002316417A (ja) 2002-10-29

Family

ID=26609609

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002019812A Pending JP2002316417A (ja) 2001-02-19 2002-01-29 インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6682178B2 (ja)
EP (1) EP1232865B1 (ja)
JP (1) JP2002316417A (ja)
KR (1) KR100498851B1 (ja)
CN (1) CN1167551C (ja)
AT (1) ATE311293T1 (ja)
DE (1) DE60207621T2 (ja)
TW (1) TW522093B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100771967B1 (ko) * 2005-12-28 2007-11-01 한국생산기술연구원 압전방식 잉크젯 프린터 헤드 제조방법
WO2017203995A1 (ja) 2016-05-27 2017-11-30 コニカミノルタ株式会社 圧電素子の製造方法およびインクジェットヘッドの製造方法

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3937999B2 (ja) * 2002-10-15 2007-06-27 ブラザー工業株式会社 インクジェットヘッド
US7340831B2 (en) * 2003-07-18 2008-03-11 Canon Kabushiki Kaisha Method for making liquid discharge head
US7411339B2 (en) * 2003-11-28 2008-08-12 Seiko Epson Corporation Manufacturing method of actuator device and liquid jet apparatus provided with actuator device formed by manufacturing method of the same
DE602005007997D1 (de) * 2004-12-16 2008-08-21 Brother Ind Ltd Vorrichtung zum Transport von Flüssigkeiten und Verfahren zur Herstellung derselben
TWI343323B (en) * 2004-12-17 2011-06-11 Fujifilm Dimatix Inc Printhead module
EP1741556A1 (en) * 2005-07-07 2007-01-10 Agfa-Gevaert Ink jet print head with improved reliability
US7854497B2 (en) 2007-10-30 2010-12-21 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Fluid ejection device
JP2009234252A (ja) * 2008-03-07 2009-10-15 Seiko Epson Corp 液体吐出方法、液体吐出ヘッド、及び、液体吐出装置
JP5305018B2 (ja) * 2009-03-26 2013-10-02 セイコーエプソン株式会社 液体噴射ヘッド、液体噴射装置及びアクチュエーター装置
JP5429482B2 (ja) * 2010-01-06 2014-02-26 セイコーエプソン株式会社 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP5458896B2 (ja) * 2010-01-08 2014-04-02 セイコーエプソン株式会社 液体噴射ヘッド、液体噴射装置及び圧電素子
KR20130060500A (ko) * 2011-11-30 2013-06-10 삼성전기주식회사 실리콘 기판, 이의 제조 방법 및 잉크젯 프린트 헤드
CN103287102B (zh) * 2012-02-23 2015-12-02 珠海赛纳打印科技股份有限公司 喷墨打印机液体喷头
CN103085479B (zh) * 2013-02-04 2015-12-23 珠海赛纳打印科技股份有限公司 一种墨水喷头及其制造方法
CN103879148A (zh) * 2014-03-14 2014-06-25 常熟印刷厂有限公司 一种印刷头
CN106142841B (zh) * 2015-03-27 2019-09-24 兄弟工业株式会社 压电促动器和记录头

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05286131A (ja) 1992-04-15 1993-11-02 Rohm Co Ltd インクジェットプリントヘッドの製造方法及びインクジェットプリントヘッド
JPH05338155A (ja) * 1992-06-10 1993-12-21 Murata Mfg Co Ltd インクジェットヘッド
US6074047A (en) * 1996-05-21 2000-06-13 Minolta Co., Ltd. Ink-jet recording head
WO1997046390A1 (fr) * 1996-06-04 1997-12-11 Citizen Watch Co., Ltd. Tete a jet d'encre et son procede de fabrication
JP3387871B2 (ja) * 1996-06-04 2003-03-17 シチズン時計株式会社 微細形状部品及びその製造方法
WO1998018632A1 (fr) * 1996-10-28 1998-05-07 Seiko Epson Corporation Tete d'enregistrement a jet d'encre
US5984459A (en) * 1997-09-01 1999-11-16 Seiko Epson Corporation Ink-jet printing head and ink-jet printing apparatus using same
JP3019845B1 (ja) 1997-11-25 2000-03-13 セイコーエプソン株式会社 インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置
JP3422364B2 (ja) * 1998-08-21 2003-06-30 セイコーエプソン株式会社 インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100771967B1 (ko) * 2005-12-28 2007-11-01 한국생산기술연구원 압전방식 잉크젯 프린터 헤드 제조방법
WO2017203995A1 (ja) 2016-05-27 2017-11-30 コニカミノルタ株式会社 圧電素子の製造方法およびインクジェットヘッドの製造方法
US10792919B2 (en) 2016-05-27 2020-10-06 Konica Minolta, Inc. Method for manufacturing piezoelectric element and method for manufacturing ink jet head

Also Published As

Publication number Publication date
KR100498851B1 (ko) 2005-07-04
US6682178B2 (en) 2004-01-27
CN1373042A (zh) 2002-10-09
EP1232865B1 (en) 2005-11-30
CN1167551C (zh) 2004-09-22
DE60207621D1 (de) 2006-01-05
TW522093B (en) 2003-03-01
DE60207621T2 (de) 2006-08-10
EP1232865A3 (en) 2003-05-14
ATE311293T1 (de) 2005-12-15
KR20020084678A (ko) 2002-11-09
US20020175974A1 (en) 2002-11-28
EP1232865A2 (en) 2002-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3491688B2 (ja) インクジェット式記録ヘッド
JP2002316417A (ja) インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置
JP2004001431A (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2002210965A (ja) ノズルプレート及びインクジェット式記録ヘッド並びにインクジェット式記録装置
JP2003266686A (ja) インクジェット式記録ヘッド及びその製造方法並びにインクジェット式記録装置
JP4340048B2 (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP3725390B2 (ja) インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置
JP3555653B2 (ja) インクジェット式記録ヘッド及びその製造方法
JP2002046281A (ja) インクジェット式記録ヘッド及びその製造方法並びにインクジェット式記録装置
JP2001260357A (ja) インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置
JP3888454B2 (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP2000141644A (ja) インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置
JP2003118110A (ja) インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置
JP2002086717A (ja) インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置
JP3786178B2 (ja) インクジェット式記録ヘッド及びその製造方法並びにインクジェット式記録装置
JP2000246898A (ja) インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置
JP2000246895A (ja) インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置
JP2002059555A (ja) インクジェット式記録ヘッド及びその製造方法並びにインクジェット式記録装置
JP2003251805A (ja) インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置
JP2002210962A (ja) インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置
JP3603933B2 (ja) インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置
JP2002254640A (ja) インクジェット式記録ヘッド及びその製造方法並びにインクジェット式記録装置
JP2000225699A (ja) インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置
JP2002248760A (ja) インクジェット式記録ヘッド及びその製造方法並びにインクジェット式記録装置
JP2000318154A (ja) インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040421

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041124