JP2002314567A - 光アクセス通信装置、光電気変換装置、ルータ及び障害通知方法 - Google Patents

光アクセス通信装置、光電気変換装置、ルータ及び障害通知方法

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JP2002314567A
JP2002314567A JP2001109946A JP2001109946A JP2002314567A JP 2002314567 A JP2002314567 A JP 2002314567A JP 2001109946 A JP2001109946 A JP 2001109946A JP 2001109946 A JP2001109946 A JP 2001109946A JP 2002314567 A JP2002314567 A JP 2002314567A
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router
conversion device
frame
optical
photoelectric conversion
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JP2001109946A
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English (en)
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Koichiro Dan
浩一郎 檀
Tomoo Takahashi
朋生 高橋
Toru Hirai
透 平井
Keiichi Otani
啓一 大谷
Minoru Sekiguchi
稔 関口
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】IEEE802規格を利用した通信網におい
て、ネットワーク管理の簡素化、高速・大容量データの
広範囲へのサービス提供、及び信頼性の高い障害管理が
可能な技術を提供する。 【解決手段】ルータを収容局に、光電気変換装置を加入
者宅に設置し、該ルータと該光電気変換装置との間の物
理インタフェースを光インタフェースとする。また、I
EEE802規格で規定されるMACヘッダ内の送信先
アドレス、送信元アドレス、またはTYPE/LENG
TH長を規定したフレームを送信することで障害状態を
光電気変換装置側からルータ側に通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光アクセスサービ
スを通信網で行う光アクセス通信技術に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットの急速な普及により世界
での情報は急増している。キャリア・バックボーンの情
報量も、今後数年で100〜1000倍になると予測さ
れる。キャリアIPネットワーク構成としては、IP o
ver ATM、IP over SONET/SDH、IP ove
r WDMというようなネットワーク構成が考えられてお
り、大容量の通信網を提供しようとしている。また、家
庭やオフィスと直接接続されている最も身近なアクセス
系のネットワークにおいては、従来、電話線(ツイスト
ペア線)、CATV(同軸ケーブル)、無線(電波)な
どのいろいろなメディアが使用されているが、さらに、
光ファイバを利用したFTTH(Fiber ToThe Home)技
術により加入者宅内にまで光ファイバを設置して高速な
光通信サービスを提供しようとしている。このような背
景において、従来のネットワーク構成においては、国際
電気通信連合(ITU−T)勧告のI.430で規定さ
れたインタフェースを有するISDN通信サービスの
他、専用線通信サービスが提供されている。また、加入
者への光アクセスサービス形態としては、PDS方式を
利用した光加入者系システムがあり、その代表的な例が
特願平9−233103号公報の図24に記載されてい
る。また、加入者側の企業、大学、公共機関などにおけ
るネットワークは、IEEE802規格を利用したLA
N(Local Area Network)を形成している。LANを形
成する情報通信機器装置のネットワークを管理するプロ
トコルは種々あり、代表的な管理プロトコルは、RFC
(Request For Comments)を発行する組織のIETF
(Internet Engineering Task Force)で規定したSN
MP(Simple Network Management Protocol)プロトコ
ル、開放型システム管理であるOSIネットワーク管理
プロトコルとして使用されているCMIP(Common Man
agement Information Protocol)プロトコルなどがあ
る。これらのLANネットワークにおける情報機器管理
は、個々の情報通信機器装置に対して宛先(IPアドレ
ス)を付与し、SNMPプロトコルにてネットワーク管
理を行う構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の光アクセスサー
ビスを、IEEE802規格を利用した通信網で構築す
るにあたり、IEEE802規格で規定されている10
0Base−FXの伝送距離は、2kmと規定されてお
り、これより長距離の伝送は不可能である。また、従来
のLANのネットワーク管理プロトコルであるSNMP
を光アクセスサービスのネットワーク管理に適用した場
合、加入者宅に設置される情報通信機器装置それぞれに
宛先であるIPアドレスを付与する必要があり、該IP
アドレスを管理しなければならない。さらに、ネットワ
ークにおける加入者の増減に伴って情報通信機器装置も
増減するため、該IPアドレスの追加・削除等を含む複
雑な管理が必要となる。本発明の課題点は、(1)IE
EE802規格を利用した通信網で上記のようなサービ
スを提供するにあたり、加入者宅に設置される情報通信
機器装置個々にIPアドレスを付与する必要がなく、ネ
ットワーク管理を簡素化できること、(2)従来のサー
ビスと同等以上の信頼性がある障害管理(監視・保守・
試験)が可能なこと、である。本発明の目的は、かかる
課題点を解決できる技術を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題点を解決するた
めに、本発明では、 (1)IEEE802規格を利用した光アクセス通信装
置として、収容局に設置されるルータと、加入者宅内に
設置される光電気変換装置と、を備え、該ルータと該光
電気変換装置との間の物理インタフェースが光インタフ
ェースとされた構成とする。 (2)上記(1)において、上記物理インタフェース
は、国際電気連合勧告のG.957 S−1.1、L−
1.1規格の光インタフェースを用いる構成とする。 (3)上記(1)において、上記ルータは、IEEE8
02規格で規定されるMACヘッダ内の送信先アドレス
(DA)をALL0固定、送信元アドレス (SA)をルー
タのMACアドレス、TYPE/LEMNGTH長をA
LL1固定としたフレームを上記光電気変換装置側に送
信し、該光電気変換装置を制御または監視する構成とす
る。 (4)IEEE802規格を利用した光アクセス通信装
置に用いられる光電気変換装置として、加入者側に設置
され、光インターフェースで収容局側のルータと接続さ
れ、該規格で規定されるMACヘッダ内の送信先アドレ
ス(DA)、送信元アドレス(SA)、またはTYPE
/LENGTH長を規定したフレームを該ルータ側に送
信することにより、自身の障害状態を該ルータに通知す
るようにした構成とする。 (5)IEEE802規格を利用した光アクセス通信装
置に用いられるルータとして、収容局側に設置され、光
インターフェースで加入者側の光電気変換装置と接続さ
れ、該規格で規定されるMACヘッダ内の送信先アドレ
ス(DA)、送信元アドレス(SA)、またはTYPE
/LENGTH長を規定したフレームを該光電気変換装
置側に送信することにより、該光電気変換装置を制御か
つ監視するようにした構成とする。 (6)IEEE802規格を利用した光アクセス通信装
置における光電気変換装置からルータへの障害通知方法
として、該規格で規定されるMACヘッダ内の送信先ア
ドレス(DA)を、ALL1固定または上記ルータのM
ACアドレスとし、送信元アドレス(SA)を、ALL
0固定、TYPE/LENGTH長をALL1固定とし
て規定するステップと、該規定したフレームを加入者側
の光電気変換装置から収容局側の該ルータに送信するス
テップと、を経て、該光電気変換装置側の障害状態を該
ルータに通知するようにする。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例につき図面
を用いて説明する。図1は、本発明の実施例としての光
アクセス通信システムの網構成図である。収容局A(図
面符号1)と加入者宅A(2)間の物理インタフェース
に国際電気連合(ITU−T)勧告のG.957 S−
1.1、L−1.1規格の光インタフェースを具備した
光電気変換装置A(40)を、収容局A(1)に加入者
側の物理インタフェースとして国際電気連合(ITU−
T)勧告のG.957 S−1.1、L−1.1規格の
光インタフェースを具備したルータA(10)、このネ
ットワークを障害管理する監視制御装置(30)、収容
局A(1)を接続する装置としては、多重端局装置又は
波長多重装置A(20)を設置し、インターネット網に
接続することを可能としたIEEE802規格を利用し
た通信網構成とした。すなわち、収容局A(1)と加入
者宅A(2)間の物理インタフェースに国際電気連合
(ITU−T)勧告のG.957 S−1.1、L−
1.1規格の光モジュールを具備したルータA(10)
と光電気変換装置A(40)を設置することにより、光
ファイバで収容局と加入者宅を接続することが可能にな
り、収容局−加入者宅間の伝送距離を15kmまたは4
0kmにでき、IEEE802規格で規定されている1
00Base−FXの伝送距離2kmよりも長距離伝送
が可能な通信網を構成できる。
【0006】図2は、加入者宅A(2)内のパソコンA
からインターネットに接続するときの具体的なデータの
流れの説明図である。本図2は、図1の構成に加え、複
数の光電気変換装置を集約する集線装置A(50)を設
置した場合の構成例である。加入者宅A(2)内のパソ
コンAは、IEEE802規格で規定されているMAC
ヘッダ内の送信先アドレスを光電気変換装置A(40)
のMACアドレス、送信元アドレスをパソコンAのMA
Cアドレスを付与しMACヘッダAとして、光電気変換
装置A(40)に対しデータを送信する。データを受信
した光電気変換装置A(40)は、電気信号を光信号に
変換し、MACヘッダA内の送信先アドレスを集線装置
A(50)の1ポートのMACアドレス、送信元アドレ
スを光電気変換装置A(40)が送信するポートのMA
Cアドレスとし、MACヘッダBとして集線装置A(5
0)に対しデータを送信する。集線装置A(50)も同
様にMACヘッダ内の送信先アドレスをルータA(1
0)の1ポートのMACアドレス、送信元アドレスを集
線装置A(50)が送信するポートのMACアドレスと
し、MACヘッダCとしてルータA(10)に対しデー
タを送信する。ルータA(10)は、受信したデータの
IPヘッダA内にある送信先のIPアドレスとルータA
(50)内にあるルーティングテーブルより、受信した
データを送信する送信先のMACアドレスの検索を行
う。加入者宅A(2)と収容局A(1)間ではデータの
フレーム変換は行わない。送信先が確定後、MACヘッ
ダ内の送信先アドレスに検索したMACアドレスを設定
し、送信元アドレスをルータA(50)が送信するポー
トのMACアドレスとしMACヘッダDとしてデータを
送信する。送信されたデータは、収容局に設置されてい
る波長多重装置Aまたは多重変換装置A(20)を介し
て収容局間を接続し、インターネット網内にあるプロバ
イダとのアクセスポイントにてインターネットと接続す
る。
【0007】以下、本発明の光アクセス通信システムに
おけるネットワーク管理(監視、保守、試験)を簡素化
するための手段につき述べる。図3はMACヘッダを用
いたフレームの構成例である。図1の収容局A(1)に
設置されているルータA(10)から加入者宅A(2)
内に設置されている光電気変換装置A(40)へ送信す
るフレームとして、図3のMACヘッダ内にある送信先
アドレス(DA)をALL0固定、送信元アドレス(S
A)をルータA(10)のMACアドレス、TYPE/
LENGTHをALL1固定したフレームを規定し送信
することにより、加入者宅A(2)内に設置されている
光電気変換装置A(40)は、ルータA(10)から送
信されたフレームと判断することが可能となる。また、
加入者宅A(2)内に設置されている光電気変換装置A
(40)から収容局A(1)に設置されているルータA
(10)へ送信するフレームとして、MACヘッダ内に
ある送信先アドレス(DA)をALL1固定あるいはル
ータA(10)のMACアドレス、送信元アドレス(S
A)をALL0固定、TYPE/LENGTHをALL
1固定と規定することにより、収容局A(1)に設置さ
れているルータA(10)は、加入者宅A(2)内に設
置されている光電気変換装置A(40)から送信された
フレームと判断することが可能となる。さらに、各種プ
ロトコルを記述する部分に、ルータA(10)、光電気
変換装置A(40)が送信したフレームの内容を記述す
るメンテナンスデータとしてフレーム種別、コマンドと
分けることによりフレームの詳細な内容を記述すること
が可能とする。すなわち、従来のように保守者が情報通
信機器装置個々にIPアドレスを付与してSNMPプロ
トコルにて各装置を監視するのではなく、本システムで
はルータA(10)が加入者宅に設置される光電気変換
装置に装置個々の状態を把握し、監視制御装置A(3
0)に対し光電気変換装置の状態をメッセージ出力する
ことでネットワーク管理することが可能となる。複雑な
IPアドレス管理を行わずに、簡素なネットワーク管理
を実施することが可能になる。
【0008】図4、図5及び図6は、上記図3でメンテ
ナンスデータとして記述している部分の説明図である。
図4は、図3でメンテナンスデータとして記述したフレ
ーム種別、コマンド内容を示す。フレーム種別として、
要求・応答・通知の3種類に分ける。フレーム種別の要
求フレームによりルータA(10)は、光電気変換装置
A(40)に対し制御をすることが可能になる。また、
通知フレームにより光電気変換装置A(40)の障害状
態をルータ(10)が把握することが可能となり、監視
制御装置A(30)に対し光電気変換装置の障害メッセ
ージを通知することが可能になる。さらに、要求・応答
・通知フレームの詳細内容をコマンド部に記述し、光電
気変換装置への設定コマンド(リモートループバック設
定要求、リモートループバック設定解除要求)と光電気
変換装置の状態を監視するコマンド(状態通知要求)、
光電気変換装置内個々の部位の障害内容を通知するコマ
ンド、その通知コマンドに対するルータA(10)の応
答コマンドと分けることにより、光電気変換装置A(4
0)の制御内容、詳細な障害をルータA(10)が把握
することが可能となる。メンテナンスデータの各フレー
ムの意味、用途については以下のようになる。要求フレ
ームのリモートループバック設定要求/設定解除要求フ
レームは、光電気変換装置A(40)内の加入者側での
ループ形成/解除をルータA(10)より制御するフレ
ームである。これにより図1のルータA(10)−光電
気変換装置A(40)間にてループを形成し、ルータ
(10)よりテストデータを送信することにより、図1
の光伝送路(300)の誤り試験(ループバック試験)
を行うことが可能となる。状態要求フレームは、ルータ
A(10)より定期的に送信され、光電気変換装置内の
ループSW状態、障害内容を把握するためのフレームで
ある。これにより、ルータA(10)が光電気変換装置
個々の詳細な状態を把握することが可能となり、監視制
御装置A(30)に対し光電気変換装置の状態をメッセ
ージ出力することでネットワーク監視することが可能と
なる。応答フレームは、ルータA(10)または光電気
変換装置A(40)が送信した要求フレーム、通知フレ
ームに対する個々の応答フレームである。これにより、
ルータA(10)又は光電気変換装置A(40)が送信
したフレームに対し対向の装置(ルータA(10)又は
光電気変換装置A(40))が、受信したことを把握す
ることが可能となり、装置間でのフレームの取りこぼし
がなくなる。すなわち、信頼性のあるネットワーク監視
を行うことが可能となる。通知フレームは、光電気変換
装置A(40)の障害部位を通知するフレームである。
すなわち、光電気変換装置A(40)の収容局側の光伝
送路(300)の光入力断、加入者宅内側のユーザ側伝
送路(400)の障害、光電気変換装置A(40)内部
の障害、光電気変換装置A(40)の電源オフ等、個々
の障害についてルータA(10)に対し通知することが
可能となる。
【0009】図5は、図4に記載した状態通知応答フレ
ームのフォーマットを示す。本発明におけるフレームの
DATA/PAD部分先頭から8Byteを光電気変換
装置内部のSW状態、ルータ側のOPT(光)IN状
態、ユーザ側のIN状態、光電気変換装置内部の状態と
2Byte構成で分け、光電気変換装置の状態を収容局
A(1)に設置されているルータA(10)に応答を返
信する。すなわち、ルータA(10)は、定期的な状態
監視により光電気変換装置の詳細な状態を把握すること
が可能になる。
【0010】図6は、図5に記載した状態通知応答フレ
ーム内の光電気変換装置内部SW状態、ルータ側OPT
(光)IN状態、ユーザ側IN状態、光電気変換装置内
部状態の内容を示す。2Byte構成をしている状態内
容の上位1Byteを、光電気変換装置の部位を表す記
述やユーザ側のインタフェース種類を表す記述、下位1
Byteを光電気変換装置の障害状態、00は正常、0
0以外は障害を表す記述と分けることにより、光電気変
換装置の詳細な部位の障害状態について通知することが
可能となる。これにより、ルータA(10)は、この詳
細情報をメッセージとして監視制御装置A(30)に対
して通知することが可能となる。上記本発明のフレーム
(図3〜図6)を用いたシステムにおけるネットワーク
管理(監視、保守、試験)のための動作を、シーケンス
図を用いて説明する。
【0011】図7は、図1のルータA(10)、光電気
変換装置A(40)間の光伝送路(300)の信号疎通
試験、リモートループバック試験時のシーケンス図を示
す。監視制御装置A(30)からコマンドを入力し、ル
ータA(10)は光電気変換装置A(40)に対してリ
モートループバック設定要求フレームを送信する。この
とき、応答フレームの応答監視タイマをルータA(1
0)側で起動させる。リモートループバック設定要求フ
レームを受信した光電気変換装置A(40)は、受信し
たフレームを下位のユーザ側(パソコンA側)に送信せ
ずに、光電気変換装置A(40)内で終端する。光電気
変換装置A(40)は、装置内のユーザ側にてループを
形成し、リモートループバック設定完了応答フレームを
ルータA(10)に対し送信する。ルータA(10)
は、応答監視タイマ内に、リモートループバック設定完
了応答フレームを受信したら応答監視タイマを停止す
る。応答監視タイマがタイムアウトになった場合は、再
度リトライを行う。リトライは例えば3回実行し、3回
実行しても応答がない場合は、応答監視タイマを停止し
リモートループバック設定要求フレーム送信処理を終了
し、監視制御装置A(30)に対し、光電気変換装置A
(40)のリモートループバック設定が不可能なことを
メッセージとして通知する。光電気変換装置A(40)
のリモートループバック設定が完了後、ルータA(1
0)は、リモートループバックテスト用データフレーム
を送信する。すなわち、ルータA(10)が送信したテ
スト用データと受信したテスト用データを比較し、その
比較した結果のフレーム誤り数、ルータA(10)が受
信したテスト用データフレーム応答数により、光伝送路
(300)の信号疎通状態の確認を行うことが可能にな
る。リモートループバック試験終了時は、監視制御装置
A(30)よりコマンドを入力し、ルータA(10)
は、リモートループバック設定解除要求フレームを光電
気変換装置A(40)に対し送信する。このとき、リモ
ートループバック設定要求フレームと同様に応答監視タ
イマを起動させる。光電気変換装置A(40)は、受信
したリモートループバック設定解除要求フレームにより
光電気変換装置内のループを解除し、ルータA(10)
に対してリモートループバック設定解除完了フレームを
送信する。ルータA(10)は、応答監視タイマ内に受
信したリモートループバック設定解除完了フレームによ
り応答監視タイマを停止し、監視制御装置A(30)に
対してリモートループバック設定解除のメッセージを送
信し試験を終了する。
【0012】図8は、光電気変換装置の電源をオフされ
たときのシーケンス図を示す。光電気変換装置A(4
0)がユーザにより電源をオフ、停電などで電源オフに
なった場合、光電気変換装置A(40)は、ある時間内
連続的にパワーオフ通知フレームをルータ(10)に対
して送信し、光電気変換装置A(40)の電源をオフす
る。ルータ(10)は、パワーオフ通知フレームを一度
受信したら、監視制御装置A(30)に対して光電気変
換装置A(40)が電源オフされたこと促すメッセージ
を通知する。これにより、光電気変換装置A(40)が
ユーザや停電などにより電源オフされたことを確認する
ことが可能となる。
【0013】図9は、ルータA(10)が定期的に光電
気変換装置A(40)の状態監視する時のシーケンス図
を示す。ルータA(10)より定期的に光電気変換装置
A(40)に対して状態通知要求フレームを送信する。
光電気変換装置A(40)は、受信した状態通知要求フ
レームを終端し、光電気変換装置A(40)より下位の
ユーザ側(パソコンA)にフレームを送信しない。光電
気変換装置A(40)は、図5、図6に記載された状態
通知応答フレームを構成し、光電気変換装置A(40)
の状態をルータA(10)に対して送信する。光電気変
換装置A(40)が送信した状態通知応答フレームをル
ータA(10)は受信し、フレームの内容を解読し、監
視制御装置A(30)に対して光電気変換装置A(4
0)の状態をメッセージにて送信し、保守者に光電気変
換装置A(40)状態を通知する。すなわち、ルータA
(10)より定期的に光電気変換装置の状態を監視する
ことが可能になる。
【0014】図10は、光電気変換装置A(40)の障
害発生/回復時の通知フレーム(パワーオフ通知フレー
ムを除く全ての通知フレーム)のシーケンス図を示す。
光電気変換装置A(40)は、障害発生時に図3、図4
に記載の障害を通知するフレームをルータA(10)に
対して送信する。光電気変換装置A(40)はフレーム
送信時に、送信する通知フレームに対する応答監視タイ
マを起動させる。ルータA(10)は、受信した通知フ
レーム(図10の光電気変換装置A(40)からの通知
フレームは、ユーザ側障害検出通知フレーム)を解読
し、その障害内容を監視制御装置A(30)に対しメッ
セージを送信する。図10のように、応答フレームが光
電気変換装置A(40)にて受信されない場合、つまり
応答監視タイマがタイムアウトになった場合は、再度障
害を通知するフレームを送信する。この光電気変換装置
A(40)の障害を通知するフレームは、送信した通知
フレームの応答フレームを光電気変換装置A(30)が
受信するまで送信する。この通知方法により、光電気変
換装置A(40)の障害通知フレームをルータ(10)
は取りこぼすことなく監視制御装置A(30)に対しメ
ッセージを送信し、保守者等に対し通知することが可能
となる。
【0015】図11は、上記機能を有する光電気変換装
置の概略ブロック図を示す。光電気変換装置A(40)
のポート1の伝送路(400)からのフレームをPHY
1部にて受信し、その受信したフレームの正確性を検査
するため、CRC演算のチェックを行い、CRC演算不
一致時は、フレームを破棄し、フィルタリング処理を行
うことが可能となる。受信したフレームが正常な場合
は、SW部(40−b)を経由し、送信するフレームを
一旦、装置内のバッファメモリに蓄積させ、PHY2
(40−e)部を経由し国際電気連合(ITU−T)勧
告のG.957 S−1.1、L−1.1規格に準拠し
たO/E、E/O変換(40−f)にて、装置内の電気
信号を光信号に変換し、光伝送路(300)へ送信す
る。逆に、光伝送路(300)からのフレームは、O/
E、E/O変換(40−f)にて光信号を装置内部の電
気信号に変換しPHY2部にて受信する。PHY2部
(40−e)にて受信したフレームは、受信したフレー
ムの正確性を検査するため、CRC演算のチェックを行
い、CRC演算不一致時は、フレームを破棄し、フィル
タリング処理を行うことが可能となる。受信したフレー
ムが正常な場合は、SW部(40−b)を経由し、送信
するフレームを一旦、装置内のバッファメモリに蓄積さ
せる。この時、CPU(40−c)より受信したフレー
ムが図3〜図6に記載のフレームか否かの判断を行う。
該フレームでないと判断した場合は、フレームをそのま
まSW部(40−b)、PHY1(40−a)部を経由
し伝送路(400)へ送信する。該フレームであると判
断した場合は、本フレームを終端し前述の処理を行い、
リモートループバック試験設定要求/解除要求時は、P
HY1(40−a)部にてループ形成/解除を行う。ま
た、図11の光電気変換装置のポート数を2ポートから
多数ポート構成にし、国際電気連合(ITU−T)勧告
のG.957 S−1.1、L−1.1規格に準拠した
O/E、E/O変換(40−f)を具備してSW部にて
各ポートへのフレームのスイッチングを実施する構成
が、図2の集線装置A(50)の概略ブロック構成であ
る。
【0016】なお、特許請求の範囲に記載の発明に関連
した発明で、上記実施例に記載された発明としては、
(1)ルータが、フレームにより光電気変換装置とのリ
モートループバック試験が可能なようにされた構成の光
アクセス通信装置やルータ、(2光電気変換装置が、該
光電気変換装置側においてループを形成し、ルータとの
リモートループバック試験が可能なようにされた構成の
光アクセス通信装置や光電気変換装置、がある。
【0017】上記実施例によれば、同期光通信網の規格
である国際電気連合(ITU−T)勧告のG.957
S−1.1、L−1.1規格の光インタフェースを物理
インタフェースに採用することにより、伝送速度100
Base(データ速度100Mbit/s)の伝送距離
を、例えば15kmまたは40kmに伸ばすことがで
き、高速・大容量のデータを広範囲の地域にサービス提
供することが可能となる。また、IEEE802規格で
規定されているMACヘッダ内にある送信先アドレス
(DA)、送信元アドレス(SA)、TYPE/LENG
TH長を規定することにより、ルータから加入者宅内に
設置される光電気変換装置を制御、状態監視することが
可能になる。このため、従来は情報通信機器個々に付与
していたIPアドレスを、光電気変換装置に付与する必
要がなくなり、複数のIPアドレスを管理することも不
要となる。さらに、従来のLANのネットワーク管理と
従来のサービスで用いられた光加入者系通信システムと
同等な信頼性を有する障害管理(監視・保守・試験)を
することが可能となる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、IEEE802規格を
利用した通信網においてネットワーク管理を簡素化しか
つ高速・大容量のデータを広範囲にサービス提供でき
る。また、信頼性の高い障害管理(監視・保守・試験)
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例としての光アクセス通信システ
ムの構成例を示す図である。
【図2】本発明の実施例としてのルータ、光電気変換装
置を用いた網構成例を示す図である。
【図3】本発明におけるフレームの構成例を示す図であ
る。
【図4】本発明におけるフレーム種別例、コマンド内容
例を示す図である。
【図5】本発明における状態通知応答フレームの構成例
を示す図である。
【図6】図5の状態通知応答フレーム内の内容例を示す
図である。
【図7】本発明におけるリモートループバック試験時の
シーケンス例を示す図である。
【図8】本発明におけるパワーオフ通知フレームのシー
ケンス例を示す図である。
【図9】本発明における状態通知フレームのシーケンス
例を示す図である。
【図10】本発明における通知フレームのシーケンス例
を示す図である。
【図11】本発明における光電気変換装置の構成例を示
す図である。
【符号の説明】
1…収容局A、 2〜5…加入者宅A〜D、 10…ル
ータA、 20…波長多重装置A、 30…監視制御装
置A、 40〜44…光電気変換装置A〜D、50…集
線装置A、 60…宅内ルータA、 100…ルータ−
波長多重装置A間インタフェース、 200…波長多重
装置Aインタフェース、 300〜303…ルータ−光
電気変換装置間光インタフェース、 400〜403…
光電気変換装置−パソコン間インタフェース、 500
…光電気変換装置D−宅内ルータA間インタフェース、
600…光電気変換装置D−パソコンD間インタフェ
ース、 700…ルータA−集線装置A間インタフェー
ス、 800〜803…集線装置A−光電気変換装置間
インタフェース、 40−a…PHY1、 40−b…
SW部、 40−c…CPU、 40−d…バッファメ
モリ、 40−e…PHY2、 40−f…O/E、E
/O変換。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平井 透 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所通信事業部内 (72)発明者 大谷 啓一 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所通信事業部内 (72)発明者 関口 稔 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所社会・ネットワークシス テム事業部内 Fターム(参考) 5K002 BA04 DA12 EA05 FA01 5K033 AA09 CA17 CC01 DA06 DA15 DB06 DB17 DB22

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】IEEE802規格を利用した光アクセス
    通信装置であって、収容局に設置されるルータと、加入
    者宅内に設置される光電気変換装置と、を備え、該ルー
    タと該光電気変換装置との間の物理インタフェースが光
    インタフェースとされた構成を特徴とする光アクセス通
    信装置。
  2. 【請求項2】上記物理インタフェースは、国際電気連合
    勧告のG.957 S−1.1、L−1.1規格の光イ
    ンタフェースを用いる構成である請求項1に記載の光ア
    クセス通信装置。
  3. 【請求項3】上記ルータは、上記ルータは、IEEE8
    02規格で規定されるMACヘッダ内の送信先アドレス
    をALL0固定、送信元アドレスを該ルータのMACア
    ドレス、TYPE/LEMNGTH長をALL1固定と
    したフレームを上記光電気変換装置側に送信し、該光電
    気変換装置を制御または監視する構成である請求項1に
    記載の光アクセス通信装置。
  4. 【請求項4】IEEE802規格を利用した光アクセス
    通信装置に用いられる光電気変換装置であって、加入者
    側に設置され、光インターフェースで収容局側のルータ
    と接続され、該規格で規定されるMACヘッダ内の送信
    先アドレス、送信元アドレス、またはTYPE/LEN
    GTH長を規定したフレームを該ルータ側に送信するこ
    とにより、自身の障害状態を該ルータに通知するように
    した構成を特徴とする光電気変換装置。
  5. 【請求項5】IEEE802規格を利用した光アクセス
    通信装置に用いられるルータであって、収容局側に設置
    され、光インターフェースで加入者側の光電気変換装置
    と接続され、該規格で規定されるMACヘッダ内の送信
    先アドレス、送信元アドレス、またはTYPE/LEN
    GTH長を規定したフレームを該光電気変換装置側に送
    信することにより、該光電気変換装置を制御かつ監視す
    るようにした構成を特徴とするルータ。
  6. 【請求項6】IEEE802規格を利用した光アクセス
    通信装置における光電気変換装置からルータへの障害通
    知方法であって、該規格で規定されるMACヘッダ内の
    送信先アドレスを、ALL1固定または上記ルータのM
    ACアドレスとし、送信元アドレスを、ALL0固定、
    TYPE/LENGTH長をALL1固定として規定す
    るステップと、該規定したフレームを加入者側の光電気
    変換装置から収容局側の該ルータに送信するステップ
    と、を経て、該光電気変換装置側の障害状態を該ルータ
    に通知するようにしたことを特徴とする障害通知方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006191589A (ja) * 2004-12-30 2006-07-20 Alcatel 遠隔アクセス可能な光加入者線要素
JP2008523630A (ja) * 2004-12-10 2008-07-03 インテル コーポレイション リアルタイム一定発振率(er)レーザー駆動回路
US8520627B2 (en) 2005-06-28 2013-08-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Method of conducting handover of mobile node, and network system using the same

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