JP2002307935A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP2002307935A
JP2002307935A JP2001115138A JP2001115138A JP2002307935A JP 2002307935 A JP2002307935 A JP 2002307935A JP 2001115138 A JP2001115138 A JP 2001115138A JP 2001115138 A JP2001115138 A JP 2001115138A JP 2002307935 A JP2002307935 A JP 2002307935A
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JP
Japan
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instrument panel
air
air conditioning
conditioning unit
vehicle
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Application number
JP2001115138A
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English (en)
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Daisuke Araki
大助 荒木
Hideki Nagano
秀樹 長野
Tetsuya Ikeda
哲也 池田
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Valeo Thermal Systems Japan Corp
Original Assignee
Zexel Valeo Climate Control Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空調ユニットをインスツルメントパネルの内
側に配置するにあたり、インスツルメントパネルを下ろ
さなくても空調部品の修理、交換などの作業を行えるよ
うにする。 【解決手段】 温水ヒータ7や電気ヒータ8と吹出モー
ド切換装置9を車幅方向のほぼ同位置に配置し、内外気
切換装置3、送風機4、及びエバポレータ6を温水ヒー
タ7に対して車幅方向にオフセットして配置し、さらに
送風機4とエバポレータ6とを車幅方向に配列すると共
に内外気切換装置3を送風機4に対して車幅方向のほぼ
同位置に配置して構成される空調ユニットにおいて、イ
ンスツルメントパネルにその一部をなす分解可能な分割
部を設け、このインスツルメントパネルの分割部と空調
ユニットの空調部品を脱着させる部分とを対向して配置
し、インスツルメントパネルの分割部を分解すること
で、この分解した部分を介してこれと対向する空調ユニ
ットの部分から空調部品を脱着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両のインスツ
ルメントパネルの内側に搭載される空調ユニットの空調
部品を容易に脱着させることができる車両用空調装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】昨今において、インスツルメントパネル
を含む車室前方に配置される部品をモジュール化するこ
とが提案されており、例えば、特開平11−59162
号公報においては、空調ユニットなどをステアリングメ
ンバに取り付け、この空調ユニットにディスプレイ装置
を取り付けることによりユニットアセンブリを形成し、
このユニットアセンブリを車体に取り付けた後にこれを
覆うようにインスツルメントパネルを取り付けるように
するもの等が考えられている。
【0003】一般に空調ユニットは、内気と外気との導
入割り合いを調節する内外気切換装置、送風機、冷却用
熱交換器、加熱用熱交換器、吹出モードを切り換える吹
出モード切換装置などの空調部品を風の流れに対して直
列に配置して構成されているが、上述のようなモジュー
ル構成においては、それぞれの空調部品をメンテナンス
するにあたり、インスツルメントパネルを外し、その
後、メンテナンスを必要とする空調部品を空調ユニット
から外す作業が必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、メンテ
ナンス時にインスツルメントパネルをいちいち上げ下げ
していたのでは、作業効率が悪く、また、インスツルメ
ントパネル自体、大きく重いものであるので、インスツ
ルメントパネルの脱着は容易ではなく、メンテナンス時
の大きな障害となっていた。このため、空調ユニットと
インスツルメントパネルとのモジュール化を図る上にお
いては、メンテナンスのし易さが重要な課題となってき
ている。
【0005】そこで、この発明においては、特に、加熱
用熱交換器および前記吹出モード切換装置を車幅方向の
ほぼ同位置に配置し、内外気切換装置、送風機、及び冷
却用熱交換器を加熱用熱交換器に対して車幅方向にオフ
セットして配置し、さらに送風機と冷却用熱交換器とを
車幅方向に配列すると共に内外気切換装置を送風機に対
して車幅方向のほぼ同位置に配置して構成される空調ユ
ニットをインスツルメントパネルの内側に配置するにあ
たり、インスツルメントパネルを下ろさなくても空調部
品の修理、交換などの作業を容易に行うことができ、も
って、メンテナンス作業の作業性の向上を図ると共にメ
ンテナンスコストの削減を図ることができる車両用空調
装置を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、この発明にかかる車両用空調装置は、内気と外気と
の導入割り合いを調節する内外気切換装置、送風機、冷
却用熱交換器、加熱用熱交換器、及び吹出モードを切り
換える吹出モード切換装置を含む空調部品を風の流れに
対して直列に配置し、前記加熱用熱交換器および前記吹
出モード切換装置を車幅方向のほぼ同位置に配置すると
共に、前記内外気切換装置、前記送風機、及び前記冷却
用熱交換器を前記加熱用熱交換器に対して車幅方向にオ
フセットして配置し、さらに前記送風機と前記冷却用熱
交換器とを車幅方向に配列すると共に前記内外気切換装
置を前記送風機に対して車幅方向のほぼ同位置に配置す
るように構成した空調ユニットを備えており、この空調
ユニットをインスツルメントパネルの内側に搭載するよ
うにしている車両用空調装置において、前記インスツル
メントパネルにその一部分をなす分解可能な分割部を設
け、この前記インスツルメントパネルの分割部と前記空
調ユニットの前記空調部品を脱着させる部分とを対向し
て配置し、前記インスツルメントパネルの分割部を分解
することで、この分解した部分を介してこれと対向する
前記空調ユニットの部分から前記空調部品を脱着できる
ようにしたことを特徴としている(請求項1)。
【0007】したがって、メンテナンス時においては、
インスツルメントパネルの一部をなす分割部を分解し
て、この分解した部分を介して空調ユニットから空調部
品を脱着させることができるので、インスツルメントパ
ネルをわざわざ下ろす必要がなくなり、メンテナンス作
業を簡易に行うことが可能となる。
【0008】ここで、空調ユニットの空調部品を脱着さ
せる部分には、空調部品の取り付け箇所を塞ぐと共に空
調ユニットの一部分をなす分解可能な分割部を設け、イ
ンスツルメントパネルの分割部と空調ユニットの分割部
とを分解することで、これら分解した部分を介して空調
部品を脱着できるようにしても(請求項2)、また、空
調ユニットの空調部品を脱着させる部分には、空調部品
を露出して設け、インスツルメントパネルの分割部を分
解することで、この分解した部分を介して空調部品を脱
着できるようにしてもよい(請求項3)。
【0009】また、インスツルメントパネルの分割部
は、インスツルメントパネルの上部に設けるようにして
も、インスツルメントパネルの下部に設けるようにして
も、インスツルメントパネルの正面にかけて設けるよう
にしてもよい(請求項4〜6)。
【0010】例えば、冷却用熱交換器については、イン
スツルメントパネルの上部にその一部分をなす分解可能
な分割部を設け、この分割部と対向する空調ユニットの
部分に冷却用熱交換器の取り付け箇所を塞ぐと共に空調
ユニットの一部分をなす分解可能な分割部を設け、イン
スツルメントパネルの分割部と空調ユニットの分割部と
を分解することで、これら分解した部分を介して冷却用
熱交換器を脱着させるようにするとよい(請求項7)。
【0011】また、空調ユニットに、送風機および冷却
用熱交換器と共に車両の車幅方向に配列されたフィルタ
については、インスツルメントパネルの上部にその一部
分をなす分解可能な分割部を設け、この分割部と対向す
る空調ユニットの部分にフィルタの取り付け箇所を塞ぐ
と共に空調ユニットの一部分をなす分解可能な分割部を
設け、インスツルメントパネルの分割部と空調ユニット
の分割部とを分解することで、これら分解した部分を介
してフィルタを脱着させるようにするとよい(請求項
8)。
【0012】送風機については、インスツルメントパネ
ルの上部にその一部分をなす分解可能な分割部を設け、
この分割部と対向する空調ユニットの部分に送風機を露
出して配置し、インスツルメントパネルの分割部を分解
することで、この分解した部分を介して送風機を脱着さ
せるようにするとよい(請求項9)。
【0013】加熱用熱交換器については、インスツルメ
ントパネルの下部にその一部分をなす分解可能な分割部
を設け、この分割部と対向する空調ユニットの部分に加
熱用熱交換器の取り付け箇所を塞ぐと共に空調ユニット
の一部分をなす分解可能な分割部を設け、インスツルメ
ントパネルの分割部と空調ユニットの分割部とを分解す
ることで、これら分解した部分を介して加熱用熱交換器
を脱着させるようにするとよい(請求項10)。この加
熱用熱交換器は、温水を熱源とする温水ヒータであって
も、電気ヒータであっても、温水を熱源とする温水ヒー
タとその下流側に設けられた電気ヒータであってもよい
(請求項11,12)。
【0014】また、吹出モード切換装置については、イ
ンスツルメントパネルの一部分をなす分解可能な分割部
を前記インストルメントパネルの下部から正面にかけて
設け、この分割部と対向する空調ユニットの部分に吹出
モード切換装置を露出して配置し、インスツルメントパ
ネルの分割部を分解することで、この分解した部分を介
して前記吹出モード切換装置を脱着させるようにすると
よい(請求項13)。
【0015】上述した各構成は、特に、送風機、冷却用
熱交換器、及び加熱用熱交換器を車両の車幅方向に配列
し、内外気切換装置を送風機に対して下方に配置し、吹
出モード切換装置を加熱用熱交換器に対して上方に配置
して構成される空調ユニットをインスツルメントパネル
の内側に装着する場合に適した構成である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面により説明する。図1において、車両のインスツルメ
ントパネルの内側に搭載される空調ユニット1が示され
ている。この空調ユニット1は、助手席前方から車巾の
ほぼ中央にかけて設置される横置きタイプのもので、内
気と外気との導入割り合いを調節するための内外気切換
装置3、送風機4、フィルタ5、エバポレータ6、温水
ヒータ7、電気ヒータ8、吹出モードを切り換えるため
の吹出モード切換装置9が風の流れに対して直列に配置
されている。このうち、温水ヒータ7、電気ヒータ8、
および吹出モード切換装置9は、車幅方向のほぼ中央に
配置され、また、内外気切換装置3、送風機4、フィル
タ5、及びエバポレータ6は温水ヒータ7に対して車幅
方向にオフセットして配置されている。さらに、送風機
4、フィルタ5、及びエバポレータ6は、車幅方向に配
列され、内外気切換装置3は、送風機4に対して車幅方
向のほぼ同位置に配置されている。
【0017】この例において、送風機4、フィルタ5、
エバポレータ6、及び温水ヒータ7は、この順で助手席
前方から車巾のほぼ中央にかけて配列されており、内外
気切換装置3は送風機4の下方に配置されている。ま
た、電気ヒータ8は、風の流れに対して温水ヒータ7よ
りも下流側で且つ温水ヒータ7の車室側に隣接して配置
され、吹出モード切換装置9は、これら温水ヒータ7及
び電気ヒータ8の上方に配置されている。
【0018】エバポレータ6は、空調ケース2の通風路
断面の全体を遮るように取り付けられているもので、エ
バポレータ6の取り付け箇所に臨む空調ケース2の上部
には、エバポレータ6の取り付け箇所を塞ぐと共に空調
ユニットの一部分をなすエバコア脱着カバー10が分解
可能に取り付けられており、このエバコア脱着カバー1
0を取り外すことで、エバポレータ6を空調ユニット1
の上部から脱着できるようにしている。また、フィルタ
5は、エバポレータ6の上流側において風の流れに対し
て並列に、且つ、車両の前後に隣接して2つ設けられて
いるもので、フィルタ5の一方の取り付け箇所に臨む空
調ケース2の上部には、フィルタ6の取り付け箇所を塞
ぐと共に空調ユニット1の一部分をなすフィルタ脱着カ
バー11が分解可能に取り付けられており、このフィル
タ脱着カバー11を取り外すことで、フィルタ5を空調
ユニット1の上部から脱着できるようにしている。
【0019】電気ヒータ8は、加熱能力の不足を補うた
めに必要に応じて取り付けられるもので、温水ヒータ7
のみで十分な加熱能力が得られる場合には取り除かれる
ようになっている。この温水ヒータ7や電気ヒータ8の
取り付け箇所に臨む空調ケース2の正面には、温水ヒー
タ7や電気ヒータ8の取り付け箇所を塞ぐと共に空調ユ
ニット1の一部分をなすヒータ脱着カバー12が分解可
能に取り付けられており、このヒータ脱着カバー12を
取り外すことで、温水ヒータ7や電気ヒータ8を空調ケ
ース2の正面から脱着できるようにしている。
【0020】さらに、送風機4は、空調ケース2の上面
に螺子止めなどの適当な手段によってモータ部分を露出
させた状態で着脱自在に固定され、吹出モード切換装置
9は、図示しないモード切り換えダンパなどを備え、空
調ユニットの最下流側に取り付けられている。
【0021】そして、この空調ユニット1は、内外気切
換装置3、送風機4、フィルタ5、及びエバポレータ6
を設けた部分が送風冷却ユニット1aとして一体に構成
され、温水ヒータ7や電気ヒータ8の加熱用熱交換器を
設けた部分がヒータユニット1bとして構成され、吹出
モード切換装置9を設けた部分が図示しないエアミック
スドアなどと共にディストリビュータユニット1cとし
て構成され、下記するようにインスツルメントパネルの
内側に装着されている。
【0022】図2において、スポーツ車タイプの乗用車
のインスツルメントパネル20の内側、即ち、エンジン
ルーム15と車室16とを仕切るファイヤーウォール1
7とインスツルメントパネル20との間に形成される空
間に上述した空調ユニット1を搭載した状態、特にエバ
ポレータ6が配置されている部分での搭載状態が示され
ている。
【0023】このエバポレータ6を収納した部分は、助
手席側前方のインスツルメントパネル20に設けられた
助手席エアバッグ21よりも車室側に位置すると共に、
グローブボックス22やステアリングメンバ23、サイ
ドベントダクト24よりもエンジンルーム側に位置して
おり、前記エバコア脱着カバー10は、インスツルメン
トパネル20の上面に分解可能に取り付けられたジュー
ス缶19などを置くインパネトレイ25と対向した位置
に配置されている。このインパネトレイ25は、インス
ツルメントパネル20の一部分を構成しているもので、
このインパネトレイ25を分解して取り外すことで、空
調ユニット1のエバポレータ6が収納された部分にアク
セスすることができるようになっている。また、この例
においては、空調ケース2に脱着可能に位置決めされた
膨張弁26にエバポレータ6からの冷媒配管27が取り
付けられている。尚、30はフロントガラスであり、3
1はデフロスト吹出口、32はフロアパネルである。
【0024】このような構成において、メンテナンスの
ために、エバポレータ6を取り外す作業工程を説明する
と、先ず、インスツルメントパネル20のインパネトレ
イ25を分解して取り外し、この取り外した部分から手
を差し入れて空調ユニット1のエバコア脱着カバー10
を分解して取り外す。それと同時にエバポレータ6の冷
媒配管27に取り付けられている膨張弁26をエンジン
ルーム側から取り外し、しかる後にインパネトレイ25
を取り外して形成されるインスツルメントパネル20の
開口部分とエバコア脱着カバー10を取り外して形成さ
れる空調ケース2の開口部分とを介して空調ユニット1
からエバポレータ6を上方へ引き抜けばよい。
【0025】また、取り外したエバポレータ6を空調ユ
ニット1に取り付ける作業工程においては、取り外し工
程の逆を作業を行えばよく、インスツルメントパネル2
0のインパネトレイ25を取り外して形成される開口部
分と空調ケース3のエバコア脱着カバー10を取り外し
て形成される開口部分とを介して空調ユニット1の所定
箇所にエバポレータ6を装着し、冷媒配管27に膨張弁
26を取り付け、しかる後に空調ケース2の開口部分に
エバコア脱着カバー10を嵌め付け、インスツルメント
パネル20の開口部分にインパネトレイ25を嵌め付け
ればよい。
【0026】したがって、エバポレータ6のメンテナン
ス時においては、インスツルメントパネル20のインパ
ネトレイ25を分解すれば、空調ユニット1のエバポレ
ータ6を収納した部分にアクセスできるようになるの
で、インパネトレイ25とエバコア脱着カバー10とを
取り外すことによって形成される経路を介してエバポレ
ータ6を脱着させることが可能となる。このため、エバ
ポレータ6のメンテナンス時においてインスツルメント
パネル20を下ろす必要がなくなり、エバポレータ6の
メンテナンス作業を簡易に行うことが可能となる。
【0027】図3において、スポーツ車タイプの乗用車
のインスツルメントパネル20の内側、即ち、エンジン
ルーム15と車室16とを仕切るファイヤーウォール1
7とインスツルメントパネル20との間に形成される空
間に図1で示す空調ユニットを搭載した状態、特にフィ
ルタ5が配置されている部分での搭載状態が示されてい
る。
【0028】このフィルタ5を収納した部分は、助手席
側前方のインスツルメントパネル20に設けられた助手
席エアバック21よりも車室側に位置すると共に、グロ
ーブボックス22やステアリングメンバ23、サイドベ
ントダクト24よりもエンジンルーム側に位置してお
り、前記フィルタ脱着カバー11は、インスツルメント
パネル20の上面に分解可能に取り付けられたジュース
缶19などを置くインパネトレイ33と対向した位置に
配置されている。このインパネトレイ33は、インスツ
ルメントパネル20の一部分をなしているもので、この
インパネトレイ33を分解して取り外すことで、空調ユ
ニット1のフィルタ5を収納した部分にアクセスできる
ようになっている。この例においては、2つの等しい大
きさのフィルタ5を並設することによって空調ユニット
1の通風路断面の遮るようにしており、フィルタ脱着カ
バー11が取り付けられる開口部分は、1つのフィルタ
5を挿通させることができる大きさに形成されている。
尚、30はフロントガラスであり、31はデフロスト吹
出口、32はフロアパネルである。
【0029】このような構成において、メンテナンスの
ために(フィルタ5の清掃や交換のために)、フィルタ
5を取り外す作業工程を説明すると、先ず、インスツル
メントパネル20のインパネトレイ33を分解して取り
外し、この取り外した部分から手を差し入れて空調ユニ
ット1のフィルタ脱着カバー11を分解して取り外す。
そして、インパネトレイ33を取り外したことによって
形成されるインスツルメントパネル20の開口部分とエ
バコア脱着カバー11を取り外したことによって形成さ
れる空調ケース2の開口部分とを介して空調ユニット1
からフィルタ5を1つづつ上方へ引き抜けばよい。ま
た、フィルタ5を空調ユニット1に取り付けるには、取
り外し工程の逆を作業を行えばよく、インスツルメント
パネル20のインパネトレイ33を取り外して形成され
る開口部分と空調ケース3のフィルタ脱着カバー11を
取り外して形成される開口部分とを介して空調ユニット
1の所定の箇所にフィルタ5を1つづつ装着し、しかる
後に空調ケース2の開口部分にフィルタ脱着カバー11
を嵌め付け、インスツルメントパネル20の開口部分に
インパネトレイ33を嵌め付ければよい。
【0030】したがって、フィルタ5のメンテナンス時
においては、インスツルメントパネル20のインパネト
レイ33を分解すれば、空調ユニット1のフィルタ5を
収納した部分にアクセスできるようになるので、インパ
ネトレイ33とフィルタ脱着カバー11とを取り外すこ
とによって形成される経路を介してフィルタ5を脱着さ
せることが可能となる。このため、フィルタ5のメンテ
ナンス時においてインスツルメントパネル20を下ろす
必要がなくなり、フィルタ5のメンテナンス作業を簡易
に行うことが可能となる。
【0031】図4において、トラックなどの商用車のイ
ンスツルメントパネル20の内側、即ち、フロントイン
ナーパネル28とインスツルメントパネル20との間に
形成される空間に図1で示す空調ユニットを搭載した状
態、特に、送風機4が配置されている部分での搭載状態
が示されている。
【0032】この送風機4を設けた部分は、助手席側前
方のデフロスト吹出口31よりも車室側に位置すると共
に、グローブボックス22やステアリングメンバ23、
サイドベントダクト24よりもエンジンルーム側に位置
しており、送風機4は、インスツルメントパネル20の
上面に分解可能に取り付けられたインパネトレイ35と
対向した位置に露出して配置されている。このインパネ
トレイ35は、インスツルメントパネル20の一部分を
なしているもので、このインパネトレイ35を分解して
取り外すことで、送風機4に直接アクセスすることがで
きるようになっている。尚、30はフロントガラスであ
り、29はフロントアウタパネル、32はフロアパネル
である。
【0033】このような構成において、メンテナンスの
ために送風機4を取り外す作業工程を説明すると、先
ず、インスツルメントパネル20のインパネトレイ35
を分解して取り外し、この取り外した部分から手を差し
入れて送風機4を固定しているネジを取り外す。そし
て、インパネトレイ35を取り外したことによって形成
されるインスツルメントパネル20の開口部分を介して
送風機4を上方へ引き抜けばよい。また、送風機4を空
調ユニット2に取り付けるには、取り外し工程の逆を作
業を行えばよく、インスツルメントパネル20のインパ
ネトレイ35を取り外して形成される開口部分を介して
送風機4を差し入れ、空調ケース2の所定箇所にネジ止
めし、しかる後にインスツルメントパネル20の開口部
分にインパネトレイ35を嵌め付ければよい。
【0034】したがって、送風機4のメンテナンス時に
おいては、インスツルメントパネル20のインパネトレ
イ35を分解すれば、送風機4に直接アクセスすること
ができるので、インパネトレイ35を取り外すことによ
って形成される経路を介して送風機4を脱着させること
が可能となる。このため、送風機4のメンテナンス時に
おいてインスツルメントパネル20を下ろす必要がなく
なり、送風機4のメンテナンス作業を簡易に行うことが
可能となる。
【0035】図5において、ミニバンのインスツルメン
トパネル20の内側、即ち、エンジンルーム15と車室
16とを仕切るファイヤーウォール17とインスツルメ
ントパネル20との間に形成される空間に図1で示す空
調ユニットを搭載した状態、特に、ディストリビュータ
ユニット1cとヒータユニット1bが配置されている部
分での搭載状態が示されている。
【0036】ディストリビュータユニット1cとヒータ
ユニット1bとは、車幅の中央部分において組み付けら
れているもので、ヒータユニット1bには、加熱用熱交
換器として温水ヒータ7のみが設けられている。ディス
トリビュータユニット1cは、エバポレータ5を通過し
た空気を側方に設けられた流入口40から温水ヒータ7
の上方に流入し、エアミックスドア41によって温水ヒ
ータ7を通過する空気とこれをバイパスする空気との割
り合いを調節し、この温調された空気を、モードドア4
2a,42bの位置を制御することでディストリビュー
タユニット1cの車室側端部に設けられたフット吹出口
43を介して車室下方へ供給可能にすると共に、ディス
トリビュータユニット1cの上部に設けられた別体のデ
フノズル44やベントダクト45を介してフロントガラ
ス20や車室上方へ供給可能にしている。
【0037】また、この例において、ヒータユニット1
bの温水ヒータ7を収納した部分は、車両の中央前方の
インスツルメントパネル20の下部に設けられた収納ボ
ックス46よりもエンジンルーム側に配置されており、
前記ヒータ脱着カバー12は、この収納ボックス46と
対向した位置に配置されている。ここで温水ヒータ7
は、出入口パイプ7aをファイヤウォール17を介して
エンジンルーム15へ引き出した状態でヒータユニット
1bに装着されており、ヒータ脱着カバー12に設けら
れた嵌合部12aによって車室側の端部が保持されるよ
うになっている。収納ボックス46は、インスツルメン
トパネル20の一部分をなしているもので、その下部に
設けられた支軸を中心に回動して倒すことで分解された
状態が形成されるようになっており、この収納ボックス
46を倒して形成される開口部分を介して空調ユニット
1の温水ヒータ7を収納した部分にアクセスできるよう
になっている。尚、23はステアリングメンバ、32は
フロアパネルであり、47はベントグリル47aやヒー
タコントロールパネル47b、灰皿47cなどが取り付
けられたセンタクラスタである。
【0038】このような構成において、メンテナンスの
ために温水ヒータ7を取り外す作業工程を説明すると、
先ず、インスツルメントパネル20の収納ボックス46
を回動させて倒し、この倒した部分から手を差し入れて
ヒータ脱着カバー12を取り外す。そして、収納ボック
ス46を倒したことによって形成されるインスツルメン
トパネル20の開口部分とヒータ脱着カバー12を取り
外したことによって形成される空調ケース2の開口部分
を介して空調ユニット1から温水ヒータ7を車室側へ引
き抜けばよい。また、温水ヒータ7を空調ユニット2に
取り付けるには、取り外し工程の逆を作業を行えばよ
く、インスツルメントパネル20の収納ボックス46を
倒して形成される開口部分と空調ケース2のヒータ脱着
カバー12を取り外して形成される開口部分を介して空
調ユニット1の所定箇所に温水ヒータ7を装着し、しか
る後に空調ケース2の開口部分にヒータ脱着カバー12
を嵌め付け、インスツルメントパネル20の開口部分を
収納ボックス46を起こして塞ぐようにすればよい。
【0039】したがって、温水ヒータ7のメンテナンス
時においては、インスツルメントパネル20の収納ボッ
クス46を分解すれば、空調ユニット1の温水ヒータ7
を収納した部分にアクセスできるようになるので、収納
ボックス46を倒すと共にヒータ脱着カバー12を取り
外すことによって形成される経路を介して温水ヒータ7
を脱着させることが可能となる。このため、温水ヒータ
7のメンテナンス時においてインスツルメントパネル2
0を下ろす必要がなくなり、温水ヒータ7のメンテナン
ス作業を簡易に行うことが可能となる。
【0040】図6において、ミニバンのインスツルメン
トパネル20の内側、即ち、エンジンルーム15と車室
16とを仕切るファイヤーウォール17とインスツルメ
ントパネル20との間に形成される空間に図1で示す空
調ユニットを搭載した状態、特に、ディストリビュータ
ユニット1cとヒータユニット1bが配置されている部
分での搭載状態が示されている。
【0041】この例においては、ヒータユニット1bに
加熱用熱交換器として温水ヒータ7と電気ヒータ8とが
設けられ、この電気ヒータ8は、温水ヒータ7の車室側
に隣接して配置されると共に車両の中央前方のインスツ
ルメントパネル20の下部に設けられた収納ボックス4
6よりもエンジンルーム側に配置されており、ヒータ脱
着カバー12は、この収納ボックス46と対向した位置
に配置されている。尚、ここで用いられるヒータ脱着カ
バー12は、図5で示すような嵌合部12aを有しない
形状として構成されている。
【0042】また、収納ボックス46は、インスツルメ
ントパネル20の一部分をなしているもので、その下部
に設けられた支軸を中心に回動して倒すことで分解され
た状態が形成されるようになっており、この収納ボック
ス46を倒して形成される開口部分を介して空調ユニッ
ト1の電気ヒータ8を収納した部分にアクセスできるよ
うになっている。尚、他の構成においては、図5で示す
構成と同様であるので、同一箇所に同一番号を付して説
明を省略する。
【0043】このような構成において、メンテナンスの
ために電気ヒータ8を取り外す作業工程を説明すると、
先ず、インスツルメントパネル20の収納ボックス46
を回動させて倒し、この倒した部分から手を差し入れて
ヒータ脱着カバー12を取り外す。そして、収納ボック
ス46を倒したことによって形成されるインスツルメン
トパネル20の開口部分とヒータ脱着カバー12を取り
外したことによって形成される空調ケース2の開口部分
を介して空調ユニット1から電気ヒータ8を車室側へ引
き抜けばよい。また、電気ヒータ8を空調ユニット2に
取り付けるには、取り外し工程の逆を作業を行えばよ
く、インスツルメントパネル20の収納ボックス46を
倒して形成される開口部分と空調ケース2のヒータ脱着
カバー12を取り外して形成される開口部分を介して空
調ユニット1の所定箇所に電気ヒータ8を装着し、しか
る後に空調ケース2の開口部分にヒータ脱着カバー12
を嵌め付け、インスツルメントパネル20の開口部分を
収納ボックス46を起こして塞ぐようにすればよい。
【0044】したがって、電気ヒータ8のメンテナンス
時においては、インスツルメントパネル20の収納ボッ
クス46を分解すれば、空調ユニット1の電気ヒータ8
を収納した部分にアクセスできるようになるので、収納
ボックス46を倒すと共にヒータ脱着カバー12を取り
外すことによって形成される経路を介して電気ヒータ8
を脱着させることが可能となる。このため、電気ヒータ
8のメンテナンス時においてインスツルメントパネル2
0を下ろす必要がなくなり、電気ヒータ8のメンテナン
ス作業を簡易に行うことが可能となる。
【0045】ところで、吹出モード切換装置9をインス
ツルメントパネル20を介して脱着できるようにするた
めに、図7において、吹出モード切換装置9を備えたデ
ィストリビュータユニット1cの形状を変形させた空調
ユニット1の構成例が示されている。この空調ユニット
1は、ディストリビュータユニット1cにベントダクト
45が一体に構成されている点で図1で示すユニット構
成と異なっているが、他の構成においては、図1で示す
空調ユニットの構成と同様であるので、同一箇所に同一
番号を付して説明を省略する。
【0046】図8において、ミニバンのインスツルメン
トパネル20の内側、即ち、エンジンルーム15と車室
16とを仕切るファイヤーウォール17とインスツルメ
ントパネル20との間に形成される空間に図7で示す空
調ユニットを搭載した状態、特に、ディストリビュータ
ユニット1cとヒータユニット1bとが配置されている
部分での搭載状態が示されている。
【0047】吹出モード切換装置9を備えたディストリ
ビュータユニット1cは、ステアリングメンバ23より
も下方において、車幅中央に設けられたヒータユニット
1bの上部に組み付けられているもので、エバポレータ
5を通過した空気をディストリビュータユニット1cの
側方に設けられた流入口40から温水ヒータ7の上方に
流入し、エアミックスドア41によって温水ヒータ7を
通過する空気とこれをバイパスする空気との割り合いを
調節し、この温調された空気を、モードドア42a,4
2bの位置を制御することでディストリビュータユニッ
ト1cの車室側端部に設けられたフット吹出口43を介
して車室下方へ供給可能にすると共に、ディストリビュ
ータユニット1cの上部に設けられたデフノズル44や
ベントダクト45を介してフロントガラス20や車室上
方へ供給可能にしている。
【0048】また、ディストリビュータユニット1cの
部分は、ベントグリル47aやヒータコントロールパネ
ル47b、灰皿47cなどが取り付けられたセンタクラ
スタ47よりもエンジンルーム側に位置しており、セン
タクラスタ47と対向した位置に露出して配置されてい
る。センタクラスタ47は、インスツルメントパネル2
0の一部分をなし、該インスツルメントパネル20の下
部から正面にかけて設けられているもので、このセンタ
クラスタ47を分解して取り外すことで、吹出モード切
換装置9に直接アクセスすることができるようになって
いる。尚、50はオーディオユニット又はナビゲーショ
ンユニットであり、その他の構成は、図5に示す構成と
同様であるので、同一箇所に同一番号を付して説明を省
略する。
【0049】このような構成において、メンテナンスの
ために吹出モード切換装置9を取り外す作業工程を説明
すると、先ず、インスツルメントパネル20のセンタク
ラスタ47を分解して取り外し、このセンタクラスタ4
7を取り外したことによって形成されるインスツルメン
トパネル20の開口部分を介して吹出モード切換装置9
が設けられているディストリビュータユニット1cを空
調ユニット1から分離して車室側へ引き抜けばよい。ま
た、吹出モード切換装置9を空調ユニット1に取り付け
るには、取り外し工程の逆を作業を行えばよく、インス
ツルメントパネル20のセンタクラスタ47を取り外し
て形成される開口部分を介してディストリビュータユニ
ット1cを空調ユニット1の所定箇所に取り付け、しか
る後にインスツルメントパネル20の開口部分にセンタ
クラスタ47を嵌め付ければよい。
【0050】したがって、吹出モード切換装置9のメン
テナンス時においては、インスツルメントパネル20の
センタクラスタ47を分解すれば、吹出モード切換装置
9に直接アクセスすることができるので、センタクラス
タ47を取り外すことによって形成される経路を介して
吹出モード切換装置9をディストリビュータユニットご
と脱着させることが可能となる。このため、吹出モード
切換装置9のメンテナンス時においてインスツルメント
パネル20を下ろす必要がなくなり、吹出モード切換装
置9のメンテナンス作業を簡易に行うことが可能とな
る。
【0051】尚、上述したエバポレータ6、フィルタ
5、送風機4、温水ヒータ7、電気ヒータ8、吹出モー
ド切換装置9の各脱着構造は、それぞれ車種に応じて個
別に設けるようにしても、2以上の脱着構造を組み合わ
せて設けるようにしてもよい。
【0052】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
加熱用熱交換器および前記吹出モード切換装置を車幅方
向のほぼ同位置に配置し、内外気切換装置、送風機、及
び冷却用熱交換器を加熱用熱交換器に対して車幅方向に
オフセットして配置し、さらに送風機と冷却用熱交換器
とを車幅方向に配列すると共に内外気切換装置を送風機
に対して車幅方向のほぼ同位置に配置して構成される空
調ユニットをインスツルメントパネルの内側に搭載する
場合において、インスツルメントパネルの一部分をなす
分解可能な分割部と空調ユニットの空調部品を脱着させ
る部分とを対向して配置し、インスツルメントパネルの
分割部を分解することで、この分解した部分を介してこ
れと対向する空調ユニットの部分から空調部品を脱着で
きるようにしたので、メンテナンス時にインスツルメン
トパネルを下ろす必要がなくなり、メンテナンス作業を
効率よく行うことができると共に、メンテナンスコスト
の削減を図ることができるようになる。
【0053】この際、空調ユニットの空調部品を脱着さ
せる部分には、空調部品の取り付け箇所を塞ぐと共に空
調ユニットの一部分をなす分解可能な分割部を設け、イ
ンスツルメントパネルの分割部と空調ユニットの分割部
とを分解することで、これら分解した部分を介して空調
部品を脱着させるようにしても、空調部品を露出して設
け、インスツルメントパネルの分割部を分解すること
で、この分解した部分を介して空調部品を脱着させるよ
うにしてもよく、例えば、インスツルメントパネルの上
部にその一部分をなす分解可能な分割部を設け、この分
割部と対向する空調ユニットの部分に冷却用熱交換器の
取り付け箇所を塞ぐと共に空調ユニットの一部分をなす
分解可能な分割部を設け、インスツルメントパネルの分
割部と空調ユニットの分割部とを分解することで、これ
ら分解した部分を介して冷却用熱交換器を脱着できる構
成とすれば、冷却用熱交換器のメンテナンス作業におい
ては、インスツルメントパネルの上部に設けられた分割
部を分解することで、空調ユニットの冷却用熱交換器の
収納部分にアクセスすることができ、さらに空調ユニッ
トの分割部を分解することで冷却用熱交換器の脱着が可
能となるので、効率のよい作業を行うことが可能とな
る。
【0054】また、空調ユニットに、送風機および冷却
用熱交換器と共に車両の車幅方向に配列されるフィルタ
を備えた場合において、インスツルメントパネルの上部
にその一部分をなす分解可能な分割部を設け、この分割
部と対向する空調ユニットの部分にフィルタの取り付け
箇所を塞ぐと共に空調ユニットの一部分をなす分解可能
な分割部を設け、インスツルメントパネルの分割部と空
調ユニットの分割部とを分解することで、これら分解し
た部分を介してフィルタを脱着できるようにすれば、フ
ィルタのメンテナンス作業においては、インスツルメン
トパネルの上部に設けられた分割部を分解することで、
空調ユニットのフィルタ収納部分にアクセスすることが
でき、さらに空調ユニットの分割部を分解することでフ
ィルタの脱着が可能となるので、効率のよい作業を行う
ことが可能となる。
【0055】インスツルメントパネルの上部にその一部
分をなす分解可能な分割部を設け、この分割部と対向す
る空調ユニットの部分に送風機を露出して配置し、イン
スツルメントパネルの分割部を分解することで、この分
解した部分を介して送風機を脱着できるようにすれば、
送風機のメンテナンス作業においては、インスツルメン
トパネルの上部に設けられた分割部を分解することで、
送風機に直接アクセスすることができ、そのまま空調ユ
ニットから送風機の取り外しが可能となるので、効率の
よい作業を行うことが可能となる。
【0056】インスツルメントパネルの下部にその一部
分をなす分解可能な分割部を設け、この分割部と対向す
る空調ユニットの部分に加熱用熱交換器の取り付け箇所
を塞ぐと共に空調ユニットの一部分をなす分解可能な分
割部を設け、インスツルメントパネルの分割部と空調ユ
ニットの分割部とを分解することで、これら分解した部
分を介して加熱用熱交換器を脱着できるようにすれば、
加熱用熱交換器のメンテナンス作業においては、インス
ツルメントパネルの下部に設けられた分割部を分解する
ことで、空調ユニットの加熱用熱交換器の収納部分にア
クセスすることができ、さらに空調ユニットの分割部を
分解することで加熱用熱交換器の脱着が可能となるの
で、効率のよい作業を行うことが可能となる。
【0057】さらに、インスツルメントパネルの一部分
をなす分解可能な分割部をインストルメントパネルの下
部から正面にかけて設け、この分割部と対向する空調ユ
ニットの部分に吹出モード切換装置を露出して配置し、
インスツルメントパネルの分割部を分解することで、こ
の分解した部分を介して吹出モード切換装置を脱着でき
るようにすれば、吹出モード切換装置のメンテナンス作
業においては、インスツルメントパネルの正面に設けら
れた分割部を分解することで、吹出モード切換装置に直
接アクセスすることができ、そのまま空調ユニットから
吹出モード切換装置の取り外しが可能となるので、効率
のよい作業を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明にかかる空調ユニットの構成例
を示す図であり、図1(a)は、その平面図、図1
(b)は、その正面図である。
【図2】図2は、本発明にかかる空調ユニットのエバポ
レータの脱着部分を示す図であり、図2(a)は、エバ
ポレータの取り外し前の状態を示す図であり、図2
(b)は、エバポレータを取り外す作業工程を説明する
図である。
【図3】図3は、本発明にかかる空調ユニットのフィル
タの脱着部分を示す図であり、図3(a)は、フィルタ
の取り外し前の状態を示す図であり、図3(b)は、フ
ィルタを取り外す作業工程を説明する図である。
【図4】図4は、本発明にかかる空調ユニットの送風機
の脱着部分を示す図であり、図4(a)は、送風機の取
り外し前の状態を示す図であり、図4(b)は、送風機
を取り外す作業工程を説明する図である。
【図5】図5は、本発明にかかる空調ユニットの温水ヒ
ータの脱着部分を示す図であり、図5(a)は、温水ヒ
ータの取り外し前の状態を示す図であり、図5(b)
は、温水ヒータを取り外す作業工程を説明する図であ
る。
【図6】図6は、本発明にかかる空調ユニットの電気ヒ
ータの脱着部分を示す図であり、図6(a)は、電気ヒ
ータの取り外し前の状態を示す図であり、図6(b)
は、電気ヒータを取り外す作業工程を説明する図であ
る。
【図7】図7は、本発明にかかる空調ユニットの変形例
を示す図であり、図7(a)は、その平面図、図7
(b)は、その正面図である。
【図8】図8は、本発明にかかる空調ユニットの吹出モ
ード切換装置の脱着部分を示す図であり、図8(a)
は、吹出モード切換装置の取り外し前の状態を示す図で
あり、図8(b)は、吹出モード切換装置を取り外す作
業工程を説明する図である。
【符号の説明】
1 空調ユニット 3 内外気切換装置 4 送風機 5 フィルタ 6 エバポレータ 7 温水ヒータ 8 電気ヒータ 9 吹出モード切換装置 20 インスツルメントパネル 10 エバコア脱着カバー 11 フィルタ脱着カバー 12 ヒータ脱着カバー 25、33、35 インパネトレイ 46 収納ボックス 47 センタクラスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60K 37/00 B60K 37/00 D 37/04 37/04 (72)発明者 長野 秀樹 埼玉県大里郡江南町大字千代字東原39番地 株式会社ゼクセルヴァレオクライメート コントロール内 (72)発明者 池田 哲也 埼玉県大里郡江南町大字千代字東原39番地 株式会社ゼクセルヴァレオクライメート コントロール内 Fターム(参考) 3D044 BA12 BB01 BC13 BD11 BD13 3L011 BP01 BR01

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内気と外気との導入割り合いを調節する
    内外気切換装置、送風機、冷却用熱交換器、加熱用熱交
    換器、及び吹出モードを切り換える吹出モード切換装置
    を含む空調部品を風の流れに対して直列に配置し、前記
    加熱用熱交換器および前記吹出モード切換装置を車幅方
    向のほぼ同位置に配置すると共に、前記内外気切換装
    置、前記送風機、及び前記冷却用熱交換器を前記加熱用
    熱交換器に対して車幅方向にオフセットして配置し、さ
    らに前記送風機と前記冷却用熱交換器とを車幅方向に配
    列すると共に前記内外気切換装置を前記送風機に対して
    車幅方向のほぼ同位置に配置するように構成した空調ユ
    ニットを備えており、この空調ユニットをインスツルメ
    ントパネルの内側に搭載するようにしている車両用空調
    装置において、 前記インスツルメントパネルにその一部分をなす分解可
    能な分割部を設け、この前記インスツルメントパネルの
    分割部と前記空調ユニットの前記空調部品を脱着させる
    部分とを対向して配置し、前記インスツルメントパネル
    の分割部を分解することで、この分解した部分を介して
    これと対向する前記空調ユニットの部分から前記空調部
    品を脱着できるようにしたことを特徴とする車両用空調
    装置。
  2. 【請求項2】 前記空調ユニットの前記空調部品を脱着
    させる部分には、前記空調部品の取り付け箇所を塞ぐと
    共に前記空調ユニットの一部分をなす分解可能な分割部
    を設け、前記インスツルメントパネルの分割部と前記空
    調ユニットの分割部とを分解することで、これら分解し
    た部分を介して前記空調部品を脱着できるようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記空調ユニットの前記空調部品を脱着
    させる部分には、前記空調部品を露出して設け、前記イ
    ンスツルメントパネルの分割部を分解することで、この
    分解した部分を介して前記空調部品を脱着できるように
    したことを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置。
  4. 【請求項4】 前記インスツルメントパネルの分割部
    は、前記インスツルメントパネルの上部に設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置。
  5. 【請求項5】 前記インスツルメントパネルの分割部
    は、前記インスツルメントパネルの下部に設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の車両用空調装置。
  6. 【請求項6】 前記インスツルメントパネルの分割部
    は、前記インスツルメントパネルの正面にかけて設けら
    れていることを特徴とする請求項1記載の車両用空調装
    置。
  7. 【請求項7】 前記インスツルメントパネルの上部にそ
    の一部分をなす分解可能な分割部を設け、この分割部と
    対向する前記空調ユニットの部分に前記冷却用熱交換器
    の取り付け箇所を塞ぐと共に前記空調ユニットの一部分
    をなす分解可能な分割部を設け、前記インスツルメント
    パネルの分割部と前記空調ユニットの分割部とを分解す
    ることで、これら分解した部分を介して前記冷却用熱交
    換器を脱着できるようにしたことを特徴とする請求項1
    記載の車両用空調装置。
  8. 【請求項8】 前記空調ユニットに、前記送風機および
    前記冷却用熱交換器と共に前記車両の車幅方向に配列さ
    れるフィルタを備え、前記インスツルメントパネルの上
    部にその一部分をなす分解可能な分割部を設け、この分
    割部と対向する前記空調ユニットの部分に前記フィルタ
    の取り付け箇所を塞ぐと共に前記空調ユニットの一部分
    をなす分解可能な分割部を設け、前記インスツルメント
    パネルの分割部と前記空調ユニットの分割部とを分解す
    ることで、これら分解した部分を介して前記フィルタを
    脱着できるようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    車両用空調装置。
  9. 【請求項9】 前記インスツルメントパネルの上部にそ
    の一部分をなす分解可能な分割部を設け、この分割部と
    対向する前記空調ユニットの部分に前記送風機を露出し
    て配置し、前記インスツルメントパネルの分割部を分解
    することで、この分解した部分を介して前記送風機を脱
    着できるようにしたことを特徴とする請求項1記載の車
    両用空調装置。
  10. 【請求項10】 前記インスツルメントパネルの下部に
    その一部分をなす分解可能な分割部を設け、この分割部
    と対向する空調ユニットの部分に前記加熱用熱交換器の
    取り付け箇所を塞ぐと共に前記空調ユニットの一部分を
    なす分解可能な分割部を設け、前記インスツルメントパ
    ネルの分割部と前記空調ユニットの分割部とを分解する
    ことで、これら分解した部分を介して前記加熱用熱交換
    器を脱着できるようにしたことを特徴とする請求項1記
    載の車両用空調装置。
  11. 【請求項11】 前記加熱用熱交換器は、温水を熱源と
    する温水ヒータまたは電気ヒータからなることを特徴と
    する請求項10記載の車両用空調装置。
  12. 【請求項12】 前記加熱用熱交換器は、温水を熱源と
    する温水ヒータとその下流側に設けられた電気ヒータと
    からなることを特徴とする請求項10記載の車両用空調
    装置。
  13. 【請求項13】 前記インスツルメントパネルの一部分
    をなす分解可能な分割部を前記インストルメントパネル
    の下部から正面にかけて設け、この分割部と対向する前
    記空調ユニットの部分に前記吹出モード切換装置を露出
    して配置し、前記インスツルメントパネルの分割部を分
    解することで、この分解した部分を介して前記吹出モー
    ド切換装置を脱着できるようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の車両用空調装置。
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