JP2002262953A - 椅 子 - Google Patents

椅 子

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JP2002262953A
JP2002262953A JP2001070667A JP2001070667A JP2002262953A JP 2002262953 A JP2002262953 A JP 2002262953A JP 2001070667 A JP2001070667 A JP 2001070667A JP 2001070667 A JP2001070667 A JP 2001070667A JP 2002262953 A JP2002262953 A JP 2002262953A
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seat
seat plate
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JP2001070667A
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English (en)
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Kazuhisa Okada
和久 岡田
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Itoki Crebio Corp
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Itoki Crebio Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】使用者の身体の成長に合わせて背もたれの前後
位置と高さとを同時に調節できる児童用椅子において、
部材で指を挟むことを無くす。 【手段】座板2は、脚支柱5で昇降自在及び回転自在に
支持された座受け板9に取付けられている。座受け板9
には、側面視で傾斜するように延びる溝形ガイド体11が
設けられており、この溝形ガイド体11に移動フレーム14
をスライド自在に取付けている。移動フレーム14には、
バックフレーム23を介して背もたれ3が取付けられてい
る。溝形ガイド体11が傾斜しているため、背もたれ3は
前後動すると同時に上下動する。また、溝形ガイド体11
のようなガイド手段は座板2の下方に隠れているため、
人が部材に指を挟むことはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、座に対する背もた
れの前後位置と高さとを調節できる椅子に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】児童用の椅子においては、身体の大きさ
(成長)に合わせて座と背もたれとの位置関係を設定で
きるように、座に対する背もたれの前後位置と高さとを
調節できるようになっている。
【0003】すなわち、児童の身体が小さいときには、
背もたれを座に対して相対的に前進させると共に座面か
らの高さは低く設定し、身体が大きくなると、背もたれ
を座に対して相対的に後退させると共に座面からの高さ
を高く設定できるようになっている。
【0004】この場合、児童用の椅子は、左右の板状脚
に座板を水平回転不能に取り付けたタイプと、ガスシリ
ンダのような脚支柱で座板を高さ調節自在及び水平回転
自在に支持したタイプとに大別され、後者のタイプの椅
子において、実用新案登録第3067910号公報に
は、複数本のリンクから成るリンク機構を利用すること
により、背もたれの前後位置と高さとを同時に調節でき
るようにすることが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記公報の構成による
と、座に対する背もたれの前後位置と高さとをワンタッ
チ的に調節できる点で優れているが、複数本のリンクの
回動によって背もたれが前後動及び上下動するものであ
るため、リンクとリンクとの間に人が指を挟むことが懸
念される。
【0006】本発明は、このような現状を改善すること
を主目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る椅
子は、脚で高さ調節自在及び水平回転自在に支持された
座板と、座板の下方に前後方向に延びるように設けたガ
イド手段によって前後移動自在に支持された背もたれと
を備えており、前記ガイド手段を、手前側が低く後部が
高くなるように側面視で傾斜させることにより、背もた
れが後退動しつつ上昇するように設定されており、更
に、前記ガイド手段には、背もたれを前後動させ得るロ
ック解除状態と前後動不能に保持するロック状態とに切
り換えるレバー等の操作手段が設けられている。
【0008】請求項2の発明に係る椅子は、脚で高さ調
節自在及び水平回転自在に支持された座受け部材と、こ
の座受け部材に取り付けた座板と、前記座受け部材に取
付けた背もたれとを備えている。
【0009】そして、前記座板と背もたれとのうち何れ
か一方又は両方を、前後位置調節自在となるように前後
方向に延びるガイド手段によって座受け部材に取付けて
おり、前記ガイド手段を、手前側が低く後部が高くなる
ように側面視で傾斜させることにより、背もたれが座板
に対して相対的に後退動すると背もたれが座板に対して
相対的に上昇するように設定されており、更に、前記ガ
イド手段には、座板又は背もたれを前後動し得るロック
解除状態と前後動不能に保持するロック状態とに切り換
えるレバー等の操作手段が設けられている。
【0010】請求項3の発明では、請求項1又は請求項
2において、前記背もたれは、当該背もたれの左右両側
方に配置した左右一対の背支柱に取付けられている。ま
た、請求項4では、これら左右一対の背支柱を、互いの
間隔が下方に行くに従って広がるように正面視でハ字状
の姿勢に配置し、これら左右背支柱に、肘当てを高さ調
節可能に取付けている。
【0011】
【発明の作用・効果】請求項1において、操作手段を操
作してガイド手段をロック解除状態にすると、背もたれ
の前後位置と高さ位置とを同時に調節することができ
る。
【0012】また、請求項2においても、ガイド手段を
ロック解除状態にすることにより、座体に対する背もた
れの相対的な前後位置と高さ位置とを同時に調節するこ
とができる。
【0013】そして、背もたれ又は座板の前後位置と高
さとを調節するためのガイド手段は座板の下方に配置さ
れており、ガイド手段が座板の下方に隠れているため、
リンク式の場合のように人が手を部材に挟むことはな
い。
【0014】また、操作手段が座板も下方に配置されて
いるため、人は着座した状態で操作手段を操作をするこ
とができ、このため、背もたれ又は座板を人の身体の大
きさに応じて調節することをワンタッチ的に簡単に行え
る(前記公報の場合、レバーを背もたれの裏側に設けて
いるため、いったん椅子から立たないと背もたれの位置
を調節することができず、不便である)。
【0015】ところで、椅子に肘当てを設けることがあ
るが、前記先行技術では、肘当てをリンクに取付けるこ
とはできないため、肘当てを取付けるためには専用の支
持部材(例えば座板から起立させた肘支柱)が必要とな
り、肘掛け装置の構造が複雑化する虞がある。
【0016】これに対して本願の請求項3のように構成
すると、背もたれを支持するための背支柱を利用して肘
当てを取付けることができるため、肘掛け装置付き椅子
でありながら全体の構造を簡単化することができる利点
がある。
【0017】他方、例えば児童が椅子を使い続けるにお
いて、児童が成長すると肩幅が広くなると共に二の腕の
長さも長くなるため、肘当てを椅子に設けている場合、
人の身体の大きさに合わせて左右肘当ての間隔を広げる
と共に、座面からの肘当ての高さを低くする必要があ
る。
【0018】この点、請求項4のように構成すると、左
右の背支柱が正面でハ字状の姿勢になっているため、座
面に対する左右肘当ての高さを低くすると、左右の支持
当ての間隔が自動的に広がることになり、従って、左右
肘当ての高さと間隔とを人の身体の大きさに合わせて同
時に調節することができる。
【0019】
【発明の実施形態】次に、本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。
【0020】(1).第1実施形態(図1〜図12) 図1〜図12では第1実施形態を示している。
【0021】このうち図1は椅子の右側面図、図2は椅
子の正面図であり、これらの図に示すように、椅子は、
脚1と座板2と背もたれ3とを備えている。座板2と背
もたれ3は木製板の単一構造になっているが、合成樹脂
や金属板で製造してクッションを張った複合構造でも良
い。
【0022】脚1は、平面視で放射状に延びる水平杆4
と、水平杆4の付け根の筒部に嵌め入れた脚支柱5とを
備えており、各水平杆4の先端にはキャスター6を設け
ている。脚支柱5は、上下方向(軸方向)に伸縮するガ
スシリンダで構成されており、図示しないレバーでプッ
シュロッドを押圧操作してロックを解除すると、座板2
の高さを自在に調節することができる。
【0023】脚支柱5の下部には、平面視円形の足載せ
リング7を回転自在に取付けている。なお、足載せリン
グ7は、脚支柱5にねじ込むなどして、回転によって高
さが変わるように設定することも可能である。
【0024】.座板の支持構造 次に、座板2や背もたれ3の取り付け構造を、図3以下
の図面も参照して説明する。図3は座板2を仮想線で表
示した図2の III-III視一部破断平面図、図4は要部の
分離正面図、図5は図2の V-V視底面図、図6のうち
(A)は図3のVI−VI視断面図、(B)は(A)のB−
B視断面図、図7は要部の分離斜視図、図8のうち
(A)は図3のVIII−VIII視断面図である。
【0025】例えば図2〜図5や図7に示すように、脚
支柱5の上端には、上向きに開口した溝型で前後方向に
延びる金属板製の座受けベース8を嵌着している。座受
けベース8には金属板製の座受け板9が重なっており、
これら座受けベース8と座受け板9とをねじ10で座板
2に共締めしている。
【0026】座受け板9は座受けベース8よりも左右巾
広に設定されており、図7に明瞭に示すように、この座
受け板9の左右両側端部に、固定ガイド手段の一例とし
て、内向きに開口した状態で前後方向に延びる溝形ガイ
ド体11を設けている。
【0027】前記溝形ガイド体11は、座受け板9の側
端部を断面コ字状に折曲げると共に、その内側面に断面
L字形の補助板12を溶接等によって固着することによ
って形成されている。更に、溝形ガイド体11は、前端
から後端が向けて高さが高くなるように側面視で傾斜状
に延びている。
【0028】左右溝形ガイド体11のうち正面視では左
側に位置した溝形ガイド体11の底板11aには、適当
な前後間隔でロック用切欠き13を形成している。
【0029】.背もたれの支持構造 座受け板9の下方には、背もたれ3が取付く可動ガイド
手段の一例として、金属板製の移動フレーム14を配置
している。移動フレーム14の左右両側部は溝形ガイド
体11の前後長さよりも可成り小さい前後寸法に設定さ
れており、この左右両側部に設けた段部14aに、溝形
ガイド体11に摺動自在に嵌まる合成樹脂製のスライダ
ー15を装着している。
【0030】図6(B)に示すように、移動フレーム1
4の段部14aには外向きに開口した切欠き溝16を形
成する一方、スライダー15の長溝の内部には、前記切
欠き溝16に嵌まる突起17を形成している。従って、
スライダー15は移動フレーム14に対しては前後抜け
不能に保持されている。
【0031】移動フレーム14は、座受けベース8と干
渉することなく前後動するように、その左右中間部は下
向き凸部14bに形成されている。また、脚支柱5との
干渉を回避して前後動ストロークをできるだけ大きくす
るため、下向き凸部14bは前向きに切り開かれてい
る。
【0032】例えば図5〜図7から容易に理解できるよ
うに、移動フレーム14のうち正面視で左側に位置した
端部には正面視逆U字状のブラケット18が溶接等によ
って固着されており、このブラケット18に、操作手段
の一例としてのレバー19が、その後部を中心にして上
下回動するようにピン(ねじ)20で取付けられてい
る。
【0033】レバー19の後端部には、前記溝形ガイド
体11のロック用切欠き13に嵌脱し得る細巾の係止片
19aを設けている。レバー19は、図6(A)に模式
的に示すねじりばね21により、係止片19aがロック
用切欠き13に嵌合する方向に付勢されている(自重に
よって係止方向に付勢しても良い)従って、レバー19
を回動操作して係止片19aをロック用切欠き13から
離脱させると、ロックが解除されて、移動フレーム14
を自在に前後動させることができる。また、図8(B)
に示すように、任意のロック用切欠き13に係止片19
aを嵌合させてロックすることにより、移動フレーム1
4を前後動不能に保持できる。
【0034】移動フレーム14の下面には、金属パイプ
を略U字状に折曲げたバックフレーム23が、左右一対
のねじ式押さえ具24によって固定されている(バック
フレーム23はねじで直接に移動フレーム14に固定し
ても良いし、溶接によって固着しても良い)。
【0035】バックフレーム23のうち左右押さえ具2
4で挟まれた部位は、移動フレーム14の下向き凸部1
4bと干渉しないように、正面視で下向き凸状に緩く湾
曲している。
【0036】バックフレーム23の左右両側部は、座板
2の左右外側に位置すると共に背もたれ3の左右側方に
おいて上下方向に延びる背支柱23aになっており、例
えば図1,図2から理解できるように、背支柱23aの
上端に、平面視略L形のブラケット25を介して背もた
れ3が固定されている(背もたれ3をねじで直接に背支
柱23aに固定しても良い)。
【0037】背支柱23aは、正面視で互いに内側に倒
れるように傾斜しており、すなわち、左右の背支柱23
aは正面視でハ字状の姿勢になっており、このため背も
たれ3も正面視で台形に形成されている(もちろん、背
もたれ3は台形状には限らず、他の形状に形成すること
も可能である。
【0038】.肘当ての取付け構造 図1に示すように、左右の背支柱23aには、側面視略
L字状に形成されたアーム26を介して肘当て27を取
付けている。この点を、図9〜図11も参照して説明す
る。図9は肘当て27を取付ける部材の分離平面図、図
10は図9の X-X視側面図、図11は肘当て27を取付
けた状態での右側面図である。
【0039】前記アーム26は角パイプからなってお
り、その下端部には、左右両側面に貫通するように取付
け穴28が空いている。また、アーム26の下端面は、
取付け穴28と同心状の側面視円弧状に形成されてい
る。
【0040】他方、背支柱23aには、内外一対の受け
具29,30がねじで挟み固定されている。外側に位置
した受け具30には、水平横向きに延びる丸パイプ製の
支軸31が溶接等によって固着されており、この支軸3
1に、内外一対のブッシュ32を介して前記アーム26
の下端部が嵌め入れられている。
【0041】支軸31の内部にはナット33が溶接によ
って固着されており、抜け止め用の座金34を介してね
じ35がナット33にねじ込まれている。したがって、
アーム26は支軸31を中心にして上下回動する。
【0042】更に、外側に位置した受け部材30のうち
支軸31の下方の部位には、支軸31と同心状に延びる
円弧状のストッパー36を溶接によって固着している。
【0043】図11に示すように、アーム26を前倒し
すると、アーム26がストッパー36の前部に当たるこ
とによって肘当て27は使用可能状態に保持され、アー
ム26を跳ね上げ回動させると、アーム26がストッパ
ー36の後端部に当たることにより、肘当て27は跳ね
上げた状態に保持される。
【0044】.動き 既に説明したように、レバー19を操作してロックを解
除することにより、背もたれ3は、図1のように後退さ
せ切った状態から図12に示すように前進させ切った状
態まで段階的に前後位置を調節することができる。
【0045】そして、溝形ガイド体11が水平面に対し
て側面視で前傾している(或いは鉛直線に対して後傾し
ている)ため、背もたれ3は、手前側に移動させると座
面からの背もたれ3の高さは低くなり、後退させると座
面からの背もたれ3の高さは低くなる。このため、背も
たれ3の前後位置と高さとを、使用者の身体の大きさに
応じて同時に調節することができる。
【0046】そして、溝形ガイド体11や移動フレーム
14から成るガイド手段は座板2の下方に隠れているた
め、人が部材に指を挟むようなことはない。また、人は
着座した状態でレバー19の操作をできるため、人の身
体の大きさに合った位置に簡単に調節することができ
る。
【0047】更に、背支柱23aは正面視で内側に向け
て倒れるように傾斜しているため、肘当て27の高さを
低くすると左右の背支柱23aの間隔は必然的に広がる
ことになり、このため、人の身体の大きさに応じて、肘
当て27の高さと左右間隔Wとを同時に調節することが
できる。
【0048】本実施形態のように肘当て27を跳ね上げ
回動し得るように背支柱23aに取付けると、勉強など
の内容な使用者の好みに応じて肘当て装置の機能を活か
したり殺したりすることができるため、使い勝手を向上
できる利点がある。
【0049】また、前記公報の構成では、リンク機構が
背もたれの後方に大きく突出した状態になるため、リン
クに物が引っ掛かりやすくなる問題があるが、本実施形
態では、背支柱23aが背もたれ3及び座板2の左右外
側にはみ出ているに過ぎないため、背支柱23aに物が
引っ掛かることを防止又は抑制できる。
【0050】なお、肘当て27は、レバーやボタンなど
の操作具操作によって昇降自在なロック解除状態と昇降
不能なロック状態とに切り換わるようにして背支柱に取
り付けても良い。また、肘当て27を背支柱23aに対
して水平旋回自在に取付けることも可能である。
【0051】(2).他の実施形態(図13〜図14) 図13に示す第2実施形態では、脚支柱5の上端に固定
した座受け部材38に、側面視で傾斜状に延びるガイド
手段39を介して座板2が前後動及び上下動自在に取付
けられており、更に、座受け部材38に背もたれ3を固
定している。
【0052】この実施形態では、座板2が前進すると座
面から背もたれ3の高さは高くなるため、背もたれ3と
座板2との関係を人の身体の大きさに合わせて調節する
ことができる。
【0053】図示してはいないが、座受け部材38に座
板2と背もたれ3との両方を前後動自在及び上下動自在
となるように、それぞれ側面視傾斜状に延びるガイド手
段を介して取付けることも可能である。
【0054】ところで、児童が正しい姿勢で椅子に腰掛
けるためには、側面視で児童の脛がほぼ鉛直状の姿勢と
なるうに、児童の足が座板の前端よりもやや手前側の位
置で足載せリングに載るのが好ましい。
【0055】しかし、従来の足載せリングは平面視真円
形状であって脚支柱からの距離は一定であるため、児童
が成長すると、児童の脛が前傾姿勢を呈する傾向にあ
る。特に、座板2が前後動する椅子の場合は、この傾向
が強くなる。
【0056】この点について、図14に示す第3実施形
態では、足載せリング(ステップ台)7を、複数の足載
せ部7aが外周方向に連続するように平面視角形に形成
すると共に、足載せリング7の旋回中心を偏心させるこ
とにより、脚支柱(旋回中心)から各足載せ部7aまで
の距離L1〜L4を異ならせている。
【0057】このように構成すると、児童は成長しても
常に適切な姿勢で足を足載せリング7に載せることがで
きる利点があり、特に、座板2が前後動するタイプの椅
子においては好適である。
【0058】(3).その他 本発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化すること
ができる。
【0059】例えば、ガイド手段としては図示のものに
は限らず、軸と筒との嵌め合わせなど、他種多用の機構
を採用することができる。請求項1の場合、レール状等
の固定ガイド体を座板の下面に直接に取付けてもよい。
【0060】また、操作手段も、レバーの他にハンドル
方式やプッシュボタン方式など、様々のものを採用でき
る。段階的な調節に限らず、例えばガススプリングなど
を使用して無段階的に調節することもできる。更に、背
もたれにロッキング機能を付与しても良い。
【0061】ところで、座板が回転する椅子を児童が使
用する場合、児童の身長が小さいと、座板が回転すると
却って着座しにくい場合がある。また、児童が着座した
状態で座板を回転させて(すなわち身体を回転させて)
遊ぶことがあり、危険であったり、気が散って勉強に差
し支えたりする虞がある。
【0062】これらの点については、例えば脚に固定し
た筒にガスシリンダに対するロックボルトを設けるな
ど、座板を水平回転自在な状態と水平回転不能な状態と
に切り換えるロック手段を設けると良い。
【0063】ロック手段をロック状態とロック解除状態
とに切り換えるための操作手段は、着座した状態で操作
できるように座部に設けても良いし、着座した状態では
ロックを解除できないように脚に設けても良い。
【0064】また、人(児童)の体格には個人差があ
り、同じ身長でも座高は異なる場合が多いが、背支柱に
背もたれを段階的又は無段階的に高さ調節できる状態で
取付けておくと、背もたれと座板との関係を個人差に合
わせて微調整できる利点がある。背支柱を複数の部材で
構成して、背支柱を全体として伸縮調節できるように構
成しても同じ効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る椅子の側面図である。
【図2】椅子の正面図である。
【図3】図2の一部破断平面図である。
【図4】要部の分離正面図である。
【図5】図2の V-V視底面図である。
【図6】 (A)は図3のVI−VI視断面図、 (B)は (A)の B
-B視断面図である。
【図7】要部の分離斜視図である。
【図8】 (A)は図3のVIII−VIII視断面図、 (B)はロッ
ク状態を示す側面図である。
【図9】肘当ての取付け構造を示す分離平面図である。
【図10】図9の X-X視側面図である。
【図11】椅子の部分的な側面図である。
【図12】背もたれを前進させ切った状態の図である。
【図13】第2実施形態を示す概略側面図である。
【図14】第3実施形態を示す平面図である。
【符号の簡単な説明】
1 脚 2 座板 3 背もたれ 5 脚支柱 8 座受けベース 9 座受け板 11 溝型 14 スライダー 12 移動フレーム 23 バックフレーム 23a 背支柱 26 アーム 27 肘当て

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】脚で高さ調節自在及び水平回転自在に支持
    された座板と、座板の下方に前後方向に延びるように設
    けたガイド手段によって前後移動自在に支持された背も
    たれとを備えており、前記ガイド手段を、手前側が低く
    後部が高くなるように側面視で傾斜させることにより、
    背もたれが後退動しつつ上昇するように設定されてお
    り、 更に、前記ガイド手段には、背もたれを前後動させ得る
    ロック解除状態と前後動不能に保持するロック状態とに
    切り換えるレバー等の操作手段が設けられている、椅
    子。
  2. 【請求項2】脚で高さ調節自在及び水平回転自在に支持
    された座受け部材と、この座受け部材に取り付けた座板
    と、前記座受け部材に取付けた背もたれとを備えてお
    り、 前記座板と背もたれとのうち何れか一方又は両方を、前
    後位置調節自在となるように前後方向に延びるガイド手
    段によって座受け部材に取付けており、前記ガイド手段
    を、手前側が低く後部が高くなるように側面視で傾斜さ
    せることにより、背もたれが座板に対して相対的に後退
    動すると背もたれが座板に対して相対的に上昇するよう
    に設定されており、 更に、前記ガイド手段には、座板又は背もたれを前後動
    し得るロック解除状態と前後動不能に保持するロック状
    態とに切り換えるレバー等の操作手段が設けられてい
    る、椅子。
  3. 【請求項3】前記背もたれは、当該背もたれの左右両側
    方に配置した左右一対の背支柱に取付けられている、請
    求項1又は請求項2に記載した椅子。
  4. 【請求項4】前記左右一対の背支柱を、互いの間隔が下
    方に行くに従って広がるように正面視でハ字状の姿勢に
    配置し、これら左右背支柱に、肘当てを高さ調節可能に
    取付けている、請求項3に記載した椅子。
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