JP2002257251A - 一斉開放弁の逆止弁 - Google Patents

一斉開放弁の逆止弁

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JP2002257251A
JP2002257251A JP2001053788A JP2001053788A JP2002257251A JP 2002257251 A JP2002257251 A JP 2002257251A JP 2001053788 A JP2001053788 A JP 2001053788A JP 2001053788 A JP2001053788 A JP 2001053788A JP 2002257251 A JP2002257251 A JP 2002257251A
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JP
Japan
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valve
valve body
check valve
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water
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JP2001053788A
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English (en)
Inventor
Kenichi Sato
佐藤  賢一
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Senju Sprinkler Co Ltd
Original Assignee
Senju Sprinkler Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単で低コストな一斉開放弁の逆止弁
の提供。 【解決手段】 一斉開放弁1の一次側3と制御室12を
連通する通孔16内に設置された逆止弁11であり、流
体を一次側3から制御室12へ一方向のみ通す弁体33
と、該弁体33より一次側3の通孔16に設置される前
記弁体33が着座する弾性部材35と、弁体33と弾性
部材35の間に異形開口部37を有するシート材34が
設置されている。制御室12側からある一定の値以上の
圧力が加わるとシート材34が収縮し、異形開口部37
の隙間39より制御室12内の水が一次側へ流出する。
その後制御室12側からの圧力が前述の値以下になる
と、シート材34が元の形状に戻り逆止弁としての機能
が復帰する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、泡消火設備等に設
置される一斉開放弁において、該一斉開放弁に設けられ
る逆止弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の一斉開放弁に設置される逆止弁に
ついて、例えば特開平6−307574号公報に記載さ
れたものがあり、これを図7に示す。
【0003】上記の一斉開放弁の構造・作用については
説明を省略する。図7は、上記の一斉開放弁に設置され
た逆止弁の拡大断面図であり、該逆止弁は、第1チャッ
キと第2チャッキから構成されている。
【0004】第1チャッキは弁体75、弁座77から成
り、バネ74によって弁体75は弁座77に着座してい
る。これら弁体75、弁座77、バネ74は、第2チャ
ッキの弁体71内部の空間に組み込まれている。
【0005】第2チャッキは、第1チャッキを内蔵した
弁体71と弁座73、バネ72から成り、バネ72によ
って弁体71は弁座73に着座している。
【0006】第1チャッキの作用は、一斉開放弁の一次
側配管110から感知ライン200へ水を供給する際に
用いられ、一次側配管110からポンプ等により加圧さ
れた水が通孔23を通って供給されると、第1チャッキ
の弁体75とバネ74が供給される水の圧力によって押
し上げられ、弁体75が弁座77から離れる。
【0007】すると通孔23から供給された水が通孔2
3'を通り、圧力室6内に流入して該圧力室6に接続さ
れた感知ライン200内にも水が流入し、充水される。
【0008】第2チャッキの作用は、何らかの理由・現
象によって感知ライン200内の水が異常昇圧した際
に、感知ライン200内の水を一次側4へ流出させて感
知ライン200内の水を減圧させるためのものであり、
感知ライン200内の水の異常昇圧により、第2チャッ
キの弁体71とバネ72が押し下げられ、弁体71が弁
座73から離れる。
【0009】これにより感知ライン200内の水が通孔
23を通って一次側4に流出し、感知ライン200内が
減圧される。感知ライン200内の水圧がバネ72の弾
発付勢力より下回ると弁体71は元のように弁座73に
着座し、感知ライン200内の圧力が常に一定の範囲内
にあるようにしている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記に
て説明した従来の一斉開放弁の逆止弁は、部品点数が多
く、加工・組立に手間や時間を費やし、コスト削減の障
壁となっていた。
【0011】そこで本発明では、構造が簡単で低コスト
な一斉開放弁の逆止弁の提供を目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、消火設備に使用される一
斉開放弁であり、該一斉開放弁の一次側から制御室へ連
通する通孔内に設けられた逆止弁において、流体を一次
側から制御室へ一方向のみ通す弁体と、該弁体より一次
側の通孔に設置される前記弁体が着座する弾性部材と、
弁体と弾性部材との間に異形開口部を有するシート材が
設置されているものである。
【0013】請求項2記載の発明は請求項1記載の異形
開口部の形状について記述したもので、弁体が弾性部材
に着座した際の弾性部材と弁体とが接触した形状より僅
かに大きく、かつ該形状の周縁の任意の箇所が切欠か
れ、隙間を形成しているものである。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1記載の弁
体が、平時、自重または弾発部材により弾性部材に着座
しているものであり、請求項4記載の発明は、請求項1
記載の弾性部材が、ある一定以上の圧力が加わると収縮
する材料から形成されているものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の第1実施形態を
図1から図5を参照して説明する。図1は本発明の逆止
弁を設置した一斉開放弁の断面図。図2は図1の逆止弁
の拡大断面図。図3は図2の斜視図。図4はシート材の
平面図であり、異形開口部の他の実施形態も表す。図5
は図1の逆止弁に制御室側からある一定以上の圧力が加
わった場合の断面図である。
【0016】一斉開放弁の本体1は隔壁2により、一次
側3と二次側4に分けられており、隔壁の水平部分には
一次側3と二次側4を連通する連通開口部5が設けら
れ、該連通開口部5の内面及び上面を覆うようにシート
リング6が載置されている。またシートリング6と連通
開口部5の間には漏水防止部材としてOリングが設けら
れている。シートリング6は、ライナー7の下端段部に
より隔壁2へ押圧されており、ライナー7によって隔壁
面に固定されている。
【0017】前記ライナー7の外形は、本体1の上部内
周形状に嵌合するよう形成されており、内部は円筒状に
くり貫かれていて、内周面は弁体8がスムーズに摺動で
きるよう表面が滑らかになっている。
【0018】弁体8の上面と一斉開放弁の本体1の上部
空間によって形成される空間を制御室12とし、蓋13
により制御室12は密閉されている。該蓋13の下面と
弁体8の上面との間には、圧縮バネ14が設けられてお
り、また蓋13の中央には牝ネジが螺設され、スピンド
ル15の外周に螺設された牡ネジと螺合して、弁体8が
上方に移動する距離、つまり弁体8の開度を調整でき
る。
【0019】蓋13に穿設された配管接続口13aに
は、図示しない感知ヘッドが接続された感知配管が接続
され、該感知配管及び制御室12内は常時液体が充填さ
れており、該流体圧力により弁体8はシートリング6へ
押圧され、連通開口部5を閉塞している。
【0020】弁体8は円筒形状であり、上部には鍔部が
設けられ、該鍔部の外周にはOリング9が設置されてい
る。弁体底面には漏水防止部材としてOリング10が設
置されている。
【0021】弁体8の内部には、一次側3から弁体8の
上方にある制御室12へ通水可能な通孔16上に逆止弁
11が設けられており、該逆止弁11は制御室12に続
く図示しない感知配管へ充水を行なう際に使用され、ま
た13aに接続される図示しない感知ライン内の水が異
常昇圧した際に、感知ライン内の水を一次側4へ流出さ
せる際にも用いられる。
【0022】逆止弁11は、蓋31、バネ32、弁体3
3、シート材34、ラバーシート35から成り、蓋31
は通孔16内にバネ32、弁体33等を封入するもので
あり、上部に通水穴36を有しており、弁体8と螺合さ
れ取り外し可能になっている。バネ32は自らの弾発付
勢力により球形状の弁体33をラバーシート35に着座
させている。尚バネ32の弾発付勢力は、0.05MP
a以下とする。
【0023】シート材34は円筒形状で、上部には異形
開口部37が形成されている。異形開口部37の形状
は、図4(a)に示す円形と複数の円弧を組み合わせた
形状や、図4(b)の矩形や、図4(c)の楕円形等が
あり、その他に円形や多角形を組み合わせた形状が考え
られる。
【0024】ラバーシート35は弾性材料、具体的には
ゴムから形成され、リング形状をしており、内径は異形
開口部37の最小径よりも小さい。該ラバーシート35
は、ある一定以上の圧力、例として0.15MPa以上
の圧力を加えられると収縮する性質を有する。
【0025】次に本発明の一斉開放弁の逆止弁の作用に
ついて説明する。制御室12に連通している配管接続口
13aに接続された図示しない感知ラインに水を供給す
る際は、ポンプによって供給される水が、一次側3から
通孔16を通り、逆止弁11の弁体32を押し上げ、蓋
31の通水穴36を通り制御室12に流入して感知ライ
ン内に水が供給される。
【0026】感知ライン内が充水され、一定圧力以上に
なったらポンプを停止する。感知ライン内および制御室
内に充水された水は、制御室内の水圧とバネ32の弾発
付勢力によって弁体33をラバーシート35に着座させ
ているので、制御室から一次側へ水が流出することはな
い。
【0027】続いて感知ライン内の水が異常昇圧した際
の逆止弁の作用について説明する。感知ライン内の水が
0.15MPa以上になると、図5に示す矢印方向から
ラバーシート35が押圧されて通孔16の一次側3の方
向に収縮し、シート材とラバーシート35の間に空間3
8が生じる。
【0028】また、同様に弁体33も矢印方向から押圧
され、シート材の異形開口部に着座される。このとき感
知ラインと接続された制御室12内の水が、異形開口部
の隙間39から空間38、通孔16を通り、圧力の低い
一次側3へ流出する。一次側へ水が流出することで感知
ライン内の水が減圧され、水圧が0.15MPa以下に
なるとラバーシートは元の形状に戻り、弁体がラバーシ
ートに着座して制御室から一次側への水の流通を阻止す
る。
【0029】なお、上記の一斉開放弁の逆止弁は、一斉
開放弁の弁体8上面の通孔16の末端に設置されている
が、図6に示すように弁体8の側面へ通じる通孔16の
末端に設置することも可能である。
【0030】さらに、通孔16は弁体8内に穿設される
のみでなく、実開昭64−42064号公報に記載され
ている一斉開放弁の本体内部に通孔が穿設されたものに
も、本発明の逆止弁を設置することが可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、制御室側からある
一定の値以上の圧力が加わるとシート材が収縮し、異形
開口部の隙間より制御室内の水が一次側へ流出する。そ
の後制御室側からの圧力が前述の値以下になると、シー
ト材が元の形状に戻り逆止弁としての機能が復帰する一
斉開放弁の逆止弁であり、構造が簡単で低コストな一斉
開放弁の逆止弁を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の逆止弁を設置した一斉開放弁の断面図
【図2】図1の逆止弁の拡大断面図
【図3】図2の斜視図
【図4】シート材の平面図及び異形開口部の他の実施形
【図5】図1の逆止弁に制御室側からある一定以上の圧
力が加わった場合の断面図
【図6】逆止弁の設置位置についての他の実施形態
【図7】図6の逆止弁の拡大断面図
【符号の説明】
1 一斉開放弁本体 8 一斉開放弁の弁体 11 逆止弁 33 逆止弁の弁体 34 シート材 35 ラバーシート 37 異形開口部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消火設備に使用される一斉開放弁であ
    り、該一斉開放弁の一次側から制御室へ連通する通孔内
    に設けられた逆止弁において、流体を一次側から制御室
    へ一方向のみ通す弁体と、該弁体より一次側の通孔に設
    置される前記弁体が着座する弾性部材と、弁体と弾性部
    材との間に異形開口部を有するシート材が設置されてい
    ることを特徴とした一斉開放弁の逆止弁。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の異形開口部の形状は、弁
    体が弾性部材に着座した際の弾性部材と弁体とが接触し
    た形状より僅かに大きく、かつ該形状の周縁の任意の箇
    所が切欠かれ、隙間を形成していることを特徴とした一
    斉開放弁の逆止弁。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の弁体は、平時、自重また
    は弾発部材により弾性部材に着座していることを特徴と
    した一斉開放弁の逆止弁。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の弾性部材は、ある一定以
    上の圧力が加わると収縮する材料から形成されているこ
    とを特徴とした一斉開放弁の逆止弁。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016131655A (ja) * 2015-01-19 2016-07-25 千住スプリンクラー株式会社 消火設備用バルブ
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