JP2002265917A - 湿気硬化型接着剤組成物 - Google Patents

湿気硬化型接着剤組成物

Info

Publication number
JP2002265917A
JP2002265917A JP2001072415A JP2001072415A JP2002265917A JP 2002265917 A JP2002265917 A JP 2002265917A JP 2001072415 A JP2001072415 A JP 2001072415A JP 2001072415 A JP2001072415 A JP 2001072415A JP 2002265917 A JP2002265917 A JP 2002265917A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moisture
adhesive composition
urethane prepolymer
curable adhesive
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001072415A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Futamura
高博 二村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2001072415A priority Critical patent/JP2002265917A/ja
Publication of JP2002265917A publication Critical patent/JP2002265917A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接着剤が架橋ポリエチレンパイプに付着した
場合でも、架橋ポリエチレンパイプの耐熱性を低下させ
たり、劣化を促進することがなく、優れた接着強度を長
期間にわたり安定的に発現すると共に、塗工性などの作
業性にも優れ、且つ、環境衛生面に好ましくない影響を
及ぼすこともない1液型の湿気硬化型接着剤組成物を提
供する。 【解決手段】 ポリオールとポリイソシアネート化合物
とから合成される分子両末端にイソシアネート基を有す
るウレタンプレポリマーに対して、下記式(1)で表さ
れるヒンダードフェノール系酸化防止剤が添加されてな
る湿気硬化型接着剤組成物、さらに非塩素系希釈剤が添
加されてなる上記湿気硬化型接着剤組成物、及び、ウレ
タンプレポリマー100重量部に対して、上記ヒンダー
ドフェノール系酸化防止剤0.01〜5重量部が添加さ
れてなる上記湿気硬化型接着剤組成物、並びに、ウレタ
ンプレポリマー100重量部に対して、非塩素系希釈剤
0.01〜50重量部が添加されてなる上記湿気硬化型
接着剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1液型の湿気硬化
型接着剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリオール中の水酸基とポリイソシアネ
ート化合物中のイソシアネート基とを反応させて得られ
る分子両末端にイソシアネート基を有するウレタンプレ
ポリマーを主成分とする1液型の湿気硬化型接着剤組成
物は既に公知であり、多種多様な分野や用途で広く用い
られている。
【0003】上記ウレタンプレポリマーを主成分とする
1液型の湿気硬化型接着剤組成物は、ウレタンプレポリ
マー中のイソシアネート基と空気中や被着体中の水分が
反応して最終的には架橋構造を形成し、優れた強度や弾
性を発現する硬化皮膜を形成する。
【0004】上記1液型の湿気硬化型接着剤組成物は、
作業性が簡便であり、硬化後はバランスの良い性能を発
現するので、近年、従来から一般的に使用されていたゴ
ム系溶剤型接着剤やエポキシ樹脂系2液混合型接着剤に
代替して、建築や土木等の分野で、床材、壁パネル材、
天井材等の現場施工用接着剤として、その需要を拡大し
つつある。
【0005】特に近年、床暖房用として、例えば、特開
2000−230722号公報に開示されているような
施工方法で、従来の床材の下に架橋ポリエチレンパイプ
のような熱媒用パイプを通して、その中にお湯を循環さ
せることにより床暖房を図るシステムが急速に広まって
いる。
【0006】ところが、例えば、特開平11−2289
34号公報に開示されているような従来の湿気硬化型ウ
レタン系接着剤では、接着剤を塗布する際に架橋ポリエ
チレンパイプに接着剤が付着すると、架橋ポリエチレン
パイプの耐熱性に悪影響を及ぼしたり、架橋ポリエチレ
ンパイプの劣化を促進させて、接着強度が著しく低下す
るのみならず、架橋ポリエチレンパイプが折れたり、架
橋ポリエチレンパイプに穴が開くという問題点がある。
【0007】このような問題点は、接着剤中に例えば塩
素化パラフィンや塩素化溶剤のような塩素系希釈剤を含
有させた場合に顕著になる。塩素系希釈剤は、相溶性、
希釈効果、難燃性、経済性等が良好なことから、一般的
に現場施工用接着剤の希釈剤として用いられることが多
いが、反面、架橋ポリエチレンパイプに対する上記問題
点を惹起し易いという問題点や、燃焼時にダイオキシン
や塩素ガスのような有害ガスを発生するので、環境衛生
面でも好ましくないという問題点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来の問題点に鑑み、接着剤が架橋ポリエチレンパイプ
に付着した場合でも、架橋ポリエチレンパイプの耐熱性
を低下させたり、劣化を促進することが少なく、優れた
接着強度を長期間にわたり安定的に発現すると共に、塗
工性などの作業性にも優れ、且つ、環境衛生面に好まし
くない影響を及ぼすこともない1液型の湿気硬化型接着
剤組成物を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よる湿気硬化型接着剤組成物は、ポリオールとポリイソ
シアネート化合物とから合成される分子両末端にイソシ
アネート基を有するウレタンプレポリマーに対して、下
記式(1)で表されるヒンダードフェノール系酸化防止
剤が添加されてなり、且つ、希釈剤が添加されていない
ことを特徴とする。
【化3】
【0010】請求項2に記載の発明による湿気硬化型接
着剤組成物は、ポリオールとポリイソシアネート化合物
とから合成される分子両末端にイソシアネート基を有す
るウレタンプレポリマーに対して、上記式(1)で表さ
れるヒンダードフェノール系酸化防止剤および非塩素系
希釈剤が添加されてなることを特徴とする。
【0011】請求項3に記載の発明による湿気硬化型接
着剤組成物は、上記請求項2に記載の湿気硬化型接着剤
組成物において、非塩素系希釈剤がパラフィン系希釈剤
および/またはポリエーテル系希釈剤であることを特徴
とする。
【0012】請求項4に記載の発明による湿気硬化型接
着剤組成物は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
載の湿気硬化型接着剤組成物において、ウレタンプレポ
リマー100重量部に対して、上記式(1)で表される
ヒンダードフェノール系酸化防止剤0.01〜5重量部
が添加されてなることを特徴とする。
【0013】請求項5に記載の発明による湿気硬化型接
着剤組成物は、上記請求項2〜請求項4のいずれかに記
載の湿気硬化型接着剤組成物において、ウレタンプレポ
リマー100重量部に対して、非塩素系希釈剤0.01
〜50重量部が添加されてなることを特徴とする。
【0014】また、請求項6に記載の発明による湿気硬
化型接着剤組成物は、上記請求項1〜請求項5のいずれ
かに記載の湿気硬化型接着剤組成物において、ウレタン
プレポリマー100重量部に対して、湿気硬化反応促進
剤0.001〜1重量部が添加されてなることを特徴と
する。
【0015】本発明で用いられる分子両末端にイソシア
ネート基を有するウレタンプレポリマー(以下、単に
「ウレタンプレポリマー」と略記する)は、ポリオール
とポリイソシアネート化合物とから合成される。即ち、
分子末端に水酸基を有するポリオールと分子末端にイソ
シアネート基を有するポリイソシアネート化合物との付
加反応により得られる。
【0016】使用するポリオールの種類により、ウレタ
ンプレポリマーは常温で液状となったり、常温で半固形
状もしくは固形状となるので、得られる湿気硬化型接着
剤組成物も常温で液状となったり、常温で半固形状もし
くは固形状となる。常温で液状の湿気硬化型接着剤組成
物は、そのままの状態で常温で使用すれば良く、また、
常温で半固形状もしくは固形状の湿気硬化型接着剤組成
物は、ホットメルト型接着剤として加熱溶融して使用す
るか、あるいは、例えばトルエン、アセトン、シクロヘ
キサン等の有機溶剤に溶解した溶剤型接着剤として常温
で使用すれば良い。
【0017】ウレタンプレポリマーの合成に用いられる
ポリオールとしては、特に限定されるものではないが、
例えば、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオ
ール、ポリアルキレンポリオール、ポリカーボネートポ
リオール、ポリマーポリオール等が挙げられるが、なか
でも、結晶化し難く、湿気(水分)を透過し易いことか
ら、ポリエーテルポリオールが好適に用いられる。これ
らのポリオールは、単独で用いられても良いし、2種類
以上が併用されても良い。
【0018】ポリエーテルポリオールとしては、特に限
定されるものではないが、例えば、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、テトラメチレングリコール
などの単独重合体やこれらの共重合体;活性水素を2個
以上有する低分子量活性水素含有化合物の1種もしくは
2種以上の存在下で、エチレンオキサイドおよびプロピ
レンオキサイドを開環重合させて得られるポリオキシエ
チレン−プロピレンポリオールのランダム共重合体およ
び/またはブロック共重合体;テトラヒドロフランの開
環重合によって得られるポリオキシテトラメチレングリ
コール等が挙げられる。これらのポリエーテルポリオー
ルは、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用さ
れても良い。
【0019】上記活性水素を2個以上有する低分子量活
性水素含有化合物としては、特に限定されるものではな
いが、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ブチレングリコール、1,6−ヘキサンジオール
などのジオール;グリセリン、トリメチロールプロパ
ン、1,2,6−ヘキサントリオールなどのトリオー
ル;アンモニア、メチルアミン、エチルアミン、プロピ
ルアミン、ブチルアミンなどのアミン等が挙げられる。
これらの活性水素を2個以上有する低分子量活性水素含
有化合物は、単独で用いられても良いし、2種類以上が
併用されても良い。
【0020】ポリエステルポリオールとしては、特に限
定されるものではないが、例えば、テレフタル酸、イソ
フタル酸、1,5−ナフタル酸、2,6−ナフタル酸、
琥珀酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリ
ン酸、アゼライン酸、セバシン酸、デカメチレンジカル
ボン酸、ドデカメチレンジカルボン酸などの多価カルボ
ン酸と、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリ
コール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオ
ール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオ
ール、シクロヘキサンジオールなどのポリオールとの反
応により得られるポリエステルポリオール;ε−カプロ
ラクタムを開環重合して得られるポリ−ε−カプロラク
トンポリオール等が挙げられる。これらのポリエステル
ポリオールは、単独で用いられても良いし、2種類以上
が併用されても良い。
【0021】ポリアルキレンポリオールとしては、特に
限定されるものではないが、例えば、ポリブタジエンポ
リオール、水素化ポリブタジエンポリオール、水素化ポ
リイソプレンポリオール等が挙げられる。これらのポリ
アルキレンポリオールは、単独で用いられても良いし、
2種類以上が併用されても良い。
【0022】ポリカーボネートポリオールとしては、特
に限定されるものではないが、例えば、ポリヘキサメチ
レンカーボネートポリオール、ポリシクロヘキサンジメ
チレンカーボネートポリオール等が挙げられる。これら
のポリカーボネートポリオールは、単独で用いられても
良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0023】ポリマーポリオールとしては、特に限定さ
れるものではないが、例えば、上記ポリエーテルポリオ
ールやポリエステルポリオールに、アクリロニトリル、
スチレン、メチル(メタ)アクリレートなどのエチレン
性不飽和基を有するモノマーをグラフト重合させて得ら
れるグラフト重合体等が挙げられる。これらのポリマー
ポリオールは、単独で用いられても良いし、2種類以上
が併用されても良い。
【0024】また、ウレタンプレポリマーの合成に用い
られるポリイソシアネート化合物としては、特に限定さ
れるものではないが、例えば、トリレンジイソシアネー
ト、ジフェニルメタンジイソシアネート、ジフェニルメ
タンジイソシアネートの液状変性物、ヘキサメチレンジ
イソシアネート、キシリレンジイソシアネート、シクロ
ヘキサンフェニレンジイソシアネート、ナフタレン−
1,5−ジイソシアネート等が挙げられるが、なかで
も、安全性、取り扱い易さ、反応性等の点で優れること
から、ジフェニルメタンジイソシアネートやジフェニル
メタンジイソシアネートの液状変性物が好適に用いられ
る。これらのポリイソシアネート化合物は、単独で用い
られても良いし、2種類以上が併用されても良い。
【0025】ウレタンプレポリマーの合成方法として
は、特に限定されるものではないが、例えば、前記ポリ
オールと上記ポリイソシアネート化合物とをポリオール
中の水酸基(OH)に対するポリイソシアネート化合物
中のイソシアネート基(NCO)の比率(NCO/O
H)がモル比で好ましくは1.2〜15.0、より好ま
しくは2.0〜5.0となるような割合で混合し、窒素
気流中で、80〜100℃程度の温度で3〜5時間程度
反応させる方法等が挙げられ、このような方法を採るこ
とにより、所望のウレタンプレポリマーを得ることがで
きる。
【0026】上記NCO/OH(モル比)が1.2未満
であると、ウレタンプレポリマーの粘度が著しく高くな
って、得られる湿気硬化型接着剤組成物の作業性が悪く
なることがあり、逆に上記NCO/OH(モル比)が1
5.0を超えると、得られる湿気硬化型接着剤組成物が
硬化時に激しく発泡して、接着強度が乏しくなることが
ある。
【0027】本発明で用いられるウレタンプレポリマー
は、単一のウレタンプレポリマーであっても良いし、予
め合成された複数のウレタンプレポリマーが所定の割合
で混合されてなる混合ウレタンプレポリマーであっても
良い。
【0028】請求項1の湿気硬化型接着剤組成物は、上
述したウレタンプレポリマーに対して、前記式(1)で
表されるヒンダードフェノール系酸化防止剤が添加され
てなり、且つ、希釈剤が添加されていないことが必要で
ある。
【0029】また、請求項2の湿気硬化型接着剤組成物
は、上述したウレタンプレポリマーに対して、前記式
(1)で表されるヒンダードフェノール系酸化防止剤お
よび非塩素系希釈剤が添加されてなることが必要であ
る。
【0030】請求項1および請求項2の湿気硬化型接着
剤組成物に添加される前記式(1)で表されるヒンダー
ドフェノール系酸化防止剤とは、具体的には、オクタデ
シル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
フェニル)プロピオネートのことであり、このヒンダー
ドフェノール系酸化防止剤は、ウレタンプレポリマーに
対して著しく優れた酸化防止(老化防止)効果を発現す
る。
【0031】上記オクタデシル−3−(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートの
添加量は、ウレタンプレポリマー100重量部に対し
て、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)プロピオネート0.01〜5重
量部であることが好ましい。
【0032】ウレタンプレポリマー100重量部に対す
るオクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)プロピオネートの添加量が0.0
1重量部未満であると、十分な酸化防止効果を得られな
いことがあり、逆にウレタンプレポリマー100重量部
に対するオクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートの添加量が
5重量部を超えると、もはや酸化防止効果はそれ以上向
上しないにもかかわらず、コスト高となることがある。
【0033】本発明の湿気硬化型接着剤組成物において
は、上記オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートと共に、本
発明の課題達成を阻害しない範囲で必要に応じて、他の
ヒンダードフェノール系酸化防止剤が併用されても良
い。
【0034】上記他のヒンダードフェノール系酸化防止
剤としては、特に限定されるものではないが、例えば、
ペンタエリスリチルテトラキス−3−(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、
2,2−チオジエチレンビス−3−(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、ト
リエチレングリコール−3−(3−t−ブチル−5−メ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、1,
6−ヘキサンジオールビス−3−(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、2,
4−ビス(n−オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキシ
−3,5−ジ−t−ブチルアニリノ)1,3,5−トリ
アジン、N,N’−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナマイド)、
1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼ
ン、トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
ベンジル)イソシアヌレイト、オクチル化ジフェニルア
ミン、2,4−ビス(オクチルチオメチル)−O−クレ
ソール等が挙げられる。これらの他のヒンダードフェノ
ール系酸化防止剤は、単独で用いられても良いし、2種
類以上が併用されても良い。
【0035】請求項2の湿気硬化型接着剤組成物で用い
られる非塩素系希釈剤としては、塩素原子を実質的に含
有しないものであれば如何なる希釈剤であっても良く、
特に限定されるものではないが、例えば、流動パラフィ
ンのようなパラフィン系希釈剤やテルペン系希釈剤など
の炭化水素系希釈剤;分子末端がメチル基などでキャッ
プされたポリエーテル系希釈剤;フタル酸エステル、リ
ン酸エステル、脂肪族二塩基性エステルなどの可塑剤等
が挙げられるが、なかでもパラフィン系希釈剤やポリエ
ーテル系希釈剤が好適に用いられる。これらの非塩素系
希釈剤は、単独で用いられても良いし、2種類以上が併
用されても良い。
【0036】非塩素系希釈剤を添加することにより、湿
気硬化型接着剤組成物の粘度が効率的に低減されて、塗
工性などの作業性が著しく向上する。
【0037】上記非塩素系希釈剤の添加量は、ウレタン
プレポリマー100重量部に対して、非塩素系希釈剤
0.01〜50重量部であることが好ましい。
【0038】ウレタンプレポリマー100重量部に対す
る非塩素系希釈剤の添加量が0.01重量部未満である
と、湿気硬化型接着剤組成物の粘度低減効果を十分に得
られないことがあり、逆にウレタンプレポリマー100
重量部に対する非塩素系希釈剤の添加量が50重量部を
超えると、湿気硬化型接着剤組成物の硬化物の接着強度
や物性が低下することがある。
【0039】本発明の湿気硬化型接着剤組成物は、ウレ
タンプレポリマー100重量部に対して、湿気硬化反応
促進剤0.001〜1重量部が添加されてなることが好
ましい。
【0040】上記湿気硬化反応促進剤としては、特に限
定されるものではないが、例えば、アミン系触媒や有機
金属化合物系触媒等が挙げられる。これらの湿気硬化反
応促進剤は、単独で用いられても良いし、2種類以上が
併用されても良い。
【0041】ウレタンプレポリマー100重量部に対す
る湿気硬化反応促進剤の添加量が0.001重量部未満
であると、湿気硬化型接着剤組成物の湿気硬化反応速度
が遅くなることがあり、逆にウレタンプレポリマー10
0重量部に対する湿気硬化反応促進剤の添加量が1重量
部を超えると、もはや湿気硬化反応促進効果はそれ以上
向上しないにもかかわらず、コスト高となることがあ
る。
【0042】本発明の湿気硬化型接着剤組成物には、上
記各成分以外に、本発明の課題達成を阻害しない範囲で
必要に応じて、例えば、被着体に対する密着性や初期凝
集力を向上させたり、粘度を調整するために、粘着性付
与樹脂、熱可塑性樹脂や熱可塑性ゴム、ワックス類等が
添加されていても良い。
【0043】粘着性付与樹脂としては、特に限定される
ものではないが、例えば、ロジン系樹脂、テルペン系樹
脂、脂肪族石油系樹脂、脂環族石油系樹脂、芳香族石油
系樹脂が挙げられる。これらの粘着性付与樹脂は、単独
で用いられても良いし、2種類以上が併用されても良
い。
【0044】上記粘着性付与樹脂は、特に限定されるも
のではないが、環球式軟化点が90〜150℃であるも
のが好ましい。また、上記粘着性付与樹脂の添加量は、
特に限定されるものではないが、ウレタンプレポリマー
100重量部に対して、粘着性付与樹脂200重量部以
下であることが好ましい。ウレタンプレポリマー100
重量部に対する粘着性付与樹脂の添加量が200重量部
を超えると、湿気硬化型接着剤組成物の硬化物が高温下
では耐熱性が低下したり、低温下では脆弱になることが
ある。
【0045】熱可塑性樹脂としては、特に限定されるも
のではないが、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−アクリル酸n−ブチルエステル共重合体
のようなエチレン−アクリル酸エステル共重合体、エチ
レン−メタクリル酸共重合体などのエチレンとビニル系
モノマーとの共重合体;ポリエチレン樹脂、ポリプロピ
レン樹脂、エチレンやプロピレンとそれ以外のα−オレ
フィンとの共重合体などのポリオレフィン系樹脂等が挙
げられる。また、熱可塑性ゴムとしては、特に限定され
るものではないが、例えば、スチレン−ブタジエン−ス
チレンブロックゴム、スチレン−イソプレン−スチレン
ブロックゴム、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレ
ンブロックゴム、スチレン−エチレン−プロピレン−ス
チレンブロックゴムなどのスチレンと共役ジエンとの共
重合体やその水素添加物等が挙げられる。これらの熱可
塑性樹脂や熱可塑性ゴムは、単独で用いられても良い
し、2種類以上が併用されても良い。
【0046】上記熱可塑性樹脂や熱可塑性ゴムは、特に
限定されるものではないが、メルトインデックスが10
0以上であるものが好ましい。また、上記熱可塑性樹脂
や熱可塑性ゴムの添加量は、特に限定されるものではな
いが、ウレタンプレポリマー100重量部に対して、熱
可塑性樹脂や熱可塑性ゴム100重量部以下であること
が好ましい。ウレタンプレポリマー100重量部に対す
る熱可塑性樹脂や熱可塑性ゴムの添加量が100重量部
を超えると、湿気硬化型接着剤組成物の粘度が著しく高
くなって、塗工性などの作業性が低下することがある。
【0047】ワックス類としては、特に限定されるもの
ではないが、例えば、パラフィンワックスやマイクロク
リスタリンワックス等が挙げられる。これらのワックス
類は、単独で用いられても良いし、2種類以上が併用さ
れても良い。
【0048】また、本発明の湿気硬化型接着剤組成物に
は、上記各成分以外に、本発明の課題達成を阻害しない
範囲で必要に応じて、例えば、無機充填剤、有機充填
剤、揺変性付与剤、脱水剤、シランカップリング剤のよ
うな接着性付与剤、前記オクタデシル−3−(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ
ート以外の酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤、紫外線吸
収剤、着色剤、消泡剤、難燃剤、帯電防止剤、有機溶剤
等の各種添加剤の1種類もしくは2種類以上が添加され
ていても良い。
【0049】本発明の湿気硬化型接着剤組成物の製造方
法は、特別なものではなく、例えば、ウレタンプレポリ
マー、前記式(1)で表されるオクタデシル−3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート、非塩素系希釈剤、湿気硬化反応促進剤
の各所定量と、必要に応じて添加される各種添加剤の1
種類もしくは2種類以上の各所定量とを、例えばニーダ
ー、ミキサー、ロール、押出機等の通常の混練機を用い
て、常温下もしくは加熱下で、必要なら窒素ガスのよう
な不活性ガス雰囲気下や減圧脱水雰囲気下において、均
一に混練することにより、所望の湿気硬化型接着剤組成
物を得ることができる。
【0050】上記製造において、ウレタンプレポリマ
ー、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、非塩素系希釈
剤、湿気硬化反応促進剤および必要に応じて添加される
各種添加剤の1種類もしくは2種類以上との混練方法
は、特に限定されるものではなく、例えば、先ずウレタ
ンプレポリマーを合成し、このウレタンプレポリマーに
対して、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、非塩素系
希釈剤、湿気硬化反応促進剤および各種添加剤の1種類
もしくは2種類以上を添加し混練する方法を採っても良
いし、また、ウレタンプレポリマー合成用の一方の原料
であるポリオールに対して、オクタデシル−3−(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート、非塩素系希釈剤、湿気硬化反応促進剤および
各種添加剤の1種類もしくは2種類以上の一部もしくは
全部を先ず添加し混練した後、ウレタンプレポリマー合
成用の他方の原料であるポリイソシアネート化合物を添
加してウレタンプレポリマーを合成し、次いで、オクタ
デシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネート、非塩素系希釈剤、湿気硬
化反応促進剤および各種添加剤の1種類もしくは2種類
以上の残部がある場合には、その残部を添加し混練する
方法を採っても良い。
【0051】本発明の湿気硬化型接着剤組成物の使用方
法は、特別なものではなく、例えば、ロールコーター、
スプレー塗工機、ハンドガン等の通常の塗工装置を用い
て、常温下もしくは加熱下で、湿気硬化型接着剤組成物
を対象とする被着体の一方の面に全面塗工するか、また
は、ビード状、スパイラル状、ドット状等に部分塗工し
た後、対象とする被着体の他方の面を積層して圧着する
ことにより、所望の接合体を得ることができる。
【0052】
【作用】請求項1および請求項2の湿気硬化型接着剤組
成物は、主成分であるウレタンプレポリマーに対して、
ヒンダードフェノール系酸化防止剤として前記式(1)
で表されるオクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートが添加さ
れてなるので、架橋ポリエチレンパイプに付着した場合
でも、架橋ポリエチレンパイプの耐熱性を低下させた
り、劣化を促進することが少なく、優れた接着強度を長
期間にわたり安定的に発現する。
【0053】また、請求項2の湿気硬化型接着剤組成物
は、上記ヒンダードフェノール系酸化防止剤に加うる
に、さらに非塩素系希釈剤が添加されてなるので、粘度
が効率的に低減されて、塗工性などの作業性も優れたも
のとなる。
【0054】
【発明の実施の形態】本発明をさらに詳しく説明するた
め以下に実施例を挙げるが、本発明はこれら実施例のみ
に限定されるものではない。尚、実施例中の「部」は
「重量部」を意味する。
【0055】(実施例1)ポリオールとしてポリプロピ
レングリコール(重量平均分子量:3000、水酸基
価:34.1)100部、無機充填剤として軽質炭酸カ
ルシウム40部およびヒンダードフェノール系酸化防止
剤としてオクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート(商品名
「イルガノックス1076」、チバスペシャルティケミ
カルズ社製)5部をセパラブルフラスコ中に投入し、1
30℃で加熱溶融混練した後、93.33kPa(70
0mmHg)に減圧して、1時間脱水した。次いで、こ
の溶融混練物を80℃まで温度調節した後、ポリイソシ
アネート化合物としてジフェニルメタンジイソシアネー
ト(商品名「IsonateJ−243」、イソシアネ
ート基含有量:32.4重量%、住友バイエルウレタン
社製)30部および湿気硬化反応促進剤としてアミン系
触媒(商品名「U−CAT2041」、サンアプロ社
製)1部を投入し、80℃で3時間反応させて、常温で
液状の湿気硬化型接着剤組成物を製造した。尚、上記反
応において、ポリオール中の水酸基(OH)に対するポ
リイソシアネート化合物中のイソシアネート基(NC
O)の比率(NCO/OH)はモル比で3.6であっ
た。
【0056】(実施例2)実施例1で得られた湿気硬化
型接着剤組成物に対して、さらに非塩素系希釈剤として
イソパラフィン系希釈剤(商品名「アイソパーG」、エ
クソン化学社製)30部を添加し、均一に混練して、常
温で液状の湿気硬化型接着剤組成物を製造した。
【0057】(実施例3)実施例1で得られた湿気硬化
型接着剤組成物に対して、さらに非塩素系希釈剤として
ポリエーテル系希釈剤(商品名「PF−716」、旭硝
子社製)30部を添加し、均一に混練して、常温で液状
の湿気硬化型接着剤組成物を製造した。
【0058】(比較例1)ヒンダードフェノール系酸化
防止剤として、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート5部
の代わりに、商品名「イルガノックス1222」(チバ
スペシャルティケミカルズ社製)5部を用いたこと以外
は実施例1の場合と同様にして、常温で液状の湿気硬化
型接着剤組成物を製造した。
【0059】(比較例2)実施例1で得られた湿気硬化
型接着剤組成物に対して、さらに塩素系希釈剤として塩
素化パラフィン系希釈剤(商品名「エンパラK−4
5」、味の素社製)30部を添加し、均一に混練して、
常温で液状の湿気硬化型接着剤組成物を製造した。
【0060】実施例1〜実施例3、ならびに、比較例1
および比較例2で得られた湿気硬化型接着剤組成物を用
いて、架橋ポリエチレンパイプの熱老化性試験を以下の
方法で行った。その結果は表1に示すとおりであった。
【0061】〔架橋ポリエチレンパイプ熱老化性試験〕
JIS K−7212「熱可塑性プラスチックの熱老化
性試験方法(オーブン法)通則」に準拠して、湿気硬化
型接着剤組成物を架橋ポリエチレンパイプ(商品名「エ
クセルパイプ」、三菱化学産資社製)に塗布し、140
℃で1500時間放置した後、架橋ポリエチレンパイプ
の伸び率を測定し、次式により架橋ポリエチレンパイプ
の伸び保持率(%)を算出した。
【0062】
【表1】
【0063】表1から明らかなように、本発明による実
施例1〜実施例3の湿気硬化型接着剤組成物が塗工され
た架橋ポリエチレンパイプは、全て140℃で1500
時間放置された後でも良好な伸び保持率を発現した。こ
れは、本発明の湿気硬化型接着剤組成物は、架橋ポリエ
チレンパイプの耐熱性を低下させたり、劣化を促進する
ことが少なかったことを示している。
【0064】これに対し、前記式(1)で表されるオク
タデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネート以外のヒンダードフェノ
ール系酸化防止剤を添加した比較例1の湿気硬化型接着
剤組成物、および、実施例1で得られた湿気硬化型接着
剤組成物に対して、さらに塩素系希釈剤を添加した比較
例2の湿気硬化型接着剤組成物が塗工された架橋ポリエ
チレンパイプは、いずれも140℃で1500時間放置
された後の伸び保持率が悪かった。これは、比較例1お
よび比較例2の湿気硬化型接着剤組成物は、架橋ポリエ
チレンパイプの耐熱性を低下させたり、劣化を促進する
ことが甚だしかったことを示している。
【0065】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の湿気硬化型
接着剤組成物は、接着剤が架橋ポリエチレンパイプに付
着した場合でも、架橋ポリエチレンパイプの耐熱性を低
下させたり、劣化を促進することが少なく、優れた接着
強度を長期間にわたり安定的に発現すると共に、塗工性
などの作業性にも優れ、且つ、実質的に塩素原子を含有
しないので、環境衛生面に好ましくない影響を及ぼすこ
ともない、いわゆる環境に優しい接着剤でもあり、特に
架橋ポリエチレンパイプを熱媒用パイプとして使用する
床暖房システム用の現場施工用接着剤として好適に用い
られる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオールとポリイソシアネート化合物
    とから合成される分子両末端にイソシアネート基を有す
    るウレタンプレポリマーに対して、下記式(1)で表さ
    れるヒンダードフェノール系酸化防止剤が添加されてな
    り、且つ、希釈剤が添加されていないことを特徴とする
    湿気硬化型接着剤組成物。 【化1】
  2. 【請求項2】 ポリオールとポリイソシアネート化合物
    とから合成される分子両末端にイソシアネート基を有す
    るウレタンプレポリマーに対して、下記式(1)で表さ
    れるヒンダードフェノール系酸化防止剤および非塩素系
    希釈剤が添加されてなることを特徴とする湿気硬化型接
    着剤組成物。 【化2】
  3. 【請求項3】 非塩素系希釈剤がパラフィン系希釈剤お
    よび/またはポリエーテル系希釈剤であることを特徴と
    する請求項2に記載の湿気硬化型接着剤組成物。
  4. 【請求項4】 ウレタンプレポリマー100重量部に対
    して、上記式(1)で表されるヒンダードフェノール系
    酸化防止剤0.01〜5重量部が添加されてなることを
    特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の湿気
    硬化型接着剤組成物。
  5. 【請求項5】 ウレタンプレポリマー100重量部に対
    して、非塩素系希釈剤0.01〜50重量部が添加され
    てなることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか
    に記載の湿気硬化型接着剤組成物。
  6. 【請求項6】 ウレタンプレポリマー100重量部に対
    して、湿気硬化反応促進剤0.001〜1重量部が添加
    されてなることを特徴とする請求項1〜請求項5のいず
    れかに記載の湿気硬化型接着剤組成物。
JP2001072415A 2001-03-14 2001-03-14 湿気硬化型接着剤組成物 Pending JP2002265917A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001072415A JP2002265917A (ja) 2001-03-14 2001-03-14 湿気硬化型接着剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001072415A JP2002265917A (ja) 2001-03-14 2001-03-14 湿気硬化型接着剤組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002265917A true JP2002265917A (ja) 2002-09-18

Family

ID=18930002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001072415A Pending JP2002265917A (ja) 2001-03-14 2001-03-14 湿気硬化型接着剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002265917A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140058355A (ko) * 2012-11-06 2014-05-14 닛토덴코 가부시키가이샤 우레탄계 점착제 및 그 점착제를 사용한 표면 보호 필름
CN108291515A (zh) * 2015-11-26 2018-07-17 洋马株式会社 燃料喷射泵
JPWO2017187968A1 (ja) * 2016-04-26 2019-02-28 日立化成株式会社 湿気硬化型反応性ホットメルト接着剤組成物及びその製造方法
CN116836367A (zh) * 2023-08-09 2023-10-03 东莞市宏成新材料有限公司 一种异氰酸酯组合物及其制备方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140058355A (ko) * 2012-11-06 2014-05-14 닛토덴코 가부시키가이샤 우레탄계 점착제 및 그 점착제를 사용한 표면 보호 필름
JP2014111702A (ja) * 2012-11-06 2014-06-19 Nitto Denko Corp ウレタン系粘着剤およびそれを用いた表面保護フィルム
KR102198465B1 (ko) * 2012-11-06 2021-01-06 닛토덴코 가부시키가이샤 우레탄계 점착제 및 그 점착제를 사용한 표면 보호 필름
CN108291515A (zh) * 2015-11-26 2018-07-17 洋马株式会社 燃料喷射泵
JPWO2017187968A1 (ja) * 2016-04-26 2019-02-28 日立化成株式会社 湿気硬化型反応性ホットメルト接着剤組成物及びその製造方法
US11624016B2 (en) 2016-04-26 2023-04-11 Showa Denko Materials Co., Ltd. Moisture-curable reactive hot-melt adhesive composition and method for producing the same
CN116836367A (zh) * 2023-08-09 2023-10-03 东莞市宏成新材料有限公司 一种异氰酸酯组合物及其制备方法
CN116836367B (zh) * 2023-08-09 2023-12-08 东莞市宏成新材料有限公司 一种异氰酸酯组合物及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5715638B2 (ja) ケトオキシムでキャップされたエラストマー強化剤を含む構造用エポキシ樹脂系接着剤
US9493680B2 (en) Double-sided adhesive tape comprising a first outer, pressure-sensitive adhesive side, and a second outer side which can be thermally-activated
KR20110045046A (ko) 페놀 및 하이드록시-종결 아크릴레이트 또는 하이드록시-종결 메타크릴레이트로 캡핑된 엘라스토머 강인화제를 함유하는 1-파트 에폭시 수지 구조 접착제
ZA200609186B (en) Blocked polyurethane prepolymers useful in coating compositions
WO2017187968A1 (ja) 湿気硬化型反応性ホットメルト接着剤組成物及びその製造方法
EP3487915A1 (en) New approach to heat expandable materials
EP2401339A1 (en) One-part structural epoxy resin adhesives containing dimerized fatty acid/epoxy resin adduct and a polyol
CA2873263A1 (en) Double-sided adhesive tape having a first outer impact-adhesive side and a second outer side that can be heat activated
EP3529328A1 (en) Epoxy adhesive resistant to open bead humidity exposure
JP2005350514A (ja) 湿気硬化型組成物とその用途
JP2002265917A (ja) 湿気硬化型接着剤組成物
JP3623149B2 (ja) 湿気硬化型接着剤組成物
KR20140063600A (ko) 강인화제 및 강인화된 에폭시 접착제
JP2011178904A (ja) 湿気硬化型接着剤組成物
JP4477738B2 (ja) 湿気硬化型ウレタン系ホットメルト接着剤
JP2002294201A (ja) 接着剤組成物
JP2019182938A (ja) 湿気硬化型反応性ホットメルト接着剤組成物
JP2003277716A (ja) 湿気硬化型接着剤組成物
JP2000129239A (ja) 湿気硬化型接着剤組成物
JP2020193259A (ja) 反応性ホットメルト接着剤組成物、接着体及びその製造方法、並びに基材の回収方法
US20220372239A1 (en) Thermally expandable compositions comprising an endothermic blowing agent
JP2000198972A (ja) 湿気硬化型接着剤組成物
EP3778738A1 (en) Thermally expandable compositions comprising a chemical blowing agent
JP2002317167A (ja) 熱硬化型接着剤組成物
JP5140924B2 (ja) 湿気硬化性樹脂組成物