JP2002308227A - 筒状フィルムの装着方法及びその装置 - Google Patents

筒状フィルムの装着方法及びその装置

Info

Publication number
JP2002308227A
JP2002308227A JP2001118283A JP2001118283A JP2002308227A JP 2002308227 A JP2002308227 A JP 2002308227A JP 2001118283 A JP2001118283 A JP 2001118283A JP 2001118283 A JP2001118283 A JP 2001118283A JP 2002308227 A JP2002308227 A JP 2002308227A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tubular film
mounting
traveling
section
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001118283A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyoichi Yamashita
山下経一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Automatic Machine Co Ltd
Original Assignee
Koyo Automatic Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Automatic Machine Co Ltd filed Critical Koyo Automatic Machine Co Ltd
Priority to JP2001118283A priority Critical patent/JP2002308227A/ja
Publication of JP2002308227A publication Critical patent/JP2002308227A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Labeling Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 効率よく筒状フィルムを外装でき、運転速
度の高速化が可能な筒状フィルムラベルの装着技術を提
供すること。 【解決手段】 被装着物20の移送経路の上方に、複
数の走行体30,30……を走行可能に配置し、逆さ状
態で受け取った筒状フィルム10を、走行体30と共に
反転した後に、走行中の走行体30から被装着物10へ
被せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種被装着物の胴部
や首部から頭部に亘って熱収縮性の筒状フィルムを装着
して被覆する筒状フィルムの装着方法及びその装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ボトルの移送経路の途中にボトルを旋回
移送するターレットと、ターレットによる移送過程にお
いて筒状フィルムを筒状に口開きして容器に被せる手段
と、蒸気や熱風等を与えて筒状フィルムを熱収縮させる
加熱手段とを具備した装着装置を使用して、熱収縮性の
素材で形成すると共に、ボトル径より少し大きい筒状フ
ィルムをボトルに被せた後、熱収縮させてボトル表面に
密着せしめる方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の筒状フィルムの
装着技術にはつぎのような問題点がある。 <イ>筒状フィルムを被せる際、移送中のボトルを一時
的に停止させているため、筒状フィルムの装着処理速度
を高めることに限界があり、低速運転を余儀なくされて
いる。 <ロ>ボトルの移送路の側方にターレットの配置スペー
スを必要とするため、装置全体が大型となり、またター
レットの構成部品点数が増してコスト高であるという問
題がある。 <ハ>装着後にボトルの正面や背面に所定の文字や絵柄
等がくるように予め筒状フィルムに印刷が施してある場
合、従来の装着技術にあっては、筒状フィルムの特定の
周面をボトルの特定の周面に対して正確な位置合わせが
できないため、文字や絵柄等の表示位置がずれた状態で
装着され易い。
【0004】本発明は以上の点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは省スペースで以って、効率
よく筒状フィルムを外装できる、筒状フィルムラベルの
装着技術を提供することにある。さらに本発明の他の目
的は運転速度の高速化が可能な筒状フィルムラベルの装
着技術を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に係
る発明は、熱収縮性の筒状フィルムを連続的に供給して
被装着物の外周に被せる、筒状フィルムの装着方法であ
って、被装着物の移送経路の上方に、複数の走行体を走
行可能に配置し、逆さ状態で受け取った筒状フィルム
を、走行体と共に反転した後に、走行中の走行体から被
装着物へ被せることを特徴とする、筒状フィルムの装着
方法である。請求項2に係る発明は、熱収縮性の筒状フ
ィルムを連続的に供給して被装着物の外周に被せる、筒
状フィルムの装着方法であって、被装着物の移送経路の
上方に、ストック区間、反転区間、装着区間、戻り区間
を連続して形成した環状のガイドレールを配置し、前記
ガイドレールに沿って走行可能な複数の走行体を配置
し、前記走行体は拡縮可能なガイド体を具備し、前記ス
トック区間で待機する走行体のガイド体に逆さ状態で筒
状フィルムを外装し、走行体と共に反転した後に、被装
着物と同速度で移動しながら装着区間を走行する走行体
のガイド体から筒状フィルムを押し下げて被装着物へ被
せることを特徴とする、筒状フィルムの装着方法であ
る。請求項3に係る発明は、熱収縮性の筒状フィルムを
連続的に供給して被装着物の外周に被せる、筒状フィル
ムの装着装置であって、被装着物の移送経路の上方に配
置し、ストック区間、反転区間、装着区間、戻り区間を
連続して形成した環状のガイドレールと、前記ガイドレ
ールに沿って走行可能に配置した複数の走行体と、前記
ストック区間で筒状フィルムを供給する手段とよりな
り、前記走行体が拡縮可能なガイド体と、前記ガイド体
に外装した筒状フィルムを被装着物へ向けて押し下げて
外装するスライド押板とを具備していることを特徴とす
る、筒状フィルムの装着装置である。
【0006】
【発明の実施の形態1】以下、図面に基づいて本発明の
実施の形態について説明する。
【0007】<イ>筒状フィルムの装着装置の概要 図1,2に筒状フィルム10の装着装置の一例を示す。
筒状フィルム10は熱収縮性の素材よりなり、通常は扁
平に押し潰された状態でロール状に巻き取られ、装着直
前に所定の長さに切断して使用する。被装着物であるボ
トル20は、断面円形や多角形の各種容器を含む。
【0008】筒状フィルムの装着装置は被装着物である
ボトル20,20……を直線的に移送する経路の上方に
配設する装置であって、移送経路に沿った環状軌跡を連
続走行する複数の走行体30,30……よりなり、走行
体30,30……の環状を呈する走行経路の上半に接近
して配設した筒状フィルム10の供給手段70から筒状
フィルム10を受け取った後、走行経路の下半で、各筒
状フィルム10を順次各ボトル20へ外装し得るように
なっている。本発明に係る装着装置は、ボトル20の移
送経路の上方に配置スペースを確保するだけでよく、従
来のようにボトルの移送経路の側方に装置の配置スペー
スを必要としない。
【0009】また本発明に係る装着装置は、筒状フィル
ム10を逆さの状態で走行体30へ受け渡し、走行体3
0を反転して筒状フィルム10を正規の状態に戻した後
にボトル20へ装着する反転方式を採用した。以下本装
置の主要な構成要素について詳述する。
【0010】<ロ>走行体 走行体30は図2に示すように走行可能な基台31と、
基台31の表面31aに設けた拡縮可能なガイド体32
と、中央に形成した円孔33aを介してガイド体32に
沿ってスライド可能に外装したスライド押板33と、基
台31を貫通し、その裏面31bに突出したローラ34
付きの昇降軸35並びに係合溝36とを具備している。
【0011】<ハ>基台 基台31の対向する一対の側面31c,31cと裏面3
1bには、支軸を直交させた複数組の走行輪37,38
を夫々具備している。図3に示すように走行経路の両側
に縦向きで配設したガイドレール40(図面では片側の
みを表記)に前記走行輪37,38を係合させながら各
走行体30が走行し得るようになっている。ガイドレー
ル40は例えば断面コ字形を呈し、その全体形状は図3
に示す如く、ストック区間L、反転区間L、装着区
間L、戻り区間Lを連続して形成した横長の楕円形
を呈する。走行体30の走行駆動手段については後述す
る。
【0012】<ニ>ガイド体 ガイド体32は一対の分割体32a,32aよりなり、
その両基端が基台31にピンで以って回動自在に枢支し
てある。本例では、各分割体32aが筒体を二分した断
面円弧形を呈する場合について説明するが、ボトル20
の装着部位が断面四角形の場合は分割体32aの断面形
をコ字形とするように、ボトル20の装着部位の断面形
状を二分した形状に設定すればよい。
【0013】各分割体32a,32の対向側の側面は枢
支端から先端へ向けて徐々に切除量を増すように斜めに
形成してある。これは一対の分割体32a,32aを対
向方向へ傾倒させてガイド体32の縮径を許容せしめる
ためである。尚、一対の分割体32a,32aは枢支部
の外径が最大となるようにストッパ類を設けて拡径量を
規制する。本例においてはスライド押板33の円孔33
aが一対の分割体32a,32aの最大拡径量を規制す
る場合について説明する。
【0014】また図5に拡大して示すように、一対の分
割体32a,32aの対向側に棚溝32b,32bを形
成していて、この棚溝32b,32b内に昇降軸35の
端に設けた係合板35aを、昇降軸35の軸方向に向け
た一定範囲の昇降を許容する状態で収納すると共に、係
合板35aと基台31の表面31aの間にばね39を縮
設する。
【0015】ガイド体32は昇降軸35に牽引力が作用
しない状態であれば、同図に示すようにばね39のばね
力を受けた係合板35aが一対の分割体32a,32a
を押し広げてガイド体32が均一外径の筒状に拡径し、
また、昇降軸35にばね力以上の牽引力が作用すると一
対の分割体32a,32aが一点鎖線で示すように対向
方向へ傾倒してガイド体32が縮径する構造になってい
る。昇降軸35へ牽引力を付与するには、昇降軸35の
ローラ34が係合して通過する際に牽引力を付与できる
ように、例えば図3,4に示すようにガイド体30の縮
径範囲に亘ってプレート41を設けることで対処する。
【0016】<ホ>スライド押板 スライド押板33はその板面の中央に、前記拡径状態の
ガイド体32より僅かに径の大きな円孔33aを形成し
ていて、この円孔33aを介してガイド体32にスライ
ド可能に外装している。スライド押板33の側方に垂設
したガイドピン33b,33bを基台31を貫通して配
置すると共に、スライド押板33の側方にガイドローラ
33cを設ける。
【0017】スライド押板33の昇降操作は、図3,4
に示すように走行経路の片側に配設し、ガイドローラ3
3cが係合可能なガイドレール42により行う。ガイド
レール42は、図3に示す装着区間Lを通過するとき
にスライド押板33に降下力を付与して筒状フィルム1
0をボトル20へ外装し、それ以外の区間ではガイド体
32の枢支部側の待機位置へ復帰するように形成して配
設する。
【0018】<ヘ>走行体の走行駆動手段 つぎに走行体30の走行駆動手段について説明する。図
1に示すように走行体30,30……の走行経路の内方
であって、水平軸を中心にして同一方向に回転する一対
の歯車50,51を設ける。各歯車50,51の周面に
は、走行体30の一部、例えばガイドローラ33cと係
合可能な複数の歯素子53,54が等間隔に形成してあ
る。これらの歯車50,51により各走行体30に走行
駆動力を直接付与する区間は、図3の反転区間L及び
戻り区間Lである。
【0019】両歯車50,51の駆動力が作用しないス
トック区間Lは後述するように後続の走行体30によ
る押し出し力により前進走行するものとする。
【0020】また両歯車50,51の駆動力が作用しな
い装着区間Lについては、図1に示すように一対のス
プロケット60,61の間に無端のチェーン62を配設
し、チェーン62はその外周面に一定間隔で係合用の突
起体62aを形成していて、これらの各突起体62aが
各走行体30の係合溝36へ嵌合して、チェーン62の
回転力を、図3の装着区間Lに亘って走行体30へ伝
達して走行し得るようにする。
【0021】またボトル20と走行体30が図3の装着
区間Lを通過する際に筒状フィルム10をボトル20
に外装できるように、歯車50,51とチェーン62に
よる走行体30の走行速度とボトル20の移送速度と両
者の出会いのタイミングが一致するように設定する。
【0022】<ト>筒状フィルムの供給手段 筒状フィルム10は一般に扁平状に押し潰されていて、
両端に部に折り目がついている。供給手段70は、装着
前に扁平状の筒状フィルム10を筒状に開くための装置
で、例えば図7の(A)に示すように相対向して接近及
び離隔可能に配置した一対の負圧吸引要素71,71に
より構成する。一対の負圧吸引要素71,71は扁平状
の筒状フィルム10の両面を吸着して離隔運動をするこ
とで筒状フィルム10を略筒状に口開きし、その後に口
開きしたままの状態で一対の負圧吸引要素を走行体30
のガイド体32へ向けて往復移動するように構成する。
要は扁平状の筒状フィルム10を口開きして走行体30
のガイド体32へ機械的に外装できる機構であれば公知
の各種の手段を採用できる。
【0023】またガイド体32に対して筒状フィルム1
0の向きを規制する必要がない場合は不要であるが、筒
状フィルム10の向きを一定に規制する必要がある場合
は図7の(B)に示すようにガイド体32を構成する分
割体32a,32aの両側縁部に筒状フィルム10の折
り目11,11が位置するように両者の相対的な位置関
係を規制する。
【0024】すなわち、ガイド体32の拡縮方向に対し
て筒状フィルム10の折り目11,11が交叉する位置
関係で、筒状フィルム10をガイド体32へ供給するよ
うにすれば、筒状フィルム10の適度の弾力性によりガ
イド体32に弾接すると共に、折り目11,11を結ぶ
仮想直線と分割体32a,32aの対向端の間を結ぶ仮
想直線とが一致して、筒状フィルム10の向きを一定に
揃えることができる。殊に装着後にボトル20の正面や
背面の所定位置に文字や図形等が位置するように、予め
筒状フィルム10の周面にこれらの文字や図形等が表記
して場合に、正確な表示位置に揃えることが可能とな
る。
【0025】
【作用】つぎに筒状フィルムの装着方法について説明す
る。
【0026】<イ>走行体の走行形態 まず走行体30の走行形態について説明すると、図1,
3に示すように各走行体30はその走行輪37,38を
環状のガイドローラ40に走行可能に係合している。ス
トック区間Lに位置する走行体30は後続の走行体3
0の押出し力を受けて図1の左方の歯車50方向へ向け
て移動し、この歯車50の位置へ達すると自重で以って
反時計回り方向へ向けて反転する。走行体30が反転区
間Lを通過する際、走行体30はローラ34を周面の
歯素子53で受け止めて自由落下を回避しながら歯車5
0の回転速度で以って反転する。
【0027】走行体30が装着区間Lの始端に達する
とチェーン60の突起体62aと出会って係合溝36と
係合し、チェーン60の移送力を受けて右方の歯車51
へ向けて走行する。
【0028】走行体30がチェーン60の右端に達する
と、走行体30のローラ34を右方の歯車51の歯素子
54に支持されながら上方へ押し上げられ、ストック区
間L で待機する走行体30を前方へ押出す。このよう
に各走行体30は走行経路であるガイドレール40に沿
って順次移動する。
【0029】<ロ>筒状フィルムのセット、待機 図3のストック区間Lに位置する走行体30のローラ
34がプレート41に当接すると、昇降軸35を牽引し
てガイド体32が図4に示す如く縮径する。このときス
ライド押板33はガイドローラ33cが係合するガイド
レール42によってガイド体32の枢支側に降下した状
態にある。
【0030】前述したようにストック区間Lに位置す
る走行体30は、後続の走行体30の押出し力が作用す
るまでは自走することなく待機している。走行体30が
筒状フィルム10の供給手段70の真下で待機している
とき、筒状フィルム10の供給手段70により、筒状フ
ィルム10をガイド体32へ外装する。スライド押板3
3は筒状フィルム10の下端と当接して下がり過ぎを規
制する。本装置は反転装着方式であるから、筒状フィル
ム10を逆さにして走行体30のガイド体32へ外装す
ることになる。したがって、筒状フィルム10の供給手
段70の配置位置は、走行体30のガイド体32の中心
が筒状フィルム10の供給中心とほぼ一致する位置であ
れば待機中のどの位置でもよい。
【0031】また装着対象のガイド体32が縮径し、か
つ先細り状にテーパがついているので、筒状フィルム1
0を完全な筒形に口開きしなくとも、また両者の中心が
多少ずれていても円滑かつ確実に外装することができ
る。
【0032】筒状フィルム10のセットを完了した走行
体30が筒状フィルム10の供給位置を過ぎてローラ3
4がプレート41から外れるとガイド体32が拡径し、
筒状フィルム10が図7の(C)に示すように筒状に押
し広げられる。筒状フィルム10の拡張量は、筒状フィ
ルム10がガイド体32の周面に軽く当接して容易に落
下しない程度でよい。
【0033】<ハ>走行体の反転工程 後続の走行体30に押出されてストック区間Lの終端
に至った走行体30は、反転区間Lを通過して反転す
る。走行体30の反転に伴い筒状フィルム10の上下が
正規の向きに修正される。
【0034】<ニ>筒状フィルムの装着工程 反転区間Lから装着区間Lに達すると、走行体30
はボトル20の移送経路の真上を走行しながら、以下の
工程で筒状フィルム10をボトル20に外装する。
【0035】走行体30はそのガイド体32の中心をボ
トル20の中心に一致させたままボトル20と同速度で
走行する。ガイド体32の下端はボトル20の頭部に当
接することなく、多少の隙間を介して接近している。こ
の走行過程において、スライド押板33がガイドレール
42の下り勾配に沿って徐々に降下し、このスライド押
板33の降下に伴い、ガイド体32に外装した筒状フィ
ルム10の上端を押し下げる。その結果、筒状フィルム
10は拡径したガイド体32に沿って降下し、ガイド体
32の周面からボトル20へ移動し、スライド押板33
がガイド体32の下端部に達した時点でボトル10への
移動が完了する。
【0036】ガイド体32の拡径寸法、すなわち筒状フ
ィルム10の筒径が、ボトル10の外装予定部の径より
僅かに大きく設定してあり、さらに筒状フィルム10と
ガイド体32間の摩擦抵抗が比較的小さいので、スライ
ド押板33の降下動作によって容易に筒状フィルム10
をボトル20の所定位置に被せることができる。以上の
ようにスライド押板33の降下作動により、筒状フィル
ム10をボトル20へ外装する工程を完了し、筒状フィ
ルム10の外装を完了したボトル10は従来と同様に図
示しない熱収縮工程へ送り、熱収縮させてボトル20の
表面に密着せしめる。
【0037】走行体30が装着区間Lを通過して反転
区間Lへ至ると、スライド押板33がガイド体32の
上端(枢支部)へ移動すると共に反転してストック区間
へ回帰する。
【0038】従来のこの種の装着方法は、筒状フィルム
の外装が完了するまでボトルを停止し、ボトルの停止中
に筒状フィルムを外装する手法を採っていた。
【0039】本発明では走行体30を停止せずに連続的
に供給する過程において、筒状フィルム10を連続的に
被せることが可能となる。殊に外装区間Lに対して、
ボトル20の移送間隔と、この間隔に合わせた走行体3
0の走行間隔を相対的に狭く設定すれば、複数のボトル
20に対して複数の筒状フィルム10の外装作業を並行
して進めることが可能となり、筒状フィルム10の外装
作業の効率化と高速化が図れる。
【0040】
【発明の実施の形態2】既述した実施の形態1ではスト
ック区間Lに一組の筒状フィルム10の供給手段70
を配置した場合について説明したが、ストック区間L
に沿って複数組を配置しても良い。本例の如く、筒状フ
ィルム有10の供給手段70の複数組を直列に配置すれ
ば、複数の走行体30を対象にして同時に複数の筒状フ
ィルム10を外装できて、筒状フィルム10の外装効率
が更に高くなる。本例の場合、ストック区間や外装区間
を長く確保できない場合であっても、複数の筒状フィル
ム10を同時にセットして複数のボトル20へ同時に外
装し得るので、装置の運転速度を大幅に向上できるとい
った利点がある。
【0041】
【発明の効果】本発明は次のような効果を得ることがで
きる。 <イ>被装着物を停止させずに筒状フィルムを連続的で
かつ高速で装着することができ、装置の運転速度が大幅
に向上する。 <ロ>装着装置は被装着物の移送経路の上方に配置する
ので、被装着物の移送経路の側方に装着装置の配置スペ
ースをまったく必要としない。しかも、装着装置全体が
ターレット等と比べて小型であるから、省スペースで低
廉な装置を提供することができる。 <ハ>装着後に被装着物の正面や背面に所定の文字や絵
柄等がくるように予め筒状フィルムに印刷が施してある
場合であっても、筒状フィルムの特定の周面を被装着物
の特定の周面に対して正確な位置合わせができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態1に係る筒状フィルムの装着
装置のモデル図
【図2】走行体の斜視図
【図3】ガイドレールの敷設例の説明図
【図4】ストック区間における走行体の横断面図
【図5】ガイド体の拡縮機構の説明図
【図6】装着区間における走行体の横断面図
【図7】筒状フィルムの断面形状が変化する過程の説明
図で、(A)は筒状フィルムの供給手段により口開きし
た筒状フィルムの説明図、(B)は縮径したガイド体の
外装時における筒状フィルムの説明図、(C)は拡径し
たガイド体の外装時における筒状フィルムの説明図
【符号の説明】 10 筒状フィルム 20 ボトル(被装着物) 30 走行体 32 ガイド体 32a,32a 分割体 33 スライド押板 40,42 ガイドローラ 50,51 歯車 60,61 スプロケット 62 チェーン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱収縮性の筒状フィルムを連続的に供
    給して被装着物の外周に被せる、筒状フィルムの装着方
    法であって、 被装着物の移送経路の上方に、複数の走行体を走行可能
    に配置し、 逆さ状態で受け取った筒状フィルムを、走行体と共に反
    転した後に、走行中の走行体から被装着物へ被せること
    を特徴とする、 筒状フィルムの装着方法。
  2. 【請求項2】 熱収縮性の筒状フィルムを連続的に供
    給して被装着物の外周に被せる、筒状フィルムの装着方
    法であって、 被装着物の移送経路の上方に、ストック区間、反転区
    間、装着区間、戻り区間を連続して形成した環状のガイ
    ドレールを配置し、 前記ガイドレールに沿って走行可能な複数の走行体を配
    置し、 前記走行体は拡縮可能なガイド体を具備し、 前記ストック区間で待機する走行体のガイド体に逆さ状
    態で筒状フィルムを外装し、 走行体と共に反転した後に、被装着物と同速度で移動し
    ながら装着区間を走行する走行体のガイド体から筒状フ
    ィルムを押し下げて被装着物へ被せることを特徴とす
    る、 筒状フィルムの装着方法。
  3. 【請求項3】 熱収縮性の筒状フィルムを連続的に供
    給して被装着物の外周に被せる、筒状フィルムの装着装
    置であって、 被装着物の移送経路の上方に配置し、ストック区間、反
    転区間、装着区間、戻り区間を連続して形成した環状の
    ガイドレールと、 前記ガイドレールに沿って走行可能に配置した複数の走
    行体と、 前記ストック区間で筒状フィルムを供給する手段とより
    なり、 前記走行体が拡縮可能なガイド体と、 前記ガイド体に外装した筒状フィルムを被装着物へ向け
    て押し下げて外装するスライド押板とを具備しているこ
    とを特徴とする、 筒状フィルムの装着装置。
JP2001118283A 2001-04-17 2001-04-17 筒状フィルムの装着方法及びその装置 Pending JP2002308227A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001118283A JP2002308227A (ja) 2001-04-17 2001-04-17 筒状フィルムの装着方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001118283A JP2002308227A (ja) 2001-04-17 2001-04-17 筒状フィルムの装着方法及びその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002308227A true JP2002308227A (ja) 2002-10-23

Family

ID=18968699

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001118283A Pending JP2002308227A (ja) 2001-04-17 2001-04-17 筒状フィルムの装着方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002308227A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005138879A (ja) * 2003-11-07 2005-06-02 Osaka Sealing Printing Co Ltd フィルム装着装置
DE102020120288A1 (de) 2020-07-31 2022-02-03 Krones Aktiengesellschaft Vorrichtung zum Etikettieren von Behältern

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005138879A (ja) * 2003-11-07 2005-06-02 Osaka Sealing Printing Co Ltd フィルム装着装置
JP4509534B2 (ja) * 2003-11-07 2010-07-21 大阪シーリング印刷株式会社 フィルム装着方法およびその装置
DE102020120288A1 (de) 2020-07-31 2022-02-03 Krones Aktiengesellschaft Vorrichtung zum Etikettieren von Behältern

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4944825A (en) Labeling apparatus
JPH0132093B2 (ja)
JPS62287836A (ja) フイルム送給装置
CN101678962A (zh) 沿传输路径将包装件分组的单元和方法
BR112020005252A2 (pt) aparelho e método de decoração de recipiente
JPH06191617A (ja) 容器搬送装置
US7731015B2 (en) Chainless container-transporting device
JP2002308227A (ja) 筒状フィルムの装着方法及びその装置
JPH0664738A (ja) パックの方向変換装置
JP2610387B2 (ja) 円形断面を有するワークの搬送装置
JP2004345727A (ja) ラベルの貼付装置
JP2795628B2 (ja) 充填包装方法及びその装置
JP6847920B2 (ja) ラベル被嵌システム
JP2001106337A (ja) 筒状物品群の図柄位置合わせを兼ねた搬送方法並びに搬送装置
JP2007022732A (ja) 物品の受け渡し装置
JP5917090B2 (ja) フィルム被嵌装置
JP2707201B2 (ja) 胴巻包装物品の移送装置
JP2000229726A (ja) 物品搬送装置
US3605985A (en) Apparatus and process for transporting articles for labeling and the like
JP2005119720A (ja) キャップ巻締装置
JP4873287B2 (ja) 容器処理装置
JP3247642B2 (ja) シール装置
CN206901728U (zh) 一种定位压气的旋盖机
JP4698803B2 (ja) フィルム嵌挿装置
JP2005119840A (ja) 容器搬送装置