JP2002305065A - コネクタ端子挿入口と電線との間の封止方法および防水コネクタ - Google Patents

コネクタ端子挿入口と電線との間の封止方法および防水コネクタ

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JP2002305065A
JP2002305065A JP2001105391A JP2001105391A JP2002305065A JP 2002305065 A JP2002305065 A JP 2002305065A JP 2001105391 A JP2001105391 A JP 2001105391A JP 2001105391 A JP2001105391 A JP 2001105391A JP 2002305065 A JP2002305065 A JP 2002305065A
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Japan
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connector terminal
rubber
electric wire
housing
sealing
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JP2001105391A
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Tamotsu Yoshida
保 吉田
Akihiko Ikeda
昭彦 池田
Jun Okabe
純 岡部
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Nippon Mektron KK
Original Assignee
Nippon Mektron KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多種多様な形状に対しても、スペースが小さ
い部分に対しても、高性能な封止を簡単に行うことので
きる、コネクタ端子挿入口と電線との間の封止方法およ
び防水コネクタを提供する。 【解決手段】 挿入口21を介して、コネクタ端子3を
ハウジング2に取り付けて、コネクタ端子3に接続され
た電線4と挿入口21との間の隙間に、ディスペンサー
によって、液状ゴムを充填し、充填した液状ゴムを硬化
して、ゴム状弾性体1を形成する。ここで、ゴム状弾性
体1は、貯蔵弾性率が104〜107Pa,損失弾性率の
範囲が103〜106Pa,ハウジング2及び電線4の被
覆に対する剥離力が0.05N/cm以上となるように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタ端子挿入
口と電線との間の封止方法および防水コネクタに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】電気的接続を行うためのコネクタにおい
ては、コネクタ端子の接続部への水等の浸入を防止する
ために、防水構造を備えた防水コネクタが広く知られて
いる。
【0003】このような防水コネクタにおいては、一般
的に、コネクタ端子に接続された電線と、ハウジングに
設けられたコネクタ端子挿入口との間の隙間を封止する
必要がある。
【0004】このような封止方法としては、従来、金型
を用いて加硫成形されたゴム栓により封止する技術(例
えば、特開2000−291801号公開公報に開示さ
れた技術)や、ポッティング樹脂を充填して封止する技
術(例えば、特開平11−329570号公開公報に開
示された技術)があった。
【0005】また、特開昭64−63282号公開公報
に開示された技術のように、ゲル状の成形材料を用い
て、ゲル状の封止剤に複数の孔を設けて、この孔に端子
を差し込み、ゲル状の封止剤の圧縮により封止するとい
う技術もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
【0007】上述したゴム栓を用いる方法の場合には、
用いるコネクタや電線サイズに対応するように、ゴム栓
を成形する必要があるため、各々に応じた金型が必要と
なってしまい、また、コネクタの小型化や多極化に対応
しにくいという問題がある。
【0008】また、ハウジングにゴム栓を挿入するため
のキャビティが必要となるため、その分コネクタのサイ
ズが大きくなり、これもコネクタの小型化の妨げとな
る。更に、ゴム栓を電線に装着したり、ゴム栓をハウジ
ングに装着したりという作業工程も必要であるので、作
業性が悪いという問題もある。
【0009】また、上述したポッティング樹脂を充填す
る方法の場合には、ハウジング材料や電線の被覆材料に
十分に接着させる必要があるが、各種材料に対応された
ものがなく、材料によっては十分に封止されないという
問題があった。
【0010】例えば、ポッティング樹脂としては、一般
的にエポキシ樹脂が利用されるが、この場合、オレフィ
ン系の電線被覆材料に対して接着性が悪く十分な封止性
能が得られなかった。また、エポキシ樹脂の場合には硬
いため、電線がこじられたり、激しく動いたりした場合
に、エポキシ樹脂と電線の被覆との界面に隙間が生じて
漏れが発生する場合があった。
【0011】また、上述したゲル状の成形材料を用いる
方法の場合には、端子を封止剤に設けた孔に挿入する際
に、封止剤を傷つけて封止性能を低下させてしまうとい
う問題があった。
【0012】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、多種
多様な形状に対しても、スペースが小さい部分に対して
も、高性能な封止を簡単に行うことのできる、コネクタ
端子挿入口と電線との間の封止方法および防水コネクタ
を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のコネクタ端子挿入口と電線との間の封止方法
にあっては、コネクタ端子に接続された電線と、ハウジ
ングに設けられたコネクタ端子挿入口との間の隙間を、
貯蔵弾性率が104〜107Pa,損失弾性率が103
a〜106Pa,ハウジング材料及び電線の被覆材料に
対する剥離力が0.05N/cm以上であるゴム状弾性
体で封止する、コネクタ端子挿入口と電線との間の封止
方法であって、前記コネクタ端子挿入口を介して、コネ
クタ端子をハウジングに取り付けた後に、該コネクタ端
子に接続された電線と前記コネクタ端子挿入口との間の
隙間に、前記ゴム状弾性体の素材となる液状ゴムを充填
する工程と、充填された液状ゴムを硬化して、前記ゴム
状弾性体を形成する工程と、を備えることを特徴とす
る。
【0014】なお、剥離力は、JIS Z 0237の
180度引きはがし法に準じて行った測定方法により得
た値である。以下も同様である。
【0015】従って、封止する部分に液状ゴムを充填す
るようにして封止する方法であるので、ゴム栓等を用い
る場合に比べて、封止する部分の形状や大きさに関係な
く、簡単に封止することができる。また、ゴム状弾性体
は、貯蔵弾性率が104〜107Pa,損失弾性率が10
3Pa〜106Pa,ハウジング材料及び電線の被覆材料
に対する剥離力が0.05N/cm以上であるので、粘
接着力を十分維持し、かつ、ゴムの変形を、密封性を維
持できる程度に抑えることができる。
【0016】また、上記目的を達成するために本発明の
コネクタ端子挿入口と電線との間の封止方法にあって
は、コネクタ端子に接続された電線と、ハウジングに設
けられたコネクタ端子挿入口との間の隙間を、貯蔵弾性
率が104〜107Pa,損失弾性率が103Pa〜106
Pa,ハウジング材料及び電線の被覆材料に対する剥離
力が0.05N/cm以上であるゴム状弾性体で封止す
る、コネクタ端子挿入口と電線との間の封止方法であっ
て、前記コネクタ端子に接続された電線の外周表面に、
前記ゴム状弾性体の素材となる液状ゴムを塗布する工程
と、前記コネクタ端子をハウジングに取り付けた後に、
塗布された液状ゴムを硬化して、前記ゴム状弾性体を形
成する工程と、を備えることを特徴とする。
【0017】従って、液状ゴムを電線に塗布してから、
コネクタ端子をハウジングに取り付けた後に封止する方
法であるので、ゴム栓等を用いる場合に比べて、封止す
る部分の形状や大きさに関係なく、簡単に封止すること
ができる。また、ゴム状弾性体は、貯蔵弾性率が104
〜107Pa,損失弾性率が103Pa〜106Pa,ハ
ウジング材料及び電線の被覆材料に対する剥離力が0.
05N/cm以上であるので、粘接着力を十分維持し、
かつ、ゴムの変形を、密封性を維持できる程度に抑える
ことができる。
【0018】また、上記目的を達成するために本発明の
コネクタ端子挿入口と電線との間の封止方法にあって
は、コネクタ端子に接続された電線と、ハウジングに設
けられたコネクタ端子挿入口との間の隙間を、貯蔵弾性
率が104〜107Pa,損失弾性率が103Pa〜106
Pa,ハウジング材料及び電線の被覆材料に対する剥離
力が0.05N/cm以上であるゴム状弾性体で封止す
る、コネクタ端子挿入口と電線との間の封止方法であっ
て、前記コネクタ端子に接続された電線の外周表面に、
前記ゴム状弾性体の素材となる液状ゴムを塗布する工程
と、塗布した液状ゴムを硬化させて前記ゴム状弾性体を
形成する工程と、前記コネクタ端子挿入口を介して、コ
ネクタ端子をハウジングに取り付ける工程と、を備える
ことを特徴とする。
【0019】従って、液状ゴムを電線に塗布してから、
これを硬化させた後に、コネクタ端子をハウジングに取
り付けて封止する方法であるので、ゴム栓等を用いる場
合に比べて、封止する部分の形状や大きさに関係なく、
簡単に封止することができる。また、ゴム状弾性体は、
貯蔵弾性率が104〜107Pa,損失弾性率が103
a〜106Pa,ハウジング材料及び電線の被覆材料に
対する剥離力が0.05N/cm以上であるので、粘接
着力を十分維持し、かつ、ゴムの変形を、密封性を維持
できる程度に抑えることができる。
【0020】また、上記目的を達成するために本発明の
コネクタ端子挿入口と電線との間の封止方法にあって
は、コネクタ端子に接続された電線と、ハウジングに設
けられたコネクタ端子挿入口との間の隙間を、貯蔵弾性
率が104〜105Pa,損失弾性率が103Pa〜106
Pa,ハウジング材料及び電線の被覆材料に対する剥離
力が0.05N/cm以上であるゴム状弾性体で封止す
る、コネクタ端子挿入口と電線との間の封止方法であっ
て、前記コネクタ端子に接続された電線の外周表面に、
テープまたはシート状のゴム状弾性体を巻き付ける工程
と、該ゴム状弾性体を巻き付けた後に、前記コネクタ端
子挿入口を介して、コネクタ端子をハウジングに取り付
ける工程と、を備えることを特徴とする。
【0021】従って、テープまたはシート状のゴム状弾
性体を電線に巻き付けてから、コネクタ端子をハウジン
グに取り付けて封止する方法であるので、ゴム栓等を用
いる場合に比べて、封止する部分の形状や大きさに関係
なく、簡単に封止することができる。また、ゴム状弾性
体は、貯蔵弾性率が104〜105Pa,損失弾性率が1
3Pa〜106Pa,ハウジング材料及び電線の被覆材
料に対する剥離力が0.05N/cm以上であるので、
粘接着力を十分維持し、かつ、ゴムの変形を、密封性を
維持できる程度に抑えることができる。
【0022】また、本発明の防水コネクタにあっては、
コネクタ端子挿入口が設けられたハウジングと、前記コ
ネクタ端子挿入口を介して該ハウジングに取り付けられ
るコネクタ端子と、前記コネクタ端子に接続された電線
と、前記コネクタ端子挿入口との間の隙間を封止するゴ
ム状弾性体を備えた防水コネクタにおいて、前記ゴム状
弾性体は、貯蔵弾性率が104〜107Pa,損失弾性率
が103Pa〜106Pa,ハウジング材料及び電線の被
覆材料に対する剥離力が0.05N/cm以上であるこ
とを特徴とする。
【0023】従って、ゴム状弾性体は、貯蔵弾性率が1
4〜105Pa,損失弾性率が10 3Pa〜106Pa,
ハウジング材料及び電線の被覆材料に対する剥離力が
0.05N/cm以上であるので、粘接着力を十分維持
し、かつ、ゴムの変形を、密封性を維持できる程度に抑
えることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0025】まず、図1を参照して、本発明の実施の形
態に係る防水コネクタについて説明する。図1は本発明
の実施の形態に係る防水コネクタの模式的断面図であ
る。なお、図ではオス側のコネクタのみ示したが、メス
側についても、端子形状やコネクタ形状については異な
るものの封止構造については同様の構成である。
【0026】図示のように、本実施の形態に係る防水コ
ネクタ10は、コネクタ端子用の挿入口21を有するハ
ウジング2と、ハウジング2に取り付けられるコネクタ
端子3と、コネクタ端子3に接続された電線4と、電線
4と挿入口21との間の隙間を封止するゴム状弾性体1
と、を備える。
【0027】ハウジング2,コネクタ端子3及び電線4
については、一般的な技術を適用できるので、ここでは
詳細説明は省略する。なお、これらの部材については、
本発明では、図示例に限らず各種構成のものを適用可能
である。
【0028】ゴム状弾性体1は、貯蔵弾性率が104
107Paのものを適用でき、特に、105Pa〜106
Paのものが好適である。
【0029】貯蔵弾性率がこの範囲よりも大きくなる
と、硬くなりすぎてしまい、粘接着性が低下し、ハウジ
ング2との粘接着力や電線4の被覆との粘接着力が低下
してしまう。例えば、架橋度の高いゴムや高充填のゴム
の場合、粘接着性が乏しく、ハウジング2や電線4から
剥離して漏れが発生しやすくなる。
【0030】一方、貯蔵弾性率がこの範囲よりも小さく
なると、変形し易くなりすぎてしまう。例えば、未架橋
のゴムの場合、ゴムに圧力が加わって、ゴムが変形(流
動)し過ぎると、隙間が生じて漏れが発生しやすくな
る。
【0031】また、ゴム状弾性体1は、損失弾性率の範
囲が103〜106Paのものを適用でき、特に、104
〜105Paのものが好適である。
【0032】損失弾性率がこの範囲よりも大きくなる
と、ハウジング2や電線4の被覆に対して粘接着し難く
なり、剥離による漏れが発生し易くなる。
【0033】一方、損失弾性率がこの範囲よりも小さく
なると、剥離による漏れ、およびゴムの変形や破壊によ
る漏れが発生し易くなる。
【0034】このように、貯蔵弾性率および損失弾性率
が上記の範囲にあれば、粘接着力を適正な範囲とするこ
とができ、更に、ゴムの変形量も適正な範囲とすること
ができるため、好適に漏れを防止できる。
【0035】更に、ゴム状弾性体1は、ハウジング2及
び電線4の被覆に対して、良好な粘接着性を示すことが
必要である。ここで、粘接着性の目安として、ハウジン
グ2及び電線4の被覆に対する剥離力が0.05N/c
m以上であることが必要であり、0.25N/cm以上
であれば、より好適である。
【0036】従って、ゴム状弾性体1は、ハウジング2
の材料、及び電線4の被覆の材料に対して、上記の性質
を有することが必要となる。なお、ハウジング2の材料
としては、例えば、ポリアミド樹脂やそのアロイ材など
があり、電線4の被覆としては、ポリ塩化ビニルやポリ
エチレンなどのオレフィン系材料がある。
【0037】また、ゴム状弾性体1の素材としては、例
えば、特公昭55−41651号公開公報に開示されて
いるようなハロゲン化ブチルゴムまたはブチルゴムのポ
リマーブレンドの組成物,特開平2−269157号公
開公報や特開平7−188558号公開公報に開示され
ているようなシリコーンゴムと粘着剤からなる組成物な
どのシリコーンゴム系材料,特開平11−315270
号公開公報に開示されているような(メタ)アクリル酸
エステルとオレフィン系重合体および粘着付与剤からな
るアクリルゴム系の組成物などを適用できる。
【0038】その他にも、スチレン・イソプレン・スチ
レンなどのブロックポリマーやアクリル酸エステル型系
のスチレン系ブロック共重合体(特公昭59−3314
8号公開公報に開示)や、柔軟かつ粘着性のあるウレタ
ンゲルなども適用できる。
【0039】次に、コネクタ端子挿入口と電線との間の
封止方法について、3つの実施の形態を説明する。
【0040】(第1の実施の形態)図2を参照して、本
発明の第1の実施の形態に係る、コネクタ端子挿入口と
電線との間の封止方法について説明する。図2は本発明
の第1の実施の形態に係る、コネクタ端子挿入口と電線
との間の封止方法の工程を示す工程図である。
【0041】まず、(a)から(b)に示すように、挿
入口21を介して、コネクタ端子3をハウジング2に取
り付ける。そして、(c)に示すように、コネクタ端子
3に接続された電線4と挿入口21との間の隙間に、注
入装置であるディスペンサー20によって、液状ゴム1
aを充填する。
【0042】その後、充填した液状ゴム1aを硬化し
て、ゴム状弾性体1を形成する(図1)。
【0043】ここで、液状ゴム1aの材料の粘度は、1
3〜105mPa・sのものを好適に利用できる。
【0044】この範囲よりも小さい場合には、コネクタ
端子3の接続部分が収容される部分等、所望の部分以外
の部分に液状ゴム1aが流入するおそれがあるので好ま
しくない。一方、この範囲よりも大きい場合には、コネ
クタ端子3に接続された電線4と挿入口21との間の隙
間に十分に液状ゴム1aが充填されないおそれがあり、
期待した効果が得られないおそれがある。
【0045】また、液状ゴム1aの材料の粘度は、上記
範囲内であって、かつ、充填する隙間の大きさ等に応じ
て適宜選択すると好適である。更に、注入時の粘度が低
く、注入後に粘度が増加するチキソ性を有するものであ
れば、より好適である。
【0046】また、液状ゴム1aを硬化する方法として
は、常温硬化型,加熱硬化型,湿気硬化型あるいは紫外
線硬化型のいずれの方法も選択することができるが、特
に、紫外線硬化型の場合には硬化速度が速く生産性に優
れるため、より効果的である。なお、上記の2つ以上を
併用することもできる。
【0047】以上のように本実施の形態の封止方法によ
れば、封止部に応じた形状寸法が必要となるゴム栓等を
用いる場合と比べて、封止部の形状や大きさに関係な
く、簡単に封止することができる。
【0048】また、封止剤を封入するためのキャビティ
を特に必要としないので、コネクタの小型化や端子数の
増加(多極化)に対応しやすく、様々な形状のコネクタ
に対応できる。
【0049】更に、ゴム栓の場合のようにハウジングに
ゴム栓を挿入する工程が不要となる。
【0050】しかも、上述のように、ハウジング材料や
電線被覆材料に粘接着するため、少量の封止材料によ
り、十分な封止性能を発揮する。また、封止剤は弾性変
形するゴム状弾性体であるので、電線がこじられても安
定した封止性能を発揮する。
【0051】(第2の実施の形態)図3を参照して、本
発明の第2の実施の形態に係る、コネクタ端子挿入口と
電線との間の封止方法について説明する。図3は本発明
の第2の実施の形態に係る、コネクタ端子挿入口と電線
との間の封止方法の工程を示す工程図である。
【0052】まず、図3(a),(b)に示すように、
コネクタ端子3をハウジング2に取り付ける前に、電線
4の外周表面に、液状ゴム1bを塗布する。
【0053】そして、その状態で、コネクタ端子3をハ
ウジング2に取り付けた後に、液状ゴム1bを硬化させ
てゴム状弾性体1を形成する(図3(c))。
【0054】また、図3(a),(b)に示すように、
コネクタ端子3をハウジング2に取り付ける前に、電線
4の外周表面に、液状ゴム1bを塗布し、その後、これ
を硬化してゴム状弾性体1を形成してから、コネクタ端
子3をハウジング2に取り付けることも可能である(図
3(c))。
【0055】ただし、後者の場合には、コネクタ端子3
をハウジング2に取り付ける際に、ゴム状弾性体1が好
適に隙間を充填し封止するように、ゴムが隙間の形状
(凹凸形状)に好適に追随すべく、ゴムの貯蔵弾性率は
低い方(104〜105Pa)が好ましい。例えば、架橋
密度が低く柔らかい材料が適している。
【0056】ここで、液状ゴム1aの材料の粘度や、液
状ゴム1aを硬化する方法に関しては上記第1の実施の
形態と同様であるので、その説明は省略する。
【0057】以上のようにして、本実施の形態の場合も
上記第1の実施の形態の場合と同様の効果を得ることが
できる。
【0058】(第3の実施の形態)図4を参照して、本
発明の第3の実施の形態に係る、コネクタ端子挿入口と
電線との間の封止方法について説明する。図4は本発明
の第3の実施の形態に係る、コネクタ端子挿入口と電線
との間の封止方法の工程を示す工程図である。
【0059】まず、図4(a),(b)に示すように、
コネクタ端子3をハウジング2に取り付ける前に、電線
4の外周表面に、テープまたはシート状の粘接着性のゴ
ム状弾性体1cを巻き付ける。
【0060】そして、その状態で、コネクタ端子3をハ
ウジング2に取り付ける(図4(c)。
【0061】ただし、この場合には、コネクタ端子3を
ハウジング2に取り付ける際に、ゴム状弾性体1が好適
に隙間を充填し封止するように、ゴムが隙間の形状(凹
凸形状)に好適に追随すべく、ゴムの貯蔵弾性率は低い
方(104〜105Pa)が好ましい。例えば、架橋密度
が低く柔らかい材料が適している。
【0062】液状ゴム1aの材料の粘度や、液状ゴム1
aを硬化する方法に関しては上記第1の実施の形態と同
様であるので、その説明は省略する。
【0063】以上のようにして、本実施の形態の場合も
上記第1の実施の形態の場合と同様の効果を得ることが
できる。
【0064】
【実施例】次に、上記実施の形態に基づくより具体的な
実施例を説明する。ここでは、各種材料に対する各種評
価結果を示す。
【0065】まず、評価に用いる材料についての特性を
図5に示す。図5は評価に用いる材料の特性を示す表図
である。
【0066】図5では、封止剤1〜8の材料に関して、
各々の貯蔵弾性率(E’)と損失弾性率(E”)と各種
材料に対する剥離力を示した。
【0067】より具体的には、弾性率の測定は、封止剤
をテフロン製の型に入れてシート状に硬化させた後にせ
ん断変形時の貯蔵弾性率(E’)と損失弾性率(E”)
を測定した。測定には、SII製の粘弾性測定装置DM
S110を用いて行った。
【0068】また、剥離力の測定は、PETフィルムに
封止剤を塗布して硬化させて粘着テープを得て、このテ
ープに被着体フィルムを貼り合わせた後に、180度引
き剥がし粘着力(剥離力)を測定した。剥離力の測定
は、JIS Z 0237に準じて行った。なお、被着
体フィルムの材料として、ポリアミド樹脂,ポリ塩化ビ
ニル及びポリエチレンを用いた。
【0069】また、各々の封止剤の素材は、封止剤1〜
6が光硬化型アクリル系液状ゴムであり、封止剤7がシ
リコンシーラントであり、封止剤8がウレタンゲルであ
る。
【0070】図6は各種評価の評価結果を示す表図であ
る。
【0071】評価試験としては、水浸みだし試験と耐圧
試験を行った。
【0072】水浸みだし試験は、封止剤により封止を行
った後の防水コネクタに対して、電線を90度折り曲げ
て、電線を伝わるように水を流し、シール内側(コネク
タ端子側)から水の浸みだしが見られるかを確認した。
【0073】耐圧試験は、封止剤による封止後の、オス
メス両方の防水コネクタを接続し、オスメスそれぞれ2
本づつ挿入された被覆電線のうち3本の端部を封止剤で
封止し、更に、その上からシールテープを巻いた。そし
て、残った未封止の被覆電線を圧力調整弁付きのエア配
管に接続し、コネクタ内部にエアを流し込み、封止部分
から漏れが発生した時の圧力を測定した。なお、測定中
に被覆電線を動かさずに静止させた状態と、90度に被
覆電線を折り曲げたり、こじったりした場合のそれぞれ
について評価した。
【0074】評価に用いたサンプルは次の通りである。
なお、サンプルには上記実施の形態に基づく複数の実施
例と、実施の形態には基づかない比較例とを採用した。
【0075】(実施例1)本実施例では、封止剤は上記
封止剤1を用いた。
【0076】封止方法としては、上記第1の実施の形態
の封止方法に基づいて行った。
【0077】より具体的には、図2に示すように、2本
のPVC被覆電線4の先端にそれぞれ接続されたコネク
タ端子3を、挿入口21を介して、ハウジング2に取り
付ける。
【0078】そして、電線4と挿入口21との間の隙間
に、ディスペンサー20によって、液状ゴム1a(封止
剤1)を充填し、その後、紫外線を1分間露光して、こ
れを硬化させてサンプルを得た。なお、紫外線照射は、
ウシオ電機(株)製のスポットUV照射装置を用い、積
算光を6000mJ/cm2とした。
【0079】(実施例2)封止剤に上記封止剤2を用い
たほかは、上記実施例1と同様にしてサンプルを得た。
【0080】(実施例3)封止剤に上記封止剤2を用
い、電線にPE被覆電線を用いたほかは、上記実施例1
と同様にしてサンプルを得た。
【0081】(実施例4)封止剤に上記封止剤3を用
い、電線にPE被覆電線を用いたほかは、上記実施例1
と同様にしてサンプルを得た。
【0082】(実施例5)本実施例では、封止剤は上記
封止剤2を用いた。
【0083】封止方法としては、上記第2の実施の形態
の封止方法に基づいて行った。
【0084】より具体的には、図3に示すように、2本
のPE被覆電線4の外周表面(封止部分に相当する位
置)に液状ゴム1b(封止剤2)を塗布した後に、電線
4に接続されたコネクタ端子3を、挿入口21を介し
て、ハウジング2に取り付ける。
【0085】そして、その後、積算光量6000mJ/
cm2の紫外線にて、液状ゴム1bを硬化させてサンプ
ルを得た。
【0086】(実施例6)上記実施例5では、コネクタ
端子3をハウジング2に取り付けた後に、液状ゴム1b
を硬化させたが、本実施例では、液状ゴム1bを硬化さ
せた後に、コネクタ端子3をハウジング2に取り付けて
サンプルを得た。その他の点は、上記実施例5と同様で
ある。
【0087】(実施例7)本実施例では、封止剤は上記
封止剤2を用い、予めシート状に硬化して、これを適当
な大きさにカッティングしたものを用いた。
【0088】封止方法としては、上記第3の実施の形態
の封止方法に基づいて行った。
【0089】より具体的には、図4に示すように、2本
のPE被覆電線4の外周表面(封止部分に相当する位
置)に、カッティングしたシート状のゴム状弾性体1c
を巻き付けて、電線4に接続されたコネクタ端子3を、
挿入口21を介して、ハウジング2に取り付けてサンプ
ルを得た。
【0090】(実施例8)封止剤に上記封止剤6を用い
たほかは、上記実施例1と同様にしてサンプルを得た。
【0091】(実施例9)封止剤に上記封止剤7を用
い、封止剤の硬化方法として、常温に2日間放置して硬
化させるようにしたほかは、上記実施例1と同様にして
サンプルを得た。
【0092】(実施例10)封止剤に上記封止剤8を用
い、封止剤の硬化方法として、100℃の下で30分間
放置して硬化させるようにしたほかは、上記実施例1と
同様にしてサンプルを得た。
【0093】(比較例1)封止剤に上記封止剤4を用い
たほかは、上記実施例1と同様にしてサンプルを得た。
【0094】(比較例2)封止剤に上記封止剤5を用い
たほかは、上記実施例1と同様にしてサンプルを得た。
【0095】(比較例3)封止剤に上記封止剤6を用
い、電線にPE被覆電線を用いたほかは、上記実施例1
と同様にしてサンプルを得た。
【0096】図6から明らかなように、比較例では封止
性能が不十分であるのに対して、各実施例では、封止性
能に優れ、また、電線をこじった場合でも安定した封止
性能を維持することを確認できた。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコネクタ
端子挿入口と電線との間の封止方法によれば、多種多様
な形状に対しても、スペースが小さい部分に対しても、
高性能な封止を簡単に行うことが可能となる。
【0098】また、使用する封止材料(封止剤)も少量
で封止を行うことが可能であり、コネクタの軽量化や多
極化に対応しやすい。
【0099】また、本発明の防水コネクタによれば、封
止性能が高く、電線がこじられるような場合であって
も、安定した封止性能を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る防水コネクタの模式
的断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る、コネクタ端
子挿入口と電線との間の封止方法の工程を示す工程図で
ある。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る、コネクタ端
子挿入口と電線との間の封止方法の工程を示す工程図で
ある。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係る、コネクタ端
子挿入口と電線との間の封止方法の工程を示す工程図で
ある。
【図5】評価に用いる材料の特性を示す表図である。
【図6】各種評価の評価結果を示す表図である。
【符号の説明】
1 ゴム状弾性体 1a,1b 液状ゴム 1c ゴム状弾性体 2 ハウジング 21 挿入口 3 コネクタ端子 4 電線 10 防水コネクタ 20 ディスペンサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡部 純 茨城県北茨城市磯原町上相田831−2 日 本メクトロン株式会社ケミテック事業部内 Fターム(参考) 5E051 BA01 5E087 KK03 LL03 LL12 LL16 RR12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コネクタ端子に接続された電線と、ハウジ
    ングに設けられたコネクタ端子挿入口との間の隙間を、
    貯蔵弾性率が104〜107Pa,損失弾性率が103
    a〜106Pa,ハウジング材料及び電線の被覆材料に
    対する剥離力が0.05N/cm以上であるゴム状弾性
    体で封止する、コネクタ端子挿入口と電線との間の封止
    方法であって、 前記コネクタ端子挿入口を介して、コネクタ端子をハウ
    ジングに取り付けた後に、該コネクタ端子に接続された
    電線と前記コネクタ端子挿入口との間の隙間に、前記ゴ
    ム状弾性体の素材となる液状ゴムを充填する工程と、 充填された液状ゴムを硬化して、前記ゴム状弾性体を形
    成する工程と、を備えることを特徴とするコネクタ端子
    挿入口と電線との間の封止方法。
  2. 【請求項2】コネクタ端子に接続された電線と、ハウジ
    ングに設けられたコネクタ端子挿入口との間の隙間を、
    貯蔵弾性率が104〜107Pa,損失弾性率が103
    a〜106Pa,ハウジング材料及び電線の被覆材料に
    対する剥離力が0.05N/cm以上であるゴム状弾性
    体で封止する、コネクタ端子挿入口と電線との間の封止
    方法であって、 前記コネクタ端子に接続された電線の外周表面に、前記
    ゴム状弾性体の素材となる液状ゴムを塗布する工程と、 前記コネクタ端子をハウジングに取り付けた後に、塗布
    された液状ゴムを硬化して、前記ゴム状弾性体を形成す
    る工程と、を備えることを特徴とするコネクタ端子挿入
    口と電線との間の封止方法。
  3. 【請求項3】コネクタ端子に接続された電線と、ハウジ
    ングに設けられたコネクタ端子挿入口との間の隙間を、
    貯蔵弾性率が104〜107Pa,損失弾性率が103
    a〜106Pa,ハウジング材料及び電線の被覆材料に
    対する剥離力が0.05N/cm以上であるゴム状弾性
    体で封止する、コネクタ端子挿入口と電線との間の封止
    方法であって、 前記コネクタ端子に接続された電線の外周表面に、前記
    ゴム状弾性体の素材となる液状ゴムを塗布する工程と、 塗布した液状ゴムを硬化させて前記ゴム状弾性体を形成
    する工程と、 前記コネクタ端子挿入口を介して、コネクタ端子をハウ
    ジングに取り付ける工程と、を備えることを特徴とする
    コネクタ端子挿入口と電線との間の封止方法。
  4. 【請求項4】コネクタ端子に接続された電線と、ハウジ
    ングに設けられたコネクタ端子挿入口との間の隙間を、
    貯蔵弾性率が104〜105Pa,損失弾性率が103
    a〜106Pa,ハウジング材料及び電線の被覆材料に
    対する剥離力が0.05N/cm以上であるゴム状弾性
    体で封止する、コネクタ端子挿入口と電線との間の封止
    方法であって、 前記コネクタ端子に接続された電線の外周表面に、テー
    プまたはシート状のゴム状弾性体を巻き付ける工程と、 該ゴム状弾性体を巻き付けた後に、前記コネクタ端子挿
    入口を介して、コネクタ端子をハウジングに取り付ける
    工程と、を備えることを特徴とするコネクタ端子挿入口
    と電線との間の封止方法。
  5. 【請求項5】コネクタ端子挿入口が設けられたハウジン
    グと、 前記コネクタ端子挿入口を介して該ハウジングに取り付
    けられるコネクタ端子と、 前記コネクタ端子に接続された電線と、前記コネクタ端
    子挿入口との間の隙間を封止するゴム状弾性体を備えた
    防水コネクタにおいて、 前記ゴム状弾性体は、貯蔵弾性率が104〜107Pa,
    損失弾性率が103Pa〜106Pa,ハウジング材料及
    び電線の被覆材料に対する剥離力が0.05N/cm以
    上であることを特徴とする防水コネクタ。
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