JP2002308823A - フェニレンジオキシジ酢酸類の製造方法 - Google Patents
フェニレンジオキシジ酢酸類の製造方法Info
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Abstract
数1〜4の炭化水素基を示し、nは0〜4の整数を示
す。)で示されるフェニレンジオキシジ酢酸類およびア
ルカリ水溶液の混合物から高純度のフェニレンジオキシ
ジ酢酸類を安定して製造し得る方法を提供する。 【解決手段】 フェニレンジオキシジ酢酸類およびアル
カリ水溶液の混合物を酸と混合してフェニレンジオキシ
ジ酢酸類の遊離酸の結晶を生成させたのち、35℃以上
の温度でフェニレンジオキシジ酢酸類の遊離酸の結晶を
取り出す。
Description
シジ酢酸類の製造方法に関する。
数1〜4の炭化水素基を示し、nは0〜4の整数を示
す。)で示されるフェニレンジオキシジ酢酸類は、ポリ
エステル、ポリアミドなどの原料として有用な化合物で
ある。かかるフェニレンジオキシジ酢酸類の製造方法と
して、例えば特開平4−173764号公報、特開平4
−173765号公報に一般式(II) (式中、Rおよびnはそれぞれ前記と同じ意味を示
す。)で示されるジヒドロキシベンゼン類をアルカリ化
合物の存在下に水中でハロゲン化酢酸類と反応させる方
法が開示されている。かかる方法によれば、フェニレン
ジオキシジ酢酸類およびアルカリ水溶液の混合物が得ら
れるが、該混合物を酸と混合してフェニレンジオキシジ
酢酸類の遊離酸の結晶を生成させたのち、該結晶を取り
出すことにより、フェニレンジオキシジ酢酸類を遊離酸
の結晶として得ることができ、上記公報には、結晶を2
0℃ないし25℃で取り出した旨が記載されている。
レンジオキシジ酢酸類に一般式(III-1) 〔式中、Rおよびnはそれぞれ前記と同じ意味を示
す。〕で示される化合物や一般式(III-2) 〔式中、Rおよびnはそれぞれ前記と同じ意味を示
す。〕で示される化合物が不純物として含まれる場合が
あり、安定して高純度のフェニレンジオキシジ酢酸類を
製造することができなかった。
ェニレンジオキシジ酢酸類およびアルカリ水溶液の混合
物から高純度のフェニレンジオキシジ酢酸類を安定して
製造し得る方法を開発するべく鋭意検討した結果、フェ
ニレンジオキシジ酢酸類およびアルカリ水溶液の混合物
を酸と混合したのち20℃ないし25℃で結晶を取り出
す場合には、混合したのち取り出すまでの時間が長時間
になると得られるフェニレンジオキシジ酢酸類の純度が
低くなることを見出すと共に、35℃以上の温度で結晶
を取り出すことによって、混合したのち取り出すまでの
時間に拘わらず安定して、高純度のフェニレンジオキシ
ジ酢酸類を遊離酸の結晶として得られることを見出し、
本発明に至った。
一般式(I)で示されるフェニレンジオキシジ酢酸類お
よびアルカリ水溶液の混合物を酸と混合してフェニレン
ジオキシジ酢酸類の遊離酸の結晶を生成させたのち、3
5℃以上の温度でフェニレンジオキシジ酢酸類の遊離酸
の結晶を取り出すことを特徴とするフェニレンジオキシ
ジ酢酸類の製造方法を提供するものである。
ンジオキシジ酢酸類において、Rはハロゲン原子、カル
ボキシル基または炭素数1〜4の炭化水素基を示すが、
ここでハロゲン原子としては、例えばフッ素原子、塩素
原子、臭素原子などが挙げられる。カルボキシル基はそ
の水素原子が電離して塩を形成していてもよい。炭化水
素基としては、例えばメチル基、エチル基、t−ブチル
基などの炭素数1〜4のアルキル基などが挙げられる。
nは0〜4の整数であるが、好ましくは0である。nが
2以上である場合、Rは互いに同一であってもよいし、
互いに異なっていてもよい。
は、例えば1,3−フェニレンジオキシジ酢酸、1,4
−フェニレンジオキシジ酢酸、1,2−フェニレンジオ
キシジ酢酸、3−カルボキシメトキシ−2−クロロ−フ
ェノキシ酢酸、3−カルボキシメトキシ−4−クロロ−
フェノキシ酢酸、3−カルボキシメトキシ−5−クロロ
−フェノキシ酢酸、2−カルボキシメトキシ−3−クロ
ロ−フェノキシ酢酸、2−カルボキシメトキシ−4−ク
ロロ−フェノキシ酢酸、4−カルボキシメトキシ−2−
クロロ−フェノキシ酢酸、5−カルボキシメトキシ−
2,3−ジクロロ−フェノキシ酢酸、5−カルボキシメ
トキシ−2,4−ジクロロ−フェノキシ酢酸、4−カル
ボキシメトキシ−2,3−ジクロロ−フェノキシ酢酸、
5−カルボキシメトキシ−2,3,4−トリクロロ−フ
ェノキシ酢酸、3−カルボキシメトキシ−2−メチル−
フェノキシ酢酸、3−カルボキシメトキシ−4−メチル
−フェノキシ酢酸、3−カルボキシメトキシ−5−メチ
ル−フェノキシ酢酸、2−カルボキシメトキシ−3−メ
チル−フェノキシ酢酸、2−カルボキシメトキシ−4−
メチル−フェノキシ酢酸、4−カルボキシメトキシ−2
−メチル−フェノキシ酢酸、5−カルボキシメトキシ−
2,3−ジメチル−フェノキシ酢酸、5−カルボキシメ
トキシ−2,4−ジメチル−フェノキシ酢酸、5−カル
ボキシメトキシ−2−クロロ−3−メチル−フェノキシ
酢酸、4−カルボキシメトキシ−2−クロロ−3−メチ
ル−フェノキシ酢酸などが挙げられる。
リ水溶液の混合物におけるアルカリ水溶液は、アルカリ
金属化合物を含有しアルカリ性を示す水溶液である。ア
ルカリ金属化合物としては、例えば水酸化ナトリウム、
水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウムなどのアルカリ金属炭酸化物など
が挙げられ、好ましくはアルカリ金属水酸化物である。
混合物におけるアルカリ水溶液のpHは通常7.5程度
以上であり、好ましくは12程度以下、さらに好ましく
は8.5程度以下である。アルカリ水溶液における水の
含有量はフェニレンオキシジ酢酸類に対して通常1重量
倍以上8重量倍以下であり、2重量倍以上5重量倍以下
であることが好ましい。水の含有量が8重量倍を超える
と、酸と混合した後の混合物に溶解するフェニレンジオ
キシジ酢酸類が多くなって、得られるフェニレンジオキ
シジ酢酸類の収率が低下する傾向にある。
ジ酢酸類はその全部が溶解していてもよいし、一部が溶
解していて一部が溶解することなく固形物として存在し
ていてもよい。
リ水溶液の混合物は、フェニレンジオキシジ酢酸類とア
ルカリ水溶液とを混合して得てもよいが、例えば一般式
(II)で示されるジヒドロキシベンゼン類をアルカリ
化合物の存在下に水中でハロゲン化酢酸類と反応させて
得ることもできる(特開平4−173764号公報、特
開平4−173765号公報)。
シベンゼン類としては、例えばレゾルシン、カテコー
ル、ハイドロキノン、2−クロロ−ベンゼン−1,3−
ジオール、4−クロロ−ベンゼン−1,3−ジオール、
5−クロロ−ベンゼン−1,3−ジオール、3−クロロ
−ベンゼン−1,2−ジオール、4−クロロ−ベンゼン
−1,2−ジオール、2−クロロ−ベンゼン−1,4−
ジオール、4,5−ジクロロ−ベンゼン−1,3−ジオ
ール、2,4−ジクロロ−ベンゼン−1,3−ジオー
ル、2,3−ジクロロ−ベンゼン−1,4−ジオール、
4,5,6−トリクロロ−ベンゼン−1,3−ジオー
ル、2−メチル−ベンゼン−1,3−ジオール、4−メ
チル−ベンゼン−1,3−ジオール、5−メチル−ベン
ゼン−1,3−ジオール、3−メチル−ベンゼン−1,
2−ジオール、4−メチル−ベンゼン−1,2−ジオー
ル、2−メチル−ベンゼン−1,4−ジオール、4,5
−ジメチル−ベンゼン−1,3−ジオール、2,4−ジ
メチル−ベンゼン−1,3−ジオール、4−クロロ−5
−メチル−ベンゼン−1,3−ジオール、2−クロロ−
3−メチル−ベンゼン−1,4−ジオールなどが挙げら
れる。
ロ酢酸、モノブロモ酢酸などのモノハロゲン化酢酸が挙
げられ、その使用量はジヒドロキシベンゼン類に対して
通常2〜4モル倍程度、好ましくは2.2〜3モル倍程
度である。
様のアルカリ金属化合物が用いられ、その使用量は、ハ
ロゲン化酢酸のハロゲン原子に対して通常1.8〜2.
5モル倍程度、好ましくは1.9〜2.1モル倍程度で
ある。
対して通常2〜15重量倍、好ましくは4〜9重量倍程
度である。
と反応させるには、例えばジヒドロキシベンゼン類およ
び水の混合物にハロゲン化酢酸およびアルカリ金属化合
物を加えればよい。ジヒドロキシベンゼン類および水の
混合物は通常、ジヒドロキシベンゼン類が溶解してその
水溶液となっている。アルカリ金属化合物は通常、その
水溶液として加えられる。ジヒドロキシベンゼン類およ
び水の混合物は、予めアルカリ金属化合物を含んでいて
もよい。ハロゲン化酢酸とアルカリ金属化合物とは通
常、同時にジヒドロキシベンゼン類および水の混合物に
加えられる。
金属化合物および水の混合物とハロゲン化酢酸とを容器
に同時に加えて混合してもよい。ジヒドロキシベンゼン
類、アルカリ金属化合物および水の混合物は通常、ジヒ
ドロキシベンゼン類およびアルカリ金属化合物が溶解し
てこれらの水溶液となっている。
好ましくは90℃以上100℃以下の温度範囲である。
反応は通常ハロゲン化酢酸が消失するまで行えばよく、
反応時間は通常1〜10時間程度である。
ン化酢酸とエーテル化反応してフェニレンジオキシジ酢
酸類が生成し、反応後の反応混合物はフェニレンジオキ
シジ酢酸類およびアルカリ水溶液の混合物となる。
リ水溶液の混合物は、一般式(II)で示されるジヒド
ロキシベンゼン類をアルカリ金属化合物の存在下に水中
でエチレンオキサイドと反応させた後、酸化して得るこ
ともできる(特公昭62−28940号公報、特表平3
−500653号公報、特開平3−38544号公報な
ど)。
ニレンジオキシジ酢酸類およびアルカリ水溶液の混合物
を酸と混合する。フェニレンジオキシジ酢酸類およびア
ルカリ水溶液の混合物と酸とを混合するには、例えばフ
ェニレンジオキシジ酢酸類およびアルカリ水溶液の混合
物を酸に加えて混合してもよいし、フェニレンジオキシ
ジ酢酸類およびアルカリ水溶液の混合物に酸を加えて混
合してもよいし、フェニレンジオキシジ酢酸類およびア
ルカリ水溶液の混合物と酸とを容器に同時に加えて混合
してもよい。
酸、リン酸などの鉱酸などが用いられる。酸の使用量
は、フェニレンジオキシジ酢酸類およびアルカリ水溶液
の混合物と混合した後の混合物が酸性、例えばpH6以
下、好ましくはpH5以下を示すように適宜選択され、
具体的には、例えば酸の電離可能な水素原子に換算して
フェニレンジオキシジ酢酸類に対して2.6〜3.4モ
ル倍程度であり、フェニレンジオキシジ酢酸類に対し
て、酸として塩化水素、硝酸などの一塩基酸を用いた場
合には2.6〜3.4モル倍程度、酸として硫酸などの
二塩基酸を用いた場合には1.3〜1.7モル倍程度、
酸としてリン酸などの三塩基酸を用いた場合には0.8
〜1.1モル倍程度である。酸は通常、その水溶液とし
て用いられ、酸の水溶液100重量部あたりの酸の含有
量は通常5〜40重量部程度である。
リ水溶液の混合物と酸とは通常0℃以上アルカリ水溶液
の沸点以下の温度で混合される。フェニレンジオキシジ
酢酸類およびアルカリ水溶液の混合物を酸に加えて混合
する場合や、フェニレンジオキシジ酢酸類およびアルカ
リ水溶液の混合物と酸とを容器に加えて混合する場合に
は、フェニレンジオキシジ酢酸類およびアルカリ水溶液
の混合物の少なくとも1/10、好ましくは全部を50
℃以下、好ましくは0℃以上の温度範囲で酸と混合する
ことが、より高い純度のフェニレンジオキシジ酢酸類が
得られる点で好ましい。
好ましくは85℃以上95℃以下の温度範囲で保温す
る。保温時間は通常0.1〜4時間程度、好ましくは
0.5〜2時間程度である。
出物が存在しているが、かかる析出物はフェニレンジオ
キシジ酢酸類の遊離酸の結晶である。
ンジオキシジ酢酸類の遊離酸の結晶を取り出す。結晶を
取り出すには、例えば混合後の混合物を濾過すればよ
い。35℃未満で取り出すと、酸と混合した後の時間が
長くなった場合には、得られるフェニレンジオキシジ酢
酸類の純度が低くなる。取り出す際の温度の上限は特に
限定されないが、70℃を超えるとフェニレンジオキシ
ジ酢酸類の溶解度が大きくなって収率が低下するため、
70℃以下、さらには50℃以下で結晶を取り出すこと
が好ましい。
乾燥すればよい。かくして得られたフェニレンジオキシ
ジ酢酸類の遊離酸の結晶は、フェニレンジオキシジ酢酸
類およびアルカリ水溶液の混合物と酸とを混合したのち
取り出すまでの時間に拘わらず、高純度である。かかる
結晶は、再結晶などによりさらに精製されてもよい。
ジオキシジ酢酸類およびアルカリ水溶液の混合物と酸と
を混合したのち析出物としてフェニレンジオキシジ酢酸
類を取り出すまでの時間に拘わらず、高純度のフェニレ
ンジオキシジ酢酸類を遊離酸の結晶として得ることがで
きるので、取り出すまでの時間を厳密に管理しなくと
も、安定して高純度のフェニレンジオキシジ酢酸類を得
ることができる。
するが、本発明はかかる実施例により限定されるもので
はない。
(3.1mol)および水258.6gを攪拌して混合
してレゾルシンの水溶液を得、これに水酸化ナトリウム
水溶液(水酸化ナトリム含有量は48重量%)を加えて
系内のpHを8.0とし、水酸化ナトリウム水溶液(水
酸化ナトリム含有量は48重量%)を加えて混合物のp
Hが8.0となるように調整しながら95℃まで加熱し
て、水酸化ナトリウム水溶液(水酸化ナトリム含有量は
48重量%)を加えて混合物のpHが8.0〜8.5と
なるように調整しながら同温度でモノクロロ酢酸74
7.0g(7.9mol)および水438.7gの混合
物を5時間かけて滴下して加え、その後さらに水酸化ナ
トリウム水溶液(水酸化ナトリム含有量は48重量%)
を加えて混合物のpHが8.0〜8.5となるように調
整しながら同温度で2時間攪拌し、得られた反応混合物
をフラスコから空けて1,3−フェニレンジオキシジ酢
酸およびアルカリ水溶液の混合物(3097g)を得
た。この混合物はスラリー状であった。使用した水酸化
ナトリウム水溶液の合計量は1318g(水酸化ナトリ
ムは15.8mol)であった。
0重量部あたりの塩化水素含有量は10重量部)32
8.1g(塩化水素0.9mol)を攪拌しながら、こ
れに参考例1で得た1,3−フェニレンジオキシジ酢酸
およびアルカリ水溶液の混合物301.5g(レゾルシ
ンとして0.3mol)を1時間かけて加え、参考例1
で使用したフラスコを水33gで洗浄した洗浄水を加え
た。混合物を加える際には温度が徐々に上昇し、加え終
わった直後の温度は32℃であった。また、混合後の混
合物のpHは1以下である。
のち均等に3分割し、そのうちの一つを試料1とし、一
つを試料2とした。
り出して試料10(取出時間0時間)とし、残りを同温
度で攪拌しながら24時間後に20gを取り出して試料
11(取出時間24時間)とし、48時間後に20gを
取り出して試料12(取出時間48時間)とし、72時
間後に20gを取り出して試料13(取出時間72時
間)とした。
り出して試料20(取出時間0時間)とし、残りを同温
度で攪拌しながら24時間後に20gを取り出して試料
21(取出時間24時間)とし、48時間後に20gを
取り出して試料22(取出時間48時間)とした。
出していた結晶を濾過により取り出し、水6gで洗浄
し、60℃で真空乾燥して白色の結晶約2gをそれぞれ
得た。得られた結晶の一部は、高速液体クロマトグラフ
ィー(溶媒はアセトニトリル50容量部と水50容量部
との混合溶媒)を用いて得面積百分率法により分析し
て、1,3−フェニレンジオキシジ酢酸(目的物)の含
有量と、不純物である3−ヒドロキシフェノキシ酢酸
(不純物1)の含有量、2−カルボキシメチル−1,3
−フェニレンジオキシジ酢酸(不純物2)および4−カ
ルボキシメチル−1,3−フェニレンジオキシジ酢酸
(不純物3)の合計含有量をそれぞれ求めた。結果を表
1に示す。
Claims (3)
- 【請求項1】一般式(I) (式中、Rはハロゲン原子、カルボキシル基または炭素
数1〜4の炭化水素基を示し、nは0〜4の整数を示
す。)で示されるフェニレンジオキシジ酢酸類およびア
ルカリ水溶液の混合物を酸と混合してフェニレンジオキ
シジ酢酸類の遊離酸の結晶を生成させたのち、35℃以
上の温度でフェニレンジオキシジ酢酸類の遊離酸の結晶
を取り出すことを特徴とするフェニレンジオキシジ酢酸
類の製造方法。 - 【請求項2】フェニレンジオキシジ酢酸類およびアルカ
リ水溶液の混合物を、一般式(II) 〔式中、Rおよびnはそれぞれ前記と同じ意味を示
す。〕で示されるジヒドロキシベンゼン類をアルカリ化
合物の存在下に水中でハロゲン化酢酸と反応させて得る
請求項1に記載の製造方法。 - 【請求項3】フェニレンジオキシジ酢酸類およびアルカ
リ水溶液の混合物のうちの少なくとも1/10を0℃以
上50℃以下の温度範囲で酸と混合する請求項1に記載
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001108244A JP2002308823A (ja) | 2001-04-06 | 2001-04-06 | フェニレンジオキシジ酢酸類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001108244A JP2002308823A (ja) | 2001-04-06 | 2001-04-06 | フェニレンジオキシジ酢酸類の製造方法 |
Publications (1)
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---|---|
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ID=18960420
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001108244A Pending JP2002308823A (ja) | 2001-04-06 | 2001-04-06 | フェニレンジオキシジ酢酸類の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002308823A (ja) |
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-
2001
- 2001-04-06 JP JP2001108244A patent/JP2002308823A/ja active Pending
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