JP2002117229A - 決済情報伝達システム - Google Patents

決済情報伝達システム

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JP2002117229A
JP2002117229A JP2000311903A JP2000311903A JP2002117229A JP 2002117229 A JP2002117229 A JP 2002117229A JP 2000311903 A JP2000311903 A JP 2000311903A JP 2000311903 A JP2000311903 A JP 2000311903A JP 2002117229 A JP2002117229 A JP 2002117229A
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JP2000311903A
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English (en)
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Tetsuya Kaneshiro
哲也 兼城
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】決済に関わる各種業務の精度を高めたうえで、
迅速化と簡便化を図る。 【解決手段】金融機関1に開設した口座2の開設者が携
帯電話3を介して行う要望に応じて、前記口座2を介し
て行う決済行為に関する情報を作成して携帯電話3を介
して口座開設者に伝達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話を用いて
決済行為に関する情報の伝達を行う決済情報伝達システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から銀行等の金融機関に開設した口
座を介して、収支決済を行うことが一般的に行われてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、口座を
開設して収支決済を行う者にとって、決済行為を正確に
管理することが可及的に困難になりつつある。以下、説
明する。
【0004】口座開設者が金融機関を通じて決済するこ
とができる機関(以下、決済対象機関という)は、それ
ぞれにおいて決済に関して締め日(週毎、月毎、年毎等
の所定期間毎に設定する決済の締切日)と、引き落し日
(前記所定期間毎に設定する決済金の徴収日)を設定し
ている。そのため、決済対象機関において設定されてい
る締め日や引き落し日を把握したうえで、決済対象機関
それぞれについて、その締め日毎に支払い金額を把握し
てその引き落し日までに口座開設者自身の口座に支払い
予定金額を入金する必要がある。
【0005】口座開設者が金融機関を介して単一の決済
対象機関に対して決済を実施する場合においては、その
決済事務はそれほど複雑にならない。ところが、現在、
決済対象機関としては、公共料金を徴収する公益事業
体、保険会社や銀行等の他の金融機関、クレジット会社
といった多数の機関が存在している。そのため、一人の
口座開設者に対して決済対象機関が複数あることが普通
であり、さらには、決済業務に関する情報処理技術や産
業基盤が発達すれば、一人の口座開設者が決済しなけば
ならない決済対象機関の数が増加するのは必然であると
いわざるを得ない。
【0006】そのため、決済実施者が金融機関を介して
決済対象機関の決済を行うためには、決済対象機関の締
め日と引き落し日を認識してその支払額と支払期日とを
把握し、その支払スケジュールに沿って支払が可能なよ
うに、口座の残高を確保する必要がある。つまりは、引
き落し日において支払不能に陥らないように資金管理を
行う必要がある。
【0007】しかしながら、このような資金管理は、決
済対象機関が単一いつもしくは極少数である場合には、
それほど困難なものとはならない。ところが、上述した
ように、複数の決済対象機関が存在し、しかも今後もそ
の数が増加することが予想される現状においては、資金
管理、すなわち、決済業務は非常に困難なものとなって
おり、しかも、今後、さらに困難な業務となることが予
想される。
【0008】したがって、本発明の主たる目的は、決済
に関わる各種業務の精度を高めたうえで、迅速化と簡便
化を図ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ためには、本発明の決済情報伝達システムは、金融機関
に開設した口座の開設者が携帯電話を介して行う要望に
応じて、前記口座を介して行う決済行為に関する情報を
作成し、作成した情報を、携帯電話を介して口座開設者
に伝達する、ことに特徴を有している。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、決済情報伝達システムにおいて、金融機関に開設し
た口座の開設者が携帯電話を介して行う要望に応じて、
前記口座を介して行う決済行為に関する情報を作成し、
作成した情報を、携帯電話を介して口座開設者に伝達す
る、ことに特徴を有しており、これにより次のような作
用を有する。
【0011】口座開設者は、携帯電話を介して得られる
情報を参考にして決済に必要な資金の計画を立てること
ができるうえに、次に予定している決済行為の可否の判
断も行えるので、その判断を正確に行うことができる。
さらには、このような情報の要求/収受を、口座開設者
が常時携帯可能な携帯電話を介して行うので、口座開設
者に対して、迅速にかつ常時いつでも情報を伝達するこ
とができる。
【0012】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に係る決済情報伝達システムにおいて、前記情報は、
前記口座の残高情報に基づいて作成されるものである、
ことに特徴を有しており、これにより次のような作用を
有する。
【0013】口座開設者が決済行為における債務者であ
る場合においてその決済行為を円滑に遂行するために
は、開設している口座の残高が決済金額を満たすかどう
かが重要である。そのため、本発明のように、口座の残
高情報に基づいて情報を作成すれば、さらに決済行為を
円滑に遂行する手助けになる。
【0014】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
2に係る決済情報伝達システムにおいて、前記情報は、
前記決済行為の債権者が設定している決済に関する日程
情報に基づいて作成されるものである、ことに特徴を有
しており、これにより次のような作用を有する。
【0015】決済に関する日程情報としては、決済の締
め日や引き落し日等がある。このような日程情報は、特
に、口座開設者が決済行為における債務者である場合に
は、資金計画において非常に重要な情報となる。そこ
で、本発明では、情報を上記日程情報に基づいて作成す
ることで、決済行為をより潤滑に遂行する手助けにな
る。
【0016】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
3に係る決済情報伝達システムにおいて、前記残高情報
は、前記日程情報に応じて推定される前記口座の残高予
測情報を含むものである、ことに特徴を有しており、こ
れにより次のような作用を有する。
【0017】決済行為を円滑に遂行するためには、口座
の残高が決済の日程(特に、引き落し日)において決済
金額を満たすかどうかが最も重要な情報のひとつにな
る。そのため、本発明のように、口座の残高情報が日程
情報に応じて推定される前記口座の残高予測情報を含む
ものであれば、さらに決済行為を円滑に遂行する手助け
になる。
【0018】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1ないし4のいずれかに係る決済情報伝達システムにお
いて、前記情報は、前記口座開設者が行う決済相手方の
選択行為を援助する情報を含むものである、ことに特徴
を有しており、これにより次のような作用を有する。
【0019】口座開設者が決済相手方、すなわち、商取
引の相手方を選択する際には、決済相手方となりうる複
数の候補者の決済条件を互いに照合し、最も口座開設者
にとって条件のいい候補者を決済相手方(商取引の相手
方)として選択する。その際、本発明のように、口座開
設者が行う決済相手方の選択行為を援助する情報を含む
ものから情報を構成すれば、口座開設者にとって最も条
件のよい決済相手方(商取引相手方)の選択を、迅速か
つ正確に行うことができる。
【0020】本発明の決済情報伝達システムは、請求項
6に記載したように、金融機関に開設した口座を介して
実施する決済行為に関する情報を作成する情報作成手段
と、前記口座開設者による前記情報の作成要望を、前記
口座開設者が有する携帯電話を介して前記情報作成手段
に伝達するとともに、前記情報作成手段が作成した情報
を、前記携帯電話を介して前記口座開設者に伝達する伝
達手段と、を有して具体的に構成することができる。
【0021】なお、情報作成手段は、例えば、請求項7
に記載したように、携帯電話通信網の通信管理コンピュ
ータに設けることができる。
【0022】以下、本発明の実施の形態を説明する。
【0023】図1は本発明の一実施の形態である決済情
報伝達システムの概念図である。この決済情報伝達シス
テムは、決済行為を実行するために、銀行等の金融機関
1に預金口座等の口座2を開設した口座開設者に対し
て、口座開設者が所有する携帯電話3を介して、決済行
為を援助する情報を提供するシステムである。なお、以
下の説明では、口座開設者として個人を想定して説明す
るが、各種の法人に対して実施することができるのはい
うまでもない。
【0024】このシステムは、情報作成手段の一例を構
成する決済情報伝達システム制御部4を有している。決
済情報伝達システム制御部4は携帯電話通信網5に接続
可能に設けられている。本実施形態では、その一例とし
て携帯電話通信網5の通信管理コンピュータ6内に決済
情報伝達システム制御部4を設けている。決済情報伝達
システム制御部4は制御部本体4aと、個人情報データ
ベース4bとを備えている。以上の構成を有する決済情
報伝達システム制御部4は、口座開設者の携帯電話3に
対して、携帯電話通信網5を介して双方向通信可能な状
態とされている。また、決済情報伝達システム制御部4
は、金融機関1の口座管理コンピュータ7に対して、通
信回線8を介して双方向通信可能な状態に接続されてい
る。通信回線8は、電話回線から構成するのが好ましい
が、携帯電話通信網5やインターネットから構成しても
よいし、専用回線から構成してもよい。
【0025】なお、決済情報伝達システム制御部4は、
通信管理コンピュータ6とは別に設けてもよい。すなわ
ち、通信管理コンピュータ6とは別に決済情報伝達シス
テム制御部4を構成するコンピュータを設け、そのコン
ピュータを携帯電話通信網5に接続してもよい。
【0026】通信管理コンピュータ6は携帯電話通信網
5の通信管理を行っている。口座管理コンピュータ7
は、口座開設者が開設した口座2に対する入金操作およ
び振込み操作を管理している。図1では、口座2から振
込みを行う相手(以下、振込先と称す)の例として、ク
レジット会社9A、9B、他の金融機関10、公共事業
体11等を挙げている。なお、ここでいう公共事業体1
0としては、電力供給会社、水道局、ガス供給会社、公
共放送局等を挙げることができる。
【0027】また、本実施形態では、携帯電話通信網5
と決済情報伝達システム制御部4と携帯電話3とによっ
て、伝達手段の一例が構成されている。
【0028】以下、この決済情報伝達システムの動作を
図2のフローチャートを参照して説明する。ここでは、
口座開設者がクレジットによる商品購入契約を要望する
場合において、そのクレジット契約を締結するか否かの
判断を行う際にその判断を援助する情報を提供するシス
テムを例にして本発明を説明する。なお、クレジット契
約においては、一般に、契約月で締めたのち、翌月の一
括払い、ないしは翌月およびそれ以降の各月の分割払い
(期末手当金支給月の多額払いを含む)となっている。
そのため、以下の説明では、このような支払い慣習に則
って本実施形態の動作を説明する。
【0029】まず、口座開設者は、決済情報伝達システ
ム制御部4のシステム管理者との間でシステム使用契約
を結び、決済に関する個人情報を前記システム管理者に
提示する。ここで提示する個人情報としては、例えば次
のものをいう。 ・口座開設者の住所氏名 ・口座開設者が開設している金融機関1の口座2の口座
番号 ・口座2で管理する口座開設者の月額収入の下限額もし
くは平均額、およびその支給予定日 ・口座2で管理する口座開設者の期末手当金の下限額も
しくは平均額、およびその支給予定日 ・口座2で管理する水道、ガス、電気等の公共料金の支
払いに必要な金額の月額、 およびその支払い予定日 ・生活費として必要な金額およびその引き出し予定日 ・各種保険金や借受金の返済(ローン等)を例とする、
口座2で管理する他の金融機関に対する払込金の月額、
およびその支払い予定日 ・現在、各クレジット会社に対して支払い中のクレジッ
ト契約の内容(月額支払額、期末手当金支給月における
支払額、支払い予定日等) なお、契約後においてこれらの個人情報に変更がある場
合には、変更がある毎に契約者(口座開設者)がシステ
ム管理者に対して訂正を行う。また、上記の情報は、そ
の一例であって、これらの情報に限定されないのはいう
までもない。
【0030】システム管理者は提示された契約者(口座
開設者)の個人情報を、決済情報伝達システム制御部4
の個人情報データベース4bに格納しておく。またシス
テム管理者は、契約者(口座開設者)に対して、個別に
契約者識別情報を付したうえで、その契約者識別情報を
各契約者に対応付けして個人情報データベース4bに格
納し、さらには、契約者に対してその契約者識別情報を
提示する。
【0031】このようなシステム使用契約を結んだの
ち、口座開設者は、開設している金融機関1の口座2の
口座情報(口座番号等)と、システム管理者から提示さ
れた契約者識別情報とを携帯電話3に入力して、これら
の情報を携帯電話3のメモリ3aに格納しておく。
【0032】以上の準備操作を行ったうえで、決済情報
伝達システムは、口座開設者(契約者)がクレジットに
よる物品購入契約を結ぶか否かの判断をする際におい
て、情報伝達を次のようにして行う。
【0033】クレジットによる物品購入契約を結ぶか否
かの判断を行う際に、口座開設者は、所有する携帯電話
3に対して、物品購入要望情報の入力操作、および物品
購入要望情報の送信指令の入力操作を行う。
【0034】物品購入要望情報とは例えば次のようなも
のをいう。すなわち、商品名と、購入価格と、取引を希
望するクレジット会社名(以下、希望クレジット会社名
という)と、希望するクレジット契約内容とを含んだも
のから物品購入要望情報は構成されている。なお、クレ
ジット契約内容とは、具体的には例えば次のようなもの
をいう。 ・翌月一括払い契約、 ・所望する回数の各月分割払い契約、 ・期末手当金支給月の一括払い契約、 ・期末手当金支給月の多額支払いを併用した所望する回
数の各月分割払い契約、 ・リボルビング払い(各月一定額ずつの分割払い)、等
がクレジット契約内容として挙げられる。
【0035】携帯電話3では、携帯電話3に対して物品
購入要望情報及びその送信指令が入力されたか否かを監
視している(S201)。そして、S201において口
座開設者により物品購入要望情報及びその送信指令が入
力されたことを確認すると、携帯電話通信網5を介して
通信管理コンピュータ6にある決済情報伝達システム制
御部4に、契約者識別情報を添付した状態で物品購入要
望情報を送信する(S202)。
【0036】決済情報伝達システム制御部4では、口座
開設者の携帯電話3からの物品購入要望情報を受信した
か否かを監視している(S210)。そして、S210
において物品購入要望情報を受信したことを確認する
と、まず、物品購入要望情報に添付された契約者識別情
報と、個人情報データベース4bに格納している契約者
識別情報とを照合することで、今回の物品購入要望情報
送信者が契約者であるか否かを判断する(S211)。
【0037】S211において、今回の物品購入要望情
報送信者が契約者であることを確認すると、決済情報伝
達システム制御部4は、金融機関1の口座管理コンピュ
ータ7に対して残高確認要求を送信する。残高確認要求
令には、口座2を特定するために、口座番号情報を添付
しておく(S212)。
【0038】S211において、今回の物品購入要望情
報送信者が契約者でないことを確認すると、携帯電話3
に対して、契約者でないのでシステムの使用が不許可と
なった旨の情報を送信したうえで通信を停止する(S2
16)。
【0039】一方、金融機関1の口座管理コンピュータ
7では、決済情報伝達システム制御部4からの残高確認
要求を受信したか否かを監視している(S220)。S
220において残高確認要求を受信したことを確認する
と、残高確認要求に添付された口座番号情報で特定した
口座2の現時点での残高情報を作成したのち(S22
1)、作成した残高情報を決済情報伝達システム制御部
4に送信する(S222)。
【0040】決済情報伝達システム制御部4では、S2
12において残高確認要求を送信したのち、口座管理コ
ンピュータ7から残高情報を受信するか否かを監視して
いる(S213)。そして、S213において残高情報
を受信したことを確認すると、決済情報伝達システム制
御部4は、受信した残高情報と、個人情報データベース
4bから取り出した個人情報とに基づいて決済援助情報
を作成する(S214)。ここでいう決済援助情報と
は、現時点での口座状況に関する情報、および要望して
いる物品の購入可否に関する情報をいう。
【0041】決済援助情報は、例えば、次のようにして
作成する。
【0042】すなわち、受信した残高情報から、現時点
において今月未払いの各種経費(公共料金、他の金融会
社やクレジット会社に対する払込金、生活費等)を減算
することで今月末の残高予想額を算出する。さらには、
算出した残高予想額に翌月の月額収入を加算したうえ
で、その加算総額から翌月に支払う各種経費を減算する
ことで、翌月決済可能額を算出する。
【0043】このようにして、算出した翌月決済可能額
が現時点での口座状況に関する情報となる。さらには、
物品購入要望要求における購入価格と、分割払いの契約
希望内容(分割回数等)とから各月の支払い予定額を算
出したうえで、算出した各月の支払い予定額と上述した
翌月決済可能金額とを比較して、要望している物品の購
入可否に関する情報を作成する。
【0044】すなわち、算出した翌月決済可能額の方が
各月の支払い予定額より大きい場合には、要望する物品
の購入を可とする情報を作成する。一方、算出した翌月
決済可能額の方が各月の支払い予定額より小さい場合に
は、要望する物品の購入を否とする情報を作成する。な
お、購入可否の情報を作成する際には、同時に次の情報
を作成してもよい。すなわち、今回クレジット契約を希
望する物品の購入契約した場合において、支払い月(翌
月等)の決済が終了した時点における残高予測(赤字予
測を含む)を作成してもよい。
【0045】決済援助システム制御部4は、S214で
決済援助情報を作成したのち、作成した決済援助情報
を、携帯電話通信網5を介して口座開設者の携帯電話3
に送信する(S215)。
【0046】一方、携帯電話3では、S202におい
て、物品購入要望情報を送信したのち、決済援助システ
ム制御部4から決済援助情報を受信するか否かを監視す
る(S203)。そして、S203において、決済援助
情報を受信したことを確認すると、受信した決済援助情
報を、携帯電話3の表示部3bに表示する(S20
4)。
【0047】口座開設者は、携帯電話3の表示部3bに
表示された決済援助情報を確認することで、購入を要望
する物品の購入可否を最終的に判断する。すなわち、ま
ず、要望している物品の購入可否に関する情報により現
時点で購入可能かどうかを確認する。
【0048】ここで、決済援助情報として前述した残高
予測を添付しておいた場合には、その残高予測も表示す
る。その際、預金残高予測がプラスとなる(いわゆる黒
字となる)場合には、残高予測となる数字を黒字で表示
する。一方、預金残高予測がマイナスとなる(いわゆる
赤字となる)場合には、残高予測となる数字を赤字で表
示する。これにより、購入契約の可否の判断がさらにや
りやすくなる。
【0049】以上の決済援助情報の表示を見て、口座開
設者が契約可能であることを確認すると、クレジットに
よる物品購入契約を結ぶ。一方、不可能であることを確
認すると、次のような対処を採用することができる。す
なわち、まず、第1は購入を断念する決断を下す。第2
は、クレジットの契約内容を再検討して再度、物品購入
要望情報を、決済援助システム制御部4に送信すること
で上述した動作を繰り返し、これによって、再度、決済
援助情報を受け取って購入可能かどうか検討する。この
ような動作を繰り返すことで、購入可能なクレジット契
約内容を最終的に選び出して、その契約内容に基づいて
クレジットによる物品購入契約を結ぶ。
【0050】ここでいうクレジットの契約内容の再検討
は、例えば各月の支払い予定額を軽減するために行われ
る。具体的には、例えば、分割払いの回数を増加させる
ことや、期末手当金支給月における多額支払いを併用す
ること(期末手当金支給月における支払い額の増額も含
む)や、リボルビング払いへの変更等によってクレジッ
トの契約内容の再検討を行い、これによって、各月の支
払い予定額を軽減する。
【0051】なお、決済援助情報の作成に際して、希望
するクレジッシ購入契約が契約不可能であると判断され
る場合には、想定可能なクレジット契約内容(例えば、
分割支払い月を増減した契約内容)それぞれについて、
決済援助情報を作成したうえで、作成した各決済援助情
報を携帯電話3の表示部3bに並列表示してもよい。そ
うすれば、契約変更処理の迅速化を図ることができる。
【0052】以上説明した実施形態では、決済援助情報
中に、複数のクレジット会社(図1では、符号9A、9
Bで記載)から条件のよいものを選択する行為を援助す
る情報を含んでいない。しかしながら、決済援助情報中
にこのような援助情報を含ませてもよく、そうすれば、
さらに、決済援助効果が高まる。以下、説明する。
【0053】各クレジット会社9A、9Bは、クレジッ
ト決済内容が互いに相違していることが多い。具体的に
は、締め日と引き落し日が各会社で相違している。その
ため、比較的多額の購入金額となる物品の購入契約をク
レジット契約で結ぶ場合には、月額収入の支給予定日や
諸経費の引き落し/引き出し予定日等からみて口座残高
が比較的潤沢な期間にクレジット決済の引き落し日が設
定されているのが好ましい。反対に、口座残高がほとん
ど枯渇する期間にクレジット決済の引き落し日が設定さ
れているのは、ややもすると引き落し不可能な状態に陥
らないとも限らず、好ましくない。
【0054】以上のことを鑑み、決済情報伝達システム
制御部4においては、次のような情報を決済援助情報に
添付してもよい。すなわち、まず、決済情報伝達システ
ム制御部4は、口座開設者によって契約可能な複数のク
レジット会社9A、9Bに関して各会社の契約内容に関
する情報を予め記憶しておく。そして、援助情報を作成
するに際して、算出した各月の支払い額と、記憶してい
る各クレジット会社9A、9Bの契約内容に関する情報
とに基づいて、今回のクレジット契約にとって最適なク
レジット会社(9A)or(9B)を口座開設者が選択で
きるように援助する情報を作成して、決済援助情報に添
付する。
【0055】ここでいう最適なクレジット会社の一例
を、上記記載を例にして説明する。すなわち、月額収入
の支給予定日や諸経費の引き落し/引き出し予定日等か
らみて口座残高が比較的潤沢な期間にクレジット決済の
引き落し日が設定されているクレジット会社を最適なク
レジット会社の一例とすることができる。反対に、月額
収入の支給予定日や諸経費の引き落し/引き出し予定日
等からみて口座残高が比較的枯渇した期間にクレジット
決済の引き落し日が設定されており、場合によっては支
払い不可能となるクレジット会社を契約不可能なクレジ
ット会社の一例とすることができる。
【0056】また、クレジット会社によっては、契約拡
大を意図として、契約者にとって有利となる契約内容を
含んだ契約を期間限定で実施している場合がある(いわ
ゆる拡販キャンペーン)。そのような情報をクレジット
会社から予め報知された決済情報伝達システム制御部4
では、その情報を決済援助情報に添付してもよい。契約
者にとって有利な契約内容としては、例えば、クレジッ
ト手数料の減額や契約金額等に基づいたキャシュバック
(現金返却サービス)、契約によって加点されるサービ
スポイント(ポイント量に基づいて商品等を贈呈する)
の加点増大等が挙げられる。
【0057】以上説明した実施形態では、決済情報伝達
システム制御部4を、通信管理コンピュータ6に設けて
いたが、決済情報伝達システム制御部4は、口座開設者
が有する携帯電話3内に設けてよいし、金融機関1の口
座管理コンピュータ7内に設けてもよい。これらの場
合、その情報伝達動作は、基本的には上述した実施形態
と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
【0058】また、上述した実施形態では、クレジット
による物品購入契約を結ぶ際の援助情報を、携帯電話3
を介して口座開設者に伝達するシステムとして本発明を
実施していたが、口座2の現時点での残高情報、ないし
は今月末や翌月末の残高予想情報を、携帯電話3を介し
て口座開設者に伝達するシステムとして本発明を実施し
てもよい。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
口座開設者は、携帯電話を介して得られる情報を参考に
して決済に必要な資金の計画を立てることができるうえ
に、次に予定している決済行為の可否の判断も行えるの
で、その判断を正確に行うことができるようになる。さ
らには、このような情報の要求/収受を、口座開設者が
常時携帯可能な携帯電話を介して行うので、口座開設者
に対して、迅速にかつ常時いつでも情報を伝達すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の決済情報伝達システムの
構成を示す機能ブロック図である。
【図2】実施携帯の決済情報伝達システムによる情報伝
達動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 金融機関 2 口座 3 携帯電話 3a メモ
リ 4 決済情報伝達システム制御部 4a 制御
部本体 4b 個人情報データベース 5 携帯
電話通信網 6 通信管理コンピュータ 7 口座
管理コンピュータ 8 通信回線 9A、9B クレ
ジット会社 10 他の金融機関 11 公共
事業体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金融機関に開設した口座の開設者が携帯
    電話を介して行う要望に応じて、前記口座を介して行う
    決済行為に関する情報を作成し、 作成した情報を、携帯電話を介して口座開設者に伝達す
    る、 ことを特徴とする決済情報伝達システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の決済情報伝達システム
    であって、 前記情報は、前記口座の残高情報に基づいて作成される
    ものである、 ことを特徴とする決済情報伝達システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の決済情報伝達システム
    であって、 前記情報は、前記決済行為の債権者が設定している決済
    に関する日程情報に基づいて作成されるものである、 ことを特徴とする決済情報伝達システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の決済情報伝達システム
    であって、 前記残高情報は、前記日程情報に応じて推定される前記
    口座の残高予測情報を含むものである、 ことを特徴とする決済情報伝達システム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の決
    済情報伝達システムであって、 前記情報は、前記口座開設者が行う決済相手方の選択行
    為を援助する情報を含むものである、 ことを特徴とする決済情報伝達システム。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の決
    済情報伝達システムであって、 金融機関に開設した口座を介して実施する決済行為に関
    する情報を作成する情報作成手段と、 前記口座開設者による前記情報の作成要望を、前記口座
    開設者が有する携帯電話を介して前記情報作成手段に伝
    達するとともに、前記情報作成手段が作成した情報を、
    前記携帯電話を介して前記口座開設者に伝達する伝達手
    段と、 を有することを特徴とする決済情報伝達システム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の決済情報伝達システム
    であって、 前記情報作成手段を 携帯電話通信網の通信管理コンピ
    ュータに設ける、 ことを特徴とする決済情報伝達システム。
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