JP2002259868A - 与信媒体の使用方法および与信システム - Google Patents

与信媒体の使用方法および与信システム

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JP2002259868A
JP2002259868A JP2001058500A JP2001058500A JP2002259868A JP 2002259868 A JP2002259868 A JP 2002259868A JP 2001058500 A JP2001058500 A JP 2001058500A JP 2001058500 A JP2001058500 A JP 2001058500A JP 2002259868 A JP2002259868 A JP 2002259868A
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JP2001058500A
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English (en)
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Kazuyoshi Suzuki
一義 鈴木
Tetsuya Maruoka
哲也 丸岡
Yuko Matsuda
夕子 松田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クレジットカード等の与信媒体の、偽造、改
竄、不正複製等による不正使用を確実に防止して与信媒
体を使用する与信システムのセキュリティを向上させ
る。 【解決手段】 クレジットカード会社198の顧客管理
を行うデータベース192におけるカード登録時に、通
常の個人情報の他にカード所有者本人の顔写真データを
クレジットカード番号と対応させて登録しておき、加盟
店194〜196の各々におけるカード使用時に、各加
盟店では、設置されているカード接続装置197および
通信回線193を介してカード番号をデータベース19
2に照会して対応する顔写真データを受信してカード接
続装置197に表示させ、表示された顔写真が持参者の
容貌と一致するか確認することで、持参者がカード所有
者本人か否かを判別し、本人と確認された後に、商品や
サービスの提供を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、与信媒体の使用技
術に関し、特に、2枚以上の異なる種類のクレジットカ
ード等の与信媒体を、1枚の記憶媒体に統合するクレジ
ットカード統合方法に関し、より詳細には、盗難または
紛失時においてセキュリティを高めるのに好適なクレジ
ットカードの利用技術等に適用して有効な技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、クレジットカードは、2種類ある
いは3種類のクレジットカード会社が発行するクレジッ
トカードの機能を1枚に集約したクレジットカードは存
在しているが、世の中に現存する全てのクレジットカー
ド会社が発行するクレジットカードを1枚のカードまた
はカードに準じる記憶媒体に集約して提供するための方
法、或いは提供するための機関は存在していない。
【0003】また、クレジットカードは一般に、カード
上に情報を取り出したり記録するための部分として磁気
ストライプしかないものや、磁気ストライプに加えIC
等に代表される電子部品を組み込んでいるカードが提供
されている。
【0004】これらのカードは、例えば、特開平8−3
0702号公報に記載されているように、カードに組み
込まれた情報を記録するための部分に、当該カード利用
者本人に関する情報が、何らかの形態で記録されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の技術で
は、磁気ストライプのみ存在するクレジットカードの場
合、例えば加盟店に設置されているカード読取機に細工
を施すことによりカード内の情報を容易に読み出したり
コピーが行えてしまうといったセキュリティ上の技術的
課題があった。
【0006】また、クレジットカードがICカードであ
る場合においても、IC(集積回路)の内部情報を読み
出すためのアルゴリズムがインターネット上で公開され
る等、偽造されるリスクが存在している。仮にICが組
み込まれ、カード表面に本人の写真が印刷されており、
IC内部に同一の本人の写真情報が組み込まれているカ
ードの場合においても、ICへの書き込みが可能であれ
ば、カード表面には他人の写真、IC内部には他人の写
真情報にすりかえられる可能性があるといったリスクが
存在していた。
【0007】他方において、クレジットカード利用者
は、2枚以上のクレジットカードを所持するケースも増
加しており、更に前記2枚以上のクレジットカードは財
布やカードフォルダ等、同一場所に保管する場合が多
く、もし同時に紛失したり、または盗難に遭ってしまっ
た場合、それぞれのクレジットカード会社に対し、カー
ド利用者は通知を行わなくてはならず、また通知までの
期間内に偽造、または悪用されるリスクが存在してい
た。
【0008】本発明の目的は、クレジットカード等の与
信媒体の、偽造、改竄、不正複製等による不正使用を確
実に防止して与信媒体を使用する与信システムのセキュ
リティを向上させることが可能な技術を提供することに
ある。
【0009】本発明の他の目的は、クレジットカード等
の与信媒体自体に高価で高度な偽造、改竄、不正複製防
止機能を持たせることなく、低コストで、不正使用を確
実に防止して与信媒体を使用する与信システムのセキュ
リティを向上させることが可能な技術を提供することに
ある。
【0010】本発明の他の目的は、複数のクレジットカ
ード等の与信媒体の利用およびセキュリティ管理を効率
良く的確に行うことが可能な技術を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、クレジットカ
ード等の与信媒体の発行元に、与信媒体の識別番号と所
有者の顔写真情報とを対応付けて登録しておき、加盟店
で与信媒体が使用される際に、発行元に識別番号に基づ
いて所有者の顔写真情報を照会し、発行元に登録されて
いる顔写真情報と、与信媒体の持参者の容貌や与信媒体
に記載されている顔写真情報とを照合することで、当該
持参者が所有者本人か否かを認証するものである。
【0012】また、本発明は、特定の所有者が、第1の
発行元と契約している複数のクレジットカード等の第1
の与信媒体を、別の一つの第2の与信媒体に統合して管
理し、この第2の与信媒体の発行時には、前記所有者の
顔写真情報と当該第2の与信媒体にユニークに付与され
ている第2の識別番号とを対応付けて、第2の与信媒体
を管理する第2の発行元に登録した後に所有者に交付す
る。そして、実際の使用にあたっては、第1の与信媒体
の代わりに、第2の与信媒体を加盟店に提示し、加盟店
は、第2の識別番号で、顔写真情報および統合されてい
る第1の与信媒体の種別等の情報を第2の発行元に照会
して、第2の与信媒体の持参者が所有者か否かを判別す
るとともに、実際に取引に使用する第1の与信媒体を選
択させて商品やサービスの提供等の取引を行う。
【0013】より具体的には、一例として、本発明で
は、2枚以上のクレジットカード(第1の与信媒体)を
統合するためのクレジットカード統合機関を設置し、ク
レジットカード利用者が、前記クレジットカード統合機
関に対し、2枚以上のクレジットカードの統合を申請し
た場合に、申請を受付けた前記クレジットカード統合機
関は、クレジットカードを統合したものと同等の役割を
持つ、例えば1枚のICカードに代表されるような記憶
媒体(第2の与信媒体)で且つ記憶媒体の表面には申請
した該クレジットカード利用者自身の写真が表示され、
且つ、該記憶媒体内部にはIC固有のシリアル番号以外
の情報を持たないようにした該記憶媒体を、申請したク
レジットカード利用者に対して発行する。
【0014】一方、前記クレジットカード統合機関内に
は、発行された記憶媒体に記憶されたIC固有のシリア
ル番号情報と該記憶媒体の利用者に関する情報と該利用
者が加入するクレジットカード会社のクレジットカード
の種別に関する情報とを結び付けて情報を管理するため
のカード統合システムを予め設置しておく。
【0015】クレジットカード統合機関より発行を受け
たクレジットカード利用者が、該クレジットカード利用
者が加入しているクレジットカード会社のクレジットカ
ードを取扱っているクレジットカード加盟店で、前記記
憶媒体を用いて前記クレジットカード加盟店から商品ま
たはサービスを購入した時、記憶媒体の利用者または該
クレジットカード加盟店の店員が該記憶媒体を媒体接続
装置に接続し、該記憶媒体から該記憶媒体に記録されて
いるハードウエアシリアルNo(集積回路内部に製造時
に焼き付けられ、読み出し専用で、改変が不可能な、集
積回路毎にユニークであるシリアル番号)を前記媒体接
続装置が読み取り、前記媒体接続装置はハードウエアシ
リアルNoを、ネットワークを介してカード統合システ
ムに送信し、該ハードウエアシリアルNoを受信したカ
ード統合システムは、該ハードウエアシリアルNoをキ
ーにして、前記記憶媒体の利用者が加入しているクレジ
ットカードの種別情報と、前記記憶媒体の利用者の写真
情報を検索し、検索した結果である2種類以上の加入ク
レジットカード種別情報と写真情報をネットワークを介
して前記媒体接続装置に送信する。
【0016】検索した結果である2種類以上の加入クレ
ジットカード種別情報と写真情報を受信した前記媒体接
続装置は、最初に該読取り装置を設置しているクレジッ
トカード加盟店において取扱っている全てのクレジット
カード種別一覧を前記媒体接続装置上に表示する。前記
記憶媒体の利用者が、該クレジットカード加盟店にてカ
ードによる支払いを行うため、前記記憶媒体の利用者自
身が加入しており、且つ、今回用いようとしているクレ
ジットカードの種類を、前記記憶媒体の利用者自身に選
択してもらい、前記利用者が選択したクレジットカード
の種別が、前記カード統合システムから送られてきた複
数のクレジットカード種別情報の内どれか1つのクレジ
ットカード種別情報と一致しているかを照合する。
【0017】もし一致していなかった場合には、予め定
められた回数の範囲で前記選択を再度前記利用者に行な
ってもらう。それでも一致しなかった場合には、利用者
本人としての認証が失敗となり、当該取引は無効とな
る。
【0018】もし一致した場合には、続けて該クレジッ
トカード加盟店の店員は、該利用者が加入する複数クレ
ジットカード種別情報と共に前記カード統合システムか
ら送られてきた写真情報を前記媒体接続装置上に表示さ
せる。
【0019】ところで、前記利用者が前記媒体接続装置
の操作によって、加入カードの種別を選択した一連の操
作履歴情報と認証可否に関する情報は、前記媒体接続装
置から自動的にカード統合システムに送られ、カード統
合システム内のデータベースに記録される。
【0020】写真情報を前記媒体接続装置上に表示させ
た後、該クレジットカード加盟店の店員は、記憶媒体の
表面に記されている申請した該クレジットカード利用者
自身の写真や持参者の容貌と前記媒体接続装置上に表示
されている写真とを比較する。もし写真や容貌が一致し
ていない場合には、利用者本人としての認証が失敗とな
り、当該取引は無効となる。もし写真や容貌が同一であ
れば利用者本人としての認証は成功となり、商品または
サービスの購入といったような取引が成立する。該クレ
ジットカード加盟店の店員は、前記写真照合による認証
可否の結果に関する情報を前記媒体接続装置を操作して
カード統合システムに送信する。
【0021】前記認証可否に関する情報を受信したカー
ド統合システムは、当該情報をカード統合システム内の
データベースに記録する。
【0022】該クレジットカード加盟店の店員は、利用
者が購入しようとしている商品またはサービスを識別す
る情報とその金額を前記媒体接続装置に入力する。前記
読取機は入力された商品またはサービスを識別する情報
と金額をカード統合機関のカード統合システムに送信す
る。
【0023】情報を受け付けたカード統合システムは、
利用者本人の識別完了に関する情報と併せて、該加盟店
を識別する情報と、利用者が購入しようとする商品また
はサービスを識別する情報と購入金額と現在の日時情報
をカード統合システムのデータベースに登録する。カー
ド統合システムは、利用者本人の識別完了に関する情報
と併せて、該加盟店を識別する情報と、利用者が購入し
ようとする商品またはサービスを識別する情報と購入金
額と現在の日時情報をリアルタイムで当該クレジットカ
ード会社に送信する。
【0024】クレジットカード会社は、受信した情報と
他の情報に基づき、取引可否について判定を行う。判定
の結果、取引が可または否の旨の結果情報を、該加盟店
側の前記媒体接続装置とカード統合システム側の双方に
同時に返す。前記取引可否情報を受信した前記媒体接続
装置は、該装置上に取引可否の結果を表示する。表示さ
れた前記取引可否情報に基づき該加盟店の店員は取引の
可否を該クレジットカード利用者に告げ、取引開始また
は取引拒否となる。一方前記取引可否情報を受信したカ
ード統合システムはその旨の情報をカード統合システム
内のデータベース上に記録する。
【0025】クレジットカード統合機関は、例えば前記
取引の履歴情報を加工し統計情報として定期的または不
定期に各クレジットカード会社に提供したり、クレジッ
トカード統合機関が自ら行ったカード利用者本人認証結
果に対し各クレジットカード会社に保証する等のサービ
スを、クレジットカード会社各社に提供する。
【0026】クレジットカード会社各社はクレジットカ
ード統合機関に対して、例えば前記のようなサービスの
対価として、クレジットカード統合機関に対して手数料
を支払う。
【0027】補足として、インターネットに代表される
ようなオンライン取引については、クレジットカード利
用者本人自身の顔と写真による本人認証を安全に行うこ
とが現在の世の中の状況に照らし合わせて実現が困難で
あるため、クレジットカード利用者本人の責任により通
常のクレジットカードによる取引方法とし、本発明の方
法には含めない。
【0028】これにより、クレジットカード利用者は、
外出する際に複数のクレジットカードを持ち歩くことな
く、統合媒体1つを携帯するだけで複数のクレジットカ
ードを所持する場合と同等のメリットを享受でき、且つ
紛失や盗難に遭った場合でも、偽造や不正利用の心配が
少ないというメリットを得ることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0030】(実施の形態1)この実施の形態1では、
本発明の一実施の形態である与信媒体の使用方法の一例
として、クレジットカードの認証方法に適用した場合に
ついて図面により詳細に説明する。
【0031】図1は、本発明の一実施の形態である与信
媒体の使用方法を実施するクレジットカードシステムの
構成の一例を示すブロック図である。
【0032】図1において、198はクレジットカード
会社、191はクレジットカード会社が有するまたは管
理するカードシステムのコンピュータ、192はクレジ
ットカード会社が有するまたは管理するカードシステム
のコンピュータと連動するデータベースであり、198
で示されるクレジットカード会社に加入しているメンバ
の個人情報を記録している。図1において193はクレ
ジットカード会社とクレジットカード加盟店とを結ぶ通
信回線である。194はクレジットカード加盟店A、1
95はクレジットカード加盟店Aとは別のクレジットカ
ード加盟店B,196はクレジットカード加盟店A並び
にクレジットカード加盟店Bとは別のクレジットカード
加盟店Nである。197は前記クレジットカード加盟店
A,B,N内にそれぞれ設置してあるカード接続装置
(読取装置)である。
【0033】次に図2は、図1の192で示されるクレ
ジットカード会社198が有するまたは管理するカード
システムのコンピュータと連動するデータベースの内容
の一例をテーブル構造で示したものである。図2におい
て210は、そのクレジットカード会社198が有する
または管理するカードシステムが管理している情報管理
テーブルを示し、211は前記テーブルが有する、クレ
ジットカード番号を管理するカラム、212は前記テー
ブルが有する、顧客名を管理するカラム、213は前記
テーブルが有する、生年月日を管理するカラム、214
は前記テーブルが有する、電話番号を管理するカラム、
215は前記テーブルが有する、加入クレジットカード
のカード有効期限を管理するカラム、216は前記テー
ブルが有する、加入クレジットカードのカード認証情報
を管理するカラム、217は前記テーブルが有する、ク
レジットカード加入者のイメージ情報を管理するカラム
である。前記のデータベース内には、カード番号に関連
づけされた前述の情報に加えて、カード番号に関連づけ
された顧客の写真情報も管理している。
【0034】すなわち、218と219は前記情報管理
テーブルが有する、クレジットカード番号と対応付けさ
れたイメージ情報(所有者本人の顔写真情報)である。
210で示されるテーブルには、前述した情報に加え他
の情報項目を持っていても構わない。
【0035】また前記カードシステムデータベースとそ
れを管理するコンピュータの構成を示したイメージを図
3(a)に示す。図3(a)において200は、クレジ
ットカード会社198が有するまたは管理するカードシ
ステムのコンピュータで、図1における191で示され
るコンピュータと同一である。
【0036】図3(a)の201は、クレジットカード
会社198が有するまたは管理するカードシステムのコ
ンピュータと連動するデータベースで、図1における1
92で示されるデータベースと同一のものである。図3
(a)における202は、クレジットカード会社198
が有するまたは管理するカードシステムが管理している
情報管理テーブルの一例で、図2における210で示さ
れるテーブルと同一のものである。図3(a)における
203と204は、前記情報管理テーブルの中で管理し
ているイメージ情報の一例である。
【0037】次に、本発明の実施の形態でクレジットカ
ードによる本人認証方法の具体的な処理の流れを図1で
示されるブロック図と、図4、図5、図6、図7のフロ
ーチャートを用いて説明する。
【0038】図1の構成を持った環境、即ちクレジット
カード会社198と該クレジットカード加盟店194〜
196が存在しており、このときに、ある顧客が、図1
に示されるクレジットカード会社198のクレジットカ
ードの発行を欲した場合におけるクレジットカード申請
から発行までの処理の流れを図7のフローチャートを用
いて説明する。
【0039】ある顧客がクレジットカードの発行を欲し
た場合(図7におけるステップ310)、前記顧客は本
人の写真情報を申請に必要な情報に添えて、クレジット
カード会社198にクレジットカードの発行を申し込む
(ステップ311)。申請を受付けたクレジットカード
会社198は、その申請情報に基づいて審査を行ない
(ステップ312)、審査の結果、クレジットカードの
発行が認められた場合、即ち審査が通過した時には、ク
レジットカード会社198は申込者本人用にクレジット
カード番号を新規に発行する(ステップ313)。次に
クレジットカード会社198は該クレジットカード会社
198が有するまたは管理するカードシステムのコンピ
ュータと連動するデータベースに、発行したクレジット
カード番号と関連付けて申込者本人の写真情報とその他
必要な情報を登録する(ステップ314)。
【0040】登録対象となる申請者本人に関する情報と
しては、図2に示される情報や、図3(a)の情報管理
テーブル202、顔写真等のイメージ情報203、イメ
ージ情報204に示される情報であるが、それ以外の本
人に関する情報項目も登録していても構わない。
【0041】必要な情報を登録した後、該クレジットカ
ード会社198は、たとえば図3(b)に例示されるよ
うな、前記申込者用のクレジットカード400を準備
し、クレジットカード400の表面に発行したクレジッ
トカード番号401と本人の顔写真情報404とその他
の必要な情報(たとえば有効期限402、氏名403
等)を記載する(ステップ315)。なお、顔写真情報
404はなくてもよい。そして該クレジットカード40
0が有する磁気ストライプやIC等に代表される記憶領
域内に、発行したクレジットカード番号を記録する(ス
テップ316)。その後、クレジットカード会社198
は前記申込者に対してクレジットカード400を発行し
処理は終了する(ステップ317、ステップ318)。
【0042】次に前記クレジットカード会社198によ
りクレジットカード400の発行を受けたクレジットカ
ード利用者が、自身が加入しているクレジットカード会
社198の加盟店(たとえば加盟店194)で該クレジ
ットカード400を用いて商品またはサービスの購入を
欲した場合(図4のステップ270)、前記利用者は該
加盟店194の店員に対し購入したい商品またはサービ
スをクレジットカード400を用いて購入する旨を告
げ、該加盟店194の店員に該クレジットカード400
を提示する(ステップ271)。この後、該クレジット
カード400は店員または利用者本人の手によって、該
加盟店194内に予め設置されているカード接続装置1
97に接続する(ステップ272)。カード接続装置1
97は接続されたクレジットカード400より、クレジ
ットカード400内に記録されたクレジットカード番号
情報を読み取り、通信回線193を介して、クレジット
カード会社198のカードシステム側に前記クレジット
カード番号情報を通知する(ステップ273)。通知を
受けたクレジットカード会社198のシステムでは、取
得したクレジットカード番号情報をキーにして、該クレ
ジットカード400の利用者情報を検索する(ステップ
274)。検索の結果、ヒットしなかった場合には(ス
テップ275)、クレジットカード会社198のカード
システムは認証失敗の旨の情報を、該加盟店194のカ
ード接続装置197側に返す(ステップ276)。認証
失敗の旨の情報を受信したカード接続装置197は、装
置が持っている表示部に認証失敗の旨の情報を表示する
(ステップ277)。前記カード接続装置197上に表
示された認証失敗の旨の情報を参照した該加盟店194
の店員は認証失敗の旨を前記利用者に告げて、取引は不
成立となり終了する(ステップ278)。
【0043】前記ステップ274による検索の結果、ク
レジットカード400の利用者がヒットした場合には
(ステップ275)、クレジットカード会社198のカ
ードシステムは検索結果より、ヒットした利用者本人の
写真情報をイメージ情報217から取り出し、該加盟店
194のカード接続装置197側に前記写真情報(たと
えばイメージ情報203)として返す(ステップ27
9)。
【0044】一方、情報を受信した該加盟店194のカ
ード接続装置197では受信したクレジットカード利用
者本人の写真情報(イメージ情報203)をカード接続
装置197の表示部上に表示する(ステップ280)。
【0045】該加盟店194の店員は前記カード接続装
置197上に表示された写真(イメージ情報203)と
クレジットカード400の表面に印刷されている顔写真
情報404(あるいは持参人の容貌)とが同一であるか
どうか照合を行う(図5のステップ285)。もし写真
や容貌が同一でない場合には(ステップ286)、該加
盟店194の店員は認証失敗の旨の情報を該加盟店19
4のカード接続装置197より入力して、クレジットカ
ード会社198のカードシステムに送信する(ステップ
287)。前記カード接続装置197は認証失敗の旨の
情報を当該機上にも表示する(ステップ288)。該加
盟店194の店員は、認証失敗の旨を前記利用者に告げ
て取引は不成立となり終了する(ステップ289)。
【0046】図5のステップ286に戻り、もし写真や
容貌が一致した場合には該加盟店194の店員は認証成
功の旨の情報を該加盟店194のカード接続装置197
より入力しカードシステムに送信する(ステップ29
0)。また、該加盟店194のカード接続装置197上
にも認証成功に関する情報を表示する(ステップ29
1)。該加盟店194のカード接続装置197は、前記
認証成功に関する情報の表示と併せ、前記クレジットカ
ード利用者が該加盟店194で商品またはサービスを購
入するための金額情報等の前記購入に関連する必要な情
報の入力を促す(ステップ292)。該加盟店194の
店員は利用者が購入しようとしている商品またはサービ
スの金額と前記取引に関するその他必要な情報をカード
接続装置197に入力する(ステップ293)。入力を
受け付けた前記カード接続装置197は入力された金額
情報とその他必要な情報をクレジットカード会社198
のカードシステムに送信する(ステップ294)。
【0047】前記情報をクレジットカード会社198の
カードシステムが受信すると、クレジットカード会社1
98は受信した情報と、過去の取引履歴などに代表され
るようなその他関連する情報に基づいて取引を行って良
いかどうかの判定を行なう(図6のステップ300)。
判定の結果、前記取引が不可となった場合には、クレジ
ットカード会社198は該加盟店194のカード接続装
置197に取引不可である旨の情報を返信する(ステッ
プ301、ステップ302)。取引不可である旨の情報
を受信した該加盟店194のカード接続装置197は当
該装置上に取引不可である旨の情報を表示し(ステップ
303)、店員は、表示された取引拒否の旨の情報を参
照し取引不可の旨を前記クレジットカード利用者に告
げ、取引は不成立となり、取引処理が終了する(ステッ
プ304)。
【0048】処理をステップ300、301の取引可否
の判定に戻し、もし判定の結果、当該取引可となった場
合には、当該クレジットカード会社198は取引可であ
る旨の情報を該加盟店194のカード接続装置197に
返信する(ステップ301、ステップ305)。取引可
である旨の情報を受信した該加盟店194のカード接続
装置197は当該装置上に取引可である旨の情報を表示
し(ステップ306)、該加盟店194の店員は、表示
された取引可の旨の情報を確認し、前記記憶媒体利用者
に商品またはサービスの提供を行い、クレジットカード
利用者とクレジットカード加盟店194間での一連の取
引は終了する(ステップ304)。
【0049】前記方法において、クレジットカード会社
198とクレジットカード利用者間の決済については従
来より行なわれている方法で良いことは言うまでもな
い。
【0050】このように、本実施の形態1のクレジット
カードシステムによれば、クレジットカード400の発
行元であるクレジットカード会社198に、クレジット
カード番号に対応して登録されている所有者本人の顔写
真情報(イメージ情報203)を、加盟店194〜19
6における取引時の照会に応じて配信することで、クレ
ジットカード400の持参者が所有者本人か否かを取引
の都度確実に判別できるので、加盟店194〜196に
おいてクレジットカード400自体の偽造、改竄、不正
複製等による不正使用を確実に見破ることができ、セキ
ュリティを向上させることが可能になる。
【0051】すなわち、いくらクレジットカード400
自体に記録されているクレジットカード番号401や顔
写真情報404等を改竄しても、発行元のクレジットカ
ード会社198に登録されている所有者本人の顔写真情
報218(203)〜219(204)を改竄しない限
り、所有者本人以外の不正使用を確実に見破ることがで
きる。
【0052】換言すれば、クレジットカード400自体
に必要以上に高価で高度な改竄防止機能等をもたせるこ
となく、クレジットカード400自体は旧来のままで
も、高いセキュリティを、低コストで実現できる、とい
う効果が得られる。
【0053】(実施の形態2)以下、本発明の他の実施
の形態を説明する。この実施の形態2では、クレジット
カードの発行元であるクレジットカード会社とは別にク
レジットカード統合機関を設けた場合の実施の形態につ
いて図面により詳細に説明する。
【0054】図21は従来の参考技術のクレジットカー
ドシステムのブロック図を示したものである。図21に
おいて、1はクレジットカード会社A、2はクレジット
カード会社Aとは別のクレジットカード会社B、Nはク
レジットカード会社A並びにクレジットカード会社Bと
は別のクレジットカード会社Nである。4、6、8はク
レジットカード会社A、クレジットカード会社B、クレ
ジットカード会社Nそれぞれの会社が有するまたは管理
するカードシステムのコンピュータ、5、7、9はクレ
ジットカード会社A,B、Nそれぞれの会社が有するま
たは管理するカードシステムのコンピュータと連動する
データベースであり、クレジットカード会社A,B、N
それぞれの会社に加入しているメンバの個人情報を記録
している。クレジットカード会社の種類は図21におい
て3種類の会社を示しているが、クレジットカード会社
は4種類以上あっても良いことは云うまでもない。
【0055】図21において10は各クレジットカード
会社とクレジットカード加盟店とを結ぶ通信回線であ
る。11はクレジットカード加盟店A、12はクレジッ
トカード加盟店Aとは別のクレジットカード加盟店B,
13はクレジットカード加盟店A並びにクレジットカー
ド加盟店Bとは別のクレジットカード加盟店Nである。
14は前記クレジットカード加盟店A,B,N内にそれ
ぞれ設置してあるカード接続装置である。
【0056】従来のクレジットカード決済方法の場合、
例えばクレジットカード利用者が、クレジットカード加
盟店Aで該加盟店が取扱っている、クレジットカード会
社のクレジットカードによって商品またはサービスの購
入を行う時、クレジットカード利用者は前記クレジット
カード加盟店Aの店員にクレジットカードを提示し、カ
ードによる商品またはサービス購入の旨を告げる。クレ
ジットカード加盟店の店員は該クレジットカードをクレ
ジットカード加盟店A内に設置されているカード読取機
14に接続し、前記クレジットカードを発行しているク
レジットカード会社と通信回線10を介して電気的に接
続する。もし前記クレジットカードがクレジットカード
会社Aの発行するクレジットカードであれば、カード読
取機14は1のクレジットカード会社Aのコンピュータ
4と接続する。接続の後、前記カード読取機14は、ク
レジットカードから読み取ったクレジットカード番号に
代表されるID情報をクレジットカード会社Aのコンピ
ュータ4に送る。1のクレジットカード会社Aでは、受
信したID情報を元に該クレジットカード利用者本人に
関する情報を検索し、取引の可否を判別する。取引可否
の判別結果情報は11の加盟店Aのカード読取機14に
返される。前記カード読取機14側よりクレジットカー
ド加盟店Aの店員は取引可否情報を取得し、その結果に
より前記クレジットカード利用者に対して、取引開始ま
たは取引拒否の対応を行う。
【0057】以上のような従来の参考技術のクレジット
カードによる取引方法の場合、正当なクレジットカード
利用者(所有者本人)が自身のクレジットカードの紛失
または盗難に気づかない状況で且つ前記クレジットカー
ド利用者のクレジットカードを不正に所持またはコピー
するなどにより取得した第三者が該クレジットカードを
クレジットカード加盟店で使用した場合には、該クレジ
ットカードを正当に所持または貸与を受けているクレジ
ットカード利用者本人が使用しているかどうかまで識別
することができない。
【0058】特に、一人の利用者が多数のクレジットカ
ードを所有(契約)している場合、個々のクレジットカ
ードの紛失に気づくのが遅れたり、一度に多数のクレジ
ットカードを紛失した場合、各クレジットカード会社に
利用停止措置を依頼する等の煩雑なセキュリティ管理を
強いられることになる。
【0059】そこで、本実施の形態2では、以下のよう
にして、一人の利用者が多数のクレジットカードを所有
(契約)している場合の効率的かつ高度なセキュリティ
管理を実現する。
【0060】図8は本実施の形態2による、クレジット
カード統合システムのブロック図を示したものである。
図8において、20はクレジットカード統合機関、21
はクレジットカード統合機関20が有するまたは管理す
るクレジットカード統合システムのコンピュータ、22
はクレジットカード統合機関20が有するまたは管理す
るクレジットカード統合システムのコンピュータと連動
するデータベースである。
【0061】20のクレジットカード統合機関は通信回
線32を介して、23、28、30で示されるような各
クレジットカード会社や、33、34、35で示される
ような各クレジットカード加盟店と互いに通信が行える
ようになっている。また23、28、30で示される各
クレジットカード会社と33,34、35で示される各
クレジットカード加盟店との間でも、図21で示した通
り従来通り互いに通信回線32を介して通信が行えるよ
うになっている。
【0062】図8において36で示した、33、34、
35の各クレジットカード加盟店内に設置されている媒
体接続装置は、20のクレジットカード統合機関がクレ
ジットカード利用者からの申請により発行する記憶媒体
(以下、統合媒体と記す)と接続して統合媒体の内容を
読み出すための媒体接続装置である。36の媒体接続装
置は、従来よりクレジットカード加盟店に設置されてい
るクレジットカード読取機14(図21)の機能も兼務
している。従って、従来のクレジットカードの使用によ
るクレジットカード加盟店での取引実施時には、クレジ
ットカードを媒体接続装置36に接続すれば、通信回線
32を介して前記クレジットカードの発行元であるクレ
ジットカード会社に接続し従来とおりの認証、決済が行
えるようになっている。
【0063】以上述べたように参考技術の図21と、本
実施の形態2による図8とのブロック図の相違点は、図
21の10で示される通信回線、即ち図8の32の通信
回線に、図8の21で示されるクレジットカード統合機
関20が有するまたは管理するクレジットカード統合シ
ステムのコンピュータを接続した点と、図21の14で
示されるカード接続装置が、図8の36で示される記憶
媒体接続装置に置き換わった点の2点である。
【0064】次に図9は、図8の22で示されるクレジ
ットカード統合機関20が有するまたは管理するクレジ
ットカード統合システムのコンピュータと連動するデー
タベースの内容の一例をテーブル構造で示したものであ
る。図9において50は、そのクレジットカード統合機
関20が有するまたは管理するクレジットカード統合シ
ステムが管理している情報管理テーブルを示し、51は
前記テーブルが有するハードウエアシリアルNo.情報
項目、52は前記テーブルが有する顧客名情報項目、5
3は前記テーブルが有する顧客の電話番号情報項目、5
4は前記テーブルが有する顧客の生年月日情報項目、5
5は前記テーブルが有する個々の顧客の加入クレジット
カードのクレジットカード番号情報項目、56は前記テ
ーブルが有する個々の顧客の加入クレジットカードの種
別情報項目、57は前記テーブルが有する個々の顧客の
加入クレジットカードの有効期限情報項目、58は前記
テーブルが有する個々の顧客の加入クレジットカードの
認証情報項目を示している。50で示される情報管理テ
ーブル(データベース)には、前述した情報に加え他の
情報項目を持っていても構わない。
【0065】前記のデータベース内には、ハードウエア
シリアルNoに関連づけされた前述の情報に加えて、ハ
ードウエアシリアルNoに関連づけされた顧客の写真情
報も管理している。そのイメージを図10に示す。図1
0において60は、クレジットカード統合機関20が有
するまたは管理するクレジットカード統合システムのコ
ンピュータで、図8における21で示されるコンピュー
タと同一である。
【0066】図10の61は、クレジットカード統合機
関20が有するまたは管理するクレジットカード統合シ
ステムのコンピュータと連動するデータベースで、図8
における22で示されるデータベースと同一のものであ
る。図10における62は、クレジットカード統合機関
20が有するまたは管理するクレジットカード統合シス
テムが管理している情報管理テーブルの一例で、図9に
おいて50で示されるテーブルと同一のものである。図
10における63は、クレジットカード統合機関20が
有するまたは管理するクレジットカード統合システムが
管理しているイメージ情報管理テーブルの一例で、該テ
ーブルは、ハードウエアシリアルNoに関連付けて個々
の顧客の写真情報を管理している。64は前述の63の
情報管理テーブルが管理している写真情報を示したもの
である。65は情報管理テーブル62とイメージ情報管
理テーブル63がハードウエアシリアルNoをキーとし
て関連付けされていることを示す矢印である。
【0067】図10において情報管理テーブル62とイ
メージ情報管理テーブル63とは互いに独立した形とな
っているが、イメージ情報管理テーブル63がイメージ
情報も自身が管理する情報項目の1つとして持ち、その
代りにイメージ情報管理テーブル63が存在しないこと
があっても良いことは言うまでもない。
【0068】図11は、クレジットカード統合機関20
が発行する統合媒体と、該統合媒体に記憶された情報を
読み取ったり、クレジットカードに記録されている情報
を読み取ったり書き込んだりする媒体接続装置と、それ
ら統合媒体、媒体接続装置の構造を示したブロック図で
ある。
【0069】図11において、70はクレジットカード
統合機関20が発行するICカードに代表されるような
統合媒体を示している。71は発行を受けたクレジット
カード利用者本人の写真で統合媒体70上に予め印刷さ
れている。72はICに代表される集積回路であり、統
合媒体70に内蔵されている。73は統合媒体70上に
印刷されていて例えば利用者本人の氏名情報等のような
文字情報である。但し73の文字情報には該統合媒体7
0の利用者本人が加入しているクレジットカードの種類
に関する情報は一切含まれない。また、該統合媒体70
の表面には、前記利用者本人が加入しているクレジット
カードの種類に関する情報を一切記していない。74は
統合媒体に内蔵された集積回路自身のハードウエアシリ
アルNoが記録されたハードウエアシリアルNo情報記
録部である。前記ハードウエアシリアルNo情報記録部
74は、該集積回路の製造時に内部に焼き付けられて記
録してあり、該集積回路製造後は、それ自身が持つハー
ドウエアシリアルNoを変更または改竄することは不可
能な仕組みになっている。また一般的には集積回路のハ
ードウエアシリアルNoは暗号化されており、暗号化さ
れている場合、集積回路自身のセキュリティが破られな
い限り、不正に読み出すことが極めて困難となる。
【0070】図11において、75は該集積回路内の揮
発性メモリ(RAM)、76は該集積回路内の入出力用
ポート(I/Oポート)、77は該集積回路内のバス、
78は該集積回路内のプロセッサ(CPU)、79は該
集積回路内で予め書き込まれている読み出し専用のシス
テムプログラム群、80は該集積回路内の不揮発性メモ
リ(EPROM)を示している。70のICカードに代
表されるような統合媒体70と従来のクレジットカード
は、図11の81で示される媒体接続装置に接続するこ
とができる。
【0071】81の媒体接続装置の内部において、82
はプロセッサ(MPU)、83は前記統合媒体70やク
レジットカードを接続するための媒体接続インタフェー
ス部、84は媒体接続装置内のバス、85は媒体接続装
置内のメモリ、86は媒体接続装置内のリード・ライト
制御プログラム、87は媒体接続装置内に格納されてい
るプログラム群、88は媒体接続装置内の入出力インタ
フェース(I/Oインタフェース)、89は媒体記憶装
置に接続されているキーボード等に代表されるような入
力部、90は媒体記憶装置に接続されているディスプレ
ィ等に代表されるような表示部、91は媒体接続装置に
接続されいているネットワーク接続装置インタフェース
部で、通信回線に接続するためのインタフェース機構で
ある。
【0072】ここで81に示した媒体接続装置は89の
入力部と90の表示部と、91のネットワーク接続装置
インタフェース部が外付けの形で接続されているが、前
記89、90、91は81の媒体接続装置内に内蔵され
ていても構わない。
【0073】前記81の媒体記憶装置に70で示される
統合媒体を接続すると、74のハードウエアシリアルN
o情報記録部に格納された当該統合媒体70のハードウ
エアシリアルNoを読み出すことができる仕組みになっ
ている。前記ハードウエアシリアルNoを読み出す為の
アルゴリズムまたは機構はどのような方法であっても構
わない。
【0074】図12は本実施の形態2におけるクレジッ
トカード統合機関20内のカードシステムの機能能構造
の一例を示したブロック図である。この、図12におい
て180はクレジットカード統合機関をあらわし、図8
における20と同一のものである。また、図12におけ
る181はクレジットカード統合機関180が有するま
たは管理するクレジットカード統合システムのコンピュ
ータをあらわし、図8における21と同一である。図1
2における182はクレジットカード統合機関180が
有するまたは管理するクレジットカード統合システムの
コンピュータと連動するデータベースをあらわし、図8
における22と同一である。
【0075】図12における184はクレジットカード
統合機関180が有するまたは管理するクレジットカー
ド統合システムのコンピュータ内のカードシステムプロ
グラム、185は前記コンピュータ内のデータベース管
理プログラム、186は前記コンピュータ内の通信制御
プログラム、187は前記コンピュータ内のオペレーテ
ィングシステム、188は前記コンピュータ内の入出力
制御プログラムを示している。図12の189は前記コ
ンピュータの入力装置、190は前記コンピュータの表
示装置を示している。また図12の中で示される矢印は
各要素間の情報の流れである。図12の181で示され
るクレジットカード統合システムのコンピュータは通信
回線183を介して各クレジットカード加盟店のカード
接続装置と接続されデータの交換を行うことができる。
【0076】次に、本発明の実施の形態でクレジットカ
ード統合機関20を設けた場合の具体的な処理の流れ
を、図8で示されるブロック図と、図13、図14で示
される、クレジットカードの種別選択のための方法の例
と、図15、図16、図17、図18、図19、図20
のフローチャートを用いて説明する。
【0077】図8の構成を持った環境、即ちクレジット
カード統合機関20が存在しており、このときに複数の
クレジットカードを利用しているクレジットカード利用
者がクレジットカードの統合を欲した場合におけるクレ
ジットカード統合機関20に対するクレジットカード統
合申請実施とクレジットカード統合機関20による統合
媒体70の発行の処理の流れを図15のフローチャート
を用いて説明する。
【0078】複数のクレジットカードを利用しているク
レジットカード利用者がクレジットカードの統合を欲し
た場合(図15におけるステップ100)、クレジット
カード所有者が所有者本人の写真情報と申請に必要な情
報、例えば、統合したい複数のクレジットカードの種類
とそれぞれのクレジットカード番号や有効期限等の情報
を添えて、クレジットカード統合機関20にクレジット
カードの統合を申請する(ステップ101)。申請を受
付けたクレジットカード統合機関20は、その申請情報
に基づいて審査を行なう(ステップ102)。審査の結
果、クレジットカードの統合が認められた場合、即ち審
査が通過した時には、クレジットカード統合機関20は
クレジットカードを統合した形で利用できるICカード
に代表されるような統合媒体70を申請者用に準備する
(ステップ103)。
【0079】次にクレジットカード統合機関20は準備
した統合媒体70の表面に該申請者本人の写真情報と、
本人の氏名等に代表されるようなその他必要な情報を印
刷する(ステップ104)。クレジットカード統合機関
20は当該機関内で有するまたは管理するクレジットカ
ード統合システムのコンピュータと連動するデータベー
スに、準備した統合媒体70内に製造時に焼付けられた
ハードウエアシリアルNoと関連付けして申請者本人に
関する情報を登録する(ステップ105)。登録対象と
なる申請者本人に関する情報としては、図9や、図10
のイメージ情報管理テーブル63における写真情報64
に示される情報であるが、それ以外の本人に関する情報
項目も登録していても構わない。
【0080】データベースに登録した後、クレジットカ
ード統合機関20は前記申請者に対して統合媒体70を
発行する(ステップ106)。発行後、クレジットカー
ド統合機関20は前記申請者が加入していて且つ、統合
対象となっているクレジットカード会社23、28、3
0の各社に対して統合媒体70の発行済みの旨の通知を
行う(ステップ107)。通知方法はクレジットカード
統合機関20と、各クレジットカード会社間でセキュリ
ティが確保されていればどの様な方法であっても構わな
い。
【0081】クレジットカード統合機関20より通知を
受けた各クレジットカード会社は、クレジットカード利
用者が統合媒体70の発行を受けた旨の情報を、当該利
用者に関する情報が記録されたレコードに追記を行い
(ステップ108)、前記クレジットカードの統合を希
望したクレジットカード利用者の統合申請は完了する
(ステップ109)。
【0082】次に、クレジットカード統合機関20に対
して複数のクレジットカード統合申請を行い、前記クレ
ジットカード統合機関20より統合媒体70の発行を受
けたクレジットカード利用者がクレジットカード加盟店
で、該統合媒体70を用いて商品またはサービスを購入
するときの処理の流れを、図16〜図19のフローチャ
ートを用いて説明する。
【0083】統合媒体70の発行を受けた前記クレジッ
トカード利用者が、自身が加入しているクレジットカー
ド会社の加盟店で該統合媒体70を用いて商品またはサ
ービスの購入を欲した場合(ステップ110)、前記利
用者は該加盟店の店員に対し購入したい商品またはサー
ビスを統合媒体70を用いて購入する旨を告げ、該加盟
店の店員に該統合媒体70を提示する(ステップ11
1)。この後、該統合媒体70は店員または利用者本人
の手によって、該加盟店内に予め設置されている媒体接
続装置36に接続する(ステップ112)。媒体接続装
置36は接続された統合媒体70より統合媒体70内部
のハードウエアシリアルNoを読取り、通信回線32を
介して、クレジットカード統合機関20のクレジットカ
ード統合システム側に前記ハードウエアシリアルNoの
情報を通知する(ステップ113)。
【0084】通知を受けたクレジットカード統合システ
ムでは、取得したハードウエアシリアルNo情報をキー
にして、該統合媒体70の利用者情報を検索する(ステ
ップ114)。検索の結果、ヒットしなかった場合には
クレジットカード統合機関20のクレジットカード統合
システムは認証失敗の旨の情報を、該加盟店の媒体接続
装置36側に返す(ステップ116)。認証失敗の旨の
情報を受信した媒体接続装置は、装置が持っている表示
部に認証失敗の旨の情報を表示する(ステップ11
7)。
【0085】前記媒体接続装置36上に表示された認証
失敗の旨の情報を参照した該加盟店の店員は認証失敗の
旨を前記利用者に告げて取引は不成立となり終了する
(ステップ118)。
【0086】前記ステップ115による検索の結果、統
合媒体70の利用者がヒットした場合には、クレジット
カード統合機関20のカード統合システムは検索結果よ
り、ヒットしたレコードの本人情報と本人が加入する複
数のクレジットカード会社それぞれの種別情報と、複数
のクレジットカードが発行したクレジットカードのそれ
ぞれの認証情報と本人の写真情報を取り出し、該加盟店
の媒体接続装置36側に前記の情報を返す(ステップ1
19)。
【0087】一方、情報を受信した該加盟店の媒体接続
装置36では該加盟店で取扱っている全てのクレジット
カードの種別情報を当該媒体接続装置36上に表示して
(ステップ120)、該加盟店に訪れた統合媒体70の
利用者本人にどのクレジットカードを使用するかの選択
を促す。
【0088】処理の続きは図17のフローチャートに示
される。前記統合媒体70の利用者は、媒体接続装置3
6上に表示されている複数のクレジットカード種別情報
の中から、前記利用者本人が使用しようとするクレジッ
トカードの種別を選択する(ステップ121)。
【0089】ところで、クレジットカードの種別を選択
する画面の例を、図13および図14に示す。図13は
媒体接続装置36が表示部としてタッチパネルを備えて
いる場合における表示例である。図13において250
は媒体接続装置が備えるタッチパネルで、251はタッ
チパネル250に表示されたクレジットカード会社を選
択するためのアイコンである。クレジットカードの利用
者は250で示されるタッチパネル上に表示されている
該加盟店で利用できるクレジットカードを示したアイコ
ンの中から利用者本人が使用しようとするクレジットカ
ードの種別を選択し直接指で当該クレジットカードのア
イコンを選択すれば良い。
【0090】また、図14では媒体接続装置36が表示
部と入力部を備えている場合における選択画面と入力部
を示した例である。図14において260は、媒体接続
装置36の筐体を示し、261は媒体接続装置36が備
える表示部を示している。262は媒体接続装置36が
備える入力部であり、263は前記媒体接続装置36が
備える入力ボタンである。また、264は前記媒体接続
装置36が備える表示部内に表示されているキー入力結
果表示ポジションでキーにより入力した情報が表示され
る位置がここである。
【0091】クレジットカードの利用者は261で表示
されている該加盟店で利用できるクレジットカードの種
別を示した項目の中から利用者本人が使用しようとする
クレジットカードの種別に相当する番号を、262で示
した媒体接続装置36が備える入力部からキー入力する
ことで、264で示されるキー入力結果表示ポジション
の位置に入力した数字が表示され、送信キーを押すこと
により選択が完了する。
【0092】図13および図14は、あくまでもクレジ
ットカードの種別の選択方式の一例であり、カードの種
別を選択できるのであれば他の選択方式を用いても良い
ことは言うまでもない。
【0093】図17のステップ121の後、クレジット
カードを選択した結果、統合媒体70の利用者本人が加
入していない誤ったクレジットカード会社の種別を選択
した場合には、媒体接続装置36はクレジットカード統
合機関20のクレジットカード統合システムにクレジッ
トカード種別の選択を誤った旨の情報を返す(ステップ
122、ステップ123)。また、本人の単純な選択ミ
スも考えられるため、媒体接続装置36は予め決められ
た回数までの再試行を統合媒体70の利用者に行っても
らうようなリトライ処理を実施する(ステップ12
4)。リトライがもし失敗した場合には(ステップ12
5)、該加盟店の媒体接続装置36はクレジットカード
統合機関20のクレジットカード統合システムに認証失
敗の旨の情報を返す。
【0094】その後、図18のステップ144に処理を
移し、前記クレジットカード統合システムは認証失敗の
旨の情報を該クレジットカード利用者本人を管理してい
るデータベースレコード上に記録する。そして前記クレ
ジットカード統合システムは、クレジットカード番号と
利用者本人の識別失敗に関する情報と、該加盟店を識別
する情報とその他必要な情報を併せて当該クレジットカ
ード会社に通知する(ステップ145)。
【0095】一方、該加盟店の媒体接続装置36は、認
証失敗の旨の情報を当該機上に表示する(ステップ14
6)。前記媒体接続装置36上に表示された認証失敗の
旨の情報を参照した該加盟店の店員は認証失敗の旨を前
記利用者に告げて取引は不成立となり終了する(ステッ
プ154)。
【0096】図17のステップ125に戻り、リトライ
がもし成功した場合には媒体接続装置36は、統合媒体
70の利用者本人が選択したクレジットカードについて
の認証情報の入力を前記利用者本人に促し、統合媒体7
0の利用者本人は自身が選択したクレジットカードに関
する認証情報を入力する(ステップ126)。入力した
認証情報が正しくなかった場合には(ステップ12
7)、媒体接続装置36はクレジットカード統合機関2
0のクレジットカード統合システムに認証情報の入力を
誤った旨の情報を返す(ステップ128)。また、本人
の単純な誤入力も考えられるため、媒体接続装置36は
予め決められた回数までの再試行を統合媒体70の利用
者に行って貰うようなリトライ処理を実施する(ステッ
プ129)。リトライがもし失敗した場合には(ステッ
プ130)、該加盟店の媒体接続装置36はクレジット
カード統合機関20のクレジットカード統合システムに
認証失敗の旨の情報を返す(ステップ131)。
【0097】その後、図18のステップ144に処理を
移し、前記クレジットカード統合システムは認証失敗の
旨の情報を該クレジットカード利用者本人を管理してい
るデータベースレコード上に記録する。そして前記クレ
ジットカード統合システムは、クレジットカード番号と
利用者本人の識別失敗に関する情報と、該加盟店を識別
する情報とその他必要な情報を併せて当該クレジットカ
ード会社に通知する(ステップ145)。一方、該加盟
店の媒体接続装置36は、認証失敗の旨の情報を当該機
上に表示する(ステップ146)。前記媒体接続装置3
6上に表示された認証失敗の旨の情報を参照した該加盟
店の店員は認証失敗の旨を前記利用者に告げて取引は不
成立となり終了する(ステップ154)。
【0098】図17のステップ130に戻り、リトライ
がもし成功した場合には該加盟店の媒体接続装置36は
クレジットカード統合機関20のクレジットカード統合
システムに認証成功の旨の情報を返す(ステップ13
2)。
【0099】その後、図18のステップ140に処理を
移し、該加盟店の媒体接続装置36は、図16のステッ
プ120の時点で既にクレジットカード統合システムよ
り受信した統合媒体70の利用者本人の写真情報を前記
媒体接続装置36上に表示する(図18のステップ14
0)。該加盟店の店員は前記媒体接続装置36上に表示
されている写真と統合媒体70上に印刷されている写真
とが同一であるかどうか照合を行う(ステップ14
1)。もし写真が同一でない場合には(ステップ14
2)、該加盟店の店員は認証失敗の旨の情報を該加盟店
の媒体接続装置36より入力して、クレジットカード統
合機関20のクレジットカード統合システムに送信する
(ステップ143)。前記クレジットカード統合システ
ムは認証失敗の旨の情報を該クレジットカード利用者本
人を管理しているデータベースレコード上に記録する。
そしてクレジットカード統合システムは、クレジットカ
ード番号と利用者本人の識別失敗に関する情報と、該加
盟店を識別する情報とその他必要な情報を併せて当該ク
レジットカード会社に通知する(ステップ145)。
【0100】一方、該加盟店の媒体接続装置36は、認
証失敗の旨の情報を当該媒体接続装置36上に表示する
(ステップ146)。該加盟店の店員は、前記媒体接続
装置36上に表示された認証失敗の旨の情報を参照し認
証失敗の旨を前記利用者に告げて取引は不成立となり終
了する(ステップ154)。
【0101】図18のステップ142に戻り、もし写真
が一致した場合には該加盟店の店員は認証成功の旨の情
報を該加盟店の媒体接続装置36より入力しクレジット
カード統合システムに送信する(ステップ147)。ま
た、該加盟店の媒体接続装置36上にも認証成功に関す
る情報を表示する(ステップ148)。該加盟店の媒体
接続装置36は、前記認証成功に関する情報の表示と併
せ、前記統合媒体70の利用者が該加盟店で商品または
サービスを購入するための金額情報と前記購入に関連す
るその他の必要な情報の入力を促す(ステップ14
9)。該加盟店の店員は利用者が購入しようとしている
商品またはサービスの金額と前記取引に関するその他必
要な情報を媒体接続装置36に入力する(ステップ15
0)。入力を受け付けた前記媒体接続装置36は入力さ
れた金額情報とその他必要な情報をクレジットカード統
合機関20のクレジットカード統合システムに送信する
(ステップ151)。
【0102】前記情報を受け付けたクレジットカード統
合機関20のクレジットカード統合システムは、利用者
本人の識別完了に関する情報と併せて、該加盟店を識別
する情報と、利用者が購入しようとしている商品または
サービスの金額とその他必要な情報をカード統合システ
ムのデータベースに登録する(ステップ152)。デー
タベースに登録した後、クレジットカード統合システム
は、クレジットカード番号と利用者本人の識別完了に関
する情報と、該加盟店を識別する情報と利用者が購入し
ようとしている商品またはサービスの金額とその他必要
な情報を併せて当該クレジットカード会社に通知する
(ステップ153)。
【0103】続きの処理の流れは図19で説明する。前
記クレジットカード統合システムから、クレジットカー
ド番号と利用者本人の識別完了に関する情報と、該加盟
店を識別する情報と利用者が購入しようとしている商品
またはサービスの金額とその他必要な情報を受信した当
該クレジットカード会社は、受信した情報とその他の情
報に基づき当該取引の可否についての判定を行う(ステ
ップ155)。判定の結果、当該取引拒否となった場合
には(ステップ156)、当該クレジットカード会社は
該加盟店の媒体接続装置36に取引不可である旨の情報
を返信する(ステップ157)。取引不可である旨の情
報を受信した該加盟店の媒体接続装置36は当該装置上
に取引不可である旨の情報を表示する(ステップ15
8)。該加盟店の店員は、表示された取引拒否の旨の情
報を参照し取引不可の旨を前記統合媒体70の利用者に
告げ、取引は不成立となる。
【0104】一方で、当該クレジットカード会社は取引
不可である旨の情報をクレジットカード統合機関20の
カード統合システムにも返信する(ステップ159)。
前記取引不可である旨の情報を受信したクレジットカー
ド統合機関20のカード統合システムは、現在の日時情
報、当該利用者を識別する情報と利用したカードの種
別、利用金額、取引が成立しなかったことを識別する情
報、その他必要な情報をデータベースに記録し(ステッ
プ160)、前記統合媒体70の利用者とクレジットカ
ード加盟店間での一連の取引は終了する(ステップ16
5)。
【0105】処理をステップ155の取引可否の判定に
戻し、もし判定の結果、当該取引可となった場合には
(ステップ156)、当該クレジットカード会社は取引
可である旨の情報を該加盟店の媒体接続装置36に返信
する(ステップ161)。取引可である旨の情報を受信
した該加盟店の媒体接続装置36は当該装置上に取引可
である旨の情報を表示する(ステップ162)。該加盟
店の店員は、表示された取引可の旨の情報を確認し、前
記統合媒体70の利用者に商品またはサービスの提供を
行う。一方で、当該クレジットカード会社は取引可であ
る旨の情報をクレジットカード統合機関20のカード統
合システムにも返信する(ステップ163)。前記取引
可である旨の情報を受信したクレジットカード統合機関
20のカード統合システムは、現在の日時情報、当該利
用者を識別する情報と利用したカードの種別、利用金
額、取引が成立したことを識別する情報、その他必要な
情報をデータベースに記録し(ステップ164)、前記
統合媒体70の利用者とクレジットカード加盟店間での
一連の取引は終了する(ステップ165)。
【0106】次にクレジットカード統合機関20とクレ
ジットカード会社間の取引について図20のフローチャ
ートを用いて説明する。
【0107】クレジットカード統合機関20は定期また
は不定期に各クレジットカード会社に対し、加盟店と統
合媒体70の利用者間での取引履歴に関する統計情報を
提供する(ステップ170、ステップ171)。各クレ
ジットカード会社はクレジットカードを直接利用した場
合と統合媒体70を利用した場合のそれぞれの利用実績
に基づき、クレジットカード利用者または当該クレジッ
トカード会社が発行するクレジットカードを含んだ統合
媒体70の利用者に対して、所定期間内にクレジットカ
ードまたは統合媒体70を利用して商品またはサービス
を購入した分の費用を請求する(ステップ172)。ク
レジットカード会社から請求を受けたクレジットカード
または統合媒体70の利用者は、それぞれのクレジット
カード会社に対し支払(精算)を行う(ステップ17
3)。クレジットカードまたは統合媒体70の利用者と
の精算が完了した後、クレジットカード会社は、各加盟
店に利用実績金額支払(精算)とクレジットカード利用
についての手数料を請求する(ステップ174)。手数
料の請求を受けた各加盟店はクレジットカード会社に対
してクレジットカード手数料を支払い、精算を行う。
(ステップ175)。また、クレジットカード統合機関
20はクレジットカード会社に対し手数料を請求する
(ステップ176)。前記各加盟店よりクレジットカー
ド手数料を受領した各クレジットカード会社は、クレジ
ットカード統合機関20に対して手数料を支払い、一連
の処理は終了する(ステップ177)。
【0108】尚、クレジットカード統合機関20がクレ
ジットカード会社に対して手数料を請求するのは、例え
ば、クレジットカード統合機関20から統合媒体70の
発行を受けた利用者がクレジットカード加盟店で商品ま
たはサービスを購入する場合の本人認証を保証すること
に対する対価として、または、クレジットカード統合機
関20が定期または不定期に各クレジットカード会社に
対し加盟店と統合媒体70の利用者間での取引履歴に関
する統計情報を提供することに対する対価として等、ク
レジットカード会社にとってメリットが得られることに
対する対価である。ここで、加盟店と統合媒体70の利
用者間での取引履歴に関する統計情報とは、例えば、地
区毎または一定の期間毎のクレジットカード会社別取引
量シェアや取引金額等、クレジットカード統合機関20
に蓄積されている各クレジットカード会社の取引履歴情
報を元に加工した情報である。この場合、クレジットカ
ード会社各社は前記情報をクレジットカード統合機関2
0より取得することによって競合他社に対する自社のポ
ジションを確認できるというメリットが得られる。前記
は一例であるが、クレジットカード統合機関20に対し
てクレジットカード会社が支払う対価は、クレジットカ
ード会社にとってメリットとなる事であれば、前記以外
の対価であっても構わない。
【0109】以上説明したように、本実施の形態2によ
る方法を適用したシステム利用すると、クレジットカー
ド利用者は、外出する際に複数のクレジットカードを持
ち歩くことなく、統合媒体70を1つ携帯するだけで複
数のクレジットカードを所持する場合と同等の利便性を
享受できる。且つ紛失や盗難に遭った場合でも、統合媒
体70自体には、改竄困難なシリアルNo以外に、利用
者の個人情報や各クレジットカード会社との契約情報等
の情報が全く格納されておらず、また、クレジットカー
ド統合機関20にて管理される顔写真情報の照合にて本
人確認が行われるので、偽造や不正利用の心配が少ない
というメリットを得ることが可能になる。
【0110】また、クレジットカード統合機関20は、
顔写真情報等の本人認証のための情報だけでなく、クレ
ジットカード会社各社のクレジットカードによる取引履
歴情報を蓄積することにより、クレジットカードの利用
に関する様々な分析を行えるポテンシャルを得ることが
できる。
【0111】一方、クレジットカード会社各社は、クレ
ジットカード統合機関20より定期的にカード利用状況
に関する統計情報を取得することで、競合する他のクレ
ジットカード会社とのシェア分析等が行えるようにな
る。
【0112】また、本人認証についてはクレジットカー
ド統合機関20が保証するサービスを受けた場合、クレ
ジットカード会社側では不正使用による本人誤認証のリ
スクを回避することができる。
【0113】本願の特許請求の範囲に記載された発明を
見方を変えて表現すれば以下の通りである。
【0114】<1> 利用者が所持している、または貸
与を受けていて、それぞれ異なるクレジットカード会社
が発行する2枚以上のクレジットカードを統合する場合
において、クレジットカード番号ではない1種類のユニ
ークな番号または記号が内部に記録されている記憶媒体
と、記憶媒体に記憶された情報を読み取る媒体接続装
置、記憶媒体に記憶された情報と当該記憶媒体の利用者
に関する情報と当該利用者が加入するクレジットカード
会社の種別情報とを結びつけて情報を管理するカード統
合システムと、記憶媒体に記憶された情報を読み取るた
めの媒体接続装置とカード統合システムとの間の通信手
段を備え、当該記憶媒体には、前記1種類のユニークな
番号または記号が記録されているが、利用者本人に関す
る情報を当該記憶媒体自身は記憶していないことによ
り、当該記憶媒体からは利用者本人に関する情報を直接
当該記憶媒体からは取り出せないことを特徴とするクレ
ジットカードの統合方法。
【0115】<2> 前記項目<1>で述べた手段を備
え、記憶媒体として、ICカードに代表されるような集
積回路が組み込まれた「記憶媒体」を用意し、項目<1
>で述べている、「クレジットカード番号ではない、1
種類のユニークな番号または記号」として、集積回路内
部に製造時に焼き付けられ、読み出し専用で、改変が不
可能な、集積回路毎にユニークであるシリアル番号を、
直接「キー」として使用することにより、第3者にとっ
ては複製または偽造が極めて困難になることを特徴とす
るクレジットカードの統合方法。
【0116】<3> クレジットカード利用者が所持し
ている、または貸与を受けている2枚以上のクレジット
カードを統合する方法において、同一の利用者が保持す
る2枚以上のクレジットカードを統合する機関(以下、
クレジットカード統合機関と呼ぶ)を設置し、クレジッ
トカード利用者が、前記クレジットカード統合機関に対
し、2枚以上のクレジットカードの統合を申請し、申請
を受付けた前記クレジットカード統合機関は、クレジッ
トカードを統合したものと同等の役割を持つ記憶媒体
を、申請したクレジットカード利用者に対して発行し、
発行を受けたクレジットカード利用者は、該クレジット
カード利用者が加入しているクレジットカード会社のク
レジットカードを取扱っているクレジットカード加盟店
で、前記記憶媒体を用いて前記クレジットカード加盟店
から商品またはサービスを購入し、クレジットカード統
合機関は、前記購入行為に伴う本人認証を実施し、認証
完了後、前記購入行為に関する履歴情報を記録し、前記
購入行為の時に該クレジットカード利用者が使用したク
レジットカードのカード会社に対して、定期的に購入履
歴や関連する情報を提供し、クレジットカード統合機関
で実施したクレジットカード利用者の本人認証のうち認
証が成功したものを保証する。クレジットカード会社は
クレジット統合機関に対し、前記対価として定期的に手
数料を支払うクレジットカードの統合方法。
【0117】<4> クレジットカード番号ではない1
種類のユニークな番号または記号が内部に記録されてい
る記憶媒体と、記憶媒体に記録された情報を読み取る媒
体接続装置と、記憶媒体に記憶された情報と当該記憶媒
体の利用者に関する情報と当該利用者が加入するクレジ
ットカード会社の種別情報とを結びつけて情報を管理す
るカード統合システムとネットワークを用いて行う、
(記憶媒体を正当に所持または貸与を受けている)記憶
媒体利用者本人の認証方法において、記憶媒体の利用者
は該記憶媒体を前記媒体接続装置に接続し、媒体接続装
置は該記憶媒体から該記憶媒体に記録されている前記ユ
ニークな番号または記号を読み取り、前記読み取り装置
は読み取ったユニークな番号または記号を、ネットワー
クを介してカード統合システムに送信し、前記ユニーク
な番号または記号を受信したカード統合システムは、該
ユニークな番号または該記号をキーにして、前記記憶媒
体の利用者が加入しているクレジットカードの種別情報
を検索し、検索した結果である2種類以上の加入クレジ
ットカード種別情報をネットワークを介して前記読み取
り装置に送信し、前記読み取り装置が該読取り装置を設
置している施設において取扱っている全てのクレジット
カード種別一覧を前記読み取り装置上に表示し、前記記
憶媒体の利用者が、該施設にてカードによる支払いを行
うため、前記記憶媒体の利用者自身が加入しており、且
つ、今回用いようとしているクレジットカードの種類
を、前記記憶媒体の利用者自身に選択してもらい、前記
利用者が選択したクレジットカードの種別が、前記カー
ド統合システムから送られてきた複数のクレジットカー
ド種別情報の内のどれか1つのクレジットカード種別情
報と一致しているかを照合することを特徴とする認証方
法。
【0118】<5> 表面にクレジットカードを正当に
所持または貸与を受けているクレジットカード利用者本
人の写真情報とクレジットカード番号が記されているク
レジットカードと、クレジットカード内部に記録されて
いるクレジットカード番号情報を読み取る読取装置と、
クレジットカード会社が管理または運用するカードシス
テムとネットワークを用いたクレジットカード利用者本
人の認証方法において、クレジットカードの利用者はク
レジットカードを前記読取装置に接続し、前記読取装置
は該クレジットカードから、該クレジットカードに記録
されているクレジットカード番号を読み取り、前記読取
装置はクレジットカード番号をネットワークを介して該
クレジットカード会社のカードシステムに送信し、前記
クレジットカード番号を受信したカードシステムは、受
信したクレジットカード番号キーにして、前記クレジッ
トカードの利用者本人の写真情報を検索し、検索した結
果の写真情報をネットワークを介して前記読取装置に送
信し、情報を受信した読取装置は受信した写真情報を当
該装置上に表示し、当該読取装置を管理する者が前記読
取装置上に表示されている写真情報と、クレジットカー
ド利用者が所持、または貸与を受けているクレジットカ
ードの表面に記されている写真情報とが同一であるかを
照合することを特徴とする認証方法。
【0119】以上本発明者によってなされた発明を実施
の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施
の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0120】たとえば、与信媒体としては、商取引等に
使用されるクレジットカード等にかぎらず、運転免許証
や身分証明書等の本人確認に用いられる媒体に広く適用
することができる。
【0121】
【発明の効果】本発明によれば、クレジットカード等の
与信媒体の、偽造、改竄、不正複製等による不正使用を
確実に防止して与信媒体を使用する与信システムのセキ
ュリティを向上させることができる、という効果が得ら
れる。
【0122】本発明によれば、クレジットカード等の与
信媒体自体に高価で高度な偽造、改竄、不正複製防止機
能を持たせることなく、低コストで、不正使用を確実に
防止して与信媒体を使用する与信システムのセキュリテ
ィを向上させることができる、という効果が得られる。
【0123】本発明によれば、複数のクレジットカード
等の与信媒体の利用およびセキュリティ管理を効率良く
的確に行うことができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である与信媒体の使用方
法を実施するクレジットカードシステムの構成の一例を
示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態である与信媒体の使用方
法を実施するクレジットカードシステムにてカード利用
者の管理に使用するデータベースの内容の一例をテーブ
ル構造で示した概念図である。
【図3】(a)は、本発明の一実施の形態である与信媒
体の使用方法を実施するクレジットカードシステムを構
成するクレジットカード会社のシステム構成の一例を示
す概念図であり、(b)は、本実施の形態のクレジット
カードシステムにて用いられるクレジットカードの一例
を示す外観図である。
【図4】図5および図6とともに本発明の一実施の形態
である与信媒体の使用方法を実施するクレジットカード
システムの作用の一例を示すフローチャートである。
【図5】図4および図6とともに本発明の一実施の形態
である与信媒体の使用方法を実施するクレジットカード
システムの作用の一例を示すフローチャートである。
【図6】図4および図5とともに本発明の一実施の形態
である与信媒体の使用方法を実施するクレジットカード
システムの作用の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施の形態である与信媒体の使用方
法を実施するクレジットカードシステムの作用の一例を
示すフローチャートである。
【図8】本発明の他の実施の形態である与信媒体の使用
方法を実施するクレジットカードシステムの構成の一例
を示すブロック図である。
【図9】本発明の他の実施の形態である与信媒体の使用
方法を実施するクレジットカードシステムを構成するク
レジットカード統合機関が有するデータベースの一例を
示す概念図である。
【図10】本発明の他の実施の形態である与信媒体の使
用方法を実施するクレジットカードシステムを構成する
クレジットカード統合機関が有するデータベースの一例
をさらに詳細に例示した概念図である。
【図11】本発明の他の実施の形態である与信媒体の使
用方法を実施するクレジットカードシステムを構成する
統合媒体およびその接続装置の構成の一例を示す概念図
である。
【図12】本発明の他の実施の形態である与信媒体の使
用方法を実施するクレジットカードシステムを構成する
クレジットカード統合機関のコンピュータシステムの構
成の一例を示すブロック図である。
【図13】本発明の他の実施の形態である与信媒体の使
用方法を実施するクレジットカードシステムを構成する
加盟店に設置された媒体接続装置の構成および作用の一
例を示す概念図である。
【図14】本発明の他の実施の形態である与信媒体の使
用方法を実施するクレジットカードシステムを構成する
加盟店に設置された媒体接続装置の構成および作用の一
例を示す概念図である。
【図15】本発明の他の実施の形態である与信媒体の使
用方法を実施するクレジットカードシステムの作用の一
例を示すフローチャートである。
【図16】図17、図18および図19とともに本発明
の他の実施の形態である与信媒体の使用方法を実施する
クレジットカードシステムの作用の一例を示すフローチ
ャートである。
【図17】図16、図18および図19とともに本発明
の他の実施の形態である与信媒体の使用方法を実施する
クレジットカードシステムの作用の一例を示すフローチ
ャートである。
【図18】図16、図17および図19とともに本発明
の他の実施の形態である与信媒体の使用方法を実施する
クレジットカードシステムの作用の一例を示すフローチ
ャートである。
【図19】図16、図17および図18とともに本発明
の他の実施の形態である与信媒体の使用方法を実施する
クレジットカードシステムの作用の一例を示すフローチ
ャートである。
【図20】本発明の他の実施の形態である与信媒体の使
用方法を実施するクレジットカードシステムの作用の一
例を示すフローチャートである。
【図21】本発明の参考技術のクレジットカードシステ
ムのブロック図である。
【符号の説明】
1、23…クレジットカード会社A、2、28…クレジ
ットカード会社B、3、29…クレジットカード会社
N、4、24…クレジットカード会社Aが有するまたは
管理するカードシステムのコンピュータ、5、25…ク
レジットカード会社Aが有するまたは管理するカードシ
ステムのコンピュータと連動するデータベース、6、2
6…クレジットカード会社Bが有するまたは管理するカ
ードシステムのコンピュータ、7、27…クレジットカ
ード会社Bが有するまたは管理するカードシステムのコ
ンピュータと連動するデータベース、8、30…クレジ
ットカード会社Nが有するまたは管理するカードシステ
ムのコンピュータ、9、31…クレジットカード会社N
が有するまたは管理するカードシステムのコンピュータ
と連動するデータベース、10、32、183、193
…通信回線(情報通信手段)、11、33、194…ク
レジットカード加盟店A、12、34、195…クレジ
ットカード加盟店B、13、35、196…クレジット
カード加盟店N、14…カード読取機、20…クレジッ
トカード統合機関、21、60…クレジットカード統合
機関が有するまたは管理するクレジットカード統合シス
テムのコンピュータ(第1の情報処理装置)、22、6
1、182…クレジットカード統合機関が有するまたは
管理するクレジットカード統合システムのコンピュータ
と連動するデータベース、36、81…媒体接続装置
(第2の情報処理装置)、50、62…クレジットカー
ド統合機関が有するまたは管理するクレジットカード統
合システムが管理している情報管理テーブルの一例、5
1…ハードウエアシリアルNoを管理するカラム、52
…顧客名を管理するカラム、53…電話番号を管理する
カラム、54…生年月日を管理するカラム、55…加入
クレジットカードのカード番号を管理するカラム、56
…加入クレジットカードのカード種別を管理するカラ
ム、57…加入クレジットカードのカード有効期限を管
理するカラム、58…加入クレジットカードのカード認
証情報を管理するカラム、63…クレジットカード統合
機関が有するまたは管理するクレジットカード統合シス
テムが管理しているイメージ情報管理テーブルの一例、
64…ハードウエアシリアルNoと対応付けされたイメ
ージ情報、65…テーブル62とテーブル63間で、ハ
ードウエアシリアルNoにより関連付けられていること
を示す矢印、70…統合媒体、71…該統合媒体利用者
本人のイメージ情報、72…集積回路、73…文字情
報、74…ハードウエアシリアルNo情報記録部(読出
専用)、75…揮発性メモリ(RAM)、76…入出力
用ポート(I/Oポート)、77…バス、78…プロセ
ッサ(CPU)、79…システムプログラム群(読出専
用)、80…不揮発性メモリ(EPROM)、82…プ
ロセッサ(MPU)、83…媒体接続インタフェース
部、84…バス、85…メモリ、86…リード・ライト
制御プログラム、87…プログラム群、88…入出力用
インタフェース(I/Oインタフェース)、89…入力
部、90…表示部、91…ネットワーク接続装置インタ
フェース部、180…クレジットカード統合機関、18
4…クレジットカード統合機関が有するまたは管理する
クレジットカード統合システムのコンピュータ内のカー
ドシステムプログラム、185…クレジットカード統合
機関が有するまたは管理するクレジットカード統合シス
テムのコンピュータ内のデータベース管理プログラム、
186…クレジットカード統合機関が有するまたは管理
するクレジットカード統合システムのコンピュータ内の
通信制御プログラム、187…クレジットカード統合機
関が有するまたは管理するクレジットカード統合システ
ムのコンピュータ内のオペレーティングシステム、18
8…クレジットカード統合機関が有するまたは管理する
クレジットカード統合システムのコンピュータ内の入出
力制御プログラム、189…クレジットカード統合機関
が有するまたは管理するクレジットカード統合システム
のコンピュータの入力装置、190…クレジットカード
統合機関が有するまたは管理するクレジットカード統合
システムのコンピュータの表示装置、191、201…
クレジットカード会社が有するまたは管理するカードシ
ステムのコンピュータ(第1の情報処理装置)、181
…クレジットカード統合機関が有するまたは管理するク
レジットカード統合システムのコンピュータ、192、
202…クレジットカード会社が有するまたは管理する
カードシステムのコンピュータと連動するデータベー
ス、197…カード接続装置(第2の情報処理装置)、
198…クレジットカード会社、203、210…クレ
ジットカード会社が有するまたは管理するクレジットカ
ードシステムが管理している情報管理テーブルの一例、
204、205…ハードウエアシリアルNoと対応付け
されたイメージ情報、211…クレジットカード番号を
管理するカラム、212…顧客名を管理するカラム、2
13…生年月日を管理するカラム、214…電話番号を
管理するカラム、215…加入クレジットカードのカー
ド有効期限を管理するカラム、216…加入クレジット
カードのカード認証情報を管理するカラム、217…ク
レジットカード加入者のイメージ情報を管理するカラ
ム、218、219…カード番号と対応付けされたイメ
ージ情報、250…媒体接続装置が備えるタッチパネ
ル、251…タッチパネルに表示されたクレジットカー
ド会社を選択するためのアイコン、260…媒体接続装
置の筐体、261…媒体接続装置が備える表示部、26
2…媒体接続装置が備える入力部、263…媒体接続装
置が備える入力ボタン、264…媒体接続装置が備える
表示部内に表示されているキー入力結果表示ポジショ
ン、401…クレジットカード番号、402…有効期
限、403…氏名、404…顔写真情報。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 510 G06F 17/60 510 512 512 B42D 15/10 501 B42D 15/10 501L (72)発明者 松田 夕子 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所金融システム事業部内 Fターム(参考) 2C005 HA04 HA19 HB20 JA26 LA32 LB34

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 与信媒体の各々にユニークに付与された
    識別番号と、少なくとも前記与信媒体の所有者の顔写真
    情報とを対応つけて、前記与信媒体の発行元に登録する
    ステップと、 前記与信媒体の加盟店で当該与信媒体の提示と引き換え
    に商品またはサービスの提供を行うに先立って、当該与
    信媒体の前記識別番号による照会に呼応して、前記発行
    元から前記加盟店に前記識別番号に対応した前記顔写真
    情報を送るステップと、 前記加盟店にて、前記発行元から送られてきた前記顔写
    真情報と前記与信媒体の持参者の容貌とを照合し、前記
    持参者が前記与信媒体の前記所有者か否かを判別するス
    テップと、 を含むことを特徴とする与信媒体の使用方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の与信媒体の使用方法にお
    いて、前記与信媒体には、前記識別番号および前記顔写
    真情報の少なくとも一方が目視可能に記載されて、前記
    発行元から前記所有者に交付され、 前記発行元から送られてきた前記顔写真情報と、前記与
    信媒体の持参者の容貌および前記与信媒体に記載されて
    いる前記顔写真情報の少なくとも一方とを照合すること
    で、前記持参者が前記与信媒体の前記所有者か否かを判
    別することを特徴とする与信媒体の使用方法。
  3. 【請求項3】 複数の第1の発行元から発行され、各々
    がユニークな第1の識別番号を付与された複数の第1の
    与信媒体を、当該第1の与信媒体の所有者毎に、ユニー
    クな第2の識別番号が付与された第2の与信媒体に統合
    し、前記第2の与信媒体を前記所有者毎に交付するとと
    もに、前記第2の識別番号と前記所有者の顔写真情報と
    を対応付けて第2の発行元に登録するステップと、 前記第2の与信媒体を提示された前記第1の与信媒体の
    加盟店が、前記第2の識別番号に基づいて前記顔写真情
    報および当該第2の与信媒体に統合された前記第1の与
    信媒体に関する情報を前記第2の発行元から取り寄せる
    ステップと、 前記加盟店にて、前記発行元から送られてきた前記顔写
    真情報と前記第2の与信媒体の持参者の容貌とを照合
    し、前記持参者が前記第2の与信媒体の前記所有者か否
    かを判別するとともに、取引に使用する前記第1の与信
    媒体を前記持参者に選択させるステップと、 を含むことをことを特徴とする与信媒体の使用方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の与信媒体の使用方法にお
    いて、前記第2の与信媒体には、前記第2の識別番号お
    よび前記顔写真情報の少なくとも一方が目視可能に記載
    されて、前記第2の発行元から前記所有者に交付され、 前記第2の発行元から送られてきた前記顔写真情報と、
    前記第2の与信媒体の持参者の容貌および前記第2の与
    信媒体に記載されている前記顔写真情報の少なくとも一
    方とを照合することで、前記持参者が前記第2の与信媒
    体の前記所有者か否かを判別することを特徴とする与信
    媒体の使用方法。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載の与信媒体の使用
    方法において、少なくとも前記第2の識別番号は、前記
    第2の与信媒体に改竄不能に書き込まれていることを特
    徴とする与信媒体の使用方法。
  6. 【請求項6】 与信媒体の各々にユニークに付与された
    識別番号と前記与信媒体の所有者の顔写真情報とを対応
    つけて記憶する記憶手段と、外部から照会された前記識
    別番号に対応する前記顔写真情報を前記記憶手段から読
    み出して送信する手段とを含む第1の情報処理装置と、 前記与信媒体から少なくとも前記識別番号を読み取る入
    力手段と、読み取った前記識別番号を情報通信手段を介
    して接続される前記第1の情報処理装置に照会して当該
    第1の情報処理装置から受信した前記顔写真情報を表示
    する表示手段と、前記与信媒体の所有者の容貌と前記表
    示された顔写真情報との比較結果を入力する入力手段
    と、前記入力された比較結果に基づいて前記与信媒体の
    使用可否を判断する判断手段とを含む第2の情報処理装
    置とを含むことを特徴とする与信システム。
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