JP2002271846A - アダプティブアレイ基地局及び移動通信端末 - Google Patents

アダプティブアレイ基地局及び移動通信端末

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JP2002271846A
JP2002271846A JP2001070644A JP2001070644A JP2002271846A JP 2002271846 A JP2002271846 A JP 2002271846A JP 2001070644 A JP2001070644 A JP 2001070644A JP 2001070644 A JP2001070644 A JP 2001070644A JP 2002271846 A JP2002271846 A JP 2002271846A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通話品質を維持することができ、また、ユー
ザ抽出に要する計算収束時間を短縮させることができる
アダプティブアレイ基地局及び移動通信端末を提供する
こと。 【解決手段】 UW1は従来から用いられているオリジ
ナルのUWをエンコードしたものであるので、UW1及
びUW2をそれぞれ有すUW同士を直交させるために
は、式の内積をゼロにすることが必要である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はSDMA(Space Div
ision Multiple Access:空間分割多元接続、以下本文
では“空間多重”と記す)方式の通信システムに関する
ものであり、アダプティブアレイ基地局(以下、“基地
局”と略す)でユーザを空間多重で他のユーザと同じT
CH(情報チャネルまたは通話チャネル)物理スロット
に割当てる方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】無線区間に設けられるチャネルは、基本
的にユーザ情報を転送する通話チャネル(TCH)と、
制御信号を転送する制御チャネル(CCH)とから構成
される。両チャネルに設けられるUW(同期ワード)は
各チャネルのフレーム同期のための信号であり、TCH
とCCHとを区別するため異なるパターンを規定してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、同一ス
ロット同一周波数で複数ユーザに対してSDMAによる
サービスを提供する場合、1つのUWを共用して使用し
ていると、アルゴリズム的に複数のユーザを識別するの
が難しいときがある。このような場合、ユーザ抽出が不
完全になり、通話品質の劣化、ユーザのスワッピング等
の不具合が生じる。本発明はこのような従来技術の課題
を解決し、通話品質を維持できるアダプティブアレイ基
地局及び移動通信端末を提供することを目的とする。ま
た、本発明は、ユーザ抽出に要する計算収束時間を短縮
させることのできるアダプティブアレイ基地局及び移動
通信端末を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本願第1の発明は、送信対象となる移動通信端末
に対しては最大の送信電力で通信するアダプティブビー
ムフォーミングと、与干渉移動体通信端末に対しては影
響を与えないようにするアダプティブヌルスティアリン
グとを使い分けることにより、同一の物理スロットを複
数の呼で共有するSDMA方式での通信を行うアダプテ
ィブアレイ基地局に、第1の移動通信端末にオリジナル
のUWパターンを割り当てる手段と、各移動通信端末か
らの受信アライメントに基づいて、第1の移動通信端末
以外の移動通信端末に割り当てる最適UWパターンを算
出する手段と、オリジナルのUWパターンを第1の移動
通信端末に通知する手段と、最適UWパターンを当該移
動通信端末に通知する手段とを具備したことを特徴とす
る。
【0005】上記アダプティブアレイ基地局は、第1の
移動通信端末からの受信アライメントと、第1の移動通
信端末以外の移動通信端末からの受信アライメントとが
同じ場合、オリジナルのUWパターンと最適UWパター
ンとの内積が零になるように最適UWパターンを算出す
ることが好ましい。上記アダプティブアレイ基地局は、
第1の移動通信端末からの受信アライメントに対して、
第1の移動通信端末以外の移動通信端末からの受信アラ
イメントが+Xシンボルである場合、オリジナルのUW
パターンを有す同期ワードの前に設けられる信号をXシ
ンボル分エンコードして得た情報とオリジナルのUWパ
ターンの末尾Xシンボルを省いた情報とを組み合わせた
データ、並びに最適UWパターンの内積が零になる最適
UWパターンを算出することが好ましい。
【0006】上記アダプティブアレイ基地局は、第1の
移動通信端末からの受信アライメントに対して、第1の
移動通信端末以外の移動通信端末からの受信アライメン
トが+Xシンボルである場合、最適UWパターンの先頭
Xシンボルを省いた情報と最適UWパターンを有す同期
ワードの後ろに設けられる信号をXシンボル分エンコー
ドして得た情報とを組み合わせたデータ、並びにオリジ
ナルのUWパターンの内積が零になる最適UWパターン
を算出することが好ましい。上記アダプティブアレイ基
地局は、第1の移動通信端末からの受信アライメントに
対して、第1の移動通信端末以外の移動通信端末からの
受信アライメントが−Xシンボルである場合、オリジナ
ルのUWパターンを有す同期ワードの後ろに設けられる
信号をXシンボル分エンコードして得た情報とオリジナ
ルのUWパターンの先頭Xシンボルを省いた情報とを組
み合わせたデータ、並びに最適UWパターンの内積が零
になる最適UWパターンを算出することが好ましい。
【0007】上記アダプティブアレイ基地局は、第1の
移動通信端末からの受信アライメントに対して、第1の
移動通信端末以外の移動通信端末からの受信アライメン
トが−Xシンボルである場合、最適UWパターンの末尾
Xシンボルを省いた情報と最適UWパターンを有す同期
ワードの前に設けられる信号をXシンボル分エンコード
して得た情報とを組み合わせたデータ、並びにオリジナ
ルのUWパターンの内積が零になる最適UWパターンを
算出することが好ましい。さらに、本願第2の発明は移
動通信端末であり、上記アダプティブアレイ基地局から
通知されたオリジナルのUWパターン又は最適UWパタ
ーンを有した同期ワードを使用してアダプティブアレイ
基地局と通信する手段を具備したことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】無線区間に設けられるチャネル
は、基本的にユーザ情報を転送する通話チャネル(TC
H)と、制御信号を転送する制御チャネル(CCH)と
から構成される。CCHからTCHへの移行時には同期
バーストを使って基地局とユーザとの間で同期確立を図
り、その後TCHで通話をする。PHSの場合は、この
同期バーストのUWのフォーマットがTCHのそれとは
異なっており、上り下りのUWがそれぞれ32ビット用
意されている。通常、SDMAでの通信を開始する手順
としては、一方のユーザがこの同期バーストを使って既
存の呼と同じチャネルで基地局と同期を図る。このと
き、既存の呼のTCHのUWは16ビットであり、PR
も大きく異なっているため、基地局側で各ユーザを抽出
する上でUWパターンが問題になることは少ないと考え
られる。しかし、SDMAでの通信を行っているユーザ
が干渉により基地局との間でそれぞれ同期バーストを使
った同期再確立のフェーズに入った場合、同期バースト
で使用する32ビットのUWもTCHの16ビットのU
Wと同様に、互いに異なるUWをユーザにアサインする
必要が生じる。
【0009】本実施の形態では、複数ユーザでSDMA
での通信を行う前に、各ユーザからの基地局での受信al
ignment(アライメント)に基づいて、オリジナルのU
W以外にユーザ毎に異なるUWを算出する。このとき、
各ユーザからの上りのUWが互いに高い直交性を持つよ
うに算出する。算出されたUWはAir Interfaceを通じ
て各ユーザに通知され、通知を受けた各ユーザは指定さ
れたUWを使って基地局にアクセスする。すなわち、ユ
ーザ側で幾つかのUWパターンを予めテーブルとして保
持しておき基地局側でどのパターンを使用するかを指示
するのではなく、各ユーザからの基地局での受信alignm
entに基づいた最適UWを各ユーザにアサインするので
ある。以上のようにすることで、各ユーザからの上りの
UWが互いに高い直交性を確保できるようになり、SD
MAのアルゴリズム上極めて有利になる。擬態的には各
ユーザを抽出するための各ユーザへの受信Weightsの計
算収束時間を短縮できると同時に誤抽出を防止すること
ができる。
【0010】次に添付図面を参照して、本発明によるア
ダプティブアレイ基地局による物理スロットの割当て方
法をデジタル無線通信用アダブティブアレイ基地局であ
るPHS基地局に適用したときの実施の形態について詳
細に説明する。なお、図1はアダブティブアレイ基地局
の機能ブロック図、図2はTCHの信号フォーマットを
表した図、図3は2ユーザからの受信alignmentを説明
した図である。
【0011】図1を参照すると、本発明によるアダプテ
ィブアレイ基地局をデジタル無線通信用アダブティブア
レイ基地局であるPHS基地局に適用したときの実施の
形態を示す機能ブロック図が示されている。図1におい
て、本実施の形態によるアダプティブアレイ基地局10
は、4つのアンテナANT1〜ANT4を備え、これら
アンテナANTが送受信切り替えスイッチ12に接続さ
れている。送受信切り替えスイッチ12は、これらアン
テナANT1〜ANT4を時分割で制御して送信と受信
との切り替え制御を行っている。送受信切り替えスイッ
チ12には受信系モジュール14と送信系モジュール2
2とが接続されている。
【0012】受信系モジュール14は、各アンテナAN
T毎に備えた、4つのローノイズ増幅器(LNA)1
6、ダウンコンバータ(D/C)18、A/Dコンバー
タ(A/D)20により構成されている。受信系モジュ
ール14はまた、モデム部30に接続され、ローノイズ
増幅器16、ダウンコンバータ18およびA/Dコンバ
ータ(A/D)20は、信号経路である送受信切り替え
スイッチ12からモデム部30に向かってこの順番で接
続されている。
【0013】送信系モジュール22は、同様に、各アン
テナANT毎に備えた、4つのD/Aコンバータ(D/
A)24、アッパコンバータ(U/C)26、乗算回路
(MP)28a及びbにより構成されている。送信系モ
ジュール22はまた、モデム部30に接続され、D/A
コンバータ24、アッパコンバータ26および乗算回路
28a及びbは、信号経路であるモデム部30から送受
信系切り替えスイッチ12に向かってこの順番で接続さ
れている。そして、2つの呼に空間多重する場合は、乗
算回路28aと乗算回路28bとを使って各呼に異なる
重みで送信できるようにしている。
【0014】モデム部30は、複数のCPUから構成さ
れており、送受信データの変復調およびデジタル信号処
理による位相制御を行なっている。具体的には以下の5
つの制御を行う。 1.受信系モジュール14の最終段で変換されたディジ
タル信号の例えばD/U(Desire/Undesire: 希望波/妨
害波)が最大となるように合成し復調する。 2.アンテナANTでの受信の位相を算出して、送信時
にはアンテナ端で同等の位相になるように制御する。そ
れによって、通信を行うPHS端末の方向に送信/受信
とも指向性を持たせることができる。 3.干渉波と遅延波の到来方向にヌル点を作ることによ
って抑圧する。 4.n本のアンテナに供給する信号の位相を制御するこ
とによって、任意の方向に指向性を持たせてビームを絞
って送信することを可能とする。 5.周囲の基地局や通話中、あるいはデータ(通信)の
やりとりをしている当該ユーザ端末以外の端末に対し
て、下り方向に与える干渉を減少させる。このモデム部
30は制御部32に接続されている。
【0015】制御部32は複数のCPUから構成され、
アダプティブアレイ基地局10全体の制御を行う。具体
的には以下の6つの制御を行う。 1.モデム部30に対して必要なパラメータおよびタイ
ミングを指示し、モデム部30が受信したデータを処理
する。また、空中に輻射すべきデータを作成してモデム
部30に渡す。さらに、キャリブレーションによって計
算された重み付けによる送信出力の制御を指示する。 2.ユーザ端末(ユーザのPHS端末、以下単にユーザ
と称す)からのSpatial Signature(受信応答ベクト
ル)の変化速度を計算する。 3.ユーザからの上りのRSSIの統計処理をする。 4.空間多重した呼のGOSが空間多重でない通常の呼
のGOSとできるだけ同じになるようなロジックで空間
多重の物理スロット割当てを行う。 5.複数ユーザに対して空間多重で通話を確立する場合
は、夫々のユーザへのC/I(Carrier/Interference)が
ユーザのGOSを良好に保つ為に必要な値以上になるよ
うに、夫々のユーザへの重みを計算する。 6.ISDN回線に接続され、これとのインタフェース
の処理を実行する。
【0016】電源部34は100Vの電源の供給を受
け、アダプティブアレイ基地局10に電力を供給する電
源部である。なお、モデム部30および制御部32によ
りデジタル信号処理部が形成される。アダプティブアレ
イ基地局10では、N(Nは2以上の自然数)本のアン
テナから受信した受信情報(振幅と位相)を元にして、
各アンテナに対しそれぞれ所定の重み付けで送信するア
ダプティブアレイ送信を行っている。
【0017】本発明の実施の形態では、PHSにおいて
2多重でSDMAを実現する場合を例にとって説明す
る。PHSで通話を実施するTCHの信号フォーマット
を図2に示す。同図において、Rは過渡応答用ランプタ
イム、SSはスタートシンボル、PRはプリアンブル、
CIはチャネル種別、SAはSACCH、CRCは誤り
検出符号を表す。図2でR〜UWとCIとはどのユーザ
と通信する場合も共通になっており、実際に音声が乗る
のはIの部分である。ここでは、同期ワードUWをSD
MAにおいて2ユーザに対して異なる上りのパターンで
使用する場合を考える。SDMAの場合、基地局側で制
御するため上りのUWのみが問題になってくる。2人の
ユーザをユーザA、ユーザBとすれば、ユーザAに対し
ては従来と同じ上りのUWパターンを使用する。ユーザ
Bに対しては以下の方法で最適なUWパターン(ここで
は「最適UWパターン」と称す)を計算する。
【0018】1.最適UWパターンの算出 (1)2ユーザからの受信alignmentが同じ場合 図3(a)は基地局の送信タイミングに対して2ユーザ
からの受信データを同じalignmentで受信する場合の状
態を図に表したものである。同図において、受信データ
の進行方向は右→左であるとする。PHSでは、π/4
DQPSKの変調方式を使用するので16ビットのUW
を8シンボルのデータで考える。本実施の形態ではUW
をπ/4DQPSKでエンコードした8シンボル(図3
の“a1〜a8”及び“b1〜b8”)を“UWパター
ン”と呼び、以下のように定義する。
【0019】
【数1】
【0020】
【数2】
【0021】これらUWパターンを有すUWが互いに直
交する場合が、SDMAのアルゴリズム上最適な場合で
ある。UW1は従来から用いられているオリジナルのU
Wをエンコードしたもの(オリジナルのUWパターン、
図3の“a1〜a8”)であるので、UW1(図3の
“a1〜a8”)及びUW2(図3の“b1〜b8”)
をそれぞれ有すUW同士を直交させるためには、以下の
内積をゼロにすることが必要である。
【0022】
【数3】
【0023】ここでai×bi(i=1,…8)は、
aiの共役複素数とbiとの内積を意味する。a1〜a
8は、上りのオリジナルのUWパターン“111000
0101001001”にエンコードをかけたものであ
る。したがって式から、オリジナルのUWパターンと
互いにエンコードしたものが直交する最適UWパター
ン、UW2を計算することができる。例えば、UW2と
して“1101001001111010”が考えられ
る。
【0024】(2)2ユーザからの受信alignmentが異
なる場合 図3(b)及び図3(c)は基地局の送信タイミングに
対して2ユーザからの受信データを異なるalignmentで
受信する場合の状態を図に表したものである。「ユーザ
が基地局の送信タイミングに対して異なるoffsetで送信
したとき」「基地局とユーザとの通信距離によって遅延
量が異なるとき」等、2ユーザからの受信alignmentが
異なる場合が実際は多い。このような場合、2ユーザの
UWパターンだけの内積を計算するのでは意味がなく、
UWの前後のPRやCIも考慮する必要がある。例えば
図3(b)に示すように、ユーザBからの受信alignmen
tがユーザAのそれに対して+2シンボルの場合、PR
のエンコードされた3シンボルをPR1,PR2,PR
3、CIのエンコードされた2シンボルをCI1,CI
2とすると、以下の2種類の内積計算が考えられる。
【0025】
【数4】
【0026】
【数5】
【0027】一方、図3(c)に示すように、ユーザB
からの受信alignmentがユーザAのそれに対して−2シ
ンボルの場合、PRのエンコードされた3シンボルをP
R1,PR2,PR3、CIのエンコードされた2シン
ボルをCI1,CI2とすると、以下の2種類の内積計
算が考えられる。
【0028】
【数6】
【0029】
【数7】
【0030】2.UWをアサインする手順 具体的にユーザに異なるUWをアサインする手順として
は、以下に記す2つの手順がある。 (1)2つの既存のTCHの呼をTCH切り替えを起動
して同一スロットでSpatial Channelを実現する場合 2つのそれぞれの呼の受信情報から、ユーザA及びユ
ーザBのそれぞれの受信alignmentを算出する。 ユーザA及びユーザBのどちらをTCH切り替えさせ
るかを所定のアルゴリズムで決定して、TCH切り替え
を行うユーザの最適UWパターンを算出する。 TCH切り替えさせるユーザに対してTCH切り替え
指示のメッセージを送信する訳だが、そのメッセージの
中に「もう一方のユーザと同じ周波数指定」と「で計
算した最適UWパターン」とを入れる。 TCH切り替え指示のメッセージを受信したユーザ
は、指定されたチャネルで同期バーストを使って同期確
立した後、指定された最適UWパターンを有すUWを使
って基地局にアクセスする。
【0031】(2)制御チャネルで確立要求してきたユ
ーザBを既存のTCHの呼とSpatial Channelを実現す
る場合 制御チャネルでのユーザBからの受信alignmentと既
存のTCHのユーザAからの受信alignmentを算出す
る。 2つの受信alignmentからユーザBの最適UWパター
ンを算出する。 制御チャネルでユーザBにTCHの割り当てのメッセ
ージ(PHSではリンクチャネル確立割り当て)を送信
する訳だが、そのメッセージの中で「既存のTCHと同
じチャネル(スロットと周波数)」と「最適UWパター
ン」とを指定する。 ユーザBはで指定されたチャネルで同期バーストを
使って同期確立した後、指定された最適UWパターンを
使って基地局にアクセスする。 但し、ユーザBが制御チャネルから指定されたTCH
のチャネルに移行する際に、基地局の受信alignmentが
変わる可能性もある。その場合は再度TCHでの2ユー
ザの受信alignmentからユーザBの最適UWパターンを
算出し、同一スロット内でのTCH切り替え指示をユー
ザBに送信して最適UWパターンで基地局にアクセスす
るようにする。
【0032】3.Spatial Channelを確立した後、ある
ユーザからの受信alignmentが著しく変わった場合 一般的にはモバイルでは、ユーザのモビリティが大きい
場合Spatial Channelを実現するのが難しいので、モビ
リティの大きなユーザに対してはSpatial Channelを確
立しようとはしない。しかし、ユーザがゆっくりとした
スピード(例えば歩行)で移動する場合は、ユーザから
の受信alignmentが著しく変わる可能性がある。この場
合は、上記2(UWをアサインする手順)の(2)の
ように再度最適UWパターンを計算して、同一スロット
内でのTCH切り替え指示メッセージをそのユーザに送
信して最適UWパターンで基地局にアクセスするように
する。
【0033】
【発明の効果】このように本発明のアダプティブアレイ
基地局及び移動通信端末によれば、通話品質を維持する
ことができ、また、ユーザ抽出に要する計算収束時間を
短縮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアダプティブアレイ基地局による
物理スロットの割当て方法をPHS基地局に適用したと
きの実施の形態を示す機能ブロック図。
【図2】TCHの信号フォーマットを示した図。
【図3】2ユーザからの受信アライメントを説明した
図。
【符号の説明】
10 アダプティブアレイ基地局 12 送受信切り替えスイッチ 14 受信系モジュール 22 送信系モジュール 30 モデム部 32 制御部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信対象となる移動通信端末に対しては
    最大の送信電力で通信するアダプティブビームフォーミ
    ングと、与干渉移動体通信端末に対しては影響を与えな
    いようにするアダプティブヌルスティアリングとを使い
    分けることにより、同一の物理スロットを複数の呼で共
    有するSDMA方式での通信を行うアダプティブアレイ
    基地局において、 第1の移動通信端末にオリジナルのUWパターンを割り
    当てる手段と、 各移動通信端末からの受信アライメントに基づいて、前
    記第1の移動通信端末以外の移動通信端末に割り当てる
    最適UWパターンを算出する手段と、 前記オリジナルのUWパターンを第1の移動通信端末に
    通知する手段と、 前記最適UWパターンを当該移動通信端末に通知する手
    段とを具備したことを特徴とするアダプティブアレイ基
    地局。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のアダプティブアレイ基
    地局において、 前記第1の移動通信端末からの受信アライメントと、前
    記第1の移動通信端末以外の移動通信端末からの受信ア
    ライメントとが同じ場合、 前記オリジナルのUWパターンと最適UWパターンとの
    内積が零になるように前記最適UWパターンを算出する
    ことを特徴とするアダプティブアレイ基地局。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のアダプテ
    ィブアレイ基地局において、 前記第1の移動通信端末からの受信アライメントに対し
    て、前記第1の移動通信端末以外の移動通信端末からの
    受信アライメントが+Xシンボルである場合、 前記オリジナルのUWパターンを有す同期ワードの前に
    設けられる信号をXシンボル分エンコードして得た情報
    と前記オリジナルのUWパターンの末尾Xシンボルを省
    いた情報とを組み合わせたデータ、並びに最適UWパタ
    ーンの内積が零になる前記最適UWパターンを算出する
    ことを特徴とするアダプティブアレイ基地局。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    のアダプティブアレイ基地局において、 前記第1の移動通信端末からの受信アライメントに対し
    て、前記第1の移動通信端末以外の移動通信端末からの
    受信アライメントが+Xシンボルである場合、 最適UWパターンの先頭Xシンボルを省いた情報と前記
    最適UWパターンを有す同期ワードの後ろに設けられる
    信号をXシンボル分エンコードして得た情報とを組み合
    わせたデータ、並びに前記オリジナルのUWパターンの
    内積が零になる前記最適UWパターンを算出することを
    特徴とするアダプティブアレイ基地局。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4に記載のアダプテ
    ィブアレイ基地局において、 前記第1の移動通信端末からの受信アライメントに対し
    て、前記第1の移動通信端末以外の移動通信端末からの
    受信アライメントが−Xシンボルである場合、 前記オリジナルのUWパターンを有す同期ワードの後ろ
    に設けられる信号をXシンボル分エンコードして得た情
    報と前記オリジナルのUWパターンの先頭Xシンボルを
    省いた情報とを組み合わせたデータ、並びに最適UWパ
    ターンの内積が零になる前記最適UWパターンを算出す
    ることを特徴とするアダプティブアレイ基地局。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    のアダプティブアレイ基地局において、 前記第1の移動通信端末からの受信アライメントに対し
    て、前記第1の移動通信端末以外の移動通信端末からの
    受信アライメントが−Xシンボルである場合、 最適UWパターンの末尾Xシンボルを省いた情報と前記
    最適UWパターンを有す同期ワードの前に設けられる信
    号をXシンボル分エンコードして得た情報とを組み合わ
    せたデータ、並びに前記オリジナルのUWパターンの内
    積が零になる前記最適UWパターンを算出することを特
    徴とするアダプティブアレイ基地局。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
    の移動通信端末であり、 前記アダプティブアレイ基地局から通知された前記オリ
    ジナルのUWパターン又は前記最適UWパターンを有し
    た同期ワードを使用して前記アダプティブアレイ基地局
    と通信する手段を具備したことを特徴とする移動通信端
    末。
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