JP2002260326A - 情報記録方法、情報記録装置、情報再生方法、情報再生装置、情報記録再生方法、情報記録再生装置および情報記録管理方法、情報記録管理装置 - Google Patents

情報記録方法、情報記録装置、情報再生方法、情報再生装置、情報記録再生方法、情報記録再生装置および情報記録管理方法、情報記録管理装置

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JP2002260326A
JP2002260326A JP2001054459A JP2001054459A JP2002260326A JP 2002260326 A JP2002260326 A JP 2002260326A JP 2001054459 A JP2001054459 A JP 2001054459A JP 2001054459 A JP2001054459 A JP 2001054459A JP 2002260326 A JP2002260326 A JP 2002260326A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適切で、より強固な著作権保護を図ることが
できる情報記録再生方法を提供する。 【解決手段】 ビデオ情報やオーディオ情報などのコン
テンツ情報を、ランダムに発生した鍵情報に基づいてス
クランブル処理して、記録メディアに記録する。上記鍵
情報を、記録メディアの識別子と記録を行う装置毎にユ
ニークな情報とに基づいて暗号化して、コンテンツ情報
と共に記録メディアに記録する。再生に当っては、記録
メディアから読み出した暗号化されている鍵情報を、記
録メディアの識別子と装置毎にユニーな情報とに基づい
て復号化し、その復号化した鍵情報に基づいて、記録メ
ディアから読み出したスクランブルされているコンテン
ツ情報を、デスクランブル処理をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、光ディ
スク等の着脱可能な記録メディアを用いて、例えば映像
情報やオーディオ情報などのコンテンツ情報の記録、再
生ないしは管理を行う場合において、特に、不正な複製
(コピー)や再生を防ぐ方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】MPEG(Moving Pictur
e Experts Group)2ビデオ等の符号化
方式の進歩により、圧縮されたビデオ信号をデジタル記
録するシステムが増えつつある。また、衛星放送や地上
波デジタル放送により、デジタルコンテンツを気軽に記
録することができるようになりつつある。
【0003】しかし、これらのデジタルコンテンツが制
限無しに、自由に、複製記録され、再生されるしまう
と、コンテンツの著作権者の権利が不当に侵害されるお
それがある。
【0004】そこで、デジタルコンテンツの再生および
複製を制限するための方策が従来から、種々提案されて
いる。そのうちの一つの技術として、コンテンツ情報の
スクランブル処理の技術がある。これまで提案または公
表されているスクランブルシステムの目標は、光ディス
ク等の着脱式の記録メディアに記録されたデータを、不
正に再利用させないためのものであった。具体的には、
他の記録メディアへの不正なコピーを防ぐもので、主と
して、例えば以下のような2つの技術が用いられてい
る。
【0005】その第1のものは、記録メディアへのコン
テンツ情報の記録の際にスクランブルをかけるようにす
るのであるが、そのスクランブルのための鍵の情報とし
て、秘密鍵を用いた暗号化方式を導入することにより、
秘密鍵を取得できないシステムでは、コンテンツを解読
できないようにするものである。この方式は、読み書き
(記録再生)のできるシステムだけではなく、例えばD
VD(DigitalVersatile Disc)
−Videoのような読み取り専用のシステムでも採用
されている。
【0006】第2のものは、スクランブルのシステム
に、記録メディアの識別子(記録メディアID(Ide
ntification))を導入することにより、ス
クランブルのパラメータ(スクランブルのための鍵の情
報)が、着脱式記録メディア毎に変化するようにされた
ものである。これによれば、ある記録メディアから他の
記録メディアへの単純なコピーでは、記録メディアID
の違いにより、再生ができないようにされている。
【0007】なお、この明細書でコンテンツとは、記録
メディア(記録媒体)に記録される映像や音声、文字テ
キストなどの記録内容を指し、その情報をコンテンツ情
報と呼ぶことにする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コンテ
ンツ情報を、インターネットなどのネットワークを通じ
て容易に転送、配信することができるような現状を鑑み
ると、上述のような従来のスクランブル方式では、コン
テンツの著作権の保護を十分に図ることができないおそ
れがある。
【0009】すなわち、上述の第1の方式の場合、秘密
鍵が取得できて、再生ができれば、どの装置でも再生が
可能になり、その再生したものから自由に複製が可能に
なってしまうおそれがある。また、同様に、第2の方式
の場合でも、コンテンツ情報が正当に記録された記録メ
ディアは、常に、どの装置でも再生が可能になり、その
再生したものから自由に複製が可能になり、著作権保護
が十分ではなくなってしまうおそれがある。
【0010】この発明は、以上の問題点を解決して、著
作権保護を、より強力にすることができるようにするこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明による情報記録方法は、コンテンツ
情報を、記録を行う装置毎に異なる情報と記録メディア
の識別子とに基づいてスクランブル処理をして、前記記
録メディアに記録することを特徴とする。
【0012】上述の構成の請求項1の発明によれば、記
録メディアの識別子のみでなく、記録を行う装置毎に異
なる情報に基づいてコンテンツ情報がスクランブル処理
されて、記録メディアに記録されているので、当該記録
メディアを、記録を行った装置で再生する場合には、デ
スクランブル処理が可能であって、正しく再生ができる
が、記録を行った装置以外の他の装置では、記録を行っ
た装置毎に異なる情報を認知しない限り、そのままでは
再生ができなくなる。
【0013】このように、請求項1の発明によれば、記
録メディアに記録されたコンテンツ情報の再生装置を、
記録を行った装置と同一の装置に限定することができ、
著作権保護を強力にすることができると期待できる。
【0014】また、請求項2の発明による情報記録方法
は、コンテンツ情報を、再生を行う装置毎に異なる情報
と記録メディアの識別子とに基づいてスクランブル処理
をして、前記記録メディアに記録することを特徴とす
る。
【0015】上述の構成の請求項2の発明によれば、記
録メディアの識別子のみでなく、再生を行う装置毎に異
なる情報に基づいてコンテンツ情報がスクランブル処理
されて、記録メディアに記録されているので、記録を行
った装置が、記録再生装置や、再生装置とネットワーク
により接続され、再生装置の装置毎に異なる情報を前記
ネットワークを通じて認識する記録装置であれば、その
記録再生装置や、ネットワークを通じた前記再生装置で
再生する場合には、デスクランブル処理が可能であるの
で、正しく再生ができるが、その他の再生装置では、そ
のままでは再生ができなくなる。
【0016】したがって、請求項2の発明によれば、記
録メディアに記録されたコンテンツ情報の再生装置を、
記録時に特定した再生装置に限定することができ、著作
権保護が適切になると期待できる。
【0017】また、請求項5の発明による情報記録方法
は、コンテンツ情報を、ランダムに発生した鍵情報に基
づいてスクランブル処理して、前記記録メディアに記録
すると共に、前記鍵情報を、記録メディアの識別子と記
録を行う装置毎に異なる情報とに基づいて暗号化して、
前記記録メディアに記録することを特徴とする。
【0018】上述の構成の請求項5の発明によれば、所
定の鍵情報によりコンテンツ情報がスクランブル処理さ
れて、記録メディアに記録されていると共に、前記鍵情
報が記録メディアの識別子のみでなく、記録を行う装置
毎に異なる情報に基づいて暗号化されて、当該記録メデ
ィアに記録されている。
【0019】したがって、記録を行った装置で再生する
場合には、スクランブル処理の鍵情報の暗号化を解除す
ることができて、デスクランブル処理が可能であって、
正しく再生ができるが、記録を行った装置以外の他の装
置では、そのままでは再生ができなくなる。
【0020】よって、請求項5の発明によれば、記録メ
ディアに記録されたコンテンツ情報の再生装置を、記録
を行った装置と同一の装置に限定することができ、著作
権保護を強力にすることできると期待できる。
【0021】また、請求項6の発明による情報記録方法
は、コンテンツ情報を、ランダムに発生した鍵情報に基
づいてスクランブル処理して、前記記録メディアに記録
すると共に、前記鍵情報を、記録メディアの識別子と再
生を行う装置毎に異なる情報とに基づいて暗号化して、
前記記録メディアに記録することを特徴とする。
【0022】上述の構成の請求項6の発明によれば、所
定の鍵情報によりコンテンツ情報がスクランブル処理さ
れて、記録メディアに記録されていると共に、前記鍵情
報が記録メディアの識別子のみでなく、再生を行う装置
毎に異なる情報に基づいて暗号化されて、当該記録メデ
ィアに記録されている。
【0023】したがって、記録を行った装置が、記録再
生装置や、再生装置とネットワークを通じて接続され、
再生装置から再生装置毎に異なる情報を前記ネットワー
クを通じて認識する記録装置であれば、その記録再生装
置や、ネットワークを通じた前記再生装置で再生する場
合には、スクランブル処理の鍵情報の暗号化を解除する
ことができて、デスクランブル処理が可能であって、正
しく再生ができるが、記録を行った装置以外の他の装置
では、そのままでは再生ができなくなる。
【0024】よって、請求項6の発明によれば、記録メ
ディアに記録されたコンテンツ情報の再生装置を、記録
時に特定した再生装置に限定することができ、著作権保
護が強力になると期待できる。
【0025】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態(情報記録再
生方法および装置)]この発明の第1の実施の形態を、
図面を参照して説明する。以下に説明する第1の実施の
形態は、放送番組を受信、視聴することができると共
に、受信した放送番組を、着脱式の記録メディアに記録
し、再生することができるようにした場合である。着脱
式記録メディアの例としては、光ディスクやカード形メ
モリ等、種々のものが考えられるが、この例では、例え
ばDVD−RAMなどの光ディスクを用いる。
【0026】《情報記録再生装置の構成例》図1は、こ
の発明の第1の実施の形態における情報記録再生装置と
してのビデオ記録再生装置1の構成を示すブロック図で
ある。この図1に示すビデオ記録再生装置1は、テレビ
放送等により供給されるビデオ信号を、圧縮された状
態、この例では、MPEG2のビットストリームの状態
で、光ディスクに記録する。この場合に、圧縮データ
は、スクランブル処理して記録するようにする。
【0027】また、ビデオ記録再生装置1は、光ディス
クから圧縮データを読み出して、デスクランブル処理
し、MPEG2デコーダによりビデオ信号に復号し、テ
レビモニター画面に表示するようにする。以下、図1に
ついて、詳細に説明する。
【0028】ビデオ記録再生装置1は、放送(衛星放
送、地上波放送、ケーブル等)信号が入力されるアンテ
ナ端子11と、入力された放送信号を映像・音声信号に
変換するチューナ部12と、映像・音声信号をMPEG
2のビットストリームに変換するMPEG2エンコード
部13と、MPEG2ビットストリームを映像・音声信
号に復号するMPEG2デコード部14と、ビデオスイ
ッチャ15と、ユーザインターフェースのためのビデオ
信号を発生するOSD(On Screen Disp
lay)部16と、出力端子17を備えている。
【0029】また、ビデオ記録再生装置1は、システム
全体を制御する制御部20として、CPU21と、RO
M22と、RAM23とがシステムバス24を介して互
いに接続されたマイクロコンピュータを備える。
【0030】そして、光ディスクドライブ40が、スク
ランブル/デスクランブル部30を介してシステムバス
24に接続されている。また、リモコン受信部50と、
キー操作部60とが、システムバス24に接続されて設
けられている。
【0031】光ディスクドライブ40は、着脱式記録メ
ディアとしての光ディスク3に対する記録再生を行うた
めのものである。リモコン受信部50は、リモコン送信
部4からの、例えば赤外線のリモコン送信信号を受信す
るものである。
【0032】また、システムバス24には、チューナ部
12のMPEG2ビットストリームの出力端、MPEG
2エンコード部13の出力端、MPEG2デコード部1
4の入力端が相互に接続されており、システムバス24
は、映像・音声ビットストリームを伝送するデータバス
の役割をもする。
【0033】また、制御部20は、リモコン受信部50
やキー操作部60からのリモコン信号や操作信号をシス
テムバス24を通じて受けて、チューナ部12へのチャ
ンネル選択制御信号を生成する。制御部20は、また、
OSD部16を制御し、テレビモニター2に表示する映
像信号やユーザインターフェースのための映像信号を発
生させる。さらに、制御部20は、ビデオスイッチャ1
5に制御信号を供給する。
【0034】チューナ部12は、図示しないが、アナロ
グ放送選局部およびアナログ放送復調部と、デジタル放
送選局部およびデジタル放送復調部とを備える。アナロ
グ放送復調部は、選局したチャンネルの映像・音声信号
を出力する。また、デジタル放送選局部は、受信信号か
ら選局したチャンネルの映像・音声のMPEG2ビット
ストリームを抽出する機能を備える。また、デジタル放
送復調部には、MPEG2デコーダが含まれ、選局した
チャンネルの映像・音声信号を出力する。
【0035】チューナ部12は、選局対象の受信信号が
アナログテレビ放送信号であった場合には、制御部20
からのチャンネル選択制御信号により指定されるチャン
ネルの放送信号を復調し、その復調した映像・音声信号
をビデオスイッチャ15に出力する。また、チューナ部
12は、アナログテレビ放送信号の受信時に、制御部2
0から記録指示があると、復調した映像・音声信号をM
PEG2エンコード部13に出力する機能を備える。M
PEG2エンコード部13は、入力された映像・音声信
号をMPEG2ビットストリームに変換して、システム
バス24に供給する。
【0036】また、チューナ部12は、選局対象の受信
信号がデジタル放送であった場合には、制御部20から
のチャンネル選択制御信号により指定されるチャンネル
の映像・音声信号を受信信号から抽出してデコードし、
ビデオスイッチャ15に出力する。また、チューナ部1
2は、デジタルテレビ放送信号の受信時に、制御部20
から記録指示があると、選局したチャンネルの映像およ
び音声のMPEG2ビットストリームをシステムバス2
4に出力する機能を持つ。
【0037】チューナ部12は、さらに、放送中に含ま
れるEPG(Electoronic Program
Guide:電子番組ガイド)や、データ放送を選り
分ける機能も持つ。これらの情報は、システムバス24
を通じて制御部20に送られる。
【0038】ビデオスイッチャ15は、制御部20から
の制御信号に応じて、チューナ部12、MPEG2デコ
ード部14およびOSD部16の三ケ所からの映像信号
を切り換えたり、混合したりして、出力端子17に出力
する。
【0039】スクランブル/デスクランブル部30は、
この第1の実施の形態では、図2のように構成されてい
る。
【0040】すなわち、スクランブル/デスクランブル
部30は、この例では、スクランブル回路301と、デ
スクランブル部302と、スイッチ回路303、304
と、メディアID入力レジスタ305と、暗号化回路3
06と、EEPROM307とからなる。
【0041】スイッチ回路303は、スクランブル回路
301とデスクランブル部302とのどちらをシステム
バス24に対して接続するかを切り換える。スイッチ回
路304は、スクランブル回路301とデスクランブル
部302とのどちらを光ディスクドライブ40に対して
接続するかを切り換える。スイッチ回路303および3
04は、システムバス24を介して供給される制御部2
0からの切り換え指示により連動して切り換えられ、光
ディスクにコンテンツ情報を書き込むときには、スクラ
ンブル回路301側に切り換えられ、光ディスクからコ
ンテンツ情報を読み出すときには、デスクランブル回路
302側に切り換えられる。
【0042】メディアID入力レジスタ305には、光
ディスクドライブ40に装填されている光ディスク3か
ら読み出された記録メディアIDが、制御部20により
システムバス24を通じて書き込まれる。記録メディア
IDは、記録メディアとしての光ディスク3の各々を識
別するための識別子である。
【0043】この光ディスク3の各々を重複なく識別す
るための記録メディアIDとしては、著作権保護の目的
のために、光ディスク3上にデータとして記録されてい
る各光ディスクにユニークな識別情報を用いる。この識
別情報は、通常、光ディスク3にデータとして記録され
ていると共に、光ディスク3の表面にユーザが認識でき
る形で印刷等によって記録されており、ユーザも認識す
ることができる。
【0044】なお、光ディスク3の記録メディアIDと
しては、制御部20が、付与したIDを用いることもで
きる。すなわち、その場合には、光ディスク3に対し
て、制御部20は、録画記録に先立ち、IDを付与し、
それを光ディスク3に書き込んでおくようにする。
【0045】また、その場合には、光ディスクを初めて
光ディスクドライブ40に装填したときに、制御部20
は、生成した記録メディアIDをその光ディスクに記録
するようにする。当該光ディスクを、一旦、光ディスク
ドライブ40から取り出した後、再度、装填したときに
は、制御部20は、装填された光ディスク3から、それ
に書き込んである記録メディアIDを読み出して、用い
るようにする。
【0046】メディアID入力レジスタ305に書き込
まれた記録メディアIDは、暗号化回路306に供給さ
れる。
【0047】また、EEPROM307には、各ビデオ
記録再生装置毎に異なる情報の例として、装置毎にユニ
ークな、暗号化のための鍵情報(以下、デバイス鍵とい
う)Kdが記憶されており、このEEPROM307か
らのデバイス鍵Kdが暗号化回路306に供給される。
【0048】EEPROM307に記憶されるデバイス
鍵Kdとしては、番号情報等を用いることができるが、
ビデオ記録再生装置のそれぞれ毎に付与されている製造
番号などの装置ID(装置の識別子)とは異なるものが
付与されるのが好ましい。
【0049】暗号化回路306では、メディアID入力
レジスタ305からの記録メディアIDを、EEPRO
M307からのデバイス鍵Kdを暗号化鍵として暗号化
する処理をする。なお、この暗号化処理において、例え
ば、記録メディアIDを、暗号化鍵として、デバイス鍵
Kdを暗号化するようにしてもよい。
【0050】この暗号化回路306からの暗号化情報I
Dmeは、スクランブル回路301およびデスクランブ
ル回路302に、そのスクランブル処理およびデスクラ
ンブル処理の鍵情報として供給される。
【0051】以上のような構成なスクランブル/デスク
ランブル部30では、光ディスク3へのコンテンツ情報
の記録に際しては、制御部20からの切換制御信号によ
りスイッチ回路303および304がスクランブル回路
301側に切り換えられる。そして、スクランブル回路
301においては、暗号化回路306からの記録メディ
アIDおよびデバイス鍵Kdに基づく暗号化情報IDm
eをスクランブル鍵として、記録データをスクランブル
処理する。スクランブル処理された記録データは、光デ
ィスクドライブ40に装填されている光ディスク3に記
録される。
【0052】また、光ディスク3からの読み出し時に
は、スクランブル/デスクランブル部30では、制御部
20からの切換制御信号によりスイッチ回路303およ
び304はデスクランブル回路302側に切り換えられ
る。デスクランブル回路302は、光ディスク3から読
み出されたスクランブル処理されているコンテンツ情報
を、暗号化回路306からの記録メディアIDおよびデ
バイス鍵Kdに基づく暗号化情報IDmeをデスクラン
ブル鍵として、デスクランブル処理する。
【0053】そして、この第1の実施の形態の場合に
は、制御部20は、そのデスクランブル処理されたコン
テンツ情報を、システムバス24を通じてMPEG2デ
コード部14に供給し、圧縮されていた映像・音声デー
タを伸長復号し、ビデオスイッチャ15を通じてテレビ
モニター2に供給して、再生するようにする。
【0054】次に、以上のような構成のビデオ記録再生
装置1の動作を順を追って説明する。
【0055】《選局動作(チャンネルの選択)》ユーザ
が、リモコン送信機4あるいはキー操作部60の電源ス
イッチによりビデオ記録再生装置1の電源を入れると、
その操作信号をリモコン受信部50あるいはキー操作部
60から受け取った制御部20は、ビデオ記録再生装置
1の各所を初期化した後、前回電源が切れたときに視聴
していた放送チャンネルをチューナ部12に指定すると
共に、ビデオスイッチャ15の入力をチューナ部12の
出力に切り換える。
【0056】チューナ部12はアンテナ端子11から入
力される放送信号から指定された放送チャンネルを選び
出して復調する。チューナ部12から出力された映像・
音声信号は、ビデオスイッチャ15を経て出力端子17
に到達し、テレビモニター2により、映像・音声が再生
されて、ユーザに供される。
【0057】ユーザが、リモコン送信機4あるいはキー
操作部60を操作して選局チャンネルを変更すると、リ
モコン受信部50からその操作信号を受け取った制御部
20は、ユーザの指示に従って選局チャンネルを変更
し、チューナ部12にチャンネルの変更を指示する。指
示を受け取ったチューナ部12は選局チャンネルを変更
する。変更されたチャンネルから復調された映像・音声
信号は、チューナ部12からビデオスイッチャ15、出
力端子17を経て、テレビモニター2に供給されて、映
像・音声としてユーザに供される。
【0058】このとき、設定によっては、制御部20
は、ユーザが指定したチャンネル番号あるいは識別名等
をOSD部16に知らせると共に、ビデオスイッチャ1
5にOSD部16からの出力をチューナ部12からの出
力に混合して出力するように指示する。OSD部16で
は、入力された信号を映像信号に変換し、ビデオスイッ
チャ15に出力する。ビデオスイッチャ15は、チュー
ナ部12から入力された映像信号に、OSD部16から
の映像信号を混合して出力する。
【0059】《光ディスク装填時の処理(図3)》図3
は、光ディスクドライブ40に光ディスク3が装填され
たときの処理動作を説明するためのフローチャートであ
る。この処理動作は、制御部20での処理を中心に説明
したものである。
【0060】光ディスクドライブ40に光ディスク3が
装填されると、光ディスクドライブ40は、その旨を制
御部20に通知するので、制御部20は、光ディスク3
が装填されたことを検知する(ステップS101)。
【0061】すると、制御部20は、光ディスクドライ
ブ40に光ディスク3の記録メディアIDの読み出しを
指示して、記録メディアIDを読み出す(ステップS1
02)。そして、読み出した記録メディアIDを、スク
ランブル/デスクランブル部30のメディアID入力レ
ジスタ305に書き込む(ステップS103)。
【0062】そして、キー操作部60を通じた次の操作
入力を待ち(ステップS104)、操作入力を検知する
と、その操作入力が録画指示であるか否か判別する(ス
テップS105)。そして、録画指示であると判別した
ときには、スクランブル/デスクランブル部30のスイ
ッチ回路303および304を、スクランブル回路30
1側に切り換え(ステップS106)、後述する録画処
理のルーチンを行う(ステップS107)。
【0063】したがって、後述する録画処理ルーチンで
は、スクランブル/デスクランブル部30では、スクラ
ンブル回路301が選択され、バス24を通じてスクラ
ンブル/デスクランブル部30に供給されるコンテンツ
情報(MPEG2ビットストリーム)は、暗号化情報I
Dmeをスクランブル鍵としてスクランブル処理された
後、光ディスクドライブ40に供給され、光ディスク3
に記録される。
【0064】ステップS105で操作入力が録画指示で
はないと判別したときには、再生指示であるか否か判別
する(ステップS108)。そして、再生指示であると
判別したときには、スクランブル/デスクランブル部3
0のスイッチ回路303および304を、デスクランブ
ル回路302側に切り換え(ステップS109)、後述
する再生処理のルーチンを行う(ステップS110)。
【0065】したがって、後述する再生処理ルーチンで
は、スクランブル/デスクランブル部30では、デスク
ランブル回路302が選択され、光ディスク3から読み
出されたスクランブル処理されたコンテンツ情報が、ス
クランブル/デスクランブル部30に供給されて、暗号
化情報IDmeをデスクランブル鍵としてデスクランブ
ル処理される。そして、デスクランブル処理されたコン
テンツ情報(MPEG2ビットストリーム)は、バス2
4を通じてMPEG2デコード部14に供給され、映像
・音声信号にデコードされる。
【0066】ステップS108で再生指示ではないと判
別したときには、操作指示に応じたその他の処理のルー
チンを実行する(ステップS111)。
【0067】なお、この図3の処理は、録画指示や再生
指示があった後に行ってもよいが、装填時に上述の動作
を行っておくことで、録画指示や再生指示がなされてか
ら実際に録画開始あるいは再生開始となるまでの応答性
が良くなるものである。
【0068】《録画処理(放送信号の記録)(図4)》
次に、図3のステップS107の録画処理ルーチンにつ
いて説明する。この録画処理ルーチンは、この第1の実
施の形態では、受信した放送番組のコンテンツ情報を光
ディスク3に記録するときの動作となる。この動作につ
いて、図4のフローチャートを参照しながら説明する。
この図4の処理ルーチンは、録画ボタンが操作されたと
きにスタートする。この図4に示した処理ルーチンは、
制御部20が実行する処理の流れを示すものである。
【0069】まず、最初のステップS121では、受信
中の放送がアナログ放送であるか、デジタル放送である
かを判別する。そして、アナログ放送であった場合、リ
モコン受信部50またはキー操作部60からの録画の指
示を受け取った制御部20は、MPEG2エンコード部
13と光ディスクドライブ40に記録を指令する(ステ
ップS122)。
【0070】指令を受けたMPEG2エンコード部13
は、チューナ部12から入力される映像・音声信号をM
PEG2ビットストリームに符号化し、システムバス2
4を経由してスクランブル/デスクランブル部30に入
力する。このとき、スクランブル/デスクランブル部3
0では、スクランブル回路301が切り換え選択されて
いるので、前述したようにして、スクランブル処理され
たコンテンツ情報がスクランブル/デスクランブル部3
0から光ディスクドライブ40に入力される。光ディス
クドライブ40は、入力されたスクランブル処理された
コンテンツ情報を、光ディスク3に記録する。
【0071】このとき、制御部20は、OSD部16に
「録画中」を知らせる映像信号の発生を指示する(ステ
ップS123)。OSD部16で発生したユーザインタ
ーフェースのための映像信号は、ビデオスイッチャ15
において、チューナ部12からの映像信号に混合されて
出力される。ユーザは、この「録画中」の表示をテレビ
モニター2の画面で見ることにより、記録動作の実行中
を確認できる。
【0072】ステップS121で、受信中の放送がデジ
タル放送であると判別された場合には、リモコン受信部
50またはキー操作部60からの録画の指示を受け取っ
た制御部20は、チューナ部12と光ディスクドライブ
40に記録を指令する(ステップS126)。
【0073】指令を受けたチューナ部12は、入力され
た放送信号から抽出した選局中の映像・音声のMPEG
2ビットストリームを、データバス24を経由してスク
ランブル/デスクランブル部30に入力する。スクラン
ブル/デスクランブル部30は、前述と同様にして、M
PEG2ビットストリームをスクランブル処理して、光
ディスクドライブ40に入力する。光ディスクドライブ
40は入力されたスクランブル処理されたMPEG2ビ
ットストリームを記録する。
【0074】このとき、制御部20は、OSD部16に
「録画中」を知らせる信号の発生を指示する(ステップ
S127)。OSD部16で発生したユーザインターフ
ェースのためのビデオ信号は、ビデオスイッチャ15に
おいて、チューナ部12からのビデオ信号に混合されて
出力される。ユーザは、この「録画中」の表示をテレビ
モニター2の画面で見ることにより、記録動作の実行中
を確認できる。
【0075】そして、ユーザがリモコン送信機4または
キー操作部60の停止ボタンを押して、録画を終了させ
た場合には、ビデオ記録再生装置1は、次のような停止
動作を行う。
【0076】すなわち、受信中の放送がアナログ放送で
ある場合には、制御部20は、リモコン受信部50また
はキー操作部60からの録画停止の操作信号を受け取っ
てそれを認識すると(ステップS124)、MPEG2
エンコード部13に符号化の停止を指示する(ステップ
S125)。
【0077】また、受信中の放送がデジタル放送である
場合には、制御部20は、録画停止を認識すると(ステ
ップS128)、チューナ部12にビットストリームの
出力の停止を指示する(ステップS129)。
【0078】そして、ステップS125およびステップ
S129の処理と共に、制御部20は、光ディスクドラ
イブ40にビットストリームをすべて記録し終わってか
ら記録を終了するように指示する(ステップS13
0)。また、OSD部16に対して、「録画中」を知ら
せる映像信号の発生を停止することを指示する(ステッ
プS131)。
【0079】そして、制御部20は、記録されたコンテ
ンツの属性等の情報を、光ディスク3が採用している論
理フォーマット(例えばUDF+RTR)に従って変換
し、光ディスク3上に記録する(ステップS132)。
このとき、コンテンツには、識別名(コンテンツ識別
名)が付加される。後に、当該記録されたコンテンツに
読み出して再生するためにアクセスする際には、このコ
ンテンツ識別名が使われる。
【0080】コンテンツの属性等の情報は、放送聴取中
にEPGやデータ放送の形でチューナ部12に入力され
るので、制御部20は、チューナ部12からそのコンテ
ンツの属性等を取得して、必要に応じて、RAM23に
取り込んでいる。制御部20は、このRAM23に取り
込んであるコンテンツの属性等の情報を読み出して、光
ディスク3に記録するものである。
【0081】さらに、最後に、制御部20は、記録を行
った装置を認識するための装置IDを光ディスク3に記
録する(ステップS133)。装置IDは、図示を省略
したビデオ記録再生装置1の不揮発性メモリに記憶され
ており、その不揮発性メモリから読み出して、光ディス
ク3に記憶するようにする。なお、スクランブル/デス
クランブル部30のEEPROM307に、この装置I
Dも記憶しておき、必要に応じてバス24を介して制御
部20の指示で読み出すようにしても良い。以上で、録
画処理ルーチンは終了である。
【0082】なお、光ディスク3の記録メディアIDと
しては、制御部20が、付与したIDを用いることもで
きる。すなわち、その場合には、光ディスク3に対し
て、制御部20は、録画記録に先立ち、IDを付与し、
それを光ディスク3に書き込んでおく。そして、各コン
テンツのデータベースデータを作成する際には、その書
き込んであるIDを、その光ディスクの記録メディアI
Dとして使用するようにするものである。
【0083】《再生処理(図5)》以上のようにして、
光ディスク3に記録されたコンテンツ情報の再生動作
を、図5のフローチャートを参照して説明する。この再
生処理は、図3のステップS110の処理ステップに対
応する。
【0084】ユーザがリモコン送信機4またはキー操作
部60で再生ボタンを押したとすると、図5のフローチ
ャートがスタートする。リモコン受信部50またはキー
操作部60から再生の指示を受け取った制御部20は、
選択指定されているコンテンツを再生するための準備を
始める。
【0085】まず、制御部20は、光ディスクドライブ
40を操作して、光ディスク3から記録された装置の装
置IDを読み出す(ステップS141)。そして、その
読み出した装置IDと、自装置の装置IDとを比較し
て、コンテンツ情報が自装置で記録された光ディスクで
あるかどうかを判別する(ステップS142)。
【0086】自装置ではなく、他の装置で記録された光
ディスクであると判別されたときには、「他の装置で記
録されたものであるため、再生できない」旨のメッセー
ジをOSD部16を用いて、テレビモニター2の画面に
表示し(ステップS143)、この例では、再生処理を
終了する。
【0087】ステップS142で、自装置で記録された
光ディスクであると判別されたときには、制御部20
は、光ディスクドライブ40を操作して、光ディスク3
から、当該光ディスク3の採用している論理フォーマッ
ト(例えばUDF(Universal Disc F
ormat)+RTR)の情報を読み出す(ステップS
144)。そして、制御部20は、読み出した情報か
ら、選択指定されているコンテンツの「コンテンツ識別
子」を探し出し、光ディスク内での配置の情報を確認し
(ステップS145)、光ディスクドライブ40に対し
て該当コンテンツの出力を指示する(ステップS14
6)。
【0088】すると、光ディスクドライブ40によって
光ディスク3から読み出されたコンテンツ情報は、スク
ランブル/デスクランブル部30に供給される。このと
き、スクランブル/デスクランブル部30では、前述し
たように、デスクランブル回路302が切り換え選択さ
れているので、光ディスクドライブ40からのコンテン
ツ情報は、デスクランブル回路302において、記録メ
ディアIDおよびデバイス鍵Kdに基づく暗号化情報I
Dmeをデスクランブル鍵としてデスクランブル処理さ
れる。
【0089】この例では、デスクランブル回路302
は、図示は省略したが、スクランブル処理されているコ
ンテンツ情報が、正しくMPEG2ビットストリームに
デスクランブル処理されたか否かを判別する機能を備え
ており、その判別結果がシステムバス24を通じて制御
部20に伝えられる。制御部20は、デスクランブル回
路302からの判別結果によりデスクランブル処理が可
能であったか否かを認識する(ステップS147)。
【0090】ステップS147で、正しくデスクランブ
ル処理されなかったと認識したときには、記録メディア
IDおよび/またはデバイス鍵Kdが異なることによ
り、デスクランブル処理できなかったことを意味するの
で、不正なコピーである、あるいは記録を行った装置が
異なるために再生ができない旨のメッセージをOSD部
16を用いてテレビモニター2に表示させ(ステップS
148)、この再生処理ルーチンを終了する。
【0091】一方、ステップS147で、正しくデスク
ランブル処理されたと認識したときには、制御部20
は、光ディスクドライブ40から出力されたデスクラン
ブル処理された該当コンテンツのMPEG2ビットスト
リームを、バス24を経由してMPEG2デコード部1
4に入力するように制御する(ステップS149)。M
PEG2デコード部14では、入力されたMPEG2ビ
ットストリームをデコードして映像・音声信号を復号
し、ビデオスイッチャ15に入力する。
【0092】同時に、制御部20は、OSD部16に、
「再生中」であること、および再生中のコンテンツ名な
どを知らせる信号の発生を指示すると共に、ビデオスイ
ッチャ15に、OSD部16の出力を復調された映像信
号に混合するように指示する(ステップS150)。し
たがって、OSD部16で発生した映像信号は、ビデオ
スイッチャ15によりMPEG2デコード部14からの
ビデオ信号と混合され、出力端子17を経てテレビモニ
ター2に供給され、ユーザに供される。
【0093】そして、ユーザがリモコン送信機4または
キー操作部60で停止ボタンを押すと、それがステップ
S151で判別され、光ディスクからのコンテンツの読
み出しを停止する指示をすると共に、OSD部16から
の「再生中」の信号の発生を停止させる指示を行なう
(ステップS152)。そして、MPEG2デコード部
14のデコードを停止し(ステップS153)、ビデオ
スイッチャ15にチューナ部12からの信号を出力する
ように指示し(ステップS154)、上述した再生の動
作を終了する。
【0094】以上のようにして、上述の第1の実施の形
態によれば、コンテンツの記録が行われた装置でのみ、
再生が可能となる。すなわち、ビデオ記録再生装置1で
コンテンツ情報が記録された光ディスク3を、ビデオ記
録再生装置1以外の他の装置に装填して前記コンテンツ
情報の再生を行おうとすると、当該他の装置のEEPR
OM307が出力するデバイス鍵Kdは、ビデオ記録再
生装置1のデバイス鍵Kdとは異なるので、スクランブ
ル鍵が異なることになり、デスクランブル処理ができ
ず、再生不可となる。
【0095】また、この場合に、いわゆるデッドコピー
して他の記録メディアに複製記録したときには、記録メ
ディアが異なるためスクランブル鍵が異なることにな
り、デスクランブル処理ができないので、再生不可とな
って、不正にコピーされたコンテンツの再生を禁止する
ことができる。
【0096】また、光ディスクに記録された記録装置の
装置IDが、不正に改ざんされていた場合でも、この第
1の実施の形態によれば、デバイス鍵Kdが異なればス
クランブル鍵が異なることになり、デスクランブル処理
ができないので、再生不可となって、不正な改ざんに対
する保護が強化されるものである。
【0097】[第1の実施の形態の変形例]なお、図5
のフローチャートでは、デスクランブルできなかったこ
とを、デスクランブル回路302で検知するようにした
が、MPEG2デコード部14で、その入力データがM
PEG2ストリームでないことを検出して、デスクラン
ブルされていないことを検出するようにしてもよい。ま
た、MPEG2デコード部14で、その入力データから
映像・音声信号をデコードできなかったときに、デスク
ランブルされていないことを検出するようにしてもよ
い。
【0098】なお、上述の実施の形態では、図2のEE
PROM307から出力される各ビデオ記録再生装置の
デバイス鍵Kdは、記録装置のデバイス鍵として見るこ
ともできるし、再生装置のデバイス鍵として見ることも
できる。記録装置のデバイス鍵として見たときには、再
生装置において特定の記録装置で記録されたコンテンツ
の再生のみを可能にすることを意味し、また、再生装置
のデバイス鍵として見たときには、再生可能とする再生
装置を特定して記録装置においてコンテンツを記録する
ことを意味することになる。上述の記録再生装置のデバ
イス鍵は、それらの両方の意味を含むものとなる。
【0099】したがって、記録装置と再生装置とが別体
である場合を考えた場合には、記録装置は、自装置(記
録装置)のデバイス鍵と記録メディアIDとに基づいて
コンテンツ情報をスクランブルして記録する場合と、特
定の再生装置のデバイス鍵と記録メディアIDとに基づ
いてコンテンツ情報をスクランブルして記録する場合と
がある。すなわち、EEPROM307は、前者の場合
には、自装置についての装置毎に異なるユニークな情報
としてのデバイス鍵を出力し、また、後者の場合には、
再生を許可する再生装置についての装置毎に異なるユニ
ークなデバイス鍵を出力するものとなる。
【0100】特定の再生装置のデバイス鍵と記録メディ
アIDとに基づいてコンテンツ情報をスクランブルして
記録する場合に、記録装置が再生装置のデバイス鍵を取
得する方法としては、上述のように、予め再生を可能に
させる再生装置を特定しておき、そのデバイス鍵を記録
装置のEEPROM307に記憶しておく方法の他に、
記録時に、再生を可能にさせる再生装置とネットワーク
を通じて通信を行ない、その再生装置からデバイス鍵を
もらう方法がある。
【0101】前者の場合は、例えば、一つの記録装置に
対して特定の一つの再生装置を予めペアとして定め、そ
れらのペアにおいては、デバイス鍵を共通にする方法と
なる。また、後者の場合には、ペアとなる再生装置は、
特定せずに、記録時に選択することが可能になる。
【0102】以上の記録再生装置、記録装置、再生装置
とデバイス鍵についての関係は、後述する他の実施の形
態においても、同様に適用可能なものである。
【0103】[第2の実施の形態]この第2の実施の形
態では、図1に示したビデオ記録再生装置1の構成は、
同一であるが、スクランブル/デスクランブル部30で
のスクランブル処理の仕方が異なるものである。
【0104】この第2の実施の形態の場合のスクランブ
ル/デスクランブル部30の構成例を図6に示す。な
お、この図6において、図2のスクランブル/デスクラ
ンブル部と同一部分には、同一番号を付してある。
【0105】この第2の実施の形態においては、図2の
各部301〜307に加えて、タイトル鍵入力レジスタ
308と、暗号化回路309と、暗号化タイトル鍵出力
レジスタ310と、暗号化タイトル鍵入力レジスタ31
1と、暗号復号化回路312を設ける。
【0106】タイトル鍵入力レジスタ308および暗号
化タイトル鍵入力レジスタ311には、メディアID入
力レジスタ305と同様に、バス24を介して制御部2
0からデータを書き込むことができるように構成されて
いる。また、暗号化タイトル鍵出力レジスタ310から
は、スクランブル/デスクランブル部30の内部で後述
のようにして生成されて書き込まれたデータを、制御部
20が読み出すことができるように構成されている。
【0107】タイトル鍵入力レジスタ308には、制御
部20により、コンテンツ情報の記録の度に異なるタイ
トル鍵Ktが書き込まれる。すなわち、各回の記録の都
度、異なるタイトル鍵Ktが書き込まれる。このタイト
ル鍵Ktは、制御部20が発生する。制御部20は、例
えば乱数発生ルーチンにより、このタイトル鍵Ktを発
生する。
【0108】そして、この第2の実施の形態において
は、このタイトル鍵入力レジスタ308に書き込まれた
タイトル鍵Ktが、スクランブル回路301に、そのス
クランブル鍵として供給される。したがって、第2の実
施の形態では、スクランブル回路301では、コンテン
ツ情報(MPEG2ビットストリーム)は、タイトル鍵
Ktをスクランブル鍵としてスクランブル処理される。
【0109】タイトル鍵入力レジスタ308からのタイ
トル鍵Ktは、また、暗号化回路309に供給される。
そして、暗号化回路306からの記録メディアIDおよ
びデバイス鍵Kdに基づく暗号化情報IDmeが、暗号
化回路309に供給され、この暗号化情報IDmeを暗
号化鍵として、タイトル鍵Ktが暗号化される。そし
て、その暗号化されたタイトル鍵Kteが、暗号化タイ
トル鍵出力レジスタ310に書き込まれる。
【0110】この例においても、暗号化回路306で
は、記録メディアIDを暗号化鍵としてデバイス鍵Kd
を暗号化しても、勿論よい。後述の実施の形態において
も同様である。
【0111】暗号化タイトル鍵出力レジスタ310に書
き込まれた暗号化タイトル鍵Kteは、制御部20によ
り読み出されて、光ディスクドライブ40に送られ、光
ディスク3に記録されたスクランブル処理されているコ
ンテンツ情報と関連付けられた状態で記録される。
【0112】また、暗号化タイトル鍵入力レジスタ31
1には、制御部20により、光ディスク3から読み出さ
れた暗号化タイトル鍵Kte’が書き込まれる。そし
て、この暗号化タイトル鍵入力レジスタ311の暗号化
タイトル鍵Kte’は、暗号復号化回路312に供給さ
れる。
【0113】この暗号復号化回路312には、また、暗
号化回路306からの記録メディアIDおよびデバイス
鍵Kdに基づく暗号化情報IDmeが供給されて、暗号
復号化処理がなされる。したがって、暗号化タイトル鍵
入力レジスタ311からの暗号化タイトル鍵Kte’
が、当該装置で生成され、かつ、暗号化タイトル鍵出力
レジスタ310から出力されたものであれば、暗号復号
化回路312からは、復号されたタイトル鍵Kt’が得
られる。
【0114】この暗号復号化回路312からの復号され
たタイトル鍵Kt’は、デスクランブル回路302に供
給される。デスクランブル回路302では、この復号さ
れたタイトル鍵Kt’をデスクランブル鍵としてデスク
ランブル処理を行う。
【0115】《録画処理(放送信号の記録)(図7)》
以上のような構成の第2の実施の形態の場合のスクラン
ブル/デスクランブル部30を備えるビデオ記録再生装
置における録画動作について、図7のフローチャートを
参照して、説明する。なお、この録画処理に先立つ、放
送信号の受信選局および光ディスク装填時の処理は、第
1の実施の形態の場合と全く同様であるので、その説明
は省略する。
【0116】この第2の実施の形態の場合の録画処理に
おいては、まず、制御部20は、乱数を用いてタイトル
鍵Ktを発生し、発生したタイトル鍵Ktをタイトル鍵
入力レジスタ308に書き込む(ステップS161)。
すると、このタイトル鍵入力レジスタ308のタイトル
鍵Ktは、スクランブル回路301に供給されると共
に、暗号化回路309で暗号化回路306からの暗号化
情報IDmeを暗号化鍵として暗号化された後、暗号化
タイトル鍵出力レジスタ310に書き込まれる(ステッ
プS162)。
【0117】その後は、図4で説明した第1の実施の形
態の場合と同様に、ステップS121〜ステップS13
3までの動作を行って、タイトル鍵Ktをスクランブル
鍵としてスクランブル処理されたコンテンツ情報を光デ
ィスク3に記録する。そして、ステップS133の装置
IDの光ディスク3への記録に続いて、この第2の実施
の形態では、暗号化タイトル鍵出力レジスタ310にス
トアされている暗号化タイトル鍵Kteを読み出して、
光ディスク3に、記録されたコンテンツ情報と関連付け
て記録する(ステップS163)。
【0118】《再生処理(図8)》以上のようにして記
録される第2の実施の形態の場合におけるコンテンツ情
報の再生動作を、図8のフローチャートを参照して説明
する。この図8の再生処理ルーチンは、前述の第1の実
施の形態の図5の再生処理ルーチンにおいて、ステップ
S145とステップS146との間にステップS171
が加入されるだけで、その他は、図5の再生処理ルーチ
ンと全く同様である。
【0119】すなわち、この第2の実施の形態では、制
御部20は、ステップS145において、光ディスク3
から読み出した情報から、選択指定されているコンテン
ツの「コンテンツ識別子」を探し出し、光ディスク内で
の配置の情報を確認したのち、ステップS171におい
て、そのコンテンツに関連付けて記録されている暗号化
タイトル鍵Kte’を光ディスク3から読み出し、スク
ランブル/デスクランブル部30の暗号化タイトル鍵入
力レジスタ311に書き込む。その後、制御部30は、
ステップS146で、光ディスク3からの該当コンテン
ツの読み出し指示を光ディスクドライブ40に与える。
【0120】すると、このとき、図6において、スクラ
ンブル/デスクランブル部30では、デスクランブル回
路302が切り換え選択されていると共に、暗号化タイ
トル鍵入力レジスタ311に書き込まれた暗号化タイト
ル鍵Kte’が暗号復号化回路312に供給されて、暗
号化回路306からの記録メディアIDおよびデバイス
鍵Kdに基づく暗号化情報IDmeを復号化鍵として復
号処理される。
【0121】この復号処理の結果、正しくタイトル鍵K
tが復号された場合には、デスクランブル回路302に
おいて、正しくデスクランブル処理されて、MPEG2
ビットストリームが得られ、ステップS149以下が実
行されて、コンテンツ情報の再生が正しく行われる。
【0122】暗号復号化部312で正しくタイトル鍵K
tが復号できなかったときには、デスクランブル処理が
正しく行われず、このため、MPEG2デコード部14
では、正しく映像・音声信号のデコードが行われない。
そして、この場合には、記録メディアIDおよび/また
はデバイス鍵Kdが異なる、あるいはタイトル鍵Ktが
異なることにより、デスクランブル処理できなかったこ
とを意味するので、ステップS148において、不正な
コピーである、あるいは記録を行った装置が異なるため
に再生ができない旨のメッセージをOSD部16を用い
てテレビモニター2に表示させ、この再生処理ルーチン
を終了する。
【0123】以上のようにして、この第2の実施の形態
においても、前述の第1の実施の形態と同様に、コンテ
ンツの記録が行われた装置でのみ、再生が可能となる。
【0124】そして、いわゆるデッドコピーして他の記
録メディアに複製記録したときには、記録メディアが異
なるため、スクランブル鍵であるタイトル鍵の暗号化が
解除できず、デスクランブル処理ができないので、再生
不可となって、不正にコピーされたコンテンツの再生を
禁止することができる。
【0125】また、光ディスクに記録された記録装置の
装置IDが、不正に改ざんされていた場合でも、この第
2の実施の形態によれば、デバイス鍵Kdが異なればス
クランブル鍵であるタイトル鍵Ktを復号できず、デス
クランブル処理ができないので、再生不可となって、不
正な改ざんに対する保護が強化されるものである。
【0126】さらに、タイトル鍵Ktも、制御部20で
ランダムに発生させたものであるので、不正な改ざんに
対する防御が強くなっている。
【0127】《第2の実施の形態における暗号化、復号
化の仕組みの説明》図9は、以上説明した第2の実施の
形態におけるタイトル鍵Ktの暗号化および復号化の仕
組みを模式的に表したものである。中央は光ディスク3
に記録された情報を表わし、左側は符号化動作、右側は
復号化動作を表わしている。
【0128】前述したように、光ディスク3には予め記
録メディアID(1004)がデータとして記録されて
いる。
【0129】符号化の際は、次のような作業が行われ
る。タイトル鍵Kt(1002)が乱数等により発生さ
れる。コンテンツ(1003)は、スクランブル回路3
01で、タイトル鍵Kt(1002)をスクランブル鍵
としてスクランブル処理され、スクランブルドコンテン
ツ(1007)として、光ディスク3に記録される。
【0130】また、記録メディアID(1004)が光
ディスク3から読み出され、暗号化回路306でデバイ
ス鍵Kd(1001)によって暗号化され、これを暗号
化鍵として暗号化回路309でタイトル鍵Kt(100
2)が暗号化され、暗号化タイトル鍵Kte(100
6)として、光ディスク3に記録される。これと共に、
装置ID(1005)が光ディスク3に記録される。
【0131】復号化の際は、次のような作業が行われ
る。記録メディアID(1004)が光ディスク3から
読み出され、暗号化回路306でデバイス鍵Kd(10
08)により暗号化され、これをスクランブル鍵として
光ディスク3から読み出された暗号化タイトル鍵Kte
(1006)が暗号復号化回路312で復号され、タイ
トル鍵Ktとされる。
【0132】光ディスク3から読み出されたスクランブ
ルドコンテンツ(1007)は、この復号されたタイト
ル鍵Ktで、デスクランブル回路302でデスクランブ
ル処理され、元のMPEG2ビットストリームに復元さ
れる。
【0133】[第3の実施の形態]第1および第2の実
施の形態のビデオ記録再生装置では、自装置で記録した
光ディスクのみ再生を可能にしたが、この第3の実施の
形態では、相互認証が取れるビデオ記録再生装置同志で
は、互いに、相手機が記録した光ディスクからの再生を
可能にするようにして、再生可能装置の範囲を拡大して
いる。
【0134】《ビデオ記録再生装置の構成例》図10
は、この第3の実施の形態の場合のビデオ記録再生装置
5の構成例を示すものである。このビデオ記録再生装置
5は、第1の実施の形態のビデオ記録再生装置1とは、
通信インターフェース70がシステムバス24に接続さ
れて設けられている点と、スクランブル/デスクランブ
ル部30の内部構成が異なる点とが違うだけで、他の構
成は、同様である。
【0135】図10に示すように、通信インターフェー
ス70は、ネットワークを通じて他のビデオ記録再生装
置6に接続される。他のビデオ記録再生装置6も、ビデ
オ記録再生装置5と全く同一の構成を有するものであ
る。
【0136】この場合、ビデオ記録再生装置5と他のビ
デオ記録再生装置6とを接続するネットワークとして
は、例えばIEEE(The Institute o
f Electrical and Electron
ics Engineers,Inc.)1394規格
のシリアルバスなどを用いることができる。
【0137】また、この第3の実施の形態のビデオ記録
再生装置5のスクランブル/デスクランブル部30は、
図11に示すような構成とされている。この第3の実施
の形態のスクランブル/デスクランブル部30でのスク
ランブル処理/デスクランブル処理は、第2の実施の形
態と同様のものであるが、この第3の実施の形態では、
他のビデオ記録再生装置6との間で暗号化情報IDme
の送受を行うためのIDme出力レジスタ313および
IDme入力レジスタ314と、スイッチ回路315と
が、図6に示した第2の実施の形態のスクランブル/デ
スクランブル部30に追加されて設けられている。その
他の構成要素は、前述の第2の実施の形態と全く同一で
ある。
【0138】IDme出力レジスタ313には、暗号化
回路306からの記録メディアIDおよびEEPROM
307からのデバイス鍵Kdに基づく暗号化情報IDm
eが書き込まれる。そして、このIDme出力レジスタ
313に書き込まれた暗号化情報IDmeは、制御部2
0により読み出されて、バス24および通信インターフ
ェース70を通じて外部に送信することができるように
構成されている。
【0139】IDme入力レジスタ314には、通信イ
ンターフェース70で受信した他の装置からの暗号化情
報IDmeをバス24を通じて制御部20が書き込むこ
とができるように構成されている。
【0140】スイッチ回路315は、暗号化回路309
および暗号復号化回路312に供給する暗号化情報ID
meとして、暗号化回路306からの暗号化情報IDm
eを選択するのか、IDme入力レジスタからの暗号化
情報IDmeを選択するかを切り換えるものである。こ
のスイッチ回路315は、バス24を通じた制御部20
からの切り換え制御信号により切り換えられ、制御部2
0で他の記録再生装置6で記録された光ディスクを再生
すると判断されたときには、IDme入力レジスタ31
4側に切り換えられ、その他のときには、暗号化回路3
06側に切り換えられる。
【0141】《他の記録再生装置で記録された光ディス
クの再生(図12)》上記の図11の構成を備えるスク
ランブル/デスクランブル部30を具備するビデオ記録
再生装置5における再生処理動作を、図12のフローチ
ャートを参照して説明する。この処理動作は、制御部2
0での処理を中心に説明したものである。なお、この図
12の例の場合には、光ディスクドライブ40に光ディ
スク3が装填されていて、再生ボタンが押されたとき
に、図12の処理ルーチンが開始するものとしている。
【0142】まず、制御部20は、光ディスクドライブ
40に対して、光ディスク3に記録されている装置ID
の読み出しを指示して、装置IDを読み出す(ステップ
S181)。そして、読み出した装置IDと、自装置の
装置IDとを比較し、一致強いているかどうかにより、
再生対象の光ディスクが自装置で記録したものであるか
どうか判別する(ステップS182)。
【0143】装置IDが一致しているときには、光ディ
スク3から記録メディアIDを読み出して、それを、ス
クランブル/デスクランブル部30のメディアID入力
レジスタ305に書き込み(ステップS183)、スイ
ッチ回路303および304をデスクランブル回路30
2側に切り換える(ステップS184)。そして、図8
を用いて前述したようにして、再生処理を実行する(ス
テップS185)。
【0144】装置IDが一致しなかった場合には、通信
インターフェース70を制御して、読み出した装置ID
に一致する他のビデオ記録再生装置を検索する(ステッ
プS186)。
【0145】この場合に、詳細は割愛するが、通信イン
ターフェース70および制御部20は、ネットワークに
接続されている装置からネットワークに送出されるID
(ネットワークのID)を監視して装置IDが一致する
ビデオ記録再生装置を検索する。この場合、装置IDと
ネットワークのIDを変換するテーブルが、インターフ
ェース回路70に構築されているとする。あるいは、ネ
ットワークのIDがそのまま装置IDとして記録されて
いるとすることもできる。ここでは、コンテンツは、他
のビデオ記録再生装置6で記録されたものであるとして
検知されたとする。
【0146】こうして、ステップS186で光ディスク
から読み出された装置IDと一致する装置IDを備える
記録再生装置6が検出されると、相互認証(オーセンテ
ィケーション)のプロセスを実行する(ステップS18
7)。この相互認証のプロセスについては、後で詳述す
る。
【0147】次に、この相互認証のプロセスを行った結
果、認証が取れかた否かを判別する(ステップS18
8)。認証がとれなかったときには、OSD部16を用
いて、「他装置との相互認証が不可であったため、再生
できない」旨のメッセージをテレビモニター2に表示し
て、ユーザに報知し(ステップS189)、再生処理を
終了する。
【0148】一方、ステップS187での相互認証のプ
ロセスの結果、認証が取れたと判別したときには、ビデ
オ記録再生装置5の制御部20は、光ディスク3から読
み込んだ記録メディアIDを、通信インターフェース7
0を通じて、他のビデオ記録再生装置6に送る(ステッ
プS190)。
【0149】当該他のビデオ記録再生装置6では、その
制御部20が送られてきた記録メディアIDをスクラン
ブル/デスクランブル部30のメディアID入力レジス
タ305に書き込む。すると、暗号化回路306で、そ
のメディアID入力レジスタ305の記録メディアID
が、EEPROM307からのビデオ記録再生装置6の
デバイス鍵Kdで暗号化処理される。そして、暗号化回
路306からの、その暗号化情報IDmeがIDme出
力レジスタ313に書き込まれる。
【0150】さらに、他のビデオ記録再生装置6では、
そのIDme出力レジスタ313から暗号化情報IDm
eを読み出し、通信インターフェース70を通じて、ビ
デオ記録再生装置5に送り返す。
【0151】ビデオ記録再生装置5の制御部20は、こ
の送り返されてきた暗号化情報IDmeを通信インター
フェース70を通じて受け取り、スクランブル/デスク
ランブル部30のIDme入力レジスタ314に書き込
む。そして、スイッチ回路315を、IDme入力レジ
スタ314側に切り換える(ステップS191)。
【0152】さらに、ビデオ記録再生装置5の制御部2
0は、スクランブル/デスクランブル部30のスイッチ
回路303および304をデスクランブル回路302側
に切り換え(ステップS192)、図8に示したのと同
様にして、再生処理ルーチンに移行する(ステップS1
93)。
【0153】そして、この再生処理ルーチンでは、ID
me入力レジスタ314からの暗号化情報IDmeによ
り暗号復号化回路312において、暗号化タイトル鍵K
te’の復号が行われるので、デバイス鍵が一致し、復
号が可能になる。このため、他のビデオ記録再生装置で
記録されたコンテンツであるにもかかわらず、デスクラ
ンブル回路302でのデスクランブル処理が可能にな
り、映像・音声の再生が可能となる。
【0154】《相互認証動作(図13)》図12のステ
ップS187における相互認証のプロセスについて、図
13を参照して説明する。
【0155】まず、ビデオ記録再生装置5が、第1セッ
ション鍵Ks1を、乱数を用いて発生する。そして、ビ
デオ記録再生装置5では、このセッション鍵Ks1を、
認証鍵Kauを暗号化鍵にして暗号化して、第1暗号化
第1セッション鍵Ks1eを得る。そして、この暗号化
セッション鍵Ks1eを、他のビデオ記録再生装置6に
送信すると共に、もう一回暗号化して、第2暗号化第1
セッション鍵Ks1eeを作成する。
【0156】一方、他のビデオ記録再生装置6で受信さ
れた第1暗号化第1セッション鍵Ks1eは、認証鍵
(Kau)で暗号化されて、第2暗号化第1セッション
鍵Ks1ee’とされ、ビデオ記録再生装置5に送り返
される。
【0157】ビデオ記録再生装置5では、受信したビデ
オ記録再生装置6で作成された第2暗号化第1セッショ
ン鍵Ks1ee’と、自身で作成した第2暗号化第1セ
ッション鍵Ks1eeとを比較する。そして、両者が同
一であるときに、ビデオ記録再生装置5は、ビデオ記録
再生装置6を正当なものであるとみなす。
【0158】次に、今度は、逆に、他のビデオ記録再生
装置6が第2セッション鍵Ks2を乱数を用いて発生す
る。そして、ビデオ記録再生装置6では、この第2セッ
ション鍵Ks2を、認証鍵Kauを暗号化鍵にして暗号
化し、第1暗号化第2セッション鍵Ks2eを生成し、
ビデオ記録再生装置5に送信すると共に、もう一回暗号
化して、第2暗号化第2セッション鍵Ks2eeを作成
する。
【0159】ビデオ記録再生装置5で受信された第1暗
号化第2セッション鍵Ks2eは、認証鍵Kauで暗号
化されて、第2暗号化第2セッション鍵Ks2ee’と
され、ビデオ記録再生装置6に送り返される。
【0160】ビデオ記録再生装置6では、自身で作成し
た第2暗号化第2セッション鍵Ks2eeと、ビデオ記
録再生装置5で作成された第2暗号化第2セッション鍵
Ks2ee’とを比較する。両者が同一であるときに、
今度はビデオ記録再生装置6がビデオ記録再生装置5を
正当なものであるとみなすことができる。
【0161】このようにして双方向の認証が完了し、ビ
デオ記録再生装置5とビデオ記録再生装置6とは、特別
な信頼関係を結んだことになる。その後のビデオ記録再
生装置5とビデオ記録再生装置6との間の通信は、認証
鍵やセッション鍵等を使って安全に行われるが、詳細は
割愛する。
【0162】なお、ここではビデオ記録再生装置5とビ
デオ記録再生装置6とが、直接、相互認証を行ったが、
センターを用意し、ビデオ記録再生装置5とセンター、
およびビデオ記録装置6とセンターが、それぞれ独立に
相互認証を行い、センター経由でデータのやり取りを行
っても同様の動作が可能になることはいうまでもないこ
とである。
【0163】以上のようにして、この第3の実施の形態
のビデオ記録再生装置によれば、自装置で記録したコン
テンツのみでなく、自装置と相互認証の取れる他のビデ
オ記録再生装置であれば、当該他のビデオ記録再生装置
で記録されたコンテンツの再生が可能になる。
【0164】そして、この第3の実施の形態では、記録
メディアIDを他の記録再生装置に渡して、暗号化情報
IDmeを返してもらうという構成をとっているため、
相手装置に、自らのデバイス鍵を知らせるという危険を
犯さずに、相互再生を実現することができる。
【0165】《第3の実施の形態の変形例》なお、この
第3の実施の形態の考え方を、前述の第1の実施の形態
にも適用できることは容易に理解できよう。すなわち、
記録メディアIDを他の記録再生装置に送り、当該他の
記録再生装置から、デバイス鍵で暗号化された情報を取
得し、その取得した暗号化情報により、デスクランブル
処理を行うことにより、当該認証の取れた他の記録再生
装置で記録された光ディスクのコンテンツのデスクラン
ブルが可能となり、再生が可能となる。
【0166】また、第1の実施の形態の変形例の項で説
明した再生装置と記録装置が別個の場合にペアを構成す
る例においても、上述のような相互認証を行うことを条
件にするようにしても良い。
【0167】つまり、この第3の実施の形態の考え方
を、記録再生装置同志ではなく、記録装置と再生装置と
が別体になっているものに応用することもできる。すな
わち、その場合は、第3の実施の形態の記録再生装置5
を再生装置と考え、一方、他の記録再生装置6を記録装
置と考えるものである。その場合には、スクランブル/
デスクランブル部30の構成としては、再生装置の場合
には、デスクランブル回路のみが存在し、記録装置に
は、スクランブル回路のみが存在することになる。な
お、その場合、他の装置6としては、記録装置ではな
く、記録再生装置であっても良い。
【0168】さらに発展させると、記録装置での記録時
に再生装置と相互認証を取り、再生装置に記録装置に装
填されている記録メディアの記録メディアIDを送り、
当該再生装置からタイトル鍵を暗号化するための暗号化
情報IDmeを返してもらうことにより、予め再生を行
う装置を記録時に特定した記録を行うことができる。そ
の場合には、記録時の認証のみが必要であって、再生時
には、相互認証を行う必要がなくなる。
【0169】[第4の実施の形態(情報記録管理装置の
実施の形態)]第4の実施の形態は、放送番組を受信、
視聴することができると共に、受信した放送番組を複数
個の記録メディアに記録して、ライブラリーを構築する
ことができ、使用者の指示により、そのライブラリーの
中から、適宜、選択して再生することができるようにし
た場合である。
【0170】そして、この第4の実施の形態の場合、記
録メディアとしては、装置に対して着脱不能な記録メデ
ィア(以下、固定式記憶メディアという)と、装置に対
して着脱可能な記録メディア(以下、着脱式記憶メディ
アという)との2種類の記録メディアを用いる。そし
て、固定式記録メディアの例としては、装置が内蔵する
内蔵記憶装置の例としてハードディスク装置を用い、着
脱式記録メディアの例としては、この例では、例えばD
VD−RAMなどの光ディスクを用いるものである。
【0171】《情報記録管理装置の構成例(図14)》
図14は、この第4の実施の形態の情報記録管理装置と
してのビデオ記録再生装置7の構成を示すブロック図で
ある。この図14に示すビデオ記録再生装置7は、前述
の実施の形態と同様に、テレビ放送等により供給される
ビデオ信号を、圧縮された状態、この例では、MPEG
2のビットストリームの状態で記録メディアに記録する
ものであるが、記録メディアとしてハードディスクに記
録する場合には、MPEG2のビットストリームのまま
で記録し、光ディスクに記録する場合には、MPEG2
のビットストリームを前述の実施の形態と同様にスクラ
ンブル処理して記録する。
【0172】そして、記録したコンテンツ情報に関する
情報を、ライブラリーデータベースとして、データベー
ス用メモリに記憶するものである。また、ビデオ記録再
生装置7は、データベース用メモリに記憶されたライブ
ラリーデータベースのデータを、テレビモニター画面に
表示することにより、ユーザに、再生して視聴するコン
テンツを選択させ、選択されたコンテンツを光ディスク
あるいはハードディスクから読み出して、MPEG2デ
コーダによりビデオ信号に復号し、テレビモニター画面
に表示するようにするものである。
【0173】図14に示すように、この第4の実施の形
態のビデオ記録再生装置7においては、図1に示したビ
デオ記録再生装置1の構成の各要素に加えて、ハードデ
ィスク装置80と、データベース用メモリ90が、シス
テムバス24に接続されて設けられている。また、通信
インターフェース100がシステムバス24に接続され
て設けられ、ネットワークを通じて、ビデオ記録再生装
置7と全く同じ構成の他のビデオ記録再生装置8と接続
されている。
【0174】その他は、図1の装置1または図10の装
置5の構成と同様である。ただし、この第4の実施の形
態では、スクランブル/デスクランブル部30は、図6
に示した第2の実施の形態の場合と同一の構成とされて
いるものである。
【0175】なお、この図14のビデオ記録装置の構成
例では、固定式記憶メディアとしてハードディスク装
置、着脱式記憶メディアとして光ディスクを例に説明し
ているが、その組み合わせに必然は無く、半導体メモリ
等を含めた任意の組み合わせが可能である。
【0176】次に、以上のような構成の第4の実施の形
態のビデオ記録再生装置7の動作を順を追って説明す
る。
【0177】《選局動作(チャンネルの選択)》この選
局動作(チャンネルの選択)については、第1の実施の
形態で図1を用いて説明した動作と全く同一であるの
で、その説明は省略する。
【0178】《放送信号の記録》次に、受信した放送番
組のコンテンツ情報を記録メディアに記録するときの動
作について、図15および図16のフローチャートを参
照しながら説明する。図15およびその続きである図1
6の処理ルーチンは、録画ボタンが操作されたときにス
タートする。この図15および図16に示した処理ルー
チンは、制御部20が実行する処理の流れを示すもので
ある。
【0179】この実施の形態では、ユーザは、録画ボタ
ンを操作する前に、ハードディスク装置80のハードデ
ィスクに記録するのか、光ディスクドライブ40に装填
される光ディスク3に記録するのかの記録メディアの種
類の選択を行なうことができる。この選択動作は、OS
D部16を使ったユーザインターフェースを用いて行う
ものであるが、ここでは、その詳細は省略する。
【0180】なお、この実施の形態においては、ユーザ
が、記録メディアの選択を行わずに、録画ボタンを操作
した場合には、デフォルトで記録メディアとしてハード
ディスク装置80が選択されたものとして記録を行うよ
うにしている。
【0181】図15に示すように、リモコン送信機4あ
るいはキー操作部60の録画ボタンが操作されたことを
識別すると、まず、記録メディアの種類の判別をする
(ステップS201)。そして、記録メディアの種類が
固定式記録メディアであって、ハードディスク装置80
が選択されたと判別したときには、図15のステップS
202以下の処理が行われる。
【0182】<ハードディスク装置への記録;図15>
ステップS202では、受信中の放送がアナログ放送で
あるか、デジタル放送であるかを判別する。そして、ア
ナログ放送であった場合、リモコン受信部50またはキ
ー操作部60からの録画の指示を受け取った制御部20
は、MPEG2エンコード部13とハードディスク装置
80に記録を指令する(ステップS203)。
【0183】指令を受けたMPEG2エンコード部13
は、チューナ部12から入力される映像・音声信号をM
PEG2ビットストリームに符号化し、システムバス2
4を経由してハードディスク装置80に入力する。ハー
ドディスク装置80は入力されたMPEG2ビットスト
リームをハードディスクに記録する。
【0184】このとき、制御部20は、OSD部16に
「録画中」を知らせる映像信号の発生を指示する(ステ
ップS204)。OSD部16で発生したユーザインタ
ーフェースのための映像信号は、ビデオスイッチャ15
において、チューナ部12からの映像信号に混合されて
出力される。ユーザは、この「録画中」の表示をテレビ
モニター2の画面で見ることにより、記録動作の実行中
を確認できる。
【0185】ステップS202で、受信中の放送がデジ
タル放送であると判別された場合には、リモコン受信部
50またはキー操作部60からの録画の指示を受け取っ
た制御部20は、チューナ部12とハードディスク装置
80に記録を指令する(ステップS207)。
【0186】指令を受けたチューナ部12は、入力され
た放送信号から抽出した選局中の映像・音声のMPEG
2ビットストリームを、バス24を経由してハードディ
スク装置80に入力する。ハードディスク装置80は入
力されたMPEG2ビットストリームをハードディスク
に記録する。
【0187】このとき、制御部20は、OSD部16に
「録画中」を知らせる信号の発生を指示する(ステップ
S208)。OSD部16で発生したユーザインターフ
ェースのためのビデオ信号は、ビデオスイッチャ15に
おいて、チューナ部12からのビデオ信号に混合されて
出力される。ユーザは、この「録画中」の表示をテレビ
モニター2の画面で見ることにより、記録動作の実行中
を確認できる。
【0188】そして、ユーザがリモコン送信機4または
キー操作部60の停止ボタンを押して、録画を終了させ
た場合には、ビデオ記録再生装置7は、次のような停止
動作を行う。
【0189】すなわち、受信中の放送がアナログ放送で
ある場合には、制御部20は、リモコン受信部50また
はキー操作部60からの録画停止の操作信号を受け取っ
てそれを認識すると(ステップS205)、MPEG2
エンコード部13に符号化の停止を指示する(ステップ
S206)。
【0190】また、受信中の放送がデジタル放送である
場合には、制御部20は、録画停止を認識すると(ステ
ップS209)、チューナ部12にビットストリームの
出力の停止を指示する(ステップS210)。
【0191】そして、ステップS206およびステップ
S210の処理と共に、制御部20は、ハードディスク
装置80にビットストリームをすべて記録し終わってか
ら記録を終了するように指示する(ステップS21
1)。また、OSD部16に対して、「録画中」を知ら
せる映像信号の発生を停止することを指示する(ステッ
プS212)。
【0192】そして、制御部20は、記録されたコンテ
ンツの属性等の情報を、ハードディスク装置80が採用
している論理フォーマット(例えばFAT(File
Allocation Table)32)に従って変
換し、ハードディスク装置80に記録する(ステップS
213)。このとき、コンテンツには、コンテンツ識別
名が付加される。後に、当該記録されたコンテンツを読
み出して再生するためにアクセスする際には、このコン
テンツ識別名が使用される。
【0193】コンテンツの属性等の情報は、放送聴取中
にEPGやデータ放送の形でチューナ部12に入力され
るので、制御部20は、チューナ部12からそのコンテ
ンツの属性等を取得して、必要に応じて、RAM23に
取り込んでいる。制御部20は、このRAM23に取り
込んであるコンテンツの属性等の情報を読み出して、ハ
ードディスク装置80に記録するものである。
【0194】ここで、この実施の形態において、コンテ
ンツの属性は、タイトル(コンテンツ名)、そのコンテ
ンツの放送チャンネル、コンテンツデータの長さ(時間
やデータ量)、符号化の状態(ビットレートや1サンプ
ル当たりのビット数等)、ジャンル(映画、ドラマ、ス
ポーツなど)等である。
【0195】最後に、記録したコンテンツの所在情報
と、コンテンツ属性の情報とを、データベース用メモリ
90に、コンテンツレコードとして格納する(ステップ
S214)。
【0196】ここで、この実施の形態において、コンテ
ンツの所在情報とは、当該コンテンツが、どの種類の、
どの記録メディアに記録されたかを示す情報であり、後
述もするように、当該コンテンツのコンテンツ識別名
と、固定式の記録メディアか着脱式の記録メディアかの
記録メディア種類と、記録メディアIDとからなる。コ
ンテンツデータベースのコンテンツレコードに関しては
後述する。
【0197】なお、この場合に、記録メディアIDは、
記録メディアとしてのハードディスク装置および光ディ
スクの各々を識別するための識別子である。ハードディ
スク装置の場合には、複数台のハードディスク装置を将
来的に内蔵して用いることも想定している。
【0198】このハードディスク装置の記録メディアI
Dとしては、各ハードディスク装置に記録されている装
置に固有の情報を用いることができる。これは、ハード
ディスク装置のハードディスクから読み出すことにより
取得することができ、それをデータベース用の記録メデ
ィアIDとして用いるようにするものである。
【0199】また、ハードディスク装置の記録メディア
IDとしては、制御部20が、付与したIDを用いるこ
ともできる。すなわち、その場合には、ハードディスク
装置80に対して、制御部20は、録画記録に先立ち、
IDを付与し、それをハードディスク装置80のハード
ディスクに書き込んでおく。そして、各コンテンツのデ
ータベースデータを作成する際には、その書き込んであ
るIDを読み出して、そのハードディスク装置の記録メ
ディアIDとして使用するようにするものである。
【0200】<光ディスクへの記録;図15および図1
6>ステップS201での判別の結果、記録メディアが
着脱式の光ディスク3であると判別したときには、制御
部20は、光ディスクドライブ40に光ディスク3の記
録メディアIDの読み出しを指示して、記録メディアI
Dを読み出す(ステップS215)。そして、読み出し
た記録メディアIDを、スクランブル/デスクランブル
部30のメディアID入力レジスタ305に書き込む
(ステップS216)。
【0201】そして、スクランブル/デスクランブル部
30のスイッチ回路303および304を、スクランブ
ル回路301側に切り換える(ステップS217)。そ
の後、図16のステップS220以降の処理を行なう。
【0202】ステップS220では、制御部20は、タ
イトル鍵Ktを発生し、発生したタイトル鍵Ktを、図
6に示したスクランブル/デスクランブル部30のタイ
トル鍵入力レジスタ308に書き込む。すると、このタ
イトル鍵入力レジスタ308のタイトル鍵Ktは、スク
ランブル回路301に供給されると共に、暗号化回路3
09で暗号化回路306からの暗号化情報IDmeを暗
号化鍵として暗号化された後、暗号化タイトル鍵出力レ
ジスタ310に書き込まれる。
【0203】次のステップS221では、受信中の放送
がアナログ放送であるか、デジタル放送であるかを判別
する。そして、アナログ放送であった場合、リモコン受
信部50またはキー操作部60からの録画の指示を受け
取った制御部20は、MPEG2エンコード部13と光
ディスクドライブ40に記録を指令する(ステップS2
22)。
【0204】指令を受けたMPEG2エンコード部13
は、チューナ部12から入力される映像・音声信号をM
PEG2ビットストリームに符号化し、システムバス2
4を経由して光ディスクドライブ40に入力する。光デ
ィスクドライブ40は入力されたMPEG2ビットスト
リームを、光ディスク3に記録する。
【0205】このとき、制御部20は、OSD部16に
「録画中」を知らせる映像信号の発生を指示する(ステ
ップS223)。OSD部16で発生したユーザインタ
ーフェースのための映像信号は、ビデオスイッチャ15
において、チューナ部12からの映像信号に混合されて
出力される。ユーザは、この「録画中」の表示をテレビ
モニター2の画面で見ることにより、記録動作の実行中
を確認できる。
【0206】ステップS221で、受信中の放送がデジ
タル放送であると判別された場合には、リモコン受信部
50またはキー操作部60からの録画の指示を受け取っ
た制御部20は、チューナ部12と光ディスクドライブ
40に記録を指令する(ステップS226)。
【0207】指令を受けたチューナ部12は、入力され
た放送信号から抽出した選局中の映像・音声のMPEG
2ビットストリームを、データバス24を経由して光デ
ィスクドライブ40に入力する。光ディスクドライブ4
0は入力されたMPEG2ビットストリームを記録す
る。
【0208】このとき、制御部20は、OSD部16に
「録画中」を知らせる信号の発生を指示する(ステップ
S227)。OSD部16で発生したユーザインターフ
ェースのためのビデオ信号は、ビデオスイッチャ15に
おいて、チューナ部12からのビデオ信号に混合されて
出力される。ユーザは、この「録画中」の表示をテレビ
モニター2の画面で見ることにより、記録動作の実行中
を確認できる。
【0209】そして、ユーザがリモコン送信機4または
キー操作部60の停止ボタンを押して、録画を終了させ
た場合には、ビデオ記録再生装置1は、次のような停止
動作を行う。
【0210】すなわち、受信中の放送がアナログ放送で
ある場合には、制御部20は、リモコン受信部50また
はキー操作部60からの録画停止の操作信号を受け取っ
てそれを認識すると(ステップS224)、MPEG2
エンコード部13に符号化の停止を指示する(ステップ
S225)。
【0211】また、受信中の放送がデジタル放送である
場合には、制御部20は、録画停止を認識すると(ステ
ップS228)、チューナ部12にビットストリームの
出力の停止を指示する(ステップS229)。
【0212】そして、ステップS225およびステップ
S229の処理と共に、制御部20は、光ディスクドラ
イブ40にビットストリームをすべて記録し終わってか
ら記録を終了するように指示する(ステップS23
0)。また、OSD部16に対して、「録画中」を知ら
せる映像信号の発生を停止することを指示する(ステッ
プS231)。
【0213】そして、制御部20は、記録されたコンテ
ンツの属性等の情報を、光ディスク3が採用している論
理フォーマット(例えばUDF+RTR)に従って変換
し、光ディスク3上に記録する(ステップS232)。
このとき、コンテンツには、コンテンツ識別名が付加さ
れる。後に、当該記録されたコンテンツに読み出して再
生するためにアクセスする際には、このコンテンツ識別
名が使われる。
【0214】前述と同様に、コンテンツの属性等の情報
は、放送聴取中にEPGやデータ放送の形でチューナ部
12に入力されるので、制御部20は、チューナ部12
からそのコンテンツの属性等を取得して、必要に応じ
て、RAM23に取り込んでいる。制御部20は、この
RAM23に取り込んであるコンテンツの属性等の情報
を読み出して、光ディスク3に記録するものである。
【0215】次に、制御部20は、記録を行った装置を
認識するための装置IDを光ディスク3に記録する(ス
テップS233)。装置IDは、図示を省略したビデオ
記録再生装置7の不揮発性メモリに記憶されており、そ
の不揮発性メモリから読み出して、光ディスク3に記憶
するようにする。なお、スクランブル/デスクランブル
部30のEEPROM307に、この装置IDも記憶し
ておき、必要に応じてバス24を介して制御部20の指
示で読み出すようにしても良い。
【0216】次に、スクランブル/デスクランブル部3
0の暗号化タイトル鍵出力レジスタ310から、暗号化
タイトル鍵Kteを読み出し、光ディスクドライブ40
に渡し、光ディスク3に、記録したコンテンツ情報に関
連付けて記録する(ステップS234)。
【0217】最後に、制御部20は、記録したコンテン
ツの所在情報と、コンテンツ属性の情報とを、データベ
ース用メモリ90に、コンテンツレコードとして格納す
る(ステップS235)。
【0218】光ディスク3を識別するための記録メディ
アIDは、光ディスク3上にデータとして記録されてい
る各光ディスクにユニークな識別情報を用いる。この識
別情報は、通常、光ディスク3にデータとして記録され
ているだけでなく、光ディスク3の表面にユーザが認識
できる形で印刷等によって記録されており、ユーザも認
識することができる。
【0219】なお、光ディスク3の記録メディアIDと
しては、制御部20が、付与したIDを用いることもで
きる。すなわち、その場合には、光ディスク3に対し
て、制御部20は、録画記録に先立ち、IDを付与し、
それを光ディスク3に書き込んでおく。そして、各コン
テンツのデータベースデータを作成する際には、その書
き込んであるIDを、その光ディスクの記録メディアI
Dとして使用するようにするものである。
【0220】この場合、光ディスクを初めて光ディスク
ドライブ40に装填したときに、制御部20は、生成し
た記録メディアIDをその光ディスクに記録するように
する。そのときに、録画が行われたときには、その記録
した記録メディアIDを用いてデータベースの所在情報
を生成する。当該光ディスクを一旦光ディスクドライブ
40から取り出した後、再度、装填したときには、制御
部20は、装填された光ディスクから書き込んである記
録メディアIDを読み出し、データベースの所在情報の
ために用いるようにする。
【0221】[データベースの説明]記録されたコンテ
ンツに関する情報は、メモリ90に保存されているコン
テンツデータベースに記録される。コンテンツデータベ
ースの例を図17に示す。
【0222】コンテンツデータベースには、まず、コン
テンツデータベースに登録されているコンテンツの数が
記録されており、その後に、コンテンツ毎の情報がコン
テンツの数だけ記録されている。ここでコンテンツ一つ
に対応する情報のまとまりを“レコード”と呼ぶ。な
お、この明細書においては、一つのコンテンツは、記録
開始から記録停止までに記録される情報、つまり、一つ
の記録単位を指すものとする。通常、一つのコンテンツ
は一つの放送番組などに対応するものとなる。
【0223】コンテンツデータベースのコンテンツ毎の
レコード情報は大きく二つの部分、すなわち、所在情報
(ロケーション情報)とコンテンツ属性に分類される。
所在情報は、「記録メディア種類」と「記録メディアI
D」と「コンテンツ識別名」の3つのフィールドから構
成される。
【0224】「記録メディア種類」は、記録メディアの
種類を示すフィールドである。このフィールドの値とし
ては、この例では2ビットの情報が割り当てられ、例え
ば、“00”は、記録メディアが固定式記録メディア、
この例では内蔵ハードディスク装置であることを示し、
“01”は、記録メディアが着脱式記録メディア、この
例では光ディスクであることを示す。
【0225】「記録メディアID」はコンテンツが記録
されている記録メディアを特定する識別子であり、記録
メディア毎に重複なく付けられた識別子を記述する。光
ディスク3の場合は、著作権保護の目的のためにディス
ク毎に重複のない識別子(ID)が与えられていると
し、それを流用することとする。
【0226】なお、光ディスクの記録メディアIDとし
て著作権保護目的の重複のないIDが流用できない場合
には、前述したように、制御部20がこのデータベース
のために専用の、重複のないIDを設定することも可能
である。
【0227】一方、ハードディスク装置80に関して
は、記録メディアを特定するという考え方がハードディ
スクに対しては一般的で無いため、この実施の形態で
は、制御部20が、このデータベースのために重複のな
いIDを設定するようにしている。
【0228】「コンテンツ識別名」は、該当メディア上
でコンテンツを特定するための情報である。コンテンツ
をハードディスク装置80や光ディスク3に格納する際
に付加される。これは、該当記録メディア上で重複のな
いIDである。このコンテンツ識別名としては、例え
ば、各記録メディアにおいて、記録される一つ一つのコ
ンテンツに付与される番号を用いることができる。
【0229】記録メディア毎に重複なく付加された「記
録メディアID」と、記録メディア内でコンテンツ毎に
重複なく付加された「コンテンツ識別名」を組み合わせ
て使用することにより、コンテンツデータベースに記録
されているコンテンツと記録メディア上のコンテンツを
一対一に対応させることができる。
【0230】コンテンツ属性は、コンテンツ名、記録日
時、チャンネル、コンテンツデータの長さ(時間やデー
タ量)、符号化の状態(ビットレートや1サンプル当た
りのビット数等)、解説、分類等で構成される。解説の
フィールドには、コンテンツの内容の解説などが記録さ
れる。また、分類のフィールドには、ジャンル(映画、
ドラマ、スポーツなど)などが記録される。これらのコ
ンテンツ属性の情報は、コンテンツデータベースを一覧
表示して、ソート、分類、あるいは操作のために選択す
る際に使用される。
【0231】[選択/再生]以上のようにして、複数の
コンテンツがハードディスク装置80あるいは光ディス
ク3に記録されていて、そのデータベースが生成されて
いる場合において、メモリ90のコンテンツデータベー
スを用いて、所望のコンテンツを選び出し、再生する場
合の動作を、図18〜図21のフローチャートを参照し
て説明する。
【0232】ユーザがリモコン送信機4やキー操作部6
0を使用して、データベースのコンテンツ一覧表示を指
示したときに、図18〜図21のフローチャートはスタ
ートする。
【0233】図18に示すように、コンテンツ一覧表示
の指示を受け取った制御部20は、メモリ90からコン
テンツデータベースを読み出し(ステップS241)、
コンテンツ属性情報(コンテンツ名、記録日時、チャン
ネル、分類(ジャンル)、あるいは記録されている記録
メディアの種類等)を使用してソート、抽出を行い、O
SD部16に入力する(ステップS242)。
【0234】OSD部16では、入力された情報を映像
信号に変換し、ビデオスイッチャ15に入力する。ビデ
オスイッチャ15では、このOSD部16からの映像信
号が、チューナ部12あるいはMPEG2デコード部1
4の映像信号出力と混合されて出力端子17より出力さ
れる。これにより、テレビモニター2の画面には、コン
テンツデータベースに記憶されているコンテンツの一覧
が表示されるので、ユーザはその一覧によりデータベー
スの内容を確認することができる。そして、ユーザは、
このコンテンツの一覧表示を用いて、再生したいコンテ
ンツを選択指定することにより、そのコンテンツの再生
を実行することができる。
【0235】制御部20は、リモコン受信部50および
キー操作部60からのユーザの操作情報を監視して、ユ
ーザによる再生したい所定のコンテンツの選択操作が行
われたかどうかを判別し(ステップS243)、コンテ
ンツの選択操作がなされなかったと判別したときには、
表示条件の変更がなされたかどうか判別する(ステップ
S244)。表示条件の変更もなされていないと判別し
たときには、コンテンツ一覧表示の終了指示があったか
どうか判別する(ステップS245)。
【0236】コンテンツ一覧表示の終了指示があったと
判別したときには、OSD部16へのコンテンツ一覧を
表示するための表示用データのOSD部への供給を停止
し、OSD部16からのコンテンツ一覧表示のための映
像信号の出力を停止させる(ステップS246)。そし
て、このコンテンツ一覧処理ルーチンを終了する。コン
テンツ一覧表示の終了指示がなかったと判別したときに
は、コンテンツ選択操作があったかどうかの判別をする
ステップS243に戻る。
【0237】ユーザがリモコン送信機4またはキー操作
部60を通じて表示条件を変更する操作をすると、制御
部20は、ステップS244で、その変更指示を判別
し、ステップS242に戻り、その変更指示に従ってデ
ータベースのソート、抽出を変更する。その変更結果は
OSD部16により映像信号に変換され、最終的にテレ
ビモニター2によりユーザに供される。ここで云う表示
条件とは、コンテンツ名や記録日時、チャンネルによる
ソートや、特定のキーワードを含むコンテンツ名の抽出
などが考えられる。この動作は、例えばパーソナルコン
ピュータの所定のOS(Operating Syst
em)におけるファイル操作プログラムの一覧表示にお
けるソート条件変更などと同様である。
【0238】ユーザが、テレビモニター2の画面に表示
されたコンテンツ一覧を見ながらリモコン送信機4また
はキー操作部60を使用して、例えば、コンテンツ一覧
上でカーソルを移動するなど、コンテンツの選択操作を
すると、制御部20は、ステップS243でその選択操
作が行われたことを判別し、選択中の一つのコンテンツ
を、例えば反転表示やハイライト表示するなどして、そ
れが選択中であるであることを識別表示する(ステップ
S247)。
【0239】その後、ユーザがリモコン送信機4または
キー操作部60で再生ボタンを押したとすると、それが
ステップS248で判別される。リモコン受信部50ま
たはキー操作部60から再生の指示を受け取った制御部
20は、選択指定されているコンテンツを再生するため
の準備を始める。
【0240】すなわち、制御部20は、まず、選択され
たコンテンツに対するレコードをメモリ90内のコンテ
ンツデータベースから探し出す。次に、探し出したコン
テンツのレコードの所在情報の「記録メディア種類」の
フィールドを参照し、それが“00”(内蔵ハードディ
スク装置)であるか、“01”(光ディスク)であるか
を判別する(ステップS250)。
【0241】再生のために選択されたコンテンツの「記
録メディア種類」が“00”、つまり選択されたコンテ
ンツが内蔵ハードディスク装置に記録されていた場合に
は、図19のフローチャートに示すような再生動作を行
う。
【0242】制御部20は、まず、「記録メディアI
D」から内蔵ハードディスク装置を特定する(ステップ
S251)。内蔵ハードディスク装置が一台だけの場合
には、このステップS251は、単なる確認作業として
行われる。内蔵ハードディスク装置が複数ある場合に
は、複数のハードディスク装置の中から対象のコンテン
ツが記録されているハードディスク装置が特定される。
ここではハードディスク装置80にコンテンツが記録さ
れていたとする。
【0243】次に、制御部20は、ハードディスク装置
80からハードディスク装置80が採用している論理フ
ォーマット(例えばFAT32)の情報を読み出す(ス
テップS252)。次に、制御部20は、読み出した情
報から、該当コンテンツの「コンテンツ識別名」を探し
出し、ハードディスク内での配置の情報を確認し(ステ
ップS253)、ハードディスク装置80に対して該当
コンテンツ情報の出力を指示する(ステップS25
4)。
【0244】そして、制御部20は、ハードディスク装
置80から出力された該当コンテンツのビットストリー
ムを、バス24を経由してMPEG2デコード部14に
入力するように制御する(ステップS255)。MPE
G2デコード部14では、ハードディスク装置80から
読み出されたMPEG2ビットストリームをデコードし
て映像・音声信号を復号し、ビデオスイッチャ15に入
力する。
【0245】同時に、制御部20は、OSD部16に、
再生中であること、および再生中のコンテンツ名などを
知らせる信号の発生を指示すると共に、ビデオスイッチ
ャ15に、OSD部16の出力を復調された映像信号に
混合するように指示する(ステップS256)。したが
って、OSD部16で発生した映像信号は、ビデオスイ
ッチャ15によりMPEG2デコード部14からのビデ
オ信号と混合され、出力端子17を経てテレビモニター
2に供給され、ユーザに供される。
【0246】そして、ユーザがリモコン送信機4または
キー操作部60で停止ボタンを押すと、それがステップ
S257で判別され、ハードディスク装置80からのコ
ンテンツの読み出しを停止する指示をすると共に、OS
D部16からの「再生中」の信号の発生を停止させる指
示を行なう(ステップS258)。そして、MPEG2
デコード部14のデコードを停止し(ステップS25
9)、ビデオスイッチャ15にチューナ部12からの信
号を出力するように指示し(ステップS260)、上述
した再生の動作を終了する。
【0247】次に、再生のために選択されたコンテンツ
の「メディア種類」が“01”、つまり選択されたコン
テンツが光ディスクであるとステップS250で判別さ
れた場合を、図20およびその続きである図21のフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0248】制御部20は、まず、光ディスクドライブ
40に光ディスクが挿入されているかを確認する(ステ
ップS261)。光ディスクドライブ40に光ディスク
が挿入されていない場合には、制御部20は、OSD部
16を使って『“XXXX(記録メディアID)”を装
填して下さい。』というメッセージをテレビモニター2
に表示する(ステップS268)。そして、光ディスク
の装填を待ち受ける(ステップS269)。
【0249】ステップS261で光ディスクが装填され
ていたと判別された場合、あるいは、ステップS269
で新たに光ディスクが装填されたと判別された場合、制
御部20は、光ディスクドライブ40を操作して、光デ
ィスク3から記録された装置の装置IDを読み出す(ス
テップS262)。そして、その読み出した装置ID
と、自装置の装置IDとを比較して、コンテンツ情報が
自装置で記録された光ディスクであるかどうかを判別す
る(ステップS263)。
【0250】自装置ではなく、他の装置で記録された光
ディスクであると判別されたときには、「他の装置で記
録されたものであるため、再生できない」旨のメッセー
ジをOSD部16を用いて、テレビモニター2の画面に
表示し(ステップS264)、この例では、再生処理を
終了する。
【0251】ステップS263で、自装置で記録された
光ディスクであると判別されたときには、制御部20
は、光ディスクドライブ40を操作して、装填されてい
る光ディスクの記録メディアIDを得る(ステップS2
65)。そして、取得した記録メディアIDが、所望の
数値、つまり、該当コンテンツの記録されている光ディ
スクの記録メディアIDであるか否か判別する(ステッ
プS266)。
【0252】取得した記録メディアIDが、所望の数値
でなかった場合には、制御部20は、光ディスクドライ
ブ40を操作して、現在装填されている光ディスクを排
出する(ステップS267)。そして、その後、前述の
ステップS268、S269に進み、上述のようにし
て、新たな光ディスクの装填を待つ。
【0253】ステップS266で、装填されている光デ
ィスクの記録メディアIDが、該当コンテンツが記録さ
れている光ディスクの記録メディアIDと等しかった場
合、制御部20は、光ディスク3から読み込んだ記録メ
ディアIDを、スクランブル/デスクランブル部30の
メディアID入力レジスタ305に書き込む(ステップ
S270)。そして、スイッチ回路303および304
を、デスクランブル回路302側に切り換える(ステッ
プS271)。
【0254】次に、制御部20は、光ディスクドライブ
40を操作して、光ディスク3から、当該光ディスクの
採用している論理フォーマット(例えばUDF(Uni
versal Disc Format)+RTR)の
情報を読み出す(ステップS272)。そして、制御部
20は、読み出した情報から、該当コンテンツの「コン
テンツ識別名」を探し出し、光ディスク内での配置の情
報を確認する(ステップS273)。
【0255】そして、そのコンテンツに関連付けて記録
されている暗号化タイトル鍵Kteを光ディスク3から
読み出し、スクランブル/デスクランブル部30の暗号
化タイトル鍵入力レジスタ311に書き込み(ステップ
S274)、光ディスクドライブ40に対して該当コン
テンツの出力を指示する(ステップS275)。
【0256】すると、光ディスクドライブ40によって
光ディスク3から読み出されたコンテンツ情報は、スク
ランブル/デスクランブル部30に供給される。このと
き、図6において、スクランブル/デスクランブル部3
0では、デスクランブル回路302が切り換え選択され
ていると共に、暗号化タイトル鍵入力レジスタ311か
らの暗号化タイトル鍵Kte’が暗号復号化回路312
に供給されて、暗号化回路306からの記録メディアI
Dおよびデバイス鍵Kdに基づく暗号化情報IDmeを
復号化鍵として復号処理される。そして、デスクランブ
ル回路302では、この復号された情報を、デスクラン
ブル鍵としてデスクランブル処理が行われる。
【0257】前述もしたように、デスクランブル回路3
02は、スクランブル処理されているコンテンツ情報
が、正しくMPEG2ビットストリームにデスクランブ
ル処理されたか否かを判別する機能を備えており、その
判別結果がシステムバス24を通じて制御部20に伝え
られる。そこで、制御部20は、デスクランブル処理が
正しく行われたかを判別する(ステップS281(図2
1))暗号復号化部312で正しくタイトル鍵Ktが復
号できなかったときには、デスクランブル処理が正しく
行われなかったときには、MPEG2デコード部14で
は、正しく映像・音声信号のデコードが行われない。こ
の場合には、記録メディアIDおよび/またはデバイス
鍵Kdが異なる、あるいはタイトル鍵Ktが異なること
により、デスクランブル処理できなかったことを意味す
るので、制御部20は、不正なコピーである、あるいは
記録を行った装置が異なるために再生ができない旨のメ
ッセージをOSD部16を用いてテレビモニター2に表
示させ(ステップS282)、この再生処理ルーチンを
終了する。
【0258】また、復号処理の結果、正しくタイトル鍵
Ktが復号された場合には、ステップS281では、デ
スクランブル回路302において、正しくデスクランブ
ル処理されたと判別する。このときには、制御部20
は、光ディスクドライブ40から出力されたデスクラン
ブル処理された該当コンテンツのMPEG2ビットスト
リームを、バス24を経由してMPEG2デコード部1
4に入力するように制御する(ステップS283)。M
PEG2デコード部14では、入力されたMPEG2ビ
ットストリームをデコードして映像・音声信号を復号
し、ビデオスイッチャ15に入力する。
【0259】同時に、制御部20は、OSD部16に、
「再生中」であること、および再生中のコンテンツ名な
どを知らせる信号の発生を指示すると共に、ビデオスイ
ッチャ15に、OSD部16の出力を復調された映像信
号に混合するように指示する(ステップS284)。し
たがって、OSD部16で発生した映像信号は、ビデオ
スイッチャ15によりMPEG2デコード部14からの
ビデオ信号と混合され、出力端子17を経てテレビモニ
ター2に供給され、ユーザに供される。
【0260】そして、ユーザがリモコン送信機4または
キー操作部60で停止ボタンを押すと、それがステップ
S285で判別され、光ディスクからのコンテンツの読
み出しを停止する指示をすると共に、OSD部16から
の「再生中」の信号の発生を停止させる指示を行なう
(ステップS286)。そして、MPEG2デコード部
14のデコードを停止し(ステップS287)、ビデオ
スイッチャ15にチューナ部12からの信号を出力する
ように指示し(ステップS288)、上述した再生の動
作を終了する。
【0261】以上のようにして、この第4の実施の形態
によれば、コンテンツデータベースを管理するビデオ記
録再生装置7で、ハードディスク装置80に記録された
コンテンツだけでなく、着脱式記録メディアである光デ
ィスクに記録されたコンテンツは、このビデオ記録再生
装置7でのみ、再生が可能になる。すなわち、あるビデ
オ記録再生装置で記録されて、当該ビデオ記録再生装置
でデータベース管理されているコンテンツは、そのビデ
オ記録再生装置でのみ再生が可能となるので、データベ
ース管理が繁雑にならず、非常に便利である。
【0262】[データベース非登録フラグ(EXPOR
TING_FLAG)について]第4の実施の形態の、
以上の説明では割愛してきたが、ハードディスク装置の
ハードディスクおよび光ディスクは、そのメディアはい
ずれかのデータベースに登録されているかどうかを示す
1ビットのフラグ(データベース非登録フラグ:以下、
このフラグをEXPORTING_FLAGという)を
持っている。この第4の実施の形態では、EXPORT
ING_FLAGが“0”の場合、その記録メディアは
いずれかのデータベースに登録されていることを示す。
また、EXPORTING_FLAGが“1”の場合、
その記録メディアはいずれのデータベースにも登録され
ていない孤立している記録メディアであり、データベー
ス間を移動中であることを示す。
【0263】データベースに登録されている光ディスク
と、登録されていない、いわばデータベース間を移動中
の光ディスクを明確に区別するメカニズム(情報)を持
つことにより、複数のデータベース間で同一の光ディス
クを登録してしまうことや、それを原因とするデータベ
ースの混乱を防ぐことができる。
【0264】なお、ここでは1ビットのフラグを用いて
“登録されている/いない”を示しているが、その他、
例えば、光ディスクを登録したデータベースのIDなど
を、各光ディスクに記録しておくなどというような方法
でも同様の効果を得ることができる。
【0265】これまでの説明に使用した光ディスク3や
ハードディスク装置80のハードディスクが持つEXP
ORTING_FLAGは、いずれも値“0”であり、
それぞれの記録メディアが、ビデオ記録再生装置7のメ
モリ90に格納されているデータベースに登録されてい
ることを示している。
【0266】図22のフローチャートを参照して、EX
PORTING_FLAGによる動作について説明す
る。
【0267】まず、光ディスク3が光ディスクドライブ
40に装填されたかどうか判別する。光ディスクドライ
ブ40に光ディスク3が装填されると、光ディスクドラ
イブ40は、その旨を制御部20に通知するので、制御
部20は、光ディスク3が装填されたことを検知する
(ステップS291)。
【0268】光ディスク3が光ディスクドライブ40に
装填されていないと判別したときには、OSD部16を
制御して、光ディスク3の装填を促すメッセージをテレ
ビモニター2に映出するようにする(ステップS29
2)。
【0269】光ディスクドライブ40に光ディスク3が
装填されると、制御部20は、光ディスクからEXPO
RTING_FLAGと記録メディアIDを読み込む
(ステップS293)。そして、EXPORTING_
FLAGが“1”であるかどうか判別する(ステップS
294)。
【0270】EXPORTING_FLAGが“1”で
ある場合、前述したように、その光ディスク3は、いず
れのデータベースにも記録されておらず孤立しており、
データベース間を移動中である。このため、制御部20
は、ユーザに提示する動作の選択肢として、「その光デ
ィスクを自身のデータベースに取り込むこと」(この処
理をこの明細書ではインポートと称する)や再生などを
ユーザに対して提示する(ステップS295)。
【0271】EXPORTING_FLAGが“0”で
ある場合には、記録メディアIDが自身のデータベース
中にあるかどうか判別する(ステップS296)。記録
メディアIDが自身のデータベース中にある場合には、
その光ディスクはビデオ記録再生装置1が管理するもの
である。このため、制御部20は、ユーザに提示する動
作の選択肢として、再生や、「光ディスクのコンテンツ
を内蔵ハードディスク装置に取り込むこと」(この処理
をこの明細書ではチェックインと称する)や再生などを
ユーザに対して提示する(ステップS297)。
【0272】EXPORTING_FLAGが“0”で
あるが、記録メディアIDが自身のデータベース中にな
い場合には、その光ディスクはビデオ記録再生装置1以
外のビデオ記録再生装置が管理するものである。このた
め、制御部20は、ユーザに提示する動作の選択肢とし
て、再生および「他所のディスクを自身のデータベース
に強制的に取り込む」(この処理をこの明細書では強制
インポートと称する)などをユーザに対して提示する
(ステップS298)。
【0273】なお、強制インポートは、本来、緊急避難
的な動作である。例えば、データベースが破損してしま
った後に、残った光ディスクを改めて登録する時など
に、強制インポートの要求が発生する。
【0274】[チェックアウト/チェックインおよびエ
クスポート/インポートについて]以上説明したビデオ
記録再生装置7においては、記録メディアとして固定式
記録メディアであるハードディスク装置と、着脱式記録
メディアである光ディスクとを一つのコンテンツデータ
ベースで管理するようにしている。
【0275】そこで、この実施の形態のビデオ記録再生
装置7においては、コンテンツの移動の扱いについて
は、一つのコンテンツデータベース内におけるものと、
異なるコンテンツデータベース間におけるものとがあ
る。前者は、一つのデータベース内でコンテンツが固定
式記録メディアと着脱式記録メディアとの間を移動する
こと(チェックアウト/チェックイン)であり、後者は
データベース間のコンテンツのやり取り(エクスポート
/インポート)である。
【0276】なお、コピー(複製)は、コンテンツを複
製してデータベースのレコードを一つ増やすことと考え
られるので、この明細書では説明を省略する。
【0277】この明細書で、「チェックアウト」とは、
データベースに登録されているコンテンツのうち、実体
が内蔵ハードディスク装置内に記録されているコンテン
ツの実体を、光ディスクへ移動し、さらにデータベース
中のレコードもそれに従って変更する処理をいう。
【0278】この実施の形態のデータベース構成と制御
方法では、ビデオ記録再生装置7本体内のハードディス
ク装置に記録されているコンテンツと、光ディスクに記
録されて外部に置かれたコンテンツを同列に扱っている
が、ライブラリ内でのアクセス性を考えた場合には、内
蔵ハードディスク装置の方が、光ディスクの装填などの
手間がなく、アクセス速度が速いので、有利であると考
えられる。
【0279】このため、チェックアウトにより、あるコ
ンテンツを光ディスクに書き出すという動作は、ライブ
ラリ内でのアクセス性を他のコンテンツに譲るという意
味合いになる。つまり、コンテンツの消去等によりライ
ブラリとしての機能を落とすこと無しに、チェックアウ
トの処理により、後日の視聴を確保したいコンテンツを
光ディスクに移動させることで、他のコンテンツが内蔵
ハードディスク装置に記録されることを許し、システム
全体のアクセス性を上昇させることができるものであ
る。
【0280】なお、この第4の実施の形態では、一つの
コンテンツが分割されて複数の光ディスクに記録される
状態は想定せず、一つのコンテンツは必ず1枚の光ディ
スクに記録されることを前提としている。このため、チ
ェックアウト(および後述するエクスポートの場合も同
様)において、コンテンツの容量が記録しようとしてい
る光ディスクの空き容量より大きい場合には、コンテン
ツを再圧縮して小さくすることにより、対象の光ディス
クに記録できるようにする。
【0281】「チェックイン」は、逆に、データベース
に登録されているコンテンツのうち、実体が光ディスク
に記録されているコンテンツの実体を、内蔵ハードディ
スク装置に移動し、さらにデータベース中のレコードも
それに従って変更する処理をいう。つまり、データベー
スには登録されたままで、実体が記録されている場所
が、ビデオ記録再生装置7の外部の光ディスクから、ビ
デオ記録再生装置7の内部のハードディスク装置に移動
する。このチェックインの処理により、そのコンテンツ
をアクセスするのにかかる時間は短くなる。
【0282】「エクスポート」は、自データベースに登
録されているコンテンツを、他所のデータベースへの移
動のために、光ディスクに書き出し、自データベースか
らはそのコンテンツに該当するレコードを削除する処理
である。この場合に、光ディスクのEXPORTING
_FLAGは“1”とされ、どこのデータベースにも属
していない(データベースの移動中である)ことを示す
ものとなる。
【0283】「エクスポート」に際して、コンテンツの
実体が光ディスクにチェックアウトされており、その光
ディスクをそのままエクスポートする場合には、実体の
移動は発生しない。すなわち、該当光ディスクのEXP
ORTING_FLAGを“1”とし、データベースの
該当レコードを削除することで「エクスポート」が完了
する。
【0284】「インポート」は、光ディスクに記録され
ている「エクスポート」された所属データベースが存在
しないコンテンツを、データベースに登録することをい
う。このとき、データベースには、新しいレコードが作
成される。光ディスクのまま保存する場合には、その光
ディスクのEXPORTING_FLAGが“0”とさ
れる。内蔵ハードディスク装置にコンテンツを記録する
際には、光ディスクからコンテンツが移動される。
【0285】[チェックアウトの動作]「チェックアウ
ト」の動作を、図23およびその続きである図24を参
照して説明する。
【0286】例えば、ユーザは、OSD部16で制御部
20の指示により作成され、テレビモニター2に表示さ
れたユーザインターフェース画像において、ハードディ
スク装置80の残り容量に余裕が無いことを知り、一部
のコンテンツを「チェックアウトする」と決定したと仮
定する。このとき、ユーザは、リモコン送信機4または
キー操作部60を操作して、チェックアウトの指示に先
立ち、前述のようにしてテレビモニター2に、コンテン
ツの一覧を表示させる。
【0287】コンテンツの一覧表示では、コンテンツが
記録されている記録メディアが内蔵ハードディスク装置
か、あるいは光ディスクかが情報として表示される。そ
こで、ユーザは、内蔵ハードディスク装置に記録されて
いるコンテンツの一つを選択し、「チェックアウト」を
指令する。
【0288】チェックアウトの指示は、リモコン送信機
4またはキー操作部60のボタンあるいはテレビモニタ
ー2に表示されたユーザインターフェースのメニューな
どを使って行われる。なお、ここでは、光ディスクドラ
イブ40には、十分な空き容量を持つ光ディスク3が装
填されていると仮定する。
【0289】リモコン受信部50またはキー操作部60
からの連絡を受けた制御部20は、まず、初めに、「チ
ェックアウト」の対象として選択されたコンテンツに対
するレコードをメモリ90内のデータベースから探し出
す(ステップS301)。
【0290】制御部20は、次に、「記録メディアI
D」のフィールドの情報から内蔵ハードディスク装置を
特定する(ステップS302)。このステップS302
での処理は、内蔵ハードディスクが一台だけの場合に
は、単なる確認作業として行われる。内蔵ハードディス
ク装置が複数台ある場合には、複数台のハードディスク
装置から対象のコンテンツが記録されているハードディ
スク装置が特定される。ここでは、ハードディスク装置
80に対象コンテンツが記録されていたと仮定する。
【0291】制御部20は、ハードディスク装置80か
らハードディスクが採用している論理フォーマット(例
えばFAT32)の情報を読み出す(ステップS30
3)。制御部20は、読み出した情報から、該当コンテ
ンツの「コンテンツ識別名」を探し出し、ハードディス
ク装置80内での配置の情報を確認する(ステップS3
04)。
【0292】そして、光ディスクドライブ40に装填さ
れている光ディスク3から記録メディアIDを読み出
し、スクランブル/デスクランブル部30のメディアI
D入力レジスタ305に書き込み(ステップS30
5)、スイッチ回路303および304は、スクランブ
ル回路301側に切り換える(ステップS306)。
【0293】次いで、制御部20は、乱数を用いてタイ
トル鍵Ktを発生し、発生したタイトル鍵Ktをタイト
ル鍵入力レジスタ308に書き込む(ステップS30
7)。すると、このタイトル鍵入力レジスタ308のタ
イトル鍵Ktは、スクランブル回路301に供給される
と共に、暗号化回路309で暗号化回路306からの暗
号化情報IDmeを暗号化鍵として暗号化された後、暗
号化タイトル鍵出力レジスタ310に書き込まれる。
【0294】次に、制御部20は、ハードディスク装置
80に対して該当コンテンツの出力を指示すると共に、
その出力されたコンテンツを、スクランブル/デスクラ
ンブル部30に入力させるようにする(ステップS30
8)。すると、スクランブル/デスクランブル部30
は、コンテンツ情報を、タイトル鍵Ktをスクランブル
鍵としてスクランブル処理して、光ディスクドライブ4
0に出力する。
【0295】制御部20は、光ディスクドライブ40に
対して、入力されるデータを記録するように指示する
(ステップS309)。光ディスクドライブ40は、入
力されたビットストリームを光ディスク3に記録する。
【0296】このとき、テレビモニター2の画面には、
OSD部16が制御部20により制御されて、「チェッ
クアウト実行中」が表示される(ステップS310)。
【0297】ハードディスク装置80からの該当コンテ
ンツの出力が終了すると、ハードディスク装置80から
制御部20に対してその旨を知らせる信号が入る。制御
部20は、これにより、該当コンテンツのハードディス
ク装置80からの読み出しの終了を判別し(ステップS
311)、光ディスクドライブ40にビットストリーム
をすべて記録し終わってから記録を終了するように指示
する(ステップS312(図24))。
【0298】同時に、制御部20は、記録されたコンテ
ンツの属性等の情報を、光ディスク3が採用している論
理フォーマット(例えばUDF+RTR)に従って変換
し、光ディスク3上に記録する(ステップS313)。
このとき、記録されたコンテンツにはコンテンツ識別名
が付加される。
【0299】この「コンテンツ識別名」はチェックアウ
トの際に変更する必然性は特に無いと思われるが、既に
光ディスク3に記録されているコンテンツの名前と、重
複する等の理由で異なる名前が使用されたときなどに変
更は有り得る。後に該当コンテンツにアクセスする場合
には、この識別名が使われる。
【0300】次に、制御部20は、記録を行った装置を
認識するための装置IDを光ディスク3に記録する(ス
テップS314)。装置IDは、図示を省略したビデオ
記録再生装置7の不揮発性メモリに記憶されており、そ
の不揮発性メモリから読み出して、光ディスク3に記憶
するようにする。なお、スクランブル/デスクランブル
部30のEEPROM307に、この装置IDも記憶し
ておき、必要に応じてバス24を介して制御部20の指
示で読み出すようにしても良い。
【0301】次に、スクランブル/デスクランブル部3
0の暗号化タイトル鍵出力レジスタ310にストアされ
ている暗号化タイトル鍵Kteを読み出して、光ディス
ク3に、記録されたコンテンツ情報と関連付けて記録す
る(ステップS315)。また、光ディスク3のEXP
ORTING_FLAGを“0”に設定する(ステップ
S316)。
【0302】さらに、制御部20は、メモリ90内のデ
ータベース内の該当するコンテンツに対するレコードの
フィールドのうち、記録メディアに関連する以下の3つ
のフィールドをそれぞれ以下のように変更する(ステッ
プS317)。
【0303】「記録メディア種類」は、光ディスクを表
す“01”とする。「記録メディアID」は“光ディス
クの識別子”となる。また、「コンテンツ識別名」は
“該当コンテンツを表す識別子”となる。
【0304】最後に、制御部20は、ハードディスク装
置80に記録されている該当コンテンツを消去する(ス
テップS318)。これにより、ハードディスク装置8
0の空き容量に余裕ができる。
【0305】[チェックインの動作]次に、「チェック
イン」の動作を、図25およびその続きである図26を
参照して説明する。
【0306】チェックインの指示に先立ち、ユーザは、
リモコン送信機4またはキー操作部60を操作してコン
テンツの一覧をテレビモニター2の画面に表示させる。
コンテンツの一覧表示では、記録されている場所(内蔵
ハードディスク装置あるいは光ディスク)も情報として
表示される。ユーザは、光ディスクに記録されているコ
ンテンツの一つを選択し、「チェックイン」を指令す
る。チェックインの指示はリモコン送信機4またはキー
操作部60のボタンあるいはメニューなどを使って行わ
れる。なお、ここでは、内蔵ハードディスク装置80は
十分な空き容量を持つものとする。
【0307】制御部20は、まず、初めに、「チェック
イン」の対象として選択されたコンテンツに対するレコ
ードをメモリ90内のデータベースから探し出す(ステ
ップS321)。そして、光ディスクドライブ40に光
ディスク3が装填されているかどうかを確認する(ステ
ップS322)。光ディスクドライブ40に光ディスク
3が装填されていない場合には、制御部20は、OSD
部16を使って『“XXXX(記録メディアID)”を
装填して下さい。』というメッセージをテレビモニター
2に表示する(ステップS329)。そして、光ディス
クの装填を待ち受ける(ステップS330)。
【0308】ステップS322で光ディスクが装填され
ていたと判別された場合、あるいは、ステップS327
で新たに光ディスクが装填されたと判別された場合、制
御部20は、光ディスクドライブ40を操作して、光デ
ィスク3から記録された装置の装置IDを読み出す(ス
テップS323)。そして、その読み出した装置ID
と、自装置の装置IDとを比較して、コンテンツ情報が
自装置で記録された光ディスクであるかどうかを判別す
る(ステップS324)。
【0309】自装置ではなく、他の装置で記録された光
ディスクであると判別されたときには、「他の装置で記
録されたものであるため、再生できない」旨のメッセー
ジをOSD部16を用いて、テレビモニター2の画面に
表示し(ステップS325)、この例では、再生処理を
終了する。
【0310】ステップS324で、自装置で記録された
光ディスクであると判別されたときには、制御部20
は、光ディスクドライブ40を操作して、装填されてい
る光ディスクの記録メディアIDを得る(ステップS3
26)。そして、取得した記録メディアIDが、所望の
数値、つまり、該当コンテンツの記録されている光ディ
スクの記録メディアIDであるか否か判別する(ステッ
プS327)。
【0311】取得した記録メディアIDが、所望の数値
でなかった場合には、制御部20は、光ディスクドライ
ブ40を操作して、現在装填されている光ディスクを排
出する(ステップS328)。そして、その後、ステッ
プS329およびステップS330に進み、上述のよう
に、新たな光ディスクの装填を待つ。
【0312】ステップS327で、装填されている光デ
ィスクの記録メディアIDが、該当コンテンツが記録さ
れている光ディスクの記録メディアIDと等しかった場
合、制御部20は、メディアID入力レジスタ305に
記録メディアIDを書き込む(ステップS331)。
【0313】そして、該当コンテンツに関連付けて光デ
ィスク3に記録されている暗号化タイトル鍵を光ディス
ク3から読み出し、スクランブル/デスクランブル部3
0の暗号化タイトル鍵入力レジスタ311に書き込む
(ステップS332)。そして、スイッチ回路303お
よび304を、デスクランブル回路302側に切り換え
る(ステップS333)。
【0314】次に、制御部20は、光ディスクドライブ
40を操作して、光ディスクから当該光ディスクが採用
している論理フォーマット(例えばUDF+RTR)の
情報を読み出す(ステップS341(図26))。な
お、ここで、光ディスクはデータベースに登録されてい
るので、EXPORTING_FLAGは“0”になっ
ているはずである。
【0315】次に、制御部20は読み出した光ディスク
の論理フォーマットの情報から、該当コンテンツの「コ
ンテンツ識別名」を探し出し、光ディスク内での配置の
情報を確認し(ステップS342)、光ディスクドライ
ブ40に対して該当コンテンツの出力を指示する(ステ
ップS343)。同時に、制御部20は、ハードディス
ク装置80に対して、入力されるデータを記録するよう
に指示する(ステップS344)。
【0316】これにより、光ディスクドライブ40から
出力された該当コンテンツがスクランブルされているデ
ータは、スクランブル/デスクランブル部30でデスク
ランブル処理され、MPEG2ビットストリームとさ
れ、バス24を経由してハードディスク装置80に入力
する。ハードディスク装置80は入力されたビットスト
リームを記録する。このとき、テレビモニター2の画面
には、OSD部16が制御部20により制御されること
により、「チェックイン実行中」が表示される(ステッ
プS345)。
【0317】なお、ここでは、デスクランブル処理がで
きたかどうかは判定しなかったが、これは、ビデオ記録
再生装置7のデータベースに登録されている光ディスク
であれば、通常は、ビデオ記録再生装置7でデスクラン
ブル処理が可能であることが確保されていると考えられ
るからである。しかし、デスクランブル処理ができたか
どうかの判定を行っても、勿論よい。
【0318】光ディスクドライブ40からの該当コンテ
ンツの出力が終了すると、光ディスクドライブ40から
制御部20に対してその旨を知らせる信号が入る。制御
部20は、これにより、該当コンテンツの光ディスクド
ライブ40からの読み出しの終了を判別し(ステップS
346)、ハードディスク装置80にビットストリーム
をすべて記録し終わってから記録を終了するように指示
する(ステップS347)。
【0319】同時に、制御部20は、記録されたコンテ
ンツの属性等の情報を、ハードディスク装置80の採用
している論理フォーマット(例えばFAT32)に従っ
て変換し、ハードディスク装置80に記録する(ステッ
プS348)。このとき、コンテンツにはコンテンツ識
別名が付加される。「コンテンツ識別名」はチェックア
ウトの際に変更する必然性は特に無いと思われるが、す
でにハードディスク装置80に記録されているコンテン
ツの名前と重複する等の理由で異なる名前が使用された
時などに変更は有り得る。後に該当コンテンツにアクセ
スする場合には、このコンテンツ識別名が使われる。な
お、ハードディスク装置80のEXPORTING_F
LAGは“0”に設定されている。
【0320】次に、制御部20は、メモリ90内のデー
タベース内の該当するコンテンツに対するレコードのフ
ィールドのうち、記録メディアに関連する以下の3つの
フィールドをそれぞれ以下のように変更する(ステップ
S349)。
【0321】「記録メディア種類」はハードディスク装
置を表す“00”とする。「記録メディアID」は“ハ
ードディスク装置80の識別子(メディアID)」とな
る。また、「コンテンツ識別名」は“該当コンテンツを
表す識別子”となる。
【0322】最後に、制御部20は、光ディスクに記録
されている該当コンテンツを消去する(ステップS35
0)。
【0323】[コンテンツのデータベース間の移動]次
に、コンテンツのデータベース間の移動について説明す
る。この場合、この実施の形態では、移動対象のコンテ
ンツを前の(該当コンテンツが今所属している)データ
ベースからチェックアウトし、新しいデータベースに対
してチェックインするようにする。
【0324】<エクスポートの動作>ビデオ記録再生装
置7からコンテンツを「エクスポート」する際の動作
を、図27およびその続きである図28のフローチャー
トを参照して説明する。
【0325】ユーザは、まず、リモコン送信機4または
キー操作部60を操作してコンテンツの一覧をテレビモ
ニター2の画面に表示させる。その後、ユーザは、リモ
コン送信機4またはキー操作部60とユーザーインター
フェースを使って、エクスポートするコンテンツを選択
し、「エクスポート」を指令する。すると、制御部20
は、図27の処理ルーチンを開始する。
【0326】まず、制御部20は、「エクスポート」の
対象として選択されたコンテンツに対するレコードをメ
モリ90内のデータベースから探し出す(ステップS3
51)。コンテンツのレコードが見つかったら、その所
在情報を参照して、該当コンテンツがハードディスク装
置80にあるのか、光ディスク3にあるのかを判別する
(ステップS352)。
【0327】対象コンテンツが内蔵ハードディスク装置
に在る場合と、光ディスクに在る場合、また、対象コン
テンツが光ディスクに在る場合には、それが他のコンテ
ンツと一緒に記録されているかどうかにより、エクスポ
ートの動作を、以下3つの場合に分けて説明する。
【0328】(1)「エクスポート」指示されたコンテ
ンツ(以下、このコンテンツを該当コンテンツという)
が、内蔵ハードディスクに記録されていた場合:ステッ
プS352で、該当コンテンツがハードディスク装置8
0に記録されていると判別されたときには、制御部20
は、空き光ディスクが、光ディスクドライブ40に装填
されているか否かを判別し(ステップS353)、装填
されていないと判別したときには、OSD部16を使用
して、光ディスクドライブ40へ空きディスクの装填を
促すメッセージをテレビモニター2に表示するように制
御する(ステップS354)。
【0329】ステップS353で、空きディスクが装填
されたことを確認すると、制御部20は、該当コンテン
ツを光ディスク上にチェックアウトする。チェックアウ
トに関しては、図23および図24を参照して既に説明
した通りである。ただし、制御部20は、図24のステ
ップS316での処理に代えて、光ディスクのEXPO
RTING_FLAG=“1”とすると共に、図24の
ステップS316の処理に代えて、メモリ90に含まれ
るデータベースから該当コンテンツに対するレコードを
削除するようにする(ステップS355)。
【0330】(2)「エクスポート」を指令された該当
コンテンツが、光ディスクに単独で記録されていた場
合:すなわち、ステップS352で、該当コンテンツが
光ディスクに記録されていると判別された場合、制御部
20は、OSD部16を使用して、光ディスクドライブ
40へ該当コンテンツの含まれる光ディスクの装填を促
すメッセージをテレビモニター2に表示する(ステップ
S356)。そして、記録メディアIDを用いて、該当
光ディスクが装填されたか否かを判別し(ステップS3
57)、該当する光ディスクが装填されたことを確認す
ると、その光ディスクには、該当コンテンツのみが記録
されているのかどうか判別する(ステップS358)。
【0331】そして、その光ディスクには、該当コンテ
ンツのみが記録されていると判別したときには、メモリ
90に含まれるデータベースから該当コンテンツに対す
るレコードを削除し(ステップS359)、同時に、光
ディスクのEXPORTING_FLAG=“1”とす
る(ステップS360)。この処理により、わざわざコ
ンテンツの実体を移動させることなく、エクスポートが
できる。
【0332】ただし、このエクスポートの状態では、エ
クスポートの処理を行ったビデオ記録再生装置のデバイ
ス鍵および記録メディアIDに基づく暗号化情報IDm
eにより暗号化されたタイトル鍵Kteが、当該エクス
ポートされた光ディスクに記録されている。
【0333】(3)「エクスポート」を指令された該当
コンテンツが、光ディスクに他のコンテンツと一緒に記
録されていた場合:ステップS358で、光ディスクに
は、該当コンテンツのみではなく、他のコンテンツも一
緒に記録されていると判別したときには、制御部20
は、該当コンテンツを、一旦、ハードディスク装置80
にチェックインする(ステップS361)。チェックイ
ンの動作に関しては、図25および図26を用いて既に
説明した通りである。
【0334】チェックインの終了後、制御部20は、O
SD部16を使用して、光ディスクドライブ40に、空
き光ディスクの装填を促すメッセージをテレビモニター
2に表示するようにする(ステップS362)。
【0335】そして、空き光ディスクが装填されたかど
うかを判別し(ステップS363)、空き光ディスク3
が装填されたことを確認すると、制御部20は、その空
き光ディスク3から記録メディアIDを読み込み(ステ
ップS364)、その記録メディアIDをスクランブル
/デスクランブル部30のメディアID入力レジスタ3
05に書き込む(ステップS365)。
【0336】そして、制御部20は、スクランブル/デ
スクランブル部30のスイッチ回路303および304
は、スクランブル回路301側に切り換え(ステップS
366)、乱数を用いてタイトル鍵Ktを発生し、タイ
トル鍵入力レジスタ308に書き込む(ステップS36
7)。
【0337】そして、該当コンテンツを、ハードディス
ク装置80から空き光ディスク上にチェックアウトす
る。(ステップS368)。このチェックアウトの際に
は、スクランブル/デスクランブル部30で、ハードデ
ィスク装置80からのコンテンツ情報は、タイトル鍵入
力レジスタ308に書き込まれたタイトル鍵Ktをスク
ランブル鍵としてスクランブル処理されて光ディスク3
に記録されると共に、そのタイトル鍵Ktが暗号化され
た暗号化タイトル鍵Kteが光ディスク3に、記録され
たコンテンツ情報に関連付けられて記録される。
【0338】なお、このステップS368におけるチェ
ックアウトのとき、制御部20は、図24のステップS
316での処理に代えて、光ディスクのEXPORTI
NG_FLAG=“1”とすると共に、図24のステッ
プS317の処理に代えて、メモリ90に含まれるデー
タベースから該当コンテンツに対するレコードを削除す
るようにする。
【0339】<インポートの動作>以上のようにして
「エクスポート」したコンテンツを、「インポート」す
る際の動作を、図29〜図32を参照して説明する。
【0340】ここで、インポートしようとする光ディス
ク3に記録されたコンテンツは、インポートしようとす
るビデオ記録再生装置とは異なる他のビデオ記録再生装
置で記録されたものである。したがって、当該光ディス
ク3からのコンテンツをインポートするためには、前述
した第3の実施の形態と同様に、ネットワークを通じ
て、前記他のビデオ記録再生装置と接続し、相互認証の
プロセスを行った後に、前記他のビデオ記録再生装置か
ら暗号化タイトル鍵Kteの暗号を復号化するための情
報を取得する必要がある。
【0341】以下のインポートの動作の例は、ネットワ
ークを通じて接続されている他のビデオ記録再生装置8
からエクスポートされたコンテンツを、ビデオ記録再生
装置7にインポートする場合として説明する。
【0342】ビデオ記録再生装置7は、ユーザによっ
て、「エクスポート」されたコンテンツが記録されてい
る光ディスクが光ディスクドライブ40に装填されるの
を待つ(ステップS371)。そして、光ディスクドラ
イブ40から、光ディスクが装填されたことを示す信号
を受けると、制御部20は、光ディスクに記録されてい
るEXPORTING_FLAGを読み込む(ステップ
S372)。
【0343】光ディスクがエクスポートされたものであ
れば、このEXPORTING_FLAGの値は、
“1”となっているので、そうなっているかどうかを判
別する(ステップS373)。
【0344】EXPORTING_FLAGの値が
“0”であって、装填された光ディスク3がエクスポー
トされたものではないと判別したときには、通常の再生
等の処理に移行する。この場合、光ディスク3に記録さ
れている装置IDが、自装置の装置IDと一致していれ
ば、前述と同様にしてコンテンツの再生が可能である。
【0345】EXPORTING_FLAGの値が
“1”であって、装填された光ディスクがエクスポート
されていると判断したときは、制御部20は、光ディス
クに記録されているコンテンツを自装置のデータベース
に登録するかどうか、ユーザに問い合わせるため、OS
D部16を使ってメッセージを発生し、テレビモニター
2に表示させる(ステップS374)。
【0346】制御部20は、この表示に対してユーザが
「インポート」を指示したかどうか判別し(ステップS
375)、「インポート」を指示しないときには、この
処理ルーチンは終了する。
【0347】また、ユーザがリモコン送信機4またはキ
ー操作部60を使って、該当コンテンツの「インポー
ト」を指示したときには、装填された光ディスク3に記
録されている装置IDを読み出し(ステップS37
6)、その装置IDが自装置の装置IDと一致するかど
うか判別する(ステップS377)。
【0348】そして、自装置の装置IDと一致しない場
合には、制御部20は、第3の実施の形態の場合と同様
にして、通信インターフェース100を制御して、読み
出した装置IDに一致する他のビデオ記録再生装置を検
索する(ステップS378)。そして、光ディスク3か
ら読み出された装置IDと一致する装置IDを備える記
録再生装置8が検出されると、前述の図13を用いて説
明した相互認証(オーセンティケーション)のプロセス
を実行する(ステップS379)。
【0349】次に、この相互認証のプロセスを行った結
果、認証が取れかた否かを判別する(ステップS391
(図30))。認証がとれなかったときには、OSD部
16を用いて、「他装置との相互認証が不可であったた
め、再生できない」旨のメッセージをテレビモニター2
に表示して、ユーザに報知し(ステップS392)、再
生処理を終了する。
【0350】一方、ステップS391で、相互認証のプ
ロセスの結果、認証が取れたと判別したときには、ビデ
オ記録再生装置5の制御部20は、光ディスク3から読
み込んだ記録メディアIDを、通信インターフェース1
00を通じて、他のビデオ記録再生装置8に送る(ステ
ップS393)。
【0351】当該他のビデオ記録再生装置8では、その
制御部20が送られてきた記録メディアIDをスクラン
ブル/デスクランブル部30のメディアID入力レジス
タ305に書き込む。すると、暗号化回路306で、そ
のメディアID入力レジスタ305の記録メディアID
が、EEPROM307からのビデオ記録再生装置8の
デバイス鍵Kdで暗号化処理される。そして、暗号化回
路306からの、その暗号化情報IDmeがIDme出
力レジスタ313に書き込まれる。
【0352】さらに、他のビデオ記録再生装置8では、
そのIDme出力レジスタ313から暗号化情報IDm
eを読み出し、通信インターフェース100を通じて、
ビデオ記録再生装置7に送り返す。
【0353】ビデオ記録再生装置7の制御部20は、こ
の送り返されてきた暗号化情報IDmeを通信インター
フェース100を通じて受け取り、スクランブル/デス
クランブル部30のIDme入力レジスタ314に書き
込むと共に、スイッチ回路315を、IDme入力レジ
スタ314側に切り換える(ステップS394)。
【0354】次に、インポート指示は、インポート後に
ハードディスク装置80にチェックインするという指示
を伴うものであるかどうか判別する(ステップS39
5)。
【0355】(1)他のデータベースからのインポー
ト;インポートのみ ステップS395での判断が、ユーザの指示がインポー
トのみである場合には、光ディスク3に記録されている
形のままでコンテンツをデータベースに登録することを
意味する。しかし、この場合、コンテンツ情報のスクラ
ンブル鍵は、他の装置のデバイス鍵および記録メディア
IDに基づいて暗号化されて光ディスク3に記録されて
いるので、そのままではインポートできず、自装置にお
いてスクランブルし直す必要がある。
【0356】このため、制御部20は、一旦、光ディス
ク3のコンテンツ情報をデスクランブル処理して、ハー
ドディスク装置80に記録する。そして、このハードデ
ィスク装置80に記録したコンテンツ情報を、自装置の
スクランブル処理を行って光ディスク3にかき戻すよう
にする。
【0357】すなわち、まず、制御部20は、スクラン
ブル/デスクランブル部30のスイッチ回路303およ
び304を、デスクランブル回路302側に切り換える
(ステップS396)。次に、光ディスクドライブ40
を操作して、光ディスクから当該光ディスクが採用して
いる論理フォーマット(例えばUDF+RTR)の情報
を読み出す(ステップS397)。
【0358】そして、制御部20は、光ディスク3のコ
ンテンツ情報を、一旦、ハードディスク装置80に移動
するようにするため光ディスクドライブ40に光ディス
ク3からのコンテンツ情報の読み出しを指示すると共
に、ハードディスク装置80に入力データの書き込みを
指示する(ステップS398)。
【0359】このとき、光ディスク3から読み出された
コンテンツ情報は、スクランブル/デスクランブル部3
0において、他のビデオ記録再生装置8から取得した、
IDme入力レジスタ314に書き込まれている暗号化
情報IDmeによりデスクランブル処理されるので、正
しくデスクランブル処理が行われ、ハードディスク装置
80のハードディスクに記録される。
【0360】コンテンツ情報のハードディスク装置80
への移動が終了したら、制御部20は、光ディスク3か
ら記録メディアIDを読み込み、スクランブル/デスク
ランブル部30のメディアID入力レジスタ305に書
き込む(ステップS399)。そして、乱数を用いてタ
イトル鍵Ktを発生させ、タイトル鍵入力レジスタ30
8に書き込む(ステップS400)。
【0361】さらに、スクランブル/デスクランブル部
30のスイッチ回路303および304をスクランブル
回路301側に切り換えると共に、スイッチ回路315
を暗号化回路306側に切り換える(ステップS401
(図31))。
【0362】次に、ハードディスク装置80から一旦書
き込んだコンテンツ情報を読み出し、スクランブル/デ
スクランブル部30を通じて光ディスクドライブ40に
入力するようにする(ステップS402)。そして、光
ディスクドライブ40に、入力データを光ディスク3に
記録するように指示する(ステップS403)。
【0363】すると、スクランブル/デスクランブル部
30では、タイトル鍵入力レジスタ308に書き込まれ
たタイトル鍵Ktにより、ハードディスク装置80から
読み出されたコンテンツ情報をスクランブル処理して、
光ディスクドライブ40に出力すると共に、前記タイト
ル鍵Ktを、メディアID入力レジスタ305に書き込
まれた記録メディアIDとEEPROM307からのデ
バイス鍵Kdに基づく暗号化情報IDmeにより暗号化
し、暗号化タイトル鍵出力レジスタ310に書き込む。
【0364】そして、光ディスクドライブ40は、スク
ランブル/デスクランブル部30からのスクランブル処
理されたコンテンツ情報を記録する。
【0365】ハードディスク装置80からの該当コンテ
ンツの出力が終了すると、ハードディスク装置80から
制御部20に対してその旨を知らせる信号が入る。制御
部20は、これにより、該当コンテンツのハードディス
ク装置80からの読み出しの終了を判別し(ステップS
404)、光ディスクドライブ40にビットストリーム
をすべて記録し終わってから記録を終了するように指示
する(ステップS405)。
【0366】同時に、制御部20は、記録されたコンテ
ンツの属性等の情報を、光ディスク3が採用している論
理フォーマット(例えばUDF+RTR)に従って変換
し、光ディスク3上に記録する(ステップS406)。
このとき、記録されたコンテンツにはコンテンツ識別名
が付加される。
【0367】次に、制御部20は、記録を行った装置を
認識するための装置IDを光ディスク3に記録する(ス
テップS407)。装置IDは、図示を省略したビデオ
記録再生装置7の不揮発性メモリに記憶されており、そ
の不揮発性メモリから読み出して、光ディスク3に記憶
するようにする。なお、スクランブル/デスクランブル
部30のEEPROM307に、この装置IDも記憶し
ておき、必要に応じてバス24を介して制御部20の指
示で読み出すようにしても良い。
【0368】次に、スクランブル/デスクランブル部3
0の暗号化タイトル鍵出力レジスタ310にストアされ
ている暗号化タイトル鍵Kteを読み出して、光ディス
ク3に、記録されたコンテンツ情報と関連付けて記録す
る(ステップS408)。また、光ディスク3のEXP
ORTING_FLAGを“0”に設定する(ステップ
S409)。
【0369】さらに、制御部20は、メモリ90にある
データベースに、新しいコンテンツのレコードを用意す
る。この新しいレコードは、インポートした光ディスク
3に記録されている全てのコンテンツについて作成され
る(ステップS410)。この場合に、制御部20は、
各コンテンツに対するレコードのフィールドのうち、コ
ンテンツの所在情報に関連する以下の3つのフィールド
は、それぞれ以下のように設定する。
【0370】「記録メディア種類」は、光ディスクを表
す“01”とする。「記録メディアID」は“光ディス
クの識別子(メディアID)”となる。また、「コンテ
ンツ識別名」は“該当コンテンツを表す識別子”とな
る。また、それ以外のコンテンツの属性に関するフィー
ルドには、光ディスク3から読み出した情報を書き込
む。
【0371】最後に、制御部20は、ハードディスク装
置80に記録されている該当コンテンツを消去する(ス
テップS411)。これにより、エクスポートされてい
た光ディスク3のビデオ記録再生装置7へのインポート
が完了する。
【0372】(2)他のデータベースからのインポー
ト;インポートしてチェックイン ステップS395での判断が、ユーザの指示がインポー
トしてチェックインすると云うことだった場合には、光
ディスクに記録されているコンテンツをデータベースに
登録すると共に、内蔵ハードディスクに読み込むことを
意味する。この場合に、ハードディスク装置80のハー
ドディスクの空き容量が十分であると想定して、以下、
説明することとする。
【0373】まず、制御部20は、図30のステップS
395から図29のステップS382に進み、スクラン
ブル/デスクランブル部30のスイッチ回路303およ
び304をデスクランブル回路302側に切り換える。
次いで、図32のステップS421に進み、光ディスク
ドライブ40を操作して、光ディスク3から当該光ディ
スクの採用している論理フォーマット(例えばUDF+
RTR)の情報を読み出す。
【0374】そして、制御部20は、読み出した光ディ
スクの論理フォーマットの情報から、該当コンテンツの
「コンテンツ識別名」を探し出し、光ディスク内での配
置の情報を確認し(ステップS422)、光ディスクド
ライブ40に対して該当コンテンツの出力を指示する
(ステップS423)。同時に、制御部20は、ハード
ディスク装置80に対して、入力されるデータを記録す
るように指示する(ステップS424)。
【0375】すると、光ディスクドライブ40から出力
されたスクランブル処理されている該当コンテンツ情報
は、スクランブル/デスクランブル部30に供給され
る。このとき、光ディスク3から読み出されたコンテン
ツ情報は、スクランブル/デスクランブル部30におい
て、他のビデオ記録再生装置8から取得した、IDme
入力レジスタ314に書き込まれている暗号化情報ID
meによりデスクランブル処理されるので、正しくデス
クランブル処理が行われ、MPEG2ビットストリーム
のデータとされる。
【0376】そして、このスクランブル/デスクランブ
ル部30でデスクランブル処理されて得られたMPEG
2ビットストリームのデータは、バス24を経由してハ
ードディスク装置80に入力される。
【0377】ハードディスク装置80は、入力されたビ
ットストリームを記録する。このとき、テレビモニター
2の画面には、OSD部16が制御部20により制御さ
れることにより、「チェックイン実行中」が表示される
(ステップS425)。
【0378】光ディスクドライブ40からの該当コンテ
ンツの出力が終了すると、光ディスクドライブ40から
制御部20に対してその旨を知らせる信号が入る。制御
部20は、これにより、該当コンテンツの光ディスクド
ライブ40からの読み出しの終了を判別し(ステップS
426)、ハードディスク装置80にビットストリーム
をすべて記録し終わってから記録を終了するように指示
する(ステップS427)。
【0379】同時に、制御部20は、記録されたコンテ
ンツの属性等の情報を、ハードディスク装置80の採用
している論理フォーマット(例えばFAT32)に従っ
て変換し、ハードディスク装置80のハードディスク上
に記録する(ステップS428)。このとき、コンテン
ツにはコンテンツ識別名が付加される。「コンテンツ識
別名」はインポートの際に変更する必然性は特に無いと
思われるが、すでにハードディスク装置80に記録され
ているコンテンツの名前と重複する等の理由で異なる名
前が使用された時などに変更は有り得る。後に該当コン
テンツにアクセスする場合には、この識別名が使われ
る。なお、ハードディスク装置80のEXPORTIN
G_FLAGは“0”に設定されている。
【0380】また、制御部20は、メモリ90にあるデ
ータベースに新しいレコードを用意する。この新しいレ
コードは、インポートしてハードディスク装置80にチ
ェックインする光ディスクに記録されている全てのコン
テンツについて作成される(ステップS429)。この
場合に、制御部20は、各コンテンツに対するレコード
のフィールドのうち、コンテンツの所在情報に関連する
以下の3つのフィールドは、それぞれ以下のように設定
する。
【0381】「記録メディア種類」はハードディスク装
置を表す“00”とする。「記録メディアID」は“ハ
ードディスク装置80の識別子(メディアID)”とな
る。また、「コンテンツ識別名」は“該当コンテンツを
表す識別子”となる。また、それ以外のコンテンツの属
性に関するフィールドは、光ディスク3から読み出した
情報を書き込む。
【0382】最後に、制御部20は、光ディスクに記録
されている該当コンテンツを消去する(ステップS43
0)。これにより、光ディスク上に記録されているコン
テンツがなくなったと判別した場合(ステップS43
1)、EXPORTING_FLAGを“0”に設定す
る(ステップS432)。
【0383】(3)自分のデータベースからエクスポー
トされた光ディスクのインポート;インポートのみ 図29のステップS377で、自装置の装置IDと一致
したときには、自分のデータベースからエクスポートさ
れたコンテンツが記録された光ディスクであると判別さ
れ、インポート指示が、インポート後にハードディスク
装置80にチェックインするという指示を伴うものであ
るかどうか判別する(ステップS380)。この判別の
結果、チェックインの指示はないと判別したときには、
図32のステップS433に進む。
【0384】そして、ステップS433では、光ディス
クドライブ40を操作して、光ディスクから当該光ディ
スクが採用している論理フォーマット(例えばUDF+
RTR)の情報を読み出す。
【0385】そして、制御部20は、メモリ90にある
データベースに、新しいコンテンツのレコードを用意す
る。この新しいレコードは、インポートした光ディスク
3に記録されている全てのコンテンツについて作成され
る(ステップS434)。この場合に、制御部20は、
各コンテンツに対するレコードのフィールドのうち、コ
ンテンツの所在情報に関連する以下の3つのフィールド
は、それぞれ以下のように設定する。
【0386】「記録メディア種類」は、光ディスクを表
す“01”とする。「記録メディアID」は“光ディス
クの識別子(メディアID)”となる。また、「コンテ
ンツ識別名」は“該当コンテンツを表す識別子”とな
る。また、それ以外のコンテンツの属性に関するフィー
ルドには、光ディスク3から読み出した情報を書き込
む。
【0387】最後に、光ディスク3のEXPORTIN
G_FLAGを“0”に設定する(ステップS43
5)。このインポートにより、一旦、エクスポートした
光ディスク3を再び自分のデータベースに戻すことがで
きる。
【0388】(4)自分のデータベースからエクスポー
トされた光ディスクのインポート;インポートしてチェ
ックイン 図29のステップS377で、自分のデータベースから
エクスポートされたコンテンツが記録された光ディスク
であると判別され、ステップS380で、インポート指
示が、インポート後にハードディスク装置80にチェッ
クインするという指示を伴うものである判別したときに
は、ステップS381に進み、光ディスク3から記録メ
ディアIDを読み込み、スクランブル/デスクランブル
部30のメディアID入力レジスタ305に書き込む。
【0389】そして、前述した「(2)他のデータベー
スからのインポート;インポートしてチェックイン」の
項で説明したステップS382およびそれに続く図32
のステップS421〜S432を実行し、一旦、光ディ
スク3にエクスポートしたコンテンツを再び自装置にイ
ンポートし、チェックインしてハードディスク装置80
に戻すると共に、自分のデータベースに復帰させるよう
にする。
【0390】[他所(他のデータベース)のメディアを
インポート]次に、他のビデオ記録再生装置で「チェッ
クアウト」された光ディスクを「インポート」する際の
動作について説明する。すなわち、この場合には、他の
データベースで管理されていてエクスポートされた訳で
はないコンテンツを、強制的にインポートするものであ
る。
【0391】本来「チェックアウト」されたコンテンツ
が記録されている光ディスクは、何処かのデータベース
に登録されているから、そのままインポートすると、異
なるデータベースに重複登録されて、管理が厄介になる
ので避けるべきである。まさに、これを避けるために、
この実施の形態では、EXPORTING_FLAGを
導入しているのである。
【0392】しかし、前述もしたように、データベース
が破損した場合などにおいては、「チェックアウト」と
いう形で光メディアに退避してあったコンテンツのデー
タベースへの再登録が必要になる。そこで、この実施の
形態では、エクスポートされてはいないコンテンツ(光
ディスク)の強制インポートを可能にしている。
【0393】すなわち、光ディスク3が装填されると、
制御部20は、光ディスクに記録されているEXPOR
TING_FLAGを読み込むが、他所の光ディスクの
場合には、そのEXPORTING_FLAGは“0”
となっているので、エクスポートされていないことを認
識する。
【0394】そして、制御部20は、光ディスクのメデ
ィアIDを読み取って、メモリ90に格納されているデ
ータベースの各コンテンツのレコードが持つ記録メディ
アIDのフィールドの値と比較し、他所のデータベース
内の光ディスクかどうかを認識する。すなわち、光ディ
スクが他のビデオ記録再生装置でチェックアウトされて
いる場合には、ビデオ記録再生装置7のデータベースに
は、その光ディスクの記録メディアIDの記録は無いか
ら、他所で登録されている光ディスクであると判る。
【0395】他所のデータベースで管理されている光デ
ィスクであって、チェックアウトされているものである
と判断した制御部20は、光ディスクのコンテンツを、
自装置のデータベースに入れるかどうかユーザに問い合
わせるため、OSD部16を使ってメッセージを発生
し、テレビモニター2に表示させる。
【0396】そして、制御部20は、この表示に対して
ユーザが「インポート」を指示したかどうか判別し、
「インポート」の指示があったときには、チェックイン
を伴うかどうかを判別する。
【0397】そして、前述した「(1)他のデータベー
スからのインポート;インポートのみ」あるいは
「(2)他のデータベースからのインポート;インポー
トしてチェックイン」と同様の処理を行うことにより、
エクスポートされていない他所のメディアの強制インポ
ートが可能となる。
【0398】[以上の実施の形態の変形例]以上の実施
の形態では、光ディスクドライブは、1枚づつの光ディ
スクを記録再生するものとしたが、複数枚の光ディスク
を同時に装填できるチェンジャー機能を備える光ディス
クドライブを用いることもできる。
【0399】以上の実施の形態の説明においては、放送
信号を受信して記録メディアに記録する場合について説
明したが、この発明は放送信号の記録に限られるもので
はない。例えば、固定式の記録メディアと、着脱式の記
録メディアを用いるビデオカメラにも適用可能である。
【0400】また、記録するコンテンツ情報は、映像情
報やオーディオ情報に限らず、テキスト情報やプログラ
ムなどであってもよい。
【0401】また、上述の実施の形態では、データベー
ス用メモリは、ビデオ記録再生装置が内蔵するようにし
たが、データベース用メモリは、ビデオ記録再生装置に
対してネットワークを介して接続されている、例えばパ
ーソナルコンピュータなどの装置に設けておき、適宜、
ビデオ記録再生装置から、ネットワークを介してアクセ
スすることができるようにしておいても、勿論よい。
【0402】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、記録時に、再生できる装置を制限することができる
ようにコンテンツ情報をスクランブル処理して記録する
ようにするので、適切な著作権保護を図ることができる
ようになる。
【0403】また、この発明によれば、大量のコンテン
ツを記録して管理する場合に、比較的簡易な装置によっ
て、容易に管理することができる。特に、固定式の記録
メディアだけでなく、着脱式の記録メディアを用いるよ
うにすることにより、内蔵する固定式の記録メディアと
して大容量のものを殊更に備える必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による情報記録再生装置の第1の実施
の形態のブロック図である。
【図2】この発明による情報記録再生装置の第1の実施
の形態におけるスクランブル/デスクランブル部の構成
例を示すブロック図である。
【図3】この発明による情報記録再生装置の第1の実施
の形態における光ディスク装填時の動作を説明するため
のフローチャートを示す図である。
【図4】この発明による情報記録再生装置の第2の実施
の形態における録画動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図5】この発明による情報記録再生装置の第2の実施
の形態における再生動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図6】この発明による情報記録再生装置の第2の実施
の形態におけるスクランブル/デスクランブル部の構成
例を示すブロック図である。
【図7】この発明による情報記録再生装置の第2の実施
の形態における録画動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図8】この発明による情報記録再生装置の第2の実施
の形態における再生動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図9】この発明による情報記録再生装置の第2の実施
の形態におけるスクランブル鍵の暗号化システムを説明
するための図である。
【図10】この発明による情報記録再生装置の第3の実
施の形態のブロック図である。
【図11】この発明による情報記録再生装置の第3の実
施の形態におけるスクランブル/デスクランブル部の構
成例を示すブロック図である。
【図12】この発明による情報記録再生装置の第3の実
施の形態における再生動作を説明するためのフローチャ
ートを示す図である。
【図13】記録再生装置間の相互認証のプロセスの例を
説明するための図である。
【図14】この発明による第4の実施の形態としての情
報記録管理装置の実施の形態のブロック図である。
【図15】第4の実施の形態における録画動作を説明す
るためのフローチャートの一部を示す図である。
【図16】第4の実施の形態における録画動作を説明す
るためのフローチャートの一部を示す図である。
【図17】第4の実施の形態におけるデータベースの一
例を説明するための図である。
【図18】第4の実施の形態におけるコンテンツ選択お
よび再生動作を説明するためのフローチャートの一部を
示す図である。
【図19】第4の実施の形態におけるコンテンツ選択お
よび再生動作を説明するためのフローチャートの一部を
示す図である。
【図20】第4の実施の形態におけるコンテンツ選択お
よび再生動作を説明するためのフローチャートの一部を
示す図である。
【図21】第4の実施の形態におけるコンテンツ選択お
よび再生動作を説明するためのフローチャートの一部を
示す図である。
【図22】第4の実施の形態における光ディスクのデー
タベース管理の一例を説明するためのフローチャートで
ある。
【図23】第4の実施の形態において、固定式の記録メ
ディアから着脱式の記録メディアへのコンテンツの移動
動作を説明するためのフローチャートの一部を示す図で
ある。
【図24】第4の実施の形態において、固定式の記録メ
ディアから着脱式の記録メディアへのコンテンツの移動
動作を説明するためのフローチャートの一部を示す図で
ある。
【図25】第4の実施の形態において、着脱式の記録メ
ディアから固定式の記録メディアへのコンテンツの移動
動作を説明するためのフローチャートの一部を示す図で
ある。
【図26】第4の実施の形態において、着脱式の記録メ
ディアから固定式の記録メディアへのコンテンツの移動
動作を説明するためのフローチャートの一部を示す図で
ある。
【図27】第4の実施の形態において、他のデータベー
スへコンテンツを移動させるための動作を説明するため
のフローチャートの一部を示す図である。
【図28】第4の実施の形態において、他のデータベー
スへコンテンツを移動させるための動作を説明するため
のフローチャートの一部を示す図である。
【図29】第4の実施の形態において、他のデータベー
スからのコンテンツの登録の動作を説明するためのフロ
ーチャートの一部を示す図である。
【図30】第4の実施の形態において、他のデータベー
スからのコンテンツの登録の動作を説明するためのフロ
ーチャートの一部を示す図である。
【図31】第4の実施の形態において、他のデータベー
スからのコンテンツの登録の動作を説明するためのフロ
ーチャートの一部を示す図である。
【図32】第4の実施の形態において、他のデータベー
スからのコンテンツの登録の動作を説明するためのフロ
ーチャートの一部を示す図である。
【符号の説明】
1…ビデオ記録再生装置、2…テレビモニター、3…光
ディスク、4…リモコン送信機、12…チューナ部、1
3…MPEG2エンコード部、14…MPEG2デコー
ド部、15…ビデオスイッチャ、16…OSD部、20
…制御部、24…システムバス、30…スクランブル/
デスクランブル部、40…光ディスクドライブ、50…
リモコン受信部、70および100…通信インターフェ
ース、80…ハードディスク装置、90…データベース
用メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C053 FA13 FA23 GB05 GB38 JA16 JA21 KA03 KA05 KA24 LA04 LA06 LA07 5D044 AB05 AB07 BC06 CC04 DE49 GK08 GK17 HL11 5J104 AA01 AA16 EA04 EA17 EA22 EA26 NA02 PA14

Claims (81)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンテンツ情報を、記録を行う装置毎に異
    なる情報と記録メディアの識別子とに基づいてスクラン
    ブル処理をして、前記記録メディアに記録することを特
    徴とする情報記録方法。
  2. 【請求項2】コンテンツ情報を、再生を行う装置毎に異
    なる情報と記録メディアの識別子とに基づいてスクラン
    ブル処理をして、前記記録メディアに記録することを特
    徴とする情報記録方法。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2において、 前記記録メディアの識別子により前記装置毎に異なる情
    報を暗号化し、当該暗号化した前記装置毎に異なる情報
    に基づいて、前記コンテンツ情報をスクランブル処理す
    ることを特徴とする情報記録方法。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2において、 前記装置毎に異なる情報により前記記録メディアの識別
    子を暗号化し、当該暗号化した前記記録メディアの識別
    子に基づいて、前記コンテンツ情報をスクランブル処理
    することを特徴とする情報記録方法。
  5. 【請求項5】コンテンツ情報を、ランダムに発生した鍵
    情報に基づいてスクランブル処理して、前記記録メディ
    アに記録すると共に、 前記鍵情報を、記録メディアの識別子と記録を行う装置
    毎に異なる情報とに基づいて暗号化して、前記記録メデ
    ィアに記録することを特徴とする情報記録方法。
  6. 【請求項6】コンテンツ情報を、ランダムに発生した鍵
    情報に基づいてスクランブル処理して、前記記録メディ
    アに記録すると共に、 前記鍵情報を、記録メディアの識別子と再生を行う装置
    毎に異なる情報とに基づいて暗号化して、前記記録メデ
    ィアに記録することを特徴とする情報記録方法。
  7. 【請求項7】請求項5または請求項6において、 前記記録メディアの識別子により前記装置毎に異なる情
    報を暗号化し、当該暗号化した前記装置毎に異なる情報
    に基づいて前記鍵情報を暗号化することを特徴とする情
    報記録方法。
  8. 【請求項8】請求項5または請求項6において、 前記装置毎に異なる情報により前記記録メディアの識別
    子を暗号化し、当該暗号化した前記記録メディアの識別
    子に基づいて、前記鍵情報を暗号化することを特徴とす
    る情報記録方法。
  9. 【請求項9】記録メディアから、当該記録メディアの識
    別子を読み込む手段と、 自装置についての装置毎に異なる情報を出力する手段
    と、 前記記録メディアの識別子と、前記自装置についての装
    置毎に異なる情報とに基づいてコンテンツ情報をスクラ
    ンブル処理するスクランブル手段と、 前記スクランブル手段でスクランブル処理された前記コ
    ンテンツ情報を記録する手段と、 を備えることを特徴とする情報記録装置。
  10. 【請求項10】記録メディアから、当該記録メディアの
    識別子を読み込む手段と、 再生する装置毎に異なる情報を出力する手段と、 前記記録メディアの識別子と、前記再生する装置毎に異
    なる情報とに基づいてコンテンツ情報をスクランブル処
    理するスクランブル手段と、 前記スクランブル手段でスクランブル処理された前記コ
    ンテンツ情報を記録する手段と、 を備えることを特徴とする情報記録装置。
  11. 【請求項11】請求項9または請求項10において、 前記記録メディアの識別子により前記装置毎に異なる情
    報を暗号化する暗号化手段を備え、 前記スクランブル手段では、前記暗号化手段で暗号化さ
    れた前記装置毎に異なる情報に基づいて、前記コンテン
    ツ情報をスクランブル処理することを特徴とする情報記
    録装置。
  12. 【請求項12】請求項9または請求項10において、 前記装置毎に異なる情報により前記記録メディアの識別
    子を暗号化する暗号化手段を備え、 前記スクランブル手段では、前記暗号化手段で暗号化さ
    れた前記記録メディアの識別子に基づいて、前記コンテ
    ンツ情報をスクランブル処理することを特徴とする情報
    記録装置。
  13. 【請求項13】コンテンツ情報を、ランダムに発生した
    鍵情報に基づいてスクランブル処理するスクランブル手
    段と、 前記スクランブル手段でスクランブル処理されたコンテ
    ンツ情報を記録する手段と、 記録メディアから、当該記録メディアの識別子を読み込
    む手段と、 自装置についての装置毎に異なる情報を出力する手段
    と、 前記鍵情報を、前記記録メディアの識別子と前記自装置
    についての装置毎に異なる情報とに基づいて暗号化する
    暗号化手段と、 前記暗号化手段で暗号化された鍵情報を前記記録メディ
    アに記録する手段とを備えることを特徴とする情報記録
    装置。
  14. 【請求項14】コンテンツ情報を、ランダムに発生した
    鍵情報に基づいてスクランブル処理するスクランブル手
    段と、 前記スクランブル手段でスクランブル処理されたコンテ
    ンツ情報を記録する手段と、 記録メディアから、当該記録メディアの識別子を読み込
    む手段と、 再生する装置毎に異なる情報を出力する手段と、 前記鍵情報を、前記記録メディアの識別子と前記再生す
    る装置毎に異なる情報とに基づいて暗号化する暗号化手
    段と、 前記暗号化手段で暗号化された鍵情報を前記記録メディ
    アに記録する手段とを備えることを特徴とする情報記録
    装置。
  15. 【請求項15】請求項13または請求項14において、 前記暗号化手段は、前記記録メディアの識別子により前
    記装置毎に異なる情報を暗号化する第1の暗号化手段
    と、当該暗号化した前記装置毎に異なる情報に基づいて
    前記鍵情報を暗号化する第2の暗号化手段とからなるこ
    とを特徴とする情報記録装置。
  16. 【請求項16】請求項13または請求項14において、 前記暗号化手段は、前記装置毎に異なる情報により前記
    記録メディアの識別子を暗号化する第1の暗号化手段
    と、当該暗号化した前記記録メディアの識別子に基づい
    て前記鍵情報を暗号化する第2の暗号化手段とからなる
    ことを特徴とする情報記録装置。
  17. 【請求項17】コンテンツ情報を、記録メディアの識別
    子と記録を行う装置毎に異なる情報とに基づいてスクラ
    ンブル処理をして、前記記録メディアに記録し、 前記記録メディアから読み出したスクランブルされてい
    るコンテンツ情報を、前記記録メディアの識別子と前記
    装置毎に異なる情報とに基づいてデスクランブル処理を
    して再生することを特徴とする情報記録再生方法。
  18. 【請求項18】コンテンツ情報を、記録メディアの識別
    子と再生を行う装置毎に異なる情報とに基づいてスクラ
    ンブル処理をして、前記記録メディアに記録し、 前記記録メディアから読み出したスクランブルされてい
    るコンテンツ情報を、前記記録メディアの識別子と前記
    装置毎に異なる情報とに基づいてデスクランブル処理を
    して再生することを特徴とする情報記録再生方法。
  19. 【請求項19】請求項17または請求項18において、 前記記録メディアの識別子により前記装置毎に異なる情
    報を暗号化し、当該暗号化した前記装置毎に異なる情報
    に基づいて、前記コンテンツ情報をスクランブル処理お
    よびデスクランブル処理することを特徴とする情報記録
    再生方法。
  20. 【請求項20】請求項17または請求項18において、 前記装置毎に異なる情報により前記記録メディアの識別
    子を暗号化し、当該暗号化した前記記録メディアの識別
    子に基づいて、前記コンテンツ情報をスクランブル処理
    およびデスクランブル処理することを特徴とする情報記
    録再生方法。
  21. 【請求項21】コンテンツ情報を、ランダムに発生した
    鍵情報に基づいてスクランブル処理して、前記記録メデ
    ィアに記録すると共に、 前記鍵情報を、記録メディアの識別子と記録を行う装置
    毎に異なる情報とに基づいて暗号化して、前記記録メデ
    ィアに記録し、 前記記録メディアから読み出した前記暗号化されている
    鍵情報を、前記記録メディアの識別子と前記装置毎に異
    なる情報とに基づいて復号化し、 前記記録メディアから読み出したスクランブルされてい
    るコンテンツ情報を、前記復号化した鍵情報に基づいて
    デスクランブル処理をして再生することを特徴とする情
    報記録再生方法。
  22. 【請求項22】コンテンツ情報を、ランダムに発生した
    鍵情報に基づいてスクランブル処理して、前記記録メデ
    ィアに記録すると共に、 前記鍵情報を、記録メディアの識別子と再生を行う装置
    毎に異なる情報とに基づいて暗号化して、前記記録メデ
    ィアに記録し、 前記記録メディアから読み出した前記暗号化されている
    鍵情報を、前記記録メディアの識別子と前記装置毎に異
    なる情報とに基づいて復号化し、 前記記録メディアから読み出したスクランブルされてい
    るコンテンツ情報を、前記復号化した鍵情報に基づいて
    デスクランブル処理をして再生することを特徴とする情
    報記録再生方法。
  23. 【請求項23】請求項21または請求項22において、 前記記録メディアの識別子により前記装置毎に異なる情
    報を暗号化し、当該暗号化した前記装置毎に異なる情報
    に基づいて、前記鍵情報を暗号化して前記記録メディア
    に記録することを特徴とする情報記録再生方法。
  24. 【請求項24】請求項21または請求項22において、 前記装置毎に異なる情報により前記記録メディアの識別
    子を暗号化し、当該暗号化した前記記録メディアの識別
    子に基づいて、前記鍵情報を暗号化して前記記録メディ
    アに記録することを特徴とする情報記録再生方法。
  25. 【請求項25】請求項17または請求項18において、 前記コンテンツ情報が、ネットワークを通じて接続され
    ている他の装置についての装置毎に異なる情報を含んだ
    鍵情報によりスクランブル処理されて記録された前記記
    録メディアからの前記コンテンツ情報の再生に際し、 前記ネットワークを通じて前記他の装置との間で認証を
    取った後、前記他の装置に、記録メディアの識別子を送
    り、 その後、前記他の装置から送られてくる前記送った記録
    メディアの識別子と前記他の装置についての装置毎に異
    なる情報とに基づいて生成された前記コンテンツ情報の
    スクランブル処理の鍵情報を取得し、 当該取得した前記スクランブル処理の鍵情報に基づい
    て、前記コンテンツ情報のデスクランブル処理を行うこ
    とを特徴とする情報記録再生方法。
  26. 【請求項26】請求項19において、 前記コンテンツ情報が、ネットワークを通じて接続され
    ている他の装置についての装置毎に異なる情報を含んだ
    鍵情報によりスクランブル処理されて記録された前記記
    録メディアからの前記コンテンツ情報の再生に際し、 前記ネットワークを通じて前記他の装置との間で認証を
    取った後、前記他の装置に、記録メディアの識別子を送
    り、 その後、前記他の装置から送られてくる前記送った記録
    メディアの識別子により前記他の装置についての装置毎
    に異なる情報を暗号化したものを取得し、当該取得した
    暗号化情報に基づいて、前記コンテンツ情報のデスクラ
    ンブル処理を行うことを特徴とする情報記録再生方法。
  27. 【請求項27】請求項20において、 前記コンテンツ情報が、ネットワークを通じて接続され
    ている他の装置についての装置毎に異なる情報を含んだ
    鍵情報によりスクランブル処理されて記録された前記記
    録メディアからの前記コンテンツ情報の再生に際し、 前記ネットワークを通じて他の装置との間で認証を取っ
    た後、前記他の装置に、記録メディアの識別子を送り、 その後、前記他の装置から送られてくる前記他の装置に
    ついての装置毎に異なる情報により前記送った記録メデ
    ィアの識別子を暗号化したものを取得し、 当該取得した暗号化情報に基づいて、前記コンテンツ情
    報のデスクランブル処理を行うことを特徴とする情報記
    録再生方法。
  28. 【請求項28】請求項21または請求項22において、 コンテンツ情報が、ネットワークを通じて接続されてい
    る他の装置においてランダムに発生した鍵情報に基づい
    てスクランブル処理されて記録されていると共に、前記
    鍵情報が、記録メディアの識別子と前記他の装置につい
    ての装置毎に異なる情報とに基づいて暗号化されて記録
    されている記録メディアから、前記コンテンツ情報を再
    生するに際し、 前記ネットワークを通じて前記他の装置との間で認証を
    取った後、前記他の装置に、記録メディアの識別子を送
    り、 その後、前記他の装置から送られてくる前記送った記録
    メディアの識別子と前記他の装置についての装置毎に異
    なる情報とに基づいて生成された前記スクランブル処理
    の鍵情報の暗号化のための鍵の情報を取得し、 当該取得した前記暗号化のための鍵の情報に基づいて、
    前記記録メディアから読み出した暗号化されている前記
    スクランブル処理の鍵情報の復号化を行い、 前記復号化した鍵情報に基づいて、前記コンテンツ情報
    をデスクランブル処理することを特徴とする情報記録再
    生方法。
  29. 【請求項29】請求項23において、 コンテンツ情報が、ネットワークを通じて接続されてい
    る他の装置においてランダムに発生した鍵情報に基づい
    てスクランブル処理されて記録されていると共に、前記
    鍵情報が、記録メディアの識別子と前記他の装置につい
    ての装置毎に異なる情報とに基づいて暗号化されて記録
    されている記録メディアから、前記コンテンツ情報を再
    生するに際し、 前記ネットワークを通じて接続されている他の装置との
    間で認証を取った後、前記他の装置に、記録メディアの
    識別子を送り、 その後、前記他の装置から送られてくる前記送った記録
    メディアの識別子により前記他の装置についての装置毎
    に異なる情報を暗号化したものを取得し、 当該取得した暗号化情報に基づいて、前記記録メディア
    から読み出した前記暗号化されている鍵情報を復号化
    し、 前記復号化した鍵情報に基づいて、前記コンテンツ情報
    のデスクランブル処理を行うことを特徴とする情報記録
    再生方法。
  30. 【請求項30】請求項24において、 コンテンツ情報が、ネットワークを通じて接続されてい
    る他の装置においてランダムに発生した鍵情報に基づい
    てスクランブル処理されて記録されていると共に、前記
    鍵情報が、記録メディアの識別子と前記他の装置につい
    ての装置毎に異なる情報とに基づいて暗号化されて記録
    されている記録メディアから、前記コンテンツ情報を再
    生するに際し、 前記ネットワークを通じて前記他の装置との間で認証を
    取った後、前記他の装置に、記録メディアの識別子を送
    り、 その後、前記他の装置から送られてくる前記送った記録
    メディアの識別子を前記他の装置についての装置毎に異
    なる情報により暗号化したものを取得し、 当該取得した暗号化情報に基づいて、前記記録メディア
    から読み出した前記暗号化されている鍵情報を復号化
    し、 前記復号化した鍵情報に基づいて、前記コンテンツ情報
    のデスクランブル処理を行うことを特徴とする情報記録
    再生方法。
  31. 【請求項31】記録メディアから、当該記録メディアの
    識別子を読み込む手段と、 自装置についての装置毎に異なる情報を発生する手段
    と、 前記記録メディアの識別子と、前記自装置についての装
    置毎に異なる情報とに基づいてコンテンツ情報をスクラ
    ンブルするスクランブル手段と、 前記スクランブル手段でスクランブルされた前記コンテ
    ンツ情報を記録する手段と、 前記記録メディアからスクランブル処理されているコン
    テンツ情報を読み出す手段と、 前記読み出し手段で読み出した前記コンテンツ情報を、
    前記記録メディアの識別子と前記自装置についての装置
    毎に異なる情報とに基づいてデスクランブル処理するデ
    スクランブル手段と、 を備えることを特徴とする情報記録再生装置。
  32. 【請求項32】請求項31において、 前記記録メディアの識別子により前記自装置についての
    装置毎に異なる情報を暗号化する暗号化手段を備え、 前記スクランブル手段および前記デスクランブル手段で
    は、前記暗号化手段で暗号化された前記自装置について
    の装置毎に異なる情報に基づいて、前記コンテンツ情報
    をスクランブル処理およびデスクランブル処理をするこ
    とを特徴とする情報記録再生装置。
  33. 【請求項33】請求項31において、 前記自装置についての装置毎に異なる情報により前記記
    録メディアの識別子を暗号化する暗号化手段を備え、 前記スクランブル手段および前記デスクランブル手段で
    は、前記暗号化手段で暗号化された前記記録メディアの
    識別子に基づいて、前記コンテンツ情報をスクランブル
    処理およびデスクランブル処理をすることを特徴とする
    情報記録再生装置。
  34. 【請求項34】コンテンツ情報を、ランダムに発生した
    鍵情報に基づいてスクランブル処理するスクランブル手
    段と、 前記スクランブル手段でスクランブル処理されたコンテ
    ンツ情報を記録する手段と、 記録メディアから、当該記録メディアの識別子を読み込
    む手段と、 自装置についての装置毎に異なる情報を発生する手段
    と、 前記鍵情報を、前記記録メディアの識別子と前記自装置
    についての装置毎に異なる情報とに基づいて暗号化する
    暗号化手段と、 前記暗号化手段で暗号化された鍵情報を前記記録メディ
    アに記録する手段と、 前記記録メディアから前記暗号化されている鍵情報を読
    み出す手段と、 前記読み出された暗号化されている鍵情報を、前記記録
    メディアの識別子と前記自装置についての装置毎に異な
    る情報とに基づいて復号化する手段と、 前記記録メディアから読み出したスクランブル処理され
    ているコンテンツ情報を、前記復号化した鍵情報に基づ
    いてデスクランブル処理するデスクランブル手段と、 を備えることを特徴とする情報記録再生装置。
  35. 【請求項35】請求項34において、 前記暗号化手段は、前記記録メディアの識別子により前
    記自装置についての装置毎に異なる情報を暗号化する第
    1の暗号化手段と、当該暗号化した前記自装置について
    の装置毎に異なる情報に基づいて前記鍵情報を暗号化す
    る第2の暗号化手段とからなることを特徴とする情報記
    録再生装置。
  36. 【請求項36】請求項34において、 前記暗号化手段は、前記記録メディアの識別子により前
    記自装置についての装置毎に異なる情報を暗号化する第
    1の暗号化手段と、当該暗号化した前記自装置について
    の装置毎に異なる情報に基づいて前記鍵情報を暗号化す
    る第2の暗号化手段とからなることを特徴とする情報記
    録再生装置。
  37. 【請求項37】請求項31において、 装填された記録メディアに記録されているコンテンツ情
    報が、ネットワークを通じて接続されている他の装置に
    ついての装置毎に異なる情報を含んだ鍵情報によりスク
    ランブル処理されて記録されたものであることを識別す
    る識別手段と、 前記識別手段での識別結果に基づいて、前記ネットワー
    クを通じて前記他の装置との間で認証を取る手段と、 前記他の装置との間で認証が取れた後、前記他の装置
    に、前記装填された記録メディアの識別子を前記ネット
    ワークを通じて送る手段と、 前記ネットワークを通じて前記他の装置から送られてく
    る前記送った記録メディアの識別子と前記他の装置につ
    いての装置毎に異なる情報とに基づいて生成された前記
    コンテンツ情報のスクランブル処理の鍵情報を取得する
    手段と、 を備え、前記取得した前記スクランブル処理の鍵情報に
    基づいて、前記コンテンツ情報のデスクランブル処理を
    行うことを特徴とする情報記録再生装置。
  38. 【請求項38】請求項32において、 装填された記録メディアに記録されているコンテンツ情
    報が、ネットワークを通じて接続されている他の装置に
    ついての装置毎に異なる情報を含んだ鍵情報によりスク
    ランブル処理されて記録されたものであることを識別す
    る識別手段と、 前記識別手段での識別結果に基づいて、前記ネットワー
    クを通じて前記他の装置との間で認証を取る手段と、 前記他の装置との間で認証が取れた後、前記他の装置
    に、前記装填された記録メディアの識別子を前記ネット
    ワークを通じて送る手段と、 前記ネットワークを通じて前記他の装置から送られてく
    る前記送った記録メディアの識別子により前記他の装置
    についての装置毎に異なる情報を暗号化したものを取得
    する手段と、 を備え、前記取得した暗号化情報に基づいて、前記コン
    テンツ情報のデスクランブル処理を行うことを特徴とす
    る情報記録再生装置。
  39. 【請求項39】請求項33において、 装填された記録メディアに記録されているコンテンツ情
    報が、ネットワークを通じて接続されている他の装置に
    ついての装置毎に異なる情報を含んだ鍵情報によりスク
    ランブル処理されて記録されたものであることを識別す
    る識別手段と、 前記識別手段での識別結果に基づいて、前記ネットワー
    クを通じて前記他の装置との間で認証を取る手段と、 前記他の装置との間で認証が取れた後、前記他の装置
    に、前記装填された記録メディアの識別子を前記ネット
    ワークを通じて送る手段と、 前記ネットワークを通じて前記他の装置から送られてく
    る前記他の装置についての装置毎に異なる情報により前
    記送った記録メディアの識別子を暗号化したものを取得
    する手段と、 を備え、前記取得した暗号化情報に基づいて、前記コン
    テンツ情報のデスクランブル処理を行うことを特徴とす
    る情報記録再生装置。
  40. 【請求項40】請求項34において、 装填された記録メディアにスクランブル処理されて記録
    されているコンテンツ情報の前記スクランブル処理の鍵
    情報が、ネットワークを通じて接続されている他の装置
    についての装置毎に異なる情報と、記録メディアの識別
    子とに基づいて暗号化されて記録されていることを識別
    する識別手段と、 前記識別手段での識別結果に基づいて、前記ネットワー
    クを通じて前記他の装置との間で認証を取る手段と、 前記他の装置との間で認証が取れた後、前記他の装置
    に、前記装填された記録メディアの識別子を前記ネット
    ワークを通じて送る手段と、 前記ネットワークを通じて前記他の装置から送られてく
    る前記送った記録メディアの識別子と前記他の装置につ
    いての装置毎に異なる情報とに基づいて生成された前記
    スクランブル処理の鍵情報の暗号化のための鍵の情報を
    取得する手段と、 前記取得した暗号化のための鍵の情報に基づいて、前記
    記録メディアから読み出した暗号化されている前記スク
    ランブル処理の鍵情報を復号化する手段と、 を備え、前記復号化した鍵情報に基づいて、前記コンテ
    ンツ情報のデスクランブル処理を行うことを特徴とする
    情報記録再生装置。
  41. 【請求項41】請求項35において、 装填された記録メディアにスクランブル処理されて記録
    されているコンテンツ情報の前記スクランブル処理の鍵
    情報が、ネットワークを通じて接続されている他の装置
    についての装置毎に異なる情報と、記録メディアの識別
    子とに基づいて暗号化されて記録されていることを識別
    する識別手段と、 前記識別手段での識別結果に基づいて、前記ネットワー
    クを通じて前記他の装置との間で認証を取る手段と、 前記他の装置との間で認証が取れた後、前記他の装置
    に、前記装填された記録メディアの識別子を前記ネット
    ワークを通じて送る手段と、 前記ネットワークを通じて前記他の装置から送られてく
    る前記送った記録メディアの識別子により前記他の装置
    についての装置毎に異なる情報を暗号化したものを取得
    する手段と、 前記取得した暗号化情報に基づいて、前記記録メディア
    から読み出した前記暗号化されている鍵情報を復号化す
    る手段と、 を備え、前記復号化した鍵情報に基づいて、前記コンテ
    ンツ情報のデスクランブル処理を行うことを特徴とする
    情報記録再生装置。
  42. 【請求項42】請求項36において、 装填された記録メディアにスクランブル処理されて記録
    されているコンテンツ情報の前記スクランブル処理の鍵
    情報が、ネットワークを通じて接続されている他の装置
    についての装置毎に異なる情報と、記録メディアの識別
    子とに基づいて暗号化されて記録されていることを識別
    する識別手段と、 前記識別手段での識別結果に基づいて、前記ネットワー
    クを通じて前記他の装置との間で認証を取る手段と、 前記他の装置との間で認証が取れた後、前記他の装置
    に、前記装填された記録メディアの識別子を前記ネット
    ワークを通じて送る手段と、 前記ネットワークを通じて前記他の装置から送られてく
    る前記送った記録メディアの識別子が前記他の装置につ
    いての装置毎に異なる情報により暗号化されたものを取
    得する手段と、 前記取得した暗号化情報に基づいて、前記記録メディア
    から読み出した前記暗号化されている鍵情報を復号化す
    る手段と、 を備え、前記復号化した鍵情報に基づいて、前記コンテ
    ンツ情報のデスクランブル処理を行うことを特徴とする
    情報記録再生装置。
  43. 【請求項43】コンテンツ情報が、ネットワークを通じ
    て接続されている他の装置についての装置毎に異なる情
    報を含んだ鍵情報によりスクランブル処理されて記録さ
    れている記録メディアから、前記コンテンツ情報を再生
    する方法であって、 前記ネットワークを通じて前記他の装置との間で認証を
    取った後、前記ネットワークを通じて前記他の装置に、
    前記記録メディアの識別子を送り、 その後、前記他の装置から送られてくる前記送った記録
    メディアの識別子と前記他の装置についての装置毎に異
    なる情報とに基づいて生成された前記コンテンツ情報の
    スクランブル処理の鍵情報を取得し、 当該取得した前記スクランブル処理の鍵情報に基づい
    て、前記コンテンツ情報のデスクランブル処理を行うこ
    とを特徴とする情報再生方法。
  44. 【請求項44】請求項43において、 前記他の装置から送られてくる情報は、前記送った記録
    メディアの識別子により前記他の装置についての装置毎
    に異なる情報を暗号化したものであることを特徴とする
    情報再生方法。
  45. 【請求項45】請求項43において、 前記他の装置から送られてくる情報は、前記送った記録
    メディアの識別子を前記他の装置についての装置毎に異
    なる情報により暗号化したものであることを特徴とする
    情報再生方法。
  46. 【請求項46】請求項43において、 前記ネットワークを通じて前記他の装置との間で行う認
    証は、自装置からの認証と、前記他の装置からの認証と
    の相互認証であることを特徴とする情報再生方法。
  47. 【請求項47】コンテンツ情報が、ネットワークを通じ
    て接続されている他の装置においてランダムに発生した
    鍵情報に基づいてスクランブル処理されて記録されてい
    ると共に、前記鍵情報が、記録メディアの識別子と前記
    他の装置についての装置毎に異なる情報とに基づいて暗
    号化されて記録されている記録メディアから、前記コン
    テンツ情報を再生する方法であって、 前記ネットワークを通じて前記他の装置との間で認証を
    取った後、前記ネットワークを通じて前記他の装置に、
    前記記録メディアの識別子を送り、 その後、前記他の装置から送られてくる前記送った記録
    メディアの識別子と前記他の装置についての装置毎に異
    なる情報とに基づいて生成された前記スクランブル処理
    の鍵情報の暗号化のための鍵の情報を取得し、 当該取得した前記暗号化のための鍵の情報に基づいて、
    前記記録メディアから読み出した暗号化されている前記
    スクランブル処理の鍵情報の復号化を行い、 前記復号化した鍵情報に基づいて、前記コンテンツ情報
    をデスクランブル処理することを特徴とする情報再生方
    法。
  48. 【請求項48】請求項47において、 前記他の装置から送られてくる情報は、前記送った記録
    メディアの識別子により前記他の装置についての装置毎
    に異なる情報を暗号化したものであることを特徴とする
    情報再生方法。
  49. 【請求項49】請求項47において、 前記他の装置から送られてくる情報は、前記送った記録
    メディアの識別子を前記他の装置についての装置毎に異
    なる情報により暗号化したものであることを特徴とする
    情報再生方法。
  50. 【請求項50】コンテンツ情報が、ネットワークを通じ
    て接続されている他の装置についての装置毎に異なる情
    報を含んだ鍵情報によりスクランブル処理されて記録さ
    れている記録メディアから、前記コンテンツ情報を再生
    する方法であって、 装填された記録メディアに記録されているコンテンツ情
    報が、ネットワークを通じて接続されている他の装置で
    記録されたものであることを識別する識別手段と、 前記識別手段で、前記他の装置で記録されたものである
    と識別したときに、前記ネットワークを通じて前記他の
    装置との間で認証を取る手段と、 前記他の装置との間で認証が取れた後、前記他の装置
    に、前記装填された記録メディアの識別子を前記ネット
    ワークを通じて送る手段と、 前記ネットワークを通じて前記他の装置から送られてく
    る前記送った記録メディアの識別子と前記他の装置につ
    いての装置毎に異なる情報とに基づいて生成された前記
    スクランブル処理の鍵情報を取得する手段と、 を備え、前記取得した前記スクランブル処理の鍵情報に
    基づいて、前記コンテンツ情報のデスクランブル処理を
    行うことを特徴とする情報再生装置。
  51. 【請求項51】請求項50において、前記他の装置から
    送られてくる情報は、前記送った記録メディアの識別子
    により前記他の装置についての装置毎に異なる情報を暗
    号化したものであることを特徴とする情報再生装置。
  52. 【請求項52】請求項50において、 前記他の装置から送られてくる情報は、前記送った記録
    メディアの識別子を前記他の装置についての装置毎に異
    なる情報により暗号化したものであることを特徴とする
    情報再生装置。
  53. 【請求項53】コンテンツ情報が、ネットワークを通じ
    て接続されている他の装置においてランダムに発生した
    鍵情報に基づいてスクランブル処理されて記録されてい
    ると共に、前記鍵情報が、記録メディアの識別子と他の
    装置についての装置毎に異なる情報とに基づいて暗号化
    されて記録されている記録メディアから、前記コンテン
    ツ情報を再生する装置であって、 装填された記録メディアに記録されているコンテンツ情
    報が、ネットワークを通じて接続されている他の装置で
    記録されたものであることを識別する識別手段と、 前記識別手段で、前記他の装置で記録されたものである
    と識別したときに、前記ネットワークを通じて前記他の
    装置との間で認証を取る手段と、 前記他の装置との間で認証が取れた後、前記他の装置
    に、前記装填された記録メディアの識別子を前記ネット
    ワークを通じて送る手段と、 前記ネットワークを通じて前記他の装置から送られてく
    る前記送った記録メディアの識別子と前記他の装置につ
    いての装置毎に異なる情報とに基づいて生成された前記
    スクランブル処理の鍵情報の暗号化のための鍵の情報を
    取得する手段と、 前記取得した暗号化のための鍵の情報に基づいて、前記
    記録メディアから読み出した暗号化されている前記スク
    ランブル処理の鍵情報を復号化する手段と、 を備え、前記復号化した鍵情報に基づいて、前記コンテ
    ンツ情報のデスクランブル処理を行うことを特徴とする
    情報再生装置。
  54. 【請求項54】請求項53において、 前記他の装置から送られてくる前記鍵の情報は、前記送
    った記録メディアの識別子により前記他の装置について
    の装置毎に異なる情報を暗号化したものであることを特
    徴とする情報再生装置。
  55. 【請求項55】請求項53において、 前記他の装置から送られてくる前記鍵の情報は、前記送
    った記録メディアの識別子を前記他の装置についての装
    置毎に異なる情報により暗号化したものであることを特
    徴とする情報再生装置。
  56. 【請求項56】コンテンツ情報を、装置に対して着脱可
    能な着脱式記録メディアおよび着脱不能な固定式記録メ
    ディアのうちの選択したものに記録すると共に、前記記
    録したコンテンツ情報の記録に関する情報をデータベー
    ス化して管理する情報記録管理方法であって、 前記着脱式記録メディアに前記コンテンツ情報を記録す
    る際には、コンテンツ情報を、記録メディアの識別子
    と、前記装置毎に異なる情報とに基づいてスクランブル
    処理をして、前記着脱式記録メディアに記録すると共
    に、 前記記録したコンテンツ情報の記録に関する情報は、前
    記記録したコンテンツ情報の所在情報を含み、前記所在
    情報は、少なくとも、前記コンテンツ情報を記録した記
    録メディアが着脱式か、固定式かを区別するための記録
    メディアの種類の情報と、記録メディアの識別子と、前
    記コンテンツ情報の識別子とを含むことを特徴とする情
    報記録管理方法。
  57. 【請求項57】コンテンツ情報を、装置に対して着脱可
    能な着脱式記録メディアおよび着脱不能な固定式記録メ
    ディアのうちの選択したものに記録すると共に、前記記
    録したコンテンツ情報の記録に関する情報をデータベー
    ス化して管理する情報記録管理方法であって、 前記着脱式記録メディアに前記コンテンツ情報を記録す
    る際には、ランダムに発生した鍵情報に基づいて前記コ
    ンテンツ情報をスクランブル処理して、前記記録メディ
    アに記録すると共に、前記鍵情報を、記録メディアの識
    別子と前記装置毎に異なる情報とに基づいて暗号化し
    て、前記記録メディアに記録し、 前記記録したコンテンツ情報の記録に関する情報は、前
    記記録したコンテンツ情報の所在情報を含み、前記所在
    情報は、少なくとも、前記コンテンツ情報を記録した記
    録メディアが着脱式か、固定式かを区別するための記録
    メディアの種類の情報と、記録メディアの識別子と、前
    記コンテンツ情報の識別子とを含むことを特徴とする情
    報記録管理方法。
  58. 【請求項58】請求項56または請求項57において、 前記記録したコンテンツ情報の記録に関する情報には、
    前記記録されたコンテンツ情報の検索を可能とするため
    の前記記録したコンテンツ情報の属性情報を含むことを
    特徴とする情報記録管理方法。
  59. 【請求項59】請求項56において、 前記固定式記録メディアに記録されているコンテンツ情
    報を、前記着脱式記録メディアに移動する際には、前記
    固定式記録メディアから読み出したコンテンツ情報を、
    前記記録メディアの識別子と、前記装置毎に異なる情報
    とに基づいてスクランブル処理をして、前記着脱式記録
    メディアに記録すると共に、 前記データベースの前記移動されたコンテンツ情報のレ
    コードの所在情報を書き換えると共に、移動元の前記固
    定式記録メディアの前記コンテンツ情報の実体を消去す
    ることを特徴とする情報記録管理方法。
  60. 【請求項60】請求項57において、 前記固定式記録メディアに記録されているコンテンツ情
    報を、前記着脱式記録メディアに移動する際には、前記
    固定式記録メディアから読み出したコンテンツ情報を、
    ランダムに発生した鍵情報に基づいてスクランブル処理
    して、前記着脱式記録メディアに記録すると共に、前記
    鍵情報を、前記着脱式記録メディアの識別子と前記装置
    毎に異なる情報とに基づいて暗号化して、前記着脱式記
    録メディアに記録すると共に、 前記データベースの前記移動されたコンテンツ情報のレ
    コードの所在情報を書き換えると共に、移動元の前記固
    定式記録メディアの前記コンテンツ情報の実体を消去す
    ることを特徴とする情報記録管理方法。
  61. 【請求項61】請求項56において、 前記着脱式記録メディアに記録されているコンテンツ情
    報を、前記固定式記録メディアに移動する際には、前記
    着脱式記録メディアから読み出したコンテンツ情報を、
    前記記録メディアの識別子と、前記装置毎に異なる情報
    とに基づいてデスクランブル処理をして、前記固定式記
    録メディアに記録すると共に、 前記データベースの前記移動されたコンテンツ情報のレ
    コードの所在情報を書き換えると共に、移動元の前記着
    脱式記録メディアの前記コンテンツ情報の実体を消去す
    ることを特徴とする情報記録管理方法。
  62. 【請求項62】請求項57において、 前記着脱式記録メディアに記録されているコンテンツ情
    報を、前記固定式記録メディアに移動する際には、前記
    着脱式記録メディアから読み出した前記暗号化されてい
    る鍵情報を、前記着脱式記録メディアの識別子と前記装
    置毎に異なる情報とに基づいて復号化し、この復号化し
    た前記鍵情報により、前記着脱式記録メディアから読み
    出したコンテンツ情報をデスクランブル処理して、前記
    固定式記録メディアに記録すると共に、 前記データベースの前記移動されたコンテンツ情報のレ
    コードの所在情報を書き換えると共に、移動元の前記着
    脱式記録メディアの前記コンテンツ情報の実体を消去す
    ることを特徴とする情報記録管理方法。
  63. 【請求項63】請求項56において、 前記固定式記録メディアに記録されているコンテンツ情
    報を、前記着脱式記録メディアに移動する際に、ネット
    ワークを通じて他の装置との間で認証を取った後、前記
    ネットワークを通じて前記他の装置に、前記着脱式記録
    メディアの識別子を送り、 その後、前記他の装置から送られてくる前記送った記録
    メディアの識別子と当該他の装置についての装置毎に異
    なる情報とに基づいて生成されたスクランブル処理の鍵
    情報を取得し、 前記取得した前記スクランブル処理の鍵情報に基づい
    て、前記固定式記録メディアから読み出したコンテンツ
    情報をスクランブル処理して、前記着脱式記録メディア
    に記録すると共に、 前記データベースの前記移動されたコンテンツ情報のレ
    コードを消去すると共に、移動元の前記固定式記録メデ
    ィアの前記コンテンツ情報の実体を消去することを特徴
    とする情報記録管理方法。
  64. 【請求項64】請求項56において、 ネットワークを通じて接続されている他の装置について
    の装置毎に異なる情報を含んだ鍵情報によりスクランブ
    ル処理されてコンテンツ情報が記録された着脱式記録メ
    ディアに記録されている前記コンテンツ情報を、前記固
    定式記録メディアに移動する際に、 前記ネットワークを通じて前記他の装置との間で認証を
    取った後、前記ネットワークを通じて前記他の装置に、
    前記着脱式記録メディアの識別子を送り、 その後、前記他の装置から送られてくる前記送った記録
    メディアの識別子と当該他の装置についての装置毎に異
    なる情報とに基づいて生成されたスクランブル処理の鍵
    情報を取得し、 前記取得した前記スクランブル処理の鍵情報に基づい
    て、前記着脱式記録メディアから読み出したコンテンツ
    情報をデスクランブル処理して、前記固定式記録メディ
    アに記録すると共に、 前記データベースに、前記移動されたコンテンツ情報の
    レコードを新設することを特徴とする情報記録管理方
    法。
  65. 【請求項65】請求項57において、 前記固定式記録メディアに記録されているコンテンツ情
    報を、前記着脱式記録メディアに移動する際に、 前記固定式記録メディアから読み出した前記コンテンツ
    情報を、ランダムに発生した鍵情報に基づいてスクラン
    ブル処理して、前記着脱式記録メディアに記録すると共
    に、 ネットワークを通じて他の装置との間で認証を取った
    後、前記ネットワークを通じて前記他の装置に、前記着
    脱式記録メディアの識別子を送り、 その後、前記他の装置から送られてくる前記送った記録
    メディアの識別子と当該他の装置についての装置毎に異
    なる情報とに基づいて生成されたスクランブル処理の鍵
    情報の暗号化のための鍵の情報を取得し、 前記取得した暗号化のための鍵の情報に基づいて、前記
    スクランブル処理の鍵情報を暗号化して、前記着脱式記
    録メディアに記録し、 前記データベースの前記移動されたコンテンツ情報のレ
    コードを消去すると共に、移動元の前記固定式記録メデ
    ィアの前記コンテンツ情報の実体を消去することを特徴
    とする情報記録管理方法。
  66. 【請求項66】請求項57において、 ネットワークを通じて接続されている他の装置でコンテ
    ンツ情報が記録された着脱式記録メディアに記録されて
    いる前記コンテンツ情報を、前記固定式記録メディアに
    移動する際に、 前記ネットワークを通じて前記他の装置との間で認証を
    取った後、前記ネットワークを通じて前記他の装置に、
    前記着脱式記録メディアの識別子を送り、 その後、前記他の装置から送られてくる前記送った記録
    メディアの識別子と当該他の装置についての装置毎に異
    なる情報とに基づいて生成されたスクランブル処理の鍵
    情報の暗号化のための鍵の情報を取得し、 前記取得した前記暗号化のための鍵の情報に基づいて、
    前記記録メディアから読み出した暗号化されている前記
    スクランブル処理の鍵情報の復号化を行い、 前記復号化した鍵情報に基づいて、前記着脱式記録メデ
    ィアから読み出したコンテンツ情報をデスクランブル処
    理して、前記固定式記録メディアに記録すると共に、 前記データベースに、前記移動されたコンテンツ情報の
    レコードを新設することを特徴とする情報記録管理方
    法。
  67. 【請求項67】請求項63または請求項65において、 前記移動先の着脱式記録メディアには、いずれのデータ
    ベースにも属していないことを示す情報を記録すること
    を特徴とする情報記録管理方法。
  68. 【請求項68】請求項64または請求項66において、 前記移動元の着脱式記録メディアには、いずれのデータ
    ベースにも属していないことを示す情報が記録されてい
    ることを特徴とする情報記録管理方法。
  69. 【請求項69】コンテンツ情報を、装置に対して着脱可
    能な着脱式記録メディアおよび着脱不能な固定式記録メ
    ディアのうちの選択したものに記録すると共に、前記記
    録したコンテンツ情報の記録に関する情報をデータベー
    ス化して管理する情報記録管理装置であって、 前記着脱式記録メディアに前記コンテンツ情報を記録す
    るときに、コンテンツ情報を、記録メディアの識別子
    と、前記装置毎に異なる情報とに基づいてスクランブル
    処理をして、前記記録メディアに記録する記録手段と、 データベース用メモリと、 前記記録したコンテンツ情報の記録に関する情報とし
    て、少なくとも、前記コンテンツ情報を記録した記録メ
    ディアの識別子と、前記コンテンツ情報の識別子とを含
    む前記記録したコンテンツ情報の所在情報を、前記デー
    タベース用メモリに書き込む手段と、 を備えることを特徴とする情報記録管理装置。
  70. 【請求項70】コンテンツ情報を、装置に対して着脱可
    能な着脱式記録メディアおよび着脱不能な固定式記録メ
    ディアのうちの選択したものに記録すると共に、前記記
    録したコンテンツ情報の記録に関する情報をデータベー
    ス化して管理する情報記録管理装置であって、 前記着脱式記録メディアに前記コンテンツ情報を記録す
    るときに、ランダムに発生した鍵情報に基づいて前記コ
    ンテンツ情報をスクランブル処理して、前記記録メディ
    アに記録すると共に、前記鍵情報を、記録メディアの識
    別子と前記装置毎に異なる情報とに基づいて暗号化し
    て、前記記録メディアに記録する手段と、データベース
    用メモリと、 前記記録したコンテンツ情報の記録に関する情報とし
    て、少なくとも、前記コンテンツ情報を記録した記録メ
    ディアの識別子と、前記コンテンツ情報の識別子とを含
    む前記記録したコンテンツ情報の所在情報を、前記デー
    タベース用メモリに書き込む手段と、 を備えることを特徴とする情報記録管理装置。
  71. 【請求項71】請求項69または請求項70において、 前記記録したコンテンツ情報の記録に関する情報には、
    前記記録されたコンテンツ情報の検索を可能とするため
    の前記記録したコンテンツ情報の属性情報を含むことを
    特徴とする情報記録管理装置。
  72. 【請求項72】請求項69において、 前記固定式記録メディアから読み出したコンテンツ情報
    を、前記記録メディアの識別子と、前記装置毎に異なる
    情報とに基づいてスクランブル処理をする手段と、 前記スクランブル処理したコンテンツ情報を前記着脱式
    記録メディアに記録する手段と、 前記データベース用メモリの前記移動されたコンテンツ
    情報のレコードの所在情報を書き換える手段と、 前記着脱式記録メディアに移動した前記コンテンツ情報
    の実体を前記固定式記録メディアから消去する手段と、 を備えることを特徴とする情報記録管理装置。
  73. 【請求項73】請求項70において、 前記固定式記録メディアから読み出したコンテンツ情報
    を、ランダムに発生した鍵情報に基づいてスクランブル
    処理して、前記着脱式記録メディアに記録する手段と、 前記鍵情報を、前記着脱式記録メディアの識別子と前記
    装置毎に異なる情報とに基づいて暗号化して、前記着脱
    式記録メディアに記録する手段と、 前記データベース用メモリの前記移動されたコンテンツ
    情報のレコードの所在情報を書き換える手段と、 前記着脱式記録メディアに移動した前記コンテンツ情報
    の実体を前記固定式記録メディアから消去する手段と、 を備えることを特徴とする情報記録管理装置。
  74. 【請求項74】請求項69において、 前記着脱式記録メディアから読み出したコンテンツ情報
    を、前記記録メディアの識別子と、前記装置毎に異なる
    情報とに基づいてデスクランブル処理をして、前記固定
    式記録メディアに記録する手段と、 前記データベース用メモリの前記移動されたコンテンツ
    情報のレコードの所在情報を書き換える手段と、 前記固定式記録メディアに移動した前記コンテンツ情報
    の実体を前記着脱式記録メディアから消去する手段と、 を備えることを特徴とする情報記録管理装置。
  75. 【請求項75】請求項70において、 前記着脱式記録メディアから読み出した前記暗号化され
    ている鍵情報を、前記着脱式記録メディアの識別子と前
    記装置毎に異なる情報とに基づいて復号化し、この復号
    化した前記鍵情報により、前記着脱式記録メディアから
    読み出したコンテンツ情報をデスクランブル処理して、
    前記固定式記録メディアに記録する手段と、 前記データベース用メモリの前記移動されたコンテンツ
    情報のレコードの所在情報を書き換える手段と、 前記固定式記録メディアに移動した前記コンテンツ情報
    の実体を前記着脱式記録メディアから消去する手段と、 を備えることを特徴とする情報記録管理装置。
  76. 【請求項76】請求項69において、 ネットワークを通じて他の装置との間で認証を取る手段
    と、 前記認証が取れたときに、前記ネットワークを通じて前
    記他の装置に、前記着脱式記録メディアの識別子を送る
    手段と、 前記他の装置から送られてくる前記送った記録メディア
    の識別子と当該他の装置についての装置毎に異なる情報
    とに基づいて生成されたスクランブル処理の鍵情報を取
    得する手段と、 前記取得した前記スクランブル処理の鍵情報に基づい
    て、前記固定式記録メディアから読み出したコンテンツ
    情報をスクランブル処理して、前記着脱式記録メディア
    に記録する手段と、 前記データベース用メモリから、前記移動されたコンテ
    ンツ情報のレコードを消去すると共に、移動元の前記固
    定式記録メディアの前記コンテンツ情報の実体を消去す
    る手段と、 を備えることを特徴とする情報記録管理装置。
  77. 【請求項77】請求項69において、 ネットワークを通じて他の装置との間で認証を取る手段
    と、 前記認証が取れたときに、前記ネットワークを通じて前
    記他の装置に、前記着脱式記録メディアの識別子を送る
    手段と、 前記他の装置から送られてくる前記送った記録メディア
    の識別子と当該他の装置についての装置毎に異なる情報
    とに基づいて生成されたスクランブル処理の鍵情報を取
    得する手段と、 前記取得した前記スクランブル処理の鍵情報に基づい
    て、前記着脱式記録メディアから読み出したコンテンツ
    情報をデスクランブル処理して、前記固定式記録メディ
    アに記録する手段と、 前記データベース用メモリに、前記移動されたコンテン
    ツ情報のレコードを書き込む手段と、 を備えることを特徴とする情報記録管理装置。
  78. 【請求項78】請求項70において、 前記固定式記録メディアから読み出した前記コンテンツ
    情報を、ランダムに発生した鍵情報に基づいてスクラン
    ブル処理して、前記着脱式記録メディアに記録する手段
    と、 ネットワークを通じて他の装置との間で認証を取る手段
    と、 前記認証が取れたときに、前記ネットワークを通じて前
    記他の装置に、前記着脱式記録メディアの識別子を送る
    手段と、 前記他の装置から送られてくる前記送った記録メディア
    の識別子と当該他の装置についての装置毎に異なる情報
    とに基づいて生成されたスクランブル処理の鍵情報の暗
    号化のための鍵の情報を取得する手段と、 前記取得した暗号化のための鍵の情報に基づいて、前記
    スクランブル処理の鍵情報を暗号化して、前記着脱式記
    録メディアに記録する手段と、 前記データベース用メモリから、前記移動されたコンテ
    ンツ情報のレコードを消去すると共に、移動元の前記固
    定式記録メディアの前記コンテンツ情報の実体を消去す
    る手段と、 を備えることを特徴とする情報記録管理装置。
  79. 【請求項79】ネットワークを通じて他の装置との間で
    認証を取る手段と、 前記認証が取れたときに、前記ネットワークを通じて前
    記他の装置に、前記着脱式記録メディアの識別子を送る
    手段と、 前記他の装置から送られてくる前記送った記録メディア
    の識別子と当該他の装置についての装置毎に異なる情報
    とに基づいて生成されたスクランブル処理の鍵情報の暗
    号化のための鍵の情報を取得する手段と、 前記取得した前記暗号化のための鍵の情報に基づいて、
    前記記録メディアから読み出した暗号化されている前記
    スクランブル処理の鍵情報の復号化を行う手段と、 前記復号化した鍵情報に基づいて、前記着脱式記録メデ
    ィアから読み出したコンテンツ情報をデスクランブル処
    理して、前記固定式記録メディアに記録する手段と、 前記データベース用メモリに、前記移動されたコンテン
    ツ情報のレコードを書き込む手段と、 を備えることを特徴とする情報記録管理装置。
  80. 【請求項80】請求項76または請求項78において、 前記移動先の着脱式記録メディアには、いずれのデータ
    ベースにも属していないことを示す情報を記録すること
    を特徴とする情報記録管理装置。
  81. 【請求項81】請求項77または請求項79において、 前記移動元の着脱式記録メディアには、いずれのデータ
    ベースにも属していないことを示す情報が記録されてい
    ることを特徴とする情報記録管理装置。
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