JP2002311916A - 駆動方法、表示回路、表示装置 - Google Patents

駆動方法、表示回路、表示装置

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JP2002311916A
JP2002311916A JP2001118449A JP2001118449A JP2002311916A JP 2002311916 A JP2002311916 A JP 2002311916A JP 2001118449 A JP2001118449 A JP 2001118449A JP 2001118449 A JP2001118449 A JP 2001118449A JP 2002311916 A JP2002311916 A JP 2002311916A
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voltage
signal
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line driving
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Hiroshi Kinoshita
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 比較的簡易な方法で前の走査により信号線に
充電される電荷を小さくして、信号線駆動回路の駆動能
力を高めて、低コストで高品位の表示が可能なTFT型
液晶表示装置とその駆動方法を実現すること。 【解決手段】 n番目の水平走査期間において、信号線
駆動回路は表示時間Tdeにロード信号Lpにより+信
号線駆動電圧を出力し、プリチャージ時間Tdoにプリチ
ャージ信号Ocnにより+極性のプリチャージ電圧を出力
し、走査線駆動回路は、水平走査期間に同期して表示時
間Tdeに走査線XnにVonを出力し、プリチャージ時
間Tdoに表示制御信号DoffによりVoffを出力し、
プリチャージ電圧の極性はプリチャージ信号Ocnで制御
され、信号線駆動電圧の白レベルに対応し、n+1番目の
水平走査期間では−信号線駆動電圧と−極性のプリチャ
ージ電圧を出力し、順次この走査を繰り返す構成とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像機器やコンピ
ュータなどの情報機器のディスプレイに用いられる駆動
方法、表示回路、表示装置、テレビ受信装置、情報処理
装置、及びプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】交流駆動を基本とする液晶パネルの駆動
法では、前の走査による電荷(これを初期電荷とする)
が信号線に残り、駆動回路に影響を与える。交流駆動に
基づく駆動方法は数多く提案されているが、隣接する走
査線に配置された画素には互いに異なる極性の画素電圧
を加える駆動法(ライン反転駆動と呼ばれる)が一般的
で多用されている。一方、高品位表示の液晶表示装置に
は、隣接する画素には互いに極性が異なる画素電圧を加
える駆動方法(ドット反転駆動と呼ばれる)が用いられ
る。
【0003】ライン反転駆動法では動作基準電圧にパル
ス電圧が使用できるのに対し、ドット反転駆動法では直
流電圧に限定されることが大きな相違点である。両駆動
法とも、前記の初期電荷は信号線駆動に影響を与える
が、ドット反転駆動法は、ライン反転駆動法より高い信
号線駆動電圧が要求されるため、初期電荷が与える影響
は大きい。
【0004】図12に基づき従来の液晶表示装置につい
て説明する。図12は、ドット反転駆動法を用いた従来
の液晶表示装置の構成図である。15は液晶パネルであ
る。液晶パネル15には、走査線11、信号線12、走
査線11と信号線12の交点に画素13、共通電極10
が配設される。走査線11と信号線12の本数は、それ
ぞれXN、YM本とし、Xnは液晶パネル15の上端か
らn番目の走査線、Ymは液晶パネル15の左端からm
番目の信号線であり、交差点の画素を(m、n)と表し
ている。図示していないが、画素13にはTFTと液晶
セルが配設される。画素13に印加される駆動電圧を画
素電圧という。
【0005】なお、TFTとは、Thin Film
Transistorつまり薄膜トランジスタのことで
あり、各画素13のスイッチング素子として機能するも
のである。すなわち、画素13のTFTがオン状態にな
っているときは、信号線12に印加された信号線駆動電
圧を画素13に印加することができ、画素13のTFT
がオフ状態になっているときは、信号線12に印加され
た信号線駆動電圧は画素13に印加されない。また、T
FTのオンオフの切り換えは、走査線11に印加される
走査パルスによって行われる。
【0006】走査線駆動回路17は走査線11に走査パ
ルスを順次出力し、信号線駆動回路16は走査パルスに
同期して画像信号に対応した信号線駆動電圧を信号線1
2に出力する線順次駆動をし、液晶パネル15を駆動す
る。走査パルスのHiレベルはVon、LoレベルはV
offで、VonはTFTがオンするTFTのゲート電
圧であり、VoffはTFTがオフするTFTのゲート
電圧である。
【0007】18は電源回路で、Von、Voff、V
c、Vadが出力される。Vcは液晶パネル15の動作
点を定める基準電圧で動作基準電圧と呼ばれ、共通電極
10に印加され、Vadは信号線駆動電源電圧で、信号
線駆動回路16とγ補正電圧発生回路22に供給され
る。
【0008】水平同期信号、クロック信号等の制御信号
とデータ信号からなる画像信号(図12ではSignal in
で示す)は制御回路19に入力され、制御回路19から
信号線駆動回路用制御信号21と走査線駆動回路用制御
信号20がそれぞれ信号線と走査線駆動回路に出力され
る。
【0009】22はγ補正電圧発生回路で、2種類のγ
補正電圧群Vγ1とVγ2を信号線駆動回路16に出力
する(ライン反転駆動では1種類のγ補正電圧群でよ
い)。隣り合う画素に極性の反転した画素電圧を加える
ために、信号線駆動回路用制御信号21の反転信号(図
示せず)とVγ1とVγ2により、信号線駆動回路16
は+或は−極性の信号線駆動電圧を信号線12に出力す
る。
【0010】図13に従来の液晶表示装置のタイミング
図を示す。DATAはデータ信号、Ckはデータ信号の
クロック、Thは水平同期信号、Lpはロード信号を表
す。これらの信号は、画像信号をより制御回路19から
出力される信号線駆動回路用制御信号21である。な
お、1Hは1水平走査期間を表す。図13のn走査は、
垂直同期信号(図示せず)から数えてn番目の水平走査
期間であることを表し、mはn−1番目の水平走査期間
のm番目のデータとクロックであることを示す。
【0011】データ信号は6ビット乃至8ビットのデジ
タル信号である場合が多いが、デジタル信号の場合に
は、信号線駆動回路16において画像表示に適した信号
線駆動電圧に変換される。この変換にはデジタル−アナ
ログ変換回路(以降、A/Dコンバータと略す)が用い
られ、A/Dコンバータの参照電圧に前記のγ補正電圧
が用いられる。
【0012】図13に示すn番目の水平走査期間のデー
タ信号はn−1番目の水平走査期間の信号であることを
断っておく。n−1番目の水平走査期間のデータ信号
(図13)は、信号線駆動回路16にラッチされた後、
ロードパルスLpの立ち上がりのタイミングで、A/D
変換され、次の(n番目)の水平走査期間内に信号線1
1に出力され、水平走査信号に同期して、Xn番目の走
査線に走査線駆動回路17からVonが出力され(これ
をn番目の走査と略する)、画素13に信号線駆動電圧
(図ではVH)が印加される。図13のYmは、全画面
に白或いは黒の表示をする場合に、m番目の信号線Ym
に出力される信号線駆動電圧波形で、Y'はXn−1或
いはXn+1番目の走査で信号線Ymに出力される信号
線駆動線圧波形或は次の垂直走査期間のn番目の走査で
出力される信号線駆動線圧波形である。Td1は信号線駆
動電圧の遅延時間であり、HiとLoはデジタル信号の
1と0をそれぞれ表す。
【0013】液晶パネルには、駆動電圧に対する透過率
特性の変化がVHでほぼ最小の透過率となるノーマリブ
ラック(NB)とVHでほぼ最大の透過率となるノーマ
リホワイト(NW)がある。全画面白(黒)表示とは、
静止画で、画面全部に白(黒)を表示する状態を指すも
のとする。従って、NWの液晶パネル(NBの液晶パネ
ル)の場合、VHとVLは黒(白)の画像表示に対応す
る。ここでは、NWの液晶パネルを一例とする。
【0014】信号線には1H毎にVHとVLの信号線駆
動電圧が出力されるので、VHが出力される場合には信
号線の電圧はVLであり、このVLが初期電荷を発生さ
せる。
【0015】全画面黒表示では、図14に示す模式図に
画素電圧の極性を示す。1Vは垂直走査期間である。±
の極性は動作基準電圧Vcを基準とする。+(−)信号
線駆動電圧とは、+(−)極性の画素電圧を発生させる
信号線駆動電圧とする。
【0016】液晶パネルの配線容量や配線抵抗などによ
る不平衡電圧が画素電圧に重畳しない理想的な場合に
は、数1が成り立つ。
【0017】
【数1】VH−Vc=Vc−VL ∴ V(+)−V(−)=0 VH=Vc+V(+)、VL=Vc−V(−) 数1を満たすVcを理想基準電圧Vrというが、実際の
液晶パネル15では、不平衡電圧が発生しVc≠Vrで
ある。不平衡電圧はフリッカや表示ムラとして目視され
画質を劣化させるる。そのために、Vcを変えて不平衡
電圧を相殺するフリッカ調整と呼ばれる対策が施され
る。電源回路18の半可変抵抗VRによってフリッカ調
整が行われる。
【0018】このようにして、互いに隣接する画素には
極性が反転した画素電圧が加えられることになる。
【0019】図15は、従来の液晶表示装置の駆動方法
を説明する模式図である。信号線駆動回路の出力回路を
電源Vs、出力抵抗RsとスイッチSWで表し、信号線
12を容量Csと抵抗Rsで表している。スイッチSW
は走査パルスに同期し、ロードパルスLPでオンする。
全画面黒(或いはNB液晶パネルの場合は白)表示で
は、図15(A)と(B)に示す2モードの動作が1H
毎に繰り返される。図15は初期電荷Qi=V(+)*
Cs或いはV(−)*Csの容量Csにt=0でSWが
オンする過渡現象である。(A)モードと(B)モード
で容量Csの充電にされる電荷量と充電電流Isのピー
ク値を数2に示す。
【0020】
【数2】(A)モード 電荷量:Q(+)=(VH−V(-)−Vc)*Cs=2
*Qi ピーク電流:I(+)=(VH−V(-)−Vc)/(ry+
Rs) (B)モード 電荷量:Q(−)=(VL−V(+)−Vc)*Cs=−
2*Qi 数2から、 初期電荷Qi=0の場合に比べ、信号線駆
動回路の仕事量は2倍になりIsのピーク値も2倍にな
る。これは、駆動能力が高い信号線駆動回路が要求され
ることを意味するものである。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】隣接した画素電圧の極
性が異なる駆動法では、前の走査により信号線に出力さ
れる電圧が初期電荷となり、信号線駆動回路は初期電荷
を放電して所定の信号線駆動電圧を信号線に出力しなけ
ればならない。そのために、高い駆動能力が要求され
る。信号線駆動回路の駆動能力が不足すれば、画質ムラ
が発生する。特に、ドット反転駆動では、動作基準電圧
が直流のため、高い信号線駆動電圧が要求されるので初
期電荷が信号線駆動回路に与える影響が大きい。信号線
駆動回路の駆動能力を向上させれば、信号線駆動回路を
構成する信号線駆動ICのチップサイズが大きくなりコ
ストがアップする。
【0022】画面サイズが大きくなり、画素数が多いほ
ど、高速で駆動能力が高い信号線駆動回路が要求される
から、前記の初期電荷の影響は一層顕著になる。
【0023】なお、このような初期電荷の影響は、液晶
表示装置にのみ見られるものではなく、他の表示装置、
例えばEL(エレクトロルミネッセンス)表示パネルを
用いた表示装置や、プラズマディスプレイの表示パネル
を用いた表示装置など、画素が容量性を示すマトリクス
型の表示パネルを用いた表示装置でも同様にこのような
初期電荷の影響が見られる。
【0024】すなわち、交流駆動で表示パネルを駆動す
る場合、初期電荷の影響を取り除くために信号線駆動回
路の能力を向上させるとICのチップサイズが大きくな
りコストアップするという課題がある。
【0025】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、比較的簡易な手段により、前
の走査による信号線の初期電荷を実用上無視できるレベ
ルにし、信号線駆動回路の駆動能力を向上させ、低コス
トで高品位の画質を表示できる駆動方法、表示回路、表
示装置、テレビ受信装置、情報処理装置、及びプログラ
ムを提供することを目的とするものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、第1の本発明(請求項1に対応)は、複数の信
号線と、複数の走査線と、前記信号線及び前記走査線の
各交点にマトリクス状に配置され、画素に信号線駆動電
圧を印加するための画素電極とを有する表示パネルの前
記走査線を駆動することによって、前記信号線駆動電圧
を印加する対象である前記画素電極を選択する走査線駆
動回路と、入力されたデータ信号が示す輝度レベルを選
択された前記画素電極に印加する信号線駆動電圧に変換
する変換回路を少なくとも有し、前記信号線を駆動する
ことによって変換された前記信号線駆動電圧を前記画素
電極に印加する信号線駆動回路とを備えた表示回路を駆
動する駆動方法であって、1水平走査期間のうちのブラ
ンキング時間に、前記変換回路は、予め決められている
所定の輝度レベルを前記信号線駆動電圧に変換し、前記
信号線駆動回路は、変換された前記信号線駆動電圧を前
記信号線に印加することによって前記信号線をプリチャ
ージする駆動方法である。
【0027】また、第2の本発明(請求項2に対応)
は、前記各画素電極毎に形成されたスイッチング素子で
あって、前記画素電極と前記信号線とを導通させるオン
状態または前記画素電極と前記信号線とを絶縁させるオ
フ状態とのいずれかの状態をとり得る前記スイッチング
素子を、前記走査線駆動回路が、前記走査線を介して前
記オフ状態から前記オン状態に切り替えることによっ
て、そのオン状態に切り替えられた前記スイッチング素
子に対応する前記画素電極を選択する場合、前記1水平
走査期間の表示時間に、前記信号線駆動回路は入力され
た前記データ信号に対応する信号線駆動電圧を出力し、
前記走査線駆動回路は前記信号線駆動電圧に同期して前
記スイッチング素子をオン状態にするゲートオン電圧を
出力し、前記1水平走査期間の前記ブランキング時間
に、前記走査線駆動回路は、前記予め決められている所
定の輝度レベルが前記変換回路によって変換された前記
信号線駆動電圧に同期して前記スイッチング素子をオフ
状態にするゲートオフ電圧を出力する第1の本発明に記
載の駆動方法である。
【0028】また、第3の本発明(請求項3に対応)
は、前記予め決められた所定の輝度レベルとは、黒レベ
ルであるまたは白レベルであり、前記黒レベルとは、黒
の画像表示をするデータ信号が示す輝度レベルであり、
前記白レベルとは、白の画像表示をするデータ信号が示
す輝度レベルである第1または2の本発明に記載の駆動
方法である。
【0029】また、第4の本発明(請求項4に対応)
は、変換された前記信号線駆動電圧は、前記表示パネル
の動作点を定める電圧である動作基準電圧に実質上等し
い第1〜3の本発明のいずれかに記載の駆動方法であ
る。
【0030】また、第5の本発明(請求項5に対応)
は、複数の信号線と、複数の走査線と、前記信号線と前
記走査線との各交点にマトリクス状に配置され、画素に
信号線駆動電圧を印加するための画素電極とを有する表
示パネルの前記走査線を駆動することによって、前記信
号線駆動電圧を印加する対象である前記画素電極を選択
する走査線駆動回路と、入力されたデータ信号が示す輝
度レベルを選択された前記画素電極に印加する信号線駆
動電圧に変換する変換回路を少なくとも有し、前記信号
線を駆動することによって変換された前記信号線駆動電
圧を前記画素電極に印加する信号線駆動回路とを備え、
1水平走査期間のうちのブランキング時間に、前記変換
回路は、予め決められている所定の輝度レベルを前記信
号線駆動電圧に変換し、前記信号線駆動回路は、変換さ
れた前記信号線駆動電圧を前記信号線に印加することに
よって前記信号線をプリチャージする表示回路である。
【0031】また、第6の本発明(請求項6に対応)
は、前記表示パネルは、前記各画素電極毎に形成された
スイッチング素子であって、前記画素電極と前記信号線
とを導通させるオン状態または前記画素電極と前記信号
線とを絶縁させるオフ状態とのいずれかの状態をとり得
る前記スイッチング素子を有し、前記走査線駆動回路
は、前記走査線を介して前記オフ状態から前記オン状態
に切り替えることによって、そのオン状態に切り替えら
れた前記スイッチング素子に対応する前記画素電極を選
択するものであり、前記1水平走査期間の表示時間に、
前記信号線駆動回路は入力された前記データ信号に対応
する信号線駆動電圧を出力し、前記走査線駆動回路は前
記信号線駆動電圧に同期して前記スイッチング素子をオ
ン状態にするゲートオン電圧を出力し、前記1水平走査
期間の前記ブランキング時間に、前記走査線駆動回路
は、前記予め決められている所定の輝度レベルが前記変
換回路によって変換された前記信号線駆動電圧に同期し
て前記スイッチング素子をオフ状態にするゲートオフ電
圧を出力する第5の本発明に記載の表示装置である。
【0032】また、第7の本発明(請求項7に対応)
は、前記予め決められた所定の輝度レベルとは、黒レベ
ルであるまたは白レベルであり、前記黒レベルとは、黒
の画像表示をするデータ信号が示す輝度レベルであり、
前記白レベルとは、白の画像表示をするデータ信号が示
す輝度レベルである第5または6の本発明に記載の表示
回路である。
【0033】また、第8の本発明(請求項8に対応)
は、変換された前記信号線駆動電圧は、前記表示パネル
の動作点を定める電圧である動作基準電圧に実質上等し
い第5〜7の本発明のいずれかに記載の表示回路であ
る。
【0034】また、第9の本発明(請求項9に対応)
は、前記信号線駆動回路は、前記変換回路に前記データ
信号と前記予め決められている所定の輝度レベルに対応
する信号とのいずれか一方を出力する出力制御回路を有
し、前記変換回路は、その出力された信号を前記信号線
駆動電圧に変換する第5〜8の本発明のいずれかに記載
の表示回路である。
【0035】また、第10の本発明(請求項10に対
応)は、前記予め決められている所定の輝度レベルに対
応する信号は、前記予め決められている所定の輝度レベ
ルの変換後の前記信号線駆動電圧の極性を示す情報をも
含む信号である第9の本発明に記載の表示回路である。
【0036】また、第11の本発明(請求項11に対
応)は、複数の信号線と、複数の走査線と、前記信号線
と前記走査線との各交点にマトリクス状に配置され、画
素に信号線駆動電圧を印加するための画素電極とを有す
る表示パネルの前記走査線を駆動することによって、前
記信号線駆動電圧を印加する対象である前記画素電極を
選択する走査線駆動回路と、所定のプリセット電圧を入
力するためのプリセット電圧入力端子を少なくとも有
し、入力されたデータ信号を、前記信号線に印加する信
号線駆動電圧に変換し、前記信号線を駆動することによ
って変換された前記信号線駆動電圧を前記画素電極に印
加する信号線駆動回路とを備え、1水平走査期間のうち
のブランキング時間に、前記信号線駆動回路は、前記所
定のプリセット電圧を前記信号線に印加することによっ
て前記信号線をプリチャージする表示回路である。
【0037】また、第12の本発明(請求項12に対
応)は、前記プリセット電圧入力端子には、前記表示パ
ネルの動作点を定める電圧である動作基準電圧が入力さ
れる第11の本発明に記載の表示回路である。
【0038】また、第13の本発明(請求項13に対
応)は、第5〜12の本発明のいずれかに記載の表示回
路と、前記表示パネルとを備え、前記表示パネルは、前
記画素が容量性を示すマトリクス型の表示パネルである
表示装置である。
【0039】また、第14の本発明(請求項14に対
応)は、放送されてくる映像信号を受信する受信手段
と、前記映像信号を表示する表示手段とを備え、前記表
示手段には、第13の本発明に記載の表示装置が用いら
れているテレビ受信装置である。
【0040】また、第15の本発明(請求項15に対
応)は、情報を処理する情報処理手段と、前記処理結果
及び/または前記情報処理手段を操作するためのGUI
画面を表示する表示手段とを備え、前記表示手段には、
第13の本発明に記載の表示装置が用いられている情報
処理装置である。
【0041】また、第16の本発明(請求項16に対
応)は、第1の本発明に記載の駆動方法の、1水平走査
期間のうちのブランキング時間に、前記変換回路は、予
め決められている所定の輝度レベルを前記信号線駆動電
圧に変換し、前記信号線駆動回路は、変換された前記信
号線駆動電圧を前記信号線に印加することによって前記
信号線をプリチャージするステップの全部または一部を
コンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0042】例えば、本発明は、複数の信号線と走査線
とを交差して設け、前期信号線と走査線との各交点にT
FTをマリクス状に配置した液晶パネルと、前記液晶パ
ネルの走査線駆動回路及び信号線駆動回路と、前記走査
線及び信号線駆動回路に制御信号を出力する制御回路
と、前記液晶パネルの共通電極端子に動作基準電圧Vc
を出力する電源回路と、を備え、データ信号により画像
表示をする液晶表示装置の駆動方法であって、表示時間
とそれに続くブランキング時間とからなる1水平走査期
間において、前記表示時間内に、前記信号線駆動回路は
データ信号に対応する信号線駆動電圧を出力し、前記走
査線駆動回路は前記信号線駆動電圧に同期してTFTの
ゲートオン電圧を出力し、前記ブランキング時間内に前
記信号線駆動回路はプリチャージ電圧Vpを出力し、前
記走査線駆動回路はプリチャージ電圧に同期して前記T
FTのゲートオフ電圧を出力し、白レベル又は黒レベル
のいずれか一方の信号線駆動電圧をVhbとすれば、前
記記プリチャージ電圧Vpは|Vp−Vc|≦|Vhb
−Vc|を満たすことを特徴とすることを特徴とするも
のであり、信号線駆動回路の駆動能力が向上し高品位の
画像表示ができる液晶表示装置の駆動方法を実現できる
という作用を有する。
【0043】また、例えば本発明は、上記本発明に記載
の発明であって、前記プリチャージ電圧は、信号線駆動
電圧の白レベルに設定されることと、信号線駆動電圧の
黒レベルに設定されることと、とからいずれか一つを選
択されることを特徴とするものであり、プリチャージ電
圧に白レベル又は黒レベルいずれか一方の信号線駆動電
圧とすることができるという作用を有する。
【0044】また、例えば本発明は、上記本発明に記載
の発明であって、前記プリチャージ電圧はほぼ前記動作
基準電圧に設定されることを特徴とするものであり、プ
リチャージ電圧をほぼ動作基準電圧に一致することがで
きるという作用を有する。
【0045】また、例えば本発明は、複数の信号線と走
査線とを交差して設け、前期信号線と走査線との各交点
にTFTをマトリクス状に配置した液晶パネルと、前記
液晶パネルの走査線と信号線を駆動する走査線および信
号線駆動回路と、前記走査線及び信号線駆動回路に制御
信号を出力する制御回路と、前記液晶パネルの共通電極
端子に動作基準電圧を出力する電源回路と、を備え、デ
ータ信号により画像表示をする液晶表示装置において、
1水平走査期間は表示時間とそれに続くブランキング時
間とからなり、前記信号線駆動回路は表示時間にデータ
信号に対応する信号線駆動電圧を出力し、ブランキング
時間内にプリチャージ電圧を出力し、前記動作基準電圧
を基準として、前記プリチャージ電圧は白レベル或いは
黒レベルの信号線駆動電圧のいずれか一方より同電位内
にあり、前記走査線駆動回路は前記信号線駆動電圧に同
期して走査パルスを出力し、前記ブランキング時間内で
は強制的に前記TFTのゲートオフ電圧を出力すること
を特徴とするものであり、信号線駆動回路の駆動能力が
向上し、低価格で高品位の画像表示ができる液晶表示装
置を実現できるという作用を有する。
【0046】また、例えば本発明は、上記本発明に記載
の発明であって、前記信号線駆動回路は少なくとも出力
制御回路とA/Dコンバータから構成され、前記出力制
御回路は、前記データ信号とプリチャージ信号のいずれ
か一方を前記A/Dコンバータに出力することを特徴と
するものであり、プリチャージ信号をA/Dコンバータ
の入力信号とすることができるという作用を有する。
【0047】また、例えば本発明は、上記本発明に記載
の発明であって、水平走査期間毎に1或いは0の値をと
る極性信号により、前記プリチャージ信号は、白レベル
の信号線駆動電圧に対応するデータ信号と黒レベルの信
号線駆動電圧に対応するデータ信号とに一致させること
を特徴とするものであり、プリチャージ電圧を白レベル
又は黒レベルいずれか一方の信号線駆動電圧とすること
ができるという作用を有する。
【0048】また、例えば本発明は、上記本発明に記載
の発明であって、前記信号線駆動回路の出力回路は少な
くとも駆動電圧選択回路から構成され、前記駆動電圧選
択回路は、プリチャージ信号により前記データ信号と所
定の直流電圧を選択しいずれか一方を前記液晶パネルの
信号線に出力することを特徴とするものであり、プリチ
ャージ電圧を直流電圧とすることができるという作用を
有する。
【0049】また、例えば本発明は、上記本発明に記載
の発明であって、前記信号線駆動電圧はプリセット電圧
Vdp入力端子を備え、プリチャージ信号によりプリセッ
ト電圧Vdpを出力することを特徴とするものであり、プ
リチャージ電圧をプリセット電圧Vdpとすることができ
るという作用を有する。
【0050】また、例えば本発明は、上記本発明に記載
の発明であって、前記プリセット電圧Vdp入力端子に前
記動作基準電圧を入力することを特徴とするものであ
り、プリチャージ電圧を動作基準電圧に一致させること
ができるという作用を有する。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態にお
ける液晶表示装置とその駆動方法について図面を参照し
つつ説明する。なお、従来の液晶表示装置の構成と同一
部分には同一の符号を付して説明を省略する。
【0052】(実施の形態1)本発明の実施の形態1は
液晶表示装置の駆動方法に関し、TFT液晶表示装置を
例にして、図1に基づいて説明する。図1は液晶表示装
置の駆動方法を説明するタイミング図である。図1A
で、データDATA、クロックCk、水平同期信号Th
及びロード信号Lpは図13と同じ信号である。水平同
期信号と同じ信号をプリチャージ信号Ocnとして信号線
及び走査線駆動回路の制御信号に用いられる。時間Tdo
をプリチャージ時間、時間Tdeを表示時間とする。Ym
は、全画面に白或いは黒の表示をする場合に、m番目の
信号線Ymに出力される信号線駆動電圧波形である。
【0053】水平走査期間1Hで用いる信号と用語につ
いて定義する。いうまでもなく、1Hは水平走査信号の
周期である。水平同期信号はブランキング時間Tbkと表
示時間Tdeからなり、表示時間の後にブランキング時間
が設定される。データ信号は表示時間に伝送され、ブラ
ンキング時間には画像表示に寄与するデータ信号は伝送
されない。Tdo≦Tbkであるとする(図1はTdo=Tbk
の場合である)。任意の垂直走査期間において、n番目
のn水平走査期間をn走査期間或いはn走査と略する。
【0054】プリチャージ時間には信号線駆動回路から
データ信号とは独立した駆動電圧(以降プリチャージ電
圧と呼ぶ)が出力され、走査線駆動回路からVoffが出
力される。図1では画素電圧の+極性の対応するVspと
−極性に対応するVsmがプリチャージ電圧である。従っ
て、走査パルスのオン時間は、従来例(図13のXn)
より時間Tdo短くなる。
【0055】従来例と同様に、信号線駆動回路は、反転
信号と第1と第2のγ補正電圧群Vγ1とVγ2とによ
り+或は−信号線駆動電圧を出力する。+信号線駆動電
圧にはVγ1を−信号線駆動電圧にはVγ2を用いる。
【0056】n走査において走査線駆動回路は水平走査
信号(プリチャージ信号)に同期して(図1ではTh
(Ocn)の立ち下がり時間)走査線Xnに走査線駆動電
圧Vonを出力し、ロード信号Lpにより(図1ではL
p立ち上がり時間)信号線駆動回路は+或いは−信号線
駆動電圧を出力する。図1のAの信号線駆動電圧波形Y
mは、信号線Ymに表示時間に+信号線駆動電圧を、プ
リチャージ時間にVspを出力される場合を示す。
【0057】図1のBには、n−1或いはn+1番目の
走査或は次の垂直走査期間におけるn走査で出力される
信号線駆動線圧波形Y'と極性制御信号Poを示す。極
性制御信号Poはプリチャージ電圧の極性を制御する信
号で1H毎に極性を反転させると共に次の垂直走査期間
(図では1Vで示す)で極性を反転させる。図1では、
PoのHiを+極性、Loを−極性とし、+極性と−極
性では夫々プリチャージ電圧VspとVsmが出力される。
【0058】図1のCには、垂直同期信号Tv、水平同
期信号Thと極性制御信号Poのタイミングを示す。図
に示すように、Poは1H毎に極性を反転させると共に
次の垂直走査期間1V(図1のBでは1Vで示す)で極
性を反転させる。
【0059】図2に、本発明の実施の形態1における走
査線駆動回路のタイミングを示す。Doffは表示制御信
号と呼び、プリチャージ信号Ocnの反転信号である。従
って、δtはプリチャージ時間Tdoである。DoffがH
iであれば、走査線駆動回路は走査線駆動回路用制御信
号(図2に示すXDATAとCkx)によって順次走査パルス
を出力し、DoffがLoであればVoffを出力する。表示
制御信号Doffは走査線駆動回路を強制的にゲートオフ
電圧Voffを出力する信号である。XDATAは走査線駆動
回路のデータ信号、Ckxは走査線駆動回路のクロック信
号である。
【0060】X1〜X3は本実施の形態の走査線X1〜
X3に出力される走査線駆動電圧、X1'〜X3'は従来
例の走査線X1〜X3に出力される走査線駆動電圧を示
す。走査線駆動回路用制御信号は従来例に走査制御信号
Doffが加えられ、DoffがLoのとき走査とは独立して
Voffが出力される。Xonは走査パルスが駆動電圧Von
となる時間(オン時間と略す)である。図示するよう
に、オン時間は従来例よりδt短くなる。
【0061】図1に示した液晶表示装置の駆動方法は、
図15と同様にして、全画面黒(又は白)表示の信号線
の駆動は図3に示す模式図で表される。図3に示す(A
1)と(A2)はn走査の信号線駆動、(B1)と(B
2)はn+1(又はn−1)走査の信号線駆動を示す。
図15に比べて(A2)と(B2)が加えられるので、
駆動は4つのモードに区分される。各モードで充電され
る電荷量とピーク電流を数3に示す。
【0062】
【数3】(A1)モード 電荷量Q(+1):Q(+1)=(VH−Vsm−Vc)*Cs=
Qi−Vsm*Cs ピーク電流Ip(+1):Ip(+1)=(VH−Vsm−Vc)/
(Ry+Rs) (A2)モード 電荷量Q(+2):Q(+2)=(Vsp−V(+)−Vc)*Cs
=Vsp*Cs−Qi ピーク電流Ip(+2):Ip(+2)(VH−V(+)−Vc)/
(Ry+Rs) (B1)モード 電荷量Q(-1):Q(-1)=(VL−Vsp−Vc)*Cs=
−Qi−Vsp*Cs ピーク電流P(-1):P(-1)=(VL−Vsp−Vc)/
(Ry+Rs) (B2)モード 電荷量Q(-2):Q(-2)=(Vsm−V(-)−Vc)*Cs
=Vsm*Cs−Qi ピーク電流P(-2):P(-2)=(VL−Vsp−Vc)/
(Ry+Rs) 図1に示すように、VH>Vsp>Vc>Vsm>VLで、
VspとVsmはVcに近い値に設定される。従来例の駆動
方法では、図3の+と−のプリチャージモードがなく、
+と−の駆動モードにより信号線駆動をする。従来例
(図13、12)と本実施の形態(図1)について、V
HとVL出力時の充電される電荷量を比較する。VHで
はQ(+1)−Q(+)=−Qi−Vsm*Csより、|Q(+
1)|<|Q(+)|となり、VLではQ(-1)−Q(−)
=Qi−Vsp*Csより、|Q(-1)|<|Q(−)|と
なる。ピーク電流が減少することも数2と数1を比較す
れば明かである。この様に、本発明の実施の形態の駆動
方法によれば、信号線駆動回路の信号線駆動電圧出力時
の仕事量を小さくできる。これは、信号線駆動回路の駆
動能力を向上させることを意味する。当然、Vsp=Vsm
=Vcの場合、最大の効果を発揮し、仕事量とピーク電
流は半分になる。当然であるが、信号線駆動の仕事量
は、従来例と同じである。上記の比較はデータ信号に基
づいく信号線駆動電圧出力時に限ることを断っておく。
【0063】A/Dコンバータ内蔵した信号線駆動回路
による駆動電圧(画素電圧)とγ補正電圧について、ド
ット反転駆動で全画面黒表示の場合を一例として説明す
る(液晶パネルはノーマリホワイトとする)。図4に画
素電圧とγ補正電圧の関係を示す模式図を示す。γ補正
電圧γp1〜γp5は第1のγ補正電圧群Vγ1(+極性)
であり、γ補正電圧γm1〜γm5は第1のγ補正電圧群V
γ2(−極性)である。図4はVc=Vrの理想的な液
晶パネルを用いた場合とする。
【0064】実用上最小の透過率となる信号線駆動電圧
を黒レベルとし、実用上最大の透過率となる信号線駆動
電圧を白レベルと定める。ノーマリホワイトであること
から、γp1とγm1が液晶パネルの透過率を実用上最小と
する信号線駆動電圧で黒レベル、γp5とγm5が液晶パネ
ルの透過率を実用上最大とする信号線駆動電圧で白レベ
ルになる。液晶表示装置は白レベルと黒レベルの範囲内
の信号線駆動電圧により画像が表示される。6ビットの
データ信号とは、16進で00から3F(26-1)のデー
タにより画像表示され、白レベルと黒レベル間を64に
分割して中間調表示を可能とする信号であるといえる。
【0065】図5に信号線駆動電圧とγ補正電圧の関係
の一例を示す。破線はγ補正電圧に対する信号線駆動電
圧の関係を示す。γ補正電圧はデータ信号に対応してお
り、図3で示したように黒レベルγp1とγm1はデータ信
号00、白レベルγp5とγm5は3Fのデータ信号に対応
し、それ以外のγ補正電圧は中間調表示の予め定められ
たデータ信号と対応付けられる(例えば、γp2とγm2に
はデータ信号10,γp3とγm3には2Fというように対
応付けられる)。それ以外のデータ信号は信号線駆動回
路にプログラムされたデータ信号とγ補正電圧との関係
式により信号線駆動電圧に変換される。図5に示す実線
は、理想動作基準電圧Vrに対するγ補正電圧の関係を
示すために、γ補正電圧にたする電圧(γpn−Vr)と
(Vr−γpn)(n=1〜5)をY軸にしてプロットし
たもであるが、ドット反転駆動であるためVrを基準と
して対称となる。
【0066】以上説明したように、プリチャージ電圧に
は。理想的にはVr(或いはVc)が適当である。ここ
で、白レベル又は黒レベルのいずれか一方の信号線駆動
電圧をVhb、プリチャージ電圧Vpとすれば、数4を
満たすVpであれば実用上支障のないプリチャージ電圧
である。
【0067】
【数4】|Vp−Vc|≦|Vhb−Vc| 数4から、プリチャージ電圧は、実用的には白レベルの
信号線駆動電圧(図4ではγp5とγm5)が適切であるこ
とになる。数4は動作基準電圧Vcを基準とすれば、プ
リチャージ電圧は白レベル又は黒レベルのいずれか一方
の信号線駆動電圧の範囲内であると言い表される。
【0068】図4から、(γp5−Vc)=(Vc−γp
5)≒1Vであり、V(+)=V(−)≒5Vであるか
ら、数2と数3から信号線に充電される電荷量につい
て、従来例との比をとれば、Q(+2)/Q(+)=Q(-2)/
Q(-)=0.7となり駆動能力を30%向上させること
ができる。勿論、プリチャージ電圧に理想的にはVr
(或いはVc)を設定すればQ(+2)/Q(+)=Q(-2)/
Q(-)=0.5である。当然、信号線駆動電圧の遅延時
間Td2は従来例のTd1より短くなる。
【0069】なお、本実施の形態では、TFT液晶表示
装置を一例にして説明したが、本発明は、TFT液晶表
示装置に限定されるものではなく、信号線と走査線との
交点に配設される画素が容量性を示すマトリクス型表示
パネルを用いた表示装置に適用されるものである。
【0070】このような容量性マトリクス型表示パネル
としては、プラズマディスプレイ、EL、有機ELなど
の表示パネルがある。もちろん、これらの表示パネルの
画素にTFT等のスイッチを形成した表示パネルに付い
ても同じく適用される。さらに、TFT等のスイッチと
信号線駆動回路および走査線駆動回路とを一体形成した
表示パネル、例えば液晶表示パネルではポリシリコンT
FT液晶表示パネルが相当し、ポリシリコンTFTを形
成した基板に発光体層を形成した有機ELなどが適用さ
れることを付け加えておく。
【0071】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
ついて説明する。なお、符号は実施の形態1と同様であ
る。本実施の形態に用いる走査線駆動回路を構成する走
査線駆動ICの構成図の一例を図6に示す。図に示すよ
うに走査線駆動回路は、入力回路とシフトレジスタ及び
制御回路と出力回路から構成され、図6の(B)に示す
ように出力回路は電圧VonとVoff(図では駆動電源と
表記)を選択するアナログスィッチからなる。図2のX
dataとCkxは走査線駆動回路のデータ信号とクロックで
ある。表示制御信号DoffがLoであれば走査線駆動回
路は強制的にゲートオフ電圧Voffを出力し、表示制御
信号DoffがHiであれば信号線駆動電圧に同期して走
査パルスを出力する。
【0072】一方、図8に示すように、従来の技術と同
様に、画素13と信号線12との間のスイッチングを行
うTFT(図示せず)が配設されている。なお、図8の
詳細な説明は、後述する。このTFTは、図12に基づ
き従来の技術で説明したのと同様に、図8の各画素13
毎に対応して配設されており、走査パルスが出力されて
いる場合、走査線11を介してその走査パルスが入力さ
れたTFTは、オン状態になる。従ってオン状態になっ
たTFTに対応する画素13と画素13を駆動する信号
線12とが電気的に導通状態になり、その信号線12に
印加された信号線駆動電圧などの電圧が画素13にも印
加される。また、ゲートオフ電圧Voffが出力されている
場合、走査線11を介してそのゲートオフ電圧Voffが入
力されたTFTはオフ状態になる。従ってオフ状態にな
ったTFTに対応する画素13と画素13を駆動する信
号線12とが電気的に絶縁状態になり、信号線に印加さ
れた信号線駆動電圧やプリチャージ電圧などの電圧は、
画素13には印加されない。
【0073】すなわち、1水平走査期間の表示時間に
は、走査線11にゲートオン電圧であるVonが出力され
るので、Vonが出力された走査線11上に存在する画素
13と、その画素13を駆動する信号線12とが導通状
態になり、信号線12に印加されている画像データ信号
に基づく信号線駆動電圧は、その画素13に印加され
る。
【0074】一方、この1水平走査期間のうち、表示時
間に引き続くプリチャージ時間すなわちブランキング時
間には、走査線11にゲートオフ電圧であるVoffが出力
されるので、Voffが出力された走査線11上に存在する
画素13と、その画素13を駆動する信号線12とが絶
縁状態になり、信号線12に印加されている電圧は、そ
の画素13には印加されない。
【0075】なお、本実施の形態では、プリチャージ時
間に、走査線11にゲートオフ電圧Voffを出力するとし
て説明したが、多少フリッカーが増えたりして画質が劣
化する可能性があるが、プリチャージ時間に、走査線に
ゲートオン電圧Vonを出力しても構わない。
【0076】この様に、図2で説明したタイミングで走
査線駆動回路は動作する。図6の走査線駆動回路は従来
例にDoffの信号端子を加えた構成である。
【0077】本実施の形態に用いる信号線駆動回路の信
号線駆動ICの構成図の一例を図7(A)に示す。信号
線駆動ICは、M個の出力端子を備え、ラッチ、シフト
レジスタ及び制御回路と出力制御回路と出力回路から構
成される。従来例の液晶表示装置に使用される信号線駆
動ICには本実施の形態の出力制御回路は備えられてい
ない。この信号線駆動ICは図1のタイミングに基づい
て動作する。ラッチ、シフトレジスタ及び制御回路は、
データ信号とクロックによって各信号線に対応したデー
タ信号を出力制御回路に出力する(図のR、G、Bはそ
れぞれ赤、緑、青を示す)。図7(B)はj及びJ+1
番目の出力制御回路の構成を説明する回路図である。出
力制御回路はインバータ、アンド及びオア回路から構成
される。偶数番目(Oj)と奇数番目(Oj+1)の出力
制御回路には互いに反転した極性信号Poが、各出力制
御回路にはプリチャージ信号Ocnとラッチ、シフトレジ
スタ及び制御回路の出力(図ではSj、Sj+1で示す)
が入力される。このような構成であるため、各出力制御
回路からOcnがLoの期間ばデータ信号が出力され、O
cnがHiの期間は偶数番目の出力制御回路にはPoが、
奇数番目の出力制御回路には反転したPoが出力され
る。PoはHi或いはLOの2値であるから、白レベル
或いは黒レベルに対応するデータ信号に相当し、+信号
線駆動電圧が出力した後には+のプリチャージ電圧が、
−信号線駆動電圧が出力した後には−のプリチャージ電
圧が出力される。白レベル或いは黒レベルの設定はPo
のHiとLoになるタイミングを変えることにより容易
にできる。
【0078】図7(C)に信号線駆動ICにおいてj番
目の出力回路の構成図を示す。出力回路は、A/Dコン
バータとバッファから構成される。A/Dコンバータの
参照電圧にはγ補正電圧が用いられる。図ではドット反
転駆動に対応するため第1と第2のγ補正電圧群が参照
電圧として用いられる。バッファには演算増幅器が用い
られることが多い。
【0079】図8に本発明の実施の形態2における液晶
表示装置の構成図を示す。
【0080】信号線駆動回路16bは図6で説明した信
号線駆動ICから構成され、走査線駆動回路17bは、
図7で説明した走査線駆動ICから構成される。制御回
路19bは走査線駆動回路17bに表示制御信号Doff
を含む走査線駆動回路用制御信号20bと信号線駆動回
路16bにプリチャージ信号Ocnと極性信号Poを含む
信号線駆動回路用制御信号21bを出力する。図8の液
晶表示装置は表示期間Tdo内にデータ信号に対応した信
号線駆動電圧を出力し、ブランキング時間内には信号線
駆動電圧の極性に対応した白レベル(ノーマリブラック
では黒レベル)のプリチャージ電圧が出力され、信号線
駆動回路の駆動能力が向上し高画質の画像表示が可能と
なる。
【0081】しかも、本実施の形態の液晶表示装置は、
1水平走査期間のブランキング時間に、白の画像表示を
するデータ信号の輝度レベル(または黒の画像表示をす
るデータ信号の輝度レベル)を変換することによりプリ
チャージ電圧を発生させるので、1水平走査期間のブラ
ンキング時間にプリチャージ電圧を出力するハードウェ
アの部分と、1水平走査期間の表示期間に外部から入力
されてくる、画像表示のためのデータ信号を変換するこ
とにより対応する信号線駆動電圧を出力するハードウェ
アの部分とで、回路や素子などのかなりの部分を共通化
することが出来る。
【0082】従って、従来の液晶表示装置に本実施の形
態のプリチャージの機能を組み込む場合でも、そのため
に追加しなければならない回路や素子などのハードウェ
アも多くは必要でなく、また、従来の液晶表示装置の回
路構成を大幅に変更することなくプリチャージの機能を
実現することが出来るようになる、このように本実施の
形態の液晶表示装置によれば、低コストかつ比較的簡単
な手段により高画質の画像表示を実現することが出来
る。
【0083】なお、本実施の形態のA/Dコンバータは
本発明の変換回路の例であり、本実施の形態のノーマリ
ホワイトの場合の白レベルは本発明の予め決められてい
る所定の輝度レベルの例であり、本実施の形態のノーマ
リブラックの場合の黒レベルは本発明の予め決められて
いる所定の輝度レベルの例であり、本実施の形態の極性
信号Poは本発明の前記予め決められている所定の輝度
レベルの変換後の前記信号電圧の極性を示す情報の例で
あり、本実施の形態の液晶表示装置は本発明の表示装置
の例であり、本実施の液晶表示装置の走査線駆動回路お
よび信号線駆動回路は本発明の表示回路の例である。
【0084】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
ついて説明する。本実施の形態は、実施の形態2の液晶
表示装置において、プリチャージ電圧を一定の動作基準
電圧に近い所定の電圧に設定する構成である。そのため
に、極性信号Poは必要なくなる。図9は本発明の実施
の形態3の液晶表示装置を説明するタイミング図であ
る。図9は図1に示すプリチャージ電圧VspとVsmを動
作基準電圧Vcにほぼ一致させた場合のタイミング図で
ある。その他は図1と同様である。信号線駆動電圧の遅
延時間Td3はTd2より短くでき信号線駆動回路の高速化
と駆動能力向上とにより高画質の画像表示ができる。
【0085】動作基準電圧Vcにほぼ一致する(或いは
動作基準電圧に近い直流電圧)プリチャージ電圧を出力
するには信号線駆動回路の出力回路を変更しなければな
らない。図10に実施の形態3における信号線駆動回路
の出力回路の一例を示す図を示す。図10には出力回路
のj番目のバッファを示す。40は駆動電圧選択回路で
あり、A/Dコンバータからの出力Sjとプリセット電
圧Vdpをプリチャージ信号Ocnにより選択して出力す
る。Opは演算増幅回路で40のバッファである。40
の駆動能力が高ければOpは必要ではない。なお、40
にはアナログスィッチを用いてもよい。実施の形態3に
用いられる信号線駆動回路の構成は、図7Aにおいて出
力制御回路を省き図10の出力回路に変更し、プリセッ
ト電圧Vdpの入力端子を備えた構成とすれば、Vdpによ
りプリチャージ電圧を任意の直流電位とすることがで
き、Vdp=Vcとすればほぼ理想的なプリチャージ電圧
得ることができる。
【0086】図11に実施の形態3における液晶表示装
置の構成図を示すが、図8の液晶表示装置において、制
御回路と信号線駆動回路が、極性信号Poを含まない信
号線駆動回路制御用信号20cを出力する制御回路19
cとプリセット電圧Vdpをプリチャージ電圧として出力
する信号線駆動回路16cに変更される構成で、図9の
タイミングで動作する。その他は図8と同様である。
【0087】なお、本実施の形態のプリセット電圧Vd
pは本発明の所定のプリセット電圧の例である。
【0088】なお、本発明の表示回路は、本実施の形態
における液晶表示装置に用いられる表示回路に限らず、
プラズマディスプレイに用いられる表示回路、ELディ
スプレイに用いられる表示回路など、要するに本発明の
表示回路は、信号線と走査線との交点に配設される画素
が容量性を示すマトリクス型の表示装置に用いられる表
示回路でありさえすればよい。
【0089】さらに、本発明の表示装置は、本実施の形
態における液晶表示装置に限らず、プラズマディスプレ
イ、ELディスプレイなど、要するに本発明の表示装置
は、信号線と走査線との交点に配設される画素が容量性
を示すマトリクス型の表示装置でありさえすればよい。
【0090】さらに、放送されてくる映像信号を受信す
る受信手段と、前記映像信号を表示する表示手段とを備
え、前記表示手段には、上記本発明の表示装置が用いら
れているテレビ受信装置も本発明に属する。
【0091】さらに、情報を処理する情報処理手段と、
前記処理結果及び/または前記情報処理手段を操作する
ためのGUI画面を表示する表示手段とを備え、前記表
示手段には、上記本発明の表示装置が用いられている情
報処理装置も本発明に属する。
【0092】なお、本発明は、上述した本発明の駆動方
法の全部または一部のステップ(または、工程、動作、
作用等)の動作をコンピュータにより実行させるための
プログラムであって、コンピュータと協働して動作する
プログラムである。
【0093】なお、本発明の一部のステップ(または、
工程、動作、作用等)とは、それら複数のステップの内
の、幾つかの手段またはステップを意味し、あるいは、
一つのステップの内の、一部の動作を意味するものであ
る。
【0094】また、本発明のプログラムを記録した、コ
ンピュータに読みとり可能な記録媒体も本発明に含まれ
る。
【0095】また、本発明のプログラムの一利用形態
は、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録
され、コンピュータと協働して動作する態様であっても
良い。
【0096】また、本発明のプログラムの一利用形態
は、伝送媒体中を伝送し、コンピュータにより読みとら
れ、コンピュータと協働して動作する態様であっても良
い。
【0097】また、本発明のデータ構造としては、デー
タベース、データフォーマット、データテーブル、デー
タリスト、データの種類などを含む。
【0098】また、記録媒体としては、ROM等が含ま
れ、伝送媒体としては、インターネット等の伝送媒体、
光・電波・音波等が含まれる。
【0099】また、上述した本発明のコンピュータは、
CPU等の純然たるハードウェアーに限らず、ファーム
ウェアーや、OS、更に周辺機器を含むものであっても
良い。
【0100】なお、以上説明した様に、本発明の構成
は、ソフトウェア的に実現しても良いし、ハードウェア
的に実現しても良い。
【0101】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明は、前の走査により充電された初期電荷によ
る信号線駆動回路の駆動能力の影響を、比較的簡易な手
段により最小限に留めて、信号線駆動回路の駆動能力を
向上させ、画素数が多く画面サイズが大き液晶表示装置
場合でも信号線駆動回路の駆動能力不足を解消し、低コ
ストで高品位の画質を表示できる駆動方法、表示回路、
表示装置、テレビ受信装置、情報処理装置、及びプログ
ラムを提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における液晶表示装置の
駆動方法を示すタイミング図
【図2】本発明の実施の形態1における走査線駆動回路
のタイミングを示す図
【図3】(A1)本発明の実施の形態1における液晶パ
ネルの駆動方法においてn走査の信号線の駆動を説明す
る模式図 (A2)本発明の実施の形態1における液晶パネルの駆
動方法においてn走査の信号線の駆動を説明する模式図 (B1)本発明の実施の形態1における液晶パネルの駆
動方法においてn+1(またはn−1)走査の信号線の
駆動を説明する模式図 (B2)本発明の実施の形態1における液晶パネルの駆
動方法においてn+1(またはn−1)走査の信号線の
駆動を説明する模式図
【図4】画素の電圧とγ補正電圧の関係を説明する模式
【図5】γ補正電圧と信号線駆動電圧との関係を示す模
式図
【図6】(A)本発明の実施の形態2における液晶表示
装置の走査線駆動ICの一例を示す構成図 (B)本発明の実施の形態2における液晶表示装置の走
査線駆動ICの出力回路の一例を示す構成図
【図7】(A)本発明の実施の形態2における液晶表示
装置の信号線駆動ICの一例を示す構成図 (B)本発明の実施の形態2における液晶表示装置のj
及びj+1番目の出力制御回路の一例を示す構成図 (C)本発明の実施の形態2における液晶表示装置のj
番目の出力回路の一例を示す構成図
【図8】本発明の実施の形態2における液晶表示装置の
構成図
【図9】本発明の実施の形態3の液晶表示装置を説明す
るタイミング図
【図10】実施の形態3における信号線駆動回路の出力
回路の一例を示す図
【図11】実施の形態3における液晶表示装置の構成図
【図12】従来例の液晶表示装置の構成図
【図13】従来の液晶表示装置の駆動方法を説明するタ
イミング図
【図14】画素電圧の極性を説明する模式図
【図15】従来の駆動方法を説明する模式図 (A)従来の液晶表示装置の駆動方法の2通りモードの
うちの一方のモードを説明する模式図 (B)従来の液晶表示装置の駆動方法の2通りモードの
うちの他方のモードを説明する模式図
【符号の説明】
10 共通電極端子 11 走査線 12 信号線 13 画素 15 液晶パネル 16、16b、16c 信号線駆動回路 17、17b、走査線駆動回路 18 電源回路 19、19b、19c 制御回路 20、20b 走査線駆動回路用制御信号 21,21b、21c 信号線駆動回路用制御信号 22 γ補正回路 23 第1のγ補正電圧群 24 第2のγ補正電圧群 40 駆動電圧選択回路 Ck クロック DATA データ信号 Doff 表示制御信号 1H 水平走査期間 1V 垂直走査期間 Lp ロード信号 Ocn プリチャージ信号 Op 演算増幅器 Po 極性信号 Tdo プリチャージ時間 Tde 表示時間 Td1、Td2、Td3 信号線駆動電圧の遅延時間 Th 水平同期信号 Tv 垂直同期信号 Vsp、Vsm プリチャージ電圧 Vc 動作基準電圧 Vy 信号線駆動電圧源 Vr 理想動作基準電圧 VH、VL Vs 信号線駆動電圧 V(+)、V(−) 画素電圧 Vγ1 第1の補正電圧群 Vγ2 第2の補正電圧群 Von TFTのゲートオン電圧 Voff TFTのゲートオフ電圧 γp1〜γm5 +極性のγ補正電圧 γm1〜γm5 −極性のγ補正電圧 Xdata 走査線駆動回路のデータ Xck 走査線駆動回路のクロック Xn n番目の走査線又はその駆動電圧波形 Ym m番目の信号線又はその駆動電圧波形 Y' 次の垂直走査期間のm番目の信号線又はその駆動
電圧波形 Rs 信号線の抵抗 Ry 信号線駆動回路の出力抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 641 G09G 3/20 641C H04N 5/66 102 H04N 5/66 102B Fターム(参考) 2H093 NC09 NC11 NC16 ND33 ND36 5C006 AA16 AC21 AF73 AF82 BB15 FA23 FA25 FA37 5C058 AA06 BA02 BA04 BB04 5C080 AA10 BB05 DD05 DD06 FF11 JJ02 JJ04 KK01 KK43

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の信号線と、複数の走査線と、前記
    信号線及び前記走査線の各交点にマトリクス状に配置さ
    れ、画素に信号線駆動電圧を印加するための画素電極と
    を有する表示パネルの前記走査線を駆動することによっ
    て、前記信号線駆動電圧を印加する対象である前記画素
    電極を選択する走査線駆動回路と、 入力されたデータ信号が示す輝度レベルを選択された前
    記画素電極に印加する信号線駆動電圧に変換する変換回
    路を少なくとも有し、前記信号線を駆動することによっ
    て変換された前記信号線駆動電圧を前記画素電極に印加
    する信号線駆動回路とを備えた表示回路を駆動する駆動
    方法であって、 1水平走査期間のうちのブランキング時間に、前記変換
    回路は、予め決められている所定の輝度レベルを前記信
    号線駆動電圧に変換し、前記信号線駆動回路は、変換さ
    れた前記信号線駆動電圧を前記信号線に印加することに
    よって前記信号線をプリチャージする駆動方法。
  2. 【請求項2】 前記各画素電極毎に形成されたスイッチ
    ング素子であって、前記画素電極と前記信号線とを導通
    させるオン状態または前記画素電極と前記信号線とを絶
    縁させるオフ状態とのいずれかの状態をとり得る前記ス
    イッチング素子を、前記走査線駆動回路が、前記走査線
    を介して前記オフ状態から前記オン状態に切り替えるこ
    とによって、そのオン状態に切り替えられた前記スイッ
    チング素子に対応する前記画素電極を選択する場合、 前記1水平走査期間の表示時間に、前記信号線駆動回路
    は入力された前記データ信号に対応する信号線駆動電圧
    を出力し、前記走査線駆動回路は前記信号線駆動電圧に
    同期して前記スイッチング素子をオン状態にするゲート
    オン電圧を出力し、 前記1水平走査期間の前記ブランキング時間に、前記走
    査線駆動回路は、前記予め決められている所定の輝度レ
    ベルが前記変換回路によって変換された前記信号線駆動
    電圧に同期して前記スイッチング素子をオフ状態にする
    ゲートオフ電圧を出力する請求項1記載の駆動方法。
  3. 【請求項3】 前記予め決められた所定の輝度レベルと
    は、黒レベルであるまたは白レベルであり、 前記黒レベルとは、黒の画像表示をするデータ信号が示
    す輝度レベルであり、 前記白レベルとは、白の画像表示をするデータ信号が示
    す輝度レベルである請求項1または2に記載の駆動方
    法。
  4. 【請求項4】 変換された前記信号線駆動電圧は、前記
    表示パネルの動作点を定める電圧である動作基準電圧に
    実質上等しい請求項1〜3のいずれかに記載の駆動方
    法。
  5. 【請求項5】 複数の信号線と、複数の走査線と、前記
    信号線と前記走査線との各交点にマトリクス状に配置さ
    れ、画素に信号線駆動電圧を印加するための画素電極と
    を有する表示パネルの前記走査線を駆動することによっ
    て、前記信号線駆動電圧を印加する対象である前記画素
    電極を選択する走査線駆動回路と、 入力されたデータ信号が示す輝度レベルを選択された前
    記画素電極に印加する信号線駆動電圧に変換する変換回
    路を少なくとも有し、前記信号線を駆動することによっ
    て変換された前記信号線駆動電圧を前記画素電極に印加
    する信号線駆動回路とを備え、 1水平走査期間のうちのブランキング時間に、前記変換
    回路は、予め決められている所定の輝度レベルを前記信
    号線駆動電圧に変換し、前記信号線駆動回路は、変換さ
    れた前記信号線駆動電圧を前記信号線に印加することに
    よって前記信号線をプリチャージする表示回路。
  6. 【請求項6】 前記表示パネルは、前記各画素電極毎に
    形成されたスイッチング素子であって、前記画素電極と
    前記信号線とを導通させるオン状態または前記画素電極
    と前記信号線とを絶縁させるオフ状態とのいずれかの状
    態をとり得る前記スイッチング素子を有し、 前記走査線駆動回路は、前記走査線を介して前記オフ状
    態から前記オン状態に切り替えることによって、そのオ
    ン状態に切り替えられた前記スイッチング素子に対応す
    る前記画素電極を選択するものであり、 前記1水平走査期間の表示時間に、前記信号線駆動回路
    は入力された前記データ信号に対応する信号線駆動電圧
    を出力し、前記走査線駆動回路は前記信号線駆動電圧に
    同期して前記スイッチング素子をオン状態にするゲート
    オン電圧を出力し、 前記1水平走査期間の前記ブランキング時間に、前記走
    査線駆動回路は、前記予め決められている所定の輝度レ
    ベルが前記変換回路によって変換された前記信号線駆動
    電圧に同期して前記スイッチング素子をオフ状態にする
    ゲートオフ電圧を出力する請求項5記載の表示装置。
  7. 【請求項7】 前記予め決められた所定の輝度レベルと
    は、黒レベルであるまたは白レベルであり、 前記黒レベルとは、黒の画像表示をするデータ信号が示
    す輝度レベルであり、 前記白レベルとは、白の画像表示をするデータ信号が示
    す輝度レベルである請求項5または6に記載の表示回
    路。
  8. 【請求項8】 変換された前記信号線駆動電圧は、前記
    表示パネルの動作点を定める電圧である動作基準電圧に
    実質上等しい請求項5〜7のいずれかに記載の表示回
    路。
  9. 【請求項9】 前記信号線駆動回路は、前記変換回路に
    前記データ信号と前記予め決められている所定の輝度レ
    ベルに対応する信号とのいずれか一方を出力する出力制
    御回路を有し、 前記変換回路は、その出力された信号を前記信号線駆動
    電圧に変換する請求項5〜8のいずれかに記載の表示回
    路。
  10. 【請求項10】 前記予め決められている所定の輝度レ
    ベルに対応する信号は、前記予め決められている所定の
    輝度レベルの変換後の前記信号線駆動電圧の極性を示す
    情報をも含む信号である請求項9記載の表示回路。
  11. 【請求項11】 複数の信号線と、複数の走査線と、前
    記信号線と前記走査線との各交点にマトリクス状に配置
    され、画素に信号線駆動電圧を印加するための画素電極
    とを有する表示パネルの前記走査線を駆動することによ
    って、前記信号線駆動電圧を印加する対象である前記画
    素電極を選択する走査線駆動回路と、 所定のプリセット電圧を入力するためのプリセット電圧
    入力端子を少なくとも有し、入力されたデータ信号を、
    前記信号線に印加する信号線駆動電圧に変換し、前記信
    号線を駆動することによって変換された前記信号線駆動
    電圧を前記画素電極に印加する信号線駆動回路とを備
    え、 1水平走査期間のうちのブランキング時間に、前記信号
    線駆動回路は、前記所定のプリセット電圧を前記信号線
    に印加することによって前記信号線をプリチャージする
    表示回路。
  12. 【請求項12】 前記プリセット電圧入力端子には、前
    記表示パネルの動作点を定める電圧である動作基準電圧
    が入力される請求項11記載の表示回路。
  13. 【請求項13】 請求項5〜12のいずれかに記載の表
    示回路と、 前記表示パネルとを備え、 前記表示パネルは、前記画素が容量性を示すマトリクス
    型の表示パネルである表示装置。
  14. 【請求項14】 放送されてくる映像信号を受信する受
    信手段と、 前記映像信号を表示する表示手段とを備え、 前記表示手段には、請求項13記載の表示装置が用いら
    れているテレビ受信装置。
  15. 【請求項15】 情報を処理する情報処理手段と、 前記処理結果及び/または前記情報処理手段を操作する
    ためのGUI画面を表示する表示手段とを備え、 前記表示手段には、請求項13記載の表示装置が用いら
    れている情報処理装置。
  16. 【請求項16】 請求項1記載の駆動方法の、1水平走
    査期間のうちのブランキング時間に、前記変換回路は、
    予め決められている所定の輝度レベルを前記信号線駆動
    電圧に変換し、前記信号線駆動回路は、変換された前記
    信号線駆動電圧を前記信号線に印加することによって前
    記信号線をプリチャージするステップの全部または一部
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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