JP2002259919A - カード型記録媒体 - Google Patents

カード型記録媒体

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JP2002259919A
JP2002259919A JP2001060708A JP2001060708A JP2002259919A JP 2002259919 A JP2002259919 A JP 2002259919A JP 2001060708 A JP2001060708 A JP 2001060708A JP 2001060708 A JP2001060708 A JP 2001060708A JP 2002259919 A JP2002259919 A JP 2002259919A
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Hiroshi Sasaki
佐々木  寛
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 符号化画像と絵柄や文字等の可読画像との位
置関係を考慮しながら、その符号化画像については高い
読取り信頼性を確保できるカード型記録媒体を提供する
こと。 【解決手段】 例えば矩形などの形状で任意の辺(一短
辺)や縁に沿うように所望の情報を光学的に読取り可能
な第1の符号化画像101として記録するカード型記録
媒体100であって、上記の短辺に沿うように記録され
た符号化画像に含まれる情報と同一の情報を含む第2の
符号化画像102が、更に、上記の短辺とは異なる他の
少なくとも一つの辺(例えば矩形の一長辺)に沿うように
記録されているカード型記録媒体を構成実施する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声や画像、或い
はテキスト等の各種の情報が光学的に読取り可能な符号
化画像として記録されたカード型記銀媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、音声や画像、或いはその他コンピ
ュータが取り扱うことが可能なテキスト等の各種の情報
を、1次元や2次元のバーコードやドットコード等に代
表される光学的に読取り可能な符号化画像として有し、
紙等より成るカード型記録媒体に記録したものについて
は、例えば特開平6−231466号公報等において知
られている。
【0003】この公報に開示されているカード型記録媒
体によれば、記録媒体上に記録されている通常の文字、
記号、図形、絵柄又は写真画像等の人間が目視にて直接
読み取ることができる可読画像としての情報と、その符
号化画像としてのドットコードに含まれる各種の情報と
の相乗的効果によって、より多様で豊富化された情報を
ユーザに提供することができるようになり、いわゆるト
レーディングカードとしての用途は勿論のこと、玩具用
途や教育用途等での様々な場面における利用が期待され
ている。
【0004】また、ドットコードを応用した記録媒体も
その他の例において利用されている。このように、符号
化画像として記録されたカード技術は、マルチメディア
等の利用範囲を拡大することを容易にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
特開平6−231466号公報に開示されたドットコー
ドを始めとするこの種の符号化画像が記録されたカード
型記録媒体については、通常、その媒体の略中央部に、
ユーザに訴えたいメインテーマに係る主情報が所定の絵
柄、文字等によって支配的に印刷されることになるた
め、そこに記録される符号化画像の配置位置については
その絵柄、文字等との関係からどうしても一工夫を要す
ることになる。
【0006】他方、この種のカード型記録媒体は、その
素材として紙等が専ら利用されることになるため、使用
回数が重なるにつれて汚損などによる影響が出てくる
等、経時劣化の点も充分考慮しておく必要があるが、と
りわけその媒体上に記録される符号化画像については、
その汚損などによって将来読み取ることができなくなる
といった事態は極力避けなければならず、可読画像以上
にそのための工夫が強いられることになる。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みなされたも
のであって、この種の符号化画像と絵柄や文字等の可読
画像との位置関係を考慮しながら、その符号化画像につ
いては高い読取り信頼性を確保するようにしたカード型
記録媒体を提供することをその目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するため、本発明は次のような手段を講じている。
例えば、任意の一の辺に沿うように情報を光学的に読取
り可能な符号化画像として記録したカード型記録媒体で
あって、その一の辺に沿うように記録された符号化画像
に含まれる情報と同一の情報を含む符号化画像が、更
に、その一の辺とは異なる他の少なくとも一の辺に沿う
ように記録されて成ることを特徴とするカード型記録媒
体を提案する。
【0009】このカード型記録媒体によれば、任意の一
の辺に沿うように情報を光学的に読取り可能な符号化画
像として記録しつつ、更にその一の辺とは異なる他の少
なくとも一の辺に沿うように、同一の情報を含む符号化
画像を記録したので、ユーザに訴えたいメインテーマに
係る主情報をその記録媒体の略中央部に記録でき、また
更に、符号化画像についてはそのバックアップ用として
の予備の符号化画像も併せて同一のカード上に記録で
き、その結果、当該符号化画像の読取り信頼性を高く確
保できるようになる。
【0010】また、その一の辺に沿って記録された符号
化画像と、それとは異なる他の一の辺に沿って記録され
た符号化画像とが同一の符号化画像である場合、これら
二つの同一の符号化画像は記録媒体の対向する二つの各
辺に沿って記録する。また、このカードの形状が長辺及
び短辺を少なくとも有した多角形であって、且つその同
一の情報を含む二つの符号化画像がそれぞれの長辺及び
短辺の二辺に沿うように記録された場合、その長辺に沿
うように記録された符号化画像に含まれる冗長分を、短
辺側に記録された符号化画像に含まれる冗長分より多く
する。
【0011】その冗長分は、例えば情報に係るデータの
誤り訂正のためのパリティ成分とする。
【0012】また、符号化画像が複数のブロックから構
成され、このブロックのそれぞれが当該情報を分割して
成る分割情報を含む情報領域と、当該ブロックを認識す
るためのマーカを含むマーカ領域と、当該ブロックを個
々に識別するためのブロックID情報を含むブロックI
D領域とを所定の位置関係に従って配置したものである
とき、その冗長分は、個々に異なる複数のブロックに加
えてその符号化画像の一部として更に記録された、上記
個々に異なる複数のブロックのうちの少なくとも1ブロ
ックであるようなカード型記録媒体を提案する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明について具体的に実
施の形態を挙げて詳しく説明する。その実施の形態を詳
細に説明する前に、先ず本発明に好適に用いられる符号
化画像、及びその符号化画像を光学的に読み取るための
読取装置の具体的構成について、図7〜図8を参照しな
がら概説しておく。
【0014】本発明のカード型記録媒体100にも好適
に用いる符号化画像と、そのための読取装置として、本
出願人が特開平6−231466号公報で既に提案した
ドットコードとその読取装置が挙げられる。
【0015】図7(a),(b)には本発明のカード型
記録媒体100に記録されるドットコードの一例を示
し、このようなカード型記録媒体100から情報を読み
取れる光学読取装置1の外観および撮像部を内蔵した内
部構成を図8(a)及び(b)に示す。
【0016】図7(a)に拡大図示した1つのブロック
はドットコード700を構成する単位であり、図7
(b)に示す如く該ブロックが複数個連結してカード型
記録媒体100の辺部に沿って記録されている。
【0017】この既に公開されているドットコード70
0の物理フォーマット構成について概説する。このドッ
トコード700は、複数個のブロックBn(n≧1)が
1次元もしくは2次元に隣接配列されて構成されてい
る。そして各ブロックは、記録されるべき音声、画像、
テキスト等を含むマルチメディア情報をデジタル化した
デジタルデータが所定のデータ毎に分割され、該デジタ
ルデータの「1」の連続数を規制する記録変調を伴った
ビット列の「1」又は「0」に対応した黒ドット又は白ド
ット(但しこの白ドットは実際にはカード記録媒体10
0自体の色に相当)のドットイメージが記録されてい
る。
【0018】更に、各ブロックBnはブロックユーザデ
ータ704内の黒又は白の各ドット(データドット)を読
み取る為の読取基準点を設定するために使われる各ブロ
ックの四隅に配置されたマーカ701を有しており、こ
れは上記のブロックユーザデータ704内で発生しない
所定の黒の連続数を有している。また各ブロックBnに
は、その読取基準点を更に精度良く見つける為に使用さ
れるパターンコード703と、ブロックIDとして各ブ
ロックの識別のために使用されるブロックヘッダ702
とが該マーカ701間に配置されている。
【0019】尚、マーカ701とパターンコード703
の周囲には、それらの検出を容易にする為のドット無配
置エリアが設けられている。したがって、このような形
態のドットコードによれば、ドットコード700全体の
大きさが前述した光学読取装置1の撮像視野より大きく
ても良い。換言すれば、当該ドットコード700を光学
読取装置1によってワンショットで撮像できなくても、
部分的に撮像されたドットコード700から各ブロック
に付与された各アドレスをブロック内に含まれるデータ
ドットと共にブロック単位で検出することで、各ブロッ
クに含まれるデータを集めて元の全体のデータを再構築
できる。
【0020】よって、カード型記録媒体100には大容
量のデータが記録可能になると共に、図8(a)に示す
ように、カード型記録媒体100の長短各辺に印刷され
た第1の符号化画像(短辺側のドットコード)101
と、第2の符号化画像(長辺側のドットコード)102
のうち例えば第2の符号化画像102を複数ブロックが
連なる長手方向への矢印で示すような手動走査によって
簡便に読み取れるようになっている。
【0021】また図8(b)に示すように、光学読取装
置1の上面に凹状に切欠形成され案内溝となる溝23に
沿って、カード型記録媒体100を手動もしくは自動で
直線状に移動させて、その長辺側のドットコード102
を走査すると、この装置の中央近傍の溝壁面27を通過
した当該ドットコード102が、前述の撮像部2にて、
一組の照明手段(LED等)24で照明された画像イメー
ジがレンズ25で撮像素子26に結像され撮像される。
【0022】尚、この光学読取装置100の溝23の側
壁面27とカード型記録媒体100の反射率の違いによ
りカード型記録媒体100が溝23内に存在するか否か
を判別できるので、カード型記録媒体100が溝23内
に挿入されたとき以外は、LED24の発光量をカード
型記録媒体100の存在を判別するに十分な量まで抑制
できるようにもなる。
【0023】以下、本発明に係わる実施形態について図
1〜図6に基づき説明する。図1には、この実施形態の
カード型記録媒体100と、このカード型記録媒体10
0に形成されたドットコード(符号化画像)を光学的に
読み取る光学読取装置1の電気的な機能構成ブロック図
が示されている。
【0024】即ち、光学読取装置1は、カード型記録媒
体100を光学的に撮像する撮像部2と、撮像された符
号化画像に後述の所定の処理を施す画像処理部3と、こ
の装置1全体を適宜制御するCPU4と、処理のための
ワーク領域やプログラム領域、変換テーブルとして適宜
利用できるRAM5およびROM6と、得られた情報等
に基づいて音や映像などの所望する形態で出力できる情
報出力部7と、を備えて構成されている。
【0025】撮像部2には、カード型記録媒体100の
光学的読取可能な符号化画像を読み取る為のレンズ光学
系と所定の撮像素子(例えばCCD)及び、その符号化画
像を照明する手段(例えばLED)が内蔵されている。そ
してこのカード型記録媒体100表面の符号化画像が形
成されたカード辺部を溝23の溝壁部27近傍に通すこ
とで、撮像部2がその辺部に形成された情報を光学撮像
できる。
【0026】ここで撮像され得られたフレーム画像が画
像処理部3に送られると、該フレーム画像内のドットを
強調するイコライジング処理と、二値化処理が行われ
る。二値化処理されたフレーム画像はCPU4を介して
RAM5の2フレームバッファとして予め設けられた所
定領域に順次格納されていき、このRAM5に格納され
た二値化フレーム画像を基にして、その画像中の符号化
画像(ドットコード)をCPU4で実行される解析処理に
て抽出し、その符号化画像として記録されたブロックの
データを各ブロックヘッダ702内に記録されているブ
ロックIDを基に逐次復元してRAM5の所定領域に格
納していく。
【0027】RAM5に、符号化画像に記録されたデー
タが全て、或いは所定量格納された時点で、CPU4は
RAM5に格納されている該データに対してエラー訂正
処理、及び伸長処理等の再生処理を施し、この再生デー
タが情報出力部7に引き渡され、画像、文字あるいは音
声等にて出力されるように構成・制御されている。
【0028】尚、ROM6にはCPU4で処理される制
御プログラムが格納されており、符号化画像からデータ
を読み取り、欠落部分を補って正しく復元する為のプロ
グラム、及びテーブルと、復元されたデータを所定の形
態で出力する為のプログラム等が含まれている。
【0029】図2(a)〜(c)に本発明のカード型記
録媒体100の3例を示している。図2(a)に例示の
カード型記録媒体100は例えば矩形(ここでは長方
形)を成し、カードの縦横それぞれの辺(即ち一長辺と
一短辺)だけに、上述した符号化画像の記録領域をもつ
例である。
【0030】図2(b)に例示のカード型記録媒体10
0も同じく矩形のカードであり、この例は全ての縦横の
計四辺それぞれに記録領域をもつカード型記録媒体10
0である。また、図2(c)に例示のカード型記録媒体
100は三角形状を成し、そのカードの斜辺を除く縦横
各辺(一長辺、一短辺)に記録領域をもつ例である。
【0031】そして各カードでは、前述のドットコード
700から成るブロックが複数個連なって、図示の如く
長短のドットコードとなって、短辺側のドットコードで
ある第1の符号化画像101および第3の符号化画像1
03、長辺側のドットコードである第2の符号化画像1
02および第4の符号化画像104としてそれぞれ記録
できるように構成されている。
【0032】カード面上の複数箇所に図2(a)〜
(c)に例示のように形成された複数ブロックの連続
は、基本的に複数個の矩形状(正方形)のブロックが2次
元的に隣接配列され構成されたものであり、次から述べ
る図3〜図5にそれぞれ例示のような所定の論理フォー
マットに設定されている。
【0033】例えば図3(a),(b)には、図2
(a)に対応するカード型記録媒体100の符号化画像
とその第1の論理フォーマットを示している。詳しく
は、図3(a)は短辺近傍にある第1の符号化画像10
1とその記録領域の論理フォーマットであり、図3
(b)は長辺近傍にある第2の符号化画像102とその
記録領域のフォーマットである。尚、図中における各ブ
ロックの境界を表わした縦横の線は、各ドットの配置位
置を示すために便宜的に描いたものであるので実際には
存在しない。また、ここでの白ドットは紙面自体の地色
が相当する。
【0034】カード面に形成される符号化画像の配置と
組合せには、次に示すような様々な形態が考えられる。
基本的にこの実施形態のカード型記録媒体100では、
図3(a)に示す如く、カードの1つの短辺(下辺)に沿
うように記録された符号化画像(ドットコード101)に
含まれる情報と同一の情報を含む符号化画像(ドットコ
ード102)が、更にその短辺とは異なる他の少なくと
も1つの辺、即ち図3(b)に示す1つの長辺(左辺)に
沿うように記録されている。
【0035】音声や画像、或いはテキスト等の各種の情
報に係る内容のデータ1(D101 )は、各ブロックB1,B
2,B3,…,Bnに記録され、更にバックアップ用としてブ
ロックBm,Bm+1,Bm+2,…,Bm+lにそれぞれ記録され、
データドットパターンから成るデータ部D101 に前述の
如くのドットコード(700)で表わされる。但し、ここ
でも白黒のドットイメージとしては図示していない。
尚、この例におけるブロックIDはユニークに 1,2,3,
…,m+l が付与される。
【0036】図3(a)によれば、短辺に沿って横方向
に形成された第1の符号化画像101では、この主要な
データ1に続いてその後尾に、このデータ1の為の訂正
パリティとしての冗長部分P101 が付加されている。一
方図3(b)によれば、長辺に沿って縦方向に長く形成
された第2の符号化画像102では、この主要なデータ
1(D101 :但しデータ量、内容とも同じもの)に続いて
その後尾にもこのデータ1の為の訂正パリティとして、
上述の冗長部分P101 より多い冗長部分P102 が付加さ
れている。
【0037】つまりこの論理データフォーマットにおい
ては次の関係が成り立つように規定されている。 P101/D101 < P102/D101 …(式1)。
【0038】上記関係式は、長辺側のブロック数kが短
辺側のブロック数nよりも多くなるように規定されてい
る事により可能となる。
【0039】よって、主に使用する短辺側の符号化画像
が読めなくなった場合でも、長辺側の符号化画像の訂正
能力を強める事で、バックアップコードとして配置した
長辺側の符号化画像のより確実な読取りを保証できる。
更に、通常、手動走査の場合は、短辺側よりも長辺側に
溝底に当て付けながら走査するほうが、溝底との当付け
面積を多くとれるため、安定した走査および符号化画像
の撮像が可能となるので、特に長辺側の符号化画像を短
辺側の符号化画像のバックアップ用として利用できる。
【0040】図4及び図5に例示のような形態も同様に
して、カード型記録媒体100の符号化画像とその第2
および第3の論理データフォーマットがそれぞれ設定さ
れている。即ち、図4(a)では短辺近傍にある符号化
画像101とその論理データフォーマット301を、図
4(b)のでは長辺近傍にある符号化画像102とその
論理データフォーマットを例示している。
【0041】データ1(D101 )は、訂正パリティ
(P101)を伴って、各ブロックB1,B2,B3,…,Bn、お
よび、これらと異なるブロックIDを付与されたブロッ
クBm+1,Bm+2, …,Bm+n に、同一の論理データフォー
マットで構成された同一の情報がドットコードとして記
録される。
【0042】ここで第1の符号化画像101、及び第2
の符号化画像102に格納される主要なデータ1に続く
後尾に付加された冗長部分P101 は、データ1を保護す
る為の訂正パリティである。長辺側の符号化画像102
のブロック数は、短辺側の符号化画像101のブロック
数nよりも実質的に多く規定できるため、長辺側の符号
化画像102では重複するブロックIDを持ったブロッ
クを複数設けるように設定される。この重複するブロッ
クの位置関係は、図4(b)に点線で示した如く、符号
化画像102の上端に位置するブロックが下端の位置に
も配置される。
【0043】ここで同一ブロックIDを持ったブロック
のブロックユーザデータ704の内容は全く同一のドッ
トパターンとなる。
【0044】このように規定されたフォーマットは、実
際に行なわれる走査形態に即して工夫されたものであ
り、撮像対象の始まりが必ずしも先頭ブロックからでは
なく途中のブロックから走査された場合でも、実質的に
漏れ無く符号化画像に記録されたデータが読み込まれる
ように同一内容のブロックをできるだけ離した位置に複
数個配置したものである。
【0045】尚、ここ云う「先頭ブロック」とは、形成
された形態での最端部(先頭又は最後尾)のブロックを
意味し、固有のブロックIDを有したブロックを示した
ものではない。また、移動させる方向は自由なので、符
号化画像の最端部の何れが先頭であり最後尾かも任意で
ある。
【0046】このように重複したブロック配置にするこ
とで、移動・走査形態に依存したブロックの読み落しの
可能性を低減できるので、訂正処理の確度がより向上
し、より確度のあるバックアップコードを形成できる。
【0047】更にまた、図5は図2(b)に対応するカ
ード型記録媒体100の符号化画像とその論理データフ
ォーマットを示している。詳しくは、図5(a)は短辺
近傍にある符号化画像とその記録領域のフォーマット
を、図5(b)は長辺近傍にある符号化画像とその記録
領域の論理データフォーマットを例示している。
【0048】2つの同一の符号化画像(ドットコード1
01,102)は、図2(b)のカード型記録媒体100
における対向する2つのそれぞれの辺(上辺、右辺)に沿
うように、符号化画像(ドットコード103,104)が
記録されるもので、次のような論理フォーマットに規定
される。即ち、対向するそれぞれ二辺(この場合は上下
辺または左右辺)に沿って、同一の論理フォーマットに
て、しかも同じブロックIDが付与され、物理的に異な
った対向する位置(又はカード中心に対して点対称の位
置)に、実質的に同じ情報内容のデータ1(D101 + P
101、あるいは、102 + P102 )を記録する。
【0049】つまり、各符号化画像101,102,1
03,104を構成するブロックB101,B102,B103、
及びB104のブロックIDは、上下辺にて同じ 1,2,3,
…,n が付与され、左右辺にて同じ n+1,n+2,n+3, …,n+
m が付与される。このように規定することで、前述の第
1、第2の実施の形態で示したバックアップコードと同
様またはそれ以上の効果が得られる。
【0050】図6は、対向する二辺に同一な論理データ
フォーマットと同一IDからなる符号化画像を配置した
カード型記録媒体100の利点を示す図である。メモリ
601は、RAM5内に設けられた所定格納領域であ
り、短辺に沿って配置された符号化画像(101あるい
は103)を構成する各ブロックのブロックユーザデー
タ704内に記録されているブロックデータを格納する
為に用意されたものである。メモリ601はブロックI
Dに対応した各ブロックデータが格納できるようにブロ
ック格納領域602単位に分割されている。
【0051】ブロック格納領域が斜線でハッチングされ
た部分は、符号化画像101を光学読取装置1にて読み
取ったブロックデータの状態を示しており、「欠」と記
載したブロック格納領域が欠落ブロックである。このよ
うな欠落ブロックの発生は、ドットコード101に対す
る汚損等により、光学読取装置1がマーカ701やブロ
ックヘッダ702やパターンコード703を抽出できな
かったことに起因する。
【0052】このように、欠落ブロックが多数発生する
とエラー訂正能力を超えたエラーとなり、符号化画像に
記録されているデータを復元できない。そこで、対向す
る辺に位置する全く同一の論理データフォーマット、及
びブロックIDを有する符号化画像103を更に読み込
ませ、メモリ601に既に格納されているデータはその
まま欠落しているブロックデータ603を補填してあげ
ることで欠落ブロックをなくすことが可能となり、デー
タの復元が正しく行なえる。
【0053】このような互いにバックアップコードの関
係にある符号化画像を対向する二辺に配置(言い換える
と2コード間の距離をできるだけ離す)ことで例えばカ
ード型記録媒体100にインクや飲み物などの液体をこ
ぼして広い範囲に汚損した場合に対応する二辺の内のど
ちらかの複数ブロックが読取不可能(欠落ブロック)と
なっても、もう一方のコードでその欠落ブロックを補償
できるという確率を高く確保できる。
【0054】更にこのような四辺にドットコード101
〜104をもつカードの場合は特に、光学読取装置1が
告知する適切なメッセージに従って、ユーザは指示され
た辺のドットコード(例えばドットコード101を読み
込んだ後にドットコード103の読取りを指示される)
を読み取るなどの適切な操作を行なえるようにすれば、
バックアップコードを間違いなく読み込ませることが可
能となり、読取りの信頼性の向上と共に、操作性も格段
に改善される。
【0055】カード型記録媒体100に関するその他の
規定事項としては、次のような点も挙げられる。例え
ば、カード型記録媒体100の形状は、例示した長方形
などの矩形に限らず、相対的な長辺及び短辺を少なくと
も一組以上有する多角形であってもよい。
【0056】そして、同じ情報内容を含む2つの符号化
画像がそれぞれその長辺及び短辺の2つの辺に沿うよう
に記録された形態のカード型記録媒体である場合は、そ
の長辺に沿って記録された符号化画像に含まれる冗長分
を、その短辺側に記録された符号化画像に含まれる冗長
分よりも多くなるように設けてもよい。
【0057】尚、ここで云う「冗長分」とは、本来の記
録したいデータ内容を可能な限り復元可能にする為に予
備的且つ付加的に設けた記録領域部分であり、その冗長
部分の内容や形式を必ずしも意味するものではない。こ
れらの例に示す如く、その冗長分は、上記の情報に係る
データの誤りを訂正する為のパリティ成分として設けら
れる。
【0058】また、カード型記録媒体100に記録され
た符号化画像は1つ以上の複数ブロックから構成される
が、それらのブロックそれぞれが次のような各領域を所
定の位置関係に従って配置している。すなわち、分割さ
れた情報から成る分割情報を含んだ情報領域と、当該ブ
ロックの認識の為のマーカを含んだマーカ領域と、当該
ブロックを個々に識別する為のブロックID情報を含ん
だブロックID領域とを所望の関係に配置する。
【0059】この場合の上記冗長分は、個々に異なる複
数ブロックに加えて符号化画像の一部として更に記録さ
れたもので、それら異なる複数ブロックのうちの少なく
とも1つ以上のブロックであるものとする。しかしなが
ら、本発明における符号化画像としては、このような複
数のブロックから構成されたドットコードに限定される
ものでは勿論ない。
【0060】尚、カード型記録媒体100は紙や樹脂等
の素材より作られたものであり、例えば矩形を成すその
カード型記録媒体100の一方の面もしくは両方の面に
は、読取り対象としての1次元又は2次元のドットコー
ドやバーコード等に代表される符号化画像101,10
2が印刷されている(図7(b)参照)。その他にも、
円形、楕円形、多角形、あるいはそれらを組み合わせた
形状でもよく、特定な形状に限らない。
【0061】またそのような種々の形状を成すカード型
記録媒体の所定部分を簡単な摺動操作で読み込めるよう
な最適な光学読取装置を適用する事も可能である。更
に、カードの形状に伴って、符号化画像の記録位置につ
いても、例示のような直線的な辺部に限らず、曲線を成
すカード縁部の近傍などに形成しても勿論よい。
【0062】尚、本発明が利用しているこの符号化画像
としてのドットコードにおいては基本的に、わずかなデ
ータ誤りやブロック欠落が発生しても、情報の復元でき
るように元来考慮されているので、符号化画像に記録さ
れているマルチメディア情報の出力再生においては、そ
のデータ誤りやブロック欠落の存在をユーザは殆ど意識
しない程度に適宜に復元され出力できる。
【0063】よって、本実施形態によれば、このカード
型記録媒体100に形成された所望の符号化画像を光学
的に読み取る為の光学読取装置1を用いて、ユーザがそ
のカードを把持し、当該カードにおける一の辺もしくは
他の辺をその読取装置1の所定の溝23に沿って辺方向
に摺動させることによって、当該一の辺もしくは他の辺
に沿うように記録された符号化画像を簡単かつ正確に読
み取り、読取不能な事態は避けられ、所定の情報をその
カードから得ることができる。
【0064】(変形例)上述の実施の形態は次のように
変形実施しても良い。即ち、上記実施形態では、カード
型記録媒体100の読取装置として、所定の面に読取対
象が印刷されたカード型記録媒体100を直線状に形成
された溝23に沿って手動もしくは自動で一定距離移動
させ、その溝23の方向と直行する方向に光軸を有する
固定して配置された撮像手段(例えばCCD)によって、
その移動するカード型記録媒体100から読取対象を読
み取る方式の光学読取装置1を例に挙げて説明したが、
これに限定されることはなく、例えば、光学読取装置本
体を手で持って移動させながら読取対象を読み取るとい
うタイプの光学読取装置であっても勿論構わない。
【0065】また、カード型記録媒体100は、画像を
記録する面としての表裏の別はなく、一面のみならず両
面に記録しても勿論よい。また、本発明のカード型記録
媒体の用途は、画像が描かれ得るものとしての例えばゲ
ームカードやハガキの他、名刺など広範囲に利用するこ
とができる。
【0066】また、カード型記録媒体に記録されている
内容は、再生出力するための音声や画像そのものである
ほかに、例えば、そのカードに対応した応答が得られる
ものであったり、光学読取装置1において再生後に動作
するプログラムそのものや、ROM等に予め格納された
所定のコンテンツを引き出すキーや、マクロプログラム
を起動させるためのパラメータ等が含まれた内容でもよ
い。このように変形実施することで、このカード型記録
媒体100の更なる応用範囲の拡大と充実に寄与でき
る。このほかにも、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々の変形実施が可能である。
【0067】以上、実施形態に基づき説明したが、本明
細書中には次の発明が含まれる。 (1) 任意の一の辺に沿って形成され光学的に読取り
可能な符号化画像として情報を記録したカード型記録媒
体において、前記一の辺に沿って記録された符号化画像
と同一の情報を含む符号化画像が、更に、前記一の辺と
は異なる他の少なくとも一の辺に沿って記録されている
カード型記録媒体を提供する。そしてこの(1)によれ
ば、任意の一の辺に沿うように情報を光学的に読取り可
能な符号化画像として記録しつつ、更にその一の辺とは
異なる他の少なくとも一の辺に沿うように、同一の情報
を含む符号化画像を記録したので、ユーザに訴えたいメ
インテーマに係る主情報をその媒体の略中央部に記録で
き、また符号化画像についてはそのバックアップ用とし
ての予備の符号化画像も併せて記録でき、符号化画像の
読取り信頼性を高く確保できる。
【0068】(2) 前記一の辺に沿って記録された符
号化画像と、前記一の辺とは異なる他の一の辺に沿うよ
うに記録された符号化画像とが同一の符号化画像である
とき、これら二つの同一の符号化画像は、記録媒体にお
ける対向する二つのそれぞれの辺に沿って記録されるこ
とを特徴とする(1)に記載のカード型記録媒体を提供
する。そしてこの(2)によれば、多角形で構成される
カード上の最も距離が離れた位置に当たる対向する二つ
の辺に沿って同一の光学的に読取り可能な符号化画像を
記録するようにしたので、広範囲な汚れに対して両方の
符号化画像が同時に汚れる可能性を最も低くすることが
でき、少なくともどちらかの符号化画像から情報を復元
できる確率を極力高めることができる。
【0069】(3) 前記カード型記録媒体の形状が長
辺及び短辺を少なくとも有する多角形であり、且つ、前
記同一の情報を含む二つの符号化画像が、それぞれその
長辺及び短辺の二つの辺に沿うように記録されたもので
あるとき、前記長辺に沿うように記録された符号化画像
に含まれる冗長分を、前記短辺側に記録された符号化画
像に含まれる冗長分よりも多くしたことを特徴とする
(1)に記載のカード型記録媒体を提供する。そしてこ
の(3)によれば、多角形の短辺に沿って記録された光
学的に読取り可能な符号化画像を長辺側にも同一の情報
として記録した場合に、その記録可能な情報量の増加分
を記録情報の冗長分に割り当てることができるため、短
辺側よりもエラーに対する耐性を長辺側に持たせること
ができ、より確実にどちらか一方の符号化画像から情報
を復元することができる。
【0070】(4) 前記冗長分は、前記情報に係るデ
ータの誤り訂正のためのパリティ成分であることを特徴
とする(3)に記載のカード型記録媒体を提供する。そ
してこの(4)によれば、多角形の短辺に沿って記録さ
れた光学的に読取り可能な符号化画像を長辺側にも同一
の情報として記録した場合に、その記録可能な情報量の
増加分をエラー訂正符号のパリティ成分に割り当てるこ
とができるため、短辺側よりもエラー訂正能力を長辺側
に持たせることができ、より確実にどちらか一方の符号
化画像から情報を復元することができる。
【0071】(5) 前記符号化画像が複数のブロック
から構成され、このブロックのそれぞれが、前記情報を
分割して成る分割情報を含む情報領域と、当該ブロック
を認識するためのマーカを含むマーカ領域と、当該ブロ
ックを個々に識別するためのブロックID情報を含むブ
ロックID領域と、を所定の位置関係に従って配置した
ものであるとき、前記冗長分は、前記個々に異なる複数
のブロックに加えて前記符号化画像の一部として更に記
録された、前記個々に異なる複数のブロックのうちの少
なくとも一つのブロックであることを特徴とする(3)
に記載のカード型記録媒体を提供する。そしてこの
(5)によれば、光学的に読取り可能な符号化画像が複
数ブロックで構成され、このブロックが分割情報とブロ
ックを識別するマーカとブロックID情報とを含むと
き、汚れ等により、マーカ或はブロックID情報の読取
り欠落が発生するとブロック内に格納されている情報は
丸々欠落してしまい情報の復元が不可能となる。そこ
で、このようなことが発生しないように符号化画像内に
同一のブロックをバックアップ用として複数記録するこ
とによりブロック読落しの確率を減らすことができる。
【0072】(6) 前記符号化画像を光学的に読み取
る光学読取装置は、前記カード型記録媒体を把持し、当
該記録媒体における一の辺もしくは他の辺を所定の溝に
沿ってその辺方向に摺動させることにより、当該一の辺
もしくは他の辺に沿うように記録された前記符号化画像
を光学的に読み取るように構成されたものであることを
特徴とする(1)乃至(5)の何れかに記載のカード型
記録媒体を提供できる。そしてこの(6)によれば、カ
ード辺が溝に沿って移動される構造となる為、カード辺
に沿って記録される光学的に読取り可能な符号化画像を
光学的に読み取る場合にその撮像視野から符号化画像が
逸脱する動きが規制され、より確実な読取りが可能とな
り、(1)乃至(5)に記載のカード型記録媒体に適用
される光学読取装置として非常に好適する。
【0073】
【発明の効果】以上説明の如く、本発明によれば、符号
化画像と絵柄や文字等の可読画像との位置関係を考慮し
ながら、その符号化画像については高い読取り信頼性を
確保できるカード型記録媒体を提供することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のカード型記録媒体とこの記録媒体に
記録された情報を読み取るための光学読取装置に関する
構成を示す構成ブロック図。
【図2】 本発明のカード型記録媒体の例を示し、図2
(a)は、矩形状のカードの縦横それぞれ一辺だけに符
号化画像の記録領域をもつカード型記録媒体の平面図、
図2(b)は、同じく矩形状のカードで、全ての縦横の
辺に記録領域をもつカード型記録媒体の平面図、図2
(c)は、三角形状のカードの縦横それぞれ一辺だけに
記録領域をもつカード型記録媒体の平面図。
【図3】 このカード型記録媒体の符号化画像とその論
理データフォーマットを示し、図3(a)は、短辺近傍
にある符号化画像とその論理データフォーマット、図3
(b)は、長辺近傍にある符号化画像とその論理データ
フォーマット。
【図4】 このカード型記録媒体の符号化画像とその論
理データフォーマットを示し、図4(a)は、短辺近傍
にある符号化画像とその論理データフォーマット、図4
(b)は、長辺近傍にある符号化画像とその論理データ
フォーマット。
【図5】 このカード型記録媒体の符号化画像とその論
理データフォーマットを示し、図5(a)は、短辺近傍
にある符号化画像とその論理データフォーマット、図5
(b)は、長辺近傍にある符号化画像とその論理データ
フォーマット。
【図6】 対向する二辺近傍に設けられた同一の符号化
画像に対する欠落ブロック補償を示す説明図。
【図7】 本発明のカード型記録媒体に記録されるドッ
トコードの例を示し、図7(a)は、ドットコードを構
成する1つを拡大して示す説明図、図7(b)は、複数
のブロックが連続したドットコードの一例を示す説明
図。
【図8】 本発明のカード型記録媒体から情報を読み取
る読取装置を示し、図8(a)は、光学読取装置の外観
を示す斜視図、図8(b)は、光学読取装置の内部の撮
像部の説明図。
【符号の説明】
1…光学読取装置、 2…撮像部、 3…画像処理部、 4…CPU、 5…RAM、 6…ROM、 7…情報出力部(SP,DSP等)、 23…溝、 24…照明手段(LED等)、 25…レンズ、 26…撮像素子、 27…溝壁面、 100…カード型記録媒体、 101…第1の符号化画像(短辺側のドットコード)、 102…第2の符号化画像(長辺側のドットコード)、 103…第3の符号化画像(短辺側のドットコード)、 104…第4の符号化画像(長辺側のドットコード)、 601…メモリ(記憶空間)、 602…ブロック格納領域、 603…ブロックデータ、 700…ドットコード(符号化画像)、 701…マーカ、 702…ブロックヘッダ(ID)、 703…パターンコード、 704…ブロックユーザデータ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の一の辺に沿うように情報を光学的
    に読取り可能な符号化画像として記録したカード型記録
    媒体において、 前記一の辺に沿うように記録された符号化画像に含まれ
    る情報と同一の情報を含む符号化画像が、更に前記一の
    辺とは異なる他の少なくとも一の辺に沿うように記録さ
    れていることを特徴とするカード型記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記一の辺に沿うように記録された符号
    化画像と、前記一の辺とは異なる他の一の辺に沿うよう
    に記録された符号化画像とが同一の符号化画像であると
    き、 これら二つの同一の符号化画像は、該記録媒体における
    対向する二つのそれぞれの辺に沿うように記録されるこ
    とを特徴とする、請求項1に記載のカード型記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記カード型記録媒体の形状が長辺及び
    短辺を少なくとも有する多角形であり、且つ、前記同一
    の情報を含む二つの符号化画像がそれぞれその長辺及び
    短辺の二つの辺に沿うように記録されたものであると
    き、 前記長辺に沿うように記録された符号化画像に含まれる
    冗長分を、前記短辺側に記録された符号化画像に含まれ
    る冗長分よりも多く設けたことを特徴とする、請求項1
    に記載のカード型記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記冗長分は、前記情報に係るデータの
    誤り訂正のためのパリティ成分であることを特徴とす
    る、請求項3に記載のカード型記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記符号化画像が複数のブロックから構
    成され、 このブロックのそれぞれが、 前記情報を分割して成る分割情報を含む情報領域と、 当該ブロックを認識するためのマーカを含むマーカ領域
    と、 当該ブロックを個々に識別するためのブロックID情報
    を含むブロックID領域と、を所定の位置関係に従って
    配置したものであるとき、 前記冗長分は、前記個々に異なる複数のブロックに加え
    て前記符号化画像の一部として更に記録された、前記個
    々に異なる複数のブロックのうちの少なくとも一つのブ
    ロックであることを特徴とする、請求項3に記載のカー
    ド型記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記符号化画像を光学的に読み取る光学
    読取装置は、 前記カード型記録媒体を把持し、当該記録媒体における
    一の辺もしくは他の辺を所定の溝に沿ってその辺方向に
    摺動させることにより、当該一の辺もしくは他の辺に沿
    うように記録された前記符号化画像を光学的に読み取る
    ように構成されたものであることを特徴とする、請求項
    1乃至5の何れかに記載のカード型記録媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010503076A (ja) * 2006-08-30 2010-01-28 ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー 多重バーコードフォーマットラベルシステム及び方法
JP2010503948A (ja) * 2006-09-12 2010-02-04 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 照明設定を選択及び制御するシステム
US9691011B2 (en) 2012-01-10 2017-06-27 Becton, Dickinson And Company Label having an activatable bar code
US9849457B2 (en) 2013-01-22 2017-12-26 Becton, Dickinson And Company Dual barcode labeling facilitating automated decapping

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