JP2002271823A - 視聴率評価システム - Google Patents

視聴率評価システム

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JP2002271823A
JP2002271823A JP2001066861A JP2001066861A JP2002271823A JP 2002271823 A JP2002271823 A JP 2002271823A JP 2001066861 A JP2001066861 A JP 2001066861A JP 2001066861 A JP2001066861 A JP 2001066861A JP 2002271823 A JP2002271823 A JP 2002271823A
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time
data
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JP2001066861A
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English (en)
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Minoru Murata
実 村田
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Original Assignee
NAGOYA BROADCASTING NETWORK
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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 視聴率の評価に必要な多くの情報を同時に参
照しながら容易且つ多面的な視聴率の評価を行える視聴
率評価システムを提供すること。 【解決手段】 視聴率評価システム1は、受信手段2か
ら入力した信号を合成手段3で4分割画面を合成し、各
局別の映像信号をともに記録配信サーバ4で時間制御を
行う付加しつつ符号化し記憶する。データサーバ6に
は、視聴率データ9や、符号化した映像から抽出したC
Mのデータや電子キューシート10、その他データ11
からデータを抽出する。そして、操作端末5からの要求
で視聴率データのグラフとこれに関連づけられた映像
や、各種の情報がインターネット12を介して1の画面
上に表示される。ユーザはこの画面を見ながら多くの情
報を得ながら視聴率の評価をすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、視聴率評価システ
ムに係り、詳しくは視聴率の評価に必要な多くの情報を
同時に参照しながら容易且つ多面的な視聴率の評価を行
うことができる視聴率評価システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばテレビ局等でテレビ放
送の視聴率を評価しようとするには、株式会社ビデオリ
サーチのような専門の企業により実施された視聴率調査
を利用して評価していた。この視聴率調査では、ランダ
ムに抽出されたテレビ視聴者の所帯のテレビ受像器に、
視聴している時間と受信している放送局が検出できるよ
うな装置を設けて、この検出の結果に基づいて調査が行
われたり、或いは、視聴者に対するペーパーによるアン
ケートに基づいて調査が行われていた。このように収集
されたデータを集計して、例えば、所帯別の番組毎の視
聴率や1分毎の視聴率、個人別の番組毎の視聴率や5分
毎の視聴率としてユーザである放送局や広告代理店など
に例えばC.S.V形式などの表形式で提供されてい
た。この表には放送された番組に関する簡単な情報など
も付加されていた。そして各ユーザはこの視聴率調査の
結果表により、あるいはこの結果表から折れ線グラフな
どを作成し視聴率の高かった時間若しくは低かった時間
或いは視聴率の変化が大きかった時間について評価を行
っていた。そして、予め時間の表示とともに録画してお
いたビデオテープから該当する時間の番組の映像を探し
出して参照し、その時間がCMの時間であったとか、ス
ポーツの開始や終了の時間であったなどという内容を解
析して視聴率の高低に関する原因などを究明していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、参照に
必要な番組の映像は、いちいちビデオテープに予め録画
しておかなければならないという煩雑な作業が必要があ
るばかりか、その中から必要な時間帯の映像を正確に探
し出すという非常に煩雑な作業が必要になるという問題
があった。さらに、視聴率の高低の変化は、自局の番組
の内容にとどまらず、他局の番組の内容にも大きく影響
される。そのためには、視聴率の大きな変化があったと
きに他局でどんな内容の放送があったのかを調べる必要
があった。さらには、天候・気温、災害・戦争・選挙な
どの外部ニュース等にも影響されるものであり、これら
を総合して判断しなければ正確な視聴率の変化の原因を
究明できないが、従来はこのような多くの資料を同時に
参照することが困難であるという問題があった。
【0004】本発明は、視聴率の評価に必要な多くの情
報を同時に参照しながら容易且つ多面的な視聴率の評価
を行うことができる視聴率評価システムを提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の視聴率評価システムは、入力手段
と出力手段を有するコンピュータを備え、入力された複
数の映像の信号から、該複数の映像を同時に1の画面に
表示させる信号を合成する映像合成手段と、前記入力さ
れた複数の映像の信号及び前記映像合成手段から出力さ
れた信号をそれぞれ符号化するとともに、映像を時刻に
基づいて制御する制御信号を付加する映像符号化手段
と、入力された所定の形式の視聴率データに基づいて時
刻と視聴率の関係を示すグラフを表示するための信号を
作成する視聴率グラフ作成手段と、前記視聴率グラフ作
成手段により作成された信号により表示されるグラフ
と、該グラフ上において表示する視聴率に関連する情報
と、前記符号化された映像とを同時に表示可能な視聴率
評価画面を表示させる視聴率評価画面合成手段と、前記
視聴率評価画面において表示された前記グラフ上におい
て、時刻に対応付けられた所定の領域を操作をすること
で指定された時刻に応じて、前記符号化された映像を前
記視聴率評価画面に表示するように前記制御信号により
制御して出力する映像出力制御手段とを備えたことを要
旨とする。
【0006】この構成によれば、視聴率評価画面合成手
段により、グラフと、このグラフ上において表示する視
聴率に関連する情報と、符号化された映像とを同時に視
聴率評価画面に表示できる。さらに、映像出力制御手段
により、表示されたグラフ上において、時刻に対応付け
られた所定の領域を操作をすることで指定された時刻に
応じた映像を視聴率評価画面に表示できる。そのため、
視聴率の評価に必要な多くの情報を同時に参照しながら
容易且つ多面的な視聴率の評価を行うことができるとい
う作用がある。
【0007】請求項2に記載の視聴率評価システムで
は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記視聴率評
価画面合成手段は、前記符号化された映像信号から、C
Mに関するデータを前記視聴率評価画面に表示するため
に抽出するCMデータ抽出手段を備えたことを要旨とす
る。
【0008】この構成によれば、視聴率評価画面におい
て、一般に視聴率の変動が大きいCMに関するデータを
抽出し表示することができるという作用がある。請求項
3に記載の視聴率評価システムは、請求項2に記載の視
聴率評価システムの構成に加え、前記CMデータ抽出手
段は、予め既存のCMの映像及び音声信号を記憶してお
くCMデータ記憶手段と、CMにおいて所定の連続した
映像がその連続性がとぎれて別の連続性のある映像に切
り替わる不連続点を、一定間隔で映像をサンプリングし
てその自己相関性を判断することで検出する不連続点検
出手段と、該不連続点検出手段により不連続点と判断さ
れた時を基準にした所定時においてCMの映像の特徴デ
ータをサンプリングして抽出する映像特徴抽出手段と、
該映像特徴抽出手段により抽出された前記CMデータ記
憶手段に記憶されたCMの特徴データと、判断の対象と
されるCMの画面からサンプリングにより抽出された特
徴データを比較してその同一性を判断し、同一性がある
と判断されたときに判断の対象とされている映像信号を
CMと判断して抽出する映像CM判断手段とを備えたこ
とを要旨とする。
【0009】この構成によれば、 CMデータ記憶手段
に記憶された既存のCMの映像及び音声信号と入力され
た映像信号の不連続点をそれぞれ検出することで比較さ
れる映像の時間的なズレをなくし、このタイミングで映
像をサンプリングして抽出した特徴を比較することでそ
の映像信号がCMであるか否かを判断して、CMのみを
抽出することができるという作用がある。
【0010】請求項4に記載の視聴率評価システムは、
請求項2又は請求項3に記載の視聴率評価システムの構
成に加え、前記CMデータ抽出手段は、予め既存のCM
の映像及び音声信号を記憶しておくCMデータ記憶手段
と、CMにおいて所定の連続した映像がその連続性がと
ぎれて別の連続性のある映像に切り替わる不連続点を、
一定間隔で映像の複数の部分をサンプリングしてその自
己相関性を判断することで検出する不連続点検出手段
と、該不連続点検出手段により不連続点と判断された時
を基準にした所定時においてCMの音声に関するデータ
を抽出する音声特徴抽出手段と、該音声特徴抽出手段に
より抽出された前記CMデータ記憶手段に記憶されたC
Mの音声信号と、判断の対象とされるCMの音声信号と
を比較してその同一性を判断し、同一性があると判断さ
れたときに判断の対象とされている音声信号をCMと判
断して抽出する音声CM判断手段とを備えたことを要旨
とする。
【0011】この構成によれば、CMデータ記憶手段に
記憶された既存のCMの映像及び音声信号と入力された
映像信号の不連続点をそれぞれ検出することで比較され
る映像の時間的なズレをなくし、このタイミングで映像
をサンプリングして抽出した特徴を比較することでその
映像信号がCMであるか否かを判断して、CMのみを抽
出することができるという作用がある。
【0012】請求項5に記載の視聴率評価システムは、
請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の視聴率評価シ
ステムの構成に加え、前記CMデータ抽出手段は、予め
記憶されたCMに含まれる特定のジングルと同一の音声
信号である場合に、その音声信号をCMと判断して抽出
するジングルCM判断手段を備えたことを要旨とする。
【0013】この構成によれば、ジングルCM判断手段
により予め記憶されたCMに含まれる特定のジングルと
同一の音声信号である場合に、その音声信号をCMと判
断して抽出することができるという作用がある。
【0014】請求項6に記載の視聴率評価システムは、
請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の視聴率評価シ
ステムの構成に加え、前記CMデータ抽出手段は、音声
信号がステレオ信号であり、且つ所定時間内である場合
にその音声信号をCMと判断して抽出するステレオ信号
CM判断手段を備えたことを要旨とする。
【0015】この構成によれば、ステレオ信号CM判断
手段により、音声信号がステレオ信号であり、且つ所定
時間内である場合にその音声信号をCMと判断して抽出
することができるという作用がある。
【0016】請求項7に記載の視聴率評価システムは、
請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の視聴率評価シ
ステムの構成に加え、前記CMデータ抽出手段は、1の
CMと他の1のCMに挟まれた所定時間内の信号をCM
と見なして抽出するみなしCM判断手段を備えたことを
要旨とする。
【0017】この構成によれば、みなしCM判断手段に
より1のCMと他の1のCMに挟まれた所定時間内の信
号をCMと見なして抽出することができるという作用が
ある。
【0018】請求項8に記載の視聴率評価システムは、
請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の視聴率評価シ
ステムの構成に加え、前記視聴率評価画面合成手段は、
映像から文字認識を行い、所定の文字列を抽出してグラ
フ上に時刻と関連付けて表示する特定文字列抽出表示手
段を備えたことを要旨とする。
【0019】この構成によれば、特定文字列抽出表示手
段により映像から文字認識を行い、所定の文字列を抽出
してグラフ上に時刻と関連付けて表示できるという作用
がある。
【0020】請求項9に記載の視聴率評価システムは、
請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の視聴率評価シ
ステムの構成に加え、前記視聴率評価画面合成手段は、
番組の進行を示す情報が電子的に記憶された電子キュー
シートに含まれた指定された文字列を抽出してグラフ上
に時刻と関連づけて表示する電子キューシート抽出表示
手段を備えたことを要旨とする。
【0021】この構成によれば、電子キューシート抽出
表示手段により番組の進行を示す情報が電子的に記憶さ
れた電子キューシートに含まれた指定された文字列を抽
出してグラフ上に時刻と関連づけて表示できるという作
用がある。
【0022】請求項10に記載の視聴率評価システム
は、請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の視聴率評
価システムの構成に加え、前記視聴率グラフ作成手段
は、一方の座標軸を時刻とし、これと直交する座標軸を
視聴率として、時刻に応じた1又は複数のテレビ放送局
に応じた視聴率の折れ線グラフを表示手段である操作端
末に表示させ、前記映像出力制御手段は、前記操作端末
に表示された前記折れ線グラフにおいて、時刻に応じた
設定された所定の領域をポインティングデバイスを操作
することで、当該グラフ及び時刻に応じた1又は複数の
映像を前記操作端末に表示させることを要旨とする。
【0023】この構成によれば、視聴率の折れ線グラフ
を例えばマウスのようなポインティングデバイスでクリ
ックなどすることで任意の時間の任意の放送局の映像を
容易に表示させる作用がある。
【0024】請求項11に記載の視聴率評価システム
は、請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の視聴率
評価システムの構成に加え、前記視聴率グラフ作成手段
は、前記折れ線グラフにおいて、正又は負の傾きが所定
の角度より大きくなった部分を、該グラフの他の部分と
異なる表示とすることを要旨とする。
【0025】この構成によれば、視聴率を示す折れ線グ
ラフにおいて、視聴率の変化の激しい時間が他の部分と
例えば、線の太さ、種類、色彩等が異なった表示として
注意を喚起することができるという作用がある。
【0026】請求項12に記載の視聴率評価システム
は、請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の視聴率
評価システムの構成に加え、前記視聴率グラフ作成手段
は、前記折れ線グラフにおいて、前記CMデータ抽出手
段において、CMであると判断された部分の表示を、他
の部分と異なった表示とすることを要旨とする。
【0027】この構成によれば、視聴率を示す折れ線グ
ラフにおいて、一般にチャンネルの切換が激しいCM部
分を他の部分と例えば、線の太さ、種類、色彩等が異な
った表示として注意を喚起することができるという作用
がある。
【0028】請求項13に記載の視聴率評価システム
は、請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の視聴率
評価システムの構成に加え、前記視聴率グラフ作成手段
は、前記折れ線グラフにおいて、視聴率の最高値及び最
低値の位置を表示することを要旨とする。
【0029】この構成によれば、視聴率を示す折れ線グ
ラフにおいて、視聴率の最高値及び最低値の位置を表示
することができるという作用がある。請求項14に記載
の視聴率評価システムは、請求項1乃至請求項13のい
ずれかに記載の視聴率評価システムの構成に加え、前記
映像符号化手段により符号化された映像信号をアナログ
変換して出力するアナログ変換出力手段を備えたことを
要旨とする。
【0030】この構成によれば、符号化された映像信号
をアナログ変換して出力することができるため、HD
(ハードディスク)、CD―R(コンパクトディスクレ
コーダブル)、DVD(デジタルビデオディスク)など
のデジタル方式のメディアのみならず、例えばVHS方
式や8mmビデオ方式等(登録商標)のビデオテープな
どのアナログ方式のメディアに記録したり、テレビ受像
器で再生することができるという作用がある。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した視聴率
評価システムの一実施形態を図1〜図15に従って説明
する。
【0032】図1は、視聴率評価システム1及びその周
辺を示すブロック図である。視聴率評価システム1は、
放送電波を受信して検波・増幅を行なう受信手段2から
出力される複数の映像信号を合成する合成手段3と、受
信手段2及び合成手段3から出力される映像信号を符号
化、制御信号付加、データ抽出、映像記録、映像配信を
行う記録配信サーバ4と、データサーバ6とから構成さ
れる。
【0033】また、クライアントコンピュータである操
作端末5がインターネット12を介して記録配信サーバ
4及びデータサーバ6に接続される。また、記録配信サ
ーバ4には、アナログ信号を出力するD/Aコンバータ
7が接続され、さらにVHSビデオデッキ8a、アナロ
グTV受像器8bがここに接続されている。そして、映
像信号を圧縮されたデジタル信号として記録しておき、
必要に応じてD/Aコンバータ7によりD/A変換し、
アナログTV受像器8bで表示したり、或いはVHSビ
デオデッキ8aに記憶しておき、アナログTV受像器8
bにより再生することができる。そのためHDなどに大
量の映像データを圧縮して保管できるとともに、必要な
時間の映像データを再生機器が豊富なVHSビデオテー
プにより参照することができる。
【0034】データサーバ6には、視聴率データ9、電
子キューシート10、その他データ11が、それぞれの
データを入力可能に接続されている。受信手段2は、ア
ンテナや有線のケーブルに接続され、ここから入力され
た各テレビ局から送信されたRF(Radio Fre
quency)信号を検波・増幅する。この受信手段2
は、周知の受信装置が用いられる。
【0035】合成手段3は、いわゆる周知の4分割合成
装置で、受信手段2から出力される複数の放送局の映像
及び音声の信号から、複数の放送局の映像を同時に1の
画面に表示させるための信号を合成する。この合成手段
3は、図7の64eに示すように、例えば、1画面に4
つの放送局の画面を表示するように映像信号を合成す
る。もちろん、1画面に表示される映像の数は例として
挙げた4つに限らず、1画面に2つ、あるいは9つ表示
されるようなものであってもよい。
【0036】ここで、図2及び図3は、視聴率評価シス
テム1の機能を模式的に示すブロック図である。なお、
図2及び図3は、それぞれ「※」「*」「#」の同じ記
号を付した位置で接続される。図2に示す受信手段2若
しくは合成手段3から出力されたアナログ信号は、記録
配信サーバ4の符号化手段41でデジタル信号に符号化
される。この符号化手段41は、具体的には記録配信サ
ーバ4にインストールされた周知のエンコーダソフトが
用いられる。受信手段2若しくは合成手段3から出力さ
れたアナログ信号は符号化手段41において、A,B,
C,Dのそれぞれのチャンネルの信号が符号化されると
ともに、A+B+C+Dに合成された信号も別途符号化
される。このようにA+B+C+Dに合成された信号は
まとめて符号化されるので、A,B,C,Dのチャンネ
ル相互の映像の時間がずれることがない。また、そのコ
ントロールも4チャンネル別々に制御するのに比べて、
記録配信サーバ4の負担を軽くすることができる。
【0037】映像信号を符号化するためのエンコーダソ
フトは、具体的には米国RealNetworks社の
Real System8(登録商標)のコンポーネン
トであるReal Producer8(登録商標)な
どが好適に使用できる。この場合、圧縮されたデータは
Real Video(登録商標)のフォーマットで出
力される。この他、MPEG―2(Moving Pi
cture Expert Group―Phase
2)若しくはMPEG―4などのフォーマットに画像を
圧縮、符号化する他の周知のエンコーダソフトによって
も符号化できる。何れの場合もアナログ画像をデジタル
データに符号化するとともに、データ圧縮を行ってデー
タ量を小さくする。
【0038】この符号化手段41での映像信号の符号化
では、符号化と同時に映像信号に制御信号が付加され
る。この制御信号は図示しないタイマーの時間を参照し
てタイムスタンプと呼ばれる絶対的な時間軸に従って付
加される。この制御信号の付加も前述の符号化のための
ソフトウエアにより付加される。
【0039】次に、図2に示すデータ抽出手段42にお
いて、符号化手段41で符号化された映像信号から図3
に示すデータサーバ6にデータが送出され、データサー
バ6のCMデータ抽出手段61においてCMのデータが
抽出される。CMデータ抽出手段61においての処理の
詳細は後述する。
【0040】また、符号化された映像信号は、記録配信
サーバ4に備えられたHDからなる記憶手段43に同期
信号とともに映像ファイルとして記憶される。図2に示
す記憶手段43に記憶された映像ファイルはSMIL
(Synchronized Multimedia
Integration Language)サーバと
しての出力制御手段44が制御信号により時間軸に沿っ
たメディア制御を行う。このSMILは、W3C(Wo
rld Wide Web Consortium)に
より認められた標準技術で、XML(eXtensib
le Mark−up Language)をベースと
したマルチメディアに特化された言語であり、動画を時
間軸に沿って制御信号により容易に制御できるばかりで
なく、静止画、テキスト、ストリームテキストなども扱
うことができる。また、XMLにはないハイパーリンク
も可能である。そのため、動画を中心に、テキストを組
み合わせたニュース番組ような画像も容易に制御でき
る。
【0041】本実施形態では、具体的には米国Real
Networks社のRealSystem8(登録
商標)のコンポーネントであるReal Server
8(登録商標)などが好適に使用できる。この場合、デ
ータはReal Video(登録商標)形式のファイ
ルに限定されず、MPEG2,MPEG4,JPEG,
MotionJPEGなどの形式のファイルであっても
取り扱うことができる。
【0042】出力制御手段44により、記憶手段43に
デジタルデータとして記憶されている映像ファイルはデ
ジタルデータのまま、データサーバ6やインターネット
12に送信されたり、また、DVD(Digital
Video Disc)や、CD−R(Compact
Disc Recordable)等にデジタル信号
が記録される。一方、出力制御手段44からD/Aコン
バータ7を介して出力される信号はアナログ信号とされ
て、直接アナログTV受像器8bにより画面表示した
り、一旦VHS(Video Home Syste
m)形式のビデオデッキ8aにおいて図示しないVHS
録画テープに記録され、アナログTV受像器8bにより
画面表示してもよい。もちろん録画するメディアは、V
HS方式のビデオテープに限定されないのはいうまでも
なく、8mmVideo(登録商標)やその他のビデオ
テープ、或いは、その他の種類のアナログ記録媒体など
その種類が限定されるものではないことはいうまでもな
い。次に、図3に示すデータサーバ6を説明する。デー
タサーバ6は、WWW(World Wide We
b)サーバとして OS(Operating Sys
tem)としてマイクロソフト社のウインドウズNT
(登録商標)がインストールされたサーバコンピュータ
であるWWWサーバ62を備え、HTTPのプロトコル
により、操作端末5等のクライアントPCから指定され
たURLのHTML形式の情報をH送信する。データサ
ーバ6は、ウインドウズNTに限定されるものではな
く、ウインドウズ2000サーバ、Unix、Linu
x、Netware、BeOS等(以上登録商標)がイ
ンストールされたサーバコンピュータにより構成されて
いてもよい。
【0043】データサーバ6は、インターネット12
(図1参照)を介して、操作端末5と通信可能に接続さ
れている。本発明においてはデータの通信が可能であれ
ば如何なる構成であってもよいが、ここでは一例として
インターネットを用いたネットワークとして説明する。
もちろん、ピアトゥピアによる1対1の接続や、Eth
ernet(登録商標)による閉鎖的なLAN(Loc
al Area Network)や、あるいは他のW
AN(Wide Area Network)、公衆回
線などでもよい。WWWサーバ62は、操作端末5とT
CP/IP(Transmission Contro
l Protocol/InternetProtoc
ol)のプロトコルにより通信可能に構成され、操作端
末5からの要求で、指定されたURL(Uniform
Resource Locator)の情報を操作端
末に送信する。
【0044】さらに、WWWサーバ62は、CGI(C
ommon Gateway Interface)の
機能を備えている。操作端末5からWWWサーバ62に
CGIの起動要求があった場合は、操作端末5から要求
に応じ、特定のプログラムを呼び出すようにPerl等
の言語で記述されたスクリプトによりプログラムされて
おり、さらに、必要に応じてさらに他のコンピュータに
格納された各種のプログラムを呼び出して起動させて操
作端末5からの各種の要求に応える。なお実施形態では
WWWサーバ62はウインドウズNTサーバとCGIに
より構成されているが、CGIのほか、ASP(Act
ive Server Pages)等を用いて構成す
ることもできる。
【0045】データサーバ6には、視聴率評価画面合成
手段64が設けられる。視聴率評価画面合成手段64
は、HTML(Hyper Text Mark−up
Language)のファイルを作成する手段で、C
Mデータ抽出手段61、HTML作成手段66、グラフ
作成手段67、I/F・G/W63から入力されるデー
タをHTML文書として合成して視聴率評価画面64a
(図7参照)を作成する。なお、ここでいう「合成」と
は、結果的に操作端末5の画面に図7に示すようにグラ
フ64bと、グラフを説明するための視聴率に関連する
情報64cと、映像画面64e、時間別参考情報64f
若しくは番組別参考情報64d(図13参照)とを参照
可能に表示させることをいい、これらの内容が必ずしも
同一のファイルに記憶されることを意味しない。例えば
本実施形態においても、映像画面64eはデータサーバ
6ではなく記録配信サーバ4に記憶されており、CGI
により必要に応じて操作端末5の画面に呼び出されて、
他の画面と同じ画面に表示されて視聴率評価画面64a
を構成する。このようなものも本願にいう合成である。
【0046】この視聴率評価画面64aを表示させるH
TML文書には、所定の座標や文字列についてハイパー
リンクが設定されており、この領域をクリックすること
で関連づけられたCGIを含む所定のURLのページに
画面が移行するように設定される。そしてこのHTML
文書群はデータサーバ6の記憶手段であるHDD68に
記憶される。このように記憶された視聴率評価画面64
aは、操作端末5のブラウザからのURLの指定を伴っ
たWWWサーバ62への要求により、操作端末5に送信
され表示される。また、グラフ64b上のハイパーリン
クは、ここをクリックすることでCGIが記録配信サー
バ4のプログラムを起動させ指定時間の指定放送局若し
くは4分割の映像を操作端末5に送信させる。
【0047】視聴率データ9は、例えばわが国では、株
式会社ビデオリサーチの視聴率調査を利用することがで
きる。この視聴率調査では、例えば図10、図11に示
すようなC.S.V(Comma Separated
Value)フォーマットなどの表形式で提供され
る。例えば図10は、東京地区における所帯毎分視聴率
を示す表91で、各項目は「,」(コンマ)により区切
られて表示される。最初のコンマに続く「200101
24」は、2001年1月24日を示し、次のコンマに
続く「0500」は5時00分を示し、さらに次のコン
マに続く「3」は曜日を示すコードである。また、次の
コンマに続く「002.8」は、NTV(日本テレビ放
送株式会社)の視聴率を示し、以下同様に「NHK総
合」「NHK教育」「テレビ朝日」等の各放送局の視聴
率を示すものである。以上のようなデータが、1分ごと
に集計されてこの表に表示される。
【0048】また、図11は、東京地区における所帯番
組視聴率を示す表92で、各項はコンマで区切られて表
示される。最初のコンマに続く「20010108」は
日付を示し、以下続いて「0500」は番組の開始時間
を、「2」は放送局を示す。同様に、番組コード、番組
名、サブタイトル、番組コード、曜日、開始時間、終了
時間、放送分数、平均視聴率、終了時視聴率、多重放送
のタイプなどが文字列、数字によるコードなどでコンマ
に区切られて表示される。エリアにより以上説明した項
目以外にも項目が適宜付加削減される。
【0049】図3に戻って説明を続ける。以上のような
CSV形式で提供されるデータを、視聴率データ解析手
段65では、必要なテキストデータを抽出してHTML
作成手段66によりグラフと映像以外の視聴率評価画面
64aのテキスト部分を作成する。
【0050】図12は番組別の番組選択画面66aを示
す図である。番組選択画面66aは、世帯番組視聴率9
2(図11参照)からデータを抽出して作成される。番
組を表示する文字の部分にハイパーリンクが設定され、
番組毎にそれぞれの時間の視聴率を示す視聴率評価画面
64aにリンクするためのURLが付与されている。新
聞や雑誌のテレビ番組紹介欄のように放送局毎に時間帯
に沿って番組名と開始時間、終了時間とともに番組視聴
率が表示される。操作端末5に表示された画面において
その番組の時間帯の領域をマウスでクリックすること
で、該当する番組の時間帯にリンクされた視聴率評価画
面64a(図7参照)に移動し、図13に示す番組別参
考情報64dが表示される。ここで、図13は、視聴率
評価画面64aに表示する番組別参考情報64dの例を
示す図である。この番組詳細情報64dは、番組選択画
面66aにより選択された番組の図11に示す世帯番組
視聴率92に含まれるデータから抽出されて作成され
る。
【0051】また、図14は、番組名でなく時間指定に
より視聴率評価画面64aを表示させる時間選択画面6
6bを示す図である。ここでは、日付と、開始時間、終
了時間を記入して、プルダウンメニューから放送局を選
択してクエリ送信ボタンを操作して操作端末5からデー
タを送信することで、データサーバ6に、指定された時
間の視聴率のデータを表示する視聴率評価画面64aに
移動させ、時間別参考情報64fを表示させる。ここで
図15は、視聴率評価画面64aに表示する時間別参考
情報64fの例を示す図である。図15では、時間選択
画面66bで入力された開始時間と終了時間における平
均視聴率、合計視聴率、瞬間最高視聴率、瞬間最低視聴
率が算出され、各テレビ局毎と、全局合計、HUT(総
世帯視聴率)について表示する。これらは、図10に示
す世帯毎分視聴率91に含まれるデータから抽出・演算
されて作成される。
【0052】ここで図7は、視聴率評価画面64aを示
す図である。前述のように時間選択画面66bから移動
した視聴率評価画面64aは、グラフ64bと、グラフ
を説明するための視聴率に関連する情報64cと、時間
別参考情報64fと、映像画面64eとから構成されて
いる。なお、番組選択画面66aから移動した場合は、
時間別参考情報64fに代えて番組別参考情報64dが
表示される。
【0053】次に、グラフ作成手段67について説明す
る。ここで図4は、1つの放送局について表示されたグ
ラフ67aを示す。図4に示すように、入力された世帯
毎分視聴率のデータは、時間を横軸、視聴率を縦軸にと
った座標において1分おきの視聴率のデータが折れ線グ
ラフで表示される。図5は、各局毎に作成されたグラフ
を重ね合わせて表示した様子を示す図である。図5に示
すように、例えば「NBN」「CTV」「THK」「C
BC」「NHK」の各局毎の視聴率を、同じ時間軸で揃
えて重ねて表示したグラフ67bにより表示することで
各局の視聴者の増減が極めて比較しやすくなる。
【0054】そしてこのように作成された視聴率評価画
面合成手段64に表示されたグラフ67a,67b上に
おいて、ハイパーリンクが設定される。図4に示すよう
に、指定の一放送局を表示している場合にはグラフにお
いて、時間tが0700≦t<0701の範囲で、かつ
視聴率r(%)が、0≦r<100の範囲の領域で、マ
ウスをクリックして操作端末5からWWWサーバ62に
データを送信した場合、WWWサーバ62は、送信され
たデータを映像の配信の要求と解析して、CGIを起動
して、操作端末5に記録配信サーバ4のURLを送り、
操作端末5はこのURLに従って、記録配信サーバ4の
出力制御手段44にプログラムの起動を要求する。この
操作端末5からの要求により、出力制御手段44は要求
された所定時刻の映像をSMILにより時間制御して記
憶手段43から呼び出す。そしてReal Serve
r8の機能によりインターネット12を介して映像を要
求した操作端末5に07時00分からの映像ファイルを
ストリーミングにより送信する。
【0055】また、図5に示すように複数のグラフ67
bを表示したときには、各折れ線から一定距離の範囲を
クリックした場合にはその折れ線の示す放送局の映像の
みを表示し、グラフ下端の時間軸67cから一定距離の
範囲をクリックした場合には4分割画面の映像を表示す
るようにハイパーリンクを設定する。
【0056】なお、図4に示すように、瞬間最高視聴
率、最低瞬間視聴率の位置を表示するようにグラフ67
aの頂点から時間軸に垂線を表示してもよく、さらに文
字で「MAX:7.2%@0723 MIN:2.4%
@0646」のように文字表示と併せても表示してもよ
い。さらに、急激な視聴率の増減があった部分は、グラ
フ67aの線を例えば太く表示することで、視聴率を評
価する者に対して見やすくすることができる。
【0057】ここで、クライアントコンピュータである
操作端末5について説明する。操作端末5は、図示を省
略したCPU、RAM、ROM、HDD、キーボード、
マウス、ディスプレー等を備えた周知のコンピュータシ
ステムで、OSとして、ウインドウズ2000(登録商
標)がインストールされている。OSは、これに限定さ
れずウインドウズ95/98/Me/NT、Unix、
Linux、MacOS(以上登録商標)等により構成
されていてもよい。WWWブラウザとして、マイクロソ
フト社のインターネットエクスプローラ(登録商標)が
インストールされ、インターネット12に通信可能に接
続されている。WWWブラウザも、これに限定されずネ
ットスケープ社のネットスケープナビゲーター(登録商
標)なども好適に使用可能である。また、Real N
etwork社製のReal Player(登録商
標)もインストールされており、Real Serve
rである記録配信サーバ4から配信された映像を再生す
ることができる。次に、図3に示す電子キューシート1
0、その他データ11の入力について説明する。まず、
電子キューシート10は、放送の進行用に作成された電
子的なタイムテーブルで、従来紙に記載されていたキュ
ーシートを電子化し、放送スタッフが容易にアクセスで
きるようにしたものである。この電子キューシート10
をI/F(インターフェイス)・G/W(ゲートウエ
イ)63を介して解析可能に入力し、ここから予め指定
した文字列を検索して、時間とともに抽出する。例え
ば、オープニング、CM1、スポーツコーナー、プレゼ
ントコーナー、CM2、ニュース、エンディングなどの
番組の内容を時間と関連付けて記憶しておく。このよう
にすることで、従来視聴率の評価のために手作業で番組
の情報を収集していたのを、67d(図4参照)に示す
ように視聴率評価画面64aにこれらの情報を自動的に
表示することができる。なお、視聴率評価画面64aに
すべての情報を表示すると却って見にくくなるので、映
像と同様、グラフ上67aをクリックすることで、その
時間における電子キューシート10の内容を表示するよ
うな構成としてもよい。
【0058】同様に、その他データ11として、気象庁
などから提供される気象情報をI/F(インターフェイ
ス)・G/W(ゲートウエイ)63を介して解析可能に
入力し、必要な気象情報を抽出して図6に示すようにグ
ラフ上に「天候:晴れ 気温:最高23度 最低7度」
と表示してもよい。或いは視聴率評価画面64aの別の
部分に表示するように構成することができる。
【0059】次に、CMデータ抽出手段61について説
明する。ここでは、映像信号から、CM又はCMと推認
される部分(以下CMという)を抽出する。なお、この
ように抽出したCMは、例えば本実施形態ではグラフ6
7b(図5参照)の折れ線の該当部分の線種を実線から
破線に変更させて表示する。この外、グラフ67bの太
さを変化させたり、色彩を変化させることでグラフ67
bのCM以外の部分と一覧して区別をすることができ
る。CMの時間は一般的にテレビのチャンネル変更が著
しいため視聴率の評価においてCM部分を識別すること
の意義は大きい。
【0060】ここで「CM」とは、テレビ放送において
流されるコマーシャルメッセージの映像及び音声のこと
をいう。このCMの放映時間は、一般に10秒、15
秒、30秒などの短いものが一般で、60秒を越えるも
のは極めて少ない。通常は15秒のものがほとんどであ
る。また、CMは各放送局共通のものが多く、CM製作
会社・広告代理店からいわゆるCM素材として持ち込ま
れる。
【0061】ここで図9はビデオ素材のCMにおける各
タイミングを示すタイムチャートである。広告制作会社
から持ち込まれるCM素材を所定の放映時間にインサー
トする時に頭出しにズレが生じる場合がある。ビデオ素
材では、その場合でもズレが目立たないように通常CM
の前後の部分にはクッションと呼ばれる映像の部分が付
加されている。15秒のCMであれば、例えば前後に3
秒ずつのクッションを付加して全長で21秒の素材長と
する。
【0062】通常は、このクッションの最初が−03秒
から最後が00秒となるようにタイムスケールが設けら
れ、通常は00秒のところから本編を放映する。このク
ッションの部分と、本編の最初の部分は、連続した画像
に構成されている。また、本編はおよそ15秒の長さが
あり+15秒の時間で通常は放映が終了する。その後に
もクッションが3秒設けられ、+18秒まで映像が連続
する。この本編の最後の部分と後のクッションも連続し
た画像となっている。従って、通常はクッションは放映
されないが、放映開始時間が00秒から前後した場合に
クッションが放映されることになる。この場合前のクッ
ションとCMの最初の部分、後ろのクッションとCMの
最後の部分は、それぞれ連続した映像となっているた
め、多少放映時間が前後にずれても不自然な感じがしな
い。ここで、「連続」というのは、例えば、撮影であれ
ば一連の撮影などにより収録されて継ぎ目がないものを
いう。また合成画面においてはこれに準じたものを含
む。
【0063】つまり、絶対的な時刻、例えば20時00
分00秒により同じCM素材が放映されていたとして
も、これらの放映された部分は時間的にずれている可能
性があることになる。もし、この2つのCM素材が同一
なものか否かを判断する場合に、同一の絶対的な時刻に
おけるそれぞれの映像を比較しても、放映された部分が
時間的にズレがあれば、同一のCMであっても異なるC
Mと判断されてしまう。
【0064】ここで、映像の連続性がとぎれ、次の映像
と不連続になった不連続点を、この説明において「絵代
わり」と呼ぶ。同一のCMであれば、同一の時間に絵代
わりが生じる。そこで、この絵代わりを検出して、その
絵代わりを基準に同じ時間軸を取れば、2つのCMの映
像を比較して同一か否かを判断できることになる。本実
施形態では、まず、各フレームごと、つまり1/30秒
より短い間隔で画像をサンプリングして、そのフレーム
と1つ前のフレームにおいて同一位置の画素の明度若し
くは色相を比較し、変化があった部分を差分として抽出
し、その差分の全体に対する割合を求め、所定の割合以
上であれば、画像が大きく変化したと判断する。言い換
えれば映像を時系列的に比較して自己相関性を判断し、
大きく変化したところ、つまり自己相関性が無くなった
瞬間を絵代わりと判断する。
【0065】なお、フィルム素材のCMの場合は、クッ
ションが前後に0.5秒ずつしかない点、毎秒24コマ
で画面が変化することを除けばビデオ素材のCMと同様
である。そのため、サンプリング間隔をビデオ素材の場
合のフレーム間隔である1/30秒以下とすれば正確に
絵代わりが検出できるため望ましい。但し、一般にCM
は15秒の長さであり、視聴率データは1分単位である
ため、それほど高い精度は必要ではなく、サンプリング
間隔は、1/30秒以下はもちろん、1/24秒以上で
あっても、本発明では十分な精度で検出できる。なお、
実際には絵代わりでなくても動画であれば対象物の動き
の外、パーンやズームによって画面上の同一地点での明
度・色相などが大きく変化すれば絵代わりであると判断
される可能性がある。その場合でも、同一のCM素材に
おいて同一時間の絵代わりでない部分が絵代わりと判断
されることで時間的基準ができるため本発明の効果を奏
しうる。
【0066】このように自己相関性を基準に検出された
映像の不連続点である絵代わりを時間的な基準とすれ
ば、同一のCM素材であれば同一時間での画面上の同一
地点での明度・色相なども同一になる。
【0067】上述のように未知の映像がCMであるか否
かを判断するには、この絵代わりを検出して、この絵代
わりを時間的基準に所定のディレイタイム、例えば1/
30秒後に映像のサンプリングを行う。そして、既にC
Mであることがわかっている既知の映像信号において絵
代わりからディレイタイムである1/30秒後の画像の
明度を特徴データとして検出して、これを判断の対象と
なる映像の特徴データと比較し特徴データが一致すれ
ば、既知のCMと同一であることがわかる。もちろん明
度に代えてRGBの色バランス等を比較するようにして
もよい。
【0068】ここで、このようにサンプリングされる特
徴データは多数の既知のCMの特徴データとマッチング
を行う必要があるため、リアルタイムで処理するには処
理の高速化のために特徴データのサイズが小さいことが
望ましい。ここで図8は、画面のサンプリングの例を示
す。図8(a)、(b)に示すように、画面上にS1、
S2、S3、S4、S5の5つの領域を定め、この5つ
のそれぞれの平均明度を計算する。このように画面の一
部のみを比較することで特徴データを小さくすることが
できる。或いは、表示される画素を所定間隔、例えば1
00ピクセル間隔で抽出して比較するような方法や、1
又は複数の水平走査ラインの画素を抽出して比較するよ
うな方法でもよい。つまり、全画面の画素を比較するこ
となく、その一部から抽出して比較するものであって、
かつ違いが比較しやすい位置での情報であればよい。以
上に述べたような手順を行うデータサーバ6が本発明の
不連続点検出手段、映像特徴抽出手段、映像CM判断手
段の一例となる。
【0069】以上述べた方法では、画面上の同一性を使
ってCMデータの抽出を行っているが、この絵代わりの
時間を基準に音声をサンプリングして、比較するように
してもよい。同様に、絵代わりを検出した場合、絵代わ
りと判断された時を基準にして所定時間経過後に、CM
の音声に関するデータをサンプリングし、このCMデー
タ記憶手段に記憶されたCMデータと、判断の対象とさ
れるCMの音声データを比較して同一性を判断するよう
にしてもよい。なおこのような手順を行うデータサーバ
6が、本発明の音声特徴抽出手段、音声CM判断手段の
一例である。
【0070】テレビ放送局では、放送する内容を最終的
に編集したマスターテープにCMの内容を示す識別信号
が付加されている。このマスターテープに付加された識
別信号は、放送直前に消去され、実際にこの信号が放送
されることはないが、自局内であればこの信号を利用し
てCMを確実に検出することができる。これをI/F・
G/W63から入力し、視聴率評価画面合成手段でグラ
フ上に表示させる。
【0071】また、CMでは、特定の企業においては一
定の音階やキャッチフレーズを使って音声で自社を示す
ジングル、サウンドロゴなどと呼ばれている識別手段が
ある。ここでは、ジングル、サウンドロゴ、その他定型
の音声を流すものをまとめて「ジングル」ということに
する。このようなジングルを含む音声はCMであると推
測できるため、予め既知のCMからジングル等を記録し
ておき、これを判断対象の音声データにおいてマッチン
グするものを検索して、同一の音声が検出できたとき
は、その対象をCMと判断する。なお、このような手順
を行うデータサーバ6が本発明のジングルCM判断手段
の一例である。
【0072】さらに、CMでは、ほとんど例外なく音声
がステレオ信号となっている。これに反し一般の番組で
はモノラル信号が多い。また、CMは前述のように15
秒のものが組み合わされて放映されるが、一般には18
0秒を超えるものは希である。そのため、判断の対象と
なる音声信号がステレオ信号であって、且つ180秒以
内のものはCMであると推定できるため、その判断対象
をCMと判断する。なお、このような手順を行うデータ
サーバ6が本発明のステレオ信号CM判断手段の一例で
ある。
【0073】そして、一般に複数のCMが連続して放映
されることが多いため、CMとCMの間に短い時間があ
った場合、高い確率でCMである可能性が高い。そこ
で、既にCM或いはCMと予測された時間に挟まれ、且
つ例えば60秒以内の信号はCMと見なして処理を行
う。なお、このような手順を行うデータサーバ6が本発
明のみなしCM判断手段の一例である。
【0074】また、CMの前後端の音声は、無音である
ことが多い。もちろん無音状態は通常の音声でもしばし
ば現れるが、CMの場合そのほとんどが15秒であるこ
と、また一般には4本以上のCMが組み合わされて放映
されることから、15秒間隔の無音状態が3回以上存在
すればこの無音状態の部分に囲まれた音声はCMのもの
である可能性が高い。もちろん連続する回数が多ければ
CMである確率が高くなる。一方、CMには音声がある
部分が多いため、無音状態の継続時間が一定時間以上で
あればCMである確率が低いと推測できる。従って、1
5秒間隔の無音状態が3回以上存在し、各無音状態の継
続時間が一定時間以下であればCMであるとみなしても
よい。
【0075】さらに、テレビ放送においてニュース速報
などが画面中にスーパーとして挿入される場合がある
が、画面中から例えばニュース速報の文字列と、その文
字列に連続する文字列を切り出して、時間情報とともに
抽出する。文字の切り出しには、例えばエッジ検出によ
り文字の輪郭を抽出し、辞書によるマッチングで文字認
識をする。例えば、「ニュース速報:内閣解散。来年1
月総選挙に。」というニュース速報を受信したときは、
その受信時間である10:15という時間を同時に記憶
し、図6に示すグラフ67bのように、グラフ上の10
15の位置に文字を表示させ、ニュース速報がそのグラ
フの示す放送局で10時15分にあったことを示す。そ
して、視聴率評価画面合成手段64において、図7に示
す視聴率評価画面64aのグラフ64b上に表示するよ
うにする。この場合も、ニュース速報があったことのみ
をグラフ64b上に表示し、所定エリアをクリックする
ことでその内容を表示するようにしてもよい。
【0076】次にこのように構成された視聴率評価シス
テム1の使用の手順について図1から図15を参照して
説明する。まず、受信手段2からは、常時信号を入力
し、入力された信号は合成手段3、符号化手段41で合
成、符号化して記憶手段43に例えば1時間毎など適宜
分割して名前を付けて自動的に記憶する。
【0077】視聴率について、評価を行う場合には、操
作端末5からブラウザにより所定のURLを指定してイ
ンターネット12を介してデータサーバ6にアクセスす
る。そうすると図示しないメニュー画面が表示され、そ
こから番組選択画面66a(図12)或いは時間選択画
面66b(図14)にリンクするメニューが表示される
ため、この表示をマウスでクリックすることで、いずれ
かの画面に表示が変わる。番組選択画面66aでは、視
聴率を評価したい番組を選択してクリックすることで、
番組別参考情報64dと共に視聴率評価画面64aが表
示される。また、時間選択画面66bでは、日付、開始
時間、終了時間を記入し、テレビ局を選択してクエリ送
信ボタンを操作することで、時間別参考情報64fと共
に視聴率評価画面64aが表示される。この場合、映像
画面は、4分割の、その表示された最初の時間から表示
される。このとき図示しないプルダウンメニューやポッ
プアップメニューから、映像画面を、いずれか1社の画
面に切り換えたり、グラフ64bを図4に示す1社のみ
のグラフ67aに切り換えることができる。
【0078】操作者は、操作端末5に表示された視聴率
評価画面64aのグラフ64bの外、時間別参考情報6
4fまたは番組別参考情報64d、さらにグラフ上に表
示された参考情報64cなどを参照して、グラフ上又は
時間軸上の評価したい時刻の位置にマウスを移動しその
位置でクリックする。するとデータサーバ6のWWWサ
ーバ62に映像を要求するデータが時刻のデータととも
に送信され、WWWサーバ62では、CGIを起動して
操作端末5にURLを指示する情報を返し、操作端末5
はここで指定されたURLの記録配信サーバ4の出力制
御手段44に映像を送信する内容の要求を送信する。こ
の送信を受けた出力制御手段44は、指定された時刻の
映像を記憶手段43から読み出して、操作端末5にイン
ターネット12を介してその映像をストリーム送信す
る。このように視聴率の変動を読みとり、そのときの画
面の情報を参照して視聴率の増減の原因を解析し、特に
他社を含めたその変動時点の映像を確認することで、視
聴率の変動の原因を容易且つ的確に解析できる。
【0079】(効果)上記実施形態の視聴率評価システ
ム1によれば、以下のような効果を得ることができる。 ○ 視聴率評価画面合成手段64により、時間毎の視聴
率を示すグラフ64bと、このグラフ64b上において
表示する視聴率に関連する情報64cと、符号化された
映像64eとを同時に視聴率評価画面64aに表示でき
る。さらに、映像出力制御手段44により、表示された
グラフ64b上において、時刻に対応付けられた所定の
領域を操作をすることで指定された時刻に基づいた映像
を視聴率評価画面64aに表示できる。そのため、視聴
率の評価に必要な多くの情報を同時に参照しながら容易
且つ多面的な視聴率の評価を行うことができるという効
果がある。
【0080】○ 視聴率評価画面64aにおいて、一般
に視聴率の変動が大きいCMに関するデータを表示する
ことができるため視聴率を評価するための判断を容易に
するという効果がある。
【0081】○ CMデータ記憶手段であるHDD68
に記憶された既存のCMの映像及び音声信号と入力され
た映像信号の不連続点である絵代わりをそれぞれ検出す
ることで比較する映像の時間的なズレをなくし、このタ
イミングで映像をサンプリングして抽出した特徴を比較
することでその映像信号がCMであるか否かを判断し
て、CMのみを抽出することができるという効果があ
る。
【0082】○ HDD68に記憶された既存のCMの
映像及び音声信号と入力された映像信号の不連続点であ
る絵代わりをそれぞれ検出することで比較する映像の時
間的なズレをなくし、このタイミングで映像をサンプリ
ングして抽出した特徴を比較することでその映像信号が
CMであるか否かを判断してCMのみを抽出することが
できるという効果がある。
【0083】○ ジングルCM判断手段であるデータサ
ーバ6により予め記憶されたCMに含まれる特定のジン
グルと同一の音声信号である場合に、その音声信号をC
Mと判断して抽出することができるという効果がある。
【0084】○ ステレオ信号CM判断手段であるデー
タサーバ6により、音声信号がステレオ信号であり、且
つ所定時間内である場合にその音声信号をCMと判断し
て抽出することができるという効果がある。
【0085】○ みなしCM判断手段であるデータサー
バ6により1のCMと他の1のCMに挟まれた所定時間
内の信号をCMと見なして抽出することができるという
効果がある。
【0086】○ 特定文字列抽出表示手段であるデータ
サーバ6により映像から文字認識を行い、所定の文字列
を抽出してグラフ64b上に時刻と関連付けて表示でき
るという効果がある。
【0087】○ 電子キューシート抽出表示手段である
データサーバ6により番組の進行を示す情報が電子的に
記憶された電子キューシートに含まれた指定された文字
列を抽出して64b上に時刻と関連づけて表示できると
いう効果がある。
【0088】○ 視聴率の折れ線グラフ64bを例えば
マウスのようなポインティングデバイスでクリックなど
することで任意の時間の映像を表示させる効果がある。 ○ 視聴率を示す折れ線64bにおいて、視聴率の変化
の激しい時間が他の部分と例えば、線の太さ、種類、色
彩等が異なった表示として注意を喚起することができる
という効果がある。
【0089】○ 視聴率を示す折れ線グラフ64bにお
いて、一般にチャンネルの切換が激しいCM部分を他の
部分と例えば、線の太さ、種類、色彩等が異なった表示
として注意を喚起することができるという効果がある。
【0090】○ 視聴率を示す折れ線グラフ64bにお
いて、視聴率の最高値及び最低値の位置を表示すること
ができるという効果がある。 ○ D/Aコンバータ7により符号化された映像信号を
アナログ変換して出力することができるため、HD、C
D―R、DVDなどのデジタル方式のメディアのみなら
ず、例えばVHSビデオデッキ8aによりVHS方式の
ビデオテープなどのアナログ方式のメディアに記録した
り、アナログTV受像器8bで再生することができると
いう効果がある。
【0091】なお、上記実施形態は以下のように変更し
てもよい。 ○ 受信手段2に入力される信号は、アンテナから受信
される地上波、人工衛星から受信される電波、或いは光
ファイバや、金属線により配信されるケーブルテレビ等
その種類を問うものでなく、またデジタル信号、アナロ
グ信号を問うものでもない。
【0092】○ 本願で言う「符号化手段」41は、入
力した信号から所定形式のデジタル信号を出力するもの
であり、符号化手段に入力する信号がデジタル信号であ
ることを妨げない。この場合は、入力したデジタル信号
を本システムで利用可能な形式のデジタル信号に再構成
し、制御信号を付与する構成とする。
【0093】○ 本実施形態では記録配信サーバ4、デ
ータサーバ6を備えるが、これらは単一のコンピュータ
により構成されたり、或いは3以上のコンピュータから
構成されるものであってもよい。また、必ずしもクライ
アントサーバ方式による必要はない。
【0094】○ その他データには、各種のデータが用
いられ得る。例えば、新聞や雑誌のテレビ欄などの紙媒
体に印刷されたデータをOCR(Optical Ch
aracter Reader)等により読み取って特
定の文字列を抽出するようにしてもよい。またGコード
による情報から必要なデータを抽出してもよい。もちろ
ん人手による入力を行い、時間と関連づけて視聴率評価
画面64aに表示することもできる。さらに、画像に含
まれる特定の人物を画像処理により抽出することで、ド
ラマの出演者、スポーツの選手、ニュースでの内容を自
動的に抽出してもよい。
【0095】○ もちろん文字放送やデジタル放送にお
いて、文字情報として与えられるものを情報源として使
用できることはいうまでもない。以上、1の実施の形態
を例に本発明を説明したが、本発明はこれに限定されず
特許請求の範囲を逸脱しない範囲で当業者により種々変
形改良して実施できることはいうまでもない。
【0096】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明は、視聴
率の評価に必要な多くの情報を同時に参照しながら容易
且つ多面的な視聴率の評価を行うことができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】視聴率評価システム1及びその周辺を示すブロ
ック図。
【図2】視聴率評価システム1の機能を模式的に示すブ
ロック図。
【図3】視聴率評価システム1の機能を模式的に示すブ
ロック図。
【図4】1つの放送局について表示されたグラフ67a
を示す図。
【図5】各局毎に作成されたグラフを重ね合わせて表示
した様子を示す図。
【図6】図5に示すグラフに情報を重ね合わせて表示す
るグラフ67bを示す図。
【図7】映像信号を合成して1画面に4つの放送局の画
面を表示した図。
【図8】(a),(b)画面のサンプリングの例を示す
図。
【図9】ビデオ素材のCMにおける各タイミングを示す
タイムチャート。
【図10】所帯毎分視聴率を示す表91。
【図11】所帯番組視聴率を示す表92。
【図12】番組別の番組選択画面66aを示す図。
【図13】視聴率評価画面64aに表示する番組別参考
情報64dの例を示す図。
【図14】時間指定により視聴率評価画面64aを表示
させる時間選択画面66bを示す図。
【図15】視聴率評価画面64aに表示する時間別参考
情報64fの例を示す図。
【符号の説明】
1…視聴率評価システム、2…受信手段、3…合成手
段、4…記録配信サーバ、5…操作端末、6…データサ
ーバ、9…視聴率データ、10…電子キューシート、1
1…その他データ、12…インターネット

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力手段と出力手段を有するコンピュー
    タを備えた視聴率評価システムであって、 入力された複数の映像の信号から、該複数の映像を同時
    に1の画面に表示させる信号を合成する映像合成手段
    と、 前記入力された複数の映像の信号及び前記映像合成手段
    から出力された信号をそれぞれ符号化するとともに、映
    像を時刻に基づいて制御する制御信号を付加する映像符
    号化手段と、 入力された所定の形式の視聴率データに基づいて時刻と
    視聴率の関係を示すグラフを表示するための信号を作成
    する視聴率グラフ作成手段と、 前記視聴率グラフ作成手段により作成された信号により
    表示されるグラフと、該グラフ上において表示する視聴
    率に関連する情報と、前記符号化された映像とを同時に
    表示可能な視聴率評価画面を表示させる視聴率評価画面
    合成手段と、 前記視聴率評価画面において表示された前記グラフ上に
    おいて、時刻に対応付けられた所定の領域を操作をする
    ことで指定された時刻に応じて、前記符号化された映像
    を前記視聴率評価画面に表示するように前記制御信号に
    より制御して出力する映像出力制御手段とを備えたこと
    を特徴とする視聴率評価システム。
  2. 【請求項2】前記視聴率評価画面合成手段は、前記符号
    化された映像信号から、CMに関するデータを前記視聴
    率評価画面に表示するために抽出するCMデータ抽出手
    段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の視聴率評
    価システム。
  3. 【請求項3】 前記CMデータ抽出手段は、 予め既存のCMの映像及び音声信号を記憶しておくCM
    データ記憶手段と、 CMにおいて所定の連続した映像がその連続性がとぎれ
    て別の連続性のある映像に切り替わる不連続点を、一定
    間隔で映像をサンプリングしてその自己相関性を判断す
    ることで検出する不連続点検出手段と、 該不連続点検出手段により不連続点と判断された時を基
    準にした所定時においてCMの映像の特徴データをサン
    プリングして抽出する映像特徴抽出手段と、 該映像特徴抽出手段により抽出された前記CMデータ記
    憶手段に記憶されたCMの特徴データと、判断の対象と
    されるCMの画面からサンプリングにより抽出された特
    徴データを比較してその同一性を判断し、同一性がある
    と判断されたときに判断の対象とされている映像信号を
    CMと判断して抽出する映像CM判断手段とを備えたこ
    とを特徴とする請求項2に記載の視聴率評価システム。
  4. 【請求項4】 前記CMデータ抽出手段は、 予め既存のCMの映像及び音声信号を記憶しておくCM
    データ記憶手段と、 CMにおいて所定の連続した映像がその連続性がとぎれ
    て別の連続性のある映像に切り替わる不連続点を、一定
    間隔で映像をサンプリングしてその自己相関性を判断す
    ることで検出する不連続点検出手段と、 該不連続点検出手段により最初の不連続点と判断された
    時を基準にした所定時においてCMの音声に関するデー
    タを抽出する音声特徴抽出手段と、 該音声特徴抽出手段により抽出された前記CMデータ記
    憶手段に記憶されたCMの音声信号と、判断の対象とさ
    れるCMの音声信号とを比較してその同一性を判断し、
    同一性があると判断されたときに判断の対象とされてい
    る音声信号をCMと判断して抽出する音声CM判断手段
    とを備えたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記
    載の視聴率評価システム。
  5. 【請求項5】 前記CMデータ抽出手段は、予め記憶さ
    れたCMに含まれる特定のジングルと同一の音声信号で
    ある場合に、その音声信号をCMと判断して抽出するジ
    ングルCM判断手段を備えたことを特徴とする請求項1
    乃至請求項4のいずれかに記載の視聴率評価システム。
  6. 【請求項6】 前記CMデータ抽出手段は、音声信号が
    ステレオ信号であり且つ所定時間内である場合に、その
    音声信号をCMと判断して抽出するステレオ信号CM判
    断手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項5
    のいずれかに記載の視聴率評価システム。
  7. 【請求項7】 前記CMデータ抽出手段は、1のCMと
    他の1のCMに挟まれた所定時間内の信号をCMと見な
    して抽出するみなしCM判断手段を備えたことを特徴と
    する請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の視聴率評
    価システム。
  8. 【請求項8】 前記視聴率評価画面合成手段は、映像か
    ら文字認識を行い、所定の文字列を抽出してグラフ上に
    時刻と関連付けて表示する特定文字列抽出表示手段を備
    えたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか
    に記載の視聴率評価システム。
  9. 【請求項9】 前記視聴率評価画面合成手段は、番組の
    進行を示す情報が電子的に記憶された電子キューシート
    に含まれた指定された文字列を抽出してグラフ上に時刻
    と関連づけて表示する電子キューシート抽出表示手段を
    備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれ
    かに記載の視聴率評価システム。
  10. 【請求項10】 前記視聴率グラフ作成手段は、一方の
    座標軸を時刻とし、これと直交する座標軸を視聴率とし
    て、時刻に応じた1又は複数のテレビ放送局に応じた視
    聴率の折れ線グラフを表示手段である操作端末に表示さ
    せ、 前記映像出力制御手段は、前記操作端末に表示された前
    記折れ線グラフにおいて、時刻に応じて設定された所定
    の領域をポインティングデバイスを操作することで、当
    該グラフ及び時刻に応じた1又は複数の映像を前記操作
    端末に表示させることを特徴とする請求項1乃至請求項
    9のいずれかに記載の視聴率評価システム。
  11. 【請求項11】 前記視聴率グラフ作成手段は、前記折
    れ線グラフにおいて、正又は負の傾きが所定の角度より
    大きくなった部分を、該グラフの他の部分と異なる表示
    とすることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいず
    れかに記載の視聴率評価システム。
  12. 【請求項12】 前記視聴率グラフ作成手段は、前記折
    れ線グラフにおいて、前記CMデータ抽出手段におい
    て、CMであると判断された部分の表示を、他の部分と
    異なった表示とすることを特徴とする請求項1乃至請求
    項11のいずれかに記載の視聴率評価システム。
  13. 【請求項13】 前記視聴率グラフ作成手段は、前記折
    れ線グラフにおいて、視聴率の最高値及び最低値の位置
    を表示することを特徴とする請求項1乃至請求項12の
    いずれかに記載の視聴率評価システム。
  14. 【請求項14】 前記映像符号化手段により符号化され
    た映像信号をアナログ変換して出力するアナログ変換出
    力手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項1
    3のいずれかに記載の視聴率評価システム。 【0001】
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