JP2002305250A - 半導体集積回路および半導体集積回路に関するビジネス方法 - Google Patents

半導体集積回路および半導体集積回路に関するビジネス方法

Info

Publication number
JP2002305250A
JP2002305250A JP2002019764A JP2002019764A JP2002305250A JP 2002305250 A JP2002305250 A JP 2002305250A JP 2002019764 A JP2002019764 A JP 2002019764A JP 2002019764 A JP2002019764 A JP 2002019764A JP 2002305250 A JP2002305250 A JP 2002305250A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor integrated
integrated circuit
key information
information
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002019764A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Tanaka
哲也 田中
Kenichi Kawaguchi
謙一 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2002019764A priority Critical patent/JP2002305250A/ja
Priority to US10/060,290 priority patent/US20020138752A1/en
Publication of JP2002305250A publication Critical patent/JP2002305250A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/08Logistics, e.g. warehousing, loading or distribution; Inventory or stock management
    • G06Q10/087Inventory or stock management, e.g. order filling, procurement or balancing against orders

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Storage Device Security (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体集積回路およびそのビジネス方法にお
いて、機能モジュール搭載につき、複数の利用者要求仕
様を満たすことと、対価負担の合理的なバランスを実現
する。 【解決手段】 第2のタイマ203は使用制限付き機能
モジュールの一例であり、通常は、使用制限制御回路2
04からの使用制限解除信号310がインアクティブ
で、第2のタイマ203は使用制限されている。CPU
200が取得した使用許可用鍵情報を使用制限制御回路
204に与えると、使用制限制御回路204は使用許可
用鍵情報を認証し、該当する場合には、使用制限解除信
号310をアクティブにし、第2のタイマ203の使用
制限を解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路に
かかわり、詳しくは、複数の利用者要求仕様を満たすこ
とと対価負担の合理的なバランスを追求する技術に関す
る。また、その半導体集積回路についてのビジネス方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の半導体集積回路およびその
半導体集積回路を用いた従来のビジネスシステムについ
て説明する。
【0003】図28に示すように、従来の半導体集積回
路800は、タイマ0、タイマ1などの複数の機能モジ
ュール902,903とCPU900を搭載している。
901はメモリバス、910は割込み要求信号である。
CPU900を用いてタイマ0、タイマ1の制御レジス
タにデータを書き込むなど適切な手順を踏むことによ
り、タイマ0およびタイマ1を使用することができる。
【0004】従来のビジネスシステムは上記した従来の
半導体集積回路800を利用者に提供しており、半導体
集積回路800に対する対価を得ている。各利用者は全
機能を使えるが、自分の必要な機能のみを使用してい
る。
【0005】また、従来のビジネスシステムで、利用者
から設計情報の提供を受け、それに基づいて開発した機
能モジュールを半導体集積回路に搭載することがある
が、その場合、半導体集積回路を設計情報の提供者に対
してのみ提供するようにしている。他の利用者へはその
機能モジュールを搭載した半導体集積回路は提供しな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のビジネ
スシステムでは、半導体集積回路に搭載された機能モジ
ュールに対して制限を与える構成がなく、いずれの機能
モジュールもその使用が任意である。
【0007】複数の利用者要求仕様を満たす汎用的な機
能モジュールを搭載した半導体集積回路を開発・製造し
た場合、その半導体集積回路は汎用性のためにコスト高
の傾向となる。ある機能モジュールを使用しない利用者
にとっても、そのコストが影響する。しかし、商取引
上、そのコスト負担を機能非利用者に全面的に求めるこ
とはむずかしい。
【0008】一方、利用者要求仕様の相違に応じて互い
に別々の複数種類の半導体集積回路を開発・製造する場
合には、設計工程、製造工程が複雑化し、メーカ側にと
って大きな負担となる。
【0009】ある仕様の半導体集積回路を入手した利用
者が、後に機能拡張を希望する場合、その希望の機能モ
ジュールが搭載されていないので、利用者は新たに別の
仕様の半導体集積回路の提供を求めることになる。メー
カ側では、その要求に応じて新しい仕様の半導体集積回
路を開発・製造しなければならない。しかし、これで
は、費やす費用も時間も大きなものになる。
【0010】また、従来のビジネスシステムでは、半導
体集積回路の価格は別の半導体集積回路になっても維持
される傾向があり、実際の商取引では、機能拡張に対す
る対価を得ることが困難であるという課題がある。
【0011】また、前記の汎用タイプの半導体集積回路
にあっては、搭載された機能の全てが使用可能な状態で
提供されるため、実際問題として、機能毎、機能別に価
格を設定することが困難である。この意味からも、機能
に対する正当な対価を得にくいという課題がある。
【0012】また、利用者が有する設計情報やノウハウ
を機能モジュールとして集積回路に搭載する場合、その
半導体集積回路は設計情報・ノウハウの提供者に限って
の提供とならざるを得ない。その機能モジュールの使用
を制限する手段がないからである。
【0013】いま、利用者側から提供された設計情報に
基づく機能モジュールaに加えて標準的な機能モジュー
ルbも搭載した半導体集積回路Aがあるとする。この半
導体集積回路Aを設計情報の提供者に提供することに問
題はない。一方、前記の標準的な機能モジュールbを求
める利用者があるとする。この利用者に前記の半導体集
積回路Aを提供することはできない。機能モジュールa
の設計情報が漏れるからである。したがって、機能モジ
ュールaは含まず、機能モジュールbを有する半導体集
積回路を新たに開発する必要がある。
【0014】しかし、そうすると、開発工数が大きくな
る課題や、各利用者に同じ仕様の半導体集積回路を提供
する場合と比較して、多品種少量生産型の生産になり、
量産効果が出にくいという課題がある。
【0015】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、少ない品種で生産でき、利用者の要求に応じ
て適切な価格で一部の機能を提供し、利用者が必要とし
ない機能は使用制限することができ、また機能拡張を望
む場合は適切な価格で使用制限を解除することができる
半導体集積回路およびビジネス方法を提供することを目
的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、次のような手
段を講じることにより、上記の課題を解決する。利用者
要求仕様の種類ごとに搭載機能モジュールを異にする複
数種類の半導体集積回路を製造することに代わって、別
々の利用者要求にかかわる機能モジュールをまとめて単
一の半導体集積回路に搭載する。その場合に、すべての
機能モジュールが無条件にいずれの利用者も自由に使用
できるのではなく、全部または一部を使用制限付きの機
能モジュールとして搭載する。
【0017】すなわち、与えられる使用制限解除情報が
無効を示す状態では使用が制限される1つまたは複数の
使用制限付き機能モジュールを備えた半導体集積回路と
なっている。このような半導体集積回路において、鍵情
報取得手段と使用制限制御手段とを備える。鍵情報取得
手段は、前記使用制限付き機能モジュールを有効化する
ための使用許可用鍵情報を取得する。使用制限制御手段
は、前記鍵情報取得手段から与えられた前記使用許可用
鍵情報をあらかじめ保有している使用許可情報に基づい
て認証し、該当するときに限り、すなわち使用許可用鍵
情報が使用許可情報に一致するときに限り、前記使用制
限解除情報を有効にして前記使用制限付き機能モジュー
ルに与え、この使用制限付き機能モジュールの使用を許
可する。
【0018】この構成によると、通常は、使用制限解除
情報が無効を示しているため、使用制限付き機能モジュ
ールは無効状態であり、その使用が禁止されている。使
用制限付き機能モジュールの使用を求める利用者は何ら
かの手順で使用許可用鍵情報を半導体集積回路に与え
る。鍵情報取得手段は使用許可用鍵情報を取得し、使用
制限制御手段に与える。使用制限制御手段は、あらかじ
め保有している使用許可情報を比較基準として使用許可
用鍵情報を検証し、一致すれば使用制限解除情報を有効
にして使用制限付き機能モジュールに与える。有効の使
用制限解除情報が与えられた使用制限付き機能モジュー
ルは、その使用制限状態が解除され、利用者は使用制限
付き機能モジュールの使用が可能となる。
【0019】半導体集積回路の利用者において機能モジ
ュールを異にする複数の仕様の要求があるときに、半導
体集積回路のメーカでは、あらかじめ想定される複数種
類の機能モジュールを1つの半導体集積回路にまとめて
搭載する。搭載する機能モジュールのすべてが、すべて
の利用者に利用されないでもよいことにする。すべての
利用者に等しく使用を許可する標準仕様の機能モジュー
ルが搭載されるか否かにかかわりなく、また、搭載され
る使用制限付き機能モジュールが単数であるか複数であ
るかにかかわりなく、半導体集積回路の提供者側では、
使用制限付き機能モジュールの使用を求める利用者につ
いて、その利用者からの求めに応じて使用許可用鍵情報
を提供することの確認をとることができる。この確認に
基づいて、提供者側は利用者が負担すべき対価の管理を
行うことが容易かつ確実となる。
【0020】あるいは、対価負担に代えて、当該使用制
限付き機能モジュールの設計情報を提供した利用者に
は、無償または低額で使用許可用鍵情報を提供して、そ
の使用を許可するが、そのことの管理が行いやすい。他
の利用者に対しては当該の使用許可用鍵情報を提供しな
いことにより、使用制限付き機能モジュールは使用禁止
とすることができる。
【0021】別々の利用者要求にかかわる複数種類の機
能モジュールをまとめて、そして、必要なものについて
は使用制限付きの機能モジュールとして搭載する。複数
種類の機能モジュールをまとめて搭載するので、製造す
べき半導体集積回路としては、少ない品種でよく、開発
・設計・生産をより簡易化することができる。
【0022】ひとつの品種を要求の異なる複数の利用者
に提供する場合、要求に応じて機能を提供し、それに対
して適切な対価を得ることができる。すなわち、利用者
が必要とする機能に対しては対価を得、利用者が必要と
しない機能は使用制限することができる。
【0023】また、利用者が機能拡張を望む場合に使用
許可用鍵情報を提供し、使用制限付き機能モジュールの
使用制限を解除するというように展開することも可能で
ある。このようにすれば、半導体集積回路を変更するこ
となく、機能拡張が可能となり、機能拡張の対価を使用
許可用鍵情報の対価として得ることができる。
【0024】上記において、前記の使用制限制御手段の
好ましい態様は、前記使用許可用鍵情報を保持する鍵情
報保持手段と、前記鍵情報保持手段が保持した前記使用
許可用鍵情報をあらかじめ設定されている使用許可情報
に基づいて認証して該当するときに限り前記使用制限解
除情報を有効にする認証手段とから構成されていること
である。鍵情報保持手段は、鍵情報取得手段が取得した
使用許可用鍵情報を保持した上で認証手段に送出し、認
証手段は受け取った使用許可用鍵情報を比較基準として
の使用許可情報と比較して認証する。該当する使用許可
用鍵情報であると認証したときは、使用制限解除情報を
有効とする。
【0025】また、上記において、前記の鍵情報取得手
段の好ましい態様は、中央演算処理装置がプログラムに
従って前記使用許可用鍵情報を生成し、生成した使用許
可用鍵情報を前記使用制限制御手段に与える処理とする
ことである。
【0026】別の好ましい態様は、前記鍵情報取得手段
が、外部から前記使用許可用鍵情報を入力可能な外部端
子を含むことである。システム構築時に外部端子を所定
の電位(VDDやGND等)に固定することにより、使
用許可用鍵情報を設定する。そして、使用時に中央演算
処理装置が外部端子の状態を読み込んで、使用許可用鍵
情報を使用制限制御手段に与える。
【0027】また、別の態様として、前記の鍵情報取得
手段が、前記使用許可用鍵情報を保持する不揮発性メモ
リを含む場合がある。この場合、電源をオフにしても使
用許可用鍵情報は保存されているため、再起動時の使用
許可用鍵情報の再取得が不要となり、負荷を軽減でき
る。
【0028】前記の不揮発性メモリとしては、外部から
前記使用許可用鍵情報が書き込まれる情報入力端子を付
帯し、書き込まれた使用許可用鍵情報が中央演算処理装
置によって読み出されて前記使用制限制御手段に与えら
れるように構成することができる。
【0029】また、前記の不揮発性メモリとしては、中
央演算処理装置がプログラムに従って生成した前記使用
許可用鍵情報が書き込まれ、書き込まれた使用許可用鍵
情報が前記中央演算処理装置によって読み出されて前記
使用制限制御手段に与えられるように構成することがで
きる。
【0030】前記の鍵情報取得手段について別の好まし
い態様は、中央演算処理装置がプログラムに従って生成
した前記使用許可用鍵情報を格納するレジスタを含み、
前記中央演算処理装置がプログラムに従って前記レジス
タから前記使用許可用鍵情報を読み出し、読み出した前
記使用許可用鍵情報を前記使用制限制御手段に与えるよ
うに構成することである。
【0031】また、前記の鍵情報取得手段についての別
の好ましい態様は、電磁波により外部から与えられる前
記使用許可用鍵情報を受信する情報受信手段と、前記情
報受信手段が受信した前記使用許可用鍵情報を復調する
復調手段と、前記復調手段が復調した使用許可用鍵情報
を保持するレジスタとを含むことである。この場合、使
用許可用鍵情報が不正に取得されることを抑制する効果
がある。
【0032】また、前記の鍵情報取得手段についての別
の好ましい態様は、暗号化された前記使用許可用鍵情報
を復号する復号手段を含むことである。この場合も、使
用許可用鍵情報が不正に取得されることを抑制する効果
がある。
【0033】上記において、前記の使用制限制御手段の
好ましい態様は、Nビット長の前記使用許可情報に対応
した論理回路であり、前記論理回路にNビット長の前記
使用許可用鍵情報を入力したときの前記論理回路の出力
を前記使用制限解除情報とするように構成することであ
る。論理回路としては、組み合わせ回路でもよいし、順
序回路でもよい。
【0034】上記において、前記の使用制限付き機能モ
ジュールの好ましい態様は、前記使用制限制御手段から
与えられる前記使用許可用鍵情報によって制御され、無
効状態から有効状態へ切り替えられる使用制限/解除手
段を付帯していることである。使用制限/解除手段は、
通常は使用制限状態にあり、有効を示す使用許可用鍵情
報が与えられると、使用制限を解除する状態に切り替わ
る。
【0035】そして、前記の使用制限/解除手段の好ま
しい態様は、前記使用制限付き機能モジュールへ入力す
る制御信号またはデータを無効化する手段とすることで
ある。
【0036】また、前記の使用制限/解除手段の別の好
ましい態様は、前記使用制限付き機能モジュールが出力
する制御信号またはデータを無効化する手段とすること
である。
【0037】また、前記の使用制限/解除手段の別の好
ましい態様は、前記使用制限付き機能モジュールへの電
源供給を制限する手段とすることである。この場合、使
用制限された機能モジュールの消費電力を抑える効果も
ある。
【0038】また、前記の使用制限/解除手段の別の好
ましい態様は、前記使用制限付き機能モジュールへのク
ロック供給を制限する手段とすることである。クロック
の停止または低速化により、使用制限付き機能モジュー
ルの使用を禁じる。
【0039】上記において、使用制限制御手段の好まし
い態様は、前記鍵情報取得手段から前記使用許可用鍵情
報が与えられたとき、前記使用制限解除情報を有効する
か否かの認証において、所要のアイドリング時間を有し
ていることである。不正解除の試行を繰り返すことで使
用許可用鍵情報を特定し、不正に取得することが想定さ
れるが、この場合に、繰り返しの時間を長いものに強制
することで、不正解除を事実上不可能にする効果があ
る。
【0040】また、前記使用制限/解除手段の好ましい
態様は、前記使用制限制御手段から前記使用制限解除情
報が与えられたとき、前記使用制限付き機能モジュール
を有効化する処理において、所要のアイドリング時間を
有していることである。この場合も、繰り返しの時間を
長いものに強制することで、不正解除を事実上不可能に
する効果がある。
【0041】なお、前記の使用制限付き機能モジュール
としては、タイマ回路、クロック生成回路、クロック切
替回路、デバッグ用回路あるいはメモリなどとすること
ができる。これらの任意の組み合わせでもよい。
【0042】次に、上記のような構成を備えた半導体集
積回路について、そのビジネス方法にかかわる発明の説
明に移る。
【0043】上記の課題を解決せんとする本発明による
半導体集積回路に関するビジネス方法は、少なくとも次
の各ステップを含むものである。
【0044】少なくとも1つの使用制限付き機能モジュ
ールを搭載した半導体集積回路を利用者に提供するステ
ップ(S01)。
【0045】前記使用制限付き機能モジュールに対応す
る使用許可用鍵情報の使用許可を前記利用者に与えるス
テップ(S02)。
【0046】前記使用許可が与えられた使用許可用鍵情
報を用いてこの使用許可用鍵情報に該当する使用制限付
き機能モジュールの使用制限を解除するステップ(S0
3)。
【0047】前記使用許可用鍵情報の使用許可に対する
対価を前記利用者から得るステップ(S04)。
【0048】これは、半導体集積回路を提供した先の利
用者から使用制限付き機能モジュールの使用要求がある
場合に、その使用要求の使用制限付き機能モジュールに
対応する使用許可用鍵情報をその利用者に提供する場合
である。あるいは、使用許可用鍵情報そのものはあらか
じめ半導体集積回路に組み込んでおいて、その実際の使
用を許可する場合である。使用許可用鍵情報の使用許可
の見返りとして、その利用者に対価を求めるのである。
対価については、金銭的なもの、物財的なもの、サービ
ス的なものなど、何であってもよい。
【0049】使用許可用鍵情報の使用許可を与える時期
としては、半導体集積回路の提供と同時でもよいし、提
供後に利用者からの要求があったときでもよい。対価を
得る時期としては、使用許可用鍵情報を提供したとき、
使用許可したとき、使用制限の解除が実際に行われたと
きなど、商慣行に照らして適正な時期を設定すればよ
い。
【0050】上記の半導体集積回路に関するビジネス方
法において好ましい態様として、次のものを挙げること
ができる。
【0051】前記の半導体集積回路として、使用制限解
除情報が無効の状態で使用が制限された少なくとも1つ
の使用制限付き機能モジュールと、前記使用制限付き機
能モジュールを有効化するための使用許可用鍵情報を取
得する鍵情報取得手段と、前記鍵情報取得手段から与え
られた前記使用許可用鍵情報をあらかじめ保有している
使用許可情報に基づいて認証し、該当するときに限り前
記使用制限解除情報を有効にして前記使用制限付き機能
モジュールに与え使用許可する使用制限制御手段とを備
えたものを対象とする。
【0052】そして、前記使用制限を解除するステップ
において、前記鍵情報取得手段が前記使用許可用鍵情報
を取得した上で、前記使用制限制御手段が前記使用許可
用鍵情報を認証し、該当するときに限り前記使用制限解
除情報を有効にして前記使用制限付き機能モジュールに
与え使用許可するものとする。
【0053】少なくとも、使用許可用鍵情報の回路内へ
の取得、使用許可用鍵情報の認証、使用制限解除情報の
有効化、および使用制限付き機能モジュールの使用許可
の各機能については、当該の半導体集積回路にあらかじ
め組み込んでいる。
【0054】また、別の形態の本発明は、次のような手
段を講じることにより、上記の課題を解決する。すなわ
ち、少なくとも次の各ステップを含んでいる。
【0055】複数種類の使用制限付き機能モジュールを
搭載した半導体集積回路を利用者に提供するステップ
(S11)。
【0056】前記複数種類の使用制限付き機能モジュー
ルのうちの少なくとも1つに対応する使用許可用鍵情報
の使用許可を前記利用者に与えるステップ(S12)。
【0057】前記使用許可が与えられた少なくとも1つ
の使用許可用鍵情報を用いてこの使用許可用鍵情報に該
当する少なくとも1つの使用制限付き機能モジュールの
使用制限を解除するステップ(S13)。
【0058】前記使用許可用鍵情報の使用許可に対する
対価を前記利用者から得るステップ(S14)。
【0059】ここでは、搭載された使用制限付き機能モ
ジュールが複数種類であることを特定している。使用許
可を与えるのは、すべての使用制限付き機能モジュール
に対してでもよいし、一部でもよい。
【0060】上記のビジネス方法における1つの態様と
して、次のようにいうことができる。すなわち、前記使
用許可用鍵情報の使用許可を与えるステップにおいて、
複数種類の使用制限付き機能モジュールに対応する複数
の使用許可用鍵情報の使用許可を与える。また、前記使
用制限を解除するステップにおいて、前記使用許可が与
えられた複数の使用許可用鍵情報を用いてこれら複数の
使用許可用鍵情報のそれぞれに該当する複数種類の使用
制限付き機能モジュールの使用制限を解除する。そし
て、前記対価を得るステップにおいて、前記複数の使用
許可用鍵情報の使用許可に対する対価を得る。これは、
使用許可を与える使用許可用鍵情報が一時に複数である
ことを特定するものである。
【0061】また、別の形態の本発明は、少なくとも次
の各ステップを含むものである。
【0062】半導体集積回路に搭載すべき機能モジュー
ルの設計情報を利用者から入手するステップ(S2
1)。
【0063】前記入手した設計情報に基づく少なくとも
1つの使用制限付き機能モジュールを搭載した半導体集
積回路を前記利用者に提供するステップ(S22)。
【0064】前記使用制限付き機能モジュールに対応す
る使用許可用鍵情報の使用許可を前記利用者に与えるス
テップ(S23)。
【0065】前記使用許可が与えられた使用許可用鍵情
報を用いてこの使用許可用鍵情報に該当する使用制限付
き機能モジュールの使用制限を解除するステップ(S2
4)。
【0066】これは、利用者側から設計情報(動作アル
ゴリズム、アーキテクチャ、設計ノウハウなど)の提供
があった場合に、その見返りとして、その利用者(設計
情報提供者)に使用許可用鍵情報を提供するものであ
る。あるいは、使用許可用鍵情報そのものはあらかじめ
半導体集積回路に組み込んでおいて、その実際の使用を
許可する場合である。この場合、無償としてもよいし、
あるいは、低額の有償としてもよい。
【0067】また、別の形態の本発明は、少なくとも次
の各ステップを含むものである。
【0068】半導体集積回路に搭載すべき機能モジュー
ルの設計情報を第1の利用者から入手するステップ(S
31)。
【0069】前記半導体集積回路に搭載すべき前記機能
モジュールとは別の機能モジュールの設計情報を第2の
利用者から入手するステップ(S32)。
【0070】前記第1および第2の利用者から入手した
各設計情報に基づく複数種類の使用制限付き機能モジュ
ールを搭載した半導体集積回路を前記第1の利用者に提
供するステップ(S33)。
【0071】前記半導体集積回路と同一仕様の半導体集
積回路を前記第2の利用者に提供するステップ(S3
4)。
【0072】前記第1の利用者からの設計情報に基づく
前記使用制限付き機能モジュールに対応する第1の使用
許可用鍵情報の使用許可を前記第1の利用者に与えるス
テップ(S35)。
【0073】前記第1の利用者において前記使用許可が
与えられた第1の使用許可用鍵情報を用いてこの第1の
使用許可用鍵情報に該当する使用制限付き機能モジュー
ルの使用制限を解除するステップ(S36)。
【0074】前記第2の利用者からの設計情報に基づく
前記使用制限付き機能モジュールに対応する第2の使用
許可用鍵情報の使用許可を前記第2の利用者に与えるス
テップ(S37)。
【0075】前記第2の利用者において前記使用許可が
与えられた第2の使用許可用鍵情報を用いてこの第2の
使用許可用鍵情報に該当する使用制限付き機能モジュー
ルの使用制限を解除するステップ(S38)。
【0076】この場合、(S31)と(S32)とは、
順序関係の前後を問うものではない。(S33)と(S
34)の関係、(S35)と(S37)の関係も同様で
ある。
【0077】これは、第1の利用者に対しては、設計情
報の提供を受けた第1の使用制限付き機能モジュールの
使用を許可するが、設計情報の提供を受けていない第2
の使用制限付き機能モジュールは使用制限する。また、
第2の利用者に対しては、設計情報の提供を受けた第2
の使用制限付き機能モジュールの使用を許可するが、設
計情報の提供を受けていない第1の使用制限付き機能モ
ジュールは使用制限する。要するに複数の利用者間で排
他的な利用となっている。
【0078】本発明は、提供者側のコンピュータと利用
者側のコンピュータとの間で通信回線を介して半導体集
積回路についての電子商取引を行う方法への適用も有効
である。その1態様は、前記提供者側コンピュータから
前記通信回線を介して前記利用者側コンピュータに使用
制限付き機能モジュールに対応する使用許可用鍵情報を
送信するステップと、前記使用許可用鍵情報の前記利用
者側における使用に対する決済情報が前記利用者側コン
ピュータから前記通信回線に送信された場合に、前記決
済情報を前記提供者側コンピュータが受信するステップ
とを含むものである。この場合に、半導体集積回路自体
の利用者側への提供、および、使用制限付き機能モジュ
ールの使用制限解除については、どのような形態であっ
てもよい。
【0079】上記の電子商取引の発明にあっては、前記
利用者側コンピュータから前記提供者側コンピュータへ
の決済情報の送信は、好ましくは、前記通信回線に接続
されている金融機関コンピュータを介して行うのがよ
い。ただし、金融機関コンピュータを介することなく、
直接的に電子決済を行ってもよい。
【0080】電子商取引の別の態様は、前記半導体集積
回路に搭載すべき機能モジュールの設計情報が前記利用
者側コンピュータから前記通信回線を介して前記提供者
側コンピュータに送信された場合に、前記設計情報を前
記提供者側コンピュータが受信するステップと、前記設
計情報に基づく使用制限付き機能モジュールに対応する
使用許可用鍵情報を前記提供者側コンピュータから前記
通信回線を介して前記利用者側コンピュータに送信する
ステップとを含むものである。
【0081】上記いずれの半導体集積回路に関するビジ
ネス方法においても、次のように構成するのが好まし
い。使用制限解除情報が無効の状態で使用が制限された
少なくとも1つの使用制限付き機能モジュールと、前記
使用制限付き機能モジュールを有効化するための使用許
可用鍵情報を取得する鍵情報取得手段と、前記鍵情報取
得手段から与えられた前記使用許可用鍵情報をあらかじ
め保有している使用許可情報に基づいて認証し、該当す
るときに限り前記使用制限解除情報を有効にして前記使
用制限付き機能モジュールに与え使用許可する使用制限
制御手段とを備えた半導体集積回路を対象とする。そし
て、前記使用制限を解除するステップにおいて、前記鍵
情報取得手段が前記使用許可用鍵情報を取得した上で、
前記使用制限制御手段が前記使用許可用鍵情報を認証
し、該当するときに限り前記使用制限解除情報を有効に
して前記使用制限付き機能モジュールに与え使用許可す
る。
【0082】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかわる半導体集
積回路の実施の形態について図面に基づいて詳細に説明
する。
【0083】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1の半導体集積回路の概略構成を示すブロック図であ
る。100は半導体集積回路、200はCPU(中央演
算処理装置)、201はメモリバス、202は第1のタ
イマ、203は第2のタイマ、204は使用制限制御回
路である。
【0084】この半導体集積回路100においては、第
1のタイマ202はいずれの利用者も使用することがで
きるが、第2のタイマ203については、使用が許可さ
れた利用者に限って、その使用が可能となっている。す
なわち、第2のタイマ203は使用制限付き機能モジュ
ールの一例である。使用許可を与えるか否かを制御する
のが使用制限制御回路204である。
【0085】CPU200は、メモリバス201に接続
されている図外のメインメモリから読み出したプログラ
ムに従って動作する。CPU200は、メモリバス20
1を介して第1のタイマ202を起動し、そのダウンカ
ウントが行われ、カウント値“0”まで達すると、第1
のタイマ202はCPU200に割込み要求信号508
を送出する。
【0086】第2のタイマ203については、使用制限
制御回路204で使用許可の認証をクリアして使用制限
解除信号310が使用許可状態となっているときに限っ
て、第2のタイマ203の使用が可能である。使用制限
解除信号310の使用許可状態は、レベル“1”、レベ
ル“0”のいずれでもよいが、ここではレベル“1”が
使用許可状態であるとする。
【0087】CPU200は、第2のタイマ203を起
動し、第2のタイマ203が使用許可状態であれば、実
際にそのダウンカウントが行われ、カウント値“0”ま
で達すると、第2のタイマ203はCPU200に割込
み要求信号518を送出する。
【0088】図2は使用制限制御回路204の内部を示
すブロック図である。300は鍵情報保持手段としての
鍵データレジスタ、301は認証回路である。鍵データ
レジスタ300はメモリバス201から送出されてくる
使用許可用鍵データを保持した上で、その使用許可用鍵
データを認証回路301に送出するものである。認証回
路301は、秘匿された使用許可情報を比較基準データ
としてあらかじめ保有しており、鍵データレジスタ30
0からの鍵データを使用許可情報と比較し、不一致のと
きは使用制限解除信号310をレベル“0”の使用禁止
のままとし、一致するときに限って使用制限解除信号3
10をレベル“1”に切り替え、第2のタイマ203に
対して使用許可を与える。鍵データレジスタ300が鍵
情報保持手段に対応し、認証回路301が認証手段に対
応する。
【0089】本実施の形態の鍵情報取得手段は、CPU
200が図示しないメインメモリから読み出したプログ
ラムに従って鍵データを生成し、生成した鍵データをメ
モリバス201を介して鍵データレジスタ300に与え
るという処理が対応する。
【0090】使用制限制御回路204における認証回路
301は、出荷時には、使用制限解除信号310として
使用禁止を示す“0”を出力する状態に初期設定されて
いる。使用制限解除信号310として“0”を入力して
いる第2のタイマ203は無効状態となっている。した
がって、CPU200が第2のタイマ203を動作させ
ようとしても、動作させることができない。すなわち、
第2のタイマ203は使用禁止状態にある。
【0091】当該の半導体集積回路100の利用者は、
第2のタイマ203を使用したいときは、それを有効化
する処理を行う。これにより、CPU200は、図示し
ないメインメモリの所要のプログラムに従って生成した
鍵データを用いて、第2のタイマ203を有効化する。
具体的には次のとおりである。
【0092】第2のタイマ203の使用を許可する利用
者向けの半導体集積回路100については、メーカ側で
半導体集積回路100の出荷時に、メモリバス201に
接続のメインメモリ(図示せず)に鍵データをビルトイ
ンしておく。その半導体集積回路100の提供を受けた
利用者側では、CPU200は、前記のメインメモリか
ら鍵データをメモリバス201に取り込み、使用制限制
御回路204における鍵データレジスタ300に転送格
納する。鍵データレジスタ300は、格納した鍵データ
を認証回路301に与える。
【0093】認証回路301は、与えられた鍵データ
を、あらかじめ保有している比較基準データである使用
許可情報と比較し、一致するか否かを判定する。不一致
のときは、使用制限解除信号310は“0”のままであ
る。この場合は、第2のタイマ203は依然として使用
不可能のままである。このことは不正使用の予防に有効
である。
【0094】与えられた鍵データが使用許可情報と一致
するときは、認証回路301は第2のタイマ203に対
して使用許可を示す“1”の使用制限解除信号310を
送出する。これにより、第2のタイマ203は有効化さ
れる。
【0095】第2のタイマ203を有効化した状態で、
CPU200が第2のタイマ203を動作させるとき、
その動作は可能となる。すなわち、第2のタイマ203
は使用可能な状態にある。タイマの形態にもよるが、例
えば、CPU200は、第2のタイマ203に対してメ
モリバス201を介してカウント初期値のデータを書き
込み、第2のタイマ203はタイマカウント動作を開始
し、カウント値“0”に達すると割込み要求信号518
をCPU200に返す。
【0096】本発明の主旨からみて、オプション対象で
ある使用制限付き機能モジュールとしての第2のタイマ
203の構成はどのようなものでもよいが、以下に具体
的な一例をあげて説明する。
【0097】図3はタイマが備えているレジスタの構成
の説明図である。第1のタイマ202は、制御レジスタ
500と、カウントレジスタ501と、ベースレジスタ
502とを備えている。また、第2のタイマ203も同
様に、制御レジスタ510と、カウントレジスタ511
と、ベースレジスタ512とを備えており、それぞれは
メモリバス201に接続され、CPU200からアクセ
ス可能となっている。なお、“0xC000000
0”,“0xC0000018”などはCPU200が
各レジスタにアクセスするときのアドレスを表す。制御
レジスタ500,510にはそれぞれ、カウンタリセッ
ト500a,510a、カウントイネーブル500b,
510bが備わっている。
【0098】図4は第2のタイマ203の詳細な構成を
示すブロック図である。上記の制御レジスタ510、カ
ウントレジスタ511、ベースレジスタ512に加え
て、タイマ制御回路513、セレクタ514、デクリメ
ンタ515、ゼロ検出回路516を備え、さらに使用制
限/解除回路517を備えている。使用制限/解除回路
517は、使用制限/解除手段に対応し、例えばゲート
回路で構成されている。なお、第1のタイマ202につ
いては、使用制限解除信号310で制御される使用制限
/解除回路517がない点を除いて、同様の構成となっ
ている。
【0099】以下、第2のタイマ203の動作を簡単に
説明する。
【0100】まず、CPU200は、メモリバス201
を介してカウント初期値をベースレジスタ512に設定
する。
【0101】次に、CPU200は、メモリバス201
を介して制御レジスタ510のカウンタリセット510
aに“1”を書き込む。これにより、タイマ制御回路5
13は、セレクタ514を制御し、ベースレジスタ51
2に設定されているカウント初期値をカウントレジスタ
511にコピーする。
【0102】次に、CPU200は、メモリバス201
から使用制限/解除回路517を介して制御レジスタ5
00のカウントイネーブル510bに“1”を書き込む
処理を行う。このとき、使用制限解除信号310が
“0”であれば使用制限/解除回路517はゲートオフ
となっており、“1”の書き込みは禁止される。しか
し、使用制限解除信号310が“1”に切り替えられて
おれば、使用制限/解除回路517はゲートオンであ
り、メモリバス201から使用制限/解除回路517を
介してカウントイネーブル510bに“1”を書き込む
ことができる。
【0103】カウントイネーブル510bに“1”が書
き込まれると、タイマ制御回路513はセレクタ514
をデクリメンタ515側に切り替えるとともに、カウン
トレジスタ511を制御して、カウントダウン動作を行
わせる。すなわち、カウントレジスタ511に設定され
た値がデクリメンタ515によりサイクルごとに1ずつ
減じられる。ゼロ検出回路516は、カウントレジスタ
511の値が“0”になったこと検出すると、割込み要
求信号518をアクティブにし、CPU200に割込み
要求する。これと同時に、割込み要求信号518でタイ
マ制御回路513をリセットし、カウント動作を終了す
る。
【0104】(実施の形態2)図5は本発明の実施の形
態2の半導体集積回路の構成を示すブロック図である。
この半導体集積回路100は、使用許可用鍵データを設
定可能な複数ビット分の外部端子2000を備えてい
る。外部端子2000はメモリバス201に接続されて
いる。その他の構成については図1の場合と同様である
ので、同一部分に同一符号を付すにとどめ、説明を省略
する。また、本実施の形態には図2、図3、図4の構成
を適用する。
【0105】第2のタイマ203の使用を希望する利用
者は、当該の半導体集積回路100の入手に伴って提供
者側から鍵データの提供も受ける。利用者は、半導体集
積回路100を用いてデバイスを構築するときに、前記
の鍵データに従って外部端子2000の該当ビットを所
定の電位(例えば、グランドGND)に固定することに
より、半導体集積回路100に鍵データを設定する。
【0106】使用時において、CPU200は、メモリ
バス201を介して外部端子2000に設定されている
鍵データを取得し、使用制限制御回路204の鍵データ
レジスタ300に転送格納する。
【0107】上記の機能が請求の範囲にいう「鍵情報取
得手段」に対応している。その他の構成および動作につ
いては、実施の形態1と同様であるので説明を省略す
る。
【0108】(実施の形態3)図6は本発明の実施の形
態3の半導体集積回路の構成を示すブロック図である。
この半導体集積回路100は、使用許可用鍵データを格
納可能な不揮発性メモリ2010と、鍵データ入力端子
2011を備えている。不揮発性メモリ2010はメモ
リバス201および鍵データ入力端子2011に接続さ
れている。その他の構成については図1の場合と同様で
あるので、同一部分に同一符号を付すにとどめ、説明を
省略する。また、本実施の形態には図2、図3、図4の
構成を適用する。
【0109】第2のタイマ203の使用を希望する利用
者の要請に従ってメーカ側は半導体集積回路100の出
荷時に、鍵データ(シリアルデータ)を鍵データ入力端
子2011から不揮発性メモリ2010に書き込む。鍵
データを書き込んだ半導体集積回路100を利用者に提
供する。
【0110】使用時において、CPU200は、メモリ
バス201を介して不揮発性メモリ2010にアクセス
して鍵データを取得し、使用制限制御回路204の鍵デ
ータレジスタ300に転送格納する。
【0111】鍵データを半導体集積回路100の内部に
常時的に保持しているので、第2のタイマ203の使用
制限解除の処理を、CPU200の負担の少ない状態で
高速に行える。
【0112】上記の機能が請求の範囲にいう「鍵情報取
得手段」に対応している。その他の構成および動作につ
いては、実施の形態1と同様であるので説明を省略す
る。
【0113】さらに、不揮発性メモリ2010を省略
し、それに代わって、使用制限制御回路204における
鍵データレジスタ300を不揮発性メモリに構成するこ
とも考えられる。
【0114】(実施の形態4)図7は本発明の実施の形
態4の半導体集積回路の構成を示すブロック図である。
この半導体集積回路100は、使用許可用鍵データを格
納可能な鍵データ保持用レジスタ2020を備えてい
る。鍵データ保持用レジスタ2020はメモリバス20
1に接続されている。その他の構成については図1の場
合と同様であるので、同一部分に同一符号を付すにとど
め、説明を省略する。また、本実施の形態には図2、図
3、図4の構成を適用する。
【0115】パワーオン時において、CPU200は、
プログラムに従って鍵データを生成した上で、それを鍵
データ保持用レジスタ2020に書き込む。そして、使
用時において、CPU200は、プログラムに従って鍵
データ保持用レジスタ2020から鍵データを読み出
し、使用制限制御回路204の鍵データレジスタ300
に転送格納する。
【0116】鍵データを半導体集積回路100の内部に
常時的に保持しているので、第2のタイマ203の使用
制限解除の処理を、CPU200の負担の少ない状態で
高速に行える。
【0117】上記の機能が請求の範囲にいう「鍵情報取
得手段」に対応している。その他の構成および動作につ
いては、実施の形態1と同様であるので説明を省略す
る。
【0118】(実施の形態5)図8は本発明の実施の形
態5の半導体集積回路の構成を示すブロック図である。
この半導体集積回路100は、電磁波により外部から与
えられる使用許可用鍵データを受信する情報受信手段と
してのアンテナ2031と、アンテナ2031が受信し
た鍵データを復調する復調回路2032と、復調された
鍵データを格納する鍵データ保持用レジスタ2030と
を備えている。鍵データ保持用レジスタ2030はメモ
リバス201に接続されている。その他の構成について
は図1の場合と同様であるので、同一部分に同一符号を
付すにとどめ、説明を省略する。また、本実施の形態に
は図2、図3、図4の構成を適用する。
【0119】外部より伝播してきた鍵データを伴う電磁
波をアンテナ2031で受信し、復調回路2032でデ
ジタル信号の鍵データに変換し、それを鍵データ保持用
レジスタ2030に書き込む。そして、使用時におい
て、CPU200は、プログラムに従って鍵データ保持
用レジスタ2030から鍵データを読み出し、使用制限
制御回路204の鍵データレジスタ300に転送格納す
る。
【0120】上記の機能が請求の範囲にいう「鍵情報取
得手段」に対応している。その他の構成および動作につ
いては、実施の形態1と同様であるので説明を省略す
る。
【0121】(実施の形態6)実施の形態6は認証回路
301にかかわるものである。図9(a)は認証回路3
01の構成の概念図、図9(b)は認証回路301の具
体的回路構成図、図9(c)は認証回路301の真理値
表である。この認証回路301は、3ビット長の入力デ
ータa,b,cを入力し、論理演算を行って出力データ
outを出力する論理回路350を備えている。出力デ
ータoutが使用制限解除信号310になる。この論理
回路350は例えば、入力データbを反転して入力する
反転回路351と、3入力の論理積回路352を備えて
組み合わせ回路として構成されている。
【0122】入力データaが“1”、入力データbが
“0”、入力データcが“1”のときに限って、出力デ
ータoutが“1”となる。それ以外の入力データの組
み合わせでは、出力データは“0”のままである。入力
データa,b,cの特定の組み合わせが使用許可用鍵デ
ータとなる。
【0123】なお、認証回路は順序回路でも構成しても
よく、その場合は、鍵データレジスタ300に相当する
ものとしては、複数の鍵データレジスタとするか、ある
いは、1つの鍵データレジスタに複数の値を順次書き込
む手段が必要である。
【0124】(実施の形態7)図10は本発明の実施の
形態7の半導体集積回路の構成を示すブロック図であ
る。この半導体集積回路100は、使用制限付き機能モ
ジュールとして、タイマの代わりに、その他の機能回路
803を搭載している点が異なっている。
【0125】この機能回路803としては、例えば、デ
バッグ用の回路であってもよい。この場合、このデバッ
グ用回路を使用制限制御回路204からの使用制限解除
信号310によって有効に切り替えるようにすることに
より、デバッグ機能を有する半導体集積回路となる。使
用制限制御回路204が使用許可用鍵データを入力し、
認証した上で使用制限解除信号310を出力する点は実
施の形態1の場合と同様である。
【0126】このデバッグ用回路を鍵データによって有
効にしなければ、デバッグ機能を有しない半導体集積回
路となる。デバッグ機能を使わない利用者には半導体集
積回路100を安価に提供することができ、デバッグ機
能を使う利用者からは付加価値として対価を得ることが
できる。
【0127】デバッグ用に別チップを設計・開発、製造
しなくてすみ、同一の半導体集積回路を製造することで
量産効果が得られる。
【0128】(実施の形態8)使用制限付き機能モジュ
ールとしてはオプションのメモリとすることもできる。
【0129】図11は本発明の実施の形態8の半導体集
積回路の構成を示すブロック図である。この半導体集積
回路100は、使用制限付き機能モジュールとして、複
数のオプションのメモリ804,805を搭載している
点が異なっている。
【0130】この場合の使用制限制御回路704は、図
12に示すように、メモリバス201に接続された第1
および第2の鍵データレジスタ300a,300bと、
各々に対応した第1および第2の認証回路301a,3
01bとを備えている。第1の認証回路301aと第2
の認証回路301bとでは、比較基準データとしての使
用許可情報が互いに異なっている。第1の認証回路30
1aには第1のメモリ804の使用制限を解除するため
の使用許可情報があらかじめ保持され、第2の認証回路
301bには第2のメモリ805の使用制限を解除する
ための使用許可情報があらかじめ保持されている。第1
のメモリ804と第2のメモリ805を個別的に無効/
有効とするように、第1の認証回路301aから第1の
使用制限解除信号310aを第1のメモリ804に供給
し、第2の認証回路301bから第2の使用制限解除信
号310bを第2のメモリ805に供給する。
【0131】オプションとして使用できるメモリの個数
を選択することにより、記憶容量を可変にすることがで
きる。複数のメモリ容量に対して同一の半導体集積回路
を製造することで量産効果が得られるし、それぞれのメ
モリ容量に応じて正当な対価を得ることが可能となる。
【0132】なお、上記ではオプションのメモリとして
2つ搭載したが、個数については任意であり、1つでも
よいし、3つ以上でもよい。また、オプションのメモリ
をキャッシュメモリとしてもよい。
【0133】(実施の形態9)使用制限付き機能モジュ
ールとしてはシステムクロック生成回路とすることもで
きる。
【0134】図13は本発明の実施の形態9の半導体集
積回路の構成を示すブロック図である。この半導体集積
回路100は、使用制限付き機能モジュールとして、オ
プションのクロック生成回路1100を搭載している点
が異なっている。その他の構成については図1の場合と
同様であるので、同一部分に同一符号を付すにとどめ、
説明を省略する。また、本実施の形態には図2の構成を
適用する。
【0135】使用制限制御回路204からの使用制限解
除信号310が有効になるとき、クロック生成回路11
00を使用することができる。クロック生成回路110
0が生成するクロックは、標準仕様のクロックに対して
より高速のクロックとしてもよいし、あるいは、逆に、
標準仕様のクロックよりも低速のクロックとしてもよ
い。
【0136】オプションのクロック生成回路1100を
使用しない利用者には半導体集積回路を安価に提供する
ことができ、使用する利用者からは付加価値として対価
を得ることができる。そして、このような複数の利用者
要求に応えることができる半導体集積回路を単一仕様と
することで、その製造には量産効果が得られる。
【0137】(実施の形態10)実施の形態10は、実
施の形態9の変形にかかわり、使用制限付き機能モジュ
ールをクロック切替回路とするものである。
【0138】図14はクロック切替回路1200の構成
を示すブロック図である。クロック切替回路1200
は、高速クロック生成回路1201と分周回路1202
とセレクタ1203を備えている。高速クロック生成回
路1201の出力は分周回路1202の入力に接続さ
れ、分周回路1202は高速クロック生成回路1201
からの高速クロックCLK1を分周して低速クロックC
LK2を生成する。セレクタ1203は高速クロックC
LK1と低速クロックCLK2とを使用制限解除信号3
10に応じて選択し、実使用の内部クロックCLKとし
て出力するようになっている。分周回路1202の分周
率は任意である。
【0139】使用制限制御回路204からの使用制限解
除信号310が“0”のとき、セレクタ1203は分周
回路1202からの低速クロックCLK2を内部クロッ
クCLKとして選択する。使用制限制御回路204に使
用許可用鍵データが設定され、使用制限解除信号310
が“1”に切り替えられると、セレクタ1203は高速
クロック生成回路1201からの高速クロックCLK1
を内部クロックCLKとして選択する。
【0140】(実施の形態11)実施の形態11は、2
つの使用制限付き機能モジュールがバージョンの異なる
類似機能の回路の場合である。
【0141】図15に実施の形態11の半導体集積回路
の概略構成を示す。使用制限制御回路204からの使用
制限解除信号310が反転回路807を介して第1の機
能回路803aに供給され、第2の機能回路803bに
対しては使用制限解除信号310を直接に供給してい
る。したがって、通常は、使用制限解除信号310が
“0”であり、第1の機能回路803aが有効とされ、
第2の機能回路803bは無効とされる。逆に、使用制
限解除信号310が“1”に切り替えられると、第1の
機能回路803aが無効とされ、代わりに第2の機能回
路803bが有効とされる。すなわち、両機能回路の無
効/有効は排他的となっている。使用制限制御回路20
4における認証回路301の比較基準の使用許可情報
は、第1の機能回路803aと第2の機能回路803b
とで共通とする。
【0142】第2の機能回路803bのバージョンが第
1の機能回路803aよりもハイレベルとすれば、対価
を負担する利用者に対して使用許可用鍵データを提供
し、第2の機能回路803bの使用を許容するようにす
ればよい。
【0143】なお、変形の形態として、複数の機能回路
がいずれも使用制限付きのものであり、かつ、互いに排
他的使用するものである場合には、鍵データについて、
機能を有効にするための鍵データとバージョンを排他的
に選択するための鍵データの2つによって制御する構成
も考えられる。
【0144】(実施の形態12)図16は本発明の実施
の形態12の半導体集積回路の構成を示すブロック図で
ある。この半導体集積回路100は、使用制限制御回路
704が異なっている。これまでの各実施の形態におけ
る使用制限制御回路204は、図2に示すように、メモ
リバス201に接続された鍵データレジスタ300と認
証回路301とを備えていたが、本実施の形態では、鍵
データレジスタと認証回路を用いる代わりに、メモリバ
ス201には接続されない使用制限制御回路704を設
けている。この使用制限制御回路704の具体的構成
は、鍵専用パッドを設けて、鍵専用パッドの電位を高電
位側電源VDDまたは低電位側電源GNDのいずれかに
ワイヤボンディングによって固定し、鍵専用パッドから
導電線を引き出して使用制限解除信号310として用い
る。これにより、使用許可用鍵データの有り無しとす
る。その他の構成については図1の場合と同様であるの
で、同一部分に同一符号を付すにとどめ、説明を省略す
る。また、本実施の形態には図3、図4の構成を適用す
る。
【0145】使用制限制御回路704の変形の形態とし
て、レーザーカットやイオンの打ち込みによって、鍵専
用パッドの電位を高電位側電源VDDまたは低電位側電
源GNDのいずれかに固定することで、鍵データの有り
無しとしてもよい。
【0146】(実施の形態13)図17は本発明の実施
の形態13の半導体集積回路の構成を示すブロック図で
ある。本実施の形態には図2、図3、図4の構成を適用
する。この半導体集積回路100は、無効化手段300
0を備えている。無効化手段3000は、第2のタイマ
203をメモリバス201に接続するバス205に介挿
され、使用制限制御回路204からの使用制限解除信号
310によって制御されるように構成されている。使用
制限解除信号310がインアクティブの“0”のとき、
無効化手段3000は、バス205における制御手段や
データのやりとりを無効化し、第2のタイマ203を使
用制限状態に保持する。使用制限解除信号310が
“1”に切り替えられると、無効化手段3000はリセ
ットされてバス205における制御手段やデータのやり
とりが有効化され、第2のタイマ203の使用制限を解
除する。この場合、無効化手段3000が請求の範囲に
いう「使用制限/解除手段」に対応している。
【0147】なお、無効化手段3000は、第2のタイ
マ203へ入力する制御信号を無効化するのでもよい
し、入力するデータを無効化するのでもよい。あるい
は、第2のタイマ203から出力するデータを無効化す
るのでもよいし、出力する割込み要求信号518などの
制御信号を無効化するのでもよい。
【0148】なお、外部端子2000が図示されている
が、これは一例であり、すでに説明した他の形態であっ
てもよい。
【0149】(実施の形態14)図18は本発明の実施
の形態14の半導体集積回路の構成を示すブロック図で
ある。本実施の形態には図2、図3、図4の構成を適用
する。この半導体集積回路100は、第2のタイマ20
3に対する電源供給を制御する電源供給制御手段301
0と、第2のタイマ203に対するクロックの供給を制
御するクロック供給制御手段3020とを備えている。
【0150】電源供給制御手段3010は、使用制限制
御回路204からの使用制限解除信号310によって制
御されるように構成されている。使用制限解除信号31
0がインアクティブの“0”のとき、電源供給制御手段
3010は第2のタイマ203に対する電源供給を停止
しており、消費電力を低減できる。使用制限解除信号3
10が“1”に切り替えられると、電源供給制御手段3
010は第2のタイマ203への電源供給を開始して、
使用制限を解除する。
【0151】また、クロック供給制御手段3020は、
使用制限制御回路204からの使用制限解除信号310
によって制御されるように構成されている。使用制限解
除信号310がインアクティブの“0”のとき、クロッ
ク供給制御手段3020は第2のタイマ203に対する
クロックの供給を停止しており、これによって第2のタ
イマ203を実質的に使用制限している。使用制限解除
信号310が“1”に切り替えられると、クロック供給
制御手段3020は第2のタイマ203へのクロック供
給を開始して、第2のタイマ203の使用制限を解除す
る。
【0152】この場合、電源供給制御手段3010やク
ロック供給制御手段3020が請求の範囲にいう「使用
制限/解除手段」に対応している。
【0153】電源供給制御手段3010とクロック供給
制御手段3020とは、原則としていずれか一方があれ
ばよいが、両者をともに有していてもよい。
【0154】クロック供給制御手段3020は、第2の
タイマ203へのクロック供給を切断する以外に、クロ
ックの周波数を低くすることで第2のタイマ203の性
能を低くし、実質的に使用制限するのでもよい。
【0155】なお、外部端子2000が図示されている
が、これは一例であり、すでに説明した他の形態であっ
てもよい。
【0156】(実施の形態15)図19は本発明の実施
の形態15の使用制限制御回路の構成を示すブロック図
である。
【0157】この使用制限制御回路214は、鍵データ
レジスタ300と、遅延回路3030付きの認証回路3
02とを備えている。認証回路302は、鍵データレジ
スタ300から使用許可用鍵データを受け取ったときの
認証動作を、遅延回路3030がもつ所要のアイドリン
グ時間(遅延時間)の経過後に開始するように構成され
ている。
【0158】正規の使用許可用鍵データを与えられてい
ない第三者が不正に使用制限を解除しようとしても、前
記の遅延回路3030のアイドリングのために、時間が
かかりすぎ、そのことをもって不正解除を阻止する。
【0159】すなわち、試しの鍵データを鍵データレジ
スタ300に送出することにより、使用制限を解除する
鍵データを見つけようとする。しかし、認証回路302
が実際に認証動作を開始するのは、遅延回路3030に
よるアイドリング時間の経過後である。そして、認証は
おおむね否定的な結果となり、第三者は別の試しの鍵デ
ータで再試行する。試行は何度も何度も繰り返し行われ
るが、1回の試行のたびに遅延回路3030のアイドリ
ングがあり、なかなか使用制限を突破することができな
い。すなわち、しらみつぶし検索の効率を悪くすること
で、鍵データの不正入手を困難にする。
【0160】正規の利用者が正しい鍵データを設定した
ときは、遅延回路3030による一度だけのアイドリン
グがあるが、この場合には認証回路302は必ず正規の
鍵データであると認証し、使用制限解除信号310をア
クティブにする。このときの動作遅延はわずかなもので
ある。
【0161】この実施の形態の発展形として、正規の鍵
データが入力されたときに限り、遅延回路3030をイ
ンアクティブとし、正規でない鍵データが入力されたと
きに遅延回路3030をアクティブにするように構成す
るのがさらに好ましい。正規の鍵データのときは、アイ
ドリングなく、直ちにアクティブの使用制限解除信号3
10を出力することができる。
【0162】(実施の形態16)図20は本発明の実施
の形態16の使用制限制御回路の構成を示すブロック図
である。
【0163】この使用制限制御回路215は、鍵データ
レジスタ300と、認証回路301と、認証回路301
の出力側の遅延回路3040とを備えている。認証回路
301は、鍵データレジスタ300から使用許可用鍵デ
ータを受け取ったときに直ちに認証動作を開始し、認証
結果信号を出力するが、遅延回路3040は、その実効
的な出力を遅延させる。遅延回路3040がもつ所要の
アイドリング時間(遅延時間)の経過後に実質的な使用
制限解除信号310が出力される。
【0164】第三者による不正な使用制限解除に対する
防御機能は、上記と同様に発揮される。すなわち、しら
みつぶし検索の効率を悪くすることで、鍵データの不正
入手を困難にする。
【0165】(実施の形態17)図21は本発明の実施
の形態17の半導体集積回路の構成を示すブロック図で
ある。本実施の形態には図2、図3、図4の構成を適用
する。この半導体集積回路100は、その外部端子20
00から入力されてくる暗号化された使用許可用鍵デー
タを復号(暗号解除)する復号回路3050を備えてい
る。復号回路3050はメモリバス201に接続され、
復号した鍵データを使用制限制御回路204に供給する
ようになっている。鍵データを暗号化することで鍵デー
タの不正入手が困難になる。この場合、外部端子200
0と復号回路3050とが請求の範囲にいう「鍵情報取
得手段」に対応している。
【0166】なお、鍵データの復号をCPU200で行
うように構成してもよい。
【0167】(実施の形態18)本発明の実施の形態1
8は、半導体ウエハのカットの仕方によって、鍵専用パ
ッドの電位を高電位側電源VDDまたは低電位側電源G
NDのいずれかに固定することで、使用許可用鍵データ
の有り無しとするものである。
【0168】図22に半導体ウエハのカットの例を示
す。1000〜1005はカットライン、1006は電
源供給ライン、1007は機能ブロックである。カット
ライン1002とカットライン1004とは対になって
おり、また、カットライン1003とカットライン10
05は対になっている。これら2組は1つの半導体ウエ
ハにおいていずれか一方のみが選択される。
【0169】この場合、機能ブロック1007を有効化
する際には、カットライン1002,1004でカット
を行うことにより、電源供給ライン1006を低電位側
電源GNDから切り離し高電位側電源VDDに接続す
る。機能ブロック1007を無効化する際には、カット
ライン1003,1005でカットを行うことにより、
電源供給ライン1006を高電位側電源VDDから切り
離し低電位側電源GNDに接続する。
【0170】なお、半導体ウエハのダイシング装置に対
して、カットライン1002,1004の選択とカット
ライン1003,1005の選択とに前記の使用制限解
除信号310を利用することも考えられる。
【0171】(その他の実施の形態)上記では、第2の
タイマ203における使用制限/解除手段として、カウ
ントイネーブル510bに対する“1”の書き込みをマ
スクする例を示したが、タイマとしての機能を無効化す
るのであれば、いずれの制御信号・データをマスクする
のでもよい。
【0172】また、鍵データの提供者は半導体集積回路
の提供者と同一である例を述べているが、必ずしも同一
である必要はない。同一でない場合は鍵データの提供者
は鍵データの提供権を購入することになる。
【0173】なお、本半導体集積回路は、システムLS
Iのように多くの機能を集積する場合に有効である。シ
ステムLSIは同じような機能をもつ異なるシステムへ
も使用され、一部の機能はそのための機能となるケース
が多い。この面でも有利である。
【0174】また、上記では半導体集積回路が1つのL
SIによって構成される場合を示したが、複数のLSI
によって構成されていても構わない。例えば、メモリ部
は異なるプロセスで製造する場合、メモリ部とそれ以外
とを別チップで製造し、パッケージ内で1つの半導体集
積回路として組み立てるマルチチップモジュールなどに
おいて、本発明を適用することができる。
【0175】なお、上記実施の形態においては、半導体
集積回路100にCPU200を搭載してあるが、この
搭載は必ずしも必要ではなく、半導体集積回路100の
外部にあるCPUで制御するように構成してもよい。
【0176】以上で、半導体集積回路の構成についての
説明を終える。次に、上記の各半導体集積回路にかかわ
るビジネスシステムの実施の形態について説明する。
【0177】(実施の形態19)図23は本発明の実施
の形態19におけるビジネスシステムのシステム構成図
である。600は半導体集積回路100を開発・生産し
販売する提供者であり、601,602は半導体集積回
路100を購入・利用する第1および第2の利用者であ
る。610は提供者600が半導体集積回路100を第
1の利用者601に提供することを示し、611は提供
者600が半導体集積回路100を第2の利用者602
に提供することを示す。612は提供者600が使用許
可用鍵データを第2の利用者602に提供することを示
す。
【0178】620は第1の利用者601が提供者60
0に対して半導体集積回路100の提供に対する対価を
支払うことを示し、621は第2の利用者602が提供
者600に対して半導体集積回路100の提供に対する
対価を支払うことを示す。
【0179】622は第2の利用者602が提供者60
0に対して鍵データの提供に対する対価を支払うことを
示している。
【0180】第2の利用者602は、半導体集積回路1
00の鍵データレジスタ300に処理612で提供され
た鍵データを格納するための処理を行う。これにより、
認証回路301での認証が行われる。これが認証ステッ
プに対応する。
【0181】鍵データレジスタ300に格納された鍵デ
ータが正しいと認証された場合は、認証回路301から
の使用制限解除信号310が有効を示す“1”になり、
第2の使用制限付き機能モジュールの使用制限が解除さ
れる。これが使用制限を解除するステップに対応する。
【0182】上記より、鍵データの提供を受けていない
第1の利用者601は第2の使用制限付き機能モジュー
ルを使用できない状態で半導体集積回路100を使用す
る。第2の使用制限付き機能モジュールを使用しないの
で対価620のみを支払うだけでよい。
【0183】第2の利用者602は第2の使用制限付き
機能モジュールが使用可能な半導体集積回路100を使
用するが、その半導体集積回路100は第1の利用者6
01が使用する状態の半導体集積回路100よりも付加
価値が高い。そのため、半導体集積回路100に対する
対価621と鍵データに対する対価622の両方を支払
う必要がある。
【0184】提供者600にとって、付加価値に対する
値付けを合理的に行うことができるというメリットがあ
る。
【0185】また、半導体集積回路100の開発/生産
時に第1の利用者601向けに第2の使用制限付き機能
モジュールを取り除いた半導体集積回路を開発・生産す
る必要がない。
【0186】また逆に、もともと第2の使用制限付き機
能モジュールを搭載しない半導体集積回路を第1の利用
者601に提供している場合は、第2の利用者602向
けに第2の使用制限付き機能モジュールを搭載した半導
体集積回路を開発・生産する必要がない。
【0187】これにより、半導体集積回路は1品種のみ
開発すればよいので開発費を削減でき、生産においては
品種が1つなので量産効果が出やすく、コスト削減の効
果が大きくなる可能性が高いというメリットがある。
【0188】本実施の形態の変形として、処理612の
鍵データの提供において、半導体集積回路に搭載の使用
制限付き機能モジュールが複数種類あり、そのうちの1
つに対応した鍵データを提供する場合と、複数の鍵デー
タを提供する場合とがある。いずれも、提供した鍵デー
タにより対応する使用制限付き機能モジュールの使用制
限を解除することになるが、対価622の支払いは使用
制限解除したモジュールの機能の価値に応じて定めるこ
とが可能である。
【0189】(実施の形態20)図24は本発明の実施
の形態20におけるビジネスシステムのシステム構成図
である。図23に比べて対価622の代わりに、第2の
使用制限付き機能モジュールの設計情報623を利用者
が半導体集積回路の提供者に与える点が異なる。
【0190】提供者600は、第2の利用者602から
設計情報623の提供を受け、それに基づいて第2の使
用制限付き機能モジュールを設計・実装する。
【0191】第2の利用者602は、処理612により
鍵データを提供されるため第2の使用制限付き機能モジ
ュールを使用することができるが、第1の利用者601
は鍵データを提供されないので第2の使用制限付き機能
モジュールを使うことができない。第2の使用制限付き
機能モジュールの使用制限解除により半導体集積回路1
00の付加価値が高くなるため、第2の利用者602
は、自己が創作するシステムにおいて、第1の利用者6
01に対して差別化を図ることができる。
【0192】このケースにおいても、半導体集積回路1
00の開発/生産時に第1の利用者601向けに第2の
使用制限付き機能モジュールを取り除いた半導体集積回
路を開発・生産する必要がない。これにより、半導体集
積回路は1品種のみ開発すればよいので開発費を削減で
きる。また、生産においては品種が1つなので量産効果
が出やすく、コスト削減の効果が大きくなる可能性が高
いというメリットがある。
【0193】(実施の形態21)図25は本発明の実施
の形態21におけるビジネスシステムのシステム構成図
である。
【0194】第1の利用者601は提供者600に対し
て第1の使用制限付き機能モジュールMaの設計情報S
aを与える(631)。また、第2の利用者602は提
供者600に対して第2の使用制限付き機能モジュール
Mbの設計情報Sbを与える(641)。これら2つの
機能モジュールは互いに異なるものである。
【0195】提供者600は、提供された設計情報S
a,Sbに基づいてそれぞれの使用制限付き機能モジュ
ールMa,Mbをともに実装した半導体集積回路を製造
する。
【0196】提供者600は、2つの使用制限付き機能
モジュールMa,Mbを搭載した半導体集積回路を第1
の利用者601に提供する(632)。同様に、同じ仕
様の半導体集積回路を第2の利用者602に提供する
(642)。
【0197】また、提供者600は、第1の利用者60
1に対しては、第1の使用制限付き機能モジュールMa
の使用制限を解除するための第1の鍵データKaを提供
する(633)。同様に、第2の利用者602に対して
は、第2の使用制限付き機能モジュールMbの使用制限
を解除するための第2の鍵データKbを提供する(64
3)。
【0198】第1の利用者601は、提供された第1の
鍵データKaを用いて第1の使用制限付き機能モジュー
ルMaの使用制限を解除する。そして、第1の利用者6
01は、提供者600に対して、半導体集積回路に対す
る対価を支払う(634)とともに、第1の鍵データK
aに対する対価を支払う(635)。
【0199】また、第2の利用者602は、提供された
第2の鍵データKbを用いて第1の使用制限付き機能モ
ジュールMbの使用制限を解除する。そして、第2の利
用者602は、提供者600に対して、半導体集積回路
に対する対価を支払う(644)とともに、第2の鍵デ
ータKbに対する対価を支払う(645)。
【0200】この場合、第1の利用者601は第2の鍵
データKbの提供を受けていないので、第2の使用制限
付き機能モジュールMbを使うことができない。また、
第2の利用者602は第1の鍵データKaの提供を受け
ていないので、第1の使用制限付き機能モジュールMa
を使うことができない。すなわち、排他的な関係となっ
ている。
【0201】第1の利用者601にとっても第2の利用
者602にとっても使用することのない不必要な機能モ
ジュールが搭載されている。しかし、仕様を共通化する
ことによる量産効果により価格を抑えることができる。
後日の機能拡張にも柔軟に対応することができる。
【0202】(実施の形態22)実施の形態22は半導
体集積回路の提供者側のコンピュータと利用者側のコン
ピュータとの間で通信回線を介して行う電子商取引での
ビジネス方法に関するものである。図26は本発明の実
施の形態22におけるビジネスシステムのシステム構成
図である。
【0203】提供者側コンピュータC10、利用者側コ
ンピュータC20および金融機関コンピュータC30が
通信回線C40を介して互いに接続されている。通信回
線C40は、前記3つのコンピュータ相互の通信をダイ
レクトに行ってもよいし、プロバイダのサーバーコンピ
ュータ(図示省略)を経由するのでもよい。提供者側コ
ンピュータC10としては、半導体集積回路のメーカ側
のコンピュータの場合もあるし、販売者側のコンピュー
タの場合もある。利用者側コンピュータC20について
は、複数の利用者それぞれに対応した複数のコンピュー
タが個別的に通信回線C40に接続されている。金融機
関コンピュータC30は、提供者側と利用者側の双方が
共通に契約している金融機関のコンピュータであり、電
子マネーの送受信決済が可能なものである。それには、
もちろん充分なセキュリティ機能が備えられている。こ
こで金融機関コンピュータC30は単一に限るものでは
なく、金融機関の内部において独自の専用の通信回線を
介して接続された複数のコンピュータのネットワークを
含む場合もある。その場合の金融機関は1社に限るもの
ではなく、複数社にわたる場合がある。
【0204】1つまたは複数の使用制限付き機能モジュ
ールが搭載された半導体集積回路が何らかの流通経路を
経て提供者側から利用者側へ提供される。
【0205】利用者側からの提供者側に対する使用制限
付き機能モジュールを指定しての鍵データの要請が行わ
れる。その要請については、利用者側コンピュータC2
0から通信回線C40を介しての提供者側コンピュータ
C10へのアクセスで行う場合のほか、電話、ファクシ
ミリ、郵便、口頭などなんであってもよい。機能モジュ
ールの指定については単数でも複数でもよい。
【0206】前記の要請を受けると、提供者側コンピュ
ータC10は前記の要請にかかわる鍵データを通信回線
C40を介して利用者側コンピュータC20に送信す
る。
【0207】鍵データの送信については、次のモードが
考えられ、そのいずれでもよい。
【0208】1つのモードは、提供者側コンピュータC
10の内部処理で、前記要請の受理、記録、判断、該当
鍵データの抽出、抽出鍵データの送信、記録などすべて
の処理ステップを自動的に実行するものである。別のモ
ードは、上記複数の処理ステップの何れかをコンピュー
タオペレータの人為的作業を伴って遂行するものであ
る。いずれのモードでも、コンピュータに付属のデータ
ベースを利用する。
【0209】通信回線C40を介して利用者側コンピュ
ータC20に鍵データを受信した利用者側は、その鍵デ
ータを用いて使用制限付き機能モジュールの使用制限を
解除する。この解除に際して、鍵データをどのような形
態で使用するかは任意である。利用者側コンピュータC
20と半導体集積回路とを直接につないで解除処理を行
うのでもよいし、利用者側コンピュータC20から取り
出した鍵データを専用のコンピュータまたは専用の装置
に与えて解除処理を行うのでもよい。この場合の鍵デー
タの取り出しは、ローカルエリアネットワークを介して
の転送でもよいし、FDやCD‐Rなどのリムーバブル
な記録媒体を介してのものでもよい。
【0210】利用者側コンピュータC20は鍵データの
使用に対する対価に相当する電子マネーの決済を伴う決
済情報を通信回線C40に送信する。その場合に、鍵デ
ータの使用の対価とともに、半導体集積回路自体の対価
についての決済情報とするのでもよい。本実施の形態の
場合、その決済情報は金融機関コンピュータC30にお
いて受信される。なお、別形態として、提供者側コンピ
ュータC10が直接に受信するようにしてもよい。
【0211】決済情報を受信した金融機関コンピュータ
C30は、利用者側の口座と提供者側の口座との間で電
子マネーの決済処理を実行する。上記の決済処理を終え
ると、金融機関コンピュータC30は、その決済処理が
済んだことを含む決済情報を利用者側コンピュータC2
0および提供者側コンピュータC10に通信回線C40
を介して送信する。提供者側コンピュータC10は受信
した決済情報をハードディスクなどの記録媒体に記録す
る。利用者側コンピュータC20も受信した決済情報を
記録する。
【0212】上記において、金融機関コンピュータC3
0を介在せずに、電子決済を行ってもよい。その場合
は、利用者側コンピュータC20から提供者側コンピュ
ータC10に直接に電子マネーを送信するとともに、決
済情報を送信する。
【0213】なお、上記において、鍵データの送信は、
半導体集積回路の対価の支払い完了を条件としてもよ
い。
【0214】(実施の形態23)実施の形態23は利用
者側から提供者側に設計情報を提供する場合の電子商取
引のビジネス方法に関するものである。図27は本発明
の実施の形態23におけるビジネスシステムのシステム
構成図である。
【0215】利用者側コンピュータC20から通信回線
C40を介して提供者側コンピュータC10に機能モジ
ュールについての設計情報を送信する。その設計情報は
利用者が開発したものであり、その設計情報に基づく機
能モジュールを搭載した半導体集積回路の製造を提供者
側に依頼する。提供者側コンピュータC10においてそ
の設計情報を受信し、ハードディスクなどの記録媒体に
設計情報を記録する。
【0216】提供者側では前記の受信した設計情報に基
づいて開発した機能モジュールを搭載した半導体集積回
路を製造する。このとき、その機能モジュールは使用制
限付きの状態で製造する。製造した半導体集積回路が何
らかの流通経路を経て提供者側から利用者側へ提供され
る。また、適当な時期に提供者側コンピュータC10か
ら通信回線C40を介して、前記設計情報に対応した使
用制限付き機能モジュールについて、その使用制限を解
除するための鍵データを利用者側コンピュータC20に
送信する。利用者側コンピュータC20では、受信した
鍵データを記録した上で、その鍵データを用いて使用制
限付き機能モジュールの使用制限を解除する。
【0217】この実施の形態の場合、電子決済はしない
ことを原則とする。ただし、提供者側と利用者側との取
り決めにより、対価の一部を利用者側で負担することと
した場合には、実施の形態22と同様に通信回線C40
を介しての電子決済を行うこととしてもよい。
【0218】
【発明の効果】半導体集積回路についての本発明によれ
ば、共通の品種の半導体集積回路を要求の異なる複数の
利用者に提供する場合、要求に応じて使用許可用鍵情報
の提供を介して使用制限付き機能モジュールの使用制限
を解除し、それに対して適切な対価を得ることができ
る。すなわち、利用者が必要とする機能に対しては対価
を得、利用者が必要としない機能は使用制限することが
できる。
【0219】また、利用者が機能拡張を望む場合に使用
許可用鍵情報を提供し、使用制限付き機能モジュールの
使用制限を解除するというように展開することも可能で
ある。このようにすれば、半導体集積回路を変更するこ
となく、機能拡張が可能となり、機能拡張の対価を使用
許可用鍵情報の対価として得ることができる。
【0220】また、半導体集積回路を少ない品種で開発
・生産することから量産効果が得られる。一部の利用者
には不要な機能搭載となるが、価格上昇は上記の量産効
果によって緩和することができる。
【0221】また、使用制限付き機能モジュールの設計
情報を提供した利用者には当該機能モジュールの使用制
限を解除する使用許可用鍵情報を提供し、他の利用者に
対しては当該使用許可用鍵情報を提供しないことで、そ
の使用制限付き機能モジュールを他の利用者から隠蔽す
ることができる。
【0222】また、使用許可用鍵情報を不正に取得しに
くくする効果もある。
【0223】また、ビジネス方法についての本発明によ
れば、半導体集積回路の機能モジュールごとに価格を設
定できるようになり、ある使用制限付き機能モジュール
を使用するか否かは使用許可用鍵情報の媒介でコントロ
ール可能となり、複数の利用者要求仕様を満たすことと
対価負担の合理的なバランスを実現することができる。
また、当初は使わなくても、機能拡張に際して使用許可
用鍵情報の入手を通じていつでも希望の機能モジュール
を使用できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の半導体集積回路の概
略構成を示すブロック図
【図2】 実施の形態1の使用制限制御回路のブロック
【図3】 実施の形態1のタイマのレジスタの構成説明
【図4】 実施の形態1の第2のタイマのブロック図
【図5】 本発明の実施の形態2の半導体集積回路の概
略構成を示すブロック図
【図6】 本発明の実施の形態3の半導体集積回路の概
略構成を示すブロック図
【図7】 本発明の実施の形態4の半導体集積回路の概
略構成を示すブロック図
【図8】 本発明の実施の形態5の半導体集積回路の概
略構成を示すブロック図
【図9】 本発明の実施の形態6の認証回路の概念図、
具体的回路構成図および真理値表
【図10】 本発明の実施の形態7の半導体集積回路の
概略構成を示すブロック図
【図11】 本発明の実施の形態8の半導体集積回路の
概略構成を示すブロック図
【図12】 実施の形態8の使用制限制御回路のブロッ
ク図
【図13】 本発明の実施の形態9の半導体集積回路の
概略構成を示すブロック図
【図14】 本発明の実施の形態10のクロック切替回
路のブロック図
【図15】 本発明の実施の形態11の半導体集積回路
の概略構成を示すブロック図
【図16】 本発明の実施の形態12の半導体集積回路
の概略構成を示すブロック図
【図17】 本発明の実施の形態13の半導体集積回路
の概略構成を示すブロック図
【図18】 本発明の実施の形態14の使用制限制御回
路の構成を示すブロック図
【図19】 本発明の実施の形態15の使用制限制御回
路の構成を示すブロック図
【図20】 本発明の実施の形態16の半導体集積回路
の概略構成を示すブロック図
【図21】 本発明の実施の形態17の半導体集積回路
の概略構成を示すブロック図
【図22】 本発明の実施の形態18の半導体ウエハの
カット例の説明図
【図23】 本発明の実施の形態19のビジネスシステ
ムのシステム構成図
【図24】 本発明の実施の形態20のビジネスシステ
ムのシステム構成図
【図25】 本発明の実施の形態21のビジネスシステ
ムのシステム構成図
【図26】 本発明の実施の形態22のビジネスシステ
ムのシステム構成図
【図27】 本発明の実施の形態23のビジネスシステ
ムのシステム構成図
【図28】 従来の半導体集積回路の概略ブロック図
【符号の説明】
100 半導体集積回路 200 CPU 201 メモリバス 202 第1のタイマ 203 第2のタイマ 204,214,215,704,806 使用制限
制御回路 300 鍵データレジスタ 301,302 認証回路 310 使用制限解除信号 517 使用制限/解除回路 600 半導体集積回路の提供者 601 第1の利用者 602 第2の利用者 803 機能回路 1100 クロック生成回路 1200 クロック切替回路 2000 外部端子 2010 不揮発性メモリ 2020,2030 鍵データ保持用レジスタ 2031 アンテナ 2032 復調回路 3000 無効化手段 3010 電源供給制御手段 3020 クロック供給制御手段 3030,3040 遅延回路 3050 復号回路 C10 提供者側コンピュータ C20 利用者側コンピュータ C30 金融機関コンピュータ C40 通信回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F038 DF04 DF05 DF10 DF11 DF14 DF20 EZ20

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用制限解除情報が無効の状態で使用が
    制限された少なくとも1つの使用制限付き機能モジュー
    ルと、 前記使用制限付き機能モジュールを有効化するための使
    用許可用鍵情報を取得する鍵情報取得手段と、 前記鍵情報取得手段から与えられた前記使用許可用鍵情
    報をあらかじめ保有している使用許可情報に基づいて認
    証し、該当するときに限り前記使用制限解除情報を有効
    にして前記使用制限付き機能モジュールに与え使用許可
    する使用制限制御手段とを備えている半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 前記使用制限制御手段は、 前記使用許可用鍵情報を保持する鍵情報保持手段と、 前記鍵情報保持手段が保持した前記使用許可用鍵情報を
    あらかじめ設定されている使用許可情報に基づいて認証
    し、該当するときに限り前記使用制限解除情報を有効に
    する認証手段とから構成されている請求項1に記載の半
    導体集積回路。
  3. 【請求項3】 前記鍵情報取得手段は、中央演算処理装
    置がプログラムに従って前記使用許可用鍵情報を生成
    し、生成した使用許可用鍵情報を前記使用制限制御手段
    に与える処理である請求項1または請求項2に記載の半
    導体集積回路。
  4. 【請求項4】 前記鍵情報取得手段は、外部から前記使
    用許可用鍵情報を設定可能な外部端子を含む請求項1ま
    たは請求項2に記載の半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 前記鍵情報取得手段は、前記使用許可用
    鍵情報を保持する不揮発性メモリを含む請求項1または
    請求項2に記載の半導体集積回路。
  6. 【請求項6】 前記不揮発性メモリは、外部から前記使
    用許可用鍵情報が書き込まれる情報入力端子を付帯し、
    書き込まれた使用許可用鍵情報が中央演算処理装置によ
    って読み出されて前記使用制限制御手段に与えられる請
    求項5に記載の半導体集積回路。
  7. 【請求項7】 前記不揮発性メモリは、中央演算処理装
    置がプログラムに従って生成した前記使用許可用鍵情報
    が書き込まれ、書き込まれた使用許可用鍵情報が前記中
    央演算処理装置によって読み出されて前記使用制限制御
    手段に与えられる請求項5に記載の半導体集積回路。
  8. 【請求項8】 前記鍵情報取得手段は、中央演算処理装
    置がプログラムに従って生成した前記使用許可用鍵情報
    を格納するレジスタを含み、前記中央演算処理装置がプ
    ログラムに従って前記レジスタから前記使用許可用鍵情
    報を読み出し、読み出した前記使用許可用鍵情報を前記
    使用制限制御手段に与える請求項1または請求項2に記
    載の半導体集積回路。
  9. 【請求項9】 前記鍵情報取得手段は、電磁波により外
    部から与えられる前記使用許可用鍵情報を受信する情報
    受信手段と、前記情報受信手段が受信した前記使用許可
    用鍵情報を復調する復調手段と、前記復調手段が復調し
    た使用許可用鍵情報を保持するレジスタとを含む請求項
    1または請求項2に記載の半導体集積回路。
  10. 【請求項10】 前記鍵情報取得手段は、暗号化された
    前記使用許可用鍵情報を復号する復号手段を含む請求項
    1から請求項9までのいずれかに記載の半導体集積回
    路。
  11. 【請求項11】 前記使用制限制御手段は、Nビット長
    の前記使用許可情報に対応した論理回路であり、前記論
    理回路にNビット長の前記使用許可用鍵情報を入力した
    ときの前記論理回路の出力を前記使用制限解除情報とす
    る請求項1に記載の半導体集積回路。
  12. 【請求項12】 前記使用制限付き機能モジュールは、
    前記使用制限制御手段から与えられる前記使用許可用鍵
    情報によって制御され、無効状態から有効状態へ切り替
    えられる使用制限/解除手段を付帯している請求項1に
    記載の半導体集積回路。
  13. 【請求項13】 前記使用制限/解除手段は、前記使用
    制限付き機能モジュールへ入力する制御信号またはデー
    タを無効化する手段である請求項12に記載の半導体集
    積回路。
  14. 【請求項14】 前記使用制限/解除手段は、前記使用
    制限付き機能モジュールが出力する制御信号またはデー
    タを無効化する手段である請求項12に記載の半導体集
    積回路。
  15. 【請求項15】 前記使用制限/解除手段は、前記使用
    制限付き機能モジュールへの電源供給を制限する手段で
    ある請求項12に記載の半導体集積回路。
  16. 【請求項16】 前記使用制限/解除手段は、前記使用
    制限付き機能モジュールへのクロック供給を制限する手
    段である請求項12に記載の半導体集積回路。
  17. 【請求項17】 使用制限制御手段は、前記鍵情報取得
    手段から前記使用許可用鍵情報が与えられたとき、前記
    使用制限解除情報を有効するか否かの認証において、所
    要のアイドリング時間を有している請求項1に記載の半
    導体集積回路。
  18. 【請求項18】 前記使用制限制御手段は、複数の使用
    制限付き機能モジュールに対する前記使用許可用鍵情報
    が共通で、かつ前記複数の使用制限付き機能モジュール
    を排他的に有効化する請求項1に記載の半導体集積回
    路。
  19. 【請求項19】 前記使用制限/解除手段は、前記使用
    制限制御手段から前記使用制限解除情報が与えられたと
    き、前記使用制限付き機能モジュールを有効化する処理
    において、所要のアイドリング時間を有している請求項
    1に記載の半導体集積回路。
  20. 【請求項20】 前記使用制限付き機能モジュールがタ
    イマ回路である請求項1から請求項19までのいずれか
    に記載の半導体集積回路。
  21. 【請求項21】 前記使用制限付き機能モジュールがク
    ロック生成回路である請求項1から請求項19までのい
    ずれかに記載の半導体集積回路。
  22. 【請求項22】 前記使用制限付き機能モジュールがク
    ロック切替回路である請求項1から請求項19までのい
    ずれかに記載の半導体集積回路。
  23. 【請求項23】 前記使用制限付き機能モジュールがデ
    バッグ用回路である請求項1から請求項19までのいず
    れかに記載の半導体集積回路。
  24. 【請求項24】 前記使用制限付き機能モジュールがメ
    モリである請求項1から請求項19までのいずれかに記
    載の半導体集積回路。
  25. 【請求項25】 少なくとも1つの使用制限付き機能モ
    ジュールを搭載した半導体集積回路を利用者に提供する
    ステップと、 前記使用制限付き機能モジュールに対応する使用許可用
    鍵情報の使用許可を前記利用者に与えるステップと、 前記使用許可が与えられた使用許可用鍵情報を用いてこ
    の使用許可用鍵情報に該当する使用制限付き機能モジュ
    ールの使用制限を解除するステップと、 前記使用許可用鍵情報の使用許可に対する対価を前記利
    用者から得るステップとを含む半導体集積回路に関する
    ビジネス方法。
  26. 【請求項26】 複数種類の使用制限付き機能モジュー
    ルを搭載した半導体集積回路を利用者に提供するステッ
    プと、 前記複数種類の使用制限付き機能モジュールのうちの少
    なくとも1つに対応する使用許可用鍵情報の使用許可を
    前記利用者に与えるステップと、 前記使用許可が与えられた少なくとも1つの使用許可用
    鍵情報を用いてこの使用許可用鍵情報に該当する少なく
    とも1つの使用制限付き機能モジュールの使用制限を解
    除するステップと、 前記使用許可用鍵情報の使用許可に対する対価を前記利
    用者から得るステップとを含む半導体集積回路に関する
    ビジネス方法。
  27. 【請求項27】 請求項26に記載の半導体集積回路に
    関するビジネス方法において、 前記使用許可用鍵情報の使用許可を与えるステップにお
    いて、複数種類の使用制限付き機能モジュールに対応す
    る複数の使用許可用鍵情報の使用許可を与え、 前記使用制限を解除するステップにおいて、前記使用許
    可が与えられた複数の使用許可用鍵情報を用いてこれら
    複数の使用許可用鍵情報のそれぞれに該当する複数種類
    の使用制限付き機能モジュールの使用制限を解除し、 前記対価を得るステップにおいて、前記複数の使用許可
    用鍵情報の使用許可に対する対価を得るようにした半導
    体集積回路に関するビジネス方法。
  28. 【請求項28】 半導体集積回路に搭載すべき機能モジ
    ュールの設計情報を利用者から入手するステップと、 前記入手した設計情報に基づく少なくとも1つの使用制
    限付き機能モジュールを搭載した半導体集積回路を前記
    利用者に提供するステップと、 前記使用制限付き機能モジュールに対応する使用許可用
    鍵情報の使用許可を前記利用者に与えるステップと、 前記使用許可が与えられた使用許可用鍵情報を用いてこ
    の使用許可用鍵情報に該当する使用制限付き機能モジュ
    ールの使用制限を解除するステップとを含む半導体集積
    回路に関するビジネス方法。
  29. 【請求項29】 半導体集積回路に搭載すべき機能モジ
    ュールの設計情報を第1の利用者から入手するステップ
    と、 前記半導体集積回路に搭載すべき前記機能モジュールと
    は別の機能モジュールの設計情報を第2の利用者から入
    手するステップと、 前記第1および第2の利用者から入手した各設計情報に
    基づく複数種類の使用制限付き機能モジュールを搭載し
    た半導体集積回路を前記第1の利用者に提供するステッ
    プと、 前記半導体集積回路と同一仕様の半導体集積回路を前記
    第2の利用者に提供するステップと、 前記第1の利用者からの設計情報に基づく前記使用制限
    付き機能モジュールに対応する第1の使用許可用鍵情報
    の使用許可を前記第1の利用者に与えるステップと、 前記第1の利用者において前記使用許可が与えられた第
    1の使用許可用鍵情報を用いてこの第1の使用許可用鍵
    情報に該当する使用制限付き機能モジュールの使用制限
    を解除するステップと、 前記第2の利用者からの設計情報に基づく前記使用制限
    付き機能モジュールに対応する第2の使用許可用鍵情報
    の使用許可を前記第2の利用者に与えるステップと、 前記第2の利用者において前記使用許可が与えられた第
    2の使用許可用鍵情報を用いてこの第2の使用許可用鍵
    情報に該当する使用制限付き機能モジュールの使用制限
    を解除するステップとを含む半導体集積回路に関するビ
    ジネス方法。
  30. 【請求項30】 提供者側のコンピュータと利用者側の
    コンピュータとの間で通信回線を介して半導体集積回路
    についての電子商取引を行う方法であって、 前記提供者側コンピュータから前記通信回線を介して前
    記利用者側コンピュータに使用制限付き機能モジュール
    に対応する使用許可用鍵情報を送信するステップと、 前記使用許可用鍵情報の前記利用者側における使用に対
    する決済情報が前記利用者側コンピュータから前記通信
    回線に送信された場合に、前記決済情報を前記提供者側
    コンピュータが受信するステップとを含む半導体集積回
    路に関するビジネス方法。
  31. 【請求項31】 前記利用者側コンピュータから前記提
    供者側コンピュータへの決済情報の送信は、前記通信回
    線に接続されている金融機関コンピュータを介して行う
    請求項30に記載の半導体集積回路に関するビジネス方
    法。
  32. 【請求項32】 提供者側のコンピュータと利用者側の
    コンピュータとの間で通信回線を介して半導体集積回路
    についての電子商取引を行う方法であって、 前記半導体集積回路に搭載すべき機能モジュールの設計
    情報が前記利用者側コンピュータから前記通信回線を介
    して前記提供者側コンピュータに送信された場合に、前
    記設計情報を前記提供者側コンピュータが受信するステ
    ップと、 前記設計情報に基づく使用制限付き機能モジュールに対
    応する使用許可用鍵情報を前記提供者側コンピュータか
    ら前記通信回線を介して前記利用者側コンピュータに送
    信するステップとを含む半導体集積回路に関するビジネ
    ス方法。
  33. 【請求項33】 請求項25から請求項32までのいず
    れかに記載の半導体集積回路に関するビジネス方法にお
    いて、 前記半導体集積回路として、 使用制限解除情報が無効の状態で使用が制限された少な
    くとも1つの使用制限付き機能モジュールと、 前記使用制限付き機能モジュールを有効化するための使
    用許可用鍵情報を取得する鍵情報取得手段と、 前記鍵情報取得手段から与えられた前記使用許可用鍵情
    報をあらかじめ保有している使用許可情報に基づいて認
    証し、該当するときに限り前記使用制限解除情報を有効
    にして前記使用制限付き機能モジュールに与え使用許可
    する使用制限制御手段と を備えた半導体集積回路を対象とし、 前記使用制限を解除するステップにおいて、前記鍵情報
    取得手段が前記使用許可用鍵情報を取得した上で、前記
    使用制限制御手段が前記使用許可用鍵情報を認証し、該
    当するときに限り前記使用制限解除情報を有効にして前
    記使用制限付き機能モジュールに与え使用許可するよう
    にした半導体集積回路に関するビジネス方法。
JP2002019764A 2001-02-02 2002-01-29 半導体集積回路および半導体集積回路に関するビジネス方法 Withdrawn JP2002305250A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002019764A JP2002305250A (ja) 2001-02-02 2002-01-29 半導体集積回路および半導体集積回路に関するビジネス方法
US10/060,290 US20020138752A1 (en) 2001-02-02 2002-02-01 Semiconductor integrated circuit and business method therewith

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-26930 2001-02-02
JP2001026930 2001-02-02
JP2002019764A JP2002305250A (ja) 2001-02-02 2002-01-29 半導体集積回路および半導体集積回路に関するビジネス方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002305250A true JP2002305250A (ja) 2002-10-18

Family

ID=26608853

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002019764A Withdrawn JP2002305250A (ja) 2001-02-02 2002-01-29 半導体集積回路および半導体集積回路に関するビジネス方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20020138752A1 (ja)
JP (1) JP2002305250A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002299556A (ja) * 2001-04-02 2002-10-11 Fujitsu Ltd 半導体集積回路
JP2007506267A (ja) * 2003-09-15 2007-03-15 エヌヴィディア コーポレイション 半導体機能回路のテストおよび構成のためのシステムおよび方法
US11811759B2 (en) 2018-02-16 2023-11-07 Megachips Corporation Information processing system

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4349788B2 (ja) * 2002-10-31 2009-10-21 パナソニック株式会社 半導体集積回路装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0622030B2 (ja) * 1988-10-03 1994-03-23 富士通株式会社 取引の正当性確認方式
JPH09114944A (ja) * 1995-10-19 1997-05-02 Nippon Conlux Co Ltd カード及びその処理装置
EP0798673A1 (en) * 1996-03-29 1997-10-01 Koninklijke KPN N.V. Method of securely loading commands in a smart card
US6575372B1 (en) * 1997-02-21 2003-06-10 Mondex International Limited Secure multi-application IC card system having selective loading and deleting capability
FR2764413B1 (fr) * 1997-06-10 1999-07-09 Sgs Thomson Microelectronics Procede d'authentification de circuit integre
JPH1127746A (ja) * 1997-07-03 1999-01-29 Sony Corp 携帯端末機
JPH11191149A (ja) * 1997-12-26 1999-07-13 Oki Electric Ind Co Ltd Icカード用lsiおよびその使用方法
US6185852B1 (en) * 1998-10-26 2001-02-13 Ronald F. Whalen Electronic weapon safety system
US6779113B1 (en) * 1999-11-05 2004-08-17 Microsoft Corporation Integrated circuit card with situation dependent identity authentication

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002299556A (ja) * 2001-04-02 2002-10-11 Fujitsu Ltd 半導体集積回路
JP2007506267A (ja) * 2003-09-15 2007-03-15 エヌヴィディア コーポレイション 半導体機能回路のテストおよび構成のためのシステムおよび方法
US11811759B2 (en) 2018-02-16 2023-11-07 Megachips Corporation Information processing system

Also Published As

Publication number Publication date
US20020138752A1 (en) 2002-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10419407B2 (en) System and method for controlling features on a device
TWI328189B (en) Apparatus for reconfiguring hardware resources and multiprocessor system
TW436747B (en) A circuit and method for configuring and registering a cryptographic device
US20020199110A1 (en) Method of protecting intellectual property cores on field programmable gate array
US9436848B2 (en) Configurator for secure feature and key manager
US8108941B2 (en) Processor, memory, computer system, system LSI, and method of authentication
TW200422833A (en) Memory device and electronic device using the same
JP2009516879A (ja) モービル・セキュリティ・システム及び方法
JP2015531924A (ja) 集積回路のセキュア機能及び鍵管理
JP2007524883A (ja) 下位互換性のあるセキュアプロセッサとそれによるセキュアソフトウェアの実行方法
US7610488B2 (en) Data processing device and method and program of same
US20220237333A1 (en) Secure coprocessor enforced system firmware feature enablement
JP3516162B2 (ja) 半導体集積回路
JP2004112461A (ja) データ処理方法、そのプログラムおよびその装置
JP2002305250A (ja) 半導体集積回路および半導体集積回路に関するビジネス方法
US20060294022A1 (en) Apparatus, system, and method for enabling a service
JPH09265254A (ja) 情報記憶媒体の相互認証システム
CN114925376A (zh) 设备使用时融入的智能技术
TWM583978U (zh) 使用實體載具儲存數位憑證以進行線上交易之系統
US20240211643A1 (en) Soc architecture with secure, selective peripheral enabling/disabling
JP2002229660A (ja) ソフトウェア流通管理システム、ソフトウェア流通管理方法、ソフトウェア使用管理アプレット、ソフトウェア使用管理アプレットを記録した媒体及びソフトウェア流通管理サーバ
CN118245428A (zh) 具有安全的、选择性的***设备启用/禁用的soc架构
JP2002287844A (ja) プログラムソフトのレンタルシステム
CN117035770A (zh) 一种基于nft技术的设备管理方法、装置、设备及介质
JP2004341569A (ja) 集積回路開発支援システム、集積回路開発支援方法、および集積回路開発支援装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081111

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20081209