JP2002266759A - 圧縮機 - Google Patents
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- suction
- housing
- valve plate
- discharge
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B39/00—Component parts, details, or accessories, of pumps or pumping systems specially adapted for elastic fluids, not otherwise provided for in, or of interest apart from, groups F04B25/00 - F04B37/00
- F04B39/10—Adaptations or arrangements of distribution members
- F04B39/1066—Valve plates
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B27/10—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
- F04B27/1036—Component parts, details, e.g. sealings, lubrication
- F04B27/1054—Actuating elements
- F04B27/1063—Actuating-element bearing means or driving-axis bearing means
-
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- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Compressor (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 バルブプレートと弁との間のシール性をより
向上させることができる圧縮機を提供することを課題と
する。 【解決手段】 シリンダブロック２１とハウジング２４
との間には、バルブプレート２７、吸入弁２８、吐出弁
２９及び一対のガスケット３０，３１が配置されてい
る。バルブプレート２７の表裏両面には、錫からなるシ
ール膜３２，３３がメッキによって形成されている。ま
た、ハウジングには、吸入室２５と吐出室２６とを区画
する隔壁部２４ａが設けられ、その先端部であるシール
端部２４ｂには錫からなるシール膜３４がメッキによっ
て形成されている。
向上させることができる圧縮機を提供することを課題と
する。 【解決手段】 シリンダブロック２１とハウジング２４
との間には、バルブプレート２７、吸入弁２８、吐出弁
２９及び一対のガスケット３０，３１が配置されてい
る。バルブプレート２７の表裏両面には、錫からなるシ
ール膜３２，３３がメッキによって形成されている。ま
た、ハウジングには、吸入室２５と吐出室２６とを区画
する隔壁部２４ａが設けられ、その先端部であるシール
端部２４ｂには錫からなるシール膜３４がメッキによっ
て形成されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮機に関し、特
にバルブプレート、吸入弁及び吐出弁からなる吸排機構
を備えた圧縮機に関するものである。
にバルブプレート、吸入弁及び吐出弁からなる吸排機構
を備えた圧縮機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図２に、従来の斜板式のピストン型圧縮
機における吸排機構部近傍を示す。シリンダブロック１
とハウジング２の間にはバルブプレート３が介在されて
いる。バルブプレート３には、シリンダボア４及び吸入
室５を連通する吸入ポート６と、シリンダボア４及び吐
出室７を連通する吐出ポート８とが形成されている。ま
た、シリンダブロック１とバルブプレート３との間に
は、吸入ポート６を開閉する吸入弁９が配置されてい
る。ハウジング２とバルブプレート３との間には、吐出
ポート８を開閉する吐出弁１０が配置されている。さら
に、シリンダブロック１とハウジング２との間には、Ｏ
リング１１が設けられている。このように構成された圧
縮機においては、シリンダボア４内に設けられた図示し
ないピストンの往復運動によって、吸入室５内の流体は
シリンダボア４内に吸入され、さらにそこから吐出室７
へと圧縮吐出される。
機における吸排機構部近傍を示す。シリンダブロック１
とハウジング２の間にはバルブプレート３が介在されて
いる。バルブプレート３には、シリンダボア４及び吸入
室５を連通する吸入ポート６と、シリンダボア４及び吐
出室７を連通する吐出ポート８とが形成されている。ま
た、シリンダブロック１とバルブプレート３との間に
は、吸入ポート６を開閉する吸入弁９が配置されてい
る。ハウジング２とバルブプレート３との間には、吐出
ポート８を開閉する吐出弁１０が配置されている。さら
に、シリンダブロック１とハウジング２との間には、Ｏ
リング１１が設けられている。このように構成された圧
縮機においては、シリンダボア４内に設けられた図示し
ないピストンの往復運動によって、吸入室５内の流体は
シリンダボア４内に吸入され、さらにそこから吐出室７
へと圧縮吐出される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、より効
率的な圧縮を追求するため、吸入弁とバルブプレートと
の間や、吐出弁とバルブプレートとの間のシール性を向
上させることが望まれる傾向にある。さらに、近年の環
境問題への対応から代替冷媒として例えばＣＯ2の実用
化が進められているが、ＣＯ2を圧縮対象の流体として
用いた場合には要求される圧縮度はかなり高くなるた
め、上記の傾向は、近年一層顕著になってきている。
率的な圧縮を追求するため、吸入弁とバルブプレートと
の間や、吐出弁とバルブプレートとの間のシール性を向
上させることが望まれる傾向にある。さらに、近年の環
境問題への対応から代替冷媒として例えばＣＯ2の実用
化が進められているが、ＣＯ2を圧縮対象の流体として
用いた場合には要求される圧縮度はかなり高くなるた
め、上記の傾向は、近年一層顕著になってきている。
【０００４】従って、本発明は、バルブプレートと弁と
の間のシール性をより向上させることができる圧縮機を
提供することを目的とする。
の間のシール性をより向上させることができる圧縮機を
提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の圧縮機は、圧縮室が内側に設けられた第１
ハウジングと、吸入室及び吐出室が内側に設けられた第
２ハウジングと、前記第１及び第２ハウジングの間に配
置され、それぞれ前記吸入室及び前記吐出室を前記圧縮
室に連通する吸入ポート及び吐出ポートを有するバルブ
プレートと、前記第１ハウジングと前記バルブプレート
との間に設けられ前記吸入ポートを開閉する吸入弁と、
前記第２ハウジングと前記バルブプレートとの間に設け
られ前記吐出ポートを開閉する吐出弁と、前記吸入弁と
前記バルブプレートとの間、及び／又は、前記吐出弁と
前記バルブプレートとの間に配置された軟質な金属から
なるシール膜とを備えたことを特徴とする。また、前記
第１ハウジングは、前記圧縮室内で運動するピストンを
収容するシリンダブロックであり、前記シリンダブロッ
クは前記第２ハウジング内に嵌入されているようにして
もよい。かかる圧縮機においては、軟質な金属からなる
シール膜により、吸入弁とバルブプレートとの間、及び
／又は、吐出弁とバルブプレートとの間から流体が漏れ
ることが防止される。
め、本発明の圧縮機は、圧縮室が内側に設けられた第１
ハウジングと、吸入室及び吐出室が内側に設けられた第
２ハウジングと、前記第１及び第２ハウジングの間に配
置され、それぞれ前記吸入室及び前記吐出室を前記圧縮
室に連通する吸入ポート及び吐出ポートを有するバルブ
プレートと、前記第１ハウジングと前記バルブプレート
との間に設けられ前記吸入ポートを開閉する吸入弁と、
前記第２ハウジングと前記バルブプレートとの間に設け
られ前記吐出ポートを開閉する吐出弁と、前記吸入弁と
前記バルブプレートとの間、及び／又は、前記吐出弁と
前記バルブプレートとの間に配置された軟質な金属から
なるシール膜とを備えたことを特徴とする。また、前記
第１ハウジングは、前記圧縮室内で運動するピストンを
収容するシリンダブロックであり、前記シリンダブロッ
クは前記第２ハウジング内に嵌入されているようにして
もよい。かかる圧縮機においては、軟質な金属からなる
シール膜により、吸入弁とバルブプレートとの間、及び
／又は、吐出弁とバルブプレートとの間から流体が漏れ
ることが防止される。
【０００６】また、前記第２ハウジングに設けられた前
記吸入室と前記吐出室とを区画する隔壁部のシール端部
に、軟質な金属からなるシール膜を設けてもよい。その
ようにした場合、隔壁部の端部においても流体が漏れる
ことが防止される。さらに、上述した軟質な金属は錫で
あると好適である。
記吸入室と前記吐出室とを区画する隔壁部のシール端部
に、軟質な金属からなるシール膜を設けてもよい。その
ようにした場合、隔壁部の端部においても流体が漏れる
ことが防止される。さらに、上述した軟質な金属は錫で
あると好適である。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の圧縮機を、冷媒を
圧縮するための斜板式可変容量のピストン型圧縮機に実
施した場合の実施の形態について添付図面に基づいて説
明する。図１に本実施の形態に係るピストン型圧縮機の
吸排機構部近傍の断面図を示す。第１ハウジングとして
のシリンダブロック２１の内部には、圧縮室であるシリ
ンダボア２２が形成されている。シリンダボア２２内に
は、ピストン２３が往復運動可能に収容されている。第
２ハウジングとしてのハウジング２４の内部には、吸入
室２５及び吐出室２６が形成されている。シリンダブロ
ック２１は、ハウジング２４の内側に嵌入されており、
シリンダブロック２１とハウジング２４との間に、バル
ブプレート２７、吸入弁２８、吐出弁２９及び一対のガ
スケット３０，３１が挿入されている。バルブプレート
２７は、鉄製の平板部材であり、シリンダボア２２及び
吸入室２５を連通する吸入ポート２７ａと、シリンダボ
ア２２及び吐出室２６を連通する吐出ポート２７ｂとが
形成されている。バルブプレート２７とシリンダブロッ
ク２１との間に配置された吸入弁２８は、鉄製の平板部
材であり、吸入ポート２７ａを開閉するように揺動可能
な弁体部分を備えている。バルブプレート２７とハウジ
ング２４との間に配置された吐出弁２９は、鉄製の平板
部材であり、吐出ポート２７ｂを開閉するように揺動可
能なリード部分を備えている。さらに、吸入弁２８とシ
リンダブロック２１との間、及び吐出弁２９とハウジン
グ２４との間には、それぞれガスケット３０及び３１が
配置されている。
圧縮するための斜板式可変容量のピストン型圧縮機に実
施した場合の実施の形態について添付図面に基づいて説
明する。図１に本実施の形態に係るピストン型圧縮機の
吸排機構部近傍の断面図を示す。第１ハウジングとして
のシリンダブロック２１の内部には、圧縮室であるシリ
ンダボア２２が形成されている。シリンダボア２２内に
は、ピストン２３が往復運動可能に収容されている。第
２ハウジングとしてのハウジング２４の内部には、吸入
室２５及び吐出室２６が形成されている。シリンダブロ
ック２１は、ハウジング２４の内側に嵌入されており、
シリンダブロック２１とハウジング２４との間に、バル
ブプレート２７、吸入弁２８、吐出弁２９及び一対のガ
スケット３０，３１が挿入されている。バルブプレート
２７は、鉄製の平板部材であり、シリンダボア２２及び
吸入室２５を連通する吸入ポート２７ａと、シリンダボ
ア２２及び吐出室２６を連通する吐出ポート２７ｂとが
形成されている。バルブプレート２７とシリンダブロッ
ク２１との間に配置された吸入弁２８は、鉄製の平板部
材であり、吸入ポート２７ａを開閉するように揺動可能
な弁体部分を備えている。バルブプレート２７とハウジ
ング２４との間に配置された吐出弁２９は、鉄製の平板
部材であり、吐出ポート２７ｂを開閉するように揺動可
能なリード部分を備えている。さらに、吸入弁２８とシ
リンダブロック２１との間、及び吐出弁２９とハウジン
グ２４との間には、それぞれガスケット３０及び３１が
配置されている。
【０００８】また、吸入弁２８とバルブプレート２７と
の間、及び吐出弁２９とバルブプレート２７との間に
は、それぞれ軟質な金属すなわち本実施の形態では錫か
らなるシール膜３２，３３が配置されている。シール膜
３２，３３はバルブプレート２７の表裏両面にメッキに
よって形成された被膜である。また、ハウジング２４に
は、吸入室２５と吐出室２６とを区画する隔壁部２４ａ
が設けられている。隔壁部２４ａの先端部すなわちシー
ル端部２４ｂと、ガスケット２３との間には、軟質な金
属すなわち本実施の形態では錫からなるシール膜３４が
配置されている。シール膜３４はシール端部２４ｂにメ
ッキによって形成された被膜である。なお、図中のシー
ル膜３２，３３，３４は理解しやすくするため誇張して
図示されており、図中の他の部分との大きさの比率は実
際の大きさの比率と整合していない。
の間、及び吐出弁２９とバルブプレート２７との間に
は、それぞれ軟質な金属すなわち本実施の形態では錫か
らなるシール膜３２，３３が配置されている。シール膜
３２，３３はバルブプレート２７の表裏両面にメッキに
よって形成された被膜である。また、ハウジング２４に
は、吸入室２５と吐出室２６とを区画する隔壁部２４ａ
が設けられている。隔壁部２４ａの先端部すなわちシー
ル端部２４ｂと、ガスケット２３との間には、軟質な金
属すなわち本実施の形態では錫からなるシール膜３４が
配置されている。シール膜３４はシール端部２４ｂにメ
ッキによって形成された被膜である。なお、図中のシー
ル膜３２，３３，３４は理解しやすくするため誇張して
図示されており、図中の他の部分との大きさの比率は実
際の大きさの比率と整合していない。
【０００９】次に、以上のように構成されたピストン型
圧縮機の作用について説明する。ピストン２３の復動動
作すなわちシリンダボア２２内を後退する動作により、
吸入室２５内の冷媒がバルブプレート２７の吸入ポート
２７ａから吸入弁２８の弁体部分を押しのけてシリンダ
ボア２２内へ流入する。この冷媒は、続くピストン２３
の往動動作すなわちシリンダボア２２内を前進する動作
により、バルブプレート２７の吐出ポート２７ｂから吐
出弁２９のリード部分を押しのけて吐出室２６へ圧縮吐
出される。また、バルブプレート２７の両面には錫から
なるぬれ性のよいシール膜３２，３３が形成されている
ので、ガスケットなどの独立した部材を設けることなく
吸入弁２８とバルブプレート２７との間、及び吐出弁２
９とバルブプレート２７との間のシール性を非常に向上
させることができ、ＣＯ2冷媒を使用したときなど冷媒
の圧力が高い場合にも、バルブプレート２７に沿って冷
媒が漏れたりすることを防止し、圧縮性能を向上させる
ことができる。
圧縮機の作用について説明する。ピストン２３の復動動
作すなわちシリンダボア２２内を後退する動作により、
吸入室２５内の冷媒がバルブプレート２７の吸入ポート
２７ａから吸入弁２８の弁体部分を押しのけてシリンダ
ボア２２内へ流入する。この冷媒は、続くピストン２３
の往動動作すなわちシリンダボア２２内を前進する動作
により、バルブプレート２７の吐出ポート２７ｂから吐
出弁２９のリード部分を押しのけて吐出室２６へ圧縮吐
出される。また、バルブプレート２７の両面には錫から
なるぬれ性のよいシール膜３２，３３が形成されている
ので、ガスケットなどの独立した部材を設けることなく
吸入弁２８とバルブプレート２７との間、及び吐出弁２
９とバルブプレート２７との間のシール性を非常に向上
させることができ、ＣＯ2冷媒を使用したときなど冷媒
の圧力が高い場合にも、バルブプレート２７に沿って冷
媒が漏れたりすることを防止し、圧縮性能を向上させる
ことができる。
【００１０】さらに、本願のように、バルブプレート外
周部近傍においてシリンダブロックとハウジングとの間
にＯリングを介してバルブプレート外周部のシール性を
高めることができる構造ではない場合においても、シー
ル膜３２，３３の存在により、バルブプレートに沿った
冷媒の漏れを防止し、バルブプレート外周部のシール性
を高めることができる。
周部近傍においてシリンダブロックとハウジングとの間
にＯリングを介してバルブプレート外周部のシール性を
高めることができる構造ではない場合においても、シー
ル膜３２，３３の存在により、バルブプレートに沿った
冷媒の漏れを防止し、バルブプレート外周部のシール性
を高めることができる。
【００１１】また、ＣＯ2冷媒を使用したときなど冷媒
の圧力が高い場合には、圧力差の大きい吸入室２５と吐
出室２６との間にある隔壁部２４に関するシール性が要
求されるが、本実施の形態では、隔壁部２４ａのシール
端部２４ｂに錫からなるぬれ性のよいシール膜３４が形
成されているので、吸入室２５と吐出室２６との間のシ
ール性を非常に向上させることができ、冷媒の漏れを防
止し圧縮性能を向上させることができる。
の圧力が高い場合には、圧力差の大きい吸入室２５と吐
出室２６との間にある隔壁部２４に関するシール性が要
求されるが、本実施の形態では、隔壁部２４ａのシール
端部２４ｂに錫からなるぬれ性のよいシール膜３４が形
成されているので、吸入室２５と吐出室２６との間のシ
ール性を非常に向上させることができ、冷媒の漏れを防
止し圧縮性能を向上させることができる。
【００１２】以上に説明してきた本発明は、上述の実施
の形態に限定されるものではなく、以下のような改変を
施すことができる。シール膜は錫に限定されるものでは
なく、例えば鉛や亜鉛などぬれ性が良好であれば他の軟
質な金属を用いても良い。また、軟質な金属のシール膜
の形成対象は、バルブプレートに限定されるものではな
く、吸入弁及び／又は吐出弁にシール膜を形成するよう
にしてもよい。
の形態に限定されるものではなく、以下のような改変を
施すことができる。シール膜は錫に限定されるものでは
なく、例えば鉛や亜鉛などぬれ性が良好であれば他の軟
質な金属を用いても良い。また、軟質な金属のシール膜
の形成対象は、バルブプレートに限定されるものではな
く、吸入弁及び／又は吐出弁にシール膜を形成するよう
にしてもよい。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の圧縮機に
よれば、吸入弁とバルブプレートとの間、及び／又は、
吐出弁とバルブプレートとの間に軟質な金属からなるシ
ール膜を備えるので、ガスケットなどの独立した部材を
設けることなくバルブプレートと弁との間のシール性を
より向上させることができる。
よれば、吸入弁とバルブプレートとの間、及び／又は、
吐出弁とバルブプレートとの間に軟質な金属からなるシ
ール膜を備えるので、ガスケットなどの独立した部材を
設けることなくバルブプレートと弁との間のシール性を
より向上させることができる。
【００１４】さらに、吸入室と吐出室とを区画する隔壁
部のシール端部に、軟質な金属からなるシール膜を備え
ている場合には、圧力差の大きい吸入室と吐出室との間
のシール性も向上し、圧縮性能をより向上させることが
できる。
部のシール端部に、軟質な金属からなるシール膜を備え
ている場合には、圧力差の大きい吸入室と吐出室との間
のシール性も向上し、圧縮性能をより向上させることが
できる。
【図１】 本発明の実施の形態に係るピストン型圧縮機
の吸排機構部近傍の断面図である。
の吸排機構部近傍の断面図である。
【図２】 従来のピストン型圧縮機の吸排機構部近傍の
断面図である。
断面図である。
２１…シリンダブロック、２２…シリンダボア、２４…
ハウジング、２４ａ…隔壁部、２４ｂ…シール端部、２
５…吸入室、２６…吐出室、２７…バルブプレート、２
７ａ…吸入ポート、２７ｂ…吐出ポート、２８…吸入
弁、２９…吐出弁、３２，３３，３４…シール膜。
ハウジング、２４ａ…隔壁部、２４ｂ…シール端部、２
５…吸入室、２６…吐出室、２７…バルブプレート、２
７ａ…吸入ポート、２７ｂ…吐出ポート、２８…吸入
弁、２９…吐出弁、３２，３３，３４…シール膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 崇行 愛知県刈谷市豊田町２丁目１番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 Ｆターム(参考） 3H003 AA03 AC03 AD01 BC04 CC12 CD01
Claims (4)
- 【請求項１】 圧縮室が内側に設けられた第１ハウジン
グと、 吸入室及び吐出室が内側に設けられた第２ハウジング
と、 前記第１及び第２ハウジングの間に配置され、それぞれ
前記吸入室及び前記吐出室を前記圧縮室に連通する吸入
ポート及び吐出ポートを有するバルブプレートと、 前記第１ハウジングと前記バルブプレートとの間に設け
られ前記吸入ポートを開閉する吸入弁と、 前記第２ハウジングと前記バルブプレートとの間に設け
られ前記吐出ポートを開閉する吐出弁と、 前記吸入弁と前記バルブプレートとの間、及び／又は、
前記吐出弁と前記バルブプレートとの間に配置された軟
質な金属からなるシール膜とを備えたことを特徴とする
圧縮機。 - 【請求項２】 前記第１ハウジングは、前記圧縮室内で
運動するピストンを収容するシリンダブロックであり、 前記シリンダブロックは前記第２ハウジング内に嵌入さ
れていることを特徴とする請求項１に記載の圧縮機。 - 【請求項３】 前記第２ハウジングは前記吸入室と前記
吐出室とを区画する隔壁部を備え、該隔壁部のシール端
部には、軟質な金属からなるシール膜が設けられている
ことを特徴とする請求項１又は２に記載の圧縮機。 - 【請求項４】 前記軟質な金属は錫であることを特徴と
する請求項１乃至３の何れか１項に記載の圧縮機。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001068458A JP2002266759A (ja) | 2001-03-12 | 2001-03-12 | 圧縮機 |
| US10/094,196 US6752603B2 (en) | 2001-03-12 | 2002-03-08 | Compressor with sealing coat |
| EP02005538A EP1241354A3 (en) | 2001-03-12 | 2002-03-11 | Compressor with sealing coat |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001068458A JP2002266759A (ja) | 2001-03-12 | 2001-03-12 | 圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002266759A true JP2002266759A (ja) | 2002-09-18 |
Family
ID=18926646
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001068458A Withdrawn JP2002266759A (ja) | 2001-03-12 | 2001-03-12 | 圧縮機 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6752603B2 (ja) |
| EP (1) | EP1241354A3 (ja) |
| JP (1) | JP2002266759A (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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