JP2002264840A - 作業機のフロントパネル構造 - Google Patents

作業機のフロントパネル構造

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JP2002264840A
JP2002264840A JP2001060361A JP2001060361A JP2002264840A JP 2002264840 A JP2002264840 A JP 2002264840A JP 2001060361 A JP2001060361 A JP 2001060361A JP 2001060361 A JP2001060361 A JP 2001060361A JP 2002264840 A JP2002264840 A JP 2002264840A
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Japan
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front panel
molded product
blow
surface portion
working machine
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JP2001060361A
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English (en)
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Muneyuki Kawase
宗之 河瀬
Fumio Nagano
文男 長野
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロントパネルとしての必要強度を確保しな
がら、フロントパネルの軽量化や組み付けの容易化、並
びに外観の向上を図れるようにする。 【解決手段】 メータパネル9を備えたフロントパネル
11を搭乗運転部7に立設してある作業機のフロントパ
ネル構造において、フロントパネル11をブロー成形品
A,Bで構成するとともに、フロントパネル11の表面
部Aaにおける高さ方向中間部位に、前方に向けて突出
する***段部分a1を、前記中間部位の略全横幅にわた
って形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メータパネルを備
えたフロントパネルを搭乗運転部に立設してある作業機
のフロントパネル構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような作業機のフロントパ
ネル構造においては、例えば特開平9−205852号
公報で開示されているように、所定の形状にプレス成形
された複数の板金部品を、走行機体に立設された支持フ
レームに溶接やボルト連結することによって、フロント
パネルを、メータパネルの装備が可能な中空状に形成す
るようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術のようにフロントパネルを複数の板金部材で形
成すると、フロントパネルとしての必要強度は容易に確
保することができるものの、フロントパネルの組み付け
にかなりの手間を要するとともに重量が嵩むようにな
り、又、成形の面での自由度が低いことから外観の向上
を図れるデザインの採用が困難になっていた。
【0004】本発明の目的は、フロントパネルとしての
必要強度を確保しながら、フロントパネルの軽量化や組
み付けの容易化、並びに外観の向上を図れるようにする
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】〔構成〕上記目的を達成
するため、本発明のうちの請求項1記載の発明では、メ
ータパネルを備えたフロントパネルを搭乗運転部に立設
してある作業機のフロントパネル構造において、前記フ
ロントパネルをブロー成形品で構成するとともに、前記
フロントパネルの表面部における高さ方向中間部位に、
前方に向けて突出する***段部分を、前記中間部位の略
全横幅にわたって形成した。
【0006】〔作用〕上記請求項1記載の発明による
と、フロントパネルを軽量で成形の面での自由度が高い
ブロー成形品で構成していることから、フロントパネル
の軽量化や組み付けの容易化を図れるとともに、外観の
向上を図れるデザインの採用が可能になる。
【0007】又、フロントパネルの表面部に***段部分
を形成したことによって、フロントパネルの形状が複雑
になって断面係数が大きくなることから、ブロー成形品
による軽量化を図りながらも、フロントパネルの剛性を
メータパネルの重量などに十分に耐え得る程度に高める
ことができ、その上、その***段部分をデザイン面での
アクセントにすることができるので外観の向上を図れる
ようになる。
【0008】〔効果〕従って、フロントパネルとしての
必要強度を十分に確保しながら、フロントパネルの軽量
化や組み付けの容易化、並びに効果的な外観の向上を図
れるようになった。
【0009】〔構成〕本発明のうちの請求項2記載の発
明では、上記請求項1記載の発明において、前記フロン
トパネルに、その裏面部の複数箇所を局部的に凹入して
前記表面部に接合させた厚肉部を形成した。
【0010】〔作用〕上記請求項2記載の発明による
と、フロントパネルに複数の厚肉部を形成したことによ
って、フロントパネルの形状が更に複雑になって断面係
数が大きくなることから、フロントパネルの剛性をより
一層高めることができるようになる。又、厚肉部は、フ
ロントパネルを構成するブロー成形品を成形する際に形
成されることから、成形後に補強部材を取り付ける場合
に比較して、フロントパネルの剛性を高めるのに要する
手間を大幅に削減できるようになる。しかも、厚肉部
は、フロントパネルの裏面部を表面部に接合させたもの
であることから、複数の厚肉部の形状が表面に現れてデ
ザインの面で悪影響を及ぼすことによる外観の低下を回
避できるようになる。
【0011】〔効果〕従って、フロントパネルの構成に
要する手間を削減しながら、フロントパネルとしての必
要強度をより十分に確保できる上に、外観の低下を回避
できるようになった。
【0012】〔構成〕本発明のうちの請求項3記載の発
明では、上記請求項1又は2記載の発明において、前記
フロントパネルに、前記メータパネルを収納するボック
ス部を形成し、該ボックス部の底壁に、前記フロントパ
ネルの裏面部を局部的に凹入して前記表面部に接合させ
た厚肉部を形成し、該厚肉部に貫通孔を穿設した。
【0013】〔作用〕上記請求項3記載の発明による
と、フロントパネルにボックス部を形成したことによっ
て、フロントパネルに対するメータパネルの組み付けを
容易にすることができるようになる。又、ボックス部
は、フロントパネルを構成するブロー成形品を成形する
際に形成できることから、ボックス部を形成するために
新たな手間を要することがない。更に、ボックス部の底
壁に厚肉部を形成したことによって、底壁の形状が複雑
になって断面係数が大きくなることから、ブロー成形品
による軽量化を図りながらも、底壁の剛性をメータパネ
ルの重量に十分に耐え得る程度に高めることができるよ
うになる。しかも、厚肉部は、底壁の裏面部を局部的に
凹入して表面部に接合させたものであり、又、貫通孔が
穿設されていることから、ボックス部内に洗浄水など入
り込んだとしても、入り込んだ洗浄水などは、厚肉部に
流れ込んで貫通孔から底壁の中空部に入り込むことなく
円滑に排出されるようになる。
【0014】〔効果〕従って、フロントパネルの構成に
手間を要することなく、メータパネルを収納する上での
必要強度が十分に確保されたボックス部を形成すること
ができる上に、フロントパネルに対するメータパネルの
組み付けの容易化を図れるようになり、更に、ボックス
部内に洗浄水などが溜まることに起因した電気系トラブ
ルなどの発生を、それに対するメンテナンス作業を要す
ることなく未然に回避できるようになった。
【0015】〔構成〕本発明のうちの請求項4記載の発
明では、上記請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明
において、前記ブロー成形品として、走行機体に連結さ
れる壁状の第1ブロー成形品と、その上部に連接される
第2ブロー成形品とを採用し、前記第1ブロー成形品の
表面部における前記第2ブロー成形品との連接箇所に、
上方に向けて延出する延出部を形成し、前記第2ブロー
成形品の表面部における前記第1ブロー成形品との連接
箇所に、前記延出部が係入する凹部を形成した。
【0016】〔作用〕上記請求項4記載の発明による
と、フロントパネルを単一のブロー成形品で構成する場
合に比較して、成形の面での自由度をより高くすること
ができるとともに、人目に付く箇所(例えば、メータパ
ネルを備える第2ブロー成形品)などの表面精度を必要
に応じて上げることも簡単に行えるようになり、もっ
て、製造コストの高騰を抑制しながら、より一層の外観
の向上を容易に図れるようになる。又、第1ブロー成形
品に形成した延出部と第2ブロー成形品に形成した凹部
によって、組み付け誤差などに起因して第1ブロー成形
品と第2ブロー成形品との間に発生する隙間を隠すこと
ができるので、精度の高い組み付けなどを行わなくて
も、第1ブロー成形品と第2ブロー成形品との間に隙間
が形成されることによる見栄えの低下を回避できるよう
になる。
【0017】〔効果〕従って、製造コストの高騰を抑制
しながら、より一層の成形の容易化や外観の向上を図れ
るようになった。
【0018】
【発明の実施の形態】図1には作業機の一例である自脱
形コンバインの全体側面が示されており、このコンバイ
ンは、左右一対のクローラ式走行装置1を装備した走行
機体2の前部に、植立穀稈を刈り取って後方に搬送する
刈取搬送部3を昇降揺動可能に連結するとともに、走行
機体2に、刈取搬送部3からの刈取穀稈に対して脱穀処
理及び選別処理を施す脱穀装置4や、脱穀装置4からの
穀粒を貯留する穀粒タンク5などを搭載し、穀粒タンク
5に、その内部に貯留された穀粒を機外に排出するスク
リュー式の排出機構6を装備し、走行機体2における穀
粒タンク5の前方箇所に搭乗運転部7を形成して構成さ
れている。
【0019】図1〜3に示すように、搭乗運転部7は、
機体フレーム8における搭乗運転部形成箇所の前部にメ
ータパネル9や操縦レバー10などを備えたフロントパ
ネル11を立設し、搭乗運転部形成箇所の左側部に主変
速レバー12や副変速レバー13などを備えたサイドパ
ネル14を立設し、搭乗運転部形成箇所の後部に搭載さ
れたエンジン15などを覆うエンジンカバー16の上部
に運転座席17を配備し、搭乗運転部形成箇所における
フロントパネル11とサイドパネル14とエンジンカバ
ー16とで囲まれたフレーム部分に搭乗ステップ18を
敷設して形成されている。
【0020】図2〜6に示すように、フロントパネル1
1は、機体フレーム8に連結される壁状の第1ブロー成
形品Aと、その上部に連接される第2ブロー成形品Bと
から構成された樹脂製のものである。つまり、フロント
パネル11を軽量で成形の面での自由度が高いブロー成
形品A,Bで構成していることから、フロントパネル1
1の軽量化を図れるとともに、見栄えの良いデザインの
採用が可能になって外観の向上を容易に図れるようにな
っている。又、フロントパネル11に、第1ブロー成形
品Aと第2ブロー成形品Bによる2分割構造を採用した
ことによって、単一のブロー成形品からフロントパネル
11を構成する場合に比較して、成形の面での自由度を
より高くすることができるとともに、人目に付く箇所な
どの表面精度を必要に応じて上げることも簡単に行える
ことから、より一層の外観の向上を容易に図れるように
なっている。
【0021】図3〜7に示すように、第1ブロー成形品
Aは、その表面部Aaにおける高さ方向中間部位に、そ
の中間部位の略全横幅にわたって前方に向けて突出する
***段部分a1を有するとともに、その裏面部Abの複
数箇所を局部的に凹入して表面部Aaに接合させた環状
や点状の厚肉部19,20を備えるように、又、その左
右の両側縁部21,22が後方に向けて膨出する中空状
となるように、更に、その上部に表面部Aaと裏面部A
bとを接合させた厚肉で左右一対の連結部23を有する
ように形成されるとともに、その下端部には、後下がり
の載置面24Aを備える形状で後方に向けて膨出する足
置き部24が一体形成されている。つまり、第1ブロー
成形品Aは、それ自体が高い剛性を有するように、左右
の両側縁部21,22が後方に向けて膨出する平面視弓
形状で、かつ、略全横幅にわたる***段部分a1、複数
の厚肉部19,20や連結部23、及び足置き部24な
どを備える比較的複雑な断面係数の大きい形状に形成さ
れている。又、その下端部に足置き部24を形成したこ
とによって、搭乗運転部7においてより楽な運転姿勢を
とれることから、搭乗運転部7での居住性の向上を図れ
るようになり、更に、機体フレーム8に対する接合面積
が大きくなることから、それ自体が立設姿勢において高
い安定性を有するようになっている。
【0022】図3、図5及び図7に示すように、第1ブ
ロー成形品Aにおける左側の側縁部21には、サイドパ
ネル14の前端縁14aが係入される縦長の凹部21a
が形成されており、これによって、左側の側縁部21自
体の剛性を高めることができる上に、その凹部21aに
サイドパネル14の14aを係入することによって、第
1ブロー成形品A及びサイドパネル14を高い支持強度
で安定性良く立設することができるとともに、第1ブロ
ー成形品Aとサイドパネル14との間に隙間が形成され
ることによる見栄えの低下や、その隙間からの洗浄水な
どの不測の浸入を回避できるようになっている。
【0023】図3及び図5〜7に示すように、第1ブロ
ー成形品Aにおける足置き部24の載置面24Aには、
左右向きの複数の第1溝リブ24aと、それらの各第1
溝リブ24aに交差するとともに載置面24Aの下縁に
わたる前後向きの複数の第2溝リブ24bとが形成され
ており、これらの各溝リブ24a,24bによって、載
置面24Aに乗せた足の滑りを抑制することができると
ともに、それらの各溝リブ24a,24bに入り込んだ
泥土などを第2溝リブ24bの後端から簡単に流し出す
ことができるようになっている。又、足置き部24の載
置面24Aに複数の溝リブ24a,24bを形成したこ
とによって、足置き部24自体が高い剛性を有するよう
になることから、第1ブロー成形品A自体の立設姿勢で
の安定性を更に向上させることができるようになってい
る。
【0024】図3〜5に示すように、第1ブロー成形品
Aは、刈取搬送部3側の端部となる左側の側縁部21
に、その表面部Aaと裏面部Abとを変形可能な薄板状
に接合させたカバー部25が一体形成されており、これ
によって、フロントパネル11にカバー部25を組み付
ける手間を要することなく、刈取搬送部3から搭乗運転
部7側へのワラ屑などの流動を防止することができて搭
乗運転部7での作業環境の向上を図れるとともに、万が
一、刈取搬送部3の昇降操作を行った際に、製作誤差な
どに起因して刈取搬送部3がカバー部25に接触したと
しても、カバー部25が変形して刈取搬送部3との接触
による破損を回避するようになっている。
【0025】図3〜6に示すように、第1ブロー成形品
Aの各連結部23には、機体フレーム8に立設された角
鋼管材からなる支持フレーム26に対する連結用の左右
一対の貫通孔23aが穿設されており、これによって、
第1ブロー成形品Aの上部を、機体フレーム8に立設さ
れた金属製の支持フレーム26に支持させることができ
て、第1ブロー成形品Aの支持強度を高めることができ
るようになっている。又、第1ブロー成形品Aの表面部
Aaと裏面部Abとを接合させた厚肉の連結部23に貫
通孔23aを穿設して支持フレーム26に対する連結を
行うことから、支持フレーム26による第1ブロー成形
品Aの支持をより高い支持強度で行えるとともに、第1
ブロー成形品Aの中空部27に貫通孔23aを穿設した
場合に生じる貫通孔23aから中空部27への洗浄水や
ゴミなどの入り込みを阻止できるようになっている。
【0026】尚、図3〜6に示す符号28は、第1ブロ
ー成形品Aの下端部において表面部Aaと裏面部Abと
を接合させて厚肉に形成された左右一対の脚部であり、
これらの脚部28が機体フレーム8にボルト連結される
ようになっている。
【0027】図3〜6及び図8〜11に示すように、第
2ブロー成形品Bは、上カバー体29と下カバー体30
とが屈曲変形可能な薄肉の左右のヒンジ31を介して連
なる状態にブロー成形されたものであり、左右のヒンジ
31を屈曲変形させて上カバー体29と下カバー体30
とを重ね合わせることによって、メータパネル9を収納
するボックス部32を形成することができるようになっ
ている。
【0028】図9及び図10に示すように、上カバー体
29は、下カバー体30に対する左右の合わせ面29A
の各外側縁29aが凹入形成されるのに対し、下カバー
体30は、上カバー体29に対する左右の合わせ面30
Aの各外側縁30aが突出形成されており、上カバー体
29と下カバー体30とを重ね合わせてそれらの左右の
連結部29B,30B同士をボルト連結した状態では、
上カバー体29の各外側縁29aに下カバー体30の対
応する外側縁30aが係入するようになっている。これ
によって、上カバー体29と下カバー体30とを重ね合
わせた状態において、第2ブロー成形品Bの製作誤差な
どによって、それらの合わせ面29A,30A同士の間
に隙間が形成されることを防止でき、結果、その隙間が
形成されることに起因した見栄えの低下や、その隙間か
らの洗浄水やゴミなどの浸入を抑制できるようになって
いる。
【0029】図8〜12に示すように、上カバー体29
における右側の連結部29Bと下カバー体30における
左右の両連結部30Bは、第2ブロー成形品Bの表面部
Baと裏面部Bbとを接合させた高い剛性を有する厚肉
に形成されている。
【0030】図2〜6及び図8〜11に示すように、上
カバー体29には、下方に向けて延出する左右一対の支
柱33と左方に向けて延出する手摺り34とが一体形成
され、左右の各支柱33の延出端には、支持フレーム2
6の左右両端部に溶接された帯綱製で上向きのブラケッ
ト26Aにボルト連結される脚部35が、又、手摺り3
4の延出端には、サイドパネル14とともに支持フレー
ム26にボルト連結される連結部36がそれぞれ一体形
成されている。
【0031】つまり、第2ブロー成形品Bは支持フレー
ム26に連結されるようになっており、これによって、
第2ブロー成形品Bを第1ブロー成形品Aに連結する場
合に比較して、メータパネル9を収納することで重量が
大きくなる第2ブロー成形品Bを高い支持強度で支持す
ることができるようになっている。
【0032】図4〜6及び図8〜13に示すように、各
脚部35には、その左右中間の表面部Baを裏面部Bb
に接合することによって形成される凹部分35Aが設け
られ、それらの各凹部分35Aには、支持フレーム26
に対する連結用の貫通孔35aが穿設されており、これ
によって、各脚部35を対応する第1ブラケット26A
に連結する際には、各脚部35の凹部分35Aとそれに
係入される第1ブラケット26Aとが接当して、第2ブ
ロー成形品Bの支持フレーム26に対する左右方向での
位置ズレを阻止するようになることから、第2ブロー成
形品Bを支持フレーム26に対する左右方向での位置ズ
レのない好適な位置に簡単に組み付けることができ、も
って、組み付けの容易化を図りながら第2ブロー成形品
Bが左右方向に位置ズレすることによる見栄えの低下を
回避できるようになっている。又、凹部分35Aを形成
したことによって、脚部35自体の断面係数が大きくな
って剛性が高くなることから、第2ブロー成形品Bをよ
り高い支持強度で支持フレーム26に支持させることが
できるようになり、しかも、表面部Baと裏面部Bbと
を接合させた凹部分35Aに支持フレーム26に対する
連結用の貫通孔35aを穿設することによって、第2ブ
ロー成形品Bの中空部37に貫通孔35aを穿設した場
合に生じる貫通孔35aから中空部37への洗浄水やゴ
ミなどの入り込みを阻止できるようになっている。
【0033】図3〜5及び図8〜11に示すように、連
結部36は、脚部35と直交する金型の合わせ方向に沿
う姿勢に形成されるものでありながら、手摺り34の延
出端に形成されることによって樹脂材が溜まり易く、
又、金型の抜き勾配によって絞られることなどに起因し
て中実に形成されるようになっており、これによって、
高い剛性を有するとともに、支持フレーム26に対する
連結用の貫通孔36aを穿設しても、その貫通孔36a
から中空部37への洗浄水やゴミなどの入り込みを阻止
できるようになっている。
【0034】図2、図3、図5、図6、図8及び図11
に示すように、フロントパネル11には白色のものが採
用されていることから、上カバー体29において、メー
タパネル9のパネル面9Aに隣接する内縁部29Cに
は、パネル面9Aを見易くする黒などのダーク色の第1
銘板38が貼着されるようになっている。内縁部29C
は、パネル面9Aから離れた外縁部29Dよりも一段低
くなるように形成されており、これによって、第1銘板
38を内縁部29Cに位置ズレのない状態に容易に貼り
付けることができるとともに、上カバー体29の剛性を
高めることができるようになっている。
【0035】図4、図6、図8、図11及び図12に示
すように、上カバー体29において、左右の支柱33の
間に位置する前壁部29Eには第2銘板39が貼着され
るようになっており、これによって、上カバー体29の
右側の連結部29Bと下カバー体30の右側の連結部3
0Bとを連結するボルト40を隠すことができる上に、
正面からの意匠感の向上を図れるようになっている。
【0036】図8、図9及び図11に示すように、ボッ
クス部32の底壁32Aを形成する下カバー体30の略
中央部には、第2ブロー成形品Bの裏面部Bbを局部的
に凹入して表面部Baに接合させた厚肉部41が形成さ
れており、これによって、メータパネル9が載置される
下カバー体30の剛性を高めることができるようになっ
ている。又、その厚肉部41には水抜き用の貫通孔41
aが穿設されており、ボックス部32内に入り込んだ洗
浄水や雨水などは、厚肉部41に流れ込んで貫通孔41
aから円滑に排出されるようになっている。
【0037】要するに、上述したように第1ブロー成形
品Aと第2ブロー成形品Bとからフロントパネル11を
構成して、フロントパネル11の軽量化や外観の向上な
どを図れるようにしながらも、フロントパネル11とし
ての必要強度を十分に確保することができる上に、立ち
作業時には、それ自身が高い剛性を有するとともに支持
フレーム26により高い支持強度で支持された第2ブロ
ー成形品Bの手摺り34を支えとして把持することがで
きるので、立ち作業時での作業性の向上を図れるように
なっている。
【0038】図4〜6及び図8〜11に示すように、第
1ブロー成形品Aは、その表面部Aaにおける第2ブロ
ー成形品Bとの連接箇所に、上方に向けて延出する延出
部a2が形成され、第2ブロー成形品Bは、その表面部
Baにおける第1ブロー成形品Aとの連接箇所に、第1
ブロー成形品Aの延出部a2が係入する凹部b1が形成
されており、これによって、組み付け誤差などに起因し
て第1ブロー成形品Aと第2ブロー成形品Bとの間に隙
間が形成されることによる見栄えの低下を回避できるよ
うになっている。
【0039】〔別実施形態〕以下、本発明の別実施形態
を列記する。 (1)作業機としては、全稈投入形のコンバインあるい
はニンジン収穫機や大根収穫機などであってもよい。 (2)フロントパネル11を単一のブロー成形品で構成
するようにしてもよい。 (3)第2ブロー成形品Bの表面部Baにおける第1ブ
ロー成形品Aとの連接箇所に、下方に向けて延出する延
出部を形成し、第1ブロー成形品Aの表面部Aaにおけ
る第2ブロー成形品Bとの連接箇所に、第2ブロー成形
品Aの延出部が係入する凹部を形成するようにしてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】自脱形コンバインの全体側面図
【図2】搭乗運転部の平面図
【図3】搭乗運転部の縦断背面図
【図4】(イ)フロントパネルの分解正面図 (ロ)フロントパネルの正面図
【図5】(イ)フロントパネルの分解斜視図 (ロ)フロントパネルの斜視図
【図6】(イ)フロントパネルの縦断側面図 (ロ)フロントパネルの分解縦断側面図
【図7】フロントパネルの横断平面図
【図8】第2ブロー成形品の展開表面図
【図9】第2ブロー成形品の展開裏面図
【図10】(イ)第2ブロー成形品の展開側面図 (ロ)第2ブロー成形品の側面図
【図11】(イ)第2ブロー成形品の展開縦断側面図 (ロ)第2ブロー成形品の縦断側面図
【図12】第2ブロー成形品の上カバー体と下カバー体
の連結部を示す縦断側面図
【図13】第2ブロー成形品の脚部の横断平面図
【符号の説明】
2 走行機体 7 搭乗運転部 9 メータパネル 11 フロントパネル 19 厚肉部 20 厚肉部 32 ボックス部 32A 底壁 41 厚肉部 41a 貫通孔 A ブロー成形品(第1ブロー成形品) Aa 表面部 Ab 裏面部 a1 ***段部分 a2 延出部 B ブロー成形品(第2ブロー成形品) Ba 表面部 Bb 裏面部 b1 凹部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メータパネルを備えたフロントパネルを
    搭乗運転部に立設してある作業機のフロントパネル構造
    であって、 前記フロントパネルをブロー成形品で構成するととも
    に、前記フロントパネルの表面部における高さ方向中間
    部位に、前方に向けて突出する***段部分を、前記中間
    部位の略全横幅にわたって形成してある作業機のフロン
    トパネル構造。
  2. 【請求項2】 前記フロントパネルに、その裏面部の複
    数箇所を局部的に凹入して前記表面部に接合させた厚肉
    部を形成してある請求項1記載の作業機のフロントパネ
    ル構造。
  3. 【請求項3】 前記フロントパネルに、前記メータパネ
    ルを収納するボックス部を形成し、該ボックス部の底壁
    に、前記フロントパネルの裏面部を局部的に凹入して前
    記表面部に接合させた厚肉部を形成し、該厚肉部に貫通
    孔を穿設してある請求項1又は2記載の作業機のフロン
    トパネル構造。
  4. 【請求項4】 前記ブロー成形品として、走行機体に連
    結される壁状の第1ブロー成形品と、その上部に連接さ
    れる第2ブロー成形品とを採用し、前記第1ブロー成形
    品の表面部における前記第2ブロー成形品との連接箇所
    に、上方に向けて延出する延出部を形成し、前記第2ブ
    ロー成形品の表面部における前記第1ブロー成形品との
    連接箇所に、前記延出部が係入する凹部を形成してある
    請求項1〜3のいずれか一つに記載の作業機のフロント
    パネル構造。
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