JP2002280263A - チップ型固体電解コンデンサー - Google Patents
チップ型固体電解コンデンサーInfo
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Abstract
線基板の結合力を高める。 【解決する手段】 2個のチップ型固体電解コンデンサ
ー1、2を積み上げ、夫々対応する接続用端子12、22、
13、23を溶接により接続して構成された積み重ねコンデ
ンサー5がプリント配線基板4に半田付けされ、上段の
コンデンサー2の接続用端子22、23の先端部に開設した
切欠24に溶融半田が侵入して固化している。
Description
容量を得ることのできる積み重ねコンデンサーユニッ
ト、該積み重ねコンデンサーユニットに用いるチップ型
固体電解コンデンサー及び積み重ねコンデンサーユニッ
トを実装した電子機器配線基板に関するものである。
に示す如く、2個のチップ型固体電解コンデンサー(1)
(2)を積み重ね、夫々対応する接続用端子(12)(22)、(1
3)(23)を接続板(7)(7)を介して溶接連結した積み重ね
コンデンサーユニット(5)が実施されている(特開昭1
1−26304号)(国際分類H01G 9/05)。上
記積み重ねコンデンサーは、1個のチップ型固体電解コ
ンデンサーの取付けスペースで、2個分の容量を得るこ
とが出来る利点があった。
接続用端子(12)(22)、(13)(23)及び接続板(7)には、プ
リント配線基板(4)への半田付けの際に、半田との濡れ
性を良くするためにメッキが施されている。ところが、
接続板(7)を上下の両接続用端子(12)(22)、(13)(23)に
被せ、接続板と接続用端子を溶接すると、溶接部(3)に
おいて接続用端子(12)(22)、(13)(14)及び接続板(7)の
夫々両面のメッキ層が溶融して半田との濡れ性が低下す
る。
ッキ層が溶融していないチップ型固体電解コンデンサー
(1)をプリント配線基板(4)に半田付けすると、溶融半
田(5)は接続用端子(12)上を表面張力により該端子(12)
の突出基端側へ這い上がる様に上昇して固化し、プリン
ト配線基板(4)と接続用端子(12)は強固に結合し、電気
的導通の信頼性も高い。
電解コンデンサー(2)(1)の接続用端子(22)(12)、(23)
(13)と接続板(7)(7)の溶接により、溶接部(3)におい
てメッキ層が溶融して溶融半田との濡れ性が悪くなる
と、溶融半田(5)の這い上がりは溶接部(3)で遮断され
しまう。これによって、半田(5)と接続用端子(22)(23)
及び接続板(7)との固着面接が小さくなり、積み重ねコ
ンデンサーユニット(5)とプリント配線基板(4)との結
合力は小さく、電気的導通の信頼性も低い問題があっ
た。
体電解コンデンサー、該コンデンサーを複数個積み重ね
た積み重ねコンデンサーユニット及び積み上げコンデン
サーユニットを実装した電子機器配線基板を明らかにす
るものである。
デンサー(2)は、樹脂製外殻(21)から突出した帯板状の
接続用端子(22)(23)の先端部に切欠(24)を設けている。
(5)は、上記チップ型固体電解コンデンサーを含む2個
以上のチップ型固体電解コンデンサーを積み重ね、夫々
対応する接続用端子(12)(22)、(13)(23)を溶接により接
続したものであって、前記切欠(24)が外部に露出してい
ることを特徴とする。
ねコンデンサーユニット(5)がプリント配線基板(4)に
半田付けされ、半田(5)は接続用端子(22)(23)の先端切
欠(24)(14)に侵入していることを特徴とする。
プリント配線基板(4)に半田付けする際、下段コンデン
サー(1)の接続用端子(12)(13)に被さってプリント配線
基板(4)側へ延びた上段コンデンサー(2)の接続用端子
(22)(23)に溶融半田(5)が這い上がる。
子(12)(22)、(13)(23)の溶接部(3)(3)は、メッキが溶
けて溶融半田との濡れ性が悪くなっており、表面張力に
より接続用端子(12)(22)の板面を伝って這い上がる溶融
半田は、該溶接部(3)の位置で這い上がりは阻止され
る。しかし、溶融半田(5)は上層の接続用端子(22)(23)
の先端部に施した切欠(24)の内縁を伝って這い上がって
固化する。これによってコンデンサーユニット(5)とプ
リント配線基板(4)の結合力を高めることが出来、電気
的導通の信頼性も向上させることが出来る。
に較べて、上段コンデンサー(2)の接続用端子(22)(23)
に切欠(24)を施しておくだけで可く、この切欠(24)は、
プレス加工にて簡単且つ能率的にできる。
ンデンサー(1)(2)を積み重ねた積み重ねコンデンサー
ユニット(5)を示している。チップ型固体電解コンデン
サー(1)(2)の内部構造については周知であるため、説
明は省略する。以下の説明において、下段のチップ型固
体電解コンデンサー(1)は下段コンデンサーと呼び、上
段のチップ型固体電解コンデンサー(2)は上段コンデン
サーと呼ぶ。
長方形の樹脂製外殻(21)(11)の両端面の略中央部から帯
板状の接続用端子(22)(23)、(12)(13)を突設している。
下段コンデンサー(1)と上段コンデンサー(2)の底面の
大きさは略同じである。各端子は、42アロイ合金等の金
属基板の全面に、半田メッキ或いはパラジウム−金メッ
キを施して半田(5)との濡れ性を良くしている。
3)は、外殻(11)の端面(10)に沿って下向きに屈曲し、更
に外殻(11)の底面(15)に沿って内向きに屈曲している。
上段コンデンサー(2)の接続用端子(22)(23)は、突出基
端をから下向きに屈曲して前記下段コンデンサー(1)の
接続用端子(12)(13)に被さり、下段コンデンサー(1)の
底面近傍まで延びている。
3)の夫々の先端部に切欠(24)が設けられる。実施例の切
欠(24)は、接続用端子(22)(23)の先端縁の中央部から該
端子(22)(23)の突出基端側に延び奥端が拡大している。
3)の先端部、実施例では切欠(24)の細幅部の両側が下段
コンデンサー(1)の接続用端子(12)(13)に溶接される。
実施例ではレーザ溶接が実施される。溶接部(3)は、下
段コンデンサー(1)の接続用端子突出端面(10)との対向
位置に有る。切欠(24)の拡大奥端は溶接部(3)よりも上
段コンデンサー(2)側に位置している。
ト(5)をプリント配線基板(4)の所定位置に載せ、半田
付け固定する。この半田付けの際、下段コンデンサー
(1)の接続用端子(12)(13)に被さってプリント配線基板
(4)側へ延びた上段コンデンサー(2)の接続用端子(22)
(23)に表面張力によって溶融半田(5)が這い上がる。
子(22)(12)、(23)(13)の溶接部(3)(3)は、表面のメッ
キが溶けて溶融半田との濡れ性が悪くなっており、表面
張力により接続用端子(12)(22)の板面を伝って這い上が
る溶融半田は、該溶接部(3)の位置で這い上がりは阻止
される。しかし、外側の接続用端子(22)(23)の先端部に
施した切欠(24)の内縁を伝って溶融半田(5)が切欠(24)
に侵入し、溶接部(3)よりも上段コンデンサー(2)側に
近い位置まで這い上がって固化する。これによってコン
デンサーユニット(5)とプリント配線基板(4)の結合力
を高めることが出来、電気的導通の信頼性も向上させる
ことが出来る。
に較べて、上段コンデンサー(2)の接続用端子(22)(23)
に切欠(24)を施しておくだけで可く、この切欠(24)は、
プレス加工にて簡単且つ能率的に施すことができる。実
施例の様に、奥が拡大する切欠(24)であれば、半田(5)
との引っ掛かりが大きく、結合力も一層増す。
施す切欠(24)の他の実施例を示しており、図4の切欠(2
4)は、接続用端子(22)の先端縁の中央部から接続用端子
(22)の長手方向に沿って同じ幅で延びている。図5の切
欠(24)は、接続用端子(22)の長手方向の両端縁を溶接部
(3)より僅か高い位置(上段コンデンサー寄り)にて対向
して切り欠いたものである。図5の切欠(24)(14)の場
合、溶融半田は、接続用端子(22)の長手方向の両端縁を
這い上がって切欠(24)(14)に侵入する。
々に薄くなる様に楔状に形成した他の実施例を示してい
る。楔状斜面(22a)によって溶融半田が這い上がり易く
なり、又、接続用端子(22)と半田との接合面積を大きく
できる効果がある。
ンデンサーを積み重ねた他の実施例の積み重ねコンデン
サーユニット搭載した電子機器配線基板を示している。
図7の場合、最上段のコンデンサー(6)の接続用端子(6
2)(63)は、中段のコンデンサー(2)の接続用端子(22)(2
3)の基端側にレーザ溶接され、中段のコンデンサー(2)
の接続用端子(22)(23)は、下段コンデンサー(1)の接続
用端子(12)(13)に被さってレーザ溶接されている。中段
コンデンサー(2)の接続用端子(22)(23)の先端に切欠
(図7では隠れて見えない)が施され、プリント配線基板
(4)に固定するための半田(5)が前記同様にして該切欠
に侵入して固化している。
中段のコンデンサー(2)の接続用端子(22)(23)及び最上
段のコンデンサー(6)の接続用端子(62)(63)が下段コン
デンサー(1)の接続用端子(12)(13)に被さっており、最
上段のコンデンサー(6)の接続用端子(62)(63)の先端部
に切欠(図8では隠れて見えない)が施され、プリント配
線基板(4)に固定するための半田(5)が前記同様にして
該切欠に侵入して固化している。
積み重ねて積み重ねコンデンサーユニットを構成する場
合でも、先端に切欠を施した接続用端子の該切欠が外部
に露出する様にし、半田が該切欠に侵入可能とすれば可
い。
ことはなく、特許請求の範囲に記載の範囲で種々の変形
が可能である。
る。
である。
である。
例の説明図である。
ねた積み重ねコンデサーユニットの正面図である。
ねた積み重ねコンデサーユニットの第2実施例の正面図
である。
基板の良好な半田付け状態の説明図である。
線基板の半田付け不良状態の説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 樹脂製外殻(21)から突出した帯板状の接
続用端子(22)(23)の先端部に切欠(24)を設けたチップ型
固体電解コンデンサー。 - 【請求項2】 切欠(24)は接続用端子(22)(23)の先端中
央部に施されている請求項1に記載のチップ型固体電解
コンデンサー。 - 【請求項3】 接続用端子(22)(23)の先端は厚みが徐々
に薄くなる様に楔状に形成されている請求項1又は2に
記載のチップ型固体電解コンデンサー。 - 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかのチップ型固体
電解コンデンサー(2)が2段目以上の高さに位置する様
に複数のチップ型固体電解コンデンサー(1)(2)を積み
上げ、夫々対応する接続用端子(12)(22)、(13)(23)を溶
接により接続した積み重ねコンデンサーにおいて、前記
切欠(24)が外部に露出している積み重ねコンデンサーユ
ニット。 - 【請求項5】 請求項4の積み重ねコンデンサーユニッ
ト(5)がプリント配線基板(4)に半田付けされ、半田
(5)は接続用端子(22)(23)の先端切欠(24)に侵入して固
化している電子機器配線基板。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001073266A JP4233233B2 (ja) | 2001-03-15 | 2001-03-15 | チップ型固体電解コンデンサー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002280263A true JP2002280263A (ja) | 2002-09-27 |
JP4233233B2 JP4233233B2 (ja) | 2009-03-04 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country | Link |
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JP (1) | JP4233233B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6949815B2 (en) * | 2000-11-28 | 2005-09-27 | Nec Corporation | Semiconductor device with decoupling capacitors mounted on conductors |
US7161796B2 (en) | 2002-07-18 | 2007-01-09 | Kemet Electronics Corporation | Surface-mountable component and method for the production thereof |
JP2012243999A (ja) * | 2011-05-20 | 2012-12-10 | Canon Inc | 部品実装方法および基板 |
-
2001
- 2001-03-15 JP JP2001073266A patent/JP4233233B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US7161796B2 (en) | 2002-07-18 | 2007-01-09 | Kemet Electronics Corporation | Surface-mountable component and method for the production thereof |
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