JP2002277701A - 光ケーブルの製造方法及び製造装置 - Google Patents

光ケーブルの製造方法及び製造装置

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JP2002277701A
JP2002277701A JP2001080680A JP2001080680A JP2002277701A JP 2002277701 A JP2002277701 A JP 2002277701A JP 2001080680 A JP2001080680 A JP 2001080680A JP 2001080680 A JP2001080680 A JP 2001080680A JP 2002277701 A JP2002277701 A JP 2002277701A
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JP2001080680A
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Takehiko Okada
武彦 岡田
Masahiko Ishikawa
正彦 石川
Koichi Nakajima
剛一 中島
Shigeru Suemori
茂 末森
Takeshi Takahashi
高橋  健
Shigenori Takagi
重徳 高木
Keisuke Okada
圭輔 岡田
Hiroki Ishikawa
弘樹 石川
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 SZスロットのSZ螺旋溝にテープスタック
を安定して挿入させる。 【解決手段】 SZ螺旋溝22aを有するSZスロット
23の該溝内に、複数枚のテープ状光ファイバ心線26
を積重ねてなるテープスタック27を収容した光ケーブ
ルの製造方法において、1つ以上の突起1aを備えた通
過孔1bを有する溝固定通過ガイド1を配置して、通過
するSZスロット23のSZ螺旋溝22aに前記突起1
aを挿入して係合させることによって該SZスロット2
3の溝位置が円周方向には回転しないように溝位置を固
定し、更に該SZスロットが該溝固定通過ガイド1から
テープスタック挿入位置39に至るまでの間に、フリー
目板6及びエンコーダ7等からなる螺旋位相検出手段を
配置して、その検出結果に基づいて断面矩形孔35aを
有するスタック成形部材35を断面矩形孔の軸周りに往
復回転させ、テープスタック27を進行方向周りに捻
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円柱体表面に螺旋
方向が交互に反転するSZ螺旋溝を設けてなるSZスロ
ットの該溝内に、複数枚のテープ状光ファイバ心線を積
重ねてなるテープスタックを収容した光ケーブルの製造
方法及び製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】円柱状の部材の表面に螺旋状の溝を設
け、その中に光ファイバを収容した光ケーブルは、繊細
な光ファイバを各種の外部応力から保護するものとし
て、また高密度に光ファイバを収容し得るものとして良
く知られている。螺旋状の溝の螺旋方向を長手方向に交
互に反転した所謂SZ螺旋溝とした円柱状の部材は、S
Zスロットとも呼ばれており、これを使ってSZ螺旋溝
内に光ファイバを収容した光ケーブルは、光ケーブルの
中間部においても光ケーブルを切断せずにSZスロット
上に設けた被覆等を除去するだけで、所望の光ファイバ
のみを簡単に取り出せるので重宝がられている。
【0003】図6は、SZスロットを使用した光ケーブ
ルの一例を説明する図であって、図6(A)はSZスロ
ットの斜視図、図6(B)は光ケーブルの横断面図、図
6(C)はテープスタックの横断面図である。図6にお
いて、21は抗張力体、22はプラスチック成形体、2
2aはSZ螺旋溝、23はSZスロット、24は光ファ
イバ、25は一括被覆、26はテープ状光ファイバ心
線、27はテープスタック、28は上巻き、29は被
覆、Pは反転周期である。
【0004】この光ケーブルに使用するSZスロット2
3は、鋼線、鋼撚り線、FRP等からなる抗張力体21
の周囲にポリエチレン等からなるプラスチック成形体2
2を設けたものであって、プラスチック成形体22の表
面には長手方向に交互に螺旋方向が反転するSZ螺旋溝
22aが設けられている。また、SZ螺旋溝22aは、
4本乃至12本程度の複数本の溝が平行して設けられる
ことが多い。
【0005】また、図6ではSZ螺旋溝22aの断面は
矩形として描いているが、断面形状がU字形のもの、断
面形状が台形のもの、螺旋方向の反転部分とそうでない
部分とで溝の断面形状が異なるもの等、種々のものがあ
る。またSZスロットでは、螺旋の溝の方向と軸心方向
とのなす角即ち螺旋角が長手方向で+θから−θの間で
変化するが、ここでは螺旋角が0から+θを経て0に至
り−θを経て0に至るまでの間隔を反転周期Pと呼ぶこ
ととする。従って、長手方向に隣り合う螺旋溝方向が反
転する位置間の間隔は、反転周期Pの1/2である。な
お、良く使用されているSZスロットにおけるSZ螺旋
溝の反転周期は250mm〜800mm程度である。ま
た、SZ螺旋溝がその螺旋方向を反転するまでに軸周り
に回転する円周方向の角度を反転角と呼びαで表すこと
とする。なお、螺旋溝の任意の点における螺旋角とその
長手方向の変化率は、螺旋の状態を決定づけるもので、
本発明では単に螺旋状態と呼称する。
【0006】図6(B)に示す光ケーブルは、SZスロ
ット23のSZ螺旋溝22a内にテープスタック27を
収容して、その上に上巻き28及び被覆29を施したも
のである。上巻き28は例えば不織布等からなり、被覆
は例えばポリエチレン等のプラスチックまたはプラスチ
ックと金属との複合体からなる。また、テープスタック
27の例は、図6(C)に示す。ガラスファイバ等に樹
脂被覆を施して光ファイバ24としたものを複数本並べ
てそれらを覆うように樹脂からなる一括被覆25を施し
てテープ状光ファイバ心線26とする。また、そのテー
プ状光ファイバ心線26を複数枚平行にして積重ねたも
のがテープスタック27である。
【0007】図6(B)に示す光ケーブルは、通常集合
工程を経て製造されている。図7(A)は従来技術によ
る集合工程の主要部を示す説明図であって、図7(B)
は溝固定通過ガイド部分を示す横断面図、図7(C)は
スタック成形部材部分を示す横断面図、図7(D)はガ
イドパイプ部分を示す横断面図である。図7において、
図6と同じ符号は同じものを示す。また、31はスロッ
ト供給リール、32はブレーキ装置、33は溝固定通過
ガイド、33aは突起、33bは通過孔、34は心線供
給リール、35はスタック成形部材、35aは断面矩形
孔、36は成形部材保持目板、37はガイドパイプ、3
7aは断面円形孔、38はガイドパイプ保持目板、39
はテープスタック挿入位置、40は引取り装置、41は
巻取りリールである。
【0008】図7(A)に示す集合工程では、SZスロ
ット23のSZ螺旋溝22a内にテープスタック27を
収容する作業を行う。SZスロット23はスロット供給
リール31から繰出して、ブレーキ装置32でバックテ
ンションを加えながら直線状に進行させ、SZ螺旋溝2
2a内にテープスタック27を挿入して、引取り装置4
0で引取り、巻取りリール41に巻取る。一方、テープ
状光ファイバ心線26は、複数の心線供給リール34か
らそれぞれ繰出して、それらの複数枚を積層して、図7
(C)に示す断面矩形孔35aを有するスタック成形部
材35に通過させることによって、テープスタック27
とする。そして、そのテープスタック27を図7(D)
に示す断面円形孔37aを有するガイドパイプ37に通
してSZ螺旋溝22aに導く。
【0009】また、SZスロット23が直線状に進行し
ているブレーキ装置32と引取り装置40との間にテー
プスタック挿入位置39を設け、そのSZスロットの進
行方向と反対側(上流側)の近傍に、溝固定通過ガイド
33を配置して、その通過孔33bにSZスロット23
を通過させ、SZ螺旋溝22aの円周方向位置を固定す
る。即ち、図7(B)に示す通り、大地に対して位置を
固定した溝固定通過ガイド33のSZスロットが通過す
る通過孔33bの内面に突起33aを設けて、その突起
33aをSZ螺旋溝22aに挿入して係合させることに
よって、溝固定通過ガイド33をSZスロット23が通
過する時点では常にSZ螺旋溝22aの位置が円周方向
一定位置になるようSZスロット23の溝位置の規制を
行う。
【0010】また、ブレーキ装置32と引取り装置40
の個所では、SZスロットをホイールに巻付ける等して
進行方向の周りにSZスロット23が回転しないように
しながらSZスロットを通過させるので、ブレーキ装置
32と溝固定通過ガイド33との間、及び溝固定通過ガ
イド33と引取り装置40との間においては、それぞれ
SZスロット23が軸周りに、最大でSZ螺旋溝22a
の反転角に相当する角度だけ、それぞれ反対方向に捻ら
れる状態が繰り返す。また、そのときのSZスロットの
捻りが、SZスロットに永久歪みとして残らないよう
に、ブレーキ装置32と溝固定通過ガイド33との間、
及び溝固定通過ガイド33と引取り装置40との間の間
隔は出来るだけ大きく、例えば数m以上になるように各
装置の配置を行っている。
【0011】また、溝固定通過ガイド33を通過する時
点では、SZ螺旋溝22aの位置は空間的に一定位置に
なるように強制されているので、その近傍にテープスタ
ック挿入位置39を定めて、そこにガイドパイプ37に
よってテープスタック27を導けば、常に一定位置にお
いてSZ螺旋溝22a内にテープスタック27を導き、
挿入することが出来る。また、図7に示す集合装置では
図示していないが、テープスタック挿入位置39と引取
り装置40との間に上巻き装置を設けて、テープスタッ
ク27が収容されたSZスロット23の上にテープまた
は糸等からなる上巻きを施すこともある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】テープスタック27
は、複数枚のテープ状光ファイバ心線を積重ねたもので
あるため、その横断面はほぼ矩形であって、各テープ状
光ファイバ心線の厚さ方向には曲がり易いが、幅方向に
は曲がり難いという特性を持っている。一方、SZスロ
ット23のSZ螺旋溝22aは長手方向に螺旋方向が交
互に反転しており、螺旋方向の反転部分の前後では中に
収容された物体はほぼ反対側を向いた曲げを受ける。そ
のため、テープスタック27をSZ螺旋溝22aに収容
するに当たっては、テープスタックの曲げ易さ方向と溝
の曲がり方向が出来るだけ一致して、安定してテープス
タックがSZ螺旋溝内に収容されるよう、次のようにす
ることが望まれる。
【0013】図8は、SZ螺旋溝の長手方向の距離が異
なる各所におけるテープスタックの安定した収容状態を
説明する横断面図であって、23a、23cはそれぞれ
隣り合う反転位置でのSZスロットの横断面図、23b
は反転位置と反転位置との中間位置でのSZスロットの
横断面図、27a、27b、27cはそれぞれの位置に
収容されたテープスタックの横断面図である。図8に示
す通り、SZ螺旋溝の反転位置と反転位置との中間位置
23bではテープスタック27bの積層方向は溝の底面
と垂直になるように配列し、SZ螺旋溝の反転位置23
a、23cではテープスタック27a、27cの積層方
向を溝の底面と平行になるように配列する。
【0014】こうすることによって、SZ螺旋溝の曲が
り方向とテープスタックの曲がり易さ方向とが一致し、
安定してテープスタックがSZ螺旋溝内に収容される。
また、隣り合う反転位置同士では螺旋による曲げの変化
は反対向きになるので、テープスタック27aと27c
のようにテープスタックは隣り合う反転位置では上下反
対になって、テープスタックの曲げ易さ方向と溝の曲が
り方向が一致する。
【0015】ところで、図7に示す従来技術による集合
装置では、複数枚のテープ状光ファイバ心線26をスタ
ック成形部材35の断面矩形孔35aに通してテープス
タック27に成形し、それをガイドパイプ37の断面円
形孔37aに通してテープスタック挿入位置39まで直
線状に導いている。一方、テープスタック27はSZス
ロット23の進行によって引っ張られながらSZ螺旋溝
内に収容されるが、テープスタック27はSZ螺旋溝の
中に最も安定した姿勢で収容されるように螺旋状態の変
化によって曲げ方向を変えながら引っ張られる。
【0016】製造線速が小さい場合は、螺旋状態の変化
も遅く、テープスタックの曲げ方向の変化も遅いので、
SZ螺旋溝の進行に応じてテープスタックが引っ張られ
るだけで、テープスタックがガイドパイプ内で自然に捻
回しながらSZ螺旋溝になじむように収容される。しか
し、製造線速が大きくなると、テープスタックがSZ螺
旋溝に沿わせて引っ張られる力による自然捻回だけで
は、テープスタックの捻回が追いつかなくなる。そし
て、テープスタックが捻回されないまま、無理な曲げを
受けた状態でSZ螺旋溝内に収容されたり、著しい場合
はテープスタックがSZ螺旋溝からはみ出してSZスロ
ットの外周面上に乗り上げたりする場合がある。また、
テープスタックが無理な曲げを受けた状態でSZ螺旋溝
内に収容されるとテープスタック内部の光ファイバの伝
送特性が悪化するという問題が発生する。
【0017】本発明は、上述した従来技術による不具合
を解消して、テープスタックを安定してSZ螺旋溝内に
挿入し得る光ケーブルの製造方法及び製造装置を提供す
るものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる光ケーブ
ルの製造方法では、円柱体表面に螺旋方向が交互に反転
するSZ螺旋溝を設けてなるSZスロットの該溝内に、
複数枚のテープ状光ファイバ心線を積重ねてなるテープ
スタックを収容した光ケーブルの製造方法において、1
つ以上の突起を備えた通過孔を有する溝固定通過ガイド
を配置して、その通過孔を通過するSZスロットのSZ
螺旋溝に前記突起を挿入して係合させることによって該
SZスロットの溝位置が円周方向には回転しないように
しながら通過させる。
【0019】そして、該SZスロットが該溝固定通過ガ
イドから前記SZスロットの溝内に前記テープスタック
を挿入するテープスタック挿入位置に至るまでの間に、
SZスロットの螺旋状態の検出手段を配置して、その検
出結果に基づいて断面矩形孔を有するスタック成形部材
を断面矩形孔の軸周りに正逆回転させ、前記複数枚のテ
ープ状光ファイバ心線を平行にして積重ねて前記スタッ
ク成形部材の断面矩形孔に挿通させテープスタックを形
成しながら該テープスタックを進行方向周りに捻る。こ
れによって、適正な捻回をテープスタックに与えつつS
Z螺旋溝にテープスタックを挿入するので、テープスタ
ックに無理な曲げが加わらず、伝送特性の良好な光ケー
ブルを得ることが出来る。
【0020】また、螺旋状態検出手段として、溝固定通
過ガイドとテープスタック挿入位置との間にフリー目板
を配置して、SZ螺旋溝の円周方向の回転に合わせて該
フリー目板を回転させフリー目板に結合したエンコーダ
でSZ螺旋状態に関する情報を得るか、前記溝固定通過
ガイドにSZ螺旋溝の位置規制の反力として加わる回転
トルクをトルク検出器で検出して、その回転トルクとそ
の時間変化からSZ螺旋状態に関する情報を得るか、の
うちいずれかの手段を採用すれば、テープスタック挿入
位置での螺旋情報を容易に把握することが出来、それに
合わせてテープスタックに適正な捻回を与えることが出
来る。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明にかかる光ケーブ
ルの製造方法及び製造装置の実施形態を説明する図であ
って、図1(A)は集合装置の主要部を示す説明図、図
1(B)はスタック成形部材回転目板部分の横断面図、
図1(C)は溝固定通過ガイド部分の横断面図、図1
(D)はフリー目板部分の横断面図である。図1におい
て、図6及び図7と同じ符号は同じものを示す。
【0022】また、1は溝固定通過ガイド、1aは突
起、1bは通過孔、3はスタック成形部材保持目板、3
aは通過孔、4はスタック成形部材回転目板、4aは通
過孔、4bは伝達ギア、5は駆動モータ、6はフリー目
板、6aは通過孔、6bは凹部、7はエンコーダ、10
は制御装置、11はスロット供給部、12は引取り部、
13は心線供給部、42はダイスである。
【0023】図1(A)に示す集合装置では、スロット
供給リール31から繰出したSZスロット23をブレー
キ装置32でバックテンションを加えながら直線状に進
行させ、引取り装置40にて引取って巻取りリール41
に巻取る。なお、スロット供給リール31とブレーキ装
置32とを合わせてスロット供給部11とし、引取り装
置40と巻取りリール41とを合わせて引取り部12と
する。また、ブレーキ装置32と引取り装置40の個所
では、SZスロットをホイールに巻付ける等してSZス
ロットが軸回りに回転しないように保持しながらSZス
ロットを通過させる。
【0024】一方、テープ状光ファイバ心線26は、心
線供給部13となる複数個の心線供給リール34からそ
れぞれ繰出して、断面矩形孔35aを有するスタック成
形部材35に複数枚のテープ状光ファイバ心線26を積
層して通すことによってテープスタック27とし、その
テープスタック27を更に断面円形孔37aを有するガ
イドパイプ37に通して、直線状態で進行しているSZ
スロット23のテープスタック挿入位置39に導いて、
SZ螺旋溝22a内に挿入する。また、テープスタック
挿入位置39にはダイス42を配置して、SZ螺旋溝に
挿入したテープスタックが再び溝から脱出するのを防止
することもある。また、図1には図示していないが、テ
ープスタック挿入位置39と引取り装置40との間に上
巻き装置を設けて、テープスタック27が収容されたS
Zスロット23の上にテープまたは糸等からなる上巻き
を施すこともある。
【0025】また、図1(A)及び図1(C)に示す通
り、テープスタック挿入位置39からSZスロット23
の進行方向と反対側(上流側)に溝固定通過ガイド1を
配置してその通過孔1bにSZスロット23を通過させ
る。なお、溝固定通過ガイド1の通過孔1bの内面には
1つ以上の突起1aを設けてそれをSZ螺旋溝に挿入し
係合させ、かつ溝固定通過ガイド1の位置及び回転を固
定して、その通過孔1bを通過するSZスロット23の
SZ螺旋溝が円周方向に回転しないように溝の空間位置
を固定させる。また、必須ではないが、図1(A)及び
図1(C)に示す通り溝固定通過ガイド1の通過孔1b
の外方部分にガイドパイプ37を通して溝固定通過ガイ
ド1にてガイドパイプ37の後方部を保持させることも
出来る。
【0026】また、図1(A)及び図1(B)に示す通
り、テープスタック挿入位置39からSZスロット23
の進行方向と反対側(上流側)にスタック成形部材保持
目板3とスタック成形部材回転目板4を配置して、それ
ぞれの通過孔3a及び4aにSZスロット23を通過さ
せる。また、スタック成形部材保持目板3には、複数枚
のテープ状光ファイバ心線26を積層させて通過させテ
ープスタック27に成形する断面矩形孔35aを有する
スタック成形部材35がその軸周りに回転自在になるよ
うにして保持させる。
【0027】また、スタック成形部材回転目板4にもス
タック成形部材35の一部を保持させ、駆動モータ5に
よってスタック成形部材35をその断面矩形孔35aの
軸周りに回転させ、断面矩形孔35aを通過しているテ
ープスタックに進行方向周りの捻りを与える。テープス
タックの進行方向周りの捻り程度は、図8に示したよう
にテープスタック挿入位置39をSZ螺旋溝の反転位置
が通過するときにテープスタックの積層方向がスロット
の溝底面と直交するように調整する。
【0028】また、図1(A)においては、スタック成
形部材回転目板4及びスタック成形部材保持目板3を、
溝固定通過ガイド1よりも上流側に配置した例を図示し
ているが、溝固定通過ガイド1をスタック成形部材回転
目板4及びスタック成形部材保持目板3よりも上流側に
配置することも可能である。
【0029】図4は、スタック成形部材の正逆回転機構
を説明する横断面図であって、図1と同じ符号は同じも
のを示す。35bは伝達ギアである。スタック成形部材
35の外側に伝達ギア35bを固定し、スタック成形部
材回転目板4に設けた伝達ギア4bと噛み合わせて、駆
動モータ5からの駆動力によって伝達ギア4b及び伝達
ギア35bを介してスタック成形部材35を断面矩形孔
35aの軸周りに正逆回転させる。なお、駆動モータ5
は、後述する螺旋状態検出手段の検出結果に基づいて制
御装置10からの指令で駆動させる。
【0030】次に、螺旋状態検出手段について説明す
る。図1(D)に示すフリー目板とエンコーダはその1
つの例である。テープスタック挿入位置39の直前上流
側に軸周りの回転自在のフリー目板6を配置し、その通
過孔6aにSZスロット23を通過させる。また、通過
孔6aの内壁面に凹部6bを設けて、ガイドパイプ37
の先端部分が凹部6b及び通過するSZスロットのSZ
螺旋溝22aの両方に係合するようにして、通過するS
Z螺旋溝の円周方向の正逆回転に合わせてガイドパイプ
37の先端部分を介してフリー目板6を軸周りに自在に
正逆回転させる。なお、ガイドパイプ37とフリー目板
との係合部分は、ガイドパイプ37の目板面に対する角
度が自由に変化できるようにルーズに係合させる。
【0031】そして、フリー目板6にはエンコーダ7を
結合してフリー目板の回転情報を得る。なお、エンコー
ダ7で得られる回転角とその時間的変動及びフリー目板
6の設置位置から、テープスタック挿入位置39におけ
る螺旋状態が分かるので、エンコーダ7の検出結果によ
って制御装置10を介して駆動モータ5を駆動させ、ス
タック成形部材35を正逆回転させることが出来る。こ
の例におけるフリー目板6はガイドパイプ37の先端部
分をSZ螺旋溝に係合させながら保持するので、ガイド
パイプ37を出たテープスタック27を安定して溝内に
案内することが出来る。制御装置10は、挿入位置、フ
リー目板の位置、フリー目板の螺旋状態検出データか
ら、適正捻回量を演算してモータを制御する機能を有す
る。
【0032】図2は、本発明にかかる光ケーブルの製造
方法及び製造装置の他の実施形態を説明する図であっ
て、図2(A)は集合装置の主要部を示す説明図、図2
(B)はフリー目板部分の横断面図である。図2におい
て、図1と同じ符号は同じものを示す。図2において、
8はフリー目板、8aは突起、8bは通過孔、9はエン
コーダである。
【0033】また、図2に示す装置と図1に示す装置の
相違点は、螺旋状態検出手段の具体的装置部分であっ
て、その他の点では図2は図1と同じである。よって、
重複する説明は省略する。なお、図1の場合はフリー目
板6とエンコーダ7とが螺旋状態検出手段であったが、
図2の場合はフリー目板8とエンコーダ9とが螺旋状態
検出手段となっている。図2(B)に示すフリー目板8
は、テープスタック挿入位置39の近傍上流側に配置
し、その通過孔8bにSZスロット23を通過させる。
また、通過孔8bの内壁面に1つ以上の突起8aを設
け、それをSZスロット23のSZ螺旋溝22aに挿入
させ係合させる。また、図2に示す通り、フリー目板8
にガイドパイプ37の一部を保持させることも出来る。
【0034】フリー目板8を軸周りに回転自在にしてお
けば、通過するSZ螺旋溝の円周方向の正逆回転に合わ
せて突起8aが軸周りに正逆回転するので、フリー目板
8は軸周りに自在に正逆回転を行う。また、フリー目板
8にはエンコーダ9を結合して回転情報を得る。なお、
エンコーダ9で得られる回転角とその時間的変動及びフ
リー目板8の設置位置から、テープスタック挿入位置3
9における螺旋状態が分かるので、エンコーダ9の検出
結果によって制御装置10を介して駆動モータ5を駆動
させ、スタック成形部材35を正逆回転させることが出
来る。
【0035】図3は、本発明にかかる光ケーブルの製造
方法及び製造装置の他の実施形態を説明する図であっ
て、図3(A)は集合装置の主要部を示す説明図、図3
(B)は溝固定通過ガイド部分の横断面図である。図3
において、図1と同じ符号は同じものを示す。図3にお
いて、2はトルク検出器である。また、図3に示す装置
と図1に示す装置の相違点は、螺旋状態検出手段の具体
的装置部分であって、その他の点では図3は図1と同じ
である。よって、重複する説明は省略する。なお、図1
の場合はフリー目板6とエンコーダ7とが螺旋状態検出
手段であったが、図3の場合は溝固定通過ガイドに取付
けたトルク検出器2が螺旋状態検出手段の役目を果た
す。
【0036】図3(A)に示す通り、テープスタック挿
入位置39の上流側には溝固定通過ガイド1が配置され
ているが、それにトルク検出器2を結合して、溝固定通
過ガイド1が通過するSZスロット23の溝位置固定の
ために加える規制力の反力に基づく回転トルクをそれに
よって検出する。この回転トルクは溝固定通過ガイド1
を通過するSZ螺旋溝の螺旋状態によって変化するの
で、回転トルクとその時間的変化及び溝固定通過ガイド
1の設置位置からテープスタック挿入位置39における
螺旋状態が分かる。従って、トルク検出器2の検出結果
に基づいて、制御装置10を介して駆動モータ5を駆動
させ、スタック成形部材35を正逆回転させることが出
来る。つまりこの場合制御装置10は、挿入位置39の
位置、溝固定通過ガイド1の位置、トルク検出データか
ら、適正捻回量を演算してモータを制御する機能を果た
す。
【0037】また、螺旋状態検出手段としては、図1〜
図3に示したフリー目板、トルク検出器以外の方法を採
用することも可能であるが、いずれにしろ、その検出機
器を溝固定通過ガイドの位置とテープスタック挿入位置
との間(両端位置を含む)に配置することによって、テ
ープスタック挿入位置での螺旋状態の把握が容易にな
る。
【0038】また、図1〜図3に示す通り、スタック成
形部材35を出たテープスタック27は、ガイドパイプ
37を通してテープスタック挿入位置39に導かれる。
図5はガイドパイプ部分を示す横断面図である。テープ
スタック27はガイドパイプ37の断面円形孔37a内
を積層した状態で通過するが、手前に配置されたスタッ
ク成形部材の正逆回転によってテープスタック27はそ
の進行方向の周りに捻られるので、その捻り状態が加わ
ったままでテープスタック27を案内することが出来る
ようにガイドパイプ37の断面円形孔37aの内径d
は、テープスタックの横断面対角線寸法aの1倍以上、
1.5倍以下とすることが好ましい。内径dがテープス
タックの横断面対角線寸法aよりも小さいと、テープス
タック27とガイドパイプ37の摩擦が大きくテープス
タック成形部材でテープスタックに与えた捻れがそのま
まで伝わらない。また、内径dがテープスタックの横断
面対角線寸法aの1.5倍よりも大きいと、テープスタ
ックの積層状態が緩くなってスタック状態が崩れること
がある。
【0039】
【発明の効果】本発明は、SZスロットのSZ螺旋溝内
にテープスタックを収容するに当たり、SZスロットが
円周方向には回転しないように溝位置を固定する溝固定
通過ガイドを配置してその通過孔を通してSZスロット
を走行させ、該溝固定通過ガイドからSZスロットの溝
内にテープスタックを挿入するテープスタック挿入位置
までの間にSZスロットの螺旋状態の検出手段を配置し
て、その検出結果に基づいてテープスタックを形成する
断面矩形孔を有するスタック成形部材をそのテープスタ
ックの進行方向の周りに正逆回転させることによってテ
ープスタックを進行方向周りに捻るものであるので、適
正な捻回をテープスタックに与えつつSZ螺旋溝にテー
プスタックを挿入することが出来る。そして、テープス
タックには無理な曲げが加わらない伝送特性の良好な光
ケーブルを製造することが出来る。また、製造線速が大
きくなっても、テープスタックの曲がり易さ方向とSZ
螺旋溝の曲がり方向とを合わせることが出来、安定した
テープスタックの挿入を行うことが出来る。
【0040】また、本発明にかかる製造装置は、質量の
小さいスタック成形部材のみを正逆回転させるだけで、
テープスタックを進行方向の周りに捻回させることが出
来るので、テープスタックに捻回を与えるのに質量の大
きい装置全体をSZスロットの周りに回転させる必要が
ないため、製造装置を小型にすることが可能で追従性に
優れるため、大きい製造線速での光ケーブルの製造が可
能である。
【0041】また、螺旋状態検出手段として、溝固定通
過ガイドとテープスタック挿入位置との間にフリー目板
を配置してSZ螺旋溝の円周方向の回転に合わせてそれ
を回転させフリー目板に結合したエンコーダでSZ螺旋
状態に関する情報を得る方法により、テープスタック挿
入位置での螺旋状態を容易に把握することが出来、それ
に合わせてテープスタックに適正な捻回を与えることが
出来る。特に、ガイドパイプの先端部分にガイドパイプ
保持用の目板を配置して、これをフリー目板として兼用
しSZ螺旋溝の回転に合わせてそれを回転させ、それに
エンコーダを結合させて螺旋状態検出手段とすれば、ガ
イドパイプを出たテープスタックは直ぐにSZ螺旋溝内
に収容されるので、テープスタックの溝内への収容をよ
り安定して行うことが出来る。
【0042】また、螺旋状態検出手段として、溝固定通
過ガイドに加わる回転トルクをトルク検出器で検出し
て、その回転トルクとその時間変化からSZ螺旋状態に
関する情報を得る方法を採用すれば、溝固定通過ガイド
にトルク検出器を付加するだけでSZ螺旋状態の検出を
行うことが出来る。また、ガイドパイプの断面円形孔の
内径をテープスタックの横断面対角線寸法の1倍以上、
1.5倍以下とすれば、スタック成形部材の往復回転に
よって与えられたテープスタックの捻回をそのまま保っ
てテープスタックの成形状態を崩さずにテープスタック
挿入位置まで導くことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる光ケーブルの製造方法及び製造
装置の実施形態を説明する図であって、(A)は集合装
置の主要部を示す説明図、(B)はスタック成形部材回
転目板部分の横断面図、(C)は溝固定通過ガイド部分
の横断面図、(D)はフリー目板部分の横断面図であ
る。
【図2】本発明にかかる光ケーブルの製造方法及び製造
装置の他の実施形態を説明する図であって、(A)は集
合装置の主要部を示す説明図、(B)はフリー目板部分
の横断面図である。
【図3】本発明にかかる光ケーブルの製造方法及び製造
装置の他の実施形態を説明する図であって、(A)は集
合装置の主要部を示す説明図、(B)は溝固定通過ガイ
ド部分の横断面図である。
【図4】スタック成形部材の正逆回転機構を説明する横
断面図である。
【図5】ガイドパイプ部分を示す横断面図である。
【図6】SZスロットを使用した光ケーブルの一例を説
明する図であって、(A)はSZスロットの斜視図、
(B)は光ケーブルの横断面図、(C)はテープスタッ
クの横断面図である。
【図7】従来技術による集合工程を説明する図であっ
て、(A)は主要部を示す説明図、(B)は溝固定通過
ガイド部分を示す横断面図、(C)はスタック成形部材
部分を示す横断面図、(D)はガイドパイプ部分を示す
横断面図である。
【図8】SZ螺旋溝の長手方向の距離が異なる各所にお
けるテープスタックの安定した収容状態を説明する横断
面図である。
【符号の説明】
1:溝固定通過ガイド 1a:突起 1b:通過孔 2:トルク検出器 3:スタック成形部材保持目板 3a:通過孔 4:スタック成形部材回転目板 4a:通過孔 4b:伝達ギア 5:駆動モータ 6:フリー目板 6a:通過孔 6b:凹部 7:エンコーダ 8:フリー目板 8a:突起 8b:通過孔 9:エンコーダ 10:制御装置 11:スロット供給部 12:引取り部 13:心線供給部 21:抗張力体 22:プラスチック成形体 22a:SZ螺旋溝 23:SZスロット 24:光ファイバ 25:一括被覆 26:テープ状光ファイバ心線 27:テープスタック 28:上巻き 29:被覆 31:スロット供給リール 32:ブレーキ装置 33:溝固定通過ガイド 33a:突起 33b:通過孔 34:心線供給リール 35:スタック成形部材 35a:断面矩形孔 35b:伝達ギア 36:成形部材保持目板 37:ガイドパイプ 37a:断面円形孔 38:ガイドパイプ保持目板 39:テープスタック挿入位置 40:引取り装置 41:巻取りリール 42:ダイス P:反転周期
フロントページの続き (72)発明者 中島 剛一 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 末森 茂 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 高橋 健 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 高木 重徳 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 岡田 圭輔 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 石川 弘樹 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 Fターム(参考) 2H001 BB10 BB16 MM02 MM04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱体表面に螺旋方向が交互に反転する
    SZ螺旋溝を設けてなるSZスロットの該溝内に、複数
    枚のテープ状光ファイバ心線を積重ねてなるテープスタ
    ックを収容した光ケーブルの製造方法において、1つ以
    上の突起を備えた通過孔を有する溝固定通過ガイドを配
    置して、その通過孔を通過するSZスロットのSZ螺旋
    溝に前記突起を挿入して係合させることによって該SZ
    スロットの溝位置が円周方向には回転しないようにしな
    がら通過させ、該SZスロットが該溝固定通過ガイドか
    ら前記SZスロットの溝内に前記テープスタックを挿入
    するテープスタック挿入位置に至るまでの間に、SZス
    ロットの螺旋状態の検出手段を配置して、その検出結果
    に基づいて断面矩形孔を有するスタック成形部材を断面
    矩形孔の軸周りに正逆回転させ、前記複数枚のテープ状
    光ファイバ心線を平行にして積重ねて前記スタック成形
    部材の断面矩形孔に挿通させテープスタックを形成しな
    がら該テープスタックを進行方向周りに捻ることを特徴
    とする光ケーブルの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記螺旋状態の検出手段は、SZスロッ
    トが通過する通過孔を具え、該通過孔を通過するSZス
    ロットのSZ螺旋溝の円周方向回転に合わせて自在回転
    を行うフリー目板と該フリー目板に結合したエンコーダ
    とからなり、フリー目板の回転角をエンコーダで検出し
    てその回転角とその時間に対する変化から通過するSZ
    スロットの螺旋状態情報を得ることを特徴とする請求項
    1に記載の光ケーブルの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記螺旋位相の検出手段は、前記溝固定
    通過ガイドに加わる回転トルクを検出するトルク検出器
    であって、該トルク検出器で検出された回転トルクとそ
    の時間に対する変化から通過するSZスロットの螺旋状
    態情報を得ることを特徴とする請求項1に記載の光ケー
    ブルの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記スタック成形部材とテープスタック
    挿入位置との間にテープスタックを案内する断面円形孔
    を有するガイドパイプを配置し、該ガイドパイプの断面
    円形孔の内径を、テープスタックの横断面対角線寸法の
    1倍以上、1.5倍以下としたことを特徴とする請求項
    1に記載の光ケーブルの製造方法。
  5. 【請求項5】 円柱体表面に螺旋方向が交互に反転する
    SZ螺旋溝を設けてなるSZスロットにバックテンショ
    ンを加えかつ軸周りに回転しないように保持しながら供
    給するスロット供給部と、該SZスロットを軸周りに回
    転しないように保持しながら引取り力を加えて引取る引
    取り部と、複数枚のテープ状光ファイバ心線を供給する
    心線供給部と、前記心線供給部から供給された複数枚の
    テープ状光ファイバ心線を平行に積重ねてテープスタッ
    クに成形するスタック成形部材と、成形されたテープス
    タックをSZスロットのテープスタック挿入位置まで案
    内するガイドパイプと、該テープスタック挿入位置から
    SZスロットの進行方向の反対側(上流側)に配置され
    た1つ以上の突起を備えた通過孔を有する溝固定通過ガ
    イドと、該溝固定通過ガイドからテープスタック挿入位
    置に至るまでの間に配置されたSZスロットの螺旋状態
    を検出する手段とを備え、該螺旋状態検出手段の検出結
    果に基づいて前記スタック成形部材をそのテープスタッ
    クの進行方向の周りに正逆回転させることによってテー
    プスタックを進行方向周りに捻ることを特徴とする光ケ
    ーブルの製造装置。
  6. 【請求項6】 前記螺旋状態検出手段は、SZスロット
    が通過する通過孔を具え、該通過孔を通過するSZスロ
    ットのSZ螺旋溝の円周方向回転に合わせて自在回転を
    行うフリー目板と該フリー目板に結合したエンコーダと
    からなることを特徴とする請求項5に記載の光ケーブル
    の製造装置。
  7. 【請求項7】 前記フリー目板は、SZスロットが通過
    する通過孔を具え、該通過孔の内壁面に凹部を設けてガ
    イドパイプの先端部分を該凹部及び通過するSZスロッ
    トのSZ螺旋溝の両方に係合させ、通過するSZ螺旋溝
    の円周方向の回転に合わせてガイドパイプの先端部分を
    介して該フリー目板が自在に回転するようにしたもので
    あることを特徴とする請求項6に記載の光ケーブルの製
    造装置。
  8. 【請求項8】 前記螺旋状態検出手段は、前記溝固定通
    過ガイドに加わる回転トルクを検出するトルク検出器で
    あることを特徴とする請求項5に記載の光ケーブルの製
    造装置。
  9. 【請求項9】 前記ガイドパイプの断面円形孔の内径
    は、テープスタックの横断面対角線寸法の1倍以上、
    1.5倍以下であることを特徴とする請求項5に記載の
    光ケーブルの製造装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009204801A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Furukawa Electric Co Ltd:The 光ファイバケーブルおよび光ファイバケーブルの製造方法
JP2012145736A (ja) * 2011-01-12 2012-08-02 Furukawa Electric Co Ltd:The 光ファイバケーブルの製造方法
CN104730664A (zh) * 2015-04-23 2015-06-24 吴俊� 具有填充绳的层绞式光缆及制作方法
CN104730668A (zh) * 2015-04-23 2015-06-24 龚利芬 层绞式光缆及制作方法

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