JP2002269348A - 資金管理システム - Google Patents

資金管理システム

Info

Publication number
JP2002269348A
JP2002269348A JP2001068591A JP2001068591A JP2002269348A JP 2002269348 A JP2002269348 A JP 2002269348A JP 2001068591 A JP2001068591 A JP 2001068591A JP 2001068591 A JP2001068591 A JP 2001068591A JP 2002269348 A JP2002269348 A JP 2002269348A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
balance
fund
transaction
expected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001068591A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Haruyama
祥一 春山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IND BANK OF JAPAN Ltd
INDUSTRIAL BANK OF JAPAN Ltd
Original Assignee
IND BANK OF JAPAN Ltd
INDUSTRIAL BANK OF JAPAN Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IND BANK OF JAPAN Ltd, INDUSTRIAL BANK OF JAPAN Ltd filed Critical IND BANK OF JAPAN Ltd
Priority to JP2001068591A priority Critical patent/JP2002269348A/ja
Publication of JP2002269348A publication Critical patent/JP2002269348A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】資金を管理する上で有用なサービスする資金管
理システムを提供すること 【解決手段】本発明にかかる資金管理システムは、ユー
ザの保有する口座における資金を管理する資金管理シス
テムである。本システムは、取引履歴情報及び残高情報
を記憶する取引情報データベース22と、将来の資金移
動が確定した資金に関する資金移動情報を記憶する資金
移動情報データベース23を備えている。そして、記憶
された取引履歴情報、残高情報資金移動情報より、当該
ユーザの保有する口座に関する取引履歴情報、残高情報
及び資金移動情報を取得し、当該取得された各情報を表
示させる表示データを生成し、ユーザの端末5に対して
送信し、表示させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ユーザの保有する
口座における資金を管理する資金管理システムに関する
ものである。より詳しくは、銀行のインターネットバン
キング等での照会機能における処理に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】昨今の情報通信技術の飛躍的向上に伴っ
て、インターネットによるサービスが広く行われるよう
になった。銀行も同様にインターネットを介して口座照
会サービスや口座振込サービス等のサービス、いわゆる
インターネットバンキングサービスを積極的に展開して
いる。当該インターネットバンキングサービスにおける
照会機能は、通帳への記帳と同様に、取引経緯とその都
度の口座における残高履歴を既存のシステムから抽出
し、Webサーバに反映させるものである。
【0003】従って、顧客に対し過去の履歴と現在残高
の照会という通帳記帳、または郵送ないしは電話問い合
わせで得られる取引明細サービスと同様な既存のサービ
スをインターネット経由で享受できるという、チャネル
の追加であり、それ自体が斬新な付加価値を伴っていな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、イン
ターネット等の通信網を介して提供されるサービスは、
単に通帳記帳等の域を超えず、資金管理という観点から
は有用でないという問題点があった。
【0005】よって、本発明の目的は、資金を管理する
上で有用なサービスとなる資金管理システムを提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる資金管理
システムは、ユーザの保有する口座における資金を管理
する資金管理システムであって、取引履歴情報及び残高
情報を記憶する取引情報記憶手段(例えば、本実施の形
態における取引情報データベース22)と、将来の資金
移動が確定した資金に関する資金移動情報を記憶する資
金移動情報記憶手段(例えば、本実施の形態における資
金移動情報データベース23)と、前記取引情報記憶手
段に記憶された取引履歴情報及び残高情報と、前記資金
移動情報記憶手段に記憶された資金移動情報に基づい
て、当該ユーザの保有する口座に関する取引履歴情報、
残高情報及び資金移動情報を取得し、当該取得された各
情報を提示させる提示データを生成する提示データ生成
手段(例えば、本実施の形態におけるWEBエンジン1
2)とを備えている。このような構成により、過去の取
引データのみならず、将来の資金移動情報もユーザに対
して提示することが可能となるため、資金管理の上で有
用なサービスを提供できる。
【0007】また、前記ユーザから取得した口座の資金
の移動の見込みに関する入出金見込情報を記憶する入出
金見込情報記憶手段(例えば、本実施の形態における入
出金見込情報データベース24)を備え、前記提示デー
タ生成手段は、さらに当該入出金見込情報記憶手段に記
憶された入出金見込情報に基づいて、当該ユーザの保有
する口座に関する入出金見込情報を取得し、当該入出金
見込情報を提示させる提示データを生成するようにして
もよい。このような構成により、事業者等から取得でき
ないユーザの入出金予定を反映させることができる。
【0008】さらに、前記取引情報記憶手段に記憶され
た取引履歴情報に基づいて、将来の取引情報を算出する
将来取引算出手段(例えば、本実施の形態における付加
サービス用データベース25)と、前記提示データ生成
手段は、前記将来取引算出手段により算出された将来の
取引情報である算出予想情報に基づいて、当該ユーザの
保有する口座に関する算出予想情報を取得し、当該算出
予想情報を提示させる提示データを生成するようにして
もよい。
【0009】また、前記ユーザによって指定された可処
分見込残高算出日における口座の見込残高を、前記取引
履歴情報及び将来の資金に関するデータより算出する可
処分見込残高算出手段(例えば、本実施の形態における
付加サービス用データベース25)をさらに備え、当該
将来の資金に関するデータは、前記資金移動情報、前記
入出金見込情報及び前記算出予想情報の少なくとも1つ
又はそれらの組み合わせであり、また、前記提示データ
生成手段は、前記可処分見込残高算出手段により算出さ
れた可処分見込残高に基づいて、当該ユーザの保有する
口座に関する可処分見込残高を取得し、当該可処分見込
残高を提示させる提示データを生成することが望まし
い。これにより、可処分見込残高をユーザは認識するこ
とができ、資金の管理を適切に行うことができる。
【0010】前記提示データ生成手段は、前記可処分見
込残高算出手段により算出された将来の可処分見込残高
と共に、過去の可処分見込残高に関する情報を提示させ
る提示データを生成するようにしてもよい。これによ
り、現在の資金管理が適切なものであるかを判定するこ
とができる。
【0011】さらに、前記提示データ生成手段は、資金
の種類に応じて提示の態様を変更するようにすること
で、資金の種類の違いをより正確に認識することができ
る。
【0012】また、資金に関連するアドバイス情報を取
引項目、取引金額又は可処分残高情報と関連付けて格納
するアドバイス情報記憶手段(例えば、本実施の形態に
おけるアドバイス情報データベース26)と、前記提示
データに含まれる取引項目、取引金額又は可処分残高情
報に基づいて、前記アドバイス情報記憶手段に記憶され
たアドバイス情報を取得し、ユーザに対して提示するア
ドバイス情報提示手段(例えば、本実施の形態における
WEBエンジン12)をさらに備えることも可能であ
る。
【0013】また、口座の資金に関する目標となる目標
フラグを設定する目標フラグ設定手段と、前記目標フラ
グ設定手段により設定された目標フラグと、将来の口座
の残高情報に基づいて、目標フラグの達成度を判定する
目標フラグ判定手段とを備えることが望ましい。
【0014】さらに、支払の上限を設定する支払上限フ
ラグを設定する支払上限フラグ設定手段と、支払上限フ
ラグ設定手段により設定された支払上限フラグと、将来
の口座の残高情報に基づいて、支払上限フラグの達成度
を判定する支払上限フラグ判定手段とを備えるようにし
てもよい。
【0015】他方、本発明にかかる資金管理方法は、ユ
ーザの保有する口座における資金を管理する資金管理方
法であって、取引履歴情報及び残高情報を記憶するステ
ップと、将来の資金移動が確定した資金に関する資金移
動情報を記憶するステップと、前記取引履歴情報、前記
残高情報及び前記資金移動情報に基づいて、当該ユーザ
の保有する口座に関する取引履歴情報、残高情報及び資
金移動情報を取得し、当該取得された各情報を提示させ
る提示ステップとを備えたものである。このような方法
により、過去の取引データのみならず、将来の資金移動
情報もユーザに対して提示することが可能となるため、
資金管理の上で有用なサービスを提供できる。
【0016】また、前記ユーザから取得した口座の資金
の移動の見込みに関する入出金見込情報を記憶するステ
ップをさらに備え、前記提示ステップは、さらに前記入
出金見込情報に基づいて、当該ユーザの保有する口座に
関する入出金見込情報を取得し、当該入出金見込情報を
提示させるようにしてもよい。このような方法により、
事業者等から取得できないユーザの入出金予定を反映さ
せることができる。
【0017】さらに、前記取引情報記憶手段に記憶され
た取引履歴情報に基づいて、将来の取引情報を算出する
ステップを備え、前記提示ステップは、前記将来の取引
情報である算出予想情報に基づいて、当該ユーザの保有
する口座に関する算出予想情報を取得し、当該算出予想
情報を提示させるようにしてもよい。
【0018】また、前記ユーザによって指定された可処
分見込残高算出日における口座の見込残高を、前記取引
履歴情報及び将来の資金に関するデータより算出するス
テップをさらに備え、当該将来の資金に関するデータ
は、前記資金移動情報、前記入出金見込情報及び前記算
出予想情報の少なくとも1つ又はそれらの組み合わせで
あり、また、前記提示ステップは、前記可処分見込残高
に基づいて、当該ユーザの保有する口座に関する可処分
見込残高を取得し、当該可処分見込残高を提示させるこ
とが好ましい。これにより、可処分見込残高をユーザは
認識することができ、資金の管理を適切に行うことがで
きる。
【0019】さらに、前記提示ステップは、将来の可処
分見込残高と共に、過去の可処分見込残高に関する情報
を提示させるようにしてもよい。これにより、現在の資
金管理が適切なものであるかを判定することができる。
【0020】また、前記提示ステップは、資金の種類に
応じて提示の態様を変更するようにしてもよい。これに
より、資金の種類の違いをより正確に認識することがで
きる。
【0021】そして、資金に関連するアドバイス情報を
取引項目、取引金額又は可処分残高情報と関連付けて格
納するステップと、前記提示データに含まれる取引項
目、取引金額又は可処分残高情報に基づいて、前記アド
バイス情報を取得し、ユーザに対して提示するステップ
とをさらに備えることが好ましい。
【0022】また、口座の資金に関する目標となる目標
フラグを設定するステップと、前記目標フラグと、将来
の口座の残高情報に基づいて、目標フラグの達成度を判
定するステップとを備えるようにしてもよい。
【0023】さらに、支払の上限を設定する支払上限フ
ラグを設定するステップと、前記支払上限フラグと、将
来の口座の残高情報に基づいて、支払上限フラグの達成
度を判定するステップとを備えてもよい。
【0024】他方、本発明にかかるプログラムは、ユー
ザの保有する口座における資金を管理するための資金管
理プログラムであって、当該資金管理プログラムは、コ
ンピュータに対して、取引履歴情報及び残高情報を記憶
するステップと、将来の資金移動が確定した資金に関す
る資金移動情報を記憶するステップと、前記取引履歴情
報、前記残高情報及び前記資金移動情報に基づいて、当
該ユーザの保有する口座に関する取引履歴情報、残高情
報及び資金移動情報を取得し、当該取得された各情報を
提示させる提示ステップとを実行させるものである。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明にかかる資金管理システム
の概要について最初に説明し、その後、図を用いて、詳
細に説明する。
【0026】本発明にかかる資金管理システムは、好適
な実施の形態によれば、過去及び現在の取引履歴情報、
残高データに加えて、将来の確定した資金の移動情報で
ある資金移動情報、ユーザによって入力される入出金見
込情報、さらには取引履歴情報より算出した将来の予測
データである算出予測情報をインターネットバンキング
システム上でユーザが閲覧できるようにするものであ
る。さらに、本システムでは、将来の所定時点における
可処分見込残高を表示させるという特徴も有する。この
ようにすることで、既存のインターネットバンキングの
照会サービスを大幅に拡張し、その汎用性を高めること
ができる。
【0027】即ち、本発明にかかる資金管理システム
は、従来の照会サービスにみられる通帳記帳やATM照
会の単なるWeb化ではなく、Web技術による拡張性
・汎用性を駆使し、詳細かつ多様な照会サービスを提供
する。特に、顧客口座における現在残高を前提とし、自
動振替等の実行日における見込残高を表示することで、
将来の資金収支予定の照会を実現し、顧客利便性を大幅
に向上することができる。
【0028】これによって、従来、現在時点までの過去
データを提供してきた照会サービスが、将来の資金収支
データを提供することになる。即ち、いわゆる「資金収
支スケジューラー」として、これを基盤とした顧客に対
しての金操りの改善や貯蓄への誘導、あるいは余剰資金
を有意義に利用するためのサービスの紹介等の付加サー
ビスが可能となる。
【0029】現在のインターネットバンキングサービス
においては、送金や購買運動(デビットサービス等)の
資金決済サービスにおいて機能強化が行われているが、
これらのサービスはIT投資額が嵩み、かつ顧客や加盟
店から徴する決済手数料及び口座維持手数料は価格競争
に晒されることが予想される。しかし本発明による照会
サービスの拡張は、勘定系・口座系・取引系等のシステ
ムとは別に、外部から持込まれた資金移動データを取込
むことにより見込収支データを作成し、これを既存シス
テムからのデータとWebサーバ上で組み合わせること
から、サービス向上のための機能拡張が従来よりも安価
でかつ柔軟性が確保できる。あわせて、顧客に対し、粘
着性のある有益なサービスを提供することができる。
【0030】ここで、本発明にかかる資金管理システム
において用いられ、新規な概念である「可処分見込残
高」について説明する。この可処分見込残高は、ユーザ
により指定された算出日に見込まれる口座の残高予想額
である。ユーザは、予め月次で指標となるべき日付を当
該算出日として自己のキャッシュフローに合わせて任意
に設定する。例えば、算出日として、給料振込日の前
日、カード引落日の翌日等、口座残高が少なくなる時点
が設定される。現在の口座残高に加え、事業者等から入
手した資金移動情報、過去の取引履歴等から算出した算
出予測情報及びユーザが入力した入出金見込情報を加味
して、当該算出日における予想残高を可処分見込残高と
して算出する。ここで、算出予測情報は、過去の取引履
歴情報に基づいて、算出される予測値であり、例えば、
前月の同日の値、過去3ケ月平均、前年同日残高が用い
られる。
【0031】本発明にかかる資金管理システムでは、当
該「可処分見込残高」を用いて種々のサービスを提供で
きる。例えば、デビットサービスの支払上限額を現在の
残高だけでなく、可処分見込残高を基準として定める。
これにより、可処分見込残高の算出時に口座がマイナス
になるような事態を未然防止でき、使いすぎを抑制する
ことができる。特に、親子カード(代理人カード)のよ
うな場合は有効である。また、顧客の最も意識する残高
として、定期預金や金融債等へのスウィングサービスの
条件に指定することも可能である。また、この可処分見
込残高と、予め登録した顧客の嗜好情報とに基づいて、
当該可処分見込残高の範囲内で購入できる商品又はサー
ビスであって顧客の嗜好に合致したものを、当該顧客に
対してメール又はウェブ上で通知するサービスも可能で
ある。
【0032】本発明によって照会できる将来の資金移動
情報は、顧客ニーズによって種々のサービスに繋げるこ
とが可能である。例えば、電気・電話・ガス代等につ
き、事業者が提供する倹約ノウハウ情報とリンクした顧
客サービスができる。また、クレジットカード業者をは
じめとする事業者が作成し、顧客に提供する請求明細デ
ータとリンクしたサービスもできる。
【0033】続いて、本発明にかかる資金管理システム
について図を用いて詳細に説明する。図1のシステム構
成例を説明する前に、発明の理解の容易化のため、図2
及び図3の画面表示例を用いて、ユーザに対してどのよ
うな情報が提供されるかにつき説明する。
【0034】図2に示す画面表示例は、平成13年4月
1日に、ユーザが本発明にかかる資金管理システムにア
クセスすることによって、当該ユーザの端末のディスプ
レイ上に表示される。尚、本システムへのアクセスは、
通常のインターネットバンキングと同様に、資金管理シ
ステムのサイトへアクセスするためのURL(Uniform
Resource Locator)を端末に入力し、ブラウザによって
当該サイトのホームページを立上げ、さらに、自己の口
座番号及びパスワードを入力することにより実現可能で
ある。この図2に示す画面表示例は、自己の口座に関す
る情報が表示される。
【0035】図2に示されるように、画面上では、取引
年月日、取引内容、支払金額、預り金額、差引残高に関
する情報が表示されている。具体的には、まず、上段部
に平成13年3月1日から平成13年4月1日までの現
在及び過去の取引履歴情報が表示されている。この表示
に関しては、従来からある一般的なインターネットバン
キングと同様である。
【0036】そして、現在及び過去の取引履歴情報の表
示の下側においては、将来の資金移動情報に基づく取引
予定年月日、取引内容、支払金額、差引予定残高が表示
されている。尚、図2においては、資金移動情報に関
し、預り金額、即ち入金予定額は表示されていないが、
預り金があれば表示される。図2における平成13年4
月10日、同12日、同15日の取引に関する表示が将
来の資金移動情報に基づく表示である。これらの資金移
動情報は、上述のように、クレジットカード会社、水道
会社、電話会社等の事業者より取得し、取得した後直ぐ
に当該画面に資金移動情報として表示する。
【0037】さらに、将来の資金移動情報に関する表示
の下側においては、可処分見込残高が表示されている。
この例では、平成13年4月15日に可処分見込み残高
が14,064円であることが示されている。尚、この
可処分見込残高に関しては、過去の取引履歴情報に基づ
いて、前月の可処分見込残高算出日の残高比、過去3ケ
月平均との対比、前年の可処分見込残高算出日の残高比
等を参考値として算出し、表示できるようにしてもよ
い。
【0038】可処分見込残高の表示の下側においては、
過去の取引経緯から自動算出した算出予測情報及びユー
ザが入力した入出金見込情報が表示されている。平成1
3年4月21日から同4月30日までの取引の表示にお
いて、同4月29日のATM取引に関する情報が入出金
見込情報であり、その他の情報が算出予測情報である。
【0039】図2の画面表示において、現在及び過去の
取引履歴情報の表示、将来の資金移動情報の表示、算出
予測情報の表示及び入出金見込情報の表示は、各々、識
別できるように、表示形態を変えて表示している。ここ
で、表示形態の変更には、字体の変更、下線、網掛け等
の文字飾りの変更、色の変更、表形式にし異なる欄に表
示させることによる変更、異なるウィンドウ上に表示さ
せることによる変更等様々な変更が含まれる。即ち、表
示形態の変更により、各々の表示の違いを認識できるよ
うにすればよい。
【0040】さらに同じ項目のデータが取引履歴情報、
資金移動情報、入出金見込情報、算出予測情報等の属性
が変更されると、上述のように表示の形態も変更する
が、その際、変更前と変更後の数値の対比を表示するよ
うにしてもよい。例えば、過去の3ケ月平均で想定され
ていた電気代の引落額に関する算出予測情報が、前月料
金が確定し、資金移動情報に変更された場合には、当該
資金移動情報にかかる電気代と算出予測情報にかかる電
気代とを比較して、多かったか、少なかった等の評価コ
メントを表示することができる。また、利用者の好みに
より、過去の取引推移・残高推移から、日別・月毎の平
均残高(ラップ)を表示することもできる。
【0041】図3は、平成13年4月12日に、ユーザ
が本発明にかかる資金管理システムにアクセスすること
によって、当該ユーザの端末のディスプレイ上に表示さ
れる画面表示例である。図3に示す画面表示は、平成1
3年4月12日現在の表示であるため、図2において将
来の資金移動情報として表示されていた同4月2日〜同
4月12日までの取引データが、現在又は過去の取引履
歴情報として表示される。この例では、同4月10日の
クレジットカードに関する取引及び同4月12日の水道
料金に関する取引が、現在又は過去の取引履歴情報とし
て表示される。即ち、これらの取引に関する情報の表示
の形態が、将来の資金移動情報に対する形態から現在又
は過去の取引履歴情報に対する形態に変更される。
【0042】また、図3に示す画面表示例では、4月1
2日現在の残高の表示がなされている。図2に示す画面
表示例で、資金移動情報として表示されていた4月15
日の電話料金に関しては、未だ引き落しが実行されてい
ないため、同様に資金移動情報として表示されている。
4月21日の給与に関しても、未だ資金移動情報として
は取得されていないため、図2に示す画面表示例と同様
に算出予測情報として表示されている。
【0043】4月24日のガス料金及び4月26日の電
気料金については、図2に示す画面表示例では、算出予
測情報として表示されていたが、各々ガス会社及び電力
会社から資金移動情報を取得したため、資金移動情報と
して表示している。これに伴い、支払額が変更になり、
実際に引き落とされる予定の金額となっている。
【0044】4月27日の振込に関しては、4月1日時
点では、ユーザによって入力されてはいなかったが、そ
の後、ユーザにより入出金見込情報として入力したもの
である。
【0045】4月29日の新聞代については、図2に示
す画面表示例では、算出予測情報として表示されていた
が、新聞販売店から資金移動情報を取得したため、資金
移動情報として表示している。但し、この場合は、新聞
代に変更はなかっため、算出予測情報と資金移動情報と
は同じ金額となっている。4月29日のCATV以降の
取引に関しては、4月1日時点と変更がないため、同様
の表示となっている。
【0046】図1は、当該資金管理システムのシステム
構成例を示すものである。本資金管理システムは、サー
バ1、データベース2を基本的な構成としている。そし
て、広義の資金管理システムは、さらに、電子媒体3、
ファームバンキングシステム4、ユーザの端末5及び通
信網6を含む。
【0047】サーバ1は、本資金管理システムの中心的
な役割を有するものであり、制御部11、WEBエンジ
ン12、口座情報処理部13、取引情報処理部14、資
金移動情報処理部15、入出金見込情報処理部16、付
加サービス処理部17及びアドバイス情報処理部18を
備えている。
【0048】制御部11は、CPU(中央制御装置)に
より構成されており、口座情報処理部13等の各処理部
に対応する処理プログラムに基づいて動作する。
【0049】WEBエンジン12は、主としてユーザの
端末5に対してWEBデータを生成し、供給する機能を
有する。
【0050】口座情報処理部13は、口座情報データベ
ース21に格納された口座情報の追加、修正、削除等に
関する処理を実行する。特に、口座取引が実行され、口
座残高に変更が生じた場合には、当該口座情報処理部1
3が当該口座情報中の残高データを修正する。
【0051】取引情報処理部14は、取引情報を取得
し、取引情報データベース22に格納する等の処理を実
行する。取引が行われる度に取引情報を追加し、取引履
歴データとして当該取引情報データベース22に格納す
る。
【0052】資金移動情報処理部15は、資金移動情報
を後述する所定の方法により取得し、資金移動情報デー
タベース23に格納する等の処理を実行する。
【0053】入出金見込情報処理部16は、ユーザの端
末5より取得した入出金見込情報を入出金見込情報デー
タベース24に格納する等の処理を実行する。
【0054】付加サービス処理部17は、本システムに
おいて付加的なサービスとなる各種のサービスに関する
処理を実行する。当該付加サービスとしては、ユーザが
指定した算出日に可処分見込残高を提示するサービスや
過去の取引履歴を加工したデータと対比するサービス、
さらには、目標フラグや資金収支制御用フラグを設定す
るサービス等が含まれる。
【0055】アドバイス情報処理部18は、ユーザの金
繰りや貯蓄、さらには消費等に有効なアドバイスを提供
する処理を実行する。
【0056】データベース2は、サーバ1と情報のやり
とりが可能な状態で接続され、各種の情報を格納するこ
とができるハードディスク、メモリ等の記憶手段により
構成される。当該データベース2は、口座情報データベ
ース21、取引情報データベース22、資金移動情報デ
ータベース23、入出金見込情報データベース24、付
加サービス用データベース25及びアドバイス情報デー
タベース26を備えている。
【0057】口座情報データベース21は、口座を特定
するための情報、口座を保有する顧客の情報及び残高デ
ータが記憶されている。例えば、図4に示される情報を
格納し、具体的には、口座番号、口座種類、口座開設
日、支店番号、顧客番号、顧客氏名、顧客住所、顧客電
話番号、顧客メールアドレス、顧客勤務先、嗜好情報及
び残高データ等の情報を記憶している。
【0058】取引情報データベース22は、例えば、図
5に示される情報を格納し、具体的には、口座番号、取
引履歴情報及び残高データを記憶している。ここで、取
引履歴情報には、取引日、取引種類、取引額、相手方情
報を含む。
【0059】資金移動情報データベース23は、例え
ば、図6に示される情報を格納し、具体的には、口座番
号、資金移動情報を記憶している。ここで、資金移動情
報には、資金移動コード、実行予定日、項目名、金額、
備考に関する情報が含まれる。
【0060】入出金見込情報データベース24は、例え
ば、図7に示される情報を格納し、具体的には、口座番
号及び入出金見込情報を記憶している。ここで、入出金
見込情報には、入出金区分、実行予定日、項目名、金額
及び備考に関する情報が含まれる。
【0061】付加サービス用データベース25は、例え
ば、図8に示される情報を格納し、具体的には、口座番
号、可処分見込残高算出日、可処分見込残高、フラグ情
報、対比情報、パスワード等の情報を記憶している。
【0062】アドバイス情報データベース26は、例え
ば、図9に示される情報を格納し、具体的には、項目毎
情報、データ種変更時情報及び可処分残高別情報を記憶
している。
【0063】電子媒体3は、取引情報や資金移動情報等
が格納されており、事業者から本システムの運営者又は
作業者に提供される。この電子媒体3には、フロッピー
(登録商標)ディスク、ハードディスク、磁気ディス
ク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD、ROMカ
ートリッジ、バッテリバックアップ付きRAMメモリカ
ートリッジ、フラッシュメモリカートリッジ、不揮発性
RAMカートリッジ等の各種記憶媒体が含まれる。
【0064】ファームバンキングシステム4は、銀行と
企業間の銀行取引をオンラインで行うシステムである。
【0065】ユーザの端末5は、例えば、パーソナルコ
ンピュータ(PC)等のコンピュータ、携帯端末、携帯
電話等であり、特に、サーバ1との間で情報のやりとり
を行うことができる通信機能を備えている。この端末5
には、ブラウザプログラムがインストールされている。
また、端末5は、ディスプレイ等の表示手段を備えてお
り、サーバ1から送信されたHTMLデータ又はXML
データを受信し、その内容を表示することができる。ま
た、キーボード、マウス、テンキー等の入力手段も備え
ている。
【0066】通信網6は、インターネット、公衆網、移
動体通信網等の通信網である。
【0067】続いて、資金移動情報を事前に取得するた
めの処理について詳述する。この処理は、総合口座普通
預金の口座における資金の入出金予定データである資金
移動情報を、自動振替・給与振込契約取引先等の事業者
から事前に取得し、一元的に顧客単位に保有し、インタ
ーネットバンキングにおいて利用が可能な状態にする。
また、当該処理は、基本的にサーバ1の資金移動情報処
理部15により実現され、資金移動情報は、資金移動情
報データベース23に格納される。
【0068】当該資金移動情報データベース23は、既
存の勘定系・口座系データファイルとは別枠で存在し、
既存の口座データベース等とは顧客番号・口座番号単位
で紐付けがされている。
【0069】顧客口座における資金移動情報は、以下に
例示する情報であり、銀行において業務上取得されるも
のを指す。
【0070】出金情報としては、次のデータがある。 (1)口座振替契約によるもの 各事業者との自動振替契約に基づき実行日の数営業日前
に、フロッピーディスク、MO等の電子媒体で契約事業
者は銀行に資金移動データを持込む。あるいは所定の契
約に基づき指定の期日に指定の金額の振替があることを
銀行に予め持込んでいる。例えば、電気・ガス・水道・
電話・CATV・新聞代・クレジットカード・住宅ロー
ン等がある。 (2)銀行と顧客との口座引落・振替契約等によるもの 顧客との所定の契約に基づき、銀行が資金移動データを
作成するものである。例えば、ローン返済・クレジット
カード(銀行が発行)・スウィングサービス等がある。 (3)顧客から銀行に随時手続を依頼されたもの 顧客から指定された期日・金額に基づき、処理の予約を
するものである。例えば、送金予約・振替予約・納税・
住宅ローン(期限前弁済)等がある。
【0071】入金情報としては、次のデータがある。 (1)総合振込契約によるもの 各事業者との契約に基づき、実行日の数営業日前にフロ
ッピーディスク等の電子媒体やファームバンキングによ
る電子データとして銀行に資金移動データが持込まれ
る。例えば、給与振込・賞与振込・交通費、出張旅費、
通勤定期代等がある。 (2)公的機関からの振込によるもの 所定の規程に基づき、指定の期日に指定の金額を振込む
契約によるものである。例えば、年金・育英会・税金の
還付金等がある。 (3)同一銀行内で、他の顧客から振替予約の仕向先と
なっているもの 例えば、親から子への仕送り等である。
【0072】このような資金移動情報は、各々の事業者
との契約に基づき様々な形で持込まれる。そのため、資
金移動情報データベース23へ格納するにあたっては、
以下の入力処理が可能である。 a)フロッピーディスク・MO等の電子媒体3による特
込み b)契約に即して指定口座への指定項目・指定期日・指
定金額データを手入力する機能 c)ファームバンキング4等ネットワーク経由によって
取得されたデータの受入機能 d)異なる形式のデータフォーマットを受入れの都度、
共通のフォーマットに変換する機能
【0073】続いて、本発明にかかる資金管理システム
における入出金見込情報の入力及び格納について説明す
る。本システムでは、ユーザが自己の端末5を用いて、
将来の入出金見込情報を設定できる。具体的には、ま
ず、ユーザは、入出金見込情報の入力画面へアクセスす
る。サーバ1は、当該アクセス情報を通信網6を介して
取得し、WEBエンジン12により、入力画面のHTM
Lデータをユーザの端末5に対して送信する。ユーザの
端末5は、当該HTMLデータをブラウザにより変換
し、ディスプレイに当該入力画面を表示させる。この入
力画面には、例えば、入出金区分、実行予定日、項目
名、金額、備考等の入力欄が設けられている。ユーザ
は、当該入力欄に、キーボード等の入力手段を用いて、
情報を入力する。このとき、月次で反復継続されるもの
ならば、過去のデータを表示させ、修正を行わなければ
自動的に入力されるようにしてもよい。入力が完了し、
入力完了ボタンをクリックすると、入力情報、即ち、入
出金見込情報がサーバ1に送信される。サーバ1は、当
該入出金見込情報を受信し、入出金見込情報処理部16
によって入出金見込情報データベース24に格納する。
【0074】同様にして、可処分見込残高の算出日もユ
ーザの端末5を用いて、入力が行われる。具体的には、
まず、ユーザは、当該算出日の入力画面へアクセスし、
表示させる。この入力画面には、当該算出日の入力欄が
設けられている。ユーザは、当該入力欄に、キーボード
等の入力手段を用いて、算出日情報を入力する。入力が
完了し、入力完了ボタンをクリックすると、当該算出日
情報がサーバ1に送信される。サーバ1は、当該算出日
情報を受信し、付加サービス処理部17によって付加サ
ービス用データベース25に格納する。
【0075】続いて、図2に示す画面を表示させるため
の処理について具体的に説明する。まず、ユーザは、端
末5によりサーバ1に対してアクセスし、本システムに
ログインする。ログインするためには、まず、本システ
ムのホームページを表示させ、口座番号及びパスワード
を入力することにより行う。ログイン後、図2にかかる
画面を表示させるために、所定のボタンをクリックす
る。これにより、ユーザの端末5からサーバ1に対して
当該画面を表示させる要求が送信される。サーバ1は、
当該要求を受信し、当該画面を表示させるための処理を
実行する。
【0076】まず、サーバ1は、取引情報処理部14に
よって、当該口座番号に基づき取引情報データベース2
2を検索し、当該口座番号に対応する口座の現在及び過
去の取引履歴情報及び残高情報を読み出し、所定の記憶
領域に一時格納する。また、サーバ1は、資金移動情報
処理部15によって、当該口座番号に基づき資金移動情
報データベース23を検索し、当該口座番号に対応する
口座の資金移動情報を読み出し、所定の記憶領域に一時
格納する。また、サーバ1は、入出金見込情報処理部1
6によって、当該口座番号に基づき入出金見込情報デー
タベース24を検索し、当該口座番号に対応する口座の
入出金見込情報を読み出し、所定の記憶領域に一時格納
する。
【0077】そして、サーバ1は、付加サービス処理部
17によって、当該口座番号に基づき取引情報データベ
ース22を検索し、当該口座番号に対応する口座の過去
の取引履歴情報を読み出し、所定の演算を行うことによ
り、さらに算出予測情報を算出し、所定の記憶領域に一
時格納する。さらに、サーバ1は、付加サービス処理部
17によって、当該口座番号に基づき付加サービス用デ
ータベース25を検索し、当該口座番号に対応する口座
の可処分見込残高情報を読み出し、所定の記憶領域に一
時格納する。尚、この可処分見込残高情報は、当該付加
サービス処理部17により毎日計算し、当該付加サービ
ス用データベース25に格納するようにしてもよいが、
ユーザから当該ページにアクセスがあったときに計算す
るようにしてもよい。計算は、付加サービス用データベ
ース25に格納された可処分見込残高算出日情報を読み
出し、この算出日以前の取引履歴情報、資金移動情報、
入出金見込情報から当該算出日時点での残高を計算する
ことにより行う。
【0078】そして、WEBエンジン12は、所定の記
憶領域に一時格納された取引履歴情報、残高情報、資金
移動情報、入出金見込情報、算出予測情報、可処分見込
残高情報に基づいて、当該図2に示す画面表示に対応す
るHTMLデータを生成する。生成されたHTMLデー
タは、通信網6を介してユーザの端末5に送信される。
ユーザの端末5は、当該HTMLデータを受信し、ブラ
ウザによりそのディスプレイに図2に示す画面表示を実
現する。
【0079】続いて、アドバイス表示に関する処理につ
いて詳述する。このアドバイス表示機能は、ユーザの口
座単位で生成した資金収支スケジュールデータに対し
て、その項目単位或いは数値を基準として提供する、ユ
ーザの金繰りや貯蓄、さらには消費等に有効なアドバイ
スを提供する機能である。このアドバイスを提供するた
めのアドバイス情報は、アドバイス情報データベース2
6に格納されている。当該アドバイス情報は、一般事業
者からアドバイスデータを収集することにより取得す
る。利用者の資金収支パターンから以下の基準により適
切なアドバイスを提供する。
【0080】取引項目基準を基準にアドバイスを提供す
る。例えば、取引項目が電話代である場合には、どの電
話会社を選択することが好ましいであるというアドバイ
スである。また、取引項目が電気代である場合には、節
電するための工夫に関するアドバイスである。また、入
出金の属性の変更を基準に行うアドバイスもあり、入出
金見込情報が資金移動情報に変更になった場合に行うも
のである。さらに、可処分残高に対してアドバイスする
ようにしてもよい。
【0081】アドバイスデータは、Web技術およびメー
ル等の手段により、随時あるいは定時に提供する。例え
ば、アンカー、フレームリンク、メール等の技術が活用
される。定時の場合は、月単位・四半期単位の「資金収
支診断書」としてユーザに対して提供するようにしても
よい。
【0082】続いて、将来の資金収支データに対するフ
ラグ設定に関する処理について説明する。当該フラグ設
定は、サーバ1の付加サービス処理部17によって設定
可能であり、設定内容は、付加サービス用データベース
25に格納される。
【0083】フラグとしては、まず、目標残高を定める
目標フラグがある。このためには、まず、ユーザ自身
が、所定の日を指定し、目標残高を設定する。サーバ1
の付加サービス処理部17は、当該目標残高に対する進
捗および達成度を分析し、サービス提供者等が利用者の
目標達成に対してインセンティブを付与する。尚、目標
算高でなく、出金額と連動させ、貯蓄目標額及び返済目
標額を設定することもできる。
【0084】また、クレジットカードやデビッドカード
等のカード利用制限フラグの設定も可能である。ユーザ
が、カードの利用限度額を設定し、登録すると、サーバ
1の付加サービス処理部17は、ユーザのカード利用を
把握し、登録された利用限度額に基づき、警告を発する
ようにする。例えば、クレジットカードの親子カードに
おいて、子カードの利用に対して当該カード利用制限フ
ラグを設定すると、子カードの利用を制限できる。
【0085】尚、本発明にかかる資金管理システムは、
サーバ・クライアントシステム以外にも、ATM、音声
システム、メールシステムに適用することも可能であ
る。ATMに適用した場合には、ATM上で資金移動情
報等を閲覧することができる。
【0086】上述の例において、コンピュータのハード
ディスク等にインストールされた各種のプログラムは、
様々な種類の記憶媒体に格納することが可能であり、ま
た、通信媒体を介して伝達されることが可能である。こ
こで、記憶媒体には、例えば、フロッピーディスク、ハ
ードディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−
ROM、DVD、ROMカートリッジ、バッテリバック
アップ付きRAMメモリカートリッジ、フラッシュメモ
リカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等を含
む。また、通信媒体には、電話回線等の有線通信媒体、
マイクロ波回線等の無線通信媒体等を含み、インターネ
ットも含まれる。
【0087】
【発明の効果】本発明により、資金を管理する上で有用
なサービスする資金管理システムを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる資金管理システムのシステム構
成図である。
【図2】本発明にかかる資金管理システムにおける画面
表示例である。
【図3】本発明にかかる資金管理システムにおける画面
表示例である。
【図4】口座情報データベースのデータ例である。
【図5】取引情報データベースのデータ例である。
【図6】資金移動情報データベースのデータ例である。
【図7】入出金見込情報データベースのデータ例であ
る。
【図8】付加サービス用データベースのデータ例であ
る。
【図9】アドバイス情報データベースのデータ例であ
る。
【符号の説明】
1 サーバ 2 データベース 3 電子媒体 4 ファームバンキングシステム 5 ユーザの端末
6 通信網

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユーザの保有する口座における資金を管理
    する資金管理システムであって、 取引履歴情報及び残高情報を記憶する取引情報記憶手段
    と、 将来の資金移動が確定した資金に関する資金移動情報を
    記憶する資金移動情報記憶手段と、 前記取引情報記憶手段に記憶された取引履歴情報及び残
    高情報と、前記資金移動情報記憶手段に記憶された資金
    移動情報に基づいて、当該ユーザの保有する口座に関す
    る取引履歴情報、残高情報及び資金移動情報を取得し、
    当該取得された各情報を提示させる提示データを生成す
    る提示データ生成手段とを備えた資金管理システム。
  2. 【請求項2】前記ユーザから取得した口座の資金の移動
    の見込みに関する入出金見込情報を記憶する入出金見込
    情報記憶手段を備え、 前記提示データ生成手段は、さらに当該入出金見込情報
    記憶手段に記憶された入出金見込情報に基づいて、当該
    ユーザの保有する口座に関する入出金見込情報を取得
    し、当該入出金見込情報を提示させる提示データを生成
    することを特徴とする請求項1記載の資金管理システ
    ム。
  3. 【請求項3】前記取引情報記憶手段に記憶された取引履
    歴情報に基づいて、将来の取引情報を算出する将来取引
    算出手段と、 前記提示データ生成手段は、前記将来取引算出手段によ
    り算出された将来の取引情報である算出予想情報に基づ
    いて、当該ユーザの保有する口座に関する算出予想情報
    を取得し、当該算出予想情報を提示させる提示データを
    生成することを特徴とする請求項1又は2記載の資金管
    理システム。
  4. 【請求項4】前記ユーザによって指定された可処分見込
    残高算出日における口座の見込残高を、前記取引履歴情
    報及び将来の資金に関するデータより算出する可処分見
    込残高算出手段をさらに備え、当該将来の資金に関する
    データは、前記資金移動情報、前記入出金見込情報及び
    前記算出予想情報の少なくとも1つ又はそれらの組み合
    わせであり、また、前記提示データ生成手段は、前記可
    処分見込残高算出手段により算出された可処分見込残高
    に基づいて、当該ユーザの保有する口座に関する可処分
    見込残高を取得し、当該可処分見込残高を提示させる提
    示データを生成することを特徴とする請求項1、2又は
    3記載の資金管理システム。
  5. 【請求項5】前記提示データ生成手段は、前記可処分見
    込残高算出手段により算出された将来の可処分見込残高
    と共に、過去の可処分見込残高に関する情報を提示させ
    る提示データを生成することを特徴とする請求項1、
    2、3又は4記載の資金管理システム。
  6. 【請求項6】前記提示データ生成手段は、資金の種類に
    応じて提示の態様を変更することを特徴とする請求項
    1、2、3、4又は5記載の資金管理システム。
  7. 【請求項7】資金に関連するアドバイス情報を取引項
    目、取引金額又は可処分残高情報と関連付けて格納する
    アドバイス情報記憶手段と、 前記提示データに含まれる取引項目、取引金額又は可処
    分残高情報に基づいて、前記アドバイス情報記憶手段に
    記憶されたアドバイス情報を取得し、ユーザに対して提
    示するアドバイス情報提示手段をさらに備えたことを特
    徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の資金管
    理システム。
  8. 【請求項8】口座の資金に関する目標となる目標フラグ
    を設定する目標フラグ設定手段と、 前記目標フラグ設定手段により設定された目標フラグ
    と、将来の口座の残高情報に基づいて、目標フラグの達
    成度を判定する目標フラグ判定手段とを備えたことを特
    徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の資
    金管理システム。
  9. 【請求項9】支払の上限を設定する支払上限フラグを設
    定する支払上限フラグ設定手段と、 前記支払上限フラグ設定手段により設定された支払上限
    フラグと、将来の口座の残高情報に基づいて、支払上限
    フラグの達成度を判定する支払上限フラグ判定手段とを
    備えたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
    6、7又は8記載の資金管理システム。
  10. 【請求項10】ユーザの保有する口座における資金を管
    理する資金管理方法であって、 取引履歴情報及び残高情報を記憶するステップと、 将来の資金移動が確定した資金に関する資金移動情報を
    記憶するステップと、 前記取引履歴情報、前記残高情報及び前記資金移動情報
    に基づいて、当該ユーザの保有する口座に関する取引履
    歴情報、残高情報及び資金移動情報を取得し、当該取得
    された各情報を提示させる提示ステップとを備えた資金
    管理方法。
  11. 【請求項11】前記ユーザから取得した口座の資金の移
    動の見込みに関する入出金見込情報を記憶するステップ
    をさらに備え、 前記提示ステップは、さらに前記入出金見込情報に基づ
    いて、当該ユーザの保有する口座に関する入出金見込情
    報を取得し、当該入出金見込情報を提示させることを特
    徴とする請求項10記載の資金管理方法。
  12. 【請求項12】前記取引情報記憶手段に記憶された取引
    履歴情報に基づいて、将来の取引情報を算出するステッ
    プをさらに備え、 前記提示ステップは、前記将来の取引情報である算出予
    想情報に基づいて、当該ユーザの保有する口座に関する
    算出予想情報を取得し、当該算出予想情報を提示させる
    ことを特徴とする請求項10又は11記載の資金管理方
    法。
  13. 【請求項13】前記ユーザによって指定された可処分見
    込残高算出日における口座の見込残高を、前記取引履歴
    情報及び将来の資金に関するデータより算出するステッ
    プをさらに備え、当該将来の資金に関するデータは、前
    記資金移動情報、前記入出金見込情報及び前記算出予想
    情報の少なくとも1つ又はそれらの組み合わせであり、
    また、前記提示ステップは、前記可処分見込残高に基づ
    いて、当該ユーザの保有する口座に関する可処分見込残
    高を取得し、当該可処分見込残高を提示させることを特
    徴とする請求項10、11又は12記載の資金管理方
    法。
  14. 【請求項14】前記提示ステップは、将来の可処分見込
    残高と共に、過去の可処分見込残高に関する情報を提示
    させることを特徴とする請求項10、11、12又は1
    3記載の資金管理方法。
  15. 【請求項15】前記提示ステップは、資金の種類に応じ
    て提示の態様を変更することを特徴とする請求項10、
    11、12、13又は14記載の資金管理方法。
  16. 【請求項16】資金に関連するアドバイス情報を取引項
    目、取引金額又は可処分残高情報と関連付けて格納する
    ステップと、 前記提示データに含まれる取引項目、取引金額又は可処
    分残高情報に基づいて、前記アドバイス情報を取得し、
    ユーザに対して提示するステップとをさらに備えたこと
    を特徴とする請求項10、11、12、13、14又は
    15記載の資金管理方法。
  17. 【請求項17】口座の資金に関する目標となる目標フラ
    グを設定するステップと、 前記目標フラグと、将来の口座の残高情報に基づいて、
    目標フラグの達成度を判定するステップとを備えたこと
    を特徴とする請求項10、11、12、13、14、1
    5又は16記載の資金管理方法。
  18. 【請求項18】支払の上限を設定する支払上限フラグを
    設定するステップと、 前記支払上限フラグと、将来の口座の残高情報に基づい
    て、支払上限フラグの達成度を判定するステップとを備
    えたことを特徴とする請求項10、11、12、13、
    14、15、16又は17記載の資金管理方法。
  19. 【請求項19】ユーザの保有する口座における資金を管
    理するための資金管理プログラムであって、当該資金管
    理プログラムは、コンピュータに対して、 取引履歴情報及び残高情報を記憶するステップと、 将来の資金移動が確定した資金に関する資金移動情報を
    記憶するステップと、 前記取引履歴情報、前記残高情報及び前記資金移動情報
    に基づいて、当該ユーザの保有する口座に関する取引履
    歴情報、残高情報及び資金移動情報を取得し、当該取得
    された各情報を提示させる提示ステップとを実行させる
    資金管理プログラム。
JP2001068591A 2001-03-12 2001-03-12 資金管理システム Pending JP2002269348A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001068591A JP2002269348A (ja) 2001-03-12 2001-03-12 資金管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001068591A JP2002269348A (ja) 2001-03-12 2001-03-12 資金管理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002269348A true JP2002269348A (ja) 2002-09-20

Family

ID=18926756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001068591A Pending JP2002269348A (ja) 2001-03-12 2001-03-12 資金管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002269348A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004280386A (ja) * 2003-03-14 2004-10-07 Toppan Printing Co Ltd カード利用状況管理装置、カード利用状況管理方法、カード利用状況管理プログラム
JP2006163467A (ja) * 2004-12-02 2006-06-22 Oki Electric Ind Co Ltd 自動取引装置
JP2007249687A (ja) * 2006-03-16 2007-09-27 Japan Research Institute Ltd 将来残高情報生成方法、及び将来残高情報生成システム
JP2011530749A (ja) * 2008-08-08 2011-12-22 ビザ ユー.エス.エー.インコーポレイテッド 財布ベンチマーキングのシェア
JP2015121997A (ja) * 2013-12-24 2015-07-02 株式会社日本総合研究所 Icカードを用いた金融機関の利用状況管理方法
JP2015125530A (ja) * 2013-12-26 2015-07-06 株式会社日本総合研究所 銀行口座残高管理システム及びその管理方法
JP6190935B1 (ja) * 2016-09-12 2017-08-30 株式会社 みずほ銀行 取引提案システム、取引提案方法及び取引提案プログラム
JP2018163596A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 富士通株式会社 金融商品レコメンドプログラム、情報処理装置及び金融商品レコメンド方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004280386A (ja) * 2003-03-14 2004-10-07 Toppan Printing Co Ltd カード利用状況管理装置、カード利用状況管理方法、カード利用状況管理プログラム
JP2006163467A (ja) * 2004-12-02 2006-06-22 Oki Electric Ind Co Ltd 自動取引装置
JP2007249687A (ja) * 2006-03-16 2007-09-27 Japan Research Institute Ltd 将来残高情報生成方法、及び将来残高情報生成システム
JP2011530749A (ja) * 2008-08-08 2011-12-22 ビザ ユー.エス.エー.インコーポレイテッド 財布ベンチマーキングのシェア
JP2015121997A (ja) * 2013-12-24 2015-07-02 株式会社日本総合研究所 Icカードを用いた金融機関の利用状況管理方法
JP2015125530A (ja) * 2013-12-26 2015-07-06 株式会社日本総合研究所 銀行口座残高管理システム及びその管理方法
JP6190935B1 (ja) * 2016-09-12 2017-08-30 株式会社 みずほ銀行 取引提案システム、取引提案方法及び取引提案プログラム
JP2018045279A (ja) * 2016-09-12 2018-03-22 株式会社 みずほ銀行 取引提案システム、取引提案方法及び取引提案プログラム
JP2018163596A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 富士通株式会社 金融商品レコメンドプログラム、情報処理装置及び金融商品レコメンド方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3982814B2 (ja) コンピュータ間通信ネットワークを用いてバイヤの取引及び決済を管理する方法
US20180150811A1 (en) Electronic bill payment with variable payment options
US20130159167A1 (en) System and Method for Debt Presentment and Resolution
US20040039701A1 (en) Deposits and savings display apparatus
KR100468479B1 (ko) 가상계좌를 이용한 지불 및 결제가 되는 카드 와전자화폐의 발행, 운용 시스템
JPH10187833A (ja) 会計処理装置及びその方法
JP2011170490A (ja) SaaS型汎用会計処理システム
KR101165062B1 (ko) 개인자산관리서비스 방법 및 시스템
JP2002259696A (ja) ローン申込方法、ローン申込受付方法、ローン申込装置、ローン申込受付装置及び記録媒体
US20020010660A1 (en) Hosting service system of household account information, household account server, account information providing server, household account information processing server, and method for providing household account information using network and storage medium
JP2003323547A (ja) 口座情報提供方法及び口座情報提供プログラム
JP2002109358A (ja) 個別顧客のための専用情報提供および情報収集システム並びに自動セールス実行システム
JP2001319060A (ja) 売掛債権担保融資方法およびシステム
JP2005070935A (ja) 推定口座残高参照システム、推定口座残高参照方法及びそのプログラム
JP2005216097A (ja) 取引口座情報提供システム及び提供方法
JP2002269348A (ja) 資金管理システム
JP2018160258A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
KR102181925B1 (ko) 유저 배당 기반의 쇼핑몰 운영 시스템
WO2001075732A1 (en) Method, system, and computer-usable medium for computer-assisted trading
Arya E-Banking: The Emerging Trend
JP2002117229A (ja) 決済情報伝達システム
JP2003030450A (ja) 預貯金サーバ装置、オンライン預貯金システム、預貯金情報提供方法、プログラム、記憶媒体
KR100644851B1 (ko) 이동전화번호를 이용한 휴대폰 소액 대행결제 및 정산방법과 시스템
CN117114605A (zh) 一种智能移动应用项目管理平台及方法
JP2024096481A (ja) 情報処理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040506