JP2002304859A - 同期信号生成方法、記録装置、伝送装置、記録媒体及び伝送媒体 - Google Patents

同期信号生成方法、記録装置、伝送装置、記録媒体及び伝送媒体

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JP2002304859A
JP2002304859A JP2001177408A JP2001177408A JP2002304859A JP 2002304859 A JP2002304859 A JP 2002304859A JP 2001177408 A JP2001177408 A JP 2001177408A JP 2001177408 A JP2001177408 A JP 2001177408A JP 2002304859 A JP2002304859 A JP 2002304859A
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synchronization signal
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run length
code
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Takeshi Oki
剛 沖
Atsushi Hayamizu
淳 速水
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 符号語列に再生データ復号用の同期信号を挿
入する。 【解決手段】 pビットの入力データ語を複数の符号化
テーブルを用いてqビット(ただし、q>p)の符号語
に変換し、この符号語同士を直接結合した符号語列を光
ディスクや磁気ディスクなどの記録媒体に記録して再生
したり、又は、符号語列を伝送部を介して伝送する際
に、同期フレームは、同期信号と、最小ランレングス及
び最大ランレングスの制約を満たす符号語列とからな
り、上記同期信号は、所定のランレングス制限規則を満
たす符号語列に対して分離可能であり、且つ、1セクタ
内における位置を識別するための特定コードと、所定の
ランレングス制限規則における最大ラン長よりも1T以
上大なるラン長の第1ビットパターン及びこの第1ビッ
トパターンに続いて最小ラン長よりも大なるラン長の第
2ビットパターンとからなる同期パターンとで構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、pビットの入力デ
ータ語を複数の符号化テーブルを用いてqビット(ただ
し、q>p)の符号語に変換し、この符号語同士を直接
結合した符号語列を光ディスクや磁気ディスクなどの記
録媒体に記録して再生したり、又は、符号語列を伝送部
を介して伝送する際に、高密度化に伴って符号化レート
を高めた上で、符号語列に再生データ復号用の同期信号
を所定の符号語数ごとに挿入して、この符号語列から同
期信号を確実に分離して精度良くディジタルデータの再
生を行うための同期信号生成方法、記録装置、伝送装
置、記録媒体及び伝送媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ディスクに記録されるピット
長は、記録再生の光伝送特性や、ピット生成に関わる物
理的な制約から最小ランレングス(最小ピット長又は最
小ランド長)の制限、クロック再生のしやすさから最大
ランレングス(最大ピット長又は最大ランド長)の制
限、さらにはサーボ帯域などの保護のために、被記録信
号の低域成分の抑圧特性を持つように記録信号を変調す
る必用がある。
【0003】この制限を満たす従来の変調方式のうち、
最小ランレングス(=最小反転間隔とも呼称する)を3
T(T=チャネルビットの周期)、最大ランレングス
(=最大反転間隔とも呼称する)を11Tとしたもの
に、CD(コンパクト・ディスク)に用いられているE
FM(Eight to Fourteen Modulation:8−14変調)
方式や、DVD(デジタル・バーサタイル・ディスク)
に用いられているEFM+方式が知られている。
【0004】まず、CD(コンパクト・ディスク)に用
いられているEFM変調では、入力した8ビット(1バ
イト)のディジタルデータを、最小ランレングスが3
T、最大ランレングスが11Tになるラン長制限を満た
すような14ビットのランレングスリミッテッドコード
(以下、符号語と記す)に変換し、且つ、変換した符号
語の間にDSV(Digital Sum Value)制御用及びランレ
ングス制限規則保持用として3ビットの接続ビットを付
加したものをEFM変調信号として生成している。
【0005】この際、最小ランレングスが3Tでは、符
号語中の論理値「1」と「1」との間に「0」の数が最
小でd=2個含まれており、一方、最大ランレングスが
11Tでは、符号語中の論理値「1」と「1」との間に
「0」の数が最大でk=10個含まれている。そして、
変調された信号の直流成分や低周波成分を減少させるた
めにDSV制御用及びランレングス制限規則保持用とし
て設けた3ビットの接続ビットを14ビットの符号語の
間に接続しても、EFM変調信号は最小ランレングスが
3T、最大ランレングスが11Tになるランレングス制
限規則RLL(d,k)=RLL(2,10)を満たし
ている。
【0006】更に、CDにおいては、このEFM変調信
号に、同期信号を付加したものが記録されている。この
際、かかるEFM変調信号による符号語列中には、上記
最大ランレングス11Tの繰り返しパターン、すなわ
ち、11T−11Tからなる繰り返しパターンが存在し
ないようにしておき、この11T−11Tからなる繰り
返しパターンを同期信号としている。
【0007】また、CDを再生するためのCDプレーヤ
においては、CDから読み取られた信号中から、上記し
た11T−11Tからなる繰り返しパターンを検出する
ことにより、同期信号の抽出を行っているものである。
【0008】次に、DVD(デジタル・バーサタイル・
ディスク)に用いられているEFM+方式では、入力し
た8ビットのディジタルデータを16ビットの符号語に
変換し、この符号語同士を接続ビットを用いることなく
直接結合して、最小ランレングスが3T、最大ランレン
グスが11Tのランレングス制限規則RLL(2,1
0)を満足するように8−16変調する方式である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うに、CDプレーヤでは、CDから読み取られた信号中
から、上記した11T−11Tからなる繰り返しパター
ンによる同期信号の抽出が可能なものの、今後、DVD
よりも更に高密度化した光ディスクなどの記録媒体、更
に、変調信号を高密度に伝送する伝送媒体では、その情
報読み取り時に符号間干渉の影響を大きく受ける。この
際、CDに用いられている同期信号を仮に採用するとし
たら、11T−11Tからなる繰り返しパターンによる
同期信号が、11T−10T、あるいは10T−11T
の如きパターンに変化して読み取られてしまう。又、逆
に、EFM変調信号としての10T−11T、あるいは
11T−10Tなるデータパターンが、11T−11T
の繰り返しパターンに変化してしまい、これを同期信号
と誤検出してしまう場合が生じる。
【0010】これに伴って、光ディスクなどの記録媒体
への高密度記録、あるいは高密度データ伝送において、
同期信号の検出に誤りが生ずる頻度が増加し、同期外れ
によるバーストエラーが生じ易くなる。
【0011】一方、EFM+方式を適用したDVDで
は、同期信号が14T−4Tに設定されているため、上
記した問題点は解除されるものの、符号化レートが低い
という問題点が生じている。
【0012】そこで、pビットの入力データ語をqビッ
ト(ただし、q>p)の符号語に変換し、この符号語同
士を直接結合した符号語列を光ディスクや磁気ディスク
などの記録媒体に記録して再生したり、又は、符号語列
を伝送部を介して伝送する際に、高密度化に伴って符号
化レートを高めた上で、符号語列に再生データ復号用の
同期信号を所定の符号語数ごとに挿入して、この符号語
列から同期信号を確実に分離して精度良くディジタルデ
ータの再生を行うための同期信号生成方法、記録装置、
伝送装置、記録媒体及び伝送媒体が望まれている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、第1の発明は、pビットの入力
データ語を複数の符号化テーブルを用いてqビット(但
し、q>p)の符号語を得るように変調を行うに際し、
前記複数の符号化テーブルは、それぞれの入力データ語
に対応して、符号語と、この符号語に直接結合しても所
定のランレングス制限規則を満たすような次の符号語を
得るために次の入力データ語を変調するのに使用する符
号化テーブルを示す状態情報とを格納しており、前記所
定のランレングス制限規則を満たして出力する符号語列
に再生データ復号用の同期信号を所定の符号語数ごとに
挿入して同期フレームを生成する同期信号生成方法にお
いて、前記同期信号は、前記所定のランレングス制限規
則を満たす前記符号語列に対して分離可能であり、且
つ、1セクタ内における位置を識別するための特定コー
ドと、前記所定のランレングス制限規則における最大ラ
ン長よりも1T(但し、Tは前記符号語のチャネルビッ
ト周期)以上大なるラン長の第1ビットパターン及びこ
の第1ビットパターンに続いて最小ラン長よりも大なる
ラン長の第2ビットパターンとからなる同期パターンと
で構成すると共に、前記同期パターンは、これに後続す
る符号語の一部を含むことを特徴とする同期信号生成方
法である。
【0014】また、第2の発明は、上記した第1の発明
の同期信号生成方法において、前記複数の符号化テーブ
ルのうちの特定の符号化テーブルと他の特定の符号化テ
ーブルは、予め設定した所定の入力データ語に対応して
格納されているそれぞれの符号語中の「1」の数がDS
V制御可能となるように一方が偶数個あるならば他方は
奇数個となるように偶奇性を有して割り当てられてお
り、前記所定の入力データ語を変調する際に、前記特定
の符号化テーブルを用いて変調した符号語から得られる
DSV値の絶対値と、前記他の特定の符号化テーブルを
用いて変調した符号語から得られるDSV値の絶対値の
うち、絶対値が小さい方の符号語を選択することによ
り、DSV制御を行いつつ前記所定のランレングス制限
規則を満たして出力する符号語列に再生データ復号用の
同期信号を所定の符号語数ごとに挿入して同期フレーム
を生成することを特徴とする同期信号生成方法である。
【0015】また、第3の発明は、上記した第1又は第
2の発明の同期信号生成方法において、前記複数の符号
化テーブルと対応して複数の同期信号テーブルが用意さ
れ、且つ、各同期信号テーブル内には前記同期信号を生
成するための同期信号ピットパターンが複数設定されて
いると共に、各同期信号ピットパターンは、「1」の数
が一方が偶数個あるならば他方は奇数個となるように偶
奇性を有した2つのピットパターンのいずれかをDSV
制御により選択可能とすることを特徴とする同期信号生
成方法である。
【0016】また、第4の発明は、上記した第1〜第3
のいずれかの発明の同期信号生成方法において、前記p
ビットは8ビット、前記qビットは15ビットであり、
前記ランレングス制限規則は、前記同期信号を除いて、
前記符号語をNRZI変換した信号の最小ラン長が3T
であり、且つ、最大ラン長が11T,12T,13T,
14Tのうちのいずれかであることを特徴とする同期信
号生成方法である。
【0017】また、第5の発明は、pビットの入力デー
タ語を複数の符号化テーブルを用いてqビット(但し、
q>p)の符号語を得るように変調を行うに際し、前記
複数の符号化テーブルは、それぞれの入力データ語に対
応して、符号語と、この符号語に直接結合しても所定の
ランレングス制限規則を満たすような次の符号語を得る
ために次の入力データ語を変調するのに使用する符号化
テーブルを示す状態情報とを格納しており、前記所定の
ランレングス制限規則を満たして出力する符号語列に再
生データ復号用の同期信号を所定の符号語数ごとに挿入
して同期フレームを生成して記録媒体に順次記録する記
録装置において、前記同期信号は、前記所定のランレン
グス制限規則を満たす前記符号語列に対して分離可能で
あり、且つ、1セクタ内における位置を識別するための
特定コードと、前記所定のランレングス制限規則におけ
る最大ラン長よりも1T(但し、Tは前記符号語のチャ
ネルビット周期)以上大なるラン長の第1ビットパター
ン及びこの第1ビットパターンに続いて最小ラン長より
も大なるラン長の第2ビットパターンとからなる同期パ
ターンとで構成すると共に、前記同期パターンは、これ
に後続する符号語の一部を含むことを特徴とする記録装
置である。
【0018】また、第6の発明は、上記した第5の発明
の記録装置において、前記複数の符号化テーブルのうち
の特定の符号化テーブルと他の特定の符号化テーブル
は、予め設定した所定の入力データ語に対応して格納さ
れているそれぞれの符号語中の「1」の数がDSV制御
可能となるように一方が偶数個あるならば他方は奇数個
となるように偶奇性を有して割り当てられており、前記
所定の入力データ語を変調する際に、前記特定の符号化
テーブルを用いて変調した符号語から得られるDSV値
の絶対値と、前記他の特定の符号化テーブルを用いて変
調した符号語から得られるDSV値の絶対値のうち、絶
対値が小さい方の符号語を選択することにより、DSV
制御を行いつつ前記所定のランレングス制限規則を満た
して出力する符号語列に再生データ復号用の同期信号を
所定の符号語数ごとに挿入して同期フレームを生成する
ことを特徴とする記録装置である。
【0019】また、第7の発明は、pビットの入力デー
タ語を複数の符号化テーブルを用いてqビット(但し、
q>p)の符号語を得るように変調を行うに際し、前記
複数の符号化テーブルは、それぞれの入力データ語に対
応して、符号語と、この符号語に直接結合しても所定の
ランレングス制限規則を満たすような次の符号語を得る
ために次の入力データ語を変調するのに使用する符号化
テーブルを示す状態情報とを格納しており、前記所定の
ランレングス制限規則を満たして出力する符号語列に再
生データ復号用の同期信号を所定の符号語数ごとに挿入
して同期フレームを生成して無線又は有線で順次伝送す
る伝送装置において、前記同期信号は、前記所定のラン
レングス制限規則を満たす前記符号語列に対して分離可
能であり、且つ、1セクタ内における位置を識別するた
めの特定コードと、前記所定のランレングス制限規則に
おける最大ラン長よりも1T(但し、Tは前記符号語の
チャネルビット周期)以上大なるラン長の第1ビットパ
ターン及びこの第1ビットパターンに続いて最小ラン長
よりも大なるラン長の第2ビットパターンとからなる同
期パターンとで構成すると共に、前記同期パターンは、
これに後続する符号語の一部を含むことを特徴とする伝
送装置。
【0020】また、第8の発明は、上記した第7の発明
の伝送装置において、前記複数の符号化テーブルのうち
の特定の符号化テーブルと他の特定の符号化テーブル
は、予め設定した所定の入力データ語に対応して格納さ
れているそれぞれの符号語中の「1」の数がDSV制御
可能となるように一方が偶数個あるならば他方は奇数個
となるように偶奇性を有して割り当てられており、前記
所定の入力データ語を変調する際に、前記特定の符号化
テーブルを用いて変調した符号語から得られるDSV値
の絶対値と、前記他の特定の符号化テーブルを用いて変
調した符号語から得られるDSV値の絶対値のうち、絶
対値が小さい方の符号語を選択することにより、DSV
制御を行いつつ前記所定のランレングス制限規則を満た
して出力する符号語列に再生データ復号用の同期信号を
所定の符号語数ごとに挿入して同期フレームを生成する
ことを特徴とする伝送装置である。
【0021】また、第9の発明は、上記した第1〜第4
のいずれかの発明の同期信号生成方法を用いて記録され
たことを特徴とする記録媒体。
【0022】また、第10の発明は、上記した第1〜第
4のいずれかの発明の同期信号生成方法を用いて伝送さ
れたことを特徴とする伝送媒体。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る同期信号生成
方法、記録装置、伝送装置、記録媒体及び伝送媒体の一
実施例を、図1乃至図16を参照して項目順に詳細に説
明する。
【0024】<同期信号生成方法、記録装置、記録媒体
>図1は本発明に係る同期信号生成方法、記録装置の一
実施の形態を適用したディスク記録装置を示したブロッ
ク図である。
【0025】図1に示した如く、本発明に係る同期信号
生成方法、記録装置の一実施の形態を適用したディスク
記録装置10は、フォーマット部11と、8−15変調
部12と、記録駆動回路13とから概略構成されてお
り、このディスク記録装置10に入力された映像や音声
などの情報に関するディジタル信号をフォーマット部1
1を経て8−15変調部12で8−15変調して、8−
15変調した信号を記録駆動回路13で光ディスクや磁
気ディスクなどに記録することで、本発明に係る記録媒
体20を得る装置である。
【0026】まず、映像や音声などの情報に関するディ
ジタル信号は入力時にビット数p=8ビットの入力デー
タ語SCtが連続したものであり、且つ、この入力デー
タ語SCtが一緒に記録される制御信号等と共にフォー
マット部11に入力されて、ここで誤り訂正符号などが
付加された後、記録媒体20の記録フォーマットに合わ
せた制御フォーマットに変換される。この後、フォーマ
ット部11からソースコードとして8ビットの入力デー
タ語SCtが8−15変調部12に出力される。
【0027】次に、8−15変調部12では、ビット数
p=8ビットの入力データ語SCtが後述する複数の符
号化テーブルを参照してビット数q=15ビットの符号
語に変換(8−15変調)されると共に、後述する複数
の同期信号テーブルを参照して同期信号を所定の符号語
数(例えば91ワードコード)ごとに挿入し、且つ、同
期信号及び複数の符号語からなる符号語列をNRZI変
換した後にDSV(Digital Sum Value)制御を行い、記
録信号として記録駆動回路13に出力している。この
後、記録媒体駆動回路13に供給された記録信号は、こ
こでの図示を省略するものの、光変調器で光変調を受け
た後、対物レンズを有する光学系を介して光ディスクや
磁気ディスク等の記録媒体20上に照射して記録され
る。この際、上記により得られた記録信号は、記録媒体
20への高密度化に伴って符号化レートを高めた信号で
ある。
【0028】ここで、本発明の要部となる8−15変調
部12について、図2乃至図15を用いて更に詳述す
る。
【0029】図2は図1に示した8−15変調部を説明
するためのブロック図である。図2に示した如く、本発
明の要部となる8−15変調部12は、符号選択肢有無
検出部121と、複数の符号化テーブル123を備えた
符号化テーブルアドレス演算部122と、同期フレーム
最終データ検出部130と、複数の同期信号テーブル1
32を備えた同期信号テーブルアドレス演算部131
と、NRZI変換部133と、第1,第2のパスメモリ
125,127と、第1,第2のDSV演算メモリ12
4,126と、絶対値比較部128と、メモリ制御/記
録信号出力部129とから構成されている。
【0030】上記した8−15変調部12内の各構成部
材の動作を説明する前に、符号化テーブルアドレス演算
部122内に備えた複数の符号化テーブル123と、同
期信号テーブルアドレス演算部131内に備えた複数の
同期信号テーブル132とについて先に説明する。
【0031】(符号化テーブルについて)図3〜図9は
符号化テーブルの一例をその1〜その7の順に示した
図、図10は図3〜図9に示した複数の符号化テーブル
に対して、次のとりうる状態の符号化テーブルを5通り
のケースに分別して示した図、図11は入力データ語に
対して複数の符号化テーブルのうちの特定の符号化テー
ブルと他の特定の符号化テーブルとの間で入れ替えする
場合を説明するための図である。
【0032】図3〜図9に示した如く、符号化テーブル
アドレス演算部122内に備えた複数の符号化テーブル
123は、最初に入力する入力データ語に対して符号化
テーブルの選択肢の初期値を設定するための初期テーブ
ルと、状態(=State)“0”〜状態“5”からな
る6つの符号化テーブルとが予め用意されている。
【0033】また、上記した6つの各符号化テーブル
は、8ビットの入力データ語SCtを10進数で「0」
〜「255」に割り付けし、且つ、「0」〜「255」
に割り付けた各入力データ語SCtに対して2進数で示
した15ビットの各符号語に変換すると共に、各符号語
の右端の数字は、符号語同士の間を直接結合して符号語
列を生成しても、所定のランレングス制限規則を満たす
ような次の符号語を得るために次の入力データ語SCt
を変調するのに使用する符号化テーブルを示す状態情報
(Next State)をそれぞれ設定している。こ
れをより具体的に説明すると、例えば、図3に示す状態
“0”の符号化テーブルを参照すると、入力データ語
「0」では状態情報は“4”であり、入力データ語
「1」では状態情報が“5”であり、入力データ語
「2」では状態情報が“0”であることがわかる。従っ
て、状態“0”の符号化テーブルを使用して入力データ
語「0」の変調(符号化)を行ったときには、次の入力
データ語SCtに対しては状態“4”の符号化テーブル
を用いて変調を行うことになる。
【0034】また、上記した6つの各符号化テーブル
は、入力データ語SCtが入力されるごとに、最小ラン
レングスが3T、最大ランレングスが11Tとなるラン
レングス制限規則RLL(2,10)を満たすように1
5ビット(1コードワード)の符号語に変換されるよう
に設定している。この際、従来技術で説明したように、
最小ランレングスが3Tでは、15ビットの符号語中の
論理値「1」と「1」との間に「0」の数が最小でd=
2個含まれ、最大ランレングスが11Tでは、15ビッ
トの符号語中の論理値「1」と「1」との間に「0」の
数が最大でk=10個含まれて、ランレングス制限規則
RLL(d,k)=RLL(2,10)を満たしてお
り、且つ、符号語同士を直接結合した符号語列でもラン
レングランレングス制限規則RLL(2,10)を満た
すように設定されている。
【0035】また、上記した6つの各符号化テーブル
は、図10に示した如く、前に出力した15ビットの符
号語中のLSB側(下位ビット側)のゼロラン長によっ
て、次に遷移する符号化テーブルのとりうる状態がケー
ス0〜ケース4の5通りのケースに分別できるようにな
っている。
【0036】また、上記した6つの符号化テーブルのう
ちの特定の符号化テーブルと他の特定の符号化テーブル
は、予め設定した所定の入力データ語SCtに対応して
格納されているそれぞれの符号語が、DSV制御をする
ために15ビット中の「1」の数が一方の符号化テーブ
ルの符号語中に偶数個(又は奇数個)あるならば他方の
符号化テーブルの符号語中には奇数個(又は偶数個)あ
るという偶奇性を備えており、それぞれの符号語をNR
ZI変換した各信号をDSV制御した時に両者のDSV
値の極性が+−逆極性となるように符号語が割り当てら
れている。そして、後述するように、予め設定した所定
の入力データ語SCtに対応した特定の符号化テーブル
の符号語と、前記と同一の所定の入力データ語SCtに
対応した他方の特定の符号化テーブルの符号語との間で
DSV値の絶対値が小さくなる方(DSV値が0に近付
く方向と等価)を取り得るように符号語を入れ替える態
様として、下記するよに第1態様〜第3態様が3つ設定
されている。これにより、後述するように第1態様〜第
3態様に対して適合する場合には所定の入力データ語S
Ctに対して「選択肢あり」と判断され、これ以外の場
合には入力データ語SCtに対して「選択肢なし」と判
断されるようになっている。
【0037】即ち、第1態様では、特定の符号化テーブ
ルを状態“0”の符号化テーブルとし、他の特定の符号
化テーブルを状態“3”の符号化テーブルとした時に、
入力データ語「0」〜「38」に対応する状態“0”及
び状態“3”の各符号化テーブルの各出力符号語をNR
ZI変換した各信号は、DSV値の極性が逆(符号語に
含まれる「1」の数の偶奇性が異なる)となるようなさ
れているものの、後述する図15の8−15変調時のD
SV制御フロー図で示すように、復号時のことを考慮し
て、状態情報“0”を検出した時に入力データ語「0」
〜「38」に対応した状態“0”の符号化テーブルの各
出力符号語は、入力データ語「0」〜「38」に対応し
た状態“3”の符号化テーブルの各出力符号語と入れ替
え可能に設定され、且つ、符号語の入れ替えを行っても
ランレングス制限規則が維持でき、更に、復号可能にな
っている。
【0038】これを図11(a),(b)を用いてより
具体的に説明すると、図11(a)に示したように、例
えば、入力データ語「16」に対して状態“2”の符号
化テーブルを用いて符号語{000000001001
001}に変換した時に、次の符号化テーブルは状態情
報により状態“0”の符号化テーブルが指定される。こ
れにより、状態情報“0”を検出して、次に入力される
例えば入力データ語「6」を状態“0”の符号化テーブ
ルを用いて符号語{000000000100100}
に変換すると、この符号語{000000000100
100}中の「1」の数は2個であり偶数個ある。
【0039】一方、図11(b)に示したように、入力
データ語「16」に対して状態“2”の符号化テーブル
を用いて符号語{000000001001001}に
変換した時に、次の符号化テーブルは状態情報により状
態“0”の符号化テーブルが指定されているものの、前
述したように状態“3”の符号化テーブルと入れ替え可
能に設定されているために、入力される入力データ語
「6」を状態“3”の符号化テーブルを用いて符号語
{001001000100000}に変換すると、こ
の符号語{001001000100000}中の
「1」の数は3個であり奇数個ある。従って、入力デー
タ語「6」に対して状態“0”の符号化テーブルと状態
“3”の符号化テーブルとは「1」の数に対して偶奇性
を備えている。
【0040】この後、図11(a),(b)の符号語列
に対してNRZI変換を行う。ここで、NRZI変換
は、周知の如く、ビット「1」において極性を反転し、
ビット「0」において極性を反転せずに変調を行うもの
であるから、図11(a),(b)に示した如く各信号
が得られる。
【0041】更にこの後、図11(a),(b)の符号
語列に対してNRZI変換を行った各信号に対して良好
なDSV制御を行うためにDSV値を比較して、DSV
値の絶対値の小さい方を選択している。このDSV値
は、周知の如く、ビット「1」の値を+1、ビット
「0」の値を−1として、NRZI変換を行った各信号
の開始時点から累積値を求めたものであり、図11
(a)の場合にはDSV値が+2となり、図11(b)
の場合にはDSV値が−10となり、両者の間でDSV
値の極性が逆極性となっている。そして、入れ替えして
もランレングス制限規則を維持できるようになってお
り、更に、復号可能になっている。尚、図11(a),
(b)の例では、図11(a)の場合の方がDSV値の
絶対値が小さいのでこちらを選択すれば良く、通常は過
去からの状態に応じてDSV値は変化するものである。
【0042】次に、第2態様では、特定の符号化テーブ
ルを状態“2”の符号化テーブルとし、他の特定の符号
化テーブルを状態“4”の符号化テーブルとした時に、
状態“2”と状態“4”の各符号化テーブルの入力デー
タ語「0」〜「11」及び「26」〜「47」について
も、上記と同様に「1」の数に対して偶奇性を備えてお
り、ここでも図15の8−15変調時のDSV制御フロ
ー図で示すように、復号時のことを考慮して、状態情報
“2”を検出した時に入力データ語「0」〜「11」及
び「26」〜「47」に対応する状態“2”の符号化テ
ーブルの各出力符号語は、入力データ語「0」〜「1
1」及び「26」〜「47」に対応する状態“4”の符
号化テーブルの各出力符号語と入れ替え可能に設定さ
れ、且つ、符号語の入れ替えを行ってもランレングス制
限規則が維持でき、更に、復号可能になっている。
【0043】次に、第3態様では、状態“3”の符号化
テーブルであって、前の出力符号語のLSB側のゼロラ
ン長が2〜6であり、且つ、入力データ語SCtが「1
56」以下で、次の出力符号語が状態“0”の符号化テ
ーブルにおける出力符号語と入れ替えてもランレングス
制限規則を崩さない範囲にある時に、状態“3”の符号
化テーブルの各出力符号語を状態“0”の符号化テーブ
ルの各出力符号語と入れ替え可能になっている。
【0044】以上説明した複数の符号化テーブル123
は、上記したように符号化時の各約束に従って、ビット
数p=8ビットの入力データ語SCtをビット数q=1
5ビットの符号語に変換する時に、最小ランレングスが
3T、最大ランレングスが11Tとなるランレングス制
限規則RLL(d,k)=RLL(2,10)を満たす
ように8−15変調を行っているが、これに限ることな
く、上記した6つの符号化テーブルを用いて、ランレン
グス制限規則RLL(2,11)、又は、RLL(2,
12)、もしくはRLL(2,13)に変更することも
可能であり、この場合には、後述する動作フロー(図1
5)のステップ407中においてランレングス制限規則
を変えることで、最小ランレングスが3T、且つ、最大
ランレングスが12T、又は、13T、もしくは、14
Tがステップ403,ステップ405の条件を除いて部
分的に可能となる。
【0045】勿論、上記した6つの符号化テーブルを用
いることなく、これと技術的思想を同じくして、p=8
ビットの入力データ語SCtをq=15ビットの符号語
に変換する時に、最小ランレングスが3T、最大ランレ
ングスが12T、又は、13T、もしくは、14Tを満
たすように符号化テーブル内の各符号語及び状態情報を
新たに設定することも可能である。このように、最大ラ
ンレングスを11Tより大きい12T、又は、13T、
もしくは、14Tに設定することにより、最大ランレン
グスが大きくなるにつれてDSV制御の機会をさらに増
やすことが可能となる。
【0046】(同期信号テーブルについて)図12は同
期信号テーブルの一例を示した図、図13は同期信号の
符号化テーブルのフォーマットを示した図、図14は1
セクタ分の伝送信号のフォーマットを示した図である。
【0047】図12に示した如く、同期信号テーブルア
ドレス演算部131内に備えた複数の同期信号テーブル
132は、最初に入力する同期信号に対して同期信号テ
ーブルの選択肢の初期値を設定するための初期テーブル
と、先に説明した符号化テーブル123の状態情報と対
応して状態(=State)“0”〜状態“5”からな
る6つの同期信号テーブルとが予め用意されている。
【0048】また、上記した状態“0”〜状態“5”の
各同期信号テーブルは、同期フレームの最終入力データ
の次の符号語SCtを得るための状態情報に対応して用
意されており、且つ、各同期信号テーブル内ではSY0
〜SY5からなる5種類の同期信号ビットパターンにグ
ループ化されている。
【0049】また、5種類の同期信号ビットパターンS
Y0〜SY5は、図示左側の1ビット〜30ビットから
なる同期信号ビットパターンSYn−1t(但し、nは
0〜5)と、図示右側の1ビット〜30ビットからなる
同期信号ビットパターンSYn−2t(但し、nは0〜
5)とからなる2つの同期信号ビットパターンを組みと
して、DSV制御のために「1」の数が一方の同期信号
ビットパターンSYn−1tが偶数個(又は奇数個)あ
るならば他方の同期信号ビットパターンSYn−2tは
奇数個(又は偶数個)あるという偶奇性を備えており、
それぞれの同期信号ビットパターンSYn−1t,SY
n−2tをNRZI変換した各信号をDSV制御した時
に両者のDSV値の極性が+−逆極性となるようにビッ
トパターンが割り当てられている。
【0050】また、1ビット〜30ビットからなる同期
信号ビットパターンは、図13にも拡大して示した如
く、1ビット〜13ビットからなる特定コードと、この
特定コードに続く14ビット〜30ビットによる同期パ
ターンの大部分のビット列とから構成されている。更
に、同期パターンは、同期信号ビットパターン中の14
ビット〜30ビットと、これに続いて接続される後続符
号語中の一部とで構成されており、且つ、後続符号語の
先頭ビットとなる最上位ビットを「1」に設定すること
で、同期信号に後続する符号語SCtは先頭ビットが
「1」となるように変調が行われる。この際、実施例で
は符号語の先頭ビットが「1」となる符号化テーブル1
23は、状態“5”の符号化テーブルが用意されてい
る。
【0051】また、同期信号ビットパターン中の特定コ
ードは、ビット1〜ビット13に割り当てられており、
後述する1セクタ内における位置を識別し得るものとな
ると共に、DC制御を可能にするものである。
【0052】また、上記した同期パターンは、8−15
変調信号中の最大ランレングス11Tよりも2T大きい
13Tの第1ビットパターンを中核とし、この13Tの
第1ビットパターンの後方に固定長からなる4Tの第2
ビットパターンを配置した13T−4Tなる配列、つま
り、{100000000000010001}なるビ
ットパターンで、全ての同期信号に共通の固定パターン
である。この際、同期パターン中の13Tの第1ビット
パターンの後方に4Tの第2ビットパターンを固定長と
したのは、上記した特定コードをこの同期パターンの前
方に置くときに、前方の自由度を大きくして、特定コー
ドの取り得るパターンの数を充分確保するためである。
【0053】尚、上記した実施例の同期信号テーブル1
32では、同期信号ビットパターン中のビット14〜ビ
ット30と、これら後続する符号語の一部とからなる同
期パターンの最大間隔を、変調方式のランレングス制限
規則の最大ランレングス11Tより2T長い13Tの第
1ビットパターンを例として示したが、これに限ること
なく、第1ビットパターンの最大ランレングスは最大ラ
ンレングス制限より1T以上としても構わない。特に、
第1ビットパターンは最大ランレングスより3T長い場
合や4T長い場合により有効である。
【0054】また、同期パターン中の第1ビットパター
ンの後方に4Tの第2ビットパターンを例として示した
が、これに限ることなく、第2ビットパターンは5T以
上のものを組み合わせても構わない。上記実施例におい
ては変復調方式の効率を考慮して13T−4Tとしてい
る。
【0055】また、図14に示した如く、上記した同期
信号ビットパターンによる同期信号は、入力データ語S
Ctの符号語列を構成する例えば91個のコードワード
毎に、同期信号ビットパターンSY0〜SY5のうちの
いずれか1種類を選択し、これをかかる91個のコード
ワードの先頭に付加したものを1同期フレームに対応し
た記録信号として出力するものである。この際、1セク
タあたりの記録信号フォーマットは同図に示したよう
に、1セクタは13行からなり、これら各行には列方向
に4つの同期フレームが割り当てられている。各同期フ
レームに割り当てられている同期信号は、図12に示さ
れる同期信号ビットパターンSY0〜SY5の中から選
択したものである。例えば、第1行目の前同期フレーム
に割り当てられる同期信号ビットパターンは、選択され
たSY0に該当したものである。この1行目以降、前同
期フレームに割り当てられる同期信号ビットパターン
は、その行の増加に応じてSY1〜SY3の如くサイク
リックに繰り返す構造としている。この際、かかるSY
1〜SY3各々の違いは、上述した特定コードが決定し
ているものである。つまり、各行に存在する4つの同期
信号ピットパターン各々の特定コードの内の一つが、行
の増加に応じてサイクリックに繰り返す構造となってい
るのである。
【0056】ここで、図2に戻り、8−15変調部12
の動作について説明する。
【0057】この8−15変調部12では、同期信号
と、入力データ語SCtとに対して前述したようなDS
V制御を行って、最終的に出力する同期信号及び入力デ
ータ語SCtに対応する符号語が決定されるものの、説
明をわかり易くするために、まず、入力データ語SCt
に対するDSV制御について説明する。
【0058】8−15変調部12により入力データ語S
Ctに対してDSV制御を行う場合には、まず、入力デ
ータ語SCtに対して初期符号化テーブル(符号化テー
ブル123の選択肢の初期値)を選択しておく。次に、
8ビットの入力データ語SCtが入力されると、符号語
選択肢有無検出部121は今回の入力データ語SCt
と、符号化テーブルアドレス演算部122から供給され
る先行出力符号語(ここでは選択された初期値)によっ
て決定された状態情報とに基づいて、今回の入力データ
語SCtに対応する出力符号語が、先に説明した第1〜
第3態様のいずれかであってDSV制御のための選択肢
があるものか、又は、第1〜第3態様以外であって選択
肢がなく符号語が一意に決まるものかを検出し、検出結
果を符号化テーブルアドレス演算部122と絶対値比較
部128とにそれぞれ出力する。そして、符号化テーブ
ルアドレス演算部122は、符号語選択肢有無検出部1
21から「選択肢あり」又は「選択肢なし」の検出結果
に応じて符号化テーブル123のアドレスを算出してい
る。
【0059】即ち、符号語選択肢有無検出部121は、
先に説明した第1態様の場合であり、符号化テーブルア
ドレス演算部122から供給される状態情報が状態
“0”であって、入力データ語SCtが「0」〜「3
8」の場合は、「選択肢あり」の検出結果を出力する。
この時、符号化テーブルアドレス演算部122により算
出されるアドレスは2つとなるので、符号化テーブル1
23は時分割処理などにより2種類の符号語を出力す
る。そして、符号化テーブルアドレス演算部122は、
符号化テーブル123中の状態“0”の符号化テーブル
の入力データ語SCtに対応する出力符号語OC1tを
パス1用として読み出すと共に、状態“3”の符号化テ
ーブルの入力データ語SCtに対応する出力符号語OC
2tをパス2用として読み出す。
【0060】また、符号語選択肢有無検出部121は、
先に説明した第2態様の場合であり、符号化テーブルア
ドレス演算部122から供給される状態情報が状態
“2”であって、入力データ語SCtが「0」〜「1
1」又は「26」〜「47」の場合も、「選択肢あり」
の検出結果を出力する。この時、符号化テーブルアドレ
ス演算部122は、符号化テーブル123中の状態
“2”の符号化テーブルの入力データ語SCtに対応す
る出力符号語OC1tをパス1用として読み出すと共
に、状態“4”の符号化テーブルの入力データ語SCt
に対応する出力符号語OC2tをパス2用として読み出
す。
【0061】また、符号語選択肢有無検出部121は、
先に説明した第3態様の場合であり、符号化テーブルア
ドレス演算部122から供給される状態情報が状態
“3”であって、前の出力符号語のLSB側のゼロラン
長が2〜6であり、且つ、入力データ語SCtが「15
6」以下で、次の出力符号語が状態“0”の符号化テー
ブルにおける出力符号語と入れ替えても符号化規則を崩
さない範囲にある時にも、「選択肢あり」の検出結果を
出力する。この時、符号化テーブルアドレス演算部12
2は、符号化テーブル123中の状態“3”の符号化テ
ーブルの入力データ語SCtに対応する出力符号語OC
1tをパス1用として読み出すと共に、状態“0”の符
号化テーブルの入力データ語SCtに対応する出力符号
語OC2tをパス2用として読み出す。
【0062】一方、符号語選択肢有無検出部121は、
先に説明した第1〜第3態様以外の条件では「選択肢な
し」(一意に決まる)の検出結果を符号化テーブルアド
レス演算部122に出力する。この時、符号化テーブル
アドレス演算部122は、符号化テーブルアドレス演算
部122により算出されるアドレスは1つであるので、
このアドレスに対応する出力符号語OC1tのみを符号
化テーブルアドレス122から読み出す。
【0063】次に、NRZI変換部133では、第1〜
第3態様に適合した「選択肢あり」の場合には、出力符
号語OC1t,OC2tの両者に対してそれぞれNRZ
I変換を施す。一方、第1〜第3態様以外の「選択肢な
し」の場合には、出力符号語OC1tのみに対してNR
ZI変換を施す。この際、符号化テーブルアドレス演算
部122から出力された各符号語OC1t,OC2t
(「選択肢あり」の場合)又は符号語OC1t(「選択
肢なし」の場合)に対してNRZI変換を行う時には、
現時点より一つ前の直前の符号語(OC1t−1,OC
2t−1)に対して後述するようにDSV演算を行って
決定された直前の符号語OC1t−1、又は、直前の符
号語OC2t−1のいずれか一方が内部のメモリ133
Aに記憶されているので、このメモリ133Aに記憶さ
れた直前の一つの符号語を参照してNRZI変換してい
る。
【0064】次に、NRZI変換部133でNRZI変
換された各符号語OC1t,OC2t又は符号語OC1
tは、後述する動作フローで説明するように、直ちに第
1,第2のパスメモリ125,127に記憶されること
なく、先に、第1,第2のDSV演算メモリ124,1
26で演算された過去から直前までの符号語に対するD
SV値の絶対値の比較結果によって最終的に直前の符号
語が決定された後に、第1,第2のパスメモリ125,
127に記憶されるようになっている。
【0065】ここで、第1,第2のDSV演算メモリ1
24,126で過去から直前までの符号語に対してDS
V値(累積値)を演算し、このDSV値の絶対値を絶対
値比較部128で比較する場合について説明する。第1
のパスメモリ125には、直前の符号語OC1t−1
と、直前の符号語OC1t−1より前に決定された全て
の符号語とがNRZI変換された状態で時経列順に記憶
されており、この第1のパスメモリ125に記憶した時
経列順の符号語が第1のDSV演算メモリ124に出力
される。これと同様に、第2のパスメモリ127には、
直前の符号語OC2t−1と、直前の符号語OC2t−
1より前に決定された全ての符号語とがNRZI変換さ
れた状態で時経列順に記憶されており、この第2のパス
メモリ127に記憶した時経列順の符号語が第2のDS
V演算メモリ126に出力される。尚、第1,第2のパ
スメモリ125,127は何も記憶されていない場には
0と見なして処理を行い、その後に逐次蓄積されるもの
とすれば良い。
【0066】次に、第1のDSV演算メモリ124は、
過去から直前の符号語OC1t−1までに亘って累積し
たDSV値の演算を行い、この結果のDSV1t−1が
絶対値比較部128に出力される。これと同様に、第2
のDSV演算メモリ126は、過去から直前の符号語O
C2t−1までに亘って累積したDSV値の演算を行
い、この結果のDSV2t−1が絶対値比較部128に
出力される。
【0067】次に、絶対値比較部128は、第1のDS
V演算メモリ124から出力された直前の符号語OC1
t−1までのDSV値の絶対値|DSV1t−1|と、
DSV演算メモリ126から出力された直前の符号語O
C2t−1までの第2のDSV値の絶対値|DSV2t
−1|とを大小比較しており、その比較結果をメモリ制
御/記録信号出力部129へ出力する。
【0068】次に、メモリ制御/記録信号出力部129
は、絶対値比較部128から送られた比較結果が、|D
SV1t−1|<|DSV2t−1|である時には、第
1のパスメモリ125に記憶されている過去の全ての出
力符号語と、直前の符号語OC1t−1とを選択された
記録信号として出力すると共に、第2のパスメモリ12
7にも出力して第2のメモリ127を書き換え、且つ、
第2のDSV演算メモリ126の記憶内容をDSV値の
絶対値が小さい方の第1のDSV演算メモリ124に記
憶されているDSV1t−1に書き換える。
【0069】これに対し、メモリ制御/記録信号出力部
129は、絶対値比較部128から送られた比較結果が
|DSV1t−1|≧|DSV2t−1|である時に
は、第2のパスメモリ127に記憶されている過去の出
力符号語と、直前の符号語OC2t−1とを選択された
記録信号として出力すると共に、第1のパスメモリ12
5にも出力して第1のメモリ125を書き換え、且つ、
第1のDSV演算メモリ124の記憶内容をDSV値の
絶対値が小さい方の第2のDSV演算メモリ126に記
憶されているDSV2t−1に書き換える。
【0070】従って、絶対値比較部128ではDSV値
の絶対値が小さくなる方の直前の符号語を選択して、過
去からの出力符号語と、選択した直前の符号語とを合わ
せた符号語列をメモリ制御/記録信号出力部129から
記録駆動回路13(図1)に出力している。
【0071】この後、NRZI変換部133は、「選択
肢あり」の場合に出力符号語OC1t,OC2tに対し
てNRZI変換した各信号を第1,第2のパスメモリ1
25,127にそれぞれ記憶させ、一方、「選択肢な
し」の場合に出力符号語OC1tのみに対してNRZI
変換した信号を第1,第2のパスメモリ125,127
の両者に記憶させることで、第1,第2のパスメモリ1
25,127に記憶した各信号は次に符号化される入力
データ語SCt+1に対応した符号語OC1t+1,O
C2t+1へのDSV制御時の直前のものとなる。そし
て、第1,第2のパスメモリ125,127に記憶した
各信号に対して、第1,第2のDSV演算メモリ12
4,126で上記と略同様にDSV演算して記憶してお
けば、これが次の動作の時にDSV値の絶対値の比較に
用いられる。
【0072】以上の動作を入力データ語SCtが無くな
るまで繰り返し、NRZI変換後に3Tから11Tのラ
ンレングス制限規則を満足し、且つ、DSV制御された
記録信号を記録媒体20への記録信号として出力するこ
とができる。
【0073】一方、入力データ語SCtは同期フレーム
最終データ検出部130にも入力され、同期フレーム最
終データ検出部130では入力データ語SCtの入力個
数を計数して(同期フレームは91個のコードワードで
構成される)、入力データ語SCtが同期フレームの最
終データであるか否かを検出し、同期信号を挿入するた
めの検出結果を同期信号テーブルアドレス演算部131
に出力する。
【0074】そして、入力データ語SCtが同期フレー
ムの最終データであると検出されて、同期信号を挿入す
る場合には、同期信号符号化テーブルアドレス演算部1
31が符号化テーブルアドレス演算部122から供給さ
れる先行出力符号語(ここでは初期テーブルの初期値)
によって決定された状態情報と同期信号テーブルアドレ
ス演算部131に保持している5種類の同期信号ピット
パターンSY0〜SY5のいずれであるかを示す情報に
基づいて、状態“0”〜状態“5”の同期信号テーブル
のいずれかで、且つ、各同期信号テーブル内の5種類の
同期信号ピットパターンSY0〜SY5のいずれか1つ
の種類を選択する。ここで、SY0〜SY5のうちのい
ずれか1つを選択した種類と対応して偶奇性の異なる2
つの同期信号ビットパターンSYn−1t,SYn−2
t(但し、nは0〜5)のアドレスを算出して、同期信
号テーブル132は互いに異なる2つのビットパターン
を有する同期信号をNRZI変換部133に出力する。
そして、NRZI変換部133で、同期信号テーブル1
32から出力される2つの同期信号に対してNRZI変
換される。
【0075】この後、前述した符号語の場合と同様の手
順により、第1,第2のDSV演算メモリ124,12
6で演算された直前までの符号語に対してDSV値の絶
対値を比較して、DSV値の絶対値の比較結果が出て、
直前までの符号語が決定された後に、NRZI変換部1
33から出力される2つの同期信号を第1,第2のパス
メモリ125,127に記憶させる。そして、第1,第
2のパスメモリ125,127に記憶した各同期信号に
対して、第1,第2のDSV演算メモリ124,126
で上記と同様にDSV演算して記憶しておけば、これが
次の動作の時にDSV値の絶対値の比較に用いられる。
【0076】この際、一番最初に同期信号を挿入する場
合に、第1,第2のパスメモリ125,127には直前
までの符号語が記憶されていなものとして扱えば良い。
【0077】そして、同期信号を入力した後にこれに後
続する入力データ語SCtが「選択肢あり」となった時
点で、同期信号を含めた直前までのDSV値の絶対値を
比較することで、同期信号を含めた直前までのDSV値
の絶対値の小さい方の同期信号が決定される。そして、
同期信号は例えば91個のワードデータごとに挿入され
る。
【0078】尚、図2に示した8−15変調部12で
は、同期信号及び符号語列を一時記憶するために第1,
第2パスメモリが2つ設けられているが、本発明はより
多くのパスメモリを有する場合にも適用することができ
る。
【0079】次に、図15に示す8−15変調時のDS
V制御フローチャート図を参考にしながらその動作の具
体例について図2を併用して詳しく説明する。
【0080】まず、ステップ400において、同期信号
及び入力データ語SCtに対して初期テーブル(同期信
号テーブル132及び符号化テーブル123の選択肢の
初期値)を選択する。
【0081】次に、ステップ401において、同期信号
テーブルアドレス演算部131は符号化テーブルアドレ
ス演算部122から供給される先行出力符号語(最初の
場合は選択された初期値)によって決定された状態と同
期信号テーブルアドレス演算部131に保持している同
期信号ビットパターンSY0〜SY5のいずれであるか
を示す情報とに基づいて、状態“0”〜状態“5”の同
期信号テーブルのいずれかで、且つ、各同期信号テーブ
ル内のSY0〜SY5のいずれか1つを選択する。例え
ば、状態“n”(但し、nは0〜5)の同期信号テーブ
ル内の同期信号ビットパターンSYn(但し、nは0〜
5)が選択されると、この同期信号ビットパターンSY
nは「1」の数に対して偶奇性が異なることでNRZI
変換すると極性が異なる2つの同期信号ピットパターン
SYn−1t,SYn−2t(但し、nは0〜5)を保
持しているので、この2つの同期信号ピットパターンS
Yn−1t,SYn−2tをNRZI変換部133でそ
れぞれNRZIに変換する。この後、前述したように、
直前までの符号語(初回同期信号の場合は直前までの符
号語なし)に対してDSV値の絶対値の比較が行われ
て、直前までの符号語が決定された後、NRZI変換部
133でNRZI変換した2つの同期信号SYn−1
t,SYn−2tが第1,第2のパスメモリ125,1
27へ出力され、同期信号SYn−1tを含めたDSV
値を第1のDSV演算メモリ124で演算して記憶する
と共に、同期信号SYn−2tを含めたDSV値を第2
のDSV演算メモリ126で演算して記憶する。
【0082】次に、ステップ402において、同期信号
に続いて8ビットの入力データ語SCtが入力される。
【0083】次に、ステップ403,ステップ405,
ステップ407において、符号語選択肢有無検出回路1
21は今回の入力データ語SCtと符号化テーブルアド
レス演算部122から供給される先行出力符号語(最初
の場合は選択された初期値)によって決定された状態と
に基づいて今回の入力データ語SCtが一意に決まる
か、または選択肢があるかを検出し、この検出結果を符
号化テーブルアドレス演算部122と絶対値比較部12
8に出力する。
【0084】即ち、ステップ403では、図3〜図9に
示した符号化テーブルのところで前述したように、状態
“0”と状態“3”の符号化テーブルに着目して、前述
した第1態様により、入力データ語「0」〜「38」に
対応する状態“0”の符号化テーブルの各出力符号語
は、入力データ語「0」〜「38」に対応する状態
“3”の符号化テーブルの各出力符号語と入れ替えても
符号化規則を維持することができ、また、復号可能であ
るので、このステップで符号語選択肢有無検出回路12
1は第1態様による選択肢があるか否かを検出してい
る。
【0085】そして、符号選択肢有無検出部121は符
号化テーブルアドレス演算部122から供給される状態
が状態“0”であって、入力データ語SCtが「38」
以下で適合する場合(Yesの場合)には、「選択肢あ
り」の検出結果を出力してステップ404に移行する。
一方、状態“0”、且つ、入力データ語SCtが「3
8」以下でなく不適合の場合(Noの場合)にはステッ
プ405に移行する。
【0086】次に、ステップ404では、ステップ40
3による「選択肢あり」の結果に従って、符号化テーブ
ルアドレス演算部122は、符号化テーブル123から
状態“0”のテーブルの入力データ語SCtに対応する
出力符号語OC1tをパス1用として読み出すと共に、
状態“3”のテーブルの入力データ語SCtに対応する
出力符号語OC2tをパス2用として読み出して、出力
符号語OC1t,OC2tに対してNRZI変換部13
3でそれぞれNRZI変換を行う。
【0087】次に、ステップ405では、ステップ40
3による不適合の結果から、状態“2”と状態“4”の
符号化テーブルに着目して、前述した第2態様により、
入力データ語「0」〜「11」及び「26」〜「47」
に対応する状態“2”の符号化テーブルの各出力符号語
は、入力データ語「0」〜「11」及び「26」〜「4
7」に対応する状態“4”の符号化テーブルの各出力符
号語と入れ替えても符号化規則を維持することができ、
また、復号可能であるので、このステップで符号選択肢
有無検出部121は第2態様による選択肢があるか否か
を検出している。
【0088】そして、符号選択肢有無検出部121は符
号化テーブルアドレス演算部122から供給される状態
が状態“2”であって、入力データ語SCtが「11」
以下又は「26」〜「47」の範囲にあるか否かを判断
し、適合する場合(Yesの場合)には、「選択肢あ
り」の検出結果を出力してステップ406に移行する。
一方、適合しない場合(Noの場合)にはステップ40
7に移行する。
【0089】次に、ステップ406では、ステップ40
5による「選択肢あり」の結果に従って、符号化テーブ
ルアドレス演算部122は、符号化テーブル123から
状態“2”のテーブルの入力データ語SCtに対応する
出力符号語OC1tを読み出すと共に、状態“4”のテ
ーブルの入力データ語SCtに対応する出力符号語OC
2tを読み出して、出力符号語OC1t,OC2tに対
してNRZI変換部133でそれぞれNRZI変換を行
う。
【0090】次に、ステップ407では、ステップ40
5による不適合の結果から、前述した第3態様により、
状態“3”の符号化テーブルであって、前の出力符号語
のLSB側のゼロラン長が2〜6(フローでは2以上と
図示している)であり、且つ、入力データ語SCtが
「156」以下(フローでは<157と図示している)
で、次の出力符号語が状態“0”の符号化テーブルにお
ける出力符号語と入れ替えても符号化規則を崩さない範
囲にある時には、状態“3”の出力符号語と状態“0”
の出力符号語と入れ替えても符号化規則を維持すること
ができ、また、復号可能であるので、このステップで符
号選択肢有無検出部121は第3態様による選択肢があ
るかを否か検出している。
【0091】そして、前の出力符号語のLSB側のゼロ
ラン長が2以上で入力データ語SCtが「156」以
下、かつ次の出力符号語が状態“3”の符号化テーブル
から選択される出力符号語であって、状態“0”の符号
化テーブルにおける出力符号語と入れ替えても符号化規
則を崩さない範囲にあるか否かを判断し、適合する場合
(Yesの場合)には、「選択肢あり」の検出結果を出
力してステップ408に移行する。一方、適合しない場
合(Noの場合)には、ステップ403,ステップ40
5を経てここまでに至って「選択肢なし」と判断できる
ので、この「選択肢なし」の検出結果を出力してステッ
プ409に移行する。なお、ステップ407で「選択肢
なし」と判断した場合には、DSV値の絶対値の比較や
パスの選択などは行わず、「選択肢あり」となるまで第
1,第2のパスメモリ125,127への蓄積及び第
1,第2のDSV演算メモリ124,126でのDSV
算出更新のみを行っている。
【0092】この際、実施例ではこのステップ407で
ランレングス制限規則RLL(d,k)=RLL(2,
10)を満たすように設定しているが、このステップ4
07中でランレングス制限規則RLL(d,k)を、R
LL(2,11)、又は、RLL(2,12)、もしく
はRLL(2,13)に変更することで、最小ランレン
グスが3T、且つ、最大ランレングスが12T、又は、
13T、もしくは、14Tがステップ403,ステップ
405の条件を除いて部分的に可能となる。
【0093】次に、ステップ408では、ステップ40
7による「選択肢あり」の結果に従って、符号化テーブ
ルアドレス演算部122は、符号化テーブル123から
状態“3”のテーブルの入力データ語SCtに対応する
出力符号語OC1tを読み出すと共に、状態“0”のテ
ーブルの入力データ語SCtに対応する出力符号語OC
2tを読み出して、出力符号語OC1t,OC2tに対
してNRZI変換部133でそれぞれNRZI変換を行
う。
【0094】次に、ステップ409では、ステップ40
7により「選択肢なし」と判断されたため、直前までの
DSV値の絶対値の比較を行うことなく、「選択肢な
し」の結果に従って、符号化テーブル123から入力デ
ータ語SCtに対応する出力符号語OC1tのみを読み
出して、この出力符号語OC1tのみをNRZI変換部
133でNRZIに変換し、出力符号語OC1tのみに
対してNRZIに変換した信号を第1,第2のパスメモ
リ125,127の両者に記憶させる。この場合、パス
1,2の出力符号語OC1,OC2tの値は同じとな
る。この後、後述するステップ414に移行して、ステ
ップ414〜ステップ415の処理を行う。
【0095】次に、ステップ410では、ステップ40
4又はステップ406もしくはステップ408によりN
RZI変換部133で出力符号語OC1t,OC2tに
対してNRZI変換した各信号を第1,第2のパスメモ
リ125,127に記憶させない状態で、第1,第2の
DSV演算メモリ124,126に記憶されている過去
から直前までの符号語に対してDSV演算した各DSV
値の絶対値|DSV|を絶対値比較部128にて比較す
る。ここで、同期信号に続く符号語の場合にはステップ
401で演算した各DSV値に対して絶対値を比較し、
出力符号語OC1t,OC2tの場合には、後述するス
テップ414で一つ前に演算して記憶しておいた過去か
ら直前までの各DSV値に対して絶対値を比較してい
る。
【0096】ここで、第1のDSV演算メモリ124か
らのDSV1t−1の絶対値|DSV1t−1|の方が
第2のDSV演算メモリ126からのDSV2t−1の
絶対値|DSV2t−1|の方より小さい場合(Yes
の場合)には、ステップ411で、第1のパスメモリ1
25に蓄積されている過去の出力符号語を第2のパスメ
モリ127に出力して第2のメモリ127を書き換える
と共に、第1のDSV演算メモリ124に記憶されてい
るDSV1t−1で第2のDSV演算メモリ126を書
き換える(第2のDSV演算メモリ126の内容をDS
V1t−1にする)。一方、第2のDSV演算メモリ1
26からのDSV2t−1の絶対値|DSV2t−1|
の方が小さいか又は同じである場合(Noの場合)に
は、ステップ412で、第2のパスメモリ127に蓄積
されている過去の出力符号語を第1のパスメモリ125
に出力して第1のメモリ125を書き換えると共に、第
2のDSV演算メモリ126に記憶されているDSV2
t−1で第1のDSV演算メモリ124を書き換える
(第1のDSV演算メモリ124の内容をDSV2t−
1にする)。
【0097】次に、ステップ411及びステップ412
の後、ステップ413では、出力符号語OC1t,OC
2tに対してNRZI変換部133でそれぞれNRZI
変換した各信号、即ち、パス1の出力符号語OC1tに
対応した信号を第1のパスメモリ125に追加記憶させ
ると共に、パス2の出力符号語OC2tに対応した信号
を第2のパスメモリ127に追加記憶させる。
【0098】次に、ステップ414では、パス1の出力
符号語OC1tを含めたDSV値を第1のDSV演算メ
モリ124で演算して記憶すると共に、パス2の出力符
号語OC2tを含めたDSV値を第2のDSV演算メモ
リ126で演算して記憶する。ここで、第1,第2のD
SV演算メモリ124,126に記憶した各DSV値
は、次の符号語への動作ステップ時にステップ410で
過去から直前までのDSV値の絶対値の比較に用いられ
る。
【0099】次に、ステップ415では、同期フレーム
最終データ検出部130で入力データ語SCtが同期フ
レームの最終データであると検出されない場合(Noの
場合)には、ステップ402に戻って上記ステップ40
2〜ステップ415までの繰り返しを行う。一方、入力
データ語SCtが同期フレームの最終データであると検
出された場合(Yesの場合)には、ステップ416で
同期信号ビットパターンSYn−1t,SYn−2tに
対してステップ410〜ステップ414と同様の処理を
行う。
【0100】次に、ステップ417では、次の入力デー
タ語SCtがある場合(Noの場合)には、ステップ4
01に戻り、一方、次の入力データ語SCtがなくなっ
た場合(Yesの場合)には、ステップ418で第1の
パスメモリ125(又は第2のパスメモリ127)に記
憶されている出力符号語のデータ列をメモリ制御/記録
信号出力部129から記録駆動回路(図1)に出力す
る。
【0101】そして、このようにして符号化された15
ビットの記録信号は、同期信号が所定の符号語数(例え
ば91ワードコード)ごとに挿入され、同期信号を除い
て最小ランレングスが3T(T=チャネルビットの周
期)、最大ランレングスが11Tのランレングス制限規
則を満たした上で、光ディスクや磁気ディスクなどの記
録媒体20に符号化レートを高めて高密度で記録するこ
とができる。
【0102】尚、本発明に係わる同期信号生成方法は、
異なるDSV制御方法を用いる場合においても有効であ
る。例えば、本実施例における符号化テーブルを用いて
も、テーブル内の符号後交換を行わずに、DSV制御ビ
ットを特定周期ごとに挿入してDSV制御を行う場合に
も、本発明に係わる同期信号生成方法は適用可能であ
る。
【0103】<伝送装置、伝送媒体>図16は本発明に
係る同期信号生成方法、伝送装置の一実施の形態を適用
した情報伝送装置を示したブロック図である。
【0104】図16に示した如く、本発明に係る同期信
号生成方法、伝送装置の一実施の形態を適用した情報伝
送装置14は、フォーマット部11と、8−15変調部
12と、伝送部15とから概略構成されており、入力さ
れた映像や音声などの情報に関するディジタル信号をフ
ォーマット部11を介して8−15変調部12で8−1
5変調して、8−15変調した信号を伝送部15から無
線又は有線を介して伝送することで、本発明に係る伝送
媒体21を得る装置である。
【0105】この際、上記した情報伝送装置(伝送装
置)14は、先に説明したディスク記録装置(記録装
置)10に対して、フォーマット部11及び8−15変
調部12は同じものであり、伝送部15だけが異なるも
のである。ここでは、8−15変調部12で8−15変
調した信号を伝送部15から空中(無線)や伝送ケーブ
ル(有線)などで伝送する場合にも、伝送部15におい
て伝送に適した変換を行うことによって、符号化レート
を高めて少ないデータ量で誤りなく伝送することができ
るものである。
【0106】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係る同期信号生成
方法、記録装置、伝送装置、記録媒体及び伝送媒体によ
ると、高密度化に伴って符号化レートを高めた上で、デ
ィジタルデータを複数の同期フレームからなるセクタに
収容して順次伝送するにあたり、かかる同期フレーム
は、同期信号と、最小ランレングス及び最大ランレング
スの制約を満たす符号語列とからなり、上記同期信号
は、所定のランレングス制限規則を満たす符号語列に対
して分離可能であり、且つ、1セクタ内における位置を
識別するための特定コードと、所定のランレングス制限
規則における最大ラン長よりも1T(但し、Tは前記符
号語のチャネルビット周期)以上大なるラン長の第1ビ
ットパターン及びこの第1ビットパターンに続いて最小
ラン長よりも大なるラン長の第2ビットパターンとから
なる同期パターンとで構成したため、符号間干渉の影響
により、この同期信号及び符号語列による信号エッジ夫
々が1T分だけエッジシフトしてしまっても、両者を正
しく区別して検出することができる。
【0107】また、上記同期信号は、セクタ内における
位置を識別すると共にDC制御を可能にする特定コード
を含む構成としているため、より高密度な光ディスクに
おいても例え、セクタの先頭の同期信号を一時的に読み
取れなくても、又他のものをセクタ先頭と誤ってしまっ
ても、その後に存在する同期信号に基づいて正しいセク
タの先頭を予測することができるので、良好にディジタ
ルデータの再生が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る同期信号生成方法、記録装置の一
実施の形態を適用したディスク記録装置を示したブロッ
ク図である。
【図2】図1に示した8−15変調部を説明するための
ブロック図である。
【図3】符号化テーブルの一例を示した図(その1)で
ある。
【図4】符号化テーブルの一例を示した図(その2)で
ある。
【図5】符号化テーブルの一例を示した図(その3)で
ある。
【図6】符号化テーブルの一例を示した図(その4)で
ある。
【図7】符号化テーブルの一例を示した図(その5)で
ある。
【図8】符号化テーブルの一例を示した図(その6)で
ある。
【図9】符号化テーブルの一例を示した図(その7)で
ある。
【図10】図3〜図9に示した複数の符号化テーブルに
対して、次のとりうる状態の符号化テーブルを5通りの
ケースに分別して示した図である。
【図11】入力データ語に対して複数の符号化テーブル
のうちの特定の符号化テーブルと他の特定の符号化テー
ブルとの間で入れ替えする場合を説明するための図であ
る。
【図12】同期信号テーブルの一例を示した図である。
【図13】同期信号の符号化テーブルのフォーマットを
示した図である。
【図14】1セクタ分の伝送信号のフォーマットを示し
た図である。
【図15】8−15変調時のDSV制御フローチャート
図である。
【図16】本発明に係る同期信号生成方法、伝送装置の
一実施の形態を適用した情報伝送装置を示したブロック
図である。
【符号の説明】
10…信号記録装置(ディスク記録装置)、 11…フォーマット部、 12…8−15変調部、 13…記録駆動回路、 14…伝送装置(情報伝送装置)、 15…伝送部、 20…記録媒体、 21…伝送媒体、 121…符号語選択肢有無検出部、 122…符号化テーブルアドレス演算部、 123…符号化テーブル、 124,126…第1,第2のDSV演算メモリ、 125,127…第1,第2のパスメモリ、 128…絶対値比較部、 129…メモリ制御/記録信号出力部、 130…同期フレーム最終データ検出部、 131…同期信号テーブルアドレス演算部、 132…同期信号テーブル、 133…NRZI変換部。
フロントページの続き Fターム(参考) 5D044 GL13 GL20 GL21 GM22 5K029 AA01 CC07 DD22 EE06 EE11 FF08 FF09 FF10 GG03 HH21 HH26 5K047 AA03 CC12 DD01 DD02 FF03 HH12 HH44 MM24 MM56

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 pビットの入力データ語を複数の符号化
    テーブルを用いてqビット(但し、q>p)の符号語を
    得るように変調を行うに際し、前記複数の符号化テーブ
    ルは、それぞれの入力データ語に対応して、符号語と、
    この符号語に直接結合しても所定のランレングス制限規
    則を満たすような次の符号語を得るために次の入力デー
    タ語を変調するのに使用する符号化テーブルを示す状態
    情報とを格納しており、前記所定のランレングス制限規
    則を満たして出力する符号語列に再生データ復号用の同
    期信号を所定の符号語数ごとに挿入して同期フレームを
    生成する同期信号生成方法において、 前記同期信号は、前記所定のランレングス制限規則を満
    たす前記符号語列に対して分離可能であり、且つ、1セ
    クタ内における位置を識別するための特定コードと、前
    記所定のランレングス制限規則における最大ラン長より
    も1T(但し、Tは前記符号語のチャネルビット周期)
    以上大なるラン長の第1ビットパターン及びこの第1ビ
    ットパターンに続いて最小ラン長よりも大なるラン長の
    第2ビットパターンとからなる同期パターンとで構成す
    ると共に、前記同期パターンは、これに後続する符号語
    の一部を含むことを特徴とする同期信号生成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の同期信号生成方法におい
    て、 前記複数の符号化テーブルのうちの特定の符号化テーブ
    ルと他の特定の符号化テーブルは、予め設定した所定の
    入力データ語に対応して格納されているそれぞれの符号
    語中の「1」の数がDSV制御可能となるように一方が
    偶数個あるならば他方は奇数個となるように偶奇性を有
    して割り当てられており、前記所定の入力データ語を変
    調する際に、前記特定の符号化テーブルを用いて変調し
    た符号語から得られるDSV値の絶対値と、前記他の特
    定の符号化テーブルを用いて変調した符号語から得られ
    るDSV値の絶対値のうち、絶対値が小さい方の符号語
    を選択することにより、DSV制御を行いつつ前記所定
    のランレングス制限規則を満たして出力する符号語列に
    再生データ復号用の同期信号を所定の符号語数ごとに挿
    入して同期フレームを生成することを特徴とする同期信
    号生成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の同期信号生
    成方法において、 前記複数の符号化テーブルと対応して複数の同期信号テ
    ーブルが用意され、且つ、各同期信号テーブル内には前
    記同期信号を生成するための同期信号ピットパターンが
    複数設定されていると共に、各同期信号ピットパターン
    は、「1」の数が一方が偶数個あるならば他方は奇数個
    となるように偶奇性を有した2つのピットパターンのい
    ずれかをDSV制御により選択可能とすることを特徴と
    する同期信号生成方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれか1項記載
    の同期信号生成方法において、 前記pビットは8ビット、前記qビットは15ビットで
    あり、前記ランレングス制限規則は、前記同期信号を除
    いて、前記符号語をNRZI変換した信号の最小ラン長
    が3Tであり、且つ、最大ラン長が11T,12T,1
    3T,14Tのうちのいずれかであることを特徴とする
    同期信号生成方法。
  5. 【請求項5】 pビットの入力データ語を複数の符号化
    テーブルを用いてqビット(但し、q>p)の符号語を
    得るように変調を行うに際し、前記複数の符号化テーブ
    ルは、それぞれの入力データ語に対応して、符号語と、
    この符号語に直接結合しても所定のランレングス制限規
    則を満たすような次の符号語を得るために次の入力デー
    タ語を変調するのに使用する符号化テーブルを示す状態
    情報とを格納しており、前記所定のランレングス制限規
    則を満たして出力する符号語列に再生データ復号用の同
    期信号を所定の符号語数ごとに挿入して同期フレームを
    生成して記録媒体に順次記録する記録装置において、 前記同期信号は、前記所定のランレングス制限規則を満
    たす前記符号語列に対して分離可能であり、且つ、1セ
    クタ内における位置を識別するための特定コードと、前
    記所定のランレングス制限規則における最大ラン長より
    も1T(但し、Tは前記符号語のチャネルビット周期)
    以上大なるラン長の第1ビットパターン及びこの第1ビ
    ットパターンに続いて最小ラン長よりも大なるラン長の
    第2ビットパターンとからなる同期パターンとで構成す
    ると共に、前記同期パターンは、これに後続する符号語
    の一部を含むことを特徴とする記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の記録装置において、前
    記複数の符号化テーブルのうちの特定の符号化テーブル
    と他の特定の符号化テーブルは、予め設定した所定の入
    力データ語に対応して格納されているそれぞれの符号語
    中の「1」の数がDSV制御可能となるように一方が偶
    数個あるならば他方は奇数個となるように偶奇性を有し
    て割り当てられており、前記所定の入力データ語を変調
    する際に、前記特定の符号化テーブルを用いて変調した
    符号語から得られるDSV値の絶対値と、前記他の特定
    の符号化テーブルを用いて変調した符号語から得られる
    DSV値の絶対値のうち、絶対値が小さい方の符号語を
    選択することにより、DSV制御を行いつつ前記所定の
    ランレングス制限規則を満たして出力する符号語列に再
    生データ復号用の同期信号を所定の符号語数ごとに挿入
    して同期フレームを生成することを特徴とする記録装
    置。
  7. 【請求項7】 pビットの入力データ語を複数の符号化
    テーブルを用いてqビット(但し、q>p)の符号語を
    得るように変調を行うに際し、前記複数の符号化テーブ
    ルは、それぞれの入力データ語に対応して、符号語と、
    この符号語に直接結合しても所定のランレングス制限規
    則を満たすような次の符号語を得るために次の入力デー
    タ語を変調するのに使用する符号化テーブルを示す状態
    情報とを格納しており、前記所定のランレングス制限規
    則を満たして出力する符号語列に再生データ復号用の同
    期信号を所定の符号語数ごとに挿入して同期フレームを
    生成して無線又は有線で順次伝送する伝送装置におい
    て、 前記同期信号は、前記所定のランレングス制限規則を満
    たす前記符号語列に対して分離可能であり、且つ、1セ
    クタ内における位置を識別するための特定コードと、前
    記所定のランレングス制限規則における最大ラン長より
    も1T(但し、Tは前記符号語のチャネルビット周期)
    以上大なるラン長の第1ビットパターン及びこの第1ビ
    ットパターンに続いて最小ラン長よりも大なるラン長の
    第2ビットパターンとからなる同期パターンとで構成す
    ると共に、前記同期パターンは、これに後続する符号語
    の一部を含むことを特徴とする伝送装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の伝送装置において、前
    記複数の符号化テーブルのうちの特定の符号化テーブル
    と他の特定の符号化テーブルは、予め設定した所定の入
    力データ語に対応して格納されているそれぞれの符号語
    中の「1」の数がDSV制御可能となるように一方が偶
    数個あるならば他方は奇数個となるように偶奇性を有し
    て割り当てられており、前記所定の入力データ語を変調
    する際に、前記特定の符号化テーブルを用いて変調した
    符号語から得られるDSV値の絶対値と、前記他の特定
    の符号化テーブルを用いて変調した符号語から得られる
    DSV値の絶対値のうち、絶対値が小さい方の符号語を
    選択することにより、DSV制御を行いつつ前記所定の
    ランレングス制限規則を満たして出力する符号語列に再
    生データ復号用の同期信号を所定の符号語数ごとに挿入
    して同期フレームを生成することを特徴とする伝送装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項4のいずれか1項記載
    の同期信号生成方法を用いて記録されたことを特徴とす
    る記録媒体。
  10. 【請求項10】 請求項1〜請求項4のいずれか1項記
    載の同期信号生成方法を用いて伝送されたことを特徴と
    する伝送媒体。
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