JP2002277545A - 超音波式車両感知器とその計測方法 - Google Patents

超音波式車両感知器とその計測方法

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JP2002277545A JP2001076800A JP2001076800A JP2002277545A JP 2002277545 A JP2002277545 A JP 2002277545A JP 2001076800 A JP2001076800 A JP 2001076800A JP 2001076800 A JP2001076800 A JP 2001076800A JP 2002277545 A JP2002277545 A JP 2002277545A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感知精度を落とすこと無く、超音波の送信間
隔を短縮することができる超音波式車両感知器を提供す
る。 【解決手段】 送信間隔を空けて、前後の信号と異なる
形態の送信信号を順次送信し、各送信信号の反射波が受
信されるまでの受信時間を識別する超音波式車両感知器
において、送信信号の送信時間を可変する送信時間可変
手段29を設け、送信信号のパルス幅を先行または後続す
る送信信号と違えるように構成している。安定した感知
精度を保ちながら、送信信号の送信間隔を短縮すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路上の走行車両
を検知する超音波式車両感知器と、その計測方法に関
し、特に、超音波を短い送信間隔で送信できるようにし
たものである。
【0002】
【従来の技術】超音波式車両感知器は、道路上に設置し
た超音波ヘッドから道路面に向けて一定周期で超音波を
送信し、その反射波を受信するまでの時間を計って、道
路上の車両の有無を判定する。
【0003】従来の超音波式車両感知器は、標準的に
は、路面上の5.5mの位置から2ms間継続する超音
波の送信を85ms間隔で繰り返している。音速は34
3m/s(気温20°C)であるため、超音波ヘッドの
送信器から送信された超音波は、路面で反射して32m
s後に受信器で受信される。超音波ヘッドの下を車両が
通過している場合は、もっと短い時間で受信器に反射波
が戻るため、車両の存在が検知できる。
【0004】図11は、従来の超音波式車両感知器の構
成を示している。この装置は、道路脇のポール40から走
行路上に延びるアーム41に取り付けられた送信器43及び
受信器42から成る超音波ヘッドと、その制御器110とか
ら成る。
【0005】制御器110は、送信信号を出力する送信回
路13と、受信信号を増幅する増幅器(アンプ)11と、受
信信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ12
と、受信信号の周波数を計測する周波数測定回路14と、
超音波の直接反射による受信信号を識別するために設定
された閾値15と、制御部110の動作を制御するCPU200
とを備えている。
【0006】CPU200は、プログラムを実行すること
により、送信回路13の出力信号の継続的な送信時間を一
定(2ms)に制御する固定送信時間制御部240と、送
信回路13の出力周波数を一定に制御する固定周波数制御
部250と、受信信号の受信レベルを計測する受信レベル
計測部230と、受信レベルと閾値15とを比較する閾値比
較部270と、受信信号の周波数を計測する周波数計測部2
10と、タイマ220により受信信号の受信時間を計測する
受信時間計測部260と、各部の計測結果に基づいて車両
の有無を識別する感知判定部280とを実現している。
【0007】図12は、この装置の送信回路13の送信出
力に基づいて送信器43から送信される超音波信号の送信
波形(a)と、これが路面で反射して受信器42に達する
反射波形(b)と、車両で反射したときの反射波形
(c)とを示している。周波数fに固定された最初の送
信波(f−1)が送信されてから85ms後に2番目の
送信波(f−2)が送信され、以後、同じ間隔で送信波
が繰り返し送信される。路面での反射波は、送信波が送
信されてから32ms後に受信器42で受信され、車両で
の反射波は、例えば車高が3.4mの場合には、12m
s後に受信器に受信される。従って、送信信号は、前回
の送信信号の反射波が受信器に戻った後に次の信号が送
信される。
【0008】図13は、この装置の動作を示している。 ステップ1:送信回路13は、固定周波数制御部250及び
固定送信時間制御部240の制御の基に、周波数fの送信
信号を2ms送信し、 ステップ2:次の送信開始まで待つ。 ステップ3:受信器42で受信された反射波Xは、アンプ
11で増幅され、A/Dコンバータ12でディジタルデータ
に変換された後、受信レベル計測部230に取り込まれ
る。 ステップ4:閾値比較部270は、反射波Xの受信レベル
と閾値15とを比較し、反射波Xの受信レベルが閾値15を
超えている場合に、感知判定部280に検知信号を出力す
る。
【0009】ステップ5:感知判定部280は、周波数計
測部210を通じて周波数測定回路14が測定した受信信号
の周波数Xを取得し、 ステップ6:周波数Xがfであるときは、 ステップ7:受信時間計測部260を通じて、送信開始か
ら受信時点までの受信時間Xを表すタイマ220の計測値
を取り込み、 ステップ8:受信時間Xから反射波Xが路面波または車
両波のいずれであるかを判定し、路面波の場合は非感
知、車両波の場合は感知信号を出力する。
【0010】また、ステップ4において反射波Xの受信
レベルが閾値15以下の場合、及び、ステップ6において
反射波Xの周波数がfで無い場合は、反射波Xが送信信
号に対する直接の反射波で無いと見做して、無視する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、85ms間隔
での超音波の送信では、例えば車長4.5mの車両が1
00km/hで走行した場合、超音波ヘッド直下の通過
時間が162msしかないため、1回か2回しか超音波
を当てることができない。
【0012】近年、超音波式車両感知器の超音波をもっ
と短い周期で送信し、その反射波から、車両の有無だけ
で無く、車両の屋根形状を識別して車種の判別に利用し
ようとする方式の開発が進められている。例えば超音波
の送信周期を10msに設定すれば、図14に示すよう
に、車両のシルエットを観測することが可能になる。但
し、この場合、送信信号の送信間隔が路面波の受信時間
32msより短くなるため、図15に示すように、同一
の送信波を繰り返して送信したのでは、送信波(f−
1)に対する反射波がどれかを認識することができなく
なる。
【0013】そこで、発明者等は、図16に示すよう
に、送信信号の周波数を違えることによって、送信波と
反射波との対応を取る計測方式の実験を行った。この実
験では、周波数f1を39kHz、周波数f2を40k
Hz、周波数f3を41kHz、また、周波数f4を4
2kHzに設定し、各送信信号の送信時間を2ms、送
信信号間隔を10msに設定した。
【0014】しかし、この場合、次のような問題点が明
らかになった。超音波の送信効率は送信周波数に依存
し、そのため、図17(a)に示すように、超音波反射
波の受信レベルが周波数によって変化する。この実験で
は、周波数f1からf4までの4kHzの範囲を、その
中央に周波数特性のピークが位置するように設定してい
るが、それでも、この4kHzの範囲の周辺の39kH
z及び42kHzにおける受信レベルは、この4kHz
の範囲の中央寄りの40kHz及び41kHzの受信レ
ベルに比べて可成り低くなる。図17(b)は、周波数
が40kHzの場合の受信信号の測定データを示し、図
17(c)は、周波数が42kHzの場合の受信信号の
測定データを示している。これらの測定データから、両
者の受信レベルの違いは明らかである。
【0015】こうした送信信号ごとの受信レベルのばら
つきは、車両感知器における感知誤差の発生原因にな
る。
【0016】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、感知精度を落とすこと無く、超音波の送
信間隔を短縮することができる超音波式車両感知器を提
供し、その計測方法を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、送
信時間間隔を空けて、前後の信号と異なる形態の送信信
号を順次送信し、各送信信号の反射波が受信されるまで
の受信時間を識別する超音波式車両感知器において、送
信信号の送信時間を可変する送信時間可変手段を設け、
送信信号のパルス幅を先行または後続する送信信号と違
えるように構成している。
【0018】また、この超音波式車両感知器での計測方
法において、送信信号のパルス幅を先行及び後続する送
信信号と違えて送信し、反射波の最大受信レベルの半分
の受信レベルでの受信信号幅を求め、前記受信信号幅と
一致するパルス幅の送信信号を前記反射波の基となった
送信信号として識別するようにしている。
【0019】また、送信信号の周波数を2種類の周波数
のいずれかに設定するとともに、前記送信信号のパルス
幅または周波数の少なくとも一方を先行及び後続する送
信信号と違えて送信し、反射波の最大受信レベルの半分
の受信レベルでの受信信号幅を求め、パルス幅が前記受
信信号幅と一致し、且つ、周波数が前記反射波の周波数
と一致する送信信号を前記反射波の基となった送信信号
として識別するようにしている。
【0020】そのため、安定した感知精度を保ちなが
ら、送信信号の送信間隔を短縮することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)第1の実施形
態の超音波車両感知器では、図2(a)に示すように、
送信信号の周波数を一定に保ち、そのパルス幅を違える
ことにより、各送信信号を区別できるようにしている。
このとき、反射波は、図2(b)に示すように、送信波
のパルス幅に応じた信号幅を呈するため、送信信号との
対応を取ることが可能になる。
【0022】図1は、この超音波式車両感知器の構成を
示している。この装置の制御部10は、送信信号を出力す
る送信回路13と、受信信号を増幅するアンプ11と、受信
信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ12と、
受信信号の周波数を計測する周波数測定回路14と、超音
波の直接反射による受信信号を識別するために設定され
た閾値15と、制御部10の動作を制御するCPU20とを備
えており、CPU20は、プログラムを実行することによ
り、送信回路13の出力周波数を一定に制御する固定周波
数制御部25と、送信回路13から送信する信号の送信信号
幅(パルス幅)を制御する送信時間可変制御部29と、受
信信号の受信レベルを計測する受信レベル計測部23と、
受信レベルと閾値15とを比較する閾値比較部27と、受信
信号の信号幅(受信信号幅)を判定する受信信号幅判定
部30と、受信信号の周波数を計測する周波数計測部21
と、タイマ22により受信信号の受信時間を計測する受信
時間計測部26と、各部の計測結果に基づいて車両の有無
を識別する感知判定部28とを実現している。
【0023】図3は、この装置の動作手順を示してい
る。ここでは、送信信号幅Wをw1→w2→w3→w4
の順に繰り返して変える場合を示している。 ステップ10:送信時間可変制御部29は、送信回路13の送
信信号の送信信号幅Wをw1に設定する。 ステップ11:送信回路13は、固定周波数制御部25により
設定された周波数fの送信信号を送信時間可変制御部29
により設定された送信信号幅Wで送信し、 ステップ12:次の送信開始まで待つ。
【0024】ステップ13:次は、送信信号幅Wがw1の
場合はw2に、w2の場合はw3に、w3の場合はw4
に、また、w4の場合はw1に変更して、ステップ11か
らの手順を繰り返す。 ステップ14:受信器42で受信された反射波Xは、アンプ
11で増幅され、A/Dコンバータ12でディジタルデータ
に変換された後、受信レベル計測部23に取り込まれる。
【0025】ステップ15:閾値比較部27は、反射波Xの
受信レベルと閾値15とを比較し、反射波Xの受信レベル
が閾値15を超えている場合に、受信信号幅判定部30に反
射波Xの受信レベルを出力する。 ステップ16:受信信号幅判定部30は、反射波Xの受信信
号幅Xを求め、それを感知判定部28に出力する。この受
信信号幅Xの求め方については、後述する。 ステップ17:感知判定部28は、受信信号幅Xをw1、w
2、w3及びw4と比較し、受信信号幅Xがいずれかに
一致するときは、 ステップ18:周波数計測部21を通じて周波数測定回路14
が測定した受信信号の周波数Xを取得し、 ステップ19:周波数Xがfであるときは、 ステップ20:受信信号幅Xがw1の場合には、受信時間
計測部26を通じてタイマ22より、w1の送信信号を送信
した時刻からの受信時間を取り込み、受信信号幅Xがw
2の場合には、タイマ22よりw2の送信信号を送信した
時刻からの受信時間を取り込み、受信信号幅Xがw3の
場合には、タイマ22よりw3の送信信号を送信した時刻
からの受信時間を取り込み、また、受信信号幅Xがw4
の場合には、タイマ22よりw4の送信信号を送信した時
刻からの受信時間を取り込む。そして、受信時間から反
射波Xが路面波または車両波のいずれであるかを判定
し、路面波の場合は非感知、車両波の場合は感知信号を
出力する。
【0026】また、ステップ15において反射波Xの受信
レベルが閾値15以下の場合、また、ステップ17において
受信信号幅Xがw1、w2、w3、w4のいずれでもな
い場合、また、ステップ19において反射波Xの周波数が
fで無い場合は、反射波Xが送信信号に対する直接の反
射波で無いと見做して、無視する。
【0027】図4は、送信信号幅が2msの送信信号を
送信したときに測定された受信信号の波形を示してい
る。この波形のピーク値の半分のレベルでの信号幅、即
ち、受信ピークから6dBダウンしたレベルでの信号幅
が、丁度、送信信号幅の2msと同じ幅を示している。
この関係は、送信信号幅を変えた場合も同じであること
が実験によって確かめられている。つまり、受信波形の
ピーク値の半分のレベルでの信号幅を求めることによ
り、送信信号幅を検出することができる。
【0028】受信信号幅判定部30は、この受信ピークか
ら6dBダウンしたレベルでの受信信号幅を図5の手順
によって求める。この手順を、受信信号の受信レベルを
模式的に表示した図6を参照しながら説明する。
【0029】ステップ21:受信レベル計測部23は、A/
Dコンバータ12で変換された反射波Xのディジタル値を
順次取り込み、 ステップ22:閾値比較部27は、そのディジタル値が閾値
15より大きいとき、その値を受信信号幅判定部30に出力
する。このステップ21、ステップ22の手順が繰り返され
る。
【0030】図6において、A/Dコンバータ12からは
t1、t2、t3、‥の各時点のディジタル値が出力さ
れ、閾値比較部27は、受信レベルが感知閾値を超えた時
刻A(=t6)の時点の受信レベルX1を受信信号幅判
定部30に出力し、それ以降、受信レベルが感知閾値を超
えるt7、t8、‥の各時点の受信レベルを順次受信信
号幅判定部30に出力する。
【0031】ステップ23:受信信号幅判定部30は、デー
タ登録領域に、入力した受信レベルの値と受信時刻とを
登録する。例えば、時刻A(=t6)の時点の受信レベ
ルX1が入力した時点では、回数1としてX1とt6と
を登録し、時刻t7の時点の受信レベルX2が入力した
時点では、回数2としてX2とt7とを登録する。
【0032】ステップ24:それまでの最大受信レベル
(反射波MAX)と、入力した受信レベル(反射波X)
とを比較し、反射波Xが反射波MAXより大きいとき
は、 ステップ25:反射波MAXを反射波Xで更新する。従っ
て、時刻t6の受信レベルX1が入力した時点では、X
1が反射波MAXであるが、時刻t7の受信レベルX2
が入力すると、反射波MAXはX2に更新される。 ステップ26:時刻t7の受信レベルX7が入力した後
は、次の時刻t8の受信レベルの入力を待ち、 ステップ27:A/Dコンバータ12で変換されたディジタ
ル値X8を取り込み、ステップ23以降の手順を繰り返
す。
【0033】従って、データ登録領域には、受信レベル
が感知閾値を超えた時刻t6以降の受信レベルが回数及
び受信時刻とともに登録される。また、反射波MAX
は、受信レベルが上昇過程にあるときは、ディジタル値
を取り込むごとに更新される。しかし、受信レベルがピ
ークを迎える時刻Bのディジタル値が入力し、その値で
反射波MAXが更新された後は、入力する反射波Xの受
信レベルが反射波MAX以下となる。そのため、ステッ
プ24の判定結果が“no”となる。この場合、 ステップ28:6dBダウンのチェックを行うため、反射
波Xの受信レベルと(反射波MAX/2)とを比較し、
(反射波MAX/2)>反射波Xであるか否か、即ち、
反射波Xの受信レベルが(反射波MAX/2)以下に低
下したかどうかを調べる。
【0034】反射波Xの受信レベルが(反射波MAX/
2)以下に低下していなければ、ステップ26に移行し、
次の受信レベルの入力を待つ。
【0035】図6では、受信時刻Cにおいて始めて反射
波の受信レベルが6dB閾値(=反射波MAX/2)を
下回る。反射波Xの受信レベルが(反射波MAX/2)
以下に低下すると、 ステップ29:タイマより受信時刻Cを取り込む。これに
より、反射波MAXから6dBダウンの受信信号幅の後
端の時刻が得られたことになる。
【0036】ステップ30:次に、この6dBダウンの受
信信号幅の前端の時刻をデータ登録領域のデータから得
るために、回数を1にセットし、 ステップ31:回数1から順に、データ登録領域に記述し
た受信レベルを求め、 ステップ32:その受信レベルXと(反射波MAX/2)
とを比較し、(反射波MAX/2)<レベルXであるか
否か、即ち、受信レベルXが(反射波MAX/2)を超
えているかどうかを調べる。
【0037】図6では、回数2の受信時刻Dにおいて始
めて受信レベルが6dB閾値(=反射波MAX/2)を
上回る。(反射波MAX/2)<レベルXになると、 ステップ33:その回数のデータ登録領域に記述された受
信時刻Dを取り込み、 ステップ34:受信時刻C−受信時刻Dにより受信信号幅
Xを求める。 図6では、受信時刻Dから受信時刻Cまでの信号幅が、
ピークから6dBダウンの受信信号幅として得られるこ
とになる。
【0038】このように、この超音波式車両感知器で
は、送信信号の信号幅を変えて各送信信号を区別し、受
信波の受信幅を計測して、対応する送信信号を識別して
いる。こうすることにより、送信間隔を短くしてサンプ
リング回数を上げることができる。ここでは、送信信号
の周波数を一定に保っているため、安定した感知精度で
計測回数の細密化を図ることができる。
【0039】(第2の実施形態)第2の実施形態の超音
波車両感知器では、送信信号の周波数を二通りに変える
とともに、そのパルス幅を変えて、計測回数の細密化を
図っている。
【0040】図17で説明したように、受信波の受信レ
ベルは送信信号の周波数に依存するが、40kHzから
41kHzまでの周波数帯域では、大きな受信レベルを
得ることができる。また、図8に示すように、周波数特
性のピーク値を示す周波数f0の前後には、同一受信レ
ベルを示す二つの周波数f1、f2が必ず存在してい
る。
【0041】そこで、この装置では、送信信号の周波数
として、40kHzから41kHzの周波数帯域にあ
り、且つ、受信レベルが同一である周波数f1と周波数
f2とを選択し、図9に示すように、周波数がf1で送
信信号幅がw1の信号、周波数がf2で送信信号幅がw
1の信号、周波数がf1で送信信号幅がw2の信号、及
び、周波数がf2で送信信号幅がw2の信号の4種類を
使用して送信情報を生成している。
【0042】この装置は、図7に示すように、送信回路
13から送信する信号の周波数をf1とf2とに切り替え
る周波数可変制御部31を備えている。その他の構成は第
1の実施形態(図1)と変わりがない。
【0043】図10は、この装置の動作手順を示してい
る。周波数f1、信号幅w1の送信信号を(f1,w
1)、周波数f1、信号幅w2の送信信号を(f1,w
2)、周波数f2、信号幅w1の送信信号を(f2,w
1)、また、周波数f2、信号幅w2の送信信号を(f
2,w2)とするとき、ここでは(f1,w1)→(f
1,w2)→(f2,w1)→(f2,w2)の順に繰
り返して信号を送信する場合を示している。
【0044】ステップ41:周波数可変制御部31は、送信
回路13の送信信号の周波数Fをf1に設定し、送信時間
可変制御部29は、この送信信号の送信信号幅Wをw1に
設定する。 ステップ42:送信回路13は、周波数Fの送信信号を送信
信号幅Wで送信し、 ステップ43:次の送信開始まで待つ。 ステップ44:次は、送信情報が(f1,w1)の場合は
(f1,w2)に、送信情報が(f1,w2)の場合は
(f2,w1)に、送信情報が(f2,w1)の場合は
(f2,w2)に、また、送信情報が(f2,w2)の
場合は(f1,w1)に変更して、ステップ42からの手
順を繰り返す。
【0045】ステップ45:受信器42で受信された反射波
Xは、アンプ11で増幅され、A/Dコンバータ12でディ
ジタルデータに変換された後、受信レベル計測部23に取
り込まれる。 ステップ46:閾値比較部27は、反射波Xの受信レベルと
閾値15とを比較し、反射波Xの受信レベルが閾値15を超
えている場合に、受信信号幅判定部30に反射波Xの受信
レベルを出力する。 ステップ47:受信信号幅判定部30は、図5の手順で反射
波Xの受信信号幅Xを求め、それを感知判定部28に出力
する。
【0046】ステップ48:感知判定部28は、受信信号幅
Xをw1及びw2と比較し、受信信号幅Xがいずれかに
一致するときは、 ステップ49:周波数計測部21を通じて周波数測定回路14
が測定した受信信号の周波数Xを取得し、 ステップ50:周波数Xをf1及びf2と比較し、周波数
Xがいずれかに一致するときは、 ステップ51:受信波が(f1,w1)の場合には、受信
時間計測部26を通じてタイマ22より(f1,w1)の送
信信号を送信した時刻からの受信時間を取り込み、受信
波が(f1,w2)の場合には、タイマ22より(f1,
w2)の送信信号を送信した時刻からの受信時間を取り
込み、受信波が(f2,w1)の場合には、タイマ22よ
り(f2,w1)の送信信号を送信した時刻からの受信
時間を取り込み、また、受信波が(f2,w2)の場合
には、タイマ22より(f2,w2)の送信信号を送信し
た時刻からの受信時間を取り込む。そして、受信時間か
ら反射波Xが路面波または車両波のいずれであるかを判
定し、路面波の場合は非感知、車両波の場合は感知信号
を出力する。
【0047】また、ステップ46において反射波Xの受信
レベルが閾値15以下の場合、また、ステップ48において
受信信号幅Xがw1、w2のいずれでもない場合、ま
た、ステップ50において反射波Xの周波数がf1、f2
のいずれでも無い場合は、反射波Xが送信信号に対する
直接の反射波で無いと見做して、無視する。
【0048】このように、この超音波式車両感知器で
は、送信信号の周波数の変化と、その信号幅の変化とを
組み合わせているため、送信信号の信号幅のみを変える
場合に比べて、多様な送信情報を生成することができ
る。言い換えれば、信号幅のみを変えた送信信号と同じ
数の送信信号を生成する場合には、受信波の識別が容易
に実施できる。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の超音波式車両感知器及びその計測方法では、安定した
感知精度を保ちながら、送信信号の送信間隔を短縮し、
サンプリング回数を上げることができる。
【0050】従って、高速車からも、より多くの反射情
報を得ることが可能になり、高速車両を確実に感知する
ことができる。
【0051】また、多くの反射情報から車両シルエット
を精密に画くための詳細な車高情報を得ることができ、
この情報を基に高精度な車種判別が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における超音波式車両感知器の
構成を示すブロック図、
【図2】(a)第1の実施形態の計測方法での送信波形
を示す図、(b)第1の実施形態の計測方法での路面か
らの反射波形を示す図、
【図3】第1の実施形態における超音波式車両感知器の
動作手順を示すフロー図、
【図4】パルス幅が2msの送信信号に対する受信波形
を示す図、
【図5】第1の実施形態の計測方法において受信信号幅
を求める手順を示すフロー図、
【図6】第1の実施形態の計測方法において受信信号幅
の求め方を説明する図、
【図7】第2の実施形態における超音波式車両感知器の
構成を示すブロック図、
【図8】第2の実施形態の計測方法において選択する送
信周波数を示す図、
【図9】第2の実施形態の計測方法における送信波形を
示す図、
【図10】第2の実施形態における超音波式車両感知器
の動作手順を示すフロー図、
【図11】従来の超音波式車両感知器の構成を示すブロ
ック図、
【図12】従来の超音波式車両感知器の送信波形と受信
波形とを示す図、
【図13】従来の超音波式車両感知器の動作手順を示す
フロー図、
【図14】超音波式車両感知器の感知結果から得られる
車両シルエットを示す図、
【図15】従来の超音波式車両感知器により間隔を短縮
した送信信号を送信したときの送信波形と受信波形とを
示す図、
【図16】周波数のみを可変する計測方法での送信波形
を示す図、
【図17】受信レベルの周波数依存性を示す図である。
【符号の説明】
10 制御部 11 アンプ 12 A/Dコンバータ 13 送信回路 14 周波数測定回路 15 閾値 20 CPU 21 周波数計測部 22 タイマ 23 受信レベル計測部 25 固定周波数制御部 26 受信時間計測部 27 閾値比較部 28 感知判定部 29 送信時間可変制御部 30 受信信号幅判定部 31 周波数可変制御部 40 ポール 41 アーム 42 受信器 43 送信器

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信時間間隔を空けて、前後の信号と異
    なる形態の送信信号を順次送信し、各送信信号の反射波
    が受信されるまでの受信時間を識別する超音波式車両感
    知器において、 送信信号の送信時間を可変する送信時間可変手段を備
    え、送信信号のパルス幅を先行または後続する送信信号
    と違えることを特徴とする超音波式車両感知器。
  2. 【請求項2】 前記送信信号の周波数を一定とし、前記
    送信信号のパルス幅を先行及び後続する送信信号と違え
    ることを特徴とする請求項1に記載の超音波式車両感知
    器。
  3. 【請求項3】 前記送信信号の周波数を2種類の周波数
    に可変する送信周波数可変手段を備え、前記送信信号の
    パルス幅または周波数の少なくとも一方を先行及び後続
    する送信信号と違えることを特徴とする請求項1に記載
    の超音波式車両感知器。
  4. 【請求項4】 反射波の最大受信レベルの半分の受信レ
    ベルでの受信信号幅を求める受信信号幅判定手段を備
    え、前記受信信号幅と送信信号のパルス幅とを照合して
    前記反射波の基となった送信信号を識別することを特徴
    とする請求項1に記載の超音波式車両感知器。
  5. 【請求項5】 送信時間間隔を空けて、前後の信号と異
    なる形態の送信信号を順次送信し、各送信信号の反射波
    が受信されるまでの受信時間を識別する超音波式車両感
    知器での計測方法において、 送信信号のパルス幅を先行及び後続する送信信号と違え
    て送信し、反射波の最大受信レベルの半分の受信レベル
    での受信信号幅を求め、前記受信信号幅と一致するパル
    ス幅の送信信号を前記反射波の基となった送信信号とし
    て識別することを特徴とする計測方法。
  6. 【請求項6】 送信時間間隔を空けて、前後の信号と異
    なる形態の送信信号を順次送信し、各送信信号の反射波
    が受信されるまでの受信時間を識別する超音波式車両感
    知器での計測方法において、 送信信号の周波数を2種類の周波数のいずれかに設定す
    るとともに、前記送信信号のパルス幅または周波数の少
    なくとも一方を先行及び後続する送信信号と違えて送信
    し、反射波の最大受信レベルの半分の受信レベルでの受
    信信号幅を求め、パルス幅が前記受信信号幅と一致し、
    且つ、周波数が前記反射波の周波数と一致する送信信号
    を前記反射波の基となった送信信号として識別すること
    を特徴とする計測方法。
  7. 【請求項7】 送信信号の前記周波数を、受信レベルが
    ピークを示す周波数を中心とする、周波数特性上におけ
    る受信レベルが等しい2種類の周波数を選択することを
    特徴とする請求項6に記載の計測方法。
  8. 【請求項8】 送信時間間隔を空けて、前後の信号と異
    なる形態の送信信号を順次送信し、各送信信号の反射波
    が受信されるまでの受信時間を識別する超音波式車両感
    知器の制御プログラムにおいて、 コンピュータを、 送信信号のパルス幅を先行及び後続する送信信号と違え
    るように制御する送信時間可変制御手段と、 反射波の最大受信レベルの半分の受信レベルでの受信信
    号幅を求める受信信号幅判定手段と、 前記受信信号幅と一致するパルス幅の送信信号が送信さ
    れた時点を基点として前記受信時間を求め、前記受信時
    間に基づいて車両の有無を感知する感知判定手段として
    機能させるためのプログラム。
  9. 【請求項9】 送信時間間隔を空けて、前後の信号と異
    なる形態の送信信号を順次送信し、各送信信号の反射波
    が受信されるまでの受信時間を識別する超音波式車両感
    知器の制御プログラムにおいて、 コンピュータを、 送信信号のパルス幅を先行または後続する送信信号と違
    えるように制御する送信時間可変制御手段と、 送信信号の周波数を2種類の周波数のいずれかに設定す
    る周波数可変制御手段と、 反射波の最大受信レベルの半分の受信レベルでの受信信
    号幅を求める受信信号幅判定手段と、 パルス幅が前記受信信号幅と一致し、且つ、周波数が前
    記反射波の周波数と一致する送信信号が送信された時点
    を基点として前記受信時間を求め、前記受信時間に基づ
    いて車両の有無を感知する感知判定手段として機能させ
    るためのプログラム。
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