JP2002288075A - 情報交換方法および情報交換装置およびプログラム - Google Patents

情報交換方法および情報交換装置およびプログラム

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JP2002288075A
JP2002288075A JP2001086224A JP2001086224A JP2002288075A JP 2002288075 A JP2002288075 A JP 2002288075A JP 2001086224 A JP2001086224 A JP 2001086224A JP 2001086224 A JP2001086224 A JP 2001086224A JP 2002288075 A JP2002288075 A JP 2002288075A
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Miyoshi Fukui
美佳 福井
Masayuki Horikawa
将幸 堀川
Takehiko Yokota
健彦 横田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】発言(メッセージ)の内容に合った適切なコミ
ュニティの選択を可能にし、ユーザが(特に、新規にコ
ミュニティに加入しようとするユーザが)発言し易い環
境を提供して、コミュニティの活性化を図ることができ
る報交換方法およびそれを用いた情報交換装置を提供す
る。 【解決手段】複数のコミュニティのいずれかに登録され
たメッセージの中から、入力メッセージに類似する類似
メッセージを検索するとともに、前記登録されたメッセ
ージの中から、この類似メッセージと応答関係にある応
答メッセージを検索して、この応答メッセージに基づき
コミュニティ毎の入力メッセージに対する予想応答を提
示し、この予想応答の提示されたコミュニティの中から
選択されたコミュニティに入力メッセージを登録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークに接
続された複数の端末装置の各ユーザが、該ネットワーク
を介して情報交換するユーザグループとしての複数のコ
ミュニティのうちの少なくとも1つに、メッセージを登
録し合うことにより情報交換するための方法およびそれ
を用いた装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子メールなど、インターネット
やイントラネットを利用したコミュニケーションが一般
的になっている。特に、1対1の一過性のコミュニケー
ションだけでなく、メーリングリスト、電子ニュース、
Web掲示板など、複数のユーザが継続的に情報を交換
する場を持つ、電子的なコミュニティベースのコミュニ
ケーションの数が増大している。
【0003】しかし、複数のコミュニティが存在してい
ても、どのコミュニティで発言すればよいかわからな
い、失敗しそうで発言するのをためらうといった理由に
よりコミュニティで発言するユーザの数は、実際の参加
者の1〜2割にしかならないという問題がある。発言す
るユーザが少ないと、コミュニティがうまく機能しない
可能性が高い。逆に、コミュニティにそぐわない話題を
ふってしまったり、誤解を与える表現や言い回しをつか
ってしまうなどの失敗により、コミュニティの議論が円
滑に運ばれなくなるケースも多く見られる。コミュニテ
ィの新規加入者などにより、何度も同じような質問が流
されるケースも多い。
【0004】こうした場合、コミュニティの既存メンバ
の何人かがなだめ役や指導役を買って出て、友好的な応
対をすることにより、新規加入者が増えてコミュニティ
が活性化されることもある。しかし、そういった役割は
高度なコミュニケーション力と時間を必要とし、ストレ
スを伴う。誰も応対しなくなることにより、徐々にコミ
ュニティが破壊されたり、衰退していくケースも少なく
ない。
【0005】適切なコミュニティの選択に関しては、自
然言語検索技術などを用いて、用語の一致するコミュニ
ティを提示することは可能である。しかし、発言によっ
てコミュニティがどう反応するかを予測する手段はな
い。
【0006】また、既存の文章校正ソフトなどにより一
般的に不適切とされる言い回しを抽出することは可能で
ある。しかし、そのコミュニティにとって適切な言い回
しであるかどうかを判定する手段はない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のコ
ミュニケーションシステムでは、複数のコミュニティの
中から、発言(メッセージ)の内容や発言(メッセー
ジ)に含まれている表現に合った適切なコミュニティを
選択するのが困難であった。
【0008】そこで本発明は、発言をする前に(コミュ
ニティにメッセージを登録する前に)、コミュニティの
反応を予測して、発言(メッセージ)の内容とその中で
用いている表現に合った適切なコミュニティの選択を可
能にし、ユーザが(特に、新規にコミュニティに加入し
ようとするユーザが)発言し易い環境を提供して、コミ
ュニティの活性化を図ることができる報交換方法および
それを用いた情報交換装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ネットワーク
に接続された複数の端末装置の各ユーザが、該ネットワ
ークを介して情報交換するユーザグループとしての複数
のコミュニティのうちの少なくとも1つに、メッセージ
を登録し合うことにより情報交換するためのものであっ
て、前記複数のコミュニティのいずれかに登録すべく入
力された入力メッセージに類似する類似メッセージを、
前記複数のコミュニティのいずれかに登録されているメ
ッセージの中から検索するとともに、前記登録されてい
るメッセージの中から、前記類似メッセージと応答関係
にある応答メッセージを検索して、この応答メッセージ
に基づき前記コミュニティ毎の前記入力メッセージに対
する予想応答を提示し、この予想応答の提示されたコミ
ュニティの中から選択されたコミュニティに前記入力メ
ッセージを登録することにより、発言をする前に(コミ
ュニティにメッセージを登録する前に)、コミュニティ
の反応を予測して、発言(メッセージ)の内容合った適
切なコミュニティの選択を可能にし、ユーザが(特に、
新規にコミュニティに加入しようとするユーザが)発言
し易い環境を提供して、コミュニティの活性化を図るこ
とができる。
【0010】また、本発明は、ネットワークに接続され
た複数の端末装置の各ユーザが、該ネットワークを介し
て情報交換するユーザグループとしての複数のコミュニ
ティのうちの少なくとも1つに、メッセージを登録し合
うことにより情報交換するためのものであって、複数の
コミュニティのいずれかに登録すべく入力された入力メ
ッセージから、その内容を特徴付ける語(特徴語)と状
況対応の表現(言い回し表現)とを抽出し、前記複数の
コミュニティのいずれかに登録されている登録されてい
るメッセージの中から、前記抽出された語および表現の
うちの少なくとも一方が類似する類似メッセージを検索
するとともに、前記登録されているメッセージの中か
ら、前記類似メッセージと応答関係にある応答メッセー
ジを検索して、この検索された応答メッセージで用いら
れている前記表現から前記類似メッセージに対する応答
状況を判定し、前記応答メッセージとその応答状況とに
基づき、前記コミュニティ毎の前記入力メッセージに対
する予想応答を提示し、この予想応答の提示されたコミ
ュニティの中から選択されたコミュニティに前記入力メ
ッセージを登録することにより、発言をする前に(コミ
ュニティにメッセージを登録する前に)、コミュニティ
の反応を予測して、発言(メッセージ)の内容とその中
で用いている表現に合った適切なコミュニティの選択を
可能にし、ユーザが(特に、新規にコミュニティに加入
しようとするユーザが)発言し易い環境を提供して、コ
ミュニティの活性化を図ることができる。
【0011】本発明の、ネットワークに接続された複数
の端末装置の各ユーザが、該ネットワークを介して情報
交換するユーザグループとしての複数のコミュニティの
うちの少なくとも1つに、メッセージを登録し合うこと
により情報交換するための処理をコンピュータに実行さ
せるためのプログラムは、前記複数のコミュニティのい
ずれかに登録すべく入力された入力メッセージに類似す
る類似メッセージを、前記複数のコミュニティのいすれ
かに登録されているメッセージの中から検索するための
処理と、前記登録されているメッセージの中から、前記
類似メッセージと応答関係にある応答メッセージを検索
するための処理と、前記応答メッセージに基づき前記コ
ミュニティ毎の前記入力メッセージに対する予想応答を
提示するための処理と、前記予想応答の提示されたコミ
ュニティの中から選択されたコミュニティに前記入力メ
ッセージを登録するための処理とをコンピュータに実行
させるためのプログラムである。
【0012】このプログラムをコンピュータに実行させ
ることにより、そのコンピュータに、前記複数のコミュ
ニティのいずれかに登録されているメッセージの中か
ら、前記複数のコミュニティのいずれかに登録すべく入
力された入力メッセージに類似する類似メッセージを検
索するとともに、前記複数のコミュニティのいずれかに
登録されているメッセージの中から、前記類似メッセー
ジと応答関係にある応答メッセージを検索して、この応
答メッセージに基づき前記コミュニティ毎の前記入力メ
ッセージに対する予想応答を提示し、この提示したコミ
ュニティの中から選択されたコミュニティに前記入力メ
ッセージを登録する情報交換装置として機能させること
ができる。この情報交換装置を用いれば、発言をする前
に(コミュニティにメッセージを登録する前に)、コミ
ュニティの反応を予測して、発言(メッセージ)の内容
合った適切なコミュニティの選択を可能にし、ユーザが
(特に、新規にコミュニティに加入しようとするユーザ
が)発言し易い環境を提供して、コミュニティの活性化
を図ることができる。
【0013】本発明の、ネットワークに接続された複数
の端末装置の各ユーザが、該ネットワークを介して情報
交換するユーザグループとしての複数のコミュニティの
うちの少なくとも1つに、メッセージを登録し合うこと
により情報交換するための処理をコンピュータに実行さ
せるためのプログラムは、複数のコミュニティのいずれ
かに登録すべく入力された入力メッセージから、その内
容を特徴付ける語と状況対応の表現とを抽出するための
処理と、前記複数のコミュニティのいずれかに登録され
ているメッセージの中から、前記抽出された語および表
現のうちの少なくとも一方が類似する類似メッセージを
検索するための処理と、前記登録されているメッセージ
の中から、前記類似メッセージと応答関係にある応答メ
ッセージを検索するための処理と、前記応答メッセージ
で用いられている前記表現から前記類似メッセージに対
する応答状況を判定するための処理と、前記応答メッセ
ージとその応答状況とに基づき、前記コミュニティ毎の
前記入力メッセージに対する予想応答を提示するための
処理と、前記予想応答の提示されたコミュニティの中か
ら選択されたコミュニティに前記入力メッセージを登録
するための処理とをコンピュータに実行させるためのプ
ログラムである。
【0014】このプログラムをコンピュータに実行させ
ることにより、そのコンピュータに、複数のコミュニテ
ィのいずれかに登録すべく入力された入力メッセージか
ら、その内容を特徴付ける語(特徴語)と状況対応の表
現(言い回し表現)とを抽出し、前記複数のコミュニテ
ィのいずれかに登録されているメッセージの中から、前
記抽出された語および表現のうちの少なくとも一方が類
似する類似メッセージを検索するとともに、前記登録さ
れているメッセージの中から、前記類似メッセージと応
答関係にある応答メッセージを検索して、この検索され
た応答メッセージで用いられている前記表現から前記類
似メッセージに対する応答状況を判定し、前記応答メッ
セージとその応答状況とに基づき、前記コミュニティ毎
の前記入力メッセージに対する予想応答を提示し、この
予想応答の提示されたコミュニティの中から選択された
コミュニティに前記入力メッセージを登録する情報交換
装置として機能させることができる。この情報交換装置
を用いれば、発言をする前に(コミュニティにメッセー
ジを登録する前に)、コミュニティの反応を予測して、
発言(メッセージ)の内容とその中で用いている表現に
合った適切なコミュニティの選択を可能にし、ユーザが
(特に、新規にコミュニティに加入しようとするユーザ
が)発言し易い環境を提供して、コミュニティの活性化
を図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0016】図28は、本発明の情報交換のためのシス
テム全体の構成例を示したものである。ユーザはユーザ
端末40を利用し、通信ネットワーク41を介してサー
バ装置42としてのコンピュータ(以下、情報管理装置
42と呼ぶ)と通信を行うことにより、本発明に係る情
報交換が可能になる。
【0017】情報交換装置42には、通信ネットワーク
41を介して複数のユーザ端末40と通信可能に接続さ
れている。ユーザ端末40は、この情報交換装置42と
通信を行うことにより、所望のユーザグループ(以下、
コミュニティと呼ぶ)にメッセージを登録したり、各コ
ミュニティに登録されたメッセージを閲覧することがで
きる。すなわち、例えば、電子掲示板のように、情報交
換装置42がユーザ端末40に提供する入力画面を用い
て、ユーザがメッセージを作成して、これに当該ユーザ
がコミュニティを指定して情報交換装置42に登録する
ことにより、(好ましくは)不特定多数のユーザが、情
報交換装置42を介して当該メッセージを読むことがで
きるようになっている。
【0018】図1は、本実施形態に係る情報交換装置の
構成例を示したものである。
【0019】入力部1からは、後述する提示部7からユ
ーザ端末40へ提示された各種入力画面に基づき、ユー
ザにより入力されたテキスト、音声、画像などのデータ
を含むメッセージデータ等が入力される。
【0020】コミュニティ管理部2は、各コミュニティ
毎にその名前などのコミュニティの属性情報(コミュニ
ティ情報)をコミュニティ情報蓄積部8に蓄積して管理
するためのものである。入力部1で入力されたメッセー
ジにコミュニティを指定する情報が含まれている場合
は、コミュニティ情報蓄積部8に蓄積されているコミュ
ニティ情報をチェックして、当該コミュニティが存在す
るかどうかを確認する。
【0021】メッセージ管理部3は、入力部1から入力
されたメッセージ(入力メッセージ)を蓄積する。その
際、当該入力メッセージにコミュニティが指定されてい
る場合は、指定されたコミュニティと対応づけて、メッ
セージを蓄積する(これを入力メッセージをコミュニテ
ィに登録すると呼ぶ)。
【0022】メッセージ検索部4は、入力メッセージに
含まれる自然言語文や画像などと類似するデータを含む
メッセージ(類似メッセージ)を、メッセージ蓄積部9
から検索するためのものである。
【0023】応答関係判定部5は、メッセージ検索部4
で検索された類似メッセージと応答関係にあるメッセー
ジを探し出す。すなわち、類似メッセージを親メッセー
ジとした場合に、この親メッセージに対する返信として
登録された子メッセージとしてのメッセージ、この子メ
ッセージに対する返信として登録された孫メッセージと
してのメッセージ、さらに、この孫メッセージに対する
返信として登録された曾孫メッセージとしてのメッセー
ジ、…をメッセージ蓄積部9に蓄積されたメッセージか
ら探し出す。
【0024】応答シミュレーション部6は、類似メッセ
ージに応答関係にあるメッセージを、メッセージ蓄積部
9から取り出し、各類似メッセージ毎に、その類似メッ
セージと応答関係にあるメッセージを、その応答関係に
従って繋げたメッセージツリーを構成する。また、類似
メッセージが複数ある場合は、上記メッセージツリーを
各類似メッセージが対応づけられているコミュニティご
とに分けてならべる。このようにして、並べられた各類
似メッセージのメッセージツリーに基づき、入力メッセ
ージに対する予想応答を提示するためのデータを作成す
る。
【0025】提示部7では、ユーザ端末40に各種(入
力、出力)画面を提示するためのものである。
【0026】返信先判定部10は、入力メッセージの返
信先のメッセージをメッセージ蓄積部9に既に蓄積され
ているメッセージから探し出すものである。
【0027】制御部11は、上記各部を制御するための
ものである。
【0028】以上のような構成において、コミュニティ
にメッセージが登録されると、各コミュニティのメンバ
としてのユーザに当該登録されたメッセージが閲覧可能
となる。当該コミュニティがメンバ以外のユーザに対し
ても公開されているものであるなあらば、メンバ以外の
ユーザに対しても当該登録されたメッセージが閲覧可能
となる。このように、各ユーザがメッセージをコミュニ
ティに登録することにより、複数の(好ましくは、不特
定多数の)ユーザが、各コミュニティに登録されたメッ
セージを閲覧することにより複数のユーザ間でコミュニ
ティを介した情報交換が行われる(コミュニケーション
が行える)。
【0029】図1のコミュニティ情報蓄積部8に蓄積さ
れるコミュニティ情報の一例を図3に示す。
【0030】各コミュニティは、コミュニティを一意に
表す識別情報としてのコミュニティID(CID)とコ
ミュニティ名を持ち、図3に示すように、コミュニティ
の紹介文や創立日、コミュニティの作成者や管理者の名
前(管理者ID)などの属性情報をCIDに対応付けた
1組の情報を、各コミュニティのコミュニティ情報と呼
ぶ。また、公開コミュニティ(全てのユーザが当該コミ
ュニティに登録されたメッセージの閲覧可能)かメンバ
制(当該コミュニティのメンバのみがメッセージの閲覧
可能)かなどのコミュニティの運用に関する情報などを
記録しておいてよい。
【0031】コミュニティ情報は、図4に示すようなコ
ミュニティ作成画面をユーザ端末40に提示して、この
画面上に所定のデータを入力することにより登録され
る。また、図4と同様のコミュニティ情報変更画面など
により、既に登録済みのコミュニティ情報であっても、
コミュニティの作成者や管理者などが自由に変更できて
もよい。
【0032】コミュニティ管理部2は、コミュニティ情
報蓄積部8に蓄積された図3に示すようなコミュニティ
情報を読み込み、それを提示部7へ渡して、例えば、図
5に示すようなコミュニティ一覧画面上にコミュニティ
の一覧をユーザ端末40に提示させる。このコミュニテ
ィ一覧画面により、コミュニティの名前や紹介文などを
ユーザに提示することができる。ユーザは、この一覧の
中から参加するコミュニティを選択することができる。
【0033】登録されたコミュニティの数が多い場合
は、例えば、図6〜図8に示すように、コミュニティを
分野毎に分類して、大分類から小分類へと順にユーザに
選択させることにより、所望のコミュニティを選択する
手段を用意しても良い。例えば、図6に示したようなコ
ミュニティの大分類の中から、例えば「娯楽」を選択す
ると、図7に示すコミュニティの中分類の一覧画面が表
示され、この中から、「音楽」を選択すると、コミュニ
ティ管理部2は、コミュニティ情報蓄積部8から「音
楽」に分類されているコミュニティ情報を読み込み、図
8に示すような「音楽」に分類されたコミュニティの一
覧が表示される。ユーザは、この中から所望のコミュニ
ティを選択すればよい。
【0034】また、さらにコミュニティの数が多い場合
は、例えば、図6〜図8に示した画面の右上に配置され
た「質問」の領域A1に、キーワードや文などを入力し
て、検索ボタンA2を選択することにより、領域A1に
入力されたキーワードや文等に関連するコミュニティを
検索して、ユーザに提示する手段を用意しても良い。こ
の場合、例えば、メッセージ検索部4を用いて検索した
結果、コミュニティ管理部2は、関連するメッセージを
多く含むコミュニティ名を順にユーザに提示する。
【0035】なお、キーワードや文などから関連する情
報を検索する手法については、例えば、東京大学出版会
「言語と計算5 情報検索と言語処理」(徳永健伸著)
などに詳しく説明されているが、本発明の要旨ではない
ので、説明は省略する。
【0036】図1のメッセージ蓄積部9には、例えば、
図9に示すようなデータ構造にて各コミュニティに登録
されたメッセージを蓄積する。
【0037】図9において、各メッセージは、指定され
たコミュニティのコミュニティID(CID)に対応づ
けられて、タイトルや本文、著者であるユーザの識別情
報としてのユーザID(UID)、送信日などとともに
記録される。また、各メッセージは、そのメッセージに
固有の識別情報としてのメッセージID(MID)を持
ち、このメッセージIDも記録されていてよい。このメ
ッセージID(MID)は、自動的にメッセージ管理部
3から発行されるものとする。
【0038】さらに、各メッセージには、返信先の他の
メッセージのMIDがPIDとして記録されている。も
ちろん、PIDを持たないメッセージもある。PIDは
1つとは限らず、複数あってもよい。
【0039】図9の例では、MID=「28101」の
メッセージに対して、MID=「28102」〜「28
106」の返信メッセージがある。すなわち、MID=
「28102」〜「28106」のメッセージに対応付
けられたPIDの値は、「28101」なので、これら
のメッセージは、MID=「28101」のメッセージ
に対する返信メッセージである。
【0040】さらに、MID=「28107」のメッセ
ージはMID=「28106」への返信メッセージであ
る。
【0041】(第1の実施形態)次に、図1に示す構成
の情報交換装置の処理動作のうち、登録先のコミュニテ
ィを選択してメッセージを作成、登録する場合の処理動
作(図2のステップS1〜ステップS10)について、
図2に示すフローチャートを参照して説明する。
【0042】ステップS1:コミュニティ管理部2から
提供された、図5〜図8に示した一覧画面を通じて、あ
るいは、コミュニティの検索結果として提示されたコミ
ュニティ一覧から、ユーザが1つのコミュニティを選択
すると、メッセージ検索部4は、メッセージ蓄積部9に
蓄積された、図9に示すようなデータから、指定したコ
ミュニティID(CID)に対応づけられているメッセ
ージを取り出し、その一覧を、例えば図10に示すよう
な画面上に提示させる。
【0043】図10の例では、メッセージ一覧画面の上
半分の領域A5に、選択されたコミュニティに登録され
たメッセージのタイトルなどを一覧表示しており、その
中から所望のタイトルを選択すると、そのメッセージの
本文が画面下半分の領域A6に表示されるようになって
いる。
【0044】ステップS2:新規のメッセージを作成す
る場合は、例えば、図10のメッセージ一覧画面に設け
られた「新規」ボタンA7を選択する。すると、図11
に示すような新規メッセージ入力画面がユーザ端末40
に提示される。ユーザがこの画面上にタイトルや本文を
入力して、メッセージを作成した後、「送る」ボタンA
12を選択すると、入力部1は、この画面上に入力され
た内容を、当該ユーザのユーザIDや、ステップS1で
選択したコミュニティのコミュニティIDなどとともに
メッセージ管理部3へ渡す。
【0045】ステップS3:メッセージ管理部3は、入
力メッセージやユーザID等をコミュニティIDに対応
付けてメッセージ蓄積部9へ図9に示したデータ構成に
て登録する。すなわち、ステップS1で選択したコミュ
ニティに入力メッセージを登録する。
【0046】ステップS2:なお、図10のメッセージ
一覧画面上で、例えば「返信」ボタンA8を選択する
と、図10のメッセージ一覧画面の領域A6に表示され
ているメッセージへの返信メッセージを入力するための
画面、すなわち、図12に示すような返信メッセージ入
力画面がユーザ端末40に提示されるされる。
【0047】図12に示す返信メッセージ入力画面で
は、返信先のメッセージの内容を引用する形で、返信メ
ッセージのタイトルや本文を作成するようになってい
る。返信メッセージを作成した後、「送る」ボタンA1
6を選択すると、入力部1は、入力された内容を、ユー
ザID、コミュニティID、返信先のメッセージID
(MID)とともに、メッセージ管理部3へ渡す。
【0048】ステップS3:メッセージ管理部3は、こ
の入力メッセージや入力メッセージID(MID)、ユ
ーザID、返信先のメッセージID(MID)等をコミ
ュニティIDに対応付けてメッセージ蓄積部9へ図9に
示したデータ構成にて登録する。すなわち、ステップS
1で選択したコミュニティに入力メッセージを登録す
る。この場合、返信先のメッセージID(MID)は、
PIDとして登録される。
【0049】ステップS4:ステップS3で、入力メッ
セージがコミュニティに登録された後、あるいは入力メ
ッセージを選択したコミュニティに登録するための所定
の操作を行う前に、例えば、図11、図12に示す「予
想応答」ボタンA13、A17を選択したときには(応
答予測の指示がなされた場合には)、ステップS5〜ス
テップS10の処理を行うが、これらの処理は、後述す
るメッセージを入力後応答予測を行って、コミュニティ
を選択する場合の処理動作と同様である(後述の第2の
実施形態の説明参照)。
【0050】なお、図11に示した新規メッセージ入力
画面を用いて入力メッセージを作成して、「送る」ボタ
ンA12を選択した際(この場合、返信先のメッセージ
は、明示していない)、コミュニティに登録する際に、
まず、図1の返信先判定部10は、ステップS2におい
て、次のような処理を行って、当該入力メッセージの返
信先となるメッセージをメッセージ蓄積部9に既に蓄積
されているメッセージのうち、ステップS1で選択され
たコミュニティに対応付けられているメッセージの中か
ら探し出すようにしてもい。
【0051】すなわち、返信先判定部10は、入力メッ
セージの内容から、入力メッセージが、メッセージ蓄積
部9に既に蓄積されているメッセージのどれに対する返
信であるかを判定する。例えば、入力メッセージの内容
に通常の電子メールなどと同様、「In−Reply−
To」や「References」などの情報が含まれ
ている場合は、それらの情報に続く文字列に該当するメ
ッセージをメッセージ蓄積部9に蓄積されているメッセ
ージの中から検索して、そのメッセージを入力メッセー
ジの返信先のメッセージと判定する。
【0052】また、例えば、入力メッセージ中から
「>」やインデントなどによる引用表現を抽出し、蓄積
されたメッセージから、引用表現と同じ表現を用いてい
るメッセージを探し、そのメッセージを入力メッセージ
の返信先のメッセージと判定する。また、入力メッセー
ジ中に他のメッセージ中にあるタイトルや著者名などに
言及した表現があるときは、その他のメッセージを入力
メッセージの返信先のメッセージとして判定してもよ
い。
【0053】入力メッセージが複数のメッセージを引用
している場合は、入力メッセージをこれら複数のメッセ
ージへの返信であるとする。入力メッセージの返信先と
なるメッセージが複数見つかった場合には、これら各メ
ッセージの登録時刻など時間情報も用いて、順に(兄弟
関係の)応答関係をつける。また、入力メッセージのタ
イトルに「Re:」などの文字が含まれて、返信先のメ
ッセージが指定されている場合は、この指定されている
メッセージを入力メッセージの返信先のメッセージとす
る。
【0054】以上説明したような応答関係の判定方法の
全てあるいは一部を用いて、返信先判定部10は、入力
メッセージの返信先のメッセージを判定し、その結果、
返信先のメッセージが見つかったときは、そのMIDを
入力メッセージに対応付けるPIDとして求めておく。
【0055】その後、ステップS3において、メッセー
ジ管理部3は、当該入力メッセージやユーザID、PI
Dとして求めた返信先のメッセージID(MID)等を
コミュニティIDに対応付けてメッセージ蓄積部9へ図
9に示したデータ構成にて登録する(すなわち、ステッ
プS11で選択したコミュニティに入力メッセージを登
録する)。
【0056】(第2の実施形態)次に、登録先のコミュ
ニティを選択せずにメッセージを作成し、後で適切なコ
ミュニティを選択する、本発明の要旨に係る処理動作に
ついて説明する。
【0057】まず、図1に示す構成の情報交換装置の場
合の処理動作について、図2に示すフローチャートを参
照して説明する。
【0058】ステップS11:新規のメッセージを作成
する場合は、例えば、図13に示すような新規メッセー
ジ入力画面上にて所定のデータを入力し、ステップS4
へ進む。
【0059】ステップS4:ユーザが、入力メッセージ
として、タイトルや本文を入力して「予想応答」ボタン
A23を選択すると、ステップS5へ進む。
【0060】ステップS5:メッセージ検索部4は、入
力メッセージの内容と類似する内容のメッセージ(類似
メッセージ)を、メッセージ蓄積部9に蓄積されたメッ
セージの中から検索する。
【0061】この場合、メッセージ検索部4における類
似メッセージの検索方法は、例えば、東京大学出版会
「言語と計算5 情報検索と言語処理」(徳永健伸著)
に記載されているようなIDF重み付け方式を用いて、
入力メッセージ、メッセージ蓄積部9に蓄積されている
メッセージから検索に用いる索引語を抽出し、索引語の
存在により類似度を計算する。
【0062】すなわち、入力メッセージとメッセージ蓄
積部9に蓄積されているメッセージの全てのメッセージ
の内容から、形態素解析などにより単語を抽出する。こ
の抽出された名詞、形容詞、動詞などの単語tに関し
て、入力メッセージとメッセージ蓄積部9に蓄積されて
いるメッセージの全メッセージ数をN、単語tが出現す
るメッセージ数をdf(t)とすると、単語tの重みw
は、以下の式で表すことができる。
【0063】w=log(N/df(t))+1 この式で得られる重みwの値が大きい単語tを索引語と
する。この索引語を用いた、入力メッセージdxとメッ
セージ蓄積部9に蓄積された各メッセージdyとの2つ
のメッセージ間の類似度は、以下のような式で求められ
る。ここで、xi、yiは、それぞれ、メッセージd
x、dy、に索引語tが出現すれば、「1」、出現しな
ければ「0」の2値をとる。Tは、索引語の総数であ
る。
【0064】
【数1】
【0065】この式で得られる類似度の値が所定値以上
のとき、入力メッセージdyを、入力メッセージの類似
メッセージとする。
【0066】ステップS6:メッセージ検索部4で、1
つまたは複数の類似メッセージが得られたら、次に、応
答関係判定部5は、これら検索結果としての類似メッセ
ージと応答関係にあるメッセージをメッセージ蓄積部9
から取り出す。
【0067】このとき、応答関係判定部5は、各類似メ
ッセージの属するコミュニティ内において、そのコミュ
ニティに登録されたメッセージの中から、まず、当該類
似メッセージへの返信メッセージを探す。
【0068】類似メッセージへの返信メッセージの判定
方法としては、あるメッセージの内容に通常の電子メー
ルなどと同様、「In−Reply−To」や「Ref
erences」などの情報が含まれている場合に、そ
れらの情報に続く文字列に類似メッセージに該当するも
のが含まれているときは、そのメッセージを類似メッセ
ージへの返信メッセージとして判定する。また、各メッ
セージ中から「>」やインデントなどによる引用表現を
抽出し、それが類似メッセージ中に用いられている表現
と同じ表現を用いているときは、その引用表現を用いて
いるメッセージを類似メッセージへの返信メッセージと
して判定する。また、あるメッセージ中に類似メッセー
ジ中で用いられているタイトルや著者名などに言及した
表現があるときは、そのメッセージを類似メッセージへ
の返信メッセージとして判定する。また、あるメッセー
ジのタイトルに「Re:」などの文字が含まれていて、
返信先のメッセージが指定されている場合に、当該指定
されたメッセージが類似メッセージであるときは、その
メッセージを類似メッセージの返信メッセージと判定す
る。
【0069】類似メッセージへの返信メッセージが複数
ある場合もある。この場合には、これら各返信メッセー
ジの登録時刻など時間情報も用いて、順に(兄弟関係
の)応答関係をつけてもよい。
【0070】以上のような判定方法を用いて、類似メッ
セージへの返信メッセージを求めて、メッセージ蓄積部
9に、当該返信メッセージに対応付けるPIDの値とし
て、類似メッセージのメッセージID(MID)を書き
込む(図9参照)。
【0071】類似メッセージを親メッセージとすると、
この類似メッセージへの返信メッセージは子メッセージ
となる。
【0072】次に、類似メッセージへの返信メッセージ
についても、上記同様の返信メッセージの判定方法を用
いて、そのコミュニティに登録されたメッセージの中か
ら当該類似メッセージへの返信メッセージ(子メッセー
ジ)への返信メッセージを探し、メッセージ蓄積部9
に、当該子メッセージへの返信メッセージに対応付ける
PIDの値として類似メッセージの子メッセージID
(MID)を書き込む(図9参照)。類似メッセージか
らみれば、この類似メッセージへの返信メッセージへの
返信メッセージは孫メッセージである。
【0073】このような処理を子孫が続く限り続けても
よいが、予め定められた世代(例えば、2世代(子メッ
セージ)、3世代(孫メッセージ))まで求めるように
してもよい。
【0074】なお、前述したように、入力メッセージを
コミュニティに登録する前に、必ず、返信先判定部10
が、入力メッセージの返信先のメッセージを判定するの
であれば、以上のような応答関係判定部5の処理は、必
ずしも必要なくなる。
【0075】ステップS7:その後、応答シミュレーシ
ョン部6は、図9に示したようなメッセージ蓄積部9の
データから、まず、PIDの値が、類似メッセージのM
IDと同じであるメッセージ(子メッセージ)を探す。
次に、図9に示したようなメッセージ蓄積部9のデータ
から、PIDの値が、子メッセージのMIDと同じであ
るメッセージ(孫メッセージ)を探す。このようにし
て、子孫メッセージが存在する限り探してもよいし、3
世代程度でやめてもよい。
【0076】このように、各類似メッセージ毎に、取り
出した子メッセージ、孫メッセージ、曾孫メッセージ
を、これらの間の応答関係に基づき繋げていくと、図1
4に示すような、各類似メッセージ毎のメッセージツリ
ーができあがる。このように、応答関係で繋がった一連
のメッセージ群をメッセージツリーと呼ぶ。
【0077】図14に示すような親メッセージを起点と
するツリー構造を構成する各メッセージを、親メッセー
ジ、すなわち、類似メッセージと応答関係にあるメッセ
ージと呼ぶ。この類似メッセージと応答関係にあるメッ
セージ、すなわち、1つのメッセージツリーを構成する
各メッセージ(類似メッセージを除く)を類似メッセー
ジの子孫メッセージあるいは応答メッセージと呼ぶこと
もある。
【0078】図14では、メッセージ検索部4で検索さ
れた類似メッセージM1、M2、M3のそれぞれについ
ての4世代までの応答関係を示している。例えば、類似
メッセージM1に対する返信としての子メッセージに
は、メッセージM4、M5があり(この2つのメッセー
ジは、親メッセージから見て、兄弟関係にある)、メッ
セージM4に対する返信としての孫メッセージには、メ
ッセージM6、M7がある。
【0079】なお、図14では、応答関係の親:子の対
応は1対多であるが、多対1、多対多もありうる。
【0080】さらに、応答シミュレーション部6では、
図14に示したような各類似メッセージ毎のメッセージ
ツリーを基に、予想応答として提示するためのデータを
作成する。
【0081】まず、図14に示すような各類似メッセー
ジ毎のメッセージツリーを並び換える。例えば、メッセ
ージツリーを、その類似メッセージM1、M2、M3と
入力メッセージとの間の類似度の値が高いものから順に
並べる(図14参照)。
【0082】また、1つのメッセージツリーであって
も、同じ世代のメッセージ(兄弟関係にあるメッセー
ジ)は(コミュニティへの)登録時刻の古い順もしくは
新しい順で並べる。
【0083】同一のコミュニティに属するメッセージツ
リーが複数ある場合は、コミュニティごとにまとめるよ
うに並べ替える。例えば、図14において、類似メッセ
ージM1、M3がコミュニティC1に登録されたもので
あり、類似メッセージM2がコミュニティM2に登録さ
れたものであるとき、図15に示すように、同一コミュ
ニティ毎にまとめて、さらに、そのコミュニティをそれ
に属する類似メッセージの数が多い順に、あるいは、入
力メッセージとの類似度が高い類似メッセージを有する
コミュニティの順に、あるいは、子孫メッセージの数
(応答数)が多い類似メッセージを有するコミュニティ
の順に並び換える。
【0084】また、各コミュニティ毎に採用する類似メ
ッセージ(すなわち、メッセージツリー)を1つのみに
限定してもよい。その際に、各コミュニティにおいて、
入力メッセージと最も類似度の高い類似メッセージを選
択してもよいし、応答数の最も多い類似メッセージを選
択してもよい。
【0085】さらに、各メッセージツリーにおいて、2
世代まで、あるいは、3世代までのメッセージのみを、
予測応答を提示するためのデータを作成するために採用
するようにしてもよい。
【0086】このようにして、例えば、図15に示した
ような並び換えたコミュニティ毎のメッセージツリーを
基に、例えば、図16に示すような予想応答提示画面に
提示するためのデータを作成する。
【0087】なお、以下、簡単のため、1つのコミュニ
ティに1つの類似メッセージ(メッセージツリー)を求
めた場合を例にとり説明する。
【0088】ステップS8:図16に示すような画面
が、提示部7によりユーザ端末40に表示される。
【0089】図16に示した画面において、コミュニテ
ィの名前と、入力メッセージに対する予想応答数として
の、そのコミュニティに属する類似メッセージの応答数
とが領域A53、A56、A59に表示されている。各
コミュニティ毎の類似メッセージは、入力メッセージに
置換えられて、当該入力メッセージのタイトルが領域A
54、A57、A60にそれぞれ表示され、各類似メッ
セージと応答関係のある(子孫)メッセージは、そのコ
ミュニティにおける入力メッセージに対する予想応答メ
ッセージとして、それぞれのタイトル等が、領域A5
5、A58、A61のそれぞれに一覧表示されている。
すなわち、入力メッセージに対する予想される予想応答
メッセージとして、類似メッセージと応答関係にある
(子孫)メッセージが表示されるようになっている。こ
れにより、類似メッセージと応答関係にあるメッセージ
が、あたかもユーザの作成した入力メッセージへの応答
であるかのように見せ、予想の臨場感を高めている。
【0090】なお、領域A53、A56、A59には、
各コミュニティ毎の応答数が、入力メッセージに対する
予想応答数として提示されている。また、それぞれの類
似メッセージと入力メッセージとの間の類似度も提示さ
れている。
【0091】この画面で、ユーザは、入力メッセージに
対して各コミュニティからどんな応答が返ってきそうか
を概観することができる。
【0092】ステップS9:ユーザは、図16に示した
ような画面にて提示されているコミュニティのうち、入
力メッセージの登録先としてのコミュニティを選択し
て、そのコミュニティに対応して設けられている「ここ
へ送る」ボタンA52を選択する。
【0093】ステップS10:すると、例えば、図17
に示すようなメッセージ送信画面が、ユーザ端末40に
表示される。図17に示した画面には、ステップS1
1、あるいは、ステップS2で作成した入力メッセージ
のタイトル、本文が表示されている。この画面の右上に
設けられた「送る」ボタンA72を選択することによ
り、当該作成された入力メッセージは選択されたコミュ
ニティのCIDに対応づけられてメッセージ蓄積部9へ
蓄積される。すなわち、入力メッセージが選択されたコ
ミュニティに登録される。
【0094】なお、図16の予想応答画面から各メッセ
ージのタイトルを選択することにより、メッセージの本
文を表示する画面へ遷移してもよい。例えば、図10や
図18に示すようなコミュニティ内のメッセージ一覧画
面に遷移するなどして、実際のメッセージを読めるよう
にしてもよい。
【0095】図18に示した画面では、図16に示した
ような画面からメッセージのタイトルを選択すること
で、当該選択されたメッセージの属するコミュニティの
メッセージの一覧が領域A81に表示され、領域A82
には、選択されたメッセージの本文が表示されている。
【0096】また、図18でコミュニティの状況や選択
したメッセージの内容を確認した後、例えば、「新規で
送る」ボタンA83を選択すると、そのコミュニティへ
作成した入力メッセージが登録される。あるいは、メッ
セージを選択した状態で「返信で送る」ボタンA84を
選択することにより、例えば、図19のような画面に遷
移して、作成した入力メッセージを先に選択したメッセ
ージの返信メッセージに加工して、コミュニティに登録
するようにしてもよい。
【0097】また、図16に示す予想応答提示画面にお
いて、類似メッセージの子孫メッセージである応答メッ
セージの日付は表示してもしなくてもよいが、図16に
示すように、類似メッセージとその応答メッセージとの
間のタイムラグを反映した、未来の日付に差し替えて表
示してもよい。
【0098】また、予想応答提示画面では、1つのコミ
ュニティにおいて、複数の類似メッセージがあり、その
それぞれの応答数も多い場合は、入力メッセージとの類
似度が最も高い類似メッセージのメッセージツリーのみ
を用いて、そのコミュニティについての予想応答として
提示するためのデータを作成してもい。また、子メッセ
ージのレベルだけを表示して、孫メッセージ以下は、入
力メッセージの予想応答メッセージとして提示しなくと
もよい。
【0099】また、図16に示した予想応答提示画面で
は、類似メッセージのタイトル等を入力メッセージのタ
イトル等に置き換えて表示しているが、この場合に限ら
ず、類似メッセージのタイトル等をそのまま表示しても
よい。これにより臨場感は薄まるが、実際に行われたメ
ッセージのやりとりをそのまま読むことはできる。
【0100】図20は、予想応答提示画面の他の例を示
している。ここでは、各コミュニティ毎に、領域A91
には、ユーザの作成したメッセージのタイトル、本文を
表示し、その後の領域A92に、予想応答メッセージを
埋め込む型式で表示している。なお、予想応答メッセー
ジを埋め込む場所は、図20では、入力メッセージの末
尾であるが、入力メッセージ中の、予想応答メッセージ
で引用されている箇所と類似する箇所の下に、当該予想
応答メッセージを挿入することも可能である。
【0101】また、応答シミュレーション部6は、メッ
セージツリー上の各子孫メッセージを予想応答メッセー
ジとしてそのまま用いるのではなく、これら予想応答メ
ッセージを加工して提示するための手段を有してもよ
い。
【0102】予想応答メッセージの加工方法としては、
次に示すものがある。
【0103】加工方法1)予想応答メッセージのタイト
ルを入力メッセージを引用する形に変える。例えば、図
16に示した予想応答提示画面の領域A55に表示され
ている「Re:80年代のアイドル特集はどう?」とい
う予想応答メッセージのタイトルの場合、「Re:」以
下を入力メッセージのタイトルへ書き替えて、「Re:
80年代のアイドル曲を歌いたいのです」と加工し、あ
たかも入力メッセージへの返信であるかのように変形す
る。
【0104】加工方法2)人名や組織名を伏せ字にす
る、削除する。例えば、人名辞書などを用いて、予想応
答メッセージ「有田さん、先日はありがとうございま
す」中の人名や組織名を探し、伏せ字にするか削除し
て、「○○さん、先日はありがとうございます」と加工
する。
【0105】加工方法3)様相応答メッセージ中の固有
名詞などを入力メッセージで使われているものに入れ替
える。例えば、予想応答メッセージ「有田さん、先日は
ありがとうございます」中の相手に呼びかける際の名前
「有田さん」を入力メッセージの作者であるユーザの名
前「高田さん」に変える。
【0106】加工方法4)予想応答メッセージ中の重要
ではないフレーズを割愛する。例えば、「はじめまし
て」「よろしくお願いします」などの形式的な挨拶を除
外する。
【0107】加工方法5)予想応答メッセージ中の返信
元である類似メッセージの文を引用している文の直後の
文など、返信元のメッセージへの応答として関係が深い
と思われる部分だけを抽出する。例えば、様相応答メッ
セージ「>西口はどうですか? いいと思います。とこ
ろで山田さん、…」中の返信元のメッセージを引用して
いる部分「>西口はどうですか?」の直後の文「いいと
思います。」のみを抽出して、当該予想応答メッセージ
とする。
【0108】また、例えば、類似メッセージの入力メッ
セージとの類似度が高い部分(文)を抜き出し、予想応
答メッセージ中の当該部分を引用して応答された文だけ
を抽出し、類似度が低い部分に応答した予想応答メッセ
ージは割愛する。
【0109】加工方法6)予想応答メッセージ中の略称
などは一般的な用語に言い換える。
【0110】加工方法7)予想応答メッセージの内容を
要約する。例えば、従来からある抄録作成技術を用い、
予想応答メッセージ自体から重要な文だけを抽出して要
約を作成する。あるいは、図20に示したように予想応
答メッセージ全体を1つのテキストに合成して、そこか
ら抄録を抽出してもよい。
【0111】以上説明したように、上記第2の実施形態
によれば、複数のコミュニティのいずれかに登録された
メッセージの中から、入力メッセージに類似する類似メ
ッセージを検索するとともに、複数のコミュニティのい
ずれかに登録されたメッセージの中から、この類似メッ
セージと応答関係にある応答メッセージを検索して、こ
の応答メッセージに基づきコミュニティ毎の入力メッセ
ージに対する予想応答を提示し、この提示したコミュニ
ティの中から選択されたコミュニティに入力メッセージ
を登録することにより、発言をする前に(コミュニティ
にメッセージを登録する前に)、コミュニティの反応を
予測した予想応答を提示して、発言(メッセージ)の内
容に合った適切なコミュニティの選択を可能にし、ユー
ザが(特に、新規にコミュニティに加入しようとするユ
ーザが)発言し易い環境を提供して、コミュニティの活
性化を図ることができる。
【0112】(第3の実施形態)図21は、第3の実施
形態に係る情報交換装置の構成例を示したものである。
なお、図1と同一部分には同一符号を付し、異なる部分
についてのみ説明する。すなわち、図21では、さら
に、話題/言い回し表現抽出部12、応答状況判定部1
3が追加されている。
【0113】話題語/言い回し表現抽出部12は、入力
メッセージや、メッセージ蓄積部9に蓄積されたメッセ
ージから、その内容を特徴づける語(以下、話題語と呼
ぶ)や状況対応の表現(例えば、時と場所と場合に応じ
た表現であって、以下、言い回し表現と呼ぶ)を抽出す
るためのものである。
【0114】応答状況判定部14は、類似メッセージと
応答関係にある各応答メッセージから抽出された上記言
い回し表現に基づき、各応答メッセージの類似メッセー
ジに対する応答状況を解析するためのものである。
【0115】次に、図22に示すフローチャートを参照
して、図21の情報交換装置の処理動作について説明す
る。
【0116】なお、図2と同一部分には、同一符号を付
し、異なる部分についてのみ説明する。すなわち、図2
2において、メッセージの登録先のコミュニティをまず
選択してから、メッセージを作成、登録する場合のステ
ップS1〜ステップS4の処理、コミュニティを選択せ
ずに、メッセージを作成し、後で適切なコミュニティを
選択する場合のステップS11、ステップS4の処理は
図2と同様であり、メッセージが入力されて、予想応答
の指示がなされた後の処理動作が、図2と異なる。
【0117】ステップS4で、入力メッセージに対する
予想応答が指示されたとき、ステップS21へ進み、話
題語/言い回し抽出部12は、入力メッセージおよびメ
ッセージ蓄積部9に既に蓄積されている全てのメッセー
ジについて、各メッセージで言及されている話題を抽出
する。例えば、東京大学出版会「言語と計算5 情報検
索と言語処理」(徳永健伸著)に記載されているよう
な、TFIDF重み付け方式を用いて、入力メッセージ
の内容を特徴付ける語(以下、話題語と呼ぶ)を抽出す
る。
【0118】すなわち、第2の実施形態の類似メッセー
ジの検索方法の説明で示したようにして、入力メッセー
ジとメッセージ蓄積部9に蓄積されたメッセージの全て
のメッセージの中から索引語を求める。そして、あるメ
ッセージdに出現する索引語tの頻度をtf(t、d)
とし、全メッセージ数をN、索引語tが出現するメッセ
ージ数をdf(t)とすると、メッセージdにおける索
引語tの重みwは、以下の式で表される。
【0119】w=tf(t、d)×(log(N/df
(t))+1) この式で得られる重みの値が所定値以上の索引語tをメ
ッセージdにおける話題語とする。
【0120】次に、ステップS22へ進み、話題/言い
回し抽出部12は、図23に示すような言い回し表現辞
書13を用いて、入力メッセージおよびメッセージ蓄積
部9に既に蓄積されている全てのメッセージについて、
各メッセージの内容から、言い回し辞書13に含まれる
表現を抽出する。なお、上記TFIDF重み付け方式を
用いて、重みwの値が所定値以上の索引語を抽出し、例
えば、名詞、固有名詞などは話題語として抽出し、動
詞、形容詞、副詞、間投詞など他の品詞の場合は言い回
し表現として抽出してもよい。
【0121】図23に示すように、言い回し表現辞書1
3は、状況対応の表現(例えば、時と場所と場合に応じ
た表現)であって、例えば、挨拶に用いる表現や、相手
の意見に対し、賛成、反対するとき等に用いる受け答え
の表現、自分や相手の身分や立場、年齢、などに応じて
使い分けるような表現などが、言い回し表現として予め
登録されたものである。各表現は、それらの大まか意味
に応じて、「歓迎」「賞賛」「同調」「疑問」「反
発」、…などに分類分けし、その同じ分類に属する各表
現に対し、その意味の強さ(数値が高いほど、意味が強
いこと表すこととする)も対応付けて登録されている。
また、各言い回し表現には、敬語の表現もあれば、特に
親しい仲間内だけで用いられるような表現もある。そこ
で、このような違いを敬意の強さとして、数値の高低で
表してもよい。図23に示す言い回し表現辞書13に
は、この敬意の強さの値が高いほど(「5」に近いほ
ど)敬語の表現であり、数値が低いほど(「1」に近い
ほど)仲間内で用いられる表現となる。
【0122】意味の強さとは、例えば、「同調」に分類
される表現のうち、「大賛成」と、「そうかも」とは、
同調の度合いが前者の方が強いので「大賛成」には、意
味の強さとして「5」が与えら得れ、「そうかも」に
は、「2」が与えられている。
【0123】次に、ステップS23へ進み、メッセージ
検索部4は、メッセージ蓄積部9に蓄積されたメッセー
ジの中から、ステップS21,ステップS22で抽出さ
れた話題語、言い回し表現とに基づき、入力メッセージ
と類似する類似メッセージを検索する。すなわち、メッ
セージ蓄積部9に蓄積されたメッセージの中から入力メ
ッセージが用いている話題語や言い回し表現をより多く
含むメッセージを、ここでの類似メッセージとして検索
する。
【0124】例えば、メッセージ蓄積部9に蓄積された
メッセージの中から、話題語/言い回し表現抽出12に
より、入力メッセージから抽出された特徴語と同じ特徴
語がより多く抽出されたメッセージを当該入力メッセー
ジと類似するメッセージ(類似メッセージ)として求め
る。このときの入力メッセージと類似メッセージとの類
似度は、入力メッセージから抽出された特徴語のうちい
くつが当該類似メッセージから抽出されたかの観点から
求めた値であって、類似度=(類似メッセージから抽出
された特徴語であって、入力メッセージから抽出された
のと同じ特徴語の数)/(入力メッセージから抽出され
た特徴語の数)となる。
【0125】また、メッセージ蓄積部9に蓄積されたメ
ッセージの中から、入力メッセージから抽出された言い
回し表現と同じ言い回し表現がより多く抽出されたメッ
セージを当該入力メッセージと類似するメッセージ(類
似メッセージ)として求める。このときの入力メッセー
ジと類似メッセージとの類似度は、入力メッセージから
抽出された言い回し表現のうちいくつが当該類似メッセ
ージから抽出されたかの観点から求めた値であって、類
似度=(類似メッセージから抽出された言い回し表現で
あって、入力メッセージから抽出されたものと同じ言い
回し表現の数)/(入力メッセージから抽出された言い
回し表現の数)となる。
【0126】あるいは、メッセージ蓄積部9に蓄積され
たメッセージの中から、入力メッセージから抽出された
特徴語と言い回し表現と同じ特徴語と言い回し表現がよ
り多く抽出されたメッセージを当該入力メッセージと類
似するメッセージ(類似メッセージ)として求める。こ
のときの入力メッセージと類似メッセージとの類似度
は、入力メッセージから抽出された特徴語と言い回し表
現のうちいくつが当該類似メッセージから抽出されたか
の観点から求めた値であって、類似度=(類似メッセー
ジから抽出された特徴語および言い回し表現であって、
入力メッセージから抽出されたのと同じ特徴語および言
い回し表現数)/(入力メッセージから抽出された特徴
語および言い回し表現の数)となる。
【0127】このように、特徴語のみ、言い回し表現の
みについての類似度が高い(所定値以上の)メッセージ
をそれぞれの類似メッセージとして求めてもよいし、特
徴語および言い回し表現を総合して類似度の高い(所定
値以上の)メッセージを類似メッセージとして求めても
よい。
【0128】あるいは、図2のステップS5で説明した
ように、入力メッセージと類似するメッセージを検索し
た後、その検索された類似メッセージの中から入力メッ
セージが用いている話題語や言い回し表現をより多く含
むメッセージを検索するようにしてもよい。この場合に
おいても、特徴語のみ、言い回し表現のみについての一
致度が高いメッセージを類似メッセージとして求めても
よいし、特徴語および言い回し表現を総合した類似度の
高い(所定値以上の)メッセージを類似メッセージとし
て求めてもよい。
【0129】ステップS24からステップS25の類似
メッセージと応答関係にあるメッセージの判定、応答関
係にあるメッセージ(類似メッセージの子孫メッセージ
あるいは応答メッセージと呼ぶ)を取り出し、並び替え
る処理は、図2のステップS6〜ステップS7と同様で
ある。その結果、例えば、図15に示すようなコミュニ
ティ(類似メッセージ)毎のメッセージツリーが得られ
る。
【0130】次に、ステップS26へ進む。ここでは、
まず、類似メッセージと応答関係があるとして取り出さ
れた応答メッセージを対象にして、話題語/言い回し表
現抽出部12にて、上記同様、当該応答メッセージから
言い回し表現を抽出する。なお、その応答メッセージか
ら、ステップS22で、既に、言い回し表現が抽出され
ているときは、それをそのまま用いてもよい。
【0131】そして、応答状況判定部14は、各類似メ
ッセージ毎のメッセージツリーを構成する各応答メッセ
ージについて、話題/言い回し表現抽出部12で抽出さ
れた応答メッセージに含まれる言い回し表現から、各応
答メッセージの類似メッセージに対する応答状況を判定
する。
【0132】例えば、図23の言い回し表現辞書13を
用いて、ある1つの応答メッセージから抽出された言い
回し表現が「歓迎」「賞賛」「同調」「疑問」「反発」
などの分類のうち、どの分類に属するか、各言い回し表
現の意味の強さ、当該応答メッセージ中での当該分類に
属する各種言い回し表現の出現回数を求めて、応答状況
を判定する。
【0133】例えば、当該応答メッセージから抽出され
たいくつかの言い回し表現のうち、「歓迎」に分類でき
る表現のみから、以下のような式で歓迎を表す語の意味
の強さの平均値を求めることができる。
【0134】「歓迎」の意味の強さの平均値=(「歓
迎」に属する各言い回し表現の強さの値の合計)/
(「歓迎」に属する各言い回し表現の数) 「賞賛」、「同調」などに分類できる言い回し表現につ
いても同様にして、その数と意味の強さの平均値を求め
ればよい。
【0135】また、図23の言い回し表現辞書13を用
いて、各言い回し表現の敬意の強さから、上記同様にし
て、各分類毎の敬意の強さの平均値を求めてもよい。
【0136】このようにして、各応答メッセージ毎に、
例えば、上記分類のうち、応答メッセージに含まれてい
た言い回し表現がより多く属する分類を当該応答メッセ
ージの類似メッセージに対する応答状況とし、その分類
の上記意味の強さの平均値、上記敬意の強さの平均値
を、その応答状況の意味の強さ、敬意の強さとする。
【0137】各応答メッセージの応答状況として採用す
べき分類が複数存在する(その複数の分類のそれぞれに
属する言い回し表現の数が同じ)ときは、上記平均値が
高い方の分類を、当該応答メッセージの応答状況として
もよい。あるいは、これら複数の分類をそのまま当該応
答メッセージの応答状況としてもよい。
【0138】このようにして、話題語が入力メッセージ
と類似する類似メッセージと、その類似度、当該類似メ
ッセージに対する応答メッセージの数(応答数)、当該
類似メッセージに対する各応答メッセージの応答状況が
求まる。また、言い回し表現が入力メッセージと類似す
る類似メッセージと、その類似度、当該類似メッセージ
に対する応答メッセージの数(応答数)、当該類似メッ
セージに対する各応答メッセージの応答状況が求まる。
【0139】なお、話題語および言い回し表現が入力メ
ッセージと類似する類似メッセージと、その類似度、当
該類似メッセージに対する応答メッセージの数(応答
数)、当該類似メッセージに対する各応答メッセージの
応答状況も求めてもよい。
【0140】次に、ステップS27において、応答シミ
ュレーション部6は、例えば、コミュニティ毎に、話題
語が入力メッセージと類似する類似メッセージと、言い
回し表現が入力メッセージと類似する類似メッセージと
について、それぞれに対する応答メッセージの数(応答
数)を予想応答数として提示する。さらに、各応答メッ
セージの応答状況や、その応答状況の意味の強さや敬意
の強さなどを入力メッセージに対する予想応答状況とし
て提示してもよいし、各類似メッセージについての入力
メッセージとの類似度の値も提示してもよい。
【0141】予想応答数としては、1つのコミュニティ
に複数の類似メッセージが存在する場合は、それぞれの
メッセージツリーを構成する応答メッセージの数の平均
値を用いてもよい。
【0142】予想応答状況としては、各類似メッセージ
に対応するメッセージツリーを構成する(各類似メッセ
ージと応答関係にある)各応答メッセージについて、上
記応答状況が同じものをカウントした値、すなわち、応
答状況が同じ応答メッセージの数を提示するようにして
もよい。応答メッセージの数が多い(所定値以上の)応
答状況をそのコミュニティからの入力メッセージに対す
る予想応答状況としてもよい。また、上記メッセージツ
リーを構成する応答メッセージの数(応答数)が多い場
合は、そのコミュニティからの入力メッセージに対する
予想応答状況を「反響大」、応答数がない場合はそのコ
ミュニティからの入力メッセージに対する予想応答状況
を「無視」としてもよい。また、各応答メッセージ毎の
応答状況の中で一番多い応答状況を、そのコミュニティ
からの入力メッセージに対する予想応答状況としてもよ
い。このようにして、1つのコミュニティからの入力メ
ッセージに対する予想応答状況は、複数あってもよい。
【0143】図24は、第3の実施形態に係る予想応答
提示画面の一例を示したものである。
【0144】図24に示した予想応答提示画面は画面上
半分の領域A101に入力メッセージが表示され、画面
下半分の領域A102に、予想応答が提示されている。
すなわち、領域A102には、3つのコミュニティのそ
れぞれから検索された、話題語について入力メッセージ
と最も類似する(類似度が最も高い)類似メッセージお
よび言い回し表現について入力メッセージと最も類似す
る(類似度が最も高い)類似メッセージついて、それぞ
れに対する応答メッセージの数(応答数)を入力メッセ
ージに対する予想応答数として提示するとともに、入力
メッセージに対する予想応答状況として、応答メッセー
ジの応答状況とその応答状況の応答メッセージの数とを
提示し、各類似メッセージについての入力メッセージと
の類似度の値も提示している。
【0145】図24では応答メッセージ自体は予想応答
メッセージとして提示されていないが、図25に示した
ように、さらに、各応答メッセージと、その応答状況と
を入力メッセージに対する予想応答メッセージとして提
示するようにしてもよい。
【0146】すなわち、図25には、コミュニティ毎
に、そのコミュニティのそれぞれから検索された、話題
語について入力メッセージと最も類似する(類似度が最
も高い)類似メッセージおよび言い回し表現について入
力メッセージと最も類似する(類似度が最も高い)類似
メッセージついて、それぞれに対する応答メッセージの
数(応答数)を入力メッセージに対する予想応答数とし
て提示するとともに(領域A112、A115、A11
9)、入力メッセージに対する予想応答メッセージとし
て、各応答メッセージの一覧を提示し、さらに、各応答
メッセージの応答状況も予想応答状況として提示してい
る(領域A114、A117、A121)。また、各類
似メッセージは、入力メッセージに置き換えて提示され
ている(領域A113、A116、A120)。
【0147】また、予想応答メッセージを、第2の実施
形態と同様、そのまま、もしくは、加工方法1)〜7)
に示した方法を用いて加工してから提示してもよい。
【0148】さらに、予想応答状況を提示する際には、
各応答メッセージの応答状況や、各応答メッセージの応
答状況の意味の強さ、敬意の強さなどを用いて、音声や
画面上の吹き出しなどを使って端的に予想応答状況を表
すことも可能である。
【0149】また、コミュニティ毎に、話題語について
入力メッセージと類似する(類似度が所定値以上の)類
似メッセージ、言い回し表現について入力メッセージと
類似する(類似度が所定値以上の)類似メッセージ、話
題語および言い回し表現が入力メッセージと類似する
(類似度が所定値以上の)類似メッセージが、それぞれ
複数ある場合は、その中でも最も類似度が高いもの、あ
るいは、応答数が最も多いもの、あるいは、最も最近に
登録されたものなどを基準に、それぞれ1つの類似メッ
セージのみを選択する。
【0150】そして、話題語について入力メッセージと
類似する1つの類似メッセージに対応する応答メッセー
ジ群について、ある特定の応答状況の応答メッセージの
数が所定値以上あり、この特定の応答状況の各応答メッ
セージの意味の強さ、敬意の強さの平均値を求め、この
特定の応答状況と意味の強さの平均と敬意の強さの平均
をそのコミュニティから入力メッセージに対する話題の
観点からの予想応答状況としてもよい。同様に、言い回
し表現について入力メッセージと類似する1つの類似メ
ッセージに対応する応答メッセージ群について、ある特
定の応答状況の応答メッセージの数が所定値以上あり、
この特定の応答状況の各応答メッセージの意味の強さ、
敬意の強さの平均値を求め、この特定の応答状況と意味
の強さの平均と敬意の強さの平均をそのコミュニティか
ら入力メッセージに対する言い回しの観点からの予想応
答状況としてもよい。同様に、話題語および言い回し表
現が入力メッセージと類似する1つの類似メッセージに
対応する応答メッセージ群について、ある特定の応答状
況の応答メッセージの数が所定値以上あり、この特定の
応答状況の各応答メッセージの意味の強さ、敬意の強さ
の平均値を求め、この特定の応答状況と意味の強さの平
均と敬意の強さの平均をそのコミュニティから入力メッ
セージに対する話題および言い回しの観点からの予想応
答状況としてもよい。
【0151】図26、予想応答提示画面の他の例である
が、この画面の下半分の領域A132にコミュニティ毎
の予想応答が提示されている。領域A132には、コミ
ュニティ毎に、吹き出しを用いて、そのコミュニティか
らの入力メッセージに対する話題および言い回し表現の
観点からの予想応答状況を表示している。吹き出しの大
きさで、各応答状況をもつ応答メッセージの多さを表す
こともできる。複数の予想応答状況も、複数の吹き出し
を同時もしくは逐次的に表示して表すことも可能であ
る。
【0152】図26では、「同調」という応答状況の応
答メッセージが4つあり、「賞賛」という応答状況の応
答メッセージが2つあり、その応答メッセージの数を吹
き出しの大きさを変えて表現している。また、「同調」
という予想応答状況の意味の強さが「4」で、敬意の強
さが「3」であるので、言い回し表現辞書13に登録さ
れている、それに対応する「賛成」という言い回し表現
が吹き出し内に表示されている。「賞賛」という予想応
答状況の意味の強さが「4」で、敬意の強さが「1」で
あるので、言い回し表現辞書13に登録されている、そ
れに対応する「スゴイ」という言い回し表現が吹き出し
内に表示されている。
【0153】図27は、予想応答提示画面の他の例であ
るが、この画面の下半分の領域A142にコミュニティ
毎の予想応答が提示されている。
【0154】図27では、吹き出しの替わりに人の顔な
どの静止画や動画を表示して、そのコミュニティからの
入力メッセージに対する話題および言い回し表現の観点
からの予想応答状況を表示している。例えば、顔の表情
や動作を変えて、予想応答状況の違いを表現するように
なっている。人の数を多くする、色を変える、動作を大
きくするなどにより、各応答状況をもつ応答メッセージ
の多さを表すこともできる。
【0155】図27の画面上で、例えば、ユーザがマウ
スやカーソルを各コミュニティの上に移動すると、音声
で、この予想応答状況を表す人の顔の表情、動作に応じ
た「こんにちは」「スゴイ」「わかりません」といった
音声を再生するようにしてもよい。1つのコミュニティ
から複数の違った予想応答状況が存在する場合は、複数
の音声を合成して同時に再生してもよい。これにより、
発言に対する応答の割合や調子、コミュニティ全体の雰
囲気などを端的に把握することができる。
【0156】次に、図22のステップS28において、
例えば、図24〜図27に示したような予想応答手時画
面から、入力メッセージの登録先としてのコミュニティ
を選択して、そのコミュニティに対応して設けられてい
る「ここへ送る」ボタンを選択する。すると、ステップ
S29へ進み、入力メッセージは選択されたコミュニテ
ィのCIDに対応づけられてメッセージ蓄積部9へ蓄積
される。すなわち、入力メッセージが選択されたコミュ
ニティに登録される。
【0157】以上説明したように、上記第3の実施形態
によれば、複数のコミュニティのいずれかに登録すべく
入力された入力メッセージから、その内容を特徴付ける
語(特徴語)と状況対応の表現(言い回し表現)とを抽
出し、メッセージ蓄積部9に蓄積された複数のコミュニ
ティのいずれかにすでに登録されたメッセージの中か
ら、この抽出された特徴語がより多く用いているメッセ
ージを入力メッセージに類似する類似メッセージとして
求める。また、入力メッセージから抽出された言い回し
表現をより多く用いているメッセージを入力メッセージ
に類似する類似メッセージとして求める。そして、特徴
語、言い回し表現の観点から入力メッセージに類似する
類似メッセージのそれぞれについて、既に登録されたメ
ッセージの中から、各類似メッセージと応答関係にある
応答メッセージを検索して、この検索された応答メッセ
ージで用いられている言い回し表現から、その応答メッ
セージの類似メッセージに対する応答状況を判定し、こ
の応答メッセージとその応答状況とに基づき、前記コミ
ュニティ毎の入力メッセージに対する予想応答を提示す
ることより、ユーザが、コミュニティにメッセージを登
録する前に、そのメッセージに対するコミュニティから
の反応を予測した予想応答を提示するので、ユーザは発
言(メッセージ)の内容とその中で用いている表現に合
った適切なコミュニティを選択することができる。
【0158】特に、入力メッセージで用いている言い回
し表現が類似するメッセージを用いた予想応答を提示す
ることにより、ユーザは発言(メッセージ)の中で用い
ている表現に合った適切なコミュニティを選択すること
ができる(不適切な発言の抑止を支援することができ
る)。
【0159】このようにして、ユーザが(特に、新規に
コミュニティに加入しようとするユーザが)発言し易い
環境を提供して、コミュニティの活性化を図ることがで
きる。
【0160】上記第1〜第3の実施形態によれば、これ
から発言しようとするメッセージへの応答を事前に予測
して、適切なコミュニティの選別が可能になり、コミュ
ニティによっては、不適切な発言の抑止が図れ、これに
より、新規加入者などの適切な発言が促進されコミュニ
ティが活性化される。また、不適切な発言によってコミ
ュニティの衰退、破壊がおこりにくくなる。また、過去
に似たような議論があった場合は、あたかも自分に対す
る応答であるかのように追体験できる。それぞれのコミ
ュニティで有意義な議論を行えるようになり、インター
ネットやイントラネット上でのコミュニケーションの効
率や質が向上する。
【0161】上記第1〜第3の実施形態に記載した本発
明の手法は、コンピュータに実行させることのできるプ
ログラムとして、磁気ディスク(フロッピー(登録商
標)ディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(C
D−ROM、DVDなど)、半導体メモリなどの記録媒
体に格納して頒布することもできる。
【0162】なお、本発明は、上記第1〜第3の実施形
態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を
逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さ
らに、上記実施形態には種々の段階の発明は含まれてお
り、開示される複数の構成用件における適宜な組み合わ
せにより、種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形
態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除さ
れても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題
(の少なくとも1つ)が解決でき、発明の効果の欄で述
べられている効果(のなくとも1つ)が得られる場合に
は、この構成要件が削除された構成が発明として抽出さ
れ得る。
【0163】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
発言をする前に(コミュニティにメッセージを登録する
前に)、コミュニティの反応を予測して、発言(メッセ
ージ)の内容とその中で用いている表現に合った適切な
コミュニティの選択を可能にし、ユーザが(特に、新規
にコミュニティに加入しようとするユーザが)発言し易
い環境を提供して、コミュニティの活性化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る情報交換装置の構成例
を示した図。
【図2】第1および第2の実施形態に係る情報交換装置
の処理動作を説明するためフローチャート。
【図3】コミュニティ情報蓄積部8に蓄積されるコミュ
ニティ情報の記憶例を示した図。
【図4】コミュニティ作成画面の一例を示した図。
【図5】コミュニティ一覧画面の一例を示した図。
【図6】コミュニティの大分類の一覧画面の一例を示し
た図。
【図7】コミュニティの小分類の一覧画面の一例を示し
た図。
【図8】ある1つの小分類に分類されたコミュニティの
一覧画面の一例を示した図。
【図9】メッセージ蓄積部のメッセージの記憶例を示し
た図。
【図10】ある1つのコミュニティ内のメッセージ一覧
画面の一例を示した図。
【図11】新規メッセージ入力画面の一例を示した図。
【図12】返信メッセージ入力画面の一例を示した図。
【図13】新規メッセージ入力画面の一例を示した図。
【図14】類似メッセージ毎のメッセージツリーの一例
を示した図。
【図15】図14のメッセージツリーをコミュニティ毎
に並び変えた結果を示した図。
【図16】予想応答提示画面の一例を示した図。
【図17】メッセージ送信画面の一例を示した図。
【図18】メッセージ送信画面の他の例を示した図。
【図19】メッセージ送信画面の他の例を示した図。
【図20】予想応答提示画面の他の例を示した図。
【図21】本発明の第3の実施形態に係る情報交換装置
の構成例を示した図。
【図22】図21の情報交換装置の処理動作を説明する
ためのフローチャート。
【図23】言い回し表現辞書の一例を示した図。
【図24】第3の実施形態に係る予想応答提示画面の一
例を示した図。
【図25】予想応答提示画面の他の例を示した図。
【図26】予想応答提示画面のさらに他の例を示した
図。
【図27】予想応答提示画面のさらに他の例を示した
図。
【図28】本発明の情報交換のためのシステム全体の構
成例を示した図。
【符号の説明】
1…入力部 2…コミュニティ管理部 3…メッセージ管理部 4…メッセージ検索部 5…応答関係判定部 6…応答シミュレーション部 7…提示部 8…コミュニティ情報蓄積部 9…メッセージ蓄積部 10…返信先判定部 11…制御部 12…話題語/言い回し表現抽出部 13…言い回し辞書 14…応答状況判定部 40…ユーザ端末 41…通信ネットワーク 42…情報交換装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横田 健彦 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 Fターム(参考) 5B075 KK07 ND03 NK32 PP02 PP12 PP24 PQ02 PQ42 QM08 UU40

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続された複数の端末装
    置の各ユーザが、該ネットワークを介して情報交換する
    ユーザグループとしての複数のコミュニティのうちの少
    なくとも1つに、メッセージを登録し合うことにより情
    報交換する情報交換方法において、 前記複数のコミュニティのいずれかに登録すべく入力さ
    れた入力メッセージに類似する類似メッセージを、前記
    複数のコミュニティのいずれかに登録されているメッセ
    ージの中から検索するとともに、前記登録されているメ
    ッセージの中から、前記類似メッセージと応答関係にあ
    る応答メッセージを検索して、この応答メッセージに基
    づき前記コミュニティ毎の前記入力メッセージに対する
    予想応答を提示し、 この予想応答が提示されたコミュニティの中から選択さ
    れたコミュニティに前記入力メッセージを登録すること
    を特徴とする情報交換方法。
  2. 【請求項2】 ネットワークに接続された複数の端末装
    置の各ユーザが、該ネットワークを介して情報交換する
    ユーザグループとしての複数のコミュニティのうちの少
    なくとも1つに、メッセージを登録し合うことにより情
    報交換する情報交換方法において、 複数のコミュニティのいずれかに登録すべく入力された
    入力メッセージから、その内容を特徴付ける語と状況対
    応の表現とを抽出し、 前記複数のコミュニティのいずれかに登録されているメ
    ッセージの中から、前記抽出された語および表現のうち
    の少なくとも一方が類似する類似メッセージを検索する
    とともに、 前記登録されているメッセージの中から、前記類似メッ
    セージと応答関係にある応答メッセージを検索して、こ
    の検索された応答メッセージで用いられている前記表現
    から前記類似メッセージに対する応答状況を判定し、 前記応答メッセージとその応答状況とに基づき、前記コ
    ミュニティ毎の前記入力メッセージに対する予想応答を
    提示し、 この予想応答の提示されたコミュニティの中から選択さ
    れたコミュニティに前記入力メッセージを登録すること
    を特徴とする情報交換方法。
  3. 【請求項3】 前記応答メッセージの内容を前記入力メ
    ッセージ対応に加工して、前記予想応答として提示する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の情報交換方
    法。
  4. 【請求項4】 前記応答メッセージの内容を要約して、
    前記予想応答として提示することを特徴とする請求項1
    または2記載の情報交換方法。
  5. 【請求項5】 ネットワークに接続された複数の端末装
    置の各ユーザが、該ネットワークを介して情報交換する
    ユーザグループとしての複数のコミュニティのうちの少
    なくとも1つに、メッセージを登録し合うことにより情
    報交換するための情報交換装置において、 前記複数のコミュニティのいずれかに登録すべく入力さ
    れた入力メッセージに類似する類似メッセージを、前記
    複数のコミュニティのいずれかに登録されているメッセ
    ージの中から検索する第1の検索手段と、 前記登録されているメッセージの中から、前記類似メッ
    セージと応答関係にある応答メッセージを検索する第2
    の検索手段と、 前記応答メッセージに基づき前記コミュニティ毎の前記
    入力メッセージに対する予想応答を提示する提示手段
    と、 この提示手段で予想応答の提示されたコミュニティの中
    から選択されたコミュニティに前記入力メッセージを登
    録する登録手段と、 を具備したことを特徴とする情報交換装置。
  6. 【請求項6】 ネットワークに接続された複数の端末装
    置の各ユーザが、該ネットワークを介して情報交換する
    ユーザグループとしての複数のコミュニティのうちの少
    なくとも1つに、メッセージを登録し合うことにより情
    報交換するための情報交換装置において、 複数のコミュニティのいずれかに登録すべく入力された
    入力メッセージから、その内容を特徴付ける語と状況対
    応の表現とを抽出する抽出手段と、 前記複数のコミュニティのいずれかに登録されているメ
    ッセージの中から、前記抽出された語および表現のうち
    の少なくとも一方が類似する類似メッセージを検索する
    第1の検索手段と、 前記登録されているメッセージの中から、前記類似メッ
    セージと応答関係にある応答メッセージを検索する第2
    の検索手段と、 前記応答メッセージで用いられている前記表現から前記
    類似メッセージに対する応答状況を判定する判定手段
    と、 前記応答メッセージとその応答状況とに基づき、前記コ
    ミュニティ毎の前記入力メッセージに対する予想応答を
    提示する提示手段と、 この提示手段で予想応答の提示されたコミュニティの中
    から選択されたコミュニティに前記入力メッセージを登
    録する登録手段と、 を具備したことを特徴とする情報交換装置。
  7. 【請求項7】 前記応答メッセージの内容を前記入力メ
    ッセージ対応に加工して、前記予想応答として提示する
    ことを特徴とする請求項5または6記載の情報交換装
    置。
  8. 【請求項8】 前記応答メッセージの内容を要約して、
    前記予想応答として提示することを特徴とする請求項5
    または6記載の情報交換装置。
  9. 【請求項9】 ネットワークに接続された複数の端末装
    置の各ユーザが、該ネットワークを介して情報交換する
    ユーザグループとしての複数のコミュニティのうちの少
    なくとも1つに、メッセージを登録し合うことにより情
    報交換するための処理をコンピュータに実行させるため
    のプログラムであって、 前記複数のコミュニティのいずれかに登録すべく入力さ
    れた入力メッセージに類似する類似メッセージを、前記
    複数のコミュニティのいすれかに登録されているメッセ
    ージの中から検索するための処理と、 前記登録されているメッセージの中から、前記類似メッ
    セージと応答関係にある応答メッセージを検索するため
    の処理と、 前記応答メッセージに基づき前記コミュニティ毎の前記
    入力メッセージに対する予想応答を提示するための処理
    と、 前記予想応答の提示されたコミュニティの中から選択さ
    れたコミュニティに前記入力メッセージを登録するため
    の処理と、 をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  10. 【請求項10】 ネットワークに接続された複数の端末
    装置の各ユーザが、該ネットワークを介して情報交換す
    るユーザグループとしての複数のコミュニティのうちの
    少なくとも1つに、メッセージを登録し合うことにより
    情報交換するための処理をコンピュータに実行させるた
    めのプログラムであって、 複数のコミュニティのいずれかに登録すべく入力された
    入力メッセージから、その内容を特徴付ける語と状況対
    応の表現とを抽出するための処理と、 前記複数のコミュニティのいずれかに登録されているメ
    ッセージの中から、前記抽出された語および表現のうち
    の少なくとも一方が類似する類似メッセージを検索する
    ための処理と、 前記複数のコミュニティのいずれかに登録されているメ
    ッセージの中から、前記類似メッセージと応答関係にあ
    る応答メッセージを検索するための処理と、 前記応答メッセージで用いられている前記表現から前記
    類似メッセージに対する応答状況を判定するための処理
    と、 前記応答メッセージとその応答状況とに基づき、前記コ
    ミュニティ毎の前記入力メッセージに対する予想応答を
    提示するための処理と、 前記予想応答の提示されたコミュニティの中から選択さ
    れたコミュニティに前記入力メッセージを登録するため
    の処理と、 をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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