JP2002300050A - 携帯端末装置 - Google Patents

携帯端末装置

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JP2002300050A
JP2002300050A JP2001095812A JP2001095812A JP2002300050A JP 2002300050 A JP2002300050 A JP 2002300050A JP 2001095812 A JP2001095812 A JP 2001095812A JP 2001095812 A JP2001095812 A JP 2001095812A JP 2002300050 A JP2002300050 A JP 2002300050A
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temperature
control unit
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led
portable terminal
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JP2001095812A
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English (en)
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Keiichiro Yanagida
圭一郎 柳田
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NEC AccessTechnica Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 故障などの未然防止のため、高速データ通信
時の温度上昇を使用者に報告(通知)することができる
携帯端末装置を得る。 【解決手段】 携帯端末装置には、無線データを送受信
する無線部2、携帯端末装置内部の温度を検出する温度
センサ3、温度センサ3が検出した温度状態に応じて点
灯するLED4、及び携帯端末の各部(無線部2、温度
センサ3、LED4を含む)の動作を制御する制御部5
が備えられ、制御部5にはLED制御部54が設けられ
ている。LED制御部54は、温度センサ3が検出した
温度状態に応じて、LED4の点灯状態(発色)を制御
する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高速のデータ通
信可能な携帯電話機などの携帯端末装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】現在の携帯端末では、データ通信に特化
したもの(データ通信専用のもの)は未だ少なく、その
ほとんどが通話とデータ通信の兼用のものであり、ま
た、データ通信にしても、低速なデータ通信しか行えな
いものである。このため、携帯端末の温度が、その携帯
端末が故障するくらいまで上昇することはない。もちろ
ん、故障によって携帯端末の温度が上昇することは考え
られるが、それに対する対策は周知の技術で解決されて
いる。
【0003】しかし、パケット通信に代表される高速デ
ータ通信方式によって、携帯端末に要求されるデータ転
送速度(データ通信速度)が向上しており、また次世代
携帯端末による通信方式の変化に伴って、携帯端末に要
求されるデータ転送速度が一層向上される。従って、携
帯端末の使用者が、携帯端末を用いて長時間の高速デー
タ通信(送信)を継続することによって、携帯端末が発
熱し、その携帯端末の温度も上昇し得る。
【0004】このように、従来では、携帯端末のデータ
通信による温度の上昇はほとんど問題にならなかったた
め、携帯端末の使用者に温度上昇を知らせる方法が存在
しなかったが、今後、高速のデータ転送速度を考えた場
合、携帯端末の温度が上昇し、携帯端末の故障や火傷な
どの事故の原因となり得るため、使用者に携帯端末の温
度状態を報告(通知)する手段が必要となる。
【0005】従来技術としては、例えば、特開平9−3
26749号公報(特許第2872112号)、特開平
10−145865号公報(特許第2872156
号)、及び特開平11−298341号公報(特許第2
990150号)には、端末内部の温度変化に応じて送
信出力レベルを変化させる機能を備えた携帯端末が開示
されている。また、例えば、特開平10−145475
号公報には、バッテリーの蓄積量に応じてLCD(Liqu
id Crystal Display;液晶ディスプレイ)の表示色を変
化させる携帯端末が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来技
術には、使用者に携帯端末の温度状態を報告する手段に
ついて開示も示唆もされておらず、従って、使用者が、
携帯端末の温度が上昇しているにもかかわらず、携帯端
末によるデータ通信(送信)を長時間継続することによ
って、携帯端末が発熱し、その携帯端末の温度が異常に
上昇してしまうおそれがある。この携帯端末の温度上昇
は、上記したように、携帯端末の故障や火傷などの事故
(被害)を引き起こす原因となり得る。
【0007】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、故障などの未然防止のた
め、高速データ通信時の温度上昇を使用者に報告(通
知)することができる携帯端末装置を得ることを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的と達成するた
め、本発明に係る携帯端末装置は、温度センサ(3)が
検出した端末の温度に基づいて、温度状態報告制御部
(54)が、温度状態報告部(4)の動作状態を変化さ
せるように構成したものである。
【0009】また、本発明に係る携帯端末装置は、温度
状態報告制御部(54)に端末の温度状態を複数の段階
に分けて予め設定しておき、温度状態報告制御部(5
4)が認識した端末の温度状態の段階に応じて、温度状
態報告制御部(54)が温度状態報告部(4)の動作状
態を変化させるように構成したものである。
【0010】また、本発明に係る携帯端末装置は、温度
センサ(3)が検出した端末の温度に基づいて、温度状
態報告制御部(54)が、温度状態報告部(4)の動作
状態を変化させ、また、温度センサ(3)が検出した端
末の温度に基づいて、無線制御部(52)が、端末の温
度が上限の所定温度を超えた場合、自動的に無線部を制
御してデータ通信状態を変更させるように構成したもの
である。
【0011】また、本発明に係る携帯端末装置は、無線
制御部(52)が、データ通信状態を変更しても端末の
温度が下がらない場合には、データ転送を中断する制御
するものである。
【0012】また、本発明に係る携帯端末装置は、デー
タ通信状態の変更として、送信出力レベルの変更、デー
タ転送速度の変更、データ転送の中断の3段階としたも
のである。
【0013】また、本発明に係る携帯端末装置は、無線
制御部(52)が、自動的にデータ通信状態を変更して
いる間、温度状態報告制御部(54)に対して温度状態
報告部(4)を特殊な動作状態に変化させるようにした
ものである。
【0014】さらに、本発明に係る携帯端末装置は、温
度状態報告部はLED(4)であり、また温度状態報告
制御部はLED制御部(54)であって、LED制御部
(54)が、温度センサ(3)が検出した端末の温度に
基づいて、LED(4)の発色を変化させるように構成
したものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を説
明する。 実施の形態1.図1は、本発明における携帯端末装置の
内部構成を示す構成図であり、図2は、本発明における
携帯端末装置の構成を示すブロック図である。図1に示
すように、携帯端末の上面には、基地局(図示せず)と
の間で無線データをやり取りするために、電波の発射・
受信を行うアンテナ1が設けられている。
【0016】また、携帯端末の内部には、無線データを
送受信する無線部2、携帯端末内部(特に、無線部2)
の温度を検出(監視)する温度センサ3、温度センサ3
が検出した温度状態に応じて点灯するLED(Light Em
itting Diode;発光ダイオード、温度状態報告部)4、
及び携帯端末の各部(無線部2、温度センサ3、LED
4を含む)の動作を制御する制御部5が内蔵されてい
る。また、携帯端末の下面(底面)には、外部のパソコ
ンなどからデータ入力を行うためのコネクタ6が設けら
れている。
【0017】図2に示すように、無線部2は、アンテナ
1を介して無線データを受信する受信部21及びアンテ
ナ1を介して無線データを送信する送信部22を備えて
いる。この送信部22には、電力を増幅する電力増幅部
(パワーアンプ)22Aが設けら、この電力増幅部22
Aによって無線データの送信出力レベルを変化させる。
【0018】また、制御部5は、携帯端末自体で発生し
たデータやコネクタ6を介してパソコンから入力したデ
ータを無線データに変換し、また基地局からの無線デー
タを携帯端末自体やパソコンで処理可能なデータに変換
する変換部51(即ち、データを符号化・複合化するC
ODEC(Coder-Decoder )など)、基地局とやり取り
する無線データのデータ量に応じて、無線部2による無
線データの送受信の制御を行う無線制御部52、温度セ
ンサ3からのアナログ信号をディジタル信号に変換する
ADコンバータ53、ADコンバータ53からのディジ
タル信号に応じてLED4の点灯状態を制御するLED
制御部(温度状態報告制御部)54を備えている。尚、
制御部5は、無線部2、温度センサ3、LED4の制御
以外にも、液晶表示などの携帯端末自身の各種機能の制
御も司るものである。
【0019】次に、動作について説明する。図3は、本
発明の実施の形態1による携帯端末装置の動作を説明す
るためのフローチャートである。携帯端末の使用者は、
データ通信を開始する場合、携帯端末の操作ボタン(図
示せず)を操作して、携帯端末をデータ通信のモードに
切り替える。携帯端末によるデータ通信が開始される
と、まず、携帯端末は、基地局を介して任意のプロバイ
ダに接続し(ステップST1)、プロバイダへの接続が
確立されると、データ転送を開始する(ステップST
2)。
【0020】ここで、無線制御部52は、基地局とやり
取りする無線データのデータ量に応じて無線部2の制御
を行う。例えば、PDC(Personal Digital Cellular
)やGSM(Global System for Mobile Communicatio
n)などのパケットサービスの場合、無線制御部52
は、音声通話の場合と異なり、単位時間当たりの送信時
間及び受信時間の割合を増やして、データ転送速度を上
げている。但し、携帯端末自体がデータ量に応じてデー
タ転送速度を決定できるわけではなく、データ転送速度
は基地局のトラフィック(特定の経路上を一定時間に流
れる情報量)に依存するため、基地局から携帯端末にデ
ータ転送速度の指示がされ、無線制御部52は、基地局
から指示されたデータ転送速度の範囲内でデータ転送を
行う。
【0021】このため、データ通信タイミングによって
データ転送速度が変化するので、無線部2の動作時間も
変化して、携帯端末の温度(特に、無線部2の温度)も
データ転送速度に応じて変化する。そこで、データ転送
が開始されると、温度センサ3は、携帯端末の温度を検
出(確認)し(ステップST3)、LED制御部54
は、温度センサ3が検出した携帯端末の温度に基づい
て、その携帯端末の温度がどの段階にあるのか判定する
(ステップST4、ステップST5・・・)。
【0022】即ち、温度センサ3は、携帯端末(特に、
無線部2)の温度を検出し、その検出した温度に応じた
アナログ信号をADコンバータ53に出力する(ステッ
プST3)。ADコンバータ53は、温度センサ3から
出力されたアナログ信号をディジタル信号に変換してL
ED制御部54に出力する。LED制御部54では、予
め携帯端末の温度が任意のしきい値(スレッショールド
値)から任意の段階に分けられて設定されており、AD
コンバータ53から出力されたディジタル信号に基づい
て、携帯端末の温度がどの段階にあるのかを判定する
(ステップST4、ステップST5、・・・)。
【0023】具体的には、LED制御部54は、予め携
帯端末の温度がa度、b度、・・・の段階に分けられて
設定されているものとすると、ADコンバータ53から
出力されたディジタル信号を基に、携帯端末の温度がa
度未満か否か(ステップST4)、a度以上の場合はb
度未満か否か(ステップST5)、・・・というように
各段階について判定を行う。
【0024】LED制御部54は、携帯端末の温度の段
階の判定結果に応じて、LED4の点灯状態(発色)を
制御する(ステップST6、ステップST7、・・
・)。具体的には、LED制御部54は、携帯端末の温
度がa度未満であると判断すると、LED4を点灯状態
Aに制御し(ステップST6)、また携帯端末の温度が
a度以上b度未満であると判断すると、LED4を点灯
状態Bに制御する(ステップST7)といった具合であ
る。
【0025】LED4は、LED制御部54の点灯状態
の制御に従って、発色を変化させる。例えば、点灯状態
Aの場合(即ち、携帯端末の温度がa度未満の場合)、
LED4は「青色」に発光するものとし、点灯状態がB
・・・と変化するにつれて(携帯端末の温度が上昇する
に従って)、徐々に発色を「赤色」に変化させるように
する。
【0026】携帯端末の使用者は、LED4の発色によ
って、携帯端末の温度状態を認識し、携帯端末の温度が
危険な状態まで上昇していると判断した場合には、マニ
ュアルでデータ転送を中断したり、データ転送の速度を
変更するなどして、携帯端末の温度上昇を止める(抑制
する)。
【0027】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、LED制御部54が、温度センサ3が検出した携帯
端末の温度に基づいて、LED4の発色(点灯状態)を
変化させるように構成したので、使用者は携帯端末の温
度状態をLED4の発色によって認識することができ、
その結果、携帯端末の故障などを未然に防止する(回避
させる)ことが可能となる。
【0028】また、LED4の発色の変化によって携帯
端末の温度状態を使用者に認識させているので、使用者
にとって携帯端末の温度状態が視覚的に認識しやすく、
迅速に対処することが可能となる。
【0029】また、LED制御部54は、携帯端末の温
度状態を複数の段階に分けて認識し、複数の段階に応じ
てLED4の発色を変化させているので、いきなり携帯
端末の温度状態が故障などを引き起こす危険な状態にな
ることがなくなり、またLED4の各段階の発色によっ
てデータ通信可能時間(後どれくらいデータ通信可能か
否か)を予測することも可能となる。
【0030】尚、LED4は、現在、使用者に着信を知
らせるために、ほとんどの携帯端末に使用されており、
本発明を実現するために携帯端末の構成を大幅に変更す
る必要はない。また、LED4の発色が変化すること
は、使用者にとって見た目にも楽しいものとなる。
【0031】尚、上記実施の形態1では、LED4によ
って使用者に携帯端末の温度状態を通知していたが、こ
れに限るものではなく、LCDに温度状態を表示した
り、LCDの発色を変化させたり、警告音を変化させて
鳴らすなどの構成であっても構わない。
【0032】実施の形態2.上記実施の形態1では、携
帯端末の使用者がLED4の発色に応じて手動でデータ
転送を止めたり、データ転送速度を変更したりしていた
が、この実施の形態2では、携帯端末自身が自動的に送
信出力レベルの変更やデータ転送速度の変更などを行う
ものである。
【0033】尚、携帯端末の構成については、上記図1
及び図2に示した構成と同様であるため、重複する説明
を省略する。
【0034】次に、動作について説明する。図4は、本
発明の実施の形態2による携帯端末装置の動作を説明す
るためのフローチャートである。携帯端末によるデータ
通信が開始されると、上記実施の形態1と同様、携帯端
末は、基地局を介して任意のプロバイダに接続し(ステ
ップST1)、プロバイダへの接続が確立されると、デ
ータ転送を開始する(ステップST2)。
【0035】そして、データ転送が開始されると、温度
センサ3は、携帯端末の温度を検出(確認)し(ステッ
プST3)、LED制御部54は、温度センサ3が検出
した携帯端末の温度に基づいて、その携帯端末の温度が
どの段階にあるのか判定する(ステップST4、ステッ
プST5・・・)。そして、LED制御部54は、携帯
端末の温度の段階の判定結果に応じて、LED4の点灯
状態(発色)を制御する(ステップST6、ステップS
T7、・・・)。
【0036】この実施の形態2では、無線制御部52
は、温度センサ3からADコンバータ53を介して送ら
れる温度情報のディジタル信号を入力し、そのディジタ
ル信号に基づいて携帯端末の温度を監視しているものと
する。また、LED制御部54及び無線制御部52に
は、予め携帯端末の上限の温度の段階(値)が設定され
ているものとする。この携帯端末の上限の温度の段階
は、携帯端末の故障等を引き起こす可能性が高く、また
使用者に火傷等の被害を与える可能性が高い危険な高温
状態であることを示す。
【0037】携帯端末の温度がそのような上限の温度の
段階を超えた場合には、LED制御部54がその段階に
応じてLED4の点灯状態を制御するとともに(ステッ
プST9)、無線制御部52は、携帯端末の温度を下げ
る処理(ステップST10〜16)を開始する。
【0038】具体的には、LED制御部54及び無線制
御部52には、携帯端末の上限の温度の値がz度に設定
されているとすると、LED制御部54は、携帯端末の
温度がz度以上であると判断した場合、LED4を点灯
状態Zに制御し(ステップST9)、また、無線制御部
52は、携帯端末の温度がz度以上であると判断する
と、無線部2の送信部22の電力増幅部22Aを制御し
て、無線データの送信出力レベルを下げるように変更さ
せる(ステップST10)。
【0039】無線制御部52は、任意の時間経過後、温
度センサ3からADコンバータ53を介して送られるデ
ィジタル信号を基に、携帯端末の温度を確認し(ステッ
プST11)、携帯端末の温度が未だ上限の値(z度)
以上であるか否かを判定する(ステップST12)。無
線制御部52は、携帯端末の温度が上限の値(z度)以
下であると判断すると(即ち、携帯端末の温度が上限の
値(z度)より下がった場合)、LED制御部54に制
御信号を出力して、LED制御部54に上記ステップS
T3以降の処理を再び開始させる。逆に、無線制御部5
2は、携帯端末の温度が上限の値(z度)以上であると
判断すると(即ち、携帯端末の温度が上限の値(z度)
より下がらない場合)、次に、無線部2を制御して無線
データのデータ転送速度を下げるように変更させる(ス
テップST13)。
【0040】また、無線制御部52は、任意の時間経過
後、温度センサ3からADコンバータ53を介して送ら
れるディジタル信号を基に、携帯端末の温度を確認し
(ステップST14)、携帯端末の温度が未だ上限の値
(z度)以上であるか否かを判定する(ステップST1
5)。無線制御部52は、携帯端末の温度が上限の値
(z度)以下であると判断すると、LED制御部54に
制御信号を出力して、LED制御部54に上記ステップ
ST3以降の処理を再び開始させる。逆に、無線制御部
52は、携帯端末の温度が未だ上限の値(z度)以上で
あると判断すると、次に、無線部2を制御して無線デー
タのデータ転送を中断させるとともに(ステップST1
6)、LED制御部54に制御信号を出力して、LED
制御部54にLED4を消灯させる(ステップST1
7)。
【0041】尚、無線制御部52が、携帯端末の温度を
下げるための上記ステップST10からステップST1
5の処理を行っている間、自動的にデータ通信状態を変
更(設定)していることを携帯端末の使用者に知らせる
ために、無線制御部52は、自動調整中の信号をLED
制御部54に出力して、LED制御部54にLED4の
点灯状態を変化させるものとする。LED制御部54
は、無線制御部52から出力された自動調整中の信号を
受けると、無線制御部52がデータ通信状態を変更して
いることを使用者が認識できるように、例えば、LED
4を点滅させるなどの点灯状態の制御を行う。
【0042】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、無線制御部52が、携帯端末の温度が予め設定され
た上限の温度の段階(z度)を超えたと判断すると、自
動的にデータ通信状態を変更するように構成されている
ので、使用者がデータ通信中でも携帯端末を安全な温度
状態に自動的に調整することができ(携帯端末を安全な
温度状態まで自動的に下げることができ)、携帯端末の
故障や使用者の火傷などを未然に回避させることができ
る。
【0043】また、無線制御部52は、データ通信状態
を変更しても携帯端末の温度が下がらない場合には、デ
ータ転送を中断するように構成されているので、確実に
携帯端末を安全な温度状態まで下げることでき、携帯端
末の故障などを確実に回避させることができる。
【0044】また、無線制御部52は、携帯端末の温度
が予め設定された上限の温度の段階(z度)を超えたと
判断すると、上記したように、自動的に、送信出力レベ
ルの変更、次にデータ転送速度の変更、最後にデータ転
送の中断の3段階で携帯端末の温度を下げる処理を行
う。これは、使用者のデータ通信を妨げない順にデータ
通信状態を変更するものである(即ち、送信出力レベル
の変更は、最もデータ通信への影響が少なく、また、デ
ータ転送速度の変更は、データ通信に影響するが、デー
タ通信が中断されるわけではない)。従って、使用者の
データ通信を極力妨げることなく、携帯端末の温度を下
げることができる。
【0045】さらに、無線制御部52は、自動的にデー
タ通信状態を調整している間、LED制御部54に対し
てLED4を点滅させるなどの制御を行わせるように構
成されているので、使用者はデータ通信状態が変更され
ていることを認識することができ、携帯端末の故障など
が発生したと誤解して不安(心配)になることなく、安
心してデータ通信を継続することができる。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、温度セ
ンサが検出した端末の温度に基づいて、温度状態報告制
御部が、温度状態報告部の動作状態を変化させるように
構成したので、使用者は端末の温度状態を温度状態報告
部の動作状態によって認識することができ、その結果、
端末の故障などを未然に回避させることができる効果を
奏する。
【0047】また、本発明によれば、温度状態報告制御
部に端末の温度状態を複数の段階に分けて予め設定して
おき、温度状態報告制御部が認識した端末の温度状態の
段階に応じて、温度状態報告制御部が温度状態報告部の
動作状態を変化させるように構成したので、いきなり端
末の温度状態が故障などを引き起こす危険な状態になる
ことがなくなるなどの効果を奏する。
【0048】また、本発明によれば、温度センサが検出
した端末の温度に基づいて、温度状態報告制御部が、温
度状態報告部の動作状態を変化させ、また、温度センサ
が検出した端末の温度に基づいて、無線制御部が、端末
の温度が上限の所定温度を超えた場合、自動的に無線部
を制御してデータ通信状態を変更させるように構成した
ので、使用者がデータ通信中でも端末を安全な温度状態
に自動的に調整することができ、端末の故障や使用者の
火傷などを未然に回避させることができる効果を奏す
る。
【0049】また、本発明によれば、無線制御部が、デ
ータ通信状態を変更しても端末の温度が下がらない場合
には、データ転送を中断する制御するので、確実に端末
を安全な温度状態まで下げることでき、端末の故障など
を確実に回避させることができる効果を奏する。
【0050】また、本発明によれば、データ通信状態の
変更として、送信出力レベルの変更、データ転送速度の
変更、データ転送の中断の3段階としたので、使用者の
データ通信を極力妨げることなく、端末の温度を下げる
ことができる効果を奏する。
【0051】また、本発明によれば、無線制御部が、自
動的にデータ通信状態を変更している間、温度状態報告
制御部に対して温度状態報告部を特殊な動作状態に変化
させるようにしたので、使用者はデータ通信状態が変更
されていることを認識することができ、端末の故障など
が発生したと誤解して不安になることなく、安心してデ
ータ通信を継続することができる効果を奏する。
【0052】また、本発明によれば、温度状態報告部は
LEDであり、また温度状態報告制御部はLED制御部
であって、LED制御部が、温度センサが検出した端末
の温度に基づいて、LEDの発色を変化させるように構
成したので、使用者にとって携帯端末の温度状態が視覚
的に認識しやすく、また既存の端末の構成で実現するこ
とができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における携帯端末装置の内部構成を示
す構成図である。
【図2】 本発明における携帯端末装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】 本発明の実施の形態1による携帯端末装置の
動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】 本発明の実施の形態2による携帯端末装置の
動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
2 無線部 3 温度センサ 4 LED(温度状態報告部) 5 制御部 52 無線制御部 54 LED制御部(温度状態報告制御部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/02 H04M 1/725 1/725 H04B 7/26 M Fターム(参考) 5K023 AA07 BB23 HH04 HH08 5K027 AA11 BB04 FF12 FF22 MM17 5K060 BB03 DD04 LL01 NN01 NN03 PP05 5K067 AA35 BB21 EE02 FF18 FF24 GG22 HH01 HH21 HH22 KK00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高速のデータ通信可能な携帯端末装置に
    おいて、 当該端末の温度を検出する温度センサと、 当該温度センサが検出した前記端末の温度に基づいて、
    温度状態報告部の動作状態を変化させる温度状態報告制
    御部とを備えたことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 【請求項2】 温度状態報告制御部は、端末の温度状態
    を複数の段階に分けて認識し、前記端末の温度状態の段
    階に応じて温度状態報告部の動作状態を変化させること
    を特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  3. 【請求項3】 高速のデータ通信可能な携帯端末装置に
    おいて、 当該端末の温度を検出する温度センサと、 当該温度センサが検出した前記端末の温度に基づいて、
    温度状態報告部の動作状態を変化させる温度状態報告制
    御部と、 前記温度センサが検出した前記端末の温度に基づいて、
    前記端末の温度が上限の所定温度を超えた場合、自動的
    に無線部を制御してデータ通信状態を変更させる無線制
    御部とを備えたことを特徴とする携帯端末装置。
  4. 【請求項4】 無線制御部は、データ通信状態を変更し
    ても端末の温度が下がらない場合には、データ転送を中
    断するように構成されたことを特徴とする請求項3記載
    の携帯端末装置。
  5. 【請求項5】 データ通信状態の変更は、送信出力レベ
    ルの変更、データ転送速度の変更、データ転送の中断の
    3段階であることを特徴とする請求項3又は請求項4記
    載の携帯端末装置。
  6. 【請求項6】 無線制御部は、自動的にデータ通信状態
    を変更している間、温度状態報告制御部に対して温度状
    態報告部を特殊な動作状態に変化させることを特徴とす
    る請求項3から請求項5のうちのいずれか1項記載の携
    帯端末装置。
  7. 【請求項7】 温度状態報告部はLEDであり、また温
    度状態報告制御部はLED制御部であって、LED制御
    部は、温度センサが検出した端末の温度に基づいて、前
    記LEDの発色を変化させることを特徴とする請求項1
    から請求項6のうちのいずれか1項記載の携帯端末装
    置。
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