JP2002270987A - 電子部品、これを備えた配線基板、及びはんだ付け方法、並びにはんだ付け装置 - Google Patents

電子部品、これを備えた配線基板、及びはんだ付け方法、並びにはんだ付け装置

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JP2002270987A
JP2002270987A JP2001067411A JP2001067411A JP2002270987A JP 2002270987 A JP2002270987 A JP 2002270987A JP 2001067411 A JP2001067411 A JP 2001067411A JP 2001067411 A JP2001067411 A JP 2001067411A JP 2002270987 A JP2002270987 A JP 2002270987A
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JP
Japan
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solder
soldering
wiring board
electronic component
jet
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JP2001067411A
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English (en)
Inventor
Tomoko Endo
智子 遠藤
Akifumi Kimura
聡文 木村
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 はんだ付け直後に発生するクラックや引け巣
等の不具合が発生しても、熱疲労により亀裂が発生しな
いようにすることを課題とする。 【解決手段】 リード端子14に、はんだHが凝固時に
ランド18内へ引き込まれことを抑制する突起物16を
設けた。この突起物16により、はんだHの凝固時にラ
ンド18の中心部へはんだHが引き込まれることが抑制
される。これによって、はんだの凝固時に応力が発生し
ないため、亀裂へと成長するクラックや引け巣が生じな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CPU等の電子部
品、この電子部品が実装される配線基板、配線基板へ電
子部品を固定するためのはんだ付け方法、及びはんだ付
け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】環境問題に対する関心の高まりを受け
て、電子機器の製造に使用されるはんだから有害な鉛を
なくす活動(以下「鉛フリー」と略す)が活発化してい
る。そして、鉛を含まない代替はんだがいくつか提案さ
れているが、従来のSnPb共晶はんだに比べて種々の
問題を抱えている。
【0003】鉛を含まない代替はんだは、SnPb共晶
はんだ以上の特性を出すために、添加元素を加えている
ものが多く、融点に幅を持っている。その中でもっとも
実用性が高いと言われているのが、SnAgCu系のは
んだである。
【0004】しかし、SnAgCu系のはんだを用い
て、図19及び図20に示すように、プリント配線基板
10へ実装した電子部品12をフローはんだ槽96では
んだ付けすると、図21に示すように、凝固時にフィレ
ット部Fにクラックまたは引け巣が発生するという、従
来のSnPb共晶はんだにない不具合が生じる。
【0005】はんだ付け直後にこのような不具合が発生
すると、長時間の熱疲労により、クラックがさらに成長
して亀裂となり、電子機器を長期間使用している間に、
はんだの継手が破断して、電子機器が故障する恐れがあ
る。
【0006】これに対処すべく、はんだ付けの条件を変
更する方法もあるが、完全に熱疲労による亀裂の発生を
抑えることはできない。また、多層配線基板の設計条件
を変えるという方法も考えられるが、電子部品の種類毎
に基板設計を変える必要があり、現実的ではない。
【0007】一方、はんだ付けの直後に冷却水や液体窒
素等をプリント配線基板に噴射して急速冷却すること
で、はんだを強制的に均一に冷却させる方法もある。こ
れにより、凝固の時差がなくなり、はんだ凝固時に応力
が生じない。
【0008】しかし、配線基板及び電子部品を急激に冷
却することで、電子部品や配線基板が熱衝撃を受け、信
頼性を損なう恐れがあり、実施が困難となっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮して、はんだ付け直後に発生するクラックや引け巣等
の不具合が発生しても、熱疲労により亀裂が発生しない
ようにして致命的な欠陥が生じないようにすることを課
題とする。
【0010】また、はんだ付け直後に発生するクラック
や引け巣等の発生そのものを防止することを課題とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、配線基板の配線に電気的に導通された挿入孔へリー
ド端子を挿入して実装されはんだ付けされる電子部品に
おいて、前記リード端子に、はんだが凝固時に前記挿入
孔内へ引き込まれることを抑制する抑制手段を設けたこ
とを特徴としている。
【0012】請求項1の構成では、リード端子に抑制手
段が設けられている。このリード端子を挿入孔へ挿入し
て電子部品を実装した後、例えば、下面よりはんだ噴流
によりはんだ付けを行なう(用途に応じてはんだ付け工
程は異なり、リフローはんだの場合もある)。このと
き、挿入孔にはんだが引き込まれようとするが、抑制手
段によって挿入孔の中心部へはんだが引き込まれること
が抑制される。これによって、はんだの凝固時に応力が
発生しないため、亀裂へと成長するクラックや引け巣が
生じない。
【0013】なお、亀裂へと成長するクラックや引け巣
が生じないメカニズムを、本発明者は以下のように理解
している。
【0014】例えば、SnAgCu系はんだを使用した
場合、SnAgCu系はんだは、3元系の非共晶組成で
あり、融点に幅を持っている。従って、固体と液体の共
存温度範囲が存在する。加えて、高い熱伝導性を有する
挿入孔の壁面やリード端子の付近は、冷却の際に熱が逃
げやすく早く冷却して、他の個所に比べて早く凝固す
る。
【0015】一方、挿入孔の壁面、及びリード端子から
遠い個所は冷却が遅いので、早く冷却する個所が凝固し
たとき、冷却が遅い個所は、液体もしくは固液が共存し
ている状態にある。そして、はんだは、凝固する際に体
積が小さくなるので、冷却が遅い個所は早く冷却した個
所に引っ張られる。
【0016】このため、挿入孔の壁面、すなわち挿入孔
内へはんだが引っ張られ、配線基板の表面のはんだが陥
没して裂け目のきっかけをつくると同時に、リード端子
の軸方向へもはんだが引っ張られて応力が加わるので亀
裂の原因となる。
【0017】そこで、本発明では、このようなメカニズ
ムを踏まえて、抑制手段をリード端子に設けることで、
挿入孔内のはんだを一応に冷却させ、凝固時の挿入孔の
中心部へのはんだんの引き込みを防止した。これによ
り、凝固時に発生する応力をなくし、亀裂へと成長する
クラックや引け巣の原因を取り除いている。
【0018】請求項2に記載の発明では、前記抑制手段
が、前記リード端子に設けられ前記挿入孔の隙間を減少
させる突起物であることを特徴としている。
【0019】請求項2に記載の発明では、抑制手段が、
リード端子に設けられた突起物で構成されている。突起
物を設ける位置は、配線基板の実装面側、裏面側、ある
いは挿入孔の中央部等、電子部品の種類や用途に応じて
変えることが好ましい。また、突起物の外径は、挿入孔
の内径より小さくして、毛細管現象ではんだが電子部品
が実装された実装面側へ流れるようにする必要がある。
【0020】突起物は、電子部品のリード端子を加工す
るときに設けてもよいし、電子部品を配線基板に実装す
るときに設けてもよい。
【0021】請求項3に記載の発明は、前記突起物が、
はんだの融解温度で溶けない部材で構成されたことを特
徴としている。
【0022】請求項3に記載の発明は、突起物をはんだ
の融解温度で溶けない部材で構成することで、凝固した
後、はんだに生じる熱応力を吸収して、連続熱疲労によ
る亀裂の発生を防止することができる。
【0023】請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求
項3に記載の電子部品のリード端子を配線基板の挿入孔
へ挿入して、リフローはんだ或は噴流はんだで電子部品
をはんだ付けしたことを特徴としている。
【0024】請求項5に記載の発明は、配線基板の配線
に電気的に導通された挿入孔へ電子部品のリード端子を
挿入し、前記配線基板の裏面を溶融させたはんだ噴流へ
接触させて電子部品のはんだ付けを行なうはんだ付け方
法において、はんだ噴流によりはんだ付けを行なった
後、前記挿入孔から前記配線基板の裏面側へ突出した前
記リード端子を加熱することを特徴としている。
【0025】請求項5に記載の発明では、配線基板の配
線に電気的に導通された挿入孔へ電子部品のリード端子
を挿入して実装した後、配線基板の裏面を溶融させたは
んだ噴流へ接触させて、電子部品のはんだ付けを行な
う。
【0026】そして、はんだ噴流によりはんだ付けを行
なった後、挿入孔から配線基板の裏面側へ突出したリー
ド端子を加熱する。
【0027】これにより、リード端子付近のはんだがも
っとも遅く冷却することとなり、はんだ凝固時のはんだ
体積減少による影響をなくすことができる。このため、
クラック発生の原因となるフィレット表面におけるスル
ーホール内(挿入孔)へのはんだ引き込みによる陥没の
発生を防止することができ、はんだ付け直後に発生する
クラックをなくすことができる。
【0028】なお、この発明は、最後に凝固する個所が
フィレットの中央部であるため、スルーホール内部には
んだが引っ張られ体積が減少して、内部に陥没するとい
うメカニズムに着目したもので、リード端子付近のはん
だを最後に凝固させことで、クラックの発生を防止でき
る。
【0029】請求項6に記載の発明は、配線基板の配線
に電気的に導通された挿入孔へ電子部品のリード端子を
挿入し、前記配線基板の裏面を溶融させたはんだ噴流へ
接触させて電子部品のはんだ付けを行なうはんだ付け方
法において、はんだ噴流によりはんだ付けを行なった
後、はんだの溶融点より高い温度で、はんだ付け根のフ
ィレット表面を再溶融させることを特徴としている。
【0030】請求項6に記載の発明では、はんだ付けを
行なった後、はんだの溶融点より高い温度で、はんだ付
け根のフィレット表面を再溶融させてクラックをなくす
ことができる。このとき、スルーホール内部のはんだは
溶融しないので、フィレット表面のはんだがスルーホー
ル内部に引き込まれてクラックのきっかけとなる陥没部
が生じない。
【0031】このため、ランド付近とリード端子付近方
向への応力が加わっても、クラックが発生するまでには
至らずにはんだが凝固するので、一旦生じたクラックを
なくすことが可能となる。クラックをなくすことで、そ
の後の熱疲労があっても、クラックが成長せず、はんだ
の信頼性を保つことができる。
【0032】なお、再溶融の対象個所としては、リード
端子のはんだフィレットや、電子部品のはんだフィレッ
トでもよい。
【0033】請求項7に記載の発明は、配線基板の配線
に電気的に導通された挿入孔へ電子部品のリード端子を
挿入し、前記配線基板の裏面を溶融させたはんだ噴流へ
接触させて電子部品のはんだ付けを行なうはんだ付け方
法において、はんだ噴流によりはんだ付けを行なった
後、はんだの溶融点より低い溶融点を持つ材料で、はん
だ付け根のフィレット表面に被覆層を形成することを特
徴としている。
【0034】請求項7に記載の発明では、はんだ噴流に
よりはんだ付けを行なった後、はんだの溶融点より低い
溶融点を持つ材料で、はんだ付け根のフィレット表面に
被覆層を形成する。
【0035】このように、被覆層でクラックを充填して
覆うことにより、長時間の熱疲労が加わってもクラック
が成長してはんだが破断することがない。
【0036】請求項8に記載の発明は、電子部品が実装
された配線基板をはんだ付け工程に沿って搬送する搬送
手段と、溶融したはんだが噴流するはんだ槽と、前記配
線基板の裏面側へ突出した前記電子部品のリード端子を
加熱する加熱手段と、を備え、前記搬送手段で前記配線
基板を搬送してはんだ噴流により電子部品のはんだ付け
を行なった後、前記加熱手段に向かって前記配線基板を
搬送し前記リード端子だけを加熱することを特徴として
いる。
【0037】請求項8に記載の発明では、搬送手段で配
線基板を搬送しながら、はんだ噴流により電子部品のは
んだ付けを行ない、その後、加熱手段へ搬送してリード
端子だけを加熱する。リード端子付近のはんだを最後に
凝固させることで、クラックの発生を防止できる。
【0038】請求項9に記載の発明は、電子部品が実装
された配線基板をはんだ付け工程に沿って搬送する搬送
手段と、溶融したはんだが噴流するはんだ槽と、前記配
線基板の裏面側のはんだを溶融可能な溶融手段と、を備
え、前記搬送手段で配線基板を搬送してはんだ噴流によ
り電子部品のはんだ付けを行なった後、前記溶融手段に
向かって前記配線基板を搬送してはんだの溶融点より高
い温度で、はんだ付け根のフィレット表面を再溶融させ
ることを特徴としている。
【0039】請求項9に記載の発明は、搬送手段で配線
基板を搬送しながら、はんだ噴流により電子部品のはん
だ付けを行ない、その後、溶融手段へ搬送してはんだの
溶融点より高い温度で、はんだ付け根のフィレット表面
を再溶融させる。フィレット表面に一旦生じたクラック
をなくすことで、その後の熱疲労があっても、クラック
が成長せず、はんだの信頼性を保つことができる。
【0040】請求項10に記載の発明は、電子部品が実
装された配線基板をはんだ付け工程に沿って搬送する搬
送手段と、溶融したはんだが噴流するはんだ槽と、はん
だの溶融点より低い溶融点を持つ材料で、はんだ付け根
のフィレット表面に被覆層を形成させる被覆形成手段
と、を備え、前記搬送手段で配線基板を搬送してはんだ
噴流により電子部品のはんだ付けを行なった後、前記被
覆形成手段に向かって配線基板を搬送してはんだ付け根
のフィレット表面に被覆層を形成することを特徴として
いる。
【0041】請求項10に記載の発明では、搬送手段で
配線基板を搬送しながら、はんだ噴流により電子部品の
はんだ付けを行ない、その後、被覆形成手段へ搬送して
はんだ付け根のフィレット表面に被覆層を形成する。被
覆層で一旦発生したクラックを充填して覆うことによ
り、長時間の熱疲労が加わってもクラックが成長しては
んだが破断することがない。
【0042】請求項11に記載の発明は、溶融したはん
だが噴流するはんだ槽と、電子部品が実装された配線基
板とはんだ槽との相対距離を変える昇降手段と、前記配
線基板の裏面側へ突出した前記電子部品のリード端子を
加熱する加熱手段と、を備え、前記昇降手段で配線基板
とはんだ槽との相対距離を短くしてはんだ噴流により電
子部品のはんだ付けを行なった後、配線基板とはんだ槽
との相対距離を長くしてはんだ噴流面から配線基板を離
し、加熱手段でリード端子だけを加熱することを特徴と
している。
【0043】請求項11に記載の発明では、いわゆるバ
ッチ式のはんだ付けであり、昇降手段で配線基板とはん
だ槽との相対距離を変え、配線基板とはんだ噴流との距
離及びはんだとの接触時間を制御することで、電子部品
のはんだ付けを行なっている。その後、配線基板とはん
だ槽との相対距離を長くして、はんだ噴流面から配線基
板を離し、加熱手段でリード端子だけを加熱する。
【0044】このようにして、リード端子付近以外のは
んだが凝固するまで一定時間保った後、配線基板を移動
させはんだを冷却させる。これにより、クラック発生の
原因となるフィレット表面におけるスルーホール内への
はんだ引き込みによる陥没の発生を防止することがで
き、はんだ付け直後に発生するクラックをなくすことが
できる。
【0045】請求項12に記載の発明は、溶融したはん
だが噴流するはんだ槽と、電子部品が実装された配線基
板とはんだ槽との相対距離を変える昇降手段と、を備
え、前記昇降手段で配線基板とはんだ槽との相対距離を
短くしてはんだ噴流により電子部品のはんだ付けを行な
った後、配線基板とはんだ槽との相対距離を長くしてリ
ード端子だけをはんだ噴流に浸けることを特徴としてい
る。
【0046】請求項12に記載の発明では、請求項11
と同様にバッチ式のはんだ付けであり、電子部品のはん
だ付けを行った後、配線基板とはんだ槽との相対距離を
長くし、電子部品のリード端子だけをはんだ槽に漬浸さ
せ、リード端子だけを加熱する。リード端子付近のはん
だを最後に凝固させことで、クラックの発生を防止でき
る。
【0047】請求項13に記載の発明は、溶融したはん
だが噴流するはんだ槽と、電子部品が実装された配線基
板とはんだ槽との相対距離を変える昇降手段と、前記配
線基板の裏面側のはんだを溶融可能な溶融手段と、を備
え、前記昇降手段で配線基板とはんだ槽との相対距離を
短くしてはんだ噴流により電子部品のはんだ付けを行な
った後、配線基板とはんだ槽との相対距離を長くしては
んだ噴流面から配線基板を離し、前記溶融手段ではんだ
の溶融点より高い温度で、はんだ付け根のフィレット表
面を再溶融させることを特徴としている。
【0048】請求項13に記載の発明では、請求項11
と同様にバッチ式のはんだ付けであり、はんだ噴流によ
り電子部品のはんだ付けを行なった後、配線基板とはん
だ槽との相対距離を長くして、はんだ噴流面から配線基
板を離し、溶融手段ではんだの溶融点より高い温度で、
はんだ付け根のフィレット表面を再溶融させる。フィレ
ット表面に一旦生じたクラックをなくすことで、その後
の熱疲労があっても、クラックが成長せず、はんだの信
頼性を保つことができる。
【0049】請求項14に記載の発明は、溶融したはん
だが噴流するはんだ槽と、電子部品が実装された配線基
板とはんだ槽との相対距離を変える昇降手段と、はんだ
の溶融点より低い溶融点を持つ材料で、はんだ付け根の
フィレット表面に被覆層を形成させる被覆形成手段と、
を備え、前記昇降手段で配線基板とはんだ槽との相対距
離を短くしてはんだ噴流により電子部品のはんだ付けを
行なった後、配線基板とはんだ槽との相対距離を長くし
てはんだ噴流面から配線基板を離し、前記被覆形成手段
ではんだ付け根のフィレット表面に被覆層を形成するこ
とを特徴としている。
【0050】請求項14に記載の発明では、請求項11
と同様にバッチ式のはんだ付けであり、はんだ噴流によ
り電子部品のはんだ付けを行なった後、被覆形成手段に
よって、はんだの溶融点より低い溶融点を持つ材料で、
はんだ付け根のフィレット表面に被覆層を形成させる。
被覆層で一旦発生したクラックを充填して覆うことによ
り、長時間の熱疲労が加わってもクラックが成長しては
んだが破断することがない。
【0051】請求項15に記載の発明は、前記配線基板
に形成されたはんだを撮像する撮像手段と、前記撮像手
段で撮像された映像に基づきはんだの良否を判定する判
定手段と、前記判定手段で欠陥とされたはんだの部位を
特定する位置検出手段と、前記位置検出手段からの情報
に基づき、欠陥とされたはんだの部位だけを修復させる
修復手段と、を有することを特徴としている。
【0052】請求項15に記載の発明では、撮像手段に
よって、配線基板に形成されたはんだを撮像し、この映
像に基づき、判定手段がはんだの良否を判定する。欠陥
とされたはんだの部位は位置検出手段によって特定さ
れ、この位置情報に基づき、修復手段が欠陥とされたは
んだの部位だけを修復させる。
【0053】このように、クラック等の欠陥が生じた部
位だけを修復することで、はんだ付け工程の迅速化を図
ることができる。
【0054】請求項16に記載の発明では、加熱手段
が、リード端子に非接触で熱を伝達する非接触加熱装置
であり、例えば、光ビーム、CO2レーザ、マクロウエ
ーブ等が考えられる。
【0055】請求項17に記載の発明では、加熱手段
が、リード端子に接触してで熱を伝達する接触加熱装置
であり、例えば、面ヒータ、はんだコテ、ホットプレー
ト,赤外線、熱風、等が考えられる。
【0056】請求項18に記載の発明では、溶融手段
が、配線基板のスルーホール又はビアに非接触で熱を伝
達する非接触加熱装置であり、例えば、光ビーム、CO
2レーザ、マクロウエーブ等が考えられる。
【0057】請求項19に記載発明は、溶融手段が、配
線基板のスルーホール又はビアに接触して熱を伝達する
接触加熱装置であり、例えば、面ヒータ、はんだコテ、
ホットプレート、赤外線、熱風、等が考えられる。
【0058】請求項20に記載の発明では、被覆形成手
段は、はんだより融点が低い被覆用はんだが噴流してい
る。
【0059】請求項21に記載の発明では、被覆用はん
だが、少なくもとSnとZn、又はSnとBiを含む材
料であることを特徴としている。
【0060】請求項22に記載の発明では、被覆形成手
段が、導電性を有する5〜100ミクロンの粒子を熱硬
化性樹脂中に分散させた熱硬化性又は熱可塑性の導電性
接着剤をフィレット表面に塗布して被覆層を形成するこ
とを特徴としている。
【0061】請求項23に記載の発明では、被覆形成手
段が、金属粒子を含まない熱硬化性又は熱可塑性の接着
剤をフィレット表面に塗布して被覆層を形成することを
特徴としている。
【0062】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、第1形態
に係る電子部品及びプリント配線基板を説明する。
【0063】図1及び図3に示すように、プリント配線
基板10は、実装面10A(電子部品としてデジタルI
C12を実装する面)に信号層が構成され、内層として
銅箔により構成された電源層及びグランド層が絶縁層を
介して積層された多層構造となっている。
【0064】実装面10Aには、デジタルIC12等の
複数の電子部品が実装され、デジタル信号の授受を行な
う。デジタルIC12のリード端子14は、スルーホー
ル20に取付けられたランド18へ挿入され、導体層相
互の電気的な接続を実現している。
【0065】ここで、図3に示すように、デジタルIC
12のリード端子14には、球状の突起物16が設けら
れている。この突起物16の外径は、ランド18の内径
より小さくされており、突起物16とランド18の隙間
から毛細管現象ではんだHが実装面10A側へ流れるよ
うに考慮されている。
【0066】また、突起物16の材料としては、はんだ
付け時の熱にも溶けない銅ペーストの高融点はんだを使
用している。そして、突起物16の形成方法としては、
図1(A)に示すように、リード端子14にはんだHを
楕円状に付着させ、図1(B)に示すように、はんだの
収縮特性を利用し硬化した後の突起物16の形状が球形
となるようにしている。
【0067】次に、はんだ付けの手順を説明する。
【0068】プリント配線基板10のランド18へリー
ド端子14を挿入してデジタルIC12を実装した後、
図2に示すように、はんだ槽22の上へ搬送して、裏面
からはんだ噴流H1によりはんだ付けを行なう。なお、
このはんだHは、鉛を含まない、且つ融点に幅を持った
SnAgCu系のはんだである。また、ここでは、はん
だ噴流ではんだ付けしたする方法で説明するが、はんだ
付け方法は、リフローはんだであっても構わない。
【0069】ここで、SnAgCu系のはんだは融点に
幅があるため、凝固するとランド18内へ凝固していな
いはんだを引き込もうとするが、ランド18内へ突起物
16を配置することで、ランド18内のはんだが一応に
冷却して凝固するため、ランド18の中へのはんだんの
引き込みが防止される。このため、はんだの凝固時に収
縮応力が発生することなく、亀裂へと成長するクラック
や引け巣の原因を取り除くことができる。
【0070】また、上記例では、リード端子14の中央
部に突起物16を設けたものを図示したが、突起物を設
ける位置は、図4に示すように、プリント配線基板10
の実装面10A側、図5に示すように、プリント配線基
板10の裏面10B側のように、電子部品の種類や用途
に応じて変えることができる。
【0071】さらに、突起物は、電子部品のリード端子
を加工するときに設けてもよいし、電子部品をプリント
配線基板に実装するときに設けてもよい。
【0072】また、突起物をはんだの融解温度では溶け
ない弾性力を備えた樹脂材で構成することで、凝固した
後、はんだに生じる熱応力を吸収して、連続熱疲労によ
る亀裂の発生を防止することができる。
【0073】次に、第2形態に係るはんだ付け装置につ
いて説明する。
【0074】図6及び図7に示すように、第2形態に係
るはんだ装置26は、デジタルIC12(リード端子が
ランドに挿入されるもの)が表面側に実装され、チップ
部品42(リード端子がないもの)が裏面側に表面実装
されたプリント配線基板10を搬送する搬送コンベア2
4を備えている。この搬送コンベア24には、駆動ロー
ル30に巻き掛けられた2条のコンベア28が設けられ
ており、コンベア28がプリント配線基板10の端部を
支持し裏面を露出させた状態で横方向へ搬送する。
【0075】コンベア28の間には、搬送方向の上流側
から順に、フラクサ32、予備加熱ヒータ34、はんだ
槽36、レーザー装置38、冷却ファン40が配置され
ている。
【0076】フラクサ32は、ロジン系の液状フラクッ
スRを発砲又は霧状にしてプリント配線基板10の裏面
に塗布する。フラックスRが塗布されたプリント配線基
板10は、予備加熱ヒータ34で予備加熱され、はんだ
付けの準備がされる。
【0077】はんだ槽36には、溶融したSnAgCu
系のはんだHが満たされており、一次噴流H1にチップ
部品42が接触してはんだ付けされ、二次噴流H2にリ
ード端子14(このリード端子14には、突起物16は
設けられていないが、突起物を設けたものでもよい)が
接触してはんだ付けされる。なお、本形態では、2つの
はんだ噴流があるはんだ槽を用いたが、1つのはんだ噴
流のはんだ槽であってもよい。
【0078】このはんだ槽36でプリント配線基板10
の裏面から突出したリード端子14がはんだ付けられ二
次噴流H2から出た直後に、レーザー装置38から光レ
ーザLをリード端子14だけに当て、リード端子14を
加熱する。
【0079】リード端子14は、プリント配線基板10
の裏面から、通常、3mmから7mm程度突出してお
り、一方、プリント配線基板10の裏面に表面実装され
たチップ部品42やSOP(Small Outlin
e Package)の厚みは1mm以下である。
【0080】このため、リード端子14だけを加熱する
ためには、光レーザLがつくる面が搬送コンベア24に
よって搬送されるプリント配線基板10の裏面に対して
平行となるように設定し、且つ、プリント配線基板10
の裏面から少なくとも1mmから7mm離れた位置を加
熱するようにする必要がある。また、加熱する温度とし
ては、少なくともリード端子14の温度が接合に使用し
たSnAgCu系のはんだの融点より高い温度となるよ
うに設定する。
【0081】なお、本形態では、非接触加熱方式として
光ビームを使用したが、CO2レーザ、マイクロウエー
ブを利用する方式であってもよい。
【0082】以上のようにして、リード端子14付近
(フィレットの中央部)のはんだHがもっとも遅く冷却
するようにすることで、図15に示すように、はんだ凝
固時のはんだ体積減少をリード端子14部分の高さの減
少(h1→h2)に変えることができる。このため、ク
ラック発生の原因となるフィレットFの表面におけるラ
ンド18内のスルーホールへのはんだ引き込みによる陥
没の発生を防止することができ、はんだ付け直後に発生
するクラックをなくすことができる。
【0083】最後に、冷却ファン40でプリント配線基
板10が冷却され、はんだ全体が完全に凝固する。
【0084】次に、第3形態に係るはんだ付け装置につ
いて説明する。
【0085】図8に示すように、本形態に係るはんだ装
置46は、第2形態に係るはんだ装置26と基本的な構
成は同一であるが、リード端子14だけを加熱する方式
が接触加熱方式を採用している点で異なる。
【0086】すなわち、はんだ槽36から出たリード端
子14が直ぐに加熱できるように、はんだ槽36の下流
側には、シリコンオイル槽44が配置されている。この
シリコンオイルOは加熱されており、リード端子14の
先端部だけが直接浸漬され加熱される。なお、シリコン
オイルは、チップ部品42等に付着しても特に問題はな
いが、高圧エアで吹き飛ばす工程を加えてもよい。
【0087】また、接触加熱方式としてシリコンオイル
を使用したが、面ヒータ、はんだコテ、ホットプレー
ト,赤外線、熱風を用いてリード端子14を加熱する方
法でももよい。さらに、指向性に優れているという点を
考慮すれば、赤外線、熱風が好ましい。
【0088】次に、第4形態に係るはんだ付け装置につ
いて説明する。
【0089】本形態に係るはんだ装置48は、図9から
図11に示すように、プリント配線基板10を支持した
コンベア28を昇降させることにより、プリント配線基
板10とはんだ噴流面との相対距離を変えることで、は
んだ付けを行ういわゆるバッチ式はんだ付けである。
【0090】ここでは、昇降手段としてのエアシリンダ
ー60のロッド62からは、コンベア28を横切る方向
に梁材66が張り出している。この梁材66の両端部に
は、二股状のアーム68が吊下されており、アーム68
の下端部には、コンベア28の下面を持ち上げるコロ7
0が取り付けられている。
【0091】そして、はんだ槽36の両側にレーザ装置
50が設けられており、リード端子14を光ビームによ
って非接触方式で加熱するようになっている。レーザ装
置50から発する光ビームは、プリント配線基板10の
全幅をカバーできる範囲に広がり、どのリード端子14
にも漏れなく光ビームを照射できる構成となっている。
【0092】次に、本形態に係るはんだ付け装置48の
作用を説明する。
【0093】図10に示すように、エアシリンダー60
のロッド62を伸張させ、はんだHが噴流しているはん
だ槽36へプリント配線基板10を一定時間接触させ
て、はんだ付けを行う。その後、エアシリンダー60の
ロッド62を収縮させコンベア28と共にプリント配線
基板10を持ち上げ、リード端子14をはんだ噴流から
所定距離引き上げた位置でプリント配線基板10を停止
させる。
【0094】ここで、図11に示すように、リード端子
14がはんだ噴流から出た瞬間から、光ビームがリード
端子14に当たって加熱し、リード端子14周辺以外の
はんだを先に凝固させる。リード端子14周辺以外のは
んだが凝固すると、光ビームの照射を止め、最終的にリ
ード端子14周辺のはんだを凝固させる。
【0095】これにより、クラック発生の原因となるフ
ィレットFの表面におけるランド内のスルーホールへの
はんだ引き込みによる陥没の発生を防止することがで
き、はんだ付け直後に発生するクラックをなくすことが
できる。
【0096】なお、プリント配線基板10の昇降量は、
以下の関係を考慮して決定される。すなわち、プリント
配線基板の裏面に実装された最も厚いチップ部品の高さ
<加熱面の高さ<プリント配線基板裏面から突出するリ
ード端子下端の高さで決定される。
【0097】また、リード端子14を加熱する手段は、
瞬間的に所望の温度に達する方式が望ましいため、光ビ
ームの他に、温風、レーザ、マイクロウエーブ等が適し
ている。
【0098】さらに、本形態では、プリント配線基板1
0を昇降させるようにしたが、はんだ槽36を昇降させ
ることで、プリント配線基板10とはんだ噴流面との相
対距離を変える方法でもよい。
【0099】次に、第5形態に係るはんだ付け装置につ
いて説明する。
【0100】本形態に係るはんだ装置74は、図12か
ら図13に示すように、プリント配線基板10を支持し
たコンベア28を昇降させることにより、プリント配線
基板10とはんだ噴流面との相対距離を変えてはんだ付
けを行う、いわゆるバッチ式はんだ付けである点で、第
4形態に係るはんだ装置48と同じである。
【0101】第4形態に係るはんだ装置48と異なる点
は、リード端子14を加熱する加熱手段を別途設けてい
ない点である。
【0102】すなわち、エアシリンダー60のロッド6
2を伸張させ、はんだHが噴流しているはんだ槽36へ
プリント配線基板10を一定時間接触させて、はんだ付
けを行う。その後、エアシリンダー60のロッド62を
収縮させコンベア28と共にプリント配線基板10を持
ち上げ、リード端子14がはんだ噴流に漬浸した位置で
プリント配線基板10を停止させる。
【0103】ここで、プリント配線基板10を引き上げ
る上昇量は、パラメータとして記録されているリード端
子14の長さに基づき、或いははんだ付けの直前に測定
したデータに基づき、プリント配線基板10ははんだ噴
流に接触しないが、リード端子14だけがはんだ噴流に
接触するように設定されている。
【0104】すなわち、プリント配線基板の裏面に実装
された最も厚いチップ部品の高さ<はんだ噴流面の高さ
<プリント配線基板裏面から突出するリード端子下端の
高さで決定される。
【0105】この状態で、リード端子14の周辺以外の
はんだを冷却・凝固させた後、リード端子14がはんだ
噴流面から離れる位置まで上昇させて、はんだ全体を完
全に凝固させる。
【0106】これにより、はんだ凝固時のはんだ体積減
少をリード端子14部分の高さの減少に変えることがで
きる。このため、クラック発生の原因となるフィレット
Fの表面におけるランド18内のスルーホールへのはん
だ引き込みによる陥没の発生を防止することができ、は
んだ付け直後に発生するクラックをなくすことができ
る。
【0107】次に、第6形態に係るはんだ付け装置76
について説明する。
【0108】図14に示すように、第6形態に係るはん
だ付け装置76は、基本的な構成において、第2形態に
係るはんだ付け装置26と同一であるが、はんだ槽36
の下流側にはんだを再溶融させる溶融手段としての面ヒ
ータ74が配置されている点で異なる。
【0109】この面ヒータ74の設定温度は、少なくと
もはんだHの融点以上の温度とする必要があり、例え
ば、Sn96.5Ag3.0Cu0.5のはんだでは、
融点が217〜219℃であるため、設定温度を230
℃とする必要がある。
【0110】このような面ヒータ74で、コンベア28
で搬送されてきたプリント配線基板10の裏面にある、
はんだ付け根のフィレットFの表面を再溶融させて、図
15に示すように、はんだ凝固時のはんだ体積減少をリ
ード端子14部分の高さの減少(h1→h2)に変える
ことができる。
【0111】また、スルーホール内部のはんだは溶融し
ないので、フィレット表面のはんだがスルーホール内部
に引き込まれてクラックのきっかけとなる陥没部が生じ
ない。
【0112】このため、ランド18付近とリード端子1
4付近方向への応力が加わっても、クラックが発生する
までには至らずにはんだが凝固するので、一旦生じたク
ラックをなくすことが可能となる。クラックをなくすこ
とで、その後の熱疲労があっても、クラックが成長せ
ず、はんだの信頼性を保つことができる。
【0113】なお、再溶融の対象個所としては、リード
端子のはんだフィレットや、チップ部品等の表面実装部
品のはんだフィレットを同時に再溶融しても構わない。
【0114】また、はんだを再溶融するための加熱手段
としては、赤外線、熱風、はんだこて、ホットプレート
のような接触加熱方式と、光ビーム、CO2レーザー、
マイクロウエーブ等の非接触方式が考えられるが、局所
的に表面を溶融させるという点では、はんだこて、ホッ
トプレートのような接触加熱方式や、光ビーム、CO 2
レーザー、マイクロウエーブのように高パワーで瞬間的
に加熱が行なえる加熱方式が適している。
【0115】なお、本形態では、はんだ付け装置内に再
溶融手段を設けたが、はんだ付けの後工程として、同様
の機能を持った再溶融手段を設けてもよい。
【0116】次に、第7形態に係るはんだ付け装置76
について説明する。
【0117】図16に示すように、第7形態に係るはん
だ付け装置78は、基本的な構成において、第2形態に
係るはんだ付け装置26と同一であるが、はんだ槽36
の下流側にはんだHより融点が低いはんだHLが充填さ
れた第2はんだ槽80が配置されている点で異なる。
【0118】この第2はんだ槽80に充填されているは
んだHLは、はんだHがSn96.5Ag3.0Cu
0.5であれば、融点が217〜219℃であるため、
これよりも融点が低い材料として、例えば、Sn49B
i51:融点139℃、Sn89.5Zn7.5Bi
3.0:融点189〜199℃、Sn82.2Ag2.
8Bi15:融点136〜197℃が考えられる。
【0119】このはんだHLの噴流面に、図17(A)
に示すフィレットFのクラック部Cに接触させること
で、はんだHLの被覆層を形成する。
【0120】このとき、はんだHLは、既にはんだHに
よってはんだ付けがされているスルーホールやランド1
8にはんだを盛り上げる必要がないので、Znを含む濡
れが比較的悪い材料でも、また、Biを含むリフトオフ
が発生しやすいと懸念される材料であっても使用するこ
とができる。
【0121】また、はんだHLで既に形成されているフ
ィレットFを溶融させずに、その上から被覆層を形成す
るため、はんだHの組成を変化させてしまうという不具
合も防止できる。
【0122】以上のように、被覆層でクラックを充填し
て覆うことにより、長時間の熱疲労が加わってもクラッ
クが成長してはんだが破断することがない。
【0123】また、本形態では、第2はんだ槽80を設
けてクラックを充填被覆する例を説明したが、すでに形
成されているはんだの融点より低く、且つクラックを充
填して、使用中の熱ストレスによる応力を緩和できる材
料であればはんだに限らない。
【0124】例えば、Ag、Cu、Sn等の導電性を有
する5〜100ミクロンの粒子をエポキシ等の熱硬化性
樹脂中に分散させた熱硬化性又は熱可塑性の導電性接着
剤をフィレット表面に塗布して被覆層を形成してもよ
い。
【0125】また、フィレットにプローブをあって電気
的な検査をするという点では、不利となるが、導電性を
有しない熱硬化性の樹脂(例えば:エポキシ樹脂)を塗
布して熱硬化させる方法もある。また、ポリエチレン、
ポリアミド等の熱可塑性樹脂を一旦加熱して溶融させ、
クラック中に充填させた後、冷却する方法でもよい。
【0126】次に、第8形態に係るはんだ付け装置82
について説明する。
【0127】図18に示すように、第8形態に係るはん
だ付け装置82は、従来のはんだ噴流によるはんだ付け
装置84に、はんだのクラック部分を自動修復する修復
装置86との組み合せによって構成されている。
【0128】修復装置86は、はんだ噴流ではんだ付け
され、コンベア28から受け渡されたプリント配線基板
10を反転させ、はんだ付けされた面を上方に向ける反
転装置88を備えている。反転されたプリント配線基板
10は、右方向へ搬送され、CCDカメラ90によって
はんだ付け面が撮像される。
【0129】CCDカメラ90には、CCDセンサには
んだ面の像を結像させるレンズが設けられている。CC
Dセンサは、プリント配線基板10の幅方向(搬送方向
と直交する方向)に受光素子を複数個備えており、受光
素子と対応する位置でクラックの位置を検出する。
【0130】CCDセンサから出力された信号は、制御
部92へ送られ、A/D変換器でデジタルに変換されて
2値化される。すなわち、クラックで光が乱反射した個
所は黒くなり、正常に反射した部分は白くなる。
【0131】ここで、予め2値化されたクラック判定基
準(LS判定)と撮像された画像とを比較することによ
り、クラックの有無と位置が検出される。このデータに
基づき、制御部92が再溶融用ヒータ94を作動させ、
再溶融させる位置へ移動させ、所定の温度でクラックを
修復させる。
【0132】このように、クラック等の欠陥が生じた部
位だけを修復することで、はんだ付け工程の迅速化を図
ることができる。
【0133】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、は
んだ付け直後に発生するクラックや引け巣等の不具合が
発生しても、熱疲労により亀裂が発生しないようにして
致命的な欠陥が生じないようにすることができる。
【0134】また、はんだ付け直後に発生するクラック
や引け巣等の発生そのものを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1形態に係る電子部品の斜視図で
ある。
【図2】 本発明の第1形態に係る電子部品をはんだ付
けしている様子を示す斜視図である。
【図3】 本発明の第1形態に係る電子部品の取付状態
を示す断面図である。
【図4】 本発明の第1形態に係る電子部品の変形例で
ある電子部品の取付状態を示す断面図である。
【図5】 本発明の第1形態に係る電子部品の変形例で
ある電子部品の取付状態を示す断面図である。
【図6】 本発明の第2形態に係るはんだ付け装置の斜
視図である。
【図7】 本発明の第2形態に係るはんだ付け装置の側
面図である。
【図8】 本発明の第3形態に係るはんだ付け装置の側
面図である。
【図9】 本発明の第4形態に係るはんだ付け装置の斜
視図である。
【図10】 本発明の第4形態に係るはんだ付け装置の
正面図である。
【図11】 本発明の第4形態に係るはんだ付け装置の
正面図である。
【図12】 本発明の第5形態に係るはんだ付け装置の
正面図である。
【図13】 本発明の第5形態に係るはんだ付け装置の
正面図である。
【図14】 本発明の第6形態に係るはんだ付け装置の
側面図である。
【図15】 電子部品の取付状態を示す断面図である。
【図16】 本発明の第7形態に係るはんだ付け装置の
側面図である。
【図17】 電子部品の取付状態を示す断面図である。
【図18】 本発明の第8形態に係るはんだ付け装置の
側面図である。
【図19】 プリント配線基板と電子部品との関係を示
した分解斜視図である。
【図20】 従来のはんだ噴流槽ではんだ付けを行なっ
ている状態を示す概念図である。
【図21】 従来の電子部品の取付状態を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
10 プリント配線基板(配線基板) 12 電子部品 14 リード端子 18 ランド(挿入孔) 16 突起物(抑制手段) 26 搬送コンベア(搬送手段) 36 はんだ槽(加熱手段) 38 レーザ装置(加熱手段) 44 シリコンオイル槽(加熱手段) 50 レーザ装置(加熱手段) 60 シリンダー(昇降手段) 74 面ヒータ(溶融手段) 80 第2はんだ槽(被覆形成手段) 90 CCDカメラ(撮像手段) 92 制御部(判定手段、位置検出手段) 94 再溶融ヒータ(修復手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 3/34 506 H05K 3/34 506B 506G 506K 511 511 512 512B // B23K 101:42 B23K 101:42 Fターム(参考) 4E080 AA01 AB03 DB04 5E319 AA02 AB01 AC01 CC24 CD36 CD39 CD53 CD60 GG03 5E336 AA01 AA11 BB02 CC03 CC05 EE02 GG06

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線基板の配線に電気的に導通された挿
    入孔へリード端子を挿入して実装されはんだ付けされる
    電子部品において、 前記リード端子に、はんだが凝固時に前記挿入孔内へ引
    き込まれることを抑制する抑制手段を設けたことを特徴
    とする電子部品。
  2. 【請求項2】 前記抑制手段が、前記リード端子に設け
    られ前記挿入孔の隙間を減少させる突起物であることを
    特徴とする請求項1に記載の電子部品。
  3. 【請求項3】 前記突起物が、はんだの融解温度で溶け
    ない部材で構成されたことを特徴とする請求項2に記載
    の電子部品。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3に記載の電子部品の
    リード端子を配線基板の挿入孔へ挿入して、リフローは
    んだ或は噴流はんだで電子部品をはんだ付けしたことを
    特徴とする配線基板。
  5. 【請求項5】 配線基板の配線に電気的に導通された挿
    入孔へ電子部品のリード端子を挿入し、前記配線基板の
    裏面を溶融させたはんだ噴流へ接触させて電子部品のは
    んだ付けを行なうはんだ付け方法において、 はんだ噴流によりはんだ付けを行なった後、前記挿入孔
    から前記配線基板の裏面側へ突出した前記リード端子を
    加熱することを特徴とするはんだ付け方法。
  6. 【請求項6】 配線基板の配線に電気的に導通された挿
    入孔へ電子部品のリード端子を挿入し、前記配線基板の
    裏面を溶融させたはんだ噴流へ接触させて電子部品のは
    んだ付けを行なうはんだ付け方法において、 はんだ噴流によりはんだ付けを行なった後、はんだの溶
    融点より高い温度で、はんだ付け根のフィレット表面を
    再溶融させることを特徴とするはんだ付け方法。
  7. 【請求項7】 配線基板の配線に電気的に導通された挿
    入孔へ電子部品のリード端子を挿入し、前記配線基板の
    裏面を溶融させたはんだ噴流へ接触させて電子部品のは
    んだ付けを行なうはんだ付け方法において、 はんだ噴流によりはんだ付けを行なった後、はんだの溶
    融点より低い溶融点を持つ材料で、はんだ付け根のフィ
    レット表面に被覆層を形成することを特徴とするはんだ
    付け方法。
  8. 【請求項8】 電子部品が実装された配線基板をはんだ
    付け工程に沿って搬送する搬送手段と、溶融したはんだ
    が噴流するはんだ槽と、前記配線基板の裏面側へ突出し
    た前記電子部品のリード端子を加熱する加熱手段と、を
    備え、 前記搬送手段で前記配線基板を搬送してはんだ噴流によ
    り電子部品のはんだ付けを行なった後、前記加熱手段に
    向かって前記配線基板を搬送し前記リード端子だけを加
    熱することを特徴とするはんだ付け装置。
  9. 【請求項9】 電子部品が実装された配線基板をはんだ
    付け工程に沿って搬送する搬送手段と、溶融したはんだ
    が噴流するはんだ槽と、前記配線基板の裏面側のはんだ
    を溶融可能な溶融手段と、を備え、 前記搬送手段で配線基板を搬送してはんだ噴流により電
    子部品のはんだ付けを行なった後、前記溶融手段に向か
    って前記配線基板を搬送してはんだの溶融点より高い温
    度で、はんだ付け根のフィレット表面を再溶融させるこ
    とを特徴とするはんだ付け装置。
  10. 【請求項10】 電子部品が実装された配線基板をはん
    だ付け工程に沿って搬送する搬送手段と、溶融したはん
    だが噴流するはんだ槽と、はんだの溶融点より低い溶融
    点を持つ材料で、はんだ付け根のフィレット表面に被覆
    層を形成させる被覆形成手段と、を備え、 前記搬送手段で配線基板を搬送してはんだ噴流により電
    子部品のはんだ付けを行なった後、前記被覆形成手段に
    向かって配線基板を搬送してはんだ付け根のフィレット
    表面に被覆層を形成することを特徴とするはんだ付け装
    置。
  11. 【請求項11】 溶融したはんだが噴流するはんだ槽
    と、電子部品が実装された配線基板とはんだ槽との相対
    距離を変える昇降手段と、前記配線基板の裏面側へ突出
    した前記電子部品のリード端子を加熱する加熱手段と、
    を備え、 前記昇降手段で配線基板とはんだ槽との相対距離を短く
    してはんだ噴流により電子部品のはんだ付けを行なった
    後、配線基板とはんだ槽との相対距離を長くしてはんだ
    噴流面から配線基板を離し、加熱手段でリード端子だけ
    を加熱することを特徴とするはんだ付け装置。
  12. 【請求項12】 溶融したはんだが噴流するはんだ槽
    と、電子部品が実装された配線基板とはんだ槽との相対
    距離を変える昇降手段と、を備え、 前記昇降手段で配線基板とはんだ槽との相対距離を短く
    してはんだ噴流により電子部品のはんだ付けを行なった
    後、配線基板とはんだ槽との相対距離を長くしてリード
    端子だけをはんだ噴流に浸けることを特徴とするはんだ
    付け装置。
  13. 【請求項13】 溶融したはんだが噴流するはんだ槽
    と、電子部品が実装された配線基板とはんだ槽との相対
    距離を変える昇降手段と、前記配線基板の裏面側のはん
    だを溶融可能な溶融手段と、を備え、 前記昇降手段で配線基板とはんだ槽との相対距離を短く
    してはんだ噴流により電子部品のはんだ付けを行なった
    後、配線基板とはんだ槽との相対距離を長くしてはんだ
    噴流面から配線基板を離し、前記溶融手段ではんだの溶
    融点より高い温度で、はんだ付け根のフィレット表面を
    再溶融させることを特徴とするはんだ付け装置。
  14. 【請求項14】 溶融したはんだが噴流するはんだ槽
    と、電子部品が実装された配線基板とはんだ槽との相対
    距離を変える昇降手段と、はんだの溶融点より低い溶融
    点を持つ材料で、はんだ付け根のフィレット表面に被覆
    層を形成させる被覆形成手段と、を備え、 前記昇降手段で配線基板とはんだ槽との相対距離を短く
    してはんだ噴流により電子部品のはんだ付けを行なった
    後、配線基板とはんだ槽との相対距離を長くしてはんだ
    噴流面から配線基板を離し、前記被覆形成手段ではんだ
    付け根のフィレット表面に被覆層を形成することを特徴
    とするはんだ付け装置。
  15. 【請求項15】 前記配線基板に形成されたはんだを撮
    像する撮像手段と、前記撮像手段で撮像された映像に基
    づきはんだの良否を判定する判定手段と、前記判定手段
    で欠陥とされたはんだの部位を特定する位置検出手段
    と、前記位置検出手段からの情報に基づき、欠陥とされ
    たはんだの部位だけを修復させる修復手段と、を有する
    ことを特徴とする請求項9、10、13又は14の何れ
    かに記載のはんだ付け装置。
  16. 【請求項16】 前記加熱手段が、前記リード端子に非
    接触で熱を伝達する非接触加熱装置であることを特徴と
    する請求項8又は11に記載のはんだ付け装置。
  17. 【請求項17】 前記加熱手段が、前記リード端子に接
    触して熱を伝達する接触加熱装置であることを特徴とす
    る請求項8又は11に記載のはんだ付け装置。
  18. 【請求項18】 前記溶融手段が、前記配線基板のスル
    ーホール又はビアに非接触で熱を伝達する非接触加熱装
    置であることを特徴とする請求項9又は13に記載のは
    んだ付け装置。
  19. 【請求項19】 前記溶融手段が、前記配線基板のスル
    ーホール又はビアに接触して熱を伝達する接触加熱装置
    であることを特徴とする請求項9又は13に記載のはん
    だ付け装置。
  20. 【請求項20】 前記被覆形成手段では、前記はんだよ
    り融点が低い被覆用はんだが噴流していることを特徴と
    する請求項10又は14に記載のはんだ付け装置。
  21. 【請求項21】 前記被覆用はんだは、少なくもとSn
    とZn、又はSnとBiを含む材料であることを特徴と
    する請求項20に記載のはんだ付け装置。
  22. 【請求項22】 前記被覆形成手段は、導電性を有する
    5〜100ミクロンの粒子を熱硬化性樹脂中に分散させ
    た熱硬化性又は熱可塑性の導電性接着剤をフィレット表
    面に塗布して被覆層を形成することを特徴とする請求項
    20に記載のはんだ付け装置。
  23. 【請求項23】 前記被覆形成手段は、金属粒子を含ま
    ない熱硬化性又は熱可塑性の接着剤をフィレット表面に
    塗布して被覆層を形成することを特徴とする請求項20
    に記載のはんだ付け装置。
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