JP2002255756A - 毛髪セット剤組成物 - Google Patents

毛髪セット剤組成物

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JP2002255756A
JP2002255756A JP2001019270A JP2001019270A JP2002255756A JP 2002255756 A JP2002255756 A JP 2002255756A JP 2001019270 A JP2001019270 A JP 2001019270A JP 2001019270 A JP2001019270 A JP 2001019270A JP 2002255756 A JP2002255756 A JP 2002255756A
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hair
aerosol
copolymer
weight
setting agent
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JP2001019270A
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Ayumi Kimura
亜由美 木村
Masaaki Uemura
雅明 植村
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 さらに詳しくは、優れた整髪力効果を有する
にもかかわらずべたつきがなく、軽い仕上がりを有し、
滑らか感、つやがあり、櫛通りがよく、かつ、長時間ヘ
アスタイルを維持することができる毛髪セット剤組成物
を提供する。 【解決手段】 (A)特定の構造からなるビニルアルコ
ール/ビニルアミン系共重合体を0.01〜10重量%
と、(B)粉末成分と、(C)無機酸および/または有
機酸を含有し、系のpHが4〜9である、毛髪セット剤
組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は毛髪セット剤組成物
に関する。さらに詳しくは、優れた整髪力効果を有する
にもかかわらずべたつきがなく、軽い仕上がりを有し、
滑らか感、つやがあり、櫛通りがよく、かつ、長時間ヘ
アスタイルを維持することができる毛髪セット剤組成物
に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、毛髪セット剤として、皮膜形成性の高分子化合物を
水、低級アルコールあるいはそれらの混合溶媒等に溶解
したものが汎用されていた。皮膜形成性の高分子化合物
は、毛髪同士を固着してセットを保持させる作用を有す
るものであるが、従来用いられてきたものは、毛髪に塗
布し、乾燥仕上げするまでの過程でべたつきを生じ、ヘ
アスタイルをつぶしてしまう難点があった。このような
欠点を解消するために、皮膜形成性高分子化合物に化粧
品用油脂類、界面活性剤、アルコール等を添加して使用
性を改善する試みがなされてきたが、満足し得る程度の
セット保持力と使用感触を併せもつ毛髪セット剤は得ら
れていなかった。
【0003】近年、両性高分子と陽イオン性ポリマーを
配合した毛髪処理剤(特公平2−44446号公報、特
公平3−14805号公報)や、両性高分子化合物と陰
イオン性ポリマーを配合した毛髪処理剤(特公平3−2
1524号公報)が開発されている。しかし、これらの
処理剤も、塗布後から乾燥までの過程でのべたつきの解
消や、滑らかさ等の使用感触の点において不十分であ
り、また、経時でヘアスタイルがくずれてしまう等の不
具合があり、十分に満足できるものではなかった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その課題は、毛髪同士の固着力に優れ、しかも形成
皮膜が弾力に富んでゴワゴワせず、滑らかで、櫛通りが
よく、毛髪のつや付与に優れ、塗布後から乾燥までの過
程でべたつかず、かつ長時間ヘアスタイルを維持させる
ことのできる、くせづけしやすい毛髪セット剤組成物を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、特定のビニルア
ルコール/ビニルアミン系共重合体と、粉体とを併用
し、かつ特定のpH領域とすることにより、優れたセッ
ト保持力と良好な感触とを併せもつ毛髪セット剤組成物
が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち本発明は、(A)下記式(I)
【0007】
【化2】
【0008】(式中、m:n:x:y=0〜15:50
〜99:0〜40:1〜50(モル比)を示す)で示さ
れる構成単位を有するビニルアルコール/ビニルアミン
系共重合体を0.01〜10重量%と、(B)粉末成分
と、(C)無機酸および/または有機酸、を含有し、系
のpHが4〜9である毛髪セット剤組成物を提供する。
【0009】ここで(B)成分の配合量が0.01〜1
0重量%であるのが好ましい。
【0010】また本発明は、上記の毛髪セット剤組成物
を含む溶液をエアゾール用原液として用いるエアゾール
型毛髪セット剤組成物を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳述する。
【0012】本発明に用いられる(A)成分としてのビ
ニルアルコール/ビニルアミン系共重合体は、下記式
(I)
【0013】
【化3】
【0014】で示される構成単位を有する。
【0015】上記式(I)中、mは、上記共重合体中に
占める下記式(I-1)
【0016】
【化4】
【0017】で示される構成単位の割合が0〜15モル
%、好ましくは0〜5モル%となるような値を示す。
【0018】nは、上記共重合体中に占める下記式(I-
2)
【0019】
【化5】
【0020】で示される構成単位の割合が50〜99モ
ル%、好ましくは55〜95モル%となるような値を示
す。
【0021】xは、上記共重合体中に占める下記式(I-
3)
【0022】
【化6】
【0023】で示される構成単位の割合が0〜40モル
%、好ましくは0.5〜35モル%となるような値を示
す。
【0024】yは、上記共重合体中に占める下記式(I-
4)
【0025】
【化7】
【0026】で示される構成単位の割合が1〜50モル
%、好ましくは1〜35モル%となるような値を示す。
【0027】(A)成分は、これら式(I-1)、(I-
2)、(I-3)、(I-4)で示される各構成単位が線状に
配列した共重合体であるが、かかる共重合の態様は任意
であり、ランダム共重合体、ブロック共重合体等、任意
の共重合体を包含する。本発明ではランダム共重合体が
好ましい。
【0028】(A)成分の分子量は6万〜15万程度が
好ましく、特には8万〜12万程度である。分子量が小
さすぎるとセット保持力が弱くなりがちであり、一方、
分子量が大きすぎると溶解性が悪くなりがちで、好まし
くない。
【0029】(A)成分は1種または2種以上を用いる
ことができ、その配合量は、本発明の目的であるセット
保持力とべたつきのなさなどの良好な感触に十分で、フ
レーキング(共重合体の皮膜が剥がれ、粉になる)が生
じない範囲を検討した結果、本発明組成物全量中、0.
01〜10重量%であり、好ましくは0.5〜5重量%
である。配合量が少なすぎると毛髪セット剤としての効
果が得られず、一方、配合量が多すぎるとフレーキング
が生じる。
【0030】(A)成分の製造方法は特に限定されるも
のでないが、例えば特公平6−51741号公報に示さ
れるような下記(i)〜(vii)に示すステップにより製
造することができるが、この製造方法に限定されるもの
でない。
【0031】(i)反応容器内に酢酸ビニル単量体とN
−ビニルホルムアミド単量体を連続的に供給する。
【0032】(ii)酢酸ビニル単量体とN−ビニルホル
ムアミドを共重合させて、反応混合物中にポリ(酢酸ビ
ニル)−コ−ポリ(N−ビニルホルムアミド)[PVA
c/PNVF]を生成させる。
【0033】(iii)PVAc/PNVFを含有する反
応混合物を反応容器内から連続的に取り出す。
【0034】(iv)メタノールの媒体中で、PVAc/
PNVFのアセテート官能基を加水分解し、メタノール
および酢酸メチルで膨潤したゲルとしてビニルアルコー
ル共重合体を生成させる。
【0035】(v)ゲルを粉砕して粒状共重合体生成物
を得、任意的にこれをメタノールですすいで洗う。
【0036】(vi)共重合体粒子をイソプロピルアルコ
ールと水の混合液中、スラリーの形態で酸または塩基で
加水分解し、ポリ(ビニルアルコール)−コ−ポリ(ビ
ニルアミン)[PVOH/PVAm]粒子を得る。
【0037】(vii)粒状のPVOH/PVAmをメタ
ノールで洗浄して可溶性塩および副生成物を除去し、か
つ、特に真空または熱ストリッピングによって、共重合
体生成物から溶媒を除去する。
【0038】上記製造段階を経ることにより、上記式
(I)で示す構成単位を有する共重合体、すなわちビニ
ルアルコールとビニルアミンを含み、任意成分としての
酢酸ビニルおよび/またはビニルホルムアミドを含む共
重合体が得られる。
【0039】本発明に用いられる(B)成分としての粉
末成分は、一般に化粧料に用いられ得るものであればよ
く、特に限定されるものでない。例えばタルク、カオリ
ン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、合
成雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、バーミキュライ
ト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミ
ニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マ
グネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸ストロンチウム、
シリカ、ゼオライト、フッ素アパタイト、ヒドロキシア
パタイト、セラミックパウダー、チッ化ホウ素等の無機
粉末;ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチ
レン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン
粉末、スチレン−アクリル酸共重合体粉末、ベンゾグア
ナミン樹脂粉末、ポリ四フッ化エチレン粉末、セルロー
ス粉末等の有機粉末;酸化チタンコーティッドマイカ、
酸化チタンコーティッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタ
ンコーティッドタルク、着色酸化チタンコーティッドマ
イカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等のパール顔料;赤
色201号、赤色202号、橙色203号、橙色204
号、黄色205号、および青色404号等の有機顔料;
クロロフィル、βカロリン等の天然色素;ベントナイ
ト、ラボナイト、無水ケイ酸等の無機高分子粉末等が挙
げられるが、これら例示に限定されるものでない。
【0040】(B)成分は1種または2種以上を用いる
ことができ、その配合量は、手のべたつきをなくし、櫛
通りを良好なものとする等の点から、本発明組成物全量
中、0.01〜10重量%が好ましく、特には0.1〜
5重量%である。
【0041】本発明に用いられる(C)成分としての無
機酸および/または有機酸は、pH調整剤として用いら
れるものである。無機酸としては塩酸、リン酸等が例示
される。有機酸としては乳酸、クエン酸、シュウ酸、硝
酸、ホウ酸等が例示される。これらの酸は塩の形で用い
てもよい。塩としては塩酸塩、金属塩(ナトリウム塩、
カリウム塩)、アミン塩等が挙げられる。
【0042】(C)成分は1種または2種以上を用いる
ことができ、本発明組成物の系全体のpHが4〜9、好
ましくは5〜8となるように配合される。組成物のpH
が4未満では酸度が強すぎ、外装容器に腐食などの影響
を与え、また、実使用において毛髪タンパク質の変性に
よる毛髪トラブルの原因となる。一方、pHが9より高
いとアルカリ度が強すぎ、やはり外装容器に腐食などの
影響を与え、また、毛髪トラブルの原因となるため望ま
しくない。
【0043】本発明の毛髪セット剤組成物には、上記の
必須構成成分の他に、目的に応じて本発明の効果を損な
わない量的、質的範囲内で、さらに、一般に毛髪セット
剤に用いられ得る成分を配合してもよい。このような任
意添加成分としては、例えば、流動パラフィン、スクワ
ラン、ラノリン誘導体、高級アルコール、各種エステル
油、アボガド油、パーム油、シリコーン油、高分子シリ
コーン油、ポリアルキレングリコールポリエーテルおよ
びそのカルボン酸オリゴエステル化合物、テルペン系炭
化水素などの油分;エチレングリコール、プロピレング
リコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、
ソルビトール、ポリエチレングリコール等の水溶性多価
アルコール;ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、ピロ
リドンカルボン酸塩等の保湿剤;紫外線吸収剤;アクリ
ル系樹脂、シリコーン樹脂、ポリビニルピロリドン等の
樹脂類;大豆タンパク、ゼラチン、コラーゲン、絹フィ
ブロイン、エラスチン等のタンパクまたはタンパク加水
分解物;エチルパラベン、ブチルパラベン等の防腐剤;
各種アミノ酸、ビオチン、パントテン酸誘導体等の賦活
剤;γ−オリザノール、デキストラン硫酸ナトリウム、
ビタミンE等の抗脂漏剤;エタノール、イソプロパノー
ル、テトラクロロジフルオロエタン等の希釈剤;カルボ
キシビニルポリマー等の増粘剤のほか、薬剤、香料、色
材等が挙げられる。
【0044】本発明毛髪セット剤組成物の剤型は任意で
あり、乳化系、粉末分散系、油−水−粉末の3層系等い
ずれでもかまわない。
【0045】なお、本発明毛髪セット剤組成物は、
(A)〜(C)成分を溶媒中に配合して溶液としたもの
をエアゾール用原液として、エアゾール噴射剤とともに
用いてエアゾールタイプの毛髪セット剤として使用する
のが好ましい態様として挙げられる。
【0046】エアゾール用噴射剤としては、エアゾール
化粧料に用いられ得るものであれば特に限定されるもの
でなく、例えばジクロロジフルオロメタン、ジフルオロ
モノクロロエタン、モノクロロジフルオロメタン、ジク
ロロテトラフルオロエタン、テトラフルオロエタン、ジ
メチルエーテル(DME)、プロパン、イソブタン、n
−ブタン、イソペンタン、液化石油ガス(LPG;プロ
パン、イソブタン、mn−ブタンを主成分とする)、ま
たはこれらの混合物が挙げられる。エアゾール用噴射剤
は1種または2種以上を用いることができる。
【0047】本発明のエアゾール型毛髪セット剤組成物
は、溶媒中に(A)〜(C)成分を、所望により界面活
性剤等の他添加成分とともに配合して乳化(分散)さ
せ、ここに噴射剤を加えてることにより得られる。噴射
剤は、通常、公知のエアゾール用耐圧容器内に常法によ
り充填される。
【0048】
【実施例】以下に本発明を実施例に基づいてさらに詳細
に説明するが、本発明はこれによってなんら限定される
ものでない。なお、配合量は、特記しない限り重量%で
ある。
【0049】また、以下の各実施例において「ビニルア
ルコール/ビニルアミン系共重合体」は、特公平6−5
1741号公報に記載された方法に準じて製造したもの
で、組成は上記式(I)に示されるものである。
【0050】 実施例1 ヘアブロー (配 合 成 分) (重量%) (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0 (2)高分子量ポリシロキサン(分子量80万) 3.0 (3)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60EO) 2.0 (4)1,3−ブチレングリコール 2.0 (5)ビニルアルコール/ビニルアミン系共重合体 3.0 (一般式(I)中、m : n : x : y = 3 : 63 : 13 : 21(モル比); 分子量10万) (6)エタノール 3.0 (7)球状シリカ 1.5 (8)イオン交換水 70.4 (9)香料 0.1 (10)乳酸 適量(pH 6.5に調整) (製法) (1)に(2)を溶解し、ここに(3)、(4)、
(8)の一部を加えて乳化した後、これを(5)〜
(7)、(8)の残部、(9)、(10)と混合した。
【0051】 実施例2 頭髪用霧状エアゾール化粧料 (配 合 成 分) (重量%) (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 0.4 (2)プロピレングリコール 0.3 (3)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60EO) 0.03 (4)ビニルアルコール/ビニルアミン系共重合体 1.0 (一般式(I)中、m : n : x : y = 0 : 61 : 7 : 32(モル比); 分子量15万) (5)エタノール 12.0 (6)セルロース粉末 1.0 (7)イオン交換水 45.17 (8)香料 0.1 (9)乳酸 適量(pH 6.5に調整) (10)ジメチルエーテル(噴射剤) 40.0 (製法) (2)に(3)を溶解し、ここに(1)、(7)の一部
を加えて乳化した後、これを(4)〜(6)、(7)の
残部、(8)、(9)と混合してエアゾール用原液とし
た。この原液をエアゾール容器に入れて、弁を取り付け
た後に(10)を充填した。
【0052】 実施例3 ヘアクリーム (配 合 成 分) (重量%) (1)デカメチルシクロヘキサシロキサン 25.0 (2)コハク酸ジ2−エチルヘキシル 6.0 (3)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40EO) 2.0 (4)プロピレングリコール 3.0 (5)ビニルアルコール/ビニルアミン系共重合体 0.1 (一般式(I)中、m : n : x : y = 5 : 58 : 32 : 5(モル比); 分子量8万) (6)カルボキシビニルポリマー 0.6 (7)カオリン 1.5 (8)エタノール 10.0 (9)イオン交換水 51.75 (10)香料 0.05 (11)クエン酸 適量(pH 7.5に調整) (製法) (1)に(2)を溶解し、ここに(3)、(4)、
(9)の一部を加えて乳化した後、これを(5)〜
(8)、(9)の残部、(10)、(11)と混合し
た。
【0053】 比較例1 ヘアブロー (配 合 成 分) (重量%) (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0 (2)高分子量ポリシロキサン(分子量80万) 3.0 (3)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60EO) 2.0 (4)1,3−ブチレングリコール 2.0 (5)N−メタクリロイルエチル−N,N−ジメチルアンモニウム α−N−メチルカルボキシベタインメタクリル酸アルキル エステル共重合体液 10.0(実分3.0) (「SMポリマー」;三菱化学(株)製) (6)エタノール 3.0 (7)イオン交換水 64.9 (8)香料 0.1 (9)乳酸 適量(pH 6.5に調整) (製法) (1)に(2)を溶解し、ここに(3)、(4)、
(7)の一部を加えて乳化した後、これを(5)、
(6)、(7)の残部、(8)、(9)と混合した。
【0054】 比較例2 頭髪用霧状エアゾール化粧料 (配 合 成 分) (重量%) (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 0.4 (2)プロピレングリコール 0.3 (3)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60EO) 0.03 (4)ビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体 3.0 (「PVP/VA・S−630」;ISP社製) (5)エタノール 12.0 (6)イオン交換水 45.17 (7)香料 0.1 (8)乳酸 適量(pH 6.5に調整) (9)ジメチルエーテル(噴射剤) 40.0 (製法) (2)に(3)を溶解し、ここに(1)、(6)の一部
を加えて乳化した後、これを(4)、(5)、(6)の
残部、(7)、(8)と混合してエアゾール用原液とし
た。この原液をエアゾール容器に入れて、弁を取り付け
た後に(9)を充填した。
【0055】 比較例3 ヘアクリーム (配 合 成 分) (重量%) (1)デカメチルシクロヘキサシロキサン 25.0 (2)コハク酸ジ2−エチルヘキシル 6.0 (3)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40EO) 2.0 (4)プロピレングリコール 3.0 (5)ビニルピロリドン・ジメチルアミノ プロピルメタクリルアミド共重合体 0.1 (「スタイリーゼCC−10」;ISP社製) (6)メチルセルロース 5.0 (7)エタノール 0.5 (8)イオン交換水 58.3 (9)香料 0.1 (10)クエン酸 適量(pH 8.0に調整) (製法) (1)に(2)を溶解し、ここに(3)、(4)、
(8)の一部を加えて乳化した後、これを(5)〜
(7)、(8)の残部、(9)、(10)と混合した。
【0056】 比較例4 頭髪用霧状エアゾール化粧料 (配 合 成 分) (重量%) (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 0.4 (2)プロピレングリコール 0.3 (3)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60EO) 0.03 (4)ビニルアルコール/ビニルアミン系共重合体 3.0 (一般式(I)中、m : n : x : y = 0 : 61 : 7 : 32(モル比); 分子量15万) (5)エタノール 12.0 (6)イオン交換水 45.17 (7)香料 0.1 (8)乳酸 適量(pH 6.5に調整) (9)ジメチルエーテル(噴射剤) 40.0 (製法) (2)に(3)を溶解し、ここに(1)、(6)の一部
を加えて乳化した後、これを(4)、(5)、(6)の
残部、(7)、(8)と混合してエアゾール用原液とし
た。この原液をエアゾール容器に入れて、弁を取り付け
た後に(9)を充填した。
【0057】 比較例5 頭髪用霧状エアゾール化粧料 (配 合 成 分) (重量%) (1)デカメチルシクロペンタシロキサン 0.4 (2)プロピレングリコール 0.3 (3)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60EO) 0.03 (4)ビニルアルコール/ビニルアミン系共重合体 0.005 (一般式(I)中、m : n : x : y = 0 : 61 : 7 : 32(モル比); 分子量15万) (5)エタノール 12.0 (6)イオン交換水 42.165 (7)セルロース粉末 5.0 (8)香料 0.1 (9)乳酸 適量(pH 6.5に調整) (10)ジメチルエーテル(噴射剤) 40.0 (製法) (2)に(3)を溶解し、ここに(1)、(6)の一部
を加えて乳化した後、これを(4)、(5)、(6)の
残部、(7)〜(9)と混合してエアゾール用原液とし
た。この原液をエアゾール容器に入れて、弁を取り付け
た後に(10)を充填した。
【0058】上記実施例1〜3、比較例1〜5の毛髪セ
ット剤組成物を試料として、手のべたつき、櫛通りやす
さ、滑らかさ、毛髪のつや、セット保持力について、下
記試験法および評価基準により評価した。結果を表1に
示す。
【0059】[手のべたつき]パネル(30名)によ
り、手のひらに試料1gをとり、30秒間手で擦った
後、手のべたつきを下記基準により官能評価してもら
い、結果を総合評価した。 (評価基準) ○: 全くべたつかない △: ややべたつきがある ×: かなりべたつきがある
【0060】[櫛通りやすさ]毛髪ストランド(4g)
に試料2gを塗布し、櫛で形を整え、直後および6時間
後に櫛通りやすさを官能評価した。 (評価基準) ○: 櫛通りがよい △: ややひっかかる ×: ひっかかる
【0061】[滑らかさ]毛髪ストランド(4g)に試
料2gを塗布し、櫛で形を整え、直後および6時間後に
毛髪ストランドの滑らかさを官能評価した。 (評価基準) ○: 滑らか △: やや滑らか ×: 滑らかでない
【0062】[毛髪のつや]毛髪ストランド(4g)に
試料2gを塗布し、櫛で形を整え、直後および6時間後
に毛髪ストランドのつやを官能評価した。 (評価基準) ○: つやがある △: ややつやがある ×: つやがない
【0063】[セット保持力]長さ25cm重さ2gの
毛束を水で濡らし、試料0.5gを塗布し、直径15m
mのロッドに巻いて、自然乾燥させた。乾燥後、カール
の付いた毛束をロッドからはずし、恒温、恒湿箱(28
℃、湿度90%)に3時間吊し、カールの長さを測定し
た。セット保持力は、ロッドからはずした直後の毛束の
カールの長さ(L1)と3時間放置後の毛束のカールの
長さ(L2)から次式により算出した。
【0064】
【数1】セット保持力={(25−L2)/(25−
1)}×100(%) (評価基準) ○: セット保持力 67〜100% △: セット保持力 34〜66% ×: セット保持力 0〜33%
【0065】
【表1】
【0066】なお、表1中、実施例1〜3の「セット保
持力」評価「○(*)」は、毛束をロッドから外したのち
6時間放置後のカールの長さを(L2)として上記数1
により算出した評価を示す。
【0067】表1の結果から明らかなように、実施例1
〜3はいずれも、手のべたつきのなさ、櫛通りやすさ、
滑らかさ、毛髪のつやに優れるとともに、極めて優れた
セット保持力を有する。一方、比較例1〜5では、本発
明効果をすべて奏するものはなかった。
【0068】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、毛
髪に豊かな光沢を与えるとともに、セット保持力に優
れ、かつ湿時および乾燥時において滑らかな感触と優れ
た有するとともに、優れた整髪力があるにもかかわらず
べたつかない使用感触を有し、かつ長時間スタイルを維
持できる毛髪化粧料組成物が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AB172 AB442 AC102 AC122 AC172 AC302 AC372 AC432 AD092 AD111 AD112 AD132 AD152 AD172 AD262 AD701 AD702 BB42 CC32 DD08 DD31

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)下記式(I) 【化1】 (式中、m:n:x:y=0〜15:50〜99:0〜
    40:1〜50(モル比)を示す)で示される構成単位
    を有するビニルアルコール/ビニルアミン系共重合体を
    0.01〜10重量%と、 (B)粉末成分と、 (C)無機酸および/または有機酸、を含有し、系のp
    Hが4〜9である、毛髪セット剤組成物。
  2. 【請求項2】(B)成分の配合量が0.01〜10重量
    %である、請求項1記載の毛髪セット剤組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の毛髪セット剤組
    成物を含む溶液をエアゾール用原液として用いる、エア
    ゾール型毛髪セット剤組成物。
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