JP2002284302A - 駆動設備 - Google Patents

駆動設備

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JP2002284302A
JP2002284302A JP2001091551A JP2001091551A JP2002284302A JP 2002284302 A JP2002284302 A JP 2002284302A JP 2001091551 A JP2001091551 A JP 2001091551A JP 2001091551 A JP2001091551 A JP 2001091551A JP 2002284302 A JP2002284302 A JP 2002284302A
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JP2001091551A
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Toshitaka Fuji
俊隆 藤
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Daifuku Co Ltd
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Daifuku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 索状体を殆ど垂れ下がることなく索状体移動
経路で移動できる駆動設備を提供する。 【解決手段】 回転軸心35,39を縦方向とした一対
の輪体33,37間に無端状の索状体41を巻回し、一
方の輪体37に連動連結する駆動手段40を設けた。索
状体41の下部で複数箇所に被支持体48を設け、被支
持体48を下方から受け止めて案内する支持体49を索
状体移動経路50に沿って設けた。駆動手段40の駆動
によって一方の輪体37を正逆回転させることで、他方
の輪体33との間に巻回した索状体41を索状体移動経
路50において移動できる。索状体41の移動は、被支
持体48群を支持体49上において支持案内すること
で、自重により垂れ下がることは殆どなく、支持体49
上に当接することなく行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば自動倉庫
設備から出庫された物品を物品処理部に搬送するのに使
用される駆動設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の駆動設備としては、たと
えば特開平11−189303号公報に見られる物品搬
送装置が提供されている。すなわち、この従来構成は、
走行路面側に敷設された走行レールに支持案内されて、
物品搬送用の走行台車が設定走行路に沿って往復走行自
在に設けられている。そして設定走行路の一端側には、
走行台車から設定走行路の一端側に伸びる索状体部分を
設定走行路の他端側に向けて案内する索状体案内部が設
けられている。また設定走行路の他端側には、索状体案
内部にて案内されて設定走行路の他端側に向けて伸びる
索状体部分と、走行台車から設定走行路の他端側に伸び
る他方の索状体部分とを、設定走行路に沿って互いに逆
方向に移動させるように駆動する索状体駆動部が設けら
れている。
【0003】索状体案内部は、縦軸心回りに回転自在な
回転プーリにより形成され、また索状体駆動部は、横軸
心回りに回転自在な巻取ドラムや電動モータなどにより
構成されている。そして索状体部分としてはワイヤーが
使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
構成によると、ワイヤーは自重により垂れ下がって床面
などに当接されることになる。したがって、ワイヤーは
床面上などで摺接されることになり、その結果、ワイヤ
ーは損傷し易くなり、また騒音や粉塵の発生を招くこと
になる。さらに垂れ下がりによって、縦軸心回りに回転
自在な回転プーリに対してワイヤーが外れ易いことにな
る。
【0005】そこで本発明の請求項1記載の発明は、索
状体を殆ど垂れ下がることなく索状体移動経路で移動し
得る駆動設備を提供することを目的としたものである。
また請求項2記載の発明は、湾曲経路部を有する索状体
移動経路で、索状体を殆ど垂れ下がることなく移動し得
る駆動設備を提供することを目的としたものである。
【0006】そして請求項3記載の発明は、台車の往復
走行を好適に行える駆動設備を提供することを目的とし
たものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の駆動設備は、回
転軸心が縦方向とされた一対の輪体間に無端状の索状体
が巻回されるとともに、一方の輪体に連動連結される駆
動手段が設けられ、前記索状体の下部で複数箇所には被
支持体が設けられるとともに、これら被支持体を下方か
ら受け止めて案内する支持体が索状体移動経路に沿って
設けられていることを特徴としたものである。
【0008】したがって請求項1の発明によると、駆動
手段の駆動によって一方の輪体を正逆回転させること
で、他方の輪体との間に巻回されている索状体を索状体
移動経路において移動させ得る。その際に索状体の移動
は、被支持体群を支持体上において支持案内すること
で、この索状体は自重により垂れ下がることは殆どな
く、また支持体上に当接することになく行える。
【0009】また本発明の請求項2記載の駆動設備は、
上記した請求項1記載の構成において、索状体移動経路
中に湾曲経路部が形成され、この湾曲経路部には索状体
の側方案内体が配設されていることを特徴としたもので
ある。
【0010】したがって請求項2の発明によると、索状
体は、湾曲経路部を移動する際に側方案内体により案内
されることになり、以て湾曲経路部を有する索状体移動
経路で、殆ど垂れ下がることなく常に安定して円滑に移
動し得る。
【0011】そして本発明の請求項3記載の駆動設備
は、上記した請求項1または2記載の構成において、索
状体移動経路に沿った一定経路上を往復走行自在な台車
が設けられ、この台車が索状体に連結されるとともに、
駆動手段は正逆駆動自在に構成されていることを特徴と
したものである。
【0012】したがって請求項3の発明によると、台車
の往復走行は、駆動手段の正逆駆動によって一方の輪体
を正逆回転させ、他方の輪体との間に巻回されている索
状体を索状体移動経路において正逆移動させることで、
一定経路上で好適に安定して行える。
【0013】さらに本発明の請求項4記載の駆動設備
は、上記した請求項3記載の構成において、一定経路の
端部には台車受け止め手段が設けられ、索状体と台車と
が緩衝連結装置を介して連結されていることを特徴とし
たものである。
【0014】したがって請求項4の発明によると、走行
する台車は、台車受け止め手段により受け止めること
で、一定経路の端部で停止し得る。このとき、台車受け
止め手段により受け止めたのち、少しして駆動手段を停
止させることになり、このタイムラグは緩衝連結装置に
より吸収し得る。
【0015】しかも本発明の請求項5記載の駆動設備
は、上記した請求項4記載の構成において、一定経路の
両端部にそれぞれ台車受け止め手段が設けられ、緩衝連
結装置は、各台車受け止め手段による台車受け止め時
に、一方が弾性変形する一対の弾性体を有することを特
徴としたものである。
【0016】したがって請求項5の発明によると、台車
受け止め手段により受け止めたのち、少しして駆動手段
を停止させることによるタイムラグは、受け止め側の圧
縮ばねを弾性変形させることで吸収し得る。さらに停止
時においては、圧縮された圧縮ばねの弾性復元力が、台
車を台車受け止め手段に当接させる方向に作用すること
で、その停止位置を正確に維持し得る。
【0017】また本発明の請求項6記載の駆動設備は、
上記した請求項3〜5のいずれかに記載の構成におい
て、移載手段による移載部に、一定経路の一端部が位置
されていることを特徴としたものである。
【0018】したがって請求項6の発明によると、台車
を一定経路上で往復走行して、移載部に対向して停止し
得る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
に基づいて説明する。自動倉庫(自動倉庫設備)10
は、囲壁体11により囲まれた設置室12内に、複数の
区画収納空間13を有する棚14と、この棚14の前面
に沿った作業経路15上で走行自在な出し入れ装置(移
載手段の一例)20とが設けられて構成されている。こ
こで区画収納空間13は、作業経路15に沿った方向な
らびに上下方向にそれぞれ複数に形成されている。
【0020】なお実施の形態では、相対向された一対の
棚14と、これら棚14間に形成された作業経路15上
で走行自在な出し入れ装置20とが1組とされて、設置
室12内に設置された形式が示されているが、これは1
個の棚14と、この棚14の前面に沿った作業経路15
上で走行自在な出し入れ装置20とが1組とされた形式
であってもよく、また、複数組が設置室12内に設置さ
れた形式であってもよい。そして実施の形態では、片側
の棚14が囲壁体11に接近して配設されている。
【0021】前記出し入れ装置20は、床側レールに車
輪を介して支持案内される下部の走行機体21と、この
走行機体21から立設された前後一対の支柱22と、こ
れら支柱22の上端間に設けられ天井側レールにローラ
を介して案内される上部フレーム(図示せず。)などに
より走行本体23が構成されている。そして、両支柱2
2間に昇降体(キャレッジ)24が設けられている。こ
の昇降体24上には、前記区画収納空間13に対して被
処理物(荷の一例)1を出し入れ自在なフォーク体(出
し入れ具の一例)25が設けられている。
【0022】なお前記出し入れ装置20における走行機
体21上には、両支柱22のうち、ホームポジションH
P側の支柱22の他面側外方に制御パネル26などが設
けられ、また反対側の支柱22の他面側外方に昇降駆動
手段27や走行駆動手段28などが設けられている。以
上の21〜28などにより出し入れ装置20の一例が構
成される。
【0023】そして前記棚14のうち、囲壁体11から
離れた側の棚14の他端外方は入庫移載部16に形成さ
れ、また囲壁体11側の棚14の他端外方は出庫移載部
(移載部の一例)18に形成され、これら入庫移載部1
6と出庫移載部18との間に前記出し入れ装置20のホ
ームポジションHPが形成されている。前記入庫移載部
16には前記被処理物1の支持台17が配設されてい
る。ここで被処理物1は、たとえば印刷用ロールであっ
て、前記区画収納空間13、フォーク体25、支持台1
7は、そのロール軸を介して支持し得るように構成され
ている。
【0024】前記出庫移載部18に一定経路の一端部が
位置されるようにして駆動設備30が設けられている。
すなわち、出庫移載部18における内方部分には、床3
側の支持部材31や張力調整具32などを介して遊転鎖
輪(他方の輪体の一例)33が設けられ、この遊転鎖輪
33は、縦軸34を介して配設されることで回転軸心3
5が縦方向とされている。
【0025】また前記入庫移載部16における外方部分
には、床3側の支持部材36などを介して駆動鎖輪(一
方の輪体の一例)37が設けられ、この駆動鎖輪37
も、縦軸38を介して配設されることで回転軸心39が
縦方向とされている。そして支持部材36には正逆駆動
自在な駆動手段40が設けられ、この駆動手段40は正
逆駆動自在なモータや減速機などにより構成されるとと
もに、減速機が縦軸38に連動連結されることで、駆動
鎖輪37が正逆駆動自在に構成されている。
【0026】前記遊転鎖輪33と駆動鎖輪37との間に
は無端状のチェーン(索状体の一例)41が巻回されて
いる。このチェーン41は、アウターリンク42と、イ
ンナーリンク43と、リンクピン44と、リンクピン4
4に外嵌されたローラ45とによりローラチェーン形式
とされている。このように構成されるチェーン41は、
遊転鎖輪33と駆動鎖輪37とがその回転軸心35,3
9を縦方向として配設されていることで、リンクピン4
4を縦方向として巻回されている。
【0027】そしてチェーン41の下部で所定ピッチ置
きの複数箇所には、リンクからブラケット46が下方へ
連設され、これらブラケット46の下端部分には横方向
ピン47を介してガイドローラ(被支持体の一例)48
が遊転自在に設けられている。また床3側にはベース枠
体52が設けられ、このベース枠体52上には、前記ガ
イドローラ48群を下方から受け止めて案内する長尺板
状のガイド体(支持体の一例)49が、チェーン移動経
路(索状体移動経路)50に沿って設けられている。
【0028】このチェーン移動経路50中には湾曲経路
部50aが形成され、以てチェーン移動経路50は平面
視においてL字状に形成されている。前記湾曲経路部5
0aには、ローラ45群を湾曲内側から案内する内側サ
イドガイド(側方案内体の一例)51Aと外側サイドガ
イド(側方案内体の一例)51Bとが配設されている。
【0029】前記チェーン移動経路50に沿った一定経
路53上を往復走行自在な台車54が設けられている。
この台車54は、台車本体55と、この台車本体55の
下部で前後にそれぞれ左右一対に設けられた車輪56
と、前記台車本体55の上部に設けられた被搬送物1の
支持台57などにより構成されている。
【0030】そして台車54は、湾曲経路部50aを有
するチェーン移動経路50に沿ってベース枠体52側に
敷設された左右一対の床レール58に車輪56を介して
支持案内されるとともに、ベース枠体52側に設けられ
た左右一対のガイドレール59にガイドローラ60を介
して案内されることで、一定経路53上を往復走行自在
に構成されている。その際に湾曲経路部50aの内側に
位置される一対の車輪56の前後間ピッチが、外側に位
置される一対の車輪56の前後間ピッチよりも狭く(短
く)形成されており、以て湾曲経路部50aでの走行が
円滑に行われるように構成されている。
【0031】前記一定経路53の両端部には、それぞれ
台車受け止め手段5,6が設けられている。これら台車
受け止め手段5,6は、それぞれ左右一対に分割された
状態で床3側に固定されている。なお、台車本体55の
前後端でそれぞれ角部はカット状の傾斜面55aに形成
されている。したがって、傾斜面55aが台車受け止め
手段5,6の左右分割部に受け止められることで、台車
54は左右方向で位置決めされて停止されることにな
る。
【0032】前記チェーン41と台車54とが、緩衝連
結装置61を介して連結されている。すなわち、台車本
体55の下部で左右方向の中間位置にはベース体62が
固定され、このベース体62の下面側には、一定経路5
3に沿った方向の軸体63が取り付けられている。この
軸体63の中間部分には摺動体64が外嵌され、また前
後端の部分には、螺子構成により位置調整自在な受け部
材65a,65bが外嵌されている。そして摺動体64
と両受け部材65a,65bとの間には、それぞれ圧縮
ばね(弾性体の一例)66a,66bが介在され、これ
ら圧縮ばね66a,66bは前記軸体63に外嵌されて
いる。
【0033】前記摺動体63にチェーン41が連結され
ている。すなわち、摺動体64からは縦軸67が垂設さ
れ、この縦軸67に相対回転自在に設けられた回転部材
68に、前記チェーン41のリンクが縦ピン69を介し
て連結されている。ここで回転部材68に対するチェー
ン41の連結は、分断されたチェーン41の両端を行う
か、連続状のチェーン41の中間を行っている。なおベ
ース体62の下面側には、前記摺動体64の案内部材7
0が設けられている。
【0034】以上の61〜70などにより緩衝連結装置
60の一例が構成される。このように構成された緩衝連
結装置60は、傾斜面55aが台車受け止め手段5,6
に受け止められた台車受け止め時に、その受け止め側の
圧縮ばね66a,66bが弾性変形するように構成され
ている。
【0035】前記一定経路53における他端部の外側方
には、液槽(処理部の一例)71や、取り出し手段72
が設けられている。以下に、上記した実施の形態におけ
る作用を説明する。
【0036】自動倉庫10においては、出し入れ装置2
0における走行機体21の走行動と、昇降体24の昇降
動と、フォーク体25の出し入れ動との組み合せ動作に
よって、目的とする区画収納空間13と入庫移載部16
または出庫移載部18との間で、被処理物1を入出庫し
得る。すなわち出し入れ装置20の動作によって、入庫
移載部16の支持台17上にある被処理物1を目的とす
る区画収納空間13に入庫し得、また目的とする区画収
納空間13にある被処理物1を、出庫移載部18に停止
している台車54の支持台57上に出庫し得る。
【0037】駆動設備30においては、台車54を一定
経路53上で往復走行して、出庫移載部18や液槽70
に対向して停止し得る。すなわち台車54の往復走行
は、駆動手段40の正逆駆動によって駆動鎖輪37を正
逆回転させ、遊転鎖輪33との間に巻回されているチェ
ーン41をチェーン移動経路50において正逆移動させ
ることで、このチェーン41との間に設けられた緩衝連
結装置61を介して行える。そして台車54の往復走行
は、床レール58やガイドレール59の支持案内により
一定経路53上で安定して行われる。
【0038】その際にチェーン41の正逆移動は、ガイ
ドローラ48群がガイド体49上において転動すること
で、このチェーン41は自重により垂れ下がることは殆
どなく、またガイド体49上に当接することになく行え
る。
【0039】したがって、チェーン41がガイド体49
上などで摺接することはなくなり、その結果、チェーン
41は損傷し難くなって寿命を延ばし得るとともに、騒
音や粉塵の発生を減少し得る。さらに垂れ下がりがなく
なることによって、縦方向の回転軸心35,39の回り
に回転自在な鎖輪33,37に対してチェーン41は外
れ難いことになり、以て常に安定した円滑な正逆移動を
可能にし得る。
【0040】またチェーン41は、湾曲経路部50aを
移動する際に、内側サイドガイド51Aと外側サイドガ
イド51Bとにより側方、すなわちローラ45群が案内
されることになり、以て湾曲経路部50aを有するチェ
ーン移動経路50で、殆ど垂れ下がることなく常に安定
した円滑な正逆移動を可能にし得る。これらのことによ
り、台車54の往復走行を常に好適に行えることにな
る。
【0041】さらに、湾曲経路部50aを有する形式に
よって、囲壁体11の近くに棚14が位置される自動倉
庫10を、その入出庫作業も含めて容易に構成し得る。
上述したようにして走行される台車54は、たとえば図
1の仮想線イに示されるように、出庫移載部18におい
て、台車本体55の端に形成された傾斜面55aが台車
受け止め手段5の左右分割部に受け止められることで、
左右方向で位置決めされて停止される。この停止は、適
宜の検出手段により検出され、その検出に基づいて駆動
手段40が停止される。
【0042】このときタイムラグなどにより、傾斜面5
5aが台車受け止め手段5に受け止められたのち、少し
して駆動手段40が停止されることになる。このような
場合、チェーン41の移動力によって、回転部材68を
介して摺動体63が受け止め側へ移動され、この移動
は、受け止め側の圧縮ばね66aを弾性変形させながら
行われる。これによりタイムラグなどを吸収し得、以て
台車54の停止を無理なく行える。
【0043】さらに停止時においては、圧縮された圧縮
ばね66aの弾性復元力が、傾斜面55aを台車受け止
め手段5に当接させる方向に作用することで、その停止
位置は正確に維持されることになり、以て出し入れ装置
20による被処理物1の移載は安定して円滑に行える。
【0044】また、液槽71側に走行される台車54も
同様であって、図1の仮想線ロに示されるように、傾斜
面55bが台車受け止め手段6に受け止められること
で、左右方向で位置決めされて停止される。そしてチェ
ーン41の移動力によって、回転部材68を介して摺動
体63が受け止め側へ移動され、この移動は、受け止め
側の圧縮ばね66bを弾性変形させながら行われる。な
お、液槽71側に台車54を停止させた状態で取り出し
手段72を作動させることで、台車54上の被処理物1
を取り出して液槽71内に入れ得る。
【0045】上記した実施の形態では、無端状の索状体
としてチェーン41が採用されているが、これはベルト
やワイヤーなどの形式であってもよい。上記した実施の
形態では、被支持体としてガイドローラ48が、支持体
としてガイド体49が示されているが、これは被支持体
としては、ボールベアリングや板状物(シュー状態物)
や突起状物などであってもよい。
【0046】上記した実施の形態では、チェーン移動経
路50中に湾曲経路部50aが形成され、そして湾曲経
路部50aにチェーン41のサイドガイド51A,51
Bが設けられた形式が示されているが、これは、湾曲経
路部50aが形成されていない直線状のチェーン移動経
路50であってもよい。
【0047】上記した実施の形態では、台車54がチェ
ーン41に連結されるとともに、駆動手段40は正逆駆
動自在に構成されているが、駆動設備30としては、台
車54の移動以外に、種々な装置に採用し得るものであ
り、そして採用した装置に応じて一方駆動の形式とな
る。
【0048】上記した実施の形態では、一定経路53の
端部に台車受け止め手段5,6が設けられ、チェーン4
1と台車54とが緩衝連結装置61を介して連結されて
いるが、これは、一方のみに台車受け止め手段が設けら
れた形式、両台車受け止め手段5,6が省略された形
式、台車受け止め手段5,6側に緩衝構造を設けて緩衝
連結装置61を省略した形式などであってもよい。
【0049】上記した実施の形態では、移載手段として
自動倉庫10の出し入れ装置20が示されているが、移
載部には、自走台車やコンベヤ装置などにより被処理物
1が搬送される形式などであってもよい。
【0050】上記した実施の形態では、台車54により
被処理物1を支持搬送しているが、他の荷を支持搬送す
る形式などであってもよい。上記した実施の形態では、
一定経路53の他端に液槽(処理部)71や取り出し手
段72が配設されているが、この他端部分に、自走台車
やコンベヤ装置などの搬送手段が位置される形式などで
あってもよい。
【0051】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、駆
動手段の駆動によって一方の輪体を正逆回転させること
で、他方の輪体との間に巻回されている索状体を索状体
移動経路において移動できる。その際に索状体の移動
は、被支持体群を支持体上において支持案内すること
で、この索状体は自重により垂れ下がることは殆どな
く、また支持体上に当接することになく行うことができ
る。したがって、索状体が支持体上などで摺接すること
はなくなり、その結果、索状体は損傷し難くなって寿命
を延ばすことができるとともに、騒音や粉塵の発生を減
少できる。さらに垂れ下がりがなくなることによって、
縦方向の回転軸心の回りに回転自在な輪体に対して索状
体は外れ難いことになり、以て常に安定した円滑な正逆
移動を可能にできる。
【0052】また上記した本発明の請求項2によると、
索状体は、湾曲経路部を移動する際に側方案内体により
案内されることになり、以て湾曲経路部を有する索状体
移動経路で、殆ど垂れ下がることなく常に安定して円滑
に移動できる。
【0053】そして上記した本発明の請求項3による
と、台車の往復走行は、駆動手段の正逆駆動によって一
方の輪体を正逆回転させ、他方の輪体との間に巻回され
ている索状体を索状体移動経路において正逆移動させる
ことで、一定経路上で好適に安定して行うことができ
る。
【0054】さらに上記した本発明の請求項4による
と、走行する台車は、台車受け止め手段により受け止め
ることで、一定経路の端部で停止できる。このとき、台
車受け止め手段により受け止めたのち、少しして駆動手
段を停止させることになり、このタイムラグは緩衝連結
装置により吸収でき、以て台車の停止を無理なく行うこ
とができる。
【0055】しかも上記した本発明の請求項5による
と、台車受け止め手段により受け止めたのち、少しして
駆動手段を停止させることによるタイムラグは、受け止
め側の圧縮ばねを弾性変形させることで吸収できる。さ
らに停止時においては、圧縮された圧縮ばねの弾性復元
力が、台車を台車受け止め手段に当接させる方向に作用
することで、その停止位置を正確に維持でき、以て台車
に対する各種作業は常に安定して円滑に行うことができ
る。
【0056】また上記した本発明の請求項6によると、
台車を一定経路上で往復走行して、移載部に対向して停
止でき、移載部における移載作業は安定して円滑に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、駆動設備の
平面図である。
【図2】同駆動設備の移載部分の側面図である。
【図3】同駆動設備の縦断正面図である。
【図4】同駆動設備の移載部分の平面図である。
【図5】同駆動設備の緩衝連結装置部分の縦断側面図で
ある。
【図6】同駆動設備の緩衝連結装置部分の底面図であ
る。
【符号の説明】
1 被処理物(荷) 5 台車受け止め手段 6 台車受け止め手段 10 自動倉庫(自動倉庫設備) 11 囲壁体 14 棚 16 入庫移載部 18 出庫移載部(移載部) 20 出し入れ装置(移載手段) 21 走行機体 25 フォーク体(出し入れ具) 30 駆動設備 33 遊転鎖輪(他方の輪体) 34 縦軸 35 回転軸心 37 駆動鎖輪(一方の輪体) 38 縦軸 39 回転軸心 40 駆動手段 41 チェーン(索状体) 48 ガイドローラ(被支持体) 49 ガイド体(支持体) 50 チェーン移動経路(索状体移動経路) 50a 湾曲経路部 51A 内側サイドガイド(側方案内体) 51B 外側サイドガイド(側方案内体) 53 一定経路 54 台車 55a 傾斜面 61 緩衝連結装置 64 摺動体 65a 受け部材 65b 受け部材 66a 圧縮ばね(弾性体) 66b 圧縮ばね(弾性体) 68 回転部材 71 液槽(処理部) 72 取り出し手段 HP ホームポジション

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸心が縦方向とされた一対の輪体間
    に無端状の索状体が巻回されるとともに、一方の輪体に
    連動連結される駆動手段が設けられ、前記索状体の下部
    で複数箇所には被支持体が設けられるとともに、これら
    被支持体を下方から受け止めて案内する支持体が索状体
    移動経路に沿って設けられていることを特徴とする駆動
    設備。
  2. 【請求項2】 索状体移動経路中に湾曲経路部が形成さ
    れ、この湾曲経路部には索状体の側方案内体が配設され
    ていることを特徴とする請求項1記載の駆動設備。
  3. 【請求項3】 索状体移動経路に沿った一定経路上を往
    復走行自在な台車が設けられ、この台車が索状体に連結
    されるとともに、駆動手段は正逆駆動自在に構成されて
    いることを特徴とする請求項1または2記載の駆動設
    備。
  4. 【請求項4】 一定経路の端部には台車受け止め手段が
    設けられ、索状体と台車とが緩衝連結装置を介して連結
    されていることを特徴とする請求項3記載の駆動設備。
  5. 【請求項5】 一定経路の両端部にそれぞれ台車受け止
    め手段が設けられ、緩衝連結装置は、各台車受け止め手
    段による台車受け止め時に、一方が弾性変形する一対の
    弾性体を有することを特徴とする請求項4記載の駆動設
    備。
  6. 【請求項6】 移載手段による移載部に、一定経路の一
    端部が位置されていることを特徴とする請求項3〜5の
    いずれかに記載の駆動設備。
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