JP2002285958A - リニアコンプレッサの制御装置 - Google Patents

リニアコンプレッサの制御装置

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JP2002285958A
JP2002285958A JP2001092516A JP2001092516A JP2002285958A JP 2002285958 A JP2002285958 A JP 2002285958A JP 2001092516 A JP2001092516 A JP 2001092516A JP 2001092516 A JP2001092516 A JP 2001092516A JP 2002285958 A JP2002285958 A JP 2002285958A
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Ko Inagaki
耕 稲垣
Ichiro Morita
一郎 森田
Makoto Katayama
誠 片山
Akira Hayashi
陽 林
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リニアコンプレッサーの制御装置に関し、ピ
ストン挙動を安定化し衝突による騒音振動の増大や信頼
性の低下を防止する。 【解決手段】 ピストンの挙動が不安定となっているこ
とを直接あるいは間接的に検知し、不安定検知信号を出
力する不安定検知手段と、不安定検知信号に基づき動作
する不安定回避手段を備えることで、ピストンの挙動を
安定化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫、エアーコ
ンディショナ等に使用されるリニアコンプレッサの制御
装置および制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境保護、省エネルギーの観
点から、冷凍機器の高効率化の必要性はさらに高まって
おり、リニアモータを使用したコンプレッサは機構構成
の単純さ故に、高効率化と製造原価の低減のため広く使
用されている。しかし、リニアコンプレッサを高効率で
運転するためには、ピストンの上死点でのクリアランス
を小さく維持しながらピストンを往復運転させる必要が
あり、また、上死点でのクリアランスの大きさでコンプ
レッサの冷凍能力の制御も同時に行うなど、従来のコン
ロッド式のレシプロコンプレッサにはない制御が必要と
なっている。
【0003】リニアコンプレッサの従来の制御方式とし
ては、特開2000−121180号公報に記載されて
いるものがある。
【0004】図7は従来のリニアコンプレッサの断面
図、図8はリニアコンプレッサの制御装置の動作を示す
ブロック図である。
【0005】図7、図8において、1はリニアコンプレ
ッサであり、2は密閉ケーシング、3はコンプレッサ本
体である。4はリニアモータ、5はシリンダ、6はピス
トン、7はシリンダヘッドである。モータ4は、コイル
4cを備えた固定子4aと永久磁石を備えた可動子4b
とから構成されており、可動子4bはピストン5に固定
されている。10はシリンダ5とピストン6から構成さ
れる圧縮室である。コンプレッサの本体3はモータ4の
可動子4b,ピストン6などから構成される可動要素1
1と、シリンダ5、モータ4の固定子4aなどから構成
される固定要素12とから構成されている。14は弾性
要素であり、14aで可動要素に取付けられ、14bで
固定要素に取付けられている。
【0006】また、16は電源装置、17は電圧決定手
段、18は周囲温度検出手段である。19は蒸発器19
a、凝縮器19bからなる熱交換器であり、20は膨張
弁である。リニアコンプレッサ1と凝縮器19b、膨張
弁20、蒸発器19aは配管で接続され、冷媒が循環す
るシステム21を形成している。
【0007】次にリニアコンプレッサの動作について説
明する。
【0008】周囲温度検出手段18は周囲温度を計測
し、温度に応じて温度信号を出力する。電圧決定手段1
7は、温度信号に応じて電圧目標値を出力する。電源装
置16は、電圧目標値に応じた電圧でリニアコンプレッ
サ1に正弦波状の交流電流を出力する。
【0009】電源装置16から出力された交流電流は、
リニアコンプレッサ1内のモータ4のコイルに供給さ
れ、コイルを流れる電流により磁界が発生することで、
可動子4bは永久磁石との間に作用する磁力により、ピ
ストン6とともに往復動する。このとき、ピストン6の
振幅は電源装置16の電圧が大きいほど大きくなり、ピ
ストンの振幅が大きいほどシステム21における冷凍能
力は大きくなる。
【0010】ところで、冷蔵庫では周囲温度により必要
な冷凍能力が異なる。即ち、周囲温度が高い場合は冷蔵
庫への熱負荷も高いため、高い冷凍能力が必要である。
一方、周囲温度が低い場合は、必要な冷凍能力は小さく
なるが、このとき、冷凍能力が大きすぎると圧縮比が上
昇しシステム効率が低下するため、システム効率の観点
から適正な冷凍能力を選択する必要がある。
【0011】従って、電圧決定手段17は周囲温度が高
いときは高い電圧目標値を出力し、周囲温度が低いとき
は低い電圧目標値を出力することで、電源装置17はリ
ニアコンプレッサ1へ適正な冷凍能力に必要な電圧を出
力する。
【0012】また、電源装置17で発生させる交流電源
の周波数は、リニアコンプレッサ1の主に可動要素11
の質量や弾性要素14のバネ定数などから定まる共振周
波数で与えることで、弾性要素14のバネ力を可動要素
11の往復動に有効に用いることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、ピストン6の先端がシリンダヘッド7に近
づいたときに、ピストンへの作用力などの影響でピスト
ンの上死点での位置がばらつくなど挙動が不安定とな
り、ピストンなどの可動要素がバルブプレートなどの固
定要素に衝突する場合がある。これはピストンへの作用
力が共振ばねによるばね力だけではなく、圧縮室のガス
圧縮動力が作用しており、この作用力が非線型性を持っ
ている上に、モータ推力についても圧縮負荷により変動
することが影響していると考えられる。
【0014】ピストンの挙動が不安定になり、可動要素
と固定要素が衝突すると騒音、振動が問題となると共
に、強く衝突した場合には可動要素やシリンダヘッドに
設けたバルブ等の信頼性低下にもつながるとの課題があ
った。
【0015】また、衝突しない場合でも、ピストンの挙
動の変動が顕著な場合は騒音の原因となる場合がある。
さらに、冷媒の循環量が変動するため、所定の能力が得
られないなどの課題があった。
【0016】本発明は、従来の課題を解決するもので、
ピストンの挙動を安定させ、騒音振動の発生を防止する
と共に、コンプレッサの信頼性低下を防止して信頼性を
向上させる。また、ピストン挙動を安定させ、所定の冷
凍能力を得ることで、システム効率を向上させるもので
ある。
【0017】また、トップクリアランスが大きい運転条
件では衝突発生の恐れは低いため、ピストン上死点のわ
ずかな変動に対して挙動を安定させる制御を行っても衝
突防止の効果は無いばかりではなく、制御のために電力
を消費することになるとの課題があった。
【0018】本発明の他の目的は、制御の必要性の低い
運転条件では、制御を行わず、制御を行うための回路損
失の発生を低減させるものである。
【0019】また、ピストンの上死点位置を一定に保つ
ため、ピストンの位置や電流、電圧を検出し、一定周期
毎に目標値との差に基づいて、供給電圧を変更するフィ
ードバック制御を行っている場合、制御を行う周期や供
給電圧の変更幅が不適切な場合には、かえってピストン
の挙動が不安定になる場合がある。
【0020】本発明の他の目的は、不適切なフィードバ
ック制御に起因するピストンの不安定現象を回避し、安
定した運転を行うことである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、リニアモータやピストンなどからなるリニア
コンプレッサと、前記コンプレッサと弁、熱交換器など
から構成されるシステムと、前記リニアモータに電力を
供給する電源装置と、前記ピストンの挙動が不安定とな
っていることを直接あるいは間接的に検知し、不安定検
知信号を出力する不安定検知手段と、不安定検知信号に
基づき動作する不安定回避手段とから構成したものであ
り、ピストン挙動が不安定になることにより、可動要素
と固定要素の衝突による信頼性低下や騒音振動の増大を
防止するという作用を有する。
【0022】請求項2に記載の発明は、リニアモータや
ピストンなどからなるリニアコンプレッサと、前記コン
プレッサと弁、熱交換器などから構成されるシステム
と、前記リニアモータに電力を供給する電源装置と、前
記ピストンの変位、周囲温度、前記システムの温度、運
転圧力条件の少なくとも1つを検出し検出信号を出力す
る運転条件検出手段と、前記運転条件検出手段の検出信
号が所定の条件を満たす場合にピストンの挙動が不安定
となっていることを直接あるいは間接的に検知し、不安
定検知信号を出力する不安定検知手段と、不安定検知信
号に基づき動作する不安定回避手段とから構成したもの
であり、ピストン挙動が不安定になることにより、可動
要素と固定要素の衝突による信頼性低下や騒音振動の増
大を防止するとともに、不安定回避の制御が必要なとき
にだけ機能するので、制御に必要な制御回路の損失を低
減するという作用を有する。
【0023】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明に、さらにピストンの変位を検出する変
位検出手段を備えたものであり、不安定検知手段を前記
変位検出手段の出力に基づき不安定検出信号を出力する
ように構成したので、ピストンの変位から直接的に挙動
が不安定になっていることを検出するという作用を有す
る。
【0024】請求項4に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明に、さらにコンプレッサの音または振動
を検出する音振動検出手段を備えたものであり、不安定
検知手段を前記音振動検出手段の出力に基づき不安定検
出信号を出力するように構成したので、音や振動から間
接的にピストンの挙動が不安定になっていることを検出
することができるという作用を有する。
【0025】請求項5に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明に、さらに電源装置が出力する電圧また
は電流を検出する電圧電流検出手段を備えたものであ
り、不安定検知手段を前記電圧電流検出手段の出力に基
づき不安定検出信号を出力するように構成したので、電
源装置の電圧または電流から間接的にピストンの挙動が
不安定になっていることを検出するという作用を有す
る。
【0026】請求項6に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明に、さらにシステムの圧力を検出する圧
力検出手段を備えたものであり、不安定検知手段を前記
圧力検出手段の出力に基づき不安定検出信号を出力する
ように構成したので、システムの圧力から間接的にピス
トンの挙動が不安定になっていることを検出するという
作用を有する。
【0027】請求項7に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明に、さらに周囲温度を検出する周囲温度
検出手段を備えたものであり、不安定検知手段を前記周
囲温度検出手段の出力に基づき不安定検出信号を出力す
るように構成したので、周囲温度から間接的にピストン
の挙動が不安定になる条件を検出するという作用を有す
る。
【0028】請求項8に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明に、さらにシステムの温度を検出する温
度検出手段を備えたものであり、不安定検知手段を前記
温度検出手段の出力に基づき不安定検出信号を出力する
ように構成したので、冷凍システムの温度から間接的に
ピストンの挙動が不安定になっていることを検出すると
いう作用を有する。
【0029】請求項9に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明における不安定回避手段を、不安定検知
信号に基づいて電源装置が出力する電圧波形あるいは電
流波形を変更するものとしたので、モータの推力特性を
変えることでピストンの不安定現象を低減するという作
用を有する。
【0030】請求項10に記載の発明は、請求項9記載
の発明にさらに複数のパターンの波形を記憶する波形記
憶手段とからなり、不安定回避手段は不安定検知信号に
基づいて波形記憶手段で記憶された波形に基づく電圧ま
たは電流を電源から出力するものとしたので、不安定の
回避に有効なモータ推力特性を選択できるため、ピスト
ンの不安定現象を低減するという作用を有する。
【0031】請求項11に記載の発明は、請求項1また
は2に記載の発明における不安定回避手段を、不安定検
知信号に基づいてモータのインピーダンスを変更するも
のとしたので、リニアモータのコイルの結線を直列ある
いは並列に変更する等の方法でモータのインピーダンス
を変更することで、モータに流れる電流波形が変化し、
モータの推力特性が変化することで、ピストンの不安定
挙動を緩和するという作用を有する。
【0032】請求項12に記載の発明は、請求項1また
は2に記載の発明における不安定回避手段を、不安定検
知信号に基づいて熱交換器への送風量を変更するものと
したので、送風量を変更することでシステムの圧力が変
化し、ピストンに働く作用力を変化するので、不安定挙
動を緩和するという作用を有する。
【0033】請求項13に記載の発明は、請求項12に
記載の発明における送風量変更手段を、送風機の回転数
や風路を変更するものとしたので、これらの変更により
システムの圧力が変化し、ピストンに働く作用力も変化
するため、不安定挙動が緩和されるという作用を有す
る。
【0034】請求項14に記載の発明は、請求項1また
は2に記載の発明における不安定回避手段を、不安定検
知信号に基づいて電源装置が出力する周波数を変更する
ものとしたので、運転周波数の変化によりピストンの不
安定現象を回避するという作用を有する。
【0035】請求項15に記載の発明は、請求項1また
は2に記載の発明における不安定回避手段を、不安定検
知信号に基づいて電源の電圧あるいは電流を変更するも
のとしたので、ピストンのトップクリアランスを大きく
することで衝突を回避するか、あるいは不安定現象が起
きないストロークを選択するという作用を有する。
【0036】請求項16に記載の発明は、請求項1また
は2に記載の発明にくわえて、電流あるいは電圧あるい
はピストン変位を検出する検出手段と、運転条件に応じ
て電流あるいは電圧あるいはピストン変位の目標値を設
定する目標値設定手段と、所定の間隔で開始信号を出力
するタイマ手段と、開始信号に基づいて前記検出手段の
出力と目標値を比較し、目標値との差に応じて所定の変
更幅で電源装置が出力する電圧あるいは電流を変更する
変更手段とからなり、不安定回避手段は不安定検知信号
に基づいて、前記検出手段の変更幅あるいは前記タイマ
手段の開始信号の出力間隔の少なくとも一方を変更する
ものとしたので、ピストンの上死点位置のフィードバッ
ク制御に起因するピストンの不安定現象を回避するとい
う作用を有する
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるリニアコンプ
レッサの制御装置の実施に形態について、図1から図6
を用いて説明する。尚、従来と同一構成については、同
一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0038】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1によるリニアコンプレッサの制御装置のブロック
図である。
【0039】図1において、30は電源装置31からコ
ンプレッサ1へ供給される電源の電流を計測する電流検
出手段である。32は電流検出手段30の出力に基づき
不安定検出信号を出力する不安定検知手段である。
【0040】ピストンの上死点位置の変動が大きい場
合、圧縮動力などピストンへの作用力も変動し、モータ
に流れる電流も変動する。従って、不安定検知手段32
は電流検出手段で計測された電流のピーク値の変動を抽
出し、一定期間のピーク値の変動が所定値より大きい場
合に、ピストンの挙動が不安定になっていると判断し
て、不安定検出信号を出力する。
【0041】23は不安定回避手段であり、不安定検出
信号が入力されると電源装置21へ周波数変更信号を出
力する。電源装置21へ周波数変更信号が入力される
と、電源装置21はコンプレッサ1へ供給する電源の周
波数を変更する。従って、リニアコンプレッサの運転周
波数を変更することで、ピストン挙動が不安定となる状
態を回避できる。
【0042】なお、当社における検討の結果、冷蔵庫な
どの実機運転において運転圧力条件が変化してピストン
の不安定挙動が発生する場合に、電源周波数を数ヘルツ
変更することで不安定挙動が解消されることが実験的に
確認されている。この因果関係の明確な理由については
未だ明らかになっていないが、モータの推力と圧縮室内
圧力、バルブの挙動などが関与しているものと考えられ
る。
【0043】以上のように、本実施の形態のリニアコン
プレッサの制御装置は、電源の電流を検出する検出手段
と、ピストンの挙動が不安定となっていることを検出手
段の出力に基づき間接的に検知し、不安定検出信号を出
力する不安定検知手段と、不安定検知信号に基づいて電
源の周波数を変更する不安定回避手段とから構成され、
ピストン挙動が不安定になっても電源周波数を調節して
安定させるので、衝突による騒音振動の発生や信頼性低
下を防止できる。
【0044】(実施の形態2)図2は、本発明の実施の
形態2によるリニアコンプレッサの制御装置のブロック
図である。
【0045】図2において30は振動ピックアップで構
成される振動検出手段であり、コンプレッサに取付けら
れ、振動を検出する。また、31は不安定検出手段であ
る。
【0046】ピストンの挙動が不安定になり、コンプレ
ッサ本体3の可動要素が固定要素と衝突すると、衝突に
よりコンプレッサで通常より大きい衝突音と振動が発生
する。不安定検出手段31は衝突が発生し、振動検出手
段の出力が所定値より大きくなったときに、ピストンが
不安定と判断して、不安定検出信号を出力する。
【0047】32は不安定回避手段であり、不安定検出
信号が入力されると電圧決定手段33へ電圧低下信号を
出力する。電圧決定手段33は通常、周囲温度検出手段
18の出力に応じた電圧目標値を出力し、電源装置16
の出力電圧を制御している。ところが、電圧低下信号が
入力されると、電圧決定手段33は通常より低い電圧目
標値を出力し、この結果、リニアコンプレッサ1の電源
電圧が低下する。従って、ピストンの振幅が低下し衝突
が発生するような不安定状態は解消される。
【0048】また、周囲温度検出手段18の出力が所定
値を下回る場合、振動検出手段30、不安定検出手段3
1、不安定回避手段32は機能を停止する。
【0049】可動要素と固定要素の衝突はトップクリア
ランスが小さい程、発生しやすく、トップクリアランス
が大きいときはほとんど衝突の可能性は低い。従って、
周囲温度が低く、小さい冷凍能力で運転可能な場合、ト
ップクリアランスは大きく開いており、衝突の可能性は
ほとんど無いといえる。
【0050】従って、周囲温度が低い状態では、振動検
出手段30、不安定検出手段31、不安定回避手段32
などは必要ではないため、機能を停止することで消費電
力を低減できる。
【0051】以上のように、本実施の形態のリニアコン
プレッサの制御装置は、コンプレッサの音や振動を検出
する音振動検出手段と、音振動検出手段の出力に基づき
不安定検出信号を出力する不安定検知手段と、不安定検
知信号に基づいて電源の電圧あるいは電流を変更する不
安定回避手段と、周囲温度を検出する検出手段とからな
り、検出手段の出力が所定の条件を満たす場合において
のみ、不安定検知手段と不安定回避手段が作用するの
で、ピストン挙動が不安定になり、コンプレッサ本体の
可動要素と固定要素の衝突が発生した場合、衝突を振動
で検出しコンプレッサに供給する電圧を低下させること
で、衝突を解消し、騒音振動の発生や信頼性低下を防止
するとともに、ピストンの不安定挙動が発生しない運転
条件では不安定検知手段と不安定回避手段を停止させる
ことで消費電力を低減できる。
【0052】(実施の形態3)図3は、本発明の実施の
形態3によるリニアコンプレッサの制御装置のブロック
図である。
【0053】図3において40はコンプレッサに取付け
られ、ピストンの変位を計測する変位検出手段である。
【0054】41は不安定検出手段であり、変位検出手
段40の出力からピストンの上死点位置の変動を検出し
て、上死点位置の変動が所定値より大きい場合に、不安
定検出信号を出力する。
【0055】42は不安定回避手段であり、通常時は一
定の電圧波形を出力しているが、不安定検出信号が入力
されると波形記憶手段43に記憶された波形からそれま
で出力していたものと異なる電圧波形を選択して出力す
る。
【0056】電源装置44は、電圧不安定回避手段42
から出力された電圧波形を、電圧決定手段17から出力
された電圧目標値に増幅してコンプレッサ1へ出力す
る。
【0057】従って、ピストンの挙動が不安定になった
ときに、リニアモータの推力特性を変更することで、ピ
ストンへの作用力を変更し、ピストンの挙動を安定させ
ることが出来る。
【0058】以上のように、本実施の形態のリニアコン
プレッサの制御装置は、ピストンの変位を検出する変位
検出手段と、変位検出手段の出力に基づき不安定検知信
号を出力する不安定検知手段と、複数のパターンの波形
を記憶する波形記憶手段と、不安定検知信号に基づいて
波形記憶手段で記憶された電圧波形を電源から順次出力
する不安定回避手段とから構成され、ピストンの挙動が
不安定になったときにリニアモータの推力の波形を変更
することでピストン挙動を安定させる。
【0059】(実施の形態4)図4は、本発明の実施の
形態4によるリニアコンプレッサの制御装置のブロック
図である。
【0060】図4において50は不安定検知手段であ
り、予めピストンの挙動が不安定となる周囲温度を所定
値をして記憶し、周囲温度検出手段の出力に対して、所
定の周囲温度で不安定検出信号を出力する。51は不安
定回避手段であり、不安定検知信号に基づいて、コンプ
レッサのリニアモータの結線を並列から直列に変更する
などの方法で、モータのインピーダンスを変更する。こ
のことにより、モータに流れる電流波形が変化し、モー
タの推力特性も変化するため、ピストンの挙動を安定さ
せることができる。
【0061】以上のように、本実施の形態のリニアコン
プレッサの制御装置は、周囲温度を検出する周囲温度検
出手段と、周囲温度検出手段の出力に基づき不安定検知
信号を出力する不安定検知手段と、不安定検知信号に基
づいてモータのインピーダンスを変更する不安定回避手
段とから構成され、ピストンの挙動が不安定になったと
きにモータのインピーダンスを変更することで、リニア
モータの推力の波形を変更し、ピストン挙動を安定させ
ることができる。
【0062】(実施の形態5)図5は、本発明の実施の
形態5によるリニアコンプレッサの制御装置のブロック
図である。
【0063】図5において60は凝縮器、61は膨張
弁、62は蒸発器であり、コンプレッサ1を含めて、冷
蔵庫の冷凍サイクルを構成している。63は蒸発器に近
接して配置される送風機であり、送風機63により蒸発
器62で発生した冷気は冷蔵庫内に搬送される。
【0064】また、64はコンプレッサ1に取り付けら
れた圧力検出手段である。65は不安定検出手段であ
り、圧力検出手段64の出力が所定の圧力条件となって
いる場合ピストンの挙動が不安定となると判断し、不安
定検出信号を出力する。
【0065】66は不安定回避手段であり、不安定検出
信号が入力されると送風機63の送風量を多くすること
で、蒸発器62の温度を上昇させ、低圧圧力を上昇させ
る。これにより、運転圧力条件が変化し、ピストンへの
作用力が変化するのでピストンの挙動が安定する。
【0066】以上のように、本実施の形態のリニアコン
プレッサの制御装置は、システムの圧力を検出する圧力
検出手段と、圧力検出手段の出力に基づき不安定検出信
号を出力する不安定検知手段と、不安定検知信号に基づ
いて熱交換器への送風量を変更する不安定回避手段とか
ら構成され、ピストンの挙動が不安定になったときに熱
交換器への送風量を変更することで、圧力条件を変更
し、ピストンへの作用力を変更することでピストン挙動
を安定させることができる。
【0067】なお、本実施の形態では圧力変更手段は熱
交換器に併設した送風機としたが、冷凍システムの圧力
状態を変更できる弁など多の手段でも同様の効果を得る
ことができる。
【0068】(実施の形態6)図6は、本発明の実施の
形態6によるリニアコンプレッサの制御装置のブロック
図である。
【0069】図6において70はピストンの位置を検出
し、ピストンの上死点位置信号を出力する変位検出手段
である。71は目標値設定手段であり、ピストンの上死
点位置の基準値を出力する。また、72はタイマ手段で
あり、一定周期ごとに開始信号を出力する。73は変更
手段であり、タイマ手段72からの開始信号を受ける
と、目標値設定手段71の出力した基準値と変位検出手
段70が出力した上死点位置信号の差に対して所定の変
更幅で電圧設定値を変更して、電圧設定値を出力する。
【0070】また、74は不安定検知手段であり、変位
検出手段70が出力した上死点位置信号を記憶し、一定
時間幅における変動の大きさからが所定値を上回ったと
きに不安定と判定し、不安定検出信号を出力する。75
は不安定回避手段であり、不安定検出手段で不安定検出
信号が出力されると、タイマ手段72へ周期時間設定信
号を出力し、タイマ手段72の開始信号出力の周期を変
更させる。
【0071】この結果、上死点位置のフィードバック制
御の制御のタイミングが不適切であるため、上死点位置
の変動が大きくなることを防止し、安定した制御が行う
ことが可能となる。
【0072】以上のように、本実施の形態のリニアコン
プレッサの制御装置は、運転条件に応じて所定の目標値
を設定する目標値設定手段と、ピストンの変位を検出す
る検出手段と、ピストンが不安定な挙動となっているこ
とを検知し、不安定検知信号を出力する不安定検知手段
と、不安定検知信号に基づき不安定の軽減または回避を
行う不安定回避手段と、所定の間隔で開始信号を出力す
るタイマ手段と、開始信号に基づいて検出手段の出力と
目標値を比較し、目標値との差に応じて所定の変更幅で
電源の電圧あるいは電流を変更する変更手段とを備え、
不安定回避手段は変更手段が検出手段の出力と目標値の
差に対してタイマ手段の開始信号の出力タイミングを変
更することで不安定を緩和するので、フィードバック制
御に起因するピストン挙動の不安定を回避することがで
きる。
【0073】
【発明の効果】以上の説明したように請求項1記載の発
明は、ピストンの挙動が不安定となっていることを直接
あるいは間接的に検知し、不安定検知信号を出力する不
安定検知手段と、不安定検知信号に基づき動作する不安
定回避手段とから構成したので、ピストンの不安定挙動
を防止し、衝突による信頼性低下と騒音振動の発生を防
止できる。
【0074】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明に加えて、ピストンの変位、周囲温度、シ
ステム温度、圧力条件の少なくとも1つを検出する検出
手段とからなり、検出手段の出力が所定の条件を満たす
場合においてのみ、不安定検知手段と不安定回避手段が
作用するようにしたので、衝突が発生しない条件では不
安定の検知と回避を行わないことで消費電力を低減でき
る。
【0075】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2に記載の発明に加えて、ピストンの変位を検出
する変位検出手段とからなり、不安定検知手段を変位検
出手段の出力に基づき不安定検出信号を出力するように
したので、ピストンの変位から直接的に不安手挙動を検
出できる。
【0076】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
または2に記載の発明に加えて、コンプレッサの音や振
動を検出する音振動検出手段とからなり、不安定検知手
段を音振動検出手段の出力に基づき不安定検出信号を出
力するようにしたので、音や振動からピストンの不安定
現象を間接的に検出することができる。
【0077】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
または2に記載の発明に加えて、電源の電圧または電流
を検出する検出手段とからなり、不安定検知手段を検出
手段の出力に基づき不安定検出信号を出力するようにし
たので、電流あるいは電圧からピストンの不安定現象を
間接的に検出できる。
【0078】また、請求項6に記載の発明は、請求項1
または2に記載の発明に加えて、システムの圧力を検出
する圧力検出手段とからなり、不安定検知手段を圧力検
出手段の出力に基づき不安定検出信号を出力するように
したので、電流あるいは電圧からピストンの不安定現象
を間接的に検出できる。
【0079】また、請求項7に記載の発明は、請求項1
または2に記載の発明に加えて、周囲温度を検出する周
囲温度検出手段とからなり、不安定検知手段を周囲温度
検出手段の出力に基づき不安定検出信号を出力するよう
にしたので、周囲温度からピストンの不安定現象を間接
的に検出できる。
【0080】また、請求項8に記載の発明は、請求項1
または2に記載の発明に加えて、システムの温度を検出
する温度検出手段とからなり、不安定検知手段を温度検
出手段の出力に基づき不安定検出信号を出力するように
したので、冷凍システムの温度からピストンの不安定現
象を間接的に検出できる。
【0081】また、請求項9に記載の発明は、請求項1
または2に記載の発明に加えて、不安定回避手段を不安
定検知信号に基づいて電源の電圧波形あるいは電流波形
を変更するようにしたので、リニアモータの推力特性が
変化し、ピストンの挙動を安定化できる。
【0082】また、請求項10に記載の発明は、請求項
9に記載の発明に加えて、複数のパターンの波形を記憶
する波形記憶手段とからなり、不安定回避手段を不安定
検知信号に基づいて波形記憶手段で記憶された電圧また
は電流波形を電源から順次出力するようにしたので、リ
ニアモータの推力特性が変化し、ピストンの挙動を安定
化できる。
【0083】また、請求項11に記載の発明は、請求項
1または2に記載の発明に加えて、不安定回避手段を不
安定検知信号に基づいてモータのインピーダンスを変更
するようにしたので、リニアモータの推力特性が変化
し、ピストンの挙動を安定化できる。
【0084】また、請求項12に記載の発明は、請求項
1または2に記載の発明に加えて、不安定回避手段を不
安定検知信号に基づいて熱交換器への送風量を変更する
ようにしたので、圧力による作用力が変化し、ピストン
の挙動を安定化できる。
【0085】また、請求項13に記載の発明は、請求項
12に記載の発明に加えて、不安定回避手段を不安定検
知信号に基づいて弁の開閉あるいは熱交換器への送風量
を変更するようにしたので、圧力による作用力が変化
し、ピストンの挙動を安定化できる。
【0086】また、請求項14に記載の発明は、請求項
1または2に記載の発明に加えて、不安定回避手段を不
安定検知信号に基づいて電源の周波数を変更するように
したので、ピストンの挙動を安定化できる。
【0087】また、請求項15に記載の発明は、請求項
1または2に記載の発明に加えて、不安定回避手段を不
安定検知信号に基づいて電源の電圧あるいは電流を変更
するようにしたので、トップクリアランスを大きくとく
ことができ、衝突の発生による信頼性低下を防止し、騒
音や振動の発生を防止する。
【0088】また、請求項16に記載の発明は、請求項
1または2に記載の発明に加えて、電流あるいは電圧あ
るいはピストン変位を検出する検出手段と、運転条件に
応じて電流あるいは電圧あるいはピストン変位の目標値
を設定する目標値設定手段と、所定の間隔で開始信号を
出力するタイマ手段と、開始信号に基づいて検出手段の
出力と目標値を比較し、目標値との差に応じて所定の変
更幅で電源の電圧あるいは電流を変更する変更手段とか
らなり、不安定回避手段を不安定検知信号に基づいて、
検出手段の変更幅あるいはタイマ手段の開始信号の出力
間隔の少なくとも一方を変更するようにしたので、ピス
トン位置のフィードバック制御に起因する不安定を解消
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるリニアコンプレッサの制御装置の
実施の形態1のブロック図
【図2】本発明によるリニアコンプレッサの制御装置の
実施の形態2のブロック図
【図3】本発明によるリニアコンプレッサの制御装置の
実施の形態3のブロック図
【図4】本発明によるリニアコンプレッサの制御装置の
実施の形態4のブロック図
【図5】本発明によるリニアコンプレッサの制御装置の
実施の形態5のブロック図
【図6】本発明によるリニアコンプレッサの制御装置の
実施の形態6のブロック図
【図7】従来のリニアコンプレッサの断面図
【図8】従来のリニアコンプレッサの制御装置のブロッ
ク図
【符号の説明】
1 リニアコンプレッサ 6 ピストン 16 電源装置 17 電圧決定手段 18 周囲温度検出手段 22 不安定検知手段 23 不安定回避手段 30 検出手段 31 不安定検出手段 32 不安定回避手段 40 変位検出手段 41 不安定検出手段 42 不安定回避手段 43 波形記憶手段 44 電源装置 50 不安定検知手段 51 不安定回避手段 64 圧力検出手段 65 不安定検出手段 66 不安定回避手段 70 検出手段 71 目標値設定手段 72 タイマ手段 73 変更手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F24F 11/02 102 F24F 11/02 102E H02P 7/00 101 H02P 7/00 101H (72)発明者 片山 誠 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 林 陽 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 3H045 AA03 AA08 AA12 AA27 BA38 BA41 CA00 CA01 CA21 CA22 CA24 DA07 DA42 DA47 EA13 EA16 EA20 EA26 EA34 3H076 AA02 BB01 CC06 3L060 AA01 AA08 CC03 CC10 CC16 CC19 DD05 EE02 5H540 AA10 EE08 FC02 FC03 FC07 FC10

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リニアモータやピストンなどから構成さ
    れるリニアコンプレッサと、前記コンプレッサや熱交換
    器などから構成されるシステムと、前記リニアモータに
    電力を供給する電源装置と、前記ピストンの挙動が不安
    定となっていることを検知して、不安定検知信号を出力
    する不安定検知手段と、前記不安定検知信号に基づき動
    作する不安定回避手段を備えたリニアコンプレッサの制
    御装置。
  2. 【請求項2】 リニアモータやピストンなどから構成さ
    れるリニアコンプレッサと、前記コンプレッサや熱交換
    器などから構成されるシステムと、前記リニアモータに
    電力を供給する電源装置と、前記ピストンの変位、周囲
    温度、前記システムのいずれかの部位の温度、運転圧力
    の少なくとも1つを検出して検出信号を出力する運転条
    件検出手段と、前記運転条件検出手段の検出信号が所定
    の条件を満たす場合に、ピストンの挙動が不安定となっ
    ていることを検知して不安定検知信号を出力する不安定
    検知手段と、前記不安定検知信号に基づき動作する不安
    定回避手段を備えたリニアコンプレッサの制御装置。
  3. 【請求項3】 不安定検知手段はピストンの変位を検出
    する変位検出手段の出力に基づき不安定検出信号を出力
    することを特徴とする請求項1または2記載の制御装
    置。
  4. 【請求項4】 不安定検知手段はコンプレッサの音また
    は振動を検出する音振動検出手段の出力に基づき不安定
    検出信号を出力することを特徴とする請求項1または2
    記載の制御装置。
  5. 【請求項5】 不安定検知手段は電源装置が出力する電
    圧または電流を検出する電圧電流検出手段の出力に基づ
    き不安定検出信号を出力することを特徴とする請求項1
    または2記載の制御装置。
  6. 【請求項6】 不安定検知手段はシステムの圧力を検出
    する圧力検出手段の出力に基づき不安定検出信号を出力
    することを特徴とする請求項1または2記載の制御装
    置。
  7. 【請求項7】 不安定検知手段は周囲温度を検出する周
    囲温度検出手段の出力に基づき不安定検出信号を出力す
    ることを特徴とする請求項1または2記載の制御装置。
  8. 【請求項8】 不安定検知手段はシステムのいずれかの
    部位の温度を検出する温度検出手段の出力に基づき不安
    定検出信号を出力することを特徴とする請求項1または
    2記載の制御装置。
  9. 【請求項9】 不安定回避手段は、不安定検知信号に基
    づいて電源装置が出力する電圧波形あるいは電流波形を
    変更することを特徴とする請求項1または2記載の制御
    装置。
  10. 【請求項10】 不安定回避手段は不安定検知信号に基
    づいて複数のパターンの電圧波形あるいは電流波形を記
    憶する波形記憶手段に記憶された電圧波形または電流波
    形を電源から出力することを特徴とする請求項9記載の
    制御装置。
  11. 【請求項11】 不安定回避手段は、不安定検知信号に
    基づいてリニアモータのインピーダンスを変更すること
    を特徴とする請求項1または2記載の制御装置。
  12. 【請求項12】 不安定回避手段は、不安定検知信号に
    基づいて熱交換器への送風量を変更する送風量変更手段
    とからなることを特徴とする請求項1または2記載の制
    御装置。
  13. 【請求項13】 送風量変更手段は、送風機の回転数の
    変更や風路の変更などによることを特徴とする請求項1
    2記載の制御装置。
  14. 【請求項14】 不安定回避手段は、不安定検知信号に
    基づいて電源装置が出力する周波数を変更することを特
    徴とする請求項1または2記載の制御装置。
  15. 【請求項15】 不安定回避手段は、不安定検知信号に
    基づいて電源装置が出力する電圧値あるいは電流値を変
    更することを特徴とする請求項1または2記載の制御装
    置。
  16. 【請求項16】 電源装置の電流、前記電源装置の電
    圧、ピストン変位の少なくとも一つを検出する検出手段
    と、運転条件に応じて電流あるいは電圧あるいはピスト
    ン変位の目標値を設定する目標値設定手段と、所定の間
    隔で開始信号を出力するタイマ手段と、開始信号に基づ
    いて前記検出手段の出力と目標値を比較し、目標値との
    差に応じて所定の変更幅で電圧あるいは電流を変更する
    変更手段とからなり、不安定回避手段は不安定検知信号
    に基づいて、前記検出手段の変更幅あるいは前記タイマ
    手段の開始信号の出力間隔の少なくとも一方を変更する
    ことを特徴とする請求項1または2記載のリニアコンプ
    レッサの制御装置。
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