JP2002257408A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2002257408A
JP2002257408A JP2001057885A JP2001057885A JP2002257408A JP 2002257408 A JP2002257408 A JP 2002257408A JP 2001057885 A JP2001057885 A JP 2001057885A JP 2001057885 A JP2001057885 A JP 2001057885A JP 2002257408 A JP2002257408 A JP 2002257408A
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正宏 竹本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 迅速に風向板の揺動範囲を可変するとともに
風向板の揺動位置のずれがなく、コスト削減及び小型化
を図ることのできる空気調和機を提供する。 【解決手段】 吹出口から送出される空気の風向を揺動
可能な風向板30により可変する空気調和機1におい
て、風向板30を支持する支軸30gに突設されたスト
ッパ片30hが、支軸30gに嵌合する軸孔4bの周囲
に形成された扇形部4dの両端に当接する位置から成る
第1、第2基準位置A、Bを有し、第1基準位置Aから
風向板30が所定角度θ1だけ揺動する第1揺動範囲
と、第2基準位置から風向板30が所定角度θ2だけ揺
動する第2揺動範囲とを切り替え可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は室内の温度や湿度等
を調整する空気調和機に関し、特に室内に送出される空
気の風向を調整する風向調整装置を有する空気調和機に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機の構成を図22に示
す。空気調和機81は、室内の空気を空気調和機内に取
り込んで温度や湿度等を調整し、吹出口82から送出す
ることにより室内の空気を調和する。吹出口82には送
出される空気の風向を可変する風向調整装置84が設け
られている。風向調整装置84は回動可能な風向板85
を有し、風向板85の支軸85aにはステッピングモー
タ86が連結されている。ステッピングモータ86は制
御部83により制御され、風向板85を駆動する。
【0003】風向板85の揺動を開始する前に風向板8
5の位置合せをするために、吹出口82の一端には風向
板検出センサー87が設けられている。風向板85が吹
出口82の一端の基準位置Eに到達すると、風向板検出
センサー87により検出して風向板85が位置決めされ
る。
【0004】また、空気調和機81の運転状況に応じて
スイングボタン(不図示)を操作することにより風向板
85の揺動範囲を可変できる。即ち、風向板85は基準
位置Eから揺動角度θ1の第1揺動範囲と、基準位置E
から角度θ1の位置にある基準位置Fから揺動角度θ2
の第2揺動範囲とを揺動することができる。これによ
り、使用者が所望の方向に空気を送出することができ
る。
【0005】スイングボタン(不図示)の切替えにより
第1揺動範囲が選択されると、ステッピングモータ86
の駆動により風向板85が基準位置Eの方向に移動す
る。風向板検出センサー87が風向板85を検出して風
向板85が基準位置Eに到達すると、制御部83の制御
により揺動角度θ1で風向板85が揺動する。
【0006】第2揺動範囲が選択されると、ステッピン
グモータ86の駆動により風向板85が基準位置Eの方
向に移動する。風向板検出センサー87により風向板8
5を検出して風向板85が基準位置Eに到達すると、制
御部83の制御によりステッピングモータ86を駆動し
て風向板85を角度θ1だけ回動する。そして、基準位
置Fから揺動角度θ2で風向板85が揺動する。
【0007】また、風向板85を基準位置Eに到達させ
る方法として、上記の風向板検出センサー87を用いた
方法以外に、風向板85が構造上移動することができる
最大角度を基準位置Eの方向(図中、時計回り)に向け
て移動させることにより風向板85の位置を基準位置E
に位置決めする方法がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の空気調和機81によると、第2揺動範囲が選択さ
れた場合に、基準位置Eまで風向板85が移動するため
迅速な揺動範囲の切替えができない問題があった。ま
た、基準位置Eを検出するために風向板位置センサー8
7を必要とする。このため、空気調和機81のコストが
増大するとともに、風向板位置センサー87を配置する
スペースを必要とするため空気調和機81が大型になる
問題もあった。
【0009】更に、風向板85を回動可能な最大角度だ
け回動させて位置決めする場合に、ステッピングモータ
86のモータ軸と風向板85の軸と間の遊びにより実際
には基準位置Eまで到達せず、風向板85の揺動位置が
ずれる問題もあった。
【0010】本発明は、迅速に揺動範囲を可変するとと
もに風向板の揺動位置のずれがなく、コスト削減及び小
型化を図ることのできる空気調和機を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、吹出口から送出される空気の風向を揺動可
能な風向板により可変する空気調和機において、前記風
向板がそれぞれ独立して到達可能な第1、第2基準位置
を有し、第1基準位置に基づく位置から所定角度揺動す
る第1揺動範囲と、前記風向板が第2基準位置に基づく
位置から所定角度揺動する第2揺動範囲とを切り替え可
能にしたことを特徴としている。
【0012】この構成によると、第1揺動範囲に切替え
られると、風向板は第1基準位置まで回動する。第1基
準位置に到達すると、第1基準位置から所定角度回動し
た位置または第1基準位置から所定角度揺動して吹出口
から温度や湿度等が調整された空気が送出される。第2
揺動範囲に切替えられると、風向板は第2基準位置まで
回動する。第2基準位置に到達すると、第2基準位置か
ら所定角度回動した位置または第2基準位置から所定角
度揺動して吹出口から温度や湿度等が調整された空気が
送出される。
【0013】また本発明は、上記構成の空気調和機にお
いて、前記風向板を支持する支軸に突設されたストッパ
片が、前記支軸に嵌合する軸孔の周囲に形成されたスト
ッパに当接する位置を、第1、第2基準位置にしたこと
を特徴としている。
【0014】この構成によると、第1揺動範囲に切替え
られると風向板が回動し、例えばストッパ片が一のスト
ッパに当接することにより風向板が第1基準位置に到達
する。第2揺動範囲に切替えられると風向板が回動し、
ストッパ片が他のストッパに当接することにより風向板
が第2基準位置に到達する。
【0015】尚、2つのストッパ片が単一のストッパと
当接する位置をそれぞれ第1、第2基準位置としてもよ
い。また、前記支軸を風向板側に設けて前記軸孔が風向
板を支持する側に設けられるようにしてもよく、前記支
軸を風向板を支持する側に設けて前記軸孔が風向板側に
設けられるようにしてもよい。
【0016】また本発明は、上記構成の空気調和機にお
いて、パルス制御されるステッピングモータにより前記
風向板を駆動し、前記風向板の最大回動角度と前記ステ
ッピングモータの軸受の遊び角度との和よりも大きい角
度に対応するパルスを前記ステッピングモータに送信し
て、第1基準位置または第2基準位置に前記風向板を到
達させたことを特徴としている。
【0017】この構成によると、ステッピングモータは
所定数のパルスを受信して、パルス数に対応する角度だ
けモータ軸を回転させる。これにより風向板が回動す
る。風向板の最大回動角度とステッピングモータの軸受
の遊び角度との和よりも大きい角度に対応するパルスを
ステッピングモータに送信すると、風向板は多くとも最
大角度だけ回動して第1基準位置または第2基準位置に
到達する。その後もステッピングモータは更にパルスを
受信するが風向板は留まって第1基準位置または第2基
準位置に位置決めされる。これにより、揺動位置にずれ
が生じることがなくなる。
【0018】また本発明は、上記構成の空気調和機にお
いて、第1、第2揺動範囲と、前記風向板が第1基準位
置から第2基準位置まで揺動する第3揺動範囲と、前記
風向板が任意位置で停止する停止状態とを順次切り替え
可能にし、第3揺動範囲の次に前記停止状態に切り替わ
るようにしたことを特徴としている。この構成による
と、停止状態に切替えると第3揺動範囲を揺動する風向
板が任意の位置で停止される。
【0019】また本発明は、上記構成の空気調和機にお
いて、前記風向板が第2基準位置で停止する標準停止状
態、第2揺動範囲、第1揺動範囲、第3揺動範囲の順に
切り替るようにし、第3揺動範囲を揺動する前記風向板
の揺動開始の基準位置を第1基準位置にしたことを特徴
としている。
【0020】この構成によると、使用頻度の多い標準停
止状態や第2揺動範囲を第1揺動範囲よりも先に切り替
わるようにすることにより迅速に所望の風向にすること
ができる。また使用頻度の高い標準停止状態や第2揺動
範囲での揺動中に第3揺動範囲に切替えると、第1基準
位置に到達後に受信するパルス信号が少なく、第1基準
位置で停止している時間が短くなる。
【0021】また本発明は、上記構成の空気調和機にお
いて、空気調和機の運転を停止した際に、前記風向板の
動作状態に関わらず前記風向板により前記吹出口を閉塞
したことを特徴としている。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1、図2は一実施形態の空気調和
機である除湿機を示す正面斜視図及び背面斜視図であ
る。除湿機1は、これらの図に示す向きで床面等に設置
して使用され、図中の上下方向が使用時の上下方向に一
致する。除湿機1は、側面の前側と底面の前側と前面と
が前枠2により覆われ、側面の後側と底面の後側と背面
とが後枠3により覆われている。
【0023】そして、前枠2及び後枠3の側面や底面の
周縁に形成された係合爪(不図示)により両者を係合
し、上面の一部に開口を形成するように組み立てられて
いる。該開口には空気を送出する排気ユニット12が取
付けられている。排気ユニット12には、上方及び後方
にそれぞれ乾燥空気を吹き出す吹出口4、18が形成さ
れている。詳細は後述するが、吹出口4には、風向板
(不図示)の駆動により吹出口4の遮蔽や風向の可変を
行う風向調整装置17が取付けられている。
【0024】後枠3の背面側には室内の空気を取り込む
吸込口15が形成されている。除湿機1の内部側の後枠
3には吸込口15に対応する位置にフィルター7が取付
けられるようになっている。フィルター7はアパタイト
等により抗菌された抗菌仕様になっており、吸込口15
から除湿機1内に流入する空気に含まれる塵埃、花粉、
ウィルス、窒素酸化物等を除去する。フィルター7は後
枠3の上面に形成された開口部61を挿通して着脱可能
になっている。
【0025】排気ユニット12の後方には把手10が枢
支され、除湿機1を持ち運びできるようになっている。
また、前枠2には、除湿機1の内部を視認できる視認窓
14が前面上部の一方に設けられ、除湿機1の運転操作
及び表示を行う操作パネル13が前面上部の略中央に設
けられている。
【0026】図3(a)、(b)は操作パネル13の詳
細を示す上面図及び正面図である。操作パネル13の上
面側には、空清ボタン21、除湿ボタン22、衣類乾燥
ボタン23が設けられている。空清ボタン21を押下す
ると、除湿運転を行わずに送風して空清運転が行われ、
室内にプラスイオンとマイナスイオンとを同時に送出し
て室内の浮遊細菌を除去する。
【0027】除湿ボタン22を押下すると、後述する圧
縮機を駆動して室内の空気の除湿が行われる。衣類乾燥
ボタン23を押下すると、圧縮機を駆動して、室内の空
気を除湿するとともに室内に干した衣類の乾燥が行える
ようになっている。後述するイオン発生装置は、空清運
転、除湿運転、衣類乾燥運転と併用して駆動される。
【0028】操作パネル13の前面側には、室内温度や
運転状態を表示する表示パネル29が設けられている。
表示パネル29の下方には、除湿切替ボタン24、風量
切替ボタン25、スイングボタン27、タイマー切替ボ
タン28が配置されている。除湿切替ボタン24を押下
すると、「自動除湿」、「カビアタック」、「連続除
湿」、「結露防止」の順に運転モードを切り替える。
【0029】風量切替ボタン25を押下すると、室内に
送出される空気の風量が「中」、「静音」、「強」の順
に切り替えられる。スイングボタン27を押下すると、
第1縦風向板30が「上方」、「後方」、「広角」、
「切」の順に切り替えられ、室内に送出される空気の風
向を切り替えることができる。タイマー切替ボタン28
を押下すると、タイマーのオンオフが切り替えられ、1
〜9時間のタイマー時間の設定ができるようになってい
る。
【0030】図4は除湿機1の内部を示す概略側面図で
ある。除湿機1の背面側の下部には圧縮機5が配され、
前面側の下部にはドレンパン19を介して凝縮水を回収
するタンク6が配されている。タンク6は前枠2の一部
を開くことにより取り出して、貯溜された凝縮水を排水
できるようになっている。圧縮機5の上方には、吸込口
15に面して配されるフィルター7の側から順に蒸発器
8、凝縮器9、送風機11が配されている。送風機11
の上方には、放電によりプラスイオンとマイナスイオン
とを同時に発生するイオン発生装置16が配置されてい
る。
【0031】送風機11はモータ11aの駆動によって
モータ11aの外周に設けられたインペラ11bを回転
し、除湿機1の背面側の吸込口15から吸引した空気を
周方向に吐出するシロッコファンから成っている。これ
により、イオン発生装置16及び吹出口4、18の方向
に空気が導かれるようになっている。
【0032】蒸発器8の一端と凝縮器9の一端とは圧縮
機5を介して第1連結管(不図示)により連結され、蒸
発器8の他端と凝縮器9の他端とは膨張弁(不図示)を
介して第2連結管(不図示)により連結されている。従
って、圧縮機5の駆動により第1、第2連結管内の冷媒
が流通して冷凍サイクルが運転される。即ち、圧縮機5
により圧縮された高温の冷媒は、凝縮器9で熱を放出し
て凝縮する。凝縮により液化された冷媒は膨張弁で減圧
された後、気化する際に蒸発器8で気化熱を奪って圧縮
機5に戻る。
【0033】送風機11の駆動により吸込口15から吸
引される室内の空気は、低温側となった蒸発器8と熱交
換して冷却される。この時、該空気に含まれた水分が凝
縮して凝縮水としてタンク6に回収される。水分を除去
して乾燥した空気(以下「乾燥空気」という)は温度が
低下しているため、高温側となった凝縮器9と熱交換し
て除湿前の温度に昇温される。
【0034】その後、詳細を後述するように、乾燥空気
は送風機11内を通って一部がイオン発生装置16に導
かれる。残りの乾燥空気は吹出口4、18(図2参照)
に導かれ、イオン発生装置16を通過後のイオンを含ん
だ乾燥空気と合流して室内に送出される。これにより、
室内の除湿及び殺菌が行われる。
【0035】図5、図6、図7は除湿機1の上部の詳細
を示す側面断面図、背面図及び上面図である。除湿機1
の前面側の一方上部には、視認窓14に面してイオン発
生装置16が配置されている。イオン発生装置16はケ
ーシング41により覆われている。ケーシング41は、
送風機11を覆うファンケース44にネジ(不図示)に
より取付けられている。ケーシング41の上面及び背面
は、ケーシング41の後方の一部を開口して流出口41
aを形成するように上部カバー43で覆われている。
【0036】ケーシング41は仕切板41hにより上下
方向に仕切られており、上側にイオン発生装置16が配
置されている。図8はイオン発生装置16の詳細を示す
断面図である。イオン発生装置16は、筒状の誘電体5
0の内面に沿って内電極51が配され、外面に沿って外
電極52が配されている。外電極52はバンド57によ
り誘電体50に縛着されている。
【0037】本実施形態では、誘電体50として、外形
が20mmのガラス管を用いている。また、内電極51
としてSUS304の平板をロール加工して用い、外電
極52としてSUS304またはSUS316の線材を
16メッシュで平織りしたものをロール加工して用いて
いる。
【0038】誘電体50の両端は、絶縁パッキン53、
54に形成された溝部53a、54aと嵌合し、絶縁パ
ッキン53、54が取り付けられている。内電極51及
び外電極52には、高圧回路から成る電源部(不図示)
に接続されるリード線55、56がそれぞれ溶着され、
外電極52は接地されている。尚、リード線55は絶縁
パッキン53の略中央に形成された挿通孔53cに挿通
して保持されている。
【0039】絶縁パッキン53、54の周面には溝部5
3d、54dが形成されている。溝部53d、54dに
ケーシング41の内壁に設けられたリブ(不図示)が嵌
合してイオン発生装置16が支持されている。
【0040】内電極51、外電極52間に高圧の交流電
圧が印加されると、プラズマ放電によって印加電圧が正
電圧の場合は主としてH+(H2O)nから成るプラスイオ
ンが生成され、負電圧の場合は主としてO2 -(H2O)m
ら成るマイナスイオンが生成される。
【0041】H+(H2O)n及びO2 -(H2O)mが除湿機
1の吹出口4、18から室内に放出されると、空気中の
微生物等の浮遊細菌の表面で凝集し、微生物等の浮遊細
菌を取り囲む。そして、式(1)〜(3)に示すよう
に、衝突によって活性種である[・OH](水酸基ラジ
カル)やH22(過酸化水素)を微生物等の表面上で生
成して浮遊細菌の殺菌を行うようになっている。
【0042】 H+(H2O)n+O2 -(H2O)m→・OH+1/2O2+(n+m)H2O ・・・(1) H+(H2O)n+H+(H2O)n'+O2 -(H2O)m+O2 -(H2O)m' → 2・OH+O2+(n+n'+m+m')H2O ・・・(2) H+(H2O)n+H+(H2O)n'+O2 -(H2O)m+O2 -(H2O)m' → H22+O2+(n+n'+m+m')H2O ・・・(3)
【0043】図5〜図7において、上部カバー43には
イオン発生装置16を照明する発光ダイオード等から成
る青色のランプ49が取付けられている。また、ケーシ
ング41の前面には視認窓14に対向する位置に透明板
46が取付けられている。これにより、視認窓14から
イオン発生装置16の稼働状態を視認できるようになっ
ている。
【0044】送風機11のインペラ11bの周囲はファ
ンケース44で覆われている。ファンケース44の上部
には乾燥空気を吐出する開口部44bが形成されてい
る。開口部44bには異物侵入を防止する金網等から成
る防護板45が設けられ、防護板45の上方には開口部
44bから吐出される乾燥空気の湿度を検出する湿度セ
ンサ70が設けられている。
【0045】図6において、ファンケース44には、開
口部44bの一端から略水平方向に延設されたバイパス
部44aが形成されている。バイパス部44a上には開
口部44bの一部を覆うダクト42が設けられている。
バイパス部44a及びダクト42によって、送風機11
により周方向に送出される乾燥空気の一部をケーシング
41の流入口41bに導くバイパス通路48が形成され
ている。また、ダクト42の端部には可動する風量調整
板60が設けられている。風量調整板60は送風機11
の風量に応じてバイパス通路48に流入する乾燥空気の
量を調整できるようになっている。
【0046】流入口41bからケーシング41内に流入
した空気は仕切板41hに形成された開口部41cを介
してイオン発生装置16に導かれる。図9はダクト42
の上方から見た上面図を示している。図5、図6及び図
9に示すように、イオン発生装置16を通過した空気は
流出口41aから流出する。ダクト42には、段部42
aが形成されており、段部42aの上面には空気をスム
ーズに流通させる仕切リブ42bが形成されている。
【0047】流出口41aから流出した空気は、風向調
整装置17を有する排気ユニット12に導かれる。ま
た、送風機11により周方向に送出された残りの空気は
ファンケース44の周壁により開口部44bから排気ユ
ニット12に導かれる。そして、合流した空気が風向調
整装置17によって室内の所定の方向へ送出される。
【0048】図10は風向調整装置17の分解図であ
る。図5及び図10において、風向調整装置17は向き
に応じて風向を可変する第1、第2縦風向板30、31
と4枚の横風向板33とを有している。第1縦風向板3
0は排気ユニット12の外形に沿って湾曲している。第
1縦風向板30は水平軸に枢支されて、第1縦風向板3
0に略平行に取付けられた第2縦風向板31とともに回
動して前後方向の風向を可変する。横風向板33は第
1、第2縦風向板30、31に枢支され、回動により除
湿機1の正面から見て左右方向の風向を可変する。
【0049】排気ユニット12に形成された吹出口4の
一方の側壁4aには軸部12aが設けられる。他方の側
壁4aの外側にはステッピングモータ34が設置され
る。第1縦風向板30は断面E字型をしており、天板3
0j、側壁30e、30f及び中間壁30bを有してい
る。
【0050】第1縦風向板30の一方の側壁30eには
軸孔30cが形成され、他方の側壁30fには軸部30
gが形成される。軸孔30cと軸部12aとが嵌合し、
軸部30gとステッピングモータ34のモータ軸34a
とが側壁4aに形成された孔部4bを介して連結される
ことにより第1縦風向板30が枢支される。
【0051】第2縦風向板31は断面コ字型としてお
り、底板31d及び側壁31e、31fを有している。
底板31dの中央には孔部31cが形成され、側壁31
e、31fには孔部31bが形成されている。孔部31
bは第1縦風向板30の側壁30e、30fに設けられ
た爪部30dに係合する。また、孔部31cにネジ(不
図示)を挿通して第1縦風向板30の中間壁30bに形
成されたネジ孔30eに螺合する。これにより、第1、
第2縦風向板30、31が略平行に一体化される。
【0052】第1縦風向板30の天板30jには4箇所
に断面円形のボス孔30aが形成されている。第2縦風
向板31の底板31dには4箇所に断面円形のボス31
aが形成されている。横風向板33の上下にはそれぞれ
断面円形のボス33a及びボス孔33bが形成されてい
る。ボス孔30aとボス33aとを嵌合し、ボス31a
とボス孔33bとを嵌合することにより横風向板33が
枢支されている。
【0053】また、横風向板33には第2縦風向板31
と対向する面の一部を切欠いた切欠き部33gが設けら
れ、切欠き部33gに断面円形のボス33dが突設され
ている。2枚の横風向板33の各ボス部33dは連結板
35に設けられた孔部(不図示)に遊嵌されている。こ
れにより、2枚の横風向板33が連結板35により連結
され、連動して回動するようになっている。
【0054】図21は風向調整装置17の駆動制御の構
成を示すブロック図である。制御部71にはスイングボ
タン27(図3参照)からの入力信号を受信する入力回
路74、制御データを記憶するメモリ72、メモリ72
の情報及び入力信号に基づいて制御信号を演算するCP
U73、CPU73から送信された制御信号をステッピ
ングモータ34に出力する出力回路75が設けられる。
【0055】スイングボタン27からの入力信号は、入
力回路74に入力される。メモリ72の情報及び入力信
号に基づいてステッピングモータ34の動作を制御する
パルス信号がCPU73により演算される。そして、パ
ルス信号が出力回路75を介してステッピングモータ3
4に送信され、ステッピングモータ34のモータ軸34
aがパルス数に応じた角度だけ駆動される。
【0056】これにより、第1、第2縦風向板30、3
1が軸部12a、30gを中心に回動する。図12に示
すように、吹出口4の側壁4aに形成される孔部4bは
周縁の一部を切欠いて扇形部4dが形成されている。ま
た、第1縦風向板30の軸部30gの周面にはストッパ
ー片30hが突設されている。
【0057】ステッピングモータ34の駆動により第1
縦風向板30が図中、時計回りに回動すると、扇形部4
dの一端面4e(ストッパ)にストッパー片30hが当
接する。これにより、第1縦風向板30は第1基準位置
Aに位置決めされる。また、第1縦風向板30が図中、
反時計回りに回動すると、扇形部4dの他端面4f(ス
トッパ)にストッパー片30hが当接する。これによ
り、第1縦風向板30は第2基準位置Bに位置決めされ
る。
【0058】詳細は後述するが、除湿機1を使用しない
際には第1縦風向板30は第1基準位置Aに配置され、
前述の図5に示すように第1縦風向板30により吹出口
4が閉じられた状態になる。これにより、吹出口4から
の塵埃等の侵入が防止されるようになっている。
【0059】第1縦風向板30を図中、反時計回りに角
度θ0(=100゜)だけ回動すると第1縦風向板30
は第2基準位置Bに配置され、図11に示すように吹出
口4が開放される。この時、横風向板33の突出部33
cを手指で可動することにより横風向板33の向きを可
変できる。
【0060】尚、図5、図11において、吹出口4の前
壁4c及び流出口41aの上壁43aは吹出口4が開放
された際に侵入する手指がイオン発生装置16との接触
を防止する遮蔽手段を構成している。これにより、手指
とイオン発生装置16との接触による感電等の事故を防
止することができるとともに、イオン発生装置16を吹
出口4の近傍に配置してイオン発生後の流通経路内の壁
面等との衝突によるイオンの消滅を抑制することができ
る。
【0061】上記構成の除湿機1の動作を以下に説明す
る。除湿機1の電源が入れられると、空清ボタン21、
除湿ボタン22、衣類乾燥ボタン23(いずれも図3参
照)のいずれかが押下されるまで待機される。除湿ボタ
ン22が押下されると、圧縮機5が駆動され、送風機1
1(図4参照)が風量「中」で駆動される。
【0062】風量切替ボタン25を押下することによ
り、風量「中」よりも風量が少なく送風機11の運転に
よる騒音が低減される「静音」や、風量「中」よりも風
量が多い「強」に切り替えることができる。
【0063】また、風向調整装置17のステッピングモ
ータ34が駆動され、風向が「上方停止」に設定され
る。この時の風向調整装置17の動作を図13に示す。
まず、ステップ#11で、ステッピングモータ34に回
転角度が110゜に対応するパルスが送られ第1風向板
30が図12の実線で示す第1基準位置Aから二点鎖線
で示す第2基準位置Bに向けて回動を開始する。
【0064】本実施形態では、第1基準位置Aと第2基
準位置Bとの角度θ0(最大回動角度)が100゜に形
成されている。ステッピングモータのモータ軸34aと
第1縦風向板30の軸部30gとの間には遊びがあるた
め、パルス信号に対して第1縦風向板30の回動角度に
誤差が生じる。このため、ステッピングモータ34には
余裕を見て、最大回動角度と該遊びの角度との和よりも
多い110゜分のパルス信号が送信される。これによ
り、確実に第1縦風向板30を第2基準位置Bに到達さ
せることができる。
【0065】ステップ#12では、第1縦風向板30が
第2基準位置Bに到達すると、モータ軸34aには負荷
がかかるため以後のパルス信号によって回転しない。こ
れにより、第1縦風向板30が第2基準位置Bに停止す
る。これにより、「上方停止」状態(標準停止状態)に
なる。そして、乾燥空気及びイオンが上方の吹出口4か
ら送出される。
【0066】風向切換装置17はスイングボタン27
(図3参照)を押下することにより前述したように、揺
動方向が順に「上方」、「後方」、「広角」、「切」に
切り換わる。除湿機1の運転開始当初は風向が「上方停
止」になっており、スイングボタン27を1回押下する
と図14の「上方」揺動処理が行われる。
【0067】「上方」揺動処理では、ステップ#21で
ステッピングモータ34に回動角度110゜に対応する
パルスが送られ、第1風向板30が第2基準位置Bに向
けて回動を開始する。第1風向板30は、風向が「上方
停止」の場合は既に第2基準位置Bに配されている。し
かし、手動によって第1風向板30の位置が変動してい
る場合や、前述の図13の処理において第1風向板30
の回動中にスイングボタン27が押下された場合を考慮
して、第1風向板30を第2基準位置Bに向けて回動さ
せるようになっている。
【0068】ステップ#22では、第1縦風向板30が
第2基準位置Bに到達すると、以後のパルス信号によっ
てモータ軸34aは回転せず、第1縦風向板30が第2
基準位置Bに停止する。ステップ#23では図15に示
すように、第1風向板30が第1基準位置Aの方向へ揺
動角度θ2(本実施形態では50゜)で回動する。第1
風向板30が揺動角度θ2だけ回動すると、ステップ#
24で、第2基準位置Bの方向へ揺動角度θ2(50
゜)で回動する。そして、ステップ#23、#24が繰
り返し行われて第1風向板30が揺動する。
【0069】揺動方向が「上方」の状態からスイングボ
タン27を1回押下すると図16の「後方」揺動処理が
行われる。「上方」揺動よりも「後方」揺動の方が使用
頻度が少ないと考えられ、「上方」の後に「後方」に切
り替るようにすることで、頻度の多い「上方」揺動への
切替を迅速に行うことができるようになっている。
【0070】「後方」揺動処理では、ステップ#31で
ステッピングモータ34に回転角度が110゜に対応す
るパルスが送られ、第1風向板30が第1基準位置Aに
向けて回動を開始する。ステップ#32では、図17に
示すように、第1縦風向板30が第1基準位置Aに到達
すると、以後のパルス信号によってモータ軸34aは回
転せず、第1縦風向板30が第1基準位置Aに停止す
る。
【0071】ステップ#33では、第1風向板30が第
2基準位置Bの方向へ揺動角度θ1(本実施形態では5
0゜)で回動する。第1風向板30が揺動角度θ1だけ
回動すると、ステップ#34で、第1基準位置Aの方向
へ揺動角度θ1(50゜)で回動する。そして、ステッ
プ#33、#34が繰り返し行われて第1風向板30が
揺動する。
【0072】揺動方向が「後方」の状態からスイングボ
タン27を1回押下すると図18の「広角」揺動処理が
行われる。「広角」揺動処理では、ステップ#41でス
テッピングモータ34に回転角度が110゜に対応する
パルスが送られ、第1風向板30が第1基準位置Aに向
けて回動を開始する。
【0073】ステッピングモータ34には110゜分の
パルスが送られるため、第1風向板30がどの位置にあ
っても第1基準位置Aに到達できるようになっている。
ここで、揺動方向が「後方」で第1風向板30が揺動し
ていれば、約50゜回動させれば第1基準位置Aに到達
できる。しかし、前述の図14の処理において第1風向
板30の回動中にスイングボタン27が連続して2回押
下された場合や、風向が「上方停止」状態から連続して
3回スイングボタン27が押下された場合等を考慮して
110゜分だけ回動させている。
【0074】ステップ#42では、前述の図12に示す
ように、第1縦風向板30が第1基準位置Aに到達する
と、以後のパルス信号によってモータ軸34aが回転せ
ず、第1縦風向板30が第1基準位置Aに停止する。こ
れにより、第1基準位置Aが揺動の基準位置になる。揺
動方向が「広角」の場合は、第1縦風向板30が第1、
第2基準位置A、B間を揺動するため、第1、第2基準
位置A、Bのどちらを揺動の基準位置としてもよい。
【0075】しかし、揺動方向が「後方」での使用頻度
が少ないと考えられ、「上方停止」の状態または「上
方」揺動の状態から「広角」に切り替えられる場合が多
い。このため、110゜分のパルス信号が送信された場
合に、第2基準位置Bに移動して到達後余るパルス信号
よりも、第1基準位置Aに移動して到達後余るパルス信
号の方が少なくなる。従って、第1基準位置Aで停止し
ている時間の方が短くなり、第2基準位置Bに到達後
「広角」で揺動するよりもスムーズな動きを得ることが
できるようになっている。
【0076】ステップ#43では、スッテピングモータ
34に105゜分のパルス信号が送信され、第1風向板
30が第2基準位置Bの方向へ回動する。第1風向板3
0が揺動角度θ3(本実施形態では100゜)だけ回動
すると、第2基準位置Bに到達して以後のパルス信号が
無視される。ステップ#44では、同様に、105゜分
のパルス信号が送信され、第1基準位置Aの方向へ揺動
角度θ3(=100゜)だけ回動する。そして、ステッ
プ#43、#44が繰り返し行われて第1風向板30が
揺動する。
【0077】揺動方向が「広角」の状態からスイングボ
タン27を1回押下すると図19の揺動「切」処理が行
われる。揺動「切」処理では、ステップ#51でステッ
ピングモータ34が停止され終了する。これにより、ス
イングボタン27を押下したときの位置で第1縦風向板
30が停止したまま吹出口4から乾燥空気及びイオンが
送出される。
【0078】揺動方向が「広角」の状態の次に「切」の
状態に切り替るようにすることによって、第1縦風向板
30を閉塞位置から全開位置までの任意の位置で容易に
停止させることができるようになっている。
【0079】除湿運転の運転モードは当初「自動除湿」
に設定されており、室温28℃よりも低い場合は湿度が
60%以下になると圧縮機5が停止され、室温28℃以
上の場合は湿度が55%以下になると圧縮機5が停止さ
れるようになっている。除湿ボタン22を押下して運転
モードを「カビアタック」に切り替えると、湿度が49
%以下になると圧縮機5が停止されるようになってい
る。
【0080】運転モードを「連続除湿」に切り替える
と、圧縮機5が連続で運転される。そして、湿度が例え
ば30%以下になると除湿効率が低下するため圧縮機5
が停止される。また、運転モードを「結露防止」に切り
替えると、室温が15℃よりも低くなった場合は自動的
に風量を「強」に切り替えて室内の結露を防止するよう
になっている。
【0081】圧縮機5の駆動により冷凍サイクルが運転
され、送風機11が駆動されると、吸込口15から室内
の空気が除湿機1内に取り入れられる。水分を含んだ室
内の空気は低温側の蒸発器8により冷却され、水分が凝
縮して乾燥空気となる。その後、高温側の凝縮器9によ
り元の温度に昇温されてファンケース44の開口部44
bから送出される。
【0082】一部の乾燥空気はファンケース44からバ
イパス通路48を通り、流入口41bを介してイオン発
生装置16に導かれる。イオン発生装置16を通る乾燥
空気はイオン発生装置16により発生したイオンを運ん
で流出口41aを介してケーシング41から流出する。
【0083】そして、ファンケース44の開口部44b
から送出される残りの乾燥空気と合流して、吹出口4ま
たは吹出口18から室内にプラスイオンとマイナスイオ
ンが放出され、室内に浮遊細菌を除去することができ
る。従って、室内の空気を除湿するとともに、人体に有
害な室内の浮遊細菌が過酸化水素や水酸基ラジカルによ
り除去され、快適な住環境を得ることができる。
【0084】尚、送風機11の風量が「静音」の場合
は、前述の図6に示す風量調節板60が実線で示した位
置になる。これにより、バイパス通路48に流入する乾
燥空気の比率が高くなる。送風機11の風量が「強」の
場合は、風量調節板60が破線で示した位置になる。こ
れにより、バイパス通路48に流入する乾燥空気の比率
が低くなる。送風機11の風量が「中」の場合は、風量
調節板60が実線の位置と破線の位置との中間になる。
【0085】従って、イオン発生装置16に導かれる乾
燥空気の量が送風機11の風量に関わらず略一定に保た
れる。その結果、風量増加による壁面等との衝突による
イオンの消失を防止し、安定した量のイオンを供給する
ことができる。
【0086】次に、衣類乾燥ボタン21(図3参照)が
押下された場合は、圧縮機5が駆動され、送風機11が
風量「中」で駆動される。また、風向調整装置17のス
テッピングモータ34が駆動され、風向が「上方停止」
に設定される。衣類乾燥運転では室温や湿度の状態に関
わらず連続で除湿運転が行われる。
【0087】この時、除湿運転時と同様に、イオン発生
装置16によりプラスイオンとマイナスイオンとが同時
に発生し、乾燥空気により室内に送出される。これによ
り、室内の浮遊細菌が除去される。また、風量「強」で
衣類乾燥運転を行うと、最大風量で除湿運転を行うこと
ができ、効率良く室内に干した衣類を乾燥させることが
できる。
【0088】空清ボタン23(図3参照)が押下された
場合は、圧縮機5は駆動されず、送風機11が風量
「中」で駆動される。また、風向調整装置17のステッ
ピングモータ34が駆動され、風向が「上方停止」に設
定される。そして、イオン発生装置16によりイオンが
発生して室内に送出され、室内の空気を循環して浮遊細
菌を除去する空清運転が行われるようになっている。
【0089】除湿ボタン22、衣類乾燥ボタン21及び
空清ボタン23の操作により除湿運転、衣類乾燥運転及
び空清運転が停止されると、図20に示す運転停止処理
が行われる。運転停止処理では、ステップ#61でステ
ッピングモータ34に回転角度が110゜に対応するパ
ルスが送られ、第1縦風向板30が第1基準位置Aに向
けて回動を開始する。
【0090】ステップ#62では、第1縦風向板30が
第1基準位置Aに到達すると、以後のパルス信号によっ
てステッピングモータ34のモータ軸34aが回転しな
い。これにより、第1縦風向板30が第1基準位置Aに
停止して吹出口4が閉塞され、運転が終了する。
【0091】本実施形態によると、第1縦風向板30の
軸部30gに突設されたストッパ片30hと、軸部30
gと嵌合する孔部4bの周囲に形成された扇形部4dの
両端との当接により、第1縦風向板30が第1、第2基
準位置A、Bに位置決めされる。
【0092】従って、第1縦風向板30は独立して第
1、第2基準位置A、Bにそれぞれ到達可能で、第1、
第2基準位置A、Bに基づいた位置をそれぞれ異なる揺
動範囲の開始位置とすることにより、複数の揺動範囲の
開始位置に風向板を迅速に移動させることができ、使用
者が所望する揺動範囲に素早く復帰させることができ
る。また、第1縦風向板30の位置を検出する検出セン
サーを設ける必要がなく、除湿機1のコスト削減及び小
型化を図ることができる。尚、第1、第2基準位置A、
Bから所定角度回動した位置を揺動範囲の開始位置とし
てもよい。
【0093】また、第1縦風向板30が構造上回動でき
る最大回動角度とステッピングモータ34の軸受の遊び
角度との和よりも大きい角度に対応するパルスをステッ
ピングモータ34に送信するため、第1縦風向板30を
確実に第1基準位置Aまたは第2基準位置Bに到達させ
ることができる。従って、揺動動作の揺動位置にずれが
生じることがなくなる。また、除湿運転等の運転を停止
すると第1縦風向板30により吹出口4が閉塞されるの
で、吹出口4からの塵埃の侵入を防止することができ
る。
【0094】尚、本実施形態は冷凍サイクルを運転する
除湿機について説明しているが、室内の塵埃や浮遊細菌
を除去する空気清浄機や、室内の温度を調整する空気調
和機であってもよい。この場合でも、本実施形態の風向
調整装置を設けることにより本実施形態と同一の効果を
得ることができる。
【0095】
【発明の効果】本発明によると、風向板がそれぞれ独立
して到達可能な第1、第2基準位置を有し、第1基準位
置に基づく位置から所定角度揺動する第1揺動範囲と、
風向板が第2基準位置に基づく位置から所定角度揺動す
る第2揺動範囲とを切り替え可能にしているので、複数
の揺動範囲の開始位置に風向板を迅速に移動させること
ができ、使用者が所望する揺動範囲に素早く復帰させる
ことができる。
【0096】また本発明によると、風向板を支持する支
軸に突設されたストッパ片が、支軸に嵌合する軸孔の周
囲に形成されたストッパに当接する位置を、第1、第2
基準位置にしているので、風向板が独立して到達可能な
第1、第2基準位置を容易に形成することができる。ま
た、風向板の位置を検出する検出センサーを設ける必要
がなく空気調和機のコスト削減及び小型化を図ることが
できる。
【0097】また本発明によると、風向板が構造上回動
できる最大回動角度とステッピングモータの軸受の遊び
角度との和よりも大きい角度に対応するパルスをステッ
ピングモータに送信するため、風向板を確実に第1基準
位置または第2基準位置に到達させることができる。従
って、揺動動作の揺動位置にずれが生じることがなくな
る。
【0098】また本発明によると、第1基準位置から第
2基準位置まで風向板が揺動する第3揺動範囲の次に、
風向板が任意の位置で停止する停止状態に切り替わるよ
うにしているので、風向板を例えば吹出口の閉塞位置か
ら全開位置までの任意の位置で容易に停止させることが
できる。
【0099】また本発明によると、標準停止状態、第2
揺動範囲、第1揺動範囲、第3揺動範囲の順に切り替わ
るようにしているため、使用頻度の多い標準停止状態や
第2揺動範囲に迅速に切替えるようにすることができ
る。また、第3揺動範囲を揺動する風向板の揺動開始の
基準位置を第1基準位置にしているので、使用頻度の多
い標準停止状態や第2揺動範囲での揺動中に第3揺動範
囲に切替えると、第2基準位置を基準位置にする場合に
比して、基準位置に到達後余るパルス信号が少なく、基
準位置で停止している時間が短くなるため、スムーズな
動きを得ることができる。
【0100】また本発明によると、運転停止した際に風
向板の動作に関わりなく風向板により吹出口が閉塞され
るので、吹出口からの塵埃の侵入を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の除湿機の前面を示す斜
視図である。
【図2】 本発明の実施形態の除湿機の背面を示す斜
視図である。
【図3】 本発明の実施形態の除湿機の操作パネルを
示す図である。
【図4】 本発明の実施形態の除湿機の内部構造を示
す側面図である。
【図5】 本発明の実施形態の除湿機の上部を示す側
面断面図である。
【図6】 本発明の実施形態の除湿機の上部の構造を
示す背面図である。
【図7】 本発明の実施形態の除湿機の上部の構造を
示す上面断面図である。
【図8】 本発明の実施形態の除湿機のイオン発生装
置を示す断面図である。
【図9】 本発明の実施形態の除湿機の上部の構造を
示す上面図である。
【図10】 本発明の実施形態の除湿機の風向調整装置
を示す分解図である。
【図11】 本発明の実施形態の除湿機の上部を示す側
面断面図である。
【図12】 本発明の実施形態の除湿機の第1縦風向板
が第1基準位置から回動する状態を説明する側面断面図
である。
【図13】 本発明の実施形態の除湿機の風向調整装置
の運転開始の動作を示すフローチャートである。
【図14】 本発明の実施形態の除湿機の風向調整装置
の「上方」揺動処理の動作を示すフローチャートであ
る。
【図15】 本発明の実施形態の除湿機の第1縦風向板
の揺動方向が「上方」の状態を説明する側面断面図であ
る。
【図16】 本発明の実施形態の除湿機の風向調整装置
の「後方」揺動処理の動作を示すフローチャートであ
る。
【図17】 本発明の実施形態の除湿機の第1縦風向板
の揺動方向が「後方」の状態を説明する側面断面図であ
る。
【図18】 本発明の実施形態の除湿機の風向調整装置
の「広角」揺動処理の動作を示すフローチャートであ
る。
【図19】 本発明の実施形態の除湿機の風向調整装置
の揺動「切」処理の動作を示すフローチャートである。
【図20】 本発明の実施形態の除湿機の風向調整装置
の運転停止の動作を示すフローチャートである。
【図21】 本発明の実施形態の除湿機の風向調整装置
の構成を示すブロック図である。
【図22】 従来の空気調和機を示す概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1 除湿機 2 前枠 3 後枠 4 吹出口 5 圧縮機 6 タンク 7 フィルター 8 蒸発器 9 凝縮器 10 把手 11 送風機 12 排気ユニット 13 操作パネル 14 視認窓 15 吸込口 16 イオン発生装置 17 風向調整装置 18 吹出口 19 ドレンパン 21 空清ボタン 22 除湿ボタン 23 衣類乾燥ボタン 24 除湿切替ボタン 25 風量切替ボタン 27 スイングボタン 28 タイマー切替ボタン 29 表示パネル 30 第1縦風向板 31 第2縦風向板 33 横風向板 34 ステッピングモータ 41 ケーシング 42 ダクト 44 ファンケース 45 防護板 48 バイパス通路 49 ランプ 50 誘電体 51 内電極 52 外電極 60 風量調整板 61 開口部 70 湿度センサ 71 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 守川 守 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 3L060 AA05 DD05 DD07 EE05 3L081 AA02 AB03 FA07 FC04 HA01 HB02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吹出口から送出される空気の風向を揺動
    可能な風向板により可変する空気調和機において、 前記風向板がそれぞれ独立して到達可能な第1、第2基
    準位置を有し、第1基準位置に基づく位置から所定角度
    揺動する第1揺動範囲と、前記風向板が第2基準位置に
    基づく位置から所定角度揺動する第2揺動範囲とを切り
    替え可能にしたことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 前記風向板を支持する支軸に突設された
    ストッパ片が、前記支軸に嵌合する軸孔の周囲に形成さ
    れたストッパに当接する位置を、第1、第2基準位置に
    したことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】 パルス制御されるステッピングモータに
    より前記風向板を駆動し、前記風向板の最大回動角度と
    前記ステッピングモータの軸受の遊び角度との和よりも
    大きい角度に対応するパルスを前記ステッピングモータ
    に送信して、第1基準位置または第2基準位置に前記風
    向板を到達させたことを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】 第1、第2揺動範囲と、前記風向板が第
    1基準位置から第2基準位置まで揺動する第3揺動範囲
    と、前記風向板が任意位置で停止する停止状態とを順次
    切り替え可能にし、第3揺動範囲の次に前記停止状態に
    切り替わるようにしたことを特徴とする請求項1〜請求
    項3のいずれかに記載の空気調和機。
  5. 【請求項5】 前記風向板が第2基準位置で停止する標
    準停止状態、第2揺動範囲、第1揺動範囲、第3揺動範
    囲の順に切り替るようにし、第3揺動範囲を揺動する前
    記風向板の揺動開始の基準位置を第1基準位置にしたこ
    とを特徴とする請求項4に記載の空気調和機。
  6. 【請求項6】 空気調和機の運転を停止した際に、前記
    風向板の動作状態に関わらず前記風向板により前記吹出
    口を閉塞したことを特徴とする請求項1〜請求項5のい
    ずれかに記載の空気調和機。
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