JP2002311472A - カメラの測光装置 - Google Patents

カメラの測光装置

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JP2002311472A
JP2002311472A JP2001114258A JP2001114258A JP2002311472A JP 2002311472 A JP2002311472 A JP 2002311472A JP 2001114258 A JP2001114258 A JP 2001114258A JP 2001114258 A JP2001114258 A JP 2001114258A JP 2002311472 A JP2002311472 A JP 2002311472A
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JP
Japan
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photometric
focal length
lens
camera
photometry
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JP2001114258A
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Satoshi Miyazaki
敏 宮崎
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高倍率ズームの撮影レンズを備えたカメラに
おいても、精度の高いスポット測光や逆光判定を行うこ
とができるカメラの測光装置を提供する。 【解決手段】 撮影レンズ2の焦点距離を検出するレン
ズ位置検出回路12と、配列された複数画素により測距
を行うとともに中央部の画素群出力を用いることにより
望遠域での第1のスポット測光が可能なAFセンサユニ
ット14と、広角域での第2のスポット測光と周辺測光
とが可能な測光センサユニット13と、上記レンズ位置
検出回路12により上記撮影レンズ2が望遠であると検
出された場合には上記第1のスポット測光を行わせ、ワ
イドであると検出された場合には上記第2のスポット測
光を行わせ、望遠とワイドの中間であると検出された場
合には上記第1のスポット測光と第2のスポット測光と
を行って平均する制御回路15と、を備えたカメラの測
光装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラの測光装
置、より詳しくは、焦点距離を可変とする撮影レンズを
備えたカメラの測光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラの測光装置は、従来より種々のも
のが提案されていて、例えば、画面の中央部の円形領域
をスポット測光することができるとともに、その周辺領
域を測光して上記円形領域の測光結果と重み付け加算す
ることにより中央部重点測光することもできるように構
成されたものが一例として挙げられる。
【0003】このような測光装置では、主要被写体を上
記円形領域でスポット測光することにより、主要被写体
が最適な露光状態で撮影されるようにすることができる
とともに、中央部重点測光を行うことにより、主要被写
体を重視しながらも背景等とのバランスをとった露光状
態で撮影することが可能となっている。
【0004】さらに、中央部の円形領域と周辺領域との
輝度差を検出することにより、逆光状態にあるか否かを
判断して、逆光状態にあるときには逆光シーンに適した
露出補正を行うようにした、いわゆる逆光補正機能を備
えたカメラが提案され、製品化されている。
【0005】一方で、被写体距離を測定するためのAF
センサを、被写体輝度を測定するための測光センサと兼
用する技術も数多く提案されていて、実際に、スポット
測光をAF用ラインセンサで行うカメラが製品化されて
いる。
【0006】近年、カメラの小型化が進んでいるため
に、こうしたAFセンサと測光センサを兼用する技術も
重要度を増してきている。
【0007】ところで、カメラに搭載される撮影レンズ
としては、焦点距離を可変させることができるズームレ
ンズタイプのものがあるが、こうしたズームレンズは、
近年、より高倍率のものが開発されて用いられるように
なってきている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ズーム
レンズの高倍率化が進むにつれて、撮影レンズとは独立
した光学系として構成される測光光学系や測距光学系を
有するカメラでは、以下に説明するような課題が発生し
てきており、これを図4、図5を参照して説明する。図
4は従来における撮影画面内のスポット測光の測光領域
の大きさを示す図、図5は従来における撮影画面内の測
距領域の大きさを示す図である。
【0009】スポット測光に用いる円形領域は、図4
(A)に示すように、画角が広角であるときの撮影画面
91Wに合わせて符号92Wに示すように大きさを設定
されているために、撮影レンズを望遠側に移動させる
と、図4(B)に示すように、撮影画面91T内に占め
る円形領域の大きさが符号92Tに示すように大きくな
ってしまう。図示のような主要被写体である人物を測光
する場合に、広角側ではスポット測光を行うことができ
るのに対して、望遠側では人物の頭部よりもスポット測
光に用いる円形領域が大きくなってしまうために、測光
結果が背景の輝度の影響を受けることになって、もやは
スポット測光とはいえなくなってしまう。
【0010】一方、AFセンサと測光センサを兼用する
技術では、図5(B)に示すような望遠の撮影画面91
Tにおいては、複数画素を配列してなるAFセンサ(符
号93T)の、斜線で示すような画素出力のみを測光に
用いることにより、スポット測光としての機能を果たす
ことが可能である。しかし、撮影レンズを広角側に移動
させると、図5(A)に示すように、撮影画面91W内
に占める測距領域の大きさが符号93Wに示すように小
さくなって、特に上下の幅が小さくなるために、斜線で
示すような画素出力のみを測光に用いたときには、該斜
線部に対応する被写体に高輝度部分や低輝度部分が存在
すると、その影響を大きく受けて正しい測光を行うこと
ができない可能性がある。
【0011】このように、撮影レンズのズーム倍率があ
まり大きくないときには問題とならなかった測光領域や
測距領域の大きさの変化が、ズーム倍率が大きくなるこ
とにより、課題として顕在化してきている。
【0012】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、高倍率ズームの撮影レンズを備えたカメラにおい
ても、精度の高いスポット測光や逆光判定を行うことが
できるカメラの測光装置を提供することを目的としてい
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明によるカメラの測光装置は、焦点距離
を可変とする撮影レンズと、この撮影レンズの焦点距離
を検出する焦点距離検出手段と、上記撮影レンズを合焦
位置へ変位させるために被写体距離に応じた被写体像信
号を出力するものであって複数の画素を有してなる合焦
用センサと、この合焦用センサにおける所定の画素群で
なる画素領域を使用して被写体の輝度値を測定する第1
の測光手段と、上記撮影レンズの焦点距離が最も短くな
っているときの撮影画角の中心近傍の所定領域に対応す
る被写体の輝度値を測定する第2の測光手段と、上記焦
点距離検出手段により検出された上記撮影レンズの焦点
距離に応じて上記第1の測光手段と上記第2の測光手段
との何れか一方または両方を有効とさせるように選択す
る選択手段と、を備えたものである。
【0014】また、第2の発明によるカメラの測光装置
は、上記第1の発明によるカメラの測光装置において、
上記選択手段が、上記撮影レンズの焦点距離が長い場合
には上記第1の測光手段を有効とし、上記撮影レンズの
焦点距離が短い場合には上記第2の測光手段を有効とす
るものである。
【0015】さらに、第3の発明によるカメラの測光装
置は、上記第1または第2の発明によるカメラの測光装
置において、上記第2の測光手段と同心円状に配置され
ていて撮影画角の周辺領域に対応する被写体の輝度値を
測光する第3の測光手段と、上記第1の測光手段と上記
第2の測光手段との何れか一方または両方により得られ
た測光値と上記第3の測光手段により得られた測光値と
に基づいて被写体の逆光状態を判定する逆光判定手段
と、をさらに備えたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1から図3は本発明の一実施形
態を示したものであり、図1はカメラの外観を示す斜視
図である。
【0017】図示のように、本実施形態のカメラは、レ
ンズシャッタを採用するとともに小型化された筐体を備
える、いわゆるコンパクトカメラとして構成されたもの
であり、銀塩フィルムに露光するタイプのものでも、C
CD等の撮像素子に露光するタイプのものでも何れでも
構わない。
【0018】すなわち、このカメラ1は、被写体像をフ
ィルムやCCD等に結像させるための撮影レンズ2が前
面中央部に配設されていて、この撮影レンズ2は、焦点
距離を変化させるズーム機能と、AFデータに応じた被
写体距離になるように焦点を合わせるフォーカス機能と
を有するものである。
【0019】この撮影レンズ2の右上には、被写体が低
輝度である場合や逆光にある場合などに、被写体に対し
て補助光を投射するためのストロボ3が配設されてい
る。
【0020】さらに上記撮影レンズ2の上部には、該撮
影レンズ2の焦点距離が変化されるのに連動してズーミ
ング可能なファインダ光学系における対物レンズ4と、
同撮影レンズ2のワイド(広角)端側の画角を略含むよ
うな画角に設定された固定焦点でなる測光レンズ5と、
同撮影レンズ2のワイド端側の画角に合わせて設定され
た固定焦点の1対の結像レンズでなるAFレンズ6と、
が配設されている。
【0021】また、カメラ1の上部には、撮影動作を指
示するための2段式操作ボタンでなるレリーズボタン7
と、このカメラ1に係る各種の情報を表示するためのL
CD等でなる表示素子9と、が配設されている。
【0022】さらに、カメラ1の背面側には、上記撮影
レンズ2の焦点距離を望遠側またはワイド側に変化させ
る指示入力を行うためのシーソー式のレバースイッチで
なるズームレバー8が配設されている。
【0023】次に、図2は、カメラの主として電気的な
構成を示すブロック図である。
【0024】上述したカメラ1は、上記撮影レンズ2の
焦点距離を変化させるズーム駆動や、焦点位置を調節す
る合焦調節駆動を行うためのレンズ駆動回路11と、該
撮影レンズ2の位置を検出するための焦点距離検出手段
たるレンズ位置検出回路12と、上記測光レンズ5から
入射される光を光電変換して電気的な測光情報として出
力する測光センサユニット13と、上記AFレンズ6に
より結像される1対の被写体像を1対のセンサアレイに
よりそれぞれ受光して被写体距離に応じた被写体像信号
を出力する合焦用センサであり第1の測光手段たるAF
センサユニット14と、上記レリーズボタン7を半押し
することにより動作するファーストレリーズスイッチ1
Rと、該レリーズボタン7を全押しすることにより動作
するセカンドレリーズスイッチ2Rと、上記ズームレバ
ー8を一方に傾けることにより動作するズームアップス
イッチZUと、該ズームレバー8を他方に傾けることに
より動作するズームダウンスイッチZDと、カメラ固有
の調整データ等を記憶する電気的に書き換え可能な不揮
発性のメモリであるEEPROM16と、上記各回路と
電気的に接続されていてこれらの回路を含むこのカメラ
全体の制御を行うマイクロプロセッサ等でなる選択手段
であり逆光判定手段を兼ねた制御回路15と、を有して
構成されている。
【0025】上記制御回路15は、例えばROM、RA
M、タイマ、カウンタ等を内部に備えて構成され、上記
ROMに予め記憶されているこのカメラを動作させるた
めの処理プログラムに従って、AF動作、測光動作、ズ
ーミング動作等のこのカメラの全体に係る動作を制御す
るようになっている。
【0026】また、上記測光センサユニット13は、上
記測光レンズ5の結像位置に配設されたものであり、広
角域における画面中央部分のスポット測光を行う第2の
測光手段たるフォトダイオード(ワイド端において最適
となるような大きさに設定されている)と、このフォト
ダイオードと同心円状に配設されていて広角域における
画面周辺部分の周辺測光を行う第3の測光手段たるフォ
トダイオードと、を有して構成されている。さらに、該
測光センサユニット13は、これらのフォトダイオード
に結像される各被写体像の輝度に応じて発生する光電流
を対数圧縮して、上記制御回路15にアナログ電圧とし
て出力する処理回路を有している。
【0027】さらに、上記AFセンサユニット14は、
光を受光して電気信号に変換する画素をライン状に配列
してなるセンサアレイを1対有しており、センサアレイ
上に配列された複数の画素の内の少なくとも一部を用い
ることにより、測光センサとしての機能を果たすことも
できるようになっている。具体的には、AFセンサユニ
ット14は、中央部の幾つかの画素でなる画素群の出力
を用いることにより、望遠域でのスポット測光を行うこ
とができるように構成されている。
【0028】そして、上記EEPROM16は、上記制
御回路15と通信ラインを介して接続されており、記憶
したデータを該制御回路15へ出力したり、あるいは、
該制御回路15からのデータを記憶したりするととも
に、後述するような測光センサを切り換える際の判断基
準となる所定の焦点距離情報等も記憶するようになって
いる。
【0029】この図2に示したような構成において、ズ
ームレバー8が操作されたときの流れは、次のようにな
る。
【0030】上記ズームレバー8が操作されることによ
り、制御回路15がズームアップスイッチZUのオンを
検出すると、該制御回路15は、上記レンズ駆動回路1
1を介して、撮影レンズ2の焦点距離を望遠方向に駆動
させる。
【0031】一方、上記ズームレバー8が操作されるこ
とにより、制御回路15がズームダウンスイッチZDの
オンを検出すると、該制御回路15は、上記レンズ駆動
回路11を介して、撮影レンズ2の焦点距離を広角方向
に駆動させる。
【0032】また、上記図2に示したような構成におい
て、レリーズボタン7が操作されたときの流れは、次の
ようになる。
【0033】上記レリーズボタン7が半押しされてファ
ーストレリーズスイッチ1Rがオンすると、制御回路1
5がこれを検出して、AFや測光等の撮影に先立つ準備
処理を行う。
【0034】また、上記レリーズボタン7が全押しされ
てセカンドレリーズスイッチ2Rがオンすると、制御回
路15がこれを検出して、撮影レンズ2をAF結果に応
じた位置まで駆動し、その後に、測光結果に基づいた輝
度情報等に応じて、図示しない絞り兼用シャッタを駆動
制御することにより、露出処理が実行される。この露出
制御時には、必要に応じて上記ストロボ3を発光させる
ことにより、被写体に補助光を照射するようになってい
る。
【0035】さらに、上記図2に示したような構成にお
いて、撮影レンズ2を駆動するときの流れは、次のよう
になる。
【0036】上記レンズ駆動回路11は、上記制御回路
15からの指示信号を受けると、上記撮影レンズ2を駆
動して、ズーミングやフォーカシングを行わせる。
【0037】この撮影レンズ2のレンズ位置は、上記レ
ンズ位置検出回路12により検出されて、焦点距離情報
および焦点位置情報として、上記制御回路15に出力さ
れる。
【0038】制御回路15は、これら焦点距離情報と焦
点位置情報情報を受けて、上記レンズ駆動回路11に対
して撮影レンズ2を駆動制御するための指示信号を出力
する。
【0039】なお、ここで得られる焦点距離情報は、後
述するように、上記EEPROM16に記憶されている
測光センサを切り換える際の判断基準となる所定の焦点
距離情報と比較されることになる。
【0040】そして、この図2に示したような構成にお
いて、AFセンサユニット14を用いた測距および測光
の流れは、次のようになる。
【0041】上記AFセンサユニット14は、上記制御
回路15から積分開始指示信号を受けると、上記AFレ
ンズ6により結像される被写体像をセンサアレイの全画
素により一斉に光電変換してその光電流の積分を開始
し、同様に、積分終了指示信号を受けると、この積分動
作を終了するようになっている。
【0042】このAFセンサユニット14の各画素によ
る積分結果は、上記制御回路15から供給されるクロッ
ク信号に同期して、アナログ電圧として該制御回路15
に出力されるようになっている。
【0043】制御回路15は、このアナログ電圧を逐次
A/D変換して、デジタルの積分電圧データとして上記
RAMに記憶するとともに、積分に要した時間データで
ある積分時間データも該RAMに記憶しておく。
【0044】次に、制御回路15は、RAMに記憶した
積分時間データと積分電圧データとに基づいて、被写体
までの距離と被写体の輝度とを算出する。
【0045】加えて、上記図2に示したような構成にお
いて、測光センサユニット13を用いた測光の流れは、
次のようになる。
【0046】上記測光センサユニット13からは、上述
したように、光電流を対数圧縮したアナログ電圧が、上
記制御回路15に対して出力される。
【0047】制御回路15は、入力したアナログ電圧を
A/D変換して、各領域の被写体輝度データとして上記
RAMに記憶しておく。
【0048】次に、図3は、制御回路が測光動作時に行
う処理を示すフローチャートである。
【0049】上記制御回路15が、ファーストレリーズ
スイッチ1Rのオンを検出すると、この測光動作が開始
される。
【0050】動作が開始されると、まず、上記レンズ位
置検出回路12から入力した撮影レンズ2の焦点距離情
報と、上記EEPROM16に予め記憶してある望遠側
における所定の焦点距離を示す第1の焦点距離情報と、
を比較することにより、撮影レンズ2が望遠域にあるか
否かを判定する(ステップS1)。
【0051】ここで撮影レンズ2が望遠域にあると判定
された場合には、上記AFセンサユニット14のセンサ
アレイに配列された画素の内の、中央付近のn画素(n
はEEPROM16に予め記憶されている)の光電流積
分データと、積分時間データと、に基づいて、スポット
測光値を算出する(ステップS2)。
【0052】また、上記ステップS1において、撮影レ
ンズ2が望遠域にはないと判定された場合には、測光セ
ンサユニット13の画面中央部に対応するフォトダイオ
ードの輝度データから、スポット測光値を算出する(ス
テップS3)。
【0053】そして、上記レンズ位置検出回路12から
入力した撮影レンズ2の焦点距離情報と、上記EEPR
OM16に予め記憶してある広角側における所定の焦点
距離を示す第2の焦点距離情報と、を比較することによ
り、撮影レンズ2が広角域にあるか否かを判定する(ス
テップS4)。
【0054】ここで撮影レンズ2が広角域にないと判定
された場合には、上記AFセンサユニット14のセンサ
アレイに配列された画素の内の、中央付近のm画素(m
はEEPROM16に予め記憶されていて、m>nとな
る所定値である)の光電流積分データと、積分時間デー
タと、に基づいて、スポット測光値を算出する(ステッ
プS5)。
【0055】次に、このステップS5で算出したスポッ
ト測光値と、上記ステップS3で算出したスポット測光
値と、の平均を算出して、これを新たにスポット測光値
として設定する(ステップS6)。
【0056】上記ステップS2またはステップS6が終
了するか、あるいは上記ステップS4において、撮影レ
ンズ2が広角域にあると判定された場合には、測光セン
サユニット13の画面周辺部に対応するフォトダイオー
ドの輝度データから、周辺測光値を算出する(ステップ
S7)。
【0057】そして、スポット測光値と周辺測光値とを
比較して、スポット測光値が周辺側光値よりも所定値以
上アンダーである場合には、逆光であると判定する(ス
テップS8)。
【0058】ここで逆光であると判定された場合には、
次のステップS9で算出する撮影シーン全体の測光値を
補正して、若干オーバーぎみに露出を行ったり、上記ス
トロボ3を発光させたりすることにより、画面中央部の
露光量を補うことが可能になる。
【0059】上記ステップS2、ステップS3、または
ステップS6において算出したスポット測光値と、上記
ステップS7において算出した周辺測光値と、の平均を
算出して、これを撮影シーン全体の測光値とし(ステッ
プS9)、この測光動作を終了する。
【0060】なお、図示しない操作部材によりスポット
測光モードが選択されている場合には、上記ステップS
7からステップS9は実行せず、上記ステップS2、ス
テップS3、またはステップS6において算出したスポ
ット測光値を撮影シーン全体の測光値として設定する。
【0061】また、撮影レンズ2のズーム倍率によって
は、上記ステップS4からステップS6を省略するよう
にしても構わない。
【0062】このような実施形態によれば、AFセンサ
ユニット14でスポット測光を行う方が有利な望遠側で
は、該AFセンサユニット14によりスポット測光値を
算出し、測光センサユニット13でスポット測光を行う
方が有利な広角側では、該測光センサユニット13によ
りスポット測光値を算出し、中間の標準的な焦点距離で
は両者の測光結果を平均することにより相互補完するよ
うにしているために、撮影シーン(画角)に応じた最適
なスポット測光値を得ることができる。
【0063】こうして、高倍率ズームの撮影レンズを備
えたカメラにおいても、精度の高いスポット測光や逆光
判定を行うことが可能となる。
【0064】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々の変形や応用が可能であることは勿論である。
【0065】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下のごとき構成を得ることができ
る。
【0066】(1) 焦点距離を可変とする撮影レンズ
と、この撮影レンズの焦点距離を検出する焦点距離検出
手段と、上記撮影レンズを合焦位置へ変位させるために
被写体距離に応じた被写体像信号を出力するものであっ
て、複数の画素を有してなる合焦用センサと、この合焦
用センサにおける所定の画素群でなる画素領域を使用し
て、被写体の輝度値を測定する第1の測光手段と、上記
撮影レンズの焦点距離が最も短くなっているときの、撮
影画角の中心近傍の所定領域に対応する被写体の輝度値
を測定する第2の測光手段と、上記焦点距離検出手段に
より検出された上記撮影レンズの焦点距離に応じて、上
記第1の測光手段と上記第2の測光手段との何れか一
方、または両方、を有効とさせるように選択する選択手
段と、を具備したことを特徴とするカメラの測光装置。
【0067】(2) 上記選択手段は、上記撮影レンズ
の焦点距離が長い場合には上記第1の測光手段を有効と
し、上記撮影レンズの焦点距離が短い場合には上記第2
の測光手段を有効とするものであることを特徴とする付
記(1)に記載のカメラの測光装置。
【0068】(3) 上記選択手段は、さらに、上記撮
影レンズの焦点距離が中間領域にある場合には上記第1
の測光手段と第2の測光手段との両方を有効として、各
々により測定された輝度値を平均したものを新たな輝度
値として設定するものであることを特徴とする付記
(2)に記載のカメラの測光装置。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明のカメラの測
光装置によれば、高倍率ズームの撮影レンズを備えたカ
メラにおいても、精度の高いスポット測光や逆光判定を
行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のカメラの外観を示す斜視
図。
【図2】上記実施形態のカメラの主として電気的な構成
を示すブロック図。
【図3】上記実施形態において、制御回路が測光動作時
に行う処理を示すフローチャート。
【図4】従来における撮影画面内のスポット測光の測光
領域の大きさを示す図。
【図5】従来における撮影画面内の測距領域の大きさを
示す図。
【符号の説明】
1…カメラ 2…撮影レンズ 3…ストロボ 4…ファインダ光学系における対物レンズ 5…測光レンズ 6…AFレンズ 7…レリーズボタン 8…ズームレバー 9…表示素子 11…レンズ駆動回路 12…レンズ位置検出回路(焦点距離検出手段) 13…測光センサユニット(第2の測光手段、第3の測
光手段) 14…AFセンサユニット(合焦用センサ、第1の測光
手段) 15…制御回路(選択手段、逆光判定手段) 16…EEPROM 1R…ファーストレリーズスイッチ 2R…セカンドレリーズスイッチ ZU…ズームアップスイッチ ZD…ズームダウンスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H002 DB02 DB15 DB20 DB23 DB28 DB32 FB32 FB37 HA04 2H011 AA01 BA01 BB02 CA19 2H051 BB01 BB21 CB20 CB26

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焦点距離を可変とする撮影レンズと、 この撮影レンズの焦点距離を検出する焦点距離検出手段
    と、 上記撮影レンズを合焦位置へ変位させるために被写体距
    離に応じた被写体像信号を出力するものであって、複数
    の画素を有してなる合焦用センサと、 この合焦用センサにおける所定の画素群でなる画素領域
    を使用して、被写体の輝度値を測定する第1の測光手段
    と、 上記撮影レンズの焦点距離が最も短くなっているとき
    の、撮影画角の中心近傍の所定領域に対応する被写体の
    輝度値を測定する第2の測光手段と、 上記焦点距離検出手段により検出された上記撮影レンズ
    の焦点距離に応じて、上記第1の測光手段と上記第2の
    測光手段との何れか一方、または両方、を有効とさせる
    ように選択する選択手段と、 を具備したことを特徴とするカメラの測光装置。
  2. 【請求項2】 上記選択手段は、上記撮影レンズの焦点
    距離が長い場合には上記第1の測光手段を有効とし、上
    記撮影レンズの焦点距離が短い場合には上記第2の測光
    手段を有効とするものであることを特徴とする請求項1
    に記載のカメラの測光装置。
  3. 【請求項3】 上記第2の測光手段と同心円状に配置さ
    れていて、撮影画角の周辺領域に対応する被写体の輝度
    値を測光する第3の測光手段と、 上記第1の測光手段と上記第2の測光手段との何れか一
    方、または両方により得られた測光値と、上記第3の測
    光手段により得られた測光値と、に基づいて被写体の逆
    光状態を判定する逆光判定手段と、 をさらに具備したことを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載のカメラの測光装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100348062C (zh) * 2003-05-24 2007-11-07 三星电子株式会社 在带有照相机的移动终端补偿背光的装置和方法

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