JP2002284198A - 注出口部材 - Google Patents

注出口部材

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JP2002284198A
JP2002284198A JP2001079103A JP2001079103A JP2002284198A JP 2002284198 A JP2002284198 A JP 2002284198A JP 2001079103 A JP2001079103 A JP 2001079103A JP 2001079103 A JP2001079103 A JP 2001079103A JP 2002284198 A JP2002284198 A JP 2002284198A
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finger hook
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JP2001079103A
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Takashi Shimizu
崇 清水
Matsutaro Ono
松太郎 小野
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Fujimori Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Fujimori Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】包装袋に取り付ける注出口部材に関し、特に注
出路の開口面積を選択することが出来る注出口部材を提
供することを目的とする。 【解決手段】閉鎖された先端に向かうに従い縮径する注
出路が内部に形成された筒部と包装体に融着される船形
に扁平した融着部とを有する注出口部材であって、前記
筒部の外壁に前記筒部を破断するための指掛部を筒部に
沿う方向に複数設けたことを特徴とする注出口部材であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は包装袋に取り付け手
で折るなど破壊して開口する所謂ブレークオープンタイ
プ注出口部材に関し、特に注出口の開口面積を選択する
ことが出来る注出口部材に関する。
【0002】
【従来技術】包装袋内の内容品を容易に一定方向に注出
出来るように包装袋に注出口部材を取り付けることは良
く行われている。注出口部材は包装袋に融着される融着
部と、先端が注出口孔となる筒部とからなっている。筒
部の先端は通常キャップなどで封鎖されているが、改竄
や悪戯を防止するために予め先端を封鎖しておき、折っ
たり、切ったりして開口する所謂ブレークオープンタイ
プの注出口部材も良く知られている。そして、包装袋よ
り内容物を注出するに際しては筒部の先端を手で折るな
ど破壊して開口する。
【0003】ところで、内容品によっては注出に際し
て、注出量を調整するために開口部の断面積を調整した
いという要望がある。この要望に対して、内部の注出路
の径を融着部から先端に向かうに従い縮径する筒部とし
た注出口部材も知られている。
【0004】しかし、従来のブレークオープンタイプの
注出口部材は筒部先端のみに手で掴む部分(指掛部)を
設けているので、筒部先端しか開口することができなか
った。従って、内部の注出路の径を融着部から先端に向
かうに従い縮径する筒部を有する注出口部材であって
も、手で折って開口面積を調節することが出来ず、鋏や
包丁などの刃物等を使用せざるを得なかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は、
刃物等を用いることなく注出口の開口面積を選択的に変
更可能にすべく種々検討した結果、本発明を完成したも
ので、本発明の目的は刃物等を用いることなく開口面積
の調節可能な包装袋に融着される注出口部材を提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、閉鎖さ
れた先端に向かうに従い縮径する注出路が内部に形成さ
れた筒部と包装体に融着される船形に扁平した融着部と
を有する注出口部材であって、前記筒部の外壁に前記筒
部を破断するための指掛部を筒部に沿う方向に複数設け
たことを特徴とする注出口部材である。
【0007】そして、前記指掛部が前記筒部の外壁より
筒部に沿って突設された板状部材であることが好まし
く、また、前記指掛部が前記筒部の両側に設けられてお
り、前記融着部の長辺に略平行に突設されていることが
好ましい。
【0008】即ち、本発明の注出路の口径は先端に向か
うに従って、縮径しているので筒部の切断位置によって
注出路の口径が変化し、従って、開口面積を変化させる
ことが出来、また、筒部には指掛部を設けたので刃物等
を用いることなく筒部を切断しやすいのである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明について詳細に説明する。
本発明にかかる注出口部材は、包装袋に融着される融着
部と注出路が内部に形成されている筒部とよりなり、筒
部の先端部を手で折るなどして開口する所謂ブレークオ
ープンタイプの注出口部材である。
【0010】本発明においては、融着部は包装袋に挟持
されて熱融着される部分である。船形に扁平した形状と
したので包装袋に融着しやすく、注出口部材の厚みを抑
えつつ広い融着面積が得られる。また、扁平形状である
ので、融着部を片手で掴んで、もう一方の片手で指掛部
を掴んで捻じることができる。更に、融着部には包装袋
と強固に融着できるように凸条や凹溝を設けておいても
良い。
【0011】そして、筒部の内部には先端に向かうに従
って縮径する注出路が形成されている。筒部外壁には筒
部を破壊して開口するための力点となる指掛部を設け
る。そして、指掛部の直下、または指掛部と指掛部の間
が開口予定箇所となるので、指掛部は少なくとも筒部に
沿う方向に複数設けることが必要で、その開口位置によ
って、開口面積を選択することができる。
【0012】ここで、指掛部は一箇所の開口予定箇所に
対してひとつあれば良いが、複数あっても良い。注出口
部材が他の包装袋、特に注出口部材と接触して不用意に
開口してしまう事故を避けるために、包装袋の注出口部
材は簡素な形状が好ましく、この観点からは、指掛部は
一つ又は二つであることが好ましく、特に二つである
と、親指と人差し指とを掛けることができ力を入れやす
いのでより好ましい。
【0013】指掛部の形状は指が掛かる限り、制限はな
く、浅い凹部や低い凸部などの指が滑らない程度のもの
でも良いが、指掛部に指を掛けて捻じることで筒部を折
ることを考慮すると棒状や板状に突起した形状であると
モーメントが働き小さな力で開口できる。なかでも、板
状部材とすると、薄く成型しても強度を確保でき、指も
掛けやすいので好ましい。
【0014】指掛部は筒部に沿って複数設けられていれ
ば、周方向にランダムや螺旋状になっていても良いが、
一本の直線に並ぶように設けられていると注出口部材を
薄くすることができるので好ましい。特に、全ての指掛
部が前記融着部の長辺に略平行に突設されていると注出
口部材を薄くすることができる。
【0015】そして、板状部材が注出口部材の片側また
は両側に僅かな隙間を介して連続して設けられている
と、内容品充填済み包装体や空袋を包装して保管、流通
する時、注出口部材が他の包装袋の注出口に接触した時
に注出口部材同士が絡まることなく、不用意に開口して
しまう懼れが小さい。したがって、指掛部と指掛部の隙
間を板状部材の厚さより小さくすると好適である。
【0016】また、隣り合う指掛部同士が部分的もしく
は断続又は連続して脆弱部を介して接続されていると前
述した注出口部材同士の絡まりを防止できる。注出口部
材をこのように構成した場合は、開口に際して、まず、
脆弱部を切断し、次に筒部を折る。このように2段階で
開口可能に形成しておくことにより、開口予定部を開封
しやすくするために薄肉部などで脆弱に形成した場合で
あっても、不用意に開口してしまうことがない。
【0017】上述したように、筒部の内側または外側か
ら凹部を形成して、筒部の開口予定箇所に薄肉部が設け
られていると小さな力で開口できるので好ましく、その
場合、薄肉部は連続でも断続でも良い。
【0018】更に,注出路は、前記融着部と同方向に扁
平化されていることが好ましい。注出路が扁平化されて
いると開口面積を確保しつつ筒部の外形を扁平化するこ
とができるので、注出口部材の厚みを抑えることができ
る。また、扁平した長軸方向に板状部材を延設すること
により、板状部材の一部または全部を兼用することがで
きる。全部を兼用した場合は、筒部の側端部が指掛部と
なるので、側端部は指が掛かりやすいように鋭角に形成
することが好ましい。
【0019】本発明の注出口部材の材質としては、合成
樹脂であれば、特に制限はなく、成型の容易性から熱可
塑性樹脂が好ましい。そして包装袋と熱融着する場合
は、少なくとも融着部は包装袋と熱融着可能な樹脂であ
ることが必要である。包装袋の最内層はポリエチレンや
ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂層が多く用い
られているので、注出口部材の材質としてはこれらの樹
脂が好ましい。
【0020】本発明の注出口部材を取り付ける包装袋の
形態としては、平袋、自立袋(スタンディングパウ
チ)、ガゼット袋、チューブ容器等である。
【0021】
【実施例及び比較例】以下、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。図1は本発明にかかる注出口
部材の斜視図である。図1において融着部1の上面に筒
部2が突設され、その内部には先端に向かって縮径した
注出路6が形成されている。筒部の外壁に沿って指掛部
4が板状に突設されており、隣接する指掛部同士の間に
は外壁の全周に亘って連続した薄肉部3が設けられてい
る。融着部1の側面には凹溝5を形成し包装袋との融着
を強固にしている。
【0022】図2は図1のAA線の切断面を示す。指掛
部4の形状としては図2に示したような板状のものや、
図3のような突起状の形状のものがある。又、図では指
掛部を筒部に対して一方向のみの場合を示したが、筒部
の両側に突設している形状のものの斜視図を図4に示
す。図4において隣接する指掛部4同士は脆弱部7を介
して接続されている。そして、突起形状の指掛部は内部
の注出路を扁平化させるときに好適な形状である。使用
に際しては、一方の手で融着部又は隣の指掛部を握り、
他方の手の指を指掛部に掛け捻じることによって隣接す
る指掛部との間の薄肉部を折って開口する。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、筒部内
部に先端に向かって縮径した注出路が形成されており、
筒部外壁に設けた複数の指掛部から所望の開口面積が得
られる指掛部を選択して捻じることによって刃物等を用
いることなく開口でき、開口部の位置を選択することに
よって開口面積を調節することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる注出口部材の斜視図
【図2】図1のAA線の切断面
【図3】他の形状をした開口補助部
【図4】本発明にかかる他の注出口部材の斜視図
【符号の説明】
1 融着部 2 筒部 3 薄肉部 4 指掛部 5 凹溝 6 注出口 7 脆弱部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E064 AA01 AB23 BA26 BA30 BC18 EA12 EA30 FA04 FA05 HN65 HP10 HQ10 HS04 3E065 DA16 DB05 FA11 FA16

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】閉鎖された先端に向かうに従い縮径する注
    出路が内部に形成された筒部と包装袋に融着される船形
    に扁平した融着部とを有する注出口部材であって、前記
    筒部の外壁に前記筒部を破断するための指掛部を筒部に
    沿う方向に複数設けたことを特徴とする注出口部材。
  2. 【請求項2】前記指掛部が前記筒部の外壁より筒部に沿
    って突設された板状部材であることを特徴とする請求項
    1に記載の注出口部材。
  3. 【請求項3】前記指掛部が前記筒部の両側に設けられて
    いることを特徴とする請求項1または2に記載の注出口
    部材。
  4. 【請求項4】前記指掛部が前記融着部の長辺に略平行に
    突設されていることを特徴とする請求項1乃至3のいず
    れか1項に記載の注出口部材。
  5. 【請求項5】隣り合う前記指掛部同士が脆弱部を介して
    接続されていることを特徴とする請求項4に記載の注出
    口部材。
  6. 【請求項6】前記筒部に薄肉部が設けられていることを
    特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の注出
    口部材。
  7. 【請求項7】前記注出路が前記融着部と同方向に扁平化
    されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか
    1項に記載の注出口部材。
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