JP2002259274A - ネットワークサービスシステム及びネットワークサービスプログラムを格納した記録媒体 - Google Patents

ネットワークサービスシステム及びネットワークサービスプログラムを格納した記録媒体

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JP2002259274A
JP2002259274A JP2001050588A JP2001050588A JP2002259274A JP 2002259274 A JP2002259274 A JP 2002259274A JP 2001050588 A JP2001050588 A JP 2001050588A JP 2001050588 A JP2001050588 A JP 2001050588A JP 2002259274 A JP2002259274 A JP 2002259274A
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application program
network
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JP2001050588A
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Hiroshi Sato
浩志 佐藤
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Dental Supply Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配布先における配布データの利用状況を把握
でき、たとえば、正確な広告実績を表す情報を収集し、
または、有料配布の課金バリエーションを増やすことが
できるネットワークサービス方法及び装置を提供する。 【解決手段】 サーバマシン4は、ネットワーク3を介
して任意のクライアントマシン1a〜1cにダウンロー
ドされることによって当該クライアントマシン上で利用
可能な配布データを保持する第1保持手段、配布データ
と一緒にクライアントマシンにダウンロードされて当該
クライアントマシンにおける配布データの利用履歴を収
集するために用いられるアプリケーションプログラムを
保持する第2保持手段、アプリケーションプログラムに
よって収集された利用履歴データをネットワークを介し
て受信して配布データの提供元に通知可能な形で保持す
る第3保持手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークサー
ビスシステム及びネットワークサービスプログラムを格
納した記録媒体に関し、たとえば、広告効果を持たせた
壁紙データなどのデータ配布を行うネットワークサービ
スシステム及びネットワークサービスプログラムを格納
した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータなどの情
報処理機器は、そのほとんどが、グラフィカルユーザイ
ンターフェース(GUI)性を向上したオペレーティン
グシステム(以下「OS」と略す。)を搭載しており、
デスクトップ画面や各種フォームオブジェクトなどのデ
ザインをユーザの好みに合わせて変更できるようになっ
ている。たとえば、今日の代表的OSの一つであるWi
ndows(マイクロソフト社の登録商標)シリーズで
は、デスクトップ画面の背景画像(いわゆる「壁紙」)
を自由に変更したり、または、フォームを構成する様々
なオブジェクトのプロパティを自由に変更したりできる
ようになっている。このため、かかるOSにあっては、
あらかじめいくつかの変更用データをディフォルトで用
意し、ユーザの希望に添うようにしているが、ユーザの
好みは多様であるから、また、ユーザの好みも時代によ
って移り変わるから、ディフォルトのデータだけでは不
十分であった。
【0003】そこで、上記の変更用データを補完するた
めの追加用各種データをインターネット上のWebサイ
トから配布することが行われている。たとえば、美観に
優れた様々な壁紙データを掲載するWebサイトは公知
(http://www.kabegami.net/など)であり、ユーザは、
これらのWebサイトを訪れて好みにマッチした壁紙を
見つけ出し、それをダウンロードしてデスクトップ画面
の背景画像に用いることができる。
【0004】ところで、壁紙は、既述のとおり、パーソ
ナルコンピュータ等のデスクトップ画面の背景画像であ
り、かかる背景画像はパーソナルコンピュータの利用期
間中、比較的ユーザの目に触れやすい画像であるから、
壁紙を利用して企業広告や商品広告などの情報告知を行
うことは好ましいサービスである。たとえば、テレビコ
マーシャルなどの素材を用いた壁紙を配布すれば、配布
先のパーソナルコンピュータ上で継続的な広告を行うこ
とができるので、テレビ放送のようなコマーシャル時間
枠に制限されることなく、長期に渡って効果的な情報告
知を行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術にあっては、壁紙などのデータを単にインター
ネット上のWebサイトからユーザのパーソナルコンピ
ュータにダウンロードさせているに過ぎず、そのダウン
ロードデータがユーザのパーソナルコンピュータ上で実
際に利用されているかどうかについてはまったく把握で
きないものであるため、以下の問題点があった。
【0006】(A)広告実績 配布データを用いて広告を行う場合、その広告実績はダ
ウンロードの回数から一応把握可能であるが、正確な実
績はその配布データが実際に利用されているかどうかを
調べなければ分からない。すなわち、単にダウンロード
されただけでは、ユーザのパーソナルコンピュータに保
存されたままの状態であり、たとえば、そのダウンロー
ドデータを壁紙とした場合は、ユーザの目に触れる状態
で利用されていないので、まったく広告効果を期待する
ことができない。したがって、上記の従来技術は、正確
な広告効果を把握する点で不十分であり、この点におい
て解決すべき技術課題がある。
【0007】(B)課金バリエーション また、配布データの中には、著名デザイナーの作品を用
いたりしてそれなりの付加価値を与えて有料で配布され
るものがあるが、上記の従来技術は、かかる有料データ
の課金処理をダウンロード時の一時課金しか行うことが
できない。これは、実際の利用状況を把握できないため
に、たとえば、使用実績に応じた従量制の課金形態とす
ることとができないからである。したがって、上記の従
来技術は、課金のバリエーションを増やすことができな
いという点でも解決すべき技術課題がある。
【0008】以上のことより、本発明の究極の目的は、
配布先における配布データの利用状況を把握でき、たと
えば、正確な広告実績を表す情報を収集し、または、有
料配布の課金バリエーションを増やすことができるネッ
トワークサービス方法及び装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、ネットワークを通して相互に交信可能な
サーバマシンとクライアントマシンを備えるネットワー
クサービスシステムであり、サーバマシン及びクライア
ントマシンは、以下の各手段を有する。サーバマシン
は、ネットワークを介して任意のクライアントマシンに
ダウンロードされることによって当該クライアントマシ
ン上で利用可能な配布データを保持する第1保持手段
と、配布データと一緒にクライアントマシンにダウンロ
ードされて当該クライアントマシンにおける配布データ
の利用履歴を収集するために用いられるアプリケーショ
ンプログラムを保持する第2保持手段と、アプリケーシ
ョンプログラムによって収集された利用履歴データをネ
ットワークを介して受信して配布データの提供元に通知
可能な形で保持する第3保持手段とを有する。クライア
ントマシンは、サーバマシンに対して配布データの送信
を要求する要求手段と、該要求に応答してサーバマシン
から送信された配布データ及び該配布データの利用履歴
を収集するためのアプリケーションプログラムを保持す
る保持手段と、該保持手段に保持されたアプリケーショ
ンプログラムを実行するとともに該実行時のアプリケー
ションプログラムによって収集された利用履歴データを
サーバマシンに送信する送信手段とを有する。
【0010】この発明では、クライアントマシンによっ
て配布データがダウンロードされると、この配布データ
と一緒に所定のアプリケーションプログラムが当該クラ
イアントマシンにダウンロードされる。そして、アプリ
ケーションプログラムの働きによって、当該クライアン
トマシン上における配布データの利用履歴が収集され、
その利用履歴データがクライアントマシンからサーバマ
シンに送信される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、以下の説明における
様々な細部の特定ないし実例および数値や文字列その他
の記号の例示は、本発明の思想を明瞭にするための、あ
くまでも参考であって、それらのすべてまたは一部によ
って本発明の思想が限定されないことは明らかである。
また、周知の手法、周知の手順、周知のアーキテクチャ
および周知の回路構成等(以下「周知事項」)について
はその細部にわたる説明を避けるが、これも説明を簡潔
にするためであって、これら周知事項のすべてまたは一
部を意図的に排除するものではない。かかる周知事項は
本発明の出願時点で当業者の知り得るところであるの
で、以下の説明に当然含まれている。
【0012】<ネットワークインフラの概要>まず、本
実施の形態に必要なネットワークインフラの概要につい
て説明する。図1は、ネットワークインフラの概念図で
あり、この図では、二つに分けられたクライアントマシ
ン群1、2がネットワーク3に接続され、さらに、この
ネットワーク3にサーバマシン4が接続されている様子
が模式的に示されている。サーバマシン4は、本実施の
形態におけるネットワークサービスを実行するものであ
り、また、二つのクライアントマシン群1、2を構成す
る各々のクライアントマシン1a〜1c、2a〜2c
は、それぞれ個別に当該ネットワークサービスを利用す
ることができるものである。
【0013】本実施の形態のネットワークサービスは、
たとえば、広告効果を持たせた壁紙データの配布サービ
スを行うものであり、この場合、一方のクライアントマ
シン群1を構成する各クライアントマシン1a〜1c
は、壁紙データの配布先ユーザ(以下単に「ユーザ」と
いう。)の自宅等に設置され、他方のクライアントマシ
ン群2を構成する各クライアントマシン2a〜2cは、
壁紙データの提供元企業等(以下単に「企業」とい
う。)の担当部署に設置される。
【0014】ここで、クライアントマシン1a〜1c、
2a〜2c、ネットワーク3及びサーバマシン4の各々
について、具備すべき機能を定義すると、まず、サーバ
マシン4は、いわゆるウェブ(Web)サーバ及びファ
イルサーバとしての機能を有していなければならない。
このウェブサーバ及びファイルサーバ機能(以下、単に
サーバという。)を利用して所要のネットワークサービ
スを実行する。一方、クライアントマシン1a〜1c、
2a〜2cは、ネットワーク3を介して上記のサーバに
アクセスできる機能を備えていればよく、この点におい
て、ブラウザソフトやネットワークOSを搭載した汎用
のパーソナルコンピュータやワープロ専用機若しくは携
帯情報端末などの利用は好ましい。誰でも容易に入手で
き、且つ、ネットワーク3に接続してサーバ上のコンテ
ンツを自由に閲覧したり、ファイルのアップロードやダ
ウンロードを行ったりできるからである。
【0015】また、ネットワーク3は、少なくともクラ
イアントマシン1a〜1c、2a〜2cと、サーバマシ
ン4との間の相互通信を可能にするものでなければなら
ないが、一般にネットワークプロトコルのデファクトス
タンダードは、今日、インターネットプロトコル(I
P)であり、汎用パーソナルコンピュータや各種サーバ
マシンなどの大多数は、このIPをサポートしているか
ら、事実上、ネットワーク3は、IP対応のいわゆる
“インターネット”と呼ばれるものであればよい。な
お、インターネットは物理的に存在しない。インターネ
ットサービスプロバイダ(ISP)同士を結ぶバックボ
ーン及びISPと加入者宅を結ぶ加入者回線(又はケー
ブルテレビ回線若しくは無線回線)などのIP対応通信
媒体の総称である。
【0016】<ビジネスモデル構造>次に、上記のネッ
トワークインフラを利用して実現できる本実施の形態に
おけるネットワークサービスのビジネスモデルについて
説明する。図2は、本実施の形態におけるネットワーク
サービスのビジネスモデル構造図である。ここでは、代
表的な適用例として、壁紙データの配布サービスを例示
する。
【0017】図において、図面の左側に描かれた縦長の
一点鎖線矩形図形1Aは、図1の一方のクライアントマ
シン群1に相当し、図面の右側に描かれた縦長の一点鎖
線矩形図形2Aは、図1の他方のクライアントマシン群
2に相当し、図面中央に描かれた縦長の一点鎖線矩形図
形4Aは、図1のサーバマシン4に相当する。以下、説
明の便宜上、それぞれを、ユーザ側クライアント群1
A、企業側クライアント群2A、サービス主体4Aとい
うことにする。
【0018】ユーザ側クライアント群1Aは、複数のユ
ーザ側クライアントマシン1a〜1c(図1のクライア
ントマシン1a〜1cに相当)を含み、企業側クライア
ント群2Aは、複数の企業側クライアントマシン2a〜
2c(図1のクライアントマシン2a〜2cに相当)を
含む。サービス主体4Aは、ウェブサービス4a、ファ
イル配信サービス4b、利用履歴収集サービス4c及び
その他の処理サービス4cなどの機能部分を含み、これ
らの機能により、企業側クライアント群2Aから提供さ
れた配布データを保持するとともに、その配布データを
ユーザ側クライアント群1Aからの要求に応じて配布
し、また、当該配布先における配布データの実際の利用
履歴を収集するための専用のアプリケーションプログラ
ムをユーザ側クライアント群1Aに配布し、さらに、企
業ごとに取りまとめられた配布データの利用履歴データ
を企業側クライアント群2Aに通知する、といった本実
施の形態に特有の一連のサービスをネットワーク3上で
実現する。
【0019】ここで、ウェブサービス4aは、ユーザ側
クライアント群1Aを構成する各々のユーザ側クライア
ントマシン1a〜1cに対して、ユーザ登録やログイン
及びサービス主体4に保持されている配布データの一覧
表示並びに所望の配布データの選択といったユーザイン
ターフェース画面を提供する。ファイル配信サービス4
bは、企業側クライアント群2Aを構成する各々の企業
側クライアントマシン2a〜2cから提供された配布デ
ータを受け取って保持するとともに、上記のユーザイン
ターフェース画面を通じてユーザ側クライアントマシン
1a〜1cから要求された配布データを当該要求元のユ
ーザ側クライアントマシン1a〜1cに対して配信す
る。また、ファイル配信サービス4bは、当該要求元の
ユーザ側クライアントマシン1a〜1cに対して所定の
アプリケーションプログラムを配信する。このアプリケ
ーションプログラムは、配布データの実際の利用履歴を
クライアントマシン1a〜1c上で収集するためのもの
であり、たとえば、本件出願人が先に提案した「オブジ
ェクト利用履歴管理方法、オブジェクト利用履歴管理装
置及びオブジェクト利用履歴プログラムを格納した記録
媒体」(特願2000−358928/平成12年11
月27日)に記載されている「オブジェクト利用監視プ
ログラム」を用いることができる。この「オブジェクト
利用監視プログラム」の詳細については、後述する。
【0020】利用履歴収集サービス4cは、上記のアプ
リケーションプログラム(以下、説明の便宜上「オブジ
ェクト利用監視プログラム」という。)によって収集さ
れた、各ユーザ側クライアントマシン1a〜1cにおけ
るそれぞれの配布データの実際の利用状況を示すデータ
(利用履歴データ)を受け取り、それを各ユーザごと及
び企業ごと並びに配布データごとに分類収集して各企業
に通知する。なお、その他の処理サービス4dは、ユー
ザの認証処理や、各企業への通知を電子メールで行う場
合のメール生成処理など、必要と思われる付帯的処理サ
ービスを行う。
【0021】上述のネットワークインフラを利用した本
実施の形態の如きビジネスモデルにとって重要な事項
は、他の類似サービスとの差別化を図ることにある。差
別化によって多くのユーザや企業に魅力を与え、ユーザ
及び参加企業の増加を見込むことができるからであり、
収益(ユーザから徴収する配布データの利用料及び参加
企業の登録料等)を確保してビジネス基盤の安定化を確
立できるからである。
【0022】<実施の形態におけるビジネスモデルの流
れ図>次に、上記のビジネスモデルの運用モデルについ
て、その概略を説明する。図3は、その流れ図(タイム
ラン)であり、ここでは、サービス主体4Aを仲介とし
て行われる特定の企業(便宜的に企業側クライアントマ
シン2aとする。)からの壁紙データのアップロード
と、その壁紙データをダウンロードして利用する特定の
ユーザ(便宜的にユーザ側クライアントマシン1aとす
る。)との間の情報のやり取りを時間の経過を追って示
している。なお、図では説明を簡素化するために認証処
理のプロセス等を省略している。
【0023】まず、企業側クライアントマシン2aの操
作者は、自社製品等の告知情報を持つ壁紙データを制作
し、その壁紙データをサービス主体4Aにアップロード
する。サービス主体4Aはその壁紙データを保持すると
ともに、壁紙データのサムネイル画像等をユーザ側クラ
イアントマシン1aから閲覧可能できるようにウェブサ
ービス4aを用いて公開する。ユーザ側クライアントマ
シン1aの操作者は、そのサムネイル画像等を閲覧して
気に入ったものがあれば、サービス主体4Aにダウンロ
ードを要求する。サービス主体4Aはその要求に応答し
て該当する壁紙データを要求元のユーザ側クライアント
マシン1aに送信するが、その際に、上述の「オブジェ
クト利用監視プログラム」を同時送信する。ただし、既
にオブジェクト利用監視プログラムを送信済みの場合は
この同時送信を行わない。
【0024】今、ユーザ側クライアントマシン1aの操
作者によって、ダウンロードされた壁紙データがデスク
トップ画面の背景画像に実際に使用された場合、オブジ
ェクト利用監視プログラムはその壁紙データの利用履歴
収集を開始する。オブジェクト利用監視プログラムは、
かかる利用履歴の収集動作を、その壁紙データが実際に
利用されている限り継続して行うとともに、ネットワー
ク3を介して、その収集データ(利用履歴データ)をサ
ービス主体4Aに通知する。サービス主体4Aは、ユー
ザ側クライアントマシン1aから通知された利用履歴デ
ータを壁紙データごとに分類集計して、その壁紙データ
の提供元である企業側クライアントマシン2aに対し
て、たとえば、電子メールなどの手段により通知する。
企業側クライアントマシン2aは、その分類集計データ
に基づいて、自社製品等の告知状況を把握し、たとえ
ば、長い時間に渡って壁紙データを実際に利用していた
ユーザに対して、ダイレクトメールによる案内や景品発
送などの直接的コンタクトをとるなど、より積極的な販
促活動を行うことができる。
【0025】以上の説明において、重要な点は、各企業
は自社製品等の告知情報を含む壁紙データの実際の利用
実績を知ることができることにある。すなわち、単に壁
紙データのダウンロード回数を把握するのみならず、そ
の壁紙データが、どのユーザのマシンでどれだけの時
間、実際に視認可能な状態で利用されたかを正確に知る
ことができる点にある。このことは、コマーシャルなど
の告知効果を把握する上で、きわめて重要であり、上記
の販促活動を効率的に行うための欠くことのできないメ
リットである。
【0026】したがって、以上のビジネスモデルによれ
ば、 (1)企業は、広告実績を正確に把握して、無駄のない
販促活動を行うことができる。 (2)ユーザは、テレビコマーシャルなどの素材を使っ
た壁紙を自由に選んでデスクトップ画面の背景画像に用
いることができ、自己の趣味趣向にマッチした画面レイ
アウトにすることができる。 (3)サービス主体は、企業やユーザからの登録料及び
利用料等を収益としてビジネス基盤を安定化できる。
【0027】<具体的な実施の形態>次に、上述のビジ
ネスモデルを実現するための具体例を説明する。ただ
し、以下の説明は、公知技術をベースにして上述のビジ
ネスモデルの実現可能性を証明するためのものであり、
その構成やアルゴリズム等によって本発明の技術思想の
外延を把握してはならない。
【0028】図4(a)は、クライアントマシン10
(図1の各クライアントマシン1a〜1c、2a〜2c
に相当)のシステム構成図であり、図4(b)は、サー
バマシン20(図1のサーバマシン4に相当)のシステ
ム構成図である。これらは、いずれもOSI(Open Sys
tem Interconnection:開放型システム間相互接続)参
照モデルを模した階層構造で示されている。図におい
て、クライアントマシン10およびサーバマシン20
は、いずれも最下位層を物理層11、21とし、その上
にオペレーティングシステム12、22や所要のアプリ
ケーションプログラム13、14、23〜26を階層的
に実装した多層構造を有している。
【0029】ここに、物理層11、21はイーサネット
(登録商標)カードや通信ポート等の物理的リソースで
ある。アプリケーションプログラム13、14、23〜
26は、オペレーティングシステム12、22のAPI
(Application Programmable Interface)を介してこれ
らのリソースを間接的に利用する。オペレーティングシ
ステム12、22は、インターネットプロトコル(I
P)を標準でサポートするか、または、実装可能なもの
であり、望ましくは、ネットワークOSを標準実装し
た、例えば、Microsoft Windows CE/95/98/NT/2000
(マイクロソフト社の登録商標)やLinuxなどの汎
用オペレーティングシステムである。但し、サーバマシ
ン20のオペレーティングシステム22については、運
用の堅牢さを確保するために、安定性や信頼性に優れた
サーバ専用のもの(例えば、Microsoft Windows NTServ
er/2000 Server)を使用すべきであることはもちろん
である。
【0030】クライアントマシン10に実装されたアプ
リケーションプログラム13、14はそれぞれブラウザ
ソフトおよびメーラ(電子メールソフト)である。以
下、アプリケーションプログラム13のことをブラウザ
ソフト13といい、アプリケーションプログラム14の
ことをメーラ14ということにする。ブラウザソフト1
3は、ネットワークサービスで提供されるWebコンテ
ンツを閲覧するのために欠くことのできないものであ
り、また、メーラ14はサーバマシン20からの通知メ
ールなどを受信するために必要とされるものである。
【0031】一方、サーバマシン20に実装されたアプ
リケーションプログラム23〜26は、それぞれWWW
(Wold Wide Web)サーバサービスプログラム、CGI
(Common Gateway Interface)処理プログラム、データ
ベースサービスプログラム、メールサービスプログラム
である。以下、アプリケーションプログラム23〜26
のことを、それぞれ、WWWサーバサービスプログラム
23、CGI処理プログラム24、データベースサービ
スプログラム25およびメールサービスプログラム26
ということにする。
【0032】WWWサーバサービスプログラム23は、
Webコンテンツの公開サービスやファイルの転送サー
ビスを実行するもので、例えば、マイクロソフト社のI
IS(Internet Information Server)などを使用する
ことができる。また、CGI処理プログラム24は、判
定手段及び通知手段として機能し、サーバサイドスクリ
プト言語を用いて設計された、本実施の形態の主要なポ
イントを実現するためのプログラムの集まりであり、サ
ーバサイドスクリプト言語としては、Perl(Practi
cal extension reporting Language)やASP(Active
Server Pages)などを使用することができる。
【0033】なお、サーバマシン20のオペレーティン
グシステム22に、例えば、Microsoft Windows NT/20
00を使用した場合は、上記のPerlやASPの実行環
境が標準実装されているため問題ないが、もし、非実装
のオペレーティングシステムを使用する場合は、上記の
サーバサイドスクリプト言語に対応したPerlやAS
Pなどの実行環境を別途にインストールする必要がある
ことはいうまでもない。
【0034】データベースサービスプログラム25は、
第1保持手段、第2保持手段及び第3保持手段として機
能し、上記のCGI処理プログラム24に対してデータ
ベースサービスを提供するもので、例えば、SQL Server
などのSQL(Structured Query Language)対応リレ
ーショナルデータベースシステムを使用することが望ま
しい。最後に、メールサービスプログラム26は、CG
I処理プログラム24によって生成された求人者宛また
は求職者宛ての各種通知メールを配送するもので、一般
にSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバ
プログラムを使用する。
【0035】これらのアプリケーションプログラム23
〜26は、クライアントマシン10のブラウザソフト1
3と共に、いわゆる“三階層クライアント/サーバモデ
ル(以下「3CSモデル」と略すこともある。)”を構
築する。すなわち、ブラウザソフト13をユーザインタ
ーフェース層、WWWサーバサービスプログラム23と
CGI処理プログラム24を処理層およびデータベース
サービスプログラム25をデータベース層とする3CS
モデルを構築する。これら三つの層のうちビジネスモデ
ルの戦略モデルと密接な関係にあるものはCGI処理プ
ログラム24である。適切なビジネスルールを設定し、
そのルールをサーバサイドスプリクト言語を用いてプロ
グラミングしているからである。
【0036】なお、以上の説明では、クライアントマシ
ン10とサーバマシン20について、敢えて一般的な呼
び方(例えば、パーソナルコンピュータ)をしていない
が、これは、呼び方から推測される固定的な解釈を避け
るためである。例えば、サーバマシン20にあっては、
ネットワークサービスの規模に応じて大は並列処理型の
高性能サーバコンピュータから、小はパーソナルコンピ
ュータ等の比較的低性能なコンピュータまで幅広く、ま
た、クライアントマシン10にあっては、パーソナルコ
ンピュータのみならず、携帯情報端末やインターネット
対応の携帯電話(またはPHS:Personal Handy Phone
System)まで多種多様な形態をとり得るからである。
【0037】また、サーバマシン20は、インターネッ
トプロバイダが用意したレンタルサーバまたはネットワ
ークサービスの提供者(事業者)が自前で用意した専用
サーバのいずれであってもよい。専用サーバの場合、イ
ンターネットプロバイダ内に設置されることもあるし、
ネットワークサービス事業者の事務所内に設置されるこ
ともある。
【0038】図5は、クライアントマシン10の構成を
示す図である。図示のクライアントマシン10は、CP
U10a(要求手段)、RAM10b、ディスクコント
ローラ10c、ディスク装置10d(保持手段)、ディ
スプレイコントローラ10e、ディスプレイ装置10
f、キーボードコントローラ10g、キーボード装置1
0h、ポインティングデバイス装置10i、通信制御装
置10j(保持手段)、メインバス10k、バスインタ
ーフェース10mおよび内部バス10nなどによって構
成されている。
【0039】クライアントマシン10は、ディスク装置
10dにあらかじめ格納されたオペレーティングシステ
ムや各種のアプリケーションプログラムをRAM10b
にロードしてCPU10aで実行することにより、CP
U10aを含むハードウェア資源とソフトウェア資源
(オペレーティングシステムやアプリケーションプログ
ラムなど)との有機的結合によって仮想的に実現される
様々な機能をユーザに提供する。ユーザは、ディスプレ
イ装置10fに表示されるデスクトップ画面や各種のG
UI画面を通してクライアントマシン10と対話しつ
つ、キーボード装置10hやポインティングデバイス装
置10iを操作してカーソルの移動、クリックイベント
の発生および文字入力などを行いクライアントマシン1
0に対して所要の指示を与える。
【0040】ここで、本実施の形態におけるクライアン
トマシン10は、通信制御装置10jを介してネットワ
ーク3から、たとえば、壁紙などの“オブジェクト”を
ダウンロードして、そのオブジェクトを利用することが
できるものである。利用とは、そのオブジェクトの持つ
情報や属性を積極的に利用する行為のことをいい、たと
えば、壁紙などの画像オブジェクトであれば、その画像
オブジェクトをデスクトップ画面等に張り付けてその画
像情報を視認可能に表示する行為、コマンドボタンコン
トロールやウィンドウオブジェクトの各部に張り付けて
その画像情報を視認可能に表示する行為などがそれに該
当し、または、プロパティなどのスケルトン属性を持つ
オブジェクトであれば、そのスケルトン属性のいずれか
を利用する行為がそれに該当する。
【0041】上記“オブジェクト”はサーバマシン20
からダウンロードされる。すなわち、サーバマシン20
は、ネットワーク3を介して任意のクライアントマシン
10に壁紙データなどのオブジェクトデータをダウンロ
ード可能に公開するが、それと同時に、ダウンロード先
におけるオブジェクトの実際の利用履歴を把握するため
の専用のアプリケーションプログラム(オブジェクト利
用監視プログラム)も配信する。以下、利用履歴の把握
対象となるオブジェクトのことを便宜的に「ターゲット
オブジェクト」ということにする。
【0042】図6は、クライアントマシン10における
ディスク装置10dの記憶空間模式図である。この図に
おいて、ディスク装置10dにはユーザアプリケーショ
ンプログラムD1、オブジェクト利用監視プログラムD
2、監視データD3、ターゲットオブジェクトD4、オ
ペレーティングシステムD5(各種ドライバプログラム
を含む)などが格納されている。なお、格納の順番は便
宜上のものである。
【0043】各種ドライバプログラムを含むオペレーテ
ィングシステムD5は、クライアントマシン10のハー
ドウェア資源と有機的に結合してファイルシステム(F
S)をはじめとする様々なOS基本機能を提供する。ユ
ーザアプリケーションプログラムD1は、オペレーティ
ングシステムD5のAPI(Application Programmable
Interface)などを通じて上記のOS基本機能を利用す
ることができ、たとえば、ユーザアプリケーションプロ
グラムD1をウェブコンテンツの閲覧ソフト(いわゆる
ブラウザソフト)とすると、ユーザは、そのブラウザソ
フトを用いることにより、オペレーティングシステムD
5のインターネット接続機能を利用して通信制御装置1
0j経由でネットワーク3上のウェブサーバ(サーバマ
シン20)にアクセスすることができ、たとえば、有料
で配布される壁紙データをダウンロードするとともに、
それと同時にオブジェクト利用監視プログラムをダウン
ロードすることができる。
【0044】この場合、ダウンロードした壁紙データと
オブジェクト利用監視プログラムは、それぞれターゲッ
トオブジェクトD4及びオブジェクト利用監視プログラ
ムD2としてディスク装置10dに格納される。オブジ
ェクト利用監視プログラムD2は、その壁紙データ(タ
ーゲットオブジェクトD4)の実際の利用状況を把握
し、その把握データを監視データD3としてディスク装
置10dに格納する。オブジェクト利用監視プログラム
D2は、クライアントマシン10の起動中はオブジェク
ト利用監視のために常にタスク実行状態になっている必
要があることから、たとえば、自動実行のサービスプロ
グラムまたはスタートアップ常駐型のプログラムであ
り、望ましくは、そのサービスの停止や常駐解除をユー
ザの手によって自由に行うことができない仕組みを持つ
ものである。
【0045】<オブジェクト利用監視プログラムの動作
>図7(a)は、オブジェクト利用監視プログラムD2
の「オブジェクト利用監視サービス部分」の概略的なフ
ローチャートである。オブジェクト利用監視プログラム
D2は、まず、ターゲットオブジェクトD4が実際に利
用されているか否かを判定する(ステップS11)。こ
の判定はターゲットオブジェクトD4の持つ情報や属性
が何らかのタスク(ユーザアプリケーションプログラム
D1やオペレーティングシステムD5の実行中のタス
ク)で実際に利用されているか否かを調べるものであ
り、たとえば、壁紙データなどの画像オブジェクトであ
れば、オペレーティングシステムD5のFS(ファイル
システム)に問い合わせることにより、その画像オブジ
ェクトの利用状況を知ることができる。ターゲットオブ
ジェクトD4が利用中である場合、その利用履歴(たと
えば、ターゲットオブジェクトD4の識別情報や利用時
間など)を生成するとともに、その履歴データで監視デ
ータD3を更新する(ステップS12)。そして、所定
のインターバル時間の経過を待ち(ステップS13の
“YES”判定)、再び以上の処理(ステップS11〜
ステップS13)を繰り返す。
【0046】このように、本実施の形態のオブジェクト
利用監視プログラムD2によれば、所定のインターバル
時間ごとにターゲットオブジェクトD4の利用状況を調
べ、その利用履歴データで監視データD3を更新するこ
とができる。したがって、たとえば、ユーザが有料の壁
紙データをインターネットなどから自分のクライアント
マシン10にダウンロードして、それをデスクトップ画
面に張り付けて利用した場合、実際の利用時間(その壁
紙データを表示した状態でクライアントマシン10を起
動していた累計時間)を利用履歴として監視データD3
に残すことができる。
【0047】図7(b)は、オブジェクト利用監視プロ
グラムD2の「監視データ通知サービス部分」の概略的
なフローチャートであり、この監視データ通知サービス
部分は、オブジェクト利用監視プログラムD2の起動
中、定期的に実行される。オブジェクト利用監視プログ
ラムD2は、まず、通信制御装置10j経由でネットワ
ーク3に接続されているか否かを判定する(ステップS
14)。そして、非接続であればそのままフローを終了
する一方、接続されていれば、ディスク装置10dに格
納されている監視データD3を読み出し、ターゲットオ
ブジェクトD4の配布元であるサーバマシン20を宛先
としてネットワーク20上に送信した後、フローを終了
する。
【0048】その結果、ターゲットオブジェクトD4の
配布元(サーバマシン20)は、当該ターゲットオブジ
ェクトD4の利用先であるクライアントマシン10から
定期的に監視データD3を入手することができ、且つ、
その監視データD3は、利用先におけるターゲットオブ
ジェクトD4の実際の利用履歴を表す正確な情報を含む
から、サーバマシン20において、たとえば、広告効果
等の把握や分析を行うことができ、あるいは、ターゲッ
トデータD4の利用実績に応じた従量制の課金処理など
を行うことができるようになる。
【0049】なお、以上の説明では、監視データD3に
ついて、ターゲットオブジェクトD4の利用実績を平文
で保持するようにしているが、セキュリティ性を考慮す
ると、現実的には、たとえば、以下に説明するように、
監視データD3の不正改竄防止策を講じることが望まし
い。
【0050】<改良されたオブジェクト利用監視プログ
ラム>図8は、不正改竄防止策を含むように改良したオ
ブジェクト利用監視プログラムD2の例である。この図
において、オブジェクト利用監視プログラムD2は、所
定のインターバル(図ではタイマー)時間ごとに休止
(ステップS21)と起動(ステップS22)とを繰り
返し、起動中にターゲットオブジェクトD4(図では壁
紙)の実際の利用状況を判定し(ステップS26)、そ
の利用履歴を監視データD3として保存する(ステップ
S29)点で、上述の実施の形態と共通するが、以下の
点で相違する。
【0051】(イ)タイムサーバからの時刻取得 ステップS24において、インターネットへの接続を検
出した場合は、ステップS25で、自動的にインターネ
ット上のタイムサーバにアクセスして時刻情報を取得す
る。タイムサーバとは、原子時計やGPS時計などの正
確な時刻情報を持つ第1階層(stratum1)のサーバま
たはそのサーバから渡された時刻情報に基づいて自分自
身の時刻情報を修正する他のサーバのことである。現時
点で利用可能なタイムサーバとしては、たとえば、time
-A.timefreq.bldrdoc.govなどがある。
【0052】タイムサーバから取得できる時刻情報は、
使用する転送プロトコルによって、NTP(Network Ti
me Protocol)時刻やSNTP(Simple Network Time P
rotocol)時刻があるが、いずれもクライアント側(タ
イムサーバを利用する側)のクライアントマシン10の
ユーザがまったく関与できない正確な時刻情報であるた
め、この変形例では、かかる正確な時刻情報(以下「S
NTP時刻」)を利用してターゲットオブジェクトD4
の利用日時の認証行うことにする。その理由は、次のと
おりである。すなわち、ターゲットオブジェクトD4の
利用状況は、もっぱら実際に利用した時間の累計として
把握される。当該累計時間は、クライアントマシン10
の起動直後からカウントを開始する起動経過時間(たと
えば、Windows APIのGetTickCount()の戻り値)の累計
を取ることによって得られるものの、利用開始の“日時
情報”については、ユーザが自由に変更できるシステム
時刻を使用した場合、不正確さ(時刻のずれ)を否めな
いし、場合によっては意図的にシステム時刻が変えられ
る可能性もあり得るため、この変形例では、ユーザが関
与できないSNTP時刻を用いて、ターゲットオブジェ
クトD4の利用日時の認証行うようにし、以て、ターゲ
ットオブジェクトD4の利用日時の正確さの向上を図る
ものである。
【0053】実際の利用日時認証例を示すと、まず、利
用時間の累計演算は、今、クライアントマシン10の起
動直後からn秒後にターゲットオブジェクトD4の利用
を開始したとし、且つ、m(mはインターバル時間;た
だし、m>n)秒後に1回目の利用状況判定処理(ステ
ップS26)を実行したとすると、1回目の累計時間は
m−n秒となり、さらにm秒経過後の2回目の累計時間
は2m−n秒となるから、利用状況判定処理(ステップ
S26)の繰り返し回数をjとすれば、jm秒経過後の
j回目の累計時間を「jm−n秒」と表すことができ
る。このjm−n秒はターゲットオブジェクトD4の利
用累計時間である。
【0054】一方、ターゲットオブジェクトD4の利用
日時(特に利用開始日時)は、既述のとおり、システム
時刻とSNTP時刻から求めることができる。ただし、
SNTP時刻はインターネットに接続していない場合
(非接続の場合)に得られない(言い換えれば常に得ら
れる時刻はシステム時刻だけである)ため、一つのター
ゲットオブジェクトD4について、システム時刻とSN
TP時刻の双方を用いた二つの日時情報が得られる場合
と、システム時刻のみを用いた一つの日時情報しか得ら
れない場合の二つのケースがあるが、一つの日時情報し
か得られない場合は、SNTP時刻に対応する日時情報
を値“0”として扱うことにする。この値“0”の意味
は、後述(3)の暗号化処理の部分で説明する。
【0055】(ロ)ターゲットオブジェクトD4の利用
期限判定 また、この変形例では、ターゲットオブジェクトD4の
利用状況確認時にそのターゲットオブジェクトD4の利
用期限超過を判定し(ステップS26)、利用期限を超
過している場合は、そのターゲットオブジェクトD4の
利用を中止し、あるいは、機能を制限(たとえば、画像
オブジェクトの画質を落とすなど)して継続利用を許可
するとともに、継続利用料を支払う旨の警告メッセージ
を表示したりする。利用期限情報は、たとえば、電子す
かし等のディジタル署名手法によってターゲットオブジ
ェクトD4に埋め込むことができる。
【0056】(ハ)監視データD3の暗号化処理 さらに、この変形例では、利用履歴をそのまま監視デー
タD3として保存するのではなく、暗号化処理や圧縮処
理(ステップS27、ステップS28)を施してから保
存する(ステップS29)。これは、不心得なユーザに
よる監視データD3の不正改竄を防止するためであると
ともに、データ容量を小さくしてネットワークトラフィ
ックを抑制するための対策である。暗号化のアルゴリズ
ムは、DES(Data Encryption Standard)やPGP
(Pretty Good Privacy)あるいはRC4などの保全性
の高いものを用いてもよいが、たとえば、利用履歴の各
情報要素を組み合わせて、簡略的な固有暗号値を生成し
てもよい。
【0057】今、ターゲットオブジェクトD4の識別情
報(ターゲットオブジェクトID)を“0099123
456001231”とし、システム時刻から得られた
利用日時情報を“001001180000”(200
0/10/01 18:00:00に相当)とし、さら
に、累計時間情報を“900000”(ミリ秒)とし、
且つ、SNTP時刻から得られた利用日時情報を“00
1001180512”(2000年10月1日18時
5分12秒に相当)とすると、これらの情報要素は、い
ずれも数値データであるから、たとえば、各情報要素の
加算値(0099123456001231+0010
01180000+900000+001001180
512)を得ることができ、この加算値を簡略的な固有
暗号値とすることができる。
【0058】そして、各情報要素と一緒に、その固有暗
号値を監視データD3に保存しておけば、事後に監視デ
ータD3の各要素を再加算してみて、その再加算値と監
視データD3に保存されていた固有暗号値との一致を取
ることにより、各情報要素の不正改竄の有無を判定する
ことができる。ここで、上記(イ)において、SNTP
時刻に対応する日時情報が得られない場合にその値
“0”として扱うようにした理由は、そのような場合で
も数値として加算できるようにするためである。値
“0”として扱わない場合は、たとえば、NULL値や
EMPTY値となってしまい、加算演算でエラーになる
からである。なお、上記の加算処理は、各情報要素を単
純に加算しただけであるから、場合によっては、加算の
仕方が見破られるおそれがある。そこで、たとえば、日
時情報から曜日を割り出し、曜日ごとの数字(日曜=
1、月曜=2、火曜=3、‥‥)を上記固有暗号値に加
えてもよい。このようにすると、固有暗号値が上記の情
報要素にない要素(曜日)を含むため、単純さをなくし
て安全性を高めることができる。
【0059】<監視データD3の構造例>以上のとおり
であるから、この変形例によれば、ディスク装置10d
に保存される監視データD3を、図9(a)に示すよう
に、ターゲットオブジェクトIDフィールド15a、更
新日時フィールド15b、SNTP認証日時フィールド
15c、起動経過時間フィールド15d及び固有暗号値
フィールド15eからなるターゲットオブジェクトD4
ごとのn個のデータレコード151〜15nで構成された
データ群15とすることができる。
【0060】たとえば、上記の例示に従えば、図9
(b)に示すように、そのうちの一つのデータレコード
15iの各フィールド15a〜15eに、それぞれ、タ
ーゲットオブジェクトID“009912345600
1231”、システム時刻から得られた利用日時情報
“001001180000”、累計時間情報“900
000”及びSNTP時刻から得られた利用日時情報
“001001180512”を格納できるとともに、
且つ、それらの値と曜日値(2000/10/01→日
曜=1)の加算値(固有暗号値)“198570105
319358941691503”を格納することがで
きる。
【0061】したがって、ターゲットオブジェクトID
“0099123456001231”のオブジェクト
配布元(サーバマシン20)で、このデータレコード1
iを入手することにより、固有暗号値と各情報要素の
再加算値との一致をとって、不正改竄の有無判定を行う
ことができるとともに、各情報要素からターゲットオブ
ジェクトD4の利用実績の把握などを正確に行うことが
でき、その結果、広告効果の把握分析や従量制の課金処
理等、従来不可能であった様々な処理を行うことができ
るという格別な効果が得られるのである。
【0062】<3CSモデルの構造>次に、本実施の形
態における“3CSモデル”について説明する。図10
は、その概略的なモデル構造図である。前述のとおり、
クライアントマシン10のブラウザソフト13はユーザ
インターフェース層F1を構成し、サーバマシン20の
WWWサーバサービスプログラム23とCGI処理プロ
グラム24は処理層F2を構成する。また、データベー
スサービスプログラム25はデータベース層F3を構成
し、これらの三つの層(F1〜F3)によって、3CS
モデルが構築される。
【0063】なお、COM/DCOM(Component Obje
ct Model/Distributed ComponentObject Model)など
の分散化テクノロジーを利用する場合、処理層F2とデ
ータベース層F3とを異なるプラットフォーム上で動作
させることも可能であり、または、処理層F2やデータ
ベース層F3の一部若しくはそのすべてを同様に分散化
することも可能であるが、ここでは、説明の簡単化のた
めに、同一のプラットフォーム(すなわち、サーバマシ
ン20)上で動作させるものとする。
【0064】図10において、WWWサーバサービスプ
ログラム23はブラウザソフト13からの要求に応じ
て、公開フォルダ23aにあらかじめ格納されている静
的ドキュメント(たとえば、ネットワークサービスのメ
イン画面;不図示)を要求元ブラウザソフト宛てに送信
すると共に、所要のドキュメントの要求やデータのダウ
ンロード/アップロード要求が行われた場合には、CG
I処理プログラム24にその要求を伝え、CGI処理プ
ログラム24で生成されたドキュメントを受け取って要
求元ブラウザソフト宛てに送信したり、または、データ
のアップロード受け付けや要求されたデータのダウンロ
ードを行ったりする。
【0065】CGI処理プログラム24は、概念的に、
コマンドインターフェース24a、認証部24b、デー
タ受配信部24c、利用履歴分類収集部24d、メール
生成部34eおよびデータベースコネクション24fな
どに分割することができる。認証部24b、データ受配
信部24b、利用履歴分類収集部24dおよびメール生
成部34eは、ネットワークサービス特有の処理機能を
実現するためのビジネスルールを実装した部分である。
【0066】なお、コマンドインターフェース24a
は、WWWサーバサービスプログラム23と上記特有の
処理機能部分(認証部24b、データ受配信部24b、
利用履歴分類収集部24dおよびメール生成部34e)
との間のコマンド中継やデータ中継を行ったり、メール
サービスプログラム26に対して電子メール配信を依頼
したりする部分であり、PerlやASPなどのサーバ
サイドスクリプト実行環境によって提供される部分であ
る。さらに、データベースコネクション24fもPer
lやASPなどのサーバサイドスクリプト実行環境によ
って提供される機能部分であり、データベースサービス
プログラム25と上記特有の処理機能部分との間のコマ
ンド中継やデータ中継を行う部分であるが、このデータ
ベースコネクション24fについては、例えば、データ
ベースサービスプログラム25に対応したODBC(Op
en Data-Base Connectivity)を使用することができ
る。
【0067】データベースサービスプログラム25は、
配布データDB25a、オブジェクト利用監視プログラ
ムDB25b、ユーザDB25c及び企業DB25dな
どを含む。図11は、配布データDB25a、オブジェ
クト利用監視プログラムDB25b、ユーザDB25c
及び企業DB25dのテーブル構造概念図である。
【0068】図において、配布データDB25aは、配
布データIDを格納する配布データIDフィールドと、
配布データ名を格納する配布データ名フィールドと、配
布データ本体を格納する配布データ本体フィールドと、
配布データの提供企業名を格納する提供企業名フィール
ドとを有し、各登録企業から提供された壁紙データ等の
配布データ(利用先においてターゲットオブジェクトD
4となるもの)のIDやデータ名及びデータ本体並びに
配布元企業名を一つのレコードデータとして保持する。
【0069】また、オブジェクト利用監視プログラムD
B25bは、アプリケーションプログラム名を格納する
アプリケーションプログラム名フィールドと、アプリケ
ーションプログラム本体を格納するアプリケーションプ
ロム本体フィールドとを有し、少なくとも、ターゲット
オブジェクトD4の実際の利用履歴を収集するための専
用アプリケーションプログラム(前述のオブジェクト利
用監視プログラムD2)のプログラム名やプログラム本
体を一つのレコードとして保持する。
【0070】また、ユーザDB25cは、ユーザIDを
格納するユーザIDフィールドと、パスワードを格納す
るパスワードフィールドと、氏名等のユーザ情報を格納
するユーザ情報フィールドと、プログラムダウンロード
済みフラグを格納するプログラムダウンロード済みフラ
グフィールドと、そのユーザによってダウンロードされ
た配布データのIDを格納する複数の配布データIDフ
ィールドと、各配布データごとの利用履歴データを格納
する複数の利用履歴データフィールドとを有し、配布デ
ータDB25aに格納された任意の配布データのダウン
ロード許可権限を持つユーザのIDやパスワード及び名
前等の情報とともに、そのユーザが既にダウンロードし
た配布データのID並びにその配布データの利用履歴デ
ータを一つのレコードとして保持する。
【0071】また、企業DB25dは、企業IDを格納
する企業IDフィールドと、企業情報を格納する企業情
報フィールドと、その企業から提供された各配布データ
のIDを格納する複数の配布データIDフィールドと、
各配布データごとの利用履歴データを格納する複数の利
用履歴データフィールドとを有し、各登録企業の情報
(IDや企業名等)や提供された配布データのID及び
各企業単位に集計された配布データごとの利用履歴デー
タを一つのレコードにして保持する。
【0072】<3CSモデルの動作>次に、以上のシス
テム構成により、サーバマシン20からクライアントマ
シン10に送信されるユーザインターフェース画面につ
いて説明する。図12は、ログイン画面及びユーザ登録
画面を示す図である。ログイン画面30は、任意のクラ
イアントマシン10を用いてサーバマシン20をアクセ
スしたときに、サーバマシン20からそのアクセス元の
クライアントマシン10に送信されるウェブコンテンツ
であり、いわゆるHTML言語で記述されたドキュメン
トである。ログイン画面30は、ユーザID入力用やユ
ーザパスワード入力用のテキストボックスコントロール
30a、30bを有するとともに、これらののテキスト
ボックスコントロール30a、30bの入力情報をサー
バマシン20に送信するためのOKコマンドボタンコン
トロール30c、入力をキャンセルするためのキャンセ
ルコマンドボタンコントロール30dを有し、さらに、
新規にユーザ登録するためのユーザ登録コマンドボタン
コントロール30eを有している。
【0073】既に登録済みのユーザは、自分のID及び
パスワードをテキストボックスコントロール30a、3
0bに入力して、OKコマンドボタンコントロール30
cをクリックする。サーバマシン20は、その入力情報
(ユーザID、ユーザパスワード)を受け取り、ユーザ
DB25cを検索して該当するレコードがあれば認証O
Kを判断し、配布データDB25aへのアクセスを許容
する一方、該当するレコードがなければ、認証NGを判
定してその旨を通知する画面を表示したり、ユーザ登録
画面31を表示したりする。
【0074】ログイン画面30でユーザ登録コマンドボ
タンコントロール30eがクリックされた場合、また
は、ユーザ認証結果がNGの場合、サーバマシン20か
らクライアントマシン10にユーザ登録画面31が送信
される。このユーザ登録画面31もいわゆるHTML言
語で記述されたドキュメントである。ユーザ登録画面3
1は、ユーザの氏名や住所及び電子メールアドレス(E
mail)などのユーザ情報を入力するためのテキスト
ボックスコントロール31a、31b、31cを有する
とともに、ユーザの希望するIDやパスワードを入力す
るためのテキストボックスコントロール31d、31e
を有し、さらに、それらの入力情報をサーバマシン20
に送信するための登録コマンドボタンコントロール31
f、キャンセルするための「中止」コマンドボタンコン
トロール31gを有する。
【0075】本実施の形態のネットワークサービスを受
けようとする新規ユーザは、各テキストコントロールボ
ックス31a〜31eに必要事項を入力した後、登録コ
マンドボタンコントロール31fをクリックして、入力
情報をサーバマシン20に送信する。サーバマシン20
は、登録情報を受け取り、ユーザDB25cに新規レコ
ードを追加して、そのレコードに受け取った情報を格納
して保持する。
【0076】図13は、ログイン認証がOKとなった場
合に、そのユーザが操作しているクライアントマシン1
0にサーバマシンから送信される配布データリスト画面
を示す図である。このリスト画面32には、配布データ
DB25aに格納済みのすべての配布データ(以下、便
宜的に壁紙データとする。)について、そのカテゴリ
(たとえば、人物、風景、‥‥)別に分けられたサムネ
イル(縮小画像)A1、B1、〜I1‥‥、A2、B
2、〜I2、‥‥が張り付けられており、任意のサムネ
イルをクリックすると、その拡大画像画面がサーバマシ
ン20から送信されて表示されるようになっている。
【0077】図14は、たとえば、サムネイルA1の拡
大画像画面33を示す図であり、この拡大画像画面33
には、壁紙データのダウンロードを確認するための説明
文字列表示エリア(たとえば、“次の壁紙データをダウ
ンロードしますか?”)33aとともに、サムネイルA
1の拡大画像33b及び壁紙データのダウンロードと一
緒に専用のアプリケーションプログラム(オブジェクト
利用監視プログラムDB25cに格納されたオブジェク
ト利用監視プログラム)をダウンロードする旨を明示す
る説明文字列表示エリア(たとえば、“この壁紙データ
をご使用になるためには専用のアプリケーションプログ
ラムが必要です。「はい」ボタンを押すと専用のアプリ
ケーションプログラムも同時にダウンロードしま
す。”)33c、ダウンロードを開始する「はい」コマ
ンドボタンコントロール33d及びダウンロードを中止
する「中止」コマンドボタンコントロール33eを有す
る。なお、説明文字列表示エリア33cは、そのユーザ
のクライアントマシン10に既に専用のアプリケーショ
ンプログラムがダウンロード済みである場合は非表示状
態となり、且つ、「はい」コマンドボタンコントロール
33dをクリックしたときに該当する壁紙データだけが
ダウンロードされるようになっている。すなわち、既に
オブジェクト利用監視プログラムをダウンロード済みの
クライアントマシン10に対しては、説明文字列表示エ
リア33cを非表示にするとともに、オブジェクト利用
監視プログラムのダウンロードを行わせないようになっ
ている。ユーザDB25cにおけるプログラムダウンロ
ード済みフラグは、そのためのチェックフラグであり、
このフラグが一の状態(たとえばセット状態)にあると
きは、既にオブジェクト利用監視プログラムをダウンロ
ード済みであることを表し、他の状態(たとえばリセッ
ト状態)にあるときは、まだダウンロードされていない
ことを表している。したがって、サーバマシン20は、
このプログラムダウンロード済みフラグをチェックし、
一の状態にあれば、説明文字列表示エリア33cを非表
示状態とするとともに、オブジェクト利用監視プログラ
ムをダウンロードさせないようにする。
【0078】図15は、ユーザ側のクライアントマシン
10とサーバマシン20との間で行われるログインから
壁紙データダウンロードまでのタイムランを示す図であ
る。この図において、まず、ユーザがクライアントマシ
ン10を操作してサーバマシン20にアクセスすると、
サーバマシン20は、図12(a)のログイン画面30
をクライアントマシン10に送信する。会員登録を済ま
せているユーザは、そのログイン画面30にIDやパス
ワードを入力してログインする。または、まだ会員登録
を済ませていないユーザは、ログイン画面30のユーザ
登録コマンドボタンコントロール30eをクリックして
サーバマシン20に、図12(b)のユーザ登録画面3
1の送信を要求し、そのユーザ登録画面31に所要の情
報を入力してログインする。
【0079】サーバマシン20は、ログイン認証を行っ
て、その認証結果がOKであれば、図13の配布データ
リスト画面32をクライアントマシン10に送信する。
この配布データリスト画面32には、配布データDB2
5aに格納されているすべての壁紙データのサムネイル
が掲載されており、ユーザは、気に入った壁紙を見つけ
出してそのサムネイルをクリックする。サーバマシン2
0は、そのクリックに応答して壁紙の拡大画像33bを
有する拡大画像画面33をクライアントマシン10に送
信する。
【0080】ここで、ユーザDB25cの当該ユーザレ
コードにおけるプログラムダウンロード済みフラグが他
の状態にあるとき、上記の壁紙データの利用履歴を収集
するための専用のアプリケーションプログラム(オブジ
ェクト利用監視プログラム)は、まだ当該ユーザのクラ
イアントマシン10にダウンロードされていないため、
サーバマシン20は、壁紙データと同時にその専用アプ
リケーションプログラムもダウンロードする旨を明示す
る文字列(説明文字列表示エリア33c)を拡大画像画
面33に含めて送信する。ユーザは、その文字列を見
て、同時ダウンロードを了解した場合に、はいボタンコ
マンドコントロール33dをクリックし、サーバマシン
20は、要求された壁紙データを配布データDB25a
の配布データ本体フィールドから取り出してクライアン
トマシン10に送信するとともに、オブジェクト利用監
視プログラムDB25bのアプリケーションプログラム
本体フィールドからオブジェクト利用監視プログラムを
取り出してクライアントマシン10に送信する。
【0081】なお、ユーザDB25cの当該ユーザレコ
ードにおけるプログラムダウンロード済みフラグが一の
状態にあるとき、上記の壁紙データの利用履歴を収集す
るための専用のアプリケーションプログラム(オブジェ
クト利用監視プログラム)は、既に当該ユーザのクライ
アントマシン10にダウンロードされているため、サー
バマシン20は、壁紙データと同時にその専用アプリケ
ーションプログラムもダウンロードする旨を明示する文
字列(説明文字列表示エリア33c)を拡大画像画面3
3に含めずに送信するとともに、ユーザによって、はい
ボタンコマンドコントロール33dがクリックされる
と、サーバマシン20は、要求された壁紙データだけを
配布データDB25aの配布データ本体フィールドから
取り出してクライアントマシン10に送信する。
【0082】以降、クライアントマシン10では、オブ
ジェクト利用監視プログラムが常に起動状態となり、ダ
ウンロードされた壁紙が実際に利用されている間、その
利用履歴が収集されていき、クライアントマシン10の
ディスク装置10dに監視データD3として蓄積保持さ
れる。
【0083】図16は、ユーザ側のクライアントマシン
10とサーバマシン20との間で行われる利用履歴デー
タのアップロード動作、及び、サーバマシン20と企業
側のクライアントマシン10との間で行われる利用履歴
集計データの通知動作のタイムランを示す図である。こ
の図において、ユーザ側のクライアントマシン10で起
動中のオブジェクト利用監視プログラムは、たとえば、
図7(b)に示すように、定期的にネットワーク3への
接続状況をチェックし、接続されていれば、ディスク装
置10dに保持されている監視データD3をサーバマシ
ン20にアップロードする。たとえば、そのチェック間
隔をTaとし、且つ、ネットワーク3に常時接続されて
いるとすると、クライアントマシン10はTa間隔で監
視データD3をサーバマシン20にアップロードし、サ
ーバマシン20は、監視データD3を受け取る度に、配
布データごと及び企業ごとの利用履歴を集計し、任意の
時点で、その集計結果(利用履歴集計データ)を各企業
のクライアントマシン20に、たとえば、電子メールで
通知する。
【0084】<まとめ>本発明は、以上のとおり構成し
たから、以下の優れた効果を得ることができる。すなわ
ち、各企業から提供された壁紙等のオブジェクトデータ
をネットワーク3上のサーバマシン20に保持してお
き、会員登録されたユーザのクライアントマシン10か
らのアクセスで自由にダウンロードさせることができる
うえ、このダウンロードの際に、当該オブジェクトデー
タのクライアントマシン10上における実際の利用履歴
を把握するための専用のアプリケーションプログラムを
同時にダウンロードさせることができる。そして、その
専用のアプリケーションプログラムにより、収集した利
用履歴データをネットワーク3を介してサーバマシン2
0に自動的にアップロードすることができる。
【0085】したがって、サーバマシン20は、それぞ
れのクライアントマシン10における壁紙等のオブジェ
クトの利用実績を正確に把握することができ、その利用
実績を、オブジェクトデータの提供元の企業等に通知す
ることにより、その提供元で広告効果の把握や分析等を
行い、たとえば、ユーザに対する販促活動等の直接的な
コンタクトを効率よく行うことが可能になる。
【0086】その結果、サービス主体にとっては、単な
る壁紙データ等のダウンロードサイトとの差別化を図る
ことができ、多くのユーザや提供企業等を確保して収益
基盤の安定化を達成し、社会的有益性のあるビジネスモ
デルを実現することができる。
【0087】<その他の変形例等>以上の実施の形態は
発明の意図する範囲で様々な変形が可能であることはも
ちろんである。例えば、本発明に係るビジネスモデルの
戦略モデルを実現するためのCGI処理プログラム24
については、PerlやASPなどのサーバサイドスク
リプト言語によるほか、スクリプトブロックの全部また
は一部をDLL(Dynamic Link Library)やOCX(OL
E Control)またはActiveXなどのコンポーネン
ト部品にして実装してもよいし、XML(eXtensible M
arkup Language)技術を活用してもよい。
【0088】<付記>本実施の形態の主要な機能は、マ
イクロコンピュータを含むハードウェア資産と、オペー
レーティングシステムや各種プログラムなどのソフトウ
ェア資産との有機的結合によって機能的に実現されるも
のであるが、ハードウェア資産およびオペーレーティン
グシステムは汎用のものを使用できるから、本発明にと
って欠くことのできない必須の事項は、実質的に、3C
/Sモデルの処理層F2(図10参照)に実装されたC
GI処理プログラム24に集約されているということが
いえる。したがって、本発明は、CGI処理プログラム
24のすべてまたはその要部を格納した、フロッピィデ
ィスク、光ディスク、コンパクトディスク、磁気テー
プ、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体
若しくはこれらの記録媒体を含む構成品(ユニット品や
完成品または半完成品)を包含する。なお、上記記録媒
体または構成品は、それ自体が流通経路にのるものはも
ちろんのこと、ネットワーク上にあって記録内容だけを
提供するものも含まれる。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、クライアントマシンに
よって配布データがダウンロードされると、この配布デ
ータと一緒に所定のアプリケーションプログラムが当該
クライアントマシンにダウンロードされる。そして、ア
プリケーションプログラムの働きによって、当該クライ
アントマシン上における配布データの利用履歴が収集さ
れ、その利用履歴データがクライアントマシンからサー
バマシンに送信される。したがって、クライアントマシ
ンにダウンロードされた配布データの実際の利用実績を
サーバマシンで把握することができるから、たとえば、
配布データを用いて広告等を行う場合の広告効果の把握
や分析を行うことができるようになり、あるいは、配布
データの利用実績に応じた課金処理を適用して課金のバ
リエーションを増やすことができるようになり、結局、
サービスの質を高めて他の類似サービスとの差別化を図
り、以てビジネス基盤の発展と安定化を達成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ネットワークインフラの概念図である。
【図2】本実施の形態におけるネットワークサービスの
ビジネスモデル構造図である。
【図3】実施の形態におけるビジネスモデルの流れ図で
ある。
【図4】クライアントマシン10とサーバマシン20の
システム構成図である。
【図5】クライアントマシン10の構成図である。
【図6】クライアントマシン10におけるディスク装置
10dの記憶空間模式図である。
【図7】オブジェクト利用監視プログラムD2の概略的
なフローチャートである。
【図8】不正改竄防止策を含むように改良したオブジェ
クト利用監視プログラムD2の例を示すフローチャート
である。
【図9】監視データD3のデータ構造図である。
【図10】本実施の形態における3CSモデルの概略的
なモデル構造図である。
【図11】配布データDB25a、オブジェクト利用監
視プログラムDB25b、ユーザDB25c及び企業D
B25dのテーブル構造概念図である。
【図12】ログイン画面30及びユーザ登録画面31を
示す図である。
【図13】配布データリスト画面32を示す図である。
【図14】サムネイルA1の拡大画像画面33を示す図
である。
【図15】ユーザ側のクライアントマシン10とサーバ
マシン20との間で行われるログインから壁紙データダ
ウンロードまでのタイムランを示す図である。
【図16】ユーザ側のクライアントマシン10とサーバ
マシン20との間で行われる利用履歴データのアップロ
ード動作、及び、サーバマシン20と企業側のクライア
ントマシン10との間で行われる利用履歴集計データの
通知動作のタイムランを示す図である。
【符号の説明】
1、2、10 クライアントマシン 3 ネットワーク 4、20 サーバマシン 10a CPU(要求手段) 10d ディスク装置(保持手段) 10j 通信制御装置(送信手段) 24 CGI処理プログラム(判定手段、通知手段) 25 データベースサービス(第1保持手段、第2保持
手段、第3保持手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを通して相互に交信可能な
    サーバマシンとクライアントマシンを備えており、 1)サーバマシンは、 ・ネットワークを介して任意のクライアントマシンにダ
    ウンロードされることによって当該クライアントマシン
    上で利用可能な配布データを保持する第1保持手段と、 ・配布データと一緒にクライアントマシンにダウンロー
    ドされて当該クライアントマシンにおける配布データの
    利用履歴を収集するために用いられるアプリケーション
    プログラムを保持する第2保持手段と、 ・アプリケーションプログラムによって収集された利用
    履歴データをネットワークを介して受信して配布データ
    の提供元に通知可能な形で保持する第3保持手段とを有
    し、 2)クライアントマシンは、 ・サーバマシンに対して配布データの送信を要求する要
    求手段と、 ・該要求に応答してサーバマシンから送信された配布デ
    ータ及び該配布データの利用履歴を収集するためのアプ
    リケーションプログラムを保持する保持手段と、 ・該保持手段に保持されたアプリケーションプログラム
    を実行するとともに該実行時のアプリケーションプログ
    ラムによって収集された利用履歴データをサーバマシン
    に送信する送信手段とを有することを特徴とするネット
    ワークサービスシステム。
  2. 【請求項2】 ネットワークを介して任意のクライアン
    トマシンにダウンロードされることによって当該クライ
    アントマシン上で利用可能な配布データを保持する第1
    保持手段と、 配布データと一緒にクライアントマシンにダウンロード
    されて当該クライアントマシンにおける配布データの利
    用履歴を収集するために用いられるアプリケーションプ
    ログラムを保持する第2保持手段と、 アプリケーションプログラムによって収集された利用履
    歴データをネットワークを介して受信して配布データの
    提供元に通知可能な形で保持する第3保持手段とを有す
    るサーバマシンを含むことを特徴とするネットワークサ
    ービスシステム。
  3. 【請求項3】 サーバマシンは、配布データ要求元のク
    ライアントマシンにアプリケーションプログラムがダウ
    ンロード済みであるか否かを判定する判定手段をさらに
    有し、 該判定手段によって、アプリケーションプログラムのダ
    ウンロード済みが判定されなかった場合に、要求された
    配布データと一緒に要求元のクライアントマシンにアプ
    リケーションプログラムをダウンロードさせることを特
    徴とする請求項1または請求項2いずれかに記載のネッ
    トワークサービスシステム。
  4. 【請求項4】 サーバマシンは、第3保持手段に保持さ
    れた利用履歴データを、配布データの提供元にネットワ
    ークを介して通知する通知手段をさらに有することを特
    徴とする請求項1または請求項2いずれかに記載のネッ
    トワークサービスシステム。
  5. 【請求項5】 ネットワークを介して任意のクライアン
    トマシンにダウンロードされることによって当該クライ
    アントマシン上で利用可能な配布データを保持する第1
    保持手段と、配布データと一緒にクライアントマシンに
    ダウンロードされて当該クライアントマシンにおける配
    布データの利用履歴を収集するために用いられるアプリ
    ケーションプログラムを保持する第2保持手段と、アプ
    リケーションプログラムによって収集された利用履歴デ
    ータをネットワークを介して受信して配布データの提供
    元に通知可能な形で保持する第3保持手段のすべて又は
    前記各手段の一部を実現するためのネットワークサービ
    スプログラムを格納した記録媒体。
  6. 【請求項6】 ネットワークサービスプログラムは、配
    布データ要求元のクライアントマシンにアプリケーショ
    ンプログラムがダウンロード済みであるか否かを判定す
    る判定手段をさらに実現するものであり、該判定手段に
    よって、アプリケーションプログラムのダウンロード済
    みが判定されなかった場合に、要求された配布データと
    一緒に要求元のクライアントマシンにアプリケーション
    プログラムをダウンロードさせる機能を含むことを特徴
    とする請求項5記載の記録媒体。
  7. 【請求項7】 ネットワークサービスプログラムは、第
    3保持手段に保持された利用履歴データを、配布データ
    の提供元にネットワークを介して通知する通知手段をさ
    らに実現するものであることを特徴とする請求項5記載
    の記録媒体。
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