JP2002282678A - マイクロカプセルの製造方法および感熱記録材料 - Google Patents

マイクロカプセルの製造方法および感熱記録材料

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JP2002282678A
JP2002282678A JP2001093821A JP2001093821A JP2002282678A JP 2002282678 A JP2002282678 A JP 2002282678A JP 2001093821 A JP2001093821 A JP 2001093821A JP 2001093821 A JP2001093821 A JP 2001093821A JP 2002282678 A JP2002282678 A JP 2002282678A
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microcapsule
phase liquid
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liquid
microcapsules
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Kimio Ichikawa
紀美雄 市川
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粒径が小さくかつ粒径分布が狭いマイクロカ
プセル、特に感熱記録材料に用いるマイクロカプセル
を、工業的に実施可能な程度の製造効率で製造する方
法、および前記方法で作製されるマイクロカプセルを含
む感熱記録材料を提供すること。 【解決手段】 少なくともマイクロカプセル化すべき材
料とマイクロカプセル壁材料を含む油相液と水相液とか
ら乳化分散液を調製する工程と、前記乳化分散液を用い
てマイクロカプセル化する工程を含むマイクロカプセル
の製造方法において、前記乳化分散液を調製する工程
が、等価直径が1mm以下の複数の流路を有するマイク
ロリアクターを用いて行われることを特徴とするマイク
ロカプセルの製造方法、および前記方法により得られる
マイクロカプセルを含む感熱記録材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロカプセル
の製造方法、特に感熱記録材料に用いるマイクロカプセ
ルの製造方法、および感熱記録材料に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロカプセルの製造方法は種々知ら
れているが、その1つとして、マイクロカプセル化すべ
き材料とマイクロカプセル壁材料を有機溶媒に溶解さ
せ、これを、水溶性高分子を溶解させた水の中に添加混
合し、これを高速撹拌機(ディゾルバー)、ホモジナイ
ザー、インラインミキサーなどの乳化手段によって、更
に微粒子状に乳化して安定した乳化分散液を調製し、そ
の後、マイクロカプセル壁材料からマイクロカプセル壁
を形成する方法が知られている。マイクロカプセル壁材
料としては、ポリオールおよび/またはポリアミンとポ
リイソシアネートを組み合わせた、ポリウレタンおよび
/またはポリウレアがよく知られている。
【0003】このようなマイクロカプセルを利用する記
録材料として、感熱記録材料が知られており、たとえ
ば、特開平6−297856号公報には、このような感
熱記録材料が記載され、カプラーおよび塩基物質を乳化
するには、有機溶媒中にこれらの化合物を溶解、水溶性
高分子水溶液をホモジナイザー等で攪拌中に添加する。
【0004】マイクロカプセルを製造する工程におい
て、前記のごとき高速撹拌機(ディゾルバー)、ホモジ
ナイザー、インラインミキサーなどの乳化手段は、乳化
に必要な剪断力の働く領域が、乳化翼の極く近傍に限ら
れているため、剪断力が乳化翼の遠近で不均一になり、
分散液滴の粒子径分布が広くなる問題があった。感熱記
録材料は、マイクロカプセルの粒径分布が狭いことが、
感熱度特性といわゆる地肌カブリの両立を図る目的から
望まれるが、マイクロカプセルの粒径分布は、マイクロ
カプセルの製造工程における乳化分散液中の液滴の粒径
分布に依存するので、液滴の粒径分布の狭い乳化方法を
用いることが必要となる。
【0005】この点に関して、特許第2630501号
明細書には、前記のような乳化手段を用いることにより
生ずる粒径分布の問題を解決する乳化方法として、いわ
ゆるシリンドリカルミルを用いる乳化方法が開示されて
いる。この乳化方法は、固定した外側円筒の中で内側円
筒を回転させて、内側円筒と外側円筒との間隙に分散媒
と分散液との混合液を通して乳濁液を得る乳化方法であ
り、前記混合液を外側円筒の一端部の側面より円周に沿
って接線方向から供給し、混合液が内外円筒間の間隙を
回転しつつ移動する間、内側円筒の長さにわたって均一
な剪断力を働かせるようにして充分に乳化させる方法で
ある。この乳化方法によると、極めて狭い粒径分布を有
する乳化液が得られるが、この方法で得られる液滴粒径
の大きさは、前記内側円筒と外側円筒との間隙の大きさ
に依存するので、ある限度以下の粒径の乳化粒子を得に
くく、前記方法で得られる液滴の粒径は、通常10μm
程度が限度で、数μm以下の粒径の液滴を得ることはで
きない。
【0006】感熱記録材料に用いるマイクロカプセル
は、前記のごとく粒径分布が狭いことだけでなく、粒径
そのものの大きさも、一般的に数μm以下、より好まし
くは1μm以下の粒径を有することが、熱発色特性、と
りわけ好ましい発色階調を制御する点から必要であるの
で、前記シリンドリカルミルを用いる乳化方法は採用し
がたく、1μm以下の粒径を有するマイクロカプセルで
あって、かつ粒径分布が狭い、乳化方法を用いることが
望まれる。
【0007】ところで、いわゆるマイクロリアクターと
称される装置がファインケミカル分野、バイオケミカル
分野等で用いられるようになり、最近大きな発展を遂げ
ている(W.Ehrfeld, V.Hessel, H.Lowe, "Microreacto
r", 1Ed.(2000), WILEY-VCHを参照)。マイクロリアク
ターは、マイクロスケールの複数の流路(チャンネル)
を有する反応装置を一般に総称するものであり、たとえ
ば二種類の液体が異なる流路を通る間に、極めて薄い液
膜として互いに接触するもので、その間に層の界面を通
して物質移動が行われ、反応が生ずる。また、マイクロ
リアクターは化学反応だけでなく、2種以上の液体を混
合したりあるいは分離を行うことにも利用される。特
に、混合のために用いるマイクロリアクターはマイクロ
ミキサーと称され、混合すべき互いに異なる液体の液膜
を積層構造に作り、これを狭い通路を通すことにより相
互に混合するものであり、たとえば、液体として油相液
と水相液を用いることにより乳化分散液を調製すること
ができる。WO00/62913号公報には、このよう
なマイクロリアクターを用いて分散を行わせる分散機
(マイクロミキサー)が提案されている。この分散機
は、液体Aおよび液体Bの液流をそれぞれ、マイクロス
ケールの流路(チャンネル)に別々に通すことによっ
て、空間的に分割された液層(液膜)に分割し、次いで
分割した液流を結合し狭い通路を通すことにより液体A
または液体Bを細かい液滴に分散させ、その際、機械的
なオシレーターを用いて液滴化を促進する方法である。
【0008】しかし、マイクロカプセル、特に感熱記録
材料に用いるマイクロカプセル製造の乳化工程におい
て、マイクロリアクターを用いて乳化し、目的とする粒
径および粒径分布を有するマイクロカプセルを製造する
技術は知られていない。その理由は、次のように考えら
れる。すなわち、マイクロカプセルの製造工程中、乳化
分散工程において油相液に加える水相液は、液滴の分散
安定性を増すために、水溶性の高分子化合物が添加され
るのが通常であるが、水溶性高分子が添加された水溶液
は、粘度が高く、マイクロミキサー内の圧力損失の観点
から、処理流量を高めることが不可能であるからであ
る。また、水相液に前記のごとき水溶性高分子化合物を
添加しないで乳化分散することは通常考えられない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、粒径
が小さくかつ粒径分布が狭いマイクロカプセル、特に感
熱記録材料に用いるマイクロカプセルを、工業的に実施
可能な程度の製造効率で製造する方法、および前記方法
で作製されるマイクロカプセルを含む感熱記録材料を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題は、以下のマイ
クロカプセルの製造方法および感熱記録材料を提供する
ことにより解決される。 (1)少なくともマイクロカプセル化すべき材料とマイ
クロカプセル壁材料を含む油相液と水相液とから乳化分
散液を調製する工程と、前記乳化分散液を用いてマイク
ロカプセル化する工程を含むマイクロカプセルの製造方
法において、前記乳化分散液を調製する工程が、等価直
径が1mm以下の複数の流路を有するマイクロリアクタ
ーを用いて行われることを特徴とするマイクロカプセル
の製造方法。 (2)前記水相液が水であることを特徴とする前記
(1)に記載のマイクロカプセルの製造方法 (3)前記水相液が、低分子界面活性剤を含む水溶液で
あることを特徴とする前記(1)または(2)に記載の
マイクロカプセルの製造方法。 (4)前記マイクロカプセル化の工程において、乳化分
散液にさらに、少なくとも界面活性性を有する水溶性高
分子化合物を含む水溶液を加えたものを用いてマイクロ
カプセル化することを特徴とする、前記(1)ないし
(3)のいずれか1に記載のマイクロカプセルの製造方
法。
【0011】(5)前記油相液が、ジアゾニウム塩化合
物または電子供与性染料前駆体と、マイクロカプセル壁
材料を含むことを特徴とする前記(1)ないし(4)の
いずれか1に記載のマイクロカプセルの製造方法。 (6)前記マイクロカプセル壁材料が、多価イソシアネ
ート化合物を含むことを特徴とする前記(1)ないし
(5)のいずれか1に記載のマイクロカプセルの製造方
法。 (7)支持体上に感熱記録層を設けた感熱記録材料にお
いて、感熱記録層が前記(5)または(6)に記載のマ
イクロカプセルの製造方法により得られたマイクロカプ
セルと顕色剤とを含むことを特徴とする感熱記録材料。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明において用いられるマイク
ロリアクターは、マイクロスケールの複数の流路(チャ
ンネル)を有する反応装置である(詳しくは、W.Ehrfel
d, V.Hessel,H.Lowe, "Microreactor", 1Ed.(2000), W
ILEY-VCHを参照)。マイクロリアクターの流路はマイク
ロスケールであるので、寸法および流速のいずれも小さ
く、レイノルズ数は200以下である。したがって、マイ
クロスケールの流路を有する反応装置は、通常の反応装
置のような乱流支配ではなく層流支配の装置である。層
流支配の世界では、2つの液体の流れを接触させても界
面を通した拡散でしか混合できない。そして、マイクロ
スケールの空間では比界面積が大きいため、層流が接触
する界面での拡散混合に有利である。混合に要する時間
は2液の接する界面の断面積と液層の厚さに依存する。
拡散理論に従うと混合(質量伝達)に要する時間(t)
はt=deq 2/D(D;質量拡散率)で表されるのでチ
ャンネル幅を小さくすればするほど混合時間は速くな
る。すなわち等価直径が1/10になれば混合時間は1
/100になる。マイクロスケールの空間では機械的攪
拌などを用いなくても分子輸送、反応、分離が分子の自
発的挙動だけで速やかに行われる。
【0013】このような理由で、マイクロリアクターの
層流下の反応では、これまでのマクロな反応装置を用い
る場合の乱流下での反応に比べて、一般に反応速度が速
まると言われる。マクロな装置の場合は、反応速度が速
すぎるのは反応のコントロール上必ずしも有利とばかり
は言えないが、マイクロリアクターの場合は、基本的に
反応はフローで行うためにリアクター内の滞留時間をコ
ントロールでき、更に次に述べるように温度コントロー
ルも容易なことと相俟って、反応の選択性が格段に向上
する可能性が高い。更に、相分離などが簡単になるの
で、その特長を生かした二相系の反応や生成物の分離精
製も可能になると期待される。
【0014】マイクロリアクターの特徴は、上記の点以
外に反応場が非常に小さい空間であるので、金属やセラ
ミックスなどの材料を用いれば、高温・高圧反応が安全
に行えることにある。例えば、一般的な反応装置では危
険で到底実施できないような、酸素と水素から過酸化水
素を発生させ、それによる酸化反応などが実施可能であ
るとされている。
【0015】また、マイクロリアクターは、流路(チャ
ンネル)の等価直径が反応性等に影響を与える。等価直
径(equivalent diameter)は、相当(直)径、とも呼ば
れ、機械工学の分野で用いられる用語である。任意断面形
状の配管(本発明では流路)に対し等価な円管を想定する
とき、その等価円管の直径を等価直径といい、A:配管の断
面積、p:配管のぬれぶち長さ(周長)を用いて、deq=4A
/pと定義される。円管に適用した場合、この等価直径
は円管直径に一致する。等価直径は等価円管のデータを
基に、その配管の流動あるいは熱伝達特性を推定するの
に用いられ、現象の空間的スケール(代表的長さ)を表
す。等価直径は、一辺aの正四角形管ではdeq=4a2
/4a=a、一辺aの正三角形管ではdeq=a/、路高
さhの平行平板間の流れではdeq=2hとなる(参照:
(社)日本機械学会編「機械工学事典」1997年、丸
善(株))。
【0016】流路の等価直径が小さくなるにつれ、単位
体積あたりの表面積(比表面積)は大きくなるので、本
発明のように流路がマイクロスケールになると比表面積
は格段に大きくなり、流路の器壁を通じた熱伝達効率は
非常に高くなる。流路を流れる流体中の熱伝達時間
(t)は、t=deq 2/α(α:液の熱拡散率)で表さ
れるので、等価直径が小さくなるほど熱伝達時間は短く
なる。すなわち、等価直径が1/10になれば熱伝達時
間は1/100になることになる。等価直径がマイクロ
スケールである場合、熱伝達速度は極めて速い。
【0017】本発明は、マイクロカプセルの製造方法に
おいて、マイクロカプセルの製造工程の1工程である乳
化分散工程を、前記のごとき等価直径が1mm以下の複
数の流路を有するマイクロリアクターを用いて行うこと
を特長とする。本発明のマイクロカプセルの製造方法
は、乳化分散工程において、前記のごときマイクロリア
クターを用いるため、粒径が小さくかつ粒径分布が狭い
マイクロカプセルを製造することができる。また、乳化
分散工程に用いる水相液は、水あるいは低分子界面活性
剤水溶液であり低粘度であるため、マイクロリアクター
内の流量を大きくすることができ、乳化分散液の調製を
高能率化することができる。
【0018】前記のごとき複数の流路の等価直径が1m
m以下であるマイクロリアクターの前記流路に、油相液
と水相液を通すことにより、油相液と水相液の液膜が形
成され、この液膜を狭い通路を通すことにより油相液と
水相液が混合され、乳化分散液が形成される。たとえ
ば、液膜は油相液の液膜と水相液の液膜が交互に積層す
るように形成され、たとえば前記WO00/62913
号公報の図1または図3に記載のように、油相液用流路
と水相用流路を交互に形成し、この流路中を油相液と水
相液を別々に通すことによって、空間的に分割された液
膜に分割し、次いで分割した液流を結合し狭い通路を通
すことにより油相液を水相液中に細かい液滴として分散
させることができる。このようなマイクロリアクターの
例は、WO97/12665、WO97/17130、
WO97/17133、WO97/28894、WO9
8/33582にも示されている。
【0019】そして、本発明の乳化分散において、マイ
クロリアクターの流路の等価直径を1mm以下にするこ
とにより、良好な乳化分散が行われ、粒径が小さくその
粒径分布も狭い液滴の乳化分散物が得られる。流路の等
価直径は好ましくは10〜500μmであり、特に好ま
しくは20〜300μmである。また流路の長さには特
に制限はないが、好ましくは1mm〜1000mmであ
り、特に好ましくは10mm〜500mmである。(な
お、本明細書において「〜」はその前後に記載される数
値をそれぞれ最小値および最大値として含む範囲を示
す。)
【0020】本発明において用いられる複数の流路を、
さらに、必要に応じて幾つも並列化し(Numbering-u
p)、その処理量を増大させることができる。また、流
路中に滞在する時間は、一般に1時間以下であり、好ま
しくは10分以下であり、特に好ましくは1秒〜5分で
ある。
【0021】本発明の流路は、固体基板上に微細加工技
術により作製される。使用される材料の例を挙げれば、
金属、シリコン、テフロン(登録商標)、ガラス、セラ
ミックスまたはプラスチックなどである。耐熱、耐圧お
よび耐溶剤性が必要な場合、好ましい材料は金属、シリ
コン、テフロン、ガラスまたはセラミックスであるが、
特に好ましくは金属である。金属の例を挙げれば、ニッ
ケル、アルミ、銀、金、白金、タンタル、ステンレス、
ハステロイ(Ni−Fe系合金)またはチタンである
が、好ましくは耐腐食性の高いステンレス、ハステロイ
もしくはチタンである。
【0022】従来のバッチ式反応装置では酸性物質など
を扱う時に金属(ステンレス等)表面にガラスライニン
グした装置が用いられるが、マイクロリアクターでも金
属表面にガラスコーティングしてもよい。ガラスに限ら
ず目的に応じて、金属の上に別の金属もしくは他の材料
をコーティングしても良いし、金属以外の材料(例えば
セラミック)に金属もしくはガラスなどをコーティング
しても良い本発明の装置(マイクロリアクター)の流路
は目的に応じて表面処理しても良い。特に水溶液を操作
する場合、ガラスやシリコンへの試料の吸着が問題にな
ることがあるので表面処理は重要である。マイクロサイ
ズの流路内における流体制御では、複雑な製作プロセス
を要する可動部品を組み込むことなくこれを実現するこ
とが望ましい。例えば、流路内に表面処理により親水性
と疎水性の領域を作製し、その境界に働く表面張力差を
利用して流体を操作することが可能になる。
【0023】流路を作製するための微細加工技術として
代表的なものを挙げれば、X線リソグラフィを用いるL
IGA技術、EPON SU-8を用いた高アスペクト比フォト
リソグラフィ法、マイクロ放電加工法(μ−EDM)、
Deep RIEによるシリコンの高アスペクト比加工法、Hot
Emboss加工法、光造形法、レーザー加工法、イオンビー
ム加工法、およびダイアモンドのような硬い材料で作ら
れたマイクロ工具を用いる機械的マイクロ切削加工法な
どがある。これらの技術を単独で用いても良いし、組み
合わせて用いても良い。好ましい微細加工技術は、X線
リソグラフィを用いるLIGA技術、EPON SU-8を用い
た高アスペクト比フォトリソグラフィ法、マイクロ放電
加工法(μ−EDM)、および機械的マイクロ切削加工
法である。
【0024】本発明の装置(マイクロリアクター)を組
み立てる際、よく接合技術が用いられる。通常の接合技
術は大きく固相接合と液相接合に分けられ、一般的に用
いられている接合方法は、固相接合として圧接や拡散接
合、液相接合として溶接、共晶接合、はんだ付け、接着
等が代表的な接合方法である。更に、組立に際しては高
温加熱による材料の変質や大変形による流路等の微小構
造体の破壊を伴わない寸法精度を保った高度に精密な接
合方法が望ましいが、その技術としてはシリコン直接接
合、陽極接合、表面活性化接合、水素結合を用いた直接
接合、HF水溶液を用いた接合、Au-Si共晶接合、ボイド
フリー接着などがある。
【0025】油相液と水相液をマイクロリアクターの複
数の流路を通して油相液の液滴を水相液に乳化分散させ
るためには、油相液と水相液の導入などを行う流体制御
機能が必要である。特に、微小領域における流体の挙動
は、マクロスケールとは異なる性質を持つため、マイク
ロスケールに適した制御方式を考えなければならない。
流体制御方式は形態分類すると連続流動方式と液滴(液
体プラグ)方式があり、駆動力分類すると電気的駆動方
式と圧力駆動方式がある。
【0026】これらの方式を以下に詳しく説明する。流
体を扱う形態として、最も広く用いられるのが連続流動
方式である。連続流動式の流体制御では、マイクロリア
クターの流路内は全て流体で満たされ、外部に用意した
シリンジポンプなどの圧力源によって、流体全体を駆動
するのが一般的である。この場合、比較的簡単なセット
アップで制御システムを実現できることが一つの利点で
あるが、液の交換を伴うような操作は困難で、システム
構成の自由度が小さいこと、また駆動媒体が溶液そのも
のであるため、デッドボリュームが大きいことなどが難
点である。連続流動方式とは異なる方式として、液滴
(液体プラグ)方式がある。この方式では、リアクター
内部やリアクターに至る流路内で、空気で仕切られた液
滴を動かすものであり、個々の液滴は空気圧によって駆
動される。その際、液滴と流路壁あるいは液滴同士の間
の空気を必要に応じて外部に逃がすようなベント構造、
及び分岐した流路内の圧力を他の部分と独立に保つため
のバルブ構造などを、リアクターシステム内部に用意す
る必要がある。また、圧力差を制御して液滴の操作を行
うために、外部に圧力源や切り替えバルブからなる圧力
制御システムを構築する必要がある。このように液滴方
式では、装置構成やリアクターの構造がやや複雑になる
が、システム構成の自由度は大きくなる。
【0027】流体制御を行うための駆動方式として、流
路(チャンネル)両端に高電圧をかけて電気浸透流を発
生させ、これによって流体移動させる電気的駆動方法
と、外部に圧力源を用意して流体に圧力をかけて移動さ
せる圧力駆動方法が一般に広く用いられている。両者の
違いは、たとえば流体の挙動として、流路断面内で流速
プロファイルが電気的駆動方式の場合にはフラットな分
布となるのに対して、圧力駆動方式では双曲線状に、流
路中心部が速くて、壁面部が遅い分布となることが知ら
れており、サンプルプラグなどの形状を保ったまま移動
させるといった目的には、電気的駆動方式の方が適して
いる。電気的駆動方式を行う場合には、流路内が流体で
満たされている必要があるため、連続流動方式の形態を
とらざるを得ないが、電気的な制御によって流体の操作
を行うことができるため、例えば連続的に2種類の溶液
の混合比率を変化させることによって、時間的な濃度勾
配をつくるといった比較的複雑な処理も実現されてい
る。圧力駆動方式の場合には、流体の電気的な性質にか
かわらず制御可能であること、発熱や電気分解などの副
次的な効果を考慮しなくてよいことなどから、基質に対
する影響がほとんどなく、その適用範囲は広い。その反
面、外部に圧力源を用意しなければならないこと、圧力
系のデッドボリュームの大小に応じて、操作の応答特性
が変化することなど、複雑な処理を自動化する必要があ
る。
【0028】流体制御方法として用いられる方法はその
目的によって適宜選ばれるが、好ましくは連続流動方式
の圧力駆動方式である。
【0029】マイクロリアクターの温度制御は、装置全
体を温度制御された容器中に入れることにより制御して
も良いし、金属抵抗線や、ポリシリコンなどのヒーター
構造を装置内に作り込み、加熱についてはこれを使用
し、冷却については自然冷却でサーマルサイクルを行っ
てもよい。温度のセンシングは、金属抵抗線ではヒータ
ーと同じ抵抗線をもう一つ作り込んでおき、その抵抗値
の変化に基づいて温度検出を行い、ポリシリコンについ
ては熱電対を用いて検出を行う。また、ペルチェ素子を
リアクターに接触させることによって外部から加熱、冷
却を行っても良い。どの方法を用いるかは用途やリアク
ター本体の材料などに合わせて選択される。
【0030】また、処理流量を増やすため、前記のごと
きマイクロリアクターを複数並列に組み込んだアレー型
のもの(ミキサーアレー)を用いることも可能である。
【0031】[マイクロカプセルの製造]次に、本発明
のマイクロカプセルの製造方法について説明する。本発
明のマイクロカプセルの製造法においては、前記のごと
く油相液および水相液から乳化分散液を調製した後、マ
イクロカプセル壁材料を反応させてマイクロカプセル壁
を形成する。マイクロカプセル壁形成時、壁材料として
イソシアネート化合物を用いる場合は、乳化後、イソシ
アネート化合物の重合反応触媒を添加するか、乳化物の
温度を上昇させてカプセル壁形成反応を促進させること
ができる。前記水相液としては、水のほか、低分子界面
活性剤水溶液を用いることができる。低分子界面活性剤
としては、分子量が約1000以下のものが特に制限な
く用いられる。また、以下のような芳香族スルホン酸塩
または芳香族カルボン酸塩のホルマリン縮合物系の界面
活性剤、アルキルグルコシド系界面活性剤も使用でき
る。
【0032】
【化1】
【0033】式中、Rは炭素原子数1〜4のアルキル
基、XはSO3-またはCOO-、Mはナトリウムまたは
カリウム、qは1〜20の整数を表す。前記界面活性剤
は、芳香族スルホン酸または芳香族カルボン酸、たとえ
ば、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、ナフタレンスルホ
ン酸、ナフタレンカルボン酸および、その誘導体などを
ホルマリンで縮合させた構造を有するものである。平均
重合度は2〜10が好ましい。芳香環は炭素原子数1〜
4のアルキル基または置換アルキル基が付加しているも
のがより好ましい。これらの界面活性剤は複数混合して
用いてもよい。
【0034】
【化2】
【0035】前記式中、nは0〜2の整数、Rは直鎖で
も分岐していても良い炭素原子数4〜18のアルキル基
を表す。具体的には、Rで示されるアルキル基がn−ブ
チル、i−ブチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−
オクチル、2−エチルヘキシル、n−デシル、n−ドデ
シル、n−ヘキサデシル、n−オクタデシル、分岐オク
タデシルなどが挙げられる。nは工業的製法では0の単
糖グルコシドを主成分として、1〜2の成分が混合した
組成となるが、これらの組成比は本発明の効果には影響
がない。また、アルキル基の異なるものを2種以上併用
することも効果を損なわない。
【0036】水相液中の、前記界面活性剤の含有量は、
0.001〜10質量%、好ましくは0.01〜6質量
%である。
【0037】また、前記のマイクロカプセル化工程にお
いて、乳化分散液に、少なくとも界面活性性を有する水
溶性高分子化合物を含む水溶液を加え、その後マイクロ
カプセル壁材料を反応させてマイクロカプセル壁を形成
することが好ましい。この水溶液を加えることにより、
反応過程でまれに生ずるマイクロカプセル粒子の凝集を
防ぐことができる。加える水溶液は、反応後のマイクロ
カプセル分散液の固形分濃度が5〜50質量%、好まし
くは10〜40質量%になるように加えるのが適切であ
る。なお、以下において、乳化分散時に油相液に加える
水相液を「第1水相液」と、また、マイクロカプセル化
時に乳化分散液に加える水相液を「第2水相液」という
ことがある。
【0038】第2水相液に添加する少なくとも界面活性
性を有する水溶性高分子化合物としては、ポリビニルア
ルコールおよびその変成物、ポリアクリル酸アミドおよ
びその誘導体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、スチレ
ン−無水マレイン酸共重合体、エチレン−無水マレイン
酸共重合体、イソブチレン−無水マレイン酸共重合体、
ポリビニルピロリドン、エチレン−アクリル酸共重合
体、酢酸ビニル−アクリル酸共重合体、カルボキシメチ
ルセルロース、メチルセルロース、カゼイン、ゼラチ
ン、澱粉誘導体、アラビヤゴム、アルギン酸ナトリウム
などがあげられる。これらの水溶性高分子は、イソシア
ネート化合物との反応性がないか、低いことが好まし
く、たとえばゼラチンのように分子鎖中に反応性のアミ
ノ基を有するものは予め反応性をなくしておくことが必
要である。第2水相液における水溶性高分子化合物の含
有濃度は、1〜20質量%、好ましくは2〜10質量%
である。
【0039】[感熱記録材料の作製]次に、前記のごと
きマイクロカプセルの製造方法を用いて、感熱記録材料
を作製する方法について説明する。感熱記録材料の感熱
記録層は、発色成分としてジアゾニウム塩化合物または
電子供与性染料前駆体を内包するマイクロカプセルを含
む。また、感熱記録層は、前記のごときマイクロカプセ
ルと、マイクロカプセルに含まれる前記発色成分に応じ
て顕色剤であるカプラーあるいは電子受容性化合物を含
む。顕色剤は、乳化分散あるいは固体分散して微粒子化
する。感熱記録層は、後述のようにして調製するマイク
ロカプセル液と顕色剤の分散液を混合したものを支持体
に塗布することにより形成される。本発明の感熱記録材
料は、マイクロカプセル製造の乳化分散工程において、
マイクロリアクターを用いるため、発色濃度が高く、か
つ長期保存における地肌カブリが少ない。
【0040】ジアゾニウム塩化合物または電子供与性染
料前駆体を含むマイクロカプセルの製造は、まず、ジア
ゾニウム塩化合物または電子供与性染料前駆体およびマ
イクロカプセル壁材料を含む油相液と、水相液を用意
し、これらを等価直径が1mm以下の複数の流路を有す
るマイクロリアクターを用いて、乳化分散させる。次い
で、得られた乳化分散液を用いてマイクロカプセル化
し、マイクロカプセルを得る。この際、前記のように、
乳化分散液に、界面活性性を有する水溶性高分子化合物
を含む水溶液を加え、その後マイクロカプセル化するこ
とが好ましい。
【0041】前記油相液の調製は、ジアゾニウム塩化合
物または電子供与性染料前駆体、マイクロカプセル壁材
料、およびこれらにさらに必要に応じて各種添加剤を、
水に難溶または不溶の有機溶剤に溶解させることにより
行われる。また、水相液は、水のみ、あるいは水に各種
低分子界面活性剤を溶解させたものが用いられる。
【0042】前記有機溶剤としては、酢酸エステル、メ
チレンクロライド、シクロヘキサノン等の低沸点補助溶
剤及び/又はりん酸エステル、フタル酸エステル、アク
リル酸エステル、メタクリル酸エステル、その他のカル
ボン酸エステル、脂肪酸アミド、アルキル化ビフェニ
ル、アルキル化ターフェニル、アルキル化ナフタレン、
ジアリールエタン、塩素化パラフィン、アルコール系、
フェノール系、エーテル系、モノオレフィン系、エポキ
シ系などが挙げられる。具体例としては、りん酸トリク
レジル、りん酸トリオクチル、りん酸オクチルジフェニ
ル、りん酸トリシクロヘキシル、フタル酸ジブチル、フ
タル酸ジオクチル、フタル酸ジラウレート、フタル酸ジ
シクロヘキシル、オレフィン酸ブチル、ジエチレングリ
コールベンゾエート、セバシン酸ジオクチル、セバシン
酸ジブチル、アジピン酸ジオクチル、トリメリット酸ト
リオクチル、クエン酸アセチルトリエチル、マレイン酸
オクチル、マレイン酸ジブチル、イソアミルビフェニ
ル、塩素化パラフィン、ジイソプロピルナフタレン、
1,1’−ジトリルエタン、2,4−ジターシャリアミ
ルフェノール、N,N−ジブチル−2−ブトキシ−5−
ターシャリオクチルアニリン、ヒドロキシ安息香酸2−
エチルヘキシルエステル、ポリエチレングリコールなど
の高沸点オイルが挙げられるが、この中でも特にアルコ
ール系、りん酸エステル系、カルボン酸系エステル系、
アルキル化ビフェニル、アルキル化ターフェニル、アル
キル化ナフタレン、ジアリールエタンが好ましい。更に
上記高沸点オイルにヒンダードフェノール、ヒンダード
アミン等の炭化防止剤を添加してもよい。また、オイル
としては、特に不飽和脂肪酸を有するものが望ましく、
α−メチルスチレンダイマー等を挙げることができる。
α−メチルスチレンダイマーには、例えば、三井東圧化
学社製の商品名「MSD100」等がある。
【0043】前記ジアゾニウム塩化合物とは下記式によ
り表される化合物であり、加熱によりカプラーとカップ
リング反応を起こして発色し、また光によって分解する
化合物である。これらはAr部分の置換基の位置や種類
によって、その最大吸収波長を制御することが可能であ
る。 Ar−N2 + - (式中、Arは芳香族部分を示し、X- は酸アニオンを
示す。)
【0044】塩を形成するジアゾニウムの具体例として
は、4−(p−トリルチオ)−2,5−ジブトキシベン
ゼンジアゾニウム、4−(4−クロロフェニルチオ)−
2,5−ジブトキシベンゼンジアゾニウム、4−(N,
N−ジメチルアミノ)ベンゼンジアゾニウム、4−
(N,N−ジエチルアミノ)ベンゼンジアゾニウム、4
−(N,N−ジプロピルアミノ)ベンゼンジアゾニウ
ム、4−(N−メチル−N−ベンジルアミノ)ベンゼン
ジアゾニウム、4−(N,N−ジベンジルアミノ)ベン
ゼンジアゾニウム、4−(N−エチル−N−ヒドロキシ
エチルアミノ)ベンゼンジアゾニウム、4−(N,N−
ジエチルアミノ)−3−メトキシベンゼンジアゾニウ
ム、4−(N,N−ジメチルアミノ)−2−メトキシベ
ンゼンジアゾニウム、4−(N−ベンゾイルアミノ)−
2,5−ジエトキシベンゼンジアゾニウム、4−モルホ
リノ−2,5−ジブトキシベンゼンジアゾニウム、4−
アニリノベンゼンジアゾニウム、4−[N−(4−メト
キシベンゾイル)アミノ]−2.5−ジエトキシベンゼ
ンジアゾニウム、4−ピロリジノ−3−エチルベンゼン
ジアゾニウム、4−[N−(1−メチル−2−(4−メ
トキシフェノキシ)エチル)−N−ヘキシルアミノ]−
2−ヘキシルオキシベンゼンジアゾニウム、4−[N−
(2−(4−メトキシフェノキシ)エチル)−N−ヘキ
シルアミノ]−2−ヘキシルオキシベンゼンジアゾニウ
ム、2−(1−エチルプロピルオキシ)−4−[ジ−
(ジ−n−ブチルアミノカルボニルメチル)アミノ]ベ
ンゼンジアゾニウム、2−ベンジルスルホニル−4−
[N−メチル−N−(2−オクタノイルオキシエチ
ル)]アミノベンゼンジアゾニウム等が挙げられる。
【0045】本発明においてジアゾ化合物とカップリン
グして色素を形成するカプラーとしては、塩基性雰囲気
および/または中性雰囲気でジアゾ化合物とカップリン
グして色素を形成するものであればいずれの化合物も可
能である。ハロゲン化銀写真感光材料用のいわゆる4当
量カプラーはすべてカプラーとして使用可能である。こ
れらは目的とする色相に応じて選択することが可能であ
る。
【0046】具体例を挙げると、レゾルシン、フロログ
ルシン、2,3−ジヒドロキシナフタレン、2,3−ジ
ヒドロキシナフタレン−6−スルホン酸ナトリウム、1
−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸モルホリノプロピルアミ
ド、2−ヒドロキシ−3−ナフタレンスルホン酸ナトリ
ウム、2−ヒドロキシ−3−ナフタレンスルホン酸アニ
リド、2−ヒドロキシ−3−ナフタレンスルホン酸モル
ホリノプロピルアミド、2−ヒドロキシ−3−ナフタレ
ンスルホン酸−2−エチルヘキシルオキシプロピルアミ
ド、2−ヒドロキシ−3−ナフタレンスルホン酸−2−
エチルヘキシルアミド、5−アセトアミド−1−ナフト
ール、1−ヒドロキシ−8−アセトアミドナフタレン−
3,6−ジスルホン酸ナトリウム、1−ヒドロキシ−8
−アセトアミドナフタレン−3,6−ジスルホン酸ジア
ニリド、1,5−ジヒドロキシナフタレン、2−ヒドロ
キシ−3−ナフトエ酸モルホリノプロピルアミド、2−
ヒドロキシ−3−ナフトエ酸オクチルアミド、2−ヒド
ロキシ−3−ナフトエ酸アニリド、5,5−ジメチル−
1,3−シクロヘキサンジオン、1,3−シクロペンタ
ンジオン、5−(2−n−テトラデシルオキシフェニ
ル)−1,3−シクロヘキサンジオン、5−フェニル−
4−メトキシカルボニル−1,3−シクロヘキサンジオ
ン、5−(2,5−ジ−n−オクチルオキシフェニル)
−1,3−シクロヘキサンジオン、N,N’−ジシクロ
ヘキシルバルビツール酸、N,N’−ジ−n−ドデシル
バルビツール酸、N−n−オクチル−N’−n−オクタ
デシルバルビツール酸、N−フェニル−N’−(2,5
−ジ−n−オクチルオキシフェニル)バルビツール酸、
N,N’−ビス(オクタデシルオキシカルボニルメチ
ル)バルビツール酸、1−フェニル−3−メチル−5−
ピラゾロン、1−(2,4,6−トリクロロフェニル)
−3−アニリノ−5−ピラゾロン、1−(2,4,6−
トリクロロフェニル)−3−ベンズアミド−5−ピラゾ
ロン、6−ヒドロキシ−4−メチル−3−シアノ−1−
(2−エチルヘキシル)−2−ピリドン、2,4−ビス
−(ベンゾイルアセトアミド)トルエン、1,3−ビス
−(ピバロイルアセトアミドメチル)ベンゼン、ベンゾ
イルアセトニトリル、テノイルアセトニトリル、アセト
アセトアニリド、ベンゾイルアセトアニリド、ピバロイ
ルアセトアニリド、2−クロロ−5−(N−n−ブチル
スルファモイル)−1−ピバロイルアセトアミドベンゼ
ン、1−(2−エチルヘキシルオキシプロピル)−3−
シアノ−4−メチル−6−ヒドロキシ−1,2−ジヒド
ロピリジン−2−オン、1−(ドデシルオキシプロピ
ル)−3−アセチル−4−メチル−6−ヒドロキシ−
1,2−ジヒドロピリジン−2−オン、1−(4−n−
オクチルオキシフェニル)−3−tert−ブチル−5
−アミノピラゾール等がある。 カプラーの詳細につい
ては、特開平4−201483号、特開平7−2233
67号、特開平7−223368号、特開平7−323
660号、特願平5−278608号、特願平5−29
7024号、特願平6−18669号、特願平6−18
670号、特願平7−316280号、特願平8−02
7095号、特願平8−027096号、特願平8−0
30799号、特願平8−12610号、特願平8−1
32394号、特願平8−358755号、特願平8−
358756号、特願平9−069990号等に記載さ
れている。
【0047】また、本発明のマイクロカプセルに内包さ
れる電子供与性染料前駆体としては、トリアリールメタ
ン系化合物、ジフェニルメタン系化合物、チアジン系化
合物、キサンテン系化合物、スピロピラン系化合物など
が挙げられ、とりわけトリアリールメタン系化合物、キ
サンテン系化合物が発色濃度が高く有用である。これら
の一部を例示すれば、3,3−ビス(p−ジメチルアミ
ノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド(即ちクリ
スタルバイオレットラクトン)、3,3−ビス(p−ジ
メチルアミノ)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフ
ェニル)−3−(1,3−ジメチルインドール−3−イ
ル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−
3−(2−メチルインドール−3−イル)フタリド、3
−(o−メチル−p−ジエチルアミノフェニル)−3−
(2−メチルインドール−3−イル)フタリド、4,
4’−ビス(ジメチルアミノ)ベンズヒドリンベンジル
エーテル、N−ハロフェニルロイコオーラミン、N−
2,4,5−トリクロロフェニルロイコオーラミン、ロ
ーダミン−B−アニリノラクタム、ローダミン(p−ニ
トロアニリノ)ラクタム、ローダミン−B−(p−クロ
ロアニリノ)ラクタム、2−ベンジルアミノ−6−ジエ
チルアミノフルオラン、2−アニリノ−6−ジエチルア
ミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6−ジエ
チルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−メチル−6
−シクロヘキシルメチルアミノフルオラン、2−アニリ
ノ−3−メチル−6−イソアミルエチルアミノフルオラ
ン、2−(o−クロロアニリノ)−6−ジエチルアミノ
フルオラン、2−オクチルアミノ−6−ジエチルアミノ
フルオラン、2−エトキシエチルアミノ−3−クロロ−
2−ジエチルアミノフルオラン、2−アニリノ−3−ク
ロロ−6−ジエチルアミノフルオラン、ベンゾイルロイ
コメチレンブルー、p−ニトロベンジルロイコメチレン
ブルー、3−メチル−スピロ−ジナフトピラン、3−エ
チル−スピロ−ジナフトピラン、3,3’−ジクロロ−
スピロ−ジナフトピラン、3−ベンジルスピロジナフト
ピラン、3−プロピル−スピロ−ジベンゾピラン等が挙
げられる。
【0048】電子受容性化合物としては、フェノール誘
導体、サリチル酸誘導体、ヒドロキシ安息香酸エステル
等が挙げられる。特に、ビスフェノール類、ヒドロキシ
安息香酸エステル類が好ましい。これらの一部を例示す
れば、2,2−ビス(p−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン(即ち、ビスフェノールA)、4,4’−(p−フェ
ニレンジイソプロピリデン)ジフェノール(即ち、ビス
フェノールP)、2,2−ビス(p−ヒドロキシフェニ
ル)ペンタン、2,2−ビス(p−ヒドロキシフェニ
ル)エタン、2,2−ビス(p−ヒドロキシフェニル)
ブタン、2,2−ビス(4’−ヒドロキシ−3’,5’
−ジクロロフェニル)プロパン、1,1−(p−ヒドロ
キシフェニル)シクロヘキサン、1,1−(p−ヒドロ
キシフェニル)プロパン、1,1−(p−ヒドロキシフ
ェニル)ペンタン、1,1−(p−ヒドロキシフェニ
ル)−2−エチルヘキサン、3,5−ジ(α−メチルベ
ンジル)サリチル酸およびその多価金属塩、3,5−ジ
(tert−ブチル)サリチル酸およびその多価金属
塩、3−α,α−ジメチルベンジルサリチル酸およびそ
の多価金属塩、p−ヒドロキシ安息香酸ブチル、p−ヒ
ドロキシ安息香酸ベンジル、p−ヒドロキシ安息香酸−
2−エチルヘキシル、p−フェニルフェノール、p−ク
ミルフェノールなどが挙げられる。
【0049】増感剤としては、分子内に芳香族性の基と
極性基を適度に有している低融点有機化合物が好まし
く、p−ベンジルオキシ安息香酸ベンジル、α−ナフチ
ルベンジルエーテル、β−ナフチルベンジルエーテル、
β−ナフトエ酸フェニルエステル、α−ヒドロキシ−β
−ナフトエ酸フェニルエステル、β−ナフトール−(p
−クロロベンジル)エーテル、1,4−ブタンジオール
フェニルエーテル、1,4−ブタンジオール−p−メチ
ルフェニルエーテル、1,4−ブタンジオール−p−エ
チルフェニルエーテル、1,4−ブタンジオール−m−
メチルフェニルエーテル、1−フェノキシ−2−(p−
トリルオキシ)エタン、1−フェノキシ−2−(p−エ
チルフェノキシ)エタン、1−フェノキシ−2−(p−
クロロフェノキシ)エタン、p−ベンジルビフェニル等
が挙げられる。
【0050】マイクロカプセルの壁材料は高分子物質が
好ましく、その具体例としては、例えばポリウレタン樹
脂、ポリウレア樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリカーボネート樹脂、アミノアルデヒド樹脂、メ
ラミン樹脂、ポリスチレン樹脂、スチレン−アクリレー
ト共重合体樹脂、スチレン−メタクリレート共重合体樹
脂、ゼラチン、ポリビニルアルコール等が挙げられる。
これらのうち特に好ましい壁剤としてはポリウレタン・
ポリウレア樹脂である。ポリウレタン・ポリウレア樹脂
からなる壁膜を有するマイクロカプセルは、多価イソシ
アネート等のマイクロカプセル壁前駆体をカプセル化す
べき芯物質中に混合し、ポリビニルアルコール等の水溶
性高分子の水溶液に乳化分散し、液温を上昇させて油滴
界面で高分子形成反応を起こすことによって製造され
る。
【0051】ここで多価イソシアネート化合物の具体例
の一部を以下に示す。例えば、m−フェニレンジイソシ
アネート、p−フェニレンジイソシアネート、2,6−
トリレンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシ
アネート、ナフタレン−1,4−ジイソシアネート、ジ
フェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート、3,
3’−ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネー
ト、キシレン−1,4−ジイソシアネート、4,4’−
ジフェニルプロパンジイソシアネート、トリメチレンジ
イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、プ
ロピレン−1,2−ジイソシアネート、ブチレン−1,
2−ジイソシアネート、シクロヘキシレン−1,2−ジ
イソシアネート、シクロヘキシレン−1,4−ジイソシ
アネート等のジイソシアネート類、4,4’,4’’−
トリフェニルメタントリイソシアネート、トルエン−
2,4,6−トリイソシアネート等のトリイソシアネー
ト類、4,4’−ジメチルフェニルメタン−2,2’,
5,5’−テトライソシアネート等のテトライソシアネ
ート類、ヘキサメチレンジイソシアネートとトリメチロ
ールプロパンとの付加物、2,4−トリレンジイソシア
ネートとトリメチロールプロパンとの付加物、キシリレ
ンジイソシアネートとトリメチロールプロパンとの付加
物、トリレンジイソシアネートとヘキサントリオールと
の付加物等のイソシアネートプレポリマー等が挙げられ
る。また必要に応じ二種類以上の併用も可能である。こ
れらのうち特に好ましいものは分子内にイソシアネート
基を三個以上有するものである。
【0052】また、感熱記録材料の感熱記録層に含ませ
る前記カプラーあるいは電子受容性化合物は乳化分散あ
るいは固体分散して微粒子化するが固体分散して用いる
ことが好ましい。本発明の感熱記録材料は、前記のよう
にして調製したマイクロカプセル分散液とカプラーある
いは電子受容性化合物の分散液を混合し、これを支持体
に塗布して感熱記録層を形成することにより作製するこ
とができる。
【0053】
【実施例】以下に実施例を示し本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明はこれらの実施例により限定される
ものではない。なお、以下において、特に断らない限
り、部は質量部を、%は質量%を表す。 実施例1 <ジアゾニウム塩化合物マイクロカプセルの調製>油相液の調製 ジアゾニウム塩化合物として420nmに分解の最大吸収波
長をもつ下記構造式で示される化合物4.4部を酢酸エチ
ル16.4部に溶解し、更に高沸点溶媒であるイソプロピル
ビフェニル9.8部を添加し、加熱して均一に混合した。
カプセル壁剤として、キシリレンジイソシアネート/ト
リメチロールプロパン付加物とキシリレンジイソシアネ
ート/ビスフェノールA付加物混合物の50質量%酢酸エチ
ル溶液(商品名:タケネートD119N、武田薬品工業
(株)製)18部をこの溶液に更に添加し均一に攪拌し
た。
【0054】
【化3】
【0055】第1水相液の調製 純水50部を、第1水相液とした。乳化分散 マイクロリアクター(商品名:シングルミキサー、IM
M社製:等価直径:80μm)に、シリンジポンプを使っ
て一定流量(1L/hr)で、上記油相液と第1水相液とを室
温下にて、シングルミキサーのインレット部に送液する
ことで、所望の乳化分散液を得ることができた。マイクロカプセル化 得られた乳化分散液を、40℃に保った純水40部(第2水
相液)中に混合・攪拌しながら添加し、イソシアネート
を反応させることで、マイクロカプセルを得ることがで
きた。
【0056】実施例2 実施例1における第1水相液の代わりに、純水50部に、
アルキルグルコシド系界面活性剤の50質量%水溶液(商
品名:Scraph AG-8、日本精化(株)製)1.5部を添加した
第1水相液を用いる他は、実施例1と同様にしてマイク
ロカプセルを得る。
【0057】実施例3 実施例1における第1水相液の代わりに、純水50部に、
ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダの10質量%水溶液を
7.5部添加した第1水相液を用いる他は、実施例1と同
様にしてマイクロカプセルを得る。
【0058】実施例4 実施例1における第2水相液の代わりに、濃度が8質量
%のフタル化ゼラチン水溶液40部を第2水相液として
用いる他は、実施例1と同様にしてマイクロカプセルを
得る。
【0059】実施例5 実施例1における第2水相液の代わりに、濃度が2質量
%のポリビニルアルコール(商品名:PVA217、クラレ
(株)製)水溶液40部を第2水相液として用いる他
は、実施例1と同様にしてマイクロカプセルを得る。
【0060】実施例6 実施例1におけるシングルミキサーの代わりに、ミキサ
ーアレイ(IMM社製、等価直径80μm)を用いる他は、
実施例1と同様にしてマイクロカプセルを得る。
【0061】
【発明の効果】本発明のマイクロカプセルの製造方法
は、乳化分散工程において、前記のごときマイクロリア
クターを用いるため、粒径が小さくかつ粒径分布が狭い
マイクロカプセルを製造することができる。また、乳化
分散工程に用いる水相液は、水あるいは低分子界面活性
剤水溶液であり低粘度であるため、マイクロリアクター
内の流量を大きくすることができ、乳化分散液の調製を
高能率化することができる。また、本発明の感熱記録材
料は、マイクロカプセル製造の乳化分散工程において、
マイクロリアクターを用いるため、発色濃度が高く、か
つ長期保存における地肌カブリが少ない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H026 AA07 BB02 BB24 BB42 CC05 CC07 DD04 DD23 DD40 FF01 FF05 HH03 4G005 AA01 BA03 BB02 BB06 BB11 CA02 CA10 DC09Y DC11X DC11Y DC16Y DC18Y DC41X DC41Y DC51X DC54X DC61X DD04Z DD08Z DD15Z DD38Z DE08X EA08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともマイクロカプセル化すべき材
    料とマイクロカプセル壁材料を含む油相液と水相液とか
    ら乳化分散液を調製する工程と、前記乳化分散液を用い
    てマイクロカプセル化する工程を含むマイクロカプセル
    の製造方法において、前記乳化分散液を調製する工程
    が、等価直径が1mm以下の複数の流路を有するマイク
    ロリアクターを用いて行われることを特徴とするマイク
    ロカプセルの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記水相液が水であることを特徴とする
    請求項1に記載のマイクロカプセルの製造方法
  3. 【請求項3】 前記水相液が、低分子界面活性剤を含む
    水溶液であることを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載のマイクロカプセルの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記マイクロカプセル化の工程におい
    て、乳化分散液にさらに、少なくとも界面活性性を有す
    る水溶性高分子化合物を含む水溶液を加えたものを用い
    てマイクロカプセル化することを特徴とする、請求項1
    ないし請求項3のいずれか1項に記載のマイクロカプセ
    ルの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記油相液が、ジアゾニウム塩化合物ま
    たは電子供与性染料前駆体と、マイクロカプセル壁材料
    を含むことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいず
    れか1項に記載のマイクロカプセルの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記マイクロカプセル壁材料が、多価イ
    ソシアネート化合物を含むことを特徴とする請求項1な
    いし請求項5のいずれか1項に記載のマイクロカプセル
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 支持体上に感熱記録層を設けた感熱記録
    材料において、感熱記録層が請求項5または請求項6に
    記載のマイクロカプセルの製造方法により得られたマイ
    クロカプセルと顕色剤とを含むことを特徴とする感熱記
    録材料。
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