JP2002310151A - 転がり案内装置及びローラ連結体 - Google Patents

転がり案内装置及びローラ連結体

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JP2002310151A JP2001113120A JP2001113120A JP2002310151A JP 2002310151 A JP2002310151 A JP 2002310151A JP 2001113120 A JP2001113120 A JP 2001113120A JP 2001113120 A JP2001113120 A JP 2001113120A JP 2002310151 A JP2002310151 A JP 2002310151A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローラのスキューを確実に防止し、しかも直
線運動案内装置の剛性を上げることができる転がり案内
装置を提供する。 【解決手段】 転がり案内装置は、ローラ転走面1b…
を有する軌道レール1と、ローラ転走面1b…に対応す
る負荷ローラ転走面4d…を含むローラ循環路を有し
て、該軌道レール1に相対運動自在に組み付けられる移
動ブロック2と、ローラ循環路内に配列・収容されて、
軌道レール1に対する移動ブロック2の相対運動に併せ
て循環する複数のローラ3…とを備える。ローラ3…
は、略1.5<L/Da<略3の比を持つ。略1.5<
L/Daとすることにより、ボール仕様の同一形番のも
のに比較して基本静定格荷重Coが大きくなる。また、
L/D<略3とすることにより、軸方向隙間ΔLの寸法
管理をそれ程厳密にせず、スキューの発生を確実に防止
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軌道軸と移動部材
との間に転がり運動するローラを組み込んだ転がり案内
装置、及びローラを回転・摺動自在に保持するローラ連
結体に関する。
【0002】
【従来の技術】転がり案内装置は、軌道レールと、多数
の転動体を介して軌道レールに沿って移動自在に設けら
れた移動ブロックと、軌道レールと移動ブロックとの間
に組み込まれる複数のローラを備える。図1はローラが
組み込まれた転がり案内装置を示す。移動ブロック10
1が軌道レール104に対して移動すると、ローラ転走
面102,102間の負荷域Aのローラ100…が転が
り運動し、無負荷域Bのローラ100…を押し出す。無
負荷域Bのローラ100…は反対側の負荷域Aに押し込
まれ、これによりローラ100…が移動ブロック101
に設けられたローラ循環路を循環する。
【0003】ボールは球体であるため回転軸が無限に存
在する。よってあらゆる方向に臨機応変に移動すること
ができる。しかし、ローラ100・・・は円筒形をしてい
るため回転軸が1つしか存在しない。よって移動方向は
たったの一方向に限られてしまい、回転軸と進行方向と
の直角が保たれていなければならない。ローラ100・・
・を使用した直線運動案内装置では、移動ブロック10
1のローラ転走面102と軌道レール104のローラ転
走面102との平行が狂っていたとき、または移動ブロ
ック101に偏荷重が作用したときなど、図2に示すよ
うにローラ100・・・の回転軸105と進行方向との直
角が保たれなくなることがある。このようにローラ10
0・・・が正規の回転軸に対して傾く現象をスキューとい
う。ローラ循環路にローラ100…のみを多数組み込ん
だ総ローラタイプの直線運動案内装置にあっては、ロー
ラ100…がその回転軸方向の端面で移動ブロック10
1に形成したつば103と接触し、これによりローラ1
00…のスキューが防止されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この直線運
動案内装置に荷重が作用すると、転動体、移動ブロック
及び軌道レールが弾性変形する。荷重が作用したとき
の、転動体、移動ブロック及び軌道レールが変形しにく
い程度は、直線運動案内装置の剛性と言われる。この直
線運動案内装置の剛性は、一般に転動体としてボールを
組み込んだ場合よりもローラ100・・・を組み込んだ場
合の方が大きい。ローラを組み込んだ直線運動案内装置
の剛性は、ローラ100・・・の数と回転軸方向の長さに
よって決定される。ローラの数が多く、ローラ100・・
・の回転軸方向の長さが長ければ直線運動案内装置の剛
性が上がる。すなわち、細長い細長ローラを多数組み込
むのが剛性を上げるためには効果的である。
【0005】しかし、剛性を上げるために細長ローラを
使用した場合、ローラの回転軸方向の長さに対してロー
ラの端面とつばとの接触面積が大きくとれないので、ロ
ーラのスキューが生じ易く、この結果、ローラが自転し
なくなる現象(ロック)、発熱、あるいはローラが負荷
域の際に起こる振動によりテーブルが振動する現象(ウ
ェービング)等の不具合が生じる。
【0006】そこで、本発明は、ローラのスキューを確
実に防止し、しかも剛性を上げることができる転がり案
内装置及びローラ連結体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以下、本発明について説
明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図
面の参照番号を括弧書きにて付記するが、それにより本
発明が図示の形態に限定されるものでない。
【0008】本発明者は、ローラの回転軸方向の長さと
ローラの直径の比を所定の範囲に設定することによっ
て、ローラのスキューを確実に防止し、しかも転がり運
動案内装置の剛性を上げることができることを知見し
た。
【0009】具体的には請求項1の発明は、ローラ転走
面(1b…)を有する軌道軸(1)と、前記ローラ転走
面(1b…)に対応する負荷ローラ転走面(4d…)を
含むローラ循環路を有して、該軌道軸(1)に相対運動
自在に組み付けられる移動部材(2)と、前記ローラ循
環路内に配列・収容されて、前記軌道軸(1)に対する
前記移動部材(2)の相対運動に併せて循環する複数の
ローラ(3…)とを備える転がり案内装置において、前
記ローラ(3…)は、その直径をDa、回転軸方向の長
さをLとすると、略1.5<L/Da<略3を満足する
ように形成されていることを特徴とする転がり案内装置
により上述した課題を解決した。
【0010】まず、略1.5<L/Daとした根拠につ
いて説明する。転動体としてローラを用いた転がり案内
装置(ローラ仕様の転がり案内装置)と転動体としてボ
ールを用いた転がり案内装置(ボール仕様の転がり案内
装置)とで同等の型番同士について、L/Daを種々変
化させながら基本静定格荷重を求めた。ここで、基本静
定格荷重とは、転動体、移動部材及び軌道軸の変形量の
和が許容限度になるときの荷重をいい、ローラ仕様及び
ボール仕様におけるそれぞれの基本静定格荷重の算定式
を用いている。そのときの条件は以下のとおりである。
【0011】(条件1)ローラ仕様の転がり案内装置及
びボール仕様の転がり案内装置において、図3に示すよ
うに、ローラの有効長Lをボールの直径Dbと略等しく
設定した。これは概ね次の理由による。移動部材として
の移動ブロックの寸法は、転動体の種類(ローラ、ボー
ル)に拘らず形番ごとに所定値に決定される。そして、
ボールの場合は直径Dbが、ローラの場合は長さLと直
径Daが、移動ブロックの寸法の範囲内で方向転換等の
動きが可能となる最大寸法に設定される。同一の形番の
移動ブロックに最大寸法のボール及びローラを挿入しよ
うとすると必然的にL≒Dbとなる。
【0012】(条件2)ローラ仕様の転がり案内装置と
しては、図8及び図9に示すような実施形態に記載の転
がり案内装置を用いた。一方、比較すべきボール仕様の
転がり案内装置としては、図4に示すような構造の転が
り案内装置を用いた。この転がり案内装置は、ボール仕
様でありながらローラ仕様と同等の剛性を発揮させるべ
く本出願人によって開発されたもの(本出願人の形番N
RS)である。現在他社の製品も含め、市販されている
ボール仕様の転がり案内装置として最大の基本静定格荷
重を有する。
【0013】ボール仕様の転がり案内装置の構造の概略
構成を説明する。移動ブロック110の下面と軌道レー
ル111の上面との間に2条のボール列112,112
が設けられ、移動ブロック110の内側面と軌道レール
111の外側面との間には、左右一列ずつ合計2条のボ
ール列113,113が設けられる。この転がり案内装
置の特徴として、移動ブロック110のボール転走溝1
10a及び軌道レール111のボール転走溝111a
は、高荷重を受けられるように深溝に形成されている。
また、ボール114と移動ブロック110のボール転走
溝110aとの接点、及びボール114と軌道レール1
11のボール転走溝111aとの接点を結んだ接触各線
116,117は、水平線に対してそれぞれ45°とな
り、ラジアル荷重、逆ラジアル荷重、水平方向荷重が均
等に受けられるようになっている。
【0014】上述のローラ仕様の転がり案内装置及びボ
ール仕様の転がり案内装置において、L/Daを種々変
化させながらローラ仕様及びボール仕様それぞれの算定
式を用いて基本静定格荷重を求めた。その結果、ローラ
仕様の基本静定格荷重がL/Da≒1.5を境としてボ
ール仕様の基本静定格荷重を上回ることが判明した。図
5はL/Da=1.5とした場合のローラ仕様の基本静
定格荷重Coと、ボール仕様の基本静定格荷重Coとを
比較したグラフを示す。この図5からL/Da=1.5
とすると、すべての形番においてローラ仕様の基本静定
格荷重Coがボール仕様の基本静定格荷重Coを上回る
ことがわかる。これに対し、L/Daの値が1.5以下
であると、ボール仕様の基本静定格荷重よりもローラ仕
様の基本静定格荷重が劣り、ローラを使用する意味がな
くなることがわかった。
【0015】したがって、略1.5<L/Daとするこ
とにより、ボール仕様の同一形番のものに比較して基本
静定格荷重Coが大きくなり、ローラを使用することの
妥当性、つまり剛性増大の効果が得られる。
【0016】次に、L/Da<略3としたことの根拠に
ついて説明する。ローラに面取りがあることを考慮する
とローラが正規の回転軸に対して傾くスキュー角βは以
下の式1で表される。
【0017】
【式1】
【0018】ここで、図6に示すように、Lはローラの
長さ、L+ΔLは溝幅、bはローラをつばにぴったり押
し付けた場合つばと接触する幅、ζ=ΔL/L≒0.0
1〜0.1である。この角度算出式を用い、L/Daの
値を種々変化させ、横軸をΔL/L(=ζ)、縦軸をス
キュー角βとするグラフを描くと図7のようになる(但
しDa=2b)とした。また、L/Da値の変化は1.
5,3及び4について行った。
【0019】この図7から明らかなように、ΔL/L−
βの変化率がL/Da≒3を境にして急激に大きくな
る。たとえばL/Da=4では、ΔL/Lの値が約0.
02から約0.025まで、つまり僅かに0.005増
加しただけでスキュー角が約6°から約10°まで大き
く変化してしまう。よって、スキュー角を小さく抑える
ためには、軸方向隙間ΔLの管理を極めて厳密に行わな
ければならず、コストが高くなる等の不都合がある。こ
れに対してL/Daを略3以下に設定すると、ΔL/L
−βの変化率が比較的緩やかで、ΔLの設定に若干の誤
差が生じようとも、スキュー角にはそれ程大きな影響は
与えない。すなわち、L/Daを略3以下とすることに
よって、軸方向隙間ΔLの寸法管理を緩めることができ
る。
【0020】したがって、L/Da<略3とすること
で、軸方向隙間ΔLの寸法管理をそれ程厳密にせず、ス
キューの発生を確実に防止できる。また、軸方向隙間Δ
Lの寸法管理をそれ程厳密にする必要がないので、転が
り案内装置の低コスト化を図ることができる。
【0021】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
の転がり案内装置において、前記複数のローラ(3…)
は回転軸を互いに平行にした状態で配列され、前記複数
のローラ(3…)を回転・摺動自在に保持するローラリ
テーナ(10)を備え、前記ローラリテーナ(10)
は、前記ローラ(3,3)間に介在された複数の間座部
(46…)と、前記間座部(46…)各々を連結する可
撓な連結部(47,47)とを有することを特徴とす
る。
【0022】この発明によれば、ローラリテーナがロー
ラを所定の姿勢に整列させるので、ローラにスキューが
発生するのを防止できる。また、このローラリテーナ
は、たとえスキューが発生しても、連結部の弾性復元力
によりローラが再び所定の自転軸を保つようにローラの
スキューを修正する。このようにローラリテーナは、ロ
ーラを所定の姿勢に整列させる効果とローラのスキュー
を蓄積させない効果をもつ。ローラリテーナを設けるこ
とによって、ローラの直径と長さとの比をL/Da<略
3とすることによる上述の効果と相俟って、ローラのス
キューをより確実に防止することができる。
【0023】また、請求項3の発明は、請求項2に記載
の転がり案内装置において、隣り合う前記ローラ(3,
3)の外周面に形状を合わせた凹面(49,49)を両
側に有することを特徴とする。
【0024】この発明によれば、上記凹面がローラを保
持することにより、移動部材(2)を軌道軸(1)から
外した際、ローラ(3,3)がローラリテーナ(10)
から、したがって移動部材(2)から脱落することが防
止されると共に、凹面とローラ間に充分な潤滑剤が溜
り、潤滑作用上も好適である。
【0025】さらに、請求項4の発明は、請求項2又は
3に記載の転がり案内装置において、前記連結部(4
7,47)は、前記ローラ(3…)の回転軸方向の端面
から外側に張り出していることを特徴とする。
【0026】さらに、請求項5の発明は、請求項2ない
し4のいずれかに記載の転がり案内装置において、前記
移動部材(2)の前記ローラ循環路に沿って、前記連結
部(47,47)を案内する案内部(11a,12a,
13a,20a)が形成されることを特徴とする。
【0027】なお、ここで言う「案内」とは、好ましく
は下記の状態を指す。
【0028】すなわち、ローラリテーナの上記連結部
(47,47)と上記案内部(11a,12a,13
a,20a)との間には寸法上で若干の隙間が設けら
れ、ローラリテーナが少しでも蛇行したり方向転換した
りする場合に連結部が案内部の壁面に接触する状態であ
る。つまり、連結部と案内部とが常に接触しているもの
ではない。常に接触する構成とすることも可能である
が、上記のように両者の間に隙間を設けておくことで両
者の接触による抵抗が小さく抑えられ、移動部材(2)
の運動抵抗が小さくなる。
【0029】この発明によれば、ローラリテーナが案内
部によってローラ循環路において所定の軌道を保つよう
に案内される。これにより、ローラリテーナに保持され
るローラも所定の軌道を保つので、より一層ローラのス
キューを防止することができる。
【0030】また、本発明は、請求項6に記載のよう
に、回転軸を互いに平行にして配列される複数のローラ
(3…)と、前記ローラ(3…)間に介在され、隣り合
う前記ローラ(3,3)の外周面に形状を合わせた凹面
(49,49)を両側に有する複数の間座部(46
…)、及び前記間座部(46…)各々を連結する可撓な
連結部(47,47)とを有するローラリテーナ(1
0)とを備え、前記ローラ(3…)は、その直径をD
a、回転軸方向の長さをLとすると、略1.5<L/D
a<略3を満足するように形成されていることを特徴と
するローラ連結体としても構成できる。
【0031】また、請求項7の発明は、請求項6に記載
のローラ連結体において、隣り合う前記ローラ(3,
3)の外周面に形状を合わせた凹面(49,49)を両
側に有することを特徴とする。
【0032】さらに、請求項8の発明は、請求項6又は
7に記載のローラ連結体において、前記連結部は前記ロ
ーラの回転軸方向の端面から外側に張り出していること
【0033】
【発明の実施の形態】図8および図9は、本発明の第1
の実施形態における転がり案内装置としての直線運動案
内装置を示す。図8は直線運動案内装置の分解斜視図を
示し、図9は組立てた直線運動案内装置の側面図、及び
軌道レールの長手方向と直交する方向の断面を示す。直
線運動案内装置は、直線状に延びる軌道軸としての軌道
レール1と、この軌道レール1に多数の転動体としての
ローラ3…を介して移動自在に組付けられた移動部材と
しての移動ブロック2とを備えている。
【0034】軌道レール1は断面略四角形状で細長く延
ばされる。軌道レール1の左右側面には、長手方向に沿
って断面略V字状の溝1aが形成される。図9に示すよ
うに、溝1aは壁面1b,1bおよび底面1cを有す
る。溝1aの両壁面1b,1bは、90度の角度で交差
する。そして、上側の壁面1bおよび下側の壁面1bそ
れぞれが、ローラ3…が転走するローラ転走面1b,1
bとされる。軌道レール1の左右側面には、上下に2条
ずつ、合計4条のローラ転走面1b,1bが設けられて
いる。
【0035】移動ブロック2は、軌道レール1の上面に
対向する水平部2aと、水平部2aの左右両側から下方
に延び、軌道レール1の左右側面に対向する袖部2b,
2bとを備える。左右袖部2b,2bには、それぞれ2
つずつ合計4つのローラ循環路が形成されている(図9
参照)。
【0036】まず、ローラ循環路について説明する。図
9に示すように、移動ブロック2の袖部2b,2bに
は、上下2条の負荷ローラ転走面4d,4dが形成され
る。この負荷ローラ転走面4d,4dとローラ転走面1
b,1bとの間がローラ循環路の負荷域を構成する。
【0037】また、袖部2b,2bには、負荷ローラ転
走面4d,4dと所定間隔を隔てて平行に、上下2条の
ローラ逃げ通路7,7が設けられる。このローラ逃げ通
路7,7がローラ循環路の無負荷域を構成する。
【0038】さらに、袖部2b,2bには、負荷ローラ
転走面4d,4dとローラ逃げ通路7,7の両端を接続
し、ローラ3…を循環させるU字状の方向転換路8,8
が設けられる。方向転換路8,8は、上側の負荷ローラ
転走面4bと下側のローラ逃げ通路7間、および下側の
負荷ローラ転走面4bと上側のローラ逃げ通路7間を立
体交差するように接続している。この方向転換路8,8
もローラ循環路の無負荷域を構成する。
【0039】これらの負荷ローラ転走面4d,4d、一
対の方向転換路8,8、およびローラ逃げ通路7,7に
よって環状のローラ循環路が構成される。各ローラ循環
路は一平面内に形成され、ローラ3…は各ローラ循環路
内を2次元的に循環する。一方のローラ循環路が位置す
る平面と他方のローラ循環路が位置する平面とは直交す
る。また、一方のローラ循環路は他方のローラ循環路の
内周側に配置されている。
【0040】図8に示すように、移動ブロック2は、鋼
製のブロック本体4と、ブロック本体4に組み込まれる
樹脂循環路成形体11,12,13,15a,15b,
20と、樹脂循環路成形体11,12,13,15a,
15b,20が組み込まれたブロック本体4の端面に装
着される一対の側蓋5,5とを備える。ブロック本体4
の袖部4b,4bには、軌道レール1の側面に設けた溝
1aに形状を合わせた突出部4c,4cが形成される。
この突出部4c,4cには、ローラ転走面1b,1bに
対応する負荷転動体転走部としての2条の負荷ローラ転
走面4d,4dが形成される(図9参照)。負荷ローラ
転走面4d,4dは、ブロック本体4の左右袖部4b,
4bの上下に2条ずつ合計4条設けられる。なお、この
実施の形態においてローラ転走面1b,1b、負荷ロー
ラ転走面4d,4dは、左右に2条ずつ合計4条形成さ
れているが、その条数は直線運動案内装置の種類によっ
て種々に設定することができる。
【0041】樹脂循環路成形体は、負荷ローラ転走面4
d,4dの両側縁に沿って延びると共に軌道レール1か
ら移動ブロック2を外した際に負荷ローラ転走面4d,
4dからのローラ3…の脱落を防止する保持部材11,
11,12,12,13,13、ローラ3…を戻す逃げ
通路構成部材14,14、および方向転換路の内周案内
部を構成する内周案内部構成部材15a,15a,15
b,15bを備える。保持部材11,11,12,1
2,13,13、逃げ通路構成部材14,14、および
一対の内周案内部構成部材15a,15a,15b,1
5bそれぞれは、ブロック本体4とは別体に樹脂で成形
され、ブロック本体4に組み込まれる。
【0042】保持部材は、図9に示すように、下側のロ
ーラ3…の下方側を保持する第1保持部材11,11
と、下側のローラ3…の上方側および上側のローラ3…
の下方側を保持する第2保持部材12,12と、上側の
ローラ3…の上方側を保持する第3保持部材13,13
とから構成される。これらの保持部材がローラ3・・・を
軸方向に案内するつばとしての機能する。
【0043】図8に示すように、第1保持部材11,1
1は、薄肉かつ長尺の樹脂成形品からなる。第1保持部
材11,11をブロック本体4に組み込むことによっ
て、後述するローラリテーナ10の連結ベルトを案内す
る案内部としての案内溝11a(図9参照)が形成され
る。この第1保持部材11,11は、一対の側蓋5,5
間に挟まれることによって、両端が支持された状態で移
動ブロック2に取り付けられている。
【0044】第2保持部材12,12は、薄肉かつ長尺
の樹脂成形品からなる。第2の保持部材12,12に
は、ローラリテーナ10の連結ベルトを案内する案内部
としての案内溝12a,12a(図9参照)がその両側
に形成されている。この第2保持部材12は、一対の内
周案内部構成部材15a,15a間に挟まれることによ
って、両端が支持された状態で移動ブロック2に取り付
けられている。
【0045】第3保持部材13,13は、薄肉かつ長尺
の樹脂成形品からなる。第3の保持部材13,13を、
ブロック本体4に組み込むことによってローラリテーナ
10の連結ベルトを案内する案内部としての案内溝13
a(図9参照)が形成される。この第3保持部材13,
13は、第1保持部材11,11と同様に、一対の側蓋
5,5間に挟まれることによって、両端が支持された状
態で移動ブロック2に取り付けられている。
【0046】逃げ通路構成部材14,14は、パイプを
回転軸方向に2分割したパイプ半体14a,14bから
構成される。これらのパイプ半体14a,14bそれぞ
れは、長手方向に沿ってローラ3…の形状に合わせた溝
20と、ローラリテーナ10の連結ベルトを案内する案
内部としての案内溝20a(図9参照)と、溝の両側縁
に沿って長手方向に延びるフランジ19とを備える。こ
の逃げ通路構成部材14,14によってローラ逃げ通路
7,7が形成される。
【0047】内周案内部構成部材15a,15bは、軌
道レール1の長手方向に2分割されている。2つの内周
案内部構成部材15a,15bを組み合わせると、立体
交差したU字状の方向転換路が形成される。また、この
方向転換路にはローラリテーナ10の連結ベルトを案内
する案内部としての案内溝が形成されている。移動ブロ
ック2側(内側)の分割体15aには、内周側のローラ
循環路の内周案内部21が形成される。この内周案内部
21は、略半円の円弧状に形成される。側蓋側(外側)
の分割体15bには、内周側のローラ循環路の外周案内
部31および外周側のローラ循環路の内周案内部32が
形成される。これらの内周案内部32および外周案内部
31は、略半円の円弧状に形成される。
【0048】側蓋5,5は、ブロック本体4と断面形状
を合せ、水平部5aと左右一対の袖部5b,5bとを備
えている。袖部5b,5bには外周側のローラ循環路の
外周案内部36,36が形成される。また、袖部5b,
5bには組み合わせた内周案内部構成部材15a,15
bが嵌め込まれる。
【0049】図8に示すように、側蓋5,5はブロック
本体4の両端に取り付けられる。側蓋5,5に形成され
たボルト挿入孔にボルトを挿入し、ブロック本体4の端
面に形成されたねじ孔にボルトをねじ込むことによっ
て、側蓋5,5がブロック本体4に締め付け固定され
る。また、これにより、内周案内部構成部材15a,1
5bがブロック本体4に固定される。なお、側蓋5,5
の外側には、化粧プレート38,38が取り付けられ
る。
【0050】図10は、ローラ循環路を循環するローラ
3を示す。図中(A)は軌道レール1のローラ転走面1
bと移動ブロック2の負荷ローラ転走面4dとの間の負
荷域を転がるローラ3を示し、図中(B)は無負荷域と
なる逃げ通路7を移動するローラを示す。
【0051】図中(A)に示すように、負荷域のローラ
循環路はローラ3の断面形状に合わせて断面四角形に形
成される。移動ブロックには上記保持部材11,11,
12,12,13,13によって、ローラ3の回転軸方
向の端面を案内するつば41,41が形成される。両つ
ば41,41間の距離L+ΔLは、軸方向すきまΔLが
生じるようにローラ3の回転軸方向の長さLよりも僅か
に長く設定される。ζ=ΔL/Lは、例えば0.02〜
0.07の範囲に設定される。この両つば41,41に
は、後述するローラリテーナ10の一対の連結ベルトを
案内する案内溝11a,12a,13aが形成される。
【0052】図中(B)に示すように、無負荷域のロー
ラ循環路もローラ3の断面形状に合わせて断面四角形に
形成される。移動ブロック2には、逃げ通路構成部材1
4,14によってローラ3の回転軸方向の端面を案内す
るつば43,43が形成される。両つば41,41間の
距離L+ΔLは、上記負荷域のローラ循環路と同様に、
軸方向すきまΔLが生じるようにローラ3の回転軸方向
の長さよりも僅かに長く設定される。この両つば43,
43には、後述するローラリテーナ10の一対の連結ベ
ルトを案内する案内溝20a,20aが形成される。ま
た、無負荷域のローラ循環路の内周案内面51と外周案
内面52との間の寸法は、ローラ3の外周との間に僅か
な隙間が生じるようにローラ3の直径よりも僅かに大き
く設定される。
【0053】図11は、ローラ3の直径Daと長さLと
の比を示す。図中(A)はL/Da=1.5としたロー
ラ3を示し、図中(B)はL/Da=3としたローラ3
を示す。ローラ3の直径Daと長さLとの比はこの範囲
内で任意に設定される。
【0054】本実施形態では、略1.5<L/Daとす
ることにより、上述のようにボール仕様の同一形番のも
のに比較して基本静定格荷重Coが大きくなり、ローラ
を使用することの妥当性、つまり剛性増大の効果が得ら
れる。また、L/Da<略3とすることにより、図12
(A)に示すように、ローラ3の回転軸方向の長さLに
対してローラの直径Daが大きくなる。そして、上述の
ように軸方向隙間ΔLの寸法管理をそれ程厳密にせず、
スキューの発生を確実に防止できる。これに対して、L
/Da>3とすると、図12(B)に示すようにローラ
3が針状になり、軸方向隙間ΔLの寸法管理を厳密にし
ないとスキュー角αが大きくなってしまうのは避けられ
ない。
【0055】図13は、ローラ3…が組み込まれたロー
ラ連結体を示す。図中(A)は平面図を示し、図中
(B)は側面図を示し、図中(C)は正面図を示す。ロ
ーラ3…はローラリテーナ10によってチェーンのよう
に一連に連鎖されている。4列のローラ循環路それぞれ
にこのローラ連結体が一つずつ収容されている。ローラ
リテーナ10は、多数のローラ3…間に介在される間座
部46…と、間座部46…に連結ネック48…を介して
連結される一対の連結部としての連結ベルト47,47
とを備える。ローラリテーナ10は、間座部46…と連
結ベルト47,47と連結ネック48…とを一体で樹脂
成形した樹脂体であり、全体として有端帯状になってい
る。移動ブロック2への装着作業を簡単にするために、
ローラリテーナ10の先端10aには丸みが付けられて
いる。
【0056】間座部46は、略直方体形状に形成され、
両側に隣り合うローラ3,3の外周面に形状を合わせた
凹面49,49を有する。この凹面49,49はローラ
3,3の外周面に摺動自在に接触する。間座部46…の
横幅は、ローラ3の回転軸方向の長さよりも僅かに短く
される。
【0057】一対の連結ベルト47,47は、ローラ3
の回転軸方向における間座部46…の両側面50,50
に連結され、ローラ3の端面から外側に張り出してい
る。連結ベルト47,47は各ローラ3の回転軸が含ま
れる平面上に位置している。また、連結ベルト47,4
7の厚みは、ローラ循環路に対応して可撓なように薄肉
に形成されている。
【0058】図13に示すように連結ベルト47,47
の長手方向における連結ネック48の厚さW2は、間座
部46の両凹面49,49間の最も薄い厚さと一致して
いる。また、ローラ3の回転軸方向における連結ネック
48の長さW3は、間座部46が連結ベルト47,47
に対して傾ける程度の長さに設定される。さらに、図中
(C)に示すように、連結ネック48,48には、補強
リブ53が形成される。この補強リブ53は、間座部4
6…に対して連結ベルト47,47が、ローラ3の回転
軸を含む平面に対して直交する方向に移動するのを防
止する。逆に言えば、連結ベルト47,47に対して間
座部46…、ひいてはローラ3…が、ローラ3…の回転
軸及び移動方向を含む平面内と直交する方向に移動
するのを防止する。連結ベルト47,47は所定の軌道
に沿って移動するように案内溝によって案内されている
ので、連結ベルト47,47に対してローラが方向に
移動するのを防止することによって、ローラ3…を所定
の軌道に沿って確実に移動させることができる。
【0059】ローラリテーナがローラを所定の姿勢に整
列させるので、ローラにスキューが発生するのを防止で
きる。また、たとえスキューが発生しても、一対の連結
ベルトの弾性復元力により、ローラが再び所定の自転軸
を保つようにローラのスキューが修正される。このよう
にローラリテーナは、ローラを所定の姿勢に整列させる
効果とローラのスキューを蓄積させない効果をもつ。さ
らにローラの直径と長さとの比をL/Da<略3とする
ことにより、上述のようにスキュー角を小さくすること
ができる。したがって、スキューを整列させ且つスキュ
ーを蓄積させない上記ローラリテーナの効果と相俟っ
て、ローラのスキューを確実に防止することができる。
また、ローラリテーナ10はローラ循環路において所定
の軌道を保つように案内溝11a,12a,13a,2
0aに案内されているので、ローラリテーナ10に保持
されるローラ3…も所定の軌道を保ち、より一層ローラ
3…を整列させることができる。
【0060】なお、上記実施形態では、転がり案内装置
を、直線運動を案内する直線運動案内装置として用いて
いるが、もちろん直線運動に限られることはなく、曲線
運動を案内する曲線運動案内装置に用いてもよい。ま
た、リテーナを設けない所謂総ローラタイプの転がり案
内装置も採用しうる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、ローラの長さと直
径との比を略1.5<L/Daとすることにより、ボー
ル仕様の同一形番のものに比較して基本静定格荷重Co
が大きくなり、ローラを使用することの妥当性、つまり
剛性増大の効果が得られる。また、L/D<略3とする
ことにより、軸方向隙間ΔLの寸法管理をそれ程厳密に
せず、スキューの発生を確実に防止できる。したがっ
て、ローラのスキューを確実に防止し、しかも剛性を上
げることができる。
【0062】また、ローラリテーナはローラを所定の姿
勢に整列させ、ローラにスキューが発生するのを防止す
る。また、このローラリテーナはたとえスキューが発生
しても、連結部の弾性復元力により、ローラが再び所定
の自転軸を保つようにローラのスキューを修正する。こ
のようにローラリテーナは、ローラを所定の姿勢に整列
させる効果とローラのスキューを蓄積させない効果をも
つ。ローラリテーナを設けることによって、ローラの直
径と長さとの比をL/Da<略3とすることによる上述
の効果と相俟って、ローラのスキューをより確実に防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のローラを組み込んだ直線運動案内装置を
示す断面図。
【図2】スキューが発生したローラを示す概略図。
【図3】条件1において、ローラの有効長Lをボールの
直径Dbと略等しく設定した状態を示す図。
【図4】条件2において、比較対象のボール仕様の転が
り案内装置を示す断面図。
【図5】L/D=1.5とした場合のローラ仕様の基本
静定格荷重Coと、ボール仕様の基本静定格荷重Coと
を比較したグラフ。
【図6】スキュー角の算定式における各値を示す図(図
中(A)はローラの側面図、図中(B)はローラの平面
図)。
【図7】横軸をΔL/L(=ζ)、縦軸をスキュー角β
とするグラフ。
【図8】本発明の第1の実施形態の直線運動案内装置を
示す分解斜視図。
【図9】上記直線運動装置の側面図(一部長手方向と直
交する方向の断面図を含む)。
【図10】ローラ循環路を循環するローラを示す図(図
中(A)は負荷域のローラ循環路を示し、図中(B)は
無負荷域のローラ循環路を示す)。
【図11】ローラの直径と長さとの比を示す図(図中
(A)L/Da=1.5のときを示し、図中(B)はL
/Da=3のときを示す)。
【図12】ローラのスキュー角を示す図(図中(A)は
本実施形態のローラを示し、図中(B)は針状ローラを
示す)。
【図13】ローラリテーナを示す図(図中(A)は平面
図を示し、図中(B)は側面図を示し、図中(C)は正
面図を示す)。
【符号の説明】
1…軌道レール(軌道軸) 1b…ローラ転走面 2…移動ブロック(移動部材) 3…ローラ 4b…負荷ローラ転走面 10…ローラリテーナ 46…間座部 47…連結ベルト(連結部) 49…凹面 11a,12a,13a,20a・・・案内溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J062 AB22 AC07 BA16 BA27 CD04 CD14 3J104 AA03 AA19 AA25 AA30 AA36 AA67 AA69 AA74 BA01 BA14 BA24 CA02 CA13 DA11 DA12 DA13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローラ転走面を有する軌道軸と、前記ロ
    ーラ転走面に対応する負荷ローラ転走面を含むローラ循
    環路を有して、該軌道軸に相対運動自在に組み付けられ
    る移動部材と、前記ローラ循環路内に配列・収容され
    て、前記軌道軸に対する前記移動部材の相対運動に併せ
    て循環する複数のローラとを備える転がり案内装置にお
    いて、 前記ローラは、その直径をDa、回転軸方向の長さをL
    とすると、略1.5<L/Da<略3を満足するように
    形成されていることを特徴とする転がり案内装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のローラは回転軸を互いに平行
    にした状態で配列され、 前記複数のローラを回転・摺動自在に保持するローラリ
    テーナを備え、 前記ローラリテーナは、前記ローラ間に介在された複数
    の間座部と、前記間座部各々を連結する可撓な連結部と
    を有することを特徴とする請求項1に記載の転がり案内
    装置。
  3. 【請求項3】 前記間座部は、隣り合う前記ローラの外
    周面に形状を合わせた凹面を両側に有することを特徴と
    する請求項2に記載の転がり案内装置。
  4. 【請求項4】 前記連結部は、前記ローラの回転軸方向
    の端面から外側に張り出していることを特徴とする請求
    項2又は3に記載の転がり案内装置。
  5. 【請求項5】 前記移動部材の前記ローラ循環路に沿っ
    て、前記連結部を案内する案内部が形成されることを特
    徴とする請求項2ないし4いずれかに記載の転がり案内
    装置。
  6. 【請求項6】 回転軸を互いに平行にして配列される複
    数のローラと、 前記ローラ間に介在された複数の間座部、及び前記間座
    部各々を連結する可撓な連結部とを有するローラリテー
    ナとを備え、 前記ローラは、その直径をDa、回転軸方向の長さをL
    とすると、略1.5<L/Da<略3を満足するように
    形成されていることを特徴とするローラ連結体。
  7. 【請求項7】 前記間座部は、隣り合う前記ローラの外
    周面に形状を合わせた凹面を両側に有することを特徴と
    する請求項6に記載のローラ連結体。
  8. 【請求項8】 前記連結部は、前記ローラの回転軸方向
    の端面から外側に張り出していることを特徴とする請求
    項6又は7に記載のローラ連結体。
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