JP2002303729A - 偏光板の製造方法及び液晶表示装置 - Google Patents

偏光板の製造方法及び液晶表示装置

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JP2002303729A JP2001109556A JP2001109556A JP2002303729A JP 2002303729 A JP2002303729 A JP 2002303729A JP 2001109556 A JP2001109556 A JP 2001109556A JP 2001109556 A JP2001109556 A JP 2001109556A JP 2002303729 A JP2002303729 A JP 2002303729A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】裁断時のサイズずれ及び接着時の位置ずれや光
学軸のずれが発生しにくく、かつ光学フィルムと偏光フ
ィルムの接着一体化物からなる所定サイズのものを少な
い工程数で効率よく形成でき薄型軽量で見易い表示の液
晶表示装置を形成しうる偏光板の開発。 【解決手段】光路変換斜面具備の光出射手段を有する矩
形状領域(10)の複数を長尺透明フィルムの片面に、
各領域の辺の方向が透明フィルムの長辺方向に対して一
定の角度で傾斜するように設けてなる光学フィルム
(1)と、長辺方向に光学軸を有する長尺偏光フィルム
(2)とをそれらの長辺方向が平行となるように接着層
を介し接着してなる積層体を裁断して、前記の領域単位
からなる積層片(3)を得る偏光板の製造方法及びその
偏光板を光学フィルムによる光出射手段を有する側が外
側となるように液晶セルの少なくとも片側に配置してな
る液晶表示装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、液晶表示パネルの側面よ
り入射させた光を効率よく視認方向に光路変換して薄型
軽量で明るく、像の乱れが少なくて見易い表示の液晶表
示装置を形成しうる偏光板の製造方法に関する。
【0002】
【発明の背景】光出射手段を具備する光学フィルムと偏
光フィルムを接着してなる偏光板を液晶セルの視認側表
面に設けてなる液晶表示パネルの側面より光を入射さ
せ、パネル内の伝送光を前記の光出射手段を介し反射さ
せてパネルを照明するようにした外光・照明両用式の反
射型液晶表示装置が提案されていた(特開2000−1
47499号公報)。これはそれまでのサイドライト型
導光板よりも遙かに薄い光学フィルムにて液晶表示パネ
ルの照明システムを実現してその薄型軽量化を達成する
と共に、散乱反射光を照明に利用するもの(特開平5−
158033号公報)に比べて照明光の指向性を高めて
明るい表示を達成したものである。
【0003】従来、前記において光学フィルムと偏光フ
ィルムの接着一体化処理は、光学フィルムと偏光フィル
ムのそれぞれをまず所定のサイズと角度で裁断した後、
それらの単板毎に光学フイルムと偏光フイルムとを接着
する方法が採られていた。そのため裁断から一体化処理
までの工程数が多い上に、裁断時のサイズずれ、接着時
の位置ずれや光学軸のずれが起こりやすい問題点があっ
た。位置ずれや光学軸のずれは、コントラストの低下や
着色発生の原因となると共に、光出射手段への入射角が
変化し出射光が観察者方向に向かわないため液晶表示が
暗くなり総じて表示品位が大きく低下する。
【0004】
【発明の技術的課題】本発明は、裁断時のサイズずれ及
び接着時の位置ずれや光学軸のずれが発生しにくく、か
つ光学フィルムと偏光フィルムの接着一体化物からなる
所定サイズのものを少ない工程数で効率よく形成でき、
液晶表示パネルの側面より入射させた光を効率よく視認
方向に光路変換して薄型軽量で明るく、見易い表示の液
晶表示装置を形成しうる偏光板の開発を課題とする。
【0005】
【課題の解決手段】本発明は、フィルム面に対する傾斜
角が35〜48度の光路変換斜面を具備する凹部の複数
からなる光出射手段を有する矩形状の領域よりなる単位
の複数を長尺の透明フィルムの片面に、各領域の辺の方
向が透明フィルムの長辺方向に対して一定の角度で傾斜
するように設けてなる光学フィルムと、長辺方向に光学
軸を有する長尺の偏光フィルムとをそれらの長辺方向が
平行となるように、かつ光学フィルムの光出射手段を有
する面が外側となるように接着層を介し接着してなる積
層体を裁断して、前記の領域単位からなる積層片を得る
ことを特徴とする偏光板の製造方法、及びその偏光板を
光学フィルムによる光出射手段を有する側が外側となる
ように液晶セルの少なくとも片側に配置してなることを
特徴とする液晶表示装置を提供するものである。
【0006】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、長尺の光学
フィルムと偏光フィルムを用いて所定サイズの単位体を
一括して接着処理することにより、所定サイズに裁断し
た単板毎の接着処理を回避できて単位体に位置ずれや光
学軸のずれが発生しにくく裁断時のサイズずれも生じに
くい。その結果、光学フィルムと偏光フィルムの接着一
体化物からなる所定サイズの偏光板を少ない工程数で効
率よく、かつ品質のバラツキが少ない状態で形成するこ
とができる。またその偏光板を用いて液晶表示パネルの
側面より入射させた光を効率よく視認方向に光路変換し
て薄型軽量で明るく、見易い表示の液晶表示装置を形成
することができる。
【0007】
【発明の実施形態】本発明による製造方法は、フィルム
面に対する傾斜角が35〜48度の光路変換斜面を具備
する凹部の複数からなる光出射手段を有する矩形状の領
域よりなる単位の複数を長尺の透明フィルムの片面に、
各領域の辺の方向が透明フィルムの長辺方向に対して一
定の角度で傾斜するように設けてなる光学フィルムと、
長辺方向に光学軸を有する長尺の偏光フィルムとをそれ
らの長辺方向が平行となるように、かつ光学フィルムの
光出射手段を有する面が外側となるように接着層を介し
接着してなる積層体を裁断して、前記の領域単位からな
る積層片としての偏光板を得るものである。
【0008】前記した製造方法の工程例を図1に示し
た。また図2に光学フィルムの例を示した。さらに図
3、4に光出射手段を形成する凹部の例を示した。1が
光学フィルム(長尺の透明フィルム)で、10がその矩
形状領域、2が偏光フィルム、Aが凹部で、aがその光
路変換斜面である。なお図1は斜視図、図2は平面図、
図3、4は凹部の光路変換斜面に対する横断面を示す側
面図である。また図3、4において1Cは接着層、1D
は偏光フィルム層である。
【0009】光学フィルム1における矩形状領域10
は、図8に例示した如く側面に光源51を有する液晶セ
ルのセル平面に沿う方向にその光出射手段の形成面が外
側となるように配置し、前記光源による側面方向からの
入射光ないしその伝送光を光路変換斜面aを介し反射さ
せて裏面側(偏光フィルム層側)に、従って液晶表示パ
ネルの視認方向に光路変換して偏光フィルム層1Dより
出射させ、その出射光を液晶表示パネル等の照明光(表
示光)として利用できるようにすることを目的とする。
【0010】光学フィルムを形成する長尺の透明フィル
ムは、光源等を介して入射させる光の波長域に応じそれ
に透明性を示す適宜な材料の1種又は2種以上を用いて
形成することができる。ちなみに可視光域では例えばア
クリル系樹脂やポリカーボネート系樹脂、セルロース系
樹脂やノルボルネン系樹脂等で代表される透明樹脂、熱
や紫外線、電子線等の放射線で重合処理しうる硬化型樹
脂などがあげられる。なお「長尺」は、フィルムの厚さ
方向に対して直交する2辺方向の一辺の長さが他辺より
も大きいことを意味する(以下同じ)。
【0011】光路変換斜面への入射効率を高めて明るく
てその均一性に優れる表示の液晶表示装置を得る点より
透明フィルムの好ましい屈折率は、液晶セル、特にその
セル基板と同等以上、就中1.49以上、特に1.52
以上である。またフロントライト方式とする場合の表面
反射を抑制する点よりは1.6以下、就中1.56以
下、特に1.54以下の屈折率であることが好ましい。
なお斯かる屈折率は、可視光域の場合、D線に基づくこ
とが一般的であるが、入射光の波長域に特異性などがあ
る場合には前記に限定されずその波長域に応じることも
できる(以下同じ)。
【0012】また輝度ムラや色ムラを抑制して表示ムラ
の少ない液晶表示装置を得る点より好ましい透明フィル
ムは、複屈折を示さないか複屈折の小さいもの就中、面
内の平均位相差が30nm以下のものである。位相差の小
さい透明フィルムとすることにより偏光フィルム層等を
介した直線偏光が入射した場合にその偏光状態を良好に
維持できて表示品位の低下防止に有利である。
【0013】表示ムラ防止の点より透明フィルムにおけ
る面内の好ましい平均位相差は、20nm以下、就中15
nm以下、特に10nm以下であり、その位相差の場所毎の
バラツキが可及的に小さいものがより好ましい。さらに
接着処理にて透明フィルムに発生しやすい内部応力を抑
制してその内部応力による位相差の発生を防止する点よ
りは光弾性係数の小さい材料からなる透明フィルムが好
ましい。
【0014】加えて透明フィルムの厚さ方向の平均位相
差も50nm以下、就中30nm以下、特に20nm以下であ
ることが表示ムラ防止等の点より好ましい。斯かる低位
相差の透明フィルムの形成は、例えば既成のフィルムを
焼鈍処理する方式等にて内部の光学歪みを除去する方式
などの適宜な方式にて行いうる。好ましい形成方式は、
キャスティング方式にて位相差の小さい透明フィルムを
形成する方式である。なお透明フィルムにおける前記の
位相差は、可視域の光、特に波長550nmの光に基づく
ものであることが好ましい。
【0015】透明フィルムは通例、単層物として形成さ
れるが、同種又は異種の材料からなる積層体などとして
形成されていてもよい。透明フィルムの厚さは、適宜に
決定できて特に限定はないが、薄型軽量化等の点よりは
5〜500μm、就中10〜300μm、特に20〜10
0μmが好ましい。斯かる厚さとすることで打ち抜き処
理等によるサイズ加工も容易に行うことができる。
【0016】光学フィルムは、図2の例の如く透明フィ
ルム1の片面に、上記した出射特性を得るための光出射
手段を有する矩形状の領域10よりなる単位の複数を、
その各領域の辺の方向が透明フィルムの長辺方向(矢
印)に対して一定の角度θで傾斜するように設けること
にて形成される。斯かる傾斜角θの設定は、長辺方向に
光学軸を有する長尺の偏光フィルムと光学フィルムをそ
れらの長辺方向が平行となるように接着した場合に、当
該矩形状領域10の辺の方向が偏光フィルムの光学軸に
対して所定の一定角度で傾斜した状態となることを目的
とする。前記の傾斜角θは、目的とする当該一定角度に
応じて適宜に決定でき、透明フィルムに設ける矩形状領
域の全てで同じ傾斜角に統一する点を除いて特に限定は
ない。
【0017】各矩形状領域のサイズは、適用する液晶セ
ルのサイズ等に応じて適宜に決定することができる。打
ち抜き方式等にて効率よく裁断する点よりはサイズを統
一した矩形状領域を一定の間隔で設けることが好まし
い。矩形状領域は、実質的に四辺形であればよく、辺の
交点は直角であってもよいし、丸み処理等が施されて直
角でない状態にあってもよい。
【0018】光学フィルム(透明フィルム)の矩形状領
域内に設ける光出射手段は、図3、4の例の如くフィル
ム面に対する傾斜角θ1が35〜48度の光路変換斜面
aを具備する凹部Aの複数にて形成される。ちなみに図
3の例では断面二等辺三角形の凹部からなり、二面の光
路変換斜面aを具備する。一方、図4の例ではフィルム
面に対する傾斜角θ1が35〜48度の光路変換斜面a
と当該傾斜角θ2が大きい立面bを具備する断面略三角
形の凹部からなる。なお凹部は、光学フィルム内に凹ん
でいること(溝)を意味する。
【0019】前記により液晶セルの側面等に配置した光
源による側面方向からの入射光ないしその伝送光を光路
変換斜面aを介し透明フィルムの光出射手段を有しない
裏面側、従って偏光フィルム層側に光路変換して、液晶
セル等に対し法線方向の指向性に優れる光を光源光の利
用効率よく透明フィルムから出射させて偏光フィルム層
に入射させることができる。光路変換斜面の当該傾斜角
が35度未満では液晶セルの視認背面側に反射板を配置
して当該光路変換光を反射させた場合に、その反射光に
基づく表示光の液晶表示パネルより出射する角度が30
度を越えることとなり視認に不利となる。一方、光路変
換斜面の当該傾斜角が48度を超えると全反射されずに
斜面から光洩れが生じやすくなり光利用効率が低下す
る。
【0020】前記において光路変換斜面による反射方式
に代えて、表面を粗面化した光出射手段による散乱反射
方式とした場合には垂直な方向に反射しにくく液晶表示
パネルから正面方向より大きく傾いた方向に出射されて
液晶表示が暗く、コントラストに乏しくなる。光路変換
斜面を介し効率よく全反射させて透明フィルムの裏面よ
りフィルム面の法線方向に指向性よく出射させ、液晶セ
ルを効率よく照明して明るくて見やすい液晶表示を達成
する点より光路変換斜面の好ましい当該傾斜角θ1は3
8〜45度、就中40〜43度である。
【0021】光出射手段は、図5〜7に平面図として例
示した如く一辺から他辺にわたり連続した凹部や、不連
続に断続する凹部の複数からなるものとして形成するこ
とができる。凹部は、前記した連続又は不連続の状態に
てその光路変換斜面に基づいて図5の例の如く平行に分
布していてもよいし、図6の例の如く不規則に分布して
いてもよく、さらに図7の例の如く仮想中心に対してピ
ット状に配置された分布状態にあってもよい。また凹部
は、その光路変換斜面に対する横断面に基づいて例えば
略三角形〜略五角形等の適宜な形態を有するものであっ
てよい。一般にはサイズの小型化による視覚性の低減や
製造効率などの点より図3、4の例の如く断面略三角形
の凹部とされる。なお前記略三角形等の「略」は、辺の
角度変化や辺の交点からなる角の円化等の変形を許容す
ることを意味する。
【0022】複数の凹部の配置状態は、その形態などに
応じて適宜に決定することができる。上記したように光
路変換斜面aは、照明モードにおいて光源からの入射光
を透明フィルムの裏面方向に反射して光路変換するもの
であることより、斯かる光路変換斜面を具備する凹部を
全光線透過率が75〜92%でヘイズが4〜20%とな
るように透明フィルムの片面に分布させることが、光源
を介した側面方向からの光を光路変換して液晶セルを効
率よく照明する面光源を得て明るくてコントラストに優
れる液晶表示を達成する点より好ましい。斯かる全光線
透過率とヘイズの特性は、凹部のサイズや分布密度等の
制御にて達成でき、例えば透明フィルムにおける光出射
手段の形成面に占める光出射手段の投影面積に基づく占
有面積を1/100〜1/8、就中1/50〜1/1
0、特に1/30〜1/15とすることにより達成する
ことができる。
【0023】より具体的には光路変換斜面のサイズが大
きいと観察者にその斜面の存在が認識されやすくなって
表示品位を大きく低下させやすくなり、液晶セルに対す
る照明の均一性も低下しやすくなること等も考慮して図
5の例の如く連続する凹部を平行に分布させる場合、そ
の繰返しピッチを2mm以下、就中20μm〜1mm、特に
50〜500μmとし、光路変換斜面のフィルム面に対
する投影幅を40μm以下、就中3〜20μm、特に5〜
15μmとすることが好ましい。なお連続する凹部の平
行分布は、矩形状領域の一辺に対して平行であってもよ
いし、30度以内の交差状態で配列していてもよい。後
者は、液晶セルの画素との干渉によるモアレの防止等に
有効である。またモアレ防止は、平行配列の繰返しピッ
チの調節にても行うことができ、従って当該繰返しピッ
チは変化していてもよく一定ピッチでなくてもよい。
【0024】一方、図6、7の例の如く不連続な凹部を
平行に又は不規則に分布させる場合や、仮想中心に対し
てピット状に分布させる場合には前記した特性の達成に
加え光路変換斜面による反射効率も考慮して、光路変換
斜面の長さを凹部の深さの5倍以上、就中8以上、特に
10以上の凹部とすることが好ましい。また光路変換斜
面の長さは500μm以下、就中200μm以下、特に1
0〜150μm、凹部の深さ及び幅は2μm〜100μ
m、就中5〜80μm、特に10〜50μmとすることが
好ましい。なお前記の長さは、光路変換斜面の長辺方向
の長さ、すなわち凹部の溝の連続方向に基づき、深さは
透明フィルムの光出射手段形成面を基準とする。また幅
は、光路変換斜面の長辺方向と深さ方向とに直交する方
向の長さに基づく。
【0025】なお凹部を形成する面であって所定傾斜角
の光路変換斜面aを満足しない面、例えば図4における
光路変換斜面aに対向する立面b等は、セル側面方向か
らの入射光を裏面より出射することに寄与するものでは
なく、表示品位や光伝送ないし光出射に可及的に影響し
ないことが好ましい。ちなみにフィルム面に対する立面
の傾斜角θ2が小さいとフィルム面に対する投影面積が
大きくなり、図8に例示した如く偏光板3を視認側に配
置するフロントライト方式による外光モードではその立
面による表面反射光が観察方向に戻って表示品位を阻害
しやすくなる。
【0026】従って立面等の当該傾斜角θ2は大きいほ
ど有利であり、それによりフィルム面に対する投影面積
を小さくできて全光線透過率の低下等を抑制でき、また
光路変換斜面と立面による頂角も小さくできて表面反射
光を低減できその反射光を偏光板の平面方向(フィルム
面方向)に傾けることができて液晶表示への影響を抑制
することができる。斯かる点より立面等の好ましい傾斜
角θ2は50度以上、就中60度以上、特に75〜90
度である。
【0027】凹部Aを形成する斜面は、直線面や屈折面
や湾曲面等の適宜な面形態に形成されていてよい。また
凹部の断面形状は、その傾斜角等がシートの全面で一定
な形状であってもよいし、吸収ロスや先の光路変換によ
る伝送光の減衰に対処して偏光板上での発光の均一化を
図ることを目的に光が入射する側の側面から遠離るほど
凹部を大きくしてもよい。また一定ピッチの凹部とする
こともできるし、図6、7の例の如く光が入射する側
(矢印)の側面から遠離るほど徐々にピッチを狭くして
凹部の分布密度を多くしたものとすることもできる。さ
らにランダムピッチにて偏光板上での発光の均一化を図
ることもでき、ランダムピッチは画素との干渉によるモ
アレの防止の点よりも有利である。よって光出射手段
は、ピッチに加えて形状等も異なる凹の組合せからなっ
ていてもよい。
【0028】凹部における光路変換斜面は、図3、4の
例の如く液晶セルの側面方向より入射させる光の方向
(矢印)に対面していることが出射効率の向上の点より
好ましい。従って線状光源を用いる場合には図5、6に
例示の如く光路変換斜面は、矩形状領域の一辺に対する
方向又は一定の方向を向いていることが好ましい。また
発光ダイオード等の点状光源を用いる場合には図7の例
の如く光路変換斜面は、その点状光源の発光中心の方向
を向いていることが好ましい。
【0029】凹部の断続端の形状等については特に限定
はないが、その部分への入射光の低減化等による影響の
抑制の点より30度以上、就中45度以上、特に60度
以上の斜面とすることが好ましい。また矩形状領域は、
光出射手段を形成する凹部部分を除きその表裏面が可及
的に平滑な平坦面であること、就中±2度以下の角度変
化、特に0度の平坦面であることが好ましい。またその
角度変化が長さ5mmあたり1度以内であることが好まし
い。斯かる平坦面とすることにより矩形状領域を形成す
るフィルム面の大部分を角度変化が2度以下の平滑面と
することでき、液晶セルの内部を伝送する光を効率よく
利用できて画像を乱さない均一な光出射を達成すること
ができる。また偏光フィルムとの接着処理のしやすさ等
の点よりも好ましい。
【0030】上記したように図7に例示した如き凹部A
のピット状配置は、点状光源を液晶表示パネルの側面等
に配置し、その点状光源による側面方向からの放射状の
入射光ないしその伝送光を光路変換斜面aを介し光路変
換して偏光板を可及的に均一に発光させ、液晶セル等に
対し法線方向の指向性に優れる光を光源光の利用効率よ
く偏光板から出射させることを目的とする。従ってその
ピット状配置は、点状光源の配置が容易となるように偏
光板の端面又はその外側に仮想中心が形成されるように
行うことが好ましい。仮想中心は、同じ又は異なる偏光
板端面に対して一箇所又は二箇所以上形成することがで
きる。
【0031】光学フィルムの形成は、例えば熱可塑性樹
脂からなる透明フィルムを所定の光出射手段を有する矩
形状領域の1個又は複数を形成しうる金型に加熱下に押
付て形状を転写する方法、加熱溶融させた熱可塑性樹脂
あるいは熱や溶媒を介して流動化させた樹脂を所定の光
出射手段を有する矩形状領域の1個又は複数を形成しう
る金型に充填する方法、熱や紫外線、あるいは電子線等
の放射線で重合処理しうる液状樹脂を所定の光出射手段
を有する矩形状領域の1個又は複数を形成しうる型に充
填ないし流延して重合処理する方法などの適宜な方法で
行うことができる。前記の方法は、光出射手段具備の矩
形状領域を有する状態に透明フィルムを一体成形して透
明フィルムと光出射手段具備の矩形状領域を同体に有す
るものの形成に特に有利である。
【0032】光出射手段具備の矩形状領域を有する透明
フィルムの好ましい形成方法は例えば、透明フィルムの
片面に紫外線ないし放射線等で重合処理しうる硬化型樹
脂を塗工し、その塗工層を金型における光出射手段具備
の矩形状領域の形成面に密着させて紫外線や放射線等の
照射により硬化処理したのち金型よりその透明フィルム
を剥離回収する方法や、前記の硬化型樹脂を金型におけ
る光出射手段具備の矩形状領域の形成面に充填し、その
充填層の上に透明フィルムを密着配置して紫外線や放射
線等の照射により充填層を硬化処理したのち金型よりそ
の透明フィルムを剥離回収する方法の如く、所定の光出
射手段具備の矩形状領域を形成しうる金型を介して透明
フィルムの片面に光出射手段具備の矩形状領域を付加す
る方法である。従ってこの場合には、図3、4の例の如
く透明フィルム1Bにそれとは別体の光出射手段形成層
1Aを付設したものが形成される。
【0033】前記において後者の透明フィルムに光出射
手段形成層を付加する方法の場合、付加する光出射手段
形成層と透明フィルムの屈折率差が大きいと界面反射等
にて出射効率が大きく低下する場合があり、それを防止
する点より透明フィルムと光出射手段形成層との屈折率
差を可及的に小さくすること、就中0.10以内、特に
0.05以内とすることが好ましい。またその場合、透
明フィルムよりも付加する光出射手段形成層の屈折率を
高くすることが出射効率の点より好ましい。なお光出射
手段形成層の形成には、透明フィルムに準じ入射光の波
長域に応じた適宜な透明材料を用いうる。
【0034】上記において金型が光出射手段を有する矩
形状領域の1個又は複数を形成しうるものである場合、
その金型を用いて上記の操作を繰り返すことにより所定
数(複数)の矩形状領域を有する光学フィルムを形成す
ることができる。なお図3、4の例では透明な基材フィ
ルム1Bに光出射手段形成層1Aを付設したものを示し
たが、上記のように基材フィルムを省略した形態の光出
射手段形成層の単層物からなる透明フィルムであっても
よい。
【0035】光学フィルムの矩形状領域における光出射
手段形成面には必要に応じて外光の表面反射による視認
阻害の防止を目的としたノングレア処理や反射防止処
理、傷付き防止を目的としたハードコート処理などを施
すことができる。斯かる処理を施した矩形状領域を有す
る偏光板は、特にフロントライト方式に好ましく用いう
る。ノングレア処理は、サンドブラスト方式やエンボス
加工方式等の粗面化方式、シリカ等の前記した透明粒子
を配合した樹脂の塗工方式などの種々の方式で表面を微
細凹凸構造化することにより施すことができる。また反
射防止処理は、干渉性の蒸着膜を形成する方式などにて
施すことができる。更にハードコート処理は、硬化型樹
脂等の硬質樹脂を塗工する方式などにて施すことができ
る。ノングレア処理や反射防止処理やハードコート処理
は、その1種又は2種以上の処理を施したフィルムの接
着方式などにても施すことができる。
【0036】偏光板は、図1、3、4に例示の如く光学
フィルム1と、長辺方向に光学軸(矢印)を有する長尺
の偏光フィルム2とをそれらの長辺方向が平行となるよ
うに、かつ光学フィルムの光出射手段を有する面が外側
となるように接着層1Cを介し接着して積層体とし、そ
の積層体を裁断して矩形状領域の単位からなる積層片3
(偏光板)を得ることにより形成することができる。
【0037】偏光フィルムとしては適宜なものを用いる
ことができ特に限定はない。高度な直線偏光の入射によ
る良好なコントラスト比の表示を得る点などよりは、例
えばポリビニルアルコール系フィルムや部分ホルマール
化ポリビニルアルコール系フィルム、エチレン・酢酸ビ
ニル共重合体系部分ケン化フィルムの如き親水性高分子
フィルムにヨウ素や二色性染料等の二色性物質を吸着さ
せて延伸したものからなる吸収型偏光フィルムなどの如
く偏光度の高いものが好ましく用いうる。
【0038】用いる偏光フィルムは、その片側又は両側
に従来に準じた透明保護層を設けたものなどであっても
よい。その透明保護層の形成には、透明性や機械的強
度、熱安定性や水分遮蔽性などに優れて、上記した透明
フィルムに準じた屈折率を有するものが好ましく用いら
れる。従って光学フィルムを偏光フィルムの透明保護層
を兼ねるものとして設けることができる。この場合には
液晶表示装置等をより薄型軽量化することができる。
【0039】光学フィルムと偏光フィルムを接着するた
めの接着層は、それらフィルムの一方又は両方の接着処
理面に設けることができる。斯かる接着層を介した接着
処理は、光出射手段を形成する凹部Aの光路変換斜面a
を介した反射効率、ひいては側面方向よりの入射光の有
効利用による輝度向上などを目的とする。その目的の点
より透明フィルムとの屈折率差が小さい接着層とするこ
とが好ましい。全反射を抑制して液晶セル伝送光の矩形
状領域への入射効率を高め、明るくてその均一性に優れ
る表示の液晶表示装置を得る点より好ましい接着層は、
透明フィルムよりも0.07低い屈折率以上の屈折率を
有して液晶セルのセル基板よりも高いかそれに近い屈折
率を有するものである。
【0040】ちなみに液晶セルのセル基板よりも低い屈
折率では側面からの入射光がその伝送の際に全反射を受
けやすい。セル基板には通例、樹脂板や光学ガラス板が
用いられ無アルカリガラス板の場合、その屈折率は1.
51〜1.52程度が一般的であるから理想的にはそれ
以上の屈折率を有する接着層を介し接着処理すること
で、セルより矩形状領域に入射しうる角度を有する伝送
光の殆どを接着界面で全反射させずに矩形状領域に入射
させることができる。全反射に基づく閉込め作用で出射
できない損失光量の抑制による表示輝度や面内での明る
さの均一性の向上などの点より、接着層や液晶セルや透
明フィルム等の光透過型光学層の間の各界面における好
ましい屈折率差は、0.15以内、就中0.10以内、
特に0.05以内である。従って接着層の好ましい屈折
率は、1.49以上、就中1.50以上、特に1.51
以上である。
【0041】接着層の形成には、例えば紫外線や放射線
等の照射又は加熱で硬化する接着剤などの適宜なものを
用いることができ、特に限定はない。簡便接着性等の取
扱性や内部応力の発生を抑制する応力緩和性などの点よ
りは粘着層が好ましく用いうる。その粘着層の形成に
は、例えばゴム系やアクリル系、ビニルアルキルエーテ
ル系やシリコーン系、ポリエステル系やポリウレタン
系、ポリエーテル系やポリアミド系、スチレン系などの
適宜なポリマーをベースポリマーとする粘着剤などを用
いうる。就中アクリル酸ないしメタクリル酸のアルキル
エステルを主体とするポリマーをベースポリマーとする
アクリル系粘着剤の如く透明性や耐候性や耐熱性などに
優れるものが好ましく用いられる。
【0042】また接着層は、それに例えばシリカやアル
ミナ、チタニアやジルコニア、酸化錫や酸化インジウ
ム、酸化カドミウムや酸化ノンモン等の導電性のことも
ある無機系粒子や、架橋又は未架橋ポリマー等の有機系
粒子などの適宜な透明粒子を1種又は2種以上含有させ
て光拡散型のものとすることもできる。
【0043】光学フィルムとの積層体とする場合に偏光
フィルムの長辺方向における光学軸は、吸収軸とするこ
とが一般的であるがこれに限定されず透過軸であっても
よい。また光学フィルムと偏光フィルムの接着処理は、
適宜な方式にて行うことができる。一般には光出射手段
が凹部からなり押し潰されるおそれが少ないことより図
1の例の如く圧着ローラ4、5などを介した連続接着処
理方式が製造効率等の点より好ましい。なお凹部からな
る光出射手段は、凸部形よりも前記の如く損傷防止に優
れることに加えて光入射効率等に優れる有利性も有して
いる。
【0044】光学フィルムと偏光フィルムの積層体の裁
断は、その積層体より光学フィルムにおける矩形状領域
をその単位毎に切り出してその単位体としての積層片か
らなる偏光板3を得ることを目的とする。裁断処理は、
打ち抜き方式等の適宜な方式にて行うことができる。ま
た裁断処理は、積層体の形成とは別工程にて行うことも
できるし、接着手段の後続に裁断手段を設けて積層体を
連続的に形成しつつそれと同時進行で順次裁断処理施し
て偏光板を連続的に製造する方式とすることもできる。
【0045】前記において裁断処理に際しては図2に例
示した如く、積層体の光学フィルムにおける矩形状領域
単位10の複数毎に例えば十字形11などからなる適宜
な位置特定用のマークを設けて、その位置特定用マーク
の認識手段を介し裁断位置を検知して積層体を裁断処理
することもできる。これによりば裁断位置を素早く、正
確に決定できて偏光板の裁断形状や品質の画一性を高め
ることができる。形成する位置特定用のマークは、前記
の如く任意であり、積層体を形成する光学フィルムと偏
光フィルムの一方又は両方に設けることができる。また
斯かるマークは、積層体とする前の光学フィルム等に予
め設けることもできるし、積層体とした後に設けること
もできる。
【0046】上記した積層体又は偏光板にはその偏光フ
ィルムの側に他部材と接着するための透明な接着層を必
要に応じて設けることができる。その接着層は、上記し
た積層体の場合に準じることができる。また斯かる接着
層は、積層体とする前の偏光フィルムに予め設けること
もできるし、積層体又は偏光板とした後に設けることも
できる。なお斯かる接着層に対してはそれを実用に供す
るまでの間、異物の混入等の防止を目的に剥離シートを
仮着してカバーしておくことが好ましい。
【0047】本発明による偏光板は、その光出射手段
(光路変換斜面)を介して光源による側面方向からの入
射光ないしその伝送光を視認に有利な垂直性に優れる方
向(法線方向)に光路変換して光の利用効率よく出射
し、また外光に対しても良好な透過性を示すものとする
ことができて、例えば明るくて見やすい薄型軽量の反射
型や透過型の外光・照明両用式の液晶表示装置などの種
々の装置を形成することができる。その液晶表示装置の
例を図8に示した。図は反射式による外光・照明両用式
の液晶表示装置の例である。20、30が液晶セルにお
けるセル基板、40が液晶層、31が反射層である。
【0048】図例の如く液晶表示装置は、偏光板3をそ
の光出射手段を有する側が外側となるように液晶セルの
少なくとも片側に配置することにより形成することがで
きる。その場合、照明機構は、図例の如く液晶セルの1
又は2以上の側面、特に偏光板3を配置した側のセル基
板20の1又は2以上の側面に1個又は2個以上の光源
51を配置することにより形成することができる。その
場合、偏光板を接着層を介し液晶セル等に接着すること
が明るい表示を達成する点より好ましい。
【0049】前記照明機構の形成に際し図7の例の如き
ピット状配置の光出射手段を有する偏光板の場合には、
点状光源による放射状入射光を効率よく利用して明るい
表示を達成する点よりピット状配置の光出射手段の仮想
中心を含む垂直線上における液晶セルの側面に点状光源
を配置することが好ましい。仮想中心に対応した点状光
源の斯かる配置に際しては、光出射手段の仮想中心が偏
光板の端面にあるかその外側にあるかに応じて図8の例
の如くセル基板20の点状光源を配置する側を突出させ
る方式などの適宜な対応策を採ることができる。
【0050】液晶セルの側面に配置する光源としては適
宜なものを用いることができ、例えば前記した発光ダイ
オード等の点状光源のほか、(冷,熱)陰極管等の線状
光源、点状光源を線状や面状等に配列したアレイ体、あ
るいは点状光源と線状導光板を組合せて点状光源からの
入射光を線状導光板を介し線状光源に変換するようにし
たものなどが好ましく用いうる。
【0051】また光源は、偏光板の光路変換斜面が対面
することとなるセル側面に配置することが出射効率の点
より好ましい。上記したピット状配置の場合も含めて光
路変換斜面が光源に対して可及的に垂直に対面するよう
に配置することにより光源を介した側面からの入射光を
効率よく面光源に変換して高効率に発光させることがで
きる。従って図3の例の如く二面の光路変換斜面aを有
する矩形状領域10の場合には、セル基板の対向する側
面の両方に光源を配置することもできる。またピット状
配置の場合には偏光板における光出射手段の仮想中心に
対応した1個所又は2個所以上に点状光源を配置するこ
ともできる。
【0052】光源は、その点灯による照明モードでの視
認を可能とするものであり、外光・照明両用式の液晶表
示装置の場合に外光による外光モードにて視認するとき
には点灯の必要がないので、その点灯・消灯を切り替え
うるものとされる。その切り替え方式には任意な方式を
採ることができ、従来方式のいずれも採ることができ
る。なお光源は、発光色を切り替えうる異色発光式のも
のであってもよく、また異種の光源を介して異色発光さ
せうるものとすることもできる。
【0053】図8の例の如く光源51に対しては、必要
に応じ発散光を液晶セルの側面に導くためにそれを包囲
するリフレクタ52などの適宜な補助手段を配置した組
合せ体とすることもできる。リフレクタとしては高反射
率の金属薄膜を付設した樹脂シートや白色シートや金属
箔などの適宜な反射シートを用いうる。リフレクタは、
その端部をセル基板等の端部に接着する方式などにて光
源の包囲を兼ねる固定手段として利用することもでき
る。
【0054】液晶表示装置は一般に、液晶シャッタとし
て機能する液晶セルとそれに付随の駆動装置、フロント
ライト又はバックライト(偏光板)及び必要に応じての
反射層や補償用位相差板等の構成部品を適宜に組立てる
ことなどにより形成される。本発明においては上記した
偏光板と光源を用いて照明機構を形成する点を除いて特
に限定はなく、従来のフロントライト型やバックライト
型のものに準じて形成することができる。従って用いる
液晶セルについては特に限定はなく、図例の如くセル基
板20、30間に封止材41を介し液晶40を封入し、
その液晶等による光制御を介して表示光を得るようにし
た適宜な反射型や透過型のものを用いることができる。
【0055】ちなみに前記した液晶セルの具体例として
は、TN型液晶セルやSTN型液晶セル、IPS型液晶
セルやHAN型液晶セル、OCB型液晶セルやVA型液
晶セルの如きツイスト系や非ツイスト系、ゲストホスト
系や強誘電性液晶系の液晶セル、あるいは内部拡散式等
の光拡散型の液晶セルなどがあげられる。また液晶の駆
動方式も例えばアクティブマトリクス方式やパッシブマ
トリクス方式などの適宜なものであってよい。液晶の駆
動は通例、図8の例の如くセル基板の内側に設けた電極
21、31を介して行われる。
【0056】反射型の液晶表示装置では反射層の配置が
必須であるが、その配置位置については図8に例示の如
く液晶セルの内側に設けることもできるし、液晶セルの
外側に設けることもできる。従って図8の例で電極31
は反射層も兼ねている。反射層についは例えばアルミニ
ウムや銀、金や銅やクロム等の高反射率金属の粉末をバ
インダ樹脂中に含有する塗工層や蒸着方式等による金属
薄膜の付設層、その塗工層や付設層を基材で支持した反
射シート、金属箔や透明導電膜、誘電体多層膜などの従
来に準じた適宜な反射層として形成することができる。
透過型の液晶表示装置で外光・照明両用式のものとする
場合に偏光板の外側に配置する反射層についても前記に
準じて適宜なものとすることができる。
【0057】一方、透過型の液晶表示装置は、液晶セル
の視認背面側に偏光板を配置することにより形成しう
る。その場合、光出射手段の背面側(外側)に反射層を
設けることにより光路変換斜面等から洩れる光を反射さ
せて液晶セルの方向に戻すことでセル照明に利用でき輝
度の向上を図ることができる。このときその反射層を拡
散反射面とすることで反射光を拡散させて正面方向に向
けることができ、視認により有効な方向に向けることが
できる。また前記の反射層を設けることで透過型で、か
つ外光・照明両用式の液晶表示装置として利用すること
もできる。
【0058】なお前記において反射層を液晶セルの外側
に配置する場合、そのセル基板や電極は、液晶表示を可
能とするために透明基板や透明電極として形成すること
が必要である。一方、図8の例の如く液晶セルの内部に
反射層を兼ねる電極31を設ける場合には、液晶表示を
可能とするためにその視認側のセル基板20や電極21
は透明基板や透明電極として形成する必要があるが、背
面側のセル基板30はその反射層31と同様に透明であ
る必要はなく、不透明体にて形成されていてもよい。
【0059】セル基板の厚さについては、特に限定はな
く液晶の封入強度や配置する光源の大きさなどに応じて
適宜に決定しうる。一般には光伝送効率と薄型軽量性の
バランスなどの点より10μm〜5mm、就中50μm〜2
mm、特に100μm〜1mmの厚さとされる。またセル基
板の厚さは、光源を配置する側と配置しない側とで相違
していてもよいし、同厚であってもよい。
【0060】液晶セルの形成に際しては必要に応じ図8
の例の如く、液晶を配向させるためのラビング膜等の配
向膜22、32やカラー表示を実現するためのカラーフ
ィルタ23、低屈折率層24、位相差板25などを設け
ることができる。配向膜は液晶層に隣接するように配置
し、カラーフィルタはセル基板と電極の間に配置する方
式が一般的である。なお直線偏光を介した表示光の制御
を目的に本発明による偏光板を有しない液晶セルの側に
偏光フィルムを必要に応じて配置することもできる。従
って偏光板ないし偏光フィルムは、液晶セルの視認側及
び背面側の一方又は両方の適宜な位置に配置することが
できる。
【0061】前記した低屈折率層は、光源を介した側面
方向よりの入射光を界面反射させて光源より遠離る方向
の後方に効率よく伝送し、後方にある光路変換斜面aに
も光が効率よく入射してセル表示面の全面での明るさの
均一性の向上を目的とする。低屈折率層は、フッ素化合
物等の無機物や有機物からなる適宜な低屈折率材料によ
る透明層として形成でき、その配置位置は図8の例の如
く光源51を配置したセル基板20の内側、すなわち基
板の偏光板付設側とは反対の面がセル表示の明るさの向
上の点より好ましい。またセル基板よりも屈折率が0.
01以上、就中0.02〜0.15、特に0.05〜
0.10低い低屈折率層がセル表示の明るさの向上の点
より好ましい。
【0062】液晶表示装置の形成に際しては必要に応
じ、上記したノングレア層等のほかに光拡散層や位相差
板などの適宜な光学層の1層又は2層以上を付加した液
晶表示パネルとすることもできる。光拡散層は、表示光
の拡散による表示範囲の拡大や発光の平準化による輝度
の均一化、液晶セル内の伝送光の拡散による偏光板への
入射光量の増大などを目的とする。なお前記の付加する
光学層は、必要に応じ接着層等を介し偏光板と積層一体
化して液晶セルに適用することもできる。
【0063】光拡散層は、上記のノングレア層に準じた
表面微細凹凸構造を有する塗工層や拡散シートなどによ
る適宜な方式にて設けることができる。光拡散層は、接
着層に透明粒子を配合して接着層を兼ねる層として配置
することもでき、これにより液晶表示装置の薄型化を図
かることができる。光拡散層は、偏光板と視認側のセル
基板の間などの適宜な位置に1層又は2層以上を配置す
ることができる。
【0064】また前記した位相差板は、光学補償による
視野角の拡大や着色防止等を目的とし通例、図8の如く
視認側又は/及び背面側の偏光板等とセル基板の間に配
置される。補償用の位相差板には波長域などに応じて適
宜なものを用いることができ1層又は2層以上の位相差
層の重畳層として形成されていてもよい。位相差板は、
適宜な透明ポリマーからなるフィルムを一軸や二軸等の
適宜な方式で延伸処理してなる複屈折性フィルム、ネマ
チック系やディスコティック系等の適宜な液晶ポリマー
の配向フィルムやその配向層を透明基材で支持したもの
などとして得ることができ、熱収縮性フィルムの加熱収
縮力の作用下に厚さ方向の屈折率を制御したものなどで
あってもよい。
【0065】なお上記した図8の反射式液晶表示装置に
おいて外光・照明両用による視認は、光源51の点灯に
よる照明モードにおいて図例の矢印の如く、偏光板3の
裏面より出射した光が液晶セルを経由してその反射層3
1で反射された後、液晶セル内を逆経由して偏光板に至
り凹部A以外の部分より透過した表示光が視認される。
一方、光源の消灯による外光モードにおいては偏光板3
の光出射手段形成面における凹部以外の部分より入射し
た光が反射層31を介し前記に準じ液晶セル内を逆経由
して偏光板に至り凹部以外の部分より透過した表示光が
視認される。
【0066】他方、透過式液晶表示装置において外光・
照明両用による視認は、光源の点灯による照明モードに
おいて背面側に配置した偏光板の偏光フィルム層より出
射した光が液晶セル内に入射し偏光フィルム等を透過し
た表示光が視認される。また光源の消灯による外光モー
ドでは、視認側表面より入射した外光が液晶セルを透過
して偏光板に至りその光出射手段形成面の凹部以外の部
分より入射した光が背面に設けた反射層を介し反転し、
液晶セル内を逆経由して透過した表示光が視認される。
【0067】本発明において、上記した液晶表示装置を
形成する各部品は、全体的又は部分的に積層一体化され
て固着されていてもよいし、分離容易な状態に配置され
ていてもよい。界面反射の抑制によるコントラストの低
下防止などの点よりは固着状態にあることが好ましく、
少なくとも偏光板と液晶セルが固着密着状態にあること
が好ましい。前記の固着処理には粘着剤等の適宜な透明
接着剤を用いることができ、その透明接着層に透明粒子
等を含有させて拡散機能を示す接着層などとすることも
できる。
【0068】また前記の形成部品、特に視認側のそれに
は例えばサリチル酸エステル系化合物やベンゾフェノン
系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物やシアノアクリ
レート系化合物、ニッケル錯塩系化合物等の紫外線吸収
剤で処理する方式などにより紫外線吸収能をもたせるこ
ともできる。
【0069】
【実施例】実施例1 ポリカーボネート(PC)からなる厚さ60μmの長尺
透明フィルムに、アプリケータを用いて紫外線硬化性の
アクリル系樹脂を約100μmの厚さで塗工しつつ、そ
の塗工層を予め所定形状に加工した金型にゴムローラに
てフィルムの長辺方向と所定の傾斜角となるように密着
させると共に余分な樹脂と気泡を押し出した後、メタル
ハライドランプにて紫外線を照射し硬化させて金型から
剥離する操作を一定の間隔で順次繰り返して、光出射手
段具備の矩形状領域よりなる単位の複数を長尺透明フィ
ルムの片面に一定の間隔で有し、かつその各領域の辺の
方向が透明フィルムの長辺方向に対し一定の角度で傾斜
した光学フィルムを得た。なお硬化後の紫外線硬化性樹
脂の屈折率を測定したところ1.515であった。
【0070】前記の矩形状領域は、幅30mm、長さ40
mmであり、幅方向にわたり連続した光路変換斜面がピッ
チ210μmで長さ方向に平行に配列し、その斜面とそ
れに対向する面との間で断面三角形を形成する凹部の複
数からなる光出射手段を有するものである。なおフィル
ム面に対する光路変換斜面の投影幅は10μmで、傾斜
角は42.5度であり、対向面の傾斜角は約75度であ
る。また光出射手段を形成した面における凹部以外の部
分からなる平坦面の面積は、光路変換斜面とその対向面
の和の12倍以上である。さらにこの光学フィルムの全
光線透過率とヘイズを測定したところ、それぞれ89%
と7%であった。
【0071】次に長辺方向に吸収軸を有するポリビニル
アルコール系の長尺偏光フィルムをそれに設けた屈折率
が1.515のアクリル系粘着層を介し前記の光学フィ
ルムと、それらの長辺方向が平行となるように、かつ光
学フィルムの光出射手段を有する面が外側となるように
圧着ローラを介し接着して積層体を連続的に形成しつつ
(図1)、その圧着ローラの後続に配置したトムソン刃
打ち抜き装置を介し前記の領域単位毎に順次打ち抜い
て、その積層片からなる偏光板を連続的に得た。その打
ち抜きに際してはテレビカメラとパソコンによる画像認
識システムにて位置制御を行って位置ずれが生じないよ
うにした。
【0072】比較例 実施例1に準じ光学フィルムを形成しその単体物につい
て領域単位毎に順次打ち抜いた。また偏光フィルムにつ
いてもその単体物について実施例1に準じトムソン刃に
て所定のサイズに打ち抜いた。次にそれら光学フィルム
と偏光フィルムの打ち抜き片を各辺を揃えて単板毎に接
着し実施例1に準じた偏光板を得た。
【0073】評価試験 実施例、比較例の製造方法において1000枚の偏光板
を製造するために要する時間を調べた。その結果を次表
に示した。 工 程 所要時間(分) 実施例 比較例 光学フィルムのセット 15 15 同上の切断 なし 5 偏光板のセット 15 15 同上の切断 なし 5 連続貼り合わせ 3 なし 同上の切断 5 なし 単板毎の接着 なし 250 所要時間の合計 38 290
【0074】前記の表より1000枚の偏光板を製造す
るための所要時間は、実施例では約40分間であるのに
対し、比較例では約5時間であることがわかる。なお実
施例では現実に1000枚の偏光板を製造したが、比較
例では単板毎の接着処理工程において100枚の偏光板
への接着処理に約1時間を要したため、その所要時間を
10倍して1000枚分の偏光板への接着処理に要する
時間とした。
【0075】一方、実施例、比較例で得た偏光板より各
30枚を無差別に抽出し、それらにについて光学軸の軸
ずれと位置ずれを顕微鏡にて測定した。その結果を次表
に示した。なお表中のXは軸ずれと位置ずれの平均値
で、σはそれらの標準偏差であり、NGは0.4度以上
の軸ずれと0.3mm以上の位置ずれを示した不良品の数
である。 実施例 比較例 σ NG σ NG 軸ずれ 0 0 0 0.1 0.07 1 位置ずれ 0 0 0 0.2 0.12 2
【0076】前記の表より実施例では軸ずれ及び位置ず
れの発生は全く認められなかったが、比較例では平均に
よる軸ずれが0.1度、位置ずれが0.2mm発生してお
り、かつ0.4度以上の軸ずれと0.3mm以上の位置ず
れを示して不良品となるものも存在していることがわか
る。
【0077】なお実施例において積層体の切断の際に画
像認識システムを使用していないと切断位置が徐々にず
れて開始より約30分経過後に不良品となることがわか
った。従って画像認識システムを使用しない場合には3
0分経過毎に積層体をセットし直す必要があり、所要時
間が大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】製造工程の説明斜視図
【図2】光学フィルムの説明平面図
【図3】積層体(凹部)の説明側面図
【図4】他の積層体(凹部)の説明側面図
【図5】光出射手段の説明平面図
【図6】他の光出射手段の説明平面図
【図7】さらに他の光出射手段の説明平面図
【図8】反射型液晶表示装置の説明側面図
【符号の説明】
3:偏光板(積層片) 1:光学フィルム 10:光出射手段を有する矩形状領域 A:凹部 a:光路変換斜面 2:偏光フィルム 1c:接着層 1D:偏光フィルム層 20、30:セル基板 40:液晶層 51:光源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅本 清司 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号日東電 工株式会社内 (72)発明者 中野 勇樹 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号日東電 工株式会社内 Fターム(参考) 2H049 BA02 BA26 BA27 BB43 BB51 BC13 BC14 BC22 2H091 FA08X FA08Z FA23Z FA41X FA41Z FB12 LA11 LA16

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム面に対する傾斜角が35〜48
    度の光路変換斜面を具備する凹部の複数からなる光出射
    手段を有する矩形状の領域よりなる単位の複数を長尺の
    透明フィルムの片面に、各領域の辺の方向が透明フィル
    ムの長辺方向に対して一定の角度で傾斜するように設け
    てなる光学フィルムと、長辺方向に光学軸を有する長尺
    の偏光フィルムとをそれらの長辺方向が平行となるよう
    に、かつ光学フィルムの光出射手段を有する面が外側と
    なるように接着層を介し接着してなる積層体を裁断し
    て、前記の領域単位からなる積層片を得ることを特徴と
    する偏光板の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、光出射手段を形成す
    る凹部がその光路変換斜面に対する横断面に基づいて略
    三角形である偏光板の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、光出射手段を形成す
    る凹部における光路変換斜面の長辺方向の長さが500
    μm以下で凹部の深さの5倍以上であり、かつ凹部の深
    さが100μm以下で、光路変換斜面の長辺方向と深さ
    方向とに直交する方向の幅が100μm以下である偏光
    板の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、光出射手段を形成す
    る凹部における光路変換斜面に対向する面がフィルム面
    に対する傾斜角60〜90度の立面からなる偏光板の製
    造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4において、光出射手段を形
    成する凹部がその光路変換斜面に基づいて平行又は不規
    則に、あるいは仮想中心に対してピット状に配置されて
    なる偏光板の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5において、接着層が屈折率
    1.49以上の粘着層である偏光板の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6において、積層体が光学フ
    ィルムにおける矩形状領域単位の複数毎に位置特定用の
    マークを有する偏光板の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項7において、位置特定用マークの
    認識手段を介して積層体を裁断処理する偏光板の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜9に記載の製造方法による偏
    光板をその光学フィルムによる光出射手段を有する側が
    外側となるように液晶セルの少なくとも片側に配置して
    なることを特徴とする液晶表示装置。
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